JP6537869B2 - 液体注出装置本体及び液体注出装置 - Google Patents

液体注出装置本体及び液体注出装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体注出装置本体及び液体注出装置に関するものである。
従来、液体注出装置本体と、この液体注出装置本体の先端側に取り付けられたシリンジカートリッジとを備えた液体注出装置が知られている。この液体注出装置本体は、モータのような回転アクチュエータ(駆動源)の駆動によって、ピストンを該ピストンの軸方向に沿って筒体内を往復移動させ、先端側のシリンジカートリッジを通じて液体の吸入及び注出を行うように構成されている。
一方、シリンジカートリッジは、シリンジとプランジャとを有し、液体注出装置本体のピストンの進退(往復移動)によって、プランジャがシリンジに対して進退し、先端のノズルを通じて、シリンジカートリッジ内に液体を吸入したり、シリンジカートリッジ内の液体を注出したりするようになっている。
上述したカートリッジ式の液体注出装置として、例えば特許文献1、2には、駆動モータの駆動を制御することによりピストンの移動を制御して注出速度を調節するようにした液体注出装置が開示されている。
特開2006−230701号公報 特開2004−130005号公報
ところで、前述の液体注出装置は、吸入及び注出が行われる液体の種類によっては、液体を吸入及び注出する毎に、滅菌ガスや高圧水蒸気(例えば約120℃、1分間)による滅菌処理が必要となる場合がある。特に、手で直接把持する型式の液体注出装置では、装置使用時に手から液体注出装置本体側に種々の汚染が伝わることが考えられ、液体注出装置本体にもカートリッジ同様の滅菌処理を施すことが望まれている。
前述したように液体注出装置がモータ等の駆動源を有する場合、駆動源に滅菌ガスや水蒸気が入りこむと動作不具合や故障などの原因となる。例えば、特許文献1、2に記載の液体注出装置において滅菌処理をすると、ピストンと筒体内との間の隙間から滅菌ガスや水蒸気が浸入してしまう。このため、カートリッジのみを滅菌することはできても、液体注出装置本体は滅菌できないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、滅菌処理が可能な液体注出装置本体及び液体注出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る液体注出装置本体は、回転アクチュエータの駆動によって、ピストンを該ピストンの軸方向に沿って筒体内を進退させ、先端側に取り付けられるシリンジカートリッジを介して液体の吸入及び注出を行う液体注出装置本体であって、前記ピストンが進退可能に該ピストンの外周面と前記筒体の内周面との間の隙間を埋め、気体が外部から前記隙間を通じて前記回転アクチュエータ側に流入することを防止するシール部を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る液体注出装置本体において、前記シール部は、ピストンシールであることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る液体注出装置本体は、前記ピストンの先端側に取り付けられた、磁石を有する磁石部を備え、該磁石部は、前記シリンジカートリッジと前記ピストンとが一軸上に配置されるように前記シリンジカートリッジのプランジャと磁気的に接続され、前記ピストンは、前記磁石部を介して前記プランジャを前記シリンジカートリッジに対して進退させることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る液体注出装置本体は、前記ピストンの軸方向が長手方向となるように形成され、かつ全長が全幅よりも大きい筐体と、前記筐体の先端側に近接した個所に配設され、かつ前記回転アクチュエータを駆動させるための操作入力部を構成する先端側押ボタンと、を備え、前記回転アクチュエータの出力軸、前記ピストン、及び前記プランジャが一軸上に配置されることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る液体注出装置本体は、回転アクチュエータの駆動によって、ピストンを該ピストンの軸方向に沿って筒体内を進退させ、先端側に取り付けられるシリンジカートリッジを介して液体の吸入及び注出を行う液体注出装置本体であって、前記ピストンの先端側に取り付けられた、磁石を有する磁石部を備え、該磁石部は、前記シリンジカートリッジと前記ピストンとが一軸上に配置されるように前記シリンジカートリッジのプランジャと磁気的に接続され、前記ピストンは、前記磁石部を介して前記プランジャを前記シリンジカートリッジに対して進退させることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る液体注出装置は、前述の液体注出装置本体と、該液体注出装置本体の先端側に取り付けられたシリンジカートリッジと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、滅菌処理が可能な液体注出装置本体及び液体注出装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態である液体注出装置を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施形態である液体注出装置の縦断面を示す概略説明図である。 図3は、本発明の実施形態である液体注出装置の縦断面を示す斜視断面図である。 図4は、本発明の実施形態である液体注出装置本体の縦断面を示す概略説明図である。 図5は、本発明の実施形態である液体注出装置本体の縦断面を示す斜視断面図である。 図6は、図2に示す液体注出装置の要部拡大図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る液体注出装置本体及び液体注出装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態である液体注出装置1を示す斜視図である。この図1は、液体注出装置1を先端側から見た場合を示している。
ここで例示する液体注出装置1は、液体注出装置本体10と、この液体注出装置本体10の先端側に取り付けられたシリンジカートリッジ100及びノズル110とを備えている。液体注出装置1は、例えば薬液、試薬、又は検体等の液体を吸入したり注出したりするものである。液体注出装置1は、先端側がカートリッジ式とされており、シリンジカートリッジ100の取り替えが可能となっている。
図2は、本発明の実施形態である液体注出装置1の縦断面を示す概略説明図である。図3は、本発明の実施形態である液体注出装置1の縦断面を示す斜視断面図である。まず、本発明の実施形態である液体注出装置1が備えるシリンジカートリッジ100について説明する。
シリンジカートリッジ100は、シリンジ101と、このシリンジ101の基端側(図2において右側)から挿通されたプランジャ102とを備え、内部に液体を封入可能とされている。
シリンジ101は筒状に形成され、シリンジ101の先端側(図2において左側)は閉塞するとともに液体が通過する細径の流路103が形成されている。本実施形態において、シリンジカートリッジ100の先端に、取り外し可能なノズル110(注射針)が設けられている。
一方、シリンジ101の基端側は、プランジャ102によって閉塞されている。シリンジ101の後端部には、後述するシリンジカートリッジ保持部25と嵌合する凸部104が形成されている。
プランジャ102は円筒形状とされている。プランジャ102の後端部は、後述する磁石部50に取り付けられるプランジャ取付部102aを有している。プランジャ取付部102aは、磁石と吸着が可能な金属材料により構成されている。プランジャ102の外径は、シリンジ101の内径よりもわずかに小さく設定されている。プランジャ102は先端に、シリンジ101の径方向に密着するゴム部102bを有し、このゴム部102bによりシリンジ101の基端側が閉塞されている。そして、プランジャ102がシリンジ101内を進退することにより、ノズル110を通じて、シリンジ101内に液体を吸入したり、シリンジ101内の液体を注出したりすることができるようになっている。
図4は、本発明の実施形態である液体注出装置本体10の縦断面を示す概略説明図である。図5は、本発明の実施形態である液体注出装置本体10の縦断面を示す斜視断面図である。
液体注出装置本体10は、内部に収容空間を有する筐体11を備えている。筐体11は、左右一対の側方カバー11L,11Rが連結されることにより、内部に収容空間が形成されている。これら側方カバー11L,11Rは、それぞれ前後方向が長手方向となる長尺状のものであり、これにより筐体11の全長が全幅よりも大きくなっている。本実施形態において、筐体11は、外部からの気体の侵入を防止するシール構造を有している。
筐体11内には、筒体20、シリンジカートリッジ保持部25、アクチュエータユニット30、操作入力ユニット(操作入力部)40が設けられている。
筒体20は、筐体11の長手方向に延在している。筒体20の内部には、後述するピストン33、磁石部50、及びプランジャ102が配置されている。この筒体20内において、ピストン33、磁石部50、及びプランジャ102が進退(往復移動)可能とされている。
