JPH10241258A - 電気機器の制御装置 - Google Patents

電気機器の制御装置

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JPH10241258A
JPH10241258A JP5845297A JP5845297A JPH10241258A JP H10241258 A JPH10241258 A JP H10241258A JP 5845297 A JP5845297 A JP 5845297A JP 5845297 A JP5845297 A JP 5845297A JP H10241258 A JPH10241258 A JP H10241258A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な制御動作が可能な電気機器の制御装置
を提供する。 【解決手段】 電源キースイッチS1 が閉じると、パワ
ーオン信号生成回路8が第1パワーオン信号を出力し、
イネーブル回路9が安定化電源回路2のCE* 端子をロ
ーレベルにしてイネーブル状態とする。安定化直流電源
電圧VOUT が立ち上がると、システムコントローラ4は
A/Dポート入力をチェックし、S1 の閉に応じた分圧
電圧Eが入力されていれば第2パワーオン信号を出力
し、イネーブル回路9にローレベル出力を保持させ、ま
た接地回路11をオンしてD2 を逆方向バイアスとし、
パワーオン信号生成回路8をはしご形回路6から電気的
に切り離させる。この状態で、S1 〜S5 のいずれかが
閉じられば、スイッチ入力回路7はVOUT をS1 〜S5
に応じて異なる値に分圧した分圧電圧Eを出力し、シス
テムコントローラ4に分圧電圧Eの値に応じた所定の制
御を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気機器の制御装置
に係り、とくに携帯用CDプレーヤ、携帯用MDプレー
ヤ、携帯用カセットテープレコーダなどで、電源スイッ
チを含む複数のスイッチの操作に従い、電源オン・オフ
を含む所定の制御動作を実行するようにした電気機器の
制御装置に関する。
【0002】携帯用CDプレーヤの電源には内蔵電池と
ACアダプターの両方が使用可能になっている。図2に
従来の携帯用CDプレーヤの電源供給系と制御系を示
す。1は外部のACアダプターから非安定化直流電源V
IN(1)を入力する電源ジャックであり、この内、1A
はピン接点、1Bはバネ接点、1Cは固定接点である。
ピン接点1Aは3端子レギュレータICで構成された安
定化電源回路2の電源入力端子V-INと接続され、バネ接
点1Bはアースと接続されている。ACアダプターの出
力端子(図示せず)が電源ジャック1に差し込まれる
と、固定接点1Cとバネ接点1Bが離れ、ピン接点1A
とバネ接点1Bの間に非安定化直流電源電圧VIN(1)
が入力される。3は内蔵電池であり、ピン接点1Aと固
定接点1Cとの間に接続されており、ACアダプターの
出力端子が電源ジャック1に差し込まれていないとき、
固定接点1Cとバネ接点1Bが接触し、ピン接点1Aと
バネ接点1Bの間に非安定化直流電源電圧VIN(2)が
入力される。
【0003】安定化電源回路2の電源出力端子V-OUT は
マイコンICで構成されたシステムコントローラ4の電
源入力端子VDDとCD再生部5の電源入力端子VDDと接
続されている。安定化電源回路2はチップイネーブル端
子CE* (*はローアクティブであることを示す)がロ
ーレベルに落とされているとき、イネーブル状態とな
り、電源入力端子V-INに入力された非安定化直流電源電
圧VIN(VIN(1)またはVIN(2))を所定の安定化
直流電源電圧VOUT に変換して出力する。チップイネー
ブル端子CE* がハイレベルになっているときは非イネ
ーブル状態となり、VOUT を零に落とす。
【0004】S1 は電源キースイッチ、S2 はPLAY
キースイッチ、S3 は早送り再生キースイッチ、S4
早戻し再生キースイッチ、S5 はSTOPキースイッチ
であり、抵抗R1 〜R5 とともにはしご形回路6を形成
している。このはしご形回路6は、逆阻止ダイオードD
1 、抵抗R0 と直列接続されたのち、安定化電源回路2
の出力端子V-OUT とアース間に接続されている。はしご
形回路6、逆阻止ダイオードD1 、抵抗R0 によりスイ
ッチ入力回路7が構成されている。スイッチ入力回路7
は、キースイッチS1 〜S5 のどれが押されて閉じたか
により、VOUTを異なる電圧値に分圧し、分圧電圧Eを
システムコントローラ4に出力する。
【0005】8はパワーオン信号生成回路であり、安定
化電源回路2の入力側と、スイッチ入力回路7の内、は
しご形回路6と逆阻止ダイオードD1 との接続点Pとの
間に設けられている。このパワーオン信号生成回路8
は、エミッタが安定化電源回路2の入力側と接続された
PNPタイプのトランジスタTr1 と、Tr1 のベース
とP間に直列接続された抵抗Ra 及びコンデンサC
1 と、Tr1 のエミッタ−ベース間に接続された抵抗R
b と、Tr1 のエミッタとPの間に接続された抵抗Rc
から成り、VOUT が落ちている状態で、電源キースイッ
チS1 が閉じられると、Rb 、Ra を介してC1 に充電
電流が流れ、Rb に電圧降下が生じるのでTr1 がオン
し、Tr1 のコレクタからハイレベルの第1パワーオン
信号を出力する。
【0006】電源キースイッチS1 の閉が続くと、充電
