JPH11165998A - 産業車両の車体揺動制御装置及び産業車両 - Google Patents

産業車両の車体揺動制御装置及び産業車両

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JPH11165998A
JPH11165998A JP9334452A JP33445297A JPH11165998A JP H11165998 A JPH11165998 A JP H11165998A JP 9334452 A JP9334452 A JP 9334452A JP 33445297 A JP33445297 A JP 33445297A JP H11165998 A JPH11165998 A JP H11165998A
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lighting
axle
vehicle
light
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Kazuo Ishikawa
和男 石川
Kuniharu Nogawa
国治 野川
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業車両において、車軸の揺動を規制する制
御の異常を報知するための警告灯を利用し、限られたス
ペースでも点灯面積を確保しつつ、その他の情報を報知
する。 【解決手段】 フォークリフトに設けられた各種センサ
の検出値に基づき、フォークの揚高、荷重、横G、ヨー
レート変化率が測定される。高揚高かつ高荷重の荷役状
態のときと、横G,ヨーレート変化率が各々のしきい値
以上となる走行状態のときに、後輪を支持するリアアク
スルの揺動をロックするスウィング制御が行われる。運
転室に設けられたメータボックス28には、赤色と緑色
の2つのLEDを収容する警告灯31が設けられてい
る。スウィング制御のエラー発生時には赤色のLEDだ
けが発光し、それ以外の時はリアアクスルがロックされ
る荷役状態のときに2つのLEDが同時に発光し、リア
アクスルがロックされる走行状態のときに緑色のLED
だけが発光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行輪を支持する
車軸が車体に揺動可能に設けられたフォークリフト等の
産業車両において、走行状態や荷役状態によって車軸の
揺動規制制御を行う産業車両の車体揺動制御装置及び産
業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフト等の産業車両で
は、走行時の車体姿勢の安定を図るため、後輪を支持す
る車軸が車体に対して揺動可能に取付けられている。し
かし、フォークリフトの旋回時には遠心加速度(横G)
による横向きの力が働くため、車軸が揺動すると却って
車体が横方向へ傾動し、旋回時の走行安定性が低下す
る。
【0003】そこで、特開昭58−211903号公報
には、フォークリフトに遠心力を検出する旋回検出手段
を設け、車両に働く遠心力の検出値が所定値以上になる
と、車軸を車軸固定機構にて固定(ロック)する技術が
開示されている。このフォークリフトでは、車軸が旋回
時に固定されて車体の横方向への傾動が小さく抑えられ
るため、安定な車体姿勢で旋回することができる。
【0004】また、特開昭58−167215号公報に
は、フォークに積載された荷の荷重とフォークの揚高を
検出し、高揚高かつ高荷重のような車両重心の高い不安
定時に、車軸固定機構を作動させて車軸を固定(ロッ
ク)する装置が開示されている。この技術によれば、高
荷重かつ高揚高のような車両の重心が高くなったときに
車軸が固定されるので、左右に揺れ難い安定な姿勢で荷
役作業をすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車軸のロッ
ク制御に使用するためにフォークリフトに設けられたセ
ンサ類が故障したり、車軸のロック制御をする電気回路
系に異常が発生すると、車軸がロックされるべきときに
ロックされなくなる。車軸がロックされるべきときにロ
ックされないと、旋回時や車両の重心が高くなったとき
に車体が不安定となる。このような異常の発生は運転者
に知らせる必要がある。そこで、運転室に設けられたメ
ータボックスに警告灯を設け、運転者に異常の発生を警
告灯の点灯によって知らせることが考えられる。
【0006】また、運転者によっては車軸がロックされ
ているかどうかが分からず不安であるため、車軸がロッ
クされているにもかかわらず過剰に慎重な運転をして、
車軸のロックが有効に活用されない場合がある。このた
め、車軸がロック状態にあることを運転者に報知する報
知手段を設けることが望ましい。
【0007】また、車軸が高揚高かつ高荷重となったた
めにロックされているのか、それとも横Gが大きくなっ
たためにロックされているのかが分かれば、その原因別
に対処して、荷役作業を慎重にしたり、旋回時の運転操
作を慎重にするなどの注意を払うことができる。
【0008】このように車軸のロックに関する情報な
ど、運転者に報知すべき情報は異常時の警告以外にもた
くさんある。そこで、メータボックスに警告灯ととも
に、車軸のロックに関する情報等を報知するための報知
灯を設けるとよい。しかし、メータボックスは、メータ
類、表示部、各種の警告灯や報知灯など、すでに多数の
計器類等が備えられているため、スペース的な制約か
ら、警告灯を1つ追加することはできても、さらに報知
灯をしかも複数追加することは非常に困難であった。メ
ータボックスに報知灯までを無理に追加しようとする
と、警告灯や報知灯の点灯枠を小さくせざるを得ず、点
灯面積が小さくなって、運手者が警告灯や報知灯の点灯
に気づき難くなるという別の問題を招くことになる。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その第1の目的は、車軸規制機構の
作動の異常を報知するための警告灯を利用して他の情報
