JPWO2011101914A1 - 潤滑油用ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

脱圧構造を簡易にして、装置を小型化し、コストダウンを図った潤滑油用ポンプ装置を提供する。タンクに貯留された潤滑油を吸入して吐出口13から吐出するシリンダ部15及びピストン30を備えたポンプ本体10と、ピストン30を進退動させるアクチュエータ40とを備え、吐出口13に接続された潤滑管路Wに対し潤滑油を供給する供給時に吐出口13側を加圧し、潤滑管路Wへの潤滑油の供給を停止する非供給時に吐出口13側を脱圧する潤滑油用ポンプ装置Sであり、ピストン30を、進出して潤滑油を吐出する第1位置P1,第1位置から後退して潤滑油を吸引する第2位置P2,第2位置P2から更に後退した第3位置P3の3位置に移動可能にし、ポンプ本体10に、ピストン30が第1位置P1及び第2位置P2間で移動するときピストン30によって閉塞されるとともに、ピストンが第3位置に後退したときこのピストンによって開放される脱圧経路50を形成した。

Description

本発明は、射出成形機や旋盤等の各種機械にグリスやオイル等の潤滑油を供給する潤滑油用ポンプ装置に関し、特に、機械に配管され加圧と脱圧とを交互に行う潤滑管路に有効な潤滑油用ポンプ装置に関する。
一般に、例えば、樹脂あるいは金属の射出成形機においては、図8に示すように、潤滑油の加圧及び脱圧によって往復動させられて潤滑油を吐出する単一のピストン及びこのピストンに対応した1つの吐出口を備え1ショットの吐出量が0.03ml〜1.5ml程度の周知の単一定量バルブVを用い、これらの単一定量バルブVを該当する複数カ所に潤滑管路Wを介して配設し、この潤滑管路Wに潤滑油用ポンプ装置Saから潤滑油を供給するようにしている。
単一定量バルブVは、潤滑油の加圧及び脱圧により作動させられて潤滑油を吐出する関係上、脱圧が必要なので、脱圧を行なうことのできる潤滑油用ポンプ装置Saが用いられる。
従来、この種の潤滑油用ポンプ装置としては、例えば、特許文献1(特開平6−137489号公報)あるいは特許文献2(特公平7−81676号公報)に記載されたグリスからなる潤滑油を供給する装置が知られている。
この潤滑油用ポンプ装置Saは、図8に示すように、シリンダ及びピストンを備えたプランジャ型のポンプ本体100と、ピストンを進退動させるアクチュエータとしての正逆可能な電動モータ101とを備えている。このポンプ本体100は、電動モータ101の正転時に駆動させられて、タンク102に貯留された潤滑油を吸入するとともに吐出通路103を通して吐出口104から吐出する。また、タンク102と吐出通路103との間には、脱圧経路105が形成されている。この脱圧経路105には、電動モータ101によって駆動される脱圧弁106が介装されている。脱圧弁106は、電動モータ101の正転時に閉塞されるとともに電動モータ101の逆転時に開放される。そして、吐出口104に潤滑管路Wを接続し、この潤滑管路Wに対し潤滑油を供給する供給時には、電動モータ101を正転させてポンプ本体100のピストンを進退動させて吐出口104側を加圧する。一方、潤滑管路Wへの潤滑油の供給を停止する非供給時には、圧力スイッチ107から等の信号に基づいて電動モータ101を逆転させて脱圧弁106を開放し、吐出口側を脱圧する。図8中108はリリーフ弁である。
特開平6−137489号公報 特公平7−81676号公報
しかしながら、上記従来の潤滑油用ポンプ装置Saは、1つの電動モータ101でポンプ本体100のピストンを駆動するとともに脱圧弁106を作動させており、この点では効率が良いが、脱圧弁106が、ポンプ本体100のシリンダ及びピストンとは別に設けられているので、それだけ装置が大型化していまい、また、脱圧弁106の駆動機構も複雑になってしまうという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、脱圧構造を簡易にして、装置を小型化し、コストダウンを図った潤滑油用ポンプ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の潤滑油用ポンプ装置は、タンクに貯留された潤滑油を吸入して吐出口から吐出するシリンダ部及び該シリンダ部を進退動するピストンを備えたポンプ本体と、上記ピストンを進退動させるアクチュエータとを備え、上記吐出口に接続された潤滑管路に対し潤滑油を供給する供給時に上記吐出口側を加圧し、該潤滑管路への潤滑油の供給を停止する非供給時に上記吐出口側を脱圧するようにした潤滑油用ポンプ装置において、
上記ピストンを、進出して潤滑油を吐出する第1位置,該第1位置から後退して潤滑油を吸引する第2位置,該第2位置から更に後退した第3位置の3位置に移動可能にし、上記ポンプ本体に、上記ピストンが第1位置及び第2位置間で移動するとき該ピストンによって閉塞されるとともに該ピストンが第3位置に後退したとき該ピストンによって開放される脱圧経路を形成した構成としている。
