JP5891810B2 - 材料試験機 - Google Patents

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Description

この発明は、試験片に対して引張力を負荷して引張試験を行う材料試験機に関する。
このような材料試験機においては、試験片の両端を一対のつかみ具により把持するとともに、これらのつかみ具間の距離を変更することにより、試験片に対して引張力を付与する構成となっている。そして、このような材料試験機に使用されるつかみ具としては、油圧ポンプから供給される作動油により伝達される圧力(油圧)を利用してつかみ歯を移動させるつかみ具が使用されている(特許文献1参照)。
特開平11−271198号公報
特許文献1に記載されたように、油圧ポンプから供給される油圧を利用してつかみ歯を移動させるつかみ具を使用する場合には、駆動源となる油圧ポンプのコストが極めて高額となり、また、モータの駆動により動作する油圧ポンプによる消費電力も大きなものとなるという問題が生ずる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、電力を消費しない安価な構成でありながら、試験片を把持するつかみ具の把持力を得ることができる材料試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、試験片に対して引張力を負荷して引張試験を行う材料試験機において、モータの駆動により一対の柱状部材に沿って昇降するクロスヘッドと、一対のつかみ歯を開閉することにより試験片の両端を把持するつかみ具と、前記つかみ具に作動油を供給、および、前記つかみ具から作動油を排出することにより前記一対のつかみ歯を開閉駆動する油圧回路と、を備え、前記油圧回路は、当該油圧回路に油圧の補充が必要なときに作動油を送り出すための手動ポンプ装置と、前記モータの駆動による前記クロスヘッドの昇降動作に伴って、作動油を吐出する油圧発生器と、前記油圧発生器から吐出された作動油を、前記一対のつかみ歯を閉じる動作に用いる油圧として蓄える閉用アキュムレータと、前記油圧発生器から吐出された作動油を、前記一対のつかみ歯を開く動作に用いる油圧として蓄える開用アキュムレータと、前記閉用アキュムレータと前記つかみ具との間に配設され、作動油の流路を前記閉用アキュムレータから前記つかみ具に作動油を供給する流路と、前記つかみ具から排出された作動油をオイルタンクに戻す流路と、オイルタンクから前記油圧発生器に作動油を供給する流路と、に切り換える第1切換弁と、前記開用アキュムレータと前記つかみ具の間に配設され、作動油の流路を前記開用アキュムレータから前記つかみ具に作動油を供給する流路と、前記つかみ具から排出された作動油をオイルタンクに戻す流路と、オイルタンクから前記油圧発生器に作動油を供給する流路と、に切り換える第2切換弁と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記油圧発生器は、前記クロスヘッドに接続され、前記クロスヘッドの昇降運動を利用して作動油を吐出する複動式油圧シリンダである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記一対の柱状部材は、モータの駆動により回転する一対のねじ棹であり、前記クロスヘッドは、前記一対のねじ棹の回転力を受けて昇降し、前記油圧発生器は、前記モータの可逆回転を利用して作動油を双方向に吐出する双方向吐出ポンプである。
請求項1から請求項3に記載の発明によれば、材料試験機を稼働させる前に、手動ポンプ装置により油圧回路に圧油を供給した後は、材料試験を実行するときのクロスヘッドの昇降動作に伴って油圧発生器から発生する油圧を繰り返しアキュムレータに蓄圧し、その蓄圧された油圧力を用いて、つかみ具における一対のつかみ歯の開閉を行うことから、油圧駆動式つかみ具に圧油を供給するための油圧ポンプとそれを駆動する電動機を別に設ける必要がなく、省電力化を図ることが可能となる。
この発明に係る材料試験機の要部を示す正面図である。 上チャック部1の縦断面概要図である。 上チャック部1の横断面概要図である。 油圧回路を示す模式図である。 他の実施形態に係る油圧回路を示す模式図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る材料試験機の要部を示す正面図である。なお、この図1においては、カバー6の一部と基台5の一部を破断して、内部構造を示している。
