WO1997012851A1 - Procede pour inhiber la polymerisation de composes vinyliques - Google Patents

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Takashi Nakagawa
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Description

明 細 書
ビニル化合物の重合防止方法
技術分野
本発明はビニル化合物の重合防止方法に関する。 さ らに詳しく は
、 本発明は、 ビニル化合物、 特にアク リ ル酸ゃメ タク リ ル酸などの 製造プロセスにおける蒸留系などにおいて、 液相部及び気相凝縮部 に対して、 その重合を効果的に抑制し、 あるいは機器の腐食を防止 しながら重合を効果的に抑制して、 長期間の安定な連続運転を可能 とする ビュル化合物の重合防止方法に関する ものである。
背景技術
従来、 スチ レ ン, アク リ ル酸, メ 夕 ク リ ル酸, アク リ ル酸エステ ル. メ タ ク リ ル酸エステル, ア ク リ ロニ ト リ ルなどの ビニル化合物 は、 光や熱などによって重合しやすい性質を有するこ とが知られて いる。 これらのビニル化合物の製造プロセスにおいては、 所望のビ ニル化合物を分離回収したり、 濃縮したり、 あるいは精製などのた めに、 種々 の蒸留操作が施されている。 しかしながら、 該ビニル化 合物は、 前記したように光や熱により重合してポリマー状物質を形 成するため、 蒸留工程において種々の ト ラブルを引き起こ し、 長期 間の安定な連続運転を不可能にするなど、 好ま しく ない事態を招来 しゃすい。
したがって、 このような蒸留工程での重合 トラブルを回避するた めに、 これまで、 重合防止剤の存在下に蒸留操作を行う方法がとら れている。 この重合防止剤としては、 例えばジブチルジチォカルバ ミ ン酸銅, ハイ ドロキノ ン, メ トキノ ン ( P — メ トキシフ エ ノ ール ) , p — t —ブチルカテコール, t ーブチルノヽイ ドロキノ ン, フ エ ノ チアジンなどが用いられている。 しかしながら、 これらの重合防 止剤は、 液相部に対しては、 その重合防止効果を比較的よ く 発揮す る ものの、 気相凝縮部に対しては、 その効果は小さいか、 あるいは ほとんど効果が発揮されない。 したがって、 蒸留塔内で、 これらの 重合防止剤を含んだ液が充分に届かない部分においては、 重合物質 の生成を抑制するこ とはできないという問題があった。 また、 上記 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅は、 装置 (例えば、 材質 S U S 3 1 6 ) を腐食するため、 工業化プラ ン トにおいては使用 しにく いとい う問題もあった。
他方、 N —二 ト ロ ソ フ エニルヒ ドロキシルァ ミ ンのコノくル ト, 二 ッケル又はマンガンの錯体を用いて、 ァク リ ル酸の重合を防止する 方法が提案されている (米国特許第 4 6 3 8 0 7 9号明細書) 。 し かしながら、 この方法においては、 アク リ ル酸の蒸留工程のように 、 気相部と液相部とが混在する系では、 充分に重合防止効果が発揮 されないという欠点があった。 発明の開示
本発明は、 このような状況下で、 ビニル化合物、 特にアク リ ル酸 ゃメ タ ク リ ル酸などの製造プロセスの蒸留系などにおいて、 液相部 及び気相凝縮部の両方に対して、 その重合を効果的に抑制し、 ある いは機器の腐食を防止しながら重合を効果的に抑制して、 長期間の 安定な連続運転を可能とする ビニル化合物の重合防止方法を提供す るこ とを目的とするものである。
本発明者らは、 前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果 、 重合防止剤と して、 N —二 トロ ソフ エニルヒ ドロキシルァ ミ ンや その塩と銅塩、 特にジブチルジチォカルバミ ン酸銅を併用するこ と により、 液相部及び気相凝縮部の両方に対して優れた重合防止効果 を示すこ と、 また、 重合防止剤と して、 N —二 トロ ソフエ二ルヒ ド 口キシルア ミ ンやその塩とジアルキルジチォカルバミ ン酸金属塩、 特にジブチルジチォカルバミ ン酸銅を併用し、 さ らに、 腐食抑制物 質と して、 無機酸や無機酸塩や水を用いるこ とにより、 液相部及び 気相凝縮部の両方に対して優れた重合防止効果を示すとともに、 機 器の腐食を効果的に抑制しう るこ とを見出した。 本発明は、 かかる 知見に基づいて完成したものである。
すなわち、 本発明は、
( 1 ) N —二 ト ロソフヱ二ルヒ ドロキシルア ミ ン又はその塩あるい はその両方を用いてビニル化合物の重合を防止するに当たり、 (A
) N —二 トロ ソフエニルヒ ドロキシルア ミ ン又はその塩あるいはそ の両方とともに、 ( B ) 銅塩を用いるこ とを特徴とする ビニル化合 物の重合防止方法 (第一の発明) 、 及び
