JPH0799737A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH0799737A
JPH0799737A JP25885993A JP25885993A JPH0799737A JP H0799737 A JPH0799737 A JP H0799737A JP 25885993 A JP25885993 A JP 25885993A JP 25885993 A JP25885993 A JP 25885993A JP H0799737 A JPH0799737 A JP H0799737A
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JP
Japan
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voltage
charging
secondary battery
ion secondary
power supply
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JP25885993A
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English (en)
Inventor
Noribumi Hosogaya
則文 細萱
Shinji Katsuki
信二 勝木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リチウムイオン二次電池が常に満充電とされ
る適正な時点で充電動作を終了させる事で、過充電や充
電不足になる事を防ぐ。 【構成】 充電時にリチウムイオン二次電池1の充電電
圧VC を検出し、充電電圧VC が4.1V以上となった
時点で充電電圧VC の検出を停止すると共に1時間のタ
イマーを起動させ、このタイマー時間が経過した時点で
充電動作を終了させる処理が行われるよう電源回路を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器等に用いられる
電源回路に関わり、特にリチウムイオン二次電池等を充
電可能な電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、比較的小型の携帯可能な各種電
子機器の電源システムの1例としては、外部のACアダ
プタ等を接続して所定電圧の直流電源を得るのに加え、
充電可能な二次電池により電源を得るように構成されて
いるものが多く知られており、このような二次電池は、
通常機器本体に内蔵されていたり、あるいは別体の充電
パックのような形態とされて機器本体に装着することで
電源の供給が可能なようにされている。そして二次電池
に対して充電する場合には、例えばこの二次電池が上記
のように機器本体に内蔵あるいは装着されている状態に
おいて、上記ACアダプタ等を機器本体と接続する。す
ると、ACアダプタから所定電圧の直流が機器内部の電
源回路に供給され、更にこの電源回路を介して充電用に
変換された所定電圧が二次電池に印加されいくことで充
電が行われていくようにされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記二次電
池の種類の1つとしては、リチウムイオン二次電池が知
られている。図8に示す曲線はこのリチウムイオン二次
電池に対してある一定電圧により充電した場合の充電特
性を示すもので、縦軸は充電電圧を、横軸は時間を示し
ている。この図から分かるように、リチウムイオン二次
電池は充電開始から満充電とされる電圧値Aよりもわず
かに低い電圧値B付近までは比較的に短時間で上昇して
いく。対して、この電圧値B付近から満充電の電圧値A
に至るまでは相当の時間を要するため、非常に緩やかな
カーブが得られるような充電特性を有している。
【0004】また、充電池としてこのリチウムイオン二
次電池を用いるような場合には、ニッカド二次電池をト
リクル充電するような場合とは異なり、満充電となった
際には過充電防止のためにこれ以上充電電流を供給しな
いようにすることが好ましい。そこで、例えば機器側の
電源回路において充電時のリチウムイオン二次電池の両
