JP6256313B2 - 洗車機及び水抜方法 - Google Patents

洗車機及び水抜方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6256313B2
JP6256313B2 JP2014233612A JP2014233612A JP6256313B2 JP 6256313 B2 JP6256313 B2 JP 6256313B2 JP 2014233612 A JP2014233612 A JP 2014233612A JP 2014233612 A JP2014233612 A JP 2014233612A JP 6256313 B2 JP6256313 B2 JP 6256313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
draining
injection
compressed air
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014233612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016097707A (ja
Inventor
稔明 森
稔明 森
山田 剛大
剛大 山田
青山 哲也
哲也 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2014233612A priority Critical patent/JP6256313B2/ja
Publication of JP2016097707A publication Critical patent/JP2016097707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6256313B2 publication Critical patent/JP6256313B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は被洗浄車両の下面を洗浄する下面洗浄装置を備える洗車機及び水抜方法に関する。
従来の洗車機は特許文献1に開示される。この洗車機は車両センサ及び下面洗浄装置を備えている。車両センサは被洗浄車両の進入を検知する。下面洗浄装置は左右方向に延びて地面に敷設される通水パイプと、通水パイプに設けられる複数の噴射ノズルを備える。噴射ノズルは洗浄水を被洗浄車両の下面に向けて噴射する。
被洗浄車両が通水パイプ上に進入すると車両センサが被洗浄車両を検出し、噴射ノズルから洗浄液の噴射が開始される。被洗浄車両が噴射ノズル上を前進することにより、被洗浄車両の下面が洗浄液により洗浄される。
ここで、冬場の寒冷地では外気温が氷点下以下になって通水パイプが凍結する虞がある。通水パイプが凍結すると、下面洗浄装置から洗浄水が噴射されず、下面洗浄装置の洗浄力が低下するという問題がある。
この問題を解決するために、特許文献2のように通水パイプや通水パイプに洗浄水を供給する水タンク内を加熱するヒータ等からなる加熱装置を備えた洗車機が開示されている。これにより、通水パイプの凍結を防ぎ、冬場でも下面洗浄装置により被洗浄車両を洗浄できる。
特開2013−199138公報 特開平08−324393公報
しかしながら、洗車機に加熱装置を設けると洗車機のコストが大きくなる問題があった。また、加熱装置を設置すると設置スペースが必要となり、洗車機が大型化するという問題もあった。
本発明は、コスト及び大型化を抑制できる洗車機及び水抜方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、水パイプに噴射ノズルを設けた噴射部を地面に配置して前記噴射ノズルから上方に噴射される洗浄水により被洗浄車両の下面を洗浄する下面洗浄装置を備えた洗車機において、洗車が終了した被洗浄車両が前記噴射部上から退避した後に前記通水パイプに所定の空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第1水抜工程と、第1水抜工程の終了後に第1水抜工程よりも大きい空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第2水抜工程とを行うことを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記通水パイプが前後方向に延びて独立に給水される複数の前記噴射部を前後に並設し、被洗浄車両の車長に応じて一または複数の前記噴射部により下面洗浄が行われ、第1水抜工程で全ての前記噴射部に同時に圧縮空気を供給するとともに、第2水抜工程で圧縮空気が各前記噴射部に順に切り替えて供給されることを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、最前よりも後方の前記噴射部に対して、最前の前記噴射部は前後方向に長く形成されるとともに前記噴射ノズルの数量が多く、第2水抜工程の圧縮空気の供給時間が長いことを