JP2023168845A - 産業車両 - Google Patents

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【課題】停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる産業車両の提供にある。【解決手段】車体11と、車体11に備えられ、タイヤを有する複数の車輪と、を有する産業車両において、地上から車体11までの距離である地上高を検出する非接触式センサとしての前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42と、車体11に搭載される警告器と、警告器を制御するコントローラ25と、を備え、コントローラ25は、停車時に前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42を作動させ、前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42により検出された地上高が閾値を超えたとき警告器を作動させる。【選択図】 図1

Description

この発明は、産業車両に関する。
産業車両に関連する従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたタイヤの状態を検出するレーザセンサをベースとするシステムが知られている。特許文献1に開示されたシステムでは、レーザセンサは、好ましくは走行中の泥土によるレーザセンサの汚れが最小になるように、自動車のシャシ内に組込まれている。レーザセンサから放出されたレーザ光は、タイヤの表面に、タイヤの表面の面と直角に衝突する。つまり、レーザ光は、タイヤの中心に向けられている。この構成は、タイヤの表面要素までの距離を検出するために使用され、タイヤトレッドの摩耗の検出、タイヤ荷重の検出、および/またはタイヤに対するシャシの振動の検出を行うことができる。
また、別の従来技術として、例えば、特許文献2に開示されたタイヤ状態検出装置が知られている。特許文献2に開示されたタイヤ状態検出装置は、空気入りタイヤを介して路面上を移動可能な車両の少なくとも一部に設けられ、路面にレーザ光を照射する射出部および路面で反射したレーザ光を受光する受光部を有するレーザ装置を備える。さらに、タイヤ状態検出装置は、受光部の受光データに基づいて、空気入りタイヤの変形状態を検出するデータ処理部を備える。特許文献2に開示されたタイヤ状態検出装置によれば、車両の走行中においても、車両に装着されている空気入りタイヤの変形状態を検出することができる。
特表2010-537875号公報 特開2018―108791号公報
ところで、産業車両の場合、産業車両を操作するオペレータが頻繁に変わることがある。したがって、タイヤの摩耗によるタイヤの交換時期をオペレータに認識させることが必要である。しかしながら、特許文献1に開示されたシステムは、走行中にレーザセンサによりタイヤトレッドの摩耗の検出を行うことができるものの、走行中では路面の状態や振動等のために検出精度が劣るという問題がある。また、走行中に検出結果を示してもオペレータが気付かない場合も考えられる。
一方、特許文献2のタイヤ状態検出装置では、走行中に路面で反射したレーザ光を受光する受光部の受光データに基づいて、空気入りタイヤの変形状態を検出するに過ぎず、タイヤの摩耗状態を検出する技術ではない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる産業車両の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体に備えられ、タイヤを有する複数の車輪と、を有する産業車両において、地上から前記車体までの距離である地上高又は前記車体から前記タイヤの表面までのタイヤ距離を検出する非接触式センサと、前記車体に搭載される警告器と、前記警告器を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、停車時に前記非接触式センサを作動させ、前記非接触式センサにより検出された前記地上高又は前記タイヤ距離が閾値を超えたとき前記警告器を作動させることを特徴とする。
本発明では、コントローラは、停車時に非接触式センサを作動させ、停車時に地上から前記車体までの距離である地上高又は車体からタイヤの表面までのタイヤ距離を検出する。そして、コントローラは、非接触式センサにより検出された地上高又はタイヤ距離が閾値を超えたとき警告器を作動させる。このため、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる。
また、上記の産業車両において、前記コントローラは、停車時であってキーONされたとき、前記地上高又は前記タイヤ距離が検出されるように前記非接触式センサを作動させる構成としてもよい。
この場合、オペレータがキーONすることにより、コントローラは非接触式センサを作動させ、地上高又はタイヤ距離を検出する。したがって、オペレータがキーONしたタイミングで警告器が作動すれば、オペレータはタイヤ交換時期であることをより確実に認識できる。
また、上記の産業車両において、前記非接触式センサは、前記地上高を検出する光学式センサであり、前記車体の下部に設けられている構成としてもよい。