( 2 ) N —二 ト ロソフエニルヒ ドロキシルア ミ ン又はその塩あるい はその両方を用いてビニル化合物の重合を防止するに当たり、 (A ) N —二 トロ ソフヱニルヒ ドロキシルア ミ ン又はその塩あるいはそ の両方とと もに、 ( B ' )ジアルキルジチォ力ルバミ ン酸金属塩と、
( C ) 無機酸, 無機酸塩及び水の中から選ばれた少なく と も一種と を用いるこ とを特徴とする ビニル化合物の重合防止方法 (第二の発 明) 、
を提供する ものである。 発明を実施するための最良の形態 本発明の方法が適用できる ビニル化合物と しては、 例えばスチレ ン, アク リ ル酸, メ タ ク リ ル酸, アク リ ル酸エステル, メ タ ク リ ル 酸エステル, アク リ ロニ ト リ ルなどが挙げられるが、 これらの中で 、 特にア ク リ ル酸及びメ タ ク リ ル酸が好適である。
第一及び第二の発明においては、 重合防止剤と して、 ( A ) 成分 、 すなわち N —二 トロ ソ フ エ二ル ヒ ドロキシルア ミ ンやその塩が用 いられる。 この N —二 トロ ソフエニルヒ ドロキシルァ ミ ンとしては 特に制限はなく 、 市販のものを用いるこ とができるが、 純度につい ては高純度のものが効果の点から望ま しい。 また、 N —二 トロ ソ フ ェニル ヒ ドロキシルァ ミ ンの塩については、 各種のものが使用でき 、 特に制限はないが、 入手のしゃすさ及び効果の点から、 特に N— 二 ト ロ ソ フ エニル ヒ ドロキシルァ ミ ンのア ンモニゥ厶塩が好ま しい 本発明においては、 上記 N —二 ト ロソフ エニルヒ ドロキシルア ミ ンやその塩は単 Ϊ虫で用いてもよ く 、 二種以上を組み合わせて用いて も よい。
第一の発明においては、 重合防止剤と して、 この N —二 トロ ソ フ ェニルヒ ドロキシルア ミ ンやその塩とと もに、 ( B ) 成分、 すなわ ち銅塩が用いられる。 この銅塩と しては特に制限されず、 無機塩. 有機塩のいずれであってもよ く、 様々なものを用いるこ とができる 。 例えばジアルキルジチォ力ルバ ミ ン酸銅, 酢酸銅, ナフテン酸銅 , アク リ ル酸銅, 硫酸銅, 硝酸銅, 塩化銅などが挙げられる。 これ らの銅塩は一価, 二価のいずれのものも用いるこ とができる。
上記銅塩の中では、 効果などの点からジアルキルジチォカルバミ ン酸銅が好ま しい。 このジアルキルジチォカルバミ ン酸銅は例えば 一般式 ( I ) 一 S C u ( I )
Figure imgf000007_0001
n
ノ で表される構造のものが挙げられる。
上記一般式 ( I ) において、 R ' 及び R 2 は、 それぞれ炭素数 1 〜 8 のアルキル基又はフエニル基である。 炭素数 1 〜 8 のアルキル 基は直鎖状、 分岐状のいずれであってもよ く 、 具体的にはメチル基 , ェチル基, プロ ピル基, ブチル基, ペンチル基, へキシル基など が挙げられる。 R ' 及び R 2 はたがいに同一であっても異なってい てもよい。 nは銅の価数を示し、 1 又は 2である。
上記一股式 ( I で表されるジアルキルジチォ力ルバミ ン酸銅と しては、 例えばジメチルジチォカルバミ ン酸銅, ジェチルジチォカ ルバ ミ ン酸銅, ジブ口 ピルジチォ力ルバミ ン酸銅, ジブチルジチォ 力ルバミ ン酸銅. ジペンチルジチォカルバミ ン酸銅, ジへキシルジ チォカルバミ ン酸銅, ジフエ二ルジチ才力ルバミ ン酸銅, メチルェ チルジチォカルバミ ン酸銅, メチルプロ ピルジチォカルバ ミ ン酸銅 , メチルブチルジチォ力ルバミ ン酸銅, メチルペンチルジチォカル バミ ン酸銅, メチルへキシルジチォ力ルバミ ン酸銅, メチルフ エ二 ルジチ才力ルバミ ン酸銅, ェチルプロ ピルジチォカル ミ ン酸銅, ェチルブチルジチォカルバミ ン酸銅, ェチルペンチルジチ才力ルバ ミ ン酸銅, ェチルへキシルジチォ力ルバミ ン酸銅, ェチルフエニル ジチォ力ルバミ ン酸銅, プロ ピルブチルジチォ力ルバミ ン酸銅, プ π ピルペンチルジチォカルバ ミ ン酸銅, プロ ピルへキシルジチォ力 ルノくミ ン酸銅, プロ ピルフ エニルジチォカル ミ ン酸銅, ブチルぺ ンチルジチォカルバミ ン酸銅, ブチルへキシルジチォカルバ ミ ン酸 銅, ブチルフ エ二ルジチ才力ルバミ ン酸銅, ペンチルへキンルジチ ォカルノくミ ン酸銅, ペンチルフ エニルジチォカ ルメくミ ン酸銅, へキ シルフ ェニルジチォカルバミ ン酸銅などが挙げられる。 これらのジ アルキルジチォカルバ ミ ン酸銅は、 一価の銅塩であってもよ く、 二 価の銅塩であってもよい。
これらの中で、 効果及び入手しやすいなどの点からジメチルジチ 才力ルバミ ン酸銅, ジェチルジチォカルバミ ン酸銅及びジブチルジ チォカルバミ ン酸銅が好ま しく 、 特にジブチルジチォカルバ ミ ン酸 銅が好適である。
本発明においては、 上記銅塩と しては市販のものを用いるこ とが できるが、 純度については高純度のものが効果の点から望ま しい。 また、 この銅塩は一種用いてもよ く、 二種以上を組み合わせて用い てもよい。
