JP7036529B1 - 車両接近報知装置および該装置を備えたピッキングトラック - Google Patents

車両接近報知装置および該装置を備えたピッキングトラック Download PDF

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Abstract

【課題】周辺にいる者および周辺を走行する他車両に車両接近を効果的に報知することが可能な車両接近報知装置を提供する。【解決手段】車両接近報知装置20Aは、報知光Lを照射する照明部23と、照明部23の設置角度を変化させることにより照射方向θを変更する照射方向変更部22と、取得した自車両情報および他車両情報に基づいて照射方向変更部22に与える設置角度に関する指令を変化させる制御部21Aとを備える。自車両情報は自車両の現在位置、タイヤ角および速度を含み、他車両情報は他車両の現在位置、タイヤ角および速度を含む。制御部21Aは、(1)他車両の現在位置が所定の監視エリア内にあり、(2)他車両の所定時間経過後の予測位置が所定時間経過後の監視エリア内にあり、かつ(3)自車両および他車両の現在位置間の距離が自車両および他車両の予測位置間の距離よりも長い場合に、照射方向変更部22に与える指令を変化させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両後方の路面に向けて光を照射することより車両の接近を周辺にいる者および周辺を走行する他車両に報知する車両接近報知装置、および該装置を備えたピッキングトラックに関する。
従来、車両の接近を該車両の周辺にいる者に報知するために、車両後方の路面に向かって報知光を照射する産業車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ピッキングトラックと呼ばれる産業車両の中にも、報知光を照射し得るように構成されたものがある。
図11に、上記のように構成されたピッキングトラック100を示す。同図に示すように、ピッキングトラック100は、走行装置を有する車両本体11と、車両本体11の後方に設けられたマスト13と、マスト13に沿って昇降可能な運転台14と、運転台14とともに昇降する左右一対のフォーク17,17と、運転台14のヘッドガード18に適当なブラケット101を介して設けられた照明部102とを備えている。照明部102は、車両後方の路面Fに向かって報知光Lを照射し、路面FにマークMを表示させる。
特開2014-141329号公報
しかしながら、上記従来のピッキングトラック100による報知は、同じ作業エリア内で作業(走行)する他のピッキングトラックに対しては不十分であった。ピッキングトラック同士の接近速度はピッキングトラックと人との接近速度よりも速く、他のピッキングトラックの搭乗者がマークMに気付いて衝突回避のための操作を行っても、回避が間に合わない場合があるからである。
マークMを車両から遠く離れた位置に表示すれば、上記の問題は解消するかもしれない。しかしながら、このような対策をとると、マークMが車両から遠く離れた者の目にも留まることになってその者が煩わしさを感じるという、別の問題が生じてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、周辺にいる者および周辺を走行する他車両に車両接近を効果的に報知することが可能な車両接近報知装置、および該装置を備えたピッキングトラックを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両接近報知装置は、所定の作業エリア内で走行する複数の車両のそれぞれに設けられる装置であって、車両の昇降可能な運転台に設置される、車両後方の路面に向かって報知光を照射する照明部と、運転台に対する照明部の設置角度を変化させることにより照射方向を変更する照射方向変更部と、自車両に関する自車両情報と他車両に関する他車両情報とに基づいて照射方向変更部に与える設置角度に関する指令を変化させる制御部とを備え、自車両情報は、作業エリアにおける自車両の現在位置と、自車両のタイヤ角と、自車両の速度とを含み、他車両情報は、作業エリアにおける他車両の現在位置と、他車両のタイヤ角と、他車両の速度とを含み、制御部は、(1)他車両の現在位置が自車両の後方に設定された所定の監視エリア内にあり、(2)他車両の現在位置、タイヤ角および速度から予測した所定時間経過後の他車両の予測位置が、自車両の現在位置、タイヤ角および速度から予測した上記所定時間経過後の監視エリア内にあり、かつ、(3)自車両の現在位置と他車両の現在位置との間の距離が、自車両の現在位置、タイヤ角および速度から予測した上記所定時間経過後の自車両の予測位置と他車両の予測位置との間の距離よりも長い場合に、照射方向変更部に与える指令を変化させる、ことを特徴としている。
