WO2002014386A1 - Composition de resine photopolymerisable pour supports d'enregistrement optiques, et supports d'enregistrement optiques - Google Patents

Description

明細書 光学的記録媒体用 の光重合性樹脂組成物及び光学的記録媒体 技術分野

本発明は、 光学的記録媒体に用 い ら れる光重合性樹脂に係 り 特 に、 2 枚の華板の貼 り 合わせに用 い ら れる光重合性の樹脂組 成物に関する 。 背景技術

従来よ り 、 光を利用 して記憶情報の読み込み、 又は読み込み Z書 き込み を行 う 媒体 と し て、 コ ンパ ク ト デ ィ ス ク や D V D ( D i g i t a l V e r s a t i l e D i s c ) の よ う な 光学的記録媒体が用 い ら れている。

それ ら の う ち 、 図 4 の符号 1 0 0 は、 D V D に用 い ら れる光 学的記録媒体を示 してお り 、 こ の光学的記録媒体 1 0 0 は、 第 一、 第二の基板 1 1 1 、 1 2 1 と第一、 第二の反射膜 1 1 5 、 1 2 5 と、 樹脂層 1 4 0 と を有 してい る。

第一の基板 1 1 1 の表面 に は第一の反射膜 1 1 5 が形成 さ れ、 第一の反射膜 1 1 5 の第一の基板 1 1 1 を有 しない面に は 樹脂層 1 4 0 が密着 して配置さ れてい る 。 こ の樹脂層 1 4 0 の 第一の反射膜 1 1 5 が配置さ れていない面には、 第二の反射膜 1 2 5 が密着 して配置さ れてお り 、 第二の反射膜 1 2 5 の樹脂 層 1 4 0 が密着 し て い な い側の面 に は第二の基板 1 2 1 が配 置さ れてい る 。

一般に、 樹脂層 1 4 0 はエポキシァ ク リ レー ト のよ う な光重 合性樹脂が硬化 し た も の によ っ て構成さ れてい るが、 こ の よ う な樹脂はそ の 製造過程で塩素イ オ ン の よ う な不純イ オ ンが残 留 しゃす く 、 不純イ オ ンや水分が樹脂層 1 4 0 中 に残留 してい る場合には、 こ の樹脂層 1 4 0 と密着 して配置さ れた反射膜 1 1 5 、 1 2 5 に化学的劣化が生 じ る恐れがあ る 。

特 に、 反射膜を銀を主成分 とする膜厚の薄い金属膜で構成 し た場合には酸化ゃ硫化な どの化学的劣化が起 こ り やす く 、 劣化 した反射膜 1 1 5 、 1 2 5 は変色 し、 反射膜 と して機能 しな く なっ て し ま う 。

こ の よ う な化学的劣化 を防止する ため に、 特開平 1 1 — 1 2 6 3 7 0 公報 に は反射膜表面 に二酸化ケイ 素な どか ら な る 保 護膜を形成 し、 その保護膜表面に樹脂層 を密着させ、 反射膜を 樹脂層か ら保護する方法が記載されてい る 。

し か しなが ら 、 こ の よ う な保護膜を形成する と光学的記録媒 体の製造工程がよ り 複雑にな り 、 製造コ ス ト が高 く なる と い う 問題があ っ た。

本発明 は上記従来技術 の課題 を解決す る た め に創作 さ れた も のであ り 、 その 目 的は光学的記録媒体の反射膜に密着 して形 成 さ れる 樹脂層 に適 し た光重合性樹脂組成物 を提供す る こ と に あ る 。 発明 の開示

本発明の光重合性樹脂組成物は、 ァ ク リ ル系エス テルを主成 分 とする光重合性樹脂 と 、 ベ ン ゾ 卜 リ ァ ゾール又はべ ン ゾ ト リ ァ ゾ— ル誘導体の いずれか一方、 又は両方を主成分とする添加 剤 と 、 光重合開始剤 とが含有さ れた光重合性樹脂組成物であ る 本発明 の光重合性樹脂組成物において、 前記光重合性樹脂の 添加量 と 、 前記光重合開始剤の添加量の合計重量 1 0 0 重量部 に対 し、 前記添加剤の添加量は 0 . 0 1 重量部以上であ る 。

本発明の光重合性樹脂組成物において、 前記光重合性樹脂の 添加量と 、 前記光重合開始剤の添加量の合計重量 1 0 0 重量部 に対 し、 前記添加剤の添加量は 0 . 0 5 重量部以上 5 重量部以 下であ る 。

本発明 の光重合性樹脂組成物において、 前記添加剤は 1 ， 2 ， 3 ベ ン ゾ ト リ ア ゾ 一 ル又 は 1 ， 2 , 3 ベ ン ゾ ト リ ァ ゾ一 ル の誘 導体の いずれか一方又は両方を主成分 とする。

