JPS62165802A - 車両用二重目的信号ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は総体的に、車両、たとえば自動車用信号ラン
プに関し、特に光源から放射された光束の一部が、車両
に関して側方ヘランプから反射されて、単一光源が車両
の位置を標示する時に、端部（軸心方向）および側方か
ら可視されているようにしたランプに関する。

〔背景技術〕

地域によっては、夜間車両の位置を１禁示するために用
いられるランプが、車両が側方から観察される時に可視
状態にあることが法定要件になっている。

従来、この種の二重目的位置標示機能を果たす信号ラン
プが知られている。

特に、公開フランス特許出願第７７０１８９５号（シビ
ー：　ＣＩＢＩＥ　）公報において、単一のモノフィラ
メント電球が第１反射器に関連配置されて、軸心方向に
見た時に車両の位置を標示する軸心方向の光線ビームを
発するようになっていると共に、第２反射器か電球の内
側に隣接して配置されて、電球から反射された光の一部
がその外側へ反射されて、すなわち前記光の部分が車両
から側方へ反射されて、側方から見た時に車両の位置を
標示する作用を有するようにした信号ランプが記載され
ている。そのため、この種のランプの側部に設けられる
と共に、通常側方ビームの障害物を構成する反射屈折要
素が、ビームを通過させると共にそれを拡散させるため
に修正される。

しかし、この構成はいくつかの欠点を有する。

最初に、特別に設計された反射屈折要素を提供すること
は高価である。第２に、軸心方向ビーム反射器の深さが
、側方ビームの通過を妨害しないようにするため減少さ
れることが必要であり、そのために信号ランプから放射
される軸心方向の光束の強度および可視性が減少される
。

公開フランス特許出願第２１７７３８２号公報には、単
一光源、軸心方向ビームを発生する（軸心方向から見た
時に車両位置を標示するため）第１の非常に小さい反射
器、およびランプ内壁の一側に設けられて、放射光線の
一部を車両から側方へ反射して、側方から見た時その位
置を標示する第２反射器を備えた車両用信号ランプが記
載されている。この場合、側方反射屈折要素は、ランプ
の深さ方向にこの要素を移動することにより、側方ビー
ムへの障害物を構成しないようにされている。このタイ
プのランプは、軸心方向に送られるビームが、関連する
反射器のサイズが非常に小さいことから、その強度を制
限されるという第１の欠点を有している。第２に、ラン
プの構成要素の配置状態は、それがかなりの深さを占有
しなければならず、したがって現在市場に望まれている
低プロフイルランプにとっては全く不適当であるような
状況にある。最後に、このタイプのランプは２つの別個
の反射要素を設ける必要があり、したがって複雑で高価
な構造となってしまう。

一般に、車両の隅部に配置されて軸心方向から見える位
置標示光を提供すると共に、横方向に配置された反射屈
折要素を備えた比較的深い軸心方向反射器を備えた浅型
ランプが、同一フィラメントから放射される光線を用い
て軸心方向から見える光線を提供するように、側方標示
機能を果たす場合は、追加反射器を提供するばかりでな
く、軸心方向反射器および反射屈折要素を介して窓部を
提供すること、あるいは少なくとも反射屈折要素を修正
することか必要になる。この点が欠点となる２つの主要
な理由があり、第１に軸心方向反射器を介して窓部を設
けることにより、ランプの投射イメージに望ましくない
ブラックホールが発生することと、第２に反射屈折要素
を修正すること、あるいはホールを形成することは要素
が規定を満たすことを困難すると共に、外観上の点から
望ましくない可視不連続部か要素に形成されることにな
る。

〔発明の開示〕

この発明の良好な実施態様は従来技術の欠点を軽減する
と共に、比較的浅い構造でありながら、軸心方向および
側方から見た時に非常に効果的に車両の位置標示を行な
うことができる車両信号ランプを提供している。

そのため、この発明は車両用の組合された軸心方向およ
び横方向信号ランプを提供しており、このランプは、光
線フィラメント、反射器、および隅領域により分離され
た端部分および側部分を包含する封鎖ガラス（またはグ
ローブ）を備えていると共に、その反射器は、フィラメ
ントから反射される光線を実質的に車両の軸心方向に反
射する第１反射部、およびフィラメントから放射される
光線を実質的に横方向において、封鎖ガラスの隅領域に
向けて反射する第２反射部を包含しており、ここで前記
明領域の内面には、反射器の第２部分により反射された
光束を、総体的に車両に対して側方へ分配する回析要素
が包含されている。

