JPWO2013038657A1 - 軌道分岐部の異物除去装置 - Google Patents
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Abstract
Description
一局面に従う軌道分岐部の異物除去装置は、軌道分岐部の基本レールに対して接離可能なトングレールを備え、基本レールとトングレールとの間に落下した異物を除去する軌道分岐部の異物除去装置であって、異物を除去するために圧縮空気を噴射する複数のノズル部を備えた配管ユニットを含み、配管ユニットは、基本レールのトングレールに対向する側面の凹部に対して押圧した状態で設けられる密接配置構造を有するものである。
第2の発明に係る軌道分岐部の異物除去装置の密接配置構造は、一局面に従う軌道分岐部の異物除去装置において、前記配管ユニットの前記側面の凹部に対向した面の水平面からの角度が前記側面の凹部に向かって鋭角である構造を有することが好ましい。
第3の発明に係る軌道分岐部の異物除去装置は、一局面に従う、または第2の発明に係る軌道分岐部の異物除去装置において、配管ユニットは、基本レールの下方からトングレールに対向しない側面側まで延在し、基本レールの脚部にテーパ面を有する部材で鉛直方向に螺子締結されることが好ましい。
第4の発明に係る軌道分岐部の異物除去装置は、一局面に従う、または第2第3の発明に係る軌道分岐部の異物除去装置において、密接配置構造は、配管ユニットを基本レールのトングレールに対向する側面の凹部に対して押圧させて固定する固定部と、配管ユニットへの圧縮空気を送る圧縮空気供給部と、が分離して設けられたものである。
第5の発明に係る軌道分岐部の異物除去装置は、一局面に従う、または第2から第4の発明に係る軌道分岐部の異物除去装置において、圧縮空気供給部は、伸縮機構を有する。
110 ノズル部
180 配管
501 基本レール
502 トングレール
521 ジョイント部
524 固定部材
530 屈曲部
800 軌道分岐部
まず、図1は第1の実施の形態にかかる軌道分岐部の構成の一例を示す模式的平面図である。
なお、図1に示した軌道分岐部800の基本レール501は、枕木上に配設されている。また、トングレール502は枕木上に配置されたベアリングを有する床板610上に配置され、移動可能に構成されている。これにより、各トングレール502は、ポイント切換装置(図示せず)により各基本レール501に対して当接および離間できるように設けられている。
異物除去装置100は、主にノズル装置101、主配管550,560、分岐配管520およびタンクユニット200を備える。
なお、後述するように、ノズル装置101は、配管180およびノズル部110からなり、基本レール501の腹部に設けられる(図3および図4参照)。
図2は、タンクユニット200の概略構成を示す模式図である。図2に示すように、タンクユニット200は、主にコントローラ201、コンプレッサ210、エアタンク220、電磁弁230を備える。
次に、図4に示すように、基本レール501の脚部501a,501b(最下部)の下面に沿って固定部材522が設けられ、脚部501aの上面にテーパ面を有する固定部材524が設けられ、鉛直方向にボルトで締結される。また、脚部501bの上面には、固定部材522の固定部523が設けられる。固定部523は、固定部材525により配管180を支持する。なお、固定部材525は、基本レール501の腹部501cにおいて配管180が、基本レール501の図中の左側から右側方向に押圧(矢印FFの方向の力)するように屈曲されている。
その結果、配管180およびノズル部110がトングレール502側に移動することを防止でき、トングレール502が最も基本レール501に接近した場合であっても、配管180および複数のノズル部110がトングレール502に干渉することを防止することが出来る。
また、屈曲部530は、基本レール501の腹部501cにおいて配管180が、トングレール502側からトングレール502と逆側の方向に押圧するように力(矢印FFの方向の力)が加わるように屈曲されている。
更にフランジ部521Fは基本レール501の脚部501a(最下部)の下面に当接する位置まで設けられているため、鉛直方向の力Fvが中空部材であるジョイント部521に直接かからないため、ジョイント部521がたわむことなく、より密着することになる。