本発明は、 基板 と 、 前記基板上に配置さ れた第一の反射膜と 前記第一の反射膜に密着 し て形成さ れた樹脂層 と を有す る光 学的記録媒体であ っ て、 前記樹脂層 は、 アク リ ル系エステルを 主成分 とする光重合性樹脂 と 、 ベ ンゾ ト リ ア ゾ一ル又はべ ンゾ ト リ ァ ゾール誘導体の いずれか一方又は両方 を主成分 と する 添加剤 と 、 光重合開始剤 とが含有さ れた光重合性樹脂組成物 と を 有する 光重合性樹脂組成物 に よ り 構成 さ れた光学的記録媒 体であ る 。

本発明の光学的記録媒体は、 前記樹脂層の前記第一の反射膜 が密着 し た側 と は反対側の表面には、 第二の反射膜が前記樹脂 層 に密着 して配置さ れた光学的記録媒体で あ る 。

本発明の光学的記録媒体において、 前記第一の反射膜は銀を 主成分とする 。

本発明の光学的記録媒体にお いて、 前記樹脂層の厚さ は 1 m以上 2 0 0 πι以下の範囲 に あ る 。 図面の簡単な説明

第一図は、 本発明の光学的記録媒体の第一例 を、 その製造ェ 程を説明する ための図であ る。 第二図は本発明 の光学的記録媒 体の第二例 を、 その製造工程 と と も に説明する ための 図であ る 第三図 は本発明 の光学的記録媒体の第三例 を説明す る た め の 図であ る 。 第四図は従来技術の光学的記録媒体を説明する た め の 図であ る 。 各図 にお いて、 符号 1 、 5 0 、 7 0 はそれぞれ光 学的記録媒体を示す。 符号 1 1 、 2 1 、 5 1 、 7 1 はそれぞれ 基板 （第一、 第二の基板） を示す。 符号 1 5 、 2 5 、 5 5 、 7 5 はそれぞれ反射膜 （第一、 第二の反射膜） を示す。 また、 符 号 3 5 、 6 5 、 7 6 はそれぞれ樹脂層 （保護膜） を示す。 発明 を実施する ための最良の形態

本発明 の光重合性樹脂組成物はべ ン ゾ ト リ ァ ゾー ル又はべ ンゾ ト リ ア ゾール誘導体の よ う な添加剤 を有 し てお り 、 こ の よ う な添加剤は金属の化学的劣化を防止する機能 を有する ので、 本発明 の光重合性樹脂組成物か ら な る 樹脂層 を銀の よ う な化 学的に不安定な金属か ら 成る反射膜に直接密着させて も 、 反射 膜に化学的劣化が起 こ ら な い。

本発明の光学的記録媒体の第一、 第二の反射膜う ち 、 いずれ か一方が透過性を有する物質で構成さ れてい る 場合、 こ の反射 膜 を透過 さ せて他方の 反射膜に レーザー光 を到達さ せる こ と ができ る ので、 透過性 を有する反射膜が形成さ れた基板側か ら レーザ一光を照射 した場合 も、 他の反射膜に レーザ一光を照射 し、 情報を読み取る こ とができ る。

こ の よ う な光重合性樹脂組成物 を基板表面 の 反射膜 に塗布 し た後、 紫外線を照射 して硬化させれば、 コ ンパ ク ト ディ ス ク の よ う な光学的記録媒体の保護膜とする こ とができ る 。

以下 に本発 明 の光重合性樹脂組成物 と 光学的記録媒体 に つ いて、 よ り 詳細に説明する 。

先ず、 ウ レ タ ン ァ ク リ レー ト オ リ ゴマー （サー ト マ一社製の 商品名 「 C N 9 8 3 」 ) 2 4 重量部に対 し、 ア ク リ ル酸エステ ルであ る ジシク ロ ペンタ ジェ ンジァ ク リ レー ト （ 日 本化薬社製 の商品名 「 R 6 8 4 」 ) 、 E O変性 ト リ メ チ ロールプロパ ン ト リ ア ク リ レー ト （サー ト マ一社製の商品名 「 S R 3 5 1 」 ） 、 ト リ プロ ピ レ ング リ コ 一ルジァ ク リ レー ト （サー ト マ一社製の 商品名 「 S R 3 0 6 」 ） をそれぞれ 2 4 重量部添加 し、 光重合 性樹脂を作成 した。

こ の光重合性樹脂に光重合開始剤 （チバスぺシャ リ テ ィ 一ケ ミ カルズ （株） 社製の商品名 「ィ ルガキュ ア 1 8 4 」 ） を 4 重 量部 と、 添加剤で あ る 1 ， 2 ， 3 — ベ ンゾ ト リ ア ゾール 0 . 5 重 量部と をそれぞれ添加、 混合 して実施例 1 の光重合性樹脂組成 物を作成 し た。

図 1 ( a ) 、 （ b ) の符号 1 1 、 2 1 はそれぞれ本発明の光 学的記録媒体に用 い ら れる第一、 第二の基板を示 してい る 。

第一、 第二の基板 1 1 、 2 1 の片面に はそれぞれ凹凸 （ ピ ッ ト ） 1 2 、 2 2 が形成されてお り 、 これ ら の凹凸 1 2 、 2 2 が 形成された表面に は、 スパ ッ タ リ ング法に よ り 第一、 第二の反 射膜 1 5 、 2 5 がそれぞれ形成されてい る 。

