JP3593294B2 - 電源状態検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばMD及びCD等のポータブル型プレーヤ等のように、商用交流電源及びバッテリの両方を電源とすることのできる電源状態検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CDやMD等のポータブルプレーヤでは、商用交流電源及びバッテリの両方を電源とすることができるとともに、状況に応じて適切な方を選択するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
電源の選択は、例えば、ポータブルプレーヤが商用交流電源からの電力供給を受けることのできる状態になっていれば、装備中のバッテリの残電力に関係なく、商用交流電源を電源として選択するようになっているのが好ましい。また、電源コードがプレーヤ本体から抜けた場合には、電源が商用交流電源からバッテリへ自動的に切替わるようになっていることが好ましい。
【0004】
ポータブルプレーヤ等の電気機器では、交流電源やバッテリの電源供給状態に応じて適切な処理が必要となるが、このような電源状態を検出するためには、例えば、電源コードがポータブルプレーヤ本体に差し込まれているか否かを検出するセンサ等、多数のセンサと、多数の判断処理とが必要になっている。
【0005】
この発明の目的は、電気機器の電源状態を必要最小限のセンサにより、適切に検出し、かつ状況に応じた的確な電源処理を実施できる電源状態検出装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の電源状態検出装置は、次のものを有している。
両端に配電側接続部及び本体側接続部を備え配電側接続部は商用交流電源供給部へ抜き取り自在に差し込まれる交流電源コード
電気機器本体に設けられて交流電源コードの本体側接続部を抜き取り自在に差し込まれる商用交流電源受け端子(11)
商用交流電源受け端子(11)へ印加される商用交流電源から生成されたサブ直流電圧を出力するサブ直流電圧端子(24)
電気機器本体に交換自在に装備されるバッテリの正側の電圧を供給されるバッテリ端子(41)
パワーオン、オフのユーザ指示に従いオン、オフするパワー切替用スイッチ(31)
パワー切替用スイッチ(31)を介して商用交流電源受け端子(11)から供給される電圧から生成したメイン直流電圧をメイン二次電圧端子(40)へ出力するメイン直流二次電圧生成手段(33)
商用交流電源受け端子(11)への交流電源コードの本体側接続部の抜き差しに伴う操作力により変位して本体側接続部の差し込み時ではメイン直流電圧端子(42)をメイン二次電圧端子(40)へ接続し抜き出し時ではメイン直流電圧端子(42)をバッテリ端子(41)へ接続する電源切替スイッチ(39)
そして、この電源状態検出装置では、サブ直流電圧が第1の所定値A以上である場合(以下、「(a)の場合」と言う。)には、商用交流電源受け端子(11)に商用交流電源が印加状態になっているものとして、電源に係る各種処理を実施する。
【0007】
商用交流電源供給部とは、例えば家庭等の壁に設置されるコンセント等である。電気機器とは、例えば、CDやMDを再生するポータブルプレーヤや、それらとラジオとを一体化した一体化型携帯式オーディオ機器だけでなく、一般の携帯型家電機器を含む。第1の所定値は例えば5Vである。なお、電気機器は、パワー切替用スイッチ(31)がオフであっても、電気機器本体に商用交流電源が供給されていたり、バッテリから電力を供給されていたりする場合には、ユーザからのパワーオン、オフのユーザ指示の入力を受け付けて、入力の際にはパワー切替用スイッチ(31)をオフからオンへ切替えるために、マイクロコンピュータや受信素子は、所定の電力を供給されて、必要とされる処理を行えるようになっている(以下、この状態を「待機状態」と言う。)。
【0008】