この場合、非接触式センサは、車体の下部に設けられている光学式センサなので、路面にセンサ光を出し、路面からの反射光を受光することで、地上高を検出することができる。
また、上記の産業車両において、前記車体は、前記車輪が収容されるタイヤハウスを備え、前記非接触式センサは、前記タイヤハウスの内部に収容され、前記タイヤ距離を検出する光学式センサである構成としてもよい。
この場合、非接触式センサは、タイヤハウスの内部に収容され、前記タイヤ距離を検出する光学式センサなので、タイヤハウスの内部にてセンサ光を出し、タイヤ表面からの反射光を受光することで、タイヤ距離を検出することができる。
また、上記の産業車両において、前記複数の車輪のうち、前記地上高又は前記タイヤ距離を検出する対象の車輪は、前記車体に直接固定された車軸に備えられている構成としてもよい。
この場合、地上高又はタイヤ距離を検出する対象の車輪は、車体に直接固定された車軸に備えられているので、サスペンションの伸縮による地上高又はタイヤ距離の検出精度の低下は発生しない。
また、上記の産業車両において、前記タイヤは空気タイヤであり、前記タイヤの空気圧は前記非接触式センサの作動時に予め設定した設定空気圧に保たれている構成としてもよい。
この場合、タイヤの空気圧が設定空気圧に保たれているので、タイヤの空気圧のばらつきによる地上高又はタイヤ距離の検出精度の低下は発生しない。
また、上記の産業車両において、前記タイヤは、ソリッドタイヤである構成としてもよい。
この場合、タイヤがソリッドタイヤであるから、非接触式センサは、空気タイヤと比較して地上高又はタイヤ距離を精度良く検出することができる。
本発明によれば、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる産業車両を提供できる。
第1の実施形態に係るフォークリフトの側面図である。 第1の実施形態に係るフォークリフトの平面図である。 第1の実施形態に係るフォークリフトの底面図である。 第1の実施形態に係るフォークリフトの概略ブロック図である。 (a)は前部レーザセンサによる地上高の説明図であり、(b)は後部レーザセンサによる地上高の説明図である。 第2の実施形態に係るフォークリフトの側面図である。 (a)は前部レーザセンサによるタイヤ距離の説明図であり、(b)は後部レーザセンサによる地上高の説明図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る産業車両について図面を参照して説明する。本実施形態の産業車両はカウンタウエイト式のフォークリフトである。なお、方向を特定する「前後」、「左右」および「上下」については、フォークリフトのオペレータが運転席の運転者シートに着座して、フォークリフトの前進側を向いた状態を基準として示す。
図1、図2に示すように、フォークリフト10は、車体11の前部に荷役装置12を備えている。車体11の中央付近には運転席13が設けられている。車体11の前部には前輪としての駆動輪14が設けられ、車体11の後部には後輪としての操舵輪15が設けられている。駆動輪14は、車体11に直接固定された車軸としてのフロントアクスル(図示せず)に備えられている。駆動輪14はゴム製のソリッドタイヤ16を有している。駆動輪14の前部タイヤハウス17を形成するように、車体11の前部にはフロントフェンダー18が設けられている。フロントフェンダー18は駆動輪14の上方から後方へ回り込むように車体11に取り付けられている。
操舵輪15は、車体11に懸架された車軸としてのリヤアクスル(図示せず)に備えられている。操舵輪15は、ゴム製の空気タイヤ19を有している。本実施形態の空気タイヤ19はソリッドタイヤ16よりもタイヤ外径が小さい。車体11の後部には操舵輪15の後部タイヤハウス20が形成されている。車体11の後部にはカウンタウエイト21が備えられており、カウンタウエイト21は車両重量の調整と車体11における重量バランスを図るためのものである。カウンタウエイト21は車体11とともに後部タイヤハウス20を形成する。
車体11には、エンジン22が搭載されており、車体11には、エンジン22を覆う開閉式のエンジンフード23を備えている。エンジンフード23上には運転者シート24が備えられている。なお、フォークリフトはエンジン式フォークリフトだけでなくモータ駆動の電動式フォークリフトであってもよい。車体11において運転者シート24の直下となる位置には、コントローラ25が収容されている。コントローラ25はフォークリフト10の各部を制御する。運転席13における運転者シート24の前方には、インストルメントパネル26が備えられている。インストルメントパネル26には、ステリングホイール28を支持するステリングコラム27が設けられている。インストルメントパネル26には、キーON/OFFのためのキーが挿入されるキーシリンダ29のほか、荷役用のリフトレバー30およびティルトレバー31が備えられている。
車体11には、運転席13の上部を覆うヘッドガード32が設けられている。車体11と荷役装置12との間には、作動油により作動するティルトシリンダ33が設置されている。荷役装置12はティルトシリンダ33の作動により荷役装置12の下端部を支点として前後方向に傾動する。