シリンジカートリッジ保持部25は円筒形状とされ、シリンジカートリッジ保持部25の先端側(図2及び図4において左側)が筐体11の先端部と連結し、シリンジカートリッジ保持部25の基端側が筒体20の先端側に連続して設けられている。シリンジカートリッジ保持部25は、シリンジカートリッジ100(シリンジ101)の外周側面を保持するとともにシリンジカートリッジ保持部25の基端側に形成された凹部26がシリンジ101の凸部104に嵌合している。これにより、シリンジカートリッジ保持部25は、シリンジカートリッジ100を保持し、シリンジカートリッジ100の移動を規制している。
本実施形態において、筐体11とシリンジカートリッジ保持部25、及びシリンジカートリッジ保持部25と筒体20との間の隙間は、気体の侵入を防止するシール構造とされている。すなわち、筐体11の外側からの気体の侵入や、筐体11とシリンジカートリッジ保持部25、シリンジカートリッジ保持部25と筒体20、の間の隙間からの気体の侵入は防止されている。
アクチュエータユニット30は、回転アクチュエータ31と、出力軸32と、ピストン33とを備えて構成されている。回転アクチュエータ31は、電動モータ311と減速機312とを備えている。電動モータ311は、回転アクチュエータ31の駆動源となるもので、筐体11の収容空間の基端側に収容された電池(図示なし)により供給される電力、並びに後述する制御回路から与えられる指令により駆動するものである。電動モータ311は、通電方向に応じて回転方向を任意に変更することのできるものである。
アクチュエータケース35は、略円筒状の形態をなしており、減速機312の先端部を構成する駆動軸部312aの外周域を覆うのに十分な延在長さを有している。このアクチュエータケース35は、自身の中心軸と駆動軸部312aの中心軸が一致するよう減速機312の外周部を覆っている。
出力軸32は、外周面にネジ溝を有する円柱状の出力基部321と、この出力基部321の基端側に連続する態様で設けられた出力基端部322とを有している。出力基端部322は、出力基部321よりも拡径となるものであり、その一部が互いに対向する面が平面となるよう二股状に分岐することで出力凹部323が形成されている。
ピストン33は、先端が閉塞された略円筒状をなすものであり、その外径の大きさは、筒体20の内径よりも僅かに小さいものである。また、ピストン33の内径の大きさは、出力軸32の外径、すなわち出力軸32の出力基部321の外径よりも僅かに大きいものである。また、ピストン33は、図示せぬバネ等の付勢手段により常時基端側に向けて付勢されている。
また、ピストン33の基端部には、ナット33aが取り付けられている。ナット33aは樹脂材料等から構成されるものである。このナット33aは、内周面にネジ溝が形成されており、ネジ溝を出力軸32のネジ溝に螺合させた状態で出力軸32に配設されている。このナット33aの外周部には、径方向外側に向けて延在する突片33bが形成されている。
そして、ピストン33と筒体20との間には、シール部60が設けられている(図6参照)。このシール部60は、ピストン33が進退可能にピストン33の外周面と筒体20の内周面との間の隙間を埋め、気体が外部から隙間を通じて回転アクチュエータ31側に流入することを防止するためのものである。本実施形態において、シール部60は、ピストン33の先端に形成された凹部33cと筒体20との間に、周方向に沿って配設されており、このシール部60によって、筒体20とピストン33との間が閉塞されている。
本実施形態においてシール部60は、具体的には、リング形状のピストンシールとされている。シール部60はピストン33が筒体20内で進退しても、摺動可能に設けられ、筒体20とピストン33との間の閉塞を維持できるようになっている。
なお、本実施形態においては、ピストン33の先端部にシール部60が設けられている場合を図示しているが、ピストン33の長手方向の中央部や基端部側にシール部60が設けられていても良い。すなわち、筒体20内から回転アクチュエータ31側に気体が流入することを防止するようにシール部60が設けられていれば良い。また、本実施形態では、シール部60が一か所のみ設けられている場合について図示しているが、シール部60は複数個所に設けられていても良い。
操作入力ユニット40は、作業者(利用者)が操作入力を行うためのものであり、本実施形態においては、第1押ボタン41a及び第2押ボタン41bからなる先端側押ボタン41を備えている。
先端側押ボタン41(第1押ボタン41a及び第2押ボタン41b)は、筐体11の先端側に近接した個所に設けられており、その頂部が筐体11より露出している。この先端側押ボタン41は、押下操作される場合に、基板44(回路基板)の一方の面(図2において上面)に取り付けられたスイッチをオンさせるものである。本実施形態において、例えば第1押ボタン41aは液体を注出するための操作ボタン、第2押ボタン41bは液体を吸入するための操作ボタンである。
