JP3946321B2 - 船外機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マニホールドエキゾーストの外側において冷却水を排出し、この冷却水でマニホールドエキゾーストを冷却している船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の船外機のマニホールドエキゾーストの上端部付近には、冷却水排出孔およびアイドル用排気孔が形成されている。この冷却水排出孔から冷却水がマニホールドエキゾーストの外側面に沿って流下し、マニホールドエキゾーストを冷却している。また、アイドル時には、エンジンの排気ガスは、アイドル用排気孔からマニホールドエキゾーストの外に排出されている。そして、定常運転時には、エンジンの排気ガスは、マニホールドエキゾーストに導かれて下方に排出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、冷却水排出孔から排出された冷却水が、アイドル用排気孔からマニホールドエキゾースト内に流入し、エンジンに向かって流れることがある。その結果、エンジンの排気通路が腐食することがある。また、海水が排気バルブに達した場合には、バルブとシートとの間に、錆や塩付きなどが生じ、隙間が発生する。そのため、エンジンの出力が低下したりすることがある。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、冷却水がマニホールドエキゾースト内に流れ込むことを極力防止することができる船外機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本出願の請求項1記載の発明の船外機は、エンジン(16)が載置されているとともに排気路(52)を具備するガイドエキゾースト(38)と、ガイドエキゾーストの下面から垂下しているとともに潤滑オイルが溜まっているオイルパン(61)と、このオイルパンの中央部に形成されているとともに上下方向に延在しているマニホールドエキゾースト用空間(64)と、側壁がオイルパンとの間に隙間を有している状態でマニホールドエキゾースト用空間に配置されているとともに、前記エンジンの排気ガスをガイドエキゾーストの排気路を介して下方に導く筒状のマニホールドエキゾースト(63)と、このマニホールドエキゾーストの外側で冷却水を排出し、この冷却水でマニホールドエキゾーストを冷却する冷却水排水開口(67)と、前記ガイドエキゾーストの排気路から直接ガイドエキゾーストの外周面に向かって延在して、前記冷却水排水開口からの水が侵入しないようにマニホールドエキゾースト用空間を介さずに、アイドル時の排気ガスをオイルパンの外側空間(81)に導くアイドル用排気流路(71,91)とを備えている。
【0006】
また、本出願の請求項2記載の発明の船外機は、エンジンが載置されているとともに排気路を具備するガイドエキゾーストと、ガイドエキゾーストの下面から垂下しているとともに潤滑オイルが溜まっているオイルパンと、このオイルパンの中央部に形成されているとともに上下方向に延在しているマニホールドエキゾースト用空間と、このマニホールドエキゾースト用空間に側壁がオイルパンとの間に隙間を有している状態で配置されているとともに、前記エンジンの排気ガスをガイドエキゾーストの排気路を介して下方に導く筒状のマニホールドエキゾーストと、このマニホールドエキゾーストの外側で冷却水を排出し、この冷却水でマニホールドエキゾーストを冷却する冷却水排水開口と、前記オイルパンおよびマニホールドエキゾーストの外側をカバーしているケーシング(3,4)と、このケーシングの後部上端部に形成されているアイドル膨張室(6)と、前記ガイドエキゾーストの排気路から直接後方に、前記冷却水排水開口からの水が侵入しないようにマニホールドエキゾースト用空間を介さずに、アイドル膨張室まで延在しているアイドル用排気流路(96)とを備えている。
【0007】
