JPH075268B2 - フォークリフトの緩衝装置 - Google Patents

フォークリフトの緩衝装置

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JPH075268B2
JPH075268B2 JP4074288A JP4074288A JPH075268B2 JP H075268 B2 JPH075268 B2 JP H075268B2 JP 4074288 A JP4074288 A JP 4074288A JP 4074288 A JP4074288 A JP 4074288A JP H075268 B2 JPH075268 B2 JP H075268B2
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JP
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switching valve
lift
lift cylinder
accumulator
impact
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JP4074288A
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Inventor
隆司 千葉
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フォークリフトにおける荷役用油圧回路に関
し、より詳細には、段差のある路面等を走行している際
にリフトシリンダが受ける衝撃を緩和するための緩衝装
置に関するものである。
[従来の技術] フォークリフトのリフトシリンダを作動させるための荷
役用油圧回路としては従来から種々の型式があるが、そ
の代表的なものは第2図に示される通りである。
即ち、第2図において、エンジン1により駆動される油
圧ポンプ2によって、油タンク3から作動油がリフト操
作用切換弁4に圧送される。この切換弁4は、リフト操
作レバー5を傾動操作することにより作動油の流れを制
御することができる。リフトシリンダ6とリフト操作用
切換弁4とは1本の管路7により接続され、この管路7
を通して作動油をリフトシリンダ6に送るようリフト操
作レバー5を操作すると、リフトシリンダ6のピストン
ロッド8が伸び、マスト(図示しない)が上昇するよう
になっている。反対に、リフトシリンダ6から作動油を
抜くようにリフト操作用切換弁4を制御すれば、マスト
等の自重によりピストンロッド8は下降し、作動油はリ
フトシリンダ6から切換弁4を通って油タンク3に戻さ
れる。
[発明が解決しようとする問題点] このような従来構成において、リフトシリンダ6に作用
する衝撃を吸収緩和する手段は何等設けられていない。
従って、リフト操作用切換弁4が中立位置にある場合
に、リフトシリンダ6に下向きの衝撃が加わると、積載
物がフォーク上で躍り、運転者に車輪から受ける以上の
大きな衝撃を与え、また、後輪が浮き上がる等の不安定
状態を招くことになり、機台を操作する上で支障を来す
恐れがあった。
そこで、第3図の如く、リフトシリンダ6とリフト操作
用切換弁(図示しない)とを結ぶ管路7にアキュムレー
タ9を接続する手段も考えられるが、これは、荷役操作
時にアキュムレータ9の影響を受けるという問題があ
る。
従って、本発明の目的は、荷役操作の操作性を損なうこ
となく走行時における衝撃を緩和することのできる緩衝
装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明によるフォークリフトの緩衝装置は、荷役用油圧
回路におけるリフトシリンダおよびリフト操作用切換弁
の間の管路に接続されたアキュムレータと、このアキュ
ムレータをリフトシリンダに対して開閉する緩衝用切換
弁と、リフトシリンダに作用する衝撃を検出する衝撃検
出センサと、この衝撃検出センサからの信号およびリフ
ト操作用切換弁の状態に応じて緩衝用切換弁の位置を切
り換える制御手段とを備え、制御手段は、リフト操作用
切換弁が中立位置にある場合であって衝撃検出センサが
衝撃を検出した場合に、緩衝用切換弁の位置を切り換え
てアキュムレータとリフトシリンダとの間を開くように
したことを特徴としている。
[作用] 上述したような構成の本発明による緩衝装置において
は、走行中にリフトシリンダに衝撃が加わると、リフト
シリンダにアキュムレータが接続され、これにより衝撃
を吸収緩和することができる。
[実施例] 以下、図面と共に本発明に従ったフォークリフトの緩衝
装置の好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来構成と同一または相当部分には同一符号を用い
て説明する。
第1図に示されるように、リフトシリンダ6に係る荷役
用油圧回路は、従来と同様に、油タンク3と、この油タ
ンク3から作動油を汲み上げてリフトシリンダ6に供給
する油圧ポンプ2と、作動油の流れを制御するリフト操
作用切換弁4とを具備している。リフト操作用切換弁4
は、リフト操作レバー5を手動で操作することにより、
リフトシリンダ6に作動油を選択的に供給・排出する。
リフトシリンダ6から排出された作動油は油タンク3に
戻される。
リフト操作用切換弁4とリフトシリンダ6とを結ぶ管路
7には緩衝用切換弁10が介設されている。この切換弁10
はソレノイド式の3ポート2位置型であり、ソレノイド
11に通電されていない状態(ノーマル位置)では、リフ
トシリンダ6とリフト操作用切換弁4とは連通されてい