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、圧縮空気を供給するエアポンプの下流で圧縮空気を減圧させて流通させる減圧配管と圧縮空気を直接流通させる通常配管とに分岐し、第1水抜工程では前記減圧配管を介して圧縮空気が流通し、第2水抜工程では前記通常配管を介して圧縮空気が流通することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記通水パイプが左右方向に延び、初期位置に配された前記噴射部が前方に移動して下面洗浄を行うとともに下面洗浄終了時に後方に移動して初期位置に戻り、乾燥が終了した被洗浄車両が初期位置の前記噴射部から退避した後に第1水抜工程及び第2水抜工程が行われることを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明は、通水パイプに噴射ノズルを設けた噴射部を地面に配置して前記噴射ノズルから上方に噴射される洗浄水により被洗浄車両の下面を洗浄する下面洗浄装置を備え、下面洗浄後に前記通水パイプの水抜きを行う水抜方法において、洗車が終了した被洗浄車両が前記噴射部上から退避した後に前記通水パイプに所定の空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第1水抜工程と、第1水抜工程の終了後に第1水抜工程よりも大きい空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第2水抜工程とを備えることを特徴とする。
本発明によると、乾燥部による乾燥が終了した被洗浄車両が噴射部上から退避した後に通水パイプに所定の空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第1水抜工程と、第1水抜工程の終了後に第1水抜工程よりも大きい空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第2水抜工程とを行う。これにより、第1水抜工程の際に噴射ノズルから通水パイプ内の水が吐出され、第2水抜工程の際に噴射ノズルから通水パイプ内の残水が噴射される。これにより、水抜きの際の洗浄水の飛散を防止してコスト及び大型化を抑制できる洗車機をできる。
本発明の第1実施形態の洗車機の全体構成を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機の全体構成を示す正面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下面洗浄装置を示す平面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下面洗浄装置を示す配管経路図 本発明の第1実施形態の洗車機の下面洗浄装置のタイムチャートを示す 本発明の第1実施形態の洗車機の下面洗浄装置の動作を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下面洗浄装置の動作を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下面洗浄装置の動作を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下面洗浄装置の動作を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下面洗浄装置のタイムチャートを示す 本発明の第2実施形態の洗車機の下面洗浄装置を示す平面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は本発明の第1実施形態の洗車機WAを示す側面図及び正面図である。洗車機WAは洗車機本体1、レール2、下面洗浄装置30及びリモートパネル7Aを備えている。洗車機本体1は左右の対向する2つのスタンド部90と、スタンド部90の上端を連結する天井部91とを有した門型に形成される。
レール2は地面G上に左右一対設けられ、スタンド部90の底面に設けた車輪3がレール2上に配される。これにより、洗車機本体1はレール2上に立設し、走行モータ(不図示)の駆動によりレール2上を走行して被洗浄車両CAに対して前後に相対移動する。
リモートパネル7Aは洗車機本体1の進入経路S上に配される。被洗浄車両CAはリモートパネル7Aの面前で停車し、ユーザは被洗浄車両CA内からリモートパネル7Aの操作によって洗車条件の設定を行う。リモートパネル7Aに設けたボタンにより、液剤を用いた洗車条件や装備品の設定をすることができる。
スタンド部90には洗剤やワックス等の各種液剤を貯液した複数の貯液タンク(不図示)を収納するタンク収納部29が配される。タンク収納部29の上方には市水及び各貯液タンクからの液剤を分配する分配配管部28が設けられる。分配配管部28には第1、第2浄水ノズル11、13、第1、第2洗剤ノズル12、15、撥水コートノズル14、ワックスノズル16がそれぞれ電磁弁(不図示)を介して導出される。また、分配配管部28の上流には水ポンプ62(図4参照)が接続されている。
