JP2019173326A - 除雪装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴射装置を効果的に稼動させることのできる除雪装置を提供する。【解決手段】除雪システム1は、軌道分岐部に存在する雪を流体の噴射によって除去する噴射装置2と、軌道分岐部の周囲の、積雪量及び降雪量の少なくとも一方に関する情報を取得する情報取得部20Bと、情報取得部20Bが取得した情報に応じて、噴射装置2から噴射する流体の噴射圧と噴射回数と噴射時間との少なくとも一つを制御する噴射制御装置20とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、除雪装置に関する。
降雪のある地域では、軌道に設置された軌道分岐部の基本レールと基本レールの隣りに位置し基本レールに対して接離可能なトングレールとの間に落下した雪を空気噴射によって除去する噴射装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。
噴射装置は、トングレールの先端方向に開口を有するノズルを設け、圧縮機によって圧縮された空気をノズルから噴射することで、基本レールとトングレールとの間の雪を吹き飛ばして除去する。
特開平6−240605号公報
ところで、噴射装置は、例えば降雪検知センサによる降雪の有無や軌道分岐部の転換の有無によって稼動が制御されている。そこで、噴射装置を効果的に稼動させることが求められている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、噴射を効果的に行うことのできる除雪装置を提供することにある。
上記課題を解決する除雪装置は、軌道分岐部に存在する雪を流体の噴射によって除去する噴射部と、前記軌道分岐部の周囲の、積雪量及び降雪量の少なくとも一方に関する情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した情報に応じて、前記噴射部から噴射する流体の噴射圧と噴射回数と噴射時間との少なくとも一つを制御する制御部と、を備える。
上記構成によれば、軌道分岐部の周囲の、積雪量及び降雪量の少なくとも一方に関する情報に基づいて噴射部を制御することで、軌道分岐部の実際の状況に応じた噴射を効果的に行うことができる。
上記除雪装置について、前記制御部は、軌道分岐部が前記雪により動作が阻害される阻害状態であることを判定する判定部を備え、前記判定部により前記軌道分岐部が前記阻害状態であると判定されるときに前記噴射部を稼働させることが好ましい。
上記構成によれば、軌道分岐部において動作が阻害されていると判定したときに噴射部を稼働させるため、無駄な稼動を減らすことができる。
上記除雪装置について、前記判定部は、前記軌道分岐部を撮影した撮影画像と、前記軌道分岐部を構成するレールの振動と、前記レールの導電率と、前記レールを加熱する加熱装置の稼働状況との少なくとも1つに基づいて阻害状態を判定することが好ましい。
上記除雪装置について、前記判定部は、前記軌道分岐部が前記阻害状態である場合には阻害の程度をさらに判定するものであり、前記制御部は、前記阻害の程度に応じて前記噴射部の稼働態様を変更することが好ましい。
上記構成によれば、軌道分岐部の阻害の程度に応じて噴射部の稼働態様を変更するため、阻害状態の有無だけで稼動させるよりも無駄な稼動を減らすことができる。
上記除雪装置について、前記軌道分岐部を構成するレールを加熱する加熱装置を備え、前記制御部は、前記加熱装置を制御することが好ましい。
上記構成によれば、軌道分岐部の状況に基づいて、噴射部の制御と加熱装置の制御とを組み合わせて行うことで流体の噴射及び加熱を効果的に行うことができる。
本発明によれば、噴射を効果的に行うことができる。
除雪装置の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図。 同実施形態の除雪装置が設置される軌道分岐部の概略構成を示す図。 同実施形態の除雪装置の運転モードを示す図。 同実施形態の除雪装置による除雪処理を示すフローチャート。 同実施形態の除雪装置による不転換処理を示す図。 除雪装置の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、除雪装置の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、軌道分岐部には、降雪のある地域では、除雪装置である除雪システム1が設置されている。除雪システム1は、軌道分岐部に存在する雪を流体の噴射によって除去する噴射装置2と、軌道分岐部のレールを加熱する加熱装置3とを備えている。ここで、雪には、雪そのものに加え、雪が解けて固まった氷も含む。なお、噴射装置2が噴射部に相当する。