荷役装置12は、アウタマスト34およびインナマスト35を有するマスト36を備えている。左右一対のアウタマスト34には、アウタマスト34の内側にて昇降可能な左右一対のインナマスト35が備えられている。荷役装置12は、インナマスト35に沿って昇降するリフトブラケット37を備えており、リフトブラケット37には、左右一対のフォーク38と、バックレスト39が備えられている。左右のフォーク38は荷を掬い上げて支持する。バックレスト39は、左右一対のフォーク38が支持する荷の後面を支持する。
アウタマスト34には作動油の給排により作動するリフトシリンダ40が設けられている(図1を参照)。リフトシリンダ40の作動により、インナマスト35がアウタマスト34の内側にて昇降するほか、リフトブラケット37が昇降する。
ところで、本実施形態のフォークリフト10は、駆動輪14および操舵輪15のタイヤ交換の時期をオペレータに知らせるために、地上から車体11までの距離である地上高を検出する非接触式センサを有している。具体的には、図1に示すように、非接触式センサは、車体11下部に下方へ向けて設けられた光学式センサである左右一対の前部レーザセンサ41および左右一対の後部レーザセンサ42である。前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42には、路面Gへ向けてレーザ光を発光する発光部(図示せず)と路面により反射されたレーザ光を受光する受光部(図示せず)を備えている。図4に示すように、前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42はコントローラ25と接続されている。
ここで、コントローラ25について説明する。図4に示すように、フォークリフト10の各部を制御するコントローラ25は、CPU45と、RAMおよびROM等からなる記憶部46と、を備えている。コントローラ25は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する専用のハードウェア、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)を備えていてもよい。コントローラ25は、コンピュータプログラムにしたがって動作する1つ以上のプロセッサ、ASIC等の1つ以上の専用のハードウェア回路、あるいは、それらの組み合わせを含む回路として構成し得る。記憶部46は、処理をCPU45に実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。記憶部46には、フォークリフト10の各部を制御するための種々のプログラムが記憶されている。
前部レーザセンサ41は、車体11において前部タイヤハウス17の後方に備えられている。図5(a)に示すように、前部レーザセンサ41は、路面Gから前部レーザセンサ41までの距離を地上高HFとして検出する。路面Gから前部レーザセンサ41までの距離は、地上から車体11までの距離に相当する。地上高HFは、ソリッドタイヤ16の摩耗が無ければ最大であり、ソリッドタイヤ16の摩耗が進行するにつれて小さくなる。
予め設定された地上高HFの閾値Thfが記憶部46に記憶されており、コントローラ25は、検出された地上高HFが閾値Thf以下になると、警告器としての警告ランプ47を点灯させるほか、警告ブザー48を作動させて警告音を発生させる。警告ランプ47は、点滅するランプであり、車体11の側部において前部レーザセンサ41の近傍に備えられている。なお、図1では、警告ブザー48はインストルメントパネル26に備えられている。
後部レーザセンサ42は、車体11において後部タイヤハウス20の前方に備えられている。図5(b)に示すように、後部レーザセンサ42は、路面Gから後部レーザセンサ42までの距離を地上高HRとして検出する。路面Gから後部レーザセンサ42までの距離は、地上から車体11までの距離に相当する。地上高HRは、空気タイヤ19の摩耗が無ければ最大であり、空気タイヤ19の摩耗が進行するにつれて小さくなる。
予め設定された地上高HRの閾値Thrが記憶部46に記憶されており、コントローラ25は、検出された地上高HRが閾値Thr以下になると、警告器としての警告ランプ49を点灯させるほか、警告ブザー48を作動させて警告音を発生させる。警告ランプ49は、点滅するランプであり、車体11の側部において後部レーザセンサ42の近傍に備えられている。なお、閾値Thfおよび閾値Thrは、タイヤの外径に応じて決まり、タイヤ外径の大きいソリッドタイヤ16の閾値Thfは、空気タイヤ19の閾値Thrよりも大きい。
コントローラ25は、フォークリフト10の停止時に前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42を作動させる制御行う。具体的には、キーをキーシリンダ29に挿入してキーONされたときに、コントローラ25は、前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42を作動させ、地上高HF、HRを検出させる。つまり、オペレータがフォークリフト10を運転する直前に、必ず、前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42による地上高HF、HRの検出が行われる。そして、検出された地上高HFと閾値Thfが比較され、検出された地上高HRと閾値とが比較される。なお、コントローラ25は、キーOFFの状態やフォークリフト10が走行しているときは、前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42を作動させることはない。