第一の発明においては、 重合を防止しょう とする ビニル化合物が 存在する系内に、 前記 ( A ) 成分の N—二 ト ロ ソ フ ニルヒ ドロキ シルア ミ ンやその塩と ( B ) 成分の銅塩とを供給し、 (A ) 成分と ( B ) 成分を共存させるこ とにより、 該ビニル化合物の重合を防止 する。 ここで、 「 (A ) 成分と ( B ) 成分を共存させる」 とは、 N —ニ トロソフエニルヒ ドロキシルア ミ ンまたはその塩と銅塩がそれ ぞれの化学構造を保持したままに共存するこ とのみに限定される も のではな く、 N —ニ トロソフエ二ルヒ ドロキシルア ミ ンまたはその 塩、 あるいは銅塩の一部若しく は全部が分解又は電雜した状態、 あ るいは N —二 ト ロソフ エニルヒ ドロキシルア ミ ンまたはその塩の銅 錯体を形成している状態をも包含する ものである。
これらの成分を系内へ供給する方法については特に制限はな く 、 N —二 ト ロ ソフ エニルヒ ドロキシルア ミ ンやその塩と銅塩とを個別 に添加してもよし、し、 N —二 トロ ソフヱニルヒ ドロキシルア ミ ンゃ その塩と銅塩とを混合したものを系内へ供給してもよい。 なお、 N 一二 トロ ソフエニルヒ ドロキシルア ミ ンやその塩と銅塩とを個別に 添加する場合には、 銅塩を添加した後に、 N —二 ト ロ フフヱニルヒ ドロキシルァ ミ ンやその塩を添加した方が、 重合防止効果が高く な るこ とがあり、 有利である。
第一の発明においては、 共存させる各成分の濃度は、 (A ) 成分 の N —二 トロ ソフエ二ルヒ ドロキシルア ミ ンやその塩については、 ビニル化合物に対して、 1 重量 p p m〜 l 0重量%の範囲が好ま し い。 この濃度が 1 重量 p p m未満では重合防止効果が充分に発揮さ れない恐れがある。 また、 1 0重量%を超えるとその量の割には効 果の向上がみられず、 むしろ経済的に不利となるこ とが多い。 重合 防止効果及び経済性などの面から、 より好ま しい濃度は、 ビニル化 合物に対して、 5〜 1 0 0 0重量 p p mの範囲であり、 特に 1 0〜 5 0 0重量 p p mの範囲が好適である。 一方、 ( B ) 成分の銅塩に ついては、 N —二 トロソフエニルヒ ドロキシルア ミ ンやその塩に対 して、 重量基準で 0. 0 0 1 〜 1 0 0 0倍の範囲が好ま しい。 この量 が 0. 0 0 1 倍未満では液相部及び気相凝縮部の両方に対する重合防 止効果が充分に発揮されない恐れがあり、 本発明の目的が達せられ に く い。 また、 1 0 0 0倍を超えるとその量の割には効果の向上が みられず、 むしろ経済的に不利となる上、 その他の不都合が生じる おそれがある。 液相部及び気相凝縮部の両方に対する重合防止効果 、 経済性などの面から、 この銅塩のより好ま しい量は、 (A ) 成分 の N —ニ トロソフエ二ルヒ ドロキシルア ミ ンやその塩に対して、 重 量基準で 0. 0 1 〜 1 0 0倍の範囲であり、 特に 0. 1 〜 1 0倍の範囲 が好適である。 さ らに、 N—二 トロソフ エニルヒ ドロキシルァ ミ ン (またはその塩) ー銅錯体の形態で共存させる場合、 この錯体濃度 は、 液相部及び気相凝縮部の両方に対する重合防止効果、 経済性な どの面から、 ビニル化合物に対して、 好ま しく は 1重量 p pm〜 1 0重量%、 より好ま しく は 5〜 5 0 0 0重量 p pm、 特に好ま しく は 1 0〜 2 0 0 0重量 p pmの範囲である。
一方、 第二の発明においては、 重合防止剤として、 前記 (A) 成 分の N—ニ トロソフエニルヒ ドロキシルァ ミ ンやその塩と と もに、 ( B' )成分、 すなわちジアルキルジチォ力ルバミ ン酸金属塩が用い られ、 さ らに腐食抑制物質と して、 (C) 成分、 すなわち無機酸, 無機酸塩及び水の中から選ばれた少な く と も一種が用いられる。
(Β')成分のジアルキルジチォ力ルバミ ン酸金属塩と しては、 例 えば一般式 (II)
Μ
Figure imgf000010_0001
で表される化合物を用いるこ とができる。
上記一般式 (II) において、 R3 及び R4 は、 それぞれ炭素数 1 〜 8のアルキル基又はフ エニル基である。 炭素数 1〜 8のアルキル 基は直鎖伏, 分岐伏のいずれであってもよ く 、 具体的にはメチル基 , ェチル基, プロ ピル基, ブチル基, ペンチル基, へキシル基など が挙げられる。 また R 3 及び R4 はたがいに同一であっても異なつ ていてもよい。 Mは金属を示し、 例えばニッケル, 亜鉛, 銅, 鉄, 遷移金属 (Mn, C oなど) などである。 mは金属 Mの価数を示す 上記一般式 ( Π ) で表されるジアルキルジチォカルバ ミ ン酸金属 塩と しては、 例えば、 前記一般式 ( I ) で表されるジアルキルジチ ォカルバミ ン酸銅、 及びこの銅塩に対応するニッケル塩, 亜鉛塩, 鉄塩, 各種遷移金属 (M n , C oなど) 塩などが挙げられる。 これ らのジアルキルジチォカルバミ ン酸金属塩の中で、 効果の点から、 ジアルキルジチォカルバミ ン酸銅が好ま しく、 特にジブチルジチォ カルバ ミ ン酸銅が好適である。 このジブチルジチォカルバミ ン酸銅 は、 市販品と して容易に入手するこ とができる。