ランプはまた、車両に対して軸心方向に伝達させるよう
に光線を拡散するために、封鎖ガラスの端部に設けられ
た回析要素を備えていることが望ましい。

〔実施例〕

この発明の実施態様を、図面を参照して例示的に説明す
ることにする。

第１図は自動車用左後部信号ランプブロックの一部を示
している。このブロックは通常のように水平に信号ラン
プ、たとえば駐車または後部ランプ、指示ランプ、停止
ランプ、後退ランプ等が連続配置されている。この実施
例においては、駐車または後部ランプはブロックの最左
端部に配置されている。

さらに、この発明は、関連する車体に対して同一平面を
形成すると共に、効果上その隅部を構成する曲面封鎖ガ
ラスを有するランプまたはランプブロックに特に適用性
を有している。

この発明において、コーナーランプは車両の軸心方向に
おいて（すなわち、この場合は後部ランプとして、しか
し車両の前部において軸心方向の標示を行なうための「
サイド」ランプに関して類似の配置を用いることができ
る）、そして車両に対して側方に置いて標示を提供する
ようになっている。詳細に言うと、ランプは、単一フィ
ラメント１２を有する電球１０、フィラメント１２から
放射された光を後述の特定径路に沿って反射する反射器
１４、および着色されることができる封鎖ガラス（また
はグローブ）１６を備えている。封鎖ガラス１６は、車
両の側部にわたって延びる第１部分１６ａと、車両の側
部にわたって延びる第２部分１６ｂとを包含すると共に
、屈曲部分１６ｃが前記第１および第２部分１６ａおよ
び１６ｂを相互連結する隅部を構成している。最後に、
ランプブロックは、概略的に１９で示される横反射屈折
要素を包含している。ここでは、ランプブロックが浅く
、あるいは総体的に平坦に設計されていることから、反
射屈折要素１９は実質的に電球１０のレベルに延びてお
り、それが車両に対してさらに前方（すなわち、第１図
に関して上方、あるいは光線が放射される軸心方向に対
して後方）に移動される余地がない。

反射器１４は第１部分１４ａを備えており、この第１部
分はパラポラ形状を有すると共に、その軸心は実質的に
車両の軸心と平行であり、かつその焦点はほぼそのフィ
ラメント１２の位置にある。

この反射部分１４ａは２０および２２に示されるように
、平行ビーム光線を発するように配置されており、これ
ら平行光線は車両から後方へ送られると共に、通常の後
部ランプ機能を提供するようになっている。そのため、
封鎖ガラス１６の部分１６ａおよび１６ｃの内面には通
常どおり、軸心方向に送られるビーム光を少し反射させ
るために回析要素１８（この実施例においては、実質的
に半球形のビートにより構成される）が設けられている
。当然、この目的のために他の適切な不規則表面形状を
用いることができる。

反射器１４は第２部分１４ｂを備えており、この第２部
分はここでは第１部分１４ａと一体に形成されると共に
、それに対して不連続部分がない状態で連結されており
、さらにこの第２部分１４ｂは同時にほぼフィラメント
１２の位置に焦点を有している。反射部分１４ｂは反射
器１４の内側チーク領域に対応すると共に、フィラメン
ト１２から側方へ放射された光線をランプの明領域へ、
すなわち実質的に、反射器の第１部分１４ａの自由端エ
ツジ１４ｃと、封鎖ガラス１６の明領域１６ｃとの間の
自由空間に向けて反射させるようになっている。

第１図はわずかに収束する反射光線２４および２６を示
している。当然、第２反射領域１４ｂはそれぞれの特定
の場合に適合するように、こうし。

て反射されたビームの大部分が封鎖ガラスの明領域１６
ｃに衝突するように配置することが必要である。したか
って、部分１４ｂはパラポラまたは楕円形状にされ、か
つフィラメント１２上またはその付近に焦点か配置され
る必要がある。

こうして反射部分１４ｂは、比較的高い密度の光エネル
ギーを有する側方ビームを確立しており、また領域１６
ｃに生じる光線は回析要素１８により示されるように反
射されて、車両の側部に光度特性を得ることができ、そ
れによりランプの側方標示機能が果たされる。

特に、回析要素１８は、車両の反対側端部に向けて（す
なわち、前部方向）最少角度の可視性が満足されるよう
に配置されている。たとえば、この角度は４５°であり
、これは規定により通常設定される数値である。