この材料試験機は、後述するつかみ具10を各々内蔵した上チャック部1と下チャック部2とを備える。上チャック部1は、クロスヘッド3に固定されている。このクロスヘッド3の両端部は、左右一対のカバー6内に配設されたねじ棹15と螺合している。また、クロスヘッド3には、試験片に負荷された試験力を測定するためのロードセル7が配設されている。一方、下チャック部2は、基台5上に設置されたテーブル4に固定されている。
ねじ棹15の下端部には、同期ベルト16と係合する同期プーリー17が配設されている。また、同期ベルト16は、モータ19の駆動により回転する同期プーリー18とも係合している。このため、一対のねじ棹15は、モータ19の駆動により同期して回転する。そして、一対のねじ棹15が同期して回転することにより、クロスヘッド3は昇降する。
この材料試験機においては、上チャック部1におけるつかみ具10と下チャック部2におけるつかみ具10とにより試験片の両端を把持した状態でクロスヘッド3を上昇させることにより、試験片に対して引張力を負荷して引張試験を行う。そのときの引張力は、ロードセル7により測定される。
なお、つかみ具10は、管路41(後述する管路41a、41b)を介してアキュムレータ9(後述する開用アキュムレータ9a、閉用アキュムレータ9b)に蓄えられた油圧の供給を受けることにより、後述する一対のつかみ歯11が開閉される油圧駆動式のつかみ具である。
図2は、上チャック部1の縦断面概要図であり、図3は、上チャック部1の横断面概要図である。なお、下チャック部2も、この上チャック部1と同様の構成を有する。
この上チャック部1は、上チャック部1から下チャック部2に至る負荷軸方向に対して傾斜するテーパー状の摺動面21が形成されるとともに、この摺動面21とは逆側につかみ歯11が配設された一対のつかみ歯ホルダー12と、このつかみ歯ホルダー12における各摺動面21と各々当接する一対のテーパー状の案内面22が対向配置されたチャックフレーム13とを備えたつかみ具10を有する。このつかみ具10においては、一対のつかみ歯ホルダー12を負荷軸方向に移動させた場合に、つかみ歯ホルダー12の摺動面21とチャックフレーム13の案内面22とが摺動することにより、一対のつかみ歯11間の間隔が変更される。
また、この上チャック部1は、一対のつかみ歯ホルダー12を押圧することにより、一対のつかみ歯11を、それらが互いに近接する方向に付勢するピストン部材24と、このピストン部材24を囲むシリンダ部材25とを備えた油圧シリンダ機構26を備える。この油圧シリンダ機構26におけるシリンダ部材25の内部は、管路41aを介して高圧の作動油(圧油)を供給するための配管31と連結されている。この配管31から圧油を供給した場合には、ピストン部材24が下方に押圧され、一対のつかみ歯ホルダー12が下方に移動する。また、シリンダ部材25におけるピストン部材24との当接部より下方の空間は、管路41bを介して圧油を供給する配管32と連結されている。この配管32から圧油を供給した場合には、ピストン部材24が押し上げられ、一対のつかみ歯ホルダー12が上方に移動する。
上述したつかみ具10と油圧シリンダ機構26とは、上チャック部1の本体20内に配置されている。そして、この上チャック部1は、上述したように、クロスヘッド3に固定されている。
図4は、油圧回路を示す模式図である。
この材料試験機における油圧回路は、手動油圧ポンプ装置8と、油圧シリンダ50と、上チャック部1と下チャック部2における一対のつかみ歯ホルダー12を移動させて一対のつかみ歯11を閉じるための油圧を蓄える閉用アキュムレータ9aと、上チャック部1と下チャック部2における一対のつかみ歯ホルダー12を移動させて一対のつかみ歯11を開くための油圧を蓄える開用アキュムレータ9bと、作動油の流路を切り換える切換弁61、62を備える。
手動油圧ポンプ装置8は、この油圧回路に、油圧の補充が必要なときに作動油を送り出すものであり、油圧シリンダ50と切換弁61とを接続する管路43aに接続された管路44を介して接続されている。ここで、手動油圧ポンプ装置8は、例えば、オイルサーバと足踏み式のペダルを備え、オペレータの操作により所定圧力の作動油を油圧回路に供給する構成を有する手動ポンプ装置である。なお、この実施形態では、材料試験機をより電力を消費しない安価な構成とするため、手動油圧ポンプ装置8を採用しているが、この発明における手動ポンプ装置とは、この実施形態に示すような、オペレータのペダル操作による人力を作用させて作動油を送り出すポンプ装置の他に、オペレータの手動により駆動のON/OFFが切り換えられるモータ駆動式のポンプ装置を含む概念である。
