JP2016199111A - 運転アシスト制御装置及び運転アシスト制御方法 - Google Patents

運転アシスト制御装置及び運転アシスト制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自車両の前進方向を変化させる運転行動中のユーザへ高い注意喚起効果を継続的にもたらして、安全性を確保する運転アシスト制御装置の提供。
【解決手段】自車両2の前進方向を変化させるユーザの運転行動を、検知する行動検知手段と、前進方向を変化させる運転行動が行動検知手段により検知された場合に、外界のうち自車両2の前側方に設定される照明領域に対して、照明系5による照明を開始する照明開始手段と、照明系5による照明が照明開始手段により開始される照明領域において自車両2との衝突が予測される障害物を、検知する障害物検知手段と、障害物検知手段により障害物が検知された場合に、照明系5により照明される照明領域の輝度を変化させる輝度変化手段とを、統合ECU425のプロセッサ425pにより構築する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自車両の外界を照明する照明系を制御することにより、当該自車両の運転をアシストする運転アシスト制御装置及び運転アシスト制御方法に、関する。
従来、自車両の前進方向を変化させるユーザの運転行動に応じて、外界のうち自車両の前側方に設定される照明領域を照明系により照明する運転アシスト制御技術は、安全性を確保する技術として知られている。
例えば、特許文献1に開示の運転アシスト制御技術では、左右いずれかの側のターンスイッチ(ウィンカスイッチ)がユーザによりオン操作されると、当該いずれかの側のコーナーリングランプが点灯することで、照明領域の照明が開始される。その結果、コーナーリングランプにより照明される照明領域内へ、歩行者といった障害物が進入すると、当該障害物も照明されることになる。これによれば、ユーザに注意喚起を促して、障害物と自車両との衝突を未然に防ぐことが可能となる。
特開2005−59814号公報
さて、特許文献1に開示の運転アシスト制御技術では、ターンスイッチのオン操作に対して、照明領域の照明が常に同じタイミングで開始される。こうして同じタイミングでの照明が繰り返されていくと、ユーザに慣れが生じてしまい、注意喚起効果が持続し難くなるおそれがある。ここで特に、障害物がユーザの周辺視野に存在している場合、注意喚起効果が薄れていると、自車両の前進方向を変化させる運転行動中のユーザは、当該障害物を見逃し易くなる。故に、安全性確保の観点においては、未だ改善の余地がある。
以上より本発明の目的は、自車両の前進方向を変化させる運転行動中のユーザへ高い注意喚起効果を継続的にもたらして、安全性を確保する運転アシスト制御装置及び運転アシスト制御方法を、提供することにある。
以下、課題を達成するための発明の技術的手段について、説明する。尚、発明の技術的手段を開示する特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上述の課題を解決するために開示された第一発明は、
自車両(2)の外界を照明する照明系(5)を制御することにより、当該自車両の運転をアシストする運転アシスト制御装置(425)であって、
自車両の前進方向を変化させるユーザの運転行動を、検知する行動検知手段(S103)と、
前進方向を変化させる運転行動が行動検知手段により検知された場合に、外界のうち自車両の前側方に設定される照明領域に対して、照明系による照明を開始する照明開始手段(S104)と、
照明系による照明が照明開始手段により開始される照明領域において自車両との衝突が予測される障害物を、検知する障害物検知手段(S105〜S108,S110〜S112)と、
障害物検知手段により障害物が検知された場合に、照明系により照明される照明領域の輝度を変化させる輝度変化手段(S109,S2109,S3109,S4109,S5109,S6109,S7109)とを、
少なくとも一つのプロセッサ(425p)により構築される手段として備えることを特徴とする。
また、開示された第二発明は、
自車両(2)の外界を照明する照明系(5)を制御することにより、当該自車両の運転をアシストする運転アシスト制御方法であって、
自車両の前進方向を変化させるユーザの運転行動を、検知する行動検知ステップ(S103)と、
前進方向を変化させる運転行動が行動検知ステップにより検知された場合に、外界のうち自車両の前側方に設定される照明領域に対して、照明系による照明を開始する照明開始ステップ(S104)と、
照明系による照明が照明開始ステップにより開始される照明領域において自車両との衝突が予測される障害物を、検知する障害物検知ステップ(S105〜S108,S110〜S112)と、
障害物検知ステップにより障害物が検知された場合に、照明系により照明される照明領域の輝度を変化させる輝度変化ステップ(S109,S2109,S3109,S4109,S5109,S6109,S7109)とを、
少なくとも一つのプロセッサ(425p)により実行されるステップとして含むことを特徴とする。
このような第一及び第二発明によると、自車両の前進方向を変化させるユーザの運転行動が検知された場合には、外界のうち自車両の前側方に設定される照明領域に対して、照明系による照明が開始される。これによれば、ユーザに注意喚起を促して、照明領域への進入障害物と自車両との衝突を未然に防ぐことが可能となる。
さらに第一及び第二発明によると、こうして照明の開始される照明領域では、自車両との衝突を予測される障害物が検知された場合に、輝度が変化する。これによれば、照明領域の照明自体は繰り返されても、当該照明領域の輝度変化が障害物の検知に応じた様々なタイミングで生じることになるので、障害物に対する注意喚起効果を持続させ得る。しかも、照明領域の輝度変化は、ユーザの周辺視野においても視覚刺激を与えて注意喚起効果を高めることができるので、当該周辺視野に存在する障害物の見逃しを抑制し得る。これらのことから、自車両の前進方向を変化させる運転行動中のユーザに高い注意喚起効果を継続的にもたらして、安全性を確保することが可能となる。