さらに、前記アイドル用排気流路に、サブアイドル膨張室(72)が設けられている場合がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における船外機の実施の第1の形態を図1ないし図5を用いて説明する。図1は本発明における船外機を横から見た断面図である。図2は図1の要部拡大断面図である。図3は船外機下部の断面図で、図5の III-III断面図である。図4はガイドエキゾーストの底面図である。図5はオイルパンおよびマニホールドエキゾーストの底面図である。なお、図2において、ガイドエキゾーストのアイドル用排気流路の位置が、二点鎖線の想像線で図示されている。このアイドル用排気流路は、ガイドエキゾーストの排気路における船外機の進行に対して左側の壁に設けられており、図2に図示されているガイドエキゾーストの排気路の右側の壁には設けられていない。また、図3において、マフラーの排水溝は断面で図示されている。
【0009】
船外機は、上側から順番にアッパーカウリング1、ロワーカウリング2、アッパーケーシング3およびロワーケーシング4からなるハウジングで覆われている。アッパーケーシング3およびロワーケーシング4で、ケーシングが構成されているとともに、アッパーケーシング3の後部上端部には、アイドル膨張室6が形成され、このアイドル膨張室6には、アイドル時用排気口7が設けられている。また、アッパーケーシング3の下側後部には、排水部8が形成されている。そして、ロワーケーシング4には、冷却水取入口11および冷却水排出口12が形成されている。この冷却水排出口12は、アッパーケーシング3の排水部8と連通している。
【0010】
そして、アッパーカウリング1およびロワーカウリング2からなるカウリング内にエンジン16が設けられ、エンジン16のクランクシャフト17は、ドライブシャフト19に連結されている。ドライブシャフト19はアッパーケーシング3の内部を上下方向に貫通し、その下端はロワーケーシング4の下部に達しており、傘歯車などの伝達機構21を介して、後端部にプロペラ22が取り付けられているプロペラシャフト24を回転駆動している。これらドライブシャフト19、伝達機構21およびプロペラシャフト24により推進機の駆動系が構成されている。ドライブシャフト19の中間部には冷却水ポンプ27が、また、クランクシャフト17の下端部にオイルポンプ28が設けられ、ドライブシャフト19やクランクシャフト17の回転により駆動されている。さらに、シフトロッド29の下端部が、前記伝達機構21を前進、中立または後進に切り換えている。
【0011】
船外機を小型船舶に装着するための取り付けブラケット33は、小型船舶のトランサム36などに取り付けられて固定されている。この取り付けブラケット33の後部に、ピボット軸などを介して船外機本体が回動自在に取り付けられている。
【0012】
前記エンジン16は、アルミ合金製のガイドエキゾースト38上に載置固定され、L型の4サイクル4気筒であり、略水平なシリンダー41が上下方向に4個設けられており、各シリンダー41にはピストン42が摺動可能に配置されている。このピストン42には、コンロッド43の一端が連結され、コンロッド43の他端は、クランクシャフト17に連結されている。
【0013】
エンジン16の燃焼室49で燃焼した燃焼ガスは、エンジン16の排気流路を通り、ガイドエキゾースト38の排気路52およびオイルパン61の連通路62を介して、マニホールドエキゾースト63に流入している。このオイルパン61は、ガイドエキゾースト38の下面に垂下して取り付けられており、その中央部にはマニホールドエキゾースト用空間64が上下方向に延在している。このマニホールドエキゾースト用空間64に、筒状のマニホールドエキゾースト63が上下方向に延在して配置されており、マニホールドエキゾースト63は、上端部がオイルパン61に取り付けられているとともに、内部空間がオイルパン61の連通路62に連通している。また、マニホールドエキゾースト63の側壁は、オイルパン61と間隔を有しており、マニホールドエキゾースト63の側壁とオイルパン61との間には隙間が形成されている。
【0014】
さらに、マニホールドエキゾースト63の外側面には、上端から下方に向かって冷却水ジャケット66が形成されている。この冷却水ジャケット66は、マニホールドエキゾースト63の外側面に沿ってリング状に形成されているとともに、その下端には、2個の冷却水排水開口としての排水孔67が形成されている。
【0015】
そして、ガイドエキゾースト38の下面には、凹部が設けられ、アイドル用排気流路71が略水平に形成されている。この様にして、アイドル用排気流路71は、排気路52からガイドエキゾースト38の外周面である左側面に向かって延在している。このアイドル用排気流路71の途中は大きく膨らんでサブアイドル膨張室72が形成されている。このアイドル用排気流路71の下面は、ガスケット74で閉じられている。そして、このガスケット74には図示しない水抜き孔が形成されている。