を併せて点灯により報知することによって、限られたス
ペースでも点灯面積を確保し、車軸の揺動規制に関する
異常時の警告以外の情報を運転者に報知することができ
る産業車両の車体揺動制御装置及び産業車両を提供する
ことにある。第2の目的は、点灯のために使用する発光
体の個数よりも多くの情報を報知することにある。第3
の目的は、車軸の揺動規制が走行状態と荷役状態のどち
らの原因によって実行されているかの情報を報知するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、車体に対して上下方
向に揺動可能に支持された車軸と、前記車軸の揺動を規
制するための車軸規制機構と車両の走行状態と荷役状態
の少なくとも一方を検出する検出手段と、前記検出手段
の検出値に基づいて前記車軸規制機構の作動を制御する
制御手段と、前記車軸規制機構の作動の異常を検出する
異常検出手段と、報知情報を得るための情報取得手段
と、2つ以上の異なる点灯態様で点灯可能な警告灯と、
前記異常検出手段により異常が検出されたときに、前記
警告灯を異常時の点灯態様で点灯させるとともに、前記
異常が検出されていないときに前記情報取得手段により
取得された前記報知情報に応じた異常時と異なる点灯態
様で前記警告灯を点灯させる点灯制御手段とを備えてい
る。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記点灯態様の違いは、点灯色の違
いである。第2の目的を達成するため請求項3に記載の
発明では、請求項2に記載の発明において、前記警告灯
は発光色の異なる複数の発光体を備え、前記点灯制御手
段が前記複数の発光体による発光の組合わせを選択をす
ることで、前記警告灯は前記発光体の個数より多くの点
灯色で選択的に点灯されることをその要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記複数の発光体は、それぞれの発
光色とそのうちの少なくとも1組の合成色との各波長差
が、人が一目で色の違いを視認可能な波長差以上となる
組合わせである。
【0013】第3の目的を達成するため請求項5に記載
の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載
の発明において、前記検出手段は、車両が高重心となる
荷役状態を検出する荷役検出手段と、車両の横Gが大き
い走行状態を検出する走行検出手段とを備え、前記点灯
制御手段は、前記車軸が揺動規制される前記荷役状態と
前記走行状態のそれぞれに応じた点灯態様で前記警告灯
を点灯させることをその要旨とする。請求項1〜請求項
4のいずれか一項に記載の産業車両の車体揺動制御装
置。
【0014】請求項6に記載の発明では、産業車両に
は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の前記車
体揺動制御装置が備えられている。 (作用)従って、請求項1に記載の発明によれば、車両
の走行状態と荷役状態の少なくとも一方が検出手段によ
り検出され、この検出値に基づいて制御手段により車軸
規制機構の作動制御が行われる。車軸規制機構の作動の
異常が異常検出手段により検出されると、点灯制御手段
は警告灯を異常時の点灯様態で点灯させる。また、異常
発生時以外の通常時には、情報取得手段により報知情報
が得られると、点灯制御手段は警告灯を異常時と異なる
点灯態様で点灯させる。従って、警告灯を使って、運転
者に車軸規制機構の作動の異常の情報(警告)以外の情
報を報知することが可能になる。このため、限られたス
ペースで報知する情報を増やしても点灯面積が小さくな
らない。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、車軸規制
機構の作動の異常時と、報知情報の取得時とで、警告灯
の点灯色が異なる。従って、運転者は警告灯の点灯色か
ら、車軸規制機構の作動の異常と報知情報とを識別する
ことが可能となる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、点灯制御
手段により、警告灯に備えられた複数の発光体による発
光の組合わせが選択されることで、警告灯は発光体の個
数より多くの点灯色で選択的に点灯される。従って、車
軸規制機構の作動の異常の情報を含め、少なくとも3つ
の情報を警告灯の点灯によって報知することが可能にな
る。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、複数の発
光体は、それぞれの発光色とそのうちの少なくとも1組
の合成色との各波長差が、人が一目で色の違いを視認可
能な波長差以上となる組合わせであるので、警告灯の点
灯色から一目でその情報が容易に認識される。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、車両が高
重心となる荷役状態が荷役検出手段により検出され、車
両の横Gが大きい走行状態が走行検出手段により検出さ
れる。この荷役状態と走行状態のうちいずれかが検出さ
れたときに、車軸の揺動規制が行われる。その際、警告
灯は、点灯制御手段による点灯制御によって、車軸が揺
動規制される荷役状態と走行状態のそれぞれに応じた点
灯態様で点灯される。従って、警告灯の点灯色を見るこ
とで、車軸の揺動規制の原因が荷役状態によるものか、
走行状態によるものかが運転者に認知される。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、産業車両
には、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車体
揺動制御装置が備えられているので、請求項1〜請求項
5のいずれか一項に記載の発明と同様の作用が得られ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図9に従って説明する。本実施形態におけ
る産業車両としてのフォークリフト1は、前輪駆動・後
輪操舵の四輪車である。図5に示すように、左右一対の