第一実施形態による車両システムを示すブロック図である。 第一実施形態による車両システムを搭載した自車両及びその外界を示す上面模式図である。 第一実施形態による自車両のアシスト機能について説明するための上面模式図である。 第一実施形態による自車両のアシスト機能について説明するための上面模式図である。 第一実施形態による運転アシスト制御フローを示すフローチャートである。 第二実施形態による運転アシスト制御フローを示すフローチャートである。 第二実施形態による自車両のアシスト機能について説明するための上面模式図である。 第三実施形態による運転アシスト制御フローを示すフローチャートである。 第三実施形態による自車両のアシスト機能について説明するための上面模式図である。 第四実施形態による運転アシスト制御フローを示すフローチャートである。 第四実施形態による自車両のアシスト機能について説明するための上面模式図である。 第五実施形態による運転アシスト制御フローを示すフローチャートである。 第五実施形態による自車両のアシスト機能について説明するための上面模式図である。 第六実施形態による運転アシスト制御フローを示すフローチャートである。 第六実施形態による自車両のアシスト機能について説明するための上面模式図である。 第七実施形態による運転アシスト制御フローを示すフローチャートである。 第七実施形態による自車両のアシスト機能について説明するための上面模式図である。 第一実施形態の変形例について説明するためのフローチャートである。 第二実施形態の変形例について説明するための上面模式図である。 第二実施形態の変形例について説明するための上面模式図である。 第三実施形態の変形例について説明するための上面模式図である。 第四実施形態の変形例について説明するための上面模式図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
本発明が適用される第一実施形態の車両システム1は、図1に示すように、自車両2(図2参照)に搭載される。
車両システム1は、周辺監視系3、車両制御系4及び照明系5から構成されている。これら車両システム1の各系3,4,5は、例えばLAN(Local Area Network)等の車内ネットワーク6を介して互いに接続されている。
周辺監視系3は、外界センサ30及び周辺監視ECU(Electronic Control Unit)31を備えている。外界センサ30は、自車両2の外界に存在して衝突する可能性のある障害物8(図3,4参照)、例えば他車両、人工構造物、人間及び動物等や、外界に存在する交通表示を検知する。外界センサ30として自車両2には、ソナー301,302、レーダ303,304及びカメラ306,307が搭載されている。
図2に示すようにフロントソナー301は、自車両2のうちフロント部分の左右両側にそれぞれ設置された超音波センサである。各フロントソナー301は、自車両2の外界のうち左側又は右側の前側方を含んだ検知エリア301aへと超音波を送信することで、当該検知エリア301a内の障害物8を反射波に基づき検知して検知信号を出力する。リアソナー302は、自車両2のうちリア部分の左右両側にそれぞれ設置された超音波センサである。各リアソナー302は、自車両2の外界のうち左側又は右側の後側方を含んだ検知エリア302aへと超音波を送信することで、当該検知エリア302a内の障害物8を反射波に基づき検知して検知信号を出力する。
フロントレーダ303は、自車両2のうちフロント部分の左右両側にそれぞれ設置されたミリ波センサである。各フロントレーダ303は、自車両2の外界のうち左側又は右側の前側方を含んだ検知エリア303aへとミリ波又は準ミリ波を送信することで、当該検知エリア303a内の障害物8を反射波に基づき検知して検知信号を出力する。リアレーダ304は、自車両2のうちリア部分の左右両側にそれぞれ設置されたミリ波センサである。各リアレーダ304は、自車両2の外界のうち左側又は右側の後側方を含んだ検知エリア304aへとミリ波又は準ミリ波を送信することで、当該検知エリア304a内の障害物8を反射波に基づき検知して検知信号を出力する。
フロントカメラ306は、自車両2のうち車室内中央のルームミラーに一対設置された単眼式又は複眼式のカメラである。各前方カメラ306は、自車両2の外界のうち左側又は右側の前側方を含んだ検知エリア306aを撮影することで、当該検知エリア306a内の障害物8を検知して画像信号を出力する。リアカメラ307は、自車両2のうち左右のドアミラーにそれぞれ設置された単眼式又は複眼式のカメラである。各リアカメラ307は、自車両2の外界のうち左側又は右側の後側方を含んだ検知エリア307aを撮影することで、当該検知エリア307a内の障害物8を検知して画像信号を出力する。
図1に示すように周辺監視ECU31は、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを主体として構成され、外界センサ30及び車内ネットワーク6に接続されている。周辺監視ECU31は、例えば障害物8の種類、存在位置、移動方向及び移動速度、並びに自車両2に対する障害物8の相対速度及び相対距離等といった障害物情報を、外界センサ30の出力信号に基づき取得する。
照明系5は、前照灯50、側方照射灯51及び照明制御ECU52を備えている。図2に示すように前照灯50は、自車両2のうちフロント部分の左右両側にそれぞれ設置された配光固定式又は配向可変式のヘッドライトである。各前照灯50は、それぞれ一つ又は複数の光源を主体として構成されている。各前照灯50は、自車両2の外界のうち前方へ可視光を照射することで、当該前方の領域(図示を省略)を照明する。
側方照射灯51は、自車両2のうちフロント部分の左右両側にそれぞれ設置されたコーナリングライト又はベンディングライトである。各側方照射灯51は、それぞれ一つ又は複数の光源を主体として構成されている。各側方照射灯51は、自車両2の外界のうち左側又は右側の前側方へと可視光を照射することで、当該前側方の照明領域Alを照明する。即ち、各側方照射灯51の照明領域Alは、自車両2の左側又は右側の前側方にそれぞれ設定されている。ここで、図2に示すように各側方照射灯51の照明領域Alは、外界センサ30のうち少なくともフロントレーダ303の検知エリア303a内に収まっている。また図2では、各側方照射灯51の照明領域Al内にドットハッチングを付すことで、それら照明領域Alを強調して示している。
こうした各前照灯50及び各側方照射灯51としては、例えばハロゲン式、ディスチャージ式、LED(Light Emitting Diode)式、及びプロジェクタ式等のうち、自車両2の仕様に応じた一種類又は複数種類が採用される。また、各側方照射灯51については、左右両側のうち対応する側に設けられた配向可変式の前照灯50により、代用してもよい。