また、基板44の他方の面には、ピストン33が待機位置に位置しているか否かを検出するための原点検出センサー45が設けられている。基板44は、筐体11の収容空間に収容されており、液体注出装置1の動作を制御する制御回路(図示せず)が実装されている。
そして、本実施形態の液体注出装置1は、液体注出装置本体10のピストン33の先端側と、シリンジカートリッジ100のプランジャ102の後端側との間に磁石部50を備えている(図6参照)。この磁石部50は、ピストン33の先端にネジ51によって固定されており、プランジャ102のプランジャ取付部102aと磁気的に接続される。金属材料からなるプランジャ取付部102aと磁石部50とは磁気力により強固に固定され、ピストン33の進退に応じて、プランジャ102は磁石部50を介してシリンジ101に対して進退することができる。
上記のように構成した液体注出装置1では、電源が投入された初期の状態において、アクチュエータユニット30のピストン33は基準位置に位置しており、ナット33aの突片33bが、図2に図示した位置よりも先端側である原点検出センサー45の検出可能領域に位置する。
このようにピストン33が基準位置に位置した状態で、第2押ボタン42が押下操作されると、制御回路は電動モータ311に駆動指令を与えて該電動モータ311を駆動させる。ここで制御回路が電動モータ311を駆動させる時間は、予め設定された量を吸引するのに十分な時間である。
このようにして電動モータ311を駆動すると、出力軸32が自身の軸心回りに回転する。アクチュエータケース35に対して出力軸32が回転すると、これに螺合するナット33aが設けられたピストン33が付勢手段の付勢力を受けつつ出力軸32の軸心方向に沿って基端側に向けて直線的に移動する。ピストン33が基端側に向けて直線的に移動すると、磁石部50を介してプランジャ102も基端側に向けて移動し、シリンジ101の内部空間101aが陰圧となることにより、ノズル110の先端から液体が吸入される。
そして、制御回路による電動モータ311の駆動が停止されると、ピストン33は、最も基端側に移動した進出位置に位置する。
次いで、第1押ボタン41aが押下操作されると、制御回路は電動モータ311に駆動指令を与えて該電動モータ311を駆動させる。なお、第1押ボタン41aを押下し液体を注出する場合、電動モータ311の回転軸を吸入時とは反対側に回転させるような通電方向にする。また制御回路が電動モータ311を駆動させる時間は、第1押ボタン41aを通じて入力されることにより予め設定された量を注出するのに十分な時間である。
上記のようにして電動モータ311を駆動すると、減速機312において適宜減速された回転力が出力軸32に伝達され、アクチュエータケース35(筒体20)に対して出力軸32が自身の軸心回りに回転する。アクチュエータケース35に対して出力軸32が回転すると、これに螺合するナット33aが設けられたピストン33が付勢手段の付勢力に抗して出力軸32の軸心方向に沿って先端側に向けて所定量だけ直線的に移動する。ピストン33が先端側に向けて直線的に移動することで、プランジャ102も直線的に移動し、シリンジカートリッジ100内に吸入された液体の一部(所定量)が注出(分注)される。
第1押ボタン41aの押下操作が行われる度に、液体注出装置1は、ピストン33が所定量だけ先端側に向けて直線的に移動して所定量の液体を注出し、ピストン33を構成するナット33aの突片33bが原点検出センサー45の検出可能領域に位置してピストン33が基準位置に位置することで今回の注出動作を終了する。
液体注出装置1は、シリンジカートリッジ100の滅菌処理だけでなく、液体注出装置本体10も滅菌処理(滅菌ガス処理、高圧水蒸気処理など)が必要となることがある。液体注出装置本体10は、前述したようにピストン33が進退可能にピストン33の外周面と筒体20の内周面との間の隙間を埋め、気体が外部から隙間を通じて回転アクチュエータ31側に流入することを防止するシール部60を備えている。すなわち、液体注出装置本体10では、シリンジカートリッジ100の取付位置から回転アクチュエータ側への気体の侵入をシール部60によって防止することができ、液体注出装置本体10は滅菌処理が可能となっている。
また、本実施形態においては、シール部60はピストンシールとされているので、ピストン33が筒体20内を進退可能に、ピストン33の外周面と筒体20の内周面との間の隙間を確実に埋めることができる。