アウタマスト2間に昇降可能に設けられたインナマスト
3には、その上部のスプロケットに掛装されたチェーン
(いずれも図示せず)を介してフォーク4が昇降可能に
吊下されている。アウタマスト2は車体としての車体フ
レーム1aに対してティルトシリンダ5を介して傾動可
能に連結されている。フォーク4はリフトシリンダ6が
駆動されてインナマスト3が上下動することで昇降する
ようになっている。
【0021】左右の前輪7はデフリングギア8(図3に
示す)及び変速機(図示せず)を介してエンジン9と作
動連結され、エンジン9の動力によって駆動される。図
3,図4に示すように、車体フレーム1aの後下部に
は、車軸としてのリアアクスル10が車幅方向へ延びた
状態でセンタピン10aを中心に上下方向に揺動可能に
支持されている。左右の後輪11は、リアアクスル10
に配設されたステアリングシリンダ(図示せず)の左右
一対のピストンロッドに操向可能に作動連結され、ハン
ドル12の操作に基づいてステアリングシリンダが駆動
されることにより操舵される。
【0022】図4に示すように、車体フレーム1aとリ
アアクスル10との間には、1個の油圧式のダンパ(油
圧シリンダ)13が両者を連結する状態で配設されてい
る。ダンパ13は、シリンダ13aを車体フレーム1a
に連結するとともに、ピストン13bから延びるピスト
ンロッド13cをリアアクスル10に連結する状態にあ
る。
【0023】ダンパ13は、第1管路P1および第2管
路P2を介して電磁切換弁14と接続されている。各管
路P1,P2は、シリンダ13a内においてピストン1
3bにより区画された第1室R1と第2室R2のそれぞ
れに連通している。電磁切換弁14は、ノーマルクロー
ズタイプの2ポート2位置切換弁であって、そのスプー
ルには止弁部15と流弁部16が形成されている。第2
管路P2から分岐した第3管路P3の末端には、作動油
が貯溜されたアキュムレータ17がチェック弁18を介
して接続されている。ダンパ13内で漏れ等のために不
足した作動油は、アキュムレータ17から補給される。
また、第2管路P2上には絞り弁19が設けられてい
る。なお、ダンパ13および電磁切換弁14等によって
車軸規制機構が構成される。
【0024】電磁切換弁14のスプールが図4に示す遮
断位置に配置されると、ダンパ13の両室R1,R2間
での作動油の流出・流入が不能になって、リアアクスル
10がロックされる。一方、電磁切換弁14のスプール
が連通位置(図4の状態からスプールが反対位置に切換
えられた位置)に配置されると、ダンパ13の両室R
1,R2間での作動油の流出・流入が可能になって、リ
アアクスル10が自由に揺動できるフリー状態になる。
リアアクスル10は車体フレーム1aの下部に形成され
た一対のストッパ1bに当接することで、その揺動範囲
が最大±4°で規制されるようになっている。電磁切換
弁14は、図5に示すように車体前部に組付けられた制
御手段および点灯制御手段としてのコントローラ20に
より切換制御される。
【0025】図3に示すように、フォークリフト1に
は、ヨーレートセンサ21、車速センサ22、揚高セン
サ23,24、圧力センサ25および揺動角センサ26
が設けられている。各センサ21〜26は、リアアクス
ル10をロックさせるスウィング制御に使用されるもの
であり、リアアクスル10のロックが必要になるフォー
クリフト1の走行状態や荷役状態を検出するために設け
られたものである。各センサ21〜26は、いずれもコ
ントローラ20に接続されている。なお、センサ21〜
25により検出手段および情報取得手段が構成され、こ
のうちのセンサ21,22により走行検出手段および異
常検出手段が、センサ23,24,25により荷役検出
手段がそれぞれ構成される。また、揺動角センサ26に
より異常検出手段が構成される。
【0026】ヨーレートセンサ21は例えばジャイロス
コープからなり、車体のヨーレート(角速度)Y( rad
/sec )を検出可能な所定の向きに保持され、コントロ
ーラ20と共に車体前部に組付けられている。ジャイロ
スコープは圧電式ジャイロスコープ、ガスレート式ジャ
イロスコープ、光学式ジャイロスコープ等のどの方式の
ものを使用してもよい。
【0027】車速センサ22は、デフリングギヤ8の回
転速度を検出してフォークリフト1の車速Vを間接的に
検出する。車速センサ22の検出値はコントローラ20
に出力される。
【0028】2個の揚高センサ23,24は、アウタマ
スト2の所定高さにそれぞれ取付けられている。揚高セ
ンサ23,24は例えばリミットスイッチからなる。フ
ォーク4の最大揚高Hmax は5mまたは6mである。揚
高センサ23はフォーク4の揚高が2m未満でオフ、2
m以上でオンし、揚高センサ24はフォーク4の揚高が
4m未満でオフ、4m以上でオンする。よって、2個の
揚高センサ23,24のオン・オフの組合わせをみるこ
とで、コントローラ20はフォーク4の揚高が0〜2m
(低揚高)、2〜4m(中揚高)、4m以上(高揚高)
の3つの高さ範囲のうちどの範囲に属するのかを検出す
る。
【0029】圧力センサ25は、リフトシリンダ6の底
部に取付けられ、そのシリンダ内の油圧を検出すること
で、フォーク4に積載された荷の荷重wを間接的に検出
する。圧力センサ25の検出値はコントローラ20に出
力される。
【0030】揺動角センサ26は、図3,図4に示すよ
うに車体フレーム1aの側面に支持され、リアアクスル
10の揺動変位がリンク機構27を介して回転に変換さ
れた回転量を検出し、リアアクスル10の揺動角θを間
接的に検出する。揺動角センサ26は例えばポテンショ
メータからなる。揺動角センサ26の検出値はコントロ
ーラ20に出力される。ここで、揺動角θは、車体フレ
ーム1aの水平線を基準の0°としたときのリアアクス
ル10の傾斜角で表わされ、−4°≦θ≦4°の範囲の
値をとる。
【0031】また、フォークリフト1の運転室内には、
図1に示すメータボックス(メータパネル)28が装備
されている。メータボックス28には各種の警告灯や報
知灯などの多数の点灯部29の他、グラフィック表示や