図1に示すように照明制御ECU52は、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを主体として構成され、車内ネットワーク6に接続されている。照明制御ECU52は、後述するライトスイッチ413のユーザ操作に従って又は自動で、各前照灯50の点消灯作動を制御する。それと共に照明制御ECU52は、ユーザによりライトスイッチ413がオン操作された状態下、各側方照射灯51の点消灯作動を自動で制御する。
車両制御系4は、車両状態センサ40、乗員センサ41及び車両制御ECU42を備えている。車両状態センサ40は、車内ネットワーク6に接続されている。車両状態センサ40は、自車両2の走行状態を監視する。車両状態センサ40として自車両2には、車速センサ401、舵角センサ402及び電波受信機403が搭載されている。
車速センサ401は、自車両2の車速を検知することで、当該検知に応じた車速信号を出力する。舵角センサ402は、自車両2の舵角を検知することで、当該検知に応じた舵角信号を出力する。電波受信機403は、例えば測位衛星、車車間通信用の他車両送信機、及び路車間通信用の路側機等からの出力電波を受信することで、交通信号を出力する。ここで交通信号は、例えば走行位置、走行方向、走行路状態及び制限速度等といった自車両2に関連する交通情報、並びに上述の障害物情報を表わす信号である。
乗員センサ41は、車内ネットワーク6に接続されている。乗員センサ41は、自車両2に搭乗したユーザの状態又はユーザによる操作を、検知する。乗員センサ41として自車両2には、パワースイッチ411、ターンスイッチ412及びライトスイッチ413が搭載されている。
パワースイッチ411は、自車両2の内燃機関又はモータジェネレータを始動させるためにユーザによりオン操作されることで、当該操作に応じたパワー信号を出力する。ターンスイッチ412は、自車両2の方向指示器を作動させるために車室内にてユーザによりオン操作されることで、当該操作に応じたターン信号を出力する。ライトスイッチ413は、照明系5のうち少なくとも各前照灯50を点灯させるために車室内にてユーザによりオン操作されることで、当該操作に応じた照明信号を出力する。
車両制御ECU42は、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを主体として構成され、車内ネットワーク6に接続されている。車両制御ECU42として自車両2には、パワーユニットECU421、ブレーキECU422、ステアリングECU423及び統合ECU425が搭載されている。
パワーユニットECU421は、自車両2における内燃機関又はモータジェネレータの作動を、車室内でのアクセルペダルのユーザ操作に従って又は自動で制御する。ブレーキECU422は、自車両2におけるブレーキアクチュエータの作動を、車室内でのブレーキペダルのユーザ操作に従って又は自動で制御する。ステアリングECU423は、自車両2における電動パワーステアリングユニットの作動を、車室内でのステアリングハンドルのユーザ操作に従って又は自動で制御する。
統合ECU425は、例えばセンサ40,41の出力信号、周辺監視ECU31での取得情報、及び車両制御ECU42のうち他ECU421,422,423での制御情報等に基づき、当該他ECUの作動を同期制御する。ここで、特に本実施形態の統合ECU425は、照明制御ECU52を通じて照明系5の各側方照射灯51を制御することで、自車両2の運転をアシストする「運転アシスト制御装置」の機能を果たす。そのために統合ECU425は、メモリ425mに記憶の制御プログラムをプロセッサ425pにより実行することで、「運転アシスト制御方法」となる運転アシスト制御フローを実現する。
以下、運転アシスト制御フローの詳細を、図5に従って説明する。尚、自車両2において運転アシスト制御フローは、ユーザによるパワースイッチ411のオン操作に応じて開始され、同スイッチ411のオフ操作に応じて終了する。また、運転アシスト制御フロー中の「S」とは、各ステップを意味する。さらにまた、運転アシスト制御フローを実現するための制御プログラムを記憶する統合ECU425のメモリ425m、及びその他のECUのメモリは、半導体メモリ、磁気媒体若しくは光学媒体等といった記憶媒体を、一つ又は複数使用してそれぞれ構成される。
運転アシスト制御フローのS101では、ライトスイッチ413はオン操作された状態であるか否かを、判定する。その結果、ライトスイッチ413がオフ操作された状態にあることで、否定判定が下された場合には、S102へ移行することで、照明制御ECU52を通じて全ての側方照射灯51を消灯状態とした後、S101を再度実行する。一方、ライトスイッチ413がオン操作状態にあることで、肯定判定が下された場合には、S103へ移行する。
S103では、例えば交差点やカーブ等において自車両2の前進方向を左側又は右側に変化させるユーザの運転行動として、前進変化行動を検知したか否かを判定する。このとき前進変化行動は、例えば舵角センサ402の出力信号が表す舵角、ターンスイッチ412の出力信号が表す方向指示器の作動状態、及びステアリングECU423による電動パワーステアリングユニットの制御状態等に基づき、判定される。こうしたS103の結果、前進変化行動の未検知により否定判定が下された場合には、S102を実行してからS101へ戻る。一方、前進変化行動の検知により肯定判定が下された場合には、S104へ移行する。
S104では、自車両2における左右両側の側方照射灯51のうち、S102により検知された前進変化行動の変化側に対応する側方照射灯51(以下、図3,4に示す「変化側照射灯51a」という)を、照明制御ECU52を通じて点灯させる。これによりS104では、変化側照射灯51aによる照明が同照射灯51aの照明領域Alに対して開始される。このとき、図3に示すように本実施形態では、変化側照射灯51aの全体光度を通常光度Inに設定する。その結果、変化側照射灯51aにより照明される照明領域Alの全体輝度は、通常輝度Lnに調整される。ここで図3では、変化側照射灯51aの照明領域Al内にドットハッチングを付すことで、当該照明領域Alを強調して示している。
こうした照明の開始に続くS105では、障害物8に関連する障害物情報を、取得する。このときの障害物情報は、例えば周辺監視ECU31により取得された障害物情報、及び車両状態センサ40である電波受信機の出力信号が表す障害物情報等である。さらに続くS106では、S105により取得された障害物情報に基づき、障害物8を検知したか否かを判定する。その結果、障害物8の未検知により否定判定が下された場合には、S101へと戻ることで、その後に実行されるS104では、変化側照射灯51aの点灯によって照明領域Alに対する照明が継続されることになる。