上記ジアルキルジチォカルバミ ン酸金属塩は一種用いてもよ く 、 二種以上を組み合わせて用いてもよい。 また、 その使用量は、 特に 制限はな く 、 各種の状況によって適宜選定されるが、 通常はビニル 化合物に対して 0. 0 0 1 〜 5重量%の範囲で選ばれる。 この量が 0. 0 0 1 重量%未満では、 液相部における重合防止効果が充分に発揮 されない場合がある。 また 5重量%を超えると、 その量の割には効 果の向上がみられず、 むしろ経済的に不利となるこ とが多い。 液相 部における重合防止効果及び経済性の面から、 このジアルキルジチ ォカルバミ ン酸金属塩の好ま しい使用量は、 ビニル化合物に対して 、 0. 0 1 〜 1 重量%の範囲であり、 特に 0. 0 5〜0. 5重量%の範囲 が好適である。
この第二の発明においては、 前記 (A ) 成分の N —二 卜ロソフェ ニルヒ ドロキシルァ ミ ンやその塩の使用量は、 適宜選定すればよい が、 通常は、 上記 ( B ' )成分のジアルキルジチォ力ルバミ ン酸金属 塩に対して 0. 0 1 〜 1 0倍重量の範囲で選ばれる。 この量が 0. 0 1 倍重量未満では、 気相凝縮部における重合防止効果が充分に発揮さ れないこ とがある。 また 1 0倍重量を超えると、 その量の割には効 果の向上がみられず、 むしろ経済的に不利となる場合が多い。 気相 凝縮部における重合防止効果及び経済性の面から、 この N -二 ト ロ ソフ ェニルヒ ドロキシルァ ミ ンやその塩の好ま しい使用量は、 ジァ ルキルジチォカルバミ ン酸金属塩に対して 0. 0 5 〜 1 倍重量の範囲 こ の な
第二の発明においては、 機器の腐食を抑制するために、 腐食抑制 物質と して、 ( C ) 成分、 すなわち、 無機酸, 無機酸塩及び水の中 から選ばれた少な く と も一種が用いられる。 上記無機酸と しては、 ォキソ酸が好ま しく、 具体的にはホウ酸, リ ン酸, 硝酸, 硫酸など が挙げられる。 これらの中で、 効果の点から、 リ ン酸及びホウ酸が 好ま しく 、 特に リ ン酸が好適である。 また、 無機酸塩と しては、 こ れらの無機酸のニッケル塩, 亜鉛塩, 鉄塩, マンガン塩, コバル ト 塩などが挙げられる。
本発明においては、 この ( C ) 成分の腐食抑制物質は一種用いて もよ く、 二種以上を組み合わせて用いてもよい。 また、 その使用量 は、 各種の状況により異なり、 一義的に定めるこ とができないが、 無機酸や無機酸塩を用いる場合、 通常ビニル化合物に対して 0. 0 0 1 〜 5重量%の範囲で選定される。 この量が 0. 0 0 1 重量%未満で は、 腐食抑制効果が充分に発揮されないこ とがあり、 また 5 重量% を超えると、 その量の割には効果の向上があま りみられず、 むしろ 他の不都合が生じるおそれがある。 腐食抑制を効果的に行い、 かつ 他の不都合をもたらさない点から、 この無機酸や無機酸塩の好ま し い使用量は、 ビニル化合物に対して、 0. 0 1 〜 3重量%の $5囲であ り、 特に 0. 0 3 〜 1 重量%の範囲が好適である。
なお、 腐食抑制物質と して、 特にリ ン酸を用いる場合、 このリ ン 酸の使用量は、 前述したジアルキルジチォカルバミ ン酸金属塩、 特 にジアルキルジチォカルバミ ン酸銅塩に対して 0. 0 1 以上 (重量比 ) 、 特に 0. 1〜 3 (重量比) であるこ とが好ま しい。
一方、 腐食抑制物質と して水を用いる場合、 この水の量は、 適宜 定めればよいが、 通常はビニル化合物に対して 0. 0 5〜 5重量%の 範囲で選ばれる。 この量が 0. 0 5重量%未満では、 腐食抑制効果が 充分に発揮されに く い。 また、 5重量%を超えるとその分離に多大 のエネルギーコス トがかかり、 経済的に不利となるこ とがある。 腐 食防止性及び経済性の面から、 好ま しい水の量は、 ビニル化合物に 対し、 0. 0 7〜0. 5重量%の範囲である。
この第二の発明においては、 前記 (A) 成分. (Β')成分及び ( C ) 成分の供給方法については特に制限はな く 、 例えば ( 1 ) 各成 分を別々 に供給する方法、 ( 2 ) (Α) 成分, (Β')成分及び (C ) 成分を含有する混合液を供給する方法、 ( 3 ) (Α) 成分と (Β ' )成分とを含有する混合液と、 (C) 成分を供給する方法、 ( 4 )
( Α) 成分と (C) 成分とを含有する混合液と、 (Β')成分を供給 する方法、 ( 5 ) (Β')成分と (C) 成分とを含有する混合液と、
( Α) 成分を供給する方法などを挙げるこ とができる。