開始から一定時間(ここでは100 ms〜数百ms程度の
一定時間とする)経過し、C1 が完全充電状態になった
ところで充電電流が零となり、Tr1 はオフするように
なっているが、人が押す場合、電源キースイッチS1
50ms〜100 ms程度の短時間閉じられるだけなので、
1 が完全充電状態となる前に電源キースイッチS1
開放される。すると、C1 の放電が開始するとともに、
ここでTr1 がオフし、第1パワーオン信号の出力が止
まる。
【0007】スイッチ入力回路7から出力された分圧電
圧Eはシステムコントローラ4のA/D入力ポートに入
力される。システムコントローラ4は内蔵のA/D変換
器でA/D変換した値を読み取り、図3に示す所定のし
きい値Vth(1)〜Vth(5)と比較することでどのキ
ースイッチが閉じたか判断する。そして、判断した結
果、PLAYキースイッチS2 、早送り再生キースイッ
チS3 、早戻し再生キースイッチS4 、STOPキース
イッチS5 が閉じたとなれば、各々、CD再生部5に対
しPLAY制御、早送り再生制御、早戻し再生制御、停
止制御をする。また、システムコンロトーラ4は、電源
キースイッチS1 の閉に対応する最初の分圧電圧値が入
力されたときは、パワーコントロール端子PCよりハイ
レベルの第2パワーオン信号を出力し、その後、電源キ
ースイッチS1 の閉に対応する2回目の分圧電圧値が入
力されたときに第2パワーオン信号出力を止める(パワ
ーコントロール端子PCをローレベルに落とす)。
【0008】9はイネーブル回路であり、安定化電源回
路2のチップイネーブル端子CE*と、アース間に設け
られている。このイネーブル回路9は、コレクタが抵抗
dを介して安定化電源回路2の入力側と接続され、エ
ミッタがアースと接続されたNPNタイプのトランジス
タTr2 と、Tr2 のベースとパワーオン信号生成回路
8のTr1 のコレクタとの間に接続された抵抗Re と、
Tr2 のベースとシステムコントローラ4のパワーコン
トロール端子PCとの間に接続された抵抗Rfとから成
る。このイネーブル回路9は、ハイレベルの第1パワー
オン信号または第2パワーオン信号を入力するとTr1
がオンし、安定化電源回路2のチップイネーブル端子C
* をローレベルとするようになっている。
【0009】上記した携帯用CDプレーヤの動作を簡単
に説明する。但し、RC はR0 〜R5 に比べてかなり大
きな値に設定されているものとする。また、安定化電源
回路2の出力する安定化直流電源電圧VOUT はV
IN(1),VIN(2)より小さな所定値とする(例え
ば、VIN(1)=5V,VIN(2)=3.6V、VOUT
=2.8V)。ACアダプターの出力端子(図示せず)
が電源ジャック1に差し込まれているが、安定化電源回
路2は非イネーブル状態となっていて出力VOUT が零に
落ちているものとして、電源キースイッチS1 を押して
短時間(50〜100 ms程度)だけ閉じると、パワーオン
信号生成回路8のTr1 はS1 が閉じている間だけオン
し、ハイレベルの第1パワーオン信号を出力する(この
際、D1 は逆方向バイアスとなるので、抵抗R0 の両端
とも零Vのままであり、システムコントローラ4の電源
入力端子VDD、A/D入力ポートに電圧が入力されるこ
とはない)。この第1パワーオン信号の入力を受けてイ
ネーブル回路9のTr2 がオンし、ローレベルのチップ
イネーブル信号を出力する。このチップイネーブル信号
の入力により、安定化電源回路2はイネーブル状態とな
り、ACアダプターから入力した非安定化直流電源電圧
IN=VIN(1)を所定の安定化直流電源電圧VOUT
変換して出力する。
【0010】電源入力端子VDDに入力されたVOUT が立
ち上がると、システムコントローラ4は所定の初期化処
理(この処理は無視できる程度の時間で完了する)をし
たあと、A/D入力ポートの入力電圧値をチェックし、
スイッチ入力回路7から電源キースイッチS1 の閉に対
応する最初の分圧電圧値が入力されているか判別し、入
力されていれば、第2パワーオン信号を出力する。V
OUT が立ち上がったときにまだ電源キースイッチS1
閉じていたとすると、D1 が順方向バイアスとなってい
るため、スイッチ入力回路7からは次の近似式、 E1 ≒VOUT ・(R1 /(R0 +R1 )) で表される分圧電圧E=E1 が出力されている。システ
ムコントローラ4は図3に示すしきい値Vth(1)を用
いて、分圧電圧EがS1 の閉に対応しているか否かを判
断する。ここでは、S1 の閉に対応しているので、パワ
ーコントロール端子PCからハイレベルの第2パワーオ
ン信号出力を行う。この第2パワーオン信号の入力によ
り、イネーブル回路9のTr2 はオン状態を保持し、こ
の後、電源キースイッチS1 が開放されてパワーオン信
号生成回路8のC1 が放電を開始するとともに、Tr1
がオフして第1パワーオン信号がローレベルに落ちて
も、安定化電源回路2はイネーブル状態に保持され、各
部への安定化直流電源電圧VOUT の給電を続ける。
【0011】若し、電源キースイッチS1 が早く開放さ
れてしまっていて、A/D入力ポートの入力電圧値をチ
ェックしたとき、Vth(1)より小さくなっていなけれ
ば、システムコントローラ4はパワーコントロール端子
PCをローレベルのままとする。このとき、パワーオン
信号生成回路8のC1 が完全充電状態となり、Tr1
オフしたところで、第1パワーオン信号出力が止まり、
