JP3499456B2 - 電子機器における電池残量の検出装置 - Google Patents

電子機器における電池残量の検出装置

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JP3499456B2 JP32002498A JP32002498A JP3499456B2 JP 3499456 B2 JP3499456 B2 JP 3499456B2 JP 32002498 A JP32002498 A JP 32002498A JP 32002498 A JP32002498 A JP 32002498A JP 3499456 B2 JP3499456 B2 JP 3499456B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器における
電池残量の検出装置に関し、特に、交流電源の電圧を所
定の直流電圧に変換するACアダプタの出力と、電源電
池の出力とを選択的に切替えて稼働源とし得ると共に、
前記ACアダプタと前記電源電池のそれぞれを装置本体
に対して接続着脱自在にし得る電子機器における電池残
量の検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電源電池とACアダプタのそれぞれの出
力を選択して稼働源とする電子機器は、オーディオ関連
分野ではCDプレーヤやカセットテーププレーヤ等々が
あり、他分野においても多種多用の機器がある。
【0003】このような電子機器における電源電池とし
ては、マンガン電池、アルカリ電池等の1次電池や、ニ
ッケル水素充電池、リチウムイオン充電池等の2次電池
が広く用いられている。
【0004】この場合、当然のことではあるが、電源電
池を用いて機器を稼働するに伴ってその容量が減少して
しまい、稼働時間が長くなると所定の最低動作電圧を維
持できなくなる。このために、電池残量の検出を行う必
要がある。
【0005】このための「電池残量の検出装置」は、図
5に示すように構成されている。即ち、電子機器に設け
られた電源ジャック1は、正極端子1aと負極端子1b
とスイッチ端子1cを有し、電源ジャック1にACアダ
プタの電源プラグ(図示せず)が挿入されたときに、負
極端子1bとスイッチ端子1cが非接触状態となり、装
着されたときに負極端子1bとスイッチ端子1cが接触
状態とされる。
【0006】電子機器の各種動作を複合的に制御するた
めのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略称
する)2が設けられている。このマイコン2には、接地
端G、電源供給端Vdd、リセット端R、電圧検出端B、
ACアダプタ検出端Aが設けられている。
【0007】前述の正極端子1aは、電圧安定化のため
のレギュレータ3と、電圧昇圧化のための昇圧回路8と
を順次に介して電源供給端Vddに接続されている。この
レギュレータ3の入力端と接地端には分圧抵抗4aと分
圧抵抗4bを直列接続した分圧回路4が介挿され、分圧
抵抗4aと分圧抵抗4bの接続点(分圧点)がACアダ
プタ検出端Aに接続されている。
【0008】電源電池5は、電子機器に対して着脱し得
るようにされ、その正極と負極のそれぞれが正極接触端
子6と負極接触端子7に接続し得るようにされている。
この正極接触端子6は、レギュレータ3の出力端に接続
され、負極接触端子7は、スイッチ端子1cに接続され
ている。
【0009】レギュレータ3の出力端(電源電池5の正
極)は、抵抗10aコンデンサ10bで形成されるロー
パスフィルタ10を介して電圧検出端Bに接続されてい
る。更に、昇圧回路8の出力端と接地端には、電源投入
時等の過渡的な電圧不安定時の誤動作を防止するための
リセット回路9を介してリセット端Rに接続されてい
る。
【0010】従って、電源ジャック1にACアダプタの
電源プラグが挿入されている場合には、電源ジャック1
にACアダプタの電源プラグが挿入されることに伴い、
スイッチ端子1cが負極端子1bから離隔され、電源電
池5の負極側が回路的に切り離され、正極端子1aへの
供給電圧(ACアダプタの正極出力)がレギュレータ3
によって安定化され、昇圧回路8によって昇圧された動
作電圧が電源供給端Vddに供給され、他の回路(図示せ
ず)にも供給される。
【0011】リセット回路9によって電源投入時等の過
渡的な電圧不安定時の誤動作を防止するためのリセット
信号がリセット端Rに送出される。正極端子1aへの供
給電圧(ACアダプタの正極出力)を分圧回路4で分圧
した電圧がACアダプタ検出端AにHレベルとして印加
され、マイコン2に基づく動作により、ACアダプタが
装着されていることが判定され、電池残量の表示は行わ
れない。
【0012】こうして、電子機器の所定の稼働を、AC
アダプタの出力を動作電源として行わせることができ
る。
【0013】一方、電源ジャック1にACアダプタの電
源プラグが挿入されずに、電源電池5によって電子機器
を稼働させる場合には、電源ジャック1にACアダプタ
の電源プラグが挿入されていないことに伴い、スイッチ