一方、障害物8の検知により肯定判定が下された場合には、S107へ移行する。
S107では、S106により検知された障害物8に対する自車両2の衝突リスクとして、S105により取得された障害物情報に基づく衝突確率を算出する。このとき衝突確率は、例えば表示制御プログラム上にて実行されるシミュレーションに従うこと等により、算出される。
続くS108では、S107により算出された衝突確率が注意確率Rc以上であるか否かを、判定する。このときの注意確率Rcは、S104により照明の開始された照明領域Alにて自車両2との衝突が予測される確率のうち、例えば最も安全性側の確率等に設定される。したがって、衝突確率が注意確率Rc以上となる場合には、図3に示すように、S106の時点で障害物8aが照明領域Al内に存在している場合と、S106の時点で例えば高速移動中等の障害物8bが照明領域Al外に存在している場合とが、含まれる。また、衝突確率が注意確率Rc以上に上昇する場合の一例としては、障害物8(8a,8b)の自車両2への接近中においてブレーキペダルがオフ操作された場合等が、挙げられる。
こうしたS108の結果、衝突確率が注意確率Rc未満であることで、否定判定が下された場合には、図5の如くS101へと戻ることで、その後に実行されるS104では、変化側照射灯51aの点灯によって照明領域Alに対する照明が継続されることになる。一方、衝突確率が注意確率Rc以上であることで、肯定判定が下された場合には、照明領域Alでの衝突が予測される障害物8(以下、「衝突予測障害物8」という)が検知されたとして、S109へ移行する。
S109では、照明制御ECU52を通じて変化側照射灯51aの点灯状態を制御することで、当該変化側照射灯51aにより照明される照明領域Alの輝度を変化させる。このとき、図4に示すように本実施形態では、変化側照射灯51aの全体光度を通常光度Inよりも高めて、注意喚起光度Icに設定する。その結果、照明領域Alの全体輝度は、通常輝度Lnよりも高い注意喚起輝度Lcにまで上昇変化する。ここで図4では、通常輝度Lnの図3の場合よりも粗いドットハッチングを変化側照射灯51aの照明領域Al内に付すことで、当該照明領域Alを強調して示している。
続くS110では、障害物情報を再度取得する。また続くS111では、衝突予測障害物8に関して、S110により取得された障害物情報に基づく衝突確率を再度算出する。さらに続くS112では、S111により算出された衝突確率が注意確率Rc未満に低下したか否かを、判定する。その結果、衝突確率が注意確率Rc以上のままであることで、否定判定が下された場合には、照明領域Alでの衝突予測障害物8との衝突が未だ予測されるとして、S109へ戻る。一方、衝突確率が注意確率Rc未満に低下したことで、肯定判定が下された場合には、S113へ移行する。
S113では、照明制御ECU52を通じて変化側照射灯51aの点灯状態を制御することで、当該変化側照射灯51aにより照明される照明領域Alの輝度を通常輝度Lnに再度調整する。即ち、変化側照射灯51aの全体光度を通常光度Inに設定し直すことで、照明領域Alの全体輝度を通常輝度Lnに復帰させる。この後、S101へと戻る。
以上より、第一実施形態における統合ECU425のうち、「行動検知ステップ」としてのS103を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「行動検知手段」に相当する。また、第一実施形態における統合ECU425のうち、「照明開始ステップ」としてのS104を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「照明開始手段」に相当する。さらに、第一実施形態における統合ECU425のうち、「障害物検知ステップ」としてのS105〜S108,S110〜S112を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「障害物検知手段」に相当する。またさらに、第一実施形態における統合ECU425のうち、「輝度変化ステップ」としてのS109を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「輝度変化手段」に相当する。
(作用効果)
ここまで説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
第一実施形態によると、自車両2の前進方向を変化させるユーザの運転行動として、前進変化行動が検知された場合には、外界のうち自車両2の前側方に設定される照明領域Alに対して、照明系5による照明が開始される。これによれば、ユーザに注意喚起を促して、照明領域Alへの進入障害物8と自車両2との衝突を未然に防ぐことが可能となる。
さらに第一実施形態によると、こうして照明の開始される照明領域Alでは、自車両2との衝突を予測される衝突予測障害物8が検知された場合に、輝度が変化する。これによれば、照明領域Alの照明自体は繰り返されても、当該照明領域Alの輝度変化が衝突予測障害物8の検知に応じた様々なタイミングで生じることになるので、衝突予測障害物8に対する注意喚起効果を持続させ得る。しかも、照明領域Alの輝度変化は、ユーザの周辺視野においても視覚刺激を与えて注意喚起効果を高めることができるので、当該周辺視野に存在する衝突予測障害物8の見逃しを抑制し得る。これらのことから、自車両2の前進方向を変化させる運転行動中のユーザには高い注意喚起効果を継続的にもたらして、安全性を確保することが可能となる。
また、第一実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、照明系5により照明される照明領域Alの全体輝度が変化することになる。これによれば、周辺視野のうち輝度変化により視覚刺激が与えられる範囲を大きく確保し得るので、ユーザは、衝突予測障害物8の存在を気付き易い。故に、注意喚起効果を高めて、安全性の確保に貢献することが可能である。
さらにまた、第一実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、照明系5の光度が高められることで、照明領域Alの輝度が上昇変化することになる。これによれば、ユーザの周辺視野に対しても確実に視覚刺激を与えて注意喚起効果を高め得るので、安全性の確保に貢献可能となる。