上記 ( 1 ) の方法においては、 まず ( Α) 成分を供給し、 その存 在下に、 (Β')成分と (C) 成分を供給するのが望ま しい。 この際 、 (Β')成分と (C) 成分の供給順序については特に制限ない。 (
2 ) の方法においては、 適当な量の本発明の適用対象のビニル化合 物中に、 (Α) 成分と (C) 成分を加えたのち、 (Β')成分を加え るか、 あるいはまず (Α) 成分を加えたのち、 (Β')成分と (C) 成分を加えて混合液を調製するのが望ま しい。 ( 3 ) の方法におい ては、 適当な量の該ビニル化合物中に、 最初に (Α) 成分を加え、 次いで (Β')成分を加えて混合液を調製したのち、 まずこの混合液 を系内に供給し、 (Α) 成分と (Β')成分の存在下に、 (C) 成分 を供給するのが望ま しい。 ( 4 ) の方法においては、 適当な量の該 ビニル化合物中に、 (A) 成分と (C) 成分を加えて混合液を調製 したのち、 まず、 この混合液を系内に供給し、 (A) 成分と (C) 成分の存在下に、 (Β')成分を供給するのが望ま しい。 さ らに、 ( 5 ) の方法においては、 まず (Α) 成分を系内に供給し、 (Α) 成 分の存在下に、 (Β')成分と (C) 成分とを含有する混合液を供給 するのが望ま しい。
本発明 (第一及び第二の発明) の方法においては、 重合防止効果 をさ らに向上させるために、 所望に応じ、 他の公知の重合防止剤、 例えばヒ ドロキノ ン, メ トキノ ン (ρ— メ トキシフエノ ール) , ρ 一 t ーブチルカテコール, t —ブチルヒ ドロキノ ンなどのフエ ノ ー ル系重合防止剤, フヱ ノチアジンなどを添加するこ とができる。 本発明の方法は、 ビニル化合物の重合防止に適用されるものであ り、 その適用態様については特に制限はなく 、 例えばビニル化合物 をタ ンクなどに貯蔵する場合やビニル化合物の製造プロセスなどに 適用するこ とができるが、 これらの中でビニル化合物の製造プロセ ス、 好ま しく は蒸留工程に適用するのが有利である。 特に、 了ク リ ル酸ゃメ 夕 ク リ ル酸の蒸留工程において、 N—ニ トロソフ エ二ルヒ ドロキシルア ミ ンやその塩とジブチルジチォカルバミ ン酸銅を共存 させる場合、 液相部と気相凝縮部の両方に対して、 アク リ ル酸ゃメ タ ク リ ル酸の重合を効果的に防止し、 さ らに無機酸や無機酸塩や水 を共存させるこ とにより、 機器の腐食を効果的に防止して、 その製 造プロセスを長期間にわたり、 安定して運転するこ とができる。
本発明の方法においては、 前記 (A) 成分と (B) 成分、 又は ( A) 成分と ( Β')成分と (C) 成分を含むビニル化合物の処理温度 は、 ビニル化合物の種類により異なるが、 通常 0〜 2 0 0 °C、 好ま し く は 5 0〜 1 4 0 °Cの範囲である。 また、 処理圧力については特 に制限されず、 減圧及び加圧のいずれでもよ く 、 通常 0〜 1 0 MP aの範囲である。 特に、 アク リ ル酸やメ 夕 ク リ ル酸を蒸留する場合 は、 通常減圧下で処理され、 圧力と しては 0. 0 1 〜0. I M P aの範 囲が好ま しい。
次に本発明を実施例によりさ らに詳細に説明するが、 本発明は、 これらの例によってなんら限定される ものではない。
実施例 1
アク リ ル酸 3 0 0 gに、 重合防止剤 I と してジブチルジチォカル バミ ン酸銅 0. 0 3 gを添加して室温で溶解したのち、 重合防止剤 Π と して N—二 トロ ソフエニルヒ ドロキシルア ミ ンアンモニゥム塩 0. 0 3 gを添加して室温で溶解した。
次に、 この液を 5 0 0 ミ リ リ ッ トルフラスコに仕込み、 径 2. 5 4 c m、 高さ 3 0 c mのカラムに径 5 mmのガラスビーズを充塡した ものをフラスコに取り付けて、 9 0。C, l l O T o r rの条件で還 流を行った。 なお、 この際、 液中に窒素ガスを 1 c m3 ノ分の割合 で導入した。 還流を開始してから、 ガラスビーズを充塡したカラム がボリ マーの生成によって閉塞するまでの時間を計測した。 結果を 第 1 表に示す。 なお、 この際、 液相部での重合はみられなかった。 実施例 2 ~ 4及び比較例 1 〜 9
第 1 表に示す種類と量の重合防止剤及び導入ガスを用いた以外は 、 実施例 1 と同様に実施して、 ガラスビーズを充塡したカラムがボ リマーの生成によって閉寒するまでの時間を計測すると と もに、 液 相部での重合の有無を確認した。 その結果を第 1 表に示す。 第 1 表 一 1
Figure imgf000016_0001
(注)
C u DT C : ジブチルジチォカルバ ミ ン酸銅
NPH : N—二 ト ロ ソ フ エニルヒ ドロキシルァ ミ ンア ンモニゥ ム塩
H Q : ノヽィ ドロキノ ン
MQ : メ トキノ ン
酢酸マ ンガン : 4水和物である
重量 ρ p m : ァク リ ル酸に対する値 ?Ρα 木
ポ リ マ 一 (こ上ろカ ラム 液相
閉塞時間 (分) 重合の有無
実施例 1 > 4 8 0 なし
実施例 2 3 0 0 なし