これにより、ポンプ本体の吐出口に接続された潤滑管路に対し潤滑油を供給する供給時には、アクチュエータにより、ピストンを第3位置から第1位置へ進出させ、その後、第1位置に至ればピストンを後退させ、次に、第2位置に至れば再びピストンを進出させ、再び、第1位置に至ればピストンを後退させ、次に、第2位置に至れば再びピストンを進出させ、このようにして、第1位置と第2位置との間でピストンを往復動させる。この場合、脱圧経路はピストンによって閉塞されているので、このピストンの往復動作により、タンクに貯留された潤滑油はピストンにより吸入されて吐出口から吐出され、潤滑管路に供給されていく。この潤滑油の供給により、潤滑管路に設けたバルブから潤滑油が吐出されて給油が行われる。そして、バルブから潤滑油が吐出されたならば、アクチュエータにより、ピストンを第3位置に向けて後退させ停止させる。この場合、脱圧経路がピストンによって開放されるので、吐出口側が脱圧され、潤滑管路は次の給油に備えることができるようになる。
本装置によれば、アクチュエータによるピストンの進退動のみで、潤滑油の供給と、供給停止の際の脱圧を行うことができるので、潤滑油を吸入,吐出するシリンダ部及びピストンが脱圧弁の役目を担うことになる。そのため、従来のように脱圧弁を別途設ける必要がなくなり、また、駆動機構もアクチュエータでピストンを進退動させる簡単な機構で良いことから構造も簡易であり、その結果、装置の小型化を実現でき、コストダウンを図ることができる。
より具体的には、本発明の潤滑油用ポンプ装置は、タンクに貯留された潤滑油を吸入口から吸入する吸入通路及び吸入した潤滑油を吐出口から吐出する吐出通路を備えたブロック状のポンプ本体と、該ポンプ本体に形成され上記吸入通路に連通し該吸入通路から潤滑油を導入する導入口及び上記吐出通路に連通し該吐出通路に潤滑油を導出する導出口を備えたシリンダ部と、該シリンダ部に進退動可能に挿通され後退時に上記導入口から潤滑油を吸入し進出時に上記導出口から潤滑油を吐出するピストンと、該ピストンを進退動させるアクチュエータとを備えて構成し、上記吐出口から該吐出口に接続された潤滑管路に対し潤滑油を供給する供給時に上記吐出通路を加圧し、該潤滑管路への潤滑油の供給を停止する非供給時に上記吐出通路を脱圧するようにした潤滑油用ポンプ装置において、
上記ピストンを、進出して潤滑油を吐出する第1位置,該第1位置から後退して潤滑油を吸引する第2位置,該第2位置から更に後退した第3位置の3位置に移動可能にし、上記ポンプ本体のシリンダ部に、上記ピストンが第1位置及び第2位置間で移動するとき該ピストンによって閉塞されるとともに該ピストンが第3位置に後退したとき開放される第1通口及び第2通口を形成し、上記ポンプ本体に、上記第1通口と上記吐出通路とを接続する第1通路、及び、上記第2通口と上記吸入通路とを接続する第2通路を形成し、上記ピストンが上記第3位置に後退したとき上記吐出通路,第1通路,シリンダ部及び第2通路を通って上記吸入通路へ至る脱圧経路を形成する構成としている。
そして、必要に応じ、上記潤滑油の供給時に上記ピストンを上記第3位置から第1位置に移動させるとともに該第1位置及び第2位置の間で移動させ、上記潤滑油の非供給時に上記ピストンを上記第3位置に移動させて停止するように上記アクチュエータを駆動制御する駆動制御手段を備えた構成としている。駆動制御手段により、自動的に加圧及び脱圧を行うことができる。
また、必要に応じ、上記ピストンが第1位置に位置したことを検知する第1検知部と、上記ピストンが第2位置に位置したことを検知する第2検知部と、上記ピストンが第3位置に位置したことを検知する第3検知部とを設け、上記駆動制御手段は、始動指令信号、第1検知部,第2検知部及び第3検知部からの検知信号、停止指令信号の各信号に基づいて、上記アクチュエータを駆動制御する構成としている。ピストンの位置を検知することにより、ピストンの進退動を制御するので、確実に作動を行わせることができる。
この場合、上記駆動制御手段による上記アクチュエータの制御は、始動指令信号が出力されたとき上記ピストンを進出させ、上記第1検知部の検知に基づいて上記ピストンを後退させ、上記第2検知部の検知に基づいて上記ピストンを進出させ、停止指令信号が出力されるまで上記第1検知部及び第2検知部の検知に基づいて上記ピストンを上記第1位置及び第2位置の間で往復移動させ、停止指令信号が出力されたとき上記ピストンを上記第3位置に向けて後退させ、上記第3検知部の検知に基づいて上記ピストンを停止させるように制御することが有効である。
更に、必要に応じ、上記第1検知部,第2検知部及び第3検知部は、上記ピストン側に設けられたマグネットを検知するホール素子で構成している。簡易な手段で検知機構を構成でき、それだけ、構造を簡易にすることができる。
