JPWO2011071143A1 - 積層型セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

小型であり、耐電圧性が高く、セラミック層間で剥がれが生じ難い積層型セラミック電子部品を提供する。積層型セラミック電子部品は、直方体状のセラミック焼結体10と、複数の第1及び第2の内部電極11,12とを備えている。複数の第1及び第2の内部電極11,12は、セラミック焼結体10の内部に、互いに対向するように交互に設けられている。第1及び第2の内部電極11,12は、第1及び第2の面10aに平行である。第1及び第2の内部電極11,12は、第5及び第6の面の少なくとも一方に露出している一方、第3及び第4の面10c、10dには露出しないように設けられている。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの第3及び第4の面10c、10d側の端部の全てには、屈曲部が存在しない。

Description

本発明は、積層型セラミック電子部品に関する。特に、本発明は、直方体状のセラミック焼結体と、セラミック焼結体の内部に、互いに対向するように交互に設けられている複数の第1及び第2の内部電極とを備える積層型セラミック電子部品に関する。
従来、携帯電話やノート型パソコンなどの電子機器において、積層型セラミック電子部品の代表例として、例えば積層セラミックコンデンサが多用されている。
近年、積層セラミックコンデンサの小型、大容量化が進んできている。従来、アルミ電解コンデンサやタンタルコンデンサが用いられていた電源回路等でも、10〜100μFの大容量積層セラミックコンデンサが使用されている。一般的に、静電容量は、比誘電率、内部電極の対向面積、内部電極の積層枚数に比例し、誘電体層の厚みに反比例する。このため、決められた寸法内で大きな静電容量を得るために、様々な工夫がなされている。大容量積層セラミックコンデンサは、その誘電体層が厚み1μm以下にまで達し、チタン酸バリウムなどの誘電体材料には、高い結晶性を維持しつつ粒子径を1μm以下に微細化することが求められる。また、内部電極の積層枚数は1000層にまで達するものもあり、平滑でカバレッジの良い電極が求められる。さらに、製造過程でセラミック層と内部電極は一体に焼結されてモノリシック構造とされるが、焼結時の膨張、収縮によって発生する内部応力を低減させ、構造欠陥の無い構造体が求められる。それに伴い、例えば下記の特許文献1などにおいて、セラミックグリーンシートおよび内部電極を薄層化し高積層化しても焼成後にクラックやデラミネーション等の欠陥を防止できる積層セラミック電子部品及びその製造方法が種々提案されている。
特開2003−318060号公報
積層型セラミック電子部品を高機能化する方法のひとつとして、高い機能を有するセラミック材料を開発する方法が挙げられる。しかしながら、高い機能を有するセラミック材料の開発には、時間と労力が必要となる。
積層型セラミック電子部品を高機能化する他の方法としては、セラミック層を薄層化し、積層数を増大させると共に、内部電極の対向面積を増大させる方法が挙げられる。
しかしながら、セラミック層が薄く、積層数が多く、かつ内部電極の対向面積が大きな積層型セラミック電子部品は、耐電圧性が低いという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型でありつつ、耐電圧性が高い積層型セラミック電子部品を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究した結果、内部電極の端部に生じている、屈曲部の存在が耐電圧性を低下させていることを見出し、その結果、本発明をなすに至った。すなわち、内部電極を形成するための導体パターンが形成されているセラミックグリーンシートを積層した場合、グリーンシートの積層位置ずれや内部電極との密度差、内部電極の形成時の滲みに起因して、図23に示すように、導体パターン2の端部に、微少な屈曲部2aが形成される。この屈曲部2aが生じると、屈曲部2a(特に内側)に電界が集中しやすいため、積層型セラミック電子部品の耐電圧性が低下していることが見出された。
本発明に係る積層型セラミック電子部品は、直方体状のセラミック焼結体と、複数の第1及び第2の内部電極とを備えている。セラミック焼結体は、セラミック材料を含む。セラミック焼結体は、第1及び第2の面と、第3及び第4の面と、第5及び第6の面とを有する。第1及び第2の面は、第1の方向と第2の方向とに沿って延びている。第2の方向は、第1の方向に垂直である。第3及び第4の面は、第3の方向と第1の方向とに沿って延びている。第3の方向は、第1及び第2の方向の両方に垂直である。第5及び第6の面は、第2及び第3の方向に沿って延びている。複数の第1及び第2の内部電極は、セラミック焼結体の内部に、互いに対向するように交互に設けられている。第1及び第2の内部電極は、第1及び第2の面に平行である。第1及び第2の内部電極は、第3及び第4の面の少なくとも一方に露出している一方、第5及び第6の面には露出しないように設けられている。第1及び第2の内部電極のそれぞれの第5及び第6の面側の端部の全てには、屈曲部が存在しない。第2の方向において、複数の第1及び第2の内部電極のそれぞれの両端の位置がそろっている。
なお、本発明において、「屈曲部が存在しない」には、屈曲部の長さがゼロである場合のみならず、屈曲部の長さが1μm以下である場合を含むものとする。