上記車両接近報知装置の制御部は、上記(1)、(2)および(3)を満たす場合に、照射される路面の位置が自車両から遠ざかるような指令を照射方向変更部に与える、との構成を有していてもよい。
上記車両接近報知装置の制御部は、複数の車両のそれぞれに関する車両情報を記憶する管理装置から、他車両に関する車両情報を他車両情報として取得する、との構成を有していてもよい。
上記車両接近報知装置における自車両情報は、運転台の昇降位置をさらに含んでいてもよく、この場合、制御部は、昇降位置が変化しても照射される路面の位置が変化しないように照射方向変更部に指令を与えることが好ましい。
上記車両接近報知装置における監視エリアは、自車両の後方から遠ざかるにつれて車幅方向の寸法が大きくなる略三角形状または略扇状の形状を有していることが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るピッキングトラックは、上記車両接近報知装置を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、周辺にいる者および周辺を走行する他車両に車両接近を効果的に報知することが可能な車両接近報知装置、および該装置を備えたピッキングトラックを提供することができる。
本発明の第1実施例に係るピッキングトラックを示す模式側面図である。 第1実施例に係る車両接近報知装置およびピッキングトラックの構成を示すブロック図である。 自車両10A-1の現在位置P1および予測位置P1aと、他車両10A-2の現在位置P2および予測位置P2a,P2b,P2cと、現在の監視エリア40と、所定時間経過後の監視エリア40aとの関係を示す平面図である。 第1実施例における、(A)所定3条件の満足/不満足と照射方向θとの関係、および(B)所定3条件の満足/不満足と照射距離Dとの関係を示すグラフである。 第1実施例に係る車両接近報知装置の具体的な構成を示す図である。 本発明の第2実施例に係るピッキングトラックを示す模式側面図である。 第2実施例に係る車両接近報知装置およびピッキングトラックの構成を示すブロック図である。 第2実施例における、(A)所定3条件を満足しない場合の昇降位置Hと照射方向θとの関係、(B)所定3条件を満足しない場合の昇降位置Hと照射距離Dとの関係、(C)所定3条件を満足する場合の昇降位置Hと照射方向θとの関係、および(D)所所定3条件を満足する場合の昇降位置Hと照射距離Dとの関係を示すグラフである。 第2実施例に係る、(A)低揚高時のピッキングトラック、および(B)高揚高時のピッキングトラックを示す模式側面図である。 監視エリアの変形例を示す平面図である。 従来のピッキングトラックを示す模式側面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係るピッキングトラックおよび車両接近報知装置の実施例について説明する。
[第1実施例]
図1に、本発明の第1実施例に係るピッキングトラック10Aを示す。ピッキングトラック10Aは、所定の作業エリア内で他のピッキングトラック10Aとともに作業(走行)する車両であって、同図に示すように、走行装置を有する車両本体11と、車両本体11の後方に設けられた左右一致のレッグ12,12およびマスト13と、マスト13に沿って昇降可能な運転台14とを備えている。走行装置は、駆動輪と操舵輪とを兼ねたタイヤ19を含んでいる。
運転台14は、搭乗者によって操作される各種レバー等からなる操作盤15と、搭乗者の転落を防ぐための転落ガード16と、後方に向かって延びた左右一対のフォーク17,17と、搭乗者の頭上を覆うヘッドガード18とを有している。フォーク17,17は、運転台14の床板に設けられている。
本実施例に係るピッキングトラック10Aは、さらに、車両接近報知装置20Aを構成する制御部21A、照射方向変更部22および照明部23と、主制御部30Aと、車速検知部31と、タイヤ角検知部32とを備えている。照射方向変更部22は、図1には図示していない照射方向検知部24を含んでいる。
照明部23は、車両後方の路面Fに向かって報知光Lを照射するLEDライトからなる。路面Fに表示される報知光Lの像(以下、「マーク」という)Mは、輪郭が曖昧な円状であってもよいし、照明部23に設けられたレンズやスリットの作用により、輪郭が明確なスポット状、ライン状または矢印状とされていてもよい。また、報知光L(マークM)の色は、報知効果を高めるために、路面Fに対して目立つ色であることが好ましい。本実施例では、マークMは、車幅方向に延びた青色のライン状を有している。