また、必要に応じ、上記アクチュエータを、正逆回転可能な電動モータと、該電動モータによって正逆回転させられるネジシャフトと、該ネジシャフトに螺合するとともに上記ピストンに連係させられ該ネジシャフトの正逆回転により進退動させられて上記ピストンを進退動させる連係部材とから構成している。ネジシャフトにより連係部材を介してピストンを強制的に進退動させるので、ピストンの動作を確実に行うことができ、潤滑油の粘度変化に影響されずに潤滑油の供給を確実に行うことができる。
このように、アクチュエータを、正逆回転可能な電動モータを備えて構成した場合には、以下の構成にすることが有効である。即ち、上記ピストンが第1位置に位置したことを検知する第1検知部と、上記ピストンが第2位置に位置したことを検知する第2検知部と、上記ピストンが第3位置に位置したことを検知する第3検知部とを設け、上記駆動制御手段による上記アクチュエータの制御は、始動指令信号が出力されたとき上記電動モータを正転させて上記ピストンを進出させ、上記第1検知部の検知があったとき上記電動モータを所定休止時間停止させ、該所定休止時間経過後に上記電動モータを逆転させて上記ピストンを後退させ、上記第2検知部の検知があったとき上記電動モータを所定休止時間停止させ、該所定休止時間経過後に上記電動モータを正転させて上記ピストンを進出させ、停止指令信号が出力されるまで上記第1検知部及び第2検知部の検知に基づいて上記電動モータを所定休止時間停止させるとともにその後に正転若しくは逆転させ上記ピストンを上記第1位置及び第2位置の間で往復移動させ、停止指令信号が出力されたとき上記電動モータを逆転させて上記ピストンを上記第3位置に向けて後退させ、上記第3検知部の検知に基づいて上記ピストンを停止させる制御とすることである。
この構成によれば、電動モータの正転と逆転との切換えに際し、電動モータを所定休止時間(例えば、0.1〜1.0秒)停止させるので、急激な回転の切り替えが行われないことから、モータの負荷が低減され、寿命を大幅に向上させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記シリンダ部の導入口及び導出口を該シリンダの先端部に形成し、上記導入口の前位に吸入のみ許容するインレットチェック弁を設け、上記導出口の後位に吐出のみ許容するアウトレットチェック弁を設けた構成としている。導入口をシリンダ部の途中に設ける場合に比較して、ピストンが引かれたことによる負圧が即座に導入口に作用するので、潤滑油の粘度変化に影響されずに潤滑油の吸入を円滑に行わせることができる。
本発明によれば、ピストンを、進出して潤滑油を吐出する第1位置,第1位置から後退して潤滑油を吸引する第2位置,第2位置から更に後退した第3位置の3位置に移動可能にし、ポンプ本体に、ピストンが第2位置及び第3位置間で移動するとき、ピストンによって閉塞されるとともに、ピストンが第3位置に後退したとき、ピストンによって開放される脱圧経路を形成したので、アクチュエータによるピストンの進退動のみで、潤滑油の供給と、供給停止の際の脱圧を行うことができる。したがって、潤滑油を吸入,吐出するシリンダ部及びピストンが脱圧弁の役目を担うことになる。そのため、従来のように脱圧弁を別途設ける必要がなくなり、また、駆動機構もアクチュエータでピストンを進退動させる簡単な機構で良いことから構造も簡易である。その結果、装置の小型化を実現でき、コストダウンを図ることができる。
本発明の実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置を示す正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置を示し、(a)は要部平面断面図、(b)は要部正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置においてシリンダ部に形成された脱圧経路の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置においてアウトレットチェック弁の構造を吐出経路及び脱圧経路の構成とともに示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置の制御部による制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置の動作を示す図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置の動作を示す図である。 従来の潤滑油用ポンプ装置の一例を示す図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置について詳細に説明する。