商用交流電源由来及びバッテリ由来のメイン直流電圧と言う場合の由来とは、メイン直流電圧の発生源がそれぞれ商用交流電源及びバッテリとなっているということである。
【0009】
交流電源コードの本体側接続部が商用交流電源受け端子(11)に差し込まれるのに伴い、電源切替スイッチ(39)はメイン直流電圧端子(42)をメイン二次電圧端子(40)へ接続し、これにより、十分な残電力量のあるバッテリが電気機器本体に装備されていても、バッテリの電力は使用されなくなる。交流電源コードの本体側接続部が商用交流電源受け端子(11)に差し込まれ、かつ交流電源コードの配電側接続部が商用交流電源供給部へ差し込まれていると、商用交流電源供給部からの電圧が交流電源コードを介して商用交流電源受け端子(11)へ供給される。結果、サブ直流電圧には、第1の所定値A以上の電圧が印加される。こうして、サブ直流電圧における第1の所定値A以上の電圧の有無から、商用交流電源受け端子(11)に商用交流電源が印加状態になっているか否かが分かり、(a)の場合には、商用交流電源受け端子(11)に商用交流電源が印加状態になっているものとして、電源に係る各種処理を実施する。この電源状態検出装置では、電源切替スイッチ(39)の位置の検出は省略でき、その分、電源状態検出装置全体のセンサ数を低減できる。
【0010】
この発明の電源状態検出装置によれば、場合(a)において、パワー切替用スイッチ(31)がオフである場合(以下、「(a1)の場合」と言う。)は、商用交流電源由来のメイン直流電圧がメイン直流電圧端子(42)へ供給されるのを待つ状態となる。
【0011】
パワー切替用スイッチ(31)は、例えば、マイクロコンピュータ(32)を介してオン、オフを切替えられ、マイクロコンピュータ(32)は、前述したように待機状態において必要電力を確保され、所定の作動を実行可能である。パワー切替用スイッチ(31)がオン、オフかは、パワー切替用スイッチ(31)の作動位置を直接検知しなくても、例えば、パワー切替用スイッチ(31)のオン、オフを切替えるマイクロコンピュータ(32)自身が覚えている。(a1)の場合には、パワー切替用スイッチ(31)がオフであるので、メイン直流二次電圧生成手段(33)による商用交流電源からのメイン直流電圧の生成は行われず、メイン二次電圧端子(40)にはメイン直流電圧が印加されない。したがって、(a1)の場合は、商用交流電源由来のメイン直流電圧が前記メイン直流電圧端子(42)へ供給されるのを待つ状態とされ、パワー切替用スイッチ(31)のオンへの切替に備えることができる。
【0012】
この発明の電源状態検出装置によれば、場合(a)において、パワー切替用スイッチ(31)がオフからオンへ切替わってからのオン経過時間が所定値T未満である場合(以下、「(a21)の場合」と言う。)は、商用交流電源由来のメイン直流電圧により電気機器本体の電気素子を作動させる状態とする。
【0013】
Tは例えば1秒である。(a21)の場合、メイン直流二次電圧生成手段(33)は作動開始から間もないために、十分な高さのサブ直流電圧をまだ生成できない。この時点で、メイン直流二次電圧生成手段(33)に故障が起きたと判断するのは早計である。したがって、(a21)の場合には、メイン二次電圧端子(40)の電圧に関係なく、電気機器本体の電気素子へメイン二次電圧端子(40)からの電力供給状態に維持する。
【0014】
この発明の電源状態検出装置によれば、場合(a)において、パワー切替用スイッチ(31)がオフからオンへ切替わってからのオン経過時間が所定値T以上であり、メイン直流電圧端子(42)の電圧が第2の所定値B未満である場合(以下、「(a22)の場合」と言う。)は、商用交流電源由来のメイン直流電圧から電気機器本体の各電気素子を保護する保護処理を実施するようになっている。
【0015】
第2の所定値Bは例えば1Vである。
【0016】