照射方向変更部22は、制御部21Aからの指令に基づいて運転台14(本実施例では、ヘッドガード18)に対する照明部23の設置角度を変えることにより、照射方向(本実施例では、鉛直線Vを基準とした方向θ)を変更する。
制御部21Aは、後述する3つの条件の全てを満足する他車両が存在するか否かに応じて、照射方向変更部22に与える指令を変化させる。このとき、制御部21Aは、照射方向θを直接的または間接的に検知する照射方向検知部24の検知結果を参照する。
図2に示すように、本実施例に係るピッキングトラック10A(10A-1,10A-2・・・)は、管理装置50と無線通信を行う。
より詳しくは、ピッキングトラック10A-1の主制御部30Aは、車速検知部31によって検知された車速と、タイヤ角検知部32によって検知されたタイヤ19の角度(以下、「タイヤ角」という)と、これらから演算により求めた作業エリア内における現在位置とを含む自車両情報を無線通信により管理装置50に送信し、記憶させる。このとき、主制御部30Aは、自車両情報を制御部21Aにも送る。
他のピッキングトラック10A-2・・・も、自車両情報を管理装置50に送信し、記憶させる。この結果、管理装置50には、作業エリア内で作業する全ピッキングトラック10A-1,10A-2・・・の自車両情報が集約される。なお、管理装置50に記憶されたピッキングトラック10A-2の自車両情報は、ピッキングトラック10A-1にとっての他車両情報である。
ピッキングトラック10A-1の主制御部30Aは、管理装置50に記憶された他車両情報(すなわち、ピッキングトラック10A-2・・・の自車両情報)を無線通信により受信し、制御部21Aに送る。他のピッキングトラック10A-2・・・の主制御部30Aも、管理装置50から他車両情報を受信し、制御部21Aに送る。
このようにして、各ピッキングトラック10Aに備えられた車両接近報知装置20Aの制御部21Aは、自車両の現在位置、車速およびタイヤ角を含む自車両情報と、他車両の現在位置、車速およびタイヤ角を含む他車両情報を取得する。そして、制御部21Aは、取得した自車両情報および他車両情報に基づいて照射方向変更部22に与える指令を変化させ、照射方向θおよび照射距離Dを変更する。
図3および図4を参照しながら、制御部21Aによる照射方向θおよび照射距離Dの変更について詳しく説明する。
ピッキングトラック10A-1(以下、「自車両」とする)の制御部21Aは、自車両情報および他車両情報を取得すると、自車両情報に含まれる自車両の現在位置P1と他車両情報に含まれる他のピッキングトラック10A-2(以下、「他車両」とする)の現在位置P2とに基づいて、他車両10A-2の現在位置P2が自車両10A-1の後方に設定された所定の監視エリア40内にあるかどうかを判定する第1判定を行う。図3に示す例では、他車両10A-2の現在位置P2は監視エリア40内にあると判定される。
監視エリア40は、自車両10A-1の後方から遠ざかるにつれて車幅方向の寸法が大きくなっていく略扇状を有している。
第1判定の後、自車両10A-1の制御部21Aは、他車両情報に含まれる他車両10A-2の現在位置P2、車速およびタイヤ角から予測した所定時間経過後(本実施例では2秒後)の予測位置が、自車両情報に含まれる自車両10A-1の現在位置P1、車速およびタイヤ角から予測した所定時間経過後(本実施例では2秒後)の監視エリア40a内にあるかどうかを判定する第2判定を行う。予測位置がP2aである場合は、監視エリア40a内にあると判定される。予測位置がP2bである場合も、監視エリア40a内にあると判定される。一方、予測位置がP2cである場合は、監視エリア40a内にはないと判定される。
第2判定の後、自車両10A-1の制御部21Aは、自車両10A-1の現在位置P1と、他車両10A-2の現在位置P2と、自車両10A-1の現在位置P1、車速およびタイヤ角から予測した所定時間経過後(本実施例では2秒後)の予測位置P1aと、第2判定の際に予測した他車両10A-2の予測位置とに基づいて、現在位置P1と現在位置P2との間の距離PDが、自車両10A-1の予測位置P1aと他車両10A-2の予測位置との間の距離PD’よりも長いかどうかを判定する第3判定を行う。予測位置がP2bである場合は、距離PDは距離PD’よりも長いと判定される。予測位置がP2cである場合も、距離PDは距離PD’よりも長いと判定される。一方、予測位置がP2aである場合は、距離PDは距離PD’に等しいと判定される。
