JP4947527B2 - 内燃機関のバランサ装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の二次振動を低減させるバランサ装置の改良に関する。
周知のように、機関のクランクケースの下部に取り付けられたバランサ装置は、クランクシャフトから回転力が伝達される駆動側バランサシャフトと、該駆動側バランサシャフトから回転力が伝達される従動側バランサシャフトがそれぞれ軸受を介してハウジングの内部に回転自在に収容されている。
そして、機関始動によりクランクシャフトが回転駆動すると、ギアなどを介して駆動側バランサシャフトがクランクシャフトの2倍の回転速度で回転駆動すると共に、駆動側ギアの回転に伴ってこれと噛合した従動側ギアが逆方向へ回転して従動側バランサシャフトを駆動側バランサシャフトと反対方向へ回転駆動させる。これによって、各バランスウエイトの回転によりエンジンの二次振動を効果的に抑制するようになっている。
このとき、前記ハウジングは、前記各バランサシャフトの回転に伴って各軸受に発生する大きな荷重によって変形しようとする力が作用して、比較的大きな振動や振動騒音が発生し易い。
そこで、特許文献1に記載されているような、ハウジングの表面に複数の補強リブを一体に設けて、ハウジング全体的な肉厚を厚くせずに強度を確保して前記振動などを抑制するようになっている。
特開2001−295891号公報
しかし、前記公報記載の従来のバランサ装置にあっては、前記複数の補強リブがハウジング外面の駆動側バランサシャフト側と従動側バランサシャフト側の全体に形成されていることから、重量の増加を招いている。
すなわち、前述した軸受に作用する荷重は、駆動側バランサシャフト側が大きくなり、これに対するハウジングの補強リブも前記大きな荷重に合わせて全体的に大きく形成されていることから、ハウジングの重量が増加してしまうのである。
本発明は、駆動時におけるハウジングの変形を抑制しつつハウジングの重量を可及的に低減できる内燃機関のバランサ装置を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、ハウジングの軸受に大きな荷重が作用する駆動側バランサシャフト側に、第1、第2リブからなる駆動側リブを設け、前記駆動側バランサシャフトの軸受よりも小さな荷重となる従動側バランサシャフト側に、従動側リブを設け、さらに、前記第1リブと第2リブのそれぞれの内部に、互いに連通した油通路を設けた構成とした。
したがって、本発明によれば、駆動側リブと従動側リブによって各軸受に作用する荷重による振動を効率良く低減させてハウジングの変形を抑制できると共に、ハウジング全体の重量を可及的に小さくすることが可能になる。
本発明にかかるバランサ装置の実施形態を示す斜視図である。 同バランサ装置の底面図である。 本実施形態を示す図4のA一A線に沿った断面図である。 本実施形態を示す図3のB−B線に沿った断面図である。 本実施形態を示す図2のC−C線に沿った断面図である。 本実施形態を示す図2のD−D線に沿った断面図である。 本実施形態のバランサ装置の背面図である。
以下、本発明に係るバランサ装置を、例えば自動車の直列4気筒の内燃機関に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
すなわち、内燃機関のシリンダブロック1の下部には、図3及び図4に示すように、クランクシャフト2を軸支する軸受部を有するアルミ合金材からなるラダーフレーム3が固定されていると共に、該ラダーフレーム3の下部に、オイルパン4が取り付けられている。
前記クランクシャフト2は、シリンダブロック1の下部にベアリングボルト5bによって結合されたベアリングキャップ5aなどからなる複数の軸受5によって回転自在に支持されていると共に、前端側に一体的に有する軸2aに大径なクランクギア6が取り付けられている。
このクランクギア6は、リング状に形成され、中央部に形成された挿通孔6aを介してクランクシャフト2の軸部2aに焼きばめによって結合されていると共に、外周に所定角度をもって軸方向へ捩れ角を有する複数のヘリカル歯6bを有している。
前記シリンダブロック1の下部とラダーフレーム3及びオイルパン4によって囲まれた空間内には、機関の二次振動を抑制するバランサ装置7が収容配置されている。
このバランサ装置7は、図1〜図4、図7に示すように、オイルパン4の下面に固定されたハウジング9と、該ハウジング9の内部に回転自在に支持されて、機関前後方向に並行に配置された駆動側バランサシャフト13及び従動側バランサシャフト14と、該両バランサシャフト13,14の各後端部側にそれぞれ固定されて、各歯部が互いに噛合したヘリカル型の駆動側ギア15及び従動側ギア16と、を備えている。