端の電圧の検出を行い、満充電とされる電圧値が検出さ
れた時点で、リチウムイオン二次電池への充電動作を停
止させるように構成する等のことが行われている。
【0005】ところが、図8にて示したようにリチウム
イオン二次電池の充電時の電圧値Bから満充電の電圧値
Aへの電圧変化は微妙であるため、この期間に於いて上
述のようにリチウムイオン二次電池の充電電圧値の検出
により満充電とされる時点を特定するのは非常に難し
く、実際の満充電とされる時点の前後において誤検出が
行われてしまうことで、過充電や充電不足が起こってし
まうという問題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の電源回
路は上記した問題点を解決するため、二次電池の充電電
圧の検出を行う電圧検出部と、所定時間の計数を行うタ
イマー部と、充電動作開始時以降において、電圧検出部
から出力される検出情報より充電電圧が所定レベル以上
と判別された時点でタイマー部の計数動作を開始させ、
所定時間が経過した時点で充電動作を終了させることの
できる制御部とを設けることとした。
【0007】
【作用】例えばリチウムイオン二次電池はその充電特性
に基づき、前述の充電特性として緩やかな曲線に移行す
る起点の電圧値が得られた時点から、満充電とされるま
での時間長をあらかじめ特定することができる。従っ
て、上記構成によりこの緩やかな曲線に移行する起点の
電圧値が検出された後は、この時点から満充電とされる
までの時間が設定されたタイマー部を起動させ、タイマ
ー時間が経過した時点で充電動作を終了させるようにす
れば、すなわち二次電池が満充電となった時点で充電動
作が終了することとなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の電源回路の一実施例について
説明する。図6は、本実施例の電源回路が適用された電
子機器本体の一部と外部電源からなるシステムの一例を
示す斜視図である。この図において10は、例えば携帯
用で比較的小型の電子機器の本体部の一部を示してい
る。そして、この本体部10の内部に装着されている1
は充電池としてのリチウムイオン二次電池バッテリー
で、本実施例の場合では4.2Vが満充電時の電圧とさ
れる。そして、このリチウムイオン二次電池1は例えば
本体部10に対して挿脱可能な電池パックとして構成さ
れている。
【0009】ここで、本実施例におけるリチウムイオン
二次電池1の充電特性について図7を参照して説明す
る。この図において縦軸は電圧を、横軸は時間を示して
おり、条件としては所定の一定電圧により通常速度の充
電が行われる場合のものとされる本実施例の場合4.2
Vのリチウムイオン二次電池が用いられることから、例
えば図のように残留電圧2.5V付近から充電を行って
いったとして、4.1V付近までは比較的短時間で電圧
が上昇していく。そして、この4.1Vあたりから満充
電とされる4.2Vまでは比較的時間をかけて上昇して
いくような非常に緩やかなカーブの特性となる。
【0010】また、図6において本体部1の側面に設け
られている2は後述する外部電源が接続されるDCジャ
ックを示している。また、本体部10の上面部に設けら
れている9は後述するバッテリー表示の他各種表示がな
されるLCD表示部を示しているが、LCD以外の他の
ディスプレイ装置により表示が行われてもよい。
【0011】また、11は商用電源を所定電圧の直流に
変換するACアダプターを示し、例えば本実施例の場合
には6Vの直流電圧を得ることができるものとされる。
そして、このACアダプター11のプラグ11aを本体
部10に設けられているDCジャック2に接続すること
で直流電源が機器側に供給されることとなる。なお、本
実施例のシステムではDCジャック2とプラグ11aが
接続され、かつリチウムイオン二次電池1が本体部10
にセットされている場合には、後述する構成によりリチ
ウムイオン二次電池1は駆動電源とされず、ACアダプ
ター11が優先して駆動電源とされる。また、このとき
には後述のようにしてACアダプター11の電源を利用
して自動的にリチウムイオン二次電池1に対して充電が
行われるようにも構成されている。