文字表示によって所定の情報を報知するための液晶表示
部30が配置されている。また、本実施形態におけるメ
ータボックス28には、スウィング制御において発生し
たエラーを報知するための警告灯31が設けられてい
る。
【0032】図2に示すように、警告灯31の内部に
は、発光体として発光色の異なる2個の発光ダイオード
32,33が収容されている。すなわち赤色の発光色を
有する第1発光ダイオード(以下、第1LEDという)
32と、緑色の発光色を有する第2発光ダイオード(以
下、第2LEDという)33である。警告灯31は、第
1LED32だけが発光したときに赤色で点灯し、第2
LED33だけが発光したときに緑色で点灯し、2個の
LED32,33が共に発光したときに両者の合成色で
ある黄色で点灯する。つまり、それぞれの発光色と合成
色との3種類の光の波長差が、人が一目で色の違いとし
て容易に視認できる波長差以上だけ確保されるように、
緑色と赤色のLEDの組合わせを採用している。
【0033】各LED32,33は、コントローラ20
内に設けられた点灯制御手段を構成する点灯制御回路3
4にそれぞれのアノードが接続され、カソードが抵抗R
を介して接地されている。点灯制御回路34にはバッテ
リ(図示せず)のプラス電位(+B)が印加されてお
り、その回路内に各LED32,33への電流のオン・
オフを切換えるための2つのスイッチング素子(図示せ
ず)が内蔵されている。2つのスイッチング素子を片方
だけオンさせる2通りと、両方オンさせる1通りの計3
通りの組合わせのうち1つを選択して警告灯31を点灯
させることで、その点灯色が選択制御されるようになっ
ている。本実施形態では警告灯31をエラー発生時の点
灯色と異なる点灯色で点灯させることで、エラー発生時
以外の通常時にスウィング制御に関するロックの情報を
運転者に報知するようにしている。
【0034】また、コントローラ20には設定取消スイ
ッチ35が接続されている。設定取消スイッチ35は、
ユーザの選択によりスウィング制御をさせたくないとき
にその設定を取消すために操作するものである。設定取
消スイッチ35が設定取消の位置に操作されているとき
はスウィング制御は実行されず、リアアクスル10は常
時揺動可能な状態に保持される。
【0035】次に、フォークリフト1に備えられた車体
揺動制御装置の電気的構成を図6に基づいて説明する。
コントローラ20には、マイクロコンピュータ36、A
/D変換回路37〜40、点灯制御回路34及び励消磁
駆動回路41等が内蔵されている。マイクロコンピュー
タ36は、制御手段、点灯制御手段および情報取得手段
を構成するCPU(中央演算処理装置)42、ROM
(読取専用メモリ)43、RAM(読取書込可能メモ
リ)44、クロック回路45、入力インタフェイス46
及び出力インタフェイス47を備える。
【0036】CPU42には、各センサ21,22,2
5,26からの検出値がAD変換回路29〜32を介し
て入力されるとともに、揚高センサ23,24のオン・
オフ信号が入力される。また、CPU42には、設定取
消スイッチ35の操作位置に応じた信号が入力される。
また、励消磁駆動回路41はCPU42から消磁信号
(ロック信号)を入力したときにソレノイド14aへの
電流を遮断し、励磁信号(アンロック信号)を入力した
ときにソレノイド14aに電流を供給する。CPU42
が励消磁駆動回路41に出力する信号に基づいてソレノ
イド14aの励磁・消磁が切換えられることにより、電
磁切換弁14は切換制御される。
【0037】ROM43には、スウィング制御のための
プログラムデータと、図9にフローチャートで示す点灯
制御処理ルーチンのプログラムデータが記憶されてい
る。スウィング制御処理と点灯制御処理ルーチンの各プ
ログラムデータは、設定取消スイッチ35が設定位置に
操作されているときに、CPU42により例えば数10
ミリ秒毎に実行される。ここで、点灯制御処理とは、警
告灯31を点灯制御するための処理である。この点灯制
御処理ルーチンについては後述する。
【0038】まずスウィング制御処理について説明す
る。CPU42は、各センサ21,22,25,26か
らの検出値に基づきヨーレートY,車速V,荷重w,揺
動角θを検出するとともに、揚高センサ24,25のオ
ン・オフの組合わせから揚高Hが低揚高、中揚高、高揚
高のいずれにあるかを検出する。また、CPU42は荷
重wの値から低荷重(w<wo )・高荷重(w≧wo )
の判別をする。
【0039】各センサ21〜29を用いて検出されたこ
れらのデータに基づいてCPU42は、車両に働く横G
(旋回時に車体の横方向に働く遠心加速度)Gs と、ヨ
ーレートYの経時変化を示すヨーレート変化率ΔY/Δ
Tを演算してフォークリフト1の走行状態を測定すると
ともに、高揚高かつ高荷重の荷役状態にあるかどうかを
判定する。ヨーレート変化率ΔY/ΔTと横Gの値Gs
のうちいずれか一方でも各々のしきい値(設定値)yo
,go 以上になるとリアアクスル10をロックさせ
る。横Gの値Gs は、ヨーレートYと車速Vを用いて、
式 Gs =V・Yより計算する。また、ヨーレート変化
率ΔY/ΔTは、前回と今回のヨーレートYの差分から
求めている。なお、ヨーレート変化率ΔY/ΔTを採用
したのは、横Gが増大する前にリアアクスル10を未然
にロックする目的と、旋回方向の切り返し過程において
リアアクスル10のロックを継続させる目的のためので
ある。 しきい値go の選定は、図7に示すマップMを
参照し、荷重wと揚高Hに基づいて行われる。しきい値
go は、低揚高(0〜2m)のときは例えば0.18
(N)に設定され、中揚高(2〜4m)のときと、高揚
高(4m以上)かつ低荷重(w≦wo )のときは、例え
ば0.08(N)に設定されている。なお、設定値go
,yo は、走行安定性を図るべく走行実験もしくは理
論計算から求められており、その具体的な数値は機種や
車両の使用条件等によって適宜変更できる。
【0040】また、高揚高かつ高荷重(図7に示すマッ
プM中の荷役ロック領域)と判定されたときに、原則と
してリアアクスル10をロックさせる。但し、図8に示