第1、第2浄水ノズル11、13は被洗浄車両CAに対して市水を噴射する。第1、第2洗剤ノズル12、15は被洗浄車両CAに対してシャンプーなどの液体を噴射する。撥水コートノズル14は被洗浄車両CAに対して撥水コート剤の液体を噴射する。ワックスノズル16は被洗浄車両CAに対して液体のワックスを噴射する。
洗車機本体1の前面上部、前部側部には車両センサ8、9が設けられている。車両センサ8、9は光電センサや超音波センサ等から成り、洗車機本体1に進入する被洗浄車両CAの外面形状を検知する。洗車機本体1の下部には温度センサ60が設けられ、温度センサ60は外気温を検知する。
洗車機本体1の一方のスタンド部90の前面には操作パネル7が配される。操作パネル7は洗車条件を設定するリモートパネル7Aと同様の操作ボタン(不図示)を備えている。
洗車機本体1には乾燥部40が設けられている。乾燥部40はブロア20、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22を有している。ブロア20は気流を発生して被洗浄車両CAを乾燥させ、ブロア20にはトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22が接続される。トップ送風ノズル21は天井部91に設けられ、被洗浄車両CAの前後面及び上面に向けて送風する。サイド送風ノズル22は洗車機本体1の両側部にそれぞれ設けられ、被洗浄車両CAの側面に向けて送風する。
洗車機本体1には駆動モータ(不図示)により回転して被洗浄車両CAをブラッシングするトップブラシ4、サイドブラシ5及びロッカーブラシ6から成る複数の回転ブラシが設けられている。トップブラシ4は天井部91に設けられ、被洗浄車両CAの上面に沿って移動して被洗浄車両CAの上面を洗浄する。サイドブラシ5は左右のスタンド部90に設けられ、被洗浄車両CAの両側面を洗浄する。ロッカーブラシ6は左右のスタンド部90の下部に設けられ、被洗浄車両CAの両側面の下部を洗浄する。
図3は下面洗浄装置30の平面図を示している。下面洗浄装置30は前方から順に噴射部32、噴射部33及び噴射部34を地面Gに敷設して形成される。噴射部32、33、34はそれぞれ複数の噴射ノズル38を所定間隔で設けた前後方向に延びる通水パイプ35により形成され、レール2の間に左右一対配される。
本実施形態では噴射部32に噴射ノズル38が600mm間隔で6箇所に設けられる。噴射部33には噴射ノズル38が600mm間隔で2箇所に設けられ、噴射部34には噴射ノズル38が300mm間隔で2箇所に設けられる。
これにより、噴射部32の最後尾の噴射ノズル38は軽自動車やコンパクトカーの車長に対応して最前の噴射ノズル38から3mの位置に配置される。噴射部33の最後尾の噴射ノズル38はミドルクラスの車長に対応して最前の噴射ノズル38から4.1mの位置に配置される。噴射部34の最後尾の噴射ノズル38はミニバンやワゴンの車長に対応して最前の噴射ノズル38から4.6mの位置に配置される。
尚、被洗浄車両CAの車長を更に細分化して対応する噴射部を設けてもよい。また、各噴射部32、33、34を前後方向に分割して複数の通水パイプ35により形成してもよい。また、前後方向の長さが短い通水パイプ35に対して噴射ノズル38を1箇所に設けてもよい。
図4は下面洗浄装置30の配管経路図を示している。下面洗浄装置30は洗車機本体1に設けられるエアポンプ61及び水ポンプ62を有している。エアポンプ61及び水ポンプ62は三方弁36の上流側に配され、三方弁36の切り替えによって三方弁36の下流の配管37内を空気と洗浄水Wとが択一的に流通する。
エアポンプ61と三方弁36との間(エアポンプ61の下流側)は切替弁45を介して配管43(通常配管)と配管44(減圧配管)とに分岐している。配管44には流通する圧縮空気を減圧させる減圧弁44aが設けられている。これにより、切替弁45によってエアポンプ61から送出される圧縮空気は配管43と配管44とに択一的に流通する。ここで、配管44に圧縮空気が流通する際、減圧弁44aを介して流通するため、配管43の流通時と比較すると空気圧が弱くなって流通する。なお、減圧弁44aをよりコストの安い絞り弁方式(低流量化方式)に替えてもよい。
配管37は三方弁36の下流で3方向に分岐し、それぞれ開閉弁32a、33a、34aを介して噴射部32、33、34に接続される。開閉弁32a、33a、34aの開成によって空気または洗浄水Wが噴射部32、33、34にそれぞれ独立に供給される。
上記構成の洗車機WAにおいて、操作パネル7やリモートパネル7Aの操作により洗車条件が設定されると、被洗浄車両CAが所定の洗浄開始位置に案内される。被洗浄車両CAが洗浄開始位置に配置されたことを車両センサ8により検知すると停車を案内し、被洗浄車両CAが停止されると洗浄工程T1(図5参照)が開始される。