図2に示すように、軌道分岐部10は、軌道を分岐させるとともに、軌道を転換する部分である。軌道分岐部10は、枕木11に固定されている一対の基本レール12と、基本レール12に対して移動する一対のトングレール13と、トングレール13を移動させる転てつ器14とを備えている。軌道分岐部10は、トングレール13が転てつ器14によって移動されることで軌道を転換する。転てつ器14は、モータによってトングレール13を移動させる電気式である。軌道分岐部10では、軌道分岐部10を列車が通過するときに、基本レール12とトングレール13との乗り移りに伴う振動で列車の床下の雪が落下する。この列車の床下に付着していた雪は固い雪も含む。そして、軌道分岐部10において、基本レール12とトングレール13との間に雪等の異物が存在することで軌道を転換することができないことを不転換という。
噴射装置2は、圧縮空気式であって、流体として圧縮空気を噴射することで軌道分岐部10の基本レール12とトングレール13との間に存在する雪を吹き飛ばす装置である。噴射装置2は、基本レール12の側面に設置される配管21と、この配管21の先端にそれぞれ設置されるエアノズル22とを備えている。エアノズル22の開口部は、基本レール12とトングレール13とが密着した状態で基本レール12とトングレール13との間に位置する。エアノズル22の開口部は、トングレール13の先端方向に指向し、雪をトングレール13の先端方向に吹き飛ばす。基本レール12には、配管21とエアノズル22とのセットが複数設置されている。
加熱装置3は、電熱式であるヒータ31を備えている。ヒータ31は、基本レール12の側面に設置され、基本レール12を加熱することで雪や氷を解かす。なお、基本レール12に限らず、トングレール13を加熱してもよい。また、ヒータパネル等を枕木11間に設置して基本レール12やトングレール13を加熱してもよい。ヒータ31は、電熱式に限らず、ガス式であってもよい。
図1に示すように、噴射装置2は、一対の基本レール12のうち定位側基本レール12Aの側面に第1配管21Aが設置され、反位側基本レール12Bの側面に第2配管21Bが設置されている。第1配管21Aの先端には、第1エアノズル22Aが設置されている。第1配管21Aには、空気の噴射を制御する第1電磁弁24Aが設置されている。第2配管21Bの先端には、第2エアノズル22Bが設置されている。第2配管21Bには、空気の噴射を制御する第2電磁弁24Bが設置されている。第1電磁弁24A及び第2電磁弁24Bには、圧縮空気が溜められた空気タンク25が接続されている。空気タンク25に接続される配管は、分岐して第1電磁弁24Aと第2電磁弁24Bに接続されている。空気タンク25には、空気タンク25の圧力を検出する圧力センサ27が設置されている。コンプレッサ26は、空気タンク25の圧力が閾値以下となると、稼動して圧縮空気を空気タンク25に供給する。すなわち、コンプレッサ26から供給された圧縮空気が空気タンク25に溜められて、空気タンク25に接続された第1電磁弁24A及び第2電磁弁24Bのオンオフ切替によって第1エアノズル22A及び第2エアノズル22Bから空気が噴射される。噴射装置2は、噴射圧、噴射回数、噴射時間を変更することができる。
噴射装置2は、空気の噴射を制御する噴射制御装置20を備えている。噴射制御装置20は、シーケンス制御装置であるプログラマブルロジックコントローラ(PLC)を備え、ラダープログラムと呼ばれる専用プログラムに従って動作する。PLCは、CPU(Central Processing Unit)及び記憶部を備えている。噴射制御装置20には、圧力センサ27、ポイント位置センサ41、列車検知センサ42、降雪検知センサ43等の入力機器が接続されている。また、噴射制御装置20には、第1電磁弁24A、第2電磁弁24B、コンプレッサ26等の出力機器が接続されている。噴射制御装置20は、ラダープログラムによってこれら被制御機器を制御する。噴射制御装置20は、第1電磁弁24A及び第2電磁弁24Bに対してオンオフ制御を行うことで空気の噴射圧、噴射回数、噴射時間を制御する。なお、噴射制御装置20が制御部に相当する。
加熱装置3は、一対の基本レール12のうち定位側基本レール12Aの側面に延出方向に沿って第1ヒータ31Aが設置され、反位側基本レール12Bの側面に延出方向に沿って第2ヒータ31Bが設置されている。加熱装置3は、定位側基本レール12Aの温度を検出する第1温度センサ32Aが定位側基本レール12Aに設置され、反位側基本レール12Bの温度を検出する第2温度センサ32Bが反位側基本レール12Bに設置されている。第1温度センサ32A及び第2温度センサ32Bは、検出した温度情報を含む温度信号を出力する。なお、第1温度センサ32A及び第2温度センサ32Bを加熱装置3の構成としたが、噴射装置2の構成としてもよく、除雪システム1の構成であればよい。噴射制御装置20は、第1温度センサ32A及び第2温度センサ32Bから温度信号の温度情報を取得する情報取得部20Bを備えている。