本発明の実施例に係る潤滑油用ポンプ装置は、例えば、樹脂あるいは金属の射出成形機の潤滑システムに設けられる。この潤滑システムにおいては、図1に示すように、射出成型機の必要な複数カ所に周知の単一定量バルブVを、潤滑管路Wを介して配設し、この潤滑管路Wに実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置から潤滑油を供給するようにしている。単一定量バルブVは、潤滑油の加圧及び脱圧によって往復動させられて潤滑油を吐出する単一のピストン(図示せず)及びこのピストンに対応した1つの吐出口を備え1ショットの吐出量が0.03ml〜1.5ml程度のものである。
図1及び図2に示すように、実施例に係る潤滑油用ポンプ装置Sの基本的構成は、潤滑油貯留部1と、金属製のブロック状のポンプ本体10と、アクチュエータ40と、制御部70とからなる。
潤滑油貯留部1は、図1に示すように、グリスからなる潤滑油を収容するタンク2と、ポンプ本体10の上側に設けられタンク2が取付けられるタンク取付部3と、タンク取付部3に取付けられタンク2を覆うカバー4とを備えている。タンク2は、軸方向に伸縮可能な樹脂製カートリッジ容器であり、開口部5に雄ネジ5aが形成されている。タンク取付部3は、タンク2の開口部5の雄ネジ5aが螺合して取り付けられる雌ネジ部6が形成されている。さらに、タンク取付部3は、雄ネジ部6にねじ込まれて取り付けられたタンク2の開口部5から内側に挿入されてタンク2内の潤滑油を後述のポンプ本体10の吸入口11に導くガイド管7を備えている。
ポンプ本体10は、図1乃至図4に示すように、タンク2に貯留された潤滑油を吸入口11から吸入する吸入通路12を備えているとともに、吸入した潤滑油を吐出口13から吐出する吐出通路14を備えて構成されている。吸入口11はポンプ本体10の上側に開口し、上記のガイド管7に連通している。また、吐出口13はポンプ本体10の下側面に開口している。そして、この吐出口13に、潤滑管路Wが接続される。
また、ポンプ本体10には、ポンプ本体10の一側面10aに基端部15aが位置し、左右方向に軸線を有するシリンダ部15が設けられている。シリンダ部15の先端部15bには、吸入通路12に連通しこの吸入通路12から潤滑油を導入する導入口16、及び、吐出通路14に連通しこの吐出通路14に潤滑油を導出する導出口17が形成されている。また、シリンダ部15を構成する本体部15cは、円筒状の部材で形成され、ポンプ本体10に形成した孔18に嵌合させられている。
導入口16の前位には、吸入のみ許容するインレットチェック弁19が設けられ、導出口17の後位には、吐出のみ許容するアウトレットチェック弁20が設けられている。
アウトレットチェック弁20は、図4に示すように、弁体21を備えている。弁体21は、ロッド22の先端に形成された円錐台状の金属製ヘッド23と、該ヘッド23の基端に連続して設けられロッド22に嵌挿されたゴム製のO−リング24と、O−リング24をヘッド23の基端に対して押さえる押さえ部材25とを備えて構成されている。また、アウトレットチェック弁20は、シリンダ部15の導出口17側に設けられ弁体21のヘッド23及びO−リング24が当接,離間する金属製のシール面部26と、弁体21のロッド22を軸方向に移動可能に支持するとともにヘッド23及びO−リング24のシール面部26からの離間時に導出口17から吐出される潤滑油を通過させるすり割状の通過通路27aを有したガイド部27と、ガイド部27と押さえ部材25との間に介装されヘッド23及びO−リング24をシール面部26に押圧するコイルスプリング28とを備えて構成されている。
このアウトレットチェック弁20によれば、シール面部26に金属製のヘッド23とゴム製のO−リング24が当接するので、ヘッド23とシール面部26との金属同士の接合に加えて、ゴム製のO−リング24と金属製のシール面部26との接合もあることから、それだけ、シールが確実になり、導入口16からの潤滑油の吸引時において、逆流を確実に抑止することができ、動作を円滑にすることができる。
シリンダ部15には、ピストン30が進退動可能に挿通されている。ピストン30は、後退時に導入口16から潤滑油を吸入し進出時に導出口17から潤滑油を吐出するものである。ピストン30の後側部31は、ピストン30の進出時においても、シリンダ部15の基端15a(すなわち、ポンプ本体10の一側面10a)から外側に突出しており、アクチュエータ40に連係させられる。
