JPS58211903A - 産業車両における車軸固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフォークリフト等の産業、車両における車軸固
定装置に関するものである。

産業車両、特にフォークリフトでは、車両の走行性と乗
りごこちを考慮して、車体フレームに後車軸を上下方向
にゎすかに揺動できるように支承したいわゆるセンター
ビン方式が採用サレテいる。

しかしながら、後車軸が自白に揺動することは、フォー
クが上昇すると荷物と車体との総合重心が上方へ移動し
て車両の安定性が低下するので、このようなフォークの
上昇、フォーク上への積荷あるいは車体傾斜等の車体不
安定要因が発生した場合には、後車軸の揺動を停止する
車軸固定装置を備えたフォークリフトが望ましい。

ところが、従来の車軸固定装置は車体旋回を車体不安定
要因としてとらえ、これに基づいて後車軸の揺動を停止
するようになってぃながったので、旋回時における転倒
の危険度が高く、旋回時の走行スピードをアップす石こ
とがてきす、作業能率が低下するという欠陥があった。

本発明は上記従来の技術に存する欠陥を解消するために
成されたものであって、その目的は車両旋回時に生しる
遠心力を利用して車体旋回動作を検出し、この検出信号
に基づいて車軸固定機構をロックするようにすることに
より、車両旋回時における転倒の危険性を小さくするこ
とができ、これにより旋回時の走行スピードをアップし
、て作業能率を向上することかできる産業車両における
車軸固定装置を提供することにある。

以下、本発明をフォークリフトに具体化した一実施例を
第１図〜第４図について説明すると、第１図はフォーク
リフトの概略を示しておシ、１は車体、２は前車軸、３
は後車軸、４は前記前車軸２に対しチイルトシリンタ５
によ９前後方向の傾動可能に装着したアウターマスト、
６は同アウターマスト４に対しリフトンリンダ７により
昇降可能に装着したインナーマストである。同インｆ−
マヌト６にはフォーク８を支持したリフトフラヶソ１−
９が昇降可能に装着されていて、同ブラケット９と前記
リフトンリンタフにはチェーン１ｏの両端が連結され、
同チェーン１（ｌ前記インナーマスト６の上端部に取着
したスプロケソトポイール１１に掛装されている。

前記車体１の後側にはバランスウェイト１２が固設すれ
ており、同ウェイト１２の上面には本発明の要部である
車両旋回検出手段１３が装着されている。この検出手段
１３を＠２図及び第３図について述へると、バランスウ
ェイト１２の上面にはブラケット１４が取付けられ、同
ブラケット１４の上部には車体１の進行方向と同方向に
支持軸１５が回動可能に支承され、さらに同支持軸１５
には、フォークリフトが旋回したとき車体１に作用する
横方向への遠心力によシ傾動される磁性体よりなる揺動
子１６が嵌合され、同揺動子１６はセットボルト１７に
より支持軸１５に止着されている。

前記フラケソト１４の底筒には凹状をなす発電素子１８
が設置されており、この発電素子１８は永久磁石（図示
略）と同磁石に巻装したコイル（図示略）とにより構成
されている１、そして、フォ−クリットか左方又は右方
に旋回されて、前記揺動子１６か第３図において右方又
は左方へ遠心力によシ回動されると、その回動速度に比
例して前記発電素子１Ｂから電圧が出力され、これが車
両旋回信号Ｓ１として出力されるようにしている。

前記発電素子１８には制御回路１９が接続されていて、
発電素子１８からの旋回信号Ｓ１が一定電圧以上になっ
たとき、すなわち車両の旋回が急激に行なわれて揺動子
１６が大きな遠心力により急激に回動され、前記発電素
子１Ｂから大き°な旋回信号Ｓ１が前記制御回路１９へ
入力されたとき、同制御回路１９から次に述べる後車軸
固定機構へロック動作信号Ｓ２を出力するようになって
いる。