電気機器本体の電気素子が故障すると、短絡等によりメイン直流電圧端子(42)の電圧が、低下し、第2の所定値B未満となる。したがって、(a22)の場合は、電気機器本体の電気素子に異常が起きたことを意味し、このまま、メイン直流電圧端子(42)のメイン直流電圧を各電気素子へ供給する状態に維持することは、電気機器本体の電気素子に損傷を与える可能性がある。したがって、(a22)の場合は、例えば、パワー切替用スイッチ(31)を強制的にオフにするような保護処理を実施する。
【0017】
この発明の電源状態検出装置によれば、場合(a)において、パワー切替用スイッチ(31)がオフからオンへ切替わってからのオン経過時間が所定値T以上であり、メイン直流電圧端子(42)の電圧が第2の所定値B以上である場合(以下、「(a23)の場合」と言う。)は、商用交流電源由来のメイン直流電圧により電気機器本体の電気素子を作動させる状態とする。
【0018】
(a23)の場合は、メイン直流二次電圧生成手段(33)は正常に作動している。したがって、この場合は、商用交流電源由来のメイン直流電圧により電気機器本体の電気素子を作動させる状態にし、この電気機器を作動状態にする。
【0019】
この発明の電源状態検出装置は次のものを有している。
両端に配電側接続部及び本体側接続部を備え配電側接続部は商用交流電源供給部へ抜き取り自在に差し込まれる交流電源コード
電気機器本体に設けられて交流電源コードの本体側接続部を抜き取り自在に差し込まれる商用交流電源受け端子(11)
商用交流電源受け端子(11)へ印加される商用交流電源から生成されたサブ直流電圧を出力するサブ直流電圧端子(24)
電気機器本体に交換自在に装備されるバッテリの正側の電圧を供給されるバッテリ端子(41)
パワーオン、オフのユーザ指示に従いオン、オフするパワー切替用スイッチ(31)
パワー切替用スイッチ(31)を介して商用交流電源受け端子(11)から供給される電圧から生成したメイン直流電圧をメイン二次電圧端子(40)へ出力するメイン直流二次電圧生成手段(33)
商用交流電源受け端子(11)への交流電源コードの本体側接続部の抜き差しに伴う抜き差し力により変位して本体側接続部の差し込み時ではメイン直流電圧端子(42)をメイン二次電圧端子(40)へ接続し抜き出し時ではメイン直流電圧端子(42)をバッテリ端子(41)へ接続する電源切替スイッチ(39)
この電源状態検出装置では、サブ直流電圧が第1の所定値A未満である場合(以下、「(b)の場合」と言う。)には、商用交流電源受け端子(11)には商用交流電源が印加されていない状態になっているものとして、電源に係る各種処理を実施する。
【0020】
交流電源コードの本体側接続部が商用交流電源受け端子(11)から抜かれた状態では、交流電源コードを介しての商用交流電源受け端子(11)への商用交流電源の印加はなくなる。したがって、(b)の場合は、商用交流電源受け端子(11)には商用交流電源が印加されていない状態になっているものとして、電源に係る各種処理を実施する。
【0021】
この発明の電源状態検出装置によれば,場合(b)において、マイクロコンピュータ(32)のチップイネーブルの電圧が第3の所定値C未満である場合(以下、「(b1)の場合」と言う。)は、マイクロコンピュータ(32)の次回の起動時に参照する設定用データを不揮発メモリへ書き込むバックアップ処理を行ってから、マイクロコンピュータ(32)を停止するようになっている。
【0022】
電気機器本体の作動当初が(b1)の場合であれば、マイクロコンピュータ(32)は最初から作動しないので、バックアップの必要もないが、商用交流電源又はバッテリの電力によりマイクロコンピュータ(32)が作動して、交流電源コードの配電側接続部が商用交流電源供給部から突然外れたり、突然停電したりして、作動の途中から(b1)になることがある。このような電気機器本体の作動途中の(b1)の発生では、バックアップ処理を行ってから、マイクロコンピュータ(32)を停止させることになり、マイクロコンピュータ(32)の突然の停止にもかかわらず、マイクロコンピュータ(32)の次回の起動を円滑化できる。なお、メイン直流電圧がバックアップ処理する期間の電力は、電解コンデンサ等のバックアップ電源により確保される。