前記ハウジング9は、全体がアルミニュウム合金材から形成され、オイルパン4側のロアーハウジング10と、該ロアーハウジング10の上部に配置されたアッパーハウジング11とから構成され、この両ハウジング10,11は、複数のボルト12によって上下方向から締結固定されている。
駆動側バランサシャフト13は、前端部に軸方向から螺着した固定用ボルトによってファーストギア17が固定されていると共に、このファーストギア17と前記クランクギア6が噛合してクランクシャフト2からの回転力が伝達されるようになっている。これによって、前記駆動側ギア15と従動側ギア16を介して前記両バランサシャフト13,14が回転されるようになっている。
なお、両シャフト13,14は、クランクシャフト2の1回転当たり2回転するように設定されている。また、前記駆動側ギア15と従動側ギア16は、ロアーハウジング10の後端部に突起10aを介して一体に設けられたほぼ円弧状の受け部10bによって下部が非接触状態で保持されている。
前記駆動ギア15は、駆動側バランサシャフト13の後端部に圧入などによって固定されていると共に、図5に示すように、ロアーハウジング10の前記突起10aによって軸方向前方への移動が規制されるようになっている。
前記ファーストギア17は、図5に示すように、ロアーハウジング10の前端部に一体に設けられた、ボックス状の受け部10b内に配置されており、軸方向前端側に配置固定されたメインギア17aと、該メインギア17aの後側に相対回転自在に当接配置されたサブギア17bと、両ギア17a、17b間に配置された捩りばねであるスプリング17cと、を備えている。
前記メインギア17aとサブギア17bは、前記クランクギア6に噛み合う各ヘリカル歯の歯すじが同一に設定されていると共に、前記スプリング17cのばね力を介して前記クランクギア6を挟み込んで噛合するいわゆるシザースギアになっている。
前記スプリング17cは、前記ギア17a、17bにそれぞれ設けられた両係止ピン17e、17fに係止されて、サブギア17bをメインギア17aに対して周方向へ相対回転するように付勢して、前記クランクギア6との噛合時におけるバックラッシ隙間を消失するようになっている。
また、このファーストギア17は、内周側に一体に有する円筒部17dに駆動側バランサシャフト13が圧入して固定され、メインギア17aと駆動側バランサシャフト13の前端部に一体に有するフランジ部13cとの間で、前記サブギア17bが軸方向の所定のクリアランスをもって回転摺動可能になっている。
前記駆動側バランサシャフト13は、図5に示すように、軸長が比較的長く形成され、軸方向の前端側と後端側にジャーナル部13a、13bが形成されていると共に、該ジャーナル部13a、13bが前記ロアーハウジング10とアッパーハウジング11の対応する位置にそれぞれ設けられた2つの軸受部19a、19bに設けられた半割状のプレーンベアリング18a、18bを介して回転自在に支持されている。
この各プレーンベアリング18a、18bは、内周面に径方向孔18c、18dが貫通形成されていると共に、これらに対応して各ハウジング10,11の軸受部19a、19bの内周面に形成された半円弧状の油溝19c、19dを介して後述する油通路30から潤滑油が供給されるようになっている。
また、駆動側バランサシャフト13の前記両ジャーナル部13a、13bの間には、カウンターウエイト20が一体に設けられている。
一方、前記従動側バランサシャフト14は、その軸長が駆動側バランサシャフト13よりも短尺に形成され、図6に示すように、軸方向の2個所に形成されたジャーナル部14a(14b)が前記両ハウジング10、11の間に設けられた2つの軸受部に半割状のプレーンベアリング40a、40bを介して回転自在に支持されている。また、前記プレーンベアリング40a、40bに径方向孔40c、40dなどが形成されているなどは、前記駆動側バランサシャフト13と同じである。さらに、従動側バランサシャフト14の前記両ジャーナル部の間には、図外のカウンターウエイトが一体に設けられている。
そして、前記ロアーハウジング10は、図1及び図2に示すように、長手方向の四隅部と長手方向のほぼ中央位置の外側面に6つのボス部21a〜21eが一体に形成されている。この各ボス部21a〜21eは、バランサ装置を前記オイルパン4に固定するための図外のボルトが挿通されるボルト挿通孔が内部軸方向に沿って形成されている。
また、前記ロアーハウジング10の外底面には、図1〜図3に示すように、前記駆動側バランサシャフト13側の駆動側リブ22と、従動側バランサシャフト14側の従動側リブ23が一体に設けられている。