また、管路44には開閉弁64が配設されており、この開閉弁64は、オペレータの手動操作により開閉される。すなわち、開閉弁64は、手動油圧ポンプ装置8を動作させるときに、オペレータの手動により開かれ、手動油圧ポンプ装置8を動作させないときには、閉じられている。
油圧シリンダ50は、クロスヘッド3に接続され、クロスヘッド3の昇降運動を利用して作動油を吐出する複動式油圧シリンダであり、この発明の油圧発生器として機能する。この油圧シリンダ50は、シリンダ55とピストン54とを備える。シリンダ55には、ピストン54が紙面に向かって上方に移動したときに作動油を管路43bに吐出する吐出口と、ピストン54が紙面に向かって下方に移動したときに作動油を管路43aに吐出する吐出口が形成されている。ピストン54には、上シリンダロッド51と下シリンダロッド52が接続されており、ピストン54の上下における受圧面積が等しくなるように構成されている。上シリンダロッド51は、連結部材57および固定部材58を介してクロスヘッド3に接続されている。これにより、油圧シリンダ50は、クロスヘッド3の昇降運動を利用して作動油を吐出することが可能となっている。
なお、図示は省略しているが、油圧シリンダ50は、カバー部材6に付設された支持部材により支持されている。また、連結部材57は、上シリンダロッド51を取り外し可能に構成されており、クロスヘッド3を試験片の長さに応じて大きく移動させたいときには、上シリンダロッド51を連結部材57から切り離すことにより、油圧シリンダ50内の作動油の抵抗を受けることなく、スムーズにクロスヘッド3を移動させることが可能である。
切換弁61は、閉用アキュムレータ9aと、つかみ具10を内装する上チャック部1および下チャック部2の間に配設され、この発明における第1切換弁として機能する。すなわち、切換弁61は、図示を省略した制御部からの制御信号により、作動油の流路を閉用アキュムレータ9aから上チャック部1および下チャック部2に作動油を供給する流路(管路43aと管路41aが連通)と、上チャック部1および下チャック部2から排出された作動油をオイルタンク63に戻す流路(管路41aと管路42aが連通)と、オイルタンク63から油圧シリンダ50に作動油を供給する流路(管路42aと管路43aが連通)と、に切り換える。
また、切換弁62は、開用アキュムレータ9bと、つかみ具10を内装する上チャック部1および下チャック部2の間に配設され、この発明における第2切換弁として機能する。すなわち、切換弁62は、図示を省略した制御部からの制御信号により、作動油の流路を開用アキュムレータ9bから上チャック部1および下チャック部2に作動油を供給する流路(管路43bと管路41bが連通)と、上チャック部1および下チャック部2から排出された作動油をオイルタンク63に戻す流路(管路41bと管路42bが連通)と、オイルタンク63から油圧シリンダ50に作動油を供給する流路(管路42bと管路43bが連通)と、に切り換える。
以上のような構成を有する材料試験機において、最初に引張試験を実行するときには、開閉弁64を開放した状態で、オペレータが手動油圧ポンプ装置8を操作して、油圧回路に所定圧力の作動油を供給する。手動油圧ポンプ装置8により油圧回路に供給された作動油は、管路43aに配設された閉用アキュムレータ9aに流入し、油圧として蓄えられる。なお、このときの切換弁61の流路は、管路43aが他の管路41a、42aのどちらとも連通していない状態である。こうして、閉用アキュムレータ9aに油圧が蓄えられると、オペレータは開閉弁64を閉止する。
次に、つかみ具10により試験片を把持させる。このときには、切換弁61が切り換えられ、管路43aと管路41aとが連通状態となる。そうすると、閉用アキュムレータ9aから管路41a、配管31を介して上チャック部1および下チャック部2のシリンダ部材25に高圧の作動油(圧油)が供給され、一対のつかみ歯ホルダー12が油圧により一対のつかみ歯11の間の距離を狭める方向に移動する。そして、試験片の両端が上チャック部1のつかみ具10と下チャック部2のつかみ具10とにより把持された状態となる。この状態においては、試験片の端部は、一対のつかみ歯11により、一定の把持力で把持されている。なお、このときには、切換弁62は、管路41bと管路42bとが連通する状態となっている。また、油圧シリンダ50のピストン54は、試験終了時の待機位置であるシリンダ55の最下端に位置している。