自車両10A-1の制御部21Aは、作業エリア内で作業する全ての他車両について同様の判定を行う。
第1判定において現在位置が監視エリア40内にあると判定され、第2判定において予測位置が監視エリア40a内にあると判定され、かつ第3判定において距離PDが距離PD’よりも長いと判定された他車両、言い換えると、所定の3つの条件を満たす他車両は、このまま時間が経過すると自車両10A-1の後方に衝突するおそれがある。このため、自車両10A-1の制御部21Aは、このような他車両が存在する場合に、照射方向変更部22に与える指令を変化させて照射方向θをθ1からθ2に変更する(図4(A)参照)。これにより、照射距離DがD1からD2に変化し(図4(B)参照)、マークMの位置がM1からM2に変化する(図3参照)。つまり、マークMが自車両から遠ざかる。その結果、自車両10A-1に衝突するおそれのある他車両の搭乗者は、自車両10A-1の存在にいち早く気付くことができる。
本実施例では、制御部21Aの制御下で照射方向θを変化させる照射方向変更部22が以下に示す構成を有している。
すなわち、照射方向変更部22は、図5に示すように、ヘッドガード18の下面に設けられたパワーシリンダ25と、3つのリンク部材26,27,28からなるリンク機構と、ヘッドガード18の下面に吊り下げられた支持部材29と、照射方向検知部24とからなっている。
パワーシリンダ25は、制御部21Aからの指令に応じて回転するモータを含んでいる。パワーシリンダ25は、指令に従ってモータが回転すると、モータの回転量に応じた分だけピッキングトラック10Aの前後方向に沿って伸縮する。なお、指令には、回転方向についての指令と回転速度についての指令とが含まれている。
第1リンク部材26は、一端部がパワーシリンダ25の先端部に回動可能に連結されるとともに、他端部が支持部材29の前側連結部29aに回動可能に連結されている。第2リンク部材27は、一端部が第1リンク部材26の中間部に回動可能に連結されるとともに、他端部が第3リンク部材28の前側上端部に回動可能に連結されている。第3リンク部材28は、前側下端部が支持部材29の後側連結部29bに回動可能に連結されている。そして、照明部23は、第3リンク部材28の後端部に固定されている。
照射方向検知部24は、支持部材29の後側連結部29bに設けられたポテンショメータからなっている。照射方向検知部24は、後側連結部29bを基準とした第3リンク部材28の位置を検知するとともに、検知結果に関する信号を制御部21Aに向けて出力する。この信号は、照射方向θに対応していると言える。
制御部21Aからの指令に従ってパワーシリンダ25が伸縮すると、リンク機構26,27,28が作動してヘッドガード18に対する照明部23の設置角度が変化し、その結果、照射方向θが変化する。なお、図5(B)は、同図(A)よりもパワーシリンダ25が伸びて、照射方向θが小さくなった状態を示している。
[第2実施例]
図6に、本発明の第2実施例に係るピッキングトラック10Bを示す。ピッキングトラック10Bは、車両接近報知装置20Aの代わりに車両接近報知装置20Bを備えている点と、主制御部30Aの代わりに主制御部30Bを備えている点と、昇降位置検知部33をさらに備えている点とにおいてピッキングトラック10Aと相違するが、他の点においてはピッキングトラック10Aと共通している。また、車両接近報知装置20Bは、制御部21Aの代わりに制御部21Bを備えている点において車両接近報知装置20Aと装置するが、他の点においては車両接近報知装置20Aと共通している。
図7に示すように、本実施例に係るピッキングトラック10B(10B-1,10B-2・・・)は、管理装置50と無線通信を行う。
より詳しくは、ピッキングトラック10B-1の主制御部30Bは、車速検知部31によって検知された車速と、タイヤ角検知部32によって検知されたタイヤ角と、これらから演算により求めた作業エリア内における現在位置と、昇降位置検知部33によって検知された運転台14の昇降位置Hとを含む自車両情報を無線通信により管理装置50に送信し、記憶させる。このとき、主制御部30Bは、自車両情報を制御部21Bにも送る。
他のピッキングトラック10B-2・・・も、自車両情報を管理装置50に送信し、記憶させる。この結果、管理装置50には、作業エリア内で作業する全ピッキングトラック10B-1,10B-2・・・の自車両情報が集約される。なお、管理装置50に記憶されたピッキングトラック10B-2の自車両情報は、ピッキングトラック10B-1にとっての他車両情報である。