前記駆動側リブ22は、駆動側バランサシャフト13の軸方向に沿って延出した第1補強リブ24と、一端部が第1補強リブ24の長手方向のほぼ中央位置に一体に結合され、他端部(先端部)がロアーハウジング10の一方の外側面側に延出した第2補強リブ25とから構成されている。
前記第1補強リブ24は、ロアーハウジング10の前端側から後端側に亘って延出した長方体状に形成されていると共に、断面積が比較的大きなほぼ正方向に形成されてその幅長さがWに設定されている。また、その高さHは比較的低い所定高さに設定されている。
一方、第2補強リブ25は、同じく長方体状に形成されて、その高さHは第1補強リブ24と同じ高さになっているが、断面積が第1補強リブ24よりも小さく形成されてその幅長さW1がWより細長く形成されて、例えば断面ほぼ長方形状に形成されている。
また、この第2補強リブ25は、第1補強リブ24に対して90°の角度でロアーハウジング10の幅方向に沿って延出し、その先端部25aがロアーハウジング10の外側面10cよりも外方へ自身の半分程度の長さ分だけ突出している。したがって、第1補強リブ24と第2補強リブ25は、ほぼT字形状に形成されて、かかる駆動側バランサシャフト13側のロアーハウジング10の軸方向(長手方向)及び幅方向の剛性が十分に大きくなるように形成されている。
前記従動側リブ23は、前記第1補強リブ24に平行でかつ同じ長さでロアーハウジング10の前端側から後端側に亘って延出した長方体状に形成されていると共に、断面矩形状に形成されてその幅長さW2が第1補強リブ24の幅長さWより小さく設定されている。したがって、この従動側リブ23は、第1補強リブ24よりも剛性が低く設定されている。また、前記従動側リブ23の高さは、第1補強リブ24の高さHと同じ長さに設定されている。
また、従動側リブ23と前記第1補強リブ24の長手方向のほぼ中央位置には、両リブ23,24の対向内面を互いに幅方向から連結する第3補強リブ26が一体に形成されている。
また、第1補強リブ24と前記中央のボス部21cとの間には、第1補強リブ24とボス部21cとを連結する第4補強リブ27がロアーハウジング10と一体に設けられていると共に、従動側リブ23と前記他の中央のボス部21dとの間には、従動側リブ23とボス部21dとを連結する第5補強リブ28がロアーハウジング10と一体に設けられている。前記第3補強リブ26と第4補強リブ27及び第5補強リブ28は、前記第1補強リブ24と従動側リブ23を挟んで直列に配置されている。つまり、ロアーハウジング10の幅方向に沿って直線状に配置されている。
前記第3補強リブ26〜第5補強リブ28は、それぞれの断面積が同一の細長い矩形状に形成され、各幅長さW3が前記第1補強リブ24の幅長さWの半分よりも僅かに小さく設定されていると共に、その高さH1も各リブ23,24,25よりも僅かに低く設定されている。なお、前記第3補強リブ26〜第5補強リブ28の断面形状や断面の大きさは仕様に応じて適宜変更されるものである。
前記アッパーハウジング11は、図6などに示すように、上端部に複数の補強リブ11aが設けられている。
さらに、前記第1補強リブ24と第2補強リブ25の各内部には、図5及び図6に示すように、前記駆動側バランサシャフト13のプレーンベアリング18a、18b側に潤滑油を供給する油通路30が形成されている。
この油通路30は、前記第2補強リブ25の先端部25a内の上下方向に形成された第1油孔31と、同じく第1補強リブ24の下端部内の長手方向に沿って形成されて、一端部が前記第1油孔31の下端部と接続された第2油孔32と、前記第1補強リブ24の下端部内に長手方向に沿って形成されて、途中で前記第2油孔32の他端部が接続された第3油孔33と、第1補強リブ24の前後端部内及びロアーハウジング10の内部に上下方向へ形成され、各下端部が前記第3油孔33の両端部33a、33bに、各上端部が前記各油溝19c、19cにそれぞれ接続された第4,第5油孔34,35と、から主として構成されている。
前記各油孔31〜35は、ドリル加工によって直線状に穿設されている共に、前記第2油孔32と第3油孔33の各開口端部はボール栓体36、37によって閉止されている。これらを、外側からのドリル加工によって形成したことにより、その加工作業がきわめて容易である。
前記第1油孔31内には、オイルポンプから吐出されたオイルパン4内の潤滑油がラダーフレーム3に形成された図外の油供給孔を介して上端開口31aから強制的に供給されるようになっている。
以上のように、本実施形態によれば、ロアーハウジング11に設けられた駆動側リブ22や従動側リブ23及び第3〜第5補強リブ26〜28やアッパーハウジング11の補強リブ11aによって、ハウジング9の長手方向及び幅方向全体の剛性が高くなる。したがって、前記駆動側バランサシャフト13と従動側バランサシャフト14の回転に伴う振動を効果的に抑制することが可能になる。