第一、 第二の反射膜 1 5 、 2 5 の膜厚は、 凹凸 1 2 、 2 2 の 高 さ よ り も薄いので、 凹凸 1 2 、 2 2 のパタ ー ンが第一、 第二 の反射膜 1 5 、 2 5 に反映さ れてい る 。 こでは、 第一の基板 1 1 を透過性を有す るポ リ カ ーボネィ ト 樹脂で構成 し、 第一の基板 1 1 上に形成さ れた第一の反射膜 1 5 を銀を主成分 とする半透過性の金属膜で構成 した。 ま た、 第二の基板 2 1 上 に形成 し た第二の 反射膜 2 5 はアル ミ ニ ゥ ム を主成分 とする金属膜で構成 した。

上記の よ う な第一、 第二の基板 1 1 、 2 1 と上記実施例 1 の 光重合性樹脂組成物 と を用 いて本発明 の光学的記録媒体 を作 成する に は、 先ず、 光重合性樹脂組成物 を第一の基板 1 1 上に 形成された第一の反射膜 1 5 の表面に滴下 した後、 その表面に 第 の基板 2 1 上に形成さ れた第二の反射膜 2 5 を密着させ、 次 い でス ピ ン コ 一 ト 法 に よ り こ の光重合性樹脂組成物 を第一 の反射膜 1 5 表面 に均一に広げ、 第一、 第二の反射膜 1 5 、 2 5 の 間 に上記光重合性樹脂組成物か ら な る 樹脂組成物層 を作 成する。

図 1 ( c ) の符号 3 0 はその樹脂組成物層 を示してお り 、 こ の樹脂組成物層 3 0 は第一、 第二の反射膜 1 5 、 2 5 の表面に 密着 した状態で配置さ れて い る。

次いで、 こ の状態で第一の基板 1 1 表面に紫外線を照射する 紫外線が透明 な第一の基板 1 1 を透過 し て樹脂組成物層 3 0 に到達する と 、 紫外線によ っ て樹脂組成物層 3 0 を構成する光 重合性樹脂組成物が重合 し 、 第一、 第二の反射膜 1 5 、 2 5 と 樹脂組成物層 3 0 とが密着 した状態で、 樹脂組成物層 3 0 が硬 化する。 従っ て、 第一、 第二の基板 1 1 、 2 1 表面の第一、 第 二の反射膜 1 5 、 2 5 は硬化 し た樹脂組成物層 3 0 に よ っ て貼 り 合わ さ れる 。

1 ( d ) の符号 1 は、 第一、 第二の反射膜 1 5 、 2 5 の貼 り 合わせに よ っ て形成さ れた光学的記録媒体を示してい る 。 こ の光学的記録媒体 1 の第一、 第二の基板 1 1 、 2 1 の間 に は、 樹脂組成物層 3 0 の硬化 に よ っ て形成さ れた樹脂層 3 5 が 配置されてお り 、 樹脂層 3 5 は第一、 第二の基板 1 1 、 2 1 の 表面に形成さ れた第一、 第二の反射膜 1 5 、 2 5 に密着 してい る 。

こ の光学記録媒体 1 の情報は、 第一、 第二の基板 1 1 、 2 1 表面に凹凸 1 2 、 2 2 と して記録さ れてお り 、 これ ら の情報を 読み取る 場合 には、 光学的記録媒体 1 の第一の基板 1 1 表面に 所定波長の レーザー光 4 5 (波長 6 5 0 n mの赤色 レーザー光 又は、 波長 4 4 0 n mの青色 レーザー光） を照射する （ 図 1 ( d ) ) 。

こ の レーザー光 4 5 を、 第一の基板 1 1 と第一の反射膜 1 5 の境界面 （第一の情報読み取 り 面） 1 3 上で集光させた場合、 こ の反射膜 1 5 に よ る 反射光の強度は第一の基板 1 1 の 凹凸 1 2 のノ、。ター ン によ っ て変化する。

従っ て、 こ の と き の反射光の強度変化を検出すれば、 第一の 基板 1 1 表面 に 凹凸 1 2 と し て記録さ れた情報 を読み取 る こ とができ る。

他方、 第二の基板 2 1 表面に凹凸 2 2 と して記録さ れた情報 を読み取る場合も 、 第一の情報読み取 り 面 1 3 の場合 と 同様に 光学的記録媒体 1 の第一の基板 1 1 表面 に レーザ一光 4 5 を 照射する 。

第一の基板 1 1 表面に形成さ れた第一の反射膜 1 5 は、 所定 範 囲 の波長の レーザ一光 に対 し適度な透過性 を有 し て い る の で、 こ の レーザ一光 4 5 の一部が第一の反射膜 1 5 を透過する 更に、 第一の反射膜 1 5 に密着 して配置さ れた樹脂層 3 5 の 光の屈折率は、 第一の基板 1 1 と ほぼ等 し い ので、 第一の基板 1 1 、 第一の反射膜 1 5 を透過 し た レーザー光 4 5 は樹脂層 3 5 中で屈折、 散乱する こ とな く 、 第二の反射膜 2 5 に到達する 第二の反射膜 2 5 には、 第二の基板 2 1 表面の凹凸 2 2 ノ \°タ ー ンが反映さ れてい る ので、 こ の反射膜 2 5 と樹脂層 3 5 と の 境界面 （第二の情報読み取 り 面） 2 3 上に レーザー光 を集光さ せ、 こ の反射膜 2 5 によ る反射光の強度変化を検出すれば、 第 二 の情報読み取 り 面 2 3 か ら も 情報 も 読み取る こ と がで き る (片面再生） 。 .