端子1cが負極端子1bが接触された状態となる。この
ために、電源電池5の負極が負極接触端子7とスイッチ
端子1cと負極端子1bとを順次に介して接地されるこ
とになる。
【0014】また、ACアダプタ検出端Aへの信号はL
レベルとして印加されるので、マイコン2に基づく動作
により、ACアダプタが装着されず電源電池5による駆
動であることが判定される。このとき、電源電池5の正
極電圧はローパスフィルタ10によって高周波成分が除
去され電池電圧信号として電圧検出端Vに印加され、当
該電池電圧信号がマイコン2に内蔵されたA/Dコンバ
ータでデジタル信号に変換され、数秒間における平均値
を「電池電圧データ」として得ている。
【0015】そして、電源電池5の残量をバーグラフ状
に表示したり、稼働に伴なう減少が電子機器に設定され
た最低動作電圧を下回る若干前の時点で所定の警告を行
ったり、その減少が電子機器に設定された最低動作電圧
を下回ったときに強制的に機器動作を停止させるように
している。
【0016】尚、図5に示す従来例は、交流電源の電圧
を所定の直流電圧に変換したACアダプタ出力と電源電
池出力とを選択的に切替えて稼働源とし得る電子機器の
場合であるが電源電池出力のみを稼働源とする電子機器
の例もある。
【0017】また、電源電池5として1次電池が装着さ
れた場合であるが、2次電池の場合であっても同様であ
る。更に、2次電池を充電するための充電回路を電子機
器本体に内蔵させ、装着された電源電池が1次電池であ
るのか2次電池であるのかを適宜の手段で検出し、2次
電池が装着されたときにその充電を行えるようにした例
もある。
【0018】さて、電源電池5として用いられる1次電
池や2次電池は、その出力電圧が化学変化等に基づいて
図6に示すような特性があることが知られている。。
【0019】即ち、電源電池5の出力電圧VVは、継続
する使用期間T1の初期の時点a1から終期の時点a2の間
は稼働時間tに伴って徐々に減少するものであるが、そ
の終期の時点a2の後に休止期間T2があると、出力電圧
VVは、その初期の時点a2からある程度の時間は増加
し、最終的には変化電圧ΔVにほぼ収斂する。
【0020】休止期間T2の終期の時点a3から再び使用
期間T3が始まると、その初期の時点a3から急激に電圧
が減少し、期間T4の時点a5にて前述の使用期間T1の
終期の時点a2の電圧にほぼ等しい電圧になったところか
らその減少が緩やかになる。
【0021】使用期間T3の終期の時点a4でその電圧が
V0なる所定の最低動作電圧となり、電源電池5が1次
電池の場合には寿命に到達し、2次電池の場合には充電
を必要とすることになる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の電池残量の検出
装置は、電子機器の稼働を開始するときに、電源電池の
電圧を測定し、電池残量を検出しているために、暫く使
用していない電源電池で稼働させようとする場合には、
実際の電源電池の残容量より多くあるものと誤った判断
が行われる虞がある。
【0023】詳しくは、前述の図6を用いた説明のよう
に、電源電池として用いられる1次電池や2次電池は、
その出力電圧が、化学変化等に基づく一般的な特性とし
て、継続する使用期間の初期から終期の間は稼働に伴っ
て徐々に減少するものであるが、その途中の時点で暫く
使用しない休止期間があると、その間の電圧がある程度
高くなることが知られている。
【0024】しかしながら、このような高い電圧は、電
源電池における残容量が実質的に増加したものではなく
化学特性に基づく見掛上のものであり、休止期間の後に
電源電池の使用を再開すると、当該の高い電圧が急激に
低下し、休止期間の直前の電圧(前使用期間の終期の電
圧)にほぼ等しい値まで低下した後に通常の減少特性と
なる。
【0025】従って、暫く使用しない休止期間の後に、
再び使用を開始する際に、実際の電源電池の残容量より
多くあるものと誤った判断が行われてしまうのである。
【0026】そこで、本発明の目的は、電源電池の電圧
が見掛上で高くなっても実際の電源電池の残容量を検出
することができる電子機器における電池残量の検出装置
を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による電子機器における電池残量の検出装置
は、次のような特徴的構成を採用している。
【0028】 (1)交流電源の電圧を所定の直流電圧
に変換するACアダプタの出力と電源電池の出力とを選
択的に切替えて稼働源とし得ると共に、前記ACアダプ
タと前記電源電池のそれぞれを装置本体に対して接続着
脱自在にし得る電子機器において、前記電源電池の電圧
を継続して検出して電池電圧データを得る検出手段と、
前記検出手段で得られた電池電圧データを記憶する不揮
発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶された電池電圧
データを制御データとする第1制御手段と、前記電子機
器が電源オン状態にされたときに、該電源オン状態の直
