JPWO2014129088A1 - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents
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Abstract
第1制御軸(14)の回転位置に応じて機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構(10)と、第1制御軸(14)の回転位置を変更及び保持するアクチュエータと、を備える。アクチュエータと第1制御軸(14)とを連結する連結機構が、第1制御軸(14)に連結されるレバー(24)を有する。第1制御軸(14)の中心から径方向外方へ延びる第1アーム部(25)の先端とレバー(24)の一端とを第1連結ピン(26)により回転可能に連結する。少なくとも最高圧縮比の設定時には、第1連結ピン(26)を、オイルパン(6)内の油面(α1)よりも下方に油没させる。
Description
本発明は、機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を備える可変圧縮比内燃機関に関する。
従来より、複リンク式のピストン−クランク機構を利用して機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を本出願人は提案している(例えば特許文献1参照)。このような可変圧縮比機構は、モータ等のアクチュエータにより制御軸の回転位置を変更することで、機関圧縮比を機関運転状態に応じて変更・制御することができる。
上記可変圧縮比機構のアクチュエータを、オイルや排気熱等から保護するために機関本体の外部に配置する構造の場合、例えば、機関本体の側壁を貫通するレバーを備えた連結機構によってアクチュエータと制御軸とが連結される。レバーの一端は連結ピンを介して制御軸のアーム部と連結される。制御軸は、例えば機関本体の下方に設けられるオイルパンの内部に配置され、機関本体側に回転可能に支持される。
このような構造の可変圧縮比内燃機関では、制御軸とアクチュエータとを連結する連結機構には、内燃機関の燃焼荷重と慣性力との複合による交番荷重が繰り返し作用する。ここで、レバーとアーム部とを回転可能に連結する連結ピンの軸受部分には所定のクリアランスが確保されているために、上記の交番荷重が繰り返し作用することで、振動や騒音を生じるなど、音振性能が悪化するおそれがある。更に、使用に伴って軸受部分の摩耗が進行すると、軸受部分のクリアランスが増大して上記の音振性能の悪化を招き易くなる。
特に、交番荷重が増大し易い高回転・低負荷領域では高圧縮比側の設定が用いられるために、高圧縮比側の設定時における音振性能の悪化が問題となり易い。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものである。すなわち本発明は、機関本体のオイルパン内に配置される制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、上記制御軸の回転位置を変更及び保持するアクチュエータと、上記アクチュエータと制御軸とを連結する連結機構と、を有し、この連結機構が、上記制御軸に連結されるレバーと、上記制御軸の中心から径方向外方へ延びるアーム部の先端と上記レバーの一端とを回転可能に連結する連結ピンと、を有している。そして、少なくとも最高圧縮比の設定時には、上記連結ピンが、上記オイルパン内の油面よりも下方に油没するように設定されていることを特徴としている。
本発明によれば、少なくとも最高圧縮比の設定時には、連結ピンをオイルパン内の油面よりも下方の油中に油没させることで、音振性能の悪化を抑制しつつ、潤滑性能を向上して、軸受部分の摩耗の進行を抑制することができる。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、図1〜図4は図5,図6の構造に比して簡略化して描いているが、図1〜図6は全て同じ実施例を示す断面対応図である。先ず、複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構10について説明する。なお、この機構10は上記の特開2004−257254号公報等にも記載のように公知であるために、簡単な説明にとどめる。
内燃機関の機関本体の一部を構成するシリンダブロック1には、各気筒のピストン3がシリンダ2内に摺動可能に嵌合しているとともに、クランクシャフト4が回転可能に支持されている。可変圧縮比機構10は、クランクシャフト4のクランクピン5に回転可能に取り付けられるロアリンク11と、このロアリンク11とピストン3とを連結するアッパリンク12と、シリンダブロック1等の機関本体側に回転可能に支持される第1制御軸14と、この第1制御軸14に偏心して設けられた偏心軸部15と、この偏心軸部15とロアリンク11とを連結する制御リンク13と、を有している。ピストン3とアッパリンク12の上端とはピストンピン16を介して相対回転可能に連結され、アッパリンク12の下端とロアリンク11とはアッパリンク側連結ピン17を介して相対回転可能に連結され、制御リンク13の上端とロアリンク11とは制御リンク側連結ピン18を介して相対回転可能に連結され、制御リンク13の下端は上記の偏心軸部15に回転可能に取り付けられている。
