JP3380603B2 - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP3380603B2
JP3380603B2 JP25103293A JP25103293A JP3380603B2 JP 3380603 B2 JP3380603 B2 JP 3380603B2 JP 25103293 A JP25103293 A JP 25103293A JP 25103293 A JP25103293 A JP 25103293A JP 3380603 B2 JP3380603 B2 JP 3380603B2
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    • F01P3/202Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine for outboard marine engines
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、エンジン支持部材の下
部にオイルパンが設けられた船外機に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】船外機としては、エンジンとして4サイ
クルエンジンを用い、このエンジンを支持するエンジン
支持部材の下部にオイルパンを結合したものがある。そ
して、この種の船外機は、エンジンを冷却する冷却水
(海水)がエンジン支持部材から下方へ流出され、前記
エンジン、エンジン支持部材およびオイルパン等を覆う
ケーシングの下部に流されてそこからエンジン外に排出
される構造になっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種の船外機では、
前記ケーシングにおけるオイルパンに近接する部分の腐
食が促進されることがあった。これは、エンジン用冷却
水として使用する海水がエンジン支持部材から流出する
ときにオイルパンにかかり、温度の高いオイルパンによ
って水分が蒸発されてオイルパンの外壁面に塩が堆積す
るからであった。 【0004】すなわち、オイルパンの外壁面に堆積した
塩が次第に大きくなってオイルパンとケーシングとの間
の隙間が埋められてしまい、腐食する。 【0005】このような不具合は、オイルパンの外壁面
に広範囲にわたって冷却水を供給し、この冷却水によっ
てオイルパンの表面温度を低下させると共に外壁面に付
着している塩を溶かして洗い流すようにすれば解消する
ことができる。 【0006】オイルパンの外壁面に冷却水を流してその
表面温度を下げるようにした船外機としては、図8およ
び図9に示すものがある。 【0007】図8は従来の船外機の側面図、図9はオイ
ルパン外壁に冷却水を供給する部分を拡大して示す断面
図である。これらの図において、1はエンジン、2はエ
ンジン支持部材、3はこのエンジン支持部材2の下部に
結合されたオイルパンである。4はケーシングで、この
ケーシング4は、エンジン1を収容するエンジン上部カ
バー5およびエンジン下部カバー6と、オイルパン3を
収容するアッパーケース7と、プロペラ8を支持するロ
アケース9とから形成され、支持手段10を介して不図
示の船体に連結される構造になっている。11はエンジ
ン1のクランク軸(図示せず)に連結されたドライブシ
ャフトで、前記プロペラ8を駆動するように構成されて
いる。 【0008】前記エンジン支持部材2とオイルパン3と
の結合部は、図9に示すように、エンジン支持部材2の
下部に隔壁2a,2bを設け、これらの隔壁2a,2b
の下端面にガスケット12を介してオイルパン3の上端
面およびアッパーケース7の上端面を当接させる構造に
なっている。そして、隔壁2a,2bおよびガスケット
12によって画成された空間Sにエンジン用冷却水を一
箇所から供給し、この冷却水を、ガスケット12に多数
穿設された透孔12aからオイルパン3の外壁面3aに
導くように構成されていた。なお、冷却水が供給される
前記空間Sはオイルパン3の外周に沿うように形成され
ていた。 【0009】ところが、上述したように構成した場合、
冷却水の供給量を多く設定しなければ冷却水を前記外壁
面3aの広範囲にわたって供給することができないとい
う不具合があった。これは、前記空間Sに供給された冷
却水は、ガスケット12に多数穿設された透孔12aの
うち冷却水供給口に近い方の透孔12aから多く流出す
るからである。すなわち、冷却水の供給量が少ないと、
冷却水供給口から離れた透孔12aからは僅かしか冷却