加熱装置3は、加熱を制御する加熱制御装置30を備えている。加熱制御装置30は、シーケンス制御装置であるプログラマブルロジックコントローラ(PLC)を備え、ラダープログラムと呼ばれる専用プログラムに従って動作する。PLCは、CPU(Central Processing Unit)及び記憶部を備えている。加熱制御装置30には、第1温度センサ32A、第2温度センサ32B等の入力機器が接続されている。また、加熱制御装置30には、第1ヒータ31A、第2ヒータ31B等の出力機器が接続されている。加熱制御装置30は、ラダープログラムによってこれら被制御機器を制御する。加熱制御装置30は、第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bのオンオフ制御を行うことで加熱を制御する。
ポイント位置センサ41は、基本レール12の定位と反位との間におけるトングレール13の位置を転てつ器14のモータの電流値に基づいて検出して、位置情報を含む位置信号を出力する。噴射制御装置20は、ポイント位置センサ41から入力された位置信号に基づいて転換したか否かを判定する。例えば、ポイント位置センサ41は、基本レール12とトングレール13との間に雪や氷が存在してトングレール13が移動できないと、移動できていない位置情報を含む位置信号を出力する。軌道分岐部10は、不転換が発生すると、転換を再度行うリトライや、不転換の情報を含む転換信号を運転指令所等に送信する。
列車検知センサ42は、例えば超音波センサを備え、列車が通過すると列車通過検知信号を出力する。
降雪検知センサ43は、軌道分岐部10及び軌道分岐部10の周囲に設置されて、検知部に付着する雪の水分量に応じて降雪量を検出して、降雪量を含む降雪信号を出力する。また、降雪検知センサ43は、水分検知方式に限らず、雪が反射した赤外線を検知することで降雪量を検知する赤外線方式であってもよい。情報取得部20Bは、降雪検知センサ43から入力された降雪信号の降雪量の情報を取得する。なお、情報取得部20Bは、軌道分岐部10及び軌道分岐部10の周囲の降雪量に加えて、軌道分岐部10及び軌道分岐部10の周囲の積雪量を取得してもよい。降雪量は、所定時間に降った雪の量であって、現在降っている雪の量を把握することができる。積雪量は、積もっている雪の量であって、現在積もっている雪の量を把握することができる。
図3に示すように、噴射制御装置20は、噴射装置2によって「事後噴射」と「予防噴射」と「間欠噴射」とを行う。事後噴射は、軌道分岐部10が不転換となったときに、存在する雪や氷を除去する目的で空気を噴射することである。なお、軌道分岐部10が不転換時にリトライ動作を行うときには、リトライ動作する度に空気を噴射するリトライ噴射を行う。予防噴射は、軌道分岐部10を列車が通過したときに雪が落下するおそれがあるため、不転換を予防する目的で列車が通過する毎に空気を噴射することである。間欠噴射は、降雪時に積雪を回避する目的で空気を一定間隔で噴射することである。
噴射制御装置20は、レールの温度及び降雪情報に応じて、上記の「事後噴射」と「予防噴射」と「間欠噴射」とを組み合わせた噴射パターンからなる運転モードを設定する。レベル1の運転モードでは、噴射制御装置20は、空気の噴射頻度が少なくなるように、事後噴射のみ行う。噴射制御装置20は、基本レール12の温度が比較的高く、降雪がないときに、レベル1の運転モードに設定する。レベル2の運転モードでは、噴射制御装置20は、空気の噴射頻度が中ほどになるように、事後噴射及び予防噴射を行う。噴射制御装置20は、基本レール12の温度が比較的低い又は降雪があるときに、レベル2の運転モードに設定する。レベル3の運転モードでは、噴射制御装置20は、空気の噴射頻度が多くなるように、事後噴射、予防噴射、及び間欠噴射を行う。噴射制御装置20は、基本レール12の温度が比較的低く、降雪があるときに、レベル3の運転モードに設定する。なお、各レベルの運転モードは、設置環境や列車等に応じて任意に変更可能である。
