JP2020001537A - 計器 - Google Patents

計器 Download PDF

Info

Publication number
JP2020001537A
JP2020001537A JP2018122377A JP2018122377A JP2020001537A JP 2020001537 A JP2020001537 A JP 2020001537A JP 2018122377 A JP2018122377 A JP 2018122377A JP 2018122377 A JP2018122377 A JP 2018122377A JP 2020001537 A JP2020001537 A JP 2020001537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
energization
energization state
power supply
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018122377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7102975B2 (ja
Inventor
泰裕 大塚
Yasuhiro Otsuka
泰裕 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2018122377A priority Critical patent/JP7102975B2/ja
Publication of JP2020001537A publication Critical patent/JP2020001537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7102975B2 publication Critical patent/JP7102975B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】暗電流を低減することができる計器を提供する。【解決手段】計器100は、車両に搭載され、非常点滅表示灯を作動させるためのハザードSW1が操作によってオフ状態からオン状態となったことに応じて、非常点滅表示灯の作動を報知するための光源70を点灯させる。計器100は、光源70の点灯を制御する制御部60と、バッテリ2からの電力に基づいて制御部60に電源を供給する電源IC10と、バッテリ2と電源IC10のイネーブル端子ENとが通電される通電状態と、非通電となる非通電状態とを切り替える通電状態切替回路20と、を備える。通電状態切替回路20は、ハザードSW1がオフ状態からオン状態となったことに応じて、非通電状態から通電状態へと切り替えることで電源IC10を起動させ、電源IC10は、起動したことに応じて、制御部60への電源の供給を開始する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される計器に関する。
従来の車両に搭載される計器として、例えば特許文献1には、当該車両に設けられたフラッシャ(非常点滅表示灯や方向指示器)を作動させるためのフラッシャスイッチがオンされたことに応じて、インジケータを点灯又は点滅させることで、フラッシャが作動状態であることを報知するものが開示されている。
特開昭59−92227号公報
この種の計器において、車両のイグニッションがオフの状態であってもフラッシャの作動をインジケータで報知可能なものがある。これを実現するために、例えば、フラッシャスイッチがオンされたことを示す信号がマイクロコンピュータ(マイコン)の割り込みポートに入力されたことに応じてマイコンが起動し、インジケータを駆動するという構成が採用されている。しかしながら、当該構成では、イグニッションがオフの状態でもマイコンに電源を供給しておく必要があるため、マイコンやマイコンに電源を供給するための電源回路に消費電流が流れ、計器内の暗電流が増えてしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、暗電流を低減することができる計器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る計器は、
車両に搭載され、フラッシャを作動させるためのスイッチが操作によってオフ状態からオン状態となったことに応じて、前記フラッシャの作動を報知するための光源を点灯させる計器であって、
前記光源の点灯を制御する制御部と、
前記車両に搭載されたバッテリからの電力に基づいて前記制御部に電源を供給する電源回路と、
前記バッテリと前記電源回路のイネーブル端子とが通電される通電状態と、前記バッテリと前記イネーブル端子とが非通電となる非通電状態とを切り替える通電状態切替手段と、を備え、
前記通電状態切替手段は、前記スイッチがオフ状態からオン状態となったことに応じて、前記非通電状態から前記通電状態へと切り替えることで前記電源回路を起動させ、