水が流出しなくなってしまう。 【0010】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、冷却水でオイルパンの外壁面に堆積
した塩を洗い流すと共に外壁面を冷却させるに当たり、
冷却水をその供給量が少なくてもオイルパンの広範囲に
わたって流すことができるようにすることを目的とす
る。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機は、
オイルパンの外部に、上部が開口されてオイルパンの外
周に沿って延びかつ冷却水が供給される凹溝を設け、こ
の凹溝を、上部開口縁から溢出した冷却水がケーシング
の内壁面に伝わる構造としたものである。 【0012】 【作用】凹溝から溢出する冷却水の量は凹溝が延在する
範囲の全域にわたって略均等になるから、冷却水は凹溝
への供給量が少なくてもオイルパンの広範囲にわたって
流されるようになる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図7に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る船外機の上
部の概略構成を示す側面図、図2は図1におけるA矢視
図、図3は本発明に係る船外機の要部を示す断面図、図
4は図3におけるIV−IV線断面図、図5はガイドエキゾ
ーストの平面図で、同図は図3におけるB矢視図であ
る。図6は図4におけるVI−VI線断面図、図7は図6に
おけるVII−VII線断面図である。なお、図4の破断位置
は図6中にIV−IV線によって示した。 【0014】これらの図において、21はエンジン支持
部材としてのガイドエキゾーストで、このガイドエキゾ
ースト21の上部にエンジンEが結合され、下部にアッ
パーケース22およびオイルパン23が結合されてい
る。ガイドエキゾースト21は図3に示すようにアッパ
ーケース22の上端開口部を閉塞する構造になってい
る。さらに、このガイドエキゾースト21は、図4およ
び図5に示すようにエンジンEの排気口(図示せず)に
連通された排気通路21aが形成されると共に、エンジ
ンEのオイルを後述するオイルパン23に流すオイル排
出路21bおよびオイルパン23から吸い上げられたオ
イルをエンジンEへ導くオイル供給路21cや、エンジ
ン用冷却水としての海水をエンジンEへ導くための冷却
水通路21dが形成されている。 【0015】また、このガイドエキゾースト21にはエ
ンジンEのクランク軸Cに連結されたドライブシャフト
24が上下に貫通している。このドライブシャフト24
は、アッパーケース22の前部を通り、このアッパーケ
ース22の下部に結合される不図示のロアケースへ延び
ており、下端部がロアケース内で不図示のプロペラ軸に
連結されている。このドライブシャフト24が回転する
ことによってプロペラ(図示せず)が回転することにな
る。 【0016】前記アッパーケース22は、オイルパン2
3を収容すると共に、オイルパン23を上下に貫通する
排気管25が内部に開口しており、従来周知のように排
気通路の一部を構成している。図3において22aは排
気消音室、22bはエンジンEが低速運転しているとき
に排気が排出される排気導出口である。また、アッパー
ケース22内の前部に設けられた符号26で示すもの
は、アッパーケース22を図1中に符号27で示すエン
ジン支持手段に弾性支持させるためのマウント機構であ
る。 【0017】オイルパン23は、上方に向けて開口しか
つ排気管25を通すための中空部28を有する略有底筒
状に形成され、上部開口端が前記ガイドエキゾースト2
1によって閉塞されている。そして、このオイルパン2
3内に形成されるオイル室29には、オイルを吸い上げ
るためのオイル供給管30と、このオイル供給管30の
下端に設けられたオイルストレーナ31とが配設されて
いる。このオイル供給管30はオイルパン23の上部開
口から突出され、ガイドエキゾースト21のオイル供給
路に接続されている。なお、オイルパン23の底にはオ
イルドレンプラグ32が螺着されている。 【0018】33はエンジン用冷却水をオイルパン23
の外壁面に導くための水路形成部材である。この水路形
成部材33は、本実施例ではゴムによって一体成形さ
れ、オイルパン23が嵌入可能な環状に形成されると共
に、上方に向けて開口する凹溝34と、この凹溝34に
エンジン用冷却水を供給するためのウォーターホース3
5とが形成されている。そして、この水路形成部材33
は、その中央穴に上方からオイルパン23の下部を挿入
させるようにしてオイルパン23の上部に嵌着されてい
る。本実施例では、水路形成部材33が前記嵌着位置か
ら下がらないように、オイルパン23の外壁面に支承用