【0016】
また、オイルパン61の下側には、筒状のマフラー76が取り付けられ、オイルパン61とアッパーケーシング3との間の空間および、マフラー76とアッパーケーシング3との間の空間は水溜め81となっている。この様に、アッパーケーシング3は、オイルパン61、マフラー76およびマニホールドエキゾースト63などの外側をカバーしている。そして、マフラー76の上端における中央部左側および後部には、排水溝79が形成され、この排水溝79は、オイルパン61のオーバーフロー部82の下端と連通しているとともに、アッパーケーシング3の排水部8とも連通している。このオーバーフロー部82は、オイルパン61の左側の部分に設けられており、潤滑オイルはオイルパン61の前後および右側の部分のオイル溜部に溜められている。なお、アイドル用排気流路71の排気口は水溜め81と連通し、また、ガイドエキゾースト38の排気路52はオイルパン61の連通路62と連通している。
【0017】
この様に構成されている船外機のエンジン16が稼働すると、エンジン16の燃焼ガスすなわち排気ガスは、エンジン16の排気流路を通り、ガイドエキゾースト38の排気路52などを介してマニホールドエキゾースト63に流入している。そして、プロペラ22が比較的高速で回転している場合には、排気ガスは、マニホールドエキゾースト63の下面開口から下方に流れ、マフラー76などを介してプロペラ22のボスから船外機の外に排気されている。一方、アイドリング時には、ロワーケーシング4内に侵入している水が、プロペラ22のボスからの排気を阻止しており、排気ガスは、矢印で図示するように、ガイドエキゾースト38の排気路52からアイドル用排気流路71を通過して、水溜め81の上部に流れ込む。ついで、アイドル膨張室6に流れ込み、アイドル時用排気口7から船外機の外に排気されている。そして、アイドル用排気流路71のサブアイドル膨張室72およびアイドル膨張室6を通過する際に、排気ガスは膨張しており、アイドル時のエンジン16の出力性能を向上させているとともに、アイドル時の騒音を軽減している。
【0018】
冷却水取入口11から吸い込まれた船外機の外の水すなわち冷却水は、冷却水ポンプ27で汲み上げられて、パイプ80などを介して、エンジン16などに供給され、エンジン16などを冷却している。その後、エンジン16などを冷却した冷却水は、水溜め81に流れ込んでいる。そして、水溜め81の水位が上昇すると、オーバーフロー部82および排水溝79を介して排水部8に流入し、冷却水排出口12から船外機の外に排出されている。また、冷却水の一部が、マニホールドエキゾースト63の冷却水ジャケット66の上端部に流入し、マニホールドエキゾースト63を冷却し、その後、冷却水ジャケット66の下端の排水孔67から排出されている。そして、マニホールドエキゾースト63を冷却しながら流下し、マフラー76などを介して、プロペラ22のボスから船外機の外に排出されている。なお、図3において、水溜め81から排水溝79への冷却水の流れが、分かり易いように、排水溝79が断面で図示されており、排水孔67やマニホールドエキゾースト63の真下に排水溝79が存在しているように見えるが、実際には、排水孔67やマニホールドエキゾースト63の真下には、排水溝79は存在せず、排水孔67からの冷却水や、マニホールドエキゾースト63からの排気ガスは、マフラー76に流れ込んでいる。
【0019】
また、クランクシャフト17の回転により、オイルポンプ28が稼働し、オイルパン61内の潤滑オイルをエンジン16内に供給し、クランクシャフト17の軸受部やシリンダー41の摺動面などを潤滑している。
【0020】
前述の様に、この実施の形態では、アイドル用排気流路71はオイルパン61の外側の空間すなわち水溜め81の上部に開口し、一方、冷却水排水開口である排水孔67は、オイルパン61の中央部に形成されているマニホールドエキゾースト用空間64に開口しており、両者はオイルパン61で隔てられている。したがって、排水孔67から排水された冷却水が、アイドル用排気流路71内に侵入することを防止することができる。
【0021】
また、マニホールドエキゾースト63が、冷却水ジャケット66内に溜まる冷却水で効率よく冷却されており、単に冷却水が掛けられているものに比して、マニホールドエキゾースト63の温度をより効果的に低下させることができる。
