JPWO2014192936A1 - 複素環アミド化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(1):[式中、QはQ−1からQ−5の何れかで示される芳香族複素環、WはW−1、W−2又はW−3で示される芳香族複素環、Xは酸素原子等、R1aは水素原子、ハロゲン原子又はC1〜C6アルキル等、R1bは水素原子等、R1cはC1〜C6アルキル、R2aはハロゲン原子又はC1〜C6アルキル等、R2cはC1〜C6ハロアルキル、R3は水素原子等、R4aは水素原子又はC1〜C6アルキル等、R4bは水素原子又はC1〜C6アルキル等、R4cは水素原子又はC1〜C6アルキル等、R4dは水素原子又はC1〜C6アルキル等、R5a及びR5bは各々独立して水素原子又はC1〜C6アルキル等、R5cは水素原子又はC1〜C6アルキル等、並びに、nは0,1,2又は3の整数を表す。]で表される複素環アミド化合物及びそれらを含有する農薬、特に除草剤を提供する。

Description

本発明は、新規な複素環アミド化合物及びその塩、並びに該複素環アミド化合物及びその塩を有効成分として含有する農薬、特に除草剤に関するものである。また、本発明における農薬とは、農園芸分野における殺虫・殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤及び殺菌剤等を意味する。
例えば、特許文献1乃至6には、ある種の複素環アミド化合物が開示されているが、本発明に係る複素環アミド化合物に関しては何ら開示されていない。
国際公開第2012/028579号 国際公開第2012/123409号 国際公開第2012/123416号 国際公開第2012/126932号 国際公開第2013/017559号 国際公開第2013/064457号
本発明の目的は、より低薬量で各種雑草に対して効果を確実に示し、且つ、土壌汚染や後作物への影響等の問題が軽減された、安全性の高く、除草剤の有効成分として有用な化学物質を提供することである。
本発明者らは、上記の課題解決を目標に鋭意研究を重ねた結果、本発明に係る下記式(1)で表される新規な複素環アミド化合物が除草剤として優れた除草活性並びに対象となる作物に対する高い安全性を有し、且つ、ホ乳動物、魚類及び益虫等の非標的生物に対してほとんど悪影響の無い、極めて有用な化合物であることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記〔1〕〜〔115〕に関するものである。
〔1〕
式(1):
Figure 2014192936
[式中、Qは、Q−1からQ−5の何れかで示される芳香族複素環を表し、
Figure 2014192936
Wは、W−1、W−2又はW−3で示される芳香族複素環を表し、
Figure 2014192936
Xは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
1aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−C(O)R、−C(O)OR16、シアノ、−OR、−S(O)m110、−N(R11)R12、−C(=NR12b)R8b、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、ナフチル又はU−1からU−25の何れかの基を表し、
1bは、水素原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、ナフチル、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
1cは、C〜Cアルキルを表し、
2aは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−C(O)R18、−C(O)OR24、シアノ、ニトロ、−OR19、−S(O)m320、−N(R21)R22、フェニル又は(Rによって置換されたフェニルを表し、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのR2aが隣接する場合には、隣接する2つのR2aは、−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、それぞれのR2aが結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
2cは、C〜Cハロアルキルを表し、
は、水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、−C(O)R25又は−C(O)OR26を表し、
4aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、−NHC(O)R、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
4bは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−C(O)OR16、−OR38、−S(O)m320、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、−NHC(O)R、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
4cは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
4dは、水素原子、C〜Cアルキル又はR35によって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
U−1乃至U−6、U−6a、U−7乃至U−10、U−10a、U−11、U−11a、U−12、U−12a、U−13、U−13a、U−14乃至U−22、U−22a、U−23、U−24、U−25、U−26は、それぞれ以下の構造で表される複素環を表し、
Figure 2014192936
5a及びR5bは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル又は(R28によって置換されたフェニルを表し、
5cは、水素原子、C〜Cアルキル又はR36によって任意に置換された(C〜C)アルキルを表すか、或いはR5cは、R4dと−(CH−又は−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、R5cが結合する窒素原子及びR4dが結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−C(O)R、−C(O)OR16、−OR13、−S(O)m214、フェニル又は(R7によって置換されたフェニルを表し、
は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cシクロアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cハロシクロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、−OR15、−S(O)m320、C〜Cアルキルアミノスルホニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
は、水素原子、C〜Cアルキル又は−N(R11a)R12aを表し、
8bは、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
は、水素原子、C〜Cアルキル又はフェニルを表し、
10は、水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル又はC〜Cハロアルキニルを表し、
11及びR12は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、フェニルスルホニル、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−19を表すか、或いは、R11はR12と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R33)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく、
11a及びR12aは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル又はフェニルを表すか、或いは、R11aはR12aと一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R11a及びR12aが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R33)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく、
12bは、−OR19bを表し、
13は、水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、−C(O)R又はフェニルを表し、
14は、水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル又はフェニルを表し、
15は、水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル又はC〜Cシクロアルケニルを表し、
16は、水素原子、C〜Cアルキル又はR37によって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
18は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
19は、水素原子、C〜Cアルキル又はフェニルを表し、
19bは、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
20は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル又はC〜Cシクロアルケニルを表し、
21及びR22は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル又はフェニルを表すか、或いは、R21はR22と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R21及びR22が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R39)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく、
24は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
25及びR26は、各々独立しては、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル又はフェニルを表し、
27は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、−C(O)OR16、−OR29、−S(O)m430、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
28は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル、−OR31又は−S(O)m430を表し、t2、t3、t4、t5、t7、t8又はt9が2以上の整数を表すとき、各々のR28は互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に2つのR28が隣接する場合には、隣接する2つのR28は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、それぞれのR28が結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
28aは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル又は(C〜Cアルキルチオ)C〜Cアルキルを表し、
29、R30及びR31は、各々独立して、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル又はフェニルを表し、
33は、水素原子、C〜Cアルキルを表し
34は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−C(O)R、−C(O)OR16、−OR33、−S(O)m633、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−1、U−3、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−25を表し、
35は、ハロゲン原子又はC〜Cアルコキシを表し、
36は、ハロゲン原子又はC〜Cアルコキシを表し、
37は、C〜Cアルコキシを表し、
38は、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル又はフェニルを表し、
39は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
t1は、0又は1の整数を表し
m1、m2、m3、m4、m6及びt2は、各々独立して0、1又は2の整数を表し、
n及びt3は、各々独立して0、1、2又は3の整数を表し、
p及びrは、各々独立して1、2、3、4又は5の整数を表し、
t4は、0、1、2、3又は4の整数を表し、
t5は、0、1、2、3、4又は5の整数を表し、
t7は、0、1、2、3、4、5、6又は7の整数を表し、
t8は、0、1、2、3、4、5、6、7又は8の整数を表し、
t9は、0、1、2、3、4、5、6、7、8又は9の整数を表す。]で表される複素環アミド化合物又はその塩。
〔2〕
Wは、W−1又はW−2で示される芳香族複素環を表し、
2aは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、−C(O)R18、−C(O)OR24、シアノ、ニトロ、−OR19又は−S(O)m320を表し、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよい上記〔1〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔3〕
1bは、水素原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、ナフチル又はU−1からU−25の何れかの基を表し、
4aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、−NHC(O)R、フェニル、(R28によって置換されたフェニル又はU−1からU−26の何れかの基を表し、
は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cシクロアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cハロシクロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、−OR15、−S(O)m320、C〜Cアルキルアミノスルホニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ又はU−1からU−26の何れかの基を表し、
27は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、−C(O)OR16、−OR29、−S(O)m430又はU−1からU−26の何れかの基を表す上記〔2〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔4〕
1aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−C(O)R、−OR、−S(O)m110、−N(R11)R12、−C(=NR12b)R8b、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−3、U−5a、U−6a、U−7、U−8、U−10a、U−11a、U−12a、又はU−13aを表し、
1bは、C〜Cアルキル又はRによって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
2aは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−S(O)m320、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
4aは、水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、U−1、U−2、U−7、U−10a又はU−26で示される複素環を表し、
4bは、C〜Cアルキルを表し、
4cは、水素原子を表し、
4dは、C〜Cアルキルを表し、
5aは、水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル又はフェニルを表し、
5bは、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
5cは、C〜Cアルキルを表すか、或いはR5cは、R4dと−(CH−又は−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、R5cが結合する窒素原子及びR4dが結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル又は−OR15を表し、
8bは、水素原子を表し、
は、C〜Cアルキルを表し、
10は、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニルを表し、
11は、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニルスルホニル、フェニル、(R7によって置換されたフェニル又はU−7を表し、
12は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
11はR12と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に5〜6員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)又はS(O)を1個含んでもよく、
11aは、C〜Cアルキルを表し、
12aは、水素原子を表し、
13は、水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、−C(O)R又はフェニルを表し、
14は、C〜Cアルキル又はR34によって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
15は、C〜Cアルキルを表し、
19bは、C〜Cアルキルを表し、
20は、C〜Cアルキルを表し、
27は、ハロゲン原子、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、−OR29、−C(O)OR16又は−S(O)m430を表し、
28は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル又は−OR31を表し、t2、t3、t4、t5又はt7が2以上の整数を表すとき、各々のR28は互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に2つのR28が隣接する場合には、隣接する2つのR28は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、それぞれのR28が結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
29は、C〜Cアルキルを表し、
30は、C〜Cアルキルを表し、
31は、C〜Cアルキルを表し、
33は、C〜Cアルキルを表し、
34は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−C(O)R、−C(O)OR16、−OR33、−S(O)m633、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−1、U−8又はU−22aを表す上記〔3〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔5〕
Qは、Q−1で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−1で示される芳香族複素環を表す上記〔4〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔6〕
Xは、酸素原子を表し、
1aは、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、R6によって任意に置換された(C3〜C6)シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルケニル、−C(O)R8、−OR9、−S(O)m110、−N(R11)R12、−C(=NR12b)R8b、フェニル、(R7pによって置換されたフェニル、U−5a、U−6a、U−7、U−8、U−10a、U−11a、U−12a、又はU−13aを表し、
2aは、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、−S(O)m320、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
6は、ハロゲン原子、シアノ、C3〜C6シクロアルキル、−C(O)R8、−C(O)OR16、−OR13、−S(O)m214又は(R7pによって置換されたフェニルを表し、
27は、ハロゲン原子、フェニル、−OR29又は−S(O)m430を表す上記〔5〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔7〕
4aは、水素原子、C1〜C6アルキル、R27によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキルを表し、
27は、ハロゲン原子、−OR29を表す上記〔6〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔8〕
Qは、Q−3で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−1で示される芳香族複素環を表す上記〔4〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔9〕
1aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−C(O)R、−S(O)m110、−N(R11)R12、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−3、U−5a、U−6a、U−8、U−10a、又はU−13aを表し、
2aは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキルを表し、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
は、ハロゲン原子、−C(O)OR16、−OR13、−S(O)m214又は(R7によって置換されたフェニルを表し、
は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル又は−OR15を表し、
は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
11は、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル又は(R7によって置換されたフェニルを表し、
11はR12と一緒になってCアルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に6員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)又はS(O)を1個含んでもよく、
16は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
27は、(R28によって置換されたフェニル、−OR29、−C(O)OR16又は−S(O)m430を表し、
28は、ハロゲン原子又はC〜Cアルキルを表し、
34は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−OR33、−S(O)m633、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−1又はU−8を表す上記〔8〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔10〕
5aは、C1〜C6アルキル、R27によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
27は、−OR29又は−S(O)m430を表す上記〔9〕記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔11〕
Xは、酸素原子を表す上記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔12〕
Xは、硫黄原子を表す上記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔13〕
3は、水素原子表す上記〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔14〕
3は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔15〕
2aは、C1〜C6ハロアルキルを表す上記〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔16〕
2aは、ハロゲン原子を表す上記〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔17〕
2aは、−S(O)m320を表し、
20は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔18〕
2aは、トリフルオロメチルを表す上記〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔19〕
nは、1、2又は3の整数を表す上記〔1〕〜〔18〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔20〕
nは、1の整数を表す上記〔1〕〜〔18〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔21〕
Qは、Q−2で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−1で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔22〕
Qは、Q−4で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−1で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔23〕
Qは、Q−5で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−1で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔24〕
Qは、Q−1で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−2で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔25〕
Qは、Q−2で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−2で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔26〕
Qは、Q−3で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−2で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔27〕
Qは、Q−4で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−2で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔28〕
Qは、Q−5で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−2で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔29〕