(第二実施形態)
図6,7に示すように本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。図6に示す第二実施形態の運転アシスト制御フローでは、第一実施形態のS109に代わるS2109が実行される。
具体的にS2109では、図7に示す変化側照射灯51aの光度を部分的に通常光度Inよりも高めて、注意喚起光度Icに設定する。その結果、図7に示すように照明領域Alの部分輝度が、注意喚起輝度Lcまで上昇変化する。このとき、照明領域Alのうち注意喚起輝度Lcとなる部分としての明部Albは、衝突予測障害物8と近い箇所Slcに形成される。またこのとき、変化側照射灯51aの光度が注意喚起光度Icの設定部分を除く残部にて通常光度Inに維持されることで、照明領域Alのうち明部Alb以外の暗部Aldが通常輝度Lnに保持される。ここで図7では、注意喚起輝度Lcの明部Albを、通常輝度Lnの暗部Aldよりも粗いドットハッチングを付して示している。
こうしたS2019では、照明領域Alのうち衝突予測障害物8と近い箇所ほど、輝度が高められることになる。したがって、第二実施形態における統合ECU425のうち、「輝度変化ステップ」としてのS2109を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「輝度変化手段」に相当する。
以上説明したように、第二実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、照明系5により照明される照明領域Alの部分輝度が変化することになる。これによれば、周辺視野のうち輝度変化により視覚刺激が与えられる範囲を注意喚起に必要な最小限に抑え得るので、ユーザの感じる煩わしさを軽減することができる。故に、ユーザの運転フィーリングを阻害することなく注意喚起効果を高めて、安全性の確保に貢献することが可能となる。
さらに、第二実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、照明系5により照明される照明領域Alのうち当該検知の障害物8と近い箇所ほど、輝度が高くなる。これによれば、照明領域Alにおいて輝度の高くなる方向に衝突予測障害物8が存在することを、ユーザに直感的に把握させることができる。故に、注意喚起効果を高めて、安全性の確保に貢献することが可能となる。
(第三実施形態)
図8,9に示すように本発明の第三実施形態は、第二実施形態の変形例である。図8に示す第三実施形態の運転アシスト制御フローでは、第二実施形態のS2109に代わるS3109が実行される。
具体的にS3109では、図9に示す変化側照射灯51aの部分毎の光度を、通常光度Inから注意喚起光度Icまで断続的又は連続的に変化させる。その結果、照明領域Alの輝度は、衝突予測障害物8と離れた箇所Sldの通常輝度Lnから、同障害物8と近い箇所Slcの注意喚起輝度Lcへと向かって、断続的又は連続的に高くなる。ここで図9では、箇所Sld,Slc間において断続的に変化する照明領域Alの輝度を、ドットハッチングの粗さを変化させることで示している。
こうしたS3019では、照明領域Alのうち衝突予測障害物8と近い箇所ほど輝度が高くなるように、グラデーションが形成される。これにより照明領域Alの輝度は、衝突予測障害物8側へと向かってグラデーション状に且つ部分的に、上昇変化することとなる。したがって、第三実施形態における統合ECU425のうち、「輝度変化ステップ」としてのS3109を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「輝度変化手段」に相当する。
以上説明した第三実施形態によれば、第二実施形態で説明のものと同様な作用効果を発揮可能となる。しかも第三実施形態では、衝突予測障害物8側へ向かって照明領域Alの輝度がグラデーション状に上昇変化するので、当該上昇変化の方向における衝突予測障害物8の存在をユーザに直感的に把握させ易い。即ち、注意喚起効果を高め易いことから、安全性の確保に大きく貢献することが可能となる。
(第四実施形態)
図10,11に示すように本発明の第四実施形態は、第二実施形態の変形例である。図10に示す第四実施形態の運転アシスト制御フローでは、第二実施形態のS2109に代わるS4109が実行される。
具体的にS4109では、図11に示す変化側照射灯51aにおいて通常光度Inよりも高い注意喚起光度Icに設定する部分を、時間経過に従って変化させる。このとき変化側照射灯51aでは、注意喚起光度Icの設定部分が変化するのに応じて生じる残部は、通常光度Inに設定される。これらの結果、照明領域Alのうち、暗部Aldの通常輝度Lnよりも高い注意喚起輝度Lcとなる明部Albは、衝突予測障害物8と離れた箇所Sldから、同障害物8と近い箇所Slcへ向かって変位する。ここで、衝突予測障害物8と近い箇所Slcまで明部Albが到達すると、S4109の一回の実行が終了する。したがって、注意確率Rc以上の衝突確率が継続することで、S4109が繰り返し実行されるときには、明部Albの変位も繰り返されるのである。
こうしたS4019では、暗部Aldよりも輝度の高められた特定明部Albが衝突予測障害物8側へと向かって変位することで、照明領域Alの輝度変化が生じることになる。したがって、第四実施形態における統合ECU425のうち、「輝度変化ステップ」としてのS4109を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「輝度変化手段」に相当する。
以上説明したように、第四実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、照明系5により照明される照明領域Alのうち暗部Aldよりも高い輝度の明部Albは、当該衝突予測障害物8側へ向かって変位する。これによれば、照明領域Alにおいて明部Albの変位方向に障害物が存在することを、ユーザに直感的に把握させることができる。故に、注意喚起効果を高めて、安全性の確保に貢献することが可能となる。
(第五実施形態)
図12,13に示すように本発明の第五実施形態は、第四実施形態の変形例である。図12に示す第五実施形態の運転アシスト制御フローでは、第四実施形態のS4109に代わるS5109が実行される。