本発明に係る積層型セラミック電子部品のある特定の局面では、前記セラミック焼結体が、長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1,第2の主面と、幅方向及び厚み方向に沿って延びる第1,第2の端面と、長さ方向及び厚み方向に沿って延びる第1,第2の側面とを有し、前記第1の方向が長さ方向であり、前記第2の方向が幅方向であり、前記第3の方向が厚み方向であり、前記第1及び第2の面が第1及び第2の主面であり、前記第3及び第4の面が第1及び第2の側面であり、前記第5及び第6の面が第1及び第2の端面である。
本発明に係る積層型セラミック電子部品の他の特定の局面では、前記第1の方向が長さ方向であり、前記第2の方向が厚み方向であり、前記第3の方向が幅方向であり、前記第1及び第2の面が第1及び第2の側面であり、前記第3及び第4の面が第1及び第2の主面であり、前記第5及び第6の面が第1及び第2の端面である。
本発明に係る積層型セラミック電子部品のさらに他の特定の局面では、前記複数の第1の内部電極が前記第3の面に露出しており、第4の面側の端部が第4の面に露出しておらず、前記複数の第2の内部電極が、前記第4の面に露出しており、前記第3の面側には端部が露出していない。前記複数の第1の内部電極及び前記複数の第2の内部電極のうち少なくとも一方において、前記第4の面または前記第3の面側の端部に、当該内部電極の残りの部分よりも厚みの厚いサドル部が形成されている。前記複数の第1の内部電極の複数のサドル部及び前記第2の内部電極の前記複数のサドル部の少なくとも一方において、該複数のサドル部のうちの少なくとも1つのサドル部が残りのサドル部に対し前記第3の方向において重なり合わないように形成されている。この場合には、セラミック焼結体の製造に際し、第1,第2の内部電極積層方向に未焼成のセラミック積層体を加圧しセラミック層同士を密着させた場合、サドル部の全てが重ねられている場合に比べて、セラミック積層体において段差が生じ難い。従って、焼成後にデラミネーションなどが生じ難い。また、耐電圧性を高めることができる。
本発明に係る積層型セラミック電子部品のさらに他の特定の局面では、互いに対向する第1及び第2の内部電極の間に位置するセラミック層の層厚は、0.3μm〜2μmの範囲内にある。この場合、複数の屈曲点を有する屈曲部が存在すると耐電圧性が大きく低下するため、本発明が特に有効である。
本発明に係る積層型セラミック電子部品のさらに別の特定の局面では、互いに対向する第1及び第2の内部電極の間に位置するセラミック層の層厚は、第1及び第2の内部電極の厚みの1倍〜3倍の範囲内にある。この場合、複数の屈曲点を有する屈曲部が存在すると耐電圧性が大きく低下するため、本発明が特に有効である。
本発明では、第1及び第2の内部電極のそれぞれの第5及び第6の面側の端部には、屈曲点を複数有する屈曲部が存在しない。このため、第1及び第2の内部電極間のセラミック層を薄くし、積層数を多くした場合であっても、耐電圧性の低下を抑制できる。従って、小型化と、高い耐電圧性との両立を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図ある。 図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図5は、図1のV−V線に沿う断面の部分拡大断面図である。 図6は、導体パターンが印刷されたセラミックグリーンシートの略図的平面図である。 図7は、セラミック部材の略図的斜視図である。 図8は、両側面上にセラミック層を形成する工程を表す略図的斜視図である。 図9は、第1の実施形態の積層型セラミック電子部品の変形例を説明するための部分拡大正面図である。 図10は、実施例1、比較例1及び比較例2の積層型セラミック電子部品における屈局部の数と絶縁破壊電圧BDVとを示す図である。 図11は、本発明の他の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。 図12は、図11の線III−IIIにおける略図的断面図である。 図13は、図11の線IV−IVにおける略図的断面図である。 図14は、導体パターンが印刷されたセラミックグリーンシートの略図的斜視図である。 図15は、積層体を形成する工程を説明するための略図的正面図である。 図16は、セラミック部材の略図的斜視図である。 図17は、両端面上にセラミック層を形成する工程を表す略図的斜視図である。 図18は、セラミック焼結体の略図的斜視図である。 図19は、実施形態に記載の方法により作成された積層型セラミック電子部品の断面写真である。 図20は、第1の変形例に係るセラミック電子部品の略図的断面図である。 図21は、第2の変形例に係るセラミック電子部品の略図的断面図である。 図22は、図21の線XVI−XVIにおける略図的断面図である。 図23は、屈曲部が生じた内部電極の端部の模式的拡大図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の積層型セラミック電子部品の具体的な実施形態を説明する。但し、本発明のセラミック電子部品は、積層型セラミック電子部品1に何ら限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。図2は、図1の線II−IIにおける略図的断面図である。図3は、図2の線III−IIIにおける略図的断面図である。図4は、図2の線IV−IVにおける略図的断面図である。図5は、図1の線V−V線に沿う部分の部分拡大断面図である。図6は、図5のVI部分の拡大略図的断面図である。
図1に示すように、本実施形態の積層型セラミック電子部品2は、直方体状のセラミック焼結体10を備えている。セラミック焼結体10は、第1及び第2の主面10a、10b(第1及び第2の面)と、第1及び第2の側面10c、10d(第3及び第4の面)と、第1及び第2の端面10e、10f(第5及び第6の面)とを備えている。第1及び第2の主面10a、10b(第1及び第2の面)は、長さ方向L(第1の方向)及び幅方向W(第2の方向)に沿って延びている。第1及び第2の側面10c、10d(第3及び第4の面)は、長さ方向L(第1の方向)及び厚み方向T(第3の方向)に沿って延びている。第1及び第2の端面10e、10f(第5及び第6の面)は、幅方向W(第2の方向)及び厚み方向T(第3の方向)に沿って延びている。