Qは、Q−1で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−3で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔30〕
Qは、Q−2で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−3で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔31〕
Qは、Q−3で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−3で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔32〕
Qは、Q−4で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−3で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔33〕
Qは、Q−5で示される芳香族複素環を表し、
Wは、W−3で示される芳香族複素環を表す上記〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔34〕
4aは、水素原子を表す上記〔1〕〜〔33〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔35〕
4aは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔33〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔36〕
4aは、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔33〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔37〕
4aは、C1〜C3アルキルを表す上記〔1〕〜〔33〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔38〕
4aは、メチルを表す上記〔1〕〜〔33〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔39〕
4aは、エチルを表す上記〔1〕〜〔33〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔40〕
4aは、C3〜C6シクロアルキルを表す上記〔1〕〜〔33〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔41〕
4aは、C1〜C3ハロアルキルを表す上記〔1〕〜〔33〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔42〕
5aは、水素原子を表す上記〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔43〕
5aは、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔44〕
5aは、C1〜C3アルキルを表す上記〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔45〕
5aは、メチルを表す上記〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔46〕
5aは、エチルを表す上記〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔47〕
5aは、R27によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
27は、−OR29又は−S(O)m430を表し、
29は、C1〜C6アルキルを表し、
30は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔48〕
5aは、C2〜C6アルケニルを表す上記〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔49〕
1aは、C1〜C6アルキル、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、R6によって任意に置換された(C3〜C6)シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、−CHO、−S(O)m110、−N(R11)R12、フェニル、(R7pによって置換されたフェニル、U−3、U−5a、U−6a、U−7、U−8、U−10a、U−11a、U−12a、又はU−13aを表し、
6は、ハロゲン原子、シアノ、C3〜C6シクロアルキル、−C(O)OR16、−OR13、−S(O)m214、フェニル又は(R7pによって置換されたフェニルを表し、
8は、C1〜C6アルキルを表し、
10は、C1〜C6アルキル、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
11は、C1〜C6アルキル、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、フェニル、(R7pによって置換されたフェニル又はU−7を表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
11はR12と一緒になってC4〜C5アルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に5〜6員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)又はS(O)を1個含んでもよく、
13は、水素原子、C1〜C6アルキル又はR34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
14は、C1〜C6アルキル又はR34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
16は、水素原子、C1〜C6アルキル又はR37によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、シアノ、C3〜C6シクロアルキル、−C(O)R8、−C(O)OR16、−OR33、−S(O)m633又はU−1を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔50〕
1aは、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、−CHOを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔51〕
1aは、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔52〕
1aは、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔53〕
1aは、C3〜C6シクロアルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔54〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、ハロゲン原子を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔55〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、シアノを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔56〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、C3〜C6シクロアルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔57〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−C(O)OR16を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔58〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−OR13を表し、
13は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔59〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−OR13を表し、
13は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、−OR33を表し、
33は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔60〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−S(O)m214を表し、
14は、C1〜C6アルキル又はR34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、ハロゲン原子又は−OR33を表し、
33は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔61〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−S(O)m214を表し、
8は、C1〜C6アルキルを表し、
14は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
16は、C1〜C6アルキルを表し、
34は、シアノ、C3〜C6シクロアルキル、−C(O)R8、−C(O)OR16、−OR33又は−S(O)m633を表し、
33は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔62〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−S(O)m214を表し、
14は、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル又はC2〜C6ハロアルキニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔63〕
1aは、R6によって任意に置換された(C3〜C6)シクロアルキル表し、
6は、ハロゲン原子を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔64〕
1aは、R6によって任意に置換された(C3〜C6)シクロアルキル表し、
6は、−OR13を表し、
13は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔65〕
1aは、−S(O)m110を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔66〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、C1〜C6アルキル、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
34は、ハロゲン原子、シアノ、C3〜C6シクロアルキル、−C(O)R8、−C(O)OR16、−OR33を表し、
8は、C1〜C6アルキルを表し、
16は、C1〜C6アルキルを表し、
33は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔67〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔68〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、C3〜C6シクロアルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔69〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、C2〜C6アルケニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔70〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、C2〜C6アルキニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔71〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、ハロゲン原子を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔72〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、シアノを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔73〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、C3〜C6シクロアルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔74〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、−C(O)R8、−C(O)OR16を表し、
8は、C1〜C6アルキルを表し、
16は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔75〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、−OR33を表し、
33は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔76〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、−S(O)m633を表し、
33は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔77〕
1aは、−N(R11)R12を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔78〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、C1〜C6アルキルを表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔79〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニルを表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
34は、ハロゲン原子、シアノ、−S(O)m633を表し、
33は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔80〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
34は、−OR33を表し、
33は、C1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔81〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11はR12と一緒になってC4〜C5アルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に5〜6員環を形成し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)又はS(O)を1個含んでもよい上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔82〕
1aは、以下の構造式で表される置換基を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
Figure 2014192936
〔83〕
1aは、以下の構造式で表される置換基を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
Figure 2014192936
〔84〕
1aは、フェニル又は(R7pによって置換されたフェニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔85〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、フェニル又は(R7pによって置換されたフェニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔86〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−OR13を表し、
13は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、フェニル又は(R7pによって置換されたフェニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔87〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−S(O)m214を表し、
14は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、フェニル又は(R7pによって置換されたフェニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔88〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、フェニル又は(R7pによって置換されたフェニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔89〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
34は、フェニル、(R7pによって置換されたフェニルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔90〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、フェニル、(R7pによって置換されたフェニルを表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔91〕
7は、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル、R27によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル又は−OR15を表し、
15は、C1〜C6アルキルを表し、
27は、ハロゲン原子、−OR29又は−S(O)m430を表し、
29及びR30は、各々独立してC1〜C6アルキルを表す上記〔84〕〜〔90〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔92〕
7は、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル、R27によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル又は−OR15を表し、
15は、C1〜C6アルキルを表し、
27は、ハロゲン原子を表す上記〔84〕〜〔90〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔93〕
1aは、U−1乃至U−25のいずれかの複素環を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔94〕
1aは、U−3、U−5a、U−6a、U−7、U−8、U−10a、U−11a、U−12a、又はU−13aを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔95〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−19を表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔96〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、U−7を表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔97〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−19を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔98〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−1、U−3又はU−20乃至U−25を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔99〕
1aは、−S(O)m110を表し、
10は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−1、U−3又はU−22aを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔100〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
34は、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−19を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔101〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
34は、U−1、U−3又はU−20乃至U−25を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔102〕
1aは、−N(R11)R12を表し、
11は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
12は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
34は、U−1、U−3又はU−22aを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔103〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−OR13を表し、
13は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−19を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔104〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−OR13を表し、
13は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−1、U−3又はU−20乃至U−25を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔105〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−OR13を表し、
13は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−1、U−3又はU−22aを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔106〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−S(O)m214を表し、
14は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−19を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔107〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−S(O)m214を表し、
14は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−1、U−3又はU−20乃至U−25を表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔108〕
1aは、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
6は、−S(O)m214を表し、
14は、R34によって任意に置換された(C1〜C6)アルキルを表し、
34は、U−1、U−3又はU−22aを表す上記〔1〕〜〔48〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔109〕
t1、t2、t3、t4、t5、t7、t8及びt9は、各々独立して0の整数を表す上記〔93〕〜〔108〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔110〕
28は、ハロゲン原子、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、(C1〜C6アルコキシ)C1〜C6アルキル、−OR31又は−S(O)m430を表す上記〔93〕〜〔108〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔111〕
28は、ハロゲン原子を表す上記〔93〕〜〔108〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔112〕
28は、C1〜C6アルキルを表す上記〔93〕〜〔108〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔113〕
28は、C1〜C6アルコキシを表す上記〔93〕〜〔108〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔114〕
上記〔1〕〜〔113〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する農薬。
〔115〕
上記〔1〕〜〔113〕のいずれかに記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する除草剤。
本発明化合物は、各種雑草に対して優れた除草活性を有し、且つ、対象となる作物に対しては高い安全性を有する。さらに、ホ乳動物、魚類及び益虫等の非標的生物に対してほとんど悪影響を及ぼさず、低残留性で環境に対する負荷も軽い。
従って、本発明は水田、畑地及び果樹園等の農園芸分野において有用な除草剤を提供することができる。
本発明に包含される化合物には、置換基の種類によってはE−体及びZ−体の幾何異性体が存在する場合があるが、本発明はこれらE−体、Z−体又はE−体及びZ−体を任意の割合で含む混合物を包含するものである。また、本発明に包含される化合物は、1個又は2個以上の不斉炭素原子の存在に起因する光学活性体が存在するが、本発明は全ての光学活性体又はラセミ体を包含する。
また、本発明に包含される化合物には、置換基の種類によって互変異性体が存在する場合があるが、本発明は全ての互変異性体又は任意の割合で含む互変異性体の混合物を包含するものである。例えば一般式(1)[式中、WはW−1を表し、R1aはヒドロキシ基を表し、n、Q、R2a、R3、Xは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物の場合、次のような互変異性体を包含するものである。
Figure 2014192936
同様に、例えば一般式(1)[式中、WはW−1を表し、R1aは−SH基を表し、n、Q、R2a、R3、Xは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物の場合、次のような互変異性体を包含するものである。
Figure 2014192936