具体的にS5109では、図13に示す変化側照射灯51aにおいて通常光度Inよりも高い注意喚起光度Icに設定する複数部分を、時間経過に従って変化させる。このとき変化側照射灯51aでは、注意喚起光度Icの各設定部分が変化するのに応じて、それら設定部分以外の残部が通常光度Inに設定される。これらの結果、変化側照射灯51aにより照明される照明領域Alのうち、通常輝度Lnの暗部Ald間にて注意喚起輝度Lcとなる複数の明部Albは、衝突予測障害物8と近い箇所Slcへと向かって変位する。このとき、複数明部Albが暗部Aldを挟んで縞模様状に並ぶ方向は、本実施形態では、それら各明部Albの変位方向に沿ったものとなる。
こうしたS5019では、暗部Aldと交互に形成されるふくすう明部Albが衝突予測障害物8側へと向かって変位することで、照明領域Alの輝度変化が生じることになる。したがって、第五実施形態における統合ECU425のうち、「輝度変化ステップ」としてのS5109を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「輝度変化手段」に相当する。
以上説明したように、第五実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、照明系5により照明される照明領域Alのうち暗部Aldと交互に形成される複数明部Albは、当該衝突予測障害物8側へ向かって変位する。これによれば、照明領域Alにおいて複数明部Albの変位方向に障害物が存在することを、ユーザに直感的に把握させ易い。即ち、注意喚起効果を高め易いことから、安全性の確保に大きく貢献することが可能である。
(第六実施形態)
図14,15に示すように本発明の第六実施形態は、第一実施形態の変形例である。図14に示す第六実施形態の運転アシスト制御フローでは、第一実施形態のS109に代わるS6109が実行される。
具体的にS6109では、S107,S108により算出及び判定された衝突リスクとして、衝突確率が注意確率Rc以上の範囲で上昇するほど、図15に示す変化側照射灯51aの全体光度を高める。その結果、注意確率Rc以上の範囲で衝突確率が上昇するほど、変化側照射灯51aにより照明される照明領域Alの全体輝度が高められる。このとき変化側照射灯51aの全体光度は、通常光度Inよりも高く且つ注意喚起光度Ic以下の範囲にて、衝突確率の上昇に追従させられる。これにより照明領域Alの全体輝度は、通常輝度Lnよりも高く且つ注意喚起輝度Lc以下の範囲にて、衝突確率の上昇に追従させられる。ここで図15では、注意確率Rc以上の衝突確率のうち、低確率側の場合を図15(a)に、また高確率側の場合を図15(b)にそれぞれ示している。特に図15(a)では、通常光度Inよりも高く且つ注意喚起光度Icよりも低い変化側照射灯51aの中間光度Imにより、照明領域Alの全体輝度が通常輝度Lnよりも高く且つ注意喚起輝度Lcよりも低い中間輝度Lmとなる低確率側の場合を、示している。一方で図15(b)では、変化側照射灯51aの注意喚起光度Icにより、照明領域Alの全体輝度が注意喚起輝度Lcとなる高確率側の場合を、図15(a)よりも粗いドットハッチングを当該照明領域Al内に付して示している。
ここでS6109では、照明領域Alにおける衝突確率に応じた輝度変化は、図15に示す二段階の変化以外であっても、勿論よい。即ち、照明領域Alにおける衝突確率に応じた輝度変化は、二段階以上となる複数段階の変化であってもよいし、連続的な変化であってもよい。またS6109では、例えば自車両2への衝突予測障害物8の接近中におけるブレーキペダルのオフ操作等により、衝突確率が注意確率Rc以上に上昇した場合には、変化側照射灯51aの注意喚起光度Icにより照明領域Alの注意喚起輝度Lcが実現される。
こうしたS6019では、衝突確率が上昇するほど、照明領域Alにおける全体輝度の上昇変化量としてS104での輝度変化前を基準とした変化量が、増大することになる。したがって、第六実施形態における統合ECU425のうち、「輝度変化ステップ」としてのS6109を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「輝度変化手段」に相当する。また、第六実施形態における統合ECU425のうち、運転リスクを判定するリスク判定ステップとしてS107,S108を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「リスク判定手段」に相当する。
以上説明したように、第六実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、当該衝突予測障害物8に対する自車両2の衝突リスクとして衝突確率が上昇するほど、照明領域Alにおける輝度の上昇変化量が増大する。これによりユーザは、輝度の上昇変化量が増大するほど、照明領域Alからの視覚刺激を大きく受けることで、衝突リスクの上昇を直感的に把握することができる。故に、衝突予測障害物8の存在だけでなく、その衝突リスクに対しても注意喚起効果を高めて、安全性の確保に貢献することが可能となる。
さらに第六実施形態では、検知された衝突予測障害物8の自車両2への接近中にブレーキペダルがオフ操作されると、衝突リスクが上昇したと判定されることで、照明領域Alにおける輝度の上昇変化量が増大することになる。これによれば、ユーザが自車両2へ接近中の衝突予測障害物8に気付いていないためにブレーキペダルをオフ操作した可能性の高い場合には、高輝度となる照明領域Alからの視覚刺激が増大する。故に、ユーザの見逃している衝突予測障害物8に対して確実に注意喚起効果を高めて、安全性の確保に貢献することが可能となる。
(第七実施形態)
図16,17に示すように本発明の第七実施形態は、第六実施形態の変形例である。図16に示す第七実施形態の運転アシスト制御フローでは、第一実施形態のS6109に代わるS7109が実行される。
具体的にS7109では、変化側照射灯51aを点滅させることで、図17に示すように照明領域Alの全体輝度を間欠的に変化させる。このとき変化側照射灯51aの光度は、通常光度Inよりも上昇させた注意喚起光度Icと、0光度との間で繰り返し変化する。その結果、通常輝度Lnよりも上昇した注意喚起輝度Lcと、0輝度との間で、照明領域Alの全体輝度が繰り返し変化する。また、光度変化を繰り返す変化側照射灯51aの点滅周期Piについては、S107,S108により算出及び判定された衝突リスクとしての衝突確率が上昇するほど、短縮される。その結果、衝突確率が上昇するほど、照明領域Alの輝度変化周期Plも短縮される。