イネーブル回路9のTr2 のイネーブル信号出力も止ま
るので、安定化電源回路2は非イネーブル状態となり、
出力VOUT を零に落とす。
【0012】システムコントローラ4が第2パワーコン
トロール信号を出力したあとは、該システムコンロトー
ラ4は定期的に、A/D入力ポートの入力電圧値をチェ
ックし、図3に示すしきい値Vth(1)〜Vth(5)と
比較して、いずれかのキースイッチが閉じているか否か
判断する。例えば、PLAYキースイッチS2 を押して
閉じさせると、スイッチ入力回路7からは次の近似式、 E2 ≒VOUT ・(R1 /(R0 +R1 +R2 )) で表される分圧電圧E=E2 が出力される。このとき、
システムコントローラ4はS2 の閉と判断し、CD再生
部5に対しPLAY制御を行う。早送り再生キースイッ
チS3 を押して閉じさせると、スイッチ入力回路7から
は次の近似式、 E3 ≒VOUT ・(R1 /(R0 +R1 +R2 +R3 )) で表される分圧電圧E=E3 が出力され、このとき、シ
ステムコントローラ4はS3 の閉と判断し、CD再生部
5に対し早送り再生制御を行い、早戻し再生キースイッ
チS4 を押して閉じさせると、スイッチ入力回路7から
は次の近似式、 E4 ≒VOUT ・(R1 /(R0 +R1 +R2 +R3 +R
4 )) で表される分圧電圧E=E4 が出力され、このとき、シ
ステムコントローラ4はS4 の閉と判断し、CD再生部
5に対し早戻し再生制御を行う。また、STOPキース
イッチS5 を押して閉じさせると、スイッチ入力回路7
からは次の近似式、 E5 ≒VOUT ・(R1 /(R0 +R1 +R2 +R3 +R
4 +R5 )) で表される分圧電圧E=E5 が出力され、このとき、シ
ステムコントローラ4はS5 の閉と判断し、CD再生部
5に対し停止制御を行う。
【0013】これと異なり、パワーコントロール端子P
Cからハイレベルの第2パワーコントロール信号を出力
している状態で、電源キースイッチS1 を押して閉じさ
せると、スイッチ入力回路7からは次の近似式、 E1 ≒VOUT ・(R1 /(R0 +R1 )) で表される分圧電圧E=E1 が出力される。このとき、
システムコントローラ4は電源入力端子VDDに供給され
る安定化直流電源電圧VOUT が立ち上がった後の2回目
のS1 の閉と判断し、パワーコントロール端子PCをロ
ーレベルに落とし、第2パワーオン信号の出力を停止さ
せる。すると、イネーブル回路9のTr2がオフし、安
定化電源回路2のチップイネーブル端子CE* がハイレ
ベルとなるので、安定化電源回路2は非イネーブル状態
となり、VOUT を零に落とす。これにより、セットの電
源がオフする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来技術では、システムコントローラ4がS1 〜S5
内、どのキースイッチが閉じられたかを正しく判断する
ためには、S1 〜S5 が択一的に閉じられたときにスイ
ッチ入力回路7から、閉じたキースイッチに対応して出
力される分圧電圧E1 〜E5 の値が常に安定している必
要が有る。安定化電源回路2から出力されるVOUT は安
定しているが、図2の例では、ACアダプター使用時
に、パワーオン信号生成回路8の抵抗RC を介して非安
定化直流電源電圧VIN=VIN(1)がスイッチ入力回路
7のはしご形回路6に回り込む形になっている。
【0015】ACアダプターの出力する非安定化直流電
源電圧VIN(1)は負荷変動により大きく変化する。例
えば、安定化電源回路2が非イネーブル状態にあるとき
9Vあったとしても、イネーブル状態になると4.5V
に下がることがある。CD再生部5などセットの動作状
態によってもVIN(1)は大きく変動する。この結果、
1 〜S5 が択一的に閉じられたときにスイッチ入力回
路7から出力される分圧電圧E1 〜E5 の値は、安定し
難い。例えば、実際には早戻し再生キースイッチS4
閉じられたにも関わらず、E4 がVth(4)<E4 <V
th(5)となり、STOPキースイッチS5 が押された
と誤判断してしまう恐れがあった。とくに、近年は、消
費電力を減らすためVOUT を低電圧化したり、機能の複
雑化に対応するためキースイッチを多数設けるために、
しきい値の間隔を狭くせざるを得ず、システムコントロ
ーラの誤動作を招き易かった。本発明は上記した従来技
術の問題に鑑み、正確な制御動作が可能な電気機器の制
御装置を提供することを、その目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電気機器の制御装置では、外部から非安定化直流電源を
入力し、所定の安定化直流電源を出力する安定化電源回
路と、電源スイッチを含む複数のスイッチと複数の抵抗
とをはしご形に接続したはしご形回路を、逆阻止ダイオ
ード及び抵抗と直列接続したのち安定化電源回路の出力
側とアース間に接続し、異なるスイッチが閉じられると
安定化直流電源電圧を異なる電圧値に分圧した分圧電圧
を逆阻止ダイオードのアノード側から出力するようにし
たスイッチ入力回路と、安定化電源回路の入力側と、ス
イッチ入力回路の中のはしご形回路と逆阻止ダイオード
との接続点の間に設けられて、安定化電源が落ちている
状態で電源スイッチが閉じられたとき、或る時間、第1
パワーオン信号を出力するパワーオン信号生成回路と、
安定化電源回路から安定化直流電源の供給を受け、スイ
ッチ入力回路から入力した分圧電圧値に応じた所定の制
