JP2018060448A - 車両制御システム、及び、隊列走行システム - Google Patents

車両制御システム、及び、隊列走行システム Download PDF

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【課題】適正に隊列走行を行わせることができる車両制御システム、及び、隊列走行システムを提供することを目的とする。【解決手段】隊列走行システム100に適用される車両制御システム1は、自車両VAに設けられ当該自車両VAと共に一群の隊列Rをなして走行する当該隊列R内の他車両VBと相互に通信情報を送受信可能である通信部3と、自車両VAに設けられ当該自車両VAの外部に向けて視覚に関わる視覚系出力を出力可能である出力部5と、通信情報に基づいて、出力部5を制御し、視覚系出力を隊列R全体で連携させる隊列内連係処理を実行可能である制御部6とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御システム、及び、隊列走行システムに関する。
車両に搭載され隊列走行を行うための従来の車両制御システム、及び、隊列走行システムとして、例えば、特許文献1には、車両間通信を用いて隊列走行を行う車両に搭載され、先頭車両に搭載された場合は、隊列を構成する後続車両に走行情報を送信し、後続車両に搭載された場合は、先頭車両からの走行情報に基づいて走行を制御する隊列走行管理装置が開示されている。
特開2016−146131号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の隊列走行管理装置は、例えば、上記のような隊列を構成する車両において外部に向けて出力される視覚系出力等を踏まえ、より適正な隊列走行を実現すべく更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正に隊列走行を行わせることができる車両制御システム、及び、隊列走行システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両制御システムは、自車両に設けられ当該自車両と共に一群の隊列をなして走行する当該隊列内の他車両と相互に通信情報を送受信可能である通信部と、前記自車両に設けられ当該自車両の外部に向けて視覚に関わる視覚系出力を出力可能である出力部と、前記通信情報に基づいて、前記出力部を制御し、前記視覚系出力を前記隊列全体で連携させる隊列内連係処理を実行可能である制御部とを備えることを特徴とする。
また、上記車両制御システムでは、前記出力部は、前記視覚系出力として、照明光を出力する照明出力部を含み、前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記照明出力部を制御し前記照明光を前記隊列全体で連携させる照明連携処理を実行可能であるものとすることができる。
また、上記車両制御システムでは、前記出力部は、前記視覚系出力として、視覚情報を出力する情報出力部を含み、前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記情報出力部を制御し前記視覚情報を前記隊列全体で連携させる出力情報連携処理を実行可能であるものとすることができる。
また、上記車両制御システムでは、前記出力部は、前記視覚系出力として、前記自車両の車両前後方向の前方を照らす前方照明光を出力するヘッドライトを含み、前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記自車両が前記隊列内の前記車両前後方向の先頭車両である場合に前記ヘッドライトを制御して前記前方照明光を出力させると共に、前記自車両が前記先頭車両に続く後続車両である場合に前記ヘッドライトを制御して消灯状態とする前方照明連携処理を実行可能であるものとすることができる。
また、上記車両制御システムでは、前記出力部は、前記視覚系出力として、前記自車両の車両前後方向の後方を照らす後方照明光を出力するテールランプを含み、前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記自車両が前記隊列内の前記車両前後方向の最後尾車両である場合に前記テールランプを制御して前記後方照明光を出力させると共に、前記自車両が前記最後尾車両に先行する先行車両である場合に前記テールランプを制御して消灯状態とする後方照明連携処理を実行可能であるものとすることができる。
また、上記車両制御システムでは、前記出力部は、信号灯を点滅表示させることで、前記視覚系出力として、前記自車両の移動方向に関する方向指示情報を出力する方向指示器を含み、前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記方向指示器を制御して前記方向指示情報の出力タイミングを前記隊列内の前記他車両が出力する他車両方向指示情報の出力タイミングと同期させ、かつ、前記他車両方向指示情報が示す前記他車両の移動方向と同方向の前記方向指示情報を出力させる方向指示情報同期処理を実行可能であるものとすることができる。
また、上記車両制御システムでは、前記出力部は、前記自車両の車両幅方向の少なくとも一方側に設けられ、前記視覚系出力として、視覚情報を出力する側方出力部を含み、前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記側方出力部を制御して前記自車両が構成する前記隊列を特定する目印となる隊列識別情報を示す前記視覚情報を出力させる側方視覚情報連携処理を実行可能であるものとすることができる。
また、上記車両制御システムでは、前記出力部は、前記自車両の車両前後方向の後方に設けられ、前記視覚系出力として、視覚情報を出力する後方出力部を含み、前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記自車両が前記隊列内の前記車両前後方向の最後尾車両である場合に、前記後方出力部を制御して当該隊列内の前記車両前後方向の先頭車両が撮像した前記車両前後方向の前側の信号機・標識情報を示す前記視覚情報を出力させる第1後方視覚情報連携処理を実行可能であるものとすることができる。
また、上記車両制御システムでは、前記出力部は、前記自車両の車両前後方向の後方に設けられ、前記視覚系出力として、視覚情報を出力する後方出力部を含み、前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記自車両が前記隊列内の前記車両前後方向の最後尾車両である場合に、前記後方出力部を制御して当該自車両が構成する前記隊列に関する隊列構成情報を示す前記視覚情報を出力させる第2後方視覚情報連携処理を実行可能であるものとすることができる。
また、上記車両制御システムでは、前記制御部は、前記自車両が構成する前記隊列全体がレーンチェンジを行う際に、前記自車両が前記隊列内の車両前後方向の最後尾車両である場合に当該隊列内で最初にレーンチェンジを開始し、前記自車両が前記最後尾車両に先行する先行車両である場合に当該自車両に続く後続車両のレーンチェンジに続いてレーンチェンジを開始するレーンチェンジ処理を前記隊列内連係処理と並行して実行可能であるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る隊列走行システムは、複数の車両が一群の隊列をなして走行する当該隊列内の少なくとも複数の前記車両にそれぞれ搭載される複数の車両制御システムを備え、前記車両制御システムは、前記隊列の自車両に設けられ当該隊列内の他車両と相互に通信情報を送受信可能である通信部と、前記自車両に設けられ当該自車両の外部に向けて視覚に関わる視覚系出力を出力可能である出力部と、前記通信情報に基づいて、前記出力部を制御し、前記視覚系出力を前記隊列全体で連携させる隊列内連係処理を実行可能である制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両制御システム、及び、隊列走行システムは、制御部が通信部によって他車両との間で送受信された通信情報に基づいて出力部を制御し、当該出力部によって出力される視覚系出力を隊列全体で連携させる隊列内連係処理を実行するので、適正に隊列走行を行わせることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両制御システム、及び、隊列走行システムの概略構成を表すブロック図である。 