ここでS7109では、衝突確率に応じた周期Pi,Plの短縮が段階的に行われてもよいし、連続的に行われてもよい。またS7109では、例えば自車両2への衝突予測障害物8の接近中におけるブレーキペダルのオフ操作等により、衝突確率が注意確率Rc以上に上昇した場合には、変化側照射灯51aの点滅により照明領域Alの間欠的な輝度変化が実現される。
こうしたS7019では、衝突確率が上昇するほど短縮される周期Piでの変化側照射灯51aの点滅により、照明領域Alの全体輝度の変化が間欠的に繰り返されることになる。したがって、第七実施形態における統合ECU425のうち、「輝度変化ステップ」としてのS7109を実行する部分は、プロセッサ425pにより構築される「輝度変化手段」に相当する。
以上説明したように、第七実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、照明系5の点滅により、輝度変化が照明領域Alにおいて繰り返される。これによれば、ユーザに視覚刺激を繰り返し与えて注意喚起効果を高め得るので、安全性の確保に貢献することが可能となる。
さらに、第七実施形態にて衝突予測障害物8が検知された場合には、当該衝突予測障害物8に対する自車両2の衝突リスクが上昇するほど、照明系5の点滅周期Piが短縮される。これによれば、照明領域Alの輝度変化周期Plも短縮されることでユーザは、繰り返し視覚刺激を受ける頻度の増大から、衝突リスクの上昇を直感的に把握することができる。故に、衝突予測障害物8の存在だけでなく、その衝突リスクに対しても注意喚起効果を高めて、安全性の確保に貢献することが可能となる。
またさらに第七実施形態では、検知された衝突予測障害物8の自車両2への接近中にブレーキペダルがオフ操作されると、衝突リスクが上昇したと判定されることで、照明系5の点滅周期Piが短縮されることになる。これによれば、ユーザが自車両2へ接近中の衝突予測障害物8に気付いていないためにブレーキペダルをオフ操作した可能性の高い場合には、衝突リスクが上昇したとして短縮される照明領域Alの輝度変化周期Plに応じて、ユーザが繰り返し視覚刺激を受ける頻度が増大する。故に、ユーザの見逃している衝突予測障害物8に対して確実に注意喚起効果を高めて、安全性の確保に貢献することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、第一〜第七実施形態に関する変形例1では、図18(同図は第一実施形態の変形例1)に示すように、S106,S107の間に実行してもよい。第二実施形態に関する変形例2では、図19に示すように、S2109にて衝突予測障害物8と近い箇所Slcからは離して、明部Albを形成してもよい。
第三実施形態に関する変形例3では、S3109にて照明領域Alの輝度を、衝突予測障害物8側とは異なる側へ向かってグラデーション状に上昇変化させてもよい。第四及び第五実施形態に関する変形例4では、S4109,S5109にて明部Albを、衝突予測障害物8側とは異なる側へ向かって変位させてもよい。
第二実施形態に関する変形例5では、変化側照射灯51aのうちS2109にて注意喚起光度Icの設定部分を除く残部の光度を、図20に示すように、通常光度Inよりも高く且つ注意喚起光度Icよりも低い中間光度Imに設定してもよい。これにより変形例5では、通常輝度Lnよりも高く且つ注意喚起輝度Lcよりも低い中間輝度Lmが、照明領域Alのうち暗部Albにて実現される。こうした変形例5によれば、S2109にて照明領域Alの全体輝度が上昇変化することになる。
第三実施形態に関する変形例6では、S3109にて変化側照射灯51aの部分毎の光度を、図21に示すように、通常光度Inよりも高く且つ注意喚起光度Icよりも低い中間光度Imから、注意喚起光度Icまで断続的又は連続的に変化させてもよい。これにより変形例6では、通常輝度Lnよりも高く且つ注意喚起輝度Lcよりも低い中間輝度Lmが、照明領域Alのうち衝突予測障害物8から離れた箇所Sldにて実現される。こうした変形例6によれば、衝突予測障害物8側へ向かって中間輝度Lmから注意喚起輝度Lcまで高くなるグラデーション状に、照明領域Alの全体輝度が上昇変化することになる。
第四及び第五実施形態に関する変形例7では、変化側照射灯51aのうちS4109,S5109にて注意喚起光度Icの設定部分が変化するのに応じて生じる残部の光度を、図22(同図は第四実施形態の変形例7)に示すように、通常光度Inよりも高く且つ注意喚起光度Icよりも低い中間光度Imに設定してもよい。これにより変形例7では、通常輝度Lnよりも高く且つ注意喚起輝度Lcよりも低い中間輝度Lmが、照明領域Alのうち特定明部Alb又は複数明部Albを除く暗部Aldにて実現される。こうした変形例7によれば、照明領域Alの全体輝度が中間輝度Lm以上に上昇変化することになる。
第二、第四及び第五実施形態に関する変形例8では、第六実施形態に準じて明部Albの輝度を、通常輝度Lnよりも高く且つ注意喚起輝度Lc以下の範囲で衝突確率の上昇に追従させてもよい。第三実施形態に関する変形例9では、衝突予測障害物8と離れた箇所Sld以外の輝度を第六実施形態に準じて、通常輝度Lnよりも高く且つ注意喚起輝度Lc以下の範囲で衝突確率の上昇に追従させてもよい。第六実施形態に関する変形例10では、S6109にて衝突確率が上昇するほど、照明領域Alにおける輝度の上昇変化量を減少させてもよい。
第二〜第六実施形態に関する変形例11では、第七実施形態に準じて変化側照射灯51aを点滅させることで、当該変化側照射灯51aの点灯時に各実施形態の特徴を実現してもよい。第七実施形態に関する変形例12では、変化側照射灯51aの光度を通常光度Inと0光度との間で繰り返し変化させることで、照明領域Alの全体輝度を通常輝度Lnと0輝度との間で繰り返し変化させてもよい。
第七実施形態に関する変形例13では、S7109にて衝突確率が上昇するほど、周期Pi,Plを長く設定してもよい。第七実施形態に関する変形例14では、S7109にて周期Pi,Plを、衝突確率に拘らず一定値に設定してもよい。第七実施形態に関する変形例15では、S7109にて周期Pi,Plを、例えば時間等の衝突確率とは異なるパラメータに応じて変化させてもよい。
第一〜第七実施形態に関する変形例16では、ソナー301,302、レーダ303,304及びカメラ306,307のうち少なくとも一種類を除いて、外界センサ30のいずれかを自車両2に搭載させなくてもよい。第一〜第七実施形態に関する変形例17では、統合ECU425を含む複数ECUのプロセッサにより、又は統合ECU425を除く少なくとも一つの他ECUのプロセッサにより、「運転アシスト制御装置」の機能を果たしてもよい。ここで、変形例17において「運転アシスト制御装置」の機能を果たす統合ECU425以外のECUとしては、例えば照明制御ECU52や周辺監視ECU31等が挙げられる。