【0012】12は、例えば所定数の単乾電池をセット
することにより、所定値の直流電圧を得ることのできる
補助バッテリーパックを示す。本実施例の場合、補助バ
ッテリーパック12の内部には単3乾電池12bを直列
接続で3本収納することが可能とされ、従って、この補
助バッテリーパック12は4.5Vの直流電圧を供給す
ることができる。そして、この補助バッテリーパック1
2のプラグ12aを本体部10側のDCジャック2に差
し込むようにして、本体部10に補助バッテリーパック
12をセットすれば機器側に電源が供給されることとな
る。そして、DCジャック2とプラグ12aが接続さ
れ、かつリチウムイオン二次電池1が本体部10にセッ
トされている場合には、後述する構成によりリチウムイ
オン二次電池と補助バッテリーパック12のうち残留電
圧の高いほうが優先して駆動電源とされるように本体部
10側にて構成されている。また、この場合には補助バ
ッテリーパック12の電源によりリチウムイオン二次電
池1への充電は行わないようにされている。
【0013】このように、本実施例においては機器を駆
動するのに、リチウムイオン二次電池1、ACアダプタ
ー11、補助バッテリーパック12の3つの電源手段の
うちいずれかを用いることが可能であり、またリチウム
イオン二次電池1への充電は、このリチウムイオン二次
電池1を本体部10に装着した上でACアダプター11
を接続することで行うことができる。なお、以下ACア
ダプター11及び補助バッテリーパック12を共に表す
場合にはこれらをまとめて外部電源ということにする。
【0014】図1は本発明の電源回路の一実施例を示す
ものであり、上述の電子機器の本体部10内部に実装さ
れているものとされる。この図において破線で示す1は
リチウムイオン二次電池を示し、実際には図6で示した
ようにパック形状とされている。そして、このリチウム
イオン二次電池1は図に示す端子部分にて着脱が可能な
ものとされる。2はDCジャックを示し、実際には前述
の図6に示したように本体部10の側面部に取り付けら
れている。このDCジャック2において2aはプラスの
接続端子を、2bはマイナス(GND側)の接続端子を
示している。また2cはマイナスの接続端子2b側に設
けられているスイッチ端子で、DCジャック2にプラグ
が挿入されない場合は接点2dが接触し、プラグが挿入
されていれば接点2dは離れるようにされている。ま
た、リチウムイオン二次電池1のマイナス側とGND間
に挿入されているD1 はショットキーダイオードを示し
ている。
【0015】ここで先ず、この電源回路においてリチウ
ムイオン二次電池1と外部電源(ACアダプター11と
補助バッテリーパック12)を駆動電源として選択する
動作について説明する。例えばリチウムイオン二次電池
1が機器本体部に内蔵され、かつDCジャック2にプラ
グが接続されていない状態では、リチウムイオン二次電
池1のマイナス側はスイッチ端子2c(接点2d)を介
してGND側とつながるために、このリチウムイオン二
次電池1が供給電源として用いられる。
【0016】そして上記の状態から、DCジャック2に
ACアダプター11又は補助バッテリーパック12の外
部電源のプラグが差し込まれると、接点2dが離れるこ
ととなる。ところでこの際、接点2dが離れた瞬間に外
部電源のプラグがDCジャックのプラスマイナス各端子
2a,2bと確実に接しておらず、外部電源の供給が遮
断されるような不都合状態になることが考えられるが、
本実施例の場合ショットキーダイオードD1 が設けられ
ているので、このような状態に陥った場合ショットキー
ダイオードD1 に順方向電圧が印加されて導通し、リチ
ウムイオン二次電池1のマイナス側がGNDと接続され
るために、リチウムイオン二次電池1による電源の供給
が継続されることになる。ただし、この際ショットキー
ダイオードD1 の順方向電圧分だけ駆動電圧は降下す
る。また、挿入されていた外部電源のプラグがDCジャ
ック2から抜かれる場合にも同様の動作をする。
【0017】そして、確実に外部電源のプラグがDCジ
ャック2に接続されると、前述のようにリチウムイオン
二次電池1の電圧が4.2Vであるのに対して、ACア
ダプター11は6V、補助バッテリーパック12は4.
