JP2008056135A - 車両用注意喚起システム - Google Patents

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Shuzo Hashimoto
周三 橋本
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Abstract

【課題】コスト増を抑制して、障害物との衝突に注意を促す車両用注意喚起システムを提供すること。
【解決手段】自車両A周辺の障害物Bとの衝突に注意を促す車両用注意喚起システム10において、障害物Bを検出する障害物検出手段1と、障害物検出手段1が検出した障害物Bと異常接近するか否かを判定する異常接近判定手段3aと、異常接近判定手段3aにより異常接近すると判定された場合、障害物の側のウィンカインジケータランプ6L又は6Rを進行方向を指示する時と異なる色又は/及び周期で点滅させるウィンカインジケータランプ点灯手段4aと、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自車両周辺の障害物との異常接近について注意喚起する車両用注意喚起に関し、特に、ウィンカインジケータランプ又はターンシグナルランプの点灯制御により異常接近を注意喚起する車両用注意喚起システムに関する。
車両の周辺状況を検知して警報等を吹聴する運転支援が提案されている。例えば、一定車速又は一定車間距離で車両を走行制御するオートクルーズコントロール装置では、先行車両との車間距離が短くなると警報音により警告する。
しかしながら、オートクルーズコントロール装置は前方の他車両との距離に応じて警報を吹聴するものであるため、前方又は後方の左右いずれかに他車両があってもその方向を乗員に報知することができない。これでは、運転者はどちらに障害物があるか分からず、回避操作に戸惑う場合がある。
より直接的に障害物等の方向を報知するため、フロントウィンドウ、ルームミラー、ドアミラー等にLEDライトによる警報表示を設け、障害物を検知した方向に応じて該当する方向の警報表示を点灯する車両用情報表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。かかる車両用情報表示装置では、障害物の検知方向と点灯する表示装置が一致するので、運転者はより直感的に障害物の方向を認識することができる。
特開2003−291689号公報
しかしながら、特許文献1記載の車両用情報表示装置では、方向別に新たに表示装置を設ける必要がありコスト増となってしまう。この点、クリアランスソナーシステムは、車両前後のバンパに複数の超音波センサを備え、障害物を検出した超音波センサに対応するインジケータを点灯するので、障害物のおよその位置を報知することができる。したがって、クリアランスソナーシステムのインジケータを利用すれば、比較的低廉なコストで障害物の方向を運転者に報知することができるが、全ての車両がクリアランスソナーシステムを搭載しているわけでないため、非搭載車では結局コスト増となってしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、コスト増を抑制して、障害物との衝突に注意を促す車両用注意喚起システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、自車両周辺の障害物との衝突に注意を促す車両用注意喚起システムにおいて、障害物を検出する障害物検出手段と、障害物検出手段が検出した障害物と異常接近するか否かを判定する異常接近判定手段と、異常接近判定手段により異常接近すると判定された場合、障害物の側のウィンカインジケータランプを進行方向を指示する時と異なる色又は/及び周期で点滅させるウィンカインジケータランプ点灯手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ウィンカインジケータランプにより障害物の接近及び方向を報知するので、新たな表示装置を搭載する必要がない。また、ウィンカインジケータランプは進行方向を指示する時と異なる色又は/及び周期で点滅するので運転者は一目で障害物の接近及び方向を把握することができる。なお、異常接近とは、衝突しうる程度の距離まで接近することをいう。