前の電源オフ開始時の状態のときに前記記憶手段に記憶
された電池電圧データを所定時間だけ前記第1制御手段
のための制御データとし、該所定時間が経過した後には
前記検出手段によって前記記憶手段に格納された電池電
圧データを制御データとするように制御する第2制御手
段と、を具備する。
【0029】(2)上記(1)の第1制御手段を、前記
記憶手段に記憶された電池電圧データを表示するように
構成する。
【0030】(3)上記(1)または(2)の第2制御
手段を、前記電源電池が新たに装着されたときに前記記
憶手段に既に格納されている電池電圧データをクリアす
るように構成する。
【0031】(4)上記(1)または(2)の第2制御
手段を、前記電源電池が離脱されたときに前記記憶手段
に既に格納されている電池電圧データをクリアするよう
に構成する。
【0032】 (5)上記(1)ないし(4)のいずれ
かの第1制御手段を、前記記憶手段に記憶された電池電
圧データに基づいて電池残量を算出して表示するように
構成する。
【0033】(6)上記(1)ないし(5)のいずれか
の前記記憶手段を、前記検出手段で継続して得られた電
池電圧データが所定時間の平均値として記憶するように
構成する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に
よる電子機器における電池残量の検出装置の要部構成を
示す回路ブロック図であり、前述の図5の構成と同様ま
たは類似の部分が多々あり、説明の重複を避けるため
に、同一部分もしくは類似部分には、図5に示す部材符
号の数字に10を加えた数の符号を付してその説明を省
略し、本発明に関わる部分を重点的に説明する。
【0035】即ち、電子機器の各種動作を複合的に制御
するためのマイコン12には、前述同様の接地端G、電
源供給端Vdd、リセット端R、電圧検出端B、ACアダ
プタ検出端Aに追加して、1次電池/2次電池の別を検
出すると共に2次電池への充電を制御する制御端Cが設
けられている。
【0036】また、昇圧回路18の出力端と制御端Cに
は抵抗21が介挿され、更にこの制御端Cには、スイッ
チ端子22が接続されている。このスイッチ端子22
は、適宜の機構により作動され、電子機器に装着される
電源電池15が2次電池であるときに負極接触端子17
に接触し、1次電池であるときに負極接触端子17から
離隔するものである。マイコン12にはEEPROM2
3が接続されている。
【0037】電源電池の電圧を継続して検出して電池電
圧データを得る「検出手段」が、負極接触端子17,ス
イッチ端子22,抵抗21,マイコン12等によって構
成され、当該検出手段で得られた電池電圧データを記憶
する不揮発性の「記憶手段」がEEPROM23等で構
成され、当該記憶手段に記憶された電池電圧データを制
御データとする「第1制御手段」がマイコン12等によ
って構成される。また、後述の動作説明で明らかにされ
るが、電子機器が実質的な電源オン状態にされたとき
に、該電源オン状態の直前の電源オフ開始時の状態のと
きに前記記憶手段に記憶された電池電圧データを所定時
間だけ前記第1制御手段のための制御データとし、該所
定時間が経過した後には前記検出手段によって前記記憶
手段に格納された電池電圧データを制御データとするよ
うに制御する「第2制御手段」がマイコン12,EEP
ROM23等によって構成されている。
【0038】従って、電源ジャック11にACアダプタ
の電源プラグが挿入されている場合には、電源ジャック
11にACアダプタの電源プラグが挿入されることに伴
い、スイッチ端子11cが負極端子11bから離隔さ
れ、電源電池15の負極側が回路的に切り離され、正極
端子11aへの供給電圧(ACアダプタの正極出力)が
レギュレータ13によって安定化され、昇圧回路18に
よって昇圧された動作電圧が電源供給端Vddに供給さ
れ、他の回路(図示せず)にも供給される。
【0039】リセット回路19によって電源投入時等の
過渡的な電圧不安定時の誤動作を防止するためのリセッ
ト信号がリセット端Rに送出される。
【0040】正極端子11aへの供給電圧(ACアダプ
タの正極出力)を分圧回路14で分圧した電圧がACア
ダプタ検出端AにHレベルとして印加され、マイコン1
2に基づく動作により、ACアダプタが装着されている
ことが判定され、電池残量の検出および表示は行われな
い。
【0041】したがって、電子機器の所定の稼働を、A
Cアダプタの出力を動作電源として行わせることができ
る。
【0042】一方、電源ジャック11にACアダプタの
電源プラグが挿入されずに、電源電池15によって電子
機器を動作させる場合には、電源ジャック11にACア
ダプタの電源プラグが挿入されていないことに伴い、ス
イッチ端子11cが負極端子11bが接触された状態と
なる。このために、電源電池15の負極が負極接触端子
17とスイッチ端子11cと負極端子11bとを順次に
介して接地されることになる。
【0043】また、ACアダプタ検出端Aへの信号はL
レベルとして印加されるので、マイコン12に基づく動
作により、ACアダプタが装着されず電源電池15によ