本発明に包含される化合物のうちで、常法に従って酸付加塩にすることができるものは、例えば、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸等のハロゲン化水素酸の塩、硝酸、硫酸、燐酸、塩素酸、過塩素酸等の無機酸の塩、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸等のスルホン酸の塩、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、マンデル酸、アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸等のカルボン酸の塩又はグルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸の塩とすることができる。
或いは、本発明に包含される化合物のうちで、常法に従って金属塩にすることができるものは、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムといったアルカリ金属の塩、カルシウム、バリウム、マグネシウムといったアルカリ土類金属の塩又はアルミニウムの塩とすることができる。
次に、本明細書において示した各置換基の具体例を以下に示す。ここで、n−はノルマル、i−はイソ、s−はセカンダリー及びtert−はターシャリーを各々意味し、Phはフェニルを意味する。
本明細書におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。尚、本明細書中「ハロ」の表記もこれらのハロゲン原子を表す。
本明細書におけるCa〜Cbアルキルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、1,1−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbシクロアルキルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の炭化水素基を表し、3員環から6員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよい。例えばシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbハロシクロアルキルの表記は、炭素原子に結合した水素原子がハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の炭化水素基を表し、3員環から10員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよく、ハロゲン原子による置換は環構造部分であっても、側鎖部分であっても、或いはそれらの両方であってもよく、さらに、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えば2,2-ジフルオロシクロプロピル基、2,2-ジクロロシクロプロピル基、2,2-ジブロモシクロプロピル基、2,2-ジフルオロ-1-メチルシクロプロピル基、2,2-ジクロロ-1-メチルシクロプロピル基、2,2-ジブロモ-1-メチルシクロプロピル基、2,2,3,3-テトラフルオロシクロブチル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルケニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルエテニル基、2−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−メチル−2−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbハロアルケニルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表す。このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えば2,2−ジクロロビニル基、2−フルオロ−2−プロペニル基、2−クロロ−2−プロペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−ブロモ−2−プロペニル基、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル基、2,3−ジクロロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、2,3,3−トリフルオロ−2−プロペニル基、2,3,3−トリクロロ−2−プロペニル基、1−(トリフルオロメチル)エテニル基、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル基、3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル基、3−クロロ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbシクロアルケニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の、且つ1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、3員環から6員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよく、さらに、二重結合はendo−又はexo−のどちらの形式であってもよい。例えば1−シクロペンテン−1−イル基、2−シクロペンテン−1−イル基、1−シクロヘキセン−1−イル基、2−シクロヘキセン−1−イル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルキニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばエチニル基、1-プロピニル基、2-プロピニル基、1-ブチニル基、2-ブチニル基、3-ブチニル基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbハロアルキニルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有する不飽和炭化水素基を表す。このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えば2−クロロエチニル基、2−ブロモエチニル基、2−ヨードエチニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基、3−ヨード−2−プロピニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbハロアルキルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えばフルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、ノナフルオロブチル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルコキシの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−O−基を表し、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、i−プロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、i−ブチルオキシ基、s−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルキルチオの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−S−基を表し、例えばメチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、s−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−C(O)−基を表し、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、2−メチルブタノイル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbハロアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−C(O)−基を表し、例えばフルオロアセチル基、クロロアセチル基、ジフルオロアセチル基、ジクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、クロロジフルオロアセチル基、ブロモジフルオロアセチル基、トリクロロアセチル基、ペンタフルオロプロピオニル基、ヘプタフルオロブタノイル基、3−クロロ−2,2−ジメチルプロパノイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbシクロアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるシクロアルキル−C(O)−基を表し、例えばシクロプロピルカルボニル基、2−メチルシクロプロピルカルボニル基、シクロブチルカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbハロシクロアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロシクロアルキル−C(O)−基を表し、例えば2,2−ジクロロシクロプロピルカルボニル基、2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロピルカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルコキシカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−O−C(O)−基を表し、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロピルオキシカルボニル基、i−プロピルオキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、i−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbハロアルコキシカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−O−C(O)−基を表し、例えばクロロメトキシカルボニル基、2−クロロエトキシカルボニル基、2,2−ジフルオロエトキシカルボニル基、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルキルアミノカルボニルの表記は、水素原子の一方が炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたカルバモイル基を表し、例えばメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、n−プロピルカルバモイル基、i−プロピルカルバモイル基、n−ブチルカルバモイル基、i−ブチルカルバモイル基、s−ブチルカルバモイル基、tert−ブチルカルバモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbハロアルキルアミノカルボニルの表記は、水素原子の一方が炭素原子数a〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル基によって置換されたカルバモイル基を表し、例えば2−フルオロエチルカルバモイル基、2−クロロエチルカルバモイル基、2,2−ジフルオロエチルカルバモイル基、2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるジ(Ca〜Cbアルキル)アミノカルボニルの表記は、水素原子が両方とも、それぞれ同一でも又は互いに相異なっていてもよい炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたカルバモイル基を表し、例えばN,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、N,N−ジ(n−プロピル)カルバモイル基、N,N−ジ(n−ブチル)カルバモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルキルアミノスルホニルの表記は、水素原子の一方が炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたスルファモイル基を表し、例えばメチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、n−プロピルスルファモイル基、i−プロピルスルファモイル基、n−ブチルスルファモイル基、i−ブチルスルファモイル基、s−ブチルスルファモイル基、tert−ブチルスルファモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるジ(Ca〜Cbアルキル)アミノスルホニルの表記は、水素原子が両方とも、それぞれ同一でも又は互いに相異なっていてもよい炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたスルファモイル基を表し、例えばN,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基、N,N−ジエチルスルファモイル基、N,N−ジ(n−プロピル)スルファモイル基、N,N−ジ(n−ブチル)スルファモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるCa〜Cbアルキルアミノの表記は、水素原子の一方が炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたアミノ基を表し、例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、n−プロピルアミノ基、i−プロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、i−ブチルアミノ基、tert−ブチルアミノ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるジ(Ca〜Cbアルキル)アミノの表記は、水素原子が両方とも、それぞれ同一でも又は互いに相異なっていてもよい炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたアミノ基を表し、例えばジメチルアミノ基、エチル(メチル)アミノ基、ジエチルアミノ基、n−プロピル(メチル)アミノ基、i−プロピル(メチル)アミノ基、ジ(n−プロピル)アミノ基、ジ(n−ブチル)アミノ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるR6によって任意に置換された(Ca〜Cb)アルキル、R27によって任意に置換された(Ca〜Cb)アルキル、R34によって任意に置換された(Ca〜Cb)アルキル、R35によって任意に置換された(Ca〜Cb)アルキル又はR36によって任意に置換された(Ca〜Cb)アルキル等の表記は、任意のR6、R27、R34、R35又はR36によって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(Ca〜Cb)アルキル基上の置換基R6、R27、R34、R35又はR36が2個以上存在するとき、それぞれのR6、R27、R34、R35又はR36は互いに同一でも異なってもよい。
本明細書におけるR6によって任意に置換された(Ca〜Cb)シクロアルキル又はR27によって任意に置換された(Ca〜Cb)シクロアルキル等の表記は、任意のR6又はR27によって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるシクロアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(Ca〜Cb)シクロアルキル基上の置換基R6又はR27が2個以上存在するとき、それぞれのR6又はR27は互いに同一でも異なってもよく、さらに置換位置は環構造部分であっても、側鎖部分であっても、或いはそれらの両方にあってもよい。
本明細書における「R11はR12と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R33)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく」、「R11aはR12aと一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R11a及びR12aが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R33)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく」及び「R21はR22と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R21及びR22が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R39)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく」の表記の具体例としては、例えばアジリジン、アゼチジン、アゼチジン−2−オン、ピロリジン、ピロリジン−2−オン、オキサゾリジン、オキサゾリジン−2−オン、オキサゾリジン−2−チオン、チアゾリジン、チアゾリジン−2−オン、チアゾリジン−2−チオン、イミダゾリジン、イミダゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2−チオン、ピペリジン、ピペリジン−2−オン、ピペリジン−2−チオン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−オキサジン−2−オン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−オキサジン−2−チオン、モルホリン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−チアジン−2−オン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−チアジン−2−チオン、チオモルホリン、チオモルホリン−1−オキシド、チオモルホリン−1,1−ジオキシド、ペルヒドロピリミジン−2−オン、ピペラジン、ホモピペリジン、ホモピペリジン−2−オン、ヘプタメチレンイミン等が挙げられ、各々の指定の原子数の範囲で選択される。
本明細書における(Ca〜Cbアルコキシ)Cd〜Ceアルキル又は(Ca〜Cbアルキルチオ)Cd〜Ceアルキル等の表記は、それぞれ前記の意味である任意のCa〜Cbアルコキシ基又はCa〜Cbアルキルチオ基によって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がd〜e個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書における「5−6員芳香族複素環」とは、環を構成する原子数が5乃至6個であり、環を構成する原子中に1乃至5個のヘテロ原子(該へテロ原子は、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を意味する。)を含有する単環の芳香族複素環であるものを意味し、具体例としては、例えばピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、トリアジン、フラン、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソキサゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール等が挙げられる。
また、この「5−6員芳香族複素環」がC=N二重結合を有する場合はその窒素原子はN−オキシドであってもよい。
本明細書における「5−6員へテロアリール」とは、前記定義「5−6員芳香族複素環」から任意の位置の水素原子を1個取り除いた1価の置換基を意味する。なお、それらの結合位置は特に限定されず、所望の位置で結合していてよい。
本明細書における「3−7員非芳香族複素環」とは、
1)環を構成する原子数が3乃至7個であり、
2)環を構成する原子中に1乃至3個のヘテロ原子(該へテロ原子は、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を意味する。)を含有し、
3)環中にカルボニル基、チオカルボニル基、二重結合又は三重結合を含んでいてもよく、
4)環を構成する原子中に硫黄原子が含まれる場合、その硫黄原子はスルフィニル基又はスルホニル基であってもよい、
単環の非芳香族性の複素環を意味し、具体例としては、例えばアゼチジン、ピロリジン、ピロリジノン、オキサゾリジン、イソキサゾリジン、チアゾリジン、イソチアゾリジン、ピペラジン、ピペラジノン、ピペリジン、ピペリジノン、モルホリン、チオモルホリン、アゼピン、ジアゼピン、オキセタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、オキセパン、ホモモルホリン等が挙げられる。
本明細書における「3−7員ヘテロシクリル」とは、前記定義「3−7員非芳香族複素環」から任意の位置の水素原子を1個取り除いた1価の置換基を意味する。なお、それらの結合位置は特に限定されず、所望の位置で結合していてよい。
本明細書における「R28及びR28aによって任意に置換された5−6員へテロアリール」とは、「5−6員へテロアリール」の環を構成する炭素原子上の水素原子が、存在する水素の数の範囲で任意のR28によって炭素原子上で任意に置換された「5−6員へテロアリール」を表し、このとき、「5−6員へテロアリール」の環を構成する原子に窒素が存在し、かつその窒素原子がNH構造を取りうる場合は、その窒素原子上の水素原子が、存在する水素の数の範囲で任意のR28aによって窒素原子上で任意に置換されてもよい「5−6員へテロアリール」を表す。このとき、それぞれの「5−6員へテロアリール」の環を構成する炭素原子上の置換基R28及び環を構成するNH構造を取りうる窒素原子に置換される置換基R28aがそれぞれ独立して2個以上存在するとき、それぞれのR28及びR28aは互いに同一でも異なってもよく、更に2つのR28が隣接する場合には、隣接する2つのR28は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、それぞれのR28が結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよい。
本明細書における「R28及びR28aによって任意に置換された3−7員ヘテロシクリル」とは、「3−7員ヘテロシクリル」の環を構成する炭素原子上の水素原子が、存在する水素の数の範囲で任意のR28によって炭素原子上で任意に置換された「3−7員ヘテロシクリル」を表し、このとき、「3−7員ヘテロシクリル」の環を構成する原子に窒素が存在し、かつその窒素原子がNH構造を取りうる場合は、その窒素原子上の水素原子が、存在する水素の数の範囲で任意のR28aによって窒素原子上で任意に置換されてもよい「3−7員ヘテロシクリル」を表す。このとき、それぞれの「3−7員ヘテロシクリル」の環を構成する炭素原子上の置換基R28及び環を構成するNH構造を取りうる窒素原子に置換される置換基R28aがそれぞれ独立して2個以上存在するとき、それぞれのR28及びR28aは互いに同一でも異なってもよく、更に2つのR28が隣接する場合には、隣接する2つのR28は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、それぞれのR28が結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよい。
次に、本発明化合物の製造法を以下に説明する。
製造法A
式(1)で表される複素環アミド化合物は、例えば、式(2)で表される化合物と式(3a)で表される化合物を反応させることにより製造することができる。
Figure 2014192936
式(2)[式中、Q及びR3は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物又はその塩と、式(3a)[式中、W及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物又はその塩を溶媒中、又は無溶媒で、必要であれば塩基、必要であれば縮合剤、必要であれば触媒を使用し、必要であれば添加物を添加して反応させることによって式(1)[式中、Q、R3、W及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される本発明化合物を製造することができる。
本反応では式(2)で表される化合物1当量に対して、式(3a)で表される化合物は、0.1から100当量の範囲で用いることができる。
溶媒を用いる場合、用いられる溶媒としては、反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン等の極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、n−ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
塩基を用いる場合、用いられる塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基を使用することができ、式(2)で表される化合物1当量に対して0.1から50当量の範囲で用いることができる。
縮合剤を用いる場合、用いられる縮合剤としては、1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨージド等が挙げられ、式(2)で表される化合物1当量に対して、0.1から50当量の範囲で用いることができる。
添加物を用いる場合、用いられる添加物としては、3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−オール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール等が挙げられ、式(2)で表される化合物1当量に対して、0.1から50当量の範囲で用いることができる。
反応温度は、−78℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
式(2)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。
式(3a)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、文献記載の公知の方法に準じた方法によって合成できる。文献既知の公知の方法とは、例えば、国際公開第2008/006540号に記載の方法が挙げられる。
製造法B
式(1)で表される複素環アミド化合物は、例えば、式(2)で表される化合物と式(3b)で表される化合物を反応させることにより製造することができる。
Figure 2014192936
式(2)[式中、Q及びR3は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物又はその塩と、式(3b)[式中、W及びXは前記と同じ意味を表し、Xaはハロゲン原子等の脱離基を表す。]で表される化合物又はその塩を溶媒中、又は無溶媒で、必要であれば塩基を使用して反応させることによって式(1)[式中、Q、R3、W及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される本発明化合物を製造することができる。
本反応では式(2)で表される化合物1当量に対して、式(3b)で表される化合物は、0.1から100当量の範囲で用いることができる。
溶媒を用いる場合、用いられる溶媒としては、反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン等の極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、n−ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
塩基を用いる場合、用いられる塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基を使用することができ、式(2)で表される化合物1当量に対して0.1から50当量の範囲で用いることができる。これらの塩基は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−78℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
製造法C
式(1−2)[式中、W、Q及びR3は前記と同じ意味を表す。]で表される本発明化合物は、例えば、式(1−1)[式中、W、Q及びR3は前記と同じ意味を表す。]で表される本発明化合物と五硫化二燐、五硫化二燐−HMDO(ヘキサメチルジシロキサン)、ローソン試薬(Lawesson’s Reagent;2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)等の硫化剤を反応させることにより製造することができる。