また、本発明の一形態において、異常接近判定手段により異常接近すると判定された場合、ウィンカインジケータランプ点灯手段は、障害物の側のターンシグナルランプを進行方向を指示する時と異なる色又は/及び周期で点滅させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、ターンシグナルランプを進行方向を指示する時と異なる色又は/及び周期で点滅させることで、相手車両や後続車両及び第三者に報知して、2次・3次衝突のリスクを下げることができる。
コスト増を抑制して、障害物との衝突に注意を促す車両用注意喚起システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、車両用注意喚起システム10の機能ブロック図の一例を示す。本実施形態の車両用注意喚起システム10は、レーダ等により障害物を検出した場合、障害物の方向をメータパネルのウィンカ表示(後述のウィンカインジケータランプ6)を利用して運転者に報知する。ウィンカ表示はほぼ全ての車両に搭載されているので、追加する構成を最小限にして運転者に障害物の方向を報知することができる。なお、本実施形態では障害物の例として他車線の後方車を用いるが、他車線の先行車、同じ車線の先行車及び後方車、並びに、ガードレールなどの地物、歩行者なども障害物に含まれる。
車両用注意喚起システム10は、障害物との距離を検出して種々の制御を実現する距離制御ECU(Electronic Control Unit)3、コンビネーションパネルの各種インジケータランプの点灯を制御するメータECU4等がCAN(Contoroller Area Network)等の車内LANにより接続されて構成される。また、距離制御ECU3による距離の検出結果に応じて先行車両との距離を制御するため、エンジンECUやスキッドコントロールECUが接続されている。
距離制御ECU3及びメータECU4は、プログラムを実行するCPU、プログラムを記憶したROM、データやプログラムを一時的に記憶するRAM、NV−RAM(Non Volatile RAM)、データを入力及び出力する入出力インターフェイス、他のECUと通信する通信部がバスを介して接続されたマイコンとして構成される。
CPUがプログラムを実行することで、検出された障害物と異常接近するか否かを判定する異常接近判定手段3a、異常接近すると判定された場合、障害物の側のウィンカインジケータランプ(以下、単にウィンカランプという)を進行方向を指示する時と異なる色又は/及び周期で点滅させるウィンカインジケータランプ点灯手段4a、が実現される。
距離制御ECU3にはミリ波レーダ装置1及びカメラセンサ2が接続されている。ミリ波レーダ装置1は、ミリ波(30GHz〜300GHz)の波長のうち、所定の波長のレーダを発信し障害物に反射して帰ってきたミリ波を受信する。ミリ波レーダの射程範囲内に障害物が存在した場合、障害物から反射波が帰ってくるので、ミリ波レーダ装置1は発信してから反射波が受信されるまでの時間により障害物までの距離を検出する。障害物の方向は、反射波の帰って来た方向である。また、反射波の周波数はドップラー効果により相対速度に応じて変化するので、周波数変化を利用することで相対速度を検出することができる。さらに、ミリ波レーダ装置1は、ヨーレートセンサやステアリングセンサの検出値に基づきカーブ半径を推定し、障害物の検出方向の補正を行う。なお、車幅方向に複数の受信アンテナを備え、左右の受信アンテナが受信する反射電波の強弱又は周波数を解析することで障害物の存在する方向を検出してもよい。
ミリ波レーダ装置1は、車両前方のフロントグリル内及び車両後部のバンパ内などに配設され、車両の斜め前方を含む前方(以下、単に前方という)及び車両の斜め後方を含む後方(以下、単に後方という)の障害物を検出することが好ましいが、前方又は後方のいずれかに配設されていてもよい。また、ミリ波レーダ装置1はレーザレーダ装置であってもよく、この場合、レーダの発信方向を変えながら障害物をスキャニングすることで同様にして障害物との距離、相対速度及び方向を検出する。
カメラセンサ2は車両前部バンパや室内ルームミラーに搭載されており、車両前方へ向けて水平下向きに所定角範囲で広がる領域を撮影する。カメラセンサ2はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)の光電変換素子により、所定の輝度階調(例えば、256階調)の画像データを出力する。カメラセンサ2は搭載位置から車両前方へ向けて水平下向きに所定角範囲で広がる領域を撮影する。