図2は、実施形態に係る車両制御システムによって実行される隊列走行中の処理について説明するフロー図である。 図3は、実施形態に係る車両制御システムによる隊列内連係処理の一例として前方照明連携処理、及び、後方照明連携処理を説明する模式図である。 図4は、実施形態に係る車両制御システムによる隊列内連係処理の一例として方向指示情報同期処理を説明する模式図である。 図5は、実施形態に係る車両制御システムによる隊列内連係処理の一例として側方視覚情報連携処理を説明する模式図である。 図6は、実施形態に係る車両制御システムによる隊列内連係処理の一例として側方視覚情報連携処理の他の一例を説明する模式図である。 図7は、実施形態に係る車両制御システムによる隊列内連係処理の一例として側方視覚情報連携処理の他の一例を説明する模式図である。 図8は、実施形態に係る車両制御システムによる隊列内連係処理の一例として第1後方視覚情報連携処理、及び、第2後方視覚情報連携処理を説明する模式図である。 図9は、実施形態に係る車両制御システムによる隊列内連係処理の一例として第1後方視覚情報連携処理を説明する模式図である。 図10は、実施形態に係る車両制御システムによる隊列内連係処理の一例として第2後方視覚情報連携処理を説明する模式図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1に示す本実施形態の隊列走行システム100は、複数の車両Vが一群をなして走行する隊列Rに適用され当該隊列Rにおいて隊列内連係処理を実行させることで、車両Vにおいて外部に向けて出力される視覚系出力等を踏まえた、より適正な隊列走行を実現するためのシステムである。隊列走行システム100は、当該隊列R内の少なくとも複数の車両Vにそれぞれ搭載される複数の車両制御システム1を備え、当該車両制御システム1によって隊列内連係処理が実行される。以下、図1を参照して車両制御システム1の構成について詳細に説明する。
なお、以下の説明では、隊列Rを構成する複数の車両Vは、トラック等の大型車両であるものとして説明するがこれに限らない。そして、以下の説明では、車両制御システム1は、典型的には、隊列Rを構成する全ての車両Vにそれぞれ1つずつ搭載され、全ての車両Vにおいて相互に共通の構成であるものとして説明するがこれに限らない。車両制御システム1は、例えば、隊列Rを構成する一部の車両Vにおいては実際に実行する隊列内連係処理の内容に応じて一部の構成が非共通であってもよく、例えば、一部の車両Vにおいて後述する出力装置5の一部の構成が設けられていなくてもよい。また、以下の説明では、便宜的に、隊列Rにおいて車両制御システム1が適用される複数の車両Vのうちの1台を自車両VAといい、隊列Rの自車両VA以外の他の車両Vを他車両VBという場合がある。以下の説明では、自車両VAに適用される車両制御システム1について説明し、他車両VBに適用される車両制御システム1についての説明を省略する。
具体的には、車両制御システム1は、隊列Rを構成する車両Vである自車両VAに適用され、隊列Rによる隊列走行中に隊列内連係処理を実行するものである。車両制御システム1は、情報検出装置2と、通信部としての通信装置3と、走行系アクチュエータ4と、出力部としての出力装置5と、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)6とを備える。本実施形態の車両制御システム1は、図1に示す構成要素を自車両VAに搭載することで実現させる。ここでは、車両制御システム1の構成要素は、上述したように、自車両VAと、自車両VAと共に一群の隊列Rをなして走行する当該隊列R内の他車両VBとに共通して搭載されるものとして例示する。
情報検出装置2は、種々の情報を検出するものである。情報検出装置2は、典型的には、隊列走行に用いられる情報を含む種々の車両検出情報を検出する。情報検出装置2は、車両検出情報として、例えば、車両状態情報、車両周囲情報等を検出する。つまり、車両検出情報は、典型的には、車両状態情報、車両周囲情報等を含む。情報検出装置2が検出する車両状態情報は、例えば、自車両VAの車速、加速度(車両前後方向加速度、車両幅方向加速度、車両ロール方向加速度等)、操舵角、アクセルペダルの操作量(アクセル踏み込み量)、ブレーキペダルの操作量(ブレーキ踏み込み量)、シフトポジション、方向指示器(ウインカ)52aの操作の有無/方向指示情報に関する情報等を含んでいてもよい。また、情報検出装置2が検出する車両周囲情報は、例えば、自車両VAの周囲の画像情報、自車両VAの周辺の外部物体の有無や当該外部物体との相対距離、相対速度、TTC(Time−To−Collision:接触余裕時間)等を含む外部物体情報、自車両VAが走行する車線の白線情報、自車両VAの現在位置情報(GPS情報)等を含んでいてもよい。情報検出装置2は、これらを検出するための車速センサ、加速度センサ、操舵角センサ、アクセルセンサ、ブレーキセンサ、シフトポジションセンサ、ウインカスイッチ、CCDカメラ等の撮像装置、赤外線、ミリ波、超音波等を用いた各種レーダやソナー、GPS受信機、各種無線通信機器等の種々の検出器を含んで構成される。情報検出装置2は、ECU6と電気的に接続され、検出した車両検出情報(車両状態情報、車両周囲情報)を当該ECU6に出力する。
通信装置3は、自車両VAに設けられ当該自車両VAと共に一群の隊列Rをなして走行する当該隊列R内の他車両VBと相互に通信情報を送受信可能なものである。通信装置3を介して自車両VAとの間で通信情報を送受信する通信対象は、典型的には、隊列R内の他車両VBに加え、隊列Rを構成する前に自車両VAと通信可能な範囲に位置する他車両VB等も含む。通信装置3は、種々の方式の無線通信を介して直接的に他車両VBと通信可能な車車間通信機器、自車両VAが走行する走行路に配置された路上機を介して間接的に他車両VBと通信可能な路車間通信機器等を含んで構成される。また、通信装置3は、いわゆるインターネットを介して他車両VBと通信可能な構成であってもよい。通信装置3は、ECU6と電気的に接続される。通信装置3は、他車両VBに送信する通信情報(「自車両通信情報」という場合がある。)を当該ECU6から取得し、当該他車両VBに送信する。また、通信装置3は、他車両VBから受信した通信情報(「他車両通信情報」」という場合がある。)を当該ECU6に出力する。通信装置3を介して他車両VBに送信する通信情報(自車両通信情報)は、例えば、自車両VAを他車両VBと識別可能であるカーナンバー、車両ID等の車両識別情報、情報検出装置2によって検出された車両検出情報、自車両VAに搭載された種々の機器、例えば、走行系アクチュエータ4、出力装置5等の制御に関する車両制御情報等を含んでいてもよい。一方、通信装置3を介して他車両VBから受信する通信情報(他車両通信情報)は、例えば、当該他車両VBにおける車両識別情報、車両検出情報、車両制御情報を含んでいてもよい。
走行系アクチュエータ4は、自車両VAを走行させるための種々の機器である。走行系アクチュエータ4は、典型的には、自車両VAを走行させる駆動装置である走行用パワートレーン、自車両VAの操舵を行う操舵装置、自車両VAの制動を行う制動装置等を含んで構成される。走行系アクチュエータ4は、ECU6と電気的に接続され、当該ECU6から送信される制御信号に基づいて各部が駆動する。
出力装置5は、自車両VAに設けられ当該自車両VAの外部に向けて視覚に関わる視覚系出力を出力可能なものである。本実施形態の出力装置5は、照明出力部としての照明出力装置51、及び、情報出力部としての情報出力装置52を含んで構成される。出力装置5を構成する照明出力装置51、情報出力装置52は、ECU6と電気的に接続され、当該ECU6から送信される制御信号に基づいて各部が駆動する。