セラミック焼結体10は、セラミック材料を含む。本実施形態では、セラミック焼結体10には、セラミック材料の他に、Siやガラス成分などの焼成助剤などが含まれている。焼成助剤としてのガラス成分の具体例としては、アルカリ金属成分やアルカリ土類金属成分を含む珪酸塩ガラス、硼酸塩ガラス、ホウ珪酸ガラス、リン酸塩ガラス等が挙げられる。
セラミック材料の種類は、積層型セラミック電子部品2に要求される機能等に応じて適宜選択することができる。
例えば、製造しようとする積層型セラミック電子部品2がコンデンサである場合は、誘電体セラミックによりセラミック焼結体10を形成することができる。誘電体セラミックの具体例としては、例えば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどが挙げられる。誘電体セラミックには、例えば、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を適宜添加してもよい。
例えば、製造しようとする積層型セラミック電子部品2がセラミック圧電素子である場合は、圧電セラミックによりセラミック焼結体10を形成することができる。圧電セラミックの具体例としては、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミックなどが挙げられる。
例えば、製造しようとする積層型セラミック電子部品2がサーミスタ素子である場合は、半導体セラミックによりセラミック焼結体10を形成することができる。半導体セラミックの具体例としては、例えば、スピネル系セラミックなどが挙げられる。
例えば、製造しようとする積層型セラミック電子部品2がインダクタ素子である場合は、磁性体セラミックによりセラミック焼結体10を形成することができる。磁性体セラミックの具体例としては、例えば、フェライトセラミックなどが挙げられる。
図2〜図5に示すように、セラミック焼結体10の内部には、複数の第1及び第2の内部電極11,12が設けられている。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれは、第1及び第2の主面10a、10bに対して平行に設けられている。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの平面形状は、矩形である。複数の第1及び第2の内部電極11,12は、厚み方向Tにおいて互いに対向するように交互に配置されている。すなわち、第1及び第2の内部電極11,12は、厚み方向Tにおいて、セラミック焼結体10に複数設けられたセラミック層15を介して対向するように配置されている。
なお、セラミック層15の層厚は、例えば、0.3μm〜2μmの範囲内にあることが好ましい。また、第1及び第2の内部電極11,12の厚みは、例えば、0.2μm〜1μmの範囲内にあることが好ましい。セラミック層15の層厚は、第1及び第2の内部電極11,12の厚みの1倍〜3倍の範囲内にあることが好ましい。
第1の内部電極11は、第1の端面10eに露出している一方、第2の端面10f、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dには露出していない。一方、第2の内部電極12は、第2の端面10fに露出している一方、第1の端面10e、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dには露出していない。
第1の端面10e上には、第1の外部電極13が設けられている。第1の外部電極13は、第1の内部電極11に接続されている。一方、第2の端面10f上には、第2の外部電極14が設けられている。第2の外部電極14は、第2の内部電極12に接続されている。
なお、第1及び第2の内部電極11,12並びに第1及び第2の外部電極13,14の形成材料は、導電材料である限りにおいて特に限定されない。第1及び第2の内部電極11,12並びに第1及び第2の外部電極13,14は、例えば、Ag,Au、Pt,Pd,Ni,Cr,Al,Cuなどの金属や、それらの金属のうちの一種以上を含む合金により形成することができる。また、第1及び第2の内部電極11,12並びに第1及び第2の外部電極13,14は、複数の導電膜の積層体により構成されていてもよい。
図2及び図3に示すように、セラミック焼結体10には、第1及び第2の外層部10A,10Bと、第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dと、内層部10Eとが設けられている。
第1及び第2の外層部10A,10Bは、第1及び第2の内部電極の対向方向(=厚み方向T)において、第1及び第2の内部電極11,12が設けられている部分よりも外側に位置する部分である。具体的には本実施形態では、第1及び第2の外層部10A,10Bは、セラミック焼結体10の厚み方向Tにおける両端部に設けられている。
第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dは、対向方向(=厚み方向T)から視た際に第1及び第2の内部電極11,12のいずれもが設けられていない部分である。具体的には本実施形態では、第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dは、セラミック焼結体10の幅方向Wにおける両端部に設けられている。
