JP6768549B2 - 内燃機関の潤滑構造 - Google Patents

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本発明は、機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を備える内燃機関の潤滑構造に関する。
従来より、複リンク式のピストン−クランク機構を利用して機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を本出願人は提案している。その一例として、特許文献1には、内燃機関の外壁に取り付けられるハウジング内に回転軸が回転可能に支持され、この回転軸の回転角度の変化に伴って機関圧縮比が変化するように構成された内燃機関の潤滑構造が開示されている。
国際公開第2013/080673号
本発明は、内燃機関の潤滑構造、特に、ハウジング内に回転可能に支持される回転軸を利用した油路を形成することによって、回転軸を含めた回転軸の周囲の潤滑部位への潤滑油の給油量を十分に確保して、潤滑性能を向上するとともに、ハウジングの小型化・軽量化を図ることを目的としている。
内燃機関と、上記内燃機関の機関圧縮比を変化させる可変圧縮比機構と、上記内燃機関の外壁に取り付けられるハウジングと、上記ハウジング内に回転可能に支持され、回転角度を変えることで上記機関圧縮比を変化させる回転軸と、を有する。
そして、上記ハウジングに形成され、上記回転軸が回転可能に嵌合する第1軸受部へ潤滑油を供給する供給油路と、上記回転軸の内部を軸方向に延びる軸方向油路と、上記回転軸の内部を径方向に延び、上記回転軸の外周面と上記軸方向油路とを連通する第1径方向油路と、を有し、上記軸方向油路と上記供給油路とは、高負荷域で用いられる所定の機関圧縮比のときに、上記第1径方向油路を介して連通するように構成されている。
本発明によれば、高負荷域で用いられる所定の機関圧縮比のときに、上記軸方向油路と上記供給油路とが上記第1径方向油路を介して連通するため、供給油路から第1径方向油路を通して軸方向油路へ供給される潤滑油の量を十分に確保することができ、ひいては軸方向油路を経由して回転軸の周囲の潤滑部位へ供給する潤滑油の量を十分に確保し、潤滑性能を向上することができる。
また、回転軸に軸方向油路や第1径方向油路を設けることで、潤滑油の油路構造を簡素化し、ハウジングの小型化・軽量化を図ることができる。
本発明の第1実施例に係る内燃機関の可変圧縮比機構を簡略的に示す構成図。 上記第1実施例に係るハウジングを示す斜視図。 上記ハウジングを示す側面図。 上記可変圧縮比機構の制御軸と回転軸とを連結するリンク構造を示す高圧縮比時における断面図。 同じく上記可変圧縮比機構の制御軸と回転軸と連結するリンク構造を示す低圧縮比時における断面図。 上記ハウジング内の油路構造を示す一部破断断面図。 図6のA−A線に沿う断面図。 図6のB−B線に沿う断面図。 本発明の第2実施例に係るハウジング内の油路構造を示す図6のA−A線に沿う断面対応図。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。先ず、図1を参照して、複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構について説明する。なお、この機構は特開2004−257254号公報等にも記載のように公知であるので、簡単な説明にとどめる。
内燃機関の機関本体の一部を構成するシリンダブロック1には、各気筒のピストン3がシリンダ2内に摺動可能に嵌合しているとともに、クランクシャフト4が回転可能に支持されている。可変圧縮比機構10は、クランクシャフト4のクランクピン5に回転可能に取り付けられるロアリンク11と、このロアリンク11とピストン3とを連結するアッパリンク12と、シリンダブロック1等の機関本体側に回転可能に支持される制御軸14と、この制御軸14に偏心して設けられた制御偏心軸部15と、この制御偏心軸部15とロアリンク11とを連結する制御リンク13と、を有している。ピストン3とアッパリンク12の上端とはピストンピン16を介して相対回転可能に連結され、アッパリンク12の下端とロアリンク11とは第1連結ピン17を介して相対回転可能に連結され、制御リンク13の上端とロアリンク11とは第2連結ピン18を介して相対回転可能に連結され、制御リンク13の下端は上記の制御偏心軸部15に回転可能に取り付けられている。