【0023】
この発明の電源状態検出装置によれば、場合(b)において、マイクロコンピュータ(32)のチップイネーブルの電圧が第3の所定値C以上であり、メイン直流電圧端子(42)が第4の所定値D未満である場合(以下、「(b21)の場合」と言う。)は、電気機器本体の作動を終了して、バッテリからの第3の所定値C以上の電圧の供給を待つ状態になる。
【0024】
第4の所定値Dは例えば2Vである。
【0025】
(b21)の場合は、ユーザが電気機器本体について今回の使用を開始したときから、(b21)の場合となっていることもあるし、バッテリの使用の進行に伴うバッテリの電力低下により後述の(b22)から(b21)へ移行した場合もある。いずれの場合にも、電気機器本体の作動の続行は、支障が生じるので、電気機器本体の作動を終了させて、バッテリからの第4の所定値D以上の電圧の供給を待つ状態とする。なお、この電気機器本体の作動を終了させる場合に、好ましくは、前述のバックアップ処理を実施して、マイクロコンピュータ(32)の次回の起動時に参照する設定用データを不揮発メモリへ書き込むようになっている。
【0026】
この発明の電源状態検出装置によれば、場合(b)において、マイクロコンピュータ(32)のチップイネーブルの電圧が第3の所定値C以上であり、メイン直流電圧端子(42)が第4の所定値D以上である場合(以下、「(b22)の場合」と言う。)は、バッテリ由来のメイン直流電圧により電気機器本体の電気素子を作動させる状態とする。
【0027】
(b22)の場合は、バッテリから必要な電力供給が確保されると判断できるので、バッテリ由来のメイン直流電圧により前記電気機器本体の電気素子を作動させる状態とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は二電源式電気機器10の主要部概略図である。二電源式電気機器10は例えばCDプレーヤ部、MD録再部、及びチューナー部を一体にもつ携帯型オーディオ機器である。交流入力部11は、交流電源コードの二電源式電気機器側プラグを抜き出し自在に差し込まれる。サブ変圧器12は、一次側を交流入力部11へ接続され、交流入力部11への商用交流電源の印加中は商用交流電源を一次電圧として二次側に所定値の交流電圧を生成する。整流器13はサブ変圧器12の生成交流電圧を整流し、電位調整部14は、整流器13の出力直流電圧を所定値の直流電圧へ変換し、直流出力端子15へ出力する。直流出力端子15の電圧は、後述のマイクロコンピュータ32やリモコン信号受信センサ等の素子へ供給され、二電源式電気機器10の待機状態(スイッチ部31がオフで、二電源式電気機器10のほとんどの機能は停止状態になっているが、リモコンからのパワーオン信号の受信を待ち、かつ受信されるとスイッチ部31をオフからオンへ切替えることのできる状態)の作動を保証している。なお、交流電源コードの二電源式電気機器側プラグが交流入力部11から抜かれ、かつバッテリ装備状態では、図示していない回路を介してバッテリの電力がマイクロコンピュータ32やリモコン信号受信センサ等の素子へ供給され、二電源式電気機器10の待機状態の作動を保証するようになっている。ダイオード20,21は、サブ変圧器12の両出力端子へ陽極側を接続され、陰極側を相互に接続され、サブ変圧器12の出力電圧を整流した電圧を共通出力側に生成する。抵抗22,23は、直列に接続され、ダイオード20,21の陰極側の直流電圧を分圧し、サブ直流電圧端子24へ出力する。なお、この二電源式電気機器10において、サブ直流電圧端子24は、後述のサブ直流電圧Vaを検出するためにだけ設けられた端子であり、電力取出し端子としては利用されていない。
【0029】