前記電源回路は、起動したことに応じて、前記制御部への前記電源の供給を開始する。
本発明によれば、暗電流を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る計器の要部回路図である。 間欠制御信号のタイミングチャートである。 スイッチ状態判別処理を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に本実施形態に係る計器100の要部回路図を示す。計器100は、例えば、自動二輪車である車両に搭載されるとともに、速度計を備える複合計器として構成される。計器100は、車載の非常点滅表示灯(ハザードランプ)を作動させる際の操作手段となるハザードスイッチ(SW)1に信号線を介して接続され、ハザードSW1がオン状態(通電状態)の場合には、車載のバッテリ2から接点電流が入力される一方で、ハザードSW1がオフ状態の場合には接点電流は入力されない。なお、信号線は、防水構造が施された前記筐体を挿通するケーブルや、ケーブルと接続する回路基板に設けられたコネクタ、回路基板上の配線パターンからなる。
ここで、ハザードSW1は、ハンドルに設けられ、雨水などに晒される箇所にある。したがって、ハザードSW1がオフ状態の場合であっても被水によるリーク電流が発生すると、リーク電流が計器100に入力されることになる。なお、図1では、リーク電流発生時の抵抗を、ハザードSW1に並列接続されたリーク抵抗3として示している。
計器100は、図1に示すように、電源IC10と、通電状態切替回路20と、スイッチ(SW)状態判定回路30と、リーク電流制御回路40と、発熱対策回路50と、制御部60と、光源70と、を備える。
例えば、これらの各部は、合成樹脂材からなる筐体に収納された回路基板に実装されている。筐体は、防水や防塵を考慮して最小限の通気孔が設けられた機密性の高い構造である。
電源IC(Integrated Circuit)10は、バッテリ2からの電力に基づいて制御部60に電源を供給する。電源IC10は、例えば、降圧型のDC/DCコンバータ(DC:Direct Current)から構成されている。電源IC10の入力端子Vinは、バッテリ2と信号線L1によって電気的に接続されている。後述のように、電源IC10のイネーブル端子ENに所定値以上の信号電圧が印加されると、電源IC10が起動する。起動した電源IC10は、入力端子Vinに入力された電圧(例えば12V)を降圧し、電源電圧Vcc(例えば5V)を制御部60へ出力する。
通電状態切替回路20は、電源IC10のイネーブル端子ENへの信号入力を制御する。通電状態切替回路20がオン状態となると電源IC10が起動する。なお、通電状態切替回路20のオン状態とは、後述のトランジスタ21がオン状態であることを示す。同様に、通電状態切替回路20のオフ状態とは、トランジスタ21がオフ状態であることを示す。
通電状態切替回路20は、トランジスタ21と、抵抗22、23と、を備える。
トランジスタ21は、pnp型であり、ベースが抵抗22を介してSW状態判定回路30と接続されている。トランジスタ21のエミッタは信号線L1と接続され、トランジスタ21のコレクタは電源IC10のイネーブル端子ENと接続されている。また、トランジスタ21には抵抗23がベース−エミッタ間と並列に接続されている。なお、抵抗22、23としては、回路基板に実装される一般的な抵抗素子を適用できる。後述の各種抵抗も同様である。
トランジスタ21がオフ状態である場合は、バッテリ2からの電流がイネーブル端子ENへと流れない非通電状態となる。一方で、トランジスタ21がオン状態となると、バッテリ2からの電流がトランジスタ21を介してイネーブル端子ENへと流れる通電状態となる。当該通電状態となると、イネーブル端子ENに信号電圧が入力されて電源IC10が起動する。
SW状態判定回路30は、通電状態切替回路20のオン/オフ状態を制御するとともに、制御部60にハザードSW1の状態判定のための状態信号を供給する。
SW状態判定回路30は、トランジスタ31と、ツェナーダイオード32と、接地端子33と、抵抗34〜36と、ダイオードD1(整流ダイオード)と、を備える。
トランジスタ31は、npn型であり、ベースが抵抗34を介してツェナーダイオード32のアノードに接続されている。トランジスタ31のエミッタは接地端子33と接続され、トランジスタ31のコレクタは通電状態切替回路20の抵抗22と接続されている。当該抵抗22とトランジスタ31のコレクタとを接続する信号線は、ダイオードD1を介して制御部60と接続される信号線L2と接続点Cで接続されている。ダイオードD1はカソードが接続点Cに、アノードが制御部60に接続されている。信号線L2には、抵抗35を介して電源電圧Vccが印加される。また、トランジスタ31には抵抗36がベース−エミッタ間と並列に接続されている。また、ツェナーダイオード32のカソードは、リーク電流制御回路40と接続されている。