洗浄工程T1では洗車機本体1が被洗浄車両CAの後方に向かって移動する往路で第1、第2洗剤ノズル12、15等から液剤を噴射し、各回転ブラシが回転駆動される。これにより、被洗浄車両CAの上面及び周面が洗浄される。また、洗車機本体1が反転して被洗浄車両CAの前方に向かって移動する復路では第1、第2浄水ノズル11、13から洗浄水W(図6参照)を噴射して被洗浄車両CAが水洗いされる。
被洗浄車両CAを水洗いして洗浄工程T1が終了すると洗車機本体1が再度反転し、続く往路で乾燥工程T2(図5参照)が行われる。乾燥工程T2では乾燥部40の駆動により被洗浄車両CAに向けて送風され、被洗浄車両CAの乾燥が行われる。乾燥工程T2が終了すると洗車機本体1は反転して洗浄開始位置に復帰する。
また、洗浄工程T1では下面洗浄装置30による被洗浄車両CAの下面洗浄が行われる。図5は下面洗浄装置30のタイムチャートを示している。図5の(a)、(b)、(c)の縦軸はそれぞれ開閉弁32a、33a、34aの開閉による噴射部32、33、34の動作状態を示し、横軸は時間を示している。
被洗浄車両CAが洗浄開始位置に移動する際に、水ポンプ62を駆動して時間t1、t2、t3で開閉弁34a、33a、32aが順に所定時間(例えば、0.5秒)開かれる。これにより、噴射部32、33、34の各通水パイプ35内に洗浄水Wが充填される。この時、後方から順に噴射部34、33、32に給水されるため、前進する被洗浄車両CAの前方で噴射ノズル38から洗浄水Wが飛散することを防止する。
時間t4で被洗浄車両CAが洗浄開始位置に配置されると洗浄工程T1が開始される。洗浄工程T1が開始されると、時間t5で開閉弁32aを所定時間(例えば、30秒)開いて最前の噴射部32に給水される。これにより、図6に示すように、噴射部32の噴射ノズル38から洗浄水Wが噴射され、被洗浄車両CAの前部の下面洗浄が行われる。
時間t6では洗車機本体1の移動により、被洗浄車両CAの後端位置を車両センサ8、9により検知して被洗浄車両CAの車長が検出される。被洗浄車両CAの車長を検出する前に最前の噴射部32による洗浄を行うため、洗車時間を短縮することができる。被洗浄車両CAがワゴン等の場合は車長に対応して時間t6、t7で開閉弁33a、34aを順に所定時間(例えば、10秒)開いて噴射部33、34に給水される。
これにより、図7に示すように、噴射部33の噴射ノズル38から洗浄水Wが噴射され、噴射部32よりも後方の被洗浄車両CAの下面洗浄が行われる。また、図8に示すように、噴射部34の噴射ノズル38から洗浄水Wが噴射され、噴射部33よりも後方の被洗浄車両CAの下面洗浄が行われる。
尚、図9に示すように、被洗浄車両CAが軽自動車やコンパクトカーの場合は噴射部32による下面洗浄が行われ、噴射部33、34からの洗浄水Wの噴射は行われない。また、被洗浄車両CAがミドルクラスの場合は噴射部32、33による下面洗浄が行われ、噴射部34からの洗浄水Wの噴射は行われない。
最前の噴射部32は噴射部33、34よりも前後方向に長く噴射ノズル38の数量が多いため、水圧が低くなる。このため、噴射部32の噴射時間を噴射部33、34よりも長くして洗浄力の低下を防止することができる。尚、噴射部33、34には洗車機本体1の洗浄工程T1の往路で給水してもよく、復路で給水してもよい。
洗浄工程T1が終了すると、洗車機本体1は移動を反転して被洗浄車両CAの後方へ移動し各ブロアから送風される乾燥工程T2が開始される。乾燥工程T2が終了すると、被洗浄車両CAが下面洗浄装置30から退避する。
その後、温度センサ60の検知によって外気温が所定温度よりも低温の場合には通水パイプ35及び配管37の凍結を防止するために水抜きが行われる。図10は水抜きを行う時の下面洗浄装置30のタイムチャートを示している。図10の(a)、(b)、(c)の縦軸はそれぞれ開閉弁32a、33a、34aの開閉による噴射部32、33、34の動作状態を示し、横軸は時間を示している。
水抜きはエアポンプ61を駆動し、時間t8で開閉弁32a、33a、34aを同時に所定時間(例えば、30秒)開いた第1水抜工程T3が行われる。この時、切替弁45を介して圧縮空気は配管44を流通する。圧縮空気は減圧弁44aを介して減圧されて流通するとともに、開閉弁32a、33a、34aを同時に開くので空気圧が弱くなる。これにより、洗浄水Wは周囲へ飛散せず、通水パイプ35及び配管37内の大部分の洗浄水Wが放出される。
第1水抜工程T3の後、切替弁45を介して圧縮空気は配管43を流通し、通水パイプ35内の残水を噴射する第2水抜工程T4が開始される。時間t9から所定時間(例えば10秒)開閉弁32aを開き、時間t10から所定時間(例えば5秒)開閉弁33aを開き、時間t11から所定時間(例えば5秒)開閉弁33aを開く。これにより、通水パイプ35内の残水が噴射ノズル38から噴射される。
この時、圧縮空気が減圧されずに流通するとともに、開閉弁32a、33a、34aを順に開いているので、第2水抜工程T4は第1水抜工程T3よりも大きい空気圧の圧縮空気が供給される。これにより、通水パイプ35及び配管37内の残水が噴射ノズル38から完全に除去されて凍結が防止される。なお、第1水抜工程T3で通水パイプ35内の洗浄水Wの大部分が放出されているので、第2水抜工程T4で噴射される洗浄水Wは少量であり、主としては圧縮空気が噴射される。このため、周囲への洗浄水Wの飛散の問題は発生しない。尚、第1水抜工程T3のエアポンプ61の回転数を第2水抜工程T4の回転数より低くして、第1水抜工程T3の圧縮空気の空気圧をさらに低くしてもよい。