又、この制御回路１９は一度ロツクｉ作信号Ｓ２を出力
すると記憶回路により前記旋回信号Ｓ１が初期値に戻る
まで継続されるようになっている。

第４図は後車軸固定機構を示し、車体フレーム１　＋ｔ
の下面には前後一対の支持フラケット２０が後車軸３を
挾むまうにして垂下固定され、同後車軸３はセンタービ
ン２１によって両フラケット２０に対し上下方向の揺動
可能に連結されている。

又、前記フレーム１ａの下面左右両側には後車軸３をロ
ックするための単動型油圧シリンタ２２（以下ロックン
リンタという）がそれぞれ垂下固定されていて、両シリ
ンタ２２のピストン２３に固着したロッド２４下端を後
車軸３の上面に当接させている。このピストン２３及び
ロッド２４はピストン上側に内蔵した緩衝スプリング２
５にまって下方へ押圧付勢され、後車軸３上面との隙間
を少なくしている。

前記ロツクシリンタ２２の上部シリンタ室１（］。

Ｒ２は管路２６によって互いに連通され、同管路２６の
途中にはスプリングオフセット式のソレノイドバルブ２
７が設けられていて、両シリンダ室Ｒ，ｌ、Ｒ２の通断
制御を行なうようにしている。

このソレノイドバルブ２７のソレノイド２８／′ｉリ−
１・線２９により前記制御回路１９に接続されている。

このソレノイドバルブ２７　ｉｄ連通側ホー　ト２７＋
４と遮断側ボー１−２７　ｂとの切換え方式になってい
て、遮断側ボート２７　））には２個のチェックハルツ
３０．３１が組込まれ、シリンタ室Ｒ１゜Ｒ２を遮断し
得るようにしている。

一方、前記リフトンリンタフへ圧油を供給するコントロ
ールバルフ３２からはパワーステアリンク機構３３へ作
動油が供給されるようになっていて、同機構３３からコ
ントロールバルブ３２へ還元されるリターン油の管路３
４と前記ソレノイドバルブ２７とを管路３５により連通
して前記ロツクンリンタ２２へ前記リターン油を供給し
得るようにしている。

従って、制御回路１９からロック動作信号Ｓ２か出力さ
れて電磁ソレノイド２８が励磁されると、ソレノイドバ
ルブ２７か連通側ボート２７ａから遮断側ボート２７１
）−＼切換えられ、ロックシリンタ２２のシリンタ室Ｒ
１，Ｒ２が遮断されてヒストンロット２４がフレーム１
ａに固定され、後車車中３がロックされる。

このように本発明実施例では、フォークリフトの旋回時
に車体１に作用する遠心力により作動される車両旋回検
出手段１３により前記旋回動作を検出し、この検出動作
に基づいて後車軸固定機構をロックするようにしたので
、車両旋回時に後車軸３をフレーム１ａに固定して車体
１を四輪で支持して安定化し、転倒の危険を小さくする
ことができ、このため走行スピードを速くして作業能率
を向上することができる。

又、本発明実施例では、車両の旋回が急激に行なわれて
発電素子１８から一定値以上の旋回信号Ｓ１が生したと
き、制御回路１９からロック動作信号を出力するように
したので、車両の旋回が急、旋回か緩旋回か適確に判定
することができるとともに、急旋回の判定を１つのセン
サーで行なうことかてき、構造を簡素化し、信頼性を向
上できるという特徴かある。

なお、本発明は次のような実施例で具体化することも可
能である。

（１）前記実施例では揺動子１６の運動を発電素子１８
により検出するようにしたが、これに代えて図示しない
が光電スイッチ、リートリレー、リミットスイッチある
いはロークリ式の可変抵抗器を使用してもよい。

（２）後車軸固定機構を第５図及び第６図に示すように
構成すること。この実施例について詳述すると、後方（
第６図左側）の支持ブラケット２０の後面に刻設した係
合溝４０内には、下端中央部に１１字状の係合凹部４１
を有する口、ツクブレー１・４２が上下方向にスライド
可能に嵌入されるとともに、前記センタービン２１の後
端に突設した係合凸部４３が突入されており、これ可能
となっている。また、口・ツクプレート４２の上端面に
はワイヤ４４が連結され、このワイヤ４４はターンプー
リ４５を介してフレーム１ａ上に設置した電磁ソレノイ
ド４６のプランジャー４７に止着されている。このソレ
ノイド４６には前記制御回路１９が接続されている。な
お、図中４８は蓋板てあってロックプレート４２の後方
への離脱を防止している。