アクチュエータ40は、図1及び図2に示すように、ピストン30を進退動させ、後退時にシリンダ部15の導入口16から潤滑油を導入し、進出時にシリンダ部15の導出口17から潤滑油を導出せしめる。詳しくは、アクチュエータ40は、正逆回転可能な電動モータ41を備えている。電動モータ41は、ギヤ減速機構42を介して回転させられる駆動軸43を有し、この駆動軸43の軸線とピストン30の軸線とが平行になるように、ポンプ本体10の一側面10aに立設された脚部44に固定されている。電動モータ41の駆動軸43には、同軸のネジシャフト45が延設されている。ネジシャフト45の先端部はポンプ本体10の一側面10aに回転可能に軸受46を介して支持されている。また、アクチュエータ40は、ネジシャフト45に螺合するとともにピストン30の後側部31に固定されて連係させられる連係部材47を備えている。連係部材47は、2本のガイドシャフト48に摺動可能に支持され、ネジシャフト45の正逆回転により進退動させられてピストン30を進退動させる。このピストン30の進退動により、吐出口13に接続された潤滑管路Wに対し潤滑油を供給し、この潤滑油の供給時に吐出口13側を加圧する。図中符号49はポンプ本体10及びアクチュエータ40を覆うカバーである。
また、ピストン30は、進出して潤滑油を吐出するピストン30の先端32の進出端である第1位置P1(図6(b1)(b2),図7(d1)(d2)),この第1位置P1から後退して潤滑油を吸引する第2位置P2(図2,図7(c1)(c2)),この第2位置P2から更に後退した第3位置P3(図1,図3,図6(a1)(a2))の3位置に移動可能になっている。そして、ポンプ本体10には、ピストン30が第1位置P1及び第2位置P2間で移動するときピストン30によって閉塞されるとともに、ピストン30が第3位置P3に後退したときピストン30によって開放される脱圧経路50が形成されている。これにより、潤滑管路Wへの潤滑油の供給を停止する非供給時に、ピストン30を第3位置P3に後退させて、吐出口13側を脱圧することを可能にしている。
詳しくは、図1乃至図3に示すように、ポンプ本体10のシリンダ部15に、第1通口51及び第2通口52が形成されている。第1通口51及び第2通口52は、ピストン30が第1位置P1及び第2位置P2間で移動するとき、ピストン30によって閉塞され、また、ピストン30が第3位置P3に後退したとき開放される。また、ポンプ本体10に、第1通口51と吐出通路14とを接続する第1通路53、及び、第2通口52と吸入通路12とを接続する第2通路54を形成している。これにより、ピストン30が第3位置P3に後退したとき、吐出通路14,第1通路53,シリンダ部15及び第2通路54を通って吸入通路12へ至る脱圧経路50が形成される。
また、本装置Sは、図2,図6及び図7に示すように、ピストン30が第1位置P1に位置したことを検知する第1検知部K1と、ピストン30が第2位置P2に位置したことを検知する第2検知部K2と、ピストン30が第3位置P3に位置したことを検知する第3検知部K3とを備えている。アクチュエータ40の連係部材47にはマグネット60(図2(a))が設けられており、第1検知部K1,第2検知部K2及び第3検知部K3は、連係部材47に設けられたマグネット60を検知するホール素子61で構成されている。ポンプ本体10には、ピストン30の進行方向に沿って延びる棒状の支持部材62が固定されており、ホール素子61はこの支持部材62の所定の位置に順次取り付けられている。
制御部70(図1)は、アクチュエータ40を駆動制御する駆動制御手段を備えている。駆動制御手段は、潤滑油の供給時にピストン30を第3位置P3から第1位置P1に移動させるとともに、第1位置P1及び第2位置P2の間で往復移動させ、潤滑油の非供給時にピストン30を第3位置P3に移動させて停止するように、始動指令信号、第1検知部K1,第2検知部K2及び第3検知部K3からの検知信号、停止指令信号の各信号に基づいて、アクチュエータ40の電動モータ41を駆動制御する。
詳しくは、駆動制御手段によるアクチュエータ40の電動モータ41の制御は、CPU等の機能で実現され、始動指令信号が出力されたとき電源をオンにして電動モータ41を正転させてピストン30を進出させ、第1検知部K1の検知があったとき電動モータ41を所定休止時間停止させ、この所定休止時間経過後に電動モータ41を逆転させてピストン30を後退させ、第2検知部K2の検知があったとき電動モータ41を所定休止時間停止させ、この所定休止時間経過後に電動モータ41を正転させてピストン30を進出させ、停止指令信号が出力されるまで第1検知部K1及び第2検知部K2の検知に基づいて電動モータ41を所定休止時間停止させるとともにその後に正転若しくは逆転させピストン30を第1位置P1及び第2位置P2の間で往復移動させ、停止指令信号が出力されたとき電動モータ41を逆転させてピストン30を上記第3位置P3に向けて後退させ、第3検知部K3の検知に基づいて電源をオフにしてピストン30を停止させる制御である。
電動モータ41の所定休止時間は、例えば、例えば、0.1〜1.0秒に設定される。実施の形態では、0.2秒に設定されている。
これにより、電動モータ41の正転と逆転との切換えに際し、電動モータ41を所定休止時間停止させるので、急激な回転の切り替えが行われないことから、モータの負荷が低減され、寿命を大幅に向上させることができる。