5Vとされているので、この電位差によりショットキー
ダイオードD1 に順方向電圧がかからず導通しない状態
となり、リチウムイオン二次電池1のマイナス側がオー
プンの状態となる。従って、外部電源が駆動電圧とされ
ることになる。
【0018】ただし、外部電源のうちACアダプター1
1からは6Vが安定して供給されるが、補助バッテリー
パック12については内部にある電池が消耗していて
4.2Vよりも低い電圧に低下している状態も考えら
れ、この場合はリチウムイオン二次電池1のほうが残留
電圧が高いこともありえる。そこで、リチウムイオン二
次電池1が内蔵された状態で補助バッテリーパック12
が接続されており、かつ、リチウムイオン二次電池1の
ほうが補助バッテリーパック12よりも電圧が高くなっ
たような場合は、ショットキーダイオードD1 に順方向
電圧がかかって導通状態とされるため、リチウムイオン
二次電池1が駆動電圧とされ、補助バッテリーパック1
2の電圧は回路に対して供給されないことになる。な
お、リチウムイオン二次電池1が機器本体部10にセッ
トされていない状態で、外部電源が接続されている場合
には、常にこの外部電源により電力が供給される状態で
あることは言うまでもない。
【0019】このように、リチウムイオン二次電池1と
外部電源との駆動電源は、プラス側(つまり+Bライ
ン)を共通のコモンラインとして、マイナス側でGND
側に設けられたスイッチ端子2cのオン/オフ及びショ
ットキーダイオードD1 を挿入して電源ごとの電位差を
利用することに基づいて切換わるようにされる。
【0020】また、ACアダプター11と補助バッテリ
ーパック12は供給用端子をDCジャック2により兼用
している。例えば、ACアダプターと補助バッテリーパ
ックを使用可能なシステムを構成するに当たり、各々の
供給用端子を別々に設け、電源回路内でダイオードやト
ランジスタ等の素子を付加する等の方法により両者の電
源の切換えを行うような場合には、回路構成の複雑化や
上記素子による電圧降下が問題となることがあるが、本
実施例の場合には、スイッチ端子2c付きのDCジャッ
ク2とショットキーダイオードD1 等による簡単な回路
構成であり、また、素子による電力ロスもショットキー
ダイオードD1 が導通してリチウムイオン二次電池1が
電源とされる場合のみに限られる。
【0021】また、図1に示す3はACアダプター11
からの供給電源を用いてリチウムイオン二次電池1に充
電を行うために設けられる3端子の負定電圧回路であ
る。この負定電圧回路3は例えば図2に示すような構成
とされる。この図において、Q1 はパワートランジスタ
を示し、エミッタがIN端子側とされコレクタがOUT
端子側とされる。また、AE は誤差検出増幅アンプを、
Eは所定値の基準電圧VR が設定された基準電源を示し
ている。そして、R2 はパワートランジスタQ1 のベー
ス電流制限用抵抗であり、R3 ,R4 はOUT端子の出
力電圧を所定比に分割するための抵抗である。この図に
示すように、誤差検出増幅アンプAE の非反転入力には
抵抗R3 とR4 により所定比に分圧されたOUT端子の
出力電圧が供給され、反転入力には基準電源Eから出力
される基準電圧VR が供給される。なお、この基準電圧
R は規定電圧を抵抗R3 とR4 により分圧して得られ
る電圧値に対応している。この回路構成では、OUT端
子の出力電圧を分圧した電圧値と基準電圧VR との差に
応じて誤差検出増幅アンプAE の出力、すなわち抵抗R
2 を介したパワートランジスタQ1 のベース電流が増減
する。これにより、パワートランジスタQ1 のコレクタ
−エミッタ間のインピーダンスが変化することになる結
果、OUT端子の出力電圧が一定の規定電圧で保たれる
よう制御されることとなる。そして、本実施例ではこの
規定電圧が−4.2Vとされるように負定電圧回路3内
部の上記各素子等が設定されているものである。
【0022】このような回路構成の負定電圧回路3は、
図1に示すようにIN(入力)端子がGNDと接続さ
れ、OUT(出力)端子が抵抗R1 を介してリチウムイ
オン二次電池1のマイナスと接続され、プラスの電源ラ
イン(以下+Bラインという)がCOM(コモン)端子
に対して接続されており、この電源回路の+Bラインに
対して−4.2V(±50mV)の定電圧回路として構
成される。なお、抵抗R1 は+Bラインに対するリチウ
ムイオン二次電池1の両端の電圧と負定電圧回路3の出
力電圧との差を電流量として得るためのものである。こ