照明出力装置51は、視覚に関わる視覚系出力として、自車両VAの周囲を照らす照明光を出力するものである。ここでは、照明出力装置51は、ヘッドライト51a(図3も参照)、及び、テールランプ51b(図3も参照)を含んで構成される。ヘッドライト51aは、自車両VAの車両前後方向(自車両VAの直進方向に沿った方向)の前端部に設けられ、視覚系出力として、当該自車両VAの車両前後方向の前方を照らす前方照明光を出力する照明器具である。テールランプ51bは、自車両VAの車両前後方向の後端部に設けられ、視覚系出力として、当該自車両VAの車両前後方向の後方を照らす後方照明光を出力する照明器具である。
情報出力装置52は、視覚に関わる視覚系出力として、種々の視覚情報を出力するものである。ここでは、情報出力装置52は、方向指示器52a(図4も参照)、側方出力部としての側方表示装置52b(図5、図6、図7も参照)、及び、後方出力部としての後方表示装置52c(図8も参照)を含んで構成される。方向指示器52aは、自車両VAの車両幅方向(車両前後方向と水平に直交する方向)の両側に設けられる。方向指示器52aは、信号灯を点滅表示させることで、視覚系出力として、自車両VAの移動方向(進行方向に向かって左側、又は右側)に関する方向指示情報を出力するものであり、いわゆるウインカとも呼ばれる。側方表示装置52bは、自車両VAの車両幅方向の少なくとも一方側、ここでは両側にそれぞれ設けられ、視覚系出力として、視覚情報を出力するものである。側方表示装置52bは、例えば、視覚情報として画像等を表示する画像表示装置52ba(図5、図6参照)、視覚情報として異なる複数の色の光を出力可能であるポジションライト52bb(図7参照)等を含んで構成される。画像表示装置52ba、ポジションライト52bbは、自車両VAの車両幅方向の側方側の面、例えば、荷台の側面等に設けられる。後方表示装置52cは、自車両VAの車両前後方向の後方に設けられ、視覚系出力として、視覚情報を出力するものである。後方表示装置52cは、例えば、視覚情報として画像等を表示する画像表示装置52ca(図8参照)等を含んで構成される。画像表示装置52caは、自車両VAの車両前後方向の後方側の面、例えば、荷台の背面等に設けられる。
ECU6は、車両制御システム1の各部を統括的に制御するものであり、隊列Rによる隊列走行中の隊列内連係処理を含む種々の処理を実行するものである。ECU6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の中央演算処理装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。ECU6は、機能概念的に、記憶部61と、情報処理部62と、走行系制御部63と、隊列走行検知部64と、出力系制御部65とを含んで構成される。記憶部61、情報処理部62、走行系制御部63、隊列走行検知部64、及び、出力系制御部65は、電気的に接続されている各種機器との間で各種の電気信号を相互に授受し、種々の情報を授受することができる。
記憶部61は、メモリ等の記憶装置であり、ECU6での各種処理に必要な情報やデータ、各種プログラム等を記憶している。また、記憶部61は、車両識別情報、情報検出装置2が検出した車両検出情報(車両状態情報、車両周囲情報)、走行系制御部63、出力系制御部65等によって実行される走行系アクチュエータ4、出力装置5等の制御に関する車両制御情報、通信装置3が他車両VBから受信した通信情報(他車両通信情報)を記憶する。記憶部61は、情報処理部62、走行系制御部63、隊列走行検知部64、出力系制御部65等によってこれらの情報が必要に応じて読み出される。
情報処理部62は、情報検出装置2、通信装置3と記憶部61との間に介在し、自車両VAに関わる種々の情報の取得、格納、読み出し等の処理を実行可能な機能を有する部分である。情報処理部62は、記憶部61に格納されている制御プログラムを実行することにより、自車両VAに関わる種々の情報の取得、格納、読み出し等の種々の処理を実行する。情報処理部62は、インターフェースを介して通信装置3、情報検出装置2等と電気的に接続されており、情報検出装置2、通信装置3から車両検出情報(車両状態情報、車両周囲情報)、通信情報(他車両通信情報)を取得し、記憶部61に格納し記憶させる。また、情報処理部62は、記憶部61に記憶されている車両識別情報、車両検出情報、車両制御情報等を必要に応じて読み出し、通信情報(自車両通信情報)として通信装置3等に出力する。
走行系制御部63は、インターフェースを介して走行系アクチュエータ4に電気的に接続されており、当該走行系アクチュエータ4の駆動を制御し自車両VAを走行させるための種々の処理を実行可能な機能を有する部分である。走行系制御部63は、記憶部61に格納されている制御プログラムを実行することにより、走行系アクチュエータ4に制御信号を出力し、当該走行系アクチュエータ4の駆動を制御し自車両VAを走行させるための種々の処理を実行する。本実施形態の走行系制御部63は、記憶部61に記憶されている車両検出情報や通信情報(他車両通信情報)を読み出して、当該車両検出情報、通信情報等に基づいて走行系アクチュエータ4に制御信号を出力し当該走行系アクチュエータ4の駆動を制御することで、隊列走行を実現するための隊列走行処理を実行可能である。
走行系制御部63は、例えば、車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)等に基づいて予め設定される開始条件が成立したら、走行系アクチュエータ4を制御し隊列走行処理を実行し、自車両VAを含む隊列Rで隊列走行を行う。ここで、走行系制御部63によって実行される隊列走行処理とは、自車両VAと他車両VBとが車両前後方向(進行方向)に並んで一群の隊列Rを形成し、当該隊列Rで目標車間距離や目標車間時間を維持しながら先頭車両に後続車両を追従させて隊列走行させる処理である。
隊列走行処理の開始条件は、例えば、隊列Rの候補となる他車両VBと相互に通信情報の送受信が可能な状態であること、自車両VAと他車両VBとが進行方向に対して所定位置(例えば、相対距離、相対速度、TTC等が閾値以下となる位置)まで近接していること、自車両VAの車両識別情報と他車両VBの車両識別情報とが相互に隊列Rを構成することができる組み合わせであること、自車両VAの運転者の手動操作に応じて隊列走行開始の操作がなされた等、種々の公知の条件を組み合わせて用いればよい。走行系制御部63は、隊列走行処理の開始条件が成立したら、例えば、隊列走行を開始する旨の車両制御情報を生成し記憶部61に記憶させ、通信装置3を介して当該車両制御情報を含む通信情報(自車両通信情報)を、隊列Rを構成する他車両VBに送信し、隊列走行処理を開始して自車両VAを隊列Rに加えるようにしてもよい。また、走行系制御部63は、予め設定された隊列Rのマスタ車両(例えば、隊列Rの先頭車両となる車両V等)から通信装置3を介して隊列走行を開始する旨の車両制御情報を含む通信情報(他車両通信情報)、言い換えれば、隊列走行開始指令を受信した場合に、隊列走行処理を開始して自車両VAを隊列Rに加えるようにしてもよい。
一方、隊列走行処理の終了条件は、例えば、隊列Rを構成する他車両VBと相互に通信情報の送受信が不可能な状態となったこと、自車両VAと他車両VBとが進行方向に対して所定位置(例えば、相対距離、相対速度、TTC等が閾値を超える位置)まで離間したこと、自車両VAの運転者の手動操作に応じて隊列走行解除の操作がなされた等、種々の公知の条件を組み合わせて用いればよい。走行系制御部63は、例えば、隊列走行処理の終了条件が成立したら、隊列走行を解除する旨の車両制御情報を生成し記憶部61に記憶させ、通信装置3を介して当該車両制御情報を含む通信情報(自車両通信情報)を隊列Rを構成する他車両VBに送信し、隊列走行処理を終了して自車両VAを隊列Rから離脱させるようにしてもよい。また、走行系制御部63は、予め設定された隊列Rのマスタ車両から通信装置3を介して隊列走行を解除する旨の車両制御情報を含む通信情報(他車両通信情報)、言い換えれば、隊列走行終了指令を受信した場合に隊列走行処理を終了して自車両VAを隊列Rから離脱させるようにしてもよい。