内層部10Eは、セラミック焼結体10の第1及び第2の外層部10A,10B並びに第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dを除いた部分である。具体的には本実施形態では、セラミック焼結体10の厚み方向Tの両端部と幅方向Wの両端部を除いた領域に設けられている。内層部10Eは、厚み方向Tにおいて第1及び第2の内部電極11,12が互いに対向している部分と、厚み方向Tから視たときに第1または第2の内部電極11,12のみが設けられている部分とを含んでいる。
本実施形態では、例えば、500倍の光学顕微鏡で観察した場合においても、第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの第1及び第2の側面10c、10d(第3及び第4の面)側の端部には、屈曲点を複数有する屈曲部(図23を参照)が存在しない。すなわち、図5に部分拡大断面図で示すように、複数の第1の内部電極11及び複数の第2の内部電極12のそれぞれの上記第1,第2の側面10c,10d側の端部には、上記屈曲部は存在しない。
次に、本実施形態の積層型セラミック電子部品2の製造方法の一例について、図6〜図8を参照しながら詳細に説明する。
まず、図6に示すセラミックグリーンシート20を成形する。セラミックグリーンシート20の成形方法は特に限定されない。セラミックグリーンシート20の成形は、例えば、ダイコーター、グラビアコーター、マイクログラビアコーター等により行うことができる。
次に、セラミックグリーンシート20の上に、導体パターン21を形成する。この導体パターン21は、第1及び第2の内部電極11,12を形成するためのものである。導体パターン21の形成方法は、特に限定されない。導体パターン21は、例えば、スクリーン印刷法、インクジェット法、グラビア印刷法などにより形成することができる。
次に、導体パターン21が形成された複数のセラミックグリーンシート20を積層することにより積層体を形成する。具体的には、具体的には、まず、導体パターン21を形成していないセラミックグリーンシート20を複数枚積層した後に、導体パターン21が形成されているセラミックグリーンシート20を、x方向の一方側と他方側とに交互にずらして複数枚積層する。さらに、その上に、導体パターン21を形成していないセラミックグリーンシート20を複数枚積層し積層体を完成させる。ここで、最初と最後に積層する、導体パターン21を形成していないセラミックグリーンシート20は、第1及び第2の外層部10A,10Bを形成するためのものである。
次に、積層体を図6に示す仮想カットラインLに沿って切断することにより、図7に示す直方体状のセラミック部材23を複数形成する。なお、積層体の切断は、ダイシングや押切りにより行うことができる。また、レーザーを用いて積層体22を切断してもよい。
次に、図8に示すように、セラミック部材23の側面23e、23fの上に、側面23e、23fを覆うように、セラミック層24,25を形成する。このセラミック層24,25は、第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dを形成するためのものである。
なお、セラミック層24,25の形成方法は特に限定されず、スクリーン印刷法等の印刷法、インクジェット法、グラビアコート法等のコート法、噴霧法等により行うことができる。
次に、セラミック層24,25を形成したセラミック部材23を焼結する。これにより、セラミック焼結体10を完成させる。
そして、最後に、第1及び第2の外部電極13,14を形成することにより積層型セラミック電子部品2を完成させる。なお、第1及び第2の外部電極13,14の形成方法は、特に限定されない。第1及び第2の外部電極13,14は、例えば、導電性ペーストを塗布した後に焼き付けることにより形成してもよい。その場合、上記セラミック部材23の焼成前に導電性ペーストを塗布し、焼成と同時に第1及び第2の外部電極13,14を形成してもよい。また、第1及び第2の外部電極13,14は、例えば、めっき等により形成してもよい。
(実験例)
上記実施形態の積層型セラミック電子部品2を具体的に作製し、評価した。積層型セラミック電子部品として、以下の条件で積層セラミックコンデンサを作製した。
長さ方向寸法=1.02mm、幅方向寸法=0.53mm、厚み方向寸法=0.53mm。サイドギャップ部の幅=0.05mm。エンドギャップ部の寸法=0.09mm。なお、エンドギャップ部の寸法とは、内部電極の先端、すなわち上記長さ方向Lに沿う内部電極11,12の先端と、該先端が露出していない第1または第2の端面10e,10fとの間の寸法をいうものとする。第1,第2の内部電極11,12間に挟まれたセラミック層の厚み=1.1μm。外側セラミック層の厚み=0.05mm。なお、外側セラミック層とは、第1,第2の内部電極が重なり合っている部分の外側に位置している外層セラミック層をいうものとする。内部電極厚み=0.6μm。内部電極積層枚数=220枚。
実施例1として、上記実施形態に従って、セラミック層の形成によりサイドギャップ部を後で形成してなる積層型セラミック電子部品2を用意した。なお、生の積層体をプレスするに際し、金型と積層体との間に弾性体を配置する、ラバープレス法を用いた。
比較のために、以下の第1,第2の比較例を用意した。
第1の比較例では、サイドギャップ部を後加工により形成せず、従来法に従い、マザーのセラミック積層体をカットした後に、内部電極パターンが側面に露出しないようにして、個々の積層型セラミック電子部品単位の積層体を得た。その他は、実施例1と同様とした。生の積層体をプレスする際には、実施例1と同様に、ラバープレス法を用いた。
比較例2:比較例1と同様にして、生の積層体を得た。ただし、生の積層体をプレスするに際し、金型と積層体とを直接密着させる剛体プレス法を用いた。その他は、比較例1と同様とした。