始動指令信号は、例えば、本装置の間欠時間を設定するタイマーからの信号、あるいは、装置が取り付けられた機械側からの例えばカウント信号や負荷電流に基づく信号等、どのような信号を用いても良い。
停止指令信号は、例えば、電動モータ41の負荷電流を検出して、所定の負荷電流値になったとき送信されるようにする。電動モータ41の負荷電流は、潤滑管路Wの圧力に応じて変化する。バルブVの作動が終了すると潤滑管路Wの圧力が上昇し、負荷電流が上昇するので、このときの所定の負荷電流を検出して停止指令信号を送信することは有効である。また、例えば、圧力検知器などにより潤滑管路Wの圧力を検出して、所定の圧力になったとき停止指令信号を送信することも有効である。
また、制御部70は、タンク2内の潤滑油の残量を監視して、所定以下のとき、電動モータ41を停止するとともに警告を発する機能を備えている。その他、電動モータ41の手動操作を可能にする機能など、適宜に制御機能を備えるようにして良い。
従って、この実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置Sを用いた潤滑システムによれば、以下のように作動する。図5に示すフローチャート、図6及び図7に示す作動図を用いて説明する。
制御部70は、始動指令信号が出力されると、電源を投入し(S1)、制御プログラムを読込んで制御をスタートさせる(S2)。先ず、潤滑油の残量を検知し(S3)、残量が所定以下(潤滑油(グリス)レベル切れ))のときは(S3,YES)、電動モータ41を停止させ(S4)、警告信号(潤滑油(グリス)切れ信号)を送信して(S5)警告ランプなどを点灯する。
潤滑油の残量が所定以下でない(潤滑油(グリス)レベル切れでない)ときは(S3,NO)、電動モータ41を正転させる(S6)。これにより、図6(a1)(a2)に示すように、ピストン15は第3位置P3から第1位置P1に向けて進出する。このとき、制御部70は、電動モータ41の負荷電流を検出して所定負荷電流以上か否かを監視しており(S7)、所定の負荷電流以上でないと判断したときは(S7,NO)、図6(b1)(b2)に示すように、第1検知部K1の検知があるまで電動モータ41を正転させてピストン30を進出させる。そして、第1検知部K1の検知があれば(S8)、所定時間(実施の形態では0.2秒)電動モータ41を停止させた後(S9)、電動モータ41を逆転させて(S10)、図7(c1)(c2)に示すように、第2検知部K2の検知があるまで電動モータ41を逆転させてピストン30を後退させる。その後、第2検知部K2の検知があれば(S11)、所定休止時間(実施の形態では0.2秒)電動モータ41を停止させた後(S12)、再び、潤滑油の残量を検知してから(S3)、図7(c1)(c2)に示すように、電動モータ41を正転させる(S6)。そして、電動モータ41の負荷電流が所定負荷電流以上か否かを判断し(S7)、所定負荷電流以上であると判断するまで、上記と同様に電動モータ41を正転させ(S8,S9)、その後電動モータ41を逆転させ(S10,S11,S12,)、これを繰り返す。
即ち、これにより、ポンプ本体10の吐出口13に接続された潤滑管路Wに対し潤滑油を供給する供給時には、アクチュエータ40により、ピストン30を第3位置P3(図1,図3,図6(a1)(a2))から第1位置P1(図6(b1)(b2))へ進出させ、その後、第1位置P1(図6(b1)(b2))に至ればピストン30を後退させ、次に、第2位置P2(図2,図7(c1)(c2))に至れば再びピストン30を進出させ、再び、第1位置P1(図7(d1)(d2))に至ればピストン30を後退させ、次に、第2位置P2(図2,図7(c1)(c2))に至れば再びピストン30を進出させ、このようにして、第1位置P1と第2位置P2との間でピストン30を往復動させる。この場合、図2に示すように、脱圧経路50はピストン30によって閉塞されているので、このピストン30の往復動作により、タンク2に貯留された潤滑油はピストン30により吸入されて吐出口13から吐出され、潤滑管路Wに供給されていく。この潤滑油の供給により、潤滑管路Wに設けたバルブVから潤滑油が吐出されて給油が行われる。
そして、バルブVから潤滑油が吐出されると、潤滑管路Wの圧力が上昇し、負荷電流が上昇するので、このとき、所定の負荷電流が検出されることになる。即ち、制御部70は、電動モータ41の負荷電流を検出して所定負荷電流以上か否かを監視しており(S7)、負荷電流以上と判断したときは(S7,YES)、図1,図3,図6(a1)(a2)に示すように、第3検知部K3の検知があるまで電動モータ41を逆転させて(S13)ピストン30を後退させる。そして、第3検知部K3の検知があれば(S14)、電動モータ41の停止指令信号を出力し(S15)、電動モータ41の電源を切って(S16)停止状態にする。