また、走行系制御部63による隊列走行処理の目標車間距離、目標車間時間等の制御目標値は、例えば、車両検出情報、通信情報等に基づいて算出される。この場合、走行系制御部63は、例えば、記憶部61に記憶されている車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)に基づいて制御目標値を算出し、当該制御目標値に基づいて隊列走行処理を実行するようにしてもよい。この場合、走行系制御部63は、算出した制御目標値を車両制御情報として記憶部61に格納し記憶させるようにしてもよい。また、走行系制御部63は、例えば、予め設定された隊列Rのマスタ車両の走行系制御部63において一括で算出された各車両V毎の制御目標値に基づいて隊列走行処理を実行するようにしてもよい。この場合、マスタ車両の走行系制御部63は、通信情報として集約された隊列Rの各車両Vの車両検出情報等に基づいて各車両V毎の制御目標値を一括で算出し、算出した各車両V毎の制御目標値を車両制御情報としてマスタ車両の記憶部61に格納し記憶させる。そして、自車両VAの走行系制御部63は、マスタ車両から通信装置3を介して当該車両制御情報を含む通信情報(他車両通信情報)を受信し、当該車両制御情報に含まれる制御目標値に基づいて隊列走行処理を実行する。つまり、走行系制御部63は、自車両VAにおいて車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)等に基づき個別に算出された制御目標値に基づいて隊列走行処理を実行してもよいし、マスタ車両によって各車両Vの車両検出情報等に基づき一括で算出され通信装置3を介して受信した制御目標値に基づいて隊列走行処理を実行してもよい。さらに言えば、一群の車両Vによって構成される隊列Rは、各車両Vの走行系制御部63が相互に連携し先行車両の走行状態に応じて後続車両の走行状態が制御されることで隊列走行が実現されてもよいし、マスタ車両の走行系制御部63によって各車両Vの走行系制御部63が統括的に管理され相互に連携されることで隊列走行が実現されてもよい。
上記のような隊列Rによる隊列走行は、自車両VAと他車両VBとによって形成される一群の隊列Rにおいて、その目標車間距離や目標車間時間となるように車間を詰めさせることで、先行車両に続く後続車両の空気抵抗の低減が可能になるので、当該後続車両の燃費を向上させることができ、また、渋滞の緩和等にも役立つ。なお、走行系制御部63が隊列走行処理を実行することで実現される隊列走行は、自車両VAの運転者による運転操作に応じて自車両VAの挙動が制御されることで行われてもよいし、運転者による運転操作と並行して自動で自車両VAの挙動が制御されることで行われてもよいし、運転者による運転操作によらずに完全自動で自車両VAの挙動が制御されることで行われてもよい。例えば、隊列Rによる隊列走行は、隊列Rの先頭車両が運転者により手動で運転操作され、当該先頭車両の後続車両が運転者による運転操作と並行して自動で、あるいは、運転者による運転操作によらずに完全自動で運転されてもよい。
隊列走行検知部64は、自車両VAが隊列走行中であることを検知するための種々の処理を実行可能な機能を有する部分である。隊列走行検知部64は、記憶部61に格納されている制御プログラムを実行することにより、自車両VAが隊列走行中であることを検知するための種々の処理を実行する。隊列走行検知部64は、例えば、記憶部61に記憶された車両検出情報、車両制御情報、通信情報(他車両通信情報)等に基づいて、隊列走行処理の開始条件の成立/不成立や隊列走行処理の終了条件の成立/不成立を判定することで、自車両VAが隊列走行中であるか否かを判定し、自車両VAが隊列走行中であることを検知する。
出力系制御部65は、インターフェースを介して出力装置5に電気的に接続されており、当該出力装置5の駆動を制御し、自車両VAの外部に向けて視覚に関わる視覚系出力を出力するための種々の処理を実行可能な機能を有する部分である。出力系制御部65は、記憶部61に格納されている制御プログラムを実行することにより、出力装置5に制御信号を出力し、当該出力装置5の駆動を制御し視覚系出力を出力するための種々の処理を実行する。そして、本実施形態の出力系制御部65は、通信装置3によって他車両VBとの間で送受信される通信情報に基づいて、出力装置5を制御し、出力装置5によって出力される視覚系出力を隊列R全体で連携させる隊列内連係処理を実行可能である。出力系制御部65は、自車両VAが隊列Rを構成し隊列走行中である場合に、通信装置3を介して隊列Rを構成する他車両VBと相互に通信情報を送受信し当該隊列内連係処理を実行する。
出力系制御部65は、例えば、記憶部61に記憶されている車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)に基づいて隊列Rにおける自車両VAの位置を把握し、当該隊列Rにおける自車両VAの位置に応じて隊列R内の他車両VBと連携させて隊列内連係処理を実行するようにしてもよい。また、出力系制御部65は、例えば、予め設定された隊列Rのマスタ車両の出力系制御部65において一括で把握された隊列Rにおける各車両Vの位置に基づいて隊列内連係処理を実行するようにしてもよい。この場合、マスタ車両の出力系制御部65は、通信情報として集約された隊列Rの各車両Vの車両検出情報等に基づいて隊列Rにおける各車両Vの位置を一括で特定し、特定した隊列Rにおける各車両Vの位置に関する情報を車両制御情報としてマスタ車両の記憶部61に格納し記憶させる。そして、自車両VAの出力系制御部65は、当該マスタ車両から通信装置3を介して当該車両制御情報を含む通信情報(他車両通信情報)を受信し、当該車両制御情報に含まれる隊列Rにおける自車両VAの位置に関する情報に基づいて隊列内連係処理を実行する。つまり、出力系制御部65は、自車両VAにおいて車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)等に基づいて個別に特定された隊列Rにおける自車両VAの位置に基づいて隊列内連係処理を実行してもよいし、マスタ車両によって各車両Vの車両検出情報等に基づいて一括で特定され通信装置3を介して受信した隊列Rにおける自車両VAの位置に関する情報に基づいて隊列内連係処理を実行してもよい。いずれにしても、出力系制御部65は、通信装置3を介して送受信される通信情報等に基づいて把握した隊列Rにおける自車両VAの位置に基づいて隊列内連係処理を実行する。さらに言えば、一群の車両Vによって構成される隊列Rは、各車両Vの出力系制御部65が相互に連携し先行車両の走行状態に応じて後続車両の走行状態が制御されることで各車両Vにおいて隊列内連係処理が実行されてもよいし、マスタ車両の出力系制御部65によって各車両Vの出力系制御部65が統括的に管理され相互に連携されることで各車両Vにおいて隊列内連係処理が実現されてもよい。
ここで、図2のフロー図を参照して車両制御システム1によって実行される隊列走行中の処理の一例を説明し、その後、隊列内連係処理の一例を複数の具体例を挙げて詳細に説明する。なお、これらの制御ルーチンは、例えば、数msないし数十ms毎の制御周期(クロック単位)で繰り返し実行される。
まず、ECU6の隊列走行検知部64は、自車両VAが隊列走行中であるか否かを判定する(ステップST1)。隊列走行検知部64は、記憶部61に記憶された車両検出情報、車両制御情報、通信情報(他車両通信情報)等に基づいて、隊列走行処理の開始条件の成立/不成立や隊列走行処理の終了条件の成立/不成立を判定することで、自車両VAが隊列走行中であるか否かを判定する。ECU6は、隊列走行検知部64によって自車両VAが隊列走行中ではないと判定された場合(ステップST1:No)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
