JP2001189103A - 車両用標識灯 - Google Patents

車両用標識灯

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JP2001189103A JP2000000682A JP2000000682A JP2001189103A JP 2001189103 A JP2001189103 A JP 2001189103A JP 2000000682 A JP2000000682 A JP 2000000682A JP 2000000682 A JP2000000682 A JP 2000000682A JP 2001189103 A JP2001189103 A JP 2001189103A
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    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/20Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S43/26Refractors, transparent cover plates, light guides or filters not provided in groups F21S43/235 - F21S43/255

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明カバーを備えた車両用標識灯において、
水平方向に広角度で光照射を行えるようにする。 【解決手段】 リフレクタ14の反射面14aを、フィ
ラメント12aからの光を前方へ拡散反射させるように
構成するとともにリフレクタ14の前方側に素通し状の
透明カバー16を設け、これにより灯具に透明感を持た
せた上で所要の灯具配光性能を確保する。その際、透明
カバー16における灯具光軸Ax近傍の中心領域16A
に、フィラメント12aからの直射光を水平方向に関し
て灯具光軸Axから離れる方向へ偏向透過させる水平偏
向レンズ部18、20を形成する。これにより、従来の
ようにリフレクタからの拡散反射光およびフィラメント
から透明カバーを素通りする直射光のみでは得られない
大きな左右拡散角での光照射を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、透明カバーを備
えた車両用標識灯に関するものであり、特にその側方照
射構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の車両用標識灯においては、前面レ
ンズの代わりに透明カバーを用いることにより灯具に透
明感を持たせるように構成されたものが少なくない。
【0003】このような灯具においては、光源からの光
を前方へ拡散反射させるリフレクタ構造を採用すること
により所要の灯具配光性能を確保するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな灯具構成を採用した場合、水平方向に広角度で光を
照射することが要求される種類の車両用標識灯において
は、次のような問題がある。
【0005】すなわち、例えば、図8に示すようなフロ
ントターンシグナルランプにおいては、車両前後方向に
延びる灯具光軸Axに対して、車幅方向内側に45°程
度、車幅方向外側に80°程度まで水平方向に広がる配
光パターンで光照射を行うことが、他車ドライバによる
灯具視認性を高める上から望まれる。しかしながら図示
のように、リフレクタ2により光源4からの光を前方へ
拡散反射させる灯具構成では、大きな左右拡散角で光照
射を行うことが灯具構造上不可能である。また、光源4
からの直射光についても、透明カバー6を透してそのま
ま拡散照射されるに過ぎないので、光源4と透明カバー
6の側端縁との位置関係で定まる角度θを超える角度で
の光照射を行うことはできない。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、透明カバーを備えた車両用標識灯に
おいて、水平方向に広角度で光照射を行うことができる
車両用標識灯を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、透明カバー
の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るよ
うにしたものである。
【0008】すなわち、本願発明に係る車両用標識灯
は、灯具光軸上に設けられた光源と、この光源からの光
を前方へ拡散反射させるように構成された反射面を有す
るリフレクタと、このリフレクタの前方側に設けられた
素通し状の透明カバーと、を備えてなる車両用標識灯に
おいて、上記透明カバーにおける上記灯具光軸近傍の中