1)上記のようにして用意した実施例1、比較例1及び比較例2の各積層型セラミック電子部品を、セラミック焼結体10の一方端面10e側から研磨し、内部電極11,12が見え始めたら研磨を停止した。そして、内部電極11,12の幅方向両端に前述した屈曲部があるか否かを光学顕微鏡により確認した。
2)また、別途、セラミック焼結体10を他方端面10f側から研磨し、第1,第2の内部電極11,12が見え始めたら研磨を停止した。そして、内部電極の幅方向両端に屈曲部が存在するか否かを光学顕微鏡で確認した。
3)さらに、上記一方端面10e側からセラミック焼結体10の長さ方向中央まで研磨した。第1,第2の内部電極11,12の幅方向両端に屈曲部があるか否かを光学顕微鏡で確認した。
すなわち、上記1)〜3)の方法により、セラミック焼結体の3ヶ所のWT方向に沿う端面において屈曲部の有無を確認した。
なお、研磨面に不純物や研磨により延ばされた内部電極部分が残存すると、屈曲部と混同するおそれがある。従って、研磨面にイオンミリング処理を施し、不純物や研磨により延ばされた内部電極部分を除去して上記のように屈曲部の有無を確認した。
光学顕微鏡としては、ニコン社製、MEASURESCOPE MM−10(倍率500倍、精度±0.1μm)を用いた。
上記のようにして、3通りの方法で観察して認められた屈曲部の総数を求めた。すなわち、内部電極積層数が220であるため、仮に全ての内部電極の幅方向両端に屈曲部が存在する場合、440個の屈曲部が存在することとなる。
また、上記実施例1、比較例1及び比較例2の各積層型セラミック電子部品30個を用意し、BDV(絶縁破壊電圧)試験を行った。すなわち、積層型セラミック電子部品に、100V/秒の条件で直流電圧を印加し、BDVを測定した。
図10に、上記のようにして求められた屈曲部の数と、BDV試験の結果を示す。
図10から明らかなように、実施例1では、BDVは約120V程度と高く、また屈曲部の数は、440個あたりほぼ0であった。これに対して、比較例1では、屈曲部の数が約40程度であり、BDVは約80Vであった。さらに、比較例2では、屈曲部の数は平均で440個あたり約220と多く、BDVも約50V程度と低かった。
従って、屈曲部がほとんど存在しない実施例1では、屈曲部が存在しないことによって、耐電圧性が大幅に高められることがわかる。
(変形例)
図9は、第1の実施形態の積層型セラミック電子部品1の変形例を説明するための部分拡大正面図である。本変形例では、複数の第1の内部電極11の先端にサドル部11aが形成されている。このようなサドル部11aは、内部電極を導電ペーストの印刷により形成する際に、内部電極端縁部分において生じる。
サドル部11aは、内部電極11の残りの部分11bよりも厚みが厚い。
従って、サドル部11aが、厚み方向において重なり合う位置に存在すると、焼成前に、生の積層体を厚み方向に加圧した場合、サドル部11aの両側のセラミック層すなわちセラミックグリーンシート間の密着性が低下するおそれがある。また、加圧により加わる力が、サドル部11a同士が重なり合っている部分と、サドル部11aが存在しない部分とで大きく異なることになる。そのため、焼成後のセラミック焼結体においてデラミネーションが生じるおそれがある。
上記のように、少なくとも1つのサドル部11a1が、残りのサドル部11aと上記長さ方向においてずらされている場合、デラミネーションを抑制し得るだけでなく、サドル部と隣り合う異なる電位に接続される内部電極との間の距離を短くすることができる。そのため、耐電圧特性も高めることができる。
このため、第1及び第2の内部電極11,12間のセラミック層15を薄くし、積層数を多くした場合であっても、耐電圧性の低下を抑制できる。具体的には、屈曲点を複数有する屈曲部を存在しないようにする(すなわち、屈曲部の長さを実質的にゼロ(1μm以下)とする)ことにより、高い絶縁破壊電圧(BDV)と、長い平均故障寿命(MTTF)を実現することができる。従って、小型及び高性能と、高い耐電圧性及び信頼性との両立を図ることができる。なお、屈曲部が存在するとBDVが低下し、MTTFが短くなるのは、屈曲部と、屈曲部と隣り合う内部電極との間に位置するセラミック層に局所的に薄い部分が形成され、その部分に電界が集中するためである。
これに対して、本変形例では、図9に示すように、少なくとも1つの内部電極11のサドル部11a1が、他のサドル部11aと厚み方向において重なり合わないように配置されている。言い換えれば、本発明における第3の方向において、少なくとも1つのサドル部11a1が、他のサドル部11aとずらされている。このずれ量は、サドル部11a1と、サドル部11aの両点との間の距離をPとした場合、サドル部11aの上記長さ方向寸法Sの1/2以上であることが好ましい。より好ましくは、Pは、寸法S以上であることが望ましい。
また、より好ましくは、複数の第1の内部電極11の複数のサドル部11aの全てが、上記厚み方向において重なり合わないように配置されていることが望ましい。
また、寸法Sは、100〜200μmであることが好ましい。寸法Pは20〜40μmであることが好ましい。サドル部11a1のうち内部電極11から突出した部分の厚みは、内部電極11の厚み(サドルがない部分)に対して、10%以上であることが好ましい。
また、図9では、複数の第1の内部電極11について説明したが、複数の第2の内部電極12においても、同様に、複数のサドル部のうち少なくとも1つのサドル部を、上記長さ方向において残りのサドル部とずらすことが好ましい。それによって、同様に、第2の内部電極の先端側において、セラミック焼結体のデラミネーションを抑制することができる。
なお、上記複数の第1の内部電極11及び複数の第2の内部電極12のうち、少なくとも一方において、上記のように少なくとも1つのサドル部が、残りのサドル部と、厚み方向に重なり合わないように配置されておればよい。