リーク電流制御回路40からの印加電圧がツェナーダイオード32のツェナー電圧以下の場合は、トランジスタ31はオフ状態とされる。トランジスタ31がオフ状態の場合、トランジスタ21のベース電流が流れる経路が遮断されるため、pnp型のトランジスタ21はオフ状態とされる。また、トランジスタ31がオフ状態の場合、電源電圧Vccから抵抗35を介して制御部60に電圧が印加され、制御部60が取得する状態信号はハイレベルを示す。
一方、リーク電流制御回路40からの印加電圧がツェナーダイオード32のツェナー電圧を超えた場合は、トランジスタ31はオン状態とされる。トランジスタ31がオン状態の場合、トランジスタ21のベース電流はトランジスタ31を介して接地端子33に流れる為、pnp型のトランジスタ21はオン状態となる。また、オン状態の場合はリーク電流制御回路40がプルダウン回路となり、制御部60に電圧が印加されず、制御部60が取得する状態信号はローレベルを示す。
なお、以下では、トランジスタ31のオン状態をSW状態判定回路30のオン状態とも言い、トランジスタ31のオフ状態をSW状態判定回路30のオフ状態とも言う。また、接地端子33は、回路基板のグランドパターンに連続して設けられ、コネクタやケーブル等を介して、計器100外部の接地用部材に接続される。例えば、接地端子33は、車体を介してバッテリ2に接続される。後述の接地端子42、52についても同様である。
リーク電流制御回路40は、ハザードSW1からの接点電流が供給されたか否かに応じてSW状態判定回路30のオン/オフ状態を制御する。
リーク電流制御回路40は、トランジスタ41と、接地端子42と、抵抗43〜45と、ダイオードD2(整流ダイオード)と、を備える。
トランジスタ41は、npn型であり、ベースが抵抗43を介して信号線L3に接続されるとともに、発熱対策回路50(詳しくは、後述のトランジスタ51のコレクタ)と接続されている。トランジスタ41のエミッタは接地端子42と接続され、トランジスタ41のコレクタは抵抗44を介して信号線L3に接続されている。信号線L3は、ダイオードD2を介してハザードSW1と接続されている。ダイオードD2はカソードが信号線L3に、アノードがハザードSW1に接続されている。また、トランジスタ41には抵抗45がベース−エミッタ間と並列に接続されている。
ハザードSW1がオフ状態からオン状態になると、バッテリ2から接点電流が信号線L3に流れ、抵抗43を通ってトランジスタ41もオフ状態からオン状態になる。オン状態のトランジスタ41は、信号線L3と接地端子42とを通電し、リーク電流制御回路40はプルダウン回路となる。この場合、バッテリ2からツェナーダイオード32にツェナー電圧を超える電圧が印加され、SW状態判定回路30(トランジスタ31)はオン状態となる。
一方、ハザードSW1がオフ状態であってもリーク電流が発生すると、リーク電流が信号線L3に流れ、抵抗43を通ってトランジスタ41をオン状態とする。オン状態のトランジスタ41によりリーク電流制御回路40はプルダウン回路となるが、この場合、当該プルダウン回路とリーク抵抗3で分圧回路が形成され、リーク電流がリーク抵抗3を通った分、バッテリ2からの電圧が低下したリーク時電圧がツェナーダイオード32に印加される。ツェナーダイオード32は、このリーク時電圧よりもツェナー電圧が高いものが選定されており、リーク時電圧が印加されても電流をトランジスタ31へと通さず、SW状態判定回路30(トランジスタ31)はオフ状態のままとなる。
なお、以下では、トランジスタ41のオン状態をリーク電流制御回路40のオン状態とも言い、トランジスタ41のオフ状態をリーク電流制御回路40のオフ状態とも言う。また、接地電流が流れる信号線L3の通電又は非通電状態は、後述の発熱対策回路50の動作により制御される。
ここで、車両のイグニッションがオフの場合における、ハザードSW1の状態に応じた通電状態切替回路20、SW状態判定回路30、及びリーク電流制御回路40の動作を整理する。
(ハザードSW1がオフ状態)
ハザードSW1がオフ状態の場合、リーク電流制御回路40、SW状態判定回路30、及び通電状態切替回路20の全てがオフ状態であるため、電源IC10は起動せず、制御部60も起動しない。したがって、計器100の暗電流を低減することができる。
(ハザードSW1がオン状態)
ハザードSW1がオン状態になると、リーク電流制御回路40、SW状態判定回路30、及び通電状態切替回路20の全てがオン状態となり、電源IC10が起動し、制御部60も起動する。これにより、後述のように、イグニッションがオフの場合であっても非常点滅表示灯の作動状態を報知することが可能となる。
(リーク電流発生時)
ハザードSW1がオフ状態の場合であってもリーク電流が発生すると、リーク電流制御回路40はオン状態となる。しかしながら、リーク電流発生に応じてSW状態判定回路30に入力される電圧は、ツェナーダイオード32のツェナー電圧以下となるため、SW状態判定回路30はオフ状態を維持する。SW状態判定回路30がオフ状態では、通電状態切替回路20もオフ状態となり、電源IC10は起動せず、制御部60も起動しない。したがって、リーク電流発生時の誤作動を防止しつつ、計器100の暗電流を低減することができる。