御動作を実行し、電源スイッチの最初の閉に対応する分
圧電圧値を入力したときは第2パワーオン信号を出力
し、電源スイッチの2回目の閉に対応する分圧電圧値を
入力したときは第2パワーオン信号出力を停止する制御
回路と、第1パワーオン信号または第2パワーオン信号
が入力されている間、安定化電源回路をイネーブル状態
とし、第1パワーオン信号と第2パワーオン信号のいず
れも入力されていないとき、非イネーブル状態とするイ
ネーブル回路と、パワーオン信号生成回路と、スイッチ
入力回路の中のはしご形回路と逆阻止ダイオードとの接
続点の間に設けられて、第2パワーオン信号が出力され
ている間、パワーオン信号生成回路を当該接続点から電
気的に切り離す切り離し回路と、を設けたことを特徴と
している。
【0017】これにより、電源スイッチの1回目の閉に
対応する分圧電圧値の入力に基づき、制御回路が安定化
電源回路をイネーブル状態に保持させたあと、パワーオ
ン信号生成回路はスイッチ入力回路と電気的に切り離さ
れるので、非安定化直流電源電圧がスイッチ入力回路の
はしご形回路に回り込むことはなくなる。従って、スイ
ッチ入力回路は、安定化直流電源電圧だけを用いて、閉
じられたスイッチに対応した分圧電圧を形成して出力す
るので、閉じたスイッチが同じであれば常に同じ値の分
圧電圧が出力されることになり、制御回路はいずれのス
イッチが閉じられたか誤判断することはない。
【0018】また、本発明の請求項3記載の電気機器の
制御装置では、制御回路は、安定化電源回路から安定化
直流電源の供給を受け、スイッチ入力回路から入力した
分圧電圧値に応じた所定の制御動作を実行し、安定化直
流電源が立ち上がった直後は一旦第2パワーオン信号を
出力したあと、電源スイッチの閉に対応する分圧電圧値
が入力されているか否か判別し、入力されているときは
第2パワーオン信号の出力を継続し、その後、電源スイ
ッチの閉に対応する分圧電圧値を再び入力したときに第
2パワーオン信号出力を停止し、前記判別結果で電源ス
イッチの閉に対応する分圧電圧値が入力されていなかっ
たときは第2パワーオン信号出力を停止するようにした
ことを特徴としている。
【0019】これにより、制御回路に供給される安定化
直流電源が立ち上がると、一旦、パワーオン信号生成回
路がスイッチ入力回路と電気的に切り離されるので、安
定化直流電源の立ち上がり直後、最初に制御回路が電源
スイッチの閉に対応する分圧電圧値が入力されているか
否か判別しようとしたときも、誤判断する恐れがない。
勿論、安定化直流電源の立ち上がり直後、制御回路が電
源スイッチの閉に対応する分圧電圧値が入力されている
か判別した結果、入力されていることが判れば、パワー
オン信号生成回路とスイッチ入力回路との電気的切り離
しが継続されるので、閉じたスイッチが同じであれば常
に同じ値の分圧電圧が出力されることになり、制御回路
はいずれのスイッチが閉じられたか誤判断することはな
い。
【0020】また、本発明の請求項5記載の電気機器の
制御装置では、制御回路は、安定化電源回路から安定化
直流電源の供給を受け、スイッチ入力回路から入力した
分圧電圧値に応じた所定の制御動作を実行し、安定化直
流電源が立ち上がった直後は自動的に第2パワーオン信
号を出力しておき、その後、電源スイッチの閉に対応す
る分圧電圧値を入力したときに第2パワーオン信号出力
を停止するようにしたことを特徴としている。これによ
り、制御回路に供給される安定化直流電源が立ち上がる
と、直ぐにパワーオン信号生成回路がスイッチ入力回路
と電気的に切り離されるので、以降、閉じたスイッチが
同じであれば常に同じ値の分圧電圧が出力されることに
なり、制御回路はいずれのスイッチが閉じられたか誤判
断することはない。また、制御回路は、安定化直流電源
の立ち上がり直後、制御回路が電源スイッチの閉に対応
する分圧電圧値が入力されているか否か判別する必要が
なくなる。
【0021】また、本発明の請求項2、請求項4、請求
項6記載の電気機器の制御装置では、請求項1、請求項
3、請求項5記載の装置において、切り離し回路は、パ
ワーオン信号生成回路と、スイッチ入力回路の中のはし
ご形回路と逆阻止ダイオードとの接続点の間に設けられ
た第2の逆阻止ダイオードと、該第2の逆阻止ダイオー
ドのアノード側に設けられて、第2パワーオン信号が出
力されている間、第2の逆阻止ダイオードのアノード側
をアースに落とす接地回路とから構成したこと、を特徴
としている。これにより、機械的接点を用いずに、パワ
ーオン信号生成回路をスイッチ入力回路から切り離すこ
とができ、高い耐久性及び信頼性が得られる。
【0022】
【実施例】次に、図1を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明に係る携帯用CDプレーヤの電源
供給系及び制御系の回路図である。なお、図2と同一の
構成部分には同一の符号が附してある。パワーオン信号
生成回路8のコンデンサC1 と抵抗Rc の接続点Qと、
スイッチ入力回路7の接続点Pとの間に切り離し回路1
0が設けられている。切り離し回路10は、システムコ
ントローラ4からハイレベルの第2パワーオン信号が出
力されている間、パワーオン信号生成回路8をスイッチ
入力回路7の接続点Pから電気的に切り離し、非安定化
直流電源電圧VINがパワーオン信号生成回路8を経由し
てはしご形回路6に回り込まないさせるためのものであ
る。
【0023】この切り離し回路10は、QとPの間に接