本実施形態によると、乾燥部40による乾燥が終了した被洗浄車両CAが噴射部32、33、34上から退避した後に通水パイプ35に所定の空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第1水抜工程T3と、第1水抜工程T3の終了後に第1水抜工程T3よりも大きい空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第2水抜工程T4とを行う。これにより、第1水抜工程T3の際に噴射ノズル38から通水パイプ35内の水が吐出され、第2水抜工程T4の際に噴射ノズル38から通水パイプ35内の残水が噴射される。これにより、洗車機WAのコスト及び大型化を抑制し、水抜きによる洗浄水Wの飛散を防止できる。
また、第1水抜工程T3で全ての噴射部32、33、34に同時に圧縮空気を供給し、第2水抜工程T4で圧縮空気が噴射部32、33、34に順に切り替えて供給される。これにより、第1水抜工程T3では圧縮空気の圧力を弱くして洗浄水Wの飛散を防止するとともに、通水パイプ35の水抜きの時間を短縮できる。また、第2水抜工程T4では確実に通水パイプ35の残水の水抜きが行える。
また、最前よりも後方の噴射部33、34に対して最前の噴射部32は前後方向に長く形成されるとともに噴射ノズル38の数量が多い。また、最前の噴射部32は後方の噴射部33、34に対して第2水抜工程T4の水抜き時の圧縮空気の供給時間が長い(t9が10秒、t10、t11が5秒)。これにより、一の開閉弁32aで給水される最前の噴射部32によって車長の短い被洗浄車両CAの下面全体を洗浄することができ、開閉弁の数量を最小限にして洗車機WAのコスト増加を抑制することができる。また、噴射ノズル38の数量が多いために噴射部32の空気圧が低下しても第2水抜工程T4の圧縮空気の供給時間が長いため、噴射部32の水抜きを確実に行うことができる。
また、第1水抜工程T3では配管44(減圧配管)を介して圧縮空気が流通し、第2水抜工程T4では配管43(通常配管)を介して圧縮空気が流通する。このため、第1水抜工程T3の際に噴射ノズル38から通水パイプ35内の水が弱く吐出され、第2水抜工程T4の際に噴射ノズル38から通水パイプ35内の残水が強く噴射される。これにより、噴射ノズル38の凍結を防止するとともに、水抜きによる洗浄水Wの飛散を防止できる。
<第2実施形態>
次に、図11は第2実施形態の洗車機WAの下面洗浄装置30の上面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図10に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して下面洗浄装置30の形状が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
レール2の間には下面洗浄装置30が設けられている。下面洗浄装置30は案内部41及び噴射部32を有している。案内部41は前後方向に延びて左右一対に設けられ、噴射部3は案内部41上に設けられ、案内部41により前後方向に案内される。
噴射部32は複数の噴射ノズル38を所定間隔で設け、左右方向に延びる通水パイプ35により形成されている。本実施形態では噴射ノズル38は左右に2つ設けられている。これにより、噴射部32は案内部41に案内されて前後方向に移動しながら、被洗浄車両CAの下面に洗浄水Wを噴射できる。
上記構成の洗車機WAにおいて、洗車条件が設定されると、被洗浄車両CAが所定の洗浄開始位置に案内され、洗浄工程T1が開始される。洗浄工程T1では下面洗浄装置30による被洗浄車両CAの下面洗浄が行われる。初期位置(図11参照)に配された下面洗浄装置30は噴射部32が前方に移動して被洗浄車両CAの下面全体を洗浄し、下面洗浄終了時に後方に移動して初期位置に戻る。
洗浄工程T1の後に各ブロアから空気が送風される乾燥工程T2(図5参照)が開始される。乾燥の終了した被洗浄車両CAの後部が初期位置の噴射部32から退避した後に、外気温が所定の温度よりも低い場合に第1水抜工程T3及び第2水抜工程T4が行われる。第1水抜工程T3では所定の回転数のエアポンプ61が駆動され、第2水抜工程T4では第1水抜工程T3よりも大きな回転数で駆動される。これにより、第1水抜工程T3の空気圧が第2水抜工程T4よりも弱くなる。このため、被洗浄車両CAの退出中に水抜きを終えることができるので、洗車のサイクルタイムを短縮することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、乾燥が終了した被洗浄車両CAが初期位置の噴射部32から退避した後に第1水抜工程T3及び第2水抜工程T4が行われる。これにより、被洗浄車両CAの退出中に水抜きを終えることができるので、早期に水抜きまでを含めた洗車を終了することができる。