発熱対策回路50は、制御部60の制御により、リーク電流制御回路40の抵抗体(主に抵抗44)に流れる電流量を低減する。
発熱対策回路50は、トランジスタ51と、接地端子52と、抵抗53、54と、を備える。
トランジスタ51は、npn型であり、ベースが抵抗53を介して制御部60に繋がる信号線L4と接続されている。トランジスタ51のエミッタは接地端子52と接続され、トランジスタ51のコレクタはリーク電流制御回路40の抵抗43に接続されている。また、トランジスタ51には抵抗54がベース−エミッタ間と並列に接続されている。
発熱対策回路50のトランジスタ51は、制御部60から信号線L4を介して供給される間欠制御信号により、オン/オフ動作する。間欠制御信号は、図2に例示するように、経時的にハイ(Hi)を示す期間が間欠した態様となる信号である。間欠制御信号がハイ(Hi)レベルを示している期間ではトランジスタ51がオン状態となり、トランジスタ41はオフ状態となる。これはリーク電流制御回路40において抵抗43に比べ抵抗値が低い抵抗44には電流が流れず、抵抗43には電流が流れることを意味する。一方、間欠制御信号がロー(Lo)レベルを示している期間ではトランジスタ51がオフ状態となり、トランジスタ41はオン状態となる。これはリーク電流制御回路40において抵抗値が低い抵抗44にも電流が流れることを意味する。このように、発熱対策回路50は、トランジスタ51が制御部60の制御により間欠的に動作することで、リーク電流制御回路40の抵抗体(主に抵抗44)に流れる電流量を低減する。詳しくは、スイッチ状態判別処理の説明とともに後述する。
制御部60は、計器100の全体動作を制御するものであり、車両からの各種情報を入力するためのスイッチあるいはセンサなどに接続される電気信号線や、CAN(Controller Area Network)を用いた通信ケーブルなどの配線に接続されている。制御部60は、例えば、マイクロコンピュータから構成され、前記各種情報に基づいて、図示しない速度計及び走行距離積算計や、発熱対策回路50のトランジスタ51、光源70などを制御する。
また、制御部60は、入力する各種信号に基づいて演算処理するためのCPU(Central Processing Unit)と、CPUにおける演算処理結果などを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)や、制御プログラムや制御データを格納したROM(Read Only Memory)から構成される記憶部と、前記各種信号や制御信号、クロック信号などをやり取りするためにバス接続された入出力インターフェースと、を備えている。ROMには、後述のスイッチ状態判別処理を実行するためのプログラムが予め記憶されている。
また、制御部60は、各種の入出力端子を有している。具体的には、制御部60は、電源IC10からの電源電圧Vccが入力される入力端子、SW状態判定回路30から信号線L2を介して状態信号が入力される入力端子、発熱対策回路50のトランジスタ51へ信号線L4を介して間欠制御信号を出力する出力端子、後述のホールド信号を電源IC10へ出力する出力端子などを有する。
光源70は、非常点滅灯の作動状態を報知するためのものであり、例えば、LED(Light Emitting Diode)から構成されている。光源70は、制御部60の制御により点滅し、例えば、計器100の図示しない表示板に形成された透過部を照明することでインジケータとして機能する。計器100の構成は以上である。続いて、起動したことに応じて制御部60が実行するスイッチ状態判別処理について図3を参照して説明する。
(スイッチ状態判別処理)
制御部60は、前述のように、通電状態切替回路20がオン状態になることによって起動された電源IC10から電源電圧Vccが入力されると、電源電圧Vccを一定に保たせるため、オンを示すホールド信号を出力端子(図示せず)から、電源IC10の入力端子(図示せず)へ供給する。その後、スイッチ状態判別処理を開始する。なお、当該処理は、車両のイグニッションがオンとなったことに応じて、制御部60が起動された際にも実行される。
まず、制御部60は、ロー(Lo)レベルを示す間欠制御信号を信号線L4を介して発熱対策回路50へ出力する(ステップS1)。続いて、制御部60は、SW状態判定回路30から信号線L2を介して入力される状態信号がロー(Lo)レベルか否かを判別する(ステップS2)。状態信号がローレベルであれば(ステップS2;Yes)、制御部60は、ハザードSW1がオン状態であると特定する(ステップS3)。一方、状態信号がハイレベルであれば(ステップS2;No)、制御部60は、ハザードSW2がオフ状態であると特定する(ステップS4)。続いて、制御部60は、間欠制御信号をハイ(Hi)レベルとし(ステップS5)、所定時間(例えば、40ms)待機する(ステップS6)。制御部60は、以上のスイッチ状態判別処理を繰り返し実行する。例えば、制御部60は、電源IC10からの電源電圧Vccがオフされたことに応じてスイッチ状態判別処理を終了し、電源IC10へ供給するホールド信号をオフする。