すように、揺動角|θ|が2°を超える(θ>2°また
はθ<−2°)(同図におけるフリー領域)場合は、荷
役ロックの条件成立時でもリアアクスル10をロックさ
せないようにしている。これは、後輪11の片方が突起
に乗り上げた状態でリアアクスル10をロックすること
を防ぐためである。つまり、この状態でロックされて乗
り上げていた後輪の片方が突起のないところまで移動し
たときに浮き上がった状態になることを避けるためであ
る。揺動角|θ|が2°以下であれば、左右の後輪11
はリアアクスル10がロックされても共に水平路面に対
して接地する。
【0041】CPU42には3つのフラグFg ,Fy ,
Fn が用意されている。横Gの値Gs がしきい値go 以
上になってたときにフラグFg がセットされ、ヨーレー
ト変化率ΔY/ΔTがしきい値yo 以上になったときに
フラグFy がセットされる。また、揺動角|θ|が2°
以下にある状態で荷役ロックの条件成立時にフラグFn
がセットされる。つまり、各フラグFg ,Fy ,Fn は
リアアクスル10がロックされるときにセットされる。
【0042】次に、点灯制御処理について説明する。こ
の処理の中でエラー診断処理が行われる。エラー診断処
理とは、リアアクスル10をロックすべき条件が成立し
ているにもかかわらず、リアアクスル10がロックされ
ないエラーを診断する処理である。本実施形態では、ス
ウィング制御を実行するうえで使用される各種センサが
故障していないかどうかの第1診断と、リアアクスル1
0がロックすべきときに正しくロックされているかどう
かの第2診断との2つの診断を通してエラーをチェック
するようにしている。
【0043】本実施形態では、エラー発生時に警告灯3
1を赤色で点灯させる。リアアクスル10のロックが横
Gやヨーレート変化率ΔY/ΔTによる走行ロックのと
きに警告灯31を緑色で点灯させる。また、高揚高かつ
高荷重による荷役ロックのときに警告灯31を黄色で点
灯させるようにしている。
【0044】以下、図9に従って点灯制御処理ルーチン
について説明する。まずステップ10において、エラー
診断処理を実行する。エラー診断処理には先に説明した
ようにセンサの故障を診断する第1診断と、リアアクス
ル10のロックが正常かどうかを診断する第2診断とが
ある。第1診断は、車速VとヨーレートYの両検出値を
比較して、例えば車速が「0」であるにもかかわらずヨ
ーレートYが「0」以外の値をとるときをセンサの異常
と診断する。
【0045】また、第2診断は、リアアクスル10をロ
ックすべきときに、揺動角センサ26が検出した揺動角
θの時間変化を調べ、リアアクスル10がロックされて
いるはずのときに揺動角θの値が許容値を超えて変化し
たときを、リアアクスル10のロックが正常に作動され
ていない異常と診断する。各診断処理のいずれか一方で
も異常の診断がなされたときにエラー判定が下される。
【0046】次のステップ20においては、エラー判定
がなされたか否かを判断する。エラー判定がなされたと
きは、ステップ30に進んで、第1LED32を発光さ
せる。第1LED32の発光により警告灯31は赤色で
点灯する。一方、エラー判定がなされなかった場合は、
ステップ40に進む。
【0047】ステップ40においては、荷役ロック中で
あるか否かを判断する。すなわち、フラグFn を調べ、
セット状態にあれば荷役ロック中、クリア状態にあれば
荷役ロック中でないと判断する。荷役ロック中であれ
ば、ステップ50に進んで、第1LED32と第2LE
D33の両方を発光させる。両LED32,33の発光
により警告灯31は黄色で点灯する。一方、荷役ロック
中でなかった場合は、ステップ60に進む。
【0048】ステップ60においては、走行ロック中で
あるか否かを判断する。すなわち、フラグFg ,Fy を
調べ、いずれか一方でもセット状態にあれば走行ロック
中、共にクリア状態にあれば走行ロック中でないと判断
する。走行ロック中であれば、ステップ70に進んで、
第2LED33を発光させる。第2LED33の発光に
より警告灯31は緑色で点灯する。一方、走行ロック中
でなかった場合は、当該ルーチンを終了する。
【0049】このように本実施形態によれば、高揚高か
つ高荷重によってリアアクスル10がロックされたとき
に警告灯31に黄色が点灯し、横Gとヨーレート変化率
ΔY/ΔTがそれぞれのしきい値go ,yo 以上になっ
てリアアクスル10がロックされたときに警告灯31に
緑色が点灯する。このため、警告灯31が点灯したとき
の色からリアアクスル10がロック状態にある情報と、
そのロックが何を理由とするロックであるのかの情報
が、運転者によって一目で判断される。
【0050】例えば警告灯31に黄色または緑色が点灯
しているときには、リアアクスル10がロックされてい
る確信があるので、旋回などの運転操作や荷役作業を安
心して行うことができる。また、警告灯31が黄色また
は緑色で点灯したことを見れば、車両が高重心の状態に
あることや、横Gの大きい旋回状態にあることが一目で
分かる。このため、警告灯31の点灯による報知が、黄
色の点灯のときに荷役作業を慎重に行ったり、緑色の点
灯のときにそれ以上の無理な旋回操作を慎んだりする目
安ともなる。
【0051】そして、センサ21,22の故障発生時
や、リアアクスル10がロックすべきときにロックされ
てないエラー発生時には、警告灯31に赤色が点灯され
る。このため、警告灯31の赤色点灯からスウィング制
御にエラーが発生したことが、運転者に一目で認知され
る。以上詳述したように本実施形態によれば、以下の効
果が得られる。
【0052】(1)警告灯31をエラー発生時と異なる
点灯色で点灯させることで、リアアクスル10がロック
状態にある情報を警告灯31を利用して報知するように
したので、メータボックス28がスペース的に限られて
いても、その点灯面積を小さくせずにロックに関する情
報を運転者に報知することができる。
【0053】(2)2つのLED32,33を使って、
これらを1つずつ発光させたときの赤色と緑色の各点灯
色と、2つのLED32,33を同時に発光させたとき