制御軸14には、減速機21(図6参照)を介してアクチュエータとしての可変圧縮比モータ20(図2等参照)が連結されており、この可変圧縮比モータ20により制御軸14の回転位置を変更することによって、ロアリンク11の姿勢の変化を伴って、ピストン上死点位置やピストン下死点位置を含むピストンストローク特性が変化して、機関圧縮比が変化するように構成されている。従って、図示せぬ制御部により可変圧縮比モータ20を駆動制御することによって、機関運転状態に応じて機関圧縮比を制御することができる。なお、アクチュエータとしては、電動式のモータ20に限らず、油圧駆動式のアクチュエータであっても良い。
図2及び図3を参照して、制御軸14は、シリンダブロック1と、その下側に固定されるオイルパンアッパ6等からなる機関本体の内部に回転可能に収容されている。一方、可変圧縮比モータ20は、後述する回転軸30を回転可能に支持するハウジング22を介して、機関本体の一部を構成するオイルパンアッパ6の外壁、詳しくは吸気側の側壁7に取り付けられている。このハウジング22には、回転軸30の回転角度を検出する角度センサ23が取り付けられている。
なお、図示していないが、ハウジング22の機関前側には、空調装置用のエアコンコンプレッサがオイルパンアッパ6の吸気側の側壁7に取り付けられるとともに、ハウジング22の機関後側には、潤滑油を冷却するためのオイルクーラや、潤滑油中の異物を除去するためのオイルフィルタ等がオイルパンアッパ6の吸気側の側壁7に取り付けられている。なお、オイルクーラやオイルフィルタ等をハウジング22に直接的に付設するように構成してもよい。
図4及び図5は、制御軸14と回転軸30とを連結するリンク構造を示す断面図であり、図4が高圧縮比の設定時におけるリンク姿勢を、図5が低圧縮比の設定時におけるリンク姿勢を示している。これらの図4及び図5に示すように、機関本体内部に配置される制御軸14と、ハウジング22内に回転可能に支持されて、減速機21の出力軸と一体的に回転するように構成された回転軸30とは、レバー31によって連結されている。なお、回転軸30を減速機21の出力軸と別体の構成とし、両者が一体的に回転するように連結した構造としても良い。
レバー31の一端と、制御軸14の軸心より径方向外方へ延びる第1アーム32の先端とは、第3連結ピン33を介して相対回転可能に連結されており、レバー31の他端と回転軸30の軸心より径方向外方へ延びる第2アーム34の先端とは第4連結ピン35を介して相対回転可能に連結されている。オイルパンアッパ6の吸気側の側壁7には、上記のレバー31が挿通するレバー用スリット36が貫通形成されている。また、オイルパンアッパ6の下面開口部には、潤滑油を貯留する浅皿状のオイルパンロア8が固定されている。
減速機21は、例えば公知のハーモニックドライブ(登録商標)機構を利用したものであり、ここでは詳細な説明を省略する。なお、サイクロ減速機等の他の形式の減速機を用いることも可能である。
次に、本実施例の要部をなす潤滑構造について、図5〜図8を参照して説明する。図7は図6のA−A線に沿う断面図、図8は図6のB−B線に沿う断面図である。
図示するように、ハウジング22には、回転軸30が回転可能に嵌合する第1軸受部41及び第2軸受部42が設けられるとともに、機関前側の第1軸受部41へ潤滑油を供給する供給油路43が形成されている。図7に示すように、この供給油路43は、一端がハウジング22の側面に開口する補助孔44に連通し、ハウジング22の内部を直線状に延在して、他端が上記の第1軸受部41に開口・連通している。