したがって、二重目的ランプ、すなわち軸心方向の標示
機能および側方標示機能を有するランプが形成され、こ
の二重目的は、軸心方向のビームの性質にとって臨界的
でない反射器の領域を用いて、前記反射器の自由端１４
ｃと封鎖ガラスとの間の小さい自由空間に比較的集中さ
れる補助ビームを発生させることにより達成されている
。別の利点は、ランプからの軸心方向ビームを拡散する
ために通常設けられる不規則表面がこの補助ビームを偏
向させるために、追加構成を必要としないで直接利用で
きること、たとえばこの種の側方標示ランプに対して設
定された光度標準を満足できるという事実に存している
。

最後に、反射部分１４ａの外側チーク部と反射屈折要素
１９とが、側方標示機能をもたらすビームを妨害しない
ことが観察されている。したがって、パラポラ形１４ａ
は比較的閉鎖された形状を連続して存しており、したが
ってランプからの軸心方向ビームの強度が改善され、か
つ反射屈折要素１つを修正または移動する必要がない。

側方ビームはこれら２つのランプ要素を進行する。この
点に関して、従来の低プロフイル型ランプブロックにお
いては、側方標示機能はパラポラ１４に窓部を形成し、
反射屈折要素１９がフィラメント１２により車両の側部
から直接照明できるようにしており、その結果、前述の
欠点を有していた。

第２図はこの発明の変形例を示しており、この図面にお
ける部材で、第１図に示されるものと同一のものには、
同一参照数字が付けられている。

この実施態様と第１図に示されるものとの間の主要な相
違点は、反射器１４の側部の形状にある。

できるたけ小さい範囲を占める部分１４ｂ′の形成にあ
たり、ここでは千鳥配置された一組のパラポラ部分から
構成されており、このパラポラ部分は電球のフィラメン
ト１２上にその共通焦点を実質的に有するようになって
いる。達成される結果は実質的に同一である。

当然、この発明はここに説明した実施態様にのみ限定さ
れるのではなく、特許請求の範囲に包含されるあらゆる
変形例にも延長され得る。

特に、軸心方向ビームおよび側方ビーム間に適切な光線
の連続性を達成するために、反射器１４または封鎖ガラ
スの回析要素に種々の付加構成装置を配置することがで
きる。

さらに、この発明は一般に、あらゆるタイプの車両ラン
プに、すなわち前部ランプおよび後部ランプに適用され
、補助光線ビームを車両の側方へ拡散するのに適する隅
部領域か封鎖ガラスに設けられる場合は、前記ビームは
問題となっているランプのフィラメントから得られると
共に、前記ランプの総体的軸心に対してほぼ横方向に送
られる。

特に、この発明は閃光方向指示ランプに適用される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施態様におけるコーナランプ
の水平断面図、第２図はこの発明のコーナーランプの第
２実施態様の水平断面図である。 １２・・・光フィラメント、１４・・・反射器、１４ａ
・・・第１反射部分、１４ｂ・・・第２反射部分、１６
・・・封鎖ガラス、１６ａ・・・封鎖ガラス第１部分、
１６ｂ・・・封鎖ガラス第２部分、１６ｃ・・・封鎖ガ
ラス隅部領域、１８・・・回析要素。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）光フィラメント、反射器：および端部と側部とを
   包含すると共に、これら部分が隅部領域により相互連結
   されている封鎖ガラスを備えると共に、前記反射器が、
   前記フィラメントから放射される光線を車両に関して実
   質的に軸心方向に反射する反射部分と、前記フィラメン
   トから反射された光線を、前記封鎖ガラスの隅部へ向け
   て、かつ実質的に横方向に反射する第２反射部分とを備
   えており、前記隅部領域がその内面に回析要素を包含し
   、前記反射器の第２部分により反射された光束を車両用
   軸心方向および横方向多目的信号ランプ。
2. （２）前記封鎖ガラスの端部に、車両に関して軸心方向
   に進行するように光線を拡散する回析要素を包含してい
   る、特許請求の範囲第１項に記載のランプ。
3. （３）前記反射器の２つの部分が不連続部分なしに一体
   に形成されている、特許請求の範囲第１または２項に記
   載のランプ。
4. （４）前記反射器の第２部分が、共通焦点を有する千鳥
   配置された一組のパラポラ部分で形成されている、特許
   請求の範囲第１または２項に記載のランプ。
5. （５）実質的に前記封鎖ガラスの側部にわたって延びる
   少なくとも一つの反射屈折要素を包含している、特許請
   求の範囲第１項に記載のランプ。