WO1993004881A1 - Suspension system for work vehicle - Google Patents

Description

明細書 作業車雨の 想架装 g 技術分野

本発明 は 、 ホ イ ール式油圧 シ ョ ベル な ど の作業車両 に用 い ら れ る 想架装置 に 関す る 。

背景技術

図 7 〜 図 1 0 は従来の ホ イ ール式油圧 シ ョ ベル の 想架装置の一例 を示す 。 図 7 は ホ イ ール式油圧 シ ョ ベル の 下部走行体の側面 図であ り 、 1 は前輪側の ア ク ス ル 、 2 は後輪側の ア ク ス ル で あ り 、 各ァ ク ス ル 1 ， 2 の 中空部 に は前駆動軸 1 a お よ び後駆動軸 2 aが挿通 さ れて い る 。 こ れ ら 前駆動軸 1 a お よ び後駆動軸 2 a に は ト ラ ン ス ミ ヅ シ ヨ ン 3 か ら シ ャ フ ト 4 , 5 を 経 て走行駆動力が伝達 さ れ る 。 前 輪用 ア ク ス ル 1 の 中央上部 に は 、 図 8 に示 す よ う に 、 ピ ン 6 に よ り シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 が車両左右方 向 に揺動可能 に連結 さ れて い る 。 シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 上 に 旋 回可能 に 設 け ら れた旋回 フ レ ー ム に は図 示 し な い 運転席やブー ム ， アー ム お よ びパ ケ ヅ ト な ど か ら な る 作業 ア タ ッ チ メ ン ト が設 け ら れ 、 図 8 に 示す よ う に 、 シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 の車両左右雨端 に は単動 シ リ ン ダ 8 がそ れぞ れ装着 さ れて い る 。 図 8 に お い て 、 符号 1 1 は タ イ ヤ を 示す 。

単勖 シ リ ン ダ 8 は 、 図 9 , 図 1 0 に示す よ う に 、 チ ュ ーブ 8 a が フ ラ ン ジ 部 8 d を 介 し て ボ ル ト 9 に よ り シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 に取 り 付 け ら れ 、 ビ ス ト ン ロ ヅ ド 8 b の 先端はア ク ス ル 1 上 に突設 さ れて い るブラ ケ ッ ト 1 0 に接 し て い る 。 走行時 は 、 シ リ ン ダ 8 の シ リ ン ダ室 8 c をタ ン ク と接続 し 、 ビス ト ンロ ヅ ド 8 bが自由 に伸縮する よ う に し て左右のタイ ヤの接地性を良 く して いる。 掘削作業時は、 シ リ ンダ室 8 c を油圧的に ロ ヅ ク し、 アク スル 1 に対 してシ ャーシ フ レーム 7 が固定された状態と して据削作業時の車体の安定化を図 つて い る 。

しか しなが ら 、 このよ う な従来の作業車両の想架装置にあ っ ては、 アク スル 1 と シ ャーシフ レーム 7 とがビン 6 によ り 直接連結され、 その間 に緩衝装 Sが設け ら れていないため、 走行時に路面か らの衝 擎が直接シャ ー シ フ レーム に入方され、 乗 り 心地性能 に問題があつ た。 ま た、 高速旋回走行時の 口一 リ ング荷重によ り 、 ビン 6 回 り の モー メ ン ト荷重がシャーシ フ レーム 7 に働 く が、 単動シ リ ンダ 8 は フ リ ー になっ て い るのでそのモー メ ン ト荷重を支持できずシ ャーシ フ レーム 7 が不所望に傾いて しま う 。

ダンプ ト ラ ッ グなどに使用される想架装 Sは、 それ自体はかな り 重量の あ る車体フ レームを保持で き るが、 こ の発明が対象に してい るホイ ール式油圧シ ョベルなどの作業車両は、 通常の走行以外に据 削作業な どを行なう 必要があ り 、 車両前後、 車両左右、 お よび上下 の各方向に大きな据酎反力が負荷されるため、 ト ラ ッ クなどの懸架 装 Sは採用できな い。