ECU6の出力系制御部65は、隊列走行検知部64によって自車両VAが隊列走行中であると判定された場合(ステップST1:Yes)、記憶部61に記憶されている車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)に基づいて隊列Rにおける自車両VAの位置を把握し、当該隊列Rにおける自車両VAの位置に応じて隊列内連係処理を開始する(ステップST2)。
次に、隊列走行検知部64は、自車両VAの隊列走行が解除された否かを判定する(ステップST3)。隊列走行検知部64は、記憶部61に記憶された車両検出情報、車両制御情報、通信情報(他車両通信情報)等に基づいて、隊列走行処理の開始条件の成立/不成立や隊列走行処理の終了条件の成立/不成立を判定することで、自車両VAの隊列走行が解除された否かを判定する。隊列走行検知部64は、自車両VAの隊列走行が解除されていない、すなわち、自車両VAの隊列走行が継続中であると判定した場合(ステップST3:No)、自車両VAの隊列走行が解除されたと判定するまでステップST3の判定を繰り返し行う。この間、出力系制御部65は、隊列内連係処理を継続する。
出力系制御部65は、隊列走行検知部64によって自車両VAの隊列走行が解除されたと判定された場合(ステップST3:Yes)、隊列内連係処理を終了し(ステップST4)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
次に、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10を参照して隊列内連係処理の一例を複数の具体例を挙げて詳細に説明する。ここでは、出力系制御部65が実行する隊列内連係処理として、図3に示す前方照明連携処理、後方照明連携処理、図4に示す方向指示情報同期処理、図5、図6、図7に示す側方視覚情報連携処理、図8、図9に示す第1後方視覚情報連携処理、図8、図10に示す第2後方視覚情報連携処理を例示して説明するがこれに限らない。出力系制御部65は、上記各処理を実行するために、機能概念的に、前方照明連携処理部65a、後方照明連携処理部65b、方向指示情報同期処理部65c、側方視覚情報連携処理部65d、第1後方視覚情報連携処理部65e、及び、第2後方視覚情報連携処理部65fを含んで構成される。
図3に示す前方照明連携処理、後方照明連携処理は、照明出力装置51を制御し照明光を隊列R全体で連携させる照明連携処理である。照明連携処理は、前方照明連携処理部65a、後方照明連携処理部65bによって実行される。つまり、前方照明連携処理部65a、後方照明連携処理部65bは、隊列内連係処理として当該照明連携処理を実行する照明連携処理部として機能する。これにより、車両制御システム1は、隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として見立てて隊列R全体で連携させて照明出力装置51から視覚系出力として照明光を出力する。
より具体的には、前方照明連携処理部65aは、隊列内連係処理として前方照明連携処理を実行する。前方照明連携処理は、図3に示すように、自車両VAが隊列R内の車両前後方向の先頭車両V1である場合にヘッドライト51aを制御して前方照明光を出力させると共に、自車両VAが隊列R内の先頭車両V1に続く後続車両V2、V3である場合にヘッドライト51aを制御して消灯状態とする処理である。前方照明連携処理部65aは、上述したように、記憶部61に記憶されている車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)に基づいて隊列Rにおける自車両VAの位置を把握し、当該隊列Rにおける自車両VAの位置に応じて当該前方照明連携処理を実行する。
後方照明連携処理部65bは、隊列内連係処理として後方照明連携処理を実行する。後方照明連携処理は、図3に示すように、自車両VAが隊列R内の車両前後方向の最後尾車両V3である場合にテールランプ51bを制御して後方照明光を出力させると共に、自車両VAが隊列R内の最後尾車両V3に先行する先行車両V1、V2である場合にテールランプ51bを制御して消灯状態とする処理である。後方照明連携処理部65bは、記憶部61に記憶されている車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)に基づいて隊列Rにおける自車両VAの位置を把握し、当該隊列Rにおける自車両VAの位置に応じて当該後方照明連携処理を実行する。
図4に示す方向指示情報同期処理、図5、図6、図7に示す側方視覚情報連携処理、図8、図9に示す第1後方視覚情報連携処理、図8、図10に示す第2後方視覚情報連携処理は、情報出力装置52を制御し視覚情報を隊列R全体で連携させる出力情報連携処理である。出力情報連携処理は、方向指示情報同期処理部65c、側方視覚情報連携処理部65d、第1後方視覚情報連携処理部65e、第2後方視覚情報連携処理部65fによって実行される。つまり、方向指示情報同期処理部65c、側方視覚情報連携処理部65d、第1後方視覚情報連携処理部65e、第2後方視覚情報連携処理部65fは、隊列内連係処理として当該出力情報連携処理を実行する出力情報連携処理部として機能する。これにより、車両制御システム1は、隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として見立てて隊列R全体で連携させて情報出力装置52から視覚系出力として視覚情報を出力する。
より具体的には、方向指示情報同期処理部65cは、隊列内連係処理として方向指示情報同期処理を実行する。方向指示情報同期処理は、図4に示すように、方向指示器52aを制御して方向指示情報の出力タイミングを隊列R内の他車両VBが出力する方向指示情報である他車両方向指示情報の出力タイミングと同期させ、かつ、当該他車両方向指示情報が示す他車両VBの移動方向と同方向の方向指示情報を出力させる処理である。この場合、方向指示情報同期処理部65cは、例えば、記憶部61に記憶されている車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)に基づいて、自車両VA、他車両VBを含んで構成される隊列Rの一群の車両V1、V2、V3、V4、V5において、方向指示情報が示す移動方向が同方向となるように方向指示器52aを制御する。そして、方向指示情報同期処理部65cは、上述したように、記憶部61に記憶されている車両検出情報、通信情報(他車両通信情報)に基づいて隊列Rにおける自車両VAの位置を把握し、当該隊列Rにおける自車両VAの位置に応じて、方向指示器52aから方向指示情報を出力する出力タイミングを同期させる。この場合、方向指示情報同期処理部65cは、例えば、自車両VA、他車両VBを含んで構成される隊列Rの一群の車両V1、V2、V3、V4、V5において当該方向指示情報の出力タイミングを全て同時にすることで出力タイミングを同期させてもよい。また、方向指示情報同期処理部65cは、例えば、自車両VA、他車両VBを含んで構成される隊列Rの一群の車両V1、V2、V3、V4、V5において方向指示器52aから出力される方向指示情報が車両V1側から車両V5側に、あるいは、車両V5側から車両V1側に連続的に流れて見えるように当該出力タイミングを同期させてもよい。方向指示情報同期処理部65cは、上記のようにして当該方向指示情報同期処理を実行する。