続された逆阻止ダイオードD2 (Qがアノード側、Pが
カソード側)と、Q点とアース間に接続された接地回路
11とから成り、接地回路11は、コレクタがQ点と接
続され、エミッタがアースと接続されたNPNタイプの
トランジスタTr3 と、Tr3 のベースとシステムコン
トローラ4のパワーコントロール端子PCの間に接続さ
れた抵抗Rg とにより構成されている。パワーコントロ
ール端子PCの出力がローレベルの間、Tr3 はオフす
る。このとき、逆阻止ダイオードD1 は順方向バイアス
となり、パワーオン信号生成回路8はスイッチ入力回路
7と電気的に接続される。逆に、パワーコントロール端
子PCの出力がハイレベルになると、Tr3 はオンし、
Q点を接地する。このとき、逆阻止ダイオードD1 は逆
方向バイアスとなり、パワーオン信号生成回路8はスイ
ッチ入力回路7から電気的に切り離されるようになって
いる。その他の構成部分は図2と全く同様に構成されて
いる。
【0024】次に、上記した実施例の動作を簡単に説明
する。但し、RC はR0 〜R5 に比べてかなり大きな値
に設定されているものとする。また、安定化電源回路2
の出力する安定化直流電源電圧VOUT はVIN(1),V
IN(2)より小さい所定値とする(例えば、VIN(1)
=5V,VIN(2)=3.6V、VOUT =2.8V)。
ACアダプターの出力端子(図示せず)が電源ジャック
1に差し込まれているが、安定化電源回路2は非イネー
ブル状態となっていて出力VOUT が零に落ちていると
き、システムコントローラ4のパワーコントロール端子
PCの出力もローレベルに落ちている。このとき、接地
回路11のTr3 はオフ状態となっている。また、パワ
ーオン信号生成回路8のTr1 とイネーブル回路9のT
2 もオフ状態となっている。
【0025】この状態で、電源キースイッチS1 を押し
て短時間(50〜100 ms程度)だけ閉じると、逆阻止ダ
イオードD2 が順方向バイアスとなり、パワーオン信号
生成回路8のQ点がスイッチ入力回路7のP点と電気的
に接続されるので、ACアダプターからパワーオン信号
生成回路7、逆阻止ダイオードD2 、抵抗R1 を介して
アースへ電流が流れる(この際、逆阻止ダイオードD1
の存在により、抵抗R0 の両端とも零Vのままであり、
システムコントローラ4の電源入力端子VDD、A/D入
力ポートに電圧が入力されることはない)。このとき、
抵抗Rb 、Raを介してC1 に充電電流が流れ、Tr1
が電源キースイッチS1 が閉じている間だけオンし、ハ
イレベルの第1パワーオン信号を出力する。この第1パ
ワーオン信号の入力を受けてイネーブル回路9のTr2
がオンし、ローレベルのチップイネーブル信号を出力す
る。このチップイネーブル信号の入力により、安定化電
源回路2はイネーブル状態となり、ACアダプターから
入力した非安定化直流電源電圧VIN=VIN(1)を所定
の安定化直流電源電圧VOUT に変換して出力する。
【0026】電源入力端子VDDに入力されたVOUT が立
ち上がると、システムコントローラ4は所定の初期化処
理をしたあと、A/D入力ポートの入力電圧値をチェッ
クし、スイッチ入力回路7から電源キースイッチS1
閉に対応する最初の分圧電圧値が入力されているか判別
し、入力されていれば、第2パワーオン信号を出力す
る。VOUT が立ち上がったときにまだ電源キースイッチ
1 が閉じていたとすると、逆阻止ダイオードD1 が順
方向バイアスとなり、スイッチ入力回路7から次の近似
式、 E1 ≒VOUT ・(R1 /(R0 +R1 )) で表される分圧電圧E=E1 が出力されている。システ
ムコントローラ4は図3に示すしきい値Vth(1)を用
いて、分圧電圧EがS1 の閉に対応しているか否かを判
断する。ここでは、S1 の閉に対応しているので、パワ
ーコントロール端子PCからハイレベルの第2パワーオ
ン信号出力を行う。この第2パワーオン信号の入力によ
り、イネーブル回路9のTr2 はオン状態を保持する。
【0027】ハイレベルの第2パワーオン信号は接地回
路11にも入力され、Tr3 をオンさせて、パワーオン
信号生成回路8の接続点Qをアースに落とす。よって、
1の充電が暫く継続するが、完全な充電状態になる直
前でTr1 がオフし、第1パワーオン信号がローレベル
に落ちる。但し、イネーブル回路9のTr2 がオン状態
を保持しているので、第1パワーオン信号がローレベル
に落ちても、安定化電源回路2はイネーブル状態に保持
され、各部への安定化直流電源電圧VOUT の給電を続け
る。
【0028】接地回路11のTr3 がオンし、Q点をア
ースに落とすと、逆阻止ダイオードD2 が逆バイアスと
なるので、パワーオン信号生成回路8ははしこ形回路6
から電気的に切り離される。よって、非安定化直流電源
電圧VIN=VIN(1)がパワーオン信号生成回路8を経
由してスイッチ入力回路7のはしご形回路6に回り込む
ことはない。システムコントローラ4が第2パワーコン
トロール信号を出力したあとは、該システムコンロトー
ラ4は定期的に、A/D入力ポートの入力電圧値をチェ
ックし、図3に示すしきい値Vth(1)〜Vth(5)と
比較して、いずれかのキースイッチが閉じているか否か
判断する。例えば、PLAYキースイッチS2 を押して
閉じさせると、スイッチ入力回路7からは次式、 E2 =VOUT ・(R1 /(R0 +R1 +R2 )) で表される分圧電圧E=E2 が出力される。このとき、