この状態で引張試験を実行する。このときには、切換弁62は、いずれの管路も連通しない閉じた状態とし、切換弁61は、管路42aと管路43aとが連通する状態とする。試験片に引っ張り負荷を与えるためにクロスヘッド3を上昇させると、クロスヘッド3の上昇に伴って、油圧シリンダ50のピストン54が上昇し、ピストン54の押圧力により油圧シリンダ50から吐出された作動油は、管路43bを介して開用アキュムレータ9bに流入し油圧として蓄えられる。そして、油圧シリンダ50のピストン54が移動した分、シリンダ55内の下部に生じる空間には、オイルタンク63から管路42a、43aを介して作動油が供給される。
引張試験が終了し、試験片を取り外すときには、切換弁61、62が切り換えられ、切換弁61は管路41aと管路42aとを連通し、切換弁62は管路41bと管路43bとを連通する状態となる。そうすると、開用アキュムレータ9bから管路41b、配管32を介して上チャック部1および下チャック部2のシリンダ部材25に高圧の作動油(圧油)が供給され、一対のつかみ歯ホルダー12が、油圧により一対のつかみ歯11の間の距離を広くする方向に移動する。このときに配管31から上チャック部1および下チャック部2から排出される作動油は、管路41a、管路42aを介してオイルタンク63に戻される。そして、試験片の両端は、上チャック部1のつかみ具10と下チャック部2のつかみ具10とによる把持から解放された状態となる。
さらに、引張試験が終了したときには、クロスヘッド3が下降し、油圧シリンダ50のピストン54は、待機位置に戻される。このときには、切換弁61は、管路43aが他の管路41a、42aのどちらとも連通していない状態とし、切換弁62は、管路42bと管路43bとが連通する状態とする。クロスヘッド3の下降に伴って、油圧シリンダ50のピストン54が下降し、ピストン54の押圧力により油圧シリンダ50から吐出された作動油は、管路43aを介して閉用アキュムレータ9aに流入し油圧として蓄えられる。そして、油圧シリンダ50のピストン54が移動した分、シリンダ55内の上部に生じる空間には、オイルタンク63から管路42b、43bを介して作動油が供給される。なお、新たに閉用アキュムレータ9aに蓄えられた油圧は、次の引張試験の準備で、試験片を把持させるためにつかみ具10を動作させるときに使用される。
このように、この材料試験機の油圧回路では、引張試験を行うに際して昇降するクロスヘッド3の運動を利用して、クロスヘッド3の昇降に伴って油圧シリンダ50から吐出された作動油を、繰り返し閉用アキュムレータ9aおよび開用アキュムレータ9bに油圧として蓄えている。つかみ具10の開閉動作には、これら閉用アキュムレータ9aおよび開用アキュムレータ9bに蓄えられた油圧を使用することから、油圧駆動式つかみ具に作動油を供給するための油圧ポンプとそれを駆動する電動機を別に設ける必要がなく、省電力化を図ることができる。また、この油圧回路における手動油圧ポンプ装置8は、上述したように、この材料試験機を稼働させて最初に引張試験を行うとき、あるいは、閉用アキュムレータ9aに蓄えられている油圧が、試験片を把持する力を生じさせるのに十分でないときなどに、オペレータが操作して油圧回路に油圧を補充するものである。このため、試験準備におけるオペレータの作業を煩雑にすることがなく、従来のように、材料試験機に電源が投入されている間に油圧ポンプを動かすためのモータを駆動させ続けて、電力を無駄に消費するようなこともない。
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図5は、他の実施形態に係る油圧回路を示す模式図である。なお、上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
この油圧回路は、上述した油圧回路における油圧シリンダ50に換えて双方向ポンプ70を備える。この双方向ポンプ70は、図1を参照して説明した、ねじ棹15を回転させるモータ19のモータ軸に連結されている。モータ19は、上述したように一対のねじ棹15にクロスヘッド3を昇降させる回転力を与えるものである。すなわち、双方向ポンプ70は、クロスヘッド3を昇降させるときのモータ19の正方向の回転と逆方向の回転を利用して圧油を双方向に吐出するものであり、この発明のクロスヘッド3の昇降動作に伴って、圧油を吐出する油圧発生器として機能する。なお、双方向ポンプ70としては、ベーンポンプなどを使用することができる。