図2に示すように、噴射制御装置20は、第1エアノズル22Aと第2エアノズル22Bとの両方から同時に噴射せず、第1エアノズル22Aと第2エアノズル22Bとの一方から噴射させる。噴射制御装置20は、基本レール12からトングレール13が離れている側の配管21に圧縮空気を供給するように、第1電磁弁24A又は第2電磁弁24Bをオン制御して開放させる。このように片側噴射とすることで必要となる空気圧又は空気量を抑制することができる。なお、第1エアノズル22Aと第2エアノズル22Bとの両方からの同時噴射が必要であれば、空気タンク25の空気圧を必要圧力とすればよい、又は空気量を必要量とすればよい。噴射制御装置20は、圧力センサ27から空気タンク25の圧力値を取得して、圧力値が閾値以下となると、コンプレッサ26を稼動させて圧縮空気を空気タンク25に供給させる。
図1に示すように、噴射装置2の構成のうち、第1電磁弁24A、第2電磁弁24B、空気タンク25、コンプレッサ26、圧力センサ27、及び噴射制御装置20を含む構成を、空気源ユニット23とする。空気源ユニット23は、軌道分岐部10に設置される機器を接続することで噴射装置2として機能させることができるユニットである。軌道分岐部10に設置される機器は、第1配管21A、第1エアノズル22A、第2配管21B、第2エアノズル22B、ポイント位置センサ41、列車検知センサ42、降雪検知センサ43等である。加熱装置3の構成である第1ヒータ31A、第2ヒータ31B、第1温度センサ32A、第2温度センサ32Bが接続された加熱制御装置30を、空気源ユニット23に接続することで、噴射装置2の機能に加えて、加熱装置3の機能を有することができる。そして、空気源ユニット23の噴射制御装置20が噴射装置2及び加熱装置3を制御することができる。
噴射制御装置20と加熱制御装置30とは、接続線100によって通信可能に相互接続されている。噴射制御装置20の情報取得部20Bは、加熱制御装置30から接続線100を介して、レールの温度を取得する。一方、加熱制御装置30は、噴射制御装置20から接続線100を介して、降雪情報及び不転換情報を取得する。なお、接続線100が通信部に相当し、接続線100に代えて無線通信を可能とする通信部を噴射制御装置20と加熱制御装置30とにそれぞれ備えてもよい。
噴射制御装置20が加熱装置3を制御する。すなわち、噴射制御装置20が加熱装置3の加熱制御装置30に対して指示することで、加熱制御装置30を介して加熱装置3を制御する。
噴射制御装置20は、軌道分岐部10のレールの温度及び降雪情報に基づいて噴射装置2と加熱装置3とを制御する。すなわち、基本レール12の温度が例えば5℃以上と比較的高ければ、降雪があったとしても雪はすぐに解けてしまう一方で、基本レール12の温度が例えば5℃未満と比較的低ければ、降雪があると雪は解けずに積もる可能性がある。そのため、噴射制御装置20が基本レール12の温度に基づいて噴射装置2と加熱装置3とを制御すれば、軌道分岐部10の不転換を抑制しつつ、除雪システム1を効果的に稼動させることができる。
噴射制御装置20は、軌道分岐部10の降雪量に基づいて噴射装置2の稼働を制御する。噴射制御装置20は、軌道分岐部10が雪により動作が阻害される阻害状態であることを判定する判定部20Aを備え、判定部20Aにより軌道分岐部10が阻害状態であると判定されるときに噴射装置2を稼働させる。
噴射制御装置20には、軌道分岐部10を撮影するカメラ51と、軌道分岐部10の基本レール12の導電率を検出する導電率センサ52と、軌道分岐部10の基本レール12の振動を検出する振動センサ53とが接続されている。カメラ51は、軌道分岐部10を撮影した画像情報を噴射制御装置20に出力する。導電率センサ52は、軌道分岐部10のレールの導電率を計測した計測情報を噴射制御装置20に出力する。振動センサ53は、軌道分岐部10の基本レール12の振動を計測した計測情報を噴射制御装置20に出力する。なお、カメラ51と導電率センサ52と振動センサ53との少なくとも1つのみが噴射制御装置20に接続されていてもよい。
噴射制御装置20は、カメラ51、導電率センサ52、振動センサ53、及び加熱制御装置30からの情報の少なくとも1つに基づいて、軌道分岐部10の状況を把握する。軌道分岐部10に雪が存在すると導電率や振動が変化する。判定部20Aは、軌道分岐部10を撮影した撮影画像、軌道分岐部10の基本レール12の振動、軌道分岐部10の基本レール12の導電率、及び加熱装置3の稼働状況の少なくとも1つに基づいて軌道分岐部10に雪が存在するか否かを判定する。
また、判定部20Aは、軌道分岐部10を撮影した撮影画像と、軌道分岐部10の基本レール12の振動と、軌道分岐部10の基本レール12の導電率と、及び加熱装置3の稼働状況との少なくとも1つに基づいて阻害状態を判定する。さらに、判定部20Aは、軌道分岐部10が阻害状態である場合には阻害の程度、例えば大量の雪による阻害のため復帰に時間を要する、少量の雪による阻害のため短時間で復帰する等を判定する。判定部20Aは、阻害の程度に応じて噴射装置2の稼働態様を変更する。