第1制御軸14には、減速機(図示省略)を備えた連結機構20を介して、この可変圧縮比機構10のアクチュエータとしてのモータ19が連結されている。このモータ19により第1制御軸14の回転位置(角度)を変更することによって、ロアリンク11の姿勢の変化を伴って、ピストン上死点位置やピストン下死点位置を含むピストンストローク特性が変化して、機関圧縮比が変化する。従って、制御部40によりモータ19を駆動制御することによって、機関運転状態に応じて機関圧縮比を制御することができる。なお、アクチュエータとしては、電動式のモータ19に限らず、油圧駆動式のアクチュエータであっても良い。
第1制御軸14は、シリンダブロック1の下方に設けられて潤滑油を貯留するオイルパン6の内部に回転可能に支持されている。このオイルパン6は、シリンダブロック1の下側に固定されるオイルパンアッパ6Aと、このオイルパンアッパ6Aの下面開口部を塞ぐようにオイルパンアッパ6Aの下側に固定されるオイルパンロア6Bと、から構成されている。一方、モータ19は機関本体の外部に配置されており、より詳しくは、機関本体の一部を構成するオイルパンアッパ6Aの吸気側の側壁(以下、「オイルパン側壁」と呼ぶ)7に取り付けられるハウジング22の機関後方側に取り付けられている。
上記の減速機は、モータ19の出力軸の回転を減速して第1制御軸14へ伝達するものであり、例えば波動歯車機構を利用した構造のものが用いられる。なお、減速機としては、このような波動歯車機構を利用した構造に限らず、サイクロ減速機等の他の形式の減速機を用いることもできる。
連結機構20には、減速機の出力軸と一体的に構成された第2制御軸23が設けられている。なお、減速機の出力軸と第2制御軸23とを別体とし、両者が連動して回転するように連結する構成であっても良い。
この第2制御軸23は、オイルパン側壁7に横付けされたハウジング22内に回転可能に収容配置されており、オイルパン側壁7に沿って機関前後方向(つまり、第1制御軸14と平行な方向)に延在している。潤滑用のオイルが飛散する機関本体の内部に配置される第1制御軸14と、機関本体の外部に設けられる第2制御軸23とは、オイルパン側壁7を貫通するレバー24によって機械的に連結されており、両者14,23は連動して回転する。なお、オイルパン側壁7及びハウジング22には、レバー24が挿通するスリット24Aが貫通形成されており、このスリット24Aの周囲を塞ぐようにハウジング22がオイルパン側壁7に液密に取り付けられている。
レバー24の一端と、第1制御軸14の中心より径方向外方へ延在する第1アーム部25の先端とは、第1連結ピン26を介して相対回転可能に連結されている。レバー24の他端と、第2制御軸23の中心より径方向外方へ延在する第2アーム部27の先端とは、第2連結ピン28を介して相対回転可能に連結されている。
このようなリンク構造によって、第1制御軸14が回転すると、機関圧縮比が変化するとともに、第1アーム部25,第2アーム部27及びレバー24の姿勢が変化することから、モータ19から第1制御軸14への回転動力伝達経路の減速比も変化することとなる。
なお、上記の第1制御軸14が本発明の「制御軸」に相当し、第1連結ピン26が本発明の「連結ピン」に相当する。
クランクシャフト4のメインジャーナル部4Aと第1制御軸14のジャーナル部14Aとは、機関本体としてのシリンダブロック1に固定されるベアリングキャップ30によって機関本体側に回転可能に支持されている。ベアリングキャップ30は、主ベアリングキャップ30Aと副ベアリングキャップ30Bとにより構成されており、両者は共通のキャップ取付ボルト33を用いてシリンダブロック1のバルクヘッド(図示省略)の下面側に固定されている。第1制御軸14は主ベアリングキャップ30Aとバルクヘッドの間に回転可能に支持され、第2制御軸23は主ベアリングキャップ30Aと副ベアリングキャップ30Bとの間に回転可能に支持されている。
図5に示すように、第1制御軸14が最も時計回り方向に回転した最高圧縮比のときには、第2制御軸23の第2アーム部27に設けられた第1ストッパ面31がハウジング22に設けられた第2ストッパ面32に突き当てられて、それ以上の第1制御軸14の時計回り方向の回転移動が規制される。また、図6に示すように、第1制御軸14が最も反時計回り方向に回転した最低圧縮比のときには、第2制御軸23の第2アーム部27に設けられた第3ストッパ面33がハウジング22に設けられた第4ストッパ面34に突き当てられて、それ以上の第2制御軸23の反時計回り方向の回転が規制される。これらの第1〜第4ストッパ面31〜34が、第1制御軸14の回転範囲を機械的に規制するストッパ機構を構成している。
次に、この実施例の特徴的な構成及び作用効果について、以下に列記する。
(1)図1に示すように、少なくとも最高圧縮比の設定時には、第1連結ピン26の全体が、機関運転中におけるオイルパン6内の油面α1位置よりも下方に油没するように設定されている。
高圧縮比の設定は高回転・低負荷域で使用されるため、交番荷重が大きく、音振性能への影響が大きい。本実施例では、このような最高圧縮比を含めた高圧縮比の設定時に第1連結ピン26の全てを油没させることで、第1連結ピン26の軸受部分のクリアランスに潤滑油を充満させて、クリアランス内でのガタツキによる振動や騒音の発生を抑制し、音振性能の悪化を抑制することができる。
一方、低圧縮比の設定は高負荷領域で使用されるため、第1連結ピン26に作用する荷重は最大燃焼荷重の作用方向が、反対方向の慣性荷重よりもはるかに大きくなり、第1連結ピン26の軸受部分のクリアランスで生じるガタツキが少ないため、音振性能の悪化への影響は小さい。