次に、本実施形態のフォークリフト10によるタイヤ摩耗状態の検出の手順について説明する。フォークリフト10は荷を載置していない状態(無負荷状態)で停車しているとし、また、予め操舵輪15が備える空気タイヤ19の空気圧は、予め設定された設定空気圧に設定されているものとする。フォークリフト10は荷を載置していない状態(無負荷状態)で停車しており、凹凸が殆どない平坦な路面Gにフォークリフト10が停車していることが好ましい。
まず、フォークリフト10のオペレータは停車しているフォークリフト10の運転者シート24に着座し、キーシリンダ29にキーを挿入してキーONの状態とする。キーONの状態になると、前部レーザセンサ41は地上高HFを検出し、後部レーザセンサ42は地上高HRを検出する。検出された地上高HF、HRはコントローラ25へ伝達される。
コントローラ25は、検出された地上高HFと閾値Thfとを比較するほか、検出された地上高HRと閾値Thrとを比較する。コントローラ25は、検出された地上高HF(HR)が閾値Thf(Thr)以下でないと判別するとき、警告ランプ47(49)を点灯せず、また、警告ブザー48を作動させない。一方、コントローラ25は、検出された地上高HF(HR)が閾値Thf(Thr)以下であると判別するとき、該当するタイヤの近傍の警告ランプ47(49)を点灯させ、警告ブザー48を作動させる。なお、コントローラ25は、閾値Thf(Thr)以下と判別されるタイヤが一つでも存在すれば、警告ランプ47(49)を点灯させ、警告ブザー48を作動させる。
オペレータは、警告ランプ47(49)の点灯および警告ブザー48の警告音により、タイヤ交換が時期であることを知ることができる。また、フォークリフト10の周囲にいる人も、警告ランプ47(49)の点灯および警告ブザー48の警告音により、タイヤ交換が時期を迎えていることを知ることができる。なお、コントローラ25は、単に、警告ランプ47(49)や警告ブザー48を作動させるだけでなく、より強い警告ということで、エンジン22を始動させない制御を行ってもよい。コントローラ25がエンジン22を始動させない制御を行うことで、オペレータはタイヤ交換の時期であることを確実に知ることができる。
本実施形態のフォークリフト10は以下の効果を奏する。
(1)コントローラ25は、停車時に非接触式センサである前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)を作動させ、停車時に地上から車体11までの距離である地上高HF(HR)を検出する。そして、コントローラ25は、前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)により検出された地上高HF(HR)が閾値Thf(Thr)以下のとき警告器である警告ランプ47(49)、警告ブザー48を作動させる。このため、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる。
(2)コントローラ25は、停車時であってキーONされたとき、地上高HF(HR)が検出されるように前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)を作動させる。このため、オペレータがキーONすることにより、コントローラ25は前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)を作動させ、前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)は、地上高HF(HR)を検出する。したがって、オペレータがキーONしたタイミングで警告器である警告ランプ47(49)、警告ブザー48が作動すれば、オペレータはタイヤ交換時期であることをより確実に認識できる。
(3)非接触式センサは、地上高HF(HR)を検出する光学式センサとしての前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)であり、前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)は、車体11の下部に設けられている。このため、前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)は、路面Gにセンサ光としてのレーザ光を出し、路面Gからの反射光を受光することで、地上高HF(HR)を検出することができる。
(4)複数の車輪のうち、地上高HFを検出する対象の車輪である駆動輪14は、車体11に直接固定された車軸に備えられている構成としてもよい。この場合、地上高HFを検出する対象の車輪は、車体11に直接固定された車軸に備えられているので、サスペンションの伸縮による地上高HFの検出精度の低下は発生しない。
(5)操舵輪15のタイヤは空気タイヤ19であり、空気タイヤ19の空気圧は後部レーザセンサ42の作動時に予め設定した設定空気圧に保たれている。このため、後部レーザセンサ42が地上高HRを検出しても、空気タイヤ19の空気圧のばらつきによる地上高HRの検出精度の低下は発生することない。