特に、前記駆動側リブ22を、T字形状の第1補強リブ24と第2補強リブ25とにより構成することにより、剛性を従動側リブ23よりも十分に高くして、駆動側バランサシャフト13側の各軸受18a、18bに作用する大きな荷重による振動を効率良く低減させてハウジング9の変形を抑制できる。
つまり、前記ハウジング9に作用する振動(起振力)は、特に、両バランサシャフト13,14の軸直角方向(ハウジングの幅方向)に大きく作用することから、ハウジング9は幅方向に撓み変形しようとするが、第1補強リブ24を比較的大きく形成すると共に、前記第2補強リブ24を、ロアーハウジング10の幅方向に沿って延設したことから、前記振動の発生を効果的に抑制することが可能になるのである。
しかも、駆動側バランサシャフト13側の駆動側リブ22に比べて大きな荷重が作用しない従動側バランサシャフト14側の従動側リブ23を、駆動側リブ22よりも小さく形成し、また前記各補強リブ26〜28も小さく形成したことから、ハウジング9全体の重量を可及的に小さくすることが可能になる。
また、前記第3〜第5補強リブ26〜28によって、ハウジング9の幅方向の剛性を一層高くすることができることから、前記幅方向の振動をさらに抑制することが可能になる。
とりわけ、前記各補強リブ26〜28は、ロアーハウジング10の両ボス部21c、21dと第1補強リブ24及び従動側リブ23にそれぞれ結合されて全体が幅方向に沿って直線状に形成されていることから、ロアーハウジング10の幅方向の剛性を一層高めることが可能になり、この点でも幅方向の振動を効果的に抑制することが可能になる。
また、駆動側リブ22と従動側リブ23とを並設し、かつ前記駆動側リブ22の剛性を従動側リブ23よりも高くしたことによって、前記クランクギア6からファーストギア17に回転力が伝達された際に発生する分離力によってロアーハウジング10の駆動側バランサシャフト13側に生じる変形量を従動側バランサシャフト14側の変形量程度に抑制することができる。したがって、各リブ22〜28以外のロアーハウジング10の剛性設計を幅方向で対称にすることができる。
さらに、前記油通路30をアッパーハウジング11の内部ではなくロアーハウジング10の駆動側リブ22の内部に形成して各軸受18a、18bに潤滑油を強制的に供給したことから、かかる各軸受18a、18bと各ジャーナル部13a、13bとの間の潤滑性能が向上することは勿論のこと、バランサ装置を前記クランクシャフト2の下部に十分に近づけることが可能になる。この結果、内燃機関の全体のコンパクト化が図れ、エンジンルーム内でのレイアウトの自由度が向上する。
また、油通路30を駆動側リブ22の内部に形成したことから、デッドスペースの有効利用が図れると共に、外部からの形成作業が容易になる。
本実施形態では、前記油通路30によって駆動側バランサシャフト13の各軸受に対して潤滑油を供給するようになっているが、前記従動側リブ23の内部に前記油通路30と連通する別異の油通路を設けて前記従動側バランサシャフト14の各軸受に潤滑油を供給するように構成することも可能である。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、前記リブ22〜28をアッパーハウジング11側に設けることも可能である。
また、クランクギア6とファーストギア17との間にアイドラギアを配置したり、クランクギア6をクランクシャフト2の後端部に設けることも可能である。
1…シリンダブロック
2…クランクシャフト
3…ラダーフレーム
4…オイルパン
6…クランクギア
7…バランサ装置
9…ハウジング
10…ロアーハウジング
11…アッパーハウジング
12…ボルト
13…駆動側バランサシャフト
14…従動側バランサシャフト
15…駆動側ギア
16…従動側ギア
17…ファーストギア
18a、18b…プレーンベアリング(軸受)
19a、19b…軸受部
20…カウンターウエイト
21c、21d…ボス部
22…駆動側リブ
23…従動側リブ
24…第1補強リブ
25…第2補強リブ
26…第3補強リブ
27…第4補強リブ
28…第5補強リブ
30…油通路
31…第1油孔
32…第2油孔
33…第3油孔
34…第4油孔
35…第5油孔

Claims (10)

  1. クランクシャフトから回転力が伝達される駆動側バランサシャフトと、
    前記駆動側バランサシャフトから回転力が伝達される従動側バランサシャフトと、
    前記駆動側バランサシャフトと従動側バランサシャフトとを内部に収容すると共に、前記両バランサシャフトを回転自在に軸受するハウジングと、
    該ハウジングの外面にそれぞれ設けられ、前記駆動側バランサシャフトの軸方向に沿って延びた第1リブと、該第1リブから分岐して第1リブに対して所定の角度をもって前記ハウジングの一方の外側面に向かって延びた第2リブと、によって構成された駆動側リブと、
