JPWO2021246111A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2021246111A5
JPWO2021246111A5 JP2021560863A JP2021560863A JPWO2021246111A5 JP WO2021246111 A5 JPWO2021246111 A5 JP WO2021246111A5 JP 2021560863 A JP2021560863 A JP 2021560863A JP 2021560863 A JP2021560863 A JP 2021560863A JP WO2021246111 A5 JPWO2021246111 A5 JP WO2021246111A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
niobium
acid compound
alkali metal
metal salt
niobic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021560863A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021246111A1 (ja
JP7208416B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/JP2021/017723 external-priority patent/WO2021246111A1/ja
Publication of JPWO2021246111A1 publication Critical patent/JPWO2021246111A1/ja
Publication of JPWO2021246111A5 publication Critical patent/JPWO2021246111A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7208416B2 publication Critical patent/JP7208416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

逆中和工程では、前記フッ化ニオブ水溶液を前記アンモニア水溶液に添加する際、1分以内に中和反応させる。すなわち、時間をかけて徐々に前記フッ化ニオブ水溶液を加えるのではなく、例えば一気に投入するなど、1分以内の時間で投入して中和反応させる。
この際、前記フッ化ニオブ水溶液の添加時間は、1分以内とする。中でも30秒以内、その中でも10秒以内とするのがさらに好ましい。
(本ニオブ含有スラリー中の本ニオブ酸化合物の確認方法)
入手したニオブ含有スラリーが本ニオブ含有スラリーであるか否か、言い換えれば、本ニオブ酸化合を含有するものであるか否かを確認するには、例えば、当該ニオブ含有スラリーを遠心分離して上澄みを除去して沈殿物を得、該沈殿物を60℃、真空(0.08MPa以下)の雰囲気において15時間静置して乾燥させる。得られた乾燥物を、本ニオブ酸化合物について説明したのと同様に粉末X線回折測定して確認することができる。
<NaOHとの反応性試験>
実施例1-5及び比較例1-2で得たニオブ含有スラリー(サンプル)を30g量り、これに5.7質量%水酸化ナトリウム水溶液30mLをマグネティックスターラー(撹拌速度:150rpm)で撹拌しながら1分間かけて添加した。添加後、5分間撹拌し、沈殿物をヌッチェろ過した。これを純水で洗浄した後、真空乾燥炉内において60℃(設定温度)で15時間加熱して真空乾燥した。得られた乾燥物をメノウ乳鉢にて粉砕し、得られた粉体についてX線回折測定を実施した。この測定結果を表1に示した。
他方、実施例6及び比較例3については、上記ニオブ含有スラリー(サンプル)の代わりに、実施例6及び比較例3で得たニオブ酸化合物(サンプル)を3g量り、2.5質量%の水酸化ナトリウム水溶液50mLと反応させた以外は上記と同様に行い、得られた粉体についてX線回折測定を実施した。この測定結果を表2に示した。
この際、X線回折測定条件及びX線回解析条件は、下記<XRD測定>の条件と同様である。
図1、2には、実施例1、比較例2で得たニオブ含有スラリー(サンプル)を用いて、水酸化ナトリウム水溶液と反応させて得られた粉体のX線回折パターンを示した。
=X線回解析条件=
・リガク社製データ解析ソフトPDXL2を使用
・ピークトップを明確化するためb-splingでピークを平滑化した

Claims (16)