実施例 3 2 5 5 なし
実施例 4 > 4 8 0 なし
比較例 1 5 5 なし
比較例 2 1 6 0 なし
比較例 3 5 5 なし
比較例 4 7 0 なし
比較例 5 4 5 なし
比較例 6 2 5 (液相部が重合) あり
比較例 7 5 5 なし
比較例 8 8 5 なし
比較例 9 4 5 (液相部が重合) あり 比較例 1 0
冷却管付 5 0 0 ミ リ リ ッ トルセパラブルフラスコに、 酸化被膜処理を 施した S U S 3 1 6 テス ト ピース ( 4 0 X 1 5 X 3 mm) と、 重合防止 剤と してジブチルジチォカルバ ミ ン酸銅 3 5 0 0重量 p p m (対ァク リ ル酸、 以下同じ。 ) を溶解させたアク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを仕込 み、 減圧下にフ ラスコ内温を 1 1 0でに保持して 1 日間還流状態と した ο
その結果、 腐食によるテス ト ピースの重量減少率 (処理前テス ト ピー スの重量に対する重量減少量の割合) は 5 0 7重量 p p mであった。 ま た、 この際、 フラスコ内の液相部にはポリ マ一による白濁はみられなか つた力 気相凝縮部であるフラスコの上蓋に大量のポリマーが生成して いた。 条件及び結果を第 2表に示す。
比較例 1 1
比較例 1 0 において、 重合防止剤と してジブチルジチォカルバミ ン酸 銅の代わりにフエノ チアジンを用いた以外は、 比較例 1 0 と同様にして 実施した。 条件及び結果を第 2表に示す。
比較例 1 2
比較例 1 0 において、 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅 3 5 0 0重量 p p mと共に、 リ ン酸 8 5 0 0重量 p p mを溶解させたアク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを用いた以外は、 比較例 1 0 と同様にして実施した。 条件 及び結果を第 2表に示す。
比較例 1 3
比較例 1 0 において、 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅 3 5 0 0重量 p p mと共に、 水 2 0 0 0重量 p p mを溶解させたアク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ツ トルを用いた以外は、 比較例 1 0 と同様にして実施した。 条件及び 結果を第 2表に示す。
比較例 1 4
比較例 1 0 において、 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅 7 0 0 0重量 p P mを溶解させたァク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを用いた以外は、 比較 例 1 0 と同様にして実施した。 条件及び結果を第 2表に示す。
比較例 1 5
比較例 1 0 において、 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅 5 0 0重量 p p mを溶解させたァク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを用いた以外は、 比較例 1 0 と同様に して実施した。 条件及び結果を第 2表に示す。
比較例 1 6 比較例 1 0 において、 ジブチルジチォ力ルバミ ン酸銅 3 5 0 0重量 p p mと共に、 メ トキノ ン 3 5 0 0重量 p p mを溶解させたァク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを用いた以外は、 比較例 1 0 と同様にして実施した。 条件及び結果を第 2表に示す。
比較例 1 7
比較例 1 0 において、 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅 3 5 0 0重量 p p mと共に、 フ エノチアジン 1 0 0 0重量 p p m, ヒ ドロキノ ン 2 0 0 0重量 p p m, メ トキノ ン 2 0 0 0重量 p p m及びリ ン酸 8 5 0 0重量 P P mを溶解させたァク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを用いた以外は、 比 較例 1 0 と同様にして実施した。 条件及び結果を第 2表に示す。
比較例 1 8
比較例 1 0 において、 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅の代わりに、 フ エノ チアジ ン 1 0 0 0重量 p p m, ヒ ドロキノ ン 2 0 0 0重量 p p m, メ トキノ ン 2 0 0 0重量 p p m及び N—ニ トロソフエニルヒ ドロキシル ァ ミ ンアンモニゥム塩 3 5 0重量 p p mを溶解させたアク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを用いた以外は、 比較例 1 0 と同様にして実施した。 条件 及び結果を第 2表に示す。