システムコントローラ4はS2 の閉と判断し、CD再生
部5に対しPLAY制御を行う。
【0029】早送り再生キースイッチS3 を押して閉じ
させると、スイッチ入力回路7からは次式、 E3 =VOUT ・(R1 /(R0 +R1 +R2 +R3 )) で表される分圧電圧E=E3 が出力され、このとき、シ
ステムコントローラ4はS3 の閉と判断し、CD再生部
5に対し早送り再生制御を行い、早戻し再生キースイッ
チS4 を押して閉じさせると、スイッチ入力回路7から
は次式、 E4 =VOUT ・(R1 /(R0 +R1 +R2 +R3 +R
4 )) で表される分圧電圧E=E4 が出力され、このとき、シ
ステムコントローラ4はS4 の閉と判断し、CD再生部
5に対し早戻し再生制御を行う。また、STOPキース
イッチS5 を押して閉じさせると、スイッチ入力回路7
からは次式、 E5 =VOUT ・(R1 /(R0 +R1 +R2 +R3 +R
4 +R5 )) で表される分圧電圧E=E5 が出力され、このとき、シ
ステムコントローラ4はS5 の閉と判断し、CD再生部
5に対し停止制御を行う。
【0030】このように、キースイッチS2 〜S5 が択
一的に押されて閉じられたときにスイッチ入力回路7の
出力する分圧電圧E2 〜E5 は、非安定化直流電源電圧
IN=VIN(1)の変動に関わらず、VOUT だけにより
定まる安定した値となるので、システムコントローラ4
は図3のしきい値Vth(1)〜Vth(5)を用いて、正
確にいずれのキースイッチが閉じたか判断することがで
きる。
【0031】これと異なり、パワーコントロール端子P
Cからハイレベルの第2パワーコントロール信号を出力
している状態で、電源キースイッチS1 を押して閉じさ
せると、スイッチ入力回路7からは次式、 E1 ´=VOUT ・(R1 /(R0 +R1 )) ・・ (1) で表される分圧電圧E=E1 ´が出力される。このと
き、システムコントローラ4はVDDが立ち上がった後の
1 の閉に対応する2回目の分圧電圧値が入力されたと
判断し、パワーコントロール端子PCをローレベルに落
とし、第2パワーオン信号の出力を停止させる。する
と、イネーブル回路9のTr2 がオフし、安定化電源回
路2のチップイネーブル端子CE* がハイレベルとなる
ので、安定化電源回路2は非イネーブル状態となり、V
OUT を零に落とす。これにより、セットの電源がオフす
る。ここで、E1 ´はE1 より少し小さくなるので、し
きい値Vth(1)はE1 に合わせて設定しておけば良
い。なお、ACアダプターの出力端子を電源ジャック1
から抜いた場合の動作は、安定化電源回路2に入力され
る非安定化直流電源電圧VIN=VIN(2)に変わる以
外、上記した説明と全く同じである。
【0032】この実施例によれば、電源キースイッチの
閉に対応する分圧電圧値の1回目の入力に基づき、シス
テムコントローラ4が安定化電源回路2をイネーブル状
態に保持させたあと、パワーオン信号生成回路8はスイ
ッチ入力回路7と電気的に切り離されて、非安定化直流
電源電圧VINがスイッチ入力回路7のはしご形回路6に
回り込むことはなくなる。従って、スイッチ入力回路7
は、安定化直流電源電圧VOUT だけを用いて、閉じられ
たキースイッチに対応した分圧電圧Eを形成して出力す
るので、閉じられたキースイッチが同じであれば常に同
じ値の分圧電圧Eが出力されることになり、システムコ
ントローラ4はいずれのキースイッチが閉じられたか判
断ミスを犯すことが無くなる。
【0033】また、切り離し回路10は、パワーオン信
号生成回路8と、スイッチ入力回路7の中のはしご形回
路6と逆阻止ダイオードD1 との接続点P1 の間に設け
られた逆阻止ダイオードD2 と、逆阻止ダイオードD2
のアノード側に設けられて、第2パワーオン信号が出力
されている間、逆阻止ダイオードD2 のアノード側をア
ースに落とす接地回路11とから構成したことにより、
機械的接点を用いずに、パワーオン信号生成回路8をス
イッチ入力回路7から切り離すことができ、高い耐久性
及び信頼性が得られる。
【0034】なお、上記した実施例では、システムコン
トローラ4は、VDDに供給されたVOUT の立ち上がる
と、所定の初期設定処理をしたあと、A/D入力ポート
の入力電圧値をチェックし、Vth(1)を下回っていて
1 が閉じられていることが判別されたとき、初めて、
ハイレベルのパワーオン信号を出力するようにしたが、
1 の閉によるVOUT の立ち上がりを受けて所定の初期
設定処理をしたあと、一旦自動的にハイレベルのパワー
オン信号を出力しておき、続いてS1 の閉に対応する分
圧電圧値が入力されているか否か判別し、まだS1 が閉
じられたままでS1 の閉に対応する分圧電圧値(この場
合、(1)式のE1 ´と同じ値となる)が入力されてい
るときはハイレベルの第2パワーオン信号の出力を継続
するようにしても良い。そして、その後、S1 の閉に対
応する分圧電圧値を再び入力したときに第2パワーオン
信号出力を停止する。若し、自動的にハイレベルのパワ
ーオン信号を出力したあとのS1 の閉に対応する分圧電
圧値が入力されているか否かの判別で、入力されていな
かったときは直ちに第2パワーオン信号出力を停止する
ようにする。
【0035】このようにすれば、システムコンロトーラ
4に供給されるVOUT が立ち上がると、一旦、パワーオ
ン信号生成回路8がスイッチ入力回路7と電気的に切り
離されるので、VOUT の立ち上がり直後、システムコン