心領域に、上記光源からの直射光を水平方向に関して上
記灯具光軸から離れる方向へ偏向透過させる水平偏向レ
ンズ部が形成されている、ことを特徴とするものであ
る。
【0009】上記「透明カバー」は、透明でかつ素通し
状に形成されたものであればその具体的構成は特に限定
されるものではなく、アウタレンズ(通常の前面レン
ズ)の位置に設けられるものであってもよいし、灯具内
のインナレンズの位置に設けられるものであってもよ
い。
【0010】上記「水平偏向レンズ部」は、光源からの
直射光を水平方向に関して灯具光軸から離れる方向へ偏
向透過させるように構成されたものであれば、その具体
的構成は特に限定されるものではなく、例えば、単一の
レンズ素子で構成されたものであってもよいし複数のレ
ンズ素子で構成されたものであってもよく、また、透明
カバーの前面、後面、両面のいずれに形成されたもので
あってもよい。さらに、この「水平偏向レンズ部」は、
中心領域の全域にわたって形成されたものであってもよ
いし、その一部に形成されたものであってもよい。
【0011】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る車両用標識灯は、リフレクタの反射面が光源からの
光を前方へ拡散反射させるように構成されるとともにリ
フレクタの前方側に素通し状の透明カバーが設けられて
いるので、灯具に透明感を持たせた上で所要の灯具配光
性能を確保することができる。そして、透明カバーにお
ける灯具光軸近傍の中心領域には、光源からの直射光を
水平方向に関して灯具光軸から離れる方向へ偏向透過さ
せる水平偏向レンズ部が形成されているので、従来のよ
うにリフレクタからの拡散反射光および光源から透明カ
バーを単に素通りする直射光のみでは得られない大きな
左右拡散角で光照射を行うことが可能となる。
【0012】したがって本願発明によれば、透明カバー
を備えた車両用標識灯において、水平方向に広角度で光
照射を行うことができる。
【0013】ところで、このように透明カバーの中心領
域に水平偏向レンズ部を形成するようにした場合には、
この部分については素通し状ではなくなるが、上記中心
領域の後方には光源バルブが位置しているので、灯具正
面視において水平偏向レンズ部が形成されたことにより
見えなくなるリフレクタの反射面の面積は僅かである。
むしろ水平偏向レンズ部の形成により、光源バルブや該
光源バルブのリフレクタへの取付部が見えてしまうのを
防止することができ、しかも水平偏向レンズ部の形成に
より、透明カバーの中心領域に水平偏向レンズ部が浮か
んで見える一方、その周囲の素通し部分を透して奥の方
にリフレクタの反射面が見えることとなるので、灯具に
立体感や奥行き感を与えることもできる。このため、単
に透明カバーの全域を素通し状に構成した場合に比し
て、灯具の見映えを向上させることができる。
【0014】上記「反射面」は、光源からの光を前方へ
拡散反射させるように構成されたものであれば、その具
体的構成は特に限定されるものではないが、該反射面か
らの反射光の略全量を透明カバーにおける中心領域の外
周側に位置する周辺領域へ入射させるように構成すれ
ば、反射面による拡散反射制御と水平偏向レンズ部によ
る偏向透過制御とを略完全に機能分離して行うことがで
きるので、灯具としての配光制御を精度良く行うことが
できる。
【0015】上記「水平偏向レンズ部」による光源から
の直射光の水平偏向角度の大きさは特に限定されるもの
ではないが、該水平偏向レンズ部の少なくとも一部を、
光源からの直射光を灯具光軸に対して水平方向に60°
以上の開き角度で出射させるように構成すれば、他車ド
ライバによる灯具視認性を十分に高めることができる。
【0016】上記構成において、水平偏向レンズ部を、
縦縞状に区分けされた複数のレンズ素子を備えてなる構
成とすれば、これら各レンズ素子の偏向透過光の集合体
として水平偏向レンズ部の偏向透過光を得ることができ
るので、偏向透過制御をより精度良く行うことができ
る。
【0017】この場合において、上記各レンズ素子は、
その屈折作用のみにより光源からの直射光を偏向透過さ
せるように構成してよいことはもちろんであるが、その
屈折作用のみならず内面反射作用をも利用して光源から
の直射光を偏向透過させるように構成すれば、より広角
度で光照射を行うことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0019】図1は、本願発明の一実施形態に係る車両
用標識灯10を示す正面図であり、図2および3は、そ
の側断面図および平断面図である。
【0020】これらの図に示すように、本実施形態に係
る車両用標識灯10は、車体左側前端部に取り付けられ
るフロントターンシグナルランプであって、車両前後方
向に延びる灯具光軸Ax上に設けられた光源バルブ12