【0022】
次に、本発明における船外機の実施の第2の形態について説明する。図6は実施の第2の形態の船外機下部を後側から見た断面図である。なお、この実施の第2の形態の説明において、前記実施の第1の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、図6は、実施の第1の形態の図3に対応する図面である。
【0023】
実施の第2の形態においては、実施の第1の形態のアイドル用排気流路71に代えて、アイドル用排気流路91が設けられており、このアイドル用排気流路91は、ガイドエキゾースト38内部を貫通している細長い孔で構成されている。このアイドル用排気流路91は、ドリルなどの切削装置で、外側から穿たれており、ガイドエキゾースト38の外壁の切削穴は栓92で閉じられている。そして、アイドル用排気流路91の外側の端部は、水溜め81の上部と連通している。
【0024】
実施の第2の形態の船外機は、この様に構成されており、アイドル時には、エンジン16からの排気ガスは、矢印で図示するように、ガイドエキゾースト38の排気路52およびアイドル用排気流路91を通って、水溜め81の上部に流れ込む。ついで、アイドル膨張室6に流れ込み、アイドル時用排気口7から船外機の外に排気されている。
【0025】
次に、本発明における船外機の実施の第3の形態について説明する。図7は実施の第3の形態の船外機を横から見た要部断面図である。図8はガイドエキゾーストの底面図である。なお、この実施の第3の形態の説明において、前記実施の第1の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、図7は実施の第1の形態の図2に対応し、図8は実施の第1の形態の図4に対応している。
【0026】
実施の第3の形態においては、実施の第1の形態のアイドル用排気流路71に代えて、アイドル用排気流路96が設けられており、このアイドル用排気流路96は細長い孔で構成され、ガイドエキゾースト38の排気路52からガイドエキゾースト38内部を後方に向かって延在している。このアイドル用排気流路96の外側の端部は、アイドル膨張室6と連通している。
【0027】
実施の第3の形態の船外機は、この様に構成されており、アイドル時には、エンジン16からの排気ガスは、矢印で図示するように、ガイドエキゾースト38の排気路52およびアイドル用排気流路96を通って、アイドル膨張室6に流れ込み、アイドル時用排気口7から船外機の外に排気されている。
【0028】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)実施の形態においては、エンジン16は4サイクル4気筒であるが、エンジンの形式や気筒数は適宜変更可能である。たとえば、2サイクルにしたり、単気筒にしたりすることも可能である。
【0029】
(2)実施の形態においては、アイドル用排気流路は略水平に形成されているが、傾斜していることも可能である。また、アイドル用排気流路は略真っ直ぐであるが、曲げることも可能である。
(3)サブアイドル膨張室は設けることも可能であるし、また、設けないことも可能である。
【0030】
(4)冷却水ジャケット66は設けることも可能であるし、設けないことも可能である。ただし、冷却水ジャケット66を設けた方が、マニホールドエキゾースト63を効率よく冷却することができる。また、冷却水ジャケット66や排水孔67などは、その構造、数量や大きさなどを適宜変更することが可能である。
(5)実施の形態においては、マニホールドエキゾースト63はオイルパン61を介してガイドエキゾースト38に取り付けられているが、ガイドエキゾースト38に直接取り付けることも可能である。
【0031】
【発明の効果】
本出願の請求項1記載の発明によれば、アイドル用排気流路はガイドエキゾーストの排気路から直接ガイドエキゾーストの外周面に向かって延在し、冷却水排水開口からの水が侵入しないようにマニホールドエキゾースト用空間を介さずに、アイドル時の排気ガスをオイルパンの外側の空間に導き、一方、冷却水排水開口はマニホールドエキゾーストの外側で冷却水を排出し、この冷却水でマニホールドエキゾーストを冷却している。そして、このマニホールドエキゾーストはオイルパンの中央部に形成されているマニホールドエキゾースト用空間に配置されており、アイドル用排気流路の排気口と冷却水排水開口との間には、オイルパンが存在している。したがって、冷却水排水開口から排出された冷却水が、アイドル用排気流路に侵入することを防止することができる。