メインリレー30は、マイクロコンピュータ32から制御電流を受け、この制御電流に基づいてスイッチ部31をオン、オフさせる。マイクロコンピュータ32は、スイッチ部31のオフ中は、サブ直流電圧端子29から電力を供給され、例えばリモコンからのパワーオン信号を二電源式電気機器本体の受信器(図示せず)に受信すると、スイッチ部31をオフからオンへ切替えるようになっている。メイン変圧器33は、一次側を、スイッチ部31を介して交流入力部11へ接続され、一次側に商用交流電源が印加されているときには、二次側に所定の二次交流電圧を生成する。整流器34は、メイン変圧器33が生成した二次交流電圧を整流し、一方の出力端子は二次電圧側接点40へ接続され、他方の出力端子は電解コンデンサ45を介して出力側接点42へ接続される。電源切替用機械スイッチ39は、交流入力部11への交流電源コードの二電源式電気機器側プラグの差し抜きに従って、その操作力により可動接触子38を変位され、可動接触子38は、交流入力部11への該プラグの差込時では、出力側接点42を二次電圧側接点40へ接続し、交流入力部11からの該プラグの抜き出し時には、出力側接点42をバッテリ側接点41へ接続する。抵抗43,44は相互に直列に接続され、その直列接続は電解コンデンサ45に対して並列に接続され、メイン直流電圧端子49は抵抗43,44の接続点へ接続されている。スイッチ部31がオンになると、出力側接点42は二次電圧側接点40へ接続され、電解コンデンサ45は両端電圧を平滑化し、これにより、メイン直流電圧端子49に所定のメイン直流電圧が生じる。二電源式電気機器10のほとんどの電気素子はメイン直流電圧端子49から電圧を供給される。
【0030】
図2及び図3は交流/バッテリの判別処理のフローチャートを二分した各部分を示している。後述するように、該判別処理は、S55から開始され、S71の実施の場合のみ、終了し、他の場合は、再びS55へ戻って、繰り返し実施されるようになっている。S55では、サブ直流電圧Va(=サブ直流電圧端子24の電圧)が5V以上であるか否かを判別し、判別結果がYESであれば、S56へ進み、NOであれば、S70へ進む。交流電源コードの二電源式電気機器側プラグが交流入力部11へ差し込まれ、かつ交流電源コードの配電側プラグが商用交流電源通電中のコンセントへ差し込まれていれば、交流入力部11に商用交流電源が印加され、サブ直流電圧端子29の電圧は直流5V以上になる。すなわち、S56の方へ進むときは、二電源式電気機器10が商用交流電源からの電力で作動するときに限られ、また、S70の方へ進むときは、二電源式電気機器10が商用交流電源からの電力では作動できないときに限られる。S56では、ユーザ指示がパワーオン、パワーオフのいずれになっているかを判別し、パワーオフであれば、S57へ進み、パワーオンであれば、S61へ進む。なお、スイッチ部31はリモコン及び/又は二電源式電気機器本体に配備され、そのスイッチ部31のオン、オフはそれぞれユーザ指示のパワーオン及びパワーオフに対応する。S57では、メインリレー30のスイッチ部31をオフにし、S58では、商用交流電源のスタンバイ状態(パワーとしての商用交流電源がオンにするのを待機する状態。)にする。S58の後、S55へ戻る。S61では、メインリレー30のスイッチ部31をオンにし、S62へ進む。S62では、スイッチ部31がオンになってから1秒以内か否かを判定し、判定がYESであれば、S67へ進み、NOであれば、S63へ進む。S63では、メイン直流電圧端子49の電圧Vbが1V以上であるか否かを判定し、判定がYESであれば、S67へ進み、NOであれば、S64へ進む。なお、Vbが1V未満である場合とは、二電源式電気機器10に一部の電気素子が故障して、短絡状態になり、電気素子に過大な電流が流れていることが考えられる。S64では、保護処理を実施して、S55へ戻る。保護処理とは、例えば、メインリレー30のスイッチ部31を強制的にオフにして、二電源式電気機器10の各電気素子に以上電流が流れるのを防止して、それらの損傷を回避することである。S67では、商用交流電源のオン動作を行い、すなわち二電源式電気機器10の各素子は商用交流電源からの電力で作動するようになる。
