JP2014159770A - 可変圧縮比内燃機関の潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変圧縮比機構のハウジング内の潤滑性能を改良する。
【解決手段】可変圧縮比機構の制御軸14とモータとを連結する連結機構21を、機関本体の側壁7に取り付けられるハウジング22内に収容配置する。この側壁7に、連結機構21のレバー31が挿通する連通孔36を貫通形成する。ハウジング22に供給された潤滑油は、連通孔36を通してオイルパン6内へ戻される。オイルパン6からハウジング22内への潤滑油の逆流を防止するように、連通孔36の下端位置36Aを、機関本体の内部の潤滑油の油面高さL1よりも高く設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を備える可変圧縮比内燃機関の潤滑構造に関する。
従来より、複リンク式のピストン−クランク機構(以下、単に「複リンク機構」と呼ぶ)を利用して機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を本出願人は提案している。その一例として、特許文献1には、低圧縮比の設定を用いる高負荷時には、複リンク機構の各潤滑部位への潤滑油量を増大して、負荷の増加に伴う潤滑性や冷却性の低下を抑制するとともに、高圧縮比の設定を用いる低負荷時には、無駄なオイルポンプ仕事を抑制するように、複リンク機構の各潤滑部位への潤滑油量を抑制する技術が記載されている。
特開2004−257254号公報
可変圧縮比機構の制御軸を駆動するアクチュエータは、例えば機関本体の側壁に取り付けられるハウジングを介して機関本体の外部に配置され、このアクチュエータと制御軸とが減速機等を有する連結機構により連結される。この連結機構には、機関本体の側壁に貫通形成された連通孔を挿通するレバーが含まれる。ハウジング内の減速機や軸部品の軸受け部分を潤滑するために、ハウジング内には潤滑油が供給され、潤滑後の潤滑油は上記の連通孔を通して機関本体内のオイルパンへ戻される。
ここで、オイルフィルタを通過していない潤滑油が連通孔等を通してハウジング内に不用意に流れ込むと、粉塵等の異物であるコンタミネーション(以下、「コンタミ」と呼ぶ)がハウジング内の減速機や軸部品の軸受部分に流入し、異常摩耗や焼き付き、圧痕等を招くおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、可変圧縮比機構のアクチュエータが取り付けられるハウジング内の潤滑性能の向上を図ることを目的としている。
本発明に係る可変圧縮比内燃機関は、機関本体の内部に回転可能に支持される制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変化させる可変圧縮比機構と、機関本体の外側に設けられて、この機関本体の側壁に取り付けられるハウジングと、このハウジングに取り付けられて、上記制御軸を駆動するアクチュエータと、上記制御軸とアクチュエータとを連結する連結機構と、上記ハウジングの内部へ潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、を有している。上記連結機構は、機関本体の側壁に貫通形成された連通孔を挿通して、機関本体の内部とハウジングの内部とにわたって延在するレバーを含んでおり、上記連通孔を通してハウジングの内部から機関本体の内部へ潤滑油が戻されるように構成されている。そして、上記連通孔の下端位置が、上記機関本体の内部の潤滑油の油面高さよりも高く設定されている。
なお、本明細書において、「油面高さ」とは、車載状態での油面の鉛直方向の高さを意味しており、「油面高さ」が高いほど、鉛直方向で上方に位置することを意味している。
本発明によれば、連通孔の下端位置が油面高さよりも高く設定されているために、連通孔を通して機関本体内部のコンタミを含んだ潤滑油が不用意にハウジング内へ流入することを抑制することができ、ハウジング内の潤滑性能を向上することができる。