なお、本実施形態では、幅方向Wに沿った内部電極両端部にはほとんどサドル部が発生しないため、幅方向Wには内部電極をずらす必要がない。このため、幅方向Wにおける内部電極の対向面積を最大にすることが可能となり、大容量化の面で優れている。
(第2の実施形態)
図11は、本実施形態のセラミック電子部品の略図的斜視図である。図12は、図2の線III−IIIにおける略図的断面図である。図13は、図2の線IV−IVにおける略図的断面図である。
図11に示すように、本実施形態の積層型セラミック電子部品1は、直方体状のセラミック焼結体10を備えている。セラミック焼結体10は、第1及び第2の主面10a、10bと、第1及び第2の側面10c、10dと、第1及び第2の端面10e、10fとを備えている。第1及び第2の主面10a、10bは、長さ方向L及び幅方向Wに沿って延びている。第1及び第2の側面10c、10dは、長さ方向L及び厚み方向Tに沿って延びている。第1及び第2の端面10e、10fは、幅方向W及び厚み方向Tに沿って延びている。本実施形態では、第1及び第2の側面10c、10dが第1及び第2の面に相当する。第1及び第2の主面10a、10bが第3及び第4の面に相当する。第1及び第2の端面10e、10fが第5及び第6の面に相当する。長さ方向Lが第1の方向に相当する。厚み方向Tが第2の方向に相当する。幅方向Wが第3の方向に相当する。
セラミック焼結体10は、第1の実施形態のセラミック焼結体10と同様の材料からなる。
図12及び図13に示すように、セラミック焼結体10の内部には、複数の第1及び第2の内部電極11,12が設けられている。複数の第1及び第2の内部電極11,12は、幅方向Wにおいて、セラミック層15を介して互いに対向するように、交互に配置されている。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれは、第1及び第2の側面10c、10dに対して平行に設けられている。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの平面形状は、矩形である。
なお、セラミック層15の層厚は、例えば、0.3μm〜2μmの範囲内にあることが好ましい。また、第1及び第2の内部電極11,12の厚みは、例えば、0.2μm〜1μmの範囲内にあることが好ましい。セラミック層15の層厚は、第1及び第2の内部電極11,12の厚みの1倍〜3倍の範囲内にあることが好ましい。
第1の内部電極11は、第1の主面10a(第3の面)に露出している一方、第2の主面10b(第4の面)、第1及び第2の側面10c、10d(第1及び第2の面)並びに第1及び第2の端面10e、10f(第5及び第6の面)には露出していない。一方、第2の内部電極12は、第2の主面10b(第4の面)に露出している一方、第1の主面10a(第3の面)、第1及び第2の側面10c、10d(第1及び第2の面)並びに第1及び第2の端面10e、10f(第5及び第6の面)には露出していない。
第1の主面10a上には、第1の外部電極13が設けられている。第1の外部電極13は、第1の内部電極11に接続されている。一方、第2の主面10b上には、第2の外部電極14が設けられている。第2の外部電極14は、第2の内部電極12に接続されている。
なお、第1及び第2の内部電極11,12並びに第1及び第2の外部電極13,14は、第1の実施形態と同様の材料により形成することができる。
図12及び図13に示すように、セラミック焼結体10には、第1及び第2の外層部10A,10Bと、第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dと、内層部10Eとが設けられている。
第1及び第2の外層部10A,10Bは、第1及び第2の内部電極の対向方向(=幅方向W)において、第1及び第2の内部電極が設けられている部分よりも外側に位置する部分である。具体的には本実施形態では、第1及び第2の外層部10A,10Bは、セラミック焼結体10の幅方向Wにおける両端部に設けられている。
第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dは、対向方向(=幅方向W)から視た際に第1及び第2の内部電極11,12のいずれもが設けられていない部分である。具体的には本実施形態では、第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dは、セラミック焼結体10の長さ方向Lにおける両端部に設けられている。
内層部10Eは、セラミック焼結体10の第1及び第2の外層部10A,10B並びに第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dを除いた部分である。具体的には本実施形態では、セラミック焼結体10の長さ方向Lの両端部と幅方向Wの両端部を除いた領域に設けられている。内層部10Eには、幅方向Wにおいて第1及び第2の内部電極11,12が互いに対向している部分と、幅方向Wから視たときに第1または第2の内部電極11,12のみが設けられている部分とを含んでいる。
本実施形態では、例えば、500倍の光学顕微鏡で観察した場合においても、第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの第1及び第2の端面10e、10f(第5及び第6の面)側の端部には、屈曲点を複数有する屈曲部(図23を参照)が存在しない。このため、第1及び第2の内部電極11,12間のセラミック層15を薄くし、積層数を多くした場合であっても、耐電圧性の低下を抑制できる。具体的には、屈曲点を複数有する屈曲部を存在しないようにする(すなわち、屈曲部の長さを実質的にゼロ(1μm以下)とする)ことにより、高い絶縁破壊電圧(BDV)と、長い平均故障寿命(MTTF)を実現することができる。従って、小型及び高性能と、高い耐電圧性及び信頼性との両立を図ることができる。なお、屈曲部が存在するとBDVが低下し、MTTFが短くなるのは、屈曲部と、屈曲部と隣り合う内部電極との間に位置するセラミック層に局所的に薄い部分が形成され、その部分に電界が集中するためである。