(6)フォークリフト10が、オペレータが搭乗しない自律走行や遠隔操作により走行する無人フォークリフトであっても、コントローラ25は、指令によってキーONしたとき、前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)を作動させ、停車時に地上から車体11までの距離である地上高HF(HR)を検出することができる。そして、コントローラ25は、前部レーザセンサ41(後部レーザセンサ42)により検出された地上高HF(HR)が閾値Thf(Thr)以下のとき警告ランプ47(49)、警告ブザー48を作動させる。このため、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをフォークリフト10の周囲にいる人へ確実に報知できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るフォークリフトについて説明する。本実施形態では、前部レーザセンサおよび後部レーザセンサが設けられる位置が第1の実施形態と相違するほか、地上ではなくタイヤ表面までの距離であるタイヤ距離を検出する点で相違する。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成については、第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
図6に示すように、本実施形態のフォークリフト50では、車体11における前部タイヤハウス17を臨むように前部レーザセンサ51が備えられている。前部レーザセンサ51は、前部タイヤハウス17においてソリッドタイヤ16の表面にレーザ光を照射する発光部(図示せず)と、ソリッドタイヤ16の表面で反射されたレーザ光の反射光を受光する受光部(図示せず)を有する。レーザ光の光軸の方向が駆動輪14の回転軸心を通過するように、前部レーザセンサ51は車体11に取り付けられている。
フォークリフト50では、車体11における後部タイヤハウス20を臨むように後部レーザセンサ52が備えられている。後部レーザセンサ52は、後部タイヤハウス20において空気タイヤ19の表面にレーザ光を照射する発光部(図示せず)と、空気タイヤ19の表面で反射されたレーザ光の反射光を受光する受光部(図示せず)を有する。レーザ光の光軸の方向が操舵輪15の回転軸心を通過するように、後部レーザセンサ52は車体11に取り付けられている。前部レーザセンサ51および後部レーザセンサ52はコントローラ25と接続されている。
図7(a)に示すように、前部レーザセンサ51は、前部レーザセンサ51からソリッドタイヤ16の表面までの距離をタイヤ距離DFとして検出する。前部レーザセンサ51からソリッドタイヤ16の表面までのタイヤ距離DFは、ソリッドタイヤ16の摩耗が無ければ最大であり、ソリッドタイヤ16の摩耗が進行するにつれて小さくなる。予め設定されたタイヤ距離DFの閾値Tdfが記憶部46に記憶されており、コントローラ25は、検出されたタイヤ距離DFが閾値Tdf以上になると、警告器としての警告ランプ47を点灯させるほか、警告ブザー48を作動させて警告音を発生させる。
図7(b)に示すように、後部レーザセンサ52は、後部レーザセンサ52から空気タイヤ19の表面までの距離をタイヤ距離DRとして検出する。後部レーザセンサ52から空気タイヤ19の表面までの距離は、空気タイヤ19の摩耗が無ければ最大であり、空気タイヤ19の摩耗が進行するにつれて小さくなる。予め設定されたタイヤ距離DRの閾値Tdrが記憶部46に記憶されており、コントローラ25は、検出されたタイヤ距離DRが閾値Tdr以上になると、警告器としての警告ランプ49を点灯させるほか、警告ブザー48を作動させて警告音を発生させる。なお、閾値Tdfおよび閾値Tdrは、タイヤの外径に応じて決まり、タイヤ外径の大きいソリッドタイヤ16の閾値Tdfは、空気タイヤ19の閾値Tdrよりも大きい。
コントローラ25は、フォークリフト10の停止時に前部レーザセンサ51および後部レーザセンサ52を作動させる制御行う。具体的には、キーをキーシリンダ29に挿入してキーONされたときに、コントローラ25は、前部レーザセンサ51および後部レーザセンサ52を作動させ、タイヤ距離DF、DRを検出させる。つまり、オペレータがフォークリフト10を運転する直前に、必ず、前部レーザセンサ51および後部レーザセンサ52によるタイヤ距離DF、DRの検出が行われる。そして、検出されたタイヤ距離DF(DR)と閾値が比較され、検出されたタイヤ距離DF(DR)と閾値Tdf(Tdr)とが比較される。なお、コントローラ25は、キーOFFの状態やフォークリフト10が走行しているときは、前部レーザセンサ51および後部レーザセンサ52を作動させることはない。
本実施形態によれば、コントローラ25は、停車時に前部レーザセンサ51および後部レーザセンサ52を作動させ、停車時に前部レーザセンサ51(後部レーザセンサ52)からソリッドタイヤ16(空気タイヤ19)の表面までのタイヤ距離DF(DR)を検出する。そして、コントローラ25は、検出されたタイヤ距離DF(DR)が閾値Tdf(Tdr)以上のとき警告器としての警告ランプ47(49)および警告ブザー48を作動させる。このため、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる。