本発明に係る可変圧縮比機構の一例を簡略的に示す構成図。 上記可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造を示す斜視対応図。 上記可変圧縮比内燃機関の吸気側の側面図。 本発明の第1実施例に係る内燃機関の要部を示す断面図。 本発明の第2実施例に係る内燃機関の要部を示す断面図。 本発明の第3実施例に係る内燃機関の要部を示す断面図。 本発明の第4実施例に係る内燃機関の要部を示す断面図。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。先ず、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施例に係る複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構について説明する。なお、この機構は上記の特開2004−257254号公報等にも記載のように公知であるので、簡単な説明にとどめる。
内燃機関の機関本体の一部を構成するシリンダブロック1には、各気筒のピストン3がシリンダ2内に摺動可能に嵌合しているとともに、クランクシャフト4が回転可能に支持されている。可変圧縮比機構10は、クランクシャフト4のクランクピン5に回転可能に取り付けられるロアリンク11と、このロアリンク11とピストン3とを連結するアッパリンク12と、シリンダブロック1等の機関本体側に回転可能に支持される制御軸14と、この制御軸14に偏心して設けられた制御偏心軸部15と、この制御偏心軸部15とロアリンク11とを連結する制御リンク13と、を有している。ピストン3とアッパリンク12の上端とはピストンピン16を介して相対回転可能に連結され、アッパリンク12の下端とロアリンク11とは第1連結ピン17を介して相対回転可能に連結され、制御リンク13の上端とロアリンク11とは第2連結ピン18を介して相対回転可能に連結され、制御リンク13の下端は上記の制御偏心軸部15に回転可能に取り付けられている。
制御軸14には、連結機構21を介してアクチュエータとしての可変圧縮比モータ20(図2等参照)が連結されており、この可変圧縮比モータ20により制御軸14の回転位置を変更することによって、ロアリンク11の姿勢の変化を伴って、ピストン上死点位置やピストン下死点位置を含むピストンストローク特性が変化して、機関圧縮比が変化する。従って、図示せぬ制御部により可変圧縮比モータ20を駆動制御することによって、機関運転状態に応じて機関圧縮比を制御することができる。なお、アクチュエータとしては、電動式のモータ20に限らず、油圧駆動式のアクチュエータであっても良い。
図2〜図4を参照して、シリンダブロック1の下方にはオイルパン6が固定されている。このオイルパン6は、シリンダブロック1の下側に固定されるオイルパンアッパ6Aと、このオイルパンアッパ6Aの底壁部に開口形成された開口部に取り付けられるオイルパンロア6Bと、により構成されている。これらシリンダブロック1やオイルパン6等からなる機関本体の内部に制御軸14が回転可能に収容されている。一方、連結機構21及び可変圧縮比モータ20は、機関本体の外部に配置されており、具体的には、連結機構21を収容するハウジング22を介して、機関本体の一部を構成するオイルパンアッパ6Aの外壁、詳しくは吸気側の側壁7に取り付けられている。このハウジング22には、上記の可変圧縮比モータ20の他、潤滑油を冷却するためのオイルクーラ23が付設されるとともに、潤滑油中の異物すなわちコンタミを除去するためのオイルフィルタ24が後述する油路形成体50を介して付設されている。
なお、上記実施例においてはオイルフィルタ24が取り付けられる油路形成体50をハウジング22と別体に構成しているが、油路形成体50をハウジング22と一体化した構造としても良い。
図3に示すように、オイルパンアッパ6Aの吸気側の側壁7には、機関前側にエアコンコンプレッサ9が取り付けられるとともに、機関後側にトランスミッションが締結される締結フランジ8が設けられており、両者8,9の間に、オイルクーラ23と、オイルフィルタ24が取り付けられる油路形成体50と、連結機構21を収容するハウジング22と、モータ20と、が機関前後方向に沿うように配置されている。つまり、ハウジング22の機関前側にオイルクーラ23が油路形成体50を挟んで配置されるとともに、ハウジング22の機関後側に可変圧縮比モータ20が配置されている。ハウジング22の取付フランジ25は、固定用のボルト26によりオイルパンアッパ6Aの吸気側の側壁7に締結されている。