この固定機構の作用について説明すると、制御回路１９
からロック動作信号Ｓ２が出力されない場合には、前記
ロックプレート４２はその係合凹部４１とセンターピン
２１の係合凸部４３゛との嵌合が解除されたアンロック
位置に上昇され、フレーム１ａに対し後車軸３を揺動可
能な状態に保持する。また、制御回路から動作信号Ｓ２
が出力されたときには、電磁ソレノイ］・４６が作動し
てロックプレート４２がそのＰ　合凹部４１とセンター
ビン２１の係合凸部４３とか互（１に嵌合するロック位
置に下降されて、フレーム１ａに対して後車軸３が固定
される。　１以上詳述したように本発明は、車両旋回時
における転倒の危険性を小さくすることができ、旋回時
の走行スピードをアップして作業能率を向上することか
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の車軸固定装置をフォークリフトに具体
化した一実施例を示す右側面図、第２図は車両旋回検出
手段の一実施例を示す断面図、第３図は第２図の中央部
縦断面図、第４図は後車軸固定機構を示す一体図、第５
図は後車軸固定機構の別個を示す正面図、第６図は第５
図の中央部縦断面図である。 車両旋回検出手段１３、揺動子１６、発電素子１８、制
御回路１９、車両旋回信号Ｓ１、ロック動作信号Ｓ２゜ 特許出願人　　　株式会社豊田自動織機製作所第８鼎

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　車体フレームに対し車軸を上下方向に揺動可能に支
   持したフォークリフト等の産業車両において、 車両の旋回時に同車両に作用する遠心力によって作動さ
   れるようにした車両旋回検出手段と、前記旋回検出手段
   からの旋回信号が一定値になったときロック動作信号を
   出力するようにした制御装置と、 面記車体フレームと車軸との間に配設され、かつ前記制
   御装置からロック動作信号が出力されたときには、車体
   フレームと車軸とを固定し、前記ロック動作信号が出力
   されないときには、車体フレームと車軸とを揺動可能な
   状態に保持し得るよ−−＋訃−１１−１−＃ｒｅ＋　　
   ）＋　　ｌ−Ｌ　　ｆ、。 特徴とする産業車両における車軸固定装置。 ２　前記車両旋回検出手段１ｄフオークリフトの車体に
   取付けられた支持ブラケットと、同フラケットに対し車
   体の前後方向に支持された支軸に嵌合され、車両の旋回
   時に遠心力によって左右方向に揺動される磁性体よりな
   る揺動子と、同しく前記支持ブラケットに取付けられ、
   前記揺動子の回動により作動される発電素子とにより構
   成されている特許請求の範囲第１項記載の産業車両にお
   ける車軸固定装置。 ３　前記車両旋回検出手段は、前記揺動子と同揺動子に
   より作動される近接スイッチ、光電スイッチ、リートリ
   レー、リミットスイッチ又ハロークリ式可変抵抗器とに
   よシ構成されている特許請求の範囲第２項記載の産業車
   両における車軸固定袋、置。 ４　車軸固定機構は、フォークリフトの車体フレー１．
   に対し、後車軸の中央部をセンタービンにょり上下方向
   の揺動可能に連結し、前記フレームの左右両側には単動
   型のロツクノリンタをそれぞれ下向きに固設してそれら
   のピストンロフト下端を前記後車軸の左右両側上面に当
   接させるとともに、両ロソクシリンクの上部に形成され
   たシリンタ室を管路により連通し、同管路の途中には前
   記シリンタ室の連通を遮断するための一対のチェックバ
   ルブを対向して組込み、さらに同チェックバルブには車
   両旋回検出手段からの信号により゛同チェックバルブを
   連通状態と遮断状態の間で切換制御し得る動作手段を設
   けて構成されている特許請求の範囲第】項記載の産業車
   両における車軸固定装置。