回転軸30には、その軸方向中央部を軸方向に延在する軸方向油路45が形成されている。この軸方向油路45は、通路断面積が小さいオリフィス45Aが設けられるとともに、このオリフィス45Aよりも機関後方側に、通路断面積が大きい大径部45Bが設けられている。この大径部45Bは、機関後方側へ向けて徐々に通路断面積が大きくなり、その後端45Cが、減速機21が収容されるハウジング22後方の空間へ向けて開放している。この回転軸30のうち、第1軸受部41に回転可能に支持される部分には、第1軸受部41に対向する回転軸30の外周面と軸方向油路45とを連通するように径方向に直線状に延びる2本の径方向油路46,47が形成されている。
図7に示すように、第1径方向油路46は、高負荷域で用いられる所定の機関圧縮比である低圧縮比の設定状態のときに、供給油路43と直接的に連通するように構成されている。つまり、低圧縮比の設定状態のときに、回転軸30の外周面に開口する第1径方向油路46の一端と、第1軸受部41に開口する供給油路43の一端と、がほぼ同じ位置に対向配置されるように構成されている。
一方、第2径方向油路47は、第1径方向油路46とはほぼ90度をなし、つまり第1径方向油路46と異なる径方向に延在している。具体的には、図5に示すように、第2径方向油路47は、高負荷域で用いられる低圧縮比の設定状態のときに、回転軸30の軸心と、第2アーム34とレバー31との連結点である第4連結ピン35の中心と、を結ぶ直線であるリンク中心線34Aに平行な方向に沿って配置されている。つまり、第2径方向油路47は、燃焼荷重や慣性荷重に起因してレバー31側から回転軸30に作用する荷重(最大荷重を含む)の作用方向である第2レバーのリンク中心線34Aと平行な方向に沿って配置されている。
上記の第2軸受部42は、第1軸受部41よりも機関後方側に配置されている。図8に示すように、この第2軸受部42と対向する回転軸30の部分には、回転軸30の内部を径方向に延び、回転軸30の外周面と軸方向油路45とを連通する第3径方向油路48が形成されている。この第3径方向油路48は、第2径方向油路47と同じ径方向に配置されている。つまり、第3径方向油路48は、最大荷重作用方向である第2アーム34のリンク中心線34Aと平行な方向に沿って配置されている。
また、回転軸30の外周面に対向するハウジング22の第1軸受部41及び第2軸受部42の内周面には、周方向に延びる周方向油路49が凹設されている。なお、第1,第2軸受部41,42に回転可能に嵌合する部分の回転軸30の外周面に周方向油路を凹設しても良い。
潤滑油は、内燃機関の内部に形成されるメインジャーナル(図示省略)から供給油路43へ供給される。そして、供給油路43と軸方向油路45とが第1径方向油路46を介して直接的に連通する高負荷域での低圧縮比の設定状態において、多くの潤滑油が供給油路43から第1径方向油路46を通して軸方向油路45へと供給される。軸方向油路45へ供給された潤滑油は、その一部が周方向油路49を通して第2径方向油路47へと供給され、第1軸受部41と回転軸30との軸受部分へと供給される。また、残りの潤滑油が軸方向油路45を後方側へ流れ、その一部が第3径方向油路48を通して第2軸受部42と回転軸30との軸受部分へと供給され、残りの潤滑油は、軸方向油路45の後端45Cより、減速機21が配置されたハウジング22後方の減速機収容部へと供給される。各部を潤滑した潤滑油は、上記のスリット36の他、専用に形成される戻り油路(図示省略)等を経由して内燃機関の内部のオイルパンへと戻される。
仮に回転軸30の内部に油路を形成せず、ハウジング22の内部に飛散する潤滑油によって潤滑を行なうように構成した場合、第1,第2軸受部41,42や減速機21に十分な量の潤滑油を供給することができず、潤滑不足を招くおそれがある。
これに対して本実施例では、特に潤滑性能が要求される高負荷域の運転状態、つまり低圧縮比の設定状態のときに、ハウジング22に形成される供給油路43の他、回転軸30の内部に形成される軸方向油路45及び第1〜第3径方向油路46〜48を経由して、第1,第2軸受部41,42や減速機21等の潤滑が必要とされる潤滑部位へ直接的に潤滑油を供給することが可能であるために、十分な量の潤滑油を確保して、その潤滑性能を向上することができる。