る駆動であることが判定される。
【0044】更に、電源電池15が1次電池であるか2
次電池であるかの判定が制御端Cへの印加信号によって
判定される。即ち、制御端Cへの印加信号がHレベルで
ある場合には1次電池と判定され、Lレベルである場合
には2次電池と判定される。換言すれば、1次電池が装
着された場合には、負極接触端子17とスイッチ端子2
2がオフ状態にされるので、制御端Cに昇圧回路18出
力が抵抗21を介してHレベルが印加され、2次電池が
装着された場合には、負極接触端子17とスイッチ端子
22がオン状態にされるのでLレベルが印加されるので
ある。
【0045】そして、電子機器が図2に示すフローチャ
ートのように起動されると、先ずステップS1でタイマ
ー起動がかけられる。このタイマー時間は、前述の図6
で説明した期間T4以上の所定時間に設定され、電源電
池15の電圧が見掛上で高くなって平生状態まで低下す
るに充分な時間である。
【0046】次のステップS2で、EEPROM23の
格納データがクリアされているかまたは異常値であるか
どうかが判定され、YESの場合には、既に起動されて
いるタイマーをステップS3で強制的に終了させ、ステ
ップS4に進ませる。ステップS2がNOである場合に
は、ステップS4でタイマー起動後に一定時間が経過し
たかどうかが判定され、YESの場合には、ステップS
5にてマイコン12の電圧検出端Bに印加された電源電
池15の電圧値が取り込まれ、現在の電源電池電圧値の
データとしてV1がEEPROM23に格納される。
【0047】次のステップS6において、V1なるデー
タがマイコン12により表示器(図示せず)に表示され
た後、ステップS4に戻され、ステップS4〜ステップ
S6が繰り返し実行される。
【0048】前述のステップS4でNOの場合には、E
EPROM23に既に格納されているV1なるデータを
取り出しステップS6でV1なるデータがマイコン12
により表示器(図示せず)に表示された後、ステップS
4に戻され、ステップS4〜ステップS6が繰り返し実
行される。
【0049】従って、電子機器が実質的な電源オン状態
にされたときに、該電源オン状態の直前の電源オフ開始
時の状態のときにEEPROM23に記憶された電池電
圧データを所定時間だけ表示制御のための制御データと
し、該所定時間が経過した後には電圧検出端Bに印加さ
れEEPROM23に格納された電池電圧データを制御
データとするように制御されるのである。
【0050】また、マイコン12からリセット処理の要
求がされた場合には、図3に示すように、先ずステップ
S8でEEPROM23の内容がクリアされ、次のステ
ップS9で他のリセット処理が実行される。
【0051】このような、リセット処理は、電源電池1
5の出力端子が正極接触端子16と負極接触端子17に
新たに装着されたときに、EEPROM23に既に格納
されている電池電圧データをクリアするものである。
【0052】また、電源電池15が離脱(取り外し)さ
れたときにEEPROM23に既に格納されている電池
電圧データをクリアするものである。
【0053】更に、電源ジャック11にACアダプタの
電源プラグが挿入されたことがACアダプタ検出端Aへ
の印加信号がLからHレベルに変化することによって認
識されたときにEEPROM23に既に格納されている
電池電圧データをクリアするものである。
【0054】一方、マイコン12から終了処理の要求が
された場合には、図4に示すように、先ずステップS1
0が実行され、現在の電池電圧信号をマイコン12に取
り込A/D変換したデータをEEPROM23に格納
し、次のステップS11で他の終了処理が実行され、電
子機器が休止状態とされて、当該休止状態から稼働再開
されることに備えられる。
【0055】よって、電源電池15の実質的な残量をバ
ーグラフ状に表示したり、稼働に伴なう減少が電子機器
に設定された最低動作電圧を下回る若干前の時点で所定
の警告を行ったり、その減少が電子機器に設定された最
低動作電圧を下回ったときに強制的に機器動作を停止さ
せるようにできる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子機器
における電池残量の検出装置によれば、電子機器が電源
オン状態にされたときに、そのオン状態の直前の電源オ
フ開始時の状態のときに記憶手段(EEPROM等)に
記憶された電池電圧データを所定時間だけ表示等の各種
制御を行わせるための制御データとし、所定時間が経過
した後には現在時点の電池電圧データを制御データとす
るように構成され、使用の途中の時点で暫く使用しない
休止期間があっても、再び使用を開始する際には、前回
の使用期間の終期の電圧をデータとして用いるように構
成されているので、電源電池の実際の残容量に等しいデ
ータが得られ、実態に即した表示や動作強制停止等の各
種制御を行うことができ、電源電池の電圧が見掛上で高
くなっても実際の電源電池の残容量を検出することがで
きる電子機器における電池残量の検出装置を提供する
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による電子機器における