れによりリチウムイオン二次電池1には最大4.2Vま
での充電が行われることが可能とされる。
【0023】前述のように、本実施例の電源回路はGN
D側ではなく+Bライン側がコモンラインとされる。し
たがって上記のように外部電源が接続されて、DCジャ
ック2のスイッチ端子2cの接点2dが離れてオープン
の状態となったリチウムイオン二次電池1のマイナス側
に負定電圧回路3のOUT端子が接続されていること
で、負電源による充電が可能とされる。
【0024】例えば、正定電圧回路により二次電池に充
電を行うような構成の場合、外部電源と内蔵二次電池の
充電/放電の経路を切換えることが必要となり、リレー
放電等のための回路構成が複雑化するが、本実施例のよ
うにDCジャック2のスイッチ端子2c(GND側)と
ショットキーダイオードD1 と負定電圧回路3を組み合
わせた充電用の回路を構成すれば、上記リレー放電等の
ための回路は特に必要なくなり簡単な回路構成になる。
【0025】そして、図1に示す4は、+Bラインと負
定電圧回路3のCOM端子間に直列に接続される充電ス
イッチであり、この充電スイッチ4により負定電圧回路
3による充電動作をオン/オフすることができる。ま
た、5は+BラインとGND間に接続されて、実際に回
路部に供給される駆動電圧を検出してシステムコントロ
ーラ7に検出信号を出力するすることのできる高電圧検
出部で、6は、図のようにリチウムイオン二次電池1の
両端に対して接続されることによりリチウムイオン二次
電池1の電圧を検出してシステムコントローラ7に検出
信号を出力する充電電圧検出部である。
【0026】7は、少なくともこの電源回路を含む各機
能回路部の動作を制御するシステムコントローラを示し
ている。また、8は後述する充電動作残り時間が設定さ
れるタイマー部であり、9は図6に示したように機器本
体部10に設けられるLCD表示部を示している。
【0027】そこで、上記のように構成された本実施例
の電源回路の充電時の動作について説明する。図1に示
したように、本実施例の電源回路にはリチウムイオン二
次電池1の電圧VC を検出する充電電圧検出部6と、+
BラインとGND間の電圧VO を検出することのできる
高電圧検出部5が設けられ、両者の検出出力はシステム
コントローラ7に供給されている。そこで、システムコ
ントローラ7ではこれらの検出結果に基づいて、現在の
リチウムイオン二次電池1や外部電源の接続状態、駆動
電圧及び充電電圧等を判別して、充電動作時の処理を行
うことができる。
【0028】先ずこの電源回路においては、リチウムイ
オン二次電池1が本体部10にセットされ、かつ外部電
源のうちACアダプター11から電源電圧が供給されて
いる接続状態となった場合のみ、システムコントローラ
7がこれを判別して負定電圧回路3を動作させ、自動的
にリチウムイオン二次電池1に対して充電を開始するよ
うにされている。
【0029】図3のフローチャートはこのような充電開
始時におけるシステムコントローラ7の処理動作を示し
ている。この場合先ず、システムコントローラ7では充
電電圧検出部6で検出されるリチウムイオン二次電池1
の電圧VC が0V<VC ≦4.2Vであるかどうかを判
別(F101) しており、ここで0V<VC ≦4.2Vでは
ない、つまり0Vかあるいは4.2Vより上であるよう
な場合にはリチウムイオン二次電池1は本体部10にセ
ットされていない、あるいは異常充電等が行われたよう
な状態であるから、ステップF104に進んで充電スイッチ
4はオフとされるように制御を行う。また、0<VC
4.2Vであると判別された場合にはリチウムイオン二
次電池1がセットされているとしてステップF102に進ん
で、高電圧検出部5で検出される+BラインとGND間
の電圧VO が5V以上であるかどうかを判別する。この
ステップF102で電圧VO が5V以上でないと判別されれ
ば、ステップF104に進んで充電スイッチ4がオフとなる
ようにされる。つまり、この場合はリチウムイオン二次
電池1が本体部10にセットされ、かつ外部電源からの
電圧供給が全くない(この場合は0Vを検出)場合か、
あるいは外部電源のうち最大約4.5Vの電圧を供給す
る補助バッテリーパック12が接続されている場合であ
り、この場合ステップF104に進んで充電動作は行わない
ようにする。補助バッテリーパック12の供給電源によ
りリチウムイオン二次電池1に対して充電が行われるの
は当然好ましくないが、この処理により補助バッテリー