カメラセンサ2は白線検出装置を備え、画像データに対し画像処理を行い、その画像に映し出されている道路上に描かれた走行レーンを区切る白線を検出する。白線検出装置は、例えば、画像データの輝度に基づき、所定の閾値以上の輝度を有する領域を画像データの底部から上方に向けて探索する。白線は両端に高周波成分たるエッジを有するので、車両前方の画像データの輝度値を水平方向に微分すると、白線の両端にピークが得られるので、白線部分が推定できる。さらに推定した白線部分について、白線の特徴である、輝度が高い、線状の形状である等の特徴のある領域に、マッチングなどの手法を適用して白線を検出できる。なお、カメラセンサ2としてステレオカメラを備え、カメラセンサ2により障害物との距離方向、相対速度を検出してもよい。
距離制御ECU3の異常接近判定手段3aは、異常接近するか否かを、「相対距離が所定以下か否か」、「相対速度が所定以上か否か」、「TTC(Time To Collision)=相対距離/相対速度 が所定以下か否か」の1つ又は複数の指標に基づき判定し、障害物と異常接近するおそれがあると判定すると、障害物検知信号及び障害物の方向をメータECU4に送信する。
メータECU4について説明する。メータECU4は、燃料の残量センサなどの各種センサ及び他のECUと接続されており、インストルメントパネルに設けられたコンビネーションメータの各種インジケータの点灯を各機器の作動状態や警告状態に応じて制御する。インジケータは、例えば、ウィンカの作動を知らせるウィンカランプ、燃料残量インジケータ、テールランプインジケータ等である。
ターンシグナルランプ5は、車両の前後のバンパ、車両の側面、ドアミラーの前側に、それぞれ左右対称に装備された、車両の右左折や車線変更など進行方向を点滅して示すランプである。図では、前部に設けられたターンシグナルランプ5をそれぞれターンシグナルランプ5R、5Lで示した。ターンシグナルランプ5の点灯時の色は、法規により定められた色(例えば橙色)であるが、光源は電球又はLEDなどどのようなものでもよい。
車両はターンシグナルランプ5のスイッチとして、ヘッドライト等の他の燈火類のスイッチを組み合わせたレバー状のコンビネーションスイッチ7を備えており、コンビネーションスイッチ7が上下方向に操作されると操作方向のターンシグナルランプ5のスイッチがオンとなる。
メータECU4は、例えばボディECUからコンビネーションスイッチ7のスイッチオンを受信すると、操作方向の左右いずれかのフラッシャリレー5aを通電する。フラッシャリレー5aは、通電すると接点部分が一定間隔でオフ/オンを繰り返す回路であって、ターンシグナルランプ5への給電ラインの途中に接続されている。これにより、ターンシグナルランプ5は必ず点滅して点灯する(例えば、毎分60〜120回の一定周期)。
ウィンカランプ6は、コンビネーションメータに設けられたターン作動を示すインジケータであり、例えば、図示する如く左右の矢印の形に対称に設けられた1対のランプである。ウィンカランプ6はフラッシャリレー5aに接続されており、ターンシグナルランプ5と同期して点滅する。ウィンカランプ6の点灯色は法規により定められていないことが多いため、どのような色(例えば、以下、N(Normal)色という)で点灯してもよい。なお、聴覚による動作確認のためリレーの作動音が発せられる。
なお、コンビネーションパネルの一部をHUD(Head Up Display)を用いて表示する場合、ウィンカランプ6はフロントガラスに投影される。
本実施形態のウィンカランプ6について説明する。図2は、コンビネーションメータに設けられたウィンカランプ6の一例を示す。なお、図2では、テールランプ作動インジケータ等は省略した。
図2(a)のコンビネーションメータは中央にスピードメータを有し、スピードメータ上方の左側に左側のターンシグナルランプ5Lの点滅を示すウィンカランプ6L、スピードメータ上方の右側に右側のターンシグナルランプ5Rの点滅を示すウィンカランプ6R、がそれぞれ配置されている。
上述のとおり、運転者がコンビネーションスイッチ7をオンにするとオンにした側のウィンカランプ6L又は6RがN色で点滅するが、ウィンカランプ6は、更にN色とは別の色(以下、S色という)で点滅する光源を有する。図2(b)は、ウィンカランプ6を点滅する光源の一例を示す図である。
光源61L及び61RはN色に点灯する光源であり、接近報知光源62L及び62RはS色に点灯する光源である。光源61Lと接近報知光源62L、又は、光源61Rと接近報知光源62Rは並設されており、いずれか一方が点灯するとN色又はS色でウィンカランプ6が点灯したことを運転者が視認する配置になっている。