Figure 2014192936
本反応で用いる硫化剤は、式(1−1)で表される化合物1当量に対して0.5〜50当量の範囲で用いることができる。
必要ならば、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の塩基を使用することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
製造法A〜製造法Cにおいて、反応終了後の反応混合物は、直接濃縮、又は有機溶媒に溶解し、水洗後濃縮、又は氷水に投入、有機溶媒抽出後濃縮といった通常の後処理を行い、本発明化合物を得ることができる。また、精製の必要が生じたときには、再結晶、カラムクロマトグラフ、薄層クロマトグラフ、液体クロマトグラフ分取等の任意の精製方法によって分離、精製することができる。
式(3b)で表される化合物の或るものは、以下に示す反応式1によって合成することができる。
製造法D
式(1−1)で表される複素環アミド化合物は、例えば、式(1−3)[式中、W及びQは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物と式(4)[式中、R3は前記と同じ意味を表し、Jはハロゲン原子、−OH、−OSO2Me、−OSO2CF3等の脱離基を表す。]で表される化合物を反応させることにより製造することができる。
Figure 2014192936
本反応は、式(1−3)で表される化合物1当量に対して、式(4)で表される化合物を、0.5〜50当量の範囲で用いることができる。必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基を、又は、ジエチルアゾジカルボキシレート及びトリフェニルホスフィン等を使用する光延反応を使用することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
式(4)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。また、それ以外のものも文献記載の公知の方法に準じて合成することができる。
反応式1
式(3b)で表される化合物は、例えば、式(3a)で表される化合物とハロゲン化剤を反応させることにより製造することができる。
Figure 2014192936
式(3a)[式中、W及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物又はその塩と、ハロゲン化剤を溶媒中、又は無溶媒で、必要であれば塩基を使用して反応させることによって式(3b)[式中、W、X及びXaは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を製造することができる。
ハロゲン化剤としては、例えば塩化チオニル、塩化オキサリル、塩化ホスホリル等が挙げられる。ハロゲン化剤の当量としては、式(3a)で表される化合物1当量に対して、0.1から100当量の範囲で用いることができる。
溶媒を用いる場合、用いられる溶媒としては、反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン等の極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、n−ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
塩基を用いる場合、用いられる塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基を使用することができ、式(3a)で表される化合物1当量に対して0.1から50当量の範囲で用いることができる。これらの塩基は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−78℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
反応終了後、通常の後処理を行うことにより製造法Bの原料化合物となる製造中間体を得ることができる。
また、この方法により製造された製造中間体は、単離・精製することなく、そのまま次工程の反応に用いることもできる。
本発明に包含される活性化合物としては、具体的に例えば第1表乃至第3表に示す化合物が挙げられる。但し、第1表乃至第3表の化合物は例示のためのものであって、本発明はこれらのみに限定されるものではない。尚、表中、Meと記載される置換基はメチル基を表し、以下、Etとの記載はエチル基を表し、n−Pr及びPr−nはノルマルプロピル基を、i−Pr及びPr−iはイソプロピル基を、c−Pr及びPr−cはシクロプロピル基を、n−Bu及びBu−nはノルマルブチル基を、s−Bu及びBu−sはセカンダリーブチル基を、i−Bu及びBu−iはイソブチル基を、t−Bu及びBu−tはターシャリーブチル基を、c−Bu及びBu−cはシクロブチル基を、n−Pen及びPen−nはノルマルペンチル基を、i−Pen及びPen−iはイソペンチル基を、s−Pen及びPen−sはセカンダリーペンチル基を、t−Pen及びPen−tはターシャリーペンチル基を、c−Pen及びPen−cはシクロペンチル基を、3−Penは−CH(Et)基を、n−Hex及びHex−nはノルマルヘキシル基を、c−Hex及びHex−cはシクロヘキシル基を、Phはフェニル基をそれぞれ表す。
表中、D−3、D−3a、D−4、D−4a、D−4b、D−8、D−8a、D−8b、D−8c、D−8d、D−8e、D−8f、D−8g、D−8h、D−9、D−9a、D−9b、D−9c、D−9d、D−9e、D−9f、D−9g、D−9h、D−9i、D−9j、D−9k、D−9m、D−10a、D−11、D−12、D−13a、D−14、D−15、D−16、D−16a、D−16b、D−16c、D−16d、D−16e、D−16f、D−16g、D−16h、D−16i、D−16j、D−16k、D−16m、D−16n、D−16p、D−17、D−17a、D−17b、D−18、D−19、D−21、D−24a、D−24b、D−24c、D−24d、D−24e及びD−24fで表される構造は下記の構造を表す。
Figure 2014192936
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〔第1表〕
Figure 2014192936
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〔第2表〕
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〔第3表〕
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本発明化合物は水田用の除草剤として、湛水下の土壌処理及び茎葉処理のいずれの処理方法においても使用できる。水田雑草としては、例えば、ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)等に代表されるヒルムシロ科(Potamogetonaceae)雑草、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、ウリカワ(Sagittaria pygmaea)及びオモダカ(Sagittaria trifolia)等に代表されるオモダカ科(Alismataceae)雑草、アゼガヤ(Leptochloa chinensis)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、タイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、アシカキ(Homalocenchrus japonocus)及びキシュウスズメノヒエ(Paspalum distichum)等に代表されるイネ科(Gramineae)雑草、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、ホタルイ(Scirpus juncoides)、シズイ(Scirpus nipponicus)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、タマガヤツリ(Cyperus difformis)及びヒナガヤツリ(Cyperus hakonensis)等に代表されるカヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、ウキクサ(Spirodela polyrhiza)及びアオウキクサ(Lemna paucicostata)等に代表されるウキクサ科(Lemnaceae)雑草、イボクサ(Murdannia keisak)等に代表されるツユクサ科(Commelinaceae)雑草、ミズアオイ(Monochoria korsakowii)及びコナギ(Monochoria vaginalis)等に代表されるミズアオイ科(Pontederiaceae)雑草、ミゾハコベ(Elatine triandra)等に代表されるミゾハコベ科(Elatinaceae)雑草、ヒメミソハギ(Ammannia multiflora)及びキカシグサ(Rotala indica)等に代表されるミソハギ科(Lythraceae)雑草、チョウジタデ(Lidwigia epilobioides)等に代表されるアカバナ科(Oenotheraceae)雑草、アブノメ(Dopatrium junceum)、オオアブノメ(Gratiola japonica)、キクモ(Limnophila sessilifolia)、アゼナ(Lindernia pyxidaria)及びアメリカアゼナ(Lindernia dubia)等に代表されるゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)雑草、クサネム(Aeschynomene indica)等に代表されるマメ科(Leguminosae)雑草、並びにアメリカセンダングサ(Bidens frondosa)及びタウコギ(Bidens tripartita)等に代表されるキク科(Compositae)雑草等が挙げられる。
また、本発明化合物は、畑地及び果樹園用の除草剤として、土壌処理、土壌混和処理及び茎葉処理のいずれの処理方法においても使用できる。畑地雑草としては、例えば、イヌホウズキ(Solanum nigrum)及びチョウセンアサガオ(Datura stramonium)等に代表されるナス科(Solanaceae)雑草、アメリカフウロ(Granium carolinianum)等に代表されるフウロソウ科(Geraniaceae)雑草、イチビ(Abutilon theophrasti)及びアメリカキンゴジカ(Sida spinosa)等に代表されるアオイ科(Malvaceae)雑草、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)等のアサガオ類(Ipomoea spps.)及びヒルガオ類(Calystegia spps.)等に代表されるヒルガオ科(Convolvulaceae)雑草、イヌビユ(Amaranthus lividus)及びアオビユ(Amaranthus retroflexus)等に代表されるヒユ科(Amaranthaceae)雑草、オナモミ(xanthium pensylvanicum)、ブタクサ(Ambrosia artemisiaefolia)、ヒマワリ(Helianthus annuus)、ハキダメギク(Galinsoga ciliata)、セイヨウトゲアザミ(Cirsium arvense)、ノボロギク(Senecio vulgaris)及びヒメジョン(Erigeron annus)等に代表されるキク科(Compositae)雑草、イヌガラシ(Rorippa indica)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)及びナズナ(Capsella Bursapastoris)等に代表されるアブラナ科(Cruciferae)雑草、イヌタデ(Polygonum Blumei)及びソバカズラ(Polygonum convolvulus)等に代表されるタデ科(Polygonaceae)雑草、スベリヒユ(Portulaca oleracea)等に代表されるスベリヒユ科(Portulacaceae)雑草、シロザ(Chenopodium album)、コアカザ(Chenopodium ficifolium)及びホウキギ(Kochia scoparia)等に代表されるアカザ科(Chenopodiaceae)雑草、ハコベ(Stellaria media)等に代表されるナデシコ科(Caryophyllaceae)雑草、オオイヌノフグリ(Veronica persica)等に代表されるゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)雑草、ツユクサ(Commelina communis)等に代表されるツユクサ科(Commelinaceae)雑草、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)及びヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)等に代表されるシソ科(Labiatae)雑草、コニシキソウ(Euphorbia supina)及びオオニシキソウ(Euphorbia maculata)等に代表されるトウダイグサ科(Euphorbiaceae)雑草、ヤエムグラ(Galium spurium)及びアカネ(Rubia akane)等に代表されるアカネ科(Rubiaceae)雑草、スミレ(Viola mandshurica)等に代表されるスミレ科(Violaceae)雑草並びにアメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)及びエビスグサ(Cassia obtusifolia)等に代表されるマメ科(Leguminosae)雑草、カタバミ(Oxsalis courniculata)に代表されるカタバミ科(Oxsaldaseae)等の広葉雑草(Broad−leaved weeds)。野生ソルガム(Sorgham bicolor)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、ジョンソングラス(Sorghum halepense)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli var. crus−galli)、ヒメイヌビエ(Echinochloa crus−galli var. praticola)、栽培ビエ(Echinochloa utilis)、メヒシバ(Digitaria ciliaris)、カラスムギ(Avena fatua)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、オヒシバ(Eleusine indica)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)及びスズメノテッポウ(Alopecurus aegualis)等に代表されるイネ科雑草(Graminaceous weeds)並びにハマスゲ(Cyperus rotundus,Cyperus esculentus)等に代表されるカヤツリグサ科雑草(Cyperaceous weeds)等が挙げられる。
また、本発明化合物は、水田、畑地及び果樹園等の農園芸分野以外に芝地、運動場、空地、道路脇、及び線路端等非農耕地において、土壌処理、土壌混和処理及び茎葉処理のいずれの処理方法においても使用できる。その雑草としては、畑地及び果樹園用雑草で述べたものに加えて、スズメノカタビラ(Poa annua)、セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)、オオアレチノギク(Conyza sumatrensis)、タネツケバナ(Cardamine flexuosa)、シロツメクサ(Trifolium repens)、チドメグサ(Hydrocotyle sibthorpioides)、オオバコ(Plantago asiatica)、ヒメクグ(Cyperus brevifolius、Kyllinga brevifolia)、スギナ(Equisetum arvense)等が挙げられる。
本発明化合物を除草剤として施用するにあたっては、通常適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤及び分解防止剤等を添加して、水和剤、乳剤、フロアブル剤、ドライフロアブル剤、液剤、粉剤、粒剤又はゲル剤等任意の剤型の製剤にて実用に供することができる。また、省力化及び安全性向上の観点から、上記任意の剤型の製剤を水溶性包装体に封入して供することもできる。
固体担体としては、例えば石英、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト及び珪藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム及び塩化カリウム等の無機塩類、合成珪酸並びに合成珪酸塩が挙げられる。
液体担体としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール及びイソプロパノール等のアルコール類、キシレン、アルキルベンゼン及びアルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ブチルセロソルブ等のエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−ブチロラクトン等のエステル類、N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン等の酸アミド類、大豆油、ナタネ油、綿実油及びヒマシ油等の植物油並びに水が挙げられる。
これら固体及び液体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸及び燐酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸及び燐酸塩、ポリカルボン酸塩及びポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩及びアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤並びにアミノ酸型及びベタイン型等の両性界面活性剤が挙げられる。
これら界面活性剤の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の製剤100重量部に対し、通常0.05から20重量部の範囲が望ましい。また、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明化合物は必要に応じて製剤又は散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤又は共力剤等と混合施用してもよい。
特に、他の除草剤と混合施用することにより、施用薬量の減少による低コスト化、混合薬剤の相乗作用による殺草スペクトラムの拡大や、より高い殺草効果が期待できる。この際、同時に複数の公知除草剤との組み合わせも可能である。
本発明化合物と混合使用されるのに好ましい除草剤としては、例えば、アセトクロール(acetochlor/一般名)、アシフルオルフェン(acifluorfen/一般名)、アクロニフェン(aclonifen/一般名)、アラクロール(alachlor/一般名)、アロキシジム(alloxydim/一般名)、アロキシジムナトリウム(alloxydim―sodium/一般名)、アメトリン(ametryn/一般名)、アミカルバソン(amicarbazone/一般名)、アミドスルフロン(amidosulfuron/一般名)、アミノシクロピラクロール(aminocyclopirachlor/一般名)、アミノシクロピラクロールの塩およびエステル(aminocyclopirachlor―salts and esters)、アミノピラリド(aminopyralid/一般名)、アミノピラリドの塩およびエステル(aminopyralid―salts and esters)、アミプロホスメチル(amiprophos―methyl/一般名)、アミトロール(amitrol/一般名)、アニロホス(anilofos/一般名)、アシュラム(asulam/一般名)、アトラジン(atrazine/一般名)、アザフェニジン(azafenidin/一般名)、アジムスルフロン(azimsulfuron/一般名)、ベフルブタミド(beflubutamid/一般名)、ベナゾリンエチル(benazolin−ethyl/一般名)、ベンカルバゾン(bencarbazone/一般名)、ベンフルラリン(benfluralin、benefin/一般名)、ベンフレセート(benfuresate/一般名)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron−methyl/一般名)、ベンスリド(bensulide/一般名)、ベンタゾン(bentazone/一般名)、ベンタゾンナトリウム(bentazone―sodium/一般名)、ベンタゾンの塩(bentazone―salts)、ベンチオカーブ(benthiocarb/一般名)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone/一般名)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon/一般名)、ベンゾフェナップ(benzofenap/一般名)、ビアラホス(bialaphos/一般名)、ビアラホスナトリウム(bialaphos―sodium/一般名)、ビシクロピロン(bicyclopyrone/一般名)、ビフェノックス(bifenox/一般名)、ビスピリバック(bispyribac/一般名)、ビスピリバックナトリウム(bispyribac―sodium/一般名)、ブロマシル(bromacil/一般名)、ブロモブチド(bromobutide/一般名)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim/一般名)、ブロモキシニル(bromoxynil/一般名)、ブロモキシニルの塩およびエステル(bromoxynil―salts and esters)、ブタクロール(butachlor/一般名)、ブタフェナシル(butafenacil/一般名)、ブタミホス(butamifos/一般名)、ブテナクロール(butenachlor/一般名)、ブトラリン(butralin/一般名)、ブトロキシジム(butroxydim/一般名)、ブチレート(butylate/一般名)、カフェンストロール(cafenstrole/一般名)、カルベタミド(carbetamide/一般名)、カルフェントラゾンエチル(carfentrazone−ethyl)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen/一般名)、クロメトキシニル(chlomethoxynil/一般名)、クロランベン(chloramben/一般名)、クロランベンの塩およびエステル(chloramben―salts and esters)、クロランスラムメチル(chloransulam―methyl/一般名)、クロルフルレノールメチル(chlorflurenol―methyl/一般名)、クロリダゾン(chloridazon/一般名)、クロリムロンエチル(chlorimuron―ethyl/一般名)、クロロブロムロン(chlorobromuron/一般名)、クロロトルロン(chlorotoluron/一般名)、クロロクスロン(chloroxuron/一般名)、クロルフタリム(chlorphtalim/一般名)、クロルプロファム(chlorpropham/一般名)、クロロIPC(chlorpropham/一般名)、クロルスルフロン(chlorsulfuron/一般名)、クロルタルジメチル(chlorthal−dimethyl/一般名)、クロルチアミド(chlorthiamid/一般名)、シニドンエチル(cinidon−ethyl/一般名)、シンメスリン(cinmethylin/一般名)、シノスルフロン(cinosulfuron/一般名)、クレトジム(clethodim/一般名)、クロジナホップ(clodinafop/一般名)、クロジナホッププロパルギル(clodinafop―propargyl/一般名)、クロマゾン(clomazone/一般名)、クロメプロップ(clomeprop/一般名)、クロピラリド(clopyralid/一般名)、クロピラリドの塩およびエステル(clopyralid―salts and esters)、CNP(一般名)、クミルロン(cumyluron/一般名)、シアナジン(cyanazin/一般名)、シクロエート(cycloate/一般名)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate/一般名、SW−065/試験名)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron/一般名)、シクロキシジム(cycloxydim/一般名)、シハロホップブチル(cyhalofop−butyl/一般名)、DAH−500(試験名)、ダラポン(dalapon/一般名)、ダゾメット(dazomet/一般名)、デスメディファム(desmedipham/一般名)、デスメトリン(desmetryn/一般名)、ダイカンバ(dicamba/一般名)、ダイカンバの塩およびエステル(dicamba―salts and esters)、ジクロベニル(dichlobenil/一般名)、ジクロホップ(diclofop/一般名)、ジクロホップメチル(diclofop−methyl/一般名)、ジクロルプロップ(dichlorprop/一般名)、ジクロルプロップの塩およびエステル(dichlorprop―salts and esters)、Pジクロルプロップ(dichlorprop―P/一般名)、Pジクロルプロップの塩およびエステル(dichlorprop―P―salts and esters)、ジクロスラム(diclosulam/一般名)、ジフェンゾコート(difenzoquat/一般名)、ジフルフェニカン(diflufenican/一般名)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr/一般名)、ジフルフェンゾピルナトリウム(diflufenzopyr―sodium/一般名)、ジメピペレート(dimepiperate/一般名)、ジメタメトリン(dimethametryn/一般名)、ジメタクロール(dimethachlor/一般名)、ジメテナミド(dimethenamid/一般名)、Pジメテナミド(dimethenamid―p/一般名)、ジメシピン(dimethipin/一般名)、ジニトロアミン(dinitramine/一般名)、ジノセブ(dinoseb/一般名)、ジノテルブ(dinoterb/一般名)、DNOC/一般名、ジフェナミド(diphenamid/一般名)、ジクワット(diquqt/一般名)、ジチオピル(dithiopyl/一般名)、ジウロン(diuron/一般名)、DSMA/一般名、ダイムロン(dymron/一般名)、エンドタール(endothal/一般名)、EPTC/一般名、エスプロカルブ(esprocarb/一般名)、エタルフルラリン(ethalfluralin/一般名)、エタメトスルフロンメチル(ethametsulfuron―methyl/一般名)、エトフメセート(ethofumesate/一般名)、エトベンザニド(etobenzanid/一般名)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron/一般名)、フラザスルフロン(flazasulfuron/一般名)、フェノキサプロップ(fenoxaprop/一般名)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop−ethyl/一般名)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone/一般名)、フェンキノトリオン(fenquionotrion/一般名)、フェントラザミド(fentrazamide/一般名)、フラムプロップ(flamprop/一般名)、フラザスルフロン(flazasulfuron/一般名)、フロラスラム(florasulam/一般名)、フルアジホップ(fluazifop/一般名)、フルアジホップブチル(fluazifop−butyl/一般名)、フルアゾレート(fluazolate/一般名)、フルカルバゾンナトリウム(flucarbazone−sodium/一般名)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron/一般名)、フルクロラリン(flucloralin/一般名)、フルフェナセット(flufenacet/一般名)、フルフェンピルエチル(flufenpyl−ethyl/一般名)、フルメツラム(flumetsulam/一般名)、フルミクロラックペンチル(flumiclorac−pentyl/一般名)、フルミオキサジン(flumioxazin/一般名)、フルオメツロン(fluometuron/一般名)、フルオログリコフェンエチル(fluoroglycofen−ethyl/一般名)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron/一般名)、フルポキサム(flupoxam/一般名)、フルレノール(flurenol/一般名)、フルリドン(fluridone/一般名)、フルロクロリドン(flurochloridone/一般名)、フルロキシピル(fluroxypyr/一般名)、フルロキシピルのエステル(fluroxypyr―esters)、フルプリミドール(flurprimidol/一般名)、フルタモン(flurtamone/一般名)、フルチアセットメチル(fluthiacet−methyl/一般名)、フォメサフェン(fomesafen/一般名)、フォラムスルフロン(foramsulfuron/一般名)、フォサミン(fosamine/一般名)、グルホシネート(glufosinate/一般名)、グルホシネートアンモニウム(glufosinate−ammonium/一般名)、グリホサート(glyphosate/一般名)、グリホサートアンモニウム(glyphosate−ammonium/一般名)、グリホサートイソプロピルアミン(glyphosate−iso−propylammonium/一般名)、グリホサートカリウム(glyphosate−potassium/一般名)、グリホサートナトリウム(glyphosate−sodium/一般名)、グリホサートトリメシウム(glyphosate−trimesium/一般名)、ハロウキシフェン(halauxifen/一般名)、ハロウキシフェンの塩およびエステル(halauxifen―salts and esters)、ハロサフェン(halosafen/一般名)、ハロスルフロン(halosulfuron/一般名)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron−methyl/一般名)、ハロキシホップ(haloxyfop/一般名)、ハロキシホップメチル(haloxyfop−methyl/一般名)、ヘキサジノン(hexazinone/一般名)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz―methyl/一般名)、イマザモックス(imazamox/一般名)、イマザピク(i