パック12による充電は行われない。
【0030】一方、ステップF102で電圧VO が5V以上
であると判別された場合には、リチウムイオン二次電池
1が本体部10にセットされ、かつ外部電源のうち6V
の電圧のACアダプターが接続された状態であるので、
ステップF103に進んで充電スイッチをオンとする。これ
により+Bラインと負定電圧回路3のCOM端子が接続
されるので、負定電圧回路3はACアダプター11の6
V電源を入力して、リチウムイオン二次電池1に対して
−4.2Vの一定電圧を供給することになる。
【0031】上記のようにしてACアダプター11が接
続された時のみ充電が行われるようにし、補助バッテリ
ーパック12による充電を防止するよう構成すれば、例
えばACアダプター11と補助バッテリーパック12の
供給用端子を別々に設け、電源回路内でダイオードやト
ランジスタ等の素子により、充電経路を切換えるような
方法に比べ、簡単な回路構成とすることが可能である。
【0032】次に、上記充電開始後の充電期間中の動作
について説明する。この充電中においてはシステムコン
トローラ7は充電電圧検出部6からのリチウムイオン二
次電池1の充電電圧VC の検出を継続することとなる。
そして、例えば充電電圧VCが4.1Vであることが検
出されると、この時点からシステムコントローラ7は充
電電圧VC の検出を停止して、以後、例えば1時間の充
電動作を継続させる。そして、この1時間が経過したら
満充電されたとして充電動作を終了させる、つまり充電
スイッチ4をオフとすることになる。
【0033】このような処理を行うのは、図7にて説明
したように本実施例のリチウムイオン二次電池1の充電
特性が4.1Vから満充電の4.2Vまで上昇するのに
時間がかかり非常に緩やかなカーブとなり、この間は充
電電圧検出部6による電圧検出を正確に行うことが難し
いことによる。そこで、リチウムイオン二次電池の充電
容量や設定される充電電流量等に基づき、上記緩やかな
カーブの起点となる電圧値から満充電となるまでの時間
は特定することが可能であることを利用し、例えば本実
施例のリチウムイオン二次電池1についていえば、図7
に示した充電特性に基づき4.1Vから4.2Vとなる
までの時間が約1時間であるということを予め特定し、
上記のように4.1Vとなった以降は1時間の充電で終
了させるようにすれば、常にリチウムイオン二次電池1
が満充電の状態とされるほぼ適正な時点で充電動作が終
了することとなる。
【0034】また本実施例の電源回路は、充電時には上
記充電電圧の検出情報に基づいて、LCD表示部9にて
バッテリーの残量を示すために設けられたバッテリー表
示部を利用して充電容量の表示を行うことも可能とな
る。
【0035】図4はこのバッテリー表示部9aの表示状
態を示す説明図で、図の左列の(a)〜(f)に示すバ
ッテリー表示部9aの表示状態に対応して、残量表示時
の電圧と、充電容量表示時の電圧を示している。ここ
で、先ず充電容量表示を説明する前に、通常のバッテリ
ー残量表示の一例について説明する。バッテリー残量表
示が行われるのは、リチウムイオン二次電池1あるいは
補助バッテリーパック12が(以後両者を一括してバッ
テリー電源という)駆動電源として用いられている場合
であり、ACアダプターが駆動電源とされている場合に
は、例えば表示は行われないようにされる。なお、現在
どの電源により駆動されているかは、前述した高電圧検
出部5及び充電電圧検出部6の検出情報に基づきシステ
ムコントローラ7が判別可能である。そして、バッテリ
ー残量表示時のバッテリーの電圧検出は高電圧検出部5
により行われるようにされればよい。
【0036】この図に示すように残量表示時としては、
高電圧検出部5の検出情報によりバッテリー電源の残量
が電圧として3.90V以上の場合には、図4(a)に
示すフル表示が行われる。そして、バッテリー電源の電
圧が3.90Vより下から3.55Vまでの範囲にある
場合には図4(b)に示すようにメータ表示部9b1
9b4 のうち、メータ表示部9b1 が消えて第1次消耗
表示を行う。次にバッテリー電源の電圧が3.55Vよ
り下から3.20Vまでの範囲にある場合には図4
(c)に示すように、さらにメータ表示部9b2 が消え
て第2次消耗表示を行い、3.20Vより下から2.8
5Vまでの範囲は図4(d)に示すように、さらにメー
タ表示部9b3 が消えてメータ表示部9b4 のみが点灯
する第3次消耗表示を行い、2.85Vより下から2.