ここでさらに、方向指示情報同期処理部65cは、走行系制御部63によるレーンチェンジ処理と並行して隊列内連係処理、ここでは、方向指示情報同期処理を実行してもよい。走行系制御部63によって実行されるレーンチェンジ処理は、自車両VAが構成する隊列R全体がレーンチェンジを行う際に実行される処理である。走行系制御部63は、当該レーンチェンジ処理では、図4に示すように、自車両VAが隊列R内の車両前後方向の最後尾車両V5である場合に走行系アクチュエータ4を制御し当該隊列R内で最初にレーンチェンジを開始する。また、走行系制御部63は、当該レーンチェンジ処理では、図4に示すように、自車両VAが最後尾車両V5に先行する先行車両V1、V2、V3、V4である場合に走行系アクチュエータ4を制御し当該自車両VAに続く後続車両(例えば、自車両VAが車両V4である場合の車両V5)のレーンチェンジに続いてレーンチェンジを開始する。この場合に、走行系制御部63は、当該レーンチェンジ処理を、上述の方向指示情報同期処理部65cによる方向指示情報同期処理と並行して実行するようにしてもよい。なお、図4の例では、走行系制御部63は、レーンチェンジ処理を、方向指示情報同期処理と並行して実行する場合を説明したがこれに限らない。走行系制御部63は、当該レーンチェンジ処理を方向指示情報同期処理以外の隊列内連係処理(前方照明連携処理、後方照明連携処理、側方視覚情報連携処理、第1後方視覚情報連携処理、第2後方視覚情報連携処理等)と並行して実行してもよい。
側方視覚情報連携処理部65dは、隊列内連係処理として側方視覚情報連携処理を実行する。側方視覚情報連携処理は、図5、図6、図7に示すように、側方表示装置52bを制御して自車両VAが構成する隊列Rを特定する目印となる隊列識別情報を示す視覚情報を出力させる処理である。側方視覚情報連携処理部65dは、例えば、記憶部61に記憶されている車両識別情報、通信情報(他車両通信情報)に基づいて、自車両VA、他車両VBを含んで構成される隊列Rの一群の車両V1、V2、V3において、隊列Rを特定するための目印となる隊列識別情報が同一となるよう側方表示装置52bを制御する。側方視覚情報連携処理部65dは、図5に示す側方視覚情報連携処理では、自車両VA、他車両VBを含んで構成される隊列Rの一群の車両V1、V2、V3において、それぞれ側方表示装置52bを構成する画像表示装置52baに隊列識別情報を示す視覚情報として、同一のモチーフ、ここでは、視覚的に連続するような波線の画像を表示させる。また、側方視覚情報連携処理部65dは、図6に示す側方視覚情報連携処理では、自車両VA、他車両VBを含んで構成される隊列Rの一群の車両V1、V2、V3において、それぞれ側方表示装置52bを構成する画像表示装置52baに隊列識別情報を示す視覚情報として、「隊列走行中」の文字画像を表示させる。さらに、側方視覚情報連携処理部65dは、図7に示す側方視覚情報連携処理では、自車両VA、他車両VBを含んで構成される隊列Rの一群の車両V1、V2、V3において、それぞれ側方表示装置52bを構成するポジションライト52bbによって隊列識別情報を示す視覚情報として、同一の色の光を出力させる。側方視覚情報連携処理部65dは、上記のようにして当該側方視覚情報連携処理を実行する。
第1後方視覚情報連携処理部65eは、隊列内連係処理として第1後方視覚情報連携処理を実行する。第1後方視覚情報連携処理は、図8、図9に示すように、自車両VAが隊列R内の車両前後方向の最後尾車両V3である場合に、後方表示装置52cを制御して当該隊列R内の車両前後方向の先頭車両V1が撮像した車両前後方向の前側の信号機・標識情報を示す視覚情報を出力させる処理である。第1後方視覚情報連携処理部65eは、自車両VAが最後尾車両V3である場合に、例えば、記憶部61に記憶されている通信情報(他車両通信情報)に基づいて当該通信情報に含まれる先頭車両V1の車両前後方向の前側の画像情報から信号機や標識を含む画像を信号機・標識情報として抽出する。そして、第1後方視覚情報連携処理部65eは、図9に示すように、当該抽出した信号機・標識情報に基づいて後方表示装置52cを構成する画像表示装置52caに信号機・標識情報を示す視覚情報として、信号機や標識を含む画像を表示させる。このとき、第1後方視覚情報連携処理部65eは、画像表示装置52caに信号機・標識情報を示す視覚情報として信号機や標識を含む画像に加え、信号機や標識を強調する画像、図9の例では「注意」の文字画像や信号機の黄色信号を強調する注意喚起のための図形画像等を合わせて表示させてもよい。第1後方視覚情報連携処理部65eは、上記のようにして当該第1後方視覚情報連携処理を実行する。
第2後方視覚情報連携処理部65fは、隊列内連係処理として第2後方視覚情報連携処理を実行する。第2後方視覚情報連携処理は、図8、図10に示すように、自車両VAが隊列R内の車両前後方向の最後尾車両V3である場合に、後方表示装置52cを制御して当該自車両VAが構成する隊列Rに関する隊列構成情報を示す視覚情報を出力させる処理である。第2後方視覚情報連携処理部65fは、自車両VAが最後尾車両V3である場合に、例えば、記憶部61に記憶されている通信情報(他車両通信情報)に基づいて隊列Rの構成について特定し隊列構成情報を生成する。第2後方視覚情報連携処理部65fは、隊列Rの構成として、例えば、隊列Rの構成台数、隊列Rの車両前後方向(進行方向)の長さ等を特定し隊列構成情報を生成する。当該隊列構成情報は、予め設定された隊列Rのマスタ車両において生成され通信情報(他車両通信情報)として受信したものであってもよい。そして、第2後方視覚情報連携処理部65fは、図10に示すように、当該隊列構成情報に基づいて後方表示装置52cを構成する画像表示装置52caに隊列構成情報を示す視覚情報として、隊列Rの構成台数や隊列Rの長さを表す文字画像を表示させる。なお、隊列構成情報は、隊列Rの構成台数や隊列Rの長さの他、隊列Rにおける制動装置の作動状態、隊列Rの行き先、隊列R全体の巡航速度、隊列Rの目的地到着時間等を含んでいてもよい。第2後方視覚情報連携処理部65fは、上記のようにして当該第2後方視覚情報連携処理を実行する。
以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が通信装置3によって他車両VBとの間で送受信された通信情報に基づいて出力装置5を制御し、当該出力装置5によって出力される視覚系出力を、自車両VAを含む隊列R全体で連携させる隊列内連係処理を実行する。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rの隊列走行に合わせて出力装置5によって出力される視覚系出力を隊列R全体で連携させることができるので、隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として認識させながら適正に隊列走行を行わせることができる。
より詳細には、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が隊列内連係処理として照明連携処理を実行することで、隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として見立てて隊列R全体で連携させて出力装置5を構成する照明出力装置51から視覚系出力としての照明光を出力することができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rの隊列走行に合わせて当該隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として視覚系出力としての照明光を出力することができるので、隊列Rの隊列走行に合わせた適正な照明光とすることができる。
また、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が隊列内連係処理として出力情報連携処理を実行することで、隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として見立てて隊列R全体で連携させて出力装置5を構成する情報出力装置52から視覚系出力としての視覚情報を出力することができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rの隊列走行に合わせて当該隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として視覚系出力としての視覚情報を出力することができるので、隊列Rの隊列走行に合わせた適正な視覚情報とすることができる。