また、常用運転域では高圧縮比の設定が多用されるため、本実施例のように、負荷が低く騒音レベルが低いために静粛性が要求される高圧縮比の設定時に、音振性能を向上することが有効である。逆に、低圧縮比の設定は高負荷域で使用されるため、元々騒音レベルが高いため、高圧縮比の設定時に比して、音振性能の悪化は比較的許容される。
(2)図1に示すように、オイルパン6内の油面α1が、第1制御軸14の中心と第1連結ピン26の中心との間に位置するように設定されている。より具体的には、図1に示すように、少なくとも最高圧縮比の設定時には、第1制御軸14の全体が油面よりも上方に位置するように設定されている。
これによって、第1連結ピン26の潤滑性能を向上しつつ、第1制御軸14を油没させることなく油面より上方に配置することで、第1制御軸14に揺動可能に連結された制御リンク13の揺動運動に伴う油攪拌抵抗の増大を抑制することができる。
(3)図2に示すように、第1連結ピン26がオイルパン6内の油面α1に対して最も上方へ離れる圧縮比の設定時、より具体的には第1制御軸14が最も反時計回り方向に回転した最低圧縮比の設定時に、第1制御軸14の軸方向からみて、第1連結ピン26が、制御リンク13の偏心軸部15が設けられた大端部の外径線13Aの近傍、より詳しくは外径線13Aの輪郭線上に第1連結ピン26が配置するように設定されている。
このように油面攪拌による油面変動や油跳ね掛け量が多くなる制御リンク13の大端部の外径線13Aの近傍に第1連結ピン26が配置されることによって、図2に示すように第1連結ピン26が油没していなくても、この第1連結ピン26への油供給量を十分に確保することができる。この結果、第1連結ピン26の軸受部分に油膜を形成して潤滑性を向上し、音振性能を向上することができる。
(4)図3に示すように、少なくとも最高圧縮比を含む高圧縮比の設定時には、油面変動時のオイルパン6内の油面α2の位置にかかわらず、常に第1連結ピン26がオイルパン6内の油面α2よりも下方に油没するように設定されている。
これによって、加減速などによる油面変動が生じても、高圧縮比の設定時には第1連結ピン26が油面から露出することがないために、常に第1連結ピン26が油没する形となり、音振性能の悪化を抑制することができる。
(5)図4に示すように、機関停止時には、始動に適した所定の中間圧縮比に設定し、かつ、この中間圧縮比の設定時には、第1連結ピン26が機関停止時のオイルパン6内の油面α3よりも下方に油没するように設定されている。
これによって、機関停止中には第1連結ピンの軸受部分が油没した状態に維持される。従って、第1連結ピン26に強制給油しない場合や、始動直後から高負荷・低圧縮比の設定となって油面α3から第1連結ピン26が露出するような場合であっても、十分な潤滑性を確保することが可能となる。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形・変更を含むものである。例えば、上記の可変圧縮比機構では制御リンクをロアリンクに連結しているが、制御リンクをアッパリンクに連結する構造とすることもできる。
Claims (5)
- 機関本体のオイルパン内に配置される制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
上記制御軸の回転位置を変更及び保持するアクチュエータと、
上記アクチュエータと制御軸とを連結する連結機構と、を有し、
この連結機構が、
上記制御軸に連結されるレバーと、
上記制御軸の中心から径方向外方へ延びるアーム部の先端と上記レバーの一端とを回転可能に連結する連結ピンと、を有し、
少なくとも最高圧縮比の設定時には、上記連結ピンが、上記オイルパン内の油面よりも下方に油没するように設定されている可変圧縮比内燃機関。 - 上記オイルパン内の油面が、上記制御軸の中心と連結ピンの中心との間に位置するように設定されている請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
- 上記可変圧縮比機構が、クランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられるロアリンクと、このロアリンクとピストンとを連結するアッパリンクと、上記ロアリンクもしくはアッパリンクと上記制御軸に偏心して設けられた偏心軸部とを連結する制御リンクと、を有し、
上記連結ピンがオイルパン内の油面から最も離れる圧縮比の設定時に、上記制御軸の軸方向からみて、上記連結ピンが、上記偏心軸部と連結する制御リンクの大端部の外径線の近傍に位置するように設定されている請求項1又は2に記載の可変圧縮比内燃機関。 - 高圧縮比の設定時には、油面変動時のオイルパン内の油面位置にかかわらず、常に連結ピンがオイルパン内の油面よりも下方に油没するように設定されている請求項1〜3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
- 機関停止時には所定の中間圧縮比に設定し、かつ、この中間圧縮比の設定時には、上記連結ピンが機関停止時のオイルパン内の油面より下方に油没するように設定されている請求項1〜4のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
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