50Vの範囲では図4(e)に示すようにメータ表示部
9b4 が点滅する第4次消耗表示が行われる。そして、
2.50Vより低くなってしまった場合には、図4
(f)に示すようにメータ表示部9b4 が消え、回路を
駆動するに足る残量がないことを示す。
【0037】次に、リチウムイオン二次電池1に充電が
行われる際の充電容量表示時について説明する。この場
合リチウムイオン二次電池1の充電電圧VC の検出は充
電電圧検出部6により行われる。例えば、リチウムイオ
ン二次電池1の充電電圧VC が3.05V以下であれば
図4(e)に示す表示が行われる。あるいは図4(f)
に示す表示が行われても良い。そして、充電電圧が上昇
して3.05Vより上から3.40V以下の範囲内とな
った場合には図4(d)に示す表示が行われ、3.40
Vより上から3.75V以下の範囲となった場合には図
4(c)に示す表示が行われ、3.75Vより上から
4.10Vまでの範囲となった場合には図4(b)に示
す表示が行われる。この後、満充電とされる充電終了時
点までは前述のようにシステムコントローラ7では充電
電圧の検出は行わなわず、1時間の充電継続期間が設け
られるが、この期間は例えば図4(a)に示すフル表示
を行い、充電動作の終了と共に何らかの充電終了表示を
するようにする、あるいはこの1時間は図4(b)に示
す表示を継続し、充電終了時に図4(a)のフル表示、
あるいは何らかの充電終了表示をするなど考えられる。
【0038】ここで、上述してきた充電開始から充電終
了までのシステムコントローラ7の処理動作について図
5のフローチャートを参照して説明する。図3にて説明
したようにして、充電スイッチ4がオンとされて充電が
開始する(F201)と、システムコントローラ7は充電電
圧検出部6を動作させてリチウムイオン二次電池1の充
電電圧VC の検出を継続して行う(F202) こととなる。
そして、先のステップF202で検出される充電電圧VC
対応して、図4に示した充電容量表示を行うようLCD
表示部9を制御することとなる(F203) 。次に、システ
ムコントローラ7はステップF204に進み、充電電圧VC
が4.1V以上と検出されたかどうかを判別することに
なる。ここで、充電電圧VC が4.1Vに満たない場合
にはステップF202に戻り、充電電圧の検出(F202) に続
き充電容量の表示制御(F203) を繰り返す。そして、ス
テップF204で充電電圧VC が4.1V以上と検出された
場合には、ステップF205に進んで充電電圧の検出を停止
し、さらにステップF206に進んでタイマー部8を起動さ
せる。このタイマー部9は1時間のタイマー時間が設定
されているものである。この後、システムコントローラ
7はステップF207に進んで、タイマー時間の経過を判別
することとなり、タイマー時間が経過しない場合にはス
テップF207の処理を繰り返す、つまりタイマー時間の経
過を待機することとなる。そして、タイマー時間(1時
間)が経過すると、システムコントローラ7は例えばス
テップF208に進んで、先ず充電終了としての表示を行
う。なお、充電終了表示としては、充電容量表示を停止
させてしまうことも考えられる。そして次にステップF2
09に進んで充電スイッチをオフに切換えて充電動作を停
止させることとなる。
【0039】なお、上記実施例として示した本発明の電
源回路は一例であり、上述したと同様の充電動作が行わ
れれば、例えばリチウムイオン二次電池1及び外部電源
などの設定電圧等を初め、使用機器等の条件に応じて各
種変更が可能とされる。また、図4に示したバッテリー
表示部9aの表示形態もあくまでも一例であり、他の表
示形態とされても良いことはいうまでもない。また、残
量及び充電容量表示時のメータ表示に対応する電圧値も
一例であり、メータ表示ごとの電圧値は図4に示したも
のに限定されない。また、本実施例ではリチウムイオン
二次電池について説明したが、リチウムイオン二次電池