    前記ハウジングの外面に設けられ、従動側バランサシャフトの軸方向に沿って延びた従動側リブと、
    を備え、
    前記第1リブと第2リブのそれぞれの内部に、互いに連通した油通路が設けられていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記第1リブと第2リブは、T字形状に形成されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  3. 請求項1に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記第1リブに対する第2リブの所定角度を、約90°に設定したことを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  4. 請求項1に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記油通路は、潤滑油を前記駆動側バランサシャフト及び/又は前記従動側バランサシャフトの軸受に供給するように形成されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  5. 請求項1に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記油通路は、前記第2リブのハウジング外側面側の端部から潤滑油が導入され、前記第1リブの内部から前記駆動側シャフト及び/又は前記従動側バランサシャフトの軸受に潤滑油を供給するように形成されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  6. 請求項1に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記ハウジングの外面に、前記駆動側リブと従動側リブを接続する第3リブが設けられていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  7. 請求項6に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記第3リブは、前記第1リブと従動側リブに対して直交するように延設されて、前記第1リブと従動側リブの対向面を接続するように配置されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  8. 請求項6に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記ハウジングは、機関側の部材に複数のボルトによって固定されていると共に、前記第3リブは、前記各ボルトが挿通されるボルト挿通孔が形成された各ボス部を結合するように配置されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  9. クランクシャフトから回転力が伝達される駆動側バランサシャフトと、
    前記駆動側バランサシャフトから回転力が伝達される従動側バランサシャフトと、
    前記駆動側バランサシャフトと従動側バランサシャフトとを内部に収容すると共に、前記両バランサシャフトを回転自在に軸受するハウジングと、
    前記ハウジング外面の前記駆動側バランサシャフト側に設けられた駆動側リブと、
    前記ハウジング外面の前記従動側バランサシャフト側に設けられた従動側リブと、
    を備え、
    前記駆動側リブは、前記従動側リブよりも剛性が高いことを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  10. クランクシャフトから回転力が伝達される駆動側バランサシャフトと、
    前記駆動側バランサシャフトから回転力が伝達される従動側バランサシャフトと、
    前記駆動側バランサシャフトと従動側バランサシャフトとを内部に収容すると共に、前記両バランサシャフトを回転自在に軸受するハウジングと、
    前記ハウジングの外面に前記駆動側バランサシャフトの軸方向に延設された駆動側リブと、
    前記ハウジングの外面に前記従動側バランサシャフトの軸方向に延設された従動側リブと、
    を備え、
    前記駆動側リブは、その幅長さが前記従動側リブの幅長さよりも大きく形成されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
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