る。緩衝用切換弁10の他のポートにはアキュムレータ
9、好適にはブラダ形アキュムレータが接続され、切換
弁10がノーマル位置にある時、このアキュムレータ9は
閉じられている。
緩衝用切換弁10のソレノイド11は制御手段であるコント
ロールアンプ12に接続されている。このコントロールア
ンプ12は、衝撃検出センサ13からの信号に応じて緩衝用
切換弁10のソレノイド11に通電し、弁位置を切り換える
機能を有している。衝撃検出センサ13の取付位置は、リ
フトシリンダ6に作用する垂直方向の衝撃を検出できる
位置ならばどこでも良いが、例えばフロントアクスル軸
の中央付近が好適である。
尚、コントロールアンプ12の電源14は車載バッテリを使
用し、リフト操作レバー5に連動するスイッチ15により
電源14の入切が行われる。
次に、このような構成において、本発明の緩衝装置の作
動について説明する。
まず、リフト操作が行われている場合、即ち、フォーク
が上昇若しくは下降するようにリフト操作レバー5が傾
動されている場合、リフト操作レバー5に連動するスイ
ッチ15が開となり、コントロールアンプ11の電源14が切
れた状態となる。この場合、緩衡用切換弁10はノーマル
位置のままで、リフトシリンダ6とリフト操作用切換弁
4とは連通しているので、通常の荷役操作を行うことが
できる。また、アキュムレータ9は荷役用油圧回路から
分離した状態となっているので、荷役操作時にアキュム
レータ9による影響を受けることはない。
リフト操作が行われていない場合には、リフト操作レバ
ー5に連動するスイッチ15はオンとなる。この状態で、
衝撃検出センサ13がリフトシリンダ6に上方から作用す
る衝撃を検出すると、コントロールアンプ12から緩衝用
切換弁10のソレノイド11に電流を流す。これによって、
緩衝用切換弁10がオフセット位置に切り換えられ、リフ
トシリンダ6にアキュムレータ9が接続される。従っ
て、リフトシリンダ6に作用する衝撃は、作動油を媒体
としてアキュムレータ9により吸収され緩和される。リ
フトシリンダ6からアキュムレータ9に抜けた作動油
は、衝撃が無くなった後、再びリフトシリンダ6内に戻
される。
尚、緩衝用切換弁10がオフセット位置となっている動作
時間は、衝撃の大きさにより決まり、コントロールアン
プ12で調節される。即ち、衝撃が大きければ、それだけ
動作時間は長くなる。
上記実施例においては、緩衝用切換弁10として3ポート
2位置型のソレノイド式切換弁を用いているが、その型
式は図示されるものに限られないことは当業者ならば容
易に理解されよう。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、リフトシリンダに作用
する衝撃が緩和されるので、走行時に積載物がフォーク
上で躍ることがなくなる。従って、運転者に加わる衝撃
が軽減されると共に、後輪が浮き揚がる等の操作不能状
態も発生しなくなるので、安全性が向上する。また、荷
役時にはアキュムレータはリフトシリンダから切り離さ
れているので、その影響を受けることなく荷役操作を行
うことができる。更に、本発明による緩衝装置は、自動
車のように車輪に取り付けるものではないので、フォー
クリフト本来の機能を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるフォークリフトの緩衝装置の一実
施例を示す油圧回路図、第2図は従来のフォークリフト
の油圧回路図、第3図は従来の油圧回路中にアキュムレ
ータを単に接続したものを示す油圧回路図である。図
中、 4…リフト操作用切換弁 5…リフト操作レバー、6…リフトシリンダ 7…管路、9…アキュムレータ 10…緩衝用切換弁、11…ソレノイド 12…コントロールアンプ(制御手段) 13…衝撃検出センサ、14…電源 15…スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフトの荷役用油圧回路における
    リフトシリンダおよびリフト操作用切換弁の間の管路に
    接続されたアキュムレータと、該アキュムレータを前記
    リフトシリンダに対して開閉する緩衝用切換弁と、前記
    リフトシリンダに作用する衝撃を検出する衝撃検出セン
    サと、該衝撃検出センサからの信号および前記リフト操
    作用切換弁の状態に応じて前記緩衝用切換弁の位置を切
    り換える制御手段とを備え、前記制御手段は、前記リフ
    ト操作用切換弁が中立位置にある場合であって前記衝撃
    検出センサが衝撃を検出した場合に、前記緩衝用切換弁
    の位置を切り換えて前記アキュムレータと前記リフトシ
    リンダとの間を開くようにしたことを特徴とするフォー
    クリフトの緩衝装置。
JP4074288A 1988-02-25 1988-02-25 フォークリフトの緩衝装置 Expired - Lifetime JPH075268B2 (ja)

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JPH01220700A JPH01220700A (ja) 1989-09-04
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JP2010137318A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Niigata Machine Techno Co Ltd 工作機械の圧力変動調整装置及び圧力変動調整方法

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