mazapic/一般名)、イマザピル(imazapyr/一般名)、イマゼタピル(imazethapyr/一般名)、イマザキン(imazaquin/一般名)、イマゾスルフロン(imazosulfuron/一般名)、インダノファン(indanofan/一般名)、インダジフラム(indaziflam/一般名)、ヨードスルフロンメチルナトリウム(iodosulfuron−methyl−sodium/一般名)、アイオキシニル(ioxynil octanoate/一般名)、アイオキシニルの塩およびエステル(ioxynil―salts and esters)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone/一般名)、イソプロチュロン(isoproturon/一般名)、イソウロン(isouron/一般名)、イソキサベン(isoxaben/一般名)、イソキサフルトール(isoxaflutole/一般名)、カルブチレート(karbutilate/一般名)、ラクトフェン(lactofen/一般名)、レナシル(lenacil/一般名)、リニュロン(linuron/一般名)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide/一般名)、MCPA(一般名)、MCPAの塩およびエステル(MCPA―salts and esters)、MCPB(一般名)、MCPBの塩およびエステル(MCPB―salts and esters)、メコプロップ(mecoprop、MCPP/一般名)、メコプロップの塩およびエステル(mecoprop―salts and esters)、Pメコプロップ(mecoprop―P、MCPP―P/一般名)、Pメコプロップの塩およびエステル(mecoprop―P―salts and esters)、メフェナセット(mefenacet/一般名)、メフルイジド(mefluidide/一般名)、メソスルフロンメチル(mesosulfuron―methyl/一般名)、メソトリオン(mesotrione/一般名)、メタム(metam/一般名)、メタミホップ(metamifop/一般名)、メタミトロン(metamitron/一般名)、メタザクロール(metazachlor/一般名)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron/一般名)、メタゾスルフロン(metazosulfuron/一般名)、メチオゾリン(methiozolin/一般名)、メチルアジド(methyl azide/一般名)、臭化メチル(methyl bromide/一般名)、メチルダイムロン(methyl dymron/一般名)、ヨウ化メチル(methyl iodide/一般名)、メトベンズロン(metobenzuron/一般名)、メトラクロール(metolachlor/一般名)、Sメトラクロール(metolachlor―S/一般名)、メトスラム(metosulam/一般名)、メトリブジン(metribuzin/一般名)、メトスルフロンメチル(metsulfuron−methyl/一般名)、メトクスロン(metoxuron/一般名)、モリネート(molinate/一般名)、モノリニュロン(monolinuron/一般名)、モノスルフロン(monosulfuron/一般名)、モノスルフロンメチル(monosulfuron−methyl/一般名)、MSMA/一般名、ナプロアニリド(naproanilide/一般名)、ナプロパミド(napropamide/一般名)、ナプタラム(naptalam/一般名)、ナプタラムナトリウム(naptalam―sodium/一般名)、ネブロン(neburon/一般名)、ニコスルフロン(nicosulfuron/一般名)、ノルフルラゾン(norflurazon/一般名)、OK−701(試験名)、オレイン酸(oleic acid/一般名)、オルベンカーブ(orbencarb/一般名)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron/一般名)、オリザリン(oryzalin/一般名)、オキサジアルギル(oxadiargyl/一般名)、オキサジアゾン(oxadiazon/一般名)、オキサスルフロン(oxasulfuron/一般名)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone/一般名)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen/一般名)、パラコート(paraquat/一般名)、ペラルゴン酸(pelargonicacid/一般名)、ペンディメタリン(pendimethalin/一般名)、ペノキススラム(penoxsulam/一般名)、ペンタノクロール(pentanochlor/一般名)、ペントキサゾン(pentoxazone/一般名)、ペトキサミド(pethoxamid/一般名)、フェンメディファムエチル(phenmedipham―ethyl/一般名)、ピクロラム(picloram/一般名)、ピクロラムの塩およびエステル(picloram―salts and esters)、ピコリナフェン(picolinafen/一般名)、ピノキサデン(pinoxaden/一般名)、ピペロフォス(piperophos/一般名)、プレチラクロール(pretilachlor/一般名)、プリミスルフロンメチル(primisulfuron―methyl/一般名)、プロジアミン(prodiamine/一般名)、プロフルアゾール(profluazol/一般名)、プロフォキシジム(profoxydim/一般名)、プロメトン(prometon/一般名)、プロメトリン(prometryn/一般名)、プロパクロール(propachlor/一般名)、プロパニル(propanil/一般名)、プロパキザホップ(propaquizafop/一般名)、プロパジン(propazin/一般名)、プロファム(propham/一般名)、プロピソクロール(propisochlor/一般名)、プロポキシカルバゾンナトリウム(propoxycarbazone−sodium/一般名)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron/一般名)、プロピザミド(propyzamide/一般名)、プルスルホカーブ(prosulfocarb/一般名)、プロスルフロン(prosulfuron/一般名)、ピラクロニル(pyraclonil/一般名)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen―ethyl/一般名)、ピラスルホトール(pyrasulfotole/一般名)、ピラゾリネート(pyrazolynate/一般名)、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron/一般名)、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron−ethyl/一般名)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen/一般名)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim/一般名)、ピリブチカルブ(pyributicarb/一般名)、ピリダフォル(pyridafol/一般名)、ピリデート(pyridate/一般名)、ピリフタリド(pyriftalid/一般名)、ピリミノバックメチル(pyriminobac−methyl/一般名)、ピリミスルファン(pyrimisulfan/一般名)、ピリチオバックナトリウム(pyrithiobac―sodium/一般名)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone/一般名)、ピロキシスラム(pyroxsulam/一般名)、キンクロラック(quinclorac/一般名)、キンメラック(quinmerac/一般名)、キノクラミン(quinoclamine/一般名)、キザロホップ(quizalofop/一般名)、キザロホップエチル(quizalofop−ethyl/一般名)、キザロホップテフリル(quizalofop−tefuryl/一般名)、Pキザロホップ(quizalofop―P/一般名)、Pキザロホップエチル(quizalofop―P−ethyl/一般名)、Pキザロホップテフリル(quizalofop―P−tefuryl/一般名)、リムスルフロン(rimsulfuron/一般名)、サフルフェナシル(saflufenacil/一般名)、セトキシジム(sethoxydim/一般名)、シデュロン(siduron/一般名)、シマジン(simazine/一般名)、シメトリン(simetryn/一般名)、SL−261(試験名)、スルコトリオン(sulcotrione/一般名)、スルフェントラゾン(sulfentrazone/一般名)、スルフォメツロンメチル(sulfometuron―methyl/一般名)、スルフォスルフロン(sulfosulfuron/一般名)、TCBA(2,3,6−TBA/一般名)、TCBAの塩およびエステル(2,3,6−TBA―salts and esters)、TCTP(chlorthal−dimethyl,tetorachlorothiophene/一般名)、テブタム(tebutam/一般名)、テブティウロン(tebuthiuron/一般名)、テフリルトリオン(tefuryltrione/一般名)、テンボトリオン(tembotrione/一般名)、テプラロキシジム(tepraloxydim/一般名)、ターバシル(terbacil/一般名)、ターブメトン(terbumeton/一般名)、ターブチラジン(terbuthylazine/一般名)、ターブトリン(terbutryn/一般名)、テトラピオン(tetrapion/flupropanate/一般名)、テニルクロール(thenylchlor/一般名)、チアザフルロン(thiazafluron/一般名)、チアゾピル(thiazopyr/一般名)、チジアジミン(thidiazimin/一般名)、チジアズロン(thidiazuron/一般名)、チエンカルバゾンメチル(thiencarbazone−methyl/一般名)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron−methyl/一般名)、トルピラレート(tolpyralate/一般名)、トプラメゾン(topramezon/一般名)、トラルコキシジム(tralkoxydim/一般名)、トリアファモン(triafamone/一般名)、トリアレート(triallate/一般名)、トリアスルフロン(triasulfuron/一般名)、トリアジフラム(triaziflam/一般名)、トリベニュロンメチル(tribenuron−methyl/一般名)、トリクロピル(triclopyr/一般名)、トリクロピルの塩およびエステル(triclopyr―salts and esters)、トリディファン(tridiphane/一般名)、トリエタジン(trietazine/一般名)、トリフルディモキサジン(trifludimoxadin/一般名)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron/一般名)、トリフルラリン(trifluralin/一般名)、トリフルスルフロンメチル(triflusulfuron―methyl/一般名)、トリトスルフロン(tritosulfuron/一般名)、2,4−PA(一般名)、2,4−PAの塩およびエステル(2,4−PA―salts and esters)、2,4−DB(一般名)、2,4−DBの塩およびエステル(2,4−DB―salts and esters)等が挙げられる。これらの成分は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。
薬害軽減剤としては、例えば、AD−67、ベノキサコル(benoxacor/一般名)、クロキントセットメキシル(cloquintocet−mexyl/一般名)、シオメトリニル(cyomerinil/一般名)、ジクロルミド(dichlormid/一般名)、ジシクロノン(dicyclonone/一般名)、シプロスルファミド(cyprosulfamide/一般名)、ジエトレート(diethorate/一般名)、DKA−24、ダイムロン(dymron/一般名)、フェンクロラゾールエチル(fenclorazole−ethyl/一般名)、フェンクロリム(fenclorim/一般名)、ヘキシム(HEXIM/一般名)、フルラゾール(flurazole/一般名)、フルキソフェニム(fluxofenim/一般名)、フリラゾール(furilazole/一般名)、イソキサジフェン(isoxadifen/一般名)、イソキサジフェンエチル(isoxadifen―ethyl/一般名)、MCPA、メコプロップ(mecoprop/一般名)、メフェンピル(mefenpyr/一般名)、メフェンピルエチル(mefenpyr−ethyl/一般名)、メフェンピルジエチル(mefenpyr−diethyl/一般名)、メフェネート(mephenate/一般名)、MG−191、NA(Naphthalic anhydride)、OM(Octamethylene―diamine)、オキサベトリニル(oxabetrinil/一般名)、PPG−1292、R−29148等が挙げられる。
これらの農薬活性成分は単独で又は2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。
本発明化合物の施用薬量は適用場面、施用時期、施用方法、栽培作物等により差異はあるが一般には有効成分量としてヘクタール(ha)当たり0.005から50kg程度が適当である。
次に本発明化合物を用いる場合の製剤の配合例を示す。但し本発明の配合例は、これらのみに限定されるものではない。尚、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
水和剤
本発明化合物 0.1〜80部
固体担体 5〜98.9部
界面活性剤 1〜10部
その他 0〜 5部
その他として、例えば固結防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
乳 剤
本発明化合物 0.1〜30部
液体担体 45〜95部
界面活性剤 4.9〜15部
その他 0〜10部
その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられる。
フロアブル(flowable)剤
本発明化合物 0.1〜70部
液体担体 15〜98.89部
界面活性剤 1〜12部
その他 0.01〜30部
その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げられる。
ドライフロアブル(dry flowable)剤
本発明化合物 0.1〜90部
固体担体 0〜98.9部
界面活性剤 1〜20部
その他 0〜10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
液 剤
本発明化合物 0.01〜70部
液体担体 20〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えば凍結防止剤、展着剤等が挙げられる。
粒 剤
本発明化合物 0.01〜80部
固体担体 10〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
粉 剤
本発明化合物 0.01〜30部
固体担体 65〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えばドリフト防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
使用に際しては上記製剤をそのままで、又は水で1〜10000倍に希釈して散布する。
製剤例
次に具体的に本発明化合物を有効成分とする農薬製剤例を示すがこれらのみに限定されるものではない。尚、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
〔配合例1〕水和剤
本発明化合物No.1−001 20部
パイロフィライト 76部
ソルポール5039 2部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
カープレックス#80 2部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
〔配合例2〕乳 剤
本発明化合物No.1−001 5部
キシレン 75部
N−メチルピロリドン 15部
ソルポール2680 5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
以上を均一に混合して乳剤とする。
〔配合例3〕フロアブル剤
本発明化合物No.1−001 25部
アグリゾールS−710 10部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
キサンタンガム 0.02部
水 64.48部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
〔配合例4〕ドライフロアブル剤
本発明化合物No.1−001 75部
ハイテノールNE−15 5部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株式)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥してドライフロアブル剤とする。
〔配合例5〕粒 剤
本発明化合物No.1−001 1部
ベントナイト 55部
タルク 44部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤とする。
以下に本発明において、式(1)で表される複素環アミド化合物の合成例、試験例を実施例として具体的に述べることで、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
合成例及び参考例に記載した中圧分取液体クロマトグラフィーは、山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep(流速18ml/min、シリカゲル40μmのカラム)を使用した。
また、実施例のプロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値は、基準物質としてMe4Si(テトラメチルシラン)を用い、300MHzにて測定した。また測定に使用した溶媒を以下の合成例中に記載する。また 、実施例のプロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値における記号は、下記の意味を表す。
s:シングレット、d:ダブレット、t:トリプレット、m:マルチプレット、q:カルテット、br:ブロード
合成例
〔合成例1〕
3−イソプロピル−5−メチル−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.1−003)
工程1;2−ヒドラジニル−6−メチルニコチン酸メチルの合成
2−クロロ−6−メチルニコチン酸メチル3.0g(16.2mmol)及びジオキサン30mlの混合溶液に、室温にてヒドラジン・一水和物1.62g(32.3mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を60℃にて4時間、続いて80℃にて6時間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて抽出(150ml×2回)した。得られた有機層を飽和重曹水で洗浄した後、飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をヘキサンで洗浄し、濾取することにより目的物1.60gを橙色固体として得た。
融点:90〜91℃
工程2;2−(2−イソブチリルヒドラジニル)−6−メチルニコチン酸メチルの合成
2−ヒドラジニル−6−メチルニコチン酸メチル1.5g(8.28mmol)、トリエチルアミン838mg(8.28mmol)及びテトラヒドロフラン20mlの混合溶液に、氷冷下にてイソブチリルクロリド882mg(8.28mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を氷冷下にて30分間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて抽出(100ml×1回)した。得られた有機層を水洗後、飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をヘキサン及びジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物1.68gを肌色固体として得た。
融点:99〜101℃
工程3;3−イソプロピル−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
2−(2−イソブチリルヒドラジニル)−6−メチルニコチン酸メチル1.6g(63.7mmol)及びトルエン10mlの混合溶液に、室温にて塩化ホスホリル3mlを添加した。添加終了後、該反応混合物を加熱還流下にて5時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物を氷水に添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて洗浄(50ml×1回)した。得られた水層に氷冷下にて炭酸カリウムを添加しpHを8〜9とし、該反応液を酢酸エチルにて抽出(100ml×2回)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物490mgを淡黄色固体として得た。
融点:138〜140℃
工程4;3−イソプロピル−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
3−イソプロピル−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル450mg(1.93mmol)及びメタノール4mlの混合溶液に、室温にて1M水酸化ナトリウム水溶液2mlを添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて2時間攪拌した。攪拌終了後、1M塩酸を添加し、pHを2〜3とした。該反応液中の溶媒を減圧下にて留去した後、析出した固体を水洗し、濾取することにより、目的物250mgを淡黄色固体として得た。
融点:194〜195℃
工程5;3−イソプロピル−5−メチル−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの合成
3−イソプロピル−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸400mg(1.95mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド0.1ml及び塩化メチレン3mlの混合溶媒に、塩化オキサリル463mg(3.91mmol)を室温にて添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物中の溶媒を減圧下にて留去し、粗3−イソプロピル−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸クロリド・塩酸塩を得た。得られた粗3−イソプロピル−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸クロリド・塩酸塩540mg(1.95mmol)、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン180mg(1.82mmol)及び塩化メチレン5mlの混合溶液に、氷冷下にてトリエチルアミン368mg(3.91mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて20時間撹拌した。攪拌終了後、該反応混合物にピリジン5ml及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン10mgを添加した後、該反応混合物を60℃にて10時間撹拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて抽出(20ml×1回)した。得られた有機層を水洗後、飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテル及び酢酸エチルで洗浄し、濾取することにより目的物60mgを茶褐色固体として得た。
〔合成例2〕
3−イソプロピル−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.1−004)
3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸160mg(0.59mmol)、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン70mg(0.71mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド5mlの混合溶液に、室温にて1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩135mg(0.71mmol)及び1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール96mg(0.71mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて24時間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液をクロロホルムにて抽出(10ml×1回)した。得られた有機層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー{n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1(体積比、以下同じである)}にて精製し、目的物90mgを白色固体として得た。
融点:176〜178℃
〔合成例3〕
3−イソプロピル−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(メチルチオ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.1−009)