と、この光源バルブ12のフィラメント12a(光源)
からの光を前方へ反射させる反射面14aを有するリフ
レクタ14と、このリフレクタ14の前方側に設けられ
た素通し状の透明カバー16とを備えてなっている。
【0021】この車両用標識灯10は、灯具正面視にお
いて灯具光軸Axを中心とする円形の輪郭形状を有して
おり、その外周縁部において透明カバー16がリフレク
タ14に溶着されている。
【0022】上記光源バルブ12は、そのフィラメント
12aが灯具光軸Ax上において鉛直方向に延びるよう
に配置された状態で、リフレクタ14の後頂部に取り付
けられている。
【0023】上記透明カバー16における灯具光軸Ax
近傍の中心領域16Aの後面には、フィラメント12a
からの直射光を水平方向に関して灯具光軸Axから離れ
る方向へ偏向透過させるための左右1対の水平偏向レン
ズ部18、20が形成されている。上記中心領域16A
は灯具光軸Axを中心とする円形領域であって、その直
径はリフレクタ14のバルブ挿着用円筒部14bの内径
よりもやや大きい値に設定されている。一方、上記透明
カバー16における中心領域16Aを囲む周辺領域16
Bは、素通し状に構成されている。
【0024】上記リフレクタ14の反射面14aは、フ
ィラメント12aからの光を前方へ拡散反射させるよう
に構成されている。その際この反射面14aは、該反射
面14aからの反射光を灯具光軸Axに関して半径方向
に収束させるような単一曲面形状に設定されており、反
射光の略全量を透明カバー16の周辺領域16Bへ入射
させるようになっている。
【0025】この反射面14aからの反射光は、透明カ
バー16を透過した後、一旦収束してから拡散光となっ
て前方へ照射されることとなるが、灯具配光性能上から
は、上下拡散角度よりも左右拡散角度を大きく設定する
ことが好ましいので、反射面14aの曲面形状は、鉛直
断面から水平断面にかけて反射光の収束度合が徐々に強
まるように設定されている。そしてこれにより20°程
度の上下拡散角度と30°程度の左右拡散角度で前方照
射を行うようになっている。なお、灯具としての基本的
な配光性能は、この反射面14aからの反射光により確
保するようになっている。
【0026】図4は、第3図の要部詳細図である。
【0027】図示のように、左右1対の水平偏向レンズ
部18、20のうち、右側(すなわち車幅方向内側)に
位置する水平偏向レンズ部18は、円弧状の水平断面で
鉛直方向に延びる単一の凹面状シリンドリカルレンズで
構成されており、左側(すなわち車幅方向外側)に位置
する水平偏向レンズ部20は、縦縞状に区分けされ、各
々楔状の水平断面で鉛直方向に延びる複数のプリズムレ
ンズ素子20sで構成されている。
【0028】そして、右側の水平偏向レンズ部18は、
灯具光軸Axに対して0〜30°程度の開き角度で入射
するフィラメント12aからの直射光を右方向へ片側拡
散させて、これを灯具光軸Axに対して0〜55°程度
の開き角度で出射させるよう、該水平偏向レンズ部18
を構成する凹面状シリンドリカルレンズの表面形状が設
定されている。
【0029】一方、左側の水平偏向レンズ部20は、灯
具光軸Axに対して0〜30°程度の開き角度で入射す
るフィラメント12aからの直射光を左方向へ片側拡散
させて、これを灯具光軸Axに対して30〜85°程度
の開き角度で出射させるよう、該水平偏向レンズ部20
を構成する各プリズムレンズ素子20sの表面形状が設
定されている。
【0030】図5は、車両用標識灯10からの前方照射
光の、灯具光軸Axを含む水平断面における照度分布を
示す図である。
【0031】図示のように、フィラメント12aからの
直射光により灯具光軸Axの右方向へ照射される光B1
は、中心領域16Aにおける水平偏向レンズ部18の透
過光による灯具光軸Axに対して0〜55°程度の開き
角度を有する照射光B2と、周辺領域16Bの透過光に
よる灯具光軸Axに対して30〜50°程度の開き角度
を有する照射光B3とを重畳したものとなる。
【0032】一方、フィラメント12aからの直射光に
より灯具光軸Axの左方向へ照射される光B4は、中心
領域16Aにおける水平偏向レンズ部20の透過光によ
る灯具光軸Axに対して30〜85°程度の開き角度を
有する照射光B5と、周辺領域16Bの透過光による灯
具光軸Axに対して30〜50°程度の開き角度を有す
る照射光B6とを重畳したものとなる。
【0033】そして、車両用標識灯10から前方へ照射
される光Boは、フィラメント12aからの直射光B
1、B4と、反射面14aからの反射光による灯具光軸
Axに対して左右各々30°程度の開き角度を有する照
射光B7とが重畳されたものとなり、これにより灯具光
軸Axに対して左側85°〜右側55°程度の開き角度
を有する照射光となる。