の合成色である黄色の点灯色との3種類の点灯色で警告
灯31を点灯させられるので、エラー情報の他に、リア
アクスル10がロック状態にある情報をその2つの原因
別に運転者に報知することができる。
【0054】(3)警告灯31はエラーが発生したとき
にしか点灯されず滅多に点灯されるものではないが、通
常時に点灯色を変えてロックに関する情報を報知する利
用を図ることで、警告灯31を有効に活用することがで
きる。
【0055】(4)警告灯31を利用して通常時に報知
する情報を、エラー発生時に報知する必要がなくなるロ
ックに関する情報としたので、エラー発生時に警告灯3
1が赤色で点灯し続けることになって、通常時に報知し
ていた情報が報知できなくなっても何ら差しつかえな
い。
【0056】(5)単体での発光色(赤色・緑色)とそ
れらの合成色(黄色)との波長差が人が一目で色の違い
として視認できる波長差以上となる組合わせとなるよう
に、2つのLED32,33を選択したので、警告灯3
1の点灯色から3つの情報のうちいずれであるかを一目
で識別でき、報知情報を正しく把握することができる。
【0057】(6)後輪11の片方が突起等に乗り上げ
てリアアクスル10の揺動角|θ|が2°を超えている
ときに高揚高かつ高荷重の状態になっても、リアアクス
ル10をフリー状態に保持する制御のために設けられた
揺動角センサ26を、エラー診断に利用したので、エラ
ー診断専用のセンサを設けなくて済む。
【0058】(7)走行状態を検出するヨーレートセン
サ21と車速センサ22の故障診断を、それぞれの検出
値の対応関係を利用して行うようにしたので、故障診断
専用のセンサを設けなくて済む。
【0059】(8)両LED32,33を共に発光させ
る合成色の点灯を採用したので、高揚高かつ高荷重の状
態のときに警告灯31が緑色に点灯したことをもって、
第1LED32の電気系統に故障が発生したことが分か
る。よって、スウィング制御のエラー発生時に警告灯3
1が点灯しない異常事態を未然に防ぐことができる。
【0060】尚、上記実施形態に限定されず、例えば次
のように実施することもできる。 ○ 警告灯31を利用してエラー発生時以外の通常時に
報知する情報内容は、適宜変更できる。例えば、高揚高
かつ高荷重であって揺動角|θ|が2°を超えるために
リアアクスル10がフリー状態にある情報を、通常のフ
リー状態と区別できるように、警告灯31を他の報知情
報(エラーを含む)と異なる点灯色で点灯させて運転者
に報知するようにしてもよい。この構成によれば、高揚
高かつ高荷重にしたときにリアアクスル10がフリー状
態にあることが警告灯31の点灯色から一目で分かり、
荷役作業を慎重に行う注意を払うことができる。
【0061】また、設定取消スイッチ35が設定取消の
操作位置にあってスウィング制御が行われない旨の情報
を、警告灯31を他の報知情報と異なる点灯色で点灯さ
せて運転者に報知させることもできる。この構成によれ
ば、スウィング制御が設定されているかどうかが警告灯
31の点灯色から一目で分かるため、設定取消の場合
に、それに応じた運転をしたり、必要によっては設定取
消スイッチ35を設定位置に操作する設定の切換えによ
って対処することができる。
【0062】また、リアアクスル10のロック・フリー
の区別を、警告灯31の点灯色の違いによって運転者に
報知するようにしてもよい。さらにエラー発生時に報知
できなくなっても差しつかえのないスウィング制御と関
係のない情報を、警告灯31を利用して報知させてもよ
い。
【0063】○ 発光色の異なる発光体の個数は2個に
限定されない。例えば、発光色の異なる3つの発光体を
警告灯に収納し、3つの発光体による発光の組合わせを
選択することによって4種以上の点灯色で警告灯を点灯
させるようにすることもできる。この構成によれば、警
告灯をエラー発生時以外の点灯色で点灯させることによ
って、エラー情報を含めて4種以上の情報を運転者に知
らせることができる。なお、3つの発光体を使用する場
合、単体での発光色を赤色・緑色・青色の組合わせを採
用すれば、最大7通りの点灯色の選択が可能となる。
【0064】○ 2つのLED32,33の組合わせ
は、その発光色が赤色と緑色の組合わせに限定されな
い。例えば、発光色が赤色・青色と、緑色・青色との各
組合わせを採用することもできる。
【0065】○ 警告灯に使用する発光体はLEDに限
定されない。電球や小型蛍光灯であってもよい。また、
警告灯を小型のカラー液晶表示装置によって構成し、そ
の点灯色を切換えるようにしてもよい。
【0066】○ 発光体を例えば白色光を放つ1つと
し、複数用意されたカラーフィルタを入れ換えることに
よって、警告灯31の点灯色を切換える方法を採用する
こともできる。
【0067】○ 2つの発光体(LED)を備えた構成
で、報知する必要のある情報数がエラー情報を含めて2
つであるときは、3通りの発光の組合わせのうち2つを
選んで、警告灯31の点灯色を情報に応じて使い分けて
もよい。この場合、2つの発光体の合成色を使用しなく
ても構わない。
【0068】○ エラー発生を検出する方法は、前記実
施形態の方法に限定されず、適宜な方法を採用すること
ができる。例えば、荷役状態を検出するための揚高セン
サや圧力センサの故障を診断する方法を採用してもよ
い。また、センサを追加するなどして揺動角θ以外の検
出値を使って、リアアクスル10がロックされるべきと
きにフリーである異常事態を検出するようにしてもよ
い。例えばダンパ13のピストンロッドの位置を検出
し、ストロークの変化を調べる方法を採用することがで
きる。また、リアアクスル10がフリーであるべきとき
にロック状態にある異常事態を検出する方法を採用する
こともできる。例えば電磁切換弁14のスプールの位置
を検出し、リアアクスル10が正しい状態に保持されて
いるかどうかの判定をするようにしてもよい。
【0069】○ 警告灯31の点灯色の違いによって報
知する情報内容は、エラーが1つであることに限定され
ない。例えば、エラーを原因別で異なる点灯色で報知
し、リアアクスル10のロックに関する情報を走行ロッ