また、前部レーザセンサ51が前部タイヤハウス17に臨むように車体11に設けられ、後部レーザセンサ52が後部タイヤハウス20に臨むように車体11に設けられているので、前部レーザセンサ51および後部レーザセンサ52は、路面Gから跳ね上げられる異物の干渉を受け難く、損傷を受け難い。また、タイヤ表面までの距離をタイヤ距離として検出するので、路面Gの凹凸に起因する車体11の傾きによる検出精度の低下は発生せず、タイヤの摩耗状態を高い精度で検出できる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、非接触式センサとして光学センサであるレーザセンサを採用したがこれに限定されない。非接触式センサは、例えば、ミリ波レーダーを採用してもよく、路面までの地上高やタイヤ表面までのタイヤ距離を検出することが可能であれば、センサの種類は問われない。
○ 上記の実施形態では、キーONのときのみ、非接触式センサが地上高又はタイヤ距離を検出するとしたが、これに限らない。例えば、運転中の一時停止時に非接触式センサが地上高又はタイヤ距離を検出してもよく、産業車両の停車時であればキーON以外のタイミングで、地上高又はタイヤ距離を検出してもよい。
○ 上記の実施形態では、車輪(駆動輪、操舵輪)のタイヤの数に対応する非接触式センサを設けたが、これに限らない。例えば、右の駆動輪および右の操舵輪のタイヤが同じ摩耗となるのであれば、タイヤ毎に対応する非接触センサを設けずに、双方のタイヤ摩耗を単一の非接触式センサで検出するようにしてもよい。
○ 上記の実施形態では、産業車両としての4輪タイプのフォークリフトを例示して説明したが、これに限らない。例えば、3輪タイプのフォークリフトでもよく、フォークリフトの形式や駆動方式は自由である。また、産業車両は、フォークリフトに限らず、小型牽引車、無人搬送車、トーイングトラクタ、コンテナスプレッダであってもよい。
○ 上記の実施形態では、駆動輪がソリッドタイヤを有し、操舵輪が空気タイヤを有するとしたが、これに限らない。例えば、全ての車輪がソリッドタイヤを有してもよく、あるいは、全ての車輪が空気タイヤを有するとしてもよく、ソリッドタイヤおよび空気タイヤの選択は自由である。
○ 上記の実施形態では、警告ランプを車体11の両側部に設けたがこれに限らない。警告ランプの位置は、車体に限らず、例えば、インストルメントパネルに設けたり、あるいは表示モニターに設けたりするようにしてもよい。また、点滅以外の点灯方法を用いてもよい。
10、50 フォークリフト
11 車体
12 荷役装置
13 運転席
14 駆動輪
15 操舵輪
16 ソリッドタイヤ
17 前部タイヤハウス
18 フロントフェンダー
19 空気タイヤ
20 後部タイヤハウス
21 カウンタウエイト
22 エンジン
24 運転シート
25 コントローラ
29 キーシリンダ
34 アウタマスト
35 インナマスト
38 フォーク
41、51 前部レーザセンサ
42、52 後部レーザセンサ
45 CPU
46 記憶部
47、49 警告ランプ
48 警告ブザー
HF、HR 地上高
DF、DR タイヤ距離
Thf、Thr、Tdf、Tdr 閾値

Claims (7)

  1. 車体と、
    前記車体に備えられ、タイヤを有する複数の車輪と、を有する産業車両において、
    地上から前記車体までの距離である地上高又は前記車体から前記タイヤの表面までのタイヤ距離を検出する非接触式センサと、
    前記車体に搭載される警告器と、
    前記警告器を制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    停車時に前記非接触式センサを作動させ、
    前記非接触式センサにより検出された前記地上高又は前記タイヤ距離が閾値を超えたとき前記警告器を作動させることを特徴とする産業車両。
  2. 前記コントローラは、停車時であってキーONされたとき、前記地上高又は前記タイヤ距離が検出されるように前記非接触式センサを作動させることを特徴とする請求項1記載の産業車両。
  3. 前記非接触式センサは、前記地上高を検出する光学式センサであり、前記車体の下部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
  4. 前記車体は、前記車輪が収容されるタイヤハウスを備え、
    前記非接触式センサは、前記タイヤハウスの内部に収容され、前記タイヤ距離を検出する光学式センサであることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
  5. 前記複数の車輪のうち、前記地上高又は前記タイヤ距離を検出する対象の車輪は、前記車体に直接固定された車軸に備えられていることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
  6. 前記タイヤは空気タイヤであり、
    前記タイヤの空気圧は前記非接触式センサの作動時に予め設定した設定空気圧に保たれていることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
  7. 前記タイヤはソリッドタイヤであることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
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