光源61Lはターンシグナルランプ5Lを介してフラッシャリレー5aに、61Rはターンシグナルランプ5Rを介してフラッシャリレー5aにそれぞれ接続され、上述のようにさらにメータECU4に接続されている。また、接近報知光源62L及び62RはそれぞれメータECU4に直接接続されている。
このような構成により、ウィンカインジケータランプ点灯手段4aは接近報知光源62L及び62Rをコンビネーションスイッチ7の操作に関わらず点灯又は点滅制御することができる(以下、単に点滅という場合がある)。本実施例では、ウィンカインジケータランプ点灯手段4aは、距離制御ECU3から障害物検知信号及び方向が送信されると、障害物の方向に応じて接近報知光源62L又は62Rを点滅させる。したがって、ウィンカランプ6はS色で点滅する。
接近報知光源62L又は62Rの点灯色(S色)は障害物の接近を運転者に報知するものであるため、注意喚起性の高い色(例えば、赤色など)であることが好適である。また、接近報知光源62L又は62RがLEDの場合、メータECU4の出力する信号のデューティ比を制御することで点滅させることができ、点滅させることで注意喚起性を高めることができる。点滅のサイクルは例えば5Hzなど、ターンシグナルランプ5の点滅サイクルより十分に早いことが注意を喚起する上で好適である。さらに、TTCに応じて点滅の周期を変えてもよい。
なお、接近報知光源62L及び62Rをフラッシャリレー5aを介してメータECU4と接続しても接近報知光源62L及び62Rを点滅させることができる。この注意喚起時のフラッシャリレー5aのオフ/オン間隔は、進行方向を指示するフラッシャリレー5aよりも十分に早ければよい。
図3は障害物の位置と接近報知光源62L又は62Rによるウィンカランプ6の点滅の関係を示す図である。図3(a)に示すように、左側の対向車線を走行する他車両BのTTCが所定以下の場合、自車両AのメータECU4は左側のウィンカランプ6LをS色で点滅させる。
また、図3(b)に示すように、右側の対向車線を走行する他車両BのTTCが所定以下の場合、自車両AのメータECU4は右側のウィンカランプ6RをS色で点滅させる。
図3(a)又は(b)のような状況は、他車両B又は自車両Aがステアリング操作を誤って対向車線に飛び出す場合に生じうる。運転者は、ウィンカランプ6L又は6Rの点滅により、障害物の接近方向を一目で把握して回避操作することができる。
図3(c)に示すように、左車線の後方を走行する他車両BのTTCが所定以下の場合、自車両AのメータECU4は左側のウィンカランプ6LをS色で点滅させる。
また、図3(d)に示すように、右車線の後方を走行する他車両BのTTCが所定以下の場合、自車両AのメータECU4は右側のウィンカランプ6RをS色で点滅させる。
図3(c)又は(d)のような状況は、自車両Aが他車両Bの位置や速度の目測を誤り、車線変更するような場合に生じうる。運転者は、ウィンカランプ6L又は6Rの点滅により、障害物の接近方向を一目で把握して車線変更を中止したり侵入角度を調整することができる。
図3(e)に示すように、左車線の前方を走行する他車両BのTTCが所定以下の場合、自車両AのメータECU4は左側のウィンカランプ6LをS色で点滅させる。
また、図3(f)に示すように、右車線の前方を走行する他車両BのTTCが所定以下の場合、自車両AのメータECU4は右側のウィンカランプ6RをS色で点滅させる。
図3(e)又は(f)のような状況は、他車両Bが自車両Aの位置や速度の目測を誤り、車線変更するような場合に生じうる。運転者は、ウィンカランプ6L又は6Rの点滅により、障害物の接近方向を一目で把握して減速やホーンの吹聴など回避操作することができる。
なお、自車両Aの正面方向又は後ろ正面方向に障害物が検出された場合、メータECU4は、例えば両方のウィンカランプ6R及び6Lを同時に点滅させる。
図4は、メータECU4がウィンカランプ6を点灯制御するフローチャート図を示す。図4のフローチャート図に基づく制御は、例えばイグニッションオンによりスタートする。
ミリ波レーダ装置1はミリ波を発信しその反射波に基づき継続的に障害物を検出しているので、異常接近判定手段3aは例えばTTCが所定以下になると異常接近の危険があると判定する(S1)。異常接近の危険があると判定すると、異常接近判定手段3aは障害物検知信号及び障害物の方向をメータECU4に送出する。
メータECU4のウィンカインジケータランプ点灯手段4aは、障害物検知信号及び方向を受信して障害物の方向に基づき左右いずれかの接近報知光源62L又は62Rを点滅させる(S2)。運転者は、ウィンカランプ6が方向を指示するために操作した場合と異なる色又は及び周期で点滅することから障害物を検知したことを一目で把握して適切な対応をとることができる。