発明の開示

本発明の 目的は、 走行以外に攞削などの作業を行なう作業車雨に おいて 、 掘削時の車体安定性を損わずに走行時の乗 り 心地性と高速 旋回走行時の酎ロー リ ング性能を向上させる こ と にあ る。

本発明は、 シ ャーシフ レーム を前後輪一対のアク スル上に支持す る作業車雨の懸架装置に適用 される 。 そ し て 、 上述の 目 的 は次の構成 に よ り 達成 さ れ る 。

本発明 に係 る 想架装置 は 、 ア ク ス ル と シ ャ ー シ フ レ ー ム と の 間 を 接続す る 緩街ばね と 、 車両左右方 向 に所定距離離れ て 設 け ら れ 、 チ ユ ーブ側 と 口 ヅ ド 側 はそ れ ぞれ シ ャ ー シ フ レ ー ム お よ びア ク ス ル に 枢支 さ れ た一対の 復勖 シ リ ン ダ と 、 シ ャ ー シ フ レ ー ム と ア ク ス ル と の間の前後左右方 向の水平変位 は規制 し 、 上下方向 の変位は許容す る よ う に 、 一端が シ ャ ー シ フ レ ー ム に 、 他端がア ク ス ル に連結 さ れ た リ ン ク と 、 復動 シ リ ン ダ を ロ ヅ ク し て緩街ばねの 作動 を 阻止 し 、 復動 シ リ ン ダ を フ リ ー に し て緩衝 ばね の作動 を許容 す る 切換手段 と を具備す る 。

走行時 は復動 シ リ ン ダの ボ ト ム 室 と ロ ッ ド 室 を タ ン ク と接続 し て フ リ ー に す る 。 路面か ら の 街擎 は緩衝ばね に よ り 吸収 さ れ る 。 ま た、 段差な ど に乗 り 上 げた タ イ ヤが落下 す る 際 、 復動 シ リ ン ダが伸出 す る 際の抵抗力 に よ り ア ク ス ル は従来 に比べ て ゆ つ く り と 落下 す る 。 高速旋回 走行時の ロ ー リ ン グ荷重 に よ り シ ャ ー シ フ レ ー ム に 働 く モ 一メ ン ト 荷重は 、 緩衝ばね の ばね力 の抵抗 を受 けて 吸収 さ れ 、 高速 旋回走行 時の シ ャ ー シ フ レ ー ム の 傾 き が抑制 さ れ る 。

復動 シ リ ン ダの ボ ト ム 室 と ロ ッ ド 室の そ れぞ れ を 絞 り を介 し て 夕 ン ク と 接続す る よ う に す れ ば 、 復動 シ リ ン ダ収縮時 に 油圧抵抗力が 発生 し て 、 復動 シ リ ン ダ を 油圧ダ ン バ と し て 機能 さ せ る こ と がで き る 。

掘削作業時 は復動 シ リ ン ダの 口 ヅ ド 室 と ボ ト ム 室 と を ロ ヅ ク す る。 掘削時 に 作業ア タ ッ チ メ ン ト を介 し て シ ャ ー シ フ レ ー ム に作用 す る 負荷 に よ り シ ャ ー シ フ レ ー ム は揺動 し ょ う と す る が 、 そ の運動 は復 動 シ リ ン ダで規制 さ れ る 。 一方 、 掘削時の 負荷 に よ っ て 、 車両の前 後左右方向にシャーシフ レームが水平運動 し ょう と するが、 その運 動は リ ンク によ り 規制される 。 したがっ て、 従来よ り も乗 り 心地性 能ゃ耐ロ ー リ ング性能を向上させても 、 搌削時の車体安定性は損わ れる こ とがない。