次に、本実施形態の積層型セラミック電子部品1の製造方法の一例について、図14〜図18を参照しながら詳細に説明する。
まず、図14に示すセラミックグリーンシート20を成形する。セラミックグリーンシート20の成形方法は特に限定されない。セラミックグリーンシート20の成形は、例えば、ダイコーター、グラビアコーター、マイクログラビアコーター等により行うことができる。
次に、セラミックグリーンシート20の上に、第1の方向xに沿って互いに平行に延びる複数の線状の導体パターン21を形成する。この導体パターン21は、第1及び第2の内部電極11,12を形成するためのものである。導体パターン21の形成方法は、特に限定されない。導体パターン21は、例えば、スクリーン印刷法、インクジェット法、グラビア印刷法などにより形成することができる。
次に、図15に示すように、積層体22を形成する。具体的には、具体的には、まず、導体パターン21を形成していないセラミックグリーンシート20を複数枚積層した後に、導体パターン21が形成されているセラミックグリーンシート20を、第1の方向xと直交する第2の方向yの一方側y1と他方側y2とに交互にずらして複数枚積層する。さらに、その上に、導体パターン21を形成していないセラミックグリーンシート20を複数枚積層し積層体22を完成させる。
次に、得られた積層体22を静水圧プレス法などにより積層方向zにプレスする。
次に、プレス後の積層体22を第1の方向x及び第2の方向yに沿って切断することにより、図16に示す直方体状のセラミック部材23を複数形成する。なお、積層体22の切断は、ダイシングや押切りにより行うことができる。また、レーザーを用いて積層体22を切断してもよい。なかでも、ダイシングまたはレーザーにより積層体22を切断することが好ましい。切断時に積層体22に応力がかかりにくく、屈曲部が生じにくいためである。
次に、図17に示すように、セラミック部材23の端面23e、23fの上に、端面23e、23fを覆うように、セラミック層24,25を形成する。このセラミック層24,25は、第1及び第2のサイドギャップ部10C,10Dを形成するためのものである。
なお、セラミック層24,25の形成方法は特に限定されず、スクリーン印刷法等の印刷法、インクジェット法、グラビアコート法等のコート法、噴霧法等により行うことができる。
次に、セラミック層24,25を形成したセラミック部材23を焼結する。これにより、図18に示すセラミック焼結体10を完成させる。
そして、最後に、第1及び第2の外部電極13,14を形成することにより、図11〜13に示す積層型セラミック電子部品1を完成させる。なお、第1及び第2の外部電極13,14の形成方法は、特に限定されない。第1及び第2の外部電極13,14は、例えば、導電性ペーストを塗布した後に焼き付けることにより形成してもよい。その場合、上記セラミック部材23の焼成前に導電性ペーストを塗布し、焼成と同時に第1及び第2の外部電極13,14を形成してもよい。また、第1及び第2の外部電極13,14は、例えば、めっき等により形成してもよい。
上記製造方法では、導体パターン21がストライプ状に形成され、積層体22を切断する際に、導体パターン21を切断することにより、第1及び第2の内部電極11,12の厚み方向Tにおける両端部が形成される。従って、図19に示すように、第1及び第2の内部電極11,12の厚み方向Tにおける両端部には、屈曲点を複数有する屈曲部は発生しない。なお、図19は、上記製造方法により製造された積層型セラミック電子部品1の一部の断面写真である。図19に示す写真には、図19において横方向に延びる複数の内部電極が写されている。
なお、第1の内部電極11の厚み方向Tにおける第2の外部電極14側端部(図12を参照)や、第2の内部電極12の厚み方向Tにおける第1の外部電極13側端部は、切断によって形成されない。しかしながら、例えば、セラミックグリーンシート20の積層工程において、図15に示すy方向にセラミックグリーンシート20の積層位置ずれが生じたとしても、よほど大きな位置ずれが生じない限り、上下に略同一厚みのセラミックグリーンシート20及び導体パターン21が位置する。従って、第1の内部電極11の厚み方向Tにおける第2の外部電極14側端部(図12を参照)や、第2の内部電極12の厚み方向Tにおける第1の外部電極13側端部には、屈曲点を複数有する屈曲部は生じ難い。
なお、屈曲部を生じさせないようにする方法は、上記製造方法に特に限定されない。例えば、セラミックグリーンシート20を非常に高い位置精度で積層することによっても、屈曲部の発生を抑止することができる。
ところで、上記製造方法のように、セラミックグリーンシート20上に導体パターン21を印刷した場合、例えば、特開2006−335045号公報に記載のように、導体パターン21の端部に、他の部分よりも厚みが大きな所謂サドル部が形成される場合がある。このため、例えば、導体パターンのサドル部が積層方向に重なると、プレス時等においてサドル部が重なっている領域に大きな応力が加わる。このため、プレス時等において、導体パターン21が変形し、所望の形状の内部電極11,12が形成されない場合がある。また、焼成時等においてクラックが発生する場合もある。