また、ハウジング22や回転軸30の内部に油路を形成しており、ハウジング22や回転軸30とは別個に油路を設けるための配管等を必要としないため、ハウジング22の小型化・軽量化を図ることができる。
図9は本発明の第2実施例を示している。この第2実施例では、供給油路43Aを最短化するように、供給油路43Aをハウジング22の側壁に直交する直線状に形成している。第1実施例と同様、高負荷域で用いられる低圧縮比の設定状態のときに、第1径方向油路46Aが供給油路43と直接的に連通し、第2径方向油路47が最大荷重作用方向である第2アーム34のリンク中心線34Aに平行な方向に沿って配置されている。
以上の説明より把握し得る本発明の特徴的な構成及び作用効果について、上記実施例を参照して以下に列記する。
[1]ハウジング22に形成され、回転軸30が回転可能に嵌合する第1軸受部41へ潤滑油を供給する供給油路43と、回転軸30の内部を軸方向に延びる軸方向油路45と、回転軸30の内部を径方向に延び、回転軸30の外周面と軸方向油路45とを連通する第1径方向油路46と、を有し、軸方向油路45と供給油路43とは、高負荷域で用いられる所定の機関圧縮比のときに、第1径方向油路46を介して直接的に連通するように構成されている。
また、ハウジング22や回転軸30の内部に油路を形成しており、ハウジング22や回転軸30とは別個に油路を設けるための配管等を必要としないため、ハウジング22の小型化・軽量化を図ることができる。
[2]また、回転軸30の内部を第1径方向油路46とは異なる径方向に延びて、回転軸30の外周面と軸方向油路45とを連通する第2径方向油路47を有している。このため、第1径方向油路46から軸方向油路45へ供給された潤滑油の一部を、第2径方向油路47を介して第1軸受部41へ供給することができ、この第1軸受部41への潤滑油量を十分に確保し、その潤滑性能を向上することができる。
[3]更に、制御軸14の軸心から径方向外方へ延びる第1アーム32と、回転軸30の軸心から径方向外方へ延びる第2アーム34と、を連結するレバー31を有している。そして、第2径方向油路47は、回転軸30の軸心と、第2アーム34とレバー31との連結点とを結ぶ直線であるリンク中心線34Aに平行な方向、つまりレバー31側より第2アーム34を介して回転軸30へ作用する荷重(最大荷重を含む)の作用方向と平行な方向に沿って配置されている。従って、回転軸30の中でも、最大荷重を含む荷重の作用する部分に、第2径方向油路47から直接的に潤滑油を供給することができ、第1軸受部41の潤滑性能を効果的に向上することができる。
[4]ハウジング22には、第1軸受部41とは異なる軸方向位置に、回転軸30が回転可能に嵌合する第2軸受部42が設けられ、かつ、回転軸30の内部を径方向に延び、回転軸30の外周面と軸方向油路45とを連通する第3径方向油路48を有している。そして、軸方向油路45から第3径方向油路48を介して、第2軸受部42へ潤滑油を供給するように構成されている。このように、供給油路43,第1径方向油路46,軸方向油路45及び第3径方向油路48を経由して第2軸受部42へ直接的に潤滑油を供給することができるために、第2軸受部42の潤滑油量を十分に確保し、その潤滑性能を向上することができる。
[5]一般的に、オイルポンプはクランクシャフトによりチェーンやギヤを介して駆動される関係で、機関前側に配置されることから、供給油路43が接続する第1軸受部41を機関前側、つまりオイルポンプと近い側に配置することで、オイルポンプから供給油路43への潤滑油の供給経路の簡素化,短縮化を図ることができる。また、供給経路の短縮化により圧力損失を抑制し、潤滑油量の低下を抑制することができる。
[6]ハウジング22の第1,第2軸受部41,42の内周面と、第1,第2軸受部41,42に嵌合する回転軸30の外周面と、の少なくとも一方に、周方向に延びる周方向油路49が凹設されている。これによって、回転軸30の回転位置(つまり、機関圧縮比の設定状態)にかかわらず、周方向油路49を通して供給油路43から第1径方向油路46へ潤滑油を確実に供給することができるとともに、軸方向油路45から第2,第3径方向油路47,48へ潤滑油を供給することができる。