本発明によると、被洗浄車両の下面を洗浄する下面洗浄装置を備える洗車機及び水抜方法に利用することができる。
1 洗車機本体
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
6 ロッカーブラシ
7 操作パネル
7A リモートパネル
8、9 車両センサ
28 分配配管部
29 タンク収納部
30 下面洗浄装置
32、33、34 噴射部
32a、33a、34a 開閉弁
35 通水パイプ
36 三方弁
37 配管
38 噴射ノズル
40 乾燥部
41 案内部
43 配管(通常配管)
44 配管(減圧配管)
44a 減圧弁
45 切替弁
60 温度センサ
61 エアポンプ
62 水ポンプ
G 地面
CA 被洗浄車両
S 進入経路
T1 洗浄工程
T2 乾燥工程
T3 第1水抜工程
T4 第2水抜工程
W 洗浄水
WA 洗車機

Claims (4)

  1. 通水パイプに噴射ノズルを設けた噴射部を地面に配置して前記噴射ノズルから上方に噴射される洗浄水により被洗浄車両の下面を洗浄する下面洗浄装置を備えた洗車機において、
    洗車が終了した被洗浄車両が前記噴射部上から退避した後に前記通水パイプに所定の空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第1水抜工程と、第1水抜工程の終了後に第1水抜工程よりも大きい空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第2水抜工程とを行い、
    前記通水パイプが前後方向に延びて独立に給水される複数の前記噴射部を前後に並設し、被洗浄車両の車長に応じて一または複数の前記噴射部により下面洗浄が行われ、第1水抜工程で全ての前記噴射部に同時に圧縮空気を供給するとともに、第2水抜工程で圧縮空気が各前記噴射部に順に切り替えて供給され、
    最前よりも後方の前記噴射部に対して、最前の前記噴射部は前後方向に長く形成されるとともに前記噴射ノズルの数量が多く、第2水抜工程の圧縮空気の供給時間が長いことを特徴とする洗車機。
  2. 通水パイプに噴射ノズルを設けた噴射部を地面に配置して前記噴射ノズルから上方に噴射される洗浄水により被洗浄車両の下面を洗浄する下面洗浄装置を備えた洗車機において、
    洗車が終了した被洗浄車両が前記噴射部上から退避した後に前記通水パイプに所定の空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第1水抜工程と、第1水抜工程の終了後に第1水抜工程よりも大きい空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第2水抜工程とを行い、
    前記通水パイプが前後方向に延びて独立に給水される複数の前記噴射部を前後に並設し、被洗浄車両の車長に応じて一または複数の前記噴射部により下面洗浄が行われ、第1水抜工程で全ての前記噴射部に同時に圧縮空気を供給するとともに、第2水抜工程で圧縮空気が各前記噴射部に順に切り替えて供給され、
    圧縮空気を供給するエアポンプの下流で圧縮空気を減圧させて流通させる減圧配管と圧縮空気を直接流通させる通常配管とに分岐し、
    第1水抜工程では前記減圧配管を介して圧縮空気が流通し、第2水抜工程では前記通常配管を介して圧縮空気が流通することを特徴とする洗車機。
  3. 通水パイプに噴射ノズルを設けた噴射部を地面に配置して前記噴射ノズルから上方に噴射される洗浄水により被洗浄車両の下面を洗浄する下面洗浄装置を備え、下面洗浄後に前記通水パイプの水抜きを行う水抜方法において、
    洗車が終了した被洗浄車両が前記噴射部上から退避した後に前記通水パイプに所定の空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第1水抜工程と、第1水抜工程の終了後に第1水抜工程よりも大きい空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第2水抜工程とを備え
    前記通水パイプが前後方向に延びて独立に給水される複数の前記噴射部を前後に並設し、被洗浄車両の車長に応じて一または複数の前記噴射部により下面洗浄が行われ、第1水抜工程で全ての前記噴射部に同時に圧縮空気を供給するとともに、第2水抜工程で圧縮空気が各前記噴射部に順に切り替えて供給され、
    最前よりも後方の前記噴射部に対して、最前の前記噴射部は前後方向に長く形成されるとともに前記噴射ノズルの数量が多く、第2水抜工程の圧縮空気の供給時間が長いことを特徴とする水抜方法。
  4. 通水パイプに噴射ノズルを設けた噴射部を地面に配置して前記噴射ノズルから上方に噴射される洗浄水により被洗浄車両の下面を洗浄する下面洗浄装置を備え、下面洗浄後に前記通水パイプの水抜きを行う水抜方法において、