図1,図2,及び図4等に示すように、機関本体内部に配置される制御軸14と、ハウジング22内に配置される連結機構21の補助シャフト30とは、レバー31によって連結されている。なお、この実施例では補助シャフト30を減速機(図示省略)の出力軸と一体的に構成しているが、補助シャフト30を減速機の出力軸と別体の構成とし、両者が一体的に回転する構造としても良い。
レバー31の一端と、制御軸14の軸方向中央部より径方向外方へ延びるアーム32の先端とは、第3連結ピン33を介して相対回転可能に連結されており、レバー31の他端と補助シャフト30とは第4連結ピン35を介して相対回転可能に連結されている。なお、図2では、第4連結ピン35を省略し、この第4連結ピン35が嵌合する補助シャフト30のピン連結孔35Aが描かれている。図4に示すように、オイルパンアッパ6Aの吸気側の側壁7には、上記のレバー31が挿通するスリット状の連通孔36が貫通形成されている。
連結機構21には、可変圧縮比モータ20の出力を減速して制御軸14側へ伝達する減速機が設けられている。減速機としては、大きな減速比が得られる波動歯車装置やサイクロ減速機等が用いられる。
次に、ハウジング22の内部に配置される連結機構21の潤滑構造について説明する。図3にも示すように、油路形成体50は、ハウジング22の機関前側の側面とオイルクーラ23の機関後側の側面との間に介装されている。この油路形成体50の下側に設けられたフィルタ取付フランジに、フィルタエレメントを収容したオイルフィルタ24が取り付けられている。この油路形成体50の内部には、エンジンオイルである潤滑油が通流する複数の油路(図示省略)が形成されている。
これらの油路によって、図示せぬオイルポンプから圧送された潤滑油は、オイルクーラ23及びオイルフィルタ24を通過した後に、シリンダブロック1へと至る途中で分岐されて、ハウジング22の内部に供給され、ハウジング22の内部に配置された減速機の他、補助シャフト30や可変圧縮比モータ20の出力軸等の軸部品の軸受部分を潤滑するように構成されている。そして、潤滑後の潤滑油は、レバー31が挿通する連通孔36を通して、機関本体内部のオイルパン6へと戻される。つまり、レバー31が挿通する連通孔36が、ハウジング22内の潤滑油を機関本体のオイルパン6内へ戻すリターン油路としての機能を兼用しており、構成の簡素化が図られている。
ここで、ハウジング22の内部を潤滑する潤滑油は、可変圧縮比モータ20の温度の上昇を抑制させるために高温でない方がよく、また軸受部分や減速機の異常磨耗や焼き付き等を回避させるためにコンタミが含まれていないことが望まれる。
上記実施例のような機関本体の一部を構成するオイルパンアッパ6Aの外壁、詳しくは吸気側の側壁7にハウジング22及び可変圧縮比モータ20を配置し、かつ、オイルクーラ23及びオイルフィルタ24を通過することにより、クリーンかつ低温な潤滑油をハウジング22の内部に供給することができる。特に本実施例では、オイルフィルタ24がハウジング22に直接的に取り付けられているために、オイルフィルタ24からハウジング22の内部までの油通路を十分に短くすることができ、コンタミが流入する可能性が非常に低い。
次に、図4〜図7の第1〜第4実施例を参照して、本発明の特徴的な構成及び作用効果について説明する。なお、後述する第2〜第4実施例では、第1実施例と異なる部分についてのみ説明し、重複する説明を適宜省略している。
[1]図4に示す第1実施例では、連通孔36の下端位置36Aが、機関本体のオイルパン6の内部の潤滑油の油面高さL1よりも高く設定されている。従って、コンタミを含むオイルパン6内の潤滑油が連通孔36を通してハウジング22の内部へ逆流することを抑制し、コンタミの流入による異常摩耗等の発生を抑制して、信頼性及び耐久性を向上するとともに、ハウジング22の内部の潤滑性能を向上することができる。また、ハウジング22内の内部油量の増大を抑制し、油撹拌抵抗による圧縮比変更の応答性の低下を抑制することができる。このように油撹拌抵抗を低減して高圧縮比側から低圧縮比側への圧縮比低下の応答性を向上することによって、ノッキング回避のための高圧縮比側の制限を緩和して、高圧縮比化による燃費向上を図ることができる。更に、高温のオイルパン6内の潤滑油がハウジング22の内部に逆流することを抑制することで、可変圧縮比モータ20の温度上昇及びこれに伴うモータ20の電流制限による圧縮比制御量の制限を回避・緩和することができる。このように圧縮比制御量の制限を緩和することによって、高圧縮比化による燃費向上を図ることができる。