【0031】
S70では、マイクロコンピュータ32がCE(チップイネーブル)状態にあるか否かを判定し、判定がYESであれば、すなわちCEの電圧がH(=チップイネーブル状態)にあれば、S74へ進み、NOであれば、すなわちCEの電圧がL(=チップディスエーブル状態)にあれば、S71へ進む。図4はCEの状態がそれぞれL,Hとなる二電源式電気機器10の各ケースI1〜I10を示している。図5は図4の各ケースI1〜I10について交流電源コードの壁側(=商用交流電源の配電側)及び二電源式電気機器側のプラグの接続状態、並びに電池(バッテリ)の残電力状態との関係を示している。図5において、○は、交流電源コードの壁側又は二電源式電気機器10側のプラグが商用交流電源の配電側コンセント又は交流入力部11に差し込まれた状態を意味し、×は交流電源コードの壁側又は二電源式電気機器10側のプラグが商用交流電源の配電側コンセント又は交流入力部11から引き抜かれた状態を意味している。図5において、電池の無しは、バッテリが二電源式電気機器10に装備されていない状態(二電源式電気機器10のバッテリケースが空の状態)を意味し、OKは、十分な残電力量をもつバッテリが二電源式電気機器10に装備された状態(二電源式電気機器10のバッテリケースに収納されている状態)を意味し、DEADは、バッテリが二電源式電気機器10に装備されているものの、そのバッテリの残電力量が二電源式電気機器10を作動させるには不足である状態を意味している。S70の判定は、S55の判定がNOである場合に限定して、実施されるので、S70の判定が行われるのは、I1〜I5、I9,I10のみであり、I6〜I8は除外される。
【0032】
S71では、バックアップ処理を実施する。バックアップ処理とは、この例では、マイクロコンピュータ32の作動を停止するに先立ち、マイクロコンピュータ32が次の起動時に支障なく起動できるように、現在の設定データを不揮発性メモリに退避するすることである。S71の後は、該交流/バッテリの判別処理を終了する。S74では、メイン直流電圧、すなわちメイン直流電圧端子49の電圧Vbの値を判別し、Vbが2V以上であれば、S80へ進み、Vbが2V未満であれば、S75へ進む。S75では、END処理を行い、S76では、バッテリが”LOW BATTERY(低バッテリ)”を表示器に表示し、S77で、バッテリのスタンバイ動作を行ってから、S55へ戻る。S75のEND処理の具体的内容は、二電源式電気機器10の作動(例:再生や録音)を停止させること、S71のバックアップ処理と同様に現在の設定データを不揮発性メモリに退避することを含む。S80では、バッテリの動作を行い、すなわち二電源式電気機器10の各素子はバッテリからの電力で作動するようになる。
【0033】
図6及び図7は図1及び図2の交流/バッテリの判別処理における制御状態を整理して示したものである。すなわち図6はS55の判定においてVa≧5Vであった場合の二電源式電気機器10のパワースイッチ状態(Power)、メインリレー30の制御(Action1)、メインリレー30のオン後の経過時間、メイン直流電圧Vb、及び対応処理2(Action2)の関係を示している。また、図7はS55の判定においてVa<5Vであった場合のCEの状態、メイン直流電圧Vb、及び対応処理3(Action3)の関係を示している。
【0034】