クと荷役ロックを区別しない1つの点灯色で報知するよ
うにしてもよい。
【0070】○ 走行状態を検出するためのセンサは、
ヨーレートセンサと車速センサに限定されない。横Gと
ΔY/ΔTを算出するのに必要な検出値を得ることがで
きるセンサであればよい。例えば後輪11の操舵角(タ
イヤ角)を検出するタイヤ角センサと車速センサの組合
わせを採用し、タイヤ角と車速Vの2つの検出値を用い
て、横Gの値Gs (=V2 /r)やΔY/ΔT(=V・
Δ(1/r)/ΔT)を計算するようにしてもよい。な
お、ここで「r」はタイヤ角から決まる車両の旋回半径
である。また、加速センサとヨーレートセンサの組合わ
せで、横GとΔY/ ΔTを計算してもよい。
【0071】○ 走行状態を検出するための物理量を横
Gだけとしてもよい。また、ヨーレート変化率ΔY/Δ
Tを使用する代わりに、横G変化率ΔG/ΔTを使用し
てもよい。
【0072】○ 横G等の走行状態と、高揚高かつ高荷
重等の荷役状態とのうち一方だけを基礎として行われる
スウィング制御としてもよい。また、揺動角θを参照す
るロック制御をスウィング制御から外してもよい。
【0073】明細書中に記載した技術用語を以下のよう
に定義する。 「発光体:可視光領域の光を放つもので、電気(電子)
的な制御の対象となり得るものをいう。」 「車軸の揺動の規制:車軸の揺動範囲を少なくとも小さ
く制限すること。車軸を完全に固定(ロック)すること
に限定されない。」 「産業車両:オペレータの操作により駆動される荷役用
移動体を装備する産業用の車両である。荷役の対象は、
荷に限定されず、土砂や人等を含む概念である。従っ
て、産業車両には、フォークリフトの他、パワーショベ
ル、高所作業車等の建機も含まれる。」 上記各実施形態から把握され、特許請求の範囲に記載し
ていない技術思想(発明)を、その効果とともに以下に
列記する。
【0074】(イ)請求項2において、前記警告灯は発
光色の異なる2つの発光体を備え、前記点灯制御手段
が、該2つの発光体の一方だけを発光させる2つの選択
と、該2つの発光体の両方を発光させる選択の中から1
つを選択することで、前記警告灯は3つの異なる点灯色
で点灯する。この構成によれば、2つの発光体で警告灯
を3つの点灯色で点灯させることができ、警告灯によっ
て多くの情報量を報知できる。
【0075】(ロ)前記(イ)において、前記2つの発
光体は、それぞれの発光色とその合成色との各波長差
が、人が一目で色の違いを視認可能な波長差以上となる
組合わせである。この構成によれば、運転者は警告灯の
点灯色から一目で情報の違いを視認できる。
【0076】(ハ)請求項3において、前記点灯制御手
段は、前記異常時と前記報知情報の取得時には複数の点
灯色のうちそれぞれに対応した点灯色が選択されるよう
に前記複数の発光体をオン・オフ制御する。
【0077】(ニ)請求項3,請求項4および前記
(イ)〜(ハ)のいずれかにおいて、赤色の発光色を有
する発光体と、緑色の発光色を有する発光体との2つか
らなる。この構成によれば、警告灯を赤色・緑色・黄色
の3つの点灯色で点灯させることができ、運転者が点灯
色から一目で情報を視認できる。
【0078】(ホ)請求項1〜請求項6および前記
(イ)〜(ニ)のいずれかにおいて、前記警告灯の複数
の点灯色によって、前記車軸の揺動規制の作動の異常以
外に報知されるの情報は、前記車軸の揺動規制が行われ
た原因の種別である。この構成によれば、車軸の揺動規
制がどのような原因でなされたのかが警告灯の点灯色か
ら運転者は知ることができる。 (ヘ)請求項1〜請求項6および前記(イ)〜(ホ)の
いずれかにおいて、前記異常検出手段は、前記車軸を揺
動規制させる条件が成立したにもかかわらず、前記車軸
の揺動規制がなされていないという異常を検出する。こ
の構成によれば、異常検出手段は、車軸を揺動規制させ
る条件が成立したにもかかわらず、車軸の揺動規制がな
されていないという異常を、警告灯の点灯により運転者
に報知することができる。
【0079】(ト)前記(ヘ)において、前記異常検出
手段は、前記車軸の前記車体に対する揺動角を検出する
揺動角検出手段を備え、前記車軸が揺動規制される条件
が成立しているにもかかわらず、前記車軸の揺動角が変
化したときに前記車軸規制機構の作動が異常であると検
出する。この構成によれば、車軸の揺動を調べることで
車軸が揺動規制される条件が成立しているにもかかわら
ず、車軸の揺動規制が行われない異常を正確に検出でき
る。
【0080】(チ)前記(ト)において、前記揺動角検
出手段は、前記検出手段により車両の重心が高くなる荷
役状態が検出されたときに前記車軸の揺動規制をする
が、該車軸が車体に対して予め定められた所定角度を超
えて傾斜していたときは前記車軸規制機構を作動させな
い制御のために車両に設けられたものである。この構成
によれば、もともと車軸規制機構の作動を制御するため
に設けられた揺動角検出手段を、車軸規制機構の作動の
異常の検出に利用しているので、それ専用の検出器(セ
ンサ)などを別途用意する必要がない。
【0081】(リ)前記情報取得手段によって得られる
前記報知情報は、前記(チ)において、車両の重心が高
くなる荷役状態が検出されたときに、前記車軸が車体に
対して予め定められた所定角度を超えて傾斜していたと
きは前記車軸規制機構を作動させない情報である。この
構成によれば、車両の重心が高くなる荷役状態になった
ときに車軸が揺動規制されない情報がが警告灯の点灯色
から一目で分かるので、荷役作業を慎重に行う注意を払
うことができる。
【0082】(ヌ)請求項1〜請求項6および前記
(イ)〜(リ)のいずれかにおいて、前記異常検出手段
は、前記検出手段を構成する検出器の異常を検出する。
この構成によれば、走行状態や荷役状態を検出するセン
サ(検出器)の断線やショート、組付け外れなどの故障
による異常を、警告灯の点灯によって判断できる。
【0083】(ル) 請求項1 〜請求項5および前記
(イ)〜(ホ),(リ)のいずれかにおける前記警告灯
を備えたメータボックス。このメータボックスによれ