こ の光学的記録媒体 1 を用 いて下記に示す 「高温、 高湿試験」 を行っ た。

〔高温、 高湿試験〕

上記工程で形成さ れた光学的記録媒体 1 を 8 5 °C、 相対湿度 9 5 % の条件で 5 0 時間放置した後 （高温高湿保存） 、 その光 学的記録媒体 1 の第一の反射膜 1 5 の状態を観察 した。 こ こ で は、 第一の反射膜 1 5 の全体が高温、 高湿保存前と 同 じ銀色を 維持 して い る場合を『〇』、 全体が黒っ ぽく 変化 した場合を『 X』 と し、 下記表 1 中 「反射膜の状態 · 全体」 と して記載する 。 ま た、 これ と は別に、 第一の反射膜 1 5 に局所的に生 じ た黒色の 変色部分を数え、 変色部分の発生数を 「反射膜の状態 · 変色部 数」 と して下記表 1 に記載する 。

更に、 「高温、 高湿試験」 の 「総合評価」 と して、 第一の反 射膜 1 5 の変色部分が 5 0 未満の場合を 『〇』 、 変色部分の数 が 5 0 以上あ るが、 第一の反射膜 1 5 全体は銀色を維持 して い る 場合を 『△』 、 変色部分が 5 0 以上あ る上、 第一の反射膜 1 全体が黒色に変色 し た場合を 『 X』 と し、 そ の結果を下記表 に記載する 。 表 1 ：添加剤の種類と高温高湿試験

ノ ^乂射 ¾ J / fi草のリノ *状V\肯 WiO口 添加防止剤 化学式 全体 変色部数評価 室施掘 1 ベヽ、ノノ、ゾ k〖J " J 、 ——ノ Jしレ 3-Vi ( v. Λ 1 ) ^ リ 実施例 2 メチルベンゾトリァゾーゾレ 式 （2) o 0 o

1 - ( N， N—ビス

(ク一ェチルへキシ 1レ）

実施例 3 式 （3) 〇 5 〇

アミノメチル） ベンゾ

卜リアゾ一ソレ

実施例 4 カルポキシベンゾ

式 （4) 〇 3 〇 トリァゾ一ル

3- (N—サリチロイル）

実施例 5 アミノー 1 ， 2， 4— 式 （5) X 10 〇

トリアゾール

2—メルカプト

比較例 1 式 （6) X 50以上 X

ベンゾチアゾール

比較例 2 2—メチルイミダゾール 式 （7) X 50以上 X

2—メチルー 4—

比較例 3 式 （8) X 50以上 X

ェチルイミダゾール

2—ゥンデシル

比較例 4 式 （ X 50以上 X

イミダゾール 9)

2—へプタデシル

比較例 5 式 （10) X 50以上 X

-^. > ノレ

比較例 6 2—フエ二ルイミダゾ一ル 式 （1 1) 〇 50以上 Δ

1—シァノェチル一2—

比較例 7 式 （1 2) X 50以上 X

メチルイミダゾ一ル

1—シァノエチル一 2—

比較例 8 ェチル一4— 式 （1 3) X 50以上 X

メチルイミダゾール

1—シァノエチル一 2

比較例 9 式 （ X

—フエ二ルイミダゾール 14) 50以上 X

1—シァノエチル一 2—

比較例 1 0 式 （1 5) X 50以上 X

ゥンデシルイミダゾール

比較例 1 1 〇 50以上 Δ <実施例 2 〜 5 >

実施例 1 で用 いた 1 , 2 ， 3 ベ ンゾ ト リ ゾールに代え、 添加剤 と してメ チルベ ンゾ ト リ ア ゾ一 ルを用 い、 こ の添加剤 と 、 実施 例 1 に用 いた光重合性樹脂、 光重合開始剤 と をそれぞれ実施例 1 と 同 じ配合比率で混合 し、 実施例 2 の光重合性樹脂組成物 を 作成 した。

こ の実施例 2 の光重合性樹脂組成物 と 、 図 1 ( a ) 、 ( b ) に示 し た状態の第一、 第二の基板 1 1 、 2 1 と を用 い、 実施例 1 と 同 じ工程で実施例 2 の光学的記録媒体 1 を作成し た。

また、 実施例 2 と 同様に、 実施例 1 の 1 ， 2 , 3 ベ ン ゾ ト リ ア ゾー ルに代え、 1 — ( N， N — ビス （ 2 — ェチルへキ シル） ァ ミ ノ メ チル） ベ ンゾ ト リ ア ゾール、 カルポキシベンゾ ト リ ア ゾ ール、 3 — ( N — サ リ チ ロ イ ル） ア ミ ノ ー 1 , 2 ， 4 — ト リ ァ ゾ —ルをそれぞれ添加剤 と して用 い、 実施例 3 〜 5 の光重合性樹 脂組成物 と 、 それ ら を用 いた実施例 3 ~ 5 の光学的記録媒体 1 を作成 し た。