図面の簡単な説明

図 1 Aは本発明の一実施例であ る作業車両の想架装置の概略搆成 を示す図である 。

図 1 B は図 1 A に示す復動シ リ ンダの ロ ッ ク ， ア ン ロ ッ ク を切換 える油圧回路を示す図であ る 。

図 2 は本実施例 による想架装置を前輪側 に設置 したホイ一ル式油 圧シ ョベルの側面図である 。

図 3 は緩銜ばね取り 付け部の詳細を示す図 2 の要部拡大図である。 図 4 は リ ンクの取 り 付け部の詳細を示す図 2 の要部拡大平面図で ある。

図 5 は復動シ リ ンダの取 り 付け部の詳細を示し、 車雨右側端部を 車両後側か ら見た図であ る 。

図 6 は図 5 の右側面図であ る。

図 7 は従来の想架装置の概咯構成を示すホイ ール式油圧シ ョ ベル の側面図である 。

8 は図 7 の懸架装置を車雨前方か らみた図であ る 。

図 9 ば図 7 の単動シ リ ンダの取 り付け部の詳細図であ る。

図 1 0 は図 9 の平面図であ る 。

発明を実施するための最良の形態

図 1 A〜図 6 によ り 本発明をホイ ール式油圧シ ョ ベルの懸架装 S に適用 した場合の一実施例を説明する。 図 7 〜図 1 0 と同様な箇所 に は同一 の符号 を 付 し て 相違点 を 主 に説明 す る 。

図 1 Aは本発明 に係 る 想架装置 の概略構成 を説明 す る も の で あ る。 ア ク ス ル 1 と シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 と の 間 に は緩衝ばね 2 1 L , Rが 介在 さ れ 、 車両左右方向 に 所定距離離れて 設 け ら れ た 一対の 復動 シ リ ン ダ 2 2 L , Rの チ ュ ー ブ側 2 2 a と ロ ヅ ド 側 2 2 b はそ れぞれ シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 お よ び ア ク ス ル 1 に ビ ン 2 3 a ， 2 3 b で結合 さ れて い る 。 ま た 、 シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 と ア ク ス ル 1 と の 間 の前後 左右方 向の水平変位 は規制 し 、 上下方向の 変位 は許容す る リ ン ク 2 4の一端 は ピ ン 2 5 a に よ り シャ ー シ フ レ ー ム 7 に 、 他端は ピ ン 2 5 b に よ り ア ク ス ル 1 の車両中央部 に連結 さ れて い る 。

図 1 B に示す よ う に 、 復動 シ リ ン ダ 2 2 L ， Rの ロ ッ ド 室 2 2 c と ボ ト ム 室 2 2 d はそ れぞ れパ イ ロ ヅ ト オペ レ ー ト チ ェ ヅ ク 弁 4 1 L , R を 介 し て タ ン ク 4 2 に接続 さ れて い る 。 ノ、 · イ ロ ヅ ト オ ペ レ ー ト チ ェ ヅ ク弁 4 1 L , Rの そ れぞ れの パ イ ロ ヅ ト ポ ー ト は電磁切換 弁 4 3 を 介 し て 油圧源 4 4 と 接続 さ れ 、 こ の電磁切換弁 4 3 の ソ レ ノ イ ド 部 4 3 S は ス イ ッ チ 4 5 を 介 し て ノマ ヅ テ リ 4 6 と 接続 さ れて い る 。