突起23aを複数突設し、この突起23aに水路形成部
材33を支承させている。 【0019】また、前記水路形成部材33の嵌着位置
は、この船外機を使用して船舶が航走するときに、凹溝
34の延在方向が水平となるように設定されている。な
お、オイルパン23の右側部は、図4に示すように水路
形成部材33の上側となる部分が水路形成部材33より
側方へ突出しており、オイルパン23の上部開口を可及
的大きくしてオイル容量を大きく採ることができるよう
に構成されている。オイルパン23の前記側方突出部を
図4において符号23bで示す。 【0020】前記凹溝34は、オイルパン23の外周に
沿ってオイルパン23の右側面から後面を経て左側面に
わたるように延びており、オイルパン23の後面側とな
る部分にてウォーターホース35の開口(冷却水供給
口)に連通されている。また、この凹溝34はオイルパ
ン23の後面と対応する部分が最も浅く、そこからオイ
ルパン23の側方を前方へ向けて延びるにしたがって次
第に深くなるように形成されている。前記ウォーターホ
ース35における冷却水流の上流側は、図7に示すよう
に、エンジンEの後述する冷却水通路から冷却水が送ら
れる冷却水移送管36にガイドエキゾースト貫通管35
aを介して接続されている。 【0021】すなわち、冷却水はウォーターホース35
から凹溝34に供給され、オイルパン23の三方に延び
る凹溝34内を満たすようになる。また、ウォータホー
ス35から冷却水が凹溝34に流れ込むときにはウォー
ターホース35の開口方向が右向き(図6においては左
向き)である関係から凹溝34におけるオイルパン23
の左側に位置する部位には冷却水が流れ難いが、本実施
例では、左右に略均等に冷却水が供給されるように、ウ
ォーターホース35の開口と対向する部分にリブ37,
38を立設させてある。 【0022】さらに、この凹溝34は上部開口縁に冷却
水導出用の切欠き39が凹溝34の延在方向に間隔をお
いて複数形成されている。この切欠き39は、オイルパ
ン23とアッパーケース22との隙間が比較的狭くなる
部分(オイルパン23の左右となる部分)に配設されて
いる。すなわち、凹溝34に冷却水を供給し続けると、
冷却水は凹溝34に満たされた後に前記切欠き39を通
って凹溝外に溢れ出し、水路形成部材33の外側面から
底面を伝ってオイルパン23の外壁面に導かれることに
なる。 【0023】図4および図6において凹溝34の底部に
形成された符号40で示すものは水抜き穴である。この
水抜き穴40は、凹溝34の内外を連通するように凹溝
34の底部に穿設されている。そして、この水抜き穴4
0は凹溝34の形成範囲の略全域にわたって間隔をおい
て複数形成されている。このように水抜き穴40を凹溝
34に設けると、エンジン停止後に冷却水がこの水抜き
穴40を通って凹溝34から排出されるので、エンジン
Eが長時間停止されている間に海水からなる冷却水が乾
いて凹溝34内に塩が溜まるのを防ぐことができる。 【0024】ここで、エンジンEの冷却系の構造につい
て説明する。エンジンEの冷却水流入口は上述したよう
にガイドエキゾースト21の冷却水通路21dに連通さ
れ、この冷却水通路21dを介してオイルパン23の冷
却水通路41に連通されている。この冷却水通路41
は、図3に示すようにオイルパン23を上下に貫通する
ようにオイルパン23に一体に設けられ、オイルパン2
3の底部に貫通固着された冷却水供給管42に連通され
ている。そして、この冷却水供給管42は下端部が不図
示の冷却水ポンプを介してロアケース内の海水中に開口
しており、この冷却水ポンプから吐出された海水をオイ
ルパン23の冷却水通路41に供給するように構成され
ている。 【0025】すなわち、エンジンEの冷却水流入口には
ロアケース内の海水が冷却水供給管42→オイルパン2
3の冷却水通路41→ガイドエキゾースト21の冷却水
通路21dという経路を経て供給される。エンジンEに
流入した冷却水は図1中に破線矢印で示すようにエンジ
ンE内を流れ、最上部に位置するサーモスタット弁装置
43からエンジンE外へ導き出され冷却水移送管36に
流される。なお、このサーモスタット弁装置43は、エ
ンジンE内を流れる冷却水の温度が予め定めた温度より
低いときには冷却水をエンジンE内で循環させ、冷却水
温度が前記設定温度を上回ったときに冷却水を冷却水移
送管36へ導出させる従来周知の構造になっている。 【0026】このため、通常走航時にはエンジンEの冷
却水はサーモスタット弁装置43から冷却水移送管36
へ流され、この冷却水移送管36からガイドエキゾース
ト貫通管35aを介してウォーターホース35へ流され