ピッキングトラック10B-1の主制御部30Bは、管理装置50に記憶された他車両情報(すなわち、ピッキングトラック10B-2・・・の自車両情報)を無線通信により受信し、制御部21Bに送る。他のピッキングトラック10B-2・・・の主制御部30Bも、管理装置50から他車両情報を受信し、制御部21Bに送る。
このようにして、各ピッキングトラック10Bに備えられた車両接近報知装置20Bの制御部21Bは、自車両の現在位置、車速、タイヤ角および昇降位置Hを含む自車両情報と、他車両の現在位置、車速およびタイヤ角を含む他車両情報とを取得する。そして、制御部21Bは、取得した自車両情報および他車両情報に基づいて照射方向変更部22に与える指令を変化させ、照射方向θおよび照射距離Dを変更する。すなわち、制御部21Bは、上記所定の3つの条件を満たす他車両が存在する場合に、照射方向変更部22に与える指令を変化させて、マークMを自車両から遠ざける。
これと並行して、制御部21Bは、取得した自車両情報に含まれる運転台14の昇降位置Hによっても照射方向変更部22に与える指令を変化させる。
例えば、制御部21Bは、上記所定の3つの条件を満たす他車両が存在しない場合に、自車両の運転台14の昇降位置HがH1からH3(ただし、H3>H1)に変化すると、照射角度θをH3に対応したθ3まで低下させることにより照射距離DをD1に維持する(図8(A),(B)および図9参照)。また、制御部21Bは、上記所定の3つの条件を満たす他車両が存在しない場合に、昇降位置HがH2からH3(ただし、H2>H3)に変化すると、照射角度θをθ3まで増加させることにより照射距離DをD1に維持する(図8(A),(B)および図9参照)。
同様に、制御部21Bは、上記所定の3つの条件を満たす他車両が存在する場合に、昇降位置HがH1からH3(ただし、H3>H1)に変化すると、照射角度θをH3に対応したθ3’まで低下させることにより照射距離DをD2に維持する(図8(C),(D)参照)。また、制御部21Bは、上記所定の3つの条件を満たす他車両が存在する場合に、昇降位置HがH2からH3(ただし、H2>H3)に変化すると、照射角度θをθ3’まで増加させることにより照射距離DをD2に維持する(図8(C),(D)参照)。
制御部21Bは、照射距離DをD1またはD2に維持する制御を常に行っている。
このように、本発明の第1,第2実施例に係るピッキングトラック10A,10Bおよび車両接近報知装置20A,20Bでは、後方から接近しつつある他車両が存在する場合に限って報知光LによるマークMが車両から遠ざかるようになっている。このため、本発明の第1,第2実施例によれば、車両から遠く離れた者が煩わしさを感じるのを最小限に抑えながら、衝突する可能性がある他車両の搭乗者にいち早く自車両の存在を気付かせることができる。
また、本発明の第2実施例に係るピッキングトラック10Bおよび車両接近報知装置20Bでは、昇降位置Hが変化しても照射距離Dが変化しないようになっている。このため、本発明の第2実施例によれば、高揚高時にマークMが薄くなって視認性が低下するのを防ぐこともできる。
[変形例]
以上、本発明に係るピッキングトラックおよび車両接近報知装置の第1,第2実施例について説明してきたが、本発明の構成はこれらに限定されない。
例えば、監視エリア40は、図10(A)~(C)に示した形状であってもよい。ただし、自車両に接近しつつある他車両を精度良く見つけ出すために、監視エリア40の形状は、車両の後方から遠ざかるにつれて車幅方向の寸法が大きくなることが好ましい。すなわち、監視エリア40の形状としては、図3に示した略扇状、図10(A)に示した略三角形状、および図10(B)に示した形状が好ましい。
また、車両接近報知装置20A,20Bを構成する照射方向変更部22および照明部23は、運転台14のヘッドガード18以外の部分に設けられていてもよい。
また、車両接近報知装置20A,20Bを構成する制御部21A,21Bは、車両本体11ではなく運転台14側に設けられていてもよい。
また、制御部21A,21Bは、主制御部30A,30Bからではなく管理装置50から直接的に他車両情報を取得してもよい。
また、主制御部30Aが制御部21Aに送る自車両情報には、少なくとも自車両の現在位置、車速およびタイヤ角が含まれていればよく、主制御部30Bが制御部21Bに送る自車両情報には、少なくとも自車両の現在位置、車速、タイヤ角および昇降位置Hが含まれていればよい。
また、主制御部30A,30Bが管理装置50に送信する自車両情報には、少なくとも自車両の現在位置、車速およびタイヤ角が含まれていればよい。