電源を商用交流電源としているときに、交流電源コードを交流入力部11から外して、電源をバッテリへ切替えることがある。このようなとき、交流入力部11からの交流電源コードの引き抜きと、サブ直流電圧の変化とによっては、マイクロコンピュータ32にリセットがかかり、バックアップの情報をクリアしてしまい、このまま、抵抗23の作動を継続すると、二電源式電気機器10の設定が初期状態に戻ってしまうことがある。これを回避するために、リセット処理プログラム(図示せず)では、商用交流電源及びバッテリ間で電源が切替わったかを調べ、切替わったときは、二電源式電気機器10の作動をそのまま継続することなく、二電源式電気機器10を切替わり後の商用交流電源又はバッテリの電源スタンバイ状態にし、それから図1及び図2の交流/バッテリの判別処理を実施するようにし、バックアップデータをクリアしないようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】二電源式電気機器の主要部概略図である。
【図2】交流/バッテリの判別処理のフローチャートを二分した一方の部分を示す図である。
【図3】交流/バッテリの判別処理のフローチャートを二分した他方の部分を示す図である。
【図4】CEの状態がそれぞれL,Hとなる二電源式電気機器の各ケースI1〜I10を示す図である。
【図5】図4の各ケースI1〜I10について交流電源コードの壁側(=商用交流電源の配電側)及び二電源式電気機器側のプラグの接続状態、並びに電池(バッテリ)の残電力状態との関係を示す図である。
【図6】図1及び図2の交流/バッテリの判別処理における制御状態を整理して示した図である。
【図7】図1及び図2の交流/バッテリの判別処理における制御状態を整理して示した図である。
【符号の説明】
11 交流入力部(商用交流電源受け端子)
24 サブ直流電圧端子
31 スイッチ部(パワー切替用スイッチ)
32 マイクロコンピュータ
33 メイン変圧器
39 電源切替用機械スイッチ(電源切替スイッチ)
40 二次電圧側接点(メイン二次電圧端子)
41 バッテリ側接点(バッテリ端子)
42 出力側接点

Claims (9)

  1. 両端に配電側接続部及び本体側接続部を備え前記配電側接続部は商用交流電源供給部へ抜き取り自在に差し込まれる交流電源コード、
    電気機器本体に設けられて前記交流電源コードの前記本体側接続部を抜き取り自在に差し込まれる商用交流電源受け端子(11)、
    前記商用交流電源受け端子(11)へ印加される商用交流電源から生成されたサブ直流電圧を出力するサブ直流電圧端子(24)、
    前記電気機器本体に交換自在に装備されるバッテリの正側の電圧を供給されるバッテリ端子(41)、
    パワーオン、オフのユーザ指示に従いオン、オフするパワー切替用スイッチ(31)、
    前記パワー切替用スイッチ(31)を介して前記商用交流電源受け端子(11)から供給される電圧から生成したメイン直流電圧をメイン二次電圧端子(40)へ出力するメイン直流二次電圧生成手段(33)、及び
    前記商用交流電源受け端子(11)への前記交流電源コードの本体側接続部の抜き差しに伴う操作力により変位して前記本体側接続部の差し込み時ではメイン直流電圧端子(42)を前記メイン二次電圧端子(40)へ接続し抜き出し時ではメイン直流電圧端子(42)を前記バッテリ端子(41)へ接続する電源切替スイッチ(39)、
    を有している電源状態検出装置において、
    サブ直流電圧が第1の所定値A以上である場合(以下、「(a)の場合」と言う。)には、前記商用交流電源受け端子(11)に商用交流電源が印加状態になっているものとして、電源に係る各種処理を実施することを特徴とする電源状態検出装置。
  2. 場合(a)において、前記パワー切替用スイッチ(31)がオフである場合(以下、「(a1)の場合」と言う。)は、商用交流電源由来のメイン直流電圧が前記メイン直流電圧端子(42)へ供給されるのを待つ状態となることを特徴とする請求項1記載の電源状態検出装置。
  3. 場合(a)において、前記パワー切替用スイッチ(31)がオフからオンへ切替わってからのオン経過時間が所定値T未満である場合(以下、「(a21)の場合」と言う。)は、商用交流電源由来のメイン直流電圧により前記電気機器本体の電気素子を作動させる状態とすることを特徴とする請求項1又は2記載の電源状態検出装置。