こ れ ら 実施例 2 〜 5 の光学的記録媒体 1 を用 いて実施例 1 と 同 じ条件で 「高温、 高湿試験」 をそれぞれ行い、 それ ら の測 定結果を上記表 1 に記載 し た。

尚、 実施例 2 〜 4 で用 いた各添加剤はそれぞれ 1 , 2 ， 3 ベ ン ゾ ト リ ア ゾー ルの誘導体であ り 、実施例 5 で用 いた添加剤 は 1 , 2 , 4 ベ ン ゾ ト リ ア ゾ―ルの誘導体で あ る 。 こ れ ら実施例 2 ~ 5 に用 いた添加剤 （式 （ 2 ) 〜 （ 5 ) ) と 、 実施例 1 に用 いた 添加剤 （式 （ 1 ) ) を構成する物質の各化学式を下記 に示す。 [θΤ^Ν ……式 （ 1 )

I

H

CH3-fOT /^N ……式 （² )

I

H 式 ^{( 3 )} 式 （4 )

式 （5 )

<比較例 1 〜 1 1 >

実施例 2 と 同様に、 実施例 1 で用 いた 1 ， 2 ， 3 ベ ン ゾ ト リ ア ゾールに代え、 添加剤 と して、 2 — メ ルカ プ ト べ ンゾチア ゾ一 ル、 2 — メ チルイ ミ ダゾール、 2 — メ チルー 4 — ェチルイ ミ ダ ゾール、 2 — ゥ ンデシルイ ミ ダゾ一ル、 2 — ヘプ夕デシルイ ミ ダゾ一ル、 2 — フ エ二ルイ ミ ダゾール、 1 ー シァ ノ エチリレー 2 — メ チルイ ミ ダゾール、 1 — シァ ノ エチル一 2 — ェチリレー 4 一 メ チルイ ミ ダゾ一ル、 1 — シァ ノ エチル— 2 — フ エ二ルイ ミ ダ ゾール、 1 ー シァ ノ エチルー 2 ー ゥ ンデシルイ ミ ダゾ一ルをそ れぞれ用 い、 比較例 1 〜 1 0 の光重合性樹脂組成物及び比較例 1 〜 1 0 の光学的記録媒体を作成 した。

また、 これ と は別 に添加剤 を添加せず、 実施例 1 で用 いた光 重合性樹脂、 光重合開始剤 と をそれぞれ実施例 1 と 同 じ配合比 率で混合 し 、 比較例 1 1 の光重合性樹脂組成物 と比較例 1 1 の 光学的記録媒体と を作成 し た。

こ れ ら 比較例 1 〜 1 1 の光学的記録媒体 を用 いて実施例 1 と 同 じ条件で 「高温、 高湿試験」 をそれぞれ行い、 それ ら の測 定結果を上記表 1 に記載 した。 比較例 1 〜 1 0 に用 い た添加剤 の化学式 （ 6 ) 〜 （ 1 5 ) を下記に示す。

ゝ o ·

σι

()9 ) ¾8

尚、 比較例 1 で用 いた添加剤はチア ゾ―ルの誘導体であ り 、 比較例 2 〜 1 0 で用 い た各添加剤 はそれぞれィ ミ ダゾ一ル の 誘導体であ る 。

上記表 1 か ら 明 ら かなよ う に、 実施例 1 〜 5 の光重合性樹脂 組成物を用 いた光学的記録媒体 1 では、 比較例 1 〜 1 0 の光重 合性樹脂組成物を用 いた も の に比べ、 「高温、 高湿試験」 で変 色部の発生が少なか っ た。 特に、 添加剤 と して 1 ， 2 , 3 ベ ン ゾ ト リ ァ ゾー ル又はその誘導体を用 いた実施例 1 〜 4 では、 変色 部が殆 ど発生 しなか っ た。

<実施例 6 ~ 1 2 >

実施例 1 に用 いた光重合性樹脂 と 、 光重合開始剤 と をそれぞ れ実施例 1 と 同 じ配合比率で混合し 、 これに、 実施例 1 に用 い た添加剤 をそれぞれ下記表 2 に示すよ う に配合量 （重量部） を 変化させて添加 し、 実施例 6 ~ 1 2 の光重合性樹脂組成物 を作 成 した。

また、 実施例 6 ~ 1 2 の光重合性樹脂組成物 を用 い、 実施例 1 と 同 じ工程で、 実施例 6 〜 1 2 の光学的記録媒体 1 を作成 し た。 こ れ ら の光学的記録媒体 1 を用 い、 実施例 1 と 同 じ条件で 「高温、 高湿試験」 をそれぞれ行っ た。 それ ら の結果を下記表 2 に示す。 表 2 ：添加剤の添加 j