しかしながら、幅方向W(積層方向)に重なる第1及び第2の内部電極11,12の長さ方向Lにおける端部は、導体パターン21が切断することにより形成される。このため、第1及び第2の内部電極11,12の長さ方向Lにおける端部には、サドル部が形成されない。従って、焼成時等におけるクラックの発生を効果的に抑制することができる。また、所望の形状寸法の第1及び第2の内部電極11,12が得やすい。
それに対して、第1及び第2の内部電極11,12の厚み方向Tの端部には、サドル部が形成されるおそれがある。しかしながら、第1の内部電極11の厚み方向Tにおける端部と、第2の内部電極12の厚み方向Tにおける端部とは、幅方向W(積層方向)に重ならない。従って、たとえ第1及び第2の内部電極11,12の厚み方向Tの端部にサドル部が形成されたとしても、焼成時等にクラックは生じ難い。また、所望の形状寸法の第1及び第2の内部電極11,12が得やすい。
但し、例えば図20に示すように、少なくとも積層方向(幅方向W)において近接する第1または第2の内部電極11,12の積層方向に直交する方向Tにおける端部に形成されたサドル部11a、12aの位置を、方向Tにおいて異ならせることがより好ましい。このようにすることにより、サドル部11a、12aが発生した場合にも、サドル部11a、12aの位置が積層方向に重ならないため、サドル部11a、12aが設けられた領域に大きな応力が集中しにくい。従って、クラックの発生を抑制でき、かつ、所望の形状寸法の第1及び第2の内部電極11,12を容易に形成することができる。
また、サドル11a、12aの方向Tにおける端部は、外側に向かって幅方向Wにおける幅が狭くなる形状とされている。このため、例えば、サドル11a、12aの方向Tに沿った端部の断面形状が矩形状である場合と比較して、セラミック層15の剥がれが生じ難いという効果も得られる。
なお、サドル部11a、12aは、方向Tから視たときに完全に重なっていないようにする必要は必ずしもない。例えば、サドル部11a、12aは、最も厚みが厚い部分の位置が方向Tから視たときに異なるように設けられていればよい。
上記実施形態では、第1及び第2の内部電極11,12が第1及び第2の側面10c、10dに平行であり、かつ、第1の内部電極11が第1の主面10aに引き出されている一方、第2の内部電極12が第2の主面10bに引き出されている例について説明した。但し、本発明では、第1及び第2の内部電極の配置は上記配置に限定されない。
例えば、第1及び第2の内部電極は、第1及び第2の主面もしくは第1及び第2の端面に平行に形成されていてもよい。
図21は、第2の変形例に係るセラミック電子部品の略図的断面図である。図22は、第2の変形例に係るセラミック電子部品の図21の線XVI−XVIにおける略図的断面図である。図21に示すように、本変形例では、第1及び第2の内部電極11,12は、第1及び第2の主面10a,10bに平行に形成されている。第1の内部電極11は、第1の端面10eに引き出されており、第1の端面10e上に形成されている第1の外部電極13に接続されている。第2の内部電極12は、第2の端面10fに引き出されており、第2の端面10f上に形成されている第2の外部電極14に接続されている。本変形例においては、サイドギャップ部10C,10Dは、セラミック焼結体10の第1,第2の側面10c,10d側の端部に位置している。
1,2…積層型セラミック電子部品
10…セラミック焼結体
10A,10B…外層部
10C,10D…サイドギャップ部
10E…内層部
10a…第1の主面
10b…第2の主面
10c…第1の側面
10d…第2の側面
10e…第1の端面
10f…第2の端面
11…第1の内部電極
11a,11a1…サドル部
12…第2の内部電極
12a…サドル部
13…第1の外部電極
14…第2の外部電極
15…セラミック層
20…セラミックグリーンシート
21…導体パターン
22…積層体
23…セラミック部材
23e、23f…セラミック部材の端面
24,25…セラミック層
本発明に係る積層型セラミック電子部品は、直方体状のセラミック焼結体と、複数の第1及び第2の内部電極とを備えている。セラミック焼結体は、セラミック材料を含む。セラミック焼結体は、第1及び第2の面と、第3及び第4の面と、第5及び第6の面とを有する。第1及び第2の面は、第1の方向と第2の方向とに沿って延びている。第2の方向は、第1の方向に垂直である。第3及び第4の面は、第3の方向と第1の方向とに沿って延びている。第3の方向は、第1及び第2の方向の両方に垂直である。第5及び第6の面は、第2及び第3の方向に沿って延びている。複数の第1及び第2の内部電極は、セラミック焼結体の内部に、互いに対向するように交互に設けられている。互いに対向する第1及び第2の内部電極の間に位置するセラミック層の層厚は、0.3μm〜2μmの範囲内にある。第1及び第2の内部電極は、第1及び第2の面に平行である。第1及び第2の内部電極は、第3及び第4の面の少なくとも一方に露出している一方、第5及び第6の面には露出しないように設けられている。第1及び第2の内部電極のそれぞれの第5及び第6の面側の端部の全てには、屈曲部が存在しない。第2の方向において、複数の第1及び第2の内部電極のそれぞれの両端の位置がそろっている。
本発明では、互いに対向する第1及び第2の内部電極の間に位置するセラミック層の層厚は、0.3μm〜2μmの範囲内にある。この場合、複数の屈曲点を有する屈曲部が存在すると耐電圧性が大きく低下するため、本発明が特に有効である。

Claims (6)

  1. 第1の方向と前記第1の方向に垂直な第2の方向とに沿って延びる第1及び第2の面と、前記第1及び第2の方向の両方に垂直な第3の方向と前記第1の方向とに沿って延びる第3及び第4の面と、前記第2及び第3の方向に沿って延びる第5及び第6の面とを有する直方体状のセラミック焼結体と、
    前記セラミック焼結体の内部に、互いに対向