第 2 表一 1
Figure imgf000020_0001
N P H : N—二 ト ロ ソ フ エニルヒ ドロキシルア ミ ンア ンモニゥム塩
第 2 表一 2
Figure imgf000021_0001
Ν Ρ Η : Ν—二 ト ロ ソフ エ二ルヒ ドロキシルア ミ ンア ンモニゥム塩
第 2 表一 3
Figure imgf000022_0001
N P H : N—二 ト ロ ソ フ エニル ヒ ドロキシルア ミ ンア ンモニゥム塩
(注)
液相部の重合状態の判定基準
O : 重合による液相部の白濁な し
Δ : 重合により液相部が僅かに白濁する
X : 重合により液相部が白濁する
気相凝縮部の重合状態の判定基準
〇 : 重合によるフラスコ上蓋へのポリ マーの生成なし Δ : 重合により フ ラスコ上蓋に僅かにポリマーが生成する X : 重合により フラスコ上蓋にボリ マーが生成する 第 2表において、 比較例 1 0 と比較例 1 1 との比較から、 ジブ チルジチォカルバミ ン酸銅は腐食性を有しているこ とが分かる。 また、 比較例 1 0 , 1 2 , 1 3から、 ジブチルジチォカルバミ ン 酸銅は液相における重合防止効果は良好である ものの、 気相凝縮 部における重合防止効果は極めて低いこ とが分かる。 さ らに比較 例 1 0 と比較例 1 2 , 1 3 との比較例から、 リ ン酸及び水は腐食 抑制物質と して有効であるこ とが分かる。
実施例 5
ジブチルジチォカルバミ ン酸銅 3 5 0 0重量 p p mと共に、 リ ン酸 8 5 0 0重量 p p mを溶解させた後に、 N —二 ト ロソフエ二 ルヒ ドロキシルア ミ ンアンモニゥム塩 3 5 0重量 p p mを溶解さ せたァク リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを用いた以外は、 比較例 1 0 と同様にして実施した。 条件及び結果を第 3表に示す。
なお、 リ ン酸を使用せずに、 上記と同様にして実施したところ 、 液相部及び気相部の両方に対して、 リ ン酸を使用した場合と同 様に良好な重合防止効果を示すが、 テス ト ピース重量減少率は 4 2 6重量 111 ( リ ン酸使用の場合は 1 重量 p p m ) と高かった 実施例 6
実施例 5 において、 リ ン酸の量を 4 0 0 0重量 p p mに変えた 以外は、 実施例 5 と同様にして実施した。 条件及び結果を第 3表 に示す。
実施例 7
実施例 5 において、 リ ン酸の量を 4 0 0重量 p p mに変えた以 外は、 実施例 5 と同様にして実施した。 条件及び結果を第 3表に 示す。
実施例 8
実施例 5 において、 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅の量を 7 0 0 0重量 p p mに変えた以外は、 実施例 5 と同様にして実施した 。 条件及び結果を第 3表に示す。
実施例 9
実施例 5 において、 ジブチルジチォカルバ ミ ン酸銅の量を 5 0 0重量 p p m、 N —ニ ト ロソフ エ二ルヒ ドロキシルア ミ ンァンモ ニゥム塩の量を 5 0重量 p p m及びリ ン酸の量を 5 0重量 p p m にそれぞれ変えた以外は、 実施例 5 と同様にして実施した。 条件 及び結果を第 3表に示す。
実施例 1 0
実施例 9 において、 N —ニ トロ ソフ エニルヒ ドロキシルア ミ ン ア ンモニゥム塩の量を 2 5重量 p p mに変えた以外は、 実施例 9 と同様にして実施した。 条件及び結果を第 3表に示す。
実施例 1 1
実施例 5 において、 リ ン酸の代わりに水 2 0 0 0重量 p p mを 用いた以外は、 実施例 5 と同様にして実施した。 条件及び結果を 第 3表に示す。
実施例 1 2
実施例 5 において、 さ らに水 2 0 0 0重量 p p πιを加えた以外 は、 実施例 5 と同様にして実施した。 条件及び結果を第 3表に示 す。
実施例 1 3
実施例 5 において、 リ ン酸の代わりにリ ン酸亜鉛 1 7 0 0重量 P p mを用いた以外は、 実施例 5 と同様にして実施した。 条件及 び結果を第 3表に示す。
実施例 1 4
実施例 9 において、 リ ン酸の代わりにリ ン酸亜鉛 1 7 0 0重量 p p mを用いた以外は、 実施例 9 と同様にして実施した。 条件及 び結果を第 3表に示す。
実施例 1 5
実施例 5 において、 リ ン酸の代わりにホウ酸 3 3 0 0重量 p p mを用いた以外は、 実施例 5 と同様にして実施した。 条件及び結 果を第 3表に示す。
実施例 1 6
実施例 1 5 において、 ホウ酸の代わりにホウ酸亜鉛 9 0 0重量 p p m及び水 9 0 0重量 p p mを用いた以外は、 実施例 1 5 と同 様にして実施した。 条件及び結果を第 3表に示す。