ば、請求項1 〜請求項5および前記(イ)〜(ホ),
(リ)のいずれかと同様の効果が得られる。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
6に記載の発明によれば、車軸規制機構の作動の異常が
検出されていないときに、報知情報が得られれば警告灯
を異常時と異なる点灯様態で点灯させるようにしたの
で、スペースが限られていても点灯面積を小さくせず
に、異常時の警告以外の情報を運転者に報知することが
できる。
【0085】請求項2及び請求項6に記載の発明によれ
ば、警告灯の点灯態様の違いは点灯色の違いであるの
で、警告灯の点灯色を見れば、その情報を一目で識別す
ることができる。
【0086】請求項3及び請求項6に記載の発明によれ
ば、警告灯に複数の発光体を備え、複数の発光体による
発光の組合わせを選択することで、警告灯を発光体の個
数より多くの点灯色で点灯させられるので、少ない数の
発光体の使用によって多くの情報を報知することができ
る。
【0087】請求項4及び請求項6に記載の発明によれ
ば、複数の発光体は、それぞれの発光色とそのうちの少
なくとも1組の合成色との各波長差が、人が一目で色の
違いを視認可能な波長差以上となる組合わせであるの
で、警告灯の点灯色から一目でその情報を容易に認識で
きる。
【0088】請求項5及び請求項6に記載の発明によれ
ば、車軸が揺動規制されるときに、車両が高重心となる
荷役状態と、車両の横Gが大きく走行状態との原因別に
応じた点灯色で警告灯を点灯させたので、警告灯の点灯
色から車軸が揺動規制された原因を一目で認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるメータボックスの平面図。
【図2】点灯制御系の電気構成を示す回路図。
【図3】フォークリフトにおける車体揺動制御装置の模
式図。
【図4】車軸規制機構を示す模式図。
【図5】フォークリフトの側面図。
【図6】車体揺動制御装置の電気的構成を示すブロック
図。
【図7】スウィング制御に使用されるマップ図。
【図8】揺動角とロック条件との関係を説明する線図。
【図9】点灯制御処理ルーチンのフローチャート。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、1a…車体とし
ての車体フレーム、10…車軸としてのリアアクスル、
13…車軸規制機構を構成するダンパ、14…車軸規制
機構を構成する電磁切換弁、20…制御手段および点灯
制御手段としてのコントローラ、21…検出手段、走行
検出手段、異常検出手段および情報取得手段を構成する
ヨーレートセンサ、22…検出手段、走行検出手段、異
常検出手段および情報取得手段を構成する車速センサ、
23,24…検出手段、荷役検出手段および情報取得手
段を構成する揚高センサ、25…検出手段、荷役検出手
段および情報取得手段を構成する圧力センサ、26…異
常検出手段を構成する揺動角センサ、28…メータボッ
クス、31…警告灯、32…発光体としての第1LE
D、33…発光体としての第2LED、34…点灯制御
手段を構成する点灯制御回路、42…制御手段、点灯制
御手段および情報取得手段を構成するCPU、ΔY/Δ
T…ヨーレート変化率、Gs …横G。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対して上下方向に揺動可能に支持
    された車軸と、 前記車軸の揺動を規制するための車軸規制機構と、 車両の走行状態と荷役状態の少なくとも一方を検出する
    検出手段と、 前記検出手段の検出値に基づいて前記車軸規制機構の作
    動を制御する制御手段と、 前記車軸規制機構の作動の異常を検出する異常検出手段
    と、 報知情報を得るための情報取得手段と、 2つ以上の異なる点灯態様で点灯可能な警告灯と、 前記異常検出手段により異常が検出されたときに前記警
    告灯を、異常時の点灯態様で点灯させるとともに、前記
    異常が検出されていないときに前記情報取得手段により
    取得された前記報知情報に応じた異常時と異なる点灯態
    様で前記警告灯を点灯させる点灯制御手段とを備えてい
    る産業車両の車体揺動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記点灯態様の違いは、点灯色の違いで
    ある請求項1に記載の産業車両の車体揺動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記警告灯は発光色の異なる複数の発光
    体を備え、前記点灯制御手段が前記複数の発光体による
    発光の組合わせを選択をすることで、前記警告灯は前記
    発光体の個数より多くの点灯色で選択的に点灯される請
    求項2に記載の産業車両の車体揺動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の発光体は、それぞれの発光色
    とそのうちの少なくとも1組の合成色との各波長差が、
    人が一目で色の違いを視認可能な波長差以上となる組合
    わせである請求項3に記載の産業車両の車体揺動制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、車両が高重心となる荷
    役状態を検出する荷役検出手段と、車両の横Gが大きい
    走行状態を検出する走行検出手段とを備え、前記点灯制
    御手段は、前記車軸が揺動規制される前記荷役状態と前
    記走行状態のそれぞれに応じた点灯態様で前記警告灯を
    点灯させる請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の
    産業車両の車体揺動制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記
    載の前記車体揺動制御装置を備えている産業車両。
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