この油圧回路においても、クロスヘッド3を上昇させると、一対のねじ棹15にクロスヘッド3を昇降させる回転力を与えるモータ19の駆動により、双方向ポンプ70から管路43bに作動油が吐出される。そして、その作動油は開用アキュムレータ9bに流入し油圧として蓄えられる。一方、クロスヘッドを下降させると、一対のねじ棹15にクロスヘッド3を昇降させる回転力を与えるモータ19の駆動により、すなわち、クロスヘッド3を上昇させるときとは逆回転となるモータ軸の回転により、双方向ポンプ70から管路43aに作動油が吐出される。そして、その作動油は閉用アキュムレータ9aに流入し油圧として蓄えられる。
このように、この油圧回路においても、クロスヘッド3の昇降させるモータ19の駆動により、繰り返し閉用アキュムレータ9aおよび開用アキュムレータ9bに油圧を蓄えている。そして、つかみ具10の一対のつかみ歯11の開閉動作には、これら閉用アキュムレータ9aおよび開用アキュムレータ9bに蓄えられた油圧を使用している。このため、この材料試験機では、クロスヘッド3の移動用とは別に、双方向ポンプ70のみを駆動する電動機を設ける必要がなく、省電力化を図ることができる。
1 上チャック部
2 下チャック部
3 クロスヘッド
4 テーブル
5 基台
6 カバー
7 ロードセル
8 手動油圧ポンプ装置
9 アキュムレータ
10 つかみ具
11 つかみ歯
12 つかみ歯ホルダー
13 チャックフレーム
15 ねじ棹
16 同期ベルト
17 同期プーリー
18 同期プーリー
19 モータ
21 摺動面
22 案内面
24 ピストン部材
25 シリンダ部材
26 油圧シリンダ機構
31 配管
32 配管
41 管路
42 管路
43 管路
50 油圧シリンダ
51 上シリンダロッド
52 下シリンダロッド
54 ピストン
55 シリンダ
57 接続部材
58 固定具
61 切換弁
62 切換弁
63 オイルタンク
64 開閉弁
70 双方向ポンプ

Claims (3)

  1. 試験片に対して引張力を負荷して引張試験を行う材料試験機において、
    モータの駆動により一対の柱状部材に沿って昇降するクロスヘッドと、
    一対のつかみ歯を開閉することにより試験片の両端を把持するつかみ具と、
    前記つかみ具に作動油を供給、および、前記つかみ具から作動油を排出することにより前記一対のつかみ歯を開閉駆動する油圧回路と、
    を備え、
    前記油圧回路は、
    当該油圧回路に油圧の補充が必要なときに作動油を送り出すための手動ポンプ装置と、
    前記モータの駆動による前記クロスヘッドの昇降動作に伴って、作動油を吐出する油圧発生器と、
    前記油圧発生器から吐出された作動油を、前記一対のつかみ歯を閉じる動作に用いる油圧として蓄える閉用アキュムレータと、
    前記油圧発生器から吐出された作動油を、前記一対のつかみ歯を開く動作に用いる油圧として蓄える開用アキュムレータと、
    前記閉用アキュムレータと前記つかみ具との間に配設され、作動油の流路を前記閉用アキュムレータから前記つかみ具に作動油を供給する流路と、前記つかみ具から排出された作動油をオイルタンクに戻す流路と、オイルタンクから前記油圧発生器に作動油を供給する流路と、に切り換える第1切換弁と、
    前記開用アキュムレータと前記つかみ具の間に配設され、作動油の流路を前記開用アキュムレータから前記つかみ具に作動油を供給する流路と、前記つかみ具から排出された作動油をオイルタンクに戻す流路と、オイルタンクから前記油圧発生器に作動油を供給する流路と、に切り換える第2切換弁と、
    を備えることを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記油圧発生器は、前記クロスヘッドに接続され、前記クロスヘッドの昇降運動を利用して作動油を吐出する複動式油圧シリンダである材料試験機。
  3. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記一対の柱状部材は、モータの駆動により回転する一対のねじ棹であり、
    前記クロスヘッドは、前記一対のねじ棹の回転力を受けて昇降し、
    前記油圧発生器は、前記モータの可逆回転を利用して作動油を双方向に吐出する双方向吐出ポンプである材料試験機。
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