なお、障害物が検知され、メータECU4が接近報知光源62L又は62Rを点滅している間に運転者がコンビネーションスイッチ7を操作した場合、又はその逆に、コンビネーションスイッチ7の操作によりターンシグナルランプ5L又は5Rが点滅している間に障害物が検知された場合、ターンシグナルランプ5L又は5Rが点滅すると共に、ウィンカランプ6L又は6RがN色とS色で独立して点滅する。ウィンカランプ6L又は6RがN色とS色で点滅しても、S色によるサイクルの早い点滅により、運転者は障害物を検知したことを一目で把握することができる。
本実施例によれば、障害物と異常接近のおそれが生じた場合、通常の色とは異なる色でウィンカランプ6が点灯するので、新たに表示装置を設けずに障害物へ注意喚起することができる。また、障害物の方向に応じてウィンカランプ6R又は6Lを点灯又は点滅させることができるので、左右のいずれの方向に障害物が存在するかを一目で認識することができる。注意喚起するための新たな表示装置が不要であるためコスト増を抑制できる。
実施例1では運転者が視認できるように、右左折や車線変更時等にコンビネーションスイッチ7を操作した場合の色(N色)とは異なる色でウィンカランプ6を点滅又は点灯することとした。本実施例では、さらに、右左折時等にコンビネーションスイッチ7を操作した場合の色とは異なる色でターンシグナルランプ5を点滅又は点灯する注意喚起システム10について説明する。
図5は、本実施例の車両用注意喚起システム10の機能ブロック図の一例を示す。なお、図5において図1と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図5では、ターンシグナルランプ5がフラッシャリレー5a及びフラッシャリレー5bを有し、また、ターンシグナルランプ5が左右それぞれに2つの光源51L及び接近報知光源52L、光源51R及び接近報知光源52Rを有する点で異なる。
すなわち、左側のターンシグナルランプ5Lは2つの光源51Lと接近報知光源52Lを、右側のターンシグナルランプ5Rは2つの光源51Rと接近報知光源52Rを有する。そして、光源51Lと51Rはフラッシャリレー5aに接続されており、接近報知光源52Lと52Rはフラッシャリレー5bに接続されている。
光源51Lと51Rは実施例1と同様に法規により定められた例えば橙色で点灯する光源であるが、接近報知光源52Lと52Rは光源51Lと51Rと異なる色であって、注意喚起性に優れたP色(例えば、赤等)で点灯する光源である。したがって、接近報知光源52L又は52Rが通電された場合、他車の乗員は通常と異なる色で点滅するターンシグナルランプ5を視認することができる。
実施例1と同様に、メータECU4は、コンビネーションスイッチ7から左又は右のスイッチオンを検出すると、オンにされた左右いずれかのフラッシャリレー5aを通電するので、光源51L又は51Rは、例えば毎分60〜120回の一定周期で必ず点滅して点灯する。
これに対し、フラッシャリレー5bは、通電すると接点部分がフラッシャリレー5aよりも早い一定間隔でオフ/オンを繰り返す回路を有する。したがって、フラッシャリレー5bが通電されると、接近報知光源52L又は52Rは、例えば5Hzのように早い一定周期のサイクルによりP色で点滅する。
ウィンカランプ6は、ターンシグナルランプ5と同期して点滅することが好適であるため、光源61Lは光源51Lに、光源61Rは光源51Rにそれぞれ接続されており、接近報知光源62Lは接近報知光源52Lに、接近報知光源62Rは接近報知光源52Rにそれぞれ接続されている。したがって、光源61Lが光源51Lと同期して点滅し、光源61Rは光源51Rと同期して点滅し、接近報知光源62Lは接近報知光源52Lと同期して点滅し、接近報知光源62Rは接近報知光源52Rと同期して点滅する。
メータECU4は、距離制御ECU3から障害物検知信号及び方向が送信されると、障害物の方向のフラッシャリレー5bを通電する。したがって、接近報知光源62L又は62Rと接近報知光源52L又は光源52Rとが同期して、接近報知光源62L又は62RはS色で、接近報知光源52L又は光源52RはP色で点滅する。
なお、接近報知光源52L又は52Rと接近報知光源62L又は62Rは同期して点滅しなくてもよい。この場合、例えば、フラッシャリレー5bを介さずに、メータECU4が接近報知光源52L又は52Rと接近報知光源62L又は62RをよりそれぞれPWM制御する。