掘削作業時 に ス ィ ヅ チ 4 5 を 開 き 、 走行 時 に ス ィ ツ チ 4 5 を 閉 じ る 。 ス イ ッ チ 4 5 を 閉 じ る と 切換弁 4 3 は a位置 に 切換わ り 、 パイ ロ ヅ ト ォ ペ レ 一 ト チ ェ ヅ ク 弁 4 1 L , Rの そ れぞれの パ イ ロ ヅ ト ポ ― ト に 油圧源 4 か ら 圧油 が作用 し て パ イ 口 ヅ 卜 オ ペ レ ー ト チ ェ ヅ ク 弁 4 1 L ， Rが開放さ れ 、 復動 シ リ ン ダ 2 2 L , R は フ リ ー と な る 。 ス イ ッ チ 4 5 を 開 く と 切換弁 4 3 は b位 gに切換わ り 、 パ イ 口 ヅ ト オ ペ レ ー ト チ ェ ッ ク 弁 4 1 L ， Rの そ れぞれの パ イ ロ ヅ ト ポ ー ト はタ ン ク 4 2 と 連通 し て ノ、。 イ ロ ヅ ト オペ レ ー ト チ ェ ヅ ク 弁 4 1 L, R によ り ボ トム室 2 2 d と ロ ヅ ド室 2 2 c がそれぞれ遮断され、 復 動シ リ ンダ 2 2 L ， E はロ ヅ ケされる。

なお、 走行時に管路 4 7 L ， R に紋り を設けて復動シ リ ンダ 2 2 L , R を油圧ダンノ と して機能させて も よ い。

図 2 は本実施例による懸架装置を前輪側に設 g したホイ一ル式油 圧シ ョベルの側面図、 図 3 は緩銜ばね取り 付け部の詳細を示す図 2 の要部拡大図、 図 4 は リ ング 2 4 の取 り 付け部の詳細を示す平面図 であ り 、 図 2 ， 図 3 の左側が車雨後側、 図 4の下方が車両後側であ る。 なお以下の説明にお いて 、 左右同一の部材につ いては L , R を 省略 して説明する 。

図 3 に よ く 示さ れてい る よ う に、 緩街ばね 2 1 は、 アクス ル 1 の 底面に取 り付け部材 3 1 で取り 付け られた リ ーフ スブリ ングであ り、 リ ーフ ス プリ ング 2 1 の車雨前後方向の雨端部上面には、 シャーシ フ レーム 7 から下方に突設されたばね受け部 7 a 、 7 b が当接され、 タイヤ 1 1 か らの衝擎を リ ーフスプ リ ング 2 1 によ り 吸収す る 。

3 4 にお いて、 リ ンク 2 4 は、 シャーシフ レーム 7 に ピン 2 5 aで連結される 円筒状ビ ン連結部 2 4 a と 、 アク スル 1 に ビ ン 2 5 b で連結される フ ラ ンジ状ビン連結部 2 4 b と 、 両 ビ ン連結部 2 4 a , 2 4 b を接続する一対の側板 2 4 c と 、 上下一対の盖板 2 4 d と を有する。 こ のよう な リ ンク 2 4 によ る シャー シ フ レ ー ム 7 と アクスル 1 との連結によ り 、 シャーシフ レーム 7 とア クスル 1 との 間の前後左右方向の水平変位が規制さ れ、 上下方向の変位は許容さ れる 。

図 5 お よび図 6 は復動シ リ ンダ 2 2 の取 り 付け部の詳細を示 し、 図 5 は車両右側端部を車両後側か ら見た図、 図 6 はその正面図であ る 。 シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 の 右側面 に は荷重受 け部 7 d が突設 さ れた ブ ロ ッ ク 7 c が溶接 さ れ 、 こ のブ ロ ッ ク 7 c に は 、 荷重受 け部 7 d と 係合 す る 荷重受 け部 3 2 aが設 け ら れた 一対のブ ラ ケ ヅ ト 3 2 が ボル ト 3 3 で螺着 さ れ て い る 。 復動 シ リ ン ダ 2 2 の チ ュ ーブ 2 2 a の対向 す る 2 側面か ら は ピ ン 2 3 aがそ れ ぞれ車両前後方向 に 突設 さ れ 、 ビ ン 2 3 a がブラ ケ ヅ ト 3 2 に挿入 さ れて復勖 シ リ ン ダ 2 2 が シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 に 連結 さ れ る 。 一方 、 ア ク ス ル 1 の上面 に は 一対のブ ラ ケ ヅ ト 1 b が設 け ら れ 、 復動 シ リ ン ダ 2 2 の ビ ス ト ン 口 ヅ ド 2 2 b が ビ ン 2 3 b で ア ク ス ル 1 に連結 さ れ る 。