具体的には、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が照明連携処理として前方照明連携処理を実行することで、隊列R全体で前方照明光を連携させることができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、前方照明光が必要な状況(例えば、夜間やトンネル内等)において、隊列Rの先頭車両のヘッドライト51aから前方照明光を出力させ、後続車両のヘッドライト51aを消灯状態とすることができるので、当該ヘッドライト51aからの前方照明光によって隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として認識させやすくすることができる。この結果、車両制御システム1、隊列走行システム100は、例えば、隊列Rを構成しない車両が隊列Rに割り込むこと等を抑制することができる。また、車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が前方照明連携処理を実行した場合、隊列Rの先頭車両に続く後続車両のヘッドライト51aが消灯状態となるので、無駄なエネルギの消費を抑制することができ、省エネルギ化を図ることができる。
また、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が照明連携処理として後方照明連携処理を実行することで、隊列R全体で後方照明光を連携させることができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rの最後尾車両のテールランプ51bから後方照明光を出力させ、先行車両のテールランプ51bを消灯状態とすることができるので、当該テールランプ51bからの後方照明光によって隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として認識させやすくすることができる。この結果、車両制御システム1、隊列走行システム100は、例えば、隊列Rを構成しない車両が隊列Rに割り込むこと等を抑制することができる。また、車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が後方照明連携処理を実行した場合、隊列Rの最後尾車両に先行する先行車両のテールランプ51bが消灯状態となるので、無駄なエネルギの消費を抑制することができ、省エネルギ化を図ることができる。
また、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が出力情報連携処理として方向指示情報同期処理を実行することで、隊列R全体で方向指示情報を連携させることができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rを構成する各車両Vの方向指示器52aから出力される方向指示情報の出力タイミングを同期させ、かつ、方向指示情報が示す移動方向を同方向に揃えることができるので、当該方向指示器52aからの方向指示情報によって隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として認識させやすくすることができる。この結果、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rを構成する一群の車両Vが一塊の車群として揃って移動することを認識させやすくすることができ、例えば、隊列Rを構成しない車両が隊列Rに割り込むこと等を抑制することができる。
また、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が出力情報連携処理として側方視覚情報連携処理を実行することで、隊列R全体で側方表示装置52bから出力される視覚情報を連携させることができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rを構成する各車両Vの側方表示装置52bから出力される視覚情報によって当該隊列Rを特定する目印となる隊列識別情報を表示することができるので、当該側方表示装置52bからの視覚情報によって隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として認識させやすくすることができる。この結果、車両制御システム1、隊列走行システム100は、側方表示装置52bから出力される隊列識別情報を示す視覚情報によって、例えば、隊列Rの側方から当該隊列Rに接近する当該隊列Rを構成しない車両に対して、隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として認識させやすくすることができ、当該隊列Rを構成しない車両が隊列Rに割り込むこと等を抑制することができる。特に、車両制御システム1、隊列走行システム100は、例えば、高速道路の合流地点やサービスエリア等で、当該隊列Rを構成しない車両が隊列Rに割り込むこと等を顕著に抑制することができる。
また、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が出力情報連携処理として第1後方視覚情報連携処理を実行することで、隊列R全体で後方表示装置52cから出力される視覚情報を連携させることができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rを構成する最後尾車両の後方表示装置52cから出力される視覚情報によって隊列Rを構成する先頭車両が撮像した信号機・標識情報を表示することができるので、隊列Rに続く後続車両に対して隊列Rの前側の信号機や標識の状態を知らせることができる。この結果、車両制御システム1、隊列走行システム100は、例えば、隊列Rが信号機や標識に応じて停車するような場合に隊列Rに続く後続車両に対して事前に隊列Rの前側の状態を知らせることができるので、安全性を向上することができる。
また、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、ECU6が出力情報連携処理として第2後方視覚情報連携処理を実行することで、隊列R全体で後方表示装置52cから出力される視覚情報を連携させることができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列Rを構成する最後尾車両の後方表示装置52cから出力される視覚情報によって隊列Rに関する隊列構成情報を表示することができるので、隊列Rに続く後続車両に対して隊列Rの構成台数や長さ等を知らせることができる。この結果、車両制御システム1、隊列走行システム100は、例えば、隊列Rに続く後続車両による無理な追い抜きや隊列Rへの割り込み等を抑制することができる。
また、以上で説明した車両制御システム1、隊列走行システム100は、レーンチェンジ処理を実行することで、隊列R全体がレーンチェンジを行う際に、隊列R内の最後尾車両を最初にレーンチェンジさせ、その後、最後尾車両側の先行車両から順次レーンチェンジさせていくことができる。したがって、車両制御システム1、隊列走行システム100は、隊列R全体がレーンチェンジを行う際に、隊列R内の最後尾車両が最初にレーンチェンジすることで、隊列R内の先行車両がレーンチェンジするためのスペースを確保することができるので、隊列R全体で適正にレーンチェンジを行うことができ、例えば、隊列Rを構成しない車両が隊列Rに割り込むこと等を抑制することができる。このとき、車両制御システム1、隊列走行システム100は、当該レーンチェンジ処理を隊列内連係処理と並行して実行することで、隊列R全体で適正にレーンチェンジを行った上で隊列Rを構成する一群の車両Vを一塊の車群として認識させながら適正にレーンチェンジを行わせることができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る車両制御システム、及び、隊列走行システムは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、出力装置5は、照明出力部としての照明出力装置51、及び、情報出力部としての情報出力装置52を含んで構成されるものとして説明したがこれに限らず、いずれか一方でもよいし、他の装置を含んで構成されてもよい。