  1. ポリ酸構造を有するニオブ酸化合物であり、CuKα線を使用した粉末X線回折測定によるX線回折パターンにおいて、2θ=29.0°±1.5°における最高強度のピーク(第二ピーク)の強度に対する、2θ=9.4°±1.5°における最高強度のピーク(第一ピーク)の強度の比率(第一ピーク/第二ピーク)が1.3以上であることを特徴とするニオブ酸化合物。
  2. 前記X線回折パターンにおいて、2θ=9.4°±1.5°に第一ピークを有し、2θ=29.0°±1.5°に第二ピークを有する請求項1に記載のニオブ酸化合物。
  3. 式:[NbxOy] n- ・mH 2 O(6≦x≦10、19≦y≦28、n=6、mは0~50の整数)で表される構造を有する含水化合物である請求項1又は2に記載のニオブ酸化合物。
  4. 触媒原料用である請求項1~3の何れか1項に記載のニオブ酸化合物。
  5. 下記3工程を有することを特徴とするニオブ酸化合物の製造方法。
    (1)ニオブをNb25換算で1~100g/L含有するフッ化ニオブ水溶液を、アンモニア濃度5~30質量%のアンモニア水溶液に添加して1分以内に中和反応させてニオブ含有沈殿物を得る工程
    (2)前記工程で得られたニオブ含有沈殿物からフッ素を除去する工程
    (3)フッ素除去して得られたニオブ含有沈殿物を乾燥させる工程
  6. 下記3工程を有することを特徴とするニオブ含有スラリーの製造方法。
    (1)ニオブをNb25換算で1~100g/L含有するフッ化ニオブ水溶液を、アンモニア濃度5~30質量%のアンモニア水溶液に添加して1分以内に中和反応させてニオブ含有沈殿物を得る工程
    (2)前記工程で得られたニオブ含有沈殿物からフッ素を除去する工程
    (3)フッ素除去して得られたニオブ含有沈殿物を分散媒に分散させてニオブ含有スラリーとする工程
  7. 請求項1~4の何れか1項に記載のニオブ酸化合物が分散媒に分散してなるニオブ含有スラリー。
  8. 前記分散媒が、アンモニア又はアミンを含むものである請求項に記載のニオブ含有スラリー。
  9. 触媒原料用である請求項7又は8に記載のニオブ含有スラリー。
  10. 請求項1~4の何れか1項に記載のニオブ酸化合物を、分散媒に分散するニオブ含有スラリーの製造方法。
  11. 請求項5又は6に記載の製造方法で得られたニオブ酸化合物を、分散媒に分散するニオブ含有スラリーの製造方法。
  12. 請求項1~4の何れか1項に記載のニオブ酸化合物と、アルカリ金属塩とが反応してなるニオブ含有アルカリ金属塩。
  13. 請求項7~9の何れか1項に記載のニオブ含有スラリーと、アルカリ金属塩とが反応してなるニオブ含有アルカリ金属塩を含有したスラリー。
  14. 請求項1~4の何れか1項に記載のニオブ酸化合物と、アルカリ金属塩とを反応させることを特徴とするニオブ含有アルカリ金属塩の製造方法。
  15. 請求項5又は6に記載の製造方法で得られたニオブ酸化合物と、アルカリ金属塩とを反応させることを特徴とするニオブ含有アルカリ金属塩の製造方法。
  16. 請求項7~9の何れか1項に記載のニオブ含有スラリーと、アルカリ金属塩とを反応させることを特徴とする、ニオブ含有アルカリ金属塩を含有したスラリーの製造方法。
JP2021560863A 2020-06-04 2021-05-10 ニオブ酸化合物及びニオブ含有スラリー Active JP7208416B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020097336 2020-06-04
JP2020097336 2020-06-04
PCT/JP2021/017723 WO2021246111A1 (ja) 2020-06-04 2021-05-10 ニオブ酸化合物及びニオブ含有スラリー

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021246111A1 JPWO2021246111A1 (ja) 2021-12-09
JPWO2021246111A5 true JPWO2021246111A5 (ja) 2022-07-29
JP7208416B2 JP7208416B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=78830901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021560863A Active JP7208416B2 (ja) 2020-06-04 2021-05-10 ニオブ酸化合物及びニオブ含有スラリー