尚、 上記表 2 中 に は、 上述 し た比較例 1 1 の 「高温、 高湿試 験」 の結果を合わせて記載 し た。

上記表 2 か ら 明 ら かな よ う に、 実施例 6 〜 1 2 の光重合性樹 脂組成物 を用 いた光学的記録媒体 1 では、 比較例 1 1 に比べ、 局所的な変色部の数が少なか っ た。

特に、 光重合性樹脂 と光重合開始剤 と の合計重量 1 0 0 重量 部に対する添加剤の添加量が 0 . 0 5 重量部以上 5 重量部以下 の範 囲 に あ る 実施例 1 及び実施例 8 〜 1 1 の光重合性樹脂組 成物 を用 いた場合では、 変色部分が殆 ど確認さ れなか っ た。

ま た、 実施例 1 2 につ いては局所的な変色部分が 1 1 箇所見 ら れたが、 全体的な変色が見 ら れず、 光重合性樹脂 と光重合開 始剤 と の合計重量 1 0 0 重量部に対する添加剤の添加量が 0 . 0 1 部以上 あ れば劣化防止 の効果が発現 さ れる こ と が確認 さ れた。

以下 に本発明 の光学的記録媒体の他の例 につ い て詳細 に説 明する 。

先ず、 ァ ク リ ル酸エス テルであ る ジシク ロ ペ ンタ ジェンジァ ク リ レー ト 、 ト リ メ チロ ールプロノ ン ト リ ァ ク リ レー ト 、 ト リ プ ロ ピ レ ン グ リ コ ーリレジ ァ ク リ レー ト をそれぞれ 3 2 重量部 ずつ混合 した も の を光重合性樹脂 と し た。

こ れ に光重合開始剤で あ る チバス べ シ ャ リ テ ィ 一ケ ミ カ ル ズ （株） 社製の商品名 「ィ ルガキュ ア 1 8 4 」 を 4 重量部 と、 添加剤 と して 1 , 2 ， 3 ベ ンゾ ト リ ア ゾ一 ル 0 · 5 重量部 と をそ れぞれ添加、 混合 し、 実施例 1 3 の光重合性樹脂組成物を作成 し た。

図 2 ( a ) の符号 5 1 は透明な基板を示 し てい る。 こ こ では 基板 5 1 と してポ リ カーポネィ ト樹脂か ら 成る も の を用 いた。 こ の基板 5 1 の表面 には 色素層 5 6 が形成さ れてお り 、 その 色素層 5 6 の表面には反射膜 5 5 が形成さ れている。 こ こでは 反射膜 5 5 を銀を主成分 とする金属薄膜で構成 した。

こ の状態 の基板 5 1 を用 い て光学的記録媒体 を作成す る に は、 先ず、 上記実施例 1 3 の光重合性樹脂組成物を基板 5 1 上 の反射膜 5 5 の表面 に滴下 し、 ス ピ ン コ ー ト 法によ り 光重合性 樹脂組成物層 を形成 し た後、 紫外線を照射 し 、 こ の光重合性樹 脂組成物を硬化させる。

図 2 ( b ) の符号 5 0 は光重合性樹脂組成物層が硬化さ れ、 形成さ れた光学的記録媒体 5 0 を示 してお り 、 こ の光学的記録 媒体 5 0 の反射膜 5 5 表面には、 硬化さ れた光重合性樹脂組成 物層か ら 成る保護膜 （樹脂層） 6 5 が配置さ れている 。 こ の光学的記録媒体 5 0 は、 所謂、 C D — R ( C o m p a c t D i s k — R e c o r d a b l e ) で あ り 、 こ のよ う な光 学的記録媒体 5 0 に情報を記録する に は、 光学的記録媒体 5 0 の基板 5 1 表面に向か っ て レーザ一光を照射 し、 基板 5 1 の裏 面 に位置する 色素層 5 6 の表面 の所望位置で レーザー光 を集 光さ せる 。 色素層 5 6 の レーザー光が集光 した部分は加熱さ れ 変色する （焼き付け） 。

図 2 ( c ) は色素層 5 6 が所望パタ ー ン に変色さ れた状態を 示 してお り 、 図 2 ( c ) の符号 5 2 は色素層 5 6 の変色部分を 示 してい る 。 こ の光学的記録媒体 5 0 では情報が変色部分 5 2 のパター ン と して記録さ れてい る。

記録さ れた情報を読み取る場合に は、 光学的記録媒体 5 0 の 基板 5 1 表面 に 所定波長 の レ ー ザ一 光 4 5 を 照 射 し （ 図 2 ( d ) ) 、 基板 5 1 裏面の色素層 5 6 と反射膜 5 5 の境界面 （情 報読み取 り 面） 5 3 上で集光さ せる 。

レーザー光線の反射率は色素層 5 6 の 変色部分 5 2 と 他 の 部分 とで異なる ので、 こ の レーザ一光線の反射光の強度変化を 検出すれば、 変色部分 5 2 のパタ ー ン と して記録さ れた情報を 読み取る こ とができ る 。