【0034】図6は、本実施形態に係る車両用標識灯1
0が灯具ユニットとして組み込まれた全体灯具50の一
部を示す平断面図である。
【0035】図示のように、この全体灯具50は、車両
用標識灯10の前方に素通し状のアウタフード52が設
けられるとともに、車両用標識灯10の周囲にエクステ
ンションパネル54が設けられてなっている。
【0036】上記アウタフード52は、車体左側前端部
の表面形状に沿って湾曲した水平断面形状を有してい
る。また、上記エクステンションパネル54は、車両用
標識灯10の前端部を囲むように形成されているが、そ
の右側部分は斜め前方へ延びるように形成される一方、
その左側部分は斜め後方へ延びるように形成されてい
る。そしてこれにより、アウタフード52との意匠上の
調和を図るとともに、車両用標識灯10から灯具光軸A
xに対して左側85°〜右側55°程度の開き角度で前
方へ照射される光がほとんど遮蔽されないようにしてい
る。
【0037】以上詳述したように、本実施形態に係る車
両用標識灯10は、リフレクタ14の反射面14aがフ
ィラメント12aからの光を前方へ拡散反射させるよう
に構成されるとともにリフレクタ14の前方側に素通し
状の透明カバー16が設けられているので、灯具に透明
感を持たせた上で所要の灯具配光性能を確保することが
できる。そして、透明カバー16における灯具光軸Ax
近傍の中心領域16Aには、フィラメント12aからの
直射光を水平方向に関して灯具光軸Axから離れる方向
へ偏向透過させる水平偏向レンズ部18、20が形成さ
れているので、従来のようにリフレクタからの拡散反射
光およびフィラメントから透明カバーを単に素通りする
直射光のみでは得られない大きな左右拡散角で光照射を
行うことができる。
【0038】したがって本実施形態によれば、透明カバ
ーを備えた車両用標識灯において、水平方向に広角度で
光照射を行うことができる。
【0039】なお、このように透明カバー16の中心領
域16Aに水平偏向レンズ部18、20を形成するよう
にした場合には、この部分については素通し状ではなく
なるが、中心領域16Aの後方には光源バルブ12が位
置しているので、灯具正面視において水平偏向レンズ部
18、20が形成されたことにより見えなくなるリフレ
クタ14の反射面14aの面積は僅かである。むしろ水
平偏向レンズ部18、20の形成により、光源バルブ1
2や該光源バルブ12のリフレクタ14への取付部が見
えてしまうのを防止することができる。しかも水平偏向
レンズ部18、20の形成により、透明カバー16の中
心領域16Aに水平偏向レンズ部18、20が浮かんで
見える一方、素通し状の周辺領域16Bを透して奥の方
にリフレクタ14の反射面14aが見えることとなるの
で、灯具に立体感や奥行き感を与えることもできる。こ
のため、単に透明カバー16の全域を素通し状に構成し
た場合に比して、灯具の見映えを向上させることができ
る。
【0040】また本実施形態においては、リフレクタ1
4の反射面14aが、その反射光の略全量を透明カバー
16の周辺領域16Bへ入射させるように構成されてい
るので、反射面14aによる拡散反射制御と水平偏向レ
ンズ部18、20による偏向透過制御とを略完全に機能
分離して行うことができ、これにより灯具としての配光
制御を精度良く行うことができる。
【0041】さらに本実施形態においては、フィラメン
ト12aからの直射光を、水平偏向レンズ部18により
車幅方向内側に55°程度、水平偏向レンズ部20によ
り車幅方向外側に85°程度まで偏向させるようになっ
ているので、他車ドライバによる灯具視認性を十分に高
めることができ、これによりフロントターンシグナルラ
ンプとしての機能を高めることができる。
【0042】その際、85°程度まで大角度での偏向を
行う水平偏向レンズ部20は、縦縞状に区分けされた複
数のプリズムレンズ素子20sで構成されており、これ
ら各プリズムレンズ素子20sの偏向透過光の集合体と
して水平偏向レンズ部20の偏向透過光を得るようにな
っているので、大角度での偏向透過制御を精度良く行う
ことができる。
【0043】図7は、上記実施形態における水平偏向レ
ンズ部18、20の変形例を示す、図4と同様の図であ
る。
【0044】上記実施形態においては、水平偏向レンズ
部18、20が中心領域16Aの後面に形成されている
のに対して、本変形例においては、水平偏向レンズ部1
8、20が中心領域16Aの前後両面を利用して形成さ
れている。
【0045】すなわち、中心領域16Aの後面16Aa
は、フィラメント12aを中心とする円弧状の水平断面
で鉛直方向に延びる単一のシリンドリカル凹面で構成さ
れている。そして、水平偏向レンズ部18は、中心領域
16Aの前面の右半分を上記シリンドリカル凹面よりも
曲率の小さいシリンドリカル凹面で形成することにより