次に、図4及び図5を参照して、上記のように構成された除雪システム1の作用について説明する。
図4に示すように、噴射制御装置20は、以下の除雪処理を行う。
まず、噴射制御装置20の情報取得部20Bは、レールの温度及び降雪情報を取得する(ステップS11)。すなわち、噴射制御装置20の情報取得部20Bは、第1温度センサ32Aから出力された温度信号によって定位側基本レール12Aの温度を取得し、第2温度センサ32Bから出力された温度信号によって反位側基本レール12Bの温度を取得する。また、噴射制御装置20の情報取得部20Bは、降雪検知センサ43から出力された降雪信号によって降雪情報を取得する。
続いて、噴射制御装置20は、噴射の運転モードを設定する(ステップS12)。すなわち、噴射制御装置20は、取得した基本レール12の温度及び降雪情報に基づいて噴射装置2の運転モードを設定する。具体的には、噴射制御装置20は、基本レール12の温度が例えば5℃以上且つ降雪がないときにレベル1の運転モードに設定する。レベル1の運転モードでは、噴射制御装置20は、事後噴射のみを行う。噴射制御装置20は、基本レール12の温度が5℃未満又は降雪があるときにレベル2の運転モードに設定する。レベル2の運転モードでは、噴射制御装置20は、事後噴射及び予防噴射を行う。噴射制御装置20は、基本レール12の温度が5℃未満且つ降雪があるときにレベル3の運転モードに設定する。レベル3の運転モードでは、噴射制御装置20は、事後噴射、予防噴射、及び間欠噴射を行う。
続いて、噴射制御装置20は、ヒータの稼働を設定する(ステップS13)。すなわち、噴射制御装置20は、噴射装置2の稼動状況を加味して、加熱制御装置30に第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bの稼働を設定させ、従来よりも低い温度でヒータ31を稼働させることができる。例えば、従来の噴射装置と加熱装置とが別々に稼動していたときには、加熱装置のヒータは5℃未満でオン制御し、15℃以上でオフ制御していた。しかしながら、本実施形態では、除雪システム1の加熱装置3の第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bは、3℃未満でオン制御し、10℃以上でオフ制御するように設定することができる。これは、加熱装置3が基本レール12を加熱して剥がれ易くなった雪や氷を噴射装置2の空気によって吹き飛ばすため、雪や氷を全て溶かす必要がないからである。
続いて、噴射制御装置20は、軌道分岐部10の状況を判定する(ステップS14)。すなわち、判定部20Aは、軌道分岐部10を撮影した撮影画像、軌道分岐部10のレールの振動、軌道分岐部10のレールの導電率、及び加熱装置3の稼働状況の少なくとも1つに基づいて阻害状態を判定する。
そして、噴射制御装置20は、阻害状態であるか否かを判定する(ステップS15)。すなわち、判定部20Aは、軌道分岐部10の状況が阻害状態であるか否かを判定する。その結果、噴射制御装置20は、判定部20Aが軌道分岐部10の状況が阻害状態でないと判定した場合には(ステップS15:NO)、ステップS12において設定した運転モードで噴射装置2に空気を噴射させ、ステップS13において設定した稼動態様で加熱装置3にヒータ31を稼働させる。
一方、噴射制御装置20は、判定部20Aが軌道分岐部10の状況が阻害状態であると判定した場合には(ステップS15:YES)、軌道分岐部10の阻害状態の阻害の程度に応じて噴射させる(ステップS16)。例えば、噴射制御装置20は、判定部20Aが大量の雪による阻害と判定したときには、運転モードと関係なく、空気を第1所定時間噴射する。また、噴射制御装置20は、判定部20Aが少量の雪による阻害と判定したときには、運転モードと関係なく、空気を第1所定時間よりも短い第2所定時間噴射する。なお、所定時間を所定回数としてもよく、第1所定回数よりも第2所定回数が少ない。また、所定時間を所定噴射圧としてもよく、第1所定噴射圧よりも第2所定噴射圧が小さい。
図5に示すように、噴射制御装置20は、除雪処理において不転換時に以下の不転換処理を行う。なお、噴射制御装置20は、不転換時には、転てつ器14によって転換動作が行われる度に噴射装置2に事後噴射を行わせる。なお、上記のステップS14の軌道分岐部10の状況から阻害状態の判定と合わせて不転換を判定して、以下の処理を行ってもよい。