以上のように、制御部60は、ハザードSW1の状態にかかわらず、間欠制御信号をローレベル(トランジスタ51をオフ)としてから、ハザードSW1からの接点電流の有無を特定し、この特定が完了してから間欠制御信号をハイレベル(トランジスタ51をオン)にするまでを10msにて行い、その後、次の間欠制御信号をローレベルにするまで40ms(所定時間)待機する処理を繰り返す。
このように、所定期間のみ抵抗44に電流が流れる構成をとることにより、ハザードSW1がオン状態となって接点電流がリーク電流制御回路40に印加された際の抵抗44に流入する電流を大きく低減できる。これにより、計器100における消費電力や発熱量を低減することができる。
また、制御部60は、トランジスタ51がオフ状態であるときに、ハザードSW1がオン状態となったことにより流れる接点電流の有無を電圧信号としてサンプリングする。接点電流の検出に基づいて、制御部60は、光源70を点滅制御する。なお、制御部60によるトランジスタ51の間欠制御の周期は、光源70の点滅周期よりも短く設定することが好ましい。制御部60は、例えば10〜200msの周期で間欠制御を行えば、ハザードSW1の操作に対する応答性を確保できる。
本発明は、以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
以上のスイッチ状態判別処理では、制御部60がハザードSW1の状態にかかわらず、トランジスタ51のオン/オフを間欠的に制御(間欠制御)する例を示したが、これに限られない。例えば、スイッチ状態判別処理を、ハザードSW1からの接点電流を検出した後にトランジスタ51の間欠制御を開始する構成としてもよい。当該構成によれば、ハザードSW1の操作に対するインジケータの応答性を高めることができる。
また、計器100は、自動二輪車に搭載されるものに限られず、自動四輪車などの他の車両に搭載されるものであってもよい。ただし、計器100は、屋根が無く、ハザードSW1が雨水などに晒されることの多いオートバイク(自動二輪車は勿論、三輪バイクやトライクも含む)に特に好適である。
また、以上では、フラッシャが非常点滅表示灯である例を示したが、これに限られない。フラッシャは、駐車灯(パーキングランプ)や方向指示器などであってもよい。こうした場合、上記でハザードSW1とした構成をフラッシャに対応したスイッチとすればよい。また、スイッチの接点電流に応じて発光する光源70の動作は、点滅に限られず、点灯であってもよい。
(1)以上に説明した計器100は、車両に搭載され、非常点滅表示灯(フラッシャの一例)を作動させるためのハザードSW1(スイッチの一例)が操作によってオフ状態からオン状態となったことに応じて、フラッシャの作動を報知するための光源70を点灯させる。
計器100は、光源70の点灯を制御する制御部60と、バッテリ2からの電力に基づいて制御部60に電源を供給する電源IC10(電源回路の一例)と、バッテリ2と電源IC10のイネーブル端子ENとが通電される通電状態と、バッテリ2とイネーブル端子ENとが非通電となる非通電状態とを切り替える通電状態切替回路20(通電状態切替手段の一例)と、を備える。
通電状態切替回路20は、ハザードSW1がオフ状態からオン状態となったことに応じて、非通電状態から通電状態へと切り替えることで電源IC10を起動させ、電源IC10は、起動したことに応じて、制御部60への電源の供給を開始する。
この構成によれば、前述のように、暗電流を低減することができ、イグニッションがオフの場合であっても非常点滅表示灯の作動状態を報知することができる。
(2)また、計器100は、ハザードSW1がオフ状態からオン状態となって接点電流が供給されたことに応じて、通電状態切替回路20に非通電状態から通電状態へと切り替えさせ、ハザードSW1がオフ状態の場合には、リーク電流が供給されても通電状態切替回路20に非通電状態を維持させるSW状態判定回路30(通電状態選択手段の一例)を備える。
(3)具体的には、計器100は、接点電流が供給されることによりSW状態判定回路30に印加される第1電圧よりも、前記リーク電流が供給されることによりSW状態判定回路30に印加される第2電圧を低下させるリーク電流制御回路40(リーク電流制御手段)をさらに備える。そして、SW状態判定回路30は、第1電圧(ツェナーダイオード32のツェナー電圧を超える電圧)が印加されたことに応じて、通電状態切替回路20に非通電状態から通電状態へと切り替えさせ、前記第2電圧(ツェナーダイオード32のツェナー電圧以下の電圧)が印加されても通電状態切替回路20に非通電状態を維持させる。
この構成によれば、前述のように、リーク電流発生時の誤作動を防止しつつ、暗電流を低減することができる。