この場合、図1,図3,図6(a1)(a2)に示すように、脱圧経路50がピストン30によって開放されるので、吐出口13側が脱圧され、潤滑管路Wは次の給油に備えることができるようになる。次の始動指令信号の出力があるまで、待機状態になる。そして、始動指令信号があれば、上記と同様に作動をする。即ち、間欠的に潤滑油を供給することができる。
このような実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置Sにおいては、アクチュエータ40によるピストン30の進退動のみで、潤滑油の供給と、供給停止の際の脱圧を行うことができるので、潤滑油を吸入,吐出するシリンダ部15及びピストン30が脱圧弁の役目を担うことになり、そのため、従来のように脱圧弁を別途設ける必要がなくなり、また、駆動機構もアクチュエータ40でピストン30を進退動させる簡単な機構で良いことから構造も簡易であり、そのため、装置の小型化を実現でき、コストダウンを図ることができる。
また、ピストン30の動作中においては、第1検知部K1,第2検知部K2及び第3検知部K3によりピストン30の位置を検知することにより、ピストン30の進退動を制御するので、確実に作動を行わせることができる。この場合、第1検知部K1,第2検知部K2及び第3検知部K3は、ピストン30側に設けられたマグネット60を検知するホール素子61で構成しているので、簡易な手段で検知機構を構成でき、それだけ、構造を簡易にすることができる。
更に、アクチュエータ40は、正逆回転可能な電動モータ41によって正逆回転させられるネジシャフト45を備え、このネジシャフト45の回転を連係部材47を介してピストン30に伝達するので、ピストン30を強制的に進退動させることができ、そのため、ピストン30の動作を確実に行うことができ、潤滑油の粘度変化に影響されずに潤滑油の供給を確実に行うことができる。
更にまた、シリンダ部15の導入口16及び導出口17をシリンダ部15の先端部15bに形成しているので、導入口16をシリンダ部15の途中に設ける場合に比較して、ピストン30が引かれたことによる負圧が即座に導入口16に作用するので、潤滑油の粘度変化に影響されずに潤滑油の吸入を円滑に行わせることができる。
尚、上記実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置Sにおいては、アクチュエータ40を、電動モータ41及びネジシャフト45機構を備えて構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、エアシリンダ等のシリンダ装置等、別の機構を用いて構成しても良く、適宜変更して差し支えない。
また、上記実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置Sにおいては、第1検知部K1,第2検知部K2及び第3検知部K3は、連係部材47に設けられたマグネット60を検知するホール素子61で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、リミットスイッチや光センサ等を用いて構成しても良く、適宜変更して差し支えない。
更に、使用する潤滑油も上述したグリスに限らずオイルにも適用できる。更にまた、上記実施の形態に係る潤滑油用ポンプ装置Sは、射出成形機に限らず旋盤等の別の各種機械に設けた潤滑システムにおいても適用できることは勿論である
上記に本発明の実施形態などを詳細に説明したが、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施形態などに多くの変更を加えることが容易である。従って、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
この明細書に記載の文献の内容を全てここに援用する。

Claims (9)

  1. タンクに貯留された潤滑油を吸入して吐出口から吐出するシリンダ部及び該シリンダ部を進退動するピストンを備えたポンプ本体と、上記ピストンを進退動させるアクチュエータとを備え、上記吐出口に接続された潤滑管路に対し潤滑油を供給する供給時に上記吐出口側を加圧し、該潤滑管路への潤滑油の供給を停止する非供給時に上記吐出口側を脱圧するようにした潤滑油用ポンプ装置において、
    上記ピストンを、進出して潤滑油を吐出する第1位置,該第1位置から後退して潤滑油を吸引する第2位置,該第2位置から更に後退した第3位置の3位置に移動可能にし、上記ポンプ本体に、上記ピストンが第1位置及び第2位置間で移動するとき該ピストンによって閉塞されるとともに該ピストンが第3位置に後退したとき該ピストンによって開放される脱圧経路を形成したことを特徴とする潤滑用ポンプ装置。