実施例 1 7
実施例 5 において、 ジブチルジチォカルバミ ン酸銅 3 5 0 0重 量 p p mと共に、 フエ ノチアジン 1 0 0 0重量 p p m, ヒ ドロキ ノ ン 2 0 0 0重量 p p m, メ トキノ ン 2 0 0 0重量 p p m, N— ニ トロソ フ エ二ルヒ ドロキシルア ミ ンアンモニゥム塩 3 5 0重量 p p m及びリ ン酸 8 5 0 0 0重量 p p mを溶解させたアタ リ ル酸 2 0 0 ミ リ リ ッ トルを用いた以外は、 実施例 5 と同様にして実施 した。 条件及び結果を第 3表に示す。
なお、 リ ン酸を使用せずに、 上記と同様にして実施したところ 、 液相部及び気相部の両方に対して、 リ ン酸を使用した場合と同 様に良好な重合防止効果を示すが、 テス ト ピース重量減少率は 4 4 2重量 p p m (リ ン酸使用の場合は 1 重量 p p m) と高かった 第 3 表一 1
Figure imgf000026_0001
N P H : N—二 ト ロ ソフ エニルヒ ドロキシルア ミ ンア ンモニゥ厶塩 (注) 実施例 5 において、 リ ン酸を使用しなかった場合、 液相部及び気相 凝縮部の重合状態は、 いずれも〇であったが、 テス ト ピース重量减少 率は 4 2 6 w t p p mであった。 第 3 表一 2
Figure imgf000027_0001
N P H : N—ニ ト ロ ソ フ エ二ルヒ ドロキシルア ミ ンア ンモニゥム塩
第 3 表一 3
Figure imgf000028_0001
N P H : N —二 ト ロ ソ フ エニルヒ ドロキシルア ミ ンア ンモニゥ厶塩 (注) ( 1 ) 液相部及び気相凝縮部の重合状態の判定基準は、 第 2表の脚注と同じである。
( 2 ) 実施例 1 7において、 リ ン酸を使用 しなかった場合、 液 相部及び気相凝縮部の重合状態は、 いずれも〇であったが、 テス ト ピース重量減少率は 4 4 2 w t p p mであった。
第 3表から明らかに、 本発明の方法による と、 液相部及び気相 凝縮部の両方において、 良好な重合防止効果を示し、 かつテス ト ピースの腐食が極めて小さいこ とが分かる。 産業上の利用分野
本発明の方法によれば、 ビニル化合物、 特にア ク リ ル酸やメ タ ク リ ル酸などの製造プロセスにおける蒸留系などにおいて、 液相 部及び気相凝縮部の両方に対して、 その重合を効果的に抑制する こ とにより、 あるいは機器の腐食を防止しながら重合を効果的に 抑制するこ とにより、 長期間の安定な連続運転が可能である。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . N —二 ト ロソフ エニルヒ ドロキシルァ ミ ン又はその塩あるいは その両方を用いてビニル化合物の重合を防止するに当たり、 ( A ) N —ニ ト ロ ソフエ二ルヒ ドロキシルア ミ ン又はその塩あるいはその 両方と と もに、 ( B ) 銅塩を用いるこ とを特徴とする ビニル化合物 の重合防止方法。
2 . ( A ) 成分の N —二 トロソフ エニルヒ ドロキシルア ミ ンの塩が ァ ンモニゥム塩である請求の範囲第 1 項記載の方法。
3 . ( B ) 成分の銅塩がジブチルジチォカルバ ミ ン酸銅である請求 の範囲第 1 項記載の方法。
4 . ビニル化合物の製造プロセスにおいて、 ビニル化合物の重合を 防止する請求の範囲第 1 項記載の方法。
5 . ビニル化合物の蒸留工程において、 ビニル化合物の重合を防止 する請求の範囲第 1 項記載の方法。
6 . ビニル化合物がアク リ ル酸又はメ タ ク リ ル酸である請求の範囲 第 1 項記載の方法。
7 . N —二 トロソフエニルヒ ドロキシルァ ミ ン又はその塩あるいは その両方を用いてビニル化合物の重合を防止するに当たり、 ( A ) N —二 ト ロソフエ二ルヒ ドロキンルァ ミ ン又はその塩あるいはその 両方と と もに、 ( Β· )ジアルキルジチォ力ルバ ミ ン酸金属塩と、 ( C ) 無機酸, 無機酸塩及び水の中から選ばれた少な く とも一種とを 用いるこ とを特徴とする ビニル化合物の重合防止方法。
8. ( A ) 成分の N—二 ト ロ ソフエ二ルヒ ドロキシルア ミ ンの塩が アンモニゥム塩である請求の範囲第 7項記載の方法。
9. ( B ' )成分のジアルキルジチォカルバミ ン酸金属塩がジブチル ジチォカルバミ ン酸銅である請求の範囲第 7項記載の方法。
1 0. ( C ) 成分の無機酸がリ ン酸又はホウ酸である請求の範囲第 7項記載の方法。
1 1 . ビニル化合物の製造プロセスにおいて、 ビニル化合物の重合 を防止する請求の範囲第 7項記载の方法。
1 2. ビニル化合物の蒸留工程において、 ビニル化合物の重合を防 止する請求の範囲第 1 1 項記載の方法。
1 3. ビニル化合物がアク リ ル酸又はメ タ ク リ ル酸である請求の範 囲第 7項記載の方法。
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