(4)また、リーク電流制御回路40は、接点電流を流す抵抗44(抵抗体の一例)を有し、制御部60は、抵抗44への通電を間欠制御するとともに、接点電流に基づいて光源70の点灯を制御する。
この構成によれば、抵抗44に流れる電流量を低減できるため、計器100における消費電力や発熱量を低減することができる。
(5)また、計器100が搭載される車両は、オートバイクが好適であり、フラッシャとしては、非常点滅表示灯が好適である。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
1…ハザードスイッチ
2…バッテリ
3…リーク抵抗
100…計器
10…電源IC(電源回路の一例)
20…通電状態切替回路(通電状態切替手段の一例)
30…スイッチ状態判定回路(通電状態選択手段の一例)
40…リーク電流制御回路(リーク電流制御手段の一例)
50…発熱対策回路
60…制御部
70…光源

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、フラッシャを作動させるためのスイッチが操作によってオフ状態からオン状態となったことに応じて、前記フラッシャの作動を報知するための光源を点灯させる計器であって、
    前記光源の点灯を制御する制御部と、
    前記車両に搭載されたバッテリからの電力に基づいて前記制御部に電源を供給する電源回路と、
    前記バッテリと前記電源回路のイネーブル端子とが通電される通電状態と、前記バッテリと前記イネーブル端子とが非通電となる非通電状態とを切り替える通電状態切替手段と、を備え、
    前記通電状態切替手段は、前記スイッチがオフ状態からオン状態となったことに応じて、前記非通電状態から前記通電状態へと切り替えることで前記電源回路を起動させ、
    前記電源回路は、起動したことに応じて、前記制御部への前記電源の供給を開始する、
    計器。
  2. 前記スイッチがオフ状態からオン状態となって接点電流が供給されたことに応じて、前記通電状態切替手段に前記非通電状態から前記通電状態へと切り替えさせ、前記スイッチがオフ状態の場合には、リーク電流が供給されても前記通電状態切替手段に前記非通電状態を維持させる通電状態選択手段を備える、
    請求項1に記載の計器。
  3. 前記接点電流が供給されることにより前記通電状態選択手段に印加される第1電圧よりも、前記リーク電流が供給されることにより前記通電状態選択手段に印加される第2電圧を低下させるリーク電流制御手段を備え、
    前記通電状態選択手段は、前記第1電圧が印加されたことに応じて、前記通電状態切替手段に前記非通電状態から前記通電状態へと切り替えさせ、前記第2電圧が印加されても前記通電状態切替手段に前記非通電状態を維持させる、
    請求項2に記載の計器。
  4. 前記リーク電流制御手段は、前記接点電流を流す抵抗体を有し、
    前記制御部は、前記抵抗体への通電を間欠制御するとともに、前記接点電流に基づいて前記光源の点灯を制御する、
    請求項3に記載の計器。
  5. 前記車両は、オートバイクであり、
    前記フラッシャは、非常点滅表示灯である、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の計器。
JP2018122377A 2018-06-27 2018-06-27 計器 Active JP7102975B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122377A JP7102975B2 (ja) 2018-06-27 2018-06-27 計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122377A JP7102975B2 (ja) 2018-06-27 2018-06-27 計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020001537A true JP2020001537A (ja) 2020-01-09
JP7102975B2 JP7102975B2 (ja) 2022-07-20

Family

ID=69098299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018122377A Active JP7102975B2 (ja) 2018-06-27 2018-06-27 計器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7102975B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10241258A (ja) * 1997-02-25 1998-09-11 Kenwood Corp 電気機器の制御装置