まず、噴射制御装置20は、ヒータが作動しているか否かを判定する(ステップS21)。すなわち、噴射制御装置20は、不転換の原因が雪や氷の存在であれば、基本レール12を加熱することで不転換を解消することができる可能性があるため、第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bがオン制御であるか否かを確認する。そして、噴射制御装置20は、第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bがオフ制御であると判定した場合には(ステップS21:NO)、ヒータを作動させる(ステップS24)。すなわち、噴射制御装置20は、噴射装置2の運転モードに関係なく、第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bを強制的にオン制御して、基本レール12を加熱する。
一方、噴射制御装置20は、第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bがオン制御であると判定した場合には(ステップS21:YES)、第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bのオン制御を継続させる(ステップS22)。
続いて、噴射制御装置20は、軌道分岐部10が不転換であるか否かを判定する(ステップS23)。すなわち、噴射制御装置20は、不転換が解消されたか否かを確認する。そして、噴射制御装置20は、軌道分岐部10が不転換でないと判定した場合には(ステップS23:NO)、不転換が解消されているので、不転換処理を終了する。
一方、噴射制御装置20は、軌道分岐部10が不転換であると判定した場合には(ステップS23:YES)、不転換が解消されていないので、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS24)。すなわち、噴射制御装置20は、基本レール12が温まるまで時間が必要なので、不転換処理を開始してから所定時間を経過するのを待つ。そして、噴射制御装置20は、所定時間が経過していないと判定した場合には(ステップS24:NO)、所定時間が経過するのを待つために、ステップS23に移行する。
一方、すなわち、噴射制御装置20は、所定時間が経過したと判定した場合には(ステップS24:YES)、基本レール12を所定時間加熱しても不転換を解消することができないため、不転換処理を終了する。噴射制御装置20は、不転換が解消することができないことを運転指令所等に送信する。
上記のように、噴射制御装置20は、軌道分岐部10の状況に基づいて噴射装置2の稼働を制御するため、不転換になる前に雪等の異物を除去することも可能となり、噴射装置2を効果的に稼動させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)軌道分岐部10の状況に基づいて噴射装置2を制御することで、噴射装置2を効果的に稼動させることができる。
(2)軌道分岐部10において動作が阻害されていると判定したときに噴射装置2を稼働させるため、無駄な稼動を減らすことができる。
(3)軌道分岐部10の阻害の程度に応じて噴射装置2の稼働態様を変更するため、阻害状態の有無だけで稼動させるよりも無駄な稼動を減らすことができる。
(4)軌道分岐部10の状況に基づいて、噴射装置2の制御と加熱装置3の制御とを組み合わせて行うことで除雪システム1を効果的に稼動させることができる。
(第2の実施形態)
以下、図6を参照して、除雪装置の第2の実施形態について説明する。この実施形態の除雪装置は、噴射装置及び加熱装置の両方を制御する制御装置を備えている点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図6に示すように、除雪システム101は、噴射装置102と、加熱装置103と、噴射装置102及び加熱装置103の両方を制御する除雪制御装置40とを備えている。なお、加熱装置103は、制御装置を備えておらず、除雪制御装置40によって制御される。除雪制御装置40は、第1の実施形態における噴射制御装置20と同様に制御を行い、ヒータ31を直接制御する。除雪制御装置40は、噴射装置102の第1電磁弁24A及び第2電磁弁24Bに対してオンオフ制御を行うことで空気の噴射を制御する。また、除雪制御装置40は、加熱装置103の第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bのオンオフ制御を行うことで加熱を制御する。なお、除雪制御装置40が制御部に相当する。