工程1;2−ヒドラジニル−6−クロロニコチン酸メチルの合成
2、6−ジクロロニコチン酸メチル11.5g(55.8mmol)及びジオキサン150mlの混合溶液に、室温にてヒドラジン・一水和物5.58g(111mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて18時間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液中の溶媒を減圧下にて留去した。析出した固体を水洗し、濾取することにより目的物10.7gを黄色固体として得た。
融点:82〜83℃
工程2;2−(2−イソブチリルヒドラジニル)−6−クロロニコチン酸メチルの合成
2−ヒドラジニル−6−クロロニコチン酸メチル5.0g(24.8mmol)、トリエチルアミン2.5g(24.8mmol)及びテトラヒドロフラン20mlの混合溶液に、氷冷下にてイソブチリルクロリド2.64g(24.8mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を氷冷下にて2時間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて抽出(150ml×1回)した。得られた有機層を水洗後、飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテル及びヘキサンで洗浄し、濾取することにより目的物5.90gを白色固体として得た。
融点:147〜148℃
工程3;3−イソプロピル−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
2−(2−イソブチリルヒドラジニル)−6−クロロニコチン酸メチル5.9g(21.7mmol)及び塩化ホスホリル20mlを室温にて混合した後、該反応混合物を加熱還流下にて5時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物を氷水に添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて洗浄(50ml×1回)した。得られた水層に氷冷下にて炭酸カリウムを添加しpHを8〜9とし、該反応液を酢酸エチルにて抽出(200ml×2回)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物4.75gを茶色淡黄色固体として得た。
融点:105〜107℃
工程4;3−イソプロピル−5−(メチルチオ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
3−イソプロピル−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル420mg(1.66mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド3mlの混合溶液に、氷冷下にてナトリウムチオメトキシド140mg(1.99mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を氷冷下にて45分間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて抽出(30ml×3回)した。得られた有機層を飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物280mgを茶色固体として得た。
融点:142〜145℃
工程5;3−イソプロピル−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(メチルチオ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの合成
3−イソプロピル−5−(メチルチオ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル140mg(0.53mmol)、メタノール3ml及び水1mlの混合溶液に、1M水酸化ナトリウム水溶液0.6mlを室温下にて添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて17時間攪拌した。攪拌終了後、1M塩酸1mlを添加して反応を停止させた。該反応液中の溶媒を減圧下にて留去し、粗3−イソプロピル−5−(メチルチオ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸を得た。得られた粗3−イソプロピル−5−(メチルチオ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸190mg(0.53mmol)、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン104mg(1.06mmol)及びピリジン3mlの混合溶液に、室温にて塩化チオニル126mg(1.06mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を60℃にて5時間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテル及びクロロホルムで洗浄し、濾取することにより目的物57mgを黄土色固体として得た。
〔合成例4〕
3−クロロ−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.1−013)
工程1;3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸300mg(1.30mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド6mlの混合溶液に、N−クロロスクシンイミド347mg(2.60mmol)を室温にて添加した。添加終了後、該反応混合物を60℃にて4時間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて抽出(50ml×2回)した。得られた有機層を飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物210mgを茶色固体として得た。
工程2;3−クロロ−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの合成
3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸70mg(0.26mmol)、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン52mg(0.53mmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン10mg(0.03mmol)及びピリジン5mlの混合溶液に、塩化チオニル63mg(0.53mmol)を室温にて添加した。該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液をクロロホルムにて抽出(15ml×3回)した。得られた有機層を飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物52mgを淡黄色固体として得た。
融点:238〜241℃
〔合成例5〕
3−イソプロピル−N−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.3−001)
3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸165mg(0.60mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド0.1ml及び塩化メチレン5mlの混合溶液に、室温にて塩化オキサリル83mg(0.66mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて20分間攪拌した。攪拌終了後、4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−アミン119mg(1.21mmol)、トリエチルアミン122mg(1.21mmol)及び塩化メチレン3mlの混合溶液を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1〜2:1)にて精製し、目的物168mgを白色固体として得た。
融点:185〜186℃
〔合成例6〕
5−クロロ−3−イソプロピル−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.2−004)
5−クロロ−3−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル500mg(1.97mmol)、メタノール3ml及び水1mlの混合溶液に、氷冷下にて1M水酸化ナトリウム水溶液2mlを添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、1M塩酸2.5mlを添加して反応を停止させた。該反応液中の溶媒を減圧下にて留去し、粗5−クロロ−3−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸を得た。得られた粗5−クロロ−3−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸500mg(1.97mmol)、1−メチル−1H−テトラゾール−5−アミン390mg(3.94mmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン24mg(0.19mmol)及びピリジン5mlの混合溶液に、室温にて塩化チオニル469mg(3.94mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて2日間攪拌した。攪拌終了後、水を添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて抽出(50ml×2回)した。得られた有機層を飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜1:1)にて精製し、目的物140mgを淡黄色固体として得た。
融点:189〜190℃
〔合成例7〕
3−(メトキシメチル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.2−010)
工程1;2−(2−(2−メトキシアセチル)ヒドラジニル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸メチルの合成(化合物No.A1−05a)
2−ヒドラジニル−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸メチル1.0g(4.25mmol)、トリエチルアミン473mg(4.68mmol)及びテトラヒドロフラン20mlの混合溶液に、氷冷下にてメトキシアセチルクロリド508mg(4.68mmol)のテトラヒドロフラン2ml溶液を添加した。添加終了後、該反応溶液を氷冷下にて30分間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去し、水15mlを添加した後、クロロホルムにて抽出(30ml×1回、10ml×2回)した。得られた有機層を飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物1.16gを白色固体として得た。
融点:76〜77℃
工程2;3−(メトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成(化合物No.B1−05a)
2−(2−(2−メトキシアセチル)ヒドラジニル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸メチル1.16g(3.78mmol)及びトルエン17mlの混合溶液に、室温にて塩化ホスホリル1.74g(11.3mmol)を添加した。添加終了後、該反応溶液を加熱還流下にて5時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液を別途用意した水20mlに注ぎ、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpHを8〜9とした後、酢酸エチルにて抽出(30ml×1回、15ml×3回)した。合わせた有機層を飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物721mgを黄色固体として得た。
融点:95〜97℃
工程3;3−(メトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成(化合物No.C1−05)
3−(メトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル693mg(2.39mmol)及びエタノール7mlの混合溶液に、氷冷下にて水酸化ナトリウム115mg(2.87mmol)の水溶液7mlを添加した。添加終了後、該反応溶液を氷冷下にて30分間攪拌した。反応終了後、該反応溶液に1M塩酸を添加し、pHを2〜3とした後、クロロホルムにて抽出(30ml×1回、15ml×3回)した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物553mgを黄色固体として得た。
融点:111〜112℃
工程4;3−(メトキシメチル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの合成
3−(メトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸100mg(0.36mmol)、1−メチル−1H−テトラゾール−5−アミン72mg(0.73mmol)、4−ジメチルアミノピリジン5mg及びピリジン2mlの混合溶液に、塩化チオニル87mg(0.73mmol)を室温にて添加した。添加終了後、該反応溶液を室温にて30分間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した。得られた残渣に1mol/L塩酸を添加し、pHを2〜3とした後、クロロホルムにて抽出(15ml×3回)した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物76mgを白色固体として得た。
融点:205〜209℃
〔合成例8〕
N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(メチルチオ)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.1−018)
工程1;3−チオキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
2−ヒドラジニル−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸メチル1.0g(4.25mmol)、1,1’−チオカルボニルジイミダゾール795mg(4.46mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド10mlの混合溶液を、60℃にて3時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物とイミダゾールの混合物534mgを赤色固体として得た。
工程2;3−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
工程1で得られたイミダゾールを含む3−チオキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル534mgのN,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液に、ヨウ化メチル402mgを室温にて添加した。添加終了後、該反応溶液を室温にて1.5時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した。得られた残渣に水15mlを添加し、クロロホルムにて抽出(15ml×3回)した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物336mgを黄色固体として得た。
融点:163〜167℃
工程3;3−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
3−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル332mg(1.14mmol)及びメタノール3mlの混合溶液に、氷冷下にて0.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液2.8ml(1.4mmol)を添加した。添加終了後、該反応溶液を氷冷下にて1時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液に1mol/L塩酸を添加し、pHを2〜3とした。析出した固体を濾取し、1mol/L塩酸、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄することにより目的物228mgを黄色固体として得た。
融点:158〜162℃
工程4;N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(メチルチオ)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの合成
3−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸100mg(0.36mmol)、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン71mg(0.72mmol)、4−ジメチルアミノピリジン4mg及びピリジン2mlの混合溶液に、塩化チオニル129mg(1.08mmol)を氷冷下にて添加した。添加終了後、該反応溶液を室温にて20分間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した。得られた残渣に1mol/L塩酸を添加し、pHを2〜3とし、クロロホルムにて抽出(15ml×3回)した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、濾取することにより目的物100mgを黄色固体として得た。
融点:230〜233℃
〔合成例9〕
3−イソプロピル−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボチオアミド(化合物No.2−039)
3−イソプロピル−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド100mg(0.28mmol)、ローソン試薬[Lawesson’s Reagent;2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド]114mg(0.28mmol)及びトルエン3mlの混合溶液を、110℃にて5時間攪拌した。攪拌終了後、該反応溶液にローソン試薬114mg(0.28mmol)を添加し、110℃で3時間攪拌を継続した。反応終了後、該反応溶液に0.1規定塩酸5mlを添加し、酢酸エチル(15ml×1)で抽出した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(4:1〜3:7のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物66mgを黄色固体として得た。
融点:198〜200℃
〔合成例10〕
3−アリル―N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド及びN−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(プロプ−1−エン−1−イル)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.1−159及び化合物No.1−159*)
工程1;3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル及び3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
合成例7の工程1と同様の方法で合成した2−(2−(ブチ−3−エノイル)ヒドラジニル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸メチル1.20g(3.96mmol)及びトルエン18mlの混合溶液に、室温にて塩化ホスホリル1.82g(11.9mmol)を添加した。添加終了後、該反応溶液を加熱還流下にて1.5時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液を別途用意した水20mlに注ぎ、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpHを8〜9とした後、酢酸エチルにて抽出(30ml×1回、15ml×3回)した。合わせた有機層を飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(7:3〜0:1のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物730mgを白色固体として得た [3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル/3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル=4/1]。
3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ7.97 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.44 (d, 1H, J=7.2Hz), 6.31-6.20 (m, 1H), 5.26-5.12 (m, 2H), 4.10 (s, 3H), 4.00 (dd, 2H, J=6.3Hz, 1.2Hz)。
3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ7.94 (d, 1H, J=6.0Hz), 7.42 (d, 1H, J=6.0Hz), 7.00-6.90 (m, 1H), 6.66-6.58 (m, 1H), 4.10 (s, 3H), 2.04 (dd, 3H, J=6.6Hz, 1.8Hz)。
融点:121〜123℃
工程2;3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸及び3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル及び3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの混合物720mg(2.65mmol)及びエタノール10mlの混合溶液に、氷冷下にて0.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液7.0ml(3.5mmol)を添加した。添加終了後、該反応溶液を氷冷下にて30分間攪拌した。反応終了後、該反応溶液に1M塩酸を添加し、pHを2〜3とした後、酢酸エチルにて抽出(15ml×2回)した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去し、目的物467mgを白色固体として得た [3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸/3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸=4/1]。
3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ8.25 (d, 1H, J=7.5Hz), 7.61 (d, 1H, 7.5Hz), 6.34-6.20 (m, 1H), 5.35-5.22 (m, 2H), 4.00 (dd, 2H, J=6.3Hz, 1.2Hz)。(CO2Hのプロトンピークは観測されなかった。)
3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ8.22 (d, 1H, J=8.1Hz), 7.58 (d, 1H, J=8.1Hz), 7.12-7.00 (m, 1H), 6.67-6.60 (m, 1H), 2.07 (dd, 3H, J=6.9Hz, 1.8Hz)。(CO2Hのプロトンピークは観測されなかった。)
融点:103〜104℃
工程3;3−アリル―N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド及びN−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(プロプ−1−エン−1−イル)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの合成
3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸及び3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の混合物100mg(0.37mmol)、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン55mg(0.55mmol)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール5mg(0.04mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド2mlの混合溶液に、室温にて1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩106mg(0.55mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、1mol/l塩酸3mlを添加し、該反応液を酢酸エチルにて抽出(10ml×2回)した。得られた有機層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた個体を酢酸エチルからの再結晶にて精製し、目的物67mgを淡黄色固体として得た [3−アリル―N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド/N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(プロプ−1−エン−1−イル)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド=4/1]。
3−アリル―N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ12.9 (brs, 1H), 8.42 (d, 1H, J=7.5Hz), 7.63 (d, 1H, J=7.5Hz), 6.38-6.24 (m, 1H), 5.36-5.23 (m, 2H), 4.03 (dd, 2H, J=6.9Hz, 1.2Hz), 2.59 (s, 3H)。
N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(プロプ−1−エン−1−イル)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ12.9 (brs, 1H), 8.38 (d, 1H, J=6.9Hz), 7.60 (d, 1H, J=6.9Hz), 7.12-7.00 (m, 1H), 6.69-6.62 (m, 1H), 2.60 (s, 3H), 2.09 (dd, 3H, J=6.6Hz, 1.8Hz)。
融点:159〜161℃
〔合成例11〕
3−アリル―N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド及びN−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−(プロプ−1−エン−1−イル)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.2−105及び化合物No.2−105*)