JP2003015778A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信装置
JP2008056135A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Toyota Motor Corp 車両用注意喚起システム
JP2008155858A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の点灯装置
JP2010105526A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Suzuki Motor Corp 車両用制御装置
JP2012061951A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Denso Corp 車両用電源回路
JP2013199223A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Denso Corp 車載電子装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10241258A (ja) * 1997-02-25 1998-09-11 Kenwood Corp 電気機器の制御装置
JP2003015778A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信装置
JP2008056135A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Toyota Motor Corp 車両用注意喚起システム
JP2008155858A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の点灯装置
JP2010105526A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Suzuki Motor Corp 車両用制御装置
JP2012061951A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Denso Corp 車両用電源回路
JP2013199223A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Denso Corp 車載電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7102975B2 (ja) 2022-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7728718B2 (en) Lighting system for vehicle and vehicle incorporating same
JP4094477B2 (ja) 車両用灯具
JP2004122913A (ja) 車両用灯具
JP2015020460A (ja) 車載照明灯の制御装置
JP7102975B2 (ja) 計器
JP2008103086A (ja) 車両用灯具
KR100692701B1 (ko) 자동차용 오토라이트 시스템
CN204467023U (zh) 具有指示灯的手套
JP2005343409A (ja) 車両の灯具構造
JP6070159B2 (ja) 車両用計器
JP2005153706A (ja) 車両用ランプ制御装置
JP6623591B2 (ja) 車載照明灯の制御装置
KR200449535Y1 (ko) 차량의 엘이디 턴 시그널램프용 부하 매칭 장치
JPWO2016157318A1 (ja) 車両用ledランプ点灯回路、車両用ledランプ点灯装置、および車両用ledランプ点灯回路の制御方法
JP2019172128A (ja) 車両用計器
JP6565414B2 (ja) 車載照明灯の制御装置
KR100683250B1 (ko) 차량용 비상스위치의 동작 표시장치
JP2010140723A (ja) 車輌用スイッチシステム
US7239041B2 (en) Light emitting device for vehicles
KR101405731B1 (ko) 차량용 비상등 구동 장치
JP2012520202A (ja) 照光式ハンドルバースイッチモジュール
US7295105B2 (en) Turn indicator unit for a relay-controlled flasher
JP2021103661A (ja) 光源制御装置
KR0132488Y1 (ko) 차량의 독서등 자동점등회로
JPS5821316Y2 (ja) 断線検出回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7102975

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150