シリンドリカル凹レンズとして構成されている。一方、
水平偏向レンズ部20は、中心領域16Aの前面の左半
分を縦縞状に区分けして複数のプリズムレンズ素子20
sを形成することにより構成されている。
【0046】右側の水平偏向レンズ部18については、
上記実施形態と同様、その屈折作用によりフィラメント
12aからの直射光を偏向透過させるようになっている
が、左側の水平偏向レンズ部20については、上記実施
形態においては各プリズムレンズ素子20sの屈折作用
によりフィラメント12aからの直射光を偏向透過させ
る構成となっているのに対し、本変形例においては各プ
リズムレンズ素子20sの内面反射作用および屈折作用
を利用してフィラメント12aからの直射光を偏向透過
させる構成となっている。
【0047】本変形例の構成を採用することにより、フ
ィラメント12aからの直射光が水平偏向レンズ部1
8、20に対して垂直に入射するので光路計算が容易と
なり、また、水平偏向レンズ部20に関しては、上記実
施形態に比して水平方向により広角度で光照射を行うこ
とが可能となる。
【0048】上記実施形態においては、中心領域16A
に左右1対の水平偏向レンズ部18、20が形成された
構成について説明したが、中心領域16Aの右半分につ
いては、水平偏向レンズ部18を形成せずに素通し状に
形成するようにしてもよい。このようにした場合におい
ても、灯具光軸Axに対して右側45°方向の照射光
は、フィラメント12aから透明カバー16を素通りす
る直射光により確保可能である。ただし、他車ドライバ
による灯具視認性を高める観点からは、上記実施形態の
ように水平偏向レンズ部18を形成して右側45°方向
の照射光を増強することが好ましい。
【0049】また上記実施形態においては、車両用標識
灯10がフロントターンシグナルランプである場合につ
いて説明したが、他の種類の車両用標識灯においても上
記各実施形態と同様の構成を採用することにより上記実
施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車両用標識灯を示
す正面図
【図2】上記車両用標識灯を示す側断面図
【図3】上記車両用標識灯を示す平断面図
【図4】図3の要部詳細図
【図5】上記車両用標識灯からの前方照射光の、灯具光
軸を含む水平断面における照度分布を示す図
【図6】上記車両用標識灯が灯具ユニットとして組み込
まれた全体灯具の一部を示す平断面図
【図7】上記実施形態における水平偏向レンズ部の変形
例を示す、図4と同様の図
【図8】従来例を示す、図6と同様の図
【符号の説明】
10 車両用標識灯 12 光源バルブ 12a フィラメント(光源) 14 リフレクタ 14a 反射面 14b バルブ挿着用円筒部 16 透明カバー 16A 中心領域 16Aa 後面 16B 周辺領域 18、20 水平偏向レンズ部 20s プリズムレンズ素子 50 全体灯具 52 アウタフード 54 エクステンションパネル Ax 灯具光軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具光軸上に設けられた光源と、この光
    源からの光を前方へ拡散反射させるように構成された反
    射面を有するリフレクタと、このリフレクタの前方側に
    設けられた素通し状の透明カバーと、を備えてなる車両
    用標識灯において、 上記透明カバーにおける上記灯具光軸近傍の中心領域
    に、上記光源からの直射光を水平方向に関して上記灯具
    光軸から離れる方向へ偏向透過させる水平偏向レンズ部
    が形成されている、ことを特徴とする車両用標識灯。
  2. 【請求項2】 上記反射面が、該反射面からの反射光の
    略全量を上記透明カバーにおける上記中心領域の外周側
    に位置する周辺領域へ入射させるように構成されてい
    る、ことを特徴とする請求項1記載の車両用標識灯。
  3. 【請求項3】 上記水平偏向レンズ部の少なくとも一部
    が、上記光源からの直射光を上記灯具光軸に対して水平
    方向に60°以上の開き角度で出射させるように構成さ
    れている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車
    両用標識灯。
  4. 【請求項4】 上記水平偏向レンズ部が、縦縞状に区分
    けされた複数のレンズ素子を備えてなる、ことを特徴と
    する請求項1〜3いずれか記載の車両用標識灯。
  5. 【請求項5】 上記各レンズ素子が、該レンズ素子の内
    面反射作用を利用して上記光源からの直射光を偏向透過
    させるように構成されている、ことを特徴とする請求項
    4記載の車両用標識灯。
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