こ の よ う に構成 さ れた 想架装置の動作 に つ い て説明 す る 。

走行時 はス ィ ヅ チ 4 5 を 閉 じ 、 復動 シ リ ン ダ 2 2 L , Rの ロ ヅ ド 室 2 2 c と ボ ト ム 室 2 2 d を と も に タ ン ク に連通さ せ て フ リ ー の状 態 に し て お く 。 右側の タ イ ヤがあ る 段差 に 乗 り 上げ る と リ ー フ ス プ リ ン グ 2 1 Rが撓 み 、 ア ク ス ル 1 は ピ ン 2 5 b を 中心 に 図 1 に お い て 時計回 転方向 に 揺動 す る 。 こ の と き 、 ア ク ス ル 1 の揺動 に 応 じ て 左右一対 の復動 シ リ ン ダ 2 2 L , R の ビ ス ト ン ロ ヅ ド 2 2 b が伸縮 す る 。 こ こ で 、 復動 シ リ ン ダ 2 2 L , Rの 各々 の伸び と 縮み に よ つ て も あ る 程度 は油圧抵抗力 が発生 す るが 、 主 と し て リ ー フ ス プ リ ン グ 2 1 の 撓み に よ り 路面か ら の衝撃が吸収 さ れ る 。

左側 の タ イ ヤ か ら 衝撃 を 受 け る 場合 に は 、 ア ク ス ル 1 の揺動方向 が逆 に な る だ けで リ 一 フ ス プ リ ン グ 2 1 に よ る衝擎力 の緩衝作用 は 同様で あ る 。 ま た 、 左右の タ イ ヤ が同時 に 段差 に乗 り 上げ る 時は、 左右の リ ー フ ス プ リ ン グ 2 1 R , L が同時 に撓んで衝撃 を吸収す る。 こ の と き 、 リ ー フ ス プ リ ン グ 2 1 は復動 シ リ ン ダ 2 2 が収縮端 ま で 収縮す る ま で橈 む 。 段差か ら 雨 タ イ ヤが落下 す る 時 は 、 復動 シ リ ン ダ 2 2 が伸出端ま で進出する まで復元する。

この よ う に、 路面か ら の衝繫は主 と して リ ーフ ス プ リ ング 2 1 R,

L によ り 吸収されるか ら 、 シャー シフ レーム 7 には従来のよ う に路 面か らの衝撃が直接作用 しない。 ま た、 段差に乗 り 上げたタ イ ヤが 落下する際、 従来はアク スル 1 がタ イ ヤに追従 して落下 して いたが、 本例に よ れば、 ア クスル 1 はシャーシフ レーム Ί に復勖シ リ ンダ 2

2 で連結されて い るか ら 、 復勖シ リ ンダ 2 2 が伸出する際の抵抗力 によ り 従来に比べてゆつ く り と落下する。 以上に よ り 、 本例の想桀 装置に よ り 乗り 心地が向上する。

さ ら に 、 従来は高速旋回走行時に働く ロ ー リ ング荷重によ り シャ ーシフ レーム 7 が傾いて しま っ たが、 図に示す想桀装 Sによれば、 口一 リ ング荷重に よ り ピ ン 2 5 b 回 り にシ ャーシフ レーム 7 に働 く モーメ ン ト荷重は、 ひ 一フ スプ リ ング 2 1 R， L のばね力で吸収さ れるから 、 高速旋回走行時の シャ ー シフ レーム 7 の傾きが抑制され、 従来に比べて耐 Π—リ ング性能が向上する 。