ることになる。 【0027】なお、図1および図2において符号44は
カム軸駆動用ベルト式伝動装置、45は点火プラグ、4
6は気化器である。 【0028】このように構成された船外機では、エンジ
ンEの暖機が終了して前記サーモスタット弁装置43を
通って冷却水がエンジンEから導出されるようになる
と、この冷却水はウォーターホース35から水路形成部
材33の凹溝34に供給されるようになる。そして、凹
溝34に流入した冷却水は、その一部が前記水抜き穴4
0を通って凹溝外に流出すると共に大部分が凹溝34の
上部開口縁部から溢出してオイルパン23の外壁面に伝
えられることになる。すなわち、凹溝34から溢出する
冷却水の量は凹溝34が延在する範囲の全域にわたって
略均等になるから、冷却水を凹溝34への供給量が少な
くてもオイルパン23の広範囲にわたって流すことがで
きるようになる。 【0029】したがって、凹溝34に供給する冷却水の
量を少なく設定しても、オイルパン34の外壁面とアッ
パーケース22の内壁面との間に堆積した塩を冷却水に
よって広範囲にわたって確実に洗い流すことができると
共に、オイルパン23の外壁面を冷却水によって冷却す
ることができる。 【0030】また、本実施例では水路形成部材33をゴ
ムによって形成したため、複雑な形状のオイルパン23
に装着させるに当たっては弾性変形させることによって
行うことができる。このため、取付を容易に行うことが
できる。さらに、弾性変形が容易であると以下に述べる
ような利点がある。すなわち、凹溝34内や水路形成部
材33の外面に塩が堆積したとしても、堆積部分を撓ま
せることによって容易に塩を取り除くことができる。 【0031】なお、本実施例では凹溝をオイルパン23
の外部に設けるに当たってオイルパン23に取付けられ
る水路形成部材33を用いたが、凹溝はオイルパン23
の上部に一体に形成してもよい。さらに、凹溝34を有
する水路形成部材33は、オイルパン23の上方に位置
するガイドエキゾースト21に支持させることもでき
る。このようにする場合には、凹溝34から溢出した冷
却水がオイルパン23に伝わるように、ガイドエキゾー
スト21とオイルパン23とを一連に形成しておく。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る船外機
は、オイルパンの外部に、上部が開口されてオイルパン
の外周に沿って延びかつ冷却水が供給される凹溝を設
け、この凹溝を、上部開口縁から溢出した冷却水がケー
シングの内壁面に伝わる構造としたため、凹溝から溢出
する冷却水の量は凹溝が延在する範囲の全域にわたって
略均等になるから、冷却水は凹溝への供給量が少なくて
もオイルパンの広範囲にわたって流されるようになる。 【0033】したがって、少量の冷却水でオイルパンの
外壁面に堆積した塩を広範囲にわたって確実に洗い流す
ことができると共に、オイルパンの外壁面を冷却するこ
とができる。そして、オイルパンには塩が堆積し難くな
るから、オイルパンの近傍に位置するケーシングが塩の
堆積に起因して割れるのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る船外機の上部の概略構成を示す側
面図である。 【図2】図1におけるA矢視図である。 【図3】本発明に係る船外機の要部を示す断面図であ
る。 【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。 【図5】ガイドエキゾーストの平面図で、同図は図3に
おけるB矢視図である。 【図6】図4におけるVI−VI線断面図である。 【図7】図6におけるVII−VII線断面図である。 【図8】従来の船外機の側面図である。 【図9】従来の船外機におけるオイルパン外壁に冷却水
を供給する部分を拡大して示す断面図である。 【符号の説明】 21 ガイドエキゾースト 22 アッパーケース 23 オイルパン 33 水路形成部材 34 凹溝 39 切欠き

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンを支持するエンジン支持部材の
    下部にオイルパンが結合され、このオイルパンの外周が
    ケーシングによって覆われた船外機において、前記オイ
    ルパンの外部に、上部が開口されてオイルパンの外周に
    沿って延びかつエンジン用冷却水が供給される凹溝を設
    け、この凹溝を、上部開口縁から溢出した前記冷却水が
    ケーシングの内壁面に伝わる構造としたことを特徴とす
    る船外機。
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