除雪制御装置40は、シーケンス制御装置であるプログラマブルロジックコントローラ(PLC:Programmable Logic Controller)を備え、ラダープログラムと呼ばれる専用プログラムに従って動作する。PLCは、CPU(Central Processing Unit)及び記憶部を備えている。除雪制御装置40には、圧力センサ27、第1温度センサ32A、第2温度センサ32B、ポイント位置センサ41、列車検知センサ42、降雪検知センサ43等の入力機器が接続されている。また、除雪制御装置40には、第1電磁弁24A、第2電磁弁24B、コンプレッサ26、第1ヒータ31A、第2ヒータ31B等の出力機器が接続されている。除雪制御装置40は、ラダープログラムによってこれら被制御機器を制御する。
除雪制御装置40は、軌道分岐部10の積雪量の情報に基づいて噴射装置2の稼働を制御する。除雪制御装置40は、軌道分岐部10が雪により動作が阻害される阻害状態であることを判定する判定部40Aを備え、判定部40Aにより軌道分岐部10が阻害状態であると判定されるときに噴射装置102を稼働させる。除雪制御装置40は、各種情報を取得する情報取得部40Bを備えている。
除雪制御装置40には、軌道分岐部10を撮影するカメラ51と、軌道分岐部10の基本レール12の導電率を検出する導電率センサ52と、軌道分岐部10の基本レール12の振動を検出する振動センサ53とが接続されている。なお、カメラ51と導電率センサ52と振動センサ53との少なくとも1つのみが除雪制御装置40に接続されていてもよい。
除雪制御装置40は、カメラ51、導電率センサ52、振動センサ53、及び加熱制御装置30からの情報の少なくとも1つに基づいて、軌道分岐部10の状況を把握する。軌道分岐部10に雪が存在すると導電率や振動が変化する。判定部40Aは、軌道分岐部10を撮影した撮影画像、軌道分岐部10の基本レール12の振動、軌道分岐部10の基本レール12の導電率、及び加熱装置3の稼働状況の少なくとも1つに基づいて軌道分岐部10に雪が存在するか否かを判定する。
また、判定部40Aは、軌道分岐部10を撮影した撮影画像と、軌道分岐部10の基本レール12の振動と、軌道分岐部10の基本レール12の導電率と、及び加熱装置3の稼働状況との少なくとも1つに基づいて阻害状態を判定する。さらに、判定部40Aは、軌道分岐部10が阻害状態である場合には阻害の程度、例えば大量の雪による阻害で復帰に時間を要する、少量の雪による阻害で短時間で復帰する等を判定する。判定部40Aは、阻害の程度に応じて噴射装置2の稼働態様を変更する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(4)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(5)噴射装置102の制御装置に相当する除雪制御装置40がヒータ31を直接制御することで、加熱装置103の制御装置が不要となり、構成を簡略化することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記各実施形態の除雪処理において、噴射の運転モードを設定する処理(ステップS12)と、ヒータ31の稼働を設定する処理(ステップS13)との順番を逆にしてもよい。また、同時に行ってもよい。
・上記各実施形態の除雪処理では、レールの温度及び降雪量の情報に基づいて噴射の運転モード及びヒータ31の稼働を設定した(ステップS11〜S13)が、軌道分岐部10の状況の判定(ステップS14)によって噴射の運転モード及びヒータの稼働を設定してもよい。
・上記各実施形態において、積雪量の情報を情報取得部20Bが取得するようにしてもよい。降雪量の情報及び積雪量の情報の少なくとも一方の情報に応じて空気を噴射するようにしてもよい。
・上記各実施形態において、カメラ51、導電率センサ52、振動センサ53、及び加熱制御装置30からの情報の少なくとも1つに基づいて、軌道分岐部10に存在する雪の有無、降雪量、積雪量を判定可能であれば、降雪検知センサ43を省略してもよい。
・上記各実施形態の除雪処理において、阻害の程度に応じて噴射する処理(ステップS16)を、阻害状態であれば程度に関係なく噴射するようにしてもよい。
・上記第1の実施形態では、噴射制御装置20が加熱装置3を制御したが、噴射制御装置20が加熱装置3を制御しなくてもよい。すなわち、加熱制御装置30がレールの温度に基づいて自ら加熱装置3を制御する。
・上記各実施形態では、基本レール12の温度に基づいて制御を行ったが、トングレール13の温度に基づいて制御を行ってもよい。また、基本レール12の温度及びトングレール13の温度の両方に基づいて制御を行ってもよい。例えば、基本レール12の温度とトングレール13の温度とを比較して低い方の温度に基づいて制御を行ってもよい。