とほぼ同様の充電特性を有する二次電池がある場合に
は、このような二次電池の充電にも応用が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電源回路
は、リチウムイオン二次電池を充電する場合にこの充電
特性のカーブが緩やかになる起点とされる電圧値が検出
された時点で充電電圧の検出を停止し、その後は満充電
に至るとされる時間まで充電動作を継続してから充電を
終了するように構成することで、満充電となる時点を誤
検出して不適性な時期に充電動作を終了させてしまうよ
うなことがなくなり、常にリチウムイオン二次電池が満
充電となる適正な時点で充電動作を終了させることがで
きるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源回路の実施例を示すブロック回路
図である。
【図2】本実施例の負定電圧回路の構成を示す回路図で
ある。
【図3】本実施例の電源回路における充電開始時の処理
動作を示すフローチャートである。
【図4】本実施例の電源回路が搭載された機器のバッテ
リー表示部の表示状態を示す説明図である。
【図5】本実施例の電源回路の充電時の処理動作を示す
フローチャートである。
【図6】本実施例の電源回路が搭載された機器と外部電
源のシステムを示す斜視図である。
【図7】本実施例にて用いられるリチウムイオン二次電
池の充電特性を示す充電特性図である。
【図8】リチウムイオン二次電池の一般的な充電特性を
示す充電特性図である。
【符号の説明】
1 リチウムイオン二次電池 2 DCジャック 3 負定電圧回路 4 充電スイッチ 5 高電圧検出部 6 充電電圧検出部 7 システムコントローラ 8 タイマー部 9 LCD表示部 9a バッテリー表示部 10 本体部 11 ACアダプター 12 補助バッテリーパック D1 ショットキーダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池の充電電圧の検出を行う電圧検
    出手段と、所定時間の計数を行うことのできるタイマー
    手段と、 充電動作開始以降において、前記電圧検出手段から出力
    される検出情報より前記充電電圧が所定値以上と判別さ
    れた時点で、前記タイマー手段の計数動作を開始させる
    と共に、前記所定時間が経過した時点で充電動作を終了
    させることのできる制御手段が設けられていることを特
    徴とする電源回路。
JP25885993A 1993-09-24 1993-09-24 電源回路 Withdrawn JPH0799737A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5856652A (en) * 1996-02-28 1999-01-05 Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. Radiant heating apparatus and method
US6108491A (en) * 1998-10-30 2000-08-22 Applied Materials, Inc. Dual surface reflector
US6476362B1 (en) 2000-09-12 2002-11-05 Applied Materials, Inc. Lamp array for thermal processing chamber
KR100389163B1 (ko) * 2001-01-30 2003-06-27 인터피온반도체주식회사 배터리 전압 검출 회로
JP2007274846A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sanyo Electric Co Ltd 充電器

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