以上のように、障害物の異常接近が検出されると、コンビネーションスイッチ7を操作して作動した場合の橙色とは異なるP色でターンシグナルランプ52L又は52Rが、早い一定周期のサイクルで点滅するので、他車両の乗員に注意を喚起することができる。
なお、障害物が検知され、メータECU4が接近報知光源62L又は62R、及び、接近報知光源52L又は52Rを点滅している間に運転者がコンビネーションスイッチ7を操作した場合、メータECU4はフラッシャリレー5aを通電する。したがって、光源61L又は61Rが点滅すると共に光源51L又は51Rが同期して点滅し、かつ、接近報知光源62L又は62Rが点滅すると共に接近報知光源52L又は52Rが同期して点滅する。光源51L又は51Rと接近報知光源52L又は52R、光源61L又は61Rと接近報知光源62L又は62R、は点灯色と点滅サイクルが異なるので、自車両の運転者及び他車両の運転者に注意を喚起することができる。
また、フラッシャリレー5aに通電時(コンビネーションスイッチ7が操作された場合)には、フラッシャリレー5bをオフにしてもよい(フラッシャリレー5aが優先)。これにより、異なる点灯色及び点滅サイクルの光源が点滅することが防止できる。
図6は、メータECU4がウィンカランプ6を点灯制御するフローチャート図を示す。図4のフローチャート図に基づく制御は、例えばイグニッションオンによりスタートする。
ミリ波レーダ装置1はミリ波を発信しその反射波に基づき継続的に障害物を検出しているので、異常接近判定手段3aは例えばTTCが所定以下になると障害物検知信号及び障害物の方向をメータECU4に送出する。
ウィンカインジケータランプ点灯手段4aは障害物検知信号及び障害物の方向が距離制御ECU3から送信されたか否かを判定する(S10)。
ウィンカインジケータランプ点灯手段4aは、障害物検知信号及び方向を受信すると(S10のYes)、障害物の方向に基づき左右いずれかのフラッシャリレー5bを通電する(S20)。これにより、接近報知光源52Lが接近報知光源62Lと同期して、又は、接近報知光源52Rが接近報知光源62Rと同期して点滅する。
このような制御により、自車両の運転者はウィンカランプ6がコンビネーションスイッチ7を操作した場合と異なる色及び周期で点滅することから障害物を検知したことを把握でき、また、障害物の方向を認識することができる。また、他車両の乗員や歩行者は、自車両のターンシグナルランプ5が方向を指示する場合と異なる色及び周期で点滅することから異常接近の危険を認識することができる。
車両用注意喚起システムの機能ブロック図の一例である。 ウィンカランプの概略図である。 障害物の位置と光源62L又は62Rによるウィンカランプ6の点滅の関係を示す図である。 メータECUがウィンカランプを点灯制御するフローチャート図である。 実施例2における車両用注意喚起システムの機能ブロック図の一例である。 メータECUがウィンカランプを点灯制御するフローチャート図である。
符号の説明
1 ミリ波レーダ装置
2 カメラセンサ
3 距離制御ECU
3a 異常接近判定手段
4 メータECU
4a ウィンカインジケータランプ点灯手段
5、5L、5R ターンシグナルランプ
5a フラッシャリレー
6、6R、6L ウィンカインジケータランプ(ウィンカランプ)
9 コンビネーションスイッチ
10 車両用注意喚起システム
51L、51R、61L、61R 光源
52L、52R、62L、62R 接近報知光源



Claims (2)

  1. 自車両周辺の障害物との衝突に注意を促す車両用注意喚起システムにおいて、
    前記障害物を検出する障害物検出手段と、
    前記障害物検出手段が検出した前記障害物と異常接近するか否かを判定する異常接近判定手段と、
    前記異常接近判定手段により異常接近すると判定された場合、前記障害物の側のウィンカインジケータランプを進行方向を指示する時と異なる色及び/又は周期で点滅させるウィンカインジケータランプ点灯手段と、
    を有することを特徴とする車両用注意喚起システム。
  2. 前記異常接近判定手段により異常接近すると判定された場合、
    前記ウィンカインジケータランプ点灯手段は、前記障害物の側のターンシグナルランプを進行方向を指示する時と異なる色又は/及び周期で点滅させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用注意喚起システム。
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