合成例7の工程2で合成した3−アリル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸及び3−(プロプ−1−エン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の混合物100mg(0.37mmol)、1−メチル−1H−テトラゾール−5−アミン56mg(0.57mmol)及びピリジン2mlの混合溶液に、塩化チオニル66mg(0.55mmol)を15℃以下の温度にて添加した。添加終了後、該反応溶液を15℃以下に保ち1.5時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した。得られた残渣にアセトニトリル1.5ml及び1mol/L塩酸2mlを添加し、酢酸エチルにて抽出(10ml×2回)した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体を酢酸エチルで洗浄し、濾取することにより目的物27mgをうす茶色固体として得た [3−アリル―N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド/N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−(プロプ−1−エン−1−イル)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド=3/1]。
3−アリル―N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ12.5 (brs, 1H), 8.40 (d, 1H, J=7.5Hz), 7.65 (d, 1H, J=7.5Hz), 6.37-6.24 (m, 1H), 5.37-5.24 (m, 2H), 4.13 (s, 3H), 4.06 (dd, 2H, J=6.6Hz, 1.2Hz)。
N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−(プロプ−1−エン−1−イル)―5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ12.5 (brs, 1H),8.36 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.62 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.13-7.01 (m, 1H), 6.70-6.62 (m, 1H), 4.13 (s, 3H), 2.10 (dd, 3H, J=6.6Hz, 1.5Hz)。
融点:164〜167℃
〔合成例12〕
3−(2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロピル)−N−エチル−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.1−174)
3−(2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロピル)−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド67mgのN,N−ジメチルホルムアミド1ml溶液に、炭酸カリウム31mg及びヨウ化エチル48mgを室温にて添加した。添加終了後、該反応混合物を55℃にて30分間攪拌した。反応終了後、水2mlを加え、酢酸エチル(3ml×2)で抽出した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸マグネシウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(2:1〜0:1のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物21mgを無色樹脂状物質として得た。
1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ7.72 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.53 (d, 1H, J=7.8Hz), 4.15 (q, 2H, J=7.2Hz), 2.78 (d, 1H, J=7.8Hz), 2.38 (s, 3H), 1.83 (d, 1H, J=7.8Hz), 1.80 (s, 3H), 1.43 (t, 3H, J=7.2Hz)。
本発明化合物は、前記合成例に準じて合成することができる。合成例1乃至合成例9と同様に製造した本発明化合物の例を第4表乃至第10表に示すが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。尚、表中Meとの記載はメチル基を表し、以下同様にEtはエチル基を、Prはプロピル基を、Penはペンチル基を、Hexはヘキシル基を、Phはフェニル基を、Bnはベンジル基を、i−はイソを、c−はシクロ及びt−はターシャリーを各々意味する。
また、表中D−2、D−3a、D−4a、D−5、D−6a、D−7a、D−8a、D−9、D−9a、D−9b、D−10a、D−11、D−12、D−13a、D−14、D−15、D−16a、D−16m、D−17、D−17a、D−17b、D−18、D−19、D−20a、D−23a、D−24fで表される置換基は、以下の構造を表す。
Figure 2014192936
尚、表中、「*1」は「樹脂状」を表す。「*2」は融点測定時に分解が見られたことを意味する。「*3」は構造の異なる異性体である本発明化合物1−158と1−158*の混合物であり、その割合は1−158/1−158*=9/1である。「*4」は合成例10に記載の通り、構造の異なる異性体である本発明化合物1−159と1−159*の混合物であり、その割合は1−159/1−159*=4/1である。「*5」は合成例11に記載の通り、構造の異なる異性体である本発明化合物2−105と2−105*の混合物であり、その割合は2−105/2−105*=3/1である。
〔第4表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第5表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第6表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第7表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第8表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第9表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第10表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
本発明化合物のうち、融点の記載のない化合物及び「*3」、「*4」及び「*5」記載の異性体混合物の1H−NMRデータを第11表に示す。
尚、プロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値は、基準物質としてMe4Si(テトラメチルシラン)を用い、重クロロホルム溶媒中で、300MHzにて測定した。また、第4表の記号は下記の意味を表す。s:シングレット、brs:ブロードシングレット、d:ダブレット、dd:ダブルダブレット、t:トリプレット、q:カルテット、m:マルチプレット。
〔第11表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
参考例
〔参考例1〕
合成例7の工程1と同様の方法で、第12表に示す化合物を合成した。尚、表中Meとの記載はメチル基を表し、以下同様にEtはエチル基を、Prはプロピル基を、Penはペンチル基を、Phはフェニル基を、Bnはベンジル基を、n−はノルマルを、i−はイソを、c−はシクロ及びt−はターシャリーを各々意味する。
また、表中D−3a、D−4a、D−5、D−8a、D−9a、D−10a、D−11、D−12、D−13a、D−14、D−16a及びD−16mで表される置換基は、以下の構造を表す。
Figure 2014192936
尚、表中、「*1」は「樹脂状」を表す。融点の記載のない化合物の1H−NMRデータを第16表に示す。尚、第16表におけるプロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値は、基準物質としてMe4Si(テトラメチルシラン)を用い、重クロロホルム溶媒中で、300MHzにて測定した。また、第16表の記号は下記の意味を表す。s:シングレット、brs:ブロードシングレット、d:ダブレット、dd:ダブルダブレット、t:トリプレット、q:カルテット、m:マルチプレット。
〔第12表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔参考例2〕
合成例7の工程2と同様の方法で、第13表に示す化合物を合成した。尚、表中Meとの記載はメチル基を表し、以下同様にEtはエチル基を、Prはプロピル基を、Penはペンチル基を、Phはフェニル基を、Bnはベンジル基を、n−はノルマルを、i−はイソを、c−はシクロ及びt−はターシャリーを各々意味する。
また、表中D−3a、D−4a、D−5、D−8a、D−9a、D−10a、D−11、D−12、D−13a、D−14、D−16a、D−16m及びD−24fで表される置換基は、以下の構造を表す。
Figure 2014192936
尚、表中、「*1」は「樹脂状」を表す。融点の記載のない化合物の1H−NMRデータを第16表に示す。
〔第13表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔参考例3〕
合成例7の工程3と同様の方法で、第14表に示す化合物を合成した。尚、表中Meとの記載はメチル基を表し、以下同様にEtはエチル基を、Prはプロピル基を、Penはペンチル基を、Phはフェニル基を、Bnはベンジル基を、n−はノルマルを、i−はイソを、c−はシクロ及びt−はターシャリーを各々意味する。
また、表中D−3a、D−4a、D−5、D−8a、D−9a、D−10a、D−11、D−12、D−13a、D−14、D−16a、D−16m及びD−24fで表される置換基は、以下の構造を表す。
Figure 2014192936
尚、表中、「*1」は「樹脂状」を表す。融点の記載のない化合物の1H−NMRデータを第16表に示す。
〔第14表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔参考例4〕
3−(エチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
工程1;3−(チオキソ)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
合成例8の工程1と同様にして合成したイミダゾールを含む3−チオキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル2.0gのメタノール20ml溶液に、0.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を氷冷下にて17ml添加した。添加終了後、該反応溶液を室温にて3.5時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液に1mol/L塩酸20mlを添加し、該反応溶液中に析出した固体をろ別した。得られた個体を1mol/L塩酸、水、ジイソプロピルエーテルの順で洗浄し、濾取することにより目的物1.1gを黄色固体として得た。
融点:235〜240℃
工程2;3−(エチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
3−(チオキソ)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸700mg(2.66mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液に、室温にてヨウ化エチル898mg(5.76mmol)を添加した。添加終了後、該反応溶液を室温にて4日間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した。得られた残渣に、水5ml、1mol/l塩酸5mlを添加し、析出した固体をろ別した。得られた固体を水、ジイソプロピルエーテルの順で洗浄することにより、目的物486mgを黄色固体として得た。
融点:113〜114℃
〔参考例5〕
合成例8の工程2及び工程3、または参考例4と同様の方法で以下の化合物を合成した。
3−(イソプロピルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:120〜122℃
3−(イソプロピルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:135〜136℃
3−((2−メトキシエチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:106〜111℃
3−(アリルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:96〜99℃
3−(プロプ−2−イン−1−イルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:179〜181℃
3−(n−プロピルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:87〜88℃
3−(n−プロピルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:106〜108℃
3−(イソブチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:105〜106℃
3−(イソブチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:110〜112℃
3−(s−ブチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:88〜90℃
3−(s−ブチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:107〜109℃
3−(ベンジルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:130〜135℃
3−(ベンジルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:153〜156℃
3−((4−メトキシベンジル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:119〜121℃
3−((4−メトキシベンジル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:180〜182℃
3−((シクロプロピルメチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:122〜123℃
3−((シクロプロピルメチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:127〜129℃
3−(((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ7.95 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.42 (d, 1H, J=7.2Hz), 4.34-4.25 (m, 1H), 4.09 (s, 3H), 3.92-3.84 (m, 1H), 3.79-3.68 (m, 2H), 3.56-3.49 (m, 1H), 2.17-2.06 (m, 1H), 1.99-1.87 (m, 2H), 1.76-1.68 (m, 1H)。
3−(((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:108〜112℃
3−((シアノメチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:146〜148℃
3−((シアノメチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:138〜140℃
3−((2−オキソプロピル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:84〜87℃
3−((2−オキソプロピル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:121〜124℃
3−(((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:99〜102℃
3−(((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:110〜112℃
3−((2,2,2−トリフルオロエチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:150〜151℃
3−((2−メトキシ−2−オキソエチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:143〜144℃
3−(シクロペンチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:92〜94℃
3−(シクロペンチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:143〜146℃
3−(((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:99〜100℃
3−(((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)チオ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:159〜160℃
〔参考例6〕
2−メチル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル500mg(1.91mmol)、炭酸カリウム525mg(3.82mmol)及びアセトニトリル10mlの混合物に、室温にてヨウ化メチル298mg(2.10mmol)を添加した。添加終了後、該反応溶液を室温にて5時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液にクロロホルム20mlを添加した後、析出した固体をろ別した。ろ別により得られた溶液を減圧下にて溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(17:3〜2:3のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物312mgを黄色固体として得た。
融点:189〜190℃
同様の方法で以下の化合物を合成した。
2−エチル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:135〜137℃
2−イソプロピル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:124〜125℃
2−ベンジル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル
融点:99〜100℃
〔参考例7〕
2−メチル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
2−メチル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル312mg(1.13mmol)のエタノール3ml溶液に、水酸化ナトリウム50mg(1.25mmol)の3ml水溶液を氷冷下にて添加した。添加終了後、該反応溶液を同温度にて1時間攪拌した。反応終了後、1mol/L塩酸3mlを加え、ジクロロメタンにて抽出(10ml×3回)した。得られた有機層を飽和食塩水、無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、目的物250mgを黄色固体として得た。
融点:155〜160℃
同様の方法で以下の化合物を合成した。
2−エチル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:160〜163℃
2−イソプロピル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:160〜162℃
2−ベンジル−3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
融点:84〜86℃
〔参考例8〕
3−チオキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
合成例8の工程1記載の方法で合成した3−チオキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルとイミダゾールの混合物100mgを酢酸エチル50mlに溶かし、1mol/L塩酸20mlで洗浄した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去することで、目的物63mgを橙黄色固体として得た。
融点:218〜220℃
〔参考例9〕
3−(フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
工程1;2−(2−(フェニルカルバモイル)ヒドラジニル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸メチルの合成
2−ヒドラジニル−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸メチル500mg(2.13mmol)のテトラヒドロフラン13ml溶液に、イソシアン酸フェニル255mg(2.14mmol)を氷冷下にて添加した。添加終了後、該反応溶液を同温度にて14時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した。得られた固体をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、目的物740mgを白色固体として得た。
融点:190〜195℃
工程2;3−(フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチルの合成
2−(2−(フェニルカルバモイル)ヒドラジニル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸メチル730mg(2.06mmol)及びトルエン15mlの混合溶液に、室温にて塩化ホスホリル940mg(6.11mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を加熱還流下にて3時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物を室温まで冷却した後、氷水に添加し反応を停止させ、該反応液を酢酸エチルにて抽出(30ml×2回)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル−メタノール(90:10:0〜0:100:0〜0:90:10のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物480mgを黄色固体として得た。
融点:225〜230℃
工程3;3−(フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
3−(フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸メチル470mg(1.40mmol)及びメタノール10mlの混合溶液に、氷冷下にて1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液8.0ml(8.0mmol)を添加した。添加終了後、該反応溶液を氷冷下にて3時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した後、1N塩酸を添加し、pHを5〜6とした。該反応混合液を酢酸エチルにて抽出(30ml×2回)し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、目的物250mgを橙色固体として得た。
融点:125〜130℃
〔参考例10〕
3−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸
工程1;2−(2−((2−メトキシエチル)(メチル)カルバモイル)ヒドラジニル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸エチルの合成
3−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸エチル500mg(1.82mmol)、N−(2−メトキシエチル)メチルアミン320mg(3.59mmol)及びテトラヒドロフラン10mlの混合物を加熱還流下にて3時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(90:10〜0:100のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物610mgを淡黄色固体として得た。
融点:65〜66℃
工程2;3−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸エチルの合成
2−(2−((2−メトキシエチル)(メチル)カルバモイル)ヒドラジニル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸エチル595mg(1.63mmol)及びトルエン10mlの混合溶液に、室温にて塩化ホスホリル750mg(4.94mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を加熱還流下にて1.5時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物を室温まで冷却した後、氷水に添加し反応を停止させ、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpHを8〜9とした後、酢酸エチルにて抽出(30ml×2回)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(90:10〜0:100のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物520mgを橙色液体として得た。
1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz) δ7.91 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.80 (d, 1H, J=7.2Hz), 4.55 (q, 2H, J=6.9Hz), 3.75-3.41 (m, 4H), 3.27 (s, 3H), 2.87 (s, 3H), 1.48 (t, 3H, J=6.9Hz)。
工程3;3−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
3−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸エチル500mg(1.44mmol)及びエタノール10mlの混合溶液に、氷冷下にて1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液4.5ml(4.5mmol)を添加した。添加終了後、該反応溶液を氷冷下にて1時間攪拌した。反応終了後、該反応溶液中の溶媒を減圧下にて留去した後、1mol/L塩酸を添加し、pHを4とした。該反応混合液を酢酸エチルにて抽出(30ml×2回)し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去することにより、目的物470mgを淡黄色固体として得た。
融点:115〜120℃
〔参考例11〕
参考例9又は参考例10と同様の方法で、第15表に示す化合物を合成した。尚、表中Meとの記載はメチル基を表し、以下同様にEtはエチル基を、Phはフェニル基及び−cはシクロを各々意味する。
また、表中D−9b、D−14、D−17及びD−19で表される置換基は、以下の構造を表す。
Figure 2014192936
〔第15表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第16表〕
Figure 2014192936
試験例
次に、本発明化合物の除草剤としての有用性について、以下の試験例において具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