  2. タンクに貯留された潤滑油を吸入口から吸入する吸入通路及び吸入した潤滑油を吐出口から吐出する吐出通路を備えたブロック状のポンプ本体と、該ポンプ本体に形成され上記吸入通路に連通し該吸入通路から潤滑油を導入する導入口及び上記吐出通路に連通し該吐出通路に潤滑油を導出する導出口を備えたシリンダ部と、該シリンダ部に進退動可能に挿通され後退時に上記導入口から潤滑油を吸入し進出時に上記導出口から潤滑油を吐出するピストンと、該ピストンを進退動させるアクチュエータとを備えて構成し、上記吐出口から該吐出口に接続された潤滑管路に対し潤滑油を供給する供給時に上記吐出通路を加圧し、該潤滑管路への潤滑油の供給を停止する非供給時に上記吐出通路を脱圧するようにした潤滑油用ポンプ装置において、
    上記ピストンを、進出して潤滑油を吐出する第1位置,該第1位置から後退して潤滑油を吸引する第2位置,該第2位置から更に後退した第3位置の3位置に移動可能にし、上記ポンプ本体のシリンダ部に、上記ピストンが第1位置及び第2位置間で移動するとき該ピストンによって閉塞されるとともに該ピストンが第3位置に後退したとき開放される第1通口及び第2通口を形成し、上記ポンプ本体に、上記第1通口と上記吐出通路とを接続する第1通路、及び、上記第2通口と上記吸入通路とを接続する第2通路を形成し、上記ピストンが上記第3位置に後退したとき上記吐出通路,第1通路,シリンダ部及び第2通路を通って上記吸入通路へ至る脱圧経路を形成することを特徴とする潤滑用ポンプ装置。
  3. 上記潤滑油の供給時に上記ピストンを上記第3位置から第1位置に移動させるとともに該第1位置及び第2位置の間で移動させ、上記潤滑油の非供給時に上記ピストンを上記第3位置に移動させて停止するように上記アクチュエータを駆動制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の潤滑用ポンプ装置。
  4. 上記ピストンが第1位置に位置したことを検知する第1検知部と、上記ピストンが第2位置に位置したことを検知する第2検知部と、上記ピストンが第3位置に位置したことを検知する第3検知部とを設け、上記駆動制御手段は、始動指令信号、第1検知部,第2検知部及び第3検知部からの検知信号、停止指令信号の各信号に基づいて、上記アクチュエータを駆動制御することを特徴とする請求項3記載の潤滑用ポンプ装置。
  5. 上記駆動制御手段による上記アクチュエータの制御は、始動指令信号が出力されたとき上記ピストンを進出させ、上記第1検知部の検知に基づいて上記ピストンを後退させ、上記第2検知部の検知に基づいて上記ピストンを進出させ、停止指令信号が出力されるまで上記第1検知部及び第2検知部の検知に基づいて上記ピストンを上記第1位置及び第2位置の間で往復移動させ、停止指令信号が出力されたとき上記ピストンを上記第3位置に向けて後退させ、上記第3検知部の検知に基づいて上記ピストンを停止させる制御であることを特徴とする請求項4記載の潤滑用ポンプ装置。
  6. 上記第1検知部,第2検知部及び第3検知部は、上記ピストン側に設けられたマグネットを検知するホール素子で構成したことを特徴とする請求項4または5記載の潤滑用ポンプ装置。
  7. 上記アクチュエータを、正逆回転可能な電動モータと、該電動モータによって正逆回転させられるネジシャフトと、該ネジシャフトに螺合するとともに上記ピストンに連係させられ該ネジシャフトの正逆回転により進退動させられて上記ピストンを進退動させる連係部材とから構成したことを特徴とする請求項3乃至6何れかに記載の潤滑用ポンプ装置。
  8. 上記ピストンが第1位置に位置したことを検知する第1検知部と、上記ピストンが第2位置に位置したことを検知する第2検知部と、上記ピストンが第3位置に位置したことを検知する第3検知部とを設け、上記駆動制御手段による上記アクチュエータの制御は、始動指令信号が出力されたとき上記電動モータを正転させて上記ピストンを進出させ、上記第1検知部の検知があったとき上記電動モータを所定休止時間停止させ、該所定休止時間経過後に上記電動モータを逆転させて上記ピストンを後退させ、上記第2検知部の検知があったとき上記電動モータを所定休止時間停止させ、該所定休止時間経過後に上記電動モータを正転させて上記ピストンを進出させ、停止指令信号が出力されるまで上記第1検知部及び第2検知部の検知に基づいて上記電動モータを所定休止時間停止させるとともにその後に正転若しくは逆転させ上記ピストンを上記第1位置及び第2位置の間で往復移動させ、停止指令信号が出力されたとき上記電動モータを逆転させて上記ピストンを上記第3位置に向けて後退させ、上記第3検知部の検知に基づいて上記ピストンを停止させる制御であることを特徴とする請求項7記載の潤滑用ポンプ装置。
  9. 上記シリンダ部の導入口及び導出口を該シリンダの先端部に形成し、上記導入口の前位に吸入のみ許容するインレットチェック弁を設け、上記導出口の後位に吐出のみ許容するアウトレットチェック弁を設けたことを特徴とする請求項2乃至8何れかに記載の潤滑用ポンプ装置。
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