    洗車が終了した被洗浄車両が前記噴射部上から退避した後に前記通水パイプに所定の空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第1水抜工程と、第1水抜工程の終了後に第1水抜工程よりも大きい空気圧の圧縮空気を供給して水抜きを行う第2水抜工程とを備え
    前記通水パイプが前後方向に延びて独立に給水される複数の前記噴射部を前後に並設し、被洗浄車両の車長に応じて一または複数の前記噴射部により下面洗浄が行われ、第1水抜工程で全ての前記噴射部に同時に圧縮空気を供給するとともに、第2水抜工程で圧縮空気が各前記噴射部に順に切り替えて供給され、
    圧縮空気を供給するエアポンプの下流で圧縮空気を減圧させて流通させる減圧配管と圧縮空気を直接流通させる通常配管とに分岐し、
    第1水抜工程では前記減圧配管を介して圧縮空気が流通し、第2水抜工程では前記通常配管を介して圧縮空気が流通することを特徴とする水抜方法。
JP2014233612A 2014-11-18 2014-11-18 洗車機及び水抜方法 Active JP6256313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014233612A JP6256313B2 (ja) 2014-11-18 2014-11-18 洗車機及び水抜方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014233612A JP6256313B2 (ja) 2014-11-18 2014-11-18 洗車機及び水抜方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016097707A JP2016097707A (ja) 2016-05-30
JP6256313B2 true JP6256313B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=56075939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014233612A Active JP6256313B2 (ja) 2014-11-18 2014-11-18 洗車機及び水抜方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6256313B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4058016B2 (ja) * 2004-04-15 2008-03-05 タケウチテクノ株式会社 洗車機
JP5861585B2 (ja) * 2012-07-18 2016-02-16 株式会社ダイフク 洗車機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016097707A (ja) 2016-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6269395B2 (ja) 洗車機
JP6274084B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
JP6264263B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
KR101854784B1 (ko) 세차장치
JP6819648B2 (ja) 洗車機
KR101359129B1 (ko) 자동차 예비세척장치
JP2014024460A (ja) 洗車機
JP6256313B2 (ja) 洗車機及び水抜方法
JP7047551B2 (ja) 洗車機
JP6582886B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
JP6816744B2 (ja) 洗車機
JP6477426B2 (ja) 洗車機およびポンプの水抜き方法
JP6414020B2 (ja) 洗車機および水抜き制御方法
JP6515845B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
JP6911817B2 (ja) 洗車機
JP6119473B2 (ja) 洗車機
JP5594280B2 (ja) 洗車機
JP2005125848A (ja) 洗車機
JP2004189044A (ja) 洗車機
JP4380474B2 (ja) 洗車機の洗車方法
JP6834896B2 (ja) 洗車機
JP2018016134A (ja) 洗車機及び洗車方法
JP5664500B2 (ja) 洗車機
JP6519527B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
JP6287689B2 (ja) 洗車機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6256313

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250