[2]より詳しくは、連通孔36の下端位置36Aが、オイルレベルゲージ(図示省略)の所定の高油面位置(Hi位置)よりも高く設定されている。従って、潤滑油がオイルレベルゲージの高油面位置まで満たされている場合であっても、コンタミを含むオイルパン6内の潤滑油が連通孔36を通してハウジング22の内部へ逆流することを抑制することができる。
[3]図5を参照して、機関運転時の油面高さL2は、潤滑各部に潤滑油がまわされていることから、機関停止時の油面高さL3よりも低くなる。ここで、機関停止時にもオイルパン6内の潤滑油がハウジング22側に流入しないように、連通孔36の下端位置36Aよりも低い油面高さに設定すると、潤滑油の油量が少なくなり、機関運転時の油面高さL2が過剰に低くなって、オイルストレーナ(不図示)の油没状態を維持し難くなり、潤滑油への空気混入量が増えるおそれがある。また、機関停止時は、可変圧縮比モータ20が作動していないので、オイルパン6内の潤滑油がハウジング22側へ流入しても、コンタミが減速機のギアにかみこんだり軸受部分の隙間に入り込んだりするおそれがない。
そこで、図5の第2実施例では、連通孔の下端位置36Aが、機関運転時における機関本体の内部の潤滑油の油面高さL2よりも高く設定されるとともに、機関停止時における機関本体の内部の潤滑油の油面高さL3よりも低く設定されている。つまり、連通孔の下端位置36Aは、機関運転時の油面高さL2と機関停止時の油面高さL3との中間位置に設定されている。これによって、可変圧縮比モータ20が作動する機関運転時には連通孔36の下端位置36Aが油面高さL2よりも高くなるために、連通孔36を通したオイルパン6の内部からハウジング22の内部への潤滑油の逆流を抑制することができるとともに、機関停止時における油面高さL3を連通孔36の下端位置36Aよりも高い位置に設定することで、オイルパン6内の十分な油量を確保して、潤滑油内への空気の混入を抑制することができる。
[4]図6を参照して、車両加速中には、オイルパン6内の潤滑油が車両後方側Reへ偏り、その油面L4が水平面に対して傾斜することとなるが、この図6に示す第3実施例では、連通孔36の下端位置36Aが、車両加速中における機関本体の内部の潤滑油の油面高さL4よりも高くなるように設定されている。これによって、車両加速中であっても連通孔36を通したオイルパン6内からハウジング22内へのオイルの逆流を防止することができる。
[5]この図6に示す第3実施例では、可変圧縮比内燃機関が、クランクシャフトの軸方向が車両横方向に沿う姿勢で車両に搭載される、いわゆる横置き式となっている。そして、機関本体のオイルパンアッパ6Aの両側の側壁7A,7Bのうち、車両前方側Frの側壁7に連通孔36が形成されている。従って、図6に示すように、車両加速中には車両後方側Reに潤滑油が偏るために、この車両加速中における油面高さL4よりも連通孔36の下端位置36Aを確実に高い位置とすることができる。
[6]図7を参照して、車両減速中には、オイルパン6内の潤滑油が車両前方側Frへ偏るため、その油面が水平面に対して傾斜することとなるが、この図7に示す第4実施例では、連通孔36の下端位置36Aが、車両減速中における機関本体の内部の潤滑油の油面高さL5よりも高くなるように設定されている。これによって、車両減速中であっても連通孔36を通したオイルパン6内からハウジング22内へのオイルの逆流を防止することができる。
[7]この図7に示す第4実施例では、図6の第3実施例と同様、可変圧縮比内燃機関が横置き式となっている。そして、機関本体の両側の側壁7A,7Bのうち、車両後方側Reの側壁7Bに連通孔36が形成されている。従って、車両減速中には車両前方側Frに潤滑油が偏るために、この車両減速中における油面高さL5よりも連通孔36の下端位置36Aを確実に高い位置とすることができる。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形・変更を含むものである。例えば、油路形成体をハウジングと一体化した構造であっても良く、またオイルクーラ,オイルフィルタ,ハウジング及びモータ等の配置も上記実施例と異なるものであっても良い。
1…シリンダブロック(機関本体)
6…オイルパン(機関本体)
6A…オイルパンアッパ(機関本体)