2 自車両、3 周辺監視系、4 車両制御系、5 照明系、8 障害物・衝突予測障害物、8a,8b 障害物、30 外界センサ、31 周辺監視ECU、40 車両状態センサ、41 乗員センサ、51 側方照射灯、51a 変化側照射灯、52 照明制御ECU、425 統合ECU、425p プロセッサ、Al 照明領域、Alb 明部、Ald 暗部、Pi 点滅周期

Claims (13)

  1. 自車両(2)の外界を照明する照明系(5)を制御することにより、当該自車両の運転をアシストする運転アシスト制御装置(425)であって、
    前記自車両の前進方向を変化させるユーザの運転行動を、検知する行動検知手段(S103)と、
    前記前進方向を変化させる前記運転行動が前記行動検知手段により検知された場合に、前記外界のうち前記自車両の前側方に設定される照明領域に対して、前記照明系による照明を開始する照明開始手段(S104)と、
    前記照明系による照明が前記照明開始手段により開始される前記照明領域において前記自車両との衝突が予測される障害物を、検知する障害物検知手段(S105〜S108,S110〜S112)と、
    前記障害物検知手段により前記障害物が検知された場合に、前記照明系により照明される前記照明領域の輝度を変化させる輝度変化手段(S109,S2109,S3109,S4109,S5109,S6109,S7109)とを、
    少なくとも一つのプロセッサ(425p)により構築される手段として備えることを特徴とする運転アシスト制御装置。
  2. 前記輝度変化手段(S109,S6109,S7109)は、前記照明系により照明される前記照明領域の全体輝度を変化させることを特徴とする請求項1に記載の運転アシスト制御装置。
  3. 前記輝度変化手段(S2109,S3109,S4019,S5109)は、前記照明系により照明される前記照明領域の部分輝度を変化させることを特徴とする請求項1に記載の運転アシスト制御装置。
  4. 前記輝度変化手段(S109,S2109,S3109,S4109,S5109,S6109,S7109)は、前記照明系の光度を高めることにより、前記照明領域の輝度を上昇変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転アシスト制御装置。
  5. 前記輝度変化手段(S2109,S3109)は、前記照明系により照明される前記照明領域のうち、前記障害物検知手段により検知された前記障害物と近い箇所ほど、輝度を高めることを特徴とする請求項4に記載の運転アシスト制御装置。
  6. 前記輝度変化手段(S3109)は、前記照明系により照明される前記照明領域の輝度を、前記障害物検知手段により検知された前記障害物側へ向かってグラデーション状に上昇変化させることを特徴とする請求項5に記載の運転アシスト制御装置。
  7. 前記輝度変化手段(S4109,S5109)は、前記照明系により照明される前記照明領域において暗部(Ald)よりも輝度を高めた明部(Alb)を、前記障害物検知手段により検知された前記障害物側へ向かって変位させることを特徴とする請求項4に記載の運転アシスト制御装置。
  8. 前記輝度変化手段(S5109)は、前記照明系により照明される前記照明領域において前記暗部と交互に形成される複数の前記明部を、前記障害物検知手段により検知された前記障害物側へ向かって変位させることを特徴とする請求項7に記載の運転アシスト制御装置。
  9. 前記障害物検知手段により検知された前記障害物に対する前記自車両の衝突リスクを判定するリスク判定手段(S107,S108)を、前記少なくとも一つのプロセッサにより構築される手段として備え、
    前記輝度変化手段(S6109)は、前記リスク判定手段により判定された前記衝突リスクが上昇するほど、前記照明領域における輝度の上昇変化量を増大させることを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の運転アシスト制御装置。
  10. 前記輝度変化手段(S7109)は、前記照明系を点滅させることにより、前記照明領域において輝度の変化を繰り返すことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の運転アシスト制御装置。
  11. 前記障害物検知手段により検知された前記障害物に対する前記自車両の衝突リスクを判定するリスク判定手段(S107,S108)を、前記少なくとも一つのプロセッサにより構築される手段として備え、
    前記輝度変化手段(S7109)は、前記リスク判定手段により判定された前記衝突リスクが上昇するほど、前記照明系の点滅周期を短縮することを特徴とする請求項10に記載の運転アシスト制御装置。
  12. 前記リスク判定手段(S6019,S7109)は、前記障害物検知手段により検知された前記障害物の前記自車両への接近中において前記自車両のブレーキペダルがオフ操作された場合に、前記衝突リスクが上昇したと判定することを特徴とする請求項9又は11に記載の運転アシスト制御装置。
  13. 自車両(2)の外界を照明する照明系(5)を制御することにより、当該自車両の運転をアシストする運転アシスト制御方法であって、
    前記自車両の前進方向を変化させるユーザの運転行動を、検知する行動検知ステップ(S103)と、
    前記前進方向を変化させる前記運転行動が前記行動検知ステップにより検知された場合に、前記外界のうち前記自車両の前側方に設定される照明領域に対して、前記照明系による照明を開始する照明開始ステップ(S104)と、
    前記照明系による照明が前記照明開始ステップにより開始される前記照明領域において前記自車両との衝突が予測される障害物を、検知する障害物検知ステップ(S105〜S108,S110〜S112)と、
    前記障害物検知ステップにより前記障害物が検知された場合に、前記照明系により照明される前記照明領域の輝度を変化させる輝度変化ステップ(S109,S2109,S3109,S4109,S5109,S6109,S7109)とを、
    少なくとも一つのプロセッサ(425p)により実行されるステップとして含むことを特徴とする運転アシスト制御方法。
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