リ ーフ スプ リ ング 2 1 R , L の両端部を シ ャー シフ レーム 7 に締 結 していないのは次の理由 によ る 。 シャー シフ レーム 7 はア ク スル 1 に対 して リ ン ク 2 4で連結 して されてい るか ら左右に変位する。 したがっ て、 リ ー フスプ リ ング 2 1 E , ： L を シャー シ フ レーム 7 に 締結せずシャーシフ レーム 7 の左右方向の動き を許容するよ う に し て いる 。

なお 、 復動シ リ ンダ 2 2 に油圧ダンバの機能を付与した場合には、 ロー リ ング荷重に よ り ピ ン 2 5 b 回 り にシ ャーシフ レーム 7 に働く モーメ ン ト荷重は、 リ ー フ スプ リ ング 2 1 R， L のばね力 と復動シ リ ンダ 2 2 L、 Rの浊圧力で吸収さ れる 一方 、 掘削時 は ス イ ッ チ 4 5 を 開 き 、 復勖 シ リ ン ダ 2 2 の ロ ッ ド 室 2 2 c と ボ ト ム 室 2 2 d をノ、。イ ロ ヅ ト オ ペ レ ー ト チ ェ ヅ ク 弁 4 1 L , R で遮断 し て 復勖 シ リ ン ダ 2 2 L , R を ロ ヅ ク し て リ ー ブ ス ブ リ ン グ 2 1 L , R の作動 を 阻止す る 。 こ れ に よ り 、 ピ ン 2 5 b 回 り の シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 の揺動 は復動 シ リ ン ダ 2 2 で規制 さ れ 、 車両 前後左右方向の運動 は リ ン ク 2 4 に よ り 規制 さ れ る 。 し たが っ て 、 リ ー フ ス プ リ ン グ 2 1 L , 2 1 R を用 い て 従来 よ り も 乗 り 心地性能 を 向上 さ せて も 、 掘削 時の 車体安定性が損 わ れ る こ と がな い 。

さ ら に 、 復動 シ リ ン ダ 2 2 の チ ュ ーブ 2 2 a の 中 間都か ら ビ ン 2 3 a を 突設 さ せ 、 こ の ビ ン 2 3 a に よ り 復勖 シ リ ン ダ 2 2 を シ ヤ ー シ フ レ ー ム 7 に 連結す る よ う に し た の で、 チュ ーブ基端部 を シ ヤ ー シ フ レ ー ム 7 に連結す る 場合 に比べ て 想架装 gの高 さ 方向の全長 を 短縮で き る 。

さ ら に ま た 、 復動 シ リ ン ダ 2 2 を取 り 付 け るブラ ケ ヅ ト 3 2 の荷 重受 け部 3 2 a は シ ャ ー シ フ レ ー ム 7 の荷重受 け部 7 d と 係合 し て い る か ら 、 掘削 時の荷重や路面入力荷重 に よ り ブラ ケ ヅ ト 3 2 の取 り 付 け用 ボル ト 3 3 に剪断力が作用 す る こ と がな く 、 強度上 も 問題 はな い 。

な お 、 本発明 は以上の実施例 に 限定 さ れず 、 次の 様な変形が可能 で あ る 。

( 1 )緩衝ばね と し て コ イ ル ス プ リ ン グ を用 い る こ と も で き る 。 こ の 場合 、 復動 シ リ ン ダ に 油圧 ダ ン バ の機能 を付与す る の が好 ま し い 。

( 2 )復動 シ リ ン ダの構造 は 、 掘削 時 に ロ ッ ク さ れ 、 走行時 に フ リ ー に な る 構造で あ れ ば どの よ う な も の で も よ い 。

( 3 )上述 し た リ ン ク で は シ ャ ー シ フ レ ー ム が ア ク ス ル に対 し て 摇動 するから 、 厳密に シ ャ ー シ フ レームの車雨左右方向の変位を規制 し ていな いが、 水平方向の いかな る変位も規制するよ う なリ ン クでも よ く 、 リ ンク は種々の形態のものが使用可能である 。