また、液体注出装置本体10は、ピストンの先端に取り付けられた磁石部50を有しているので、ピストン33とシリンジカートリッジ100のプランジャ102とを磁気力を利用して容易に着脱することができる。
上述したように磁石部50によってピストン33とプランジャ102とを固定することにより、ピストン33とプランジャ102とを複雑な機構により固定する必要がないため、液体注出装置本体10の構成を簡素にでき、液体注出装置本体10の長手方向の長さを短くすることが可能となる。これにより、液体注出装置1において、回転アクチュエータ31と、ピストン33と、プランジャ102とを一軸上に配置しても、装置が長手方向に過剰に長くなることがないため、小型な装置を実現できる。例えば、液体注出装置1の長手方向の長さを短縮化することにより、人差し指で先端側押ボタン41を押圧するような握り方、すなわちペンを握るような握り方で、作業者が把持することが可能な液体注出装置を容易に実現することができる。
なお、上記の実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、液体注出装置本体10がシール部60を備える場合について説明したが、滅菌処理が必要でない場合は、シール部60を備えていなくても良い。
また、上述の実施形態では、液体注出装置本体10が磁石部50を有する場合について説明したが、磁石部50を有していなくても良い。この場合、例えば、ピストンとプランジャとが嵌合されるなど、他のロック機構により接続される構成とすれば良い。
また、上述の実施形態では、液体注出装置1において、ノズル110をシリンジカートリッジ100から取り外し可能な構造である場合について説明したが、ノズル110とシリンジカートリッジ100とが一体な構造とされていても良い。
また、上述の実施形態では、電池を電源とするものであったが、電池以外のバッテリーを電源として搭載しても良い。
1 液体注出装置
10 液体注出装置本体
11 筐体
11L 側方カバー
11R 側方カバー
20 筒体
25 シリンジカートリッジ保持部
30 アクチュエータユニット
31 回転アクチュエータ
311 電動モータ
312 減速機
312a 駆動軸部
32 出力軸
321 出力基部
322 出力基端部
323 出力凹部
33 ピストン
33a ナット
33b 突片
33c 凹部
35 アクチュエータケース
40 操作入力ユニット
41 先端側押ボタン
41a 第1押ボタン
41b 第2押ボタン
44 基板(回路基板)
50 磁石部
51 ネジ
60 シール部
100 シリンジカートリッジ
101 シリンジ
102 プランジャ
102a プランジャ取付部
102b ゴム部
103 流路
104 凸部
110 ノズル

Claims (4)

  1. 回転アクチュエータの駆動によって、ピストンを該ピストンの軸方向に沿って筒体内を進退させ、先端側に取り付けられるシリンジカートリッジを介して液体の吸入及び注出を行う液体注出装置本体であって、
    前記ピストンが進退可能に該ピストンの外周面と前記筒体の内周面との間の隙間を埋め、気体が外部から前記隙間を通じて前記回転アクチュエータ側に流入することを防止するシール部と、
    前記ピストンの先端側に取り付けられた、磁石を有する磁石部と、
    を備え
    前記シール部は、前記ピストンの先端に形成された凹部と前記筒体との間に、周方向に沿って配設されており、かつ前記磁石部は前記凹部の前記先端側の内壁を構成しており、
    該磁石部は、前記シリンジカートリッジと前記ピストンとが一軸上に配置されるように前記シリンジカートリッジのプランジャと磁気的に接続され、
    前記ピストンは、前記磁石部を介して前記プランジャを前記シリンジカートリッジに対して進退させることを特徴とする液体注出装置本体。
  2. 前記シール部は、ピストンシールであることを特徴とする請求項1に記載の液体注出装置本体。
  3. 前記ピストンの軸方向が長手方向となるように形成され、かつ全長が全幅よりも大きい筐体と、
    前記筐体の先端側に近接した個所に配設され、かつ前記回転アクチュエータを駆動させるための操作入力部を構成する先端側押ボタンと、を備え、
    前記回転アクチュエータの出力軸、前記ピストン、及び前記プランジャが一軸上に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の液体注出装置本体。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の液体注出装置本体と、該液体注出装置本体の先端側に取り付けられたシリンジカートリッジと、を備えることを特徴とする液体注出装置。
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