[7]また、図6に示すように、軸方向油路45の後端45Cが減速機21を収容するハウジング22の後方側の空間に開放しており、この軸方向油路45を介して減速機21へ潤滑油を直接的に供給するように構成されている。これによって、減速機21の軸受部分へも十分な量の潤滑油を供給することができ、その潤滑性能を向上することができる。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形・変更を含むものである。例えば、上述した実施例では、第2軸受部を一箇所に設けているが、第2軸受部を複数設けるようにしても良い。

Claims (7)

  1. 内燃機関と、
    上記内燃機関の機関圧縮比を変化させる可変圧縮比機構と、
    上記内燃機関の外壁に取り付けられるハウジングと、
    上記ハウジング内に回転可能に支持され、回転角度を変えることで上記機関圧縮比を変化させる回転軸と、
    上記ハウジングに形成され、上記回転軸が回転可能に嵌合する第1軸受部へ潤滑油を供給する供給油路と、
    上記回転軸の内部を軸方向に延びる軸方向油路と、
    上記回転軸の内部を径方向に延び、上記回転軸の外周面と上記軸方向油路とを連通する第1径方向油路と、を有し、
    上記軸方向油路と上記供給油路とは、高負荷域で用いられる所定の機関圧縮比のときに、上記第1径方向油路を介して連通することを特徴とする内燃機関の潤滑構造。
  2. 上記回転軸の内部を上記第1径方向油路とは異なる径方向に延びて、上記回転軸の外周面と上記軸方向油路とを連通する第2径方向油路を有し、
    上記軸方向油路から上記第2径方向油路を介して、上記第1軸受部に潤滑油を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の潤滑構造。
  3. 上記可変圧縮比機構が、上記内燃機関の内部に回転可能に支持された制御軸と、
    この制御軸の軸心から径方向外方へ延びる第1アームと、
    上記回転軸の軸心から径方向外方へ延びる第2アームと、
    上記第1アームと第2アームとを連結するレバーと、を有し、
    上記第2径方向油路は、上記回転軸の軸心と、上記第2アームと上記レバーとの連結点とを結ぶ直線に平行な方向に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の潤滑構造。
  4. 上記ハウジングには、上記第1軸受部とは異なる軸方向位置に、上記回転軸が回転可能に嵌合する第2軸受部が設けられ、
    かつ、上記回転軸の内部を径方向に延び、上記回転軸の外周面と上記軸方向油路とを連通する第3径方向油路を有し、上記軸方向油路から上記第3径方向油路を介して、上記第2軸受部へ潤滑油を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の潤滑構造。
  5. 上記第1軸受部が上記第2軸受部よりも機関前側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の潤滑構造。
  6. 上記ハウジングの第1軸受部の内周面と、この第1軸受部に嵌合する上記回転軸の外周面と、の少なくとも一方に、周方向に延びる周方向油路が凹設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の潤滑構造。
  7. 上記回転軸と上記可変圧縮比機構を駆動するアクチュエータとの間に減速機が設けられ、
    上記軸方向油路を介して、上記減速機へ潤滑油を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の潤滑構造。
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