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20230212025A1 (ja)
EP (1) EP4163256A4 (ja)
JP (1) JP7208416B2 (ja)
KR (1) KR20230019823A (ja)
CN (1) CN115427355A (ja)
TW (1) TW202208280A (ja)
WO (1) WO2021246111A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114751453B (zh) * 2022-04-01 2023-05-23 福州大学 一种具有仿生性能的选择性离子交换材料及制备方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07163887A (ja) * 1993-12-15 1995-06-27 Nikon Corp 物体の防黴方法およびこれにより防黴された物体
JP4025594B2 (ja) 2002-07-16 2007-12-19 三井金属鉱業株式会社 酸化タンタル粉並びに酸化ニオブ粉の製造方法及びその製造方法で得られる酸化タンタル粉並びに酸化ニオブ粉
JP4183539B2 (ja) 2003-03-26 2008-11-19 三井金属鉱業株式会社 酸化ニオブおよびその製造方法
JP4202195B2 (ja) 2003-06-10 2008-12-24 三井金属鉱業株式会社 水酸化タンタル、水酸化ニオブ、酸化タンタル、酸化ニオブ、およびこれらの製造方法
JP4271060B2 (ja) 2004-03-01 2009-06-03 三井金属鉱業株式会社 酸化ニオブ粉末
JP4891021B2 (ja) 2006-09-28 2012-03-07 日揮触媒化成株式会社 ニオブ系酸化物微粒子の製造方法
JP5054414B2 (ja) 2007-04-17 2012-10-24 三井金属鉱業株式会社 酸化ニオブ粉
JP2009073675A (ja) 2007-09-18 2009-04-09 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 金属酸化物粉及びその製造方法
JP5441264B2 (ja) * 2009-03-12 2014-03-12 多木化学株式会社 ニオブ酸アンモニウムゾル及びその製造方法並びに薄膜形成用塗布液及び薄膜担持基材
JP5582281B2 (ja) 2009-04-09 2014-09-03 堺化学工業株式会社 ニオブ酸アルカリ金属塩粒子の製造方法、およびニオブ酸アルカリ金属塩粒子
EP2505557A1 (en) 2009-11-26 2012-10-03 Toyama Prefecture Anisotropically shaped powder and method for producing the same
JP6016431B2 (ja) 2012-04-20 2016-10-26 キヤノン株式会社 ニオブ酸ナトリウム微粒子の製造方法
JP6774158B2 (ja) 2016-12-27 2020-10-21 多木化学株式会社 アルカリ金属安定型ニオブ酸ゾル
JP7054588B2 (ja) 2017-02-10 2022-04-14 多木化学株式会社 ニオブ酸オルガノゾルおよびその製造方法
JP6864422B2 (ja) 2017-02-13 2021-04-28 多木化学株式会社 ニオブ酸粉体
JP2019122921A (ja) 2018-01-17 2019-07-25 ヒロセホールディングス株式会社 可視光活性型光触媒分散液
CN110078122A (zh) 2019-05-27 2019-08-02 九江有色金属冶炼有限公司 一种p型高纯氧化铌的制备方法
US20240034935A1 (en) * 2020-12-25 2024-02-01 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Polyoxo niobate compound dispersion and method for manufacturing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4677083A (en) Method for manufacturing dielectric fine powder of Ba1-x Srx TiO3
JP7342227B2 (ja) タンタル酸分散液及びタンタル酸化合物
JPWO2021246111A5 (ja)
JP7208416B2 (ja) ニオブ酸化合物及びニオブ含有スラリー
Das et al. Low temperature chemical synthesis of nanosized ceramic powders
Ghosh et al. Synthesis of nano-sized ceramic powders using precipitated silica in aqueous sol-gel method
JP2875486B2 (ja) 酸化タンタルゾル及びその製造方法
KR102669418B1 (ko) 티탄산 수용액
JPH05507054A (ja) 膨潤性の層状シリケートの簡単な製造方法
JPH0573696B2 (ja)
JP2618429B2 (ja) オルソ燐酸アルミニウム結晶の製造方法
TWI730626B (zh) 氧化鈦之製造方法
CN112619635B (zh) 一种双金属氧化物催化剂及其制备方法和应用
JPH0341409B2 (ja)
JPH0573695B2 (ja)
JP2001089111A (ja) 高純度アモルファス化合物粉末の製造法
JPH0524861B2 (ja)
JPS62176915A (ja) Bi▲下2▼Ti▲下2▼O▲下7▼微粒子の製造方法
JPH06135720A (ja) 針状チタン酸バリウム粉末の製造方法
JP3575057B2 (ja) Ba2Ti9O20粉体の製造方法
CN115744988A (zh) 钼酸铋复合纳米粉体的制备方法
CN118084005A (zh) 一种纳米级Ti-Co-β分子筛的制备方法
JPS63112420A (ja) 複合ペロブスカイト型化合物の製造方法
JPH06166518A (ja) Ba(SnxTi1−x )O3 固溶体微粒子の製造方法
JPS63218504A (ja) ペロブスカイト型化合物の製造方法