〔試験例1〕湛水条件における雑草発生前処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深4cmの湛水条件とした。ノビエ、ホタルイ及びコナギの種子を上記カップに混播した後、2.5葉期のイネ苗を移植した。播種当日、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、水面に処理した。カップを25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成し、薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を下記の判定基準に従い調査した。結果を第17表に示す。
判定基準
5 … 殺草率 90%以上 (ほとんど完全枯死)
4 … 殺草率 70%以上90%未満
3 … 殺草率 40%以上70%未満
2 … 殺草率 20%以上40%未満
1 … 殺草率 5%以上20%未満
0 … 殺草率 5%以下 (ほとんど効力なし)
〔試験例2〕湛水条件における雑草生育期処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深4cmの湛水条件とした。ノビエ、ホタルイ及びコナギの種子を上記カップに混播し、25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成した。ノビエ、ホタルイ及びコナギが1乃至2葉期に達したとき、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、水面に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第18表に示す。
〔試験例3〕茎葉処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深0.1乃至0.5cmの条件とした。イヌビエ、アゼガヤ、タマガヤツリ及びイネの種子を播種し、25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成した。14日間育成したのち、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、茎葉部へ小型スプレーで均一に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第19表に示す。
〔試験例4〕茎葉処理による除草効果試験
縦21cm、横13cm、深さ7cmのプラスチック製箱に殺菌した洪積土壌を入れ、メヒシバ、エノコログサ、イヌビエ、カラスムギ、ブラックグラス、イタリアンライグラス、セイヨウヌカボ、イチビ、アオゲイトウ、シロザ、ハコベ、ヤエムグラ、オオイヌノフグリ、トウモロコシ、ダイズ、イネ、コムギ、ビート及びナタネの種子をそれぞれスポット状に播種し、約1.5cm覆土した後、25乃至30℃の温室内において植物を育成した。14日間育成したのち,配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、茎葉部へ小型スプレーで均一に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第20表に示す。
尚、第17表乃至第20表中の記号は以下の意味を表す。
A:ノビエ、B:ホタルイ、C:コナギ、D:アゼガヤ、E:タマガヤツリ、F:メヒシバ、G:エノコログサ、H:イヌビエ、I:カラスムギ、J:ブラックグラス、K:イタリアンライグラス、L:セイヨウヌカボ、M:イチビ、N:アオゲイトウ、O:シロザ、P:ハコベ、Q:ヤエムグラ、R:オオイヌノフグリ、a:移植イネ、b:直播イネ、c:トウモロコシ、d:ダイズ、e:コムギ、f:ビート、g:ナタネ
また処理薬量(g/ha)とは、1ヘクタール(1ha)当たりに換算したときに、記載した数値のグラム(g)数だけ処理されるように濃度を調整したことを表す。
〔第17表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第18表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第19表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
〔第20表〕
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
Figure 2014192936
本発明の複素環アミド化合物は新規な化合物であり、イネ用、トウモロコシ用、ダイズ用、麦用、ビート用及びナタネ用の選択性除草剤として有用である。

Claims (12)

  1. 式(1):
    Figure 2014192936
    [式中、Qは、Q−1からQ−5の何れかで示される芳香族複素環を表し、
    Figure 2014192936
    Wは、W−1、W−2又はW−3で示される芳香族複素環を表し、
    Figure 2014192936
    Xは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
    1aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−C(O)R、−C(O)OR16、シアノ、−OR、−S(O)m110、−N(R11)R12、−C(=NR12b)R8b、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、ナフチル又はU−1からU−25の何れかの基を表し、
    1bは、水素原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、ナフチル、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
    1cは、C〜Cアルキルを表し、
    2aは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−C(O)R18、−C(O)OR24、シアノ、ニトロ、−OR19、−S(O)m320、−N(R21)R22、フェニル又は(Rによって置換されたフェニルを表し、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのR2aが隣接する場合には、隣接する2つのR2aは、−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、それぞれのR2aが結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
    2cは、C〜Cハロアルキルを表し、
    は、水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、−C(O)R25又は−C(O)OR26を表し、
    4aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、−NHC(O)R、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
    4bは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−C(O)OR16、−OR38、−S(O)m320、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、−NHC(O)R、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
    4cは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
    4dは、水素原子、C〜Cアルキル又はR35によって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    U−1乃至U−6、U−6a、U−7乃至U−10、U−10a、U−11、U−11a、U−12、U−12a、U−13、U−13a、U−14乃至U−22、U−22a、U−23、U−24、U−25、U−26は、それぞれ以下の構造で表される複素環を表し、
    Figure 2014192936
    5a及びR5bは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル又は(R28によって置換されたフェニルを表し、
    5cは、水素原子、C〜Cアルキル又はR36によって任意に置換された(C〜C)アルキルを表すか、或いはR5cは、R4dと−(CH−又は−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、R5cが結合する窒素原子及びR4dが結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
    は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−C(O)R、−C(O)OR16、−OR13、−S(O)m214、フェニル又は(R7によって置換されたフェニルを表し、
    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cシクロアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cハロシクロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、−OR15、−S(O)m320、C〜Cアルキルアミノスルホニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
    は、水素原子、C〜Cアルキル又は−N(R11a)R12aを表し、
    8bは、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    は、水素原子、C〜Cアルキル又はフェニルを表し、
    10は、水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル又はC〜Cハロアルキニルを表し、
    11及びR12は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、フェニルスルホニル、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−19を表すか、或いは、R11はR12と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R33)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく、
    11a及びR12aは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル又はフェニルを表すか、或いは、R11aはR12aと一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R11a及びR12aが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R33)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく、
    12bは、−OR19bを表し、
    13は、水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、−C(O)R又はフェニルを表し、
    14は、水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル又はフェニルを表し、
    15は、水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル又はC〜Cシクロアルケニルを表し、
    16は、水素原子、C〜Cアルキル又はR37によって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    18は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    19は、水素原子、C〜Cアルキル又はフェニルを表し、
    19bは、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    20は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル又はC〜Cシクロアルケニルを表し、
    21及びR22は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル又はフェニルを表すか、或いは、R21はR22と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R21及びR22が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R39)を1個含んでもよく、且つオキソ基又はチオキソ基によって置換されていてもよく、
    24は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    25及びR26は、各々独立しては、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル又はフェニルを表し、
    27は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、−C(O)OR16、−OR29、−S(O)m430、5−6員へテロアリール、(R28及びR28aによって任意に置換された)5−6員へテロアリール、3−7員ヘテロシクリル又は(R28及びR28aによって任意に置換された)3−7員ヘテロシクリルを表し、
    28は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル、−OR31又は−S(O)m430を表し、t2、t3、t4、t5、t7、t8又はt9が2以上の整数を表すとき、各々のR28は互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に2つのR28が隣接する場合には、隣接する2つのR28は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、それぞれのR28が結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
    28aは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル又は(C〜Cアルキルチオ)C〜Cアルキルを表し、
    29、R30及びR31は、各々独立して、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル又はフェニルを表し、
    33は、水素原子、C〜Cアルキルを表し
    34は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−C(O)R、−C(O)OR16、−OR33、−S(O)m633、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−1、U−3、U−7、U−8、U−9又はU−14乃至U−25を表し、
    35は、ハロゲン原子又はC〜Cアルコキシを表し、
    36は、ハロゲン原子又はC〜Cアルコキシを表し、
    37は、C〜Cアルコキシを表し、
    38は、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル又はフェニルを表し、
    39は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    t1は、0又は1の整数を表し
    m1、m2、m3、m4、m6及びt2は、各々独立して0、1又は2の整数を表し、
    n及びt3は、各々独立して0、1、2又は3の整数を表し、
    p及びrは、各々独立して1、2、3、4又は5の整数を表し、
    t4は、0、1、2、3又は4の整数を表し、
    t5は、0、1、2、3、4又は5の整数を表し、
    t7は、0、1、2、3、4、5、6又は7の整数を表し、
    t8は、0、1、2、3、4、5、6、7又は8の整数を表し、
    t9は、0、1、2、3、4、5、6、7、8又は9の整数を表す。]で表される複素環アミド化合物又はその塩。
  2. Wは、W−1又はW−2で示される芳香族複素環を表し、
    2aは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、−C(O)R18、−C(O)OR24、シアノ、ニトロ、−OR19又は−S(O)m320を表し、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよい請求項1記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  3. 1bは、水素原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、ナフチル又はU−1からU−25の何れかの基を表し、
    4aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、−NHC(O)R、フェニル、(R28によって置換されたフェニル又はU−1からU−26の何れかの基を表し、
    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cシクロアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cハロシクロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、−OR15、−S(O)m320、C〜Cアルキルアミノスルホニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、−NH、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノ又はU−1からU−26の何れかの基を表し、
    27は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、−C(O)OR16、−OR29、−S(O)m430又はU−1からU−26の何れかの基を表す請求項2記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  4. 1aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルケニル、−C(O)R、−OR、−S(O)m110、−N(R11)R12、−C(=NR12b)R8b、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−3、U−5a、U−6a、U−7、U−8、U−10a、U−11a、U−12a、又はU−13aを表し、
    1bは、C〜Cアルキル又はRによって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    2aは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−S(O)m320、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
    は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    4aは、水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、U−1、U−2、U−7、U−10a又はU−26で示される複素環を表し、
    4bは、C〜Cアルキルを表し、
    4cは、水素原子を表し、
    4dは、C〜Cアルキルを表し、
    5aは、水素原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル又はフェニルを表し、
    5bは、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    5cは、C〜Cアルキルを表すか、或いはR5cは、R4dと−(CH−又は−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、R5cが結合する窒素原子及びR4dが結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
    は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R27によって任意に置換された(C〜C)アルキル又は−OR15を表し、
    8bは、水素原子を表し、
    は、C〜Cアルキルを表し、
    10は、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニルを表し、
    11は、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニルスルホニル、フェニル、(R7によって置換されたフェニル又はU−7を表し、
    12は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    11はR12と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に5〜6員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)又はS(O)を1個含んでもよく、
    11aは、C〜Cアルキルを表し、
    12aは、水素原子を表し、
    13は、水素原子、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、−C(O)R又はフェニルを表し、
    14は、C〜Cアルキル又はR34によって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    15は、C〜Cアルキルを表し、
    19bは、C〜Cアルキルを表し、
    20は、C〜Cアルキルを表し、
    27は、ハロゲン原子、フェニル、(R28によって置換されたフェニル、−OR29、−C(O)OR16又は−S(O)m430を表し、
    28は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル又は−OR31を表し、t2、t3、t4、t5又はt7が2以上の整数を表すとき、各々のR28は互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に2つのR28が隣接する場合には、隣接する2つのR28は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、それぞれのR28が結合する炭素原子と共に6員環を形成してもよく、
    29は、C〜Cアルキルを表し、
    30は、C〜Cアルキルを表し、
    31は、C〜Cアルキルを表し、
    33は、C〜Cアルキルを表し、
    34は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−C(O)R、−C(O)OR16、−OR33、−S(O)m633、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−1、U−8又はU−22aを表す請求項3記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  5. Qは、Q−1で示される芳香族複素環を表し、
    Wは、W−1で示される芳香族複素環を表す請求項4記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  6. Xは、酸素原子を表し、
    1aは、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル、R6によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、R6によって任意に置換された(C3〜C6)シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルケニル、−C(O)R8、−OR9、−S(O)m110、−N(R11)R12、−C(=NR12b)R8b、フェニル、(R7pによって置換されたフェニル、U−5a、U−6a、U−7、U−8、U−10a、U−11a、U−12a、又はU−13aを表し、
    2aは、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、−S(O)m320、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
    6は、ハロゲン原子、シアノ、C3〜C6シクロアルキル、−C(O)R8、−C(O)OR16、−OR13、−S(O)m214又は(R7pによって置換されたフェニルを表し、
    27は、ハロゲン原子、フェニル、−OR29又は−S(O)m430を表す請求項5記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  7. 4aは、水素原子、C1〜C6アルキル、R27によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキルを表し、
    27は、ハロゲン原子、−OR29を表す請求項6記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  8. Qは、Q−3で示される芳香族複素環を表し、
    Wは、W−1で示される芳香族複素環を表す請求項4記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  9. 1aは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−C(O)R、−S(O)m110、−N(R11)R12、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−3、U−5a、U−6a、U−8、U−10a、又はU−13aを表し、
    2aは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキルを表し、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
    は、ハロゲン原子、−C(O)OR16、−OR13、−S(O)m214又は(R7によって置換されたフェニルを表し、
    は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル又は−OR15を表し、
    は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    11は、C〜Cアルキル、R34によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル又は(R7によって置換されたフェニルを表し、
    11はR12と一緒になってCアルキレン鎖を形成することにより、R11及びR12が結合する窒素原子と共に6員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)又はS(O)を1個含んでもよく、
    16は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    27は、(R28によって置換されたフェニル、−OR29、−C(O)OR16又は−S(O)m430を表し、
    28は、ハロゲン原子又はC〜Cアルキルを表し、
    34は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−OR33、−S(O)m633、フェニル、(R7によって置換されたフェニル、U−1又はU−8を表す請求項8記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  10. 5aは、C1〜C6アルキル、R27によって任意に置換された(C1〜C6)アルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
    27は、−OR29又は−S(O)m430を表す請求項9記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  11. 請求項1〜請求項2記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する農薬。
  12. 請求項1〜請求項2記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する除草剤。
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