( ) 懸架装 gを前輪側に設けた場合につ いて説明 したが、 後輪側 だけあ る いは前後輪の雨方 に設けて も よ い 。

産業上の利用可能性

ホイ ール式油圧 シ ョベルについ て説明 したが、 走行 と作業を行な う各種の作業車雨 にも本発明を適甩でき る。

Claims

請求の 範囲

( 1 ) シ ャ ー シ フ レ ー ム を前後輪一対の ア ク ス ル 上 に支持 す る作 業車両の 想架装 g に お い て 、

少 な く と も 一方 の前記 ア ク ス ル と 前記 シ ャ ー シ フ レ ー ム と の 間 に 介在す る 緩衝ばね と 、

車両左右方向 に 所定距雜離れて 設 け ら れ 、 チ ュ ーブ側 と ロ ッ ド 側 はそ れぞ れ前記 シ ャ ー シ フ レ ー ム お よ び前記 ア ク ス ル に枢支 さ れた 一対の復動 シ リ ン ダ と 、

前記 シ ャ ー シ フ レ ー ム と 前記ア ク ス ル と の 間の前後左右方 向の水 平変位 は規制 し 、 上下方 向 の変位 は許容す る よ う に 、 一端が前記 シ ヤ ー シ フ レ ー ム に 、 他端が前記ア ク ス ル に 連結 さ れ た リ ン ク と 、 前記復動 シ リ ン ダ を ロ ッ ク し て 前記緩衝ばねの作動 を 阻止 し 、 前 記復動 シ リ ン ダ を フ リ ー に し て前記緩衝ば ね の作動 を許容す る 切換 手段 と を 具備す る 作業車両 の想架装置。

( 2 ) 前記 リ ン ク の ア ク ス ル側連結点は前記ア ク ス ル の車両 中央 部 に ピ ン 結合 さ れ 、 前記 リ ン ク の シ ャ ー シ フ レ ー ム 側連結点 は前記 シ ャ ー シ フ レ ー ム の側方 に ビ ン結合 さ れて い る請求項 1 の作業車両 の想架装 S。

( 3 ) 前記復動 シ リ ン ダ の チ ュ ーブの 中 間部が シ ャ ー シ フ レ ー ム に ピ ン結合 さ れ て い る 請求項 1 の 作業車両 の懸架装置 。

( 4 ) 前記復動 シ リ ン ダの チ ュ ーブか ら 車両前後方 向 に ピ ン がそ れぞれ突設 さ れ 、 前記 シ ャ ー シ フ レ ー ム に は前記復動 シ リ ン ダ を挟 んで一対のブラ ケ ヅ ト が ボ ル ト で締結 さ れ 、 前記 ビ ン は前記ブラ ケ ヅ ト に嵌合 さ れ 、 前記ブラ ケ ッ ト と シ ャ ー シ フ レ ー ム は 、 前記復動 シ リ ン ダ を介 し て 入力 さ れ る 路面 か ら の荷重 に よ り 前記ボル ト 締結 部に势断力が作甩 しない よ う に係合されてい る請求項 3項に記載の 作業車雨の想架装置。

( 5 ) 前記緩衝ばねは、 前記ア ク スルに前記車雨左右方向に所定 距雜難れてそれぞれ固着さ れて車雨前後方向に延在する一対の板ば ねであ り 、 前記シャー シフ レームの下面には前記車両左右方向に所 定距雜雛れてそれぞればね受け部が設けら れ、 シャ一シフ レーム は この一対のばね受 け部を介 して板ばねの車両前後方向の両端部の上 面に支持されて い る請求項 1 〜 4項の いずれかの項に記載の作業車 雨の懸架装置。

( 6 ) 前記 リ ン ク 、 前記緩衝ばね、 左右一対の復動シ リ ンダは前 輪アクスル側に設けられて いる請求項 1 〜 5 項の いずれかの項に記 載の作業車両の懸架装置。