トローラ4が最初にS1 の閉に対応する分圧電圧値が入
力されているか否か判別しようとしたときも、誤判断す
る恐れがなくなる。勿論、VOUT の立ち上がり後、S1
の閉に対応する分圧電圧値が入力されているか判別した
結果、入力されていることが判れば、パワーオン信号生
成回路8とスイッチ入力回路7との電気的切り離しが継
続されるので、閉じたキースイッチが同じであれば常に
同じ値の分圧電圧が出力されることになり、システムコ
ンロトーラ4はいずれのキースイッチが閉じられたか誤
判断することはない。
【0036】また、これと異なり、VOUT が立ち上がっ
て所定の初期設定処理をしたあと、直ちに自動的にハイ
レベルのパワーオン信号出力をし、VOUT の立ち上がり
直後のS1 の開閉状態は無視して、パワーオン信号出力
を継続するようにしても良い。そして、その後、S1
閉に対応する分圧電圧値を改めて入力したときに第2パ
ワーオン信号出力を停止するようにしても良い。このよ
うにしても、VOUT が立ち上がれば、直ぐにパワーオン
信号生成回路8がスイッチ入力回路7と電気的に切り離
されるので、以降、閉じたキースイッチが同じであれば
常に同じ値の分圧電圧が出力されることになり、システ
ムコントローラ4はいずれのキースイッチが閉じられた
か誤判断することはない。また、システムコントローラ
4は、VOUT の立ち上がり直後、S1 の閉に対応する分
圧電圧値が入力されているか否か判別する必要がなくな
る。
【0037】また、上記した実施例、変形例では、携帯
用CDプレーヤを例に挙げたが、携帯用MDプレーヤ、
携帯用カセットテープレコーダなど、他の電気機器にも
同様に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、制御回路が第2パワー
オン信号を出力しているとき、パワーオン信号生成回路
はスイッチ入力回路と電気的に切り離されるので、非安
定化直流電源電圧がスイッチ入力回路のはしご形回路に
回り込むことはなくなる。従って、スイッチ入力回路
は、安定化直流電源電圧だけを用いて、閉じられたスイ
ッチに対応した分圧電圧を形成して出力するので、閉じ
たスイッチが同じであれば常に同じ値の分圧電圧が出力
されることになり、制御回路はいずれのスイッチが閉じ
られたか誤判断することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯用CDプレーヤの
電源供給系及び制御系の回路図である。
【図2】従来の携帯用CDプレーヤの電源供給系及び制
御系の回路図である。
【図3】図2中のシステムコントローラの動作を説明す
る線図である。
【符号の説明】
1 電源ジャック 2 安定化電源回
路 3 内蔵電池 4 システムコン
トローラ 5 CD再生部 6 はしご形回路 7 スイッチ入力回路 8 パワーオン信
号生成回路 9 イネーブル回路 10 切り離し回
路 11 接地回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から非安定化直流電源を入力し、所
    定の安定化直流電源を出力する安定化電源回路と、 電源スイッチを含む複数のスイッチと複数の抵抗とをは
    しご形に接続したはしご形回路を、逆阻止ダイオード及
    び抵抗と直列接続したのち安定化電源回路の出力側とア
    ース間に接続し、異なるスイッチが閉じられると安定化
    直流電源電圧を異なる電圧値に分圧した分圧電圧を逆阻
    止ダイオードのアノード側から出力するようにしたスイ
    ッチ入力回路と、 安定化電源回路の入力側と、スイッチ入力回路の中のは
    しご形回路と逆阻止ダイオードとの接続点の間に設けら
    れて、安定化電源が落ちている状態で電源スイッチが閉
    じられたとき、或る時間、第1パワーオン信号を出力す
    るパワーオン信号生成回路と、 安定化電源回路から安定化直流電源の供給を受け、スイ
    ッチ入力回路から入力した分圧電圧値に応じた所定の制
    御動作を実行し、電源スイッチの閉に対応する最初の分
    圧電圧値を入力したときは第2パワーオン信号を出力
    し、電源スイッチの閉に対応する2回目の分圧電圧値を
    入力したときは第2パワーオン信号出力を停止する制御
    回路と、 第1パワーオン信号または第2パワーオン信号が入力さ
    れている間、安定化電源回路をイネーブル状態とし、第
    1パワーオン信号と第2パワーオン信号のいずれも入力
    されていないとき、非イネーブル状態とするイネーブル
    回路と、 パワーオン信号生成回路と、スイッチ入力回路の中のは
    しご形回路と逆阻止ダイオードとの接続点の間に設けら
    れて、第2パワーオン信号が出力されている間、パワー
    オン信号生成回路を当該接続点から電気的に切り離す切
    り離し回路と、 を設けたことを特徴とする電気機器の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記切り離し回路は、パワーオン信号生
    成回路と、スイッチ入力回路の中のはしご形回路と逆阻
    止ダイオードとの接続点の間に設けられた第2の逆阻止
    ダイオードと、 該第2の逆阻止ダイオードのアノード側に設けられて、
    第2パワーオン信号が出力されている間、第2の逆阻止
    ダイオードのアノード側をアースに落とす接地回路とか