  4. 場合(a)において、前記パワー切替用スイッチ(31)がオフからオンへ切替わってからのオン経過時間が所定値T以上であり、メイン直流電圧端子(42)の電圧が第2の所定値B未満である場合(以下、「(a22)の場合」と言う。)は、商用交流電源由来のメイン直流電圧から前記電気機器本体の各電気素子を保護する保護処理を実施するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電源状態検出装置。
  5. 場合(a)において、前記パワー切替用スイッチ(31)がオフからオンへ切替わってからのオン経過時間が所定値T以上であり、メイン直流電圧端子(42)の電圧が第2の所定値B以上である場合(以下、「(a23)の場合」と言う。)は、商用交流電源由来のメイン直流電圧により前記電気機器本体の電気素子を作動させる状態とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電源状態検出装置。
  6. 両端に配電側接続部及び本体側接続部を備え前記配電側接続部は商用交流電源供給部へ抜き取り自在に差し込まれる交流電源コード、
    電気機器本体に設けられて前記交流電源コードの前記本体側接続部を抜き取り自在に差し込まれる商用交流電源受け端子(11)、
    前記商用交流電源受け端子(11)へ印加される商用交流電源から生成されたサブ直流電圧を出力するサブ直流電圧端子(24)、
    前記電気機器本体に交換自在に装備されるバッテリの正側の電圧を供給されるバッテリ端子(41)、
    パワーオン、オフのユーザ指示に従いオン、オフするパワー切替用スイッチ(31)、
    前記パワー切替用スイッチ(31)を介して前記商用交流電源受け端子(11)から供給される電圧から生成したメイン直流電圧をメイン二次電圧端子(40)へ出力するメイン直流二次電圧生成手段(33)、及び
    前記商用交流電源受け端子(11)への前記交流電源コードの本体側接続部の抜き差しに伴う抜き差し力により変位して前記本体側接続部の差し込み時ではメイン直流電圧端子(42)を前記メイン二次電圧端子(40)へ接続し抜き出し時ではメイン直流電圧端子(42)を前記バッテリ端子(41)へ接続する電源切替スイッチ(39)、
    を有している電源状態検出装置において、
    サブ直流電圧が第1の所定値A未満である場合(以下、「(b)の場合」と言う。)には、前記商用交流電源受け端子(11)には商用交流電源が印加されていない状態になっているものとして、電源に係る各種処理を実施することを特徴とする電源状態検出装置。
  7. 場合(b)において、マイクロコンピュータ(32)のチップイネーブルの電圧が第3の所定値C未満である場合(以下、「(b1)の場合」と言う。)は、マイクロコンピュータ(32)の次回の起動時に参照する設定用データを不揮発メモリへ書き込むバックアップ処理を行ってから、マイクロコンピュータ(32)を停止するようになっていることを特徴とする請求項6記載の電源状態検出装置。
  8. 場合(b)において、マイクロコンピュータ(32)のチップイネーブルの電圧が第3の所定値C以上であり、メイン直流電圧端子(42)が第4の所定値D未満である場合(以下、「(b21)の場合」と言う。)は、電気機器本体の作動を終了して、バッテリからの第3の所定値C以上の電圧の供給を待つ状態になることを特徴とする請求項6又は7記載の電源状態検出装置。
  9. 場合(b)において、マイクロコンピュータ(32)のチップイネーブルの電圧が第3の所定値C以上であり、メイン直流電圧端子(42)が第4の所定値D以上である場合(以下、「(b22)の場合」と言う。)は、バッテリ由来のメイン直流電圧により前記電気機器本体の電気素子を作動させる状態とすることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の電源状態検出装置。
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