( 7 ) 前記切換手段は、 走行時には前記復動シ リ ンダの ロ ッ ド 室とボ ト ム室と を連通し、 据削作業時には前記ロ ヅ ド室とボ ト ム室 と を遮断する油圧回路を備える請求項 1 〜 6 のいずれかの項 に記載 の作業車雨の想架装置。

( 8 ) シャーシフ レーム を前後輪一対のアク スル上に支持する作 業車雨の想桀装置にお いて 、

少な く と も一方の前記ア ク スルと前記シ ャーシフ レーム との間に 介在する緩衝ばね と、

車雨左右方向に所定距難離れて設けられ、 チューブ儺と ロ ヅ ド側 はそれぞれ前記シ ャーシフ レーム および前記アク スル に枢支された —対の復動シ リ ンダと 、

前記ア クスル と前記シ ャーシフ レーム と を連結する リ ン ク であつ て、 前記アク スル と の連結点はそのアクスルの車両中央部にお いて 車両前後方向 に延在す る ピ ンで結合 さ れ 、 前記 シ ャ ー シ フ レ ー ム と の連結点 はその シ ャ ー シ フ レ ー ム の 側方 に お い て車両前後方 向 に延 在す る ピ ン で結合 さ れて い る リ ン ク と 、

前記復勖 シ リ ン ダ を 口 ッ ク し て 前記緩衝ばねの作動 を 阻止 し 、 前 記復動 シ リ ン ダ を フ リ ー に し て前記緩衝ばね の作動 を 許容す る 切換 手段 と を 具備 し 、

前記復動 シ リ ン ダの チ ュ ーブの 中間部が シ ャ ー シ フ レ ー ム に ピ ン 結合 さ れ 、

前記緩街ばね は 、 前記ア ク ス ル の 下面上で前記車両左右方 向 に所 定距離離れて そ れ ぞれ固設 さ れ 、 かつ車雨前後方向 に延在す る 一対 の板ばね で あ り 、 前記 シ ャ ー シ フ レ ー ム の 下面 に は前記車両左右方 向 に所定距離離れ て そ れぞ ればね 受 け部が設 け ら れ 、 シ ャ ー シ フ レ ー ム は こ の一対の ばね受 け部 を介 し て板ばね の車両前後方向 の 両端 部の上面 に支持 さ れて い る 作業車両の想架装置。

( 9 ) 前記復動 シ リ ン ダの チ ュ ー ブか ら 車両前後方向 に ピ ンがそ れぞれ突設 さ れ 、 前記 シ ャ ー シ フ レ ー ム に は前記復勖 シ リ ン ダ を挟 んで一対のブラ ケ ッ ト がポ ル ト で締結 さ れ 、 前記 ピ ン は前記ブラ ケ ヅ ト に嵌合 さ れ 、 前記ブラ ケ ッ ト と シ ャ ー シ フ レ ー ム は 、 前記復勖 シ リ ン ダ を介 し て 入力 さ れ る路面か ら の荷重 に よ り 前記ポル ト 締結 部 に棼断力が作用 し な い よ う に係合 さ れて い る請求項 8 項 に 記載の 作業車両 の想架装置 。

( 1 0 ) 前記 リ ン ク 、 前記緩衝ばね 、 左右一対の 復勖 シ リ ン ダ は 前輪ア ク ス ル側 に 設 け ら れ て い る 請求項 8 ま た は 9 項 に記載の作業 車雨の 想架装置 。

( 1 1 ) 前記切換手段 は 、 走行時 に は前記復動 シ リ ン ダの ロ ッ ド室と ボ ト ム室と を連通し、 掘削作業時には前記ロ ヅ ド室と ボ ト ム 室と を遮断する油圧回路を備える請求項 8 ~ 1 0 の いずれかの項に 記載の作業車両の想桀装置。