上記の 工程で作成 さ れた光学的記録媒体 5 0 に情報記録装 置であ る Y A M A H A (株） 社製の商品名 「 C R W 4 2 6 0 t x 」 を用 いて所定情報の記録を行っ た。 その状態の光学的記録 媒体 5 0 を用 いて下記に示す 「 C 1 エ ラー レ一 ト試験」 を行い C 1 エラ ー レー ト を測定 し た。

〔 C 1 エ ラ一 レー ト 試験〕

C D — R O M ア ナ ラ イ ザーで あ る K E N W O O D T M I (株） 社製の商品名 「 D R — 3 7 5 5 」 を用 いて上記の光学的 記録媒体 5 0 につ いて C 1 エ ラーを検出 し、 その C 1 エ ラーの 割合 （ C 1 エ ラー レー ト ） を求めた。

また、 こ れと は別 に、 光学的記録媒体 5 0 を高温高湿（ 8 0 °C 相対湿度 8 5 % ) の条件で 2 0 0 時間保存 し 、 こ の状態の光学 的記録媒体 5 0 を用 い て上記初期値 を測定 し た場合 と 同様 の 工程で C 1 エ ラ一 レー ト の値を測定 した。 こ の結果を高温、 高 湿試験後の値 と して下記表 3 に記載する。

<比較例 1 2 >

実施例 1 3 に用 いた も の と 同 じ光重合性樹脂、 光重合開始剤 と をそれぞれ実施例 1 3 と 同 じ配合比率で配合 し、 添加剤を含 有 しない比較例 1 2 の光重合性樹脂組成物 を作成 した。

こ の光重合性樹脂組成物 を用 い、 図 2 ( a ) で示 し た状態の 基板表面 の反射膜上 に実施例 1 3 と 同 じ工程で保護膜 を 形成 し、 光学的記録媒体を作成 した。 こ の光学的記録媒体を用 い、 実施例 1 3 と 同 じ条件で高温、 高湿試験の前 と後の C 1 エ ラ一 を検出 し、 C 1 エ ラ一 レー ト を求めた。 その結果を上記表 3 に 記載 した。

上記表 3 か ら 明 ら かなよ う に、 実施例 1 3 の光重合性樹脂組 成物 を用 いた光学的記録媒体 5 0 では、 比較例 1 2 の光重合性 樹脂組成物 を用 いた場合に比べ高温、 高湿試験後の C 1 エ ラー レー ト の値が低か っ た。 これ ら の こ とか ら 、 本発明の光重合性 樹脂組成物を用 いれば、 反射膜 5 5 の保護する能力 の高 い保護 膜 6 0 を得 ら れる こ とが確認さ れた。

以上は、 光重合性樹脂の ア ク リ ル酸エステル成分と して、 ジ シク ロペ ンタ ジェ ンジァ ク リ レー ト 、 ト リ メ チ ロールプロ パ ン 卜 リ ア ク リ レー ト 、 ト リ プロ ピ レ ング リ コ 一ルジァ ク リ レー ト か ら 成る樹脂を用 い る場合につ いて説明 したが、 本発明 は これ に限定さ れる も のでは無 く 、 種々 のァ ク リ レー ト を用 い る こ と ができる 。

ま た、 こ の よ う なァ ク リ ル酸エステル と併用 できる オ リ ゴマ 一も特に制限さ れれる も のでは無い。 本発明の光重合性樹脂組 成物には表面張力調整剤、 シラ ンカ ッ プ リ ン グ剤、 水な ど種々 の も の を添加する こ とが可能であ る。

上記実施例 1〜 1 2 では、 D V D のよ う な光学的記録媒体の 例 と して、 第一、 第二の反射膜 1 5、 2 5 の う ち 、 いずれか一 方を透過性を示す銀な どの金属で構成さ せ、 更に、 第一、 第二 の基板 1 1 、 2 1 の う ち 、 透過性の反射膜 1 5 が形成さ れた基 板 1 1 を透明性を有す る ポ リ カ ーポネィ 卜 樹脂で構成す る 場 合につ いて説明 し たが、 本発明は これに限定さ れる も のでは無 い

例え ば、 2 つ の反射膜の両方を透過性を有 し ないアル ミ ニゥ ム の よ う な金属で構成 して も 良い。 こ の よ う な光学的記録媒体 か ら 情報を読み取る場合に は、 光学的記録媒体の両面 （第一、 第二の基板の表面） か ら別々 に レーザ一光を照射 し、 それ ら の 反射光を読み取れば良い （両面再生） 。 こ の場合は、 第一、 第 二の基板を共に、 透明性を有する物質で構成す る必要があ る 。

ま た、 上記実施例 1 〜 1 2 では銀やアルミ ニウムな どの金属 か ら なる反射膜 1 5 、 2 5 、 5 5 を、 直接、 基板 1 1 、 2 1 、 5 1 や樹脂層 3 5 、 6 5 に密着 して配置 し たが、 本発明は これ に限定さ れる も のでは無い。 例 えば、 反射膜の少な く と も一方 の面に、 窒化ケィ 素な どか ら成る誘電体層 を形成して も良い。

また、 上記実施例 1 3 では、 基板 5 1 表面に色素層 5 6 が形 成さ れた光学的記録媒体 5 0 ( C D - R ) につ いて説明 したが 本発明は こ れに限定さ れる も のでは無い。