    ら構成したこと、 を特徴とする請求項1記載の電気機器の制御装置。
  3. 【請求項3】 外部から非安定化直流電源を入力し、所
    定の安定化直流電源を出力する安定化電源回路と、 電源スイッチを含む複数のスイッチと複数の抵抗とをは
    しご形に接続したはしご形回路を、逆阻止ダイオード及
    び抵抗と直列接続したのち安定化電源回路の出力側とア
    ース間に接続し、異なるスイッチが閉じられると安定化
    直流電源電圧を異なる電圧値に分圧した分圧電圧を逆阻
    止ダイオードのアノード側から出力するようにしたスイ
    ッチ入力回路と、 安定化電源回路の入力側と、スイッチ入力回路の中のは
    しご形回路と逆阻止ダイオードとの接続点の間に設けら
    れて、安定化電源が落ちている状態で電源スイッチが閉
    じられたとき、或る時間、第1パワーオン信号を出力す
    るパワーオン信号生成回路と、 安定化電源回路から安定化直流電源の供給を受け、スイ
    ッチ入力回路から入力した分圧電圧値に応じた所定の制
    御動作を実行し、安定化直流電源が立ち上がった直後は
    一旦第2パワーオン信号を出力したあと、電源スイッチ
    の閉に対応する分圧電圧値が入力されているか否か判別
    し、入力されているときは第2パワーオン信号の出力を
    継続し、その後、電源スイッチの閉に対応する分圧電圧
    値を再び入力したときに第2パワーオン信号出力を停止
    し、前記判別結果で電源スイッチの閉に対応する分圧電
    圧値が入力されていなかったときは第2パワーオン信号
    出力を停止する制御回路と、 第1パワーオン信号または第2パワーオン信号が入力さ
    れている間、安定化電源回路をイネーブル状態とし、第
    1パワーオン信号と第2パワーオン信号のいずれも入力
    されていないとき、非イネーブル状態とするイネーブル
    回路と、 パワーオン信号生成回路と、スイッチ入力回路の中のは
    しご形回路と逆阻止ダイオードとの接続点の間に設けら
    れて、第2パワーオン信号が出力されている間、パワー
    オン信号生成回路を当該接続点から電気的に切り離す切
    り離し回路と、 を設けたことを特徴とする電気機器の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記切り離し回路は、パワーオン信号生
    成回路と、スイッチ入力回路の中のはしご形回路と逆阻
    止ダイオードとの接続点の間に設けられた第2の逆阻止
    ダイオードと、 該第2の逆阻止ダイオードのアノード側に設けられて、
    第2パワーオン信号が出力されている間、第2の逆阻止
    ダイオードのアノード側をアースに落とす接地回路とか
    ら構成したこと、 を特徴とする請求項3記載の電気機器の制御装置。
  5. 【請求項5】 外部から非安定化直流電源を入力し、所
    定の安定化直流電源を出力する安定化電源回路と、 電源スイッチを含む複数のスイッチと複数の抵抗とをは
    しご形に接続したはしご形回路を、逆阻止ダイオード及
    び抵抗と直列接続したのち安定化電源回路の出力側とア
    ース間に接続し、異なるスイッチが閉じられると安定化
    直流電源電圧を異なる電圧値に分圧した分圧電圧を逆阻
    止ダイオードのアノード側から出力するようにしたスイ
    ッチ入力回路と、 安定化電源回路の入力側と、スイッチ入力回路の中のは
    しご形回路と逆阻止ダイオードとの接続点の間に設けら
    れて、安定化電源が落ちている状態で電源スイッチが閉
    じられたとき、或る時間、第1パワーオン信号を出力す
    るパワーオン信号生成回路と、 安定化電源回路から安定化直流電源の供給を受け、スイ
    ッチ入力回路から入力した分圧電圧値に応じた所定の制
    御動作を実行し、安定化直流電源が立ち上がった直後は
    自動的に第2パワーオン信号を出力しておき、その後、
    電源スイッチの閉に対応する分圧電圧値を入力したとき
    に第2パワーオン信号出力を停止する制御回路と、 第1パワーオン信号または第2パワーオン信号が入力さ
    れている間、安定化電源回路をイネーブル状態とし、第
    1パワーオン信号と第2パワーオン信号のいずれも入力
    されていないとき、非イネーブル状態とするイネーブル
    回路と、 パワーオン信号生成回路と、スイッチ入力回路の中のは
    しご形回路と逆阻止ダイオードとの接続点の間に設けら
    れて、第2パワーオン信号が出力されている間、パワー
    オン信号生成回路を当該接続点から電気的に切り離す切
    り離し回路と、 を設けたことを特徴とする電気機器の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記切り離し回路は、パワーオン信号生
    成回路と、スイッチ入力回路の中のはしご形回路と逆阻
    止ダイオードとの接続点の間に設けられた第2の逆阻止
    ダイオードと、 該第2の逆阻止ダイオードのアノード側に設けられて、
    第2パワーオン信号が出力されている間、第2の逆阻止
    ダイオードのアノード側をアースに落とす接地回路とか
    ら構成したこと、 を特徴とする請求項5記載の電気機器の制御装置。
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