図3に示すように、ノズル部110は、円筒状体および円筒状体を保持する保持部からなる。ノズル部110は、円筒状体が配管180の延在方向とほぼ同じ方向となるよう、保持部により保持され、L字状を形成する。また、円筒状体は、傾斜部を有し、傾斜部は、トングレール502側に向けて配置される。その結果、ノズル部110から水平面に対する噴射角度を広くすることができる。
次いで、本発明に係る第2の実施の形態について説明を行う。第2の実施の形態に係る軌道分岐部800の異物除去装置100aにおいては、主に第1の実施の形態に係る軌道分岐部800の異物除去装置100と異なる点について説明を行う。
また、図7に示すように、配管180aの長さLは、約0.5mから1.5mまでの範囲である。また、配管180aの長さLの長さがより好ましいのは、1mである。
次に、図8に示すように、基本レール501の脚部501a,501b(最下部)の下面に沿って中実の固定部材522aが設けられ、脚部501aの上面にテーパ面を有する固定部材524が設けられ、鉛直方向にボルトで締結される。また、脚部501bの上面には、固定部材522aと溶接された中実の固定部材523aが垂直方向に設けられる。さらに、固定部材523aには、基本レール501に沿った屈曲部を持つ中実の固定部材525aの一端が溶接される。固定部材525aの他端に配管180aが支持される。
なお、第2の実施の形態においては、固定部材525aは、基本レール501の腹部501cにおいて配管180aが、基本レール501の図中の左側から右側方向に押圧する(矢印FFの方向の力)するように屈曲部が形成されている。
その結果、配管180aおよびノズル部110aがトングレール502側に移動することを防止でき、トングレール502が最も基本レール501に接近した場合であっても、配管180aおよび複数のノズル部110aがトングレール502に干渉することを防止することが出来る。
また、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態における屈曲部530と相違し、屈曲部530aは、基本レール501の腹部501cにおいて配管180aが、トングレール502に力FFが加わらないように、形成されている。
図10は、図9のジョイント部521aの他の例を示す模式的断面図である。他の例においては、主に符号の後ろにbを付けて説明を行うが、同数値の符号の場合には、ほぼ同じ機能および構造からなる。
スライド機構540bは、屈曲部530の一端側に設けられており、水平方向である矢印HS1の方向にスライド可能に設けられる。
同様に、スライド機構541bは、屈曲部530の他端側に設けられており、鉛直方向である矢印VS1の方向にスライド可能に設けられる。
Claims (5)
- 軌道分岐部の基本レールに対して接離可能なトングレールを備え、前記基本レールと前記トングレールとの間に落下した異物を除去する軌道分岐部の異物除去装置であって、
前記異物を除去するために圧縮空気を噴射する複数のノズル部を備えた配管ユニットを含み、
前記配管ユニットは、前記基本レールの前記トングレールに対向する側面の凹部に対して押圧した状態で設けられる密接配置構造を有することを特徴とする軌道分岐部の異物除去装置。 - 前記密接配置構造は、前記配管ユニットの前記側面の凹部に対向した面の水平面からの角度が前記側面の凹部に向かって鋭角である構造からなることを特徴とする請求項1記載の軌道分岐部の異物除去装置。
- 前記配管ユニットは、前記基本レールの下方から前記トングレールに対向しない側面側まで延在し、前記基本レールの脚部にテーパ面を有する部材で鉛直方向に螺子締結されることを特徴とする請求項1または2に記載の軌道分岐部の異物除去装置。
- 前記密接配置構造は、
前記配管ユニットを前記基本レールの前記トングレールに対向する側面の凹部に対して押圧させて固定する固定部と、
前記配管ユニットへの圧縮空気を送る圧縮空気供給部と、が分離して設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の軌道分岐部の異物除去装置。 - 前記圧縮空気供給部は、伸縮機構を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の軌道分岐部の異物除去装置。
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