また、制御部21A,21Bが取得する他車両情報には、少なくとも他車両の現在位置、車速およびタイヤ角が含まれていればよい。前述した通り、制御部21A,21Bは、主制御部30A,30Bを経由して他車両情報を取得してもよいし、管理装置50から直接的に他車両情報を取得してもよい。
また、制御部21A,21Bは、主制御部30A,30Bからではなく管理装置50から自車両情報を取得してもよい。
また、第1,第2実施例における所定時間「2秒」は、単なる一例であり、適宜変更することができる。
また、本発明に係る車両接近報知装置は、昇降可能な運転台を有する、ピッキングトラック以外の車両に備えられてもよい。
10A,10B ピッキングトラック
10A-1,10B-1 ピッキングトラック(自車両)
10A-2,10B-2 ピッキングトラック(他車両)
11 車両本体
12 レッグ
13 マスト
14 運転台
15 操作盤
16 転落ガード
17 フォーク
18 ヘッドガード
19 タイヤ
20A,20B 車両接近報知装置
21A,21B 制御部
22 照射方向変更部
23 照明部
24 照射方向検知部
25 パワーシリンダ
26 第1リンク部材
27 第2リンク部材
28 第3リンク部材
29 支持部材
30A,30B 主制御部
31 車速検知部
32 タイヤ角検知部
33 昇降位置検知部
40 監視エリア
50 管理装置

Claims (6)

  1. 所定の作業エリア内で走行する複数の車両のそれぞれに設けられる車両接近報知装置であって、
    前記車両の昇降可能な運転台に設置される、車両後方の路面に向かって報知光を照射する照明部と、
    前記運転台に対する前記照明部の設置角度を変化させることにより照射方向を変更する照射方向変更部と、
    自車両に関する自車両情報と他車両に関する他車両情報とに基づいて、前記照射方向変更部に与える前記設置角度に関する指令を変化させる制御部と、
    を備え、
    前記自車両情報は、前記作業エリアにおける前記自車両の現在位置と、前記自車両のタイヤ角と、前記自車両の速度とを含み、
    前記他車両情報は、前記作業エリアにおける前記他車両の現在位置と、前記他車両のタイヤ角と、前記他車両の速度とを含み、
    前記制御部は、(1)前記他車両の現在位置が前記自車両の後方に設定された所定の監視エリア内にあり、(2)前記他車両の現在位置、タイヤ角および速度から予測した所定時間経過後の前記他車両の予測位置が、前記自車両の現在位置、タイヤ角および速度から予測した前記所定時間経過後の前記監視エリア内にあり、かつ、(3)前記自車両の現在位置と前記他車両の現在位置との間の距離が、前記自車両の現在位置、タイヤ角および速度から予測した前記所定時間経過後の前記自車両の予測位置と前記他車両の予測位置との間の距離よりも長い場合に、前記照射方向変更部に与える前記指令を変化させる
    ことを特徴とする車両接近報知装置。
  2. 前記制御部は、前記(1)、(2)および(3)を満たす場合に、照射される前記路面の位置が前記自車両から遠ざかるような前記指令を前記照射方向変更部に与える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両接近報知装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の車両のそれぞれに関する車両情報を記憶する管理装置から、前記他車両に関する車両情報を前記他車両情報として取得する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両接近報知装置。
  4. 前記自車両情報は、前記運転台の昇降位置をさらに含み、
    前記制御部は、前記昇降位置が変化しても照射される前記路面の位置が変化しないように前記照射方向変更部に前記指令を与える
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の車両接近報知装置。
  5. 前記監視エリアは、前記自車両の後方から遠ざかるにつれて車幅方向の寸法が大きくなる略三角形状または略扇状の形状を有している
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の車両接近報知装置。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の車両接近報知装置を備えている
    ことを特徴とするピッキングトラック。
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