6B…オイルパンアッパ(機関本体)
7…側壁
10…可変圧縮比機構
14…制御軸
20…可変圧縮比モータ(アクチュエータ)
21…連結機構
22…ハウジング
23…オイルクーラ
24…オイルフィルタ
30…補助シャフト
31…レバー
36…連通孔
36A…連通孔の下端位置
L1〜L4…油面高さ

Claims (8)

  1. 機関本体の内部に回転可能に支持される制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変化させる可変圧縮比機構と、
    機関本体の外側に設けられて、この機関本体の側壁に取り付けられるハウジングと、
    このハウジングに取り付けられて、上記制御軸を駆動するアクチュエータと、
    上記制御軸とアクチュエータとを連結する連結機構と、
    上記ハウジングの内部へ潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、を有し、
    上記連結機構は、機関本体の側壁に貫通形成された連通孔を挿通して、機関本体の内部とハウジングの内部とにわたって延在するレバーを含み、
    上記連通孔を通してハウジングの内部から機関本体の内部へ潤滑油が戻されるように構成されており、
    かつ、上記連通孔の下端位置が、上記機関本体の内部の潤滑油の油面高さよりも高く設定されていることを特徴とする可変圧縮比内燃機関の潤滑構造。
  2. 上記連通孔の下端位置が、オイルレベルゲージの所定の高油面位置よりも高く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関の潤滑構造。
  3. 上記連通孔の下端位置が、機関運転時における上記機関本体の内部の潤滑油の油面高さよりも高く設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変圧縮比内燃機関の潤滑構造。
  4. 上記連通孔の下端位置が、車両加速中における上記機関本体の内部の潤滑油の油面高さよりも高く設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関の潤滑構造。
  5. 上記可変圧縮比内燃機関は、クランクシャフトの軸方向が車両横方向に沿う姿勢で車両に搭載され、
    上記機関本体の両側の側壁のうち、車両前方側の側壁に上記連通孔が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の可変圧縮比内燃機関の潤滑構造。
  6. 上記連通孔の下端位置が、車両減速中における上記機関本体の内部の潤滑油の油面高さよりも高く設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関の潤滑構造。
  7. 上記可変圧縮比内燃機関は、クランクシャフトの軸方向が車両横方向に沿う姿勢で車両に搭載され、
    上記機関本体の両側の側壁のうち、車両後方側の側壁に上記連通孔が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の可変圧縮比内燃機関の潤滑構造。
  8. 機関本体の内部に回転可能に支持される制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変化させる可変圧縮比機構と、
    機関本体の外側に設けられて、この機関本体の側壁に取り付けられるハウジングと、
    このハウジングに取り付けられて、上記制御軸を駆動するアクチュエータと、
    上記制御軸とアクチュエータとを連結する連結機構と、
    上記ハウジングの内部へ潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、を有し、
    上記連結機構は、機関本体の側壁に貫通形成された連通孔を挿通して、機関本体の内部とハウジングの内部とにわたって延在するレバーを含み、
    上記連通孔を通してハウジングの内部から機関本体の内部へ潤滑油が戻される一方、
    上記連通孔を通して機関本体の内部からハウジングの内部へ潤滑油が逆流することを防止するように構成されていることを特徴とする可変圧縮比内燃機関の潤滑構造。
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