図 3 の符号 7 0 は情報読み取 り 型の光学的記録媒体 （ C D — R O M r C o m p a c t D i s k R e a d O n l y M e m o r y ) を示 し てい る 。 こ の光学的記録媒体 7 0 は、 基板 7 1 と、 基板 7 1 表面 に配置さ れた反射膜 7 5 と、 反射膜 7 5 表面に配置さ れた保護膜 7 6 と を有 してお り 、 保護膜 7 6 は本 発明の光重合性樹脂組成物の硬化物 によ っ て構成さ れてい る。 図 1 ( c ) に示す光学的記録媒体 1 0 の場合 と 同様に、 図 3 に 示す光学的記録媒体 7 0 の基板 7 1 表面 に は情報が凹凸 のパ ター ン と し て記録さ れてい る 。

ま た、 図 2 ( c ) 、 ( d ) に示す色素層 5 6 の代わ り に相変 化記録層 を形成 し た、 情報書き込み型 （ C D — R W : C o m p a c t D i s k R e w r i t a b l e ) の光学的記録媒体 も本発明 に含まれる 。 これ ら の光学的記録媒体 （ C D — R O M C D - R W ) にお いて も 、 本発明の光重合性樹脂組成物を用 い て保護膜を形成すれば、 反射膜の化学的劣化を防止する こ とが でき る。

産業上の利用可能性

本発明の光重合性樹脂組成物を用 いれば、 反射膜の構成金属 と して銀を用 いた場合で も 、 耐湿、 耐熱性の高い光学的記録媒 体を得る こ とができ る 。

Claims

請求の範囲

1 . ア ク リ ル系エス テルを主成分 とする光重合性樹脂 と 、 ベ ン ゾ ト リ ァ ゾール又はベ ン ゾ ト リ ァ ゾ ー ル誘導体の いずれか 一方、 又は両方を主成分 とする添加剤 と 、 光重合開始剤 とが含 有さ れた光重合性樹脂組成物。

2 . 前記光重合性樹脂の添加量と、 前記光重合開始剤の添加 量の合計重量 1 0 0 重量部に対 し、 前記添加剤の添加量は 0 . 0 1 重量部以上で あ る 請求の範囲第 1 項記載の光重合性樹脂 組成物。

3 . 前記光重合性樹脂の添加量と 、 前記光重合開始剤の添加 量の合計重量 1 0 0 重量部に対 し、 前記添加剤の添加量は 0 . 0 5 重量部以上 5 重量部以下であ る 請求の範囲第 1 項記載の 光重合性樹脂組成物。

4 . 前記添加剤は 1 , 2 , 3 ベ ン ゾ ト リ ア ゾー ル又は 1 ， 2 ， 3 ベ ン ゾ ト リ ァ ゾ— ルの誘導体の いずれ,か一方又は両方 を主成 分 とする請求の範囲第 1 項記載の光重合成組成物。

5 . 前記添加剤は 1 , 2 ， 3 ベ ン ゾ ト リ ア ゾ―ル又は 1 , 2 , 3 ベ ン ゾ ト リ ァ ゾ— ルの誘導体の いずれか一方又は両方を主成 分 とする請求の範囲第 2 項記載の光重合成組成物。

6 . 前記添加剤は 1 ， 2 , 3 ベ ン ゾ ト リ ア ゾー ル又は 1 ， 2 ， 3 ベ ン ゾ ト リ ァ ゾ— ルの誘導体の いずれか一方又は両方 を 主成 分 とする請求の範囲第 3 項記載の光重合成組成物。

7 . 基板と 、 前記基板上に配置さ れた第一の反射膜と、 前記 第一 の反射膜 に密着 し て形成 さ れた樹脂層 と を有す る 光学的 記録媒体であ っ て、 前記樹脂層は、 ァ ク リ ル系エス テルを主成分 とする光重合性 樹脂 と、 ベ ンゾ ト リ ア ゾ一ル又はベ ン ゾ ト リ ァ ゾール誘導体の いずれか一方又は両方を主成分 とする添加剤 と、 光重合開始剤 と が含有 さ れた光重合性樹脂組成物 と を有す る 光重合性樹脂 組成物によ り 構成さ れた光学的記録媒体。

8 . 前記樹脂層の前記第一の反射膜が密着 した側と は反対側 の表面には、 第二の反射膜が前記樹脂層 に密着 して配置さ れた 請求の範囲第 7 項記載の光学的記録媒体。

9 . 前記第一の反射膜は銀を主成分 とする請求の範囲第 7 項 記載の光学的記録媒体。

1 0 . 前記第一の反射膜は銀を主成分 とする請求の範囲第 8 項記載の光学的記録媒体。

1 1 . 前記樹脂層の厚 さ は 1 m以上 2 0 0 m以下の範囲 に あ る請求の範囲第 7 項記載の光学的記録媒体。

1 2 . 前記樹脂層 の厚さ は 1 m以上 2 0 0 t m以下の範囲 に あ る請求の範囲第 8 項記載の光学的記録媒体。