【0032】
本出願の請求項2記載の発明によれば、アイドル用排気流路は、ガイドエキゾーストの排気路から直接後方に、前記冷却水排水開口からの水が侵入しないようにマニホールドエキゾースト用空間を介さずに、アイドル膨張室まで延在している。したがって、冷却水排水開口から排出された冷却水が、アイドル用排気流路に侵入することを防止することができる。
【0033】
さらに、前記アイドル用排気流路に、サブアイドル膨張室が設けられている場合には、サブアイドル膨張室で排気ガスを膨張させており、アイドル時の騒音を軽減している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明における船外機を横から見た断面図である。
【図2】 図2は図1の要部拡大断面図である。
【図3】 図3は船外機下部の断面図で、図5の III-III断面図である。
【図4】 図4はガイドエキゾーストの底面図である。
【図5】 図5はオイルパンおよびマニホールドエキゾーストの底面図である。
【図6】 図6は実施の第2の形態の船外機下部を後側から見た断面図である。
【図7】 図7は実施の第3の形態の船外機を横から見た要部断面図である。
【図8】 図8はガイドエキゾーストの底面図である。
【符号の説明】
3 アッパーケーシング
4 ロワーケーシング
6 アイドル膨張室
16 エンジン
38 ガイドエキゾースト
52 排気路
61 オイルパン
63 マニホールドエキゾースト
64 マニホールドエキゾースト用空間
67 排水孔(冷却水排水開口)
71 アイドル用排気流路
72 サブアイドル膨張室
81 水溜め(オイルパンの外側空間)
91 アイドル用排気流路
96 アイドル用排気流路

Claims (3)

  1. エンジンが載置されているとともに、排気路を具備するガイドエキゾーストと、
    ガイドエキゾーストの下面から垂下しているとともに、潤滑オイルが溜まっているオイルパンと、
    このオイルパンの中央部に形成されているとともに、上下方向に延在しているマニホールドエキゾースト用空間と、
    側壁がオイルパンとの間に隙間を有している状態で、マニホールドエキゾースト用空間に配置されているとともに、前記エンジンの排気ガスを、ガイドエキゾーストの排気路を介して下方に導く筒状のマニホールドエキゾーストと、
    このマニホールドエキゾーストの外側で冷却水を排出し、この冷却水でマニホールドエキゾーストを冷却する冷却水排水開口と、
    前記ガイドエキゾーストの排気路から直接ガイドエキゾーストの外周面に向かって延在して、前記冷却水排水開口からの水が侵入しないようにマニホールドエキゾースト用空間を介さずに、アイドル時の排気ガスをオイルパンの外側空間に導くアイドル用排気流路とを備えている船外機。
  2. エンジンが載置されているとともに、排気路を具備するガイドエキゾーストと、
    ガイドエキゾーストの下面から垂下しているとともに、潤滑オイルが溜まっているオイルパンと、
    このオイルパンの中央部に形成されているとともに、上下方向に延在しているマニホールドエキゾースト用空間と、
    側壁がオイルパンとの間に隙間を有している状態で、マニホールドエキゾースト用空間に配置されているとともに、前記エンジンの排気ガスを、ガイドエキゾーストの排気路を介して下方に導く筒状のマニホールドエキゾーストと、
    このマニホールドエキゾーストの外側で冷却水を排出し、この冷却水でマニホールドエキゾーストを冷却する冷却水排水開口と、
    前記オイルパンおよびマニホールドエキゾーストの外側をカバーしているケーシングと、
    このケーシングの後部上端部に形成されているアイドル膨張室と、
    前記ガイドエキゾーストの排気路から直接後方に、前記冷却水排水開口からの水が侵入しないようにマニホールドエキゾースト用空間を介さずに、アイドル膨張室まで延在しているアイドル用排気流路とを備えている船外機。
  3. 前記アイドル用排気流路に、サブアイドル膨張室が設けられていることを特徴としている請求項1または2記載の船外機。
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