・上記各実施形態では、軌道分岐部10のレールの温度及び降雪量の情報に基づいて運転モードを設定したが、降雪量の情報のみに基づいて運転モードを設定してもよい。例えば、噴射制御装置20は、降雪量が0cm/時間のときにレベル1の運転モードに設定し、降雪量が3cm/時間未満のときにレベル2の運転モードに設定し、降雪量が3cm/時間以上のときにレベル3の運転モードに設定する。
・上記各構成において、図1及び図6に示すように、除雪システム1,101は、軌道分岐部10の周囲の気温を検出して、気温情報を含む気温信号を出力する気温センサ44を備えてもよい。そして、除雪制御装置40及び加熱制御装置30は、第1ヒータ31A及び第2ヒータ31Bをレールの温度ではなく、外気温でオンオフ制御してもよい。このようにすれば、軌道分岐部10に雪が存在するときには噴射装置2,102及び加熱装置3,103の少なくとも一方を稼働させることで迅速に雪を除去することができる。
・上記実施形態では、制御される噴射装置2,102が設置された軌道分岐部10の周囲の積雪量と降雪量との少なくとも一方に関する情報に応じて噴射装置2,102を制御したが、外部情報に応じて噴射装置2,102を制御してもよい。例えば、外部情報は、軌道分岐部10が設置された地域の積雪量と降雪量との少なくとも一方に関する情報、同一路線の前後の他の軌道分岐部の周囲の積雪量と降雪量との少なくとも一方に関する情報であってもよい。
・上記第1の実施形態では、噴射制御装置20及び加熱制御装置30をPLCとしたが、噴射制御装置20及び加熱制御装置30はPLCに限らず、ラダープログラム以外によって被制御機器を制御する装置としてもよい。
・上記第2の実施形態では、除雪制御装置40をPLCとしたが、除雪制御装置40はPLCに限らず、ラダープログラム以外によって被制御機器を制御する装置としてもよい。
・上記各実施形態では、単に雪を吹き飛ばして除去するものについて説明したが、空気を噴射する以前の段階で加熱する加熱手段を設けて熱風を噴射してもよい。また、この他にも前述したノズルを備えた配管ユニットを加熱装置として用いて、軌道分岐部10が不転換時に基本レール12とトングレール13との間の加熱に用いてもよい。
・また、噴射装置2,102は、流体として空気に限らず、水や、熱水を噴射してもよい。
1,101…除雪システム、2,102…噴射装置、3,103…加熱装置、10…軌道分岐部、11…枕木、12A…転位側基本レール、12B…反位側基本レール、13…トングレール、14…転てつ器、20…噴射制御装置、20A…判定部、20B…情報取得部、21A…第1配管、21B…第2配管、22A…第1エアノズル、22B…第2エアノズル、23…空気源ユニット、24A…第1電磁弁、24B…第2電磁弁、25…空気タンク、26…コンプレッサ、27…圧力センサ、30…加熱制御装置、31A…第1ヒータ、31B…第2ヒータ、32A…第1温度センサ、32B…第2温度センサ、40…除雪制御装置、40A…判定部、40B…情報取得部、41…ポイント位置センサ、42…列車検知センサ、43…降雪検知センサ、44…気温センサ、51…カメラ、52…導電率センサ、53…振動センサ、100…接続線。

Claims (5)

  1. 軌道分岐部に存在する雪を流体の噴射によって除去する噴射部と、
    前記軌道分岐部の周囲の、積雪量及び降雪量の少なくとも一方に関する情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した情報に応じて、前記噴射部から噴射する流体の噴射圧と噴射回数と噴射時間との少なくとも一つを制御する制御部と、を備える
    除雪装置。
  2. 前記制御部は、軌道分岐部が前記雪により動作が阻害される阻害状態であることを判定する判定部を備え、前記判定部により前記軌道分岐部が前記阻害状態であると判定されるときに前記噴射部を稼働させる
    請求項1に記載の除雪装置。
  3. 前記判定部は、前記軌道分岐部を撮影した撮影画像と、前記軌道分岐部を構成するレールの振動と、前記レールの導電率と、前記レールを加熱する加熱装置の稼働状況との少なくとも1つに基づいて阻害状態を判定する
    請求項2に記載の除雪装置。
  4. 前記判定部は、前記軌道分岐部が前記阻害状態である場合には阻害の程度をさらに判定するものであり、
    前記制御部は、前記阻害の程度に応じて前記噴射部の稼働態様を変更する
    請求項2又は3に記載の除雪装置。
  5. 前記軌道分岐部を構成するレールを加熱する加熱装置を備え、
    前記制御部は、前記加熱装置を制御する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の除雪装置。
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