電池残量の検出装置の要部構成を示す回路ブロックであ
る。
【図2】図1に示される電子機器における電池残量の検
出装置の起動動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】図1に示される電子機器における電池残量の検
出装置のリセット処理動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】図1に示される電子機器における電池残量の検
出装置の終了要求の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】従来の電子機器における電池残量の検出装置の
一例の要部構成を示す回路ブロックである。
【図6】電源電池の使用/休止に伴う出力電圧の変化を
示す特性図である。
【符号の説明】
11 電源ジャック 11a 正極端子 11b 負極端子 11c スイッチ端子 12 マイコン(マイクロコンピュータ) 13 レギュレータ 14 分圧回路 14a,14b 分圧抵抗 15 電源電池 16 正極接触端子 17 負極接触端子 18 昇圧回路 19 リセット回路 20 ローパスフィルタ 20a,21 抵抗 20b コンデンサ 22 スイッチ端子 23 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−154301(JP,A) 特開 平9−101354(JP,A) 特開 平6−43226(JP,A) 特開 昭60−6879(JP,A) 特開 昭59−147281(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36 G01R 31/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源の電圧を所定の直流電圧に変換す
    るACアダプタの出力と電源電池の出力とを選択的に切
    替えて稼働源とし得ると共に、前記ACアダプタと前記
    電源電池のそれぞれを装置本体に対して接続着脱自在に
    し得る電子機器において、 前記電源電池の電圧を継続して検出して電池電圧データ
    を得る検出手段と、 前記検出手段で得られた電池電圧データを記憶する不揮
    発性の記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された電池電圧データを制御データ
    とする第1制御手段と、 前記電子機器が電源オン状態にされたときに、該電源オ
    ン状態の直前の電源オフ開始時の状態のときに前記記憶
    手段に記憶された電池電圧データを所定時間だけ前記第
    1制御手段のための制御データとし、該所定時間が経過
    した後には前記検出手段によって前記記憶手段に格納さ
    れた電池電圧データを制御データとするように制御する
    第2制御手段と、 を具備することを特徴とする電子機器における電池残量
    の検出装置。
  2. 【請求項2】前記第1制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された電池電圧データを表示するように構成されたこと
    を特徴とする護求項1記載の電子機器における電池残量
    の検出装置
  3. 【請求項3】前記第2制御手段は、前記電源電池が新た
    に装着されたときに前記記憶手段に既に格納されている
    電池電圧データをクリアするように構成したことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の電子機器における
    電池残量の検出装置
  4. 【請求項4】前記第2制御手段は、前記電源電池が離脱
    されたときに前記記憶手段に既に格納されている電池電
    圧データをクリアするように構成したことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の電子機器における電池残
    量の検出装置。
  5. 【請求項5】前記第1制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された電池電圧データに基づいて電池残量を算出して表
    示するように構成したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載の電子機器における電池残量
    の検出装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段は、前記検出手段で継続して
    得られた電池電圧データが所定時間の平均値として記憶
    するように構成したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれかに記載の電子機器における電池残量の
    検出装置。
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