以上の説明では、情報処理部62、走行系制御部63、隊列走行検知部64、及び、出力系制御部65は、共通のECU6によって構成されるものとして説明したがこれに限らず、それぞれ別個のECUとして構成され、相互に各種の電気信号の授受を行う構成であってもよい。
以上の説明では、隊列内連係処理として、前方照明連携処理、後方照明連携処理、方向指示情報同期処理、側方視覚情報連携処理、第1後方視覚情報連携処理、第2後方視覚情報連携処理を例示して説明したがこれ以外の処理を含んでいてもよい。
1 車両制御システム
3 通信装置(通信部)
5 出力装置(出力部)
6 ECU(制御部)
51 照明出力装置(照明出力部)
51a ヘッドライト
51b テールランプ
52 情報出力装置(情報出力部)
52a 方向指示器
52b 側方表示装置(側方出力部)
52c 後方表示装置(後方出力部)
100 隊列走行システム
V、V1、V2、V3、V4、V5 車両
VA 自車両
VB 他車両

Claims (11)

  1. 自車両に設けられ当該自車両と共に一群の隊列をなして走行する当該隊列内の他車両と相互に通信情報を送受信可能である通信部と、
    前記自車両に設けられ当該自車両の外部に向けて視覚に関わる視覚系出力を出力可能である出力部と、
    前記通信情報に基づいて、前記出力部を制御し、前記視覚系出力を前記隊列全体で連携させる隊列内連係処理を実行可能である制御部とを備えることを特徴とする、
    車両制御システム。
  2. 前記出力部は、前記視覚系出力として、照明光を出力する照明出力部を含み、
    前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記照明出力部を制御し前記照明光を前記隊列全体で連携させる照明連携処理を実行可能である、
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記出力部は、前記視覚系出力として、視覚情報を出力する情報出力部を含み、
    前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記情報出力部を制御し前記視覚情報を前記隊列全体で連携させる出力情報連携処理を実行可能である、
    請求項1又は請求項2に記載の車両制御システム。
  4. 前記出力部は、前記視覚系出力として、前記自車両の車両前後方向の前方を照らす前方照明光を出力するヘッドライトを含み、
    前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記自車両が前記隊列内の前記車両前後方向の先頭車両である場合に前記ヘッドライトを制御して前記前方照明光を出力させると共に、前記自車両が前記先頭車両に続く後続車両である場合に前記ヘッドライトを制御して消灯状態とする前方照明連携処理を実行可能である、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  5. 前記出力部は、前記視覚系出力として、前記自車両の車両前後方向の後方を照らす後方照明光を出力するテールランプを含み、
    前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記自車両が前記隊列内の前記車両前後方向の最後尾車両である場合に前記テールランプを制御して前記後方照明光を出力させると共に、前記自車両が前記最後尾車両に先行する先行車両である場合に前記テールランプを制御して消灯状態とする後方照明連携処理を実行可能である、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  6. 前記出力部は、信号灯を点滅表示させることで、前記視覚系出力として、前記自車両の移動方向に関する方向指示情報を出力する方向指示器を含み、
    前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記方向指示器を制御して前記方向指示情報の出力タイミングを前記隊列内の前記他車両が出力する他車両方向指示情報の出力タイミングと同期させ、かつ、前記他車両方向指示情報が示す前記他車両の移動方向と同方向の前記方向指示情報を出力させる方向指示情報同期処理を実行可能である、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  7. 前記出力部は、前記自車両の車両幅方向の少なくとも一方側に設けられ、前記視覚系出力として、視覚情報を出力する側方出力部を含み、
    前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記側方出力部を制御して前記自車両が構成する前記隊列を特定する目印となる隊列識別情報を示す前記視覚情報を出力させる側方視覚情報連携処理を実行可能である、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  8. 前記出力部は、前記自車両の車両前後方向の後方に設けられ、前記視覚系出力として、視覚情報を出力する後方出力部を含み、
    前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記自車両が前記隊列内の前記車両前後方向の最後尾車両である場合に、前記後方出力部を制御して当該隊列内の前記車両前後方向の先頭車両が撮像した前記車両前後方向の前側の信号機・標識情報を示す前記視覚情報を出力させる第1後方視覚情報連携処理を実行可能である、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  9. 前記出力部は、前記自車両の車両前後方向の後方に設けられ、前記視覚系出力として、視覚情報を出力する後方出力部を含み、
    前記制御部は、前記隊列内連係処理として、前記自車両が前記隊列内の前記車両前後方向の最後尾車両である場合に、前記後方出力部を制御して当該自車両が構成する前記隊列に関する隊列構成情報を示す前記視覚情報を出力させる第2後方視覚情報連携処理を実行可能である、
    請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  10. 前記制御部は、前記自車両が構成する前記隊列全体がレーンチェンジを行う際に、前記自車両が前記隊列内の車両前後方向の最後尾車両である場合に当該隊列内で最初にレーンチェンジを開始し、前記自車両が前記最後尾車両に先行する先行車両である場合に当該自車両に続く後続車両のレーンチェンジに続いてレーンチェンジを開始するレーンチェンジ処理を前記隊列内連係処理と並行して実行可能である、
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  11. 複数の車両が一群の隊列をなして走行する当該隊列内の少なくとも複数の前記車両にそれぞれ搭載される複数の車両制御システムを備え、
    前記車両制御システムは、
    前記隊列の自車両に設けられ当該隊列内の他車両と相互に通信情報を送受信可能である通信部と、
    前記自車両に設けられ当該自車両の外部に向けて視覚に関わる視覚系出力を出力可能である出力部と、
    前記通信情報に基づいて、前記出力部を制御し、前記視覚系出力を前記隊列全体で連携させる隊列内連係処理を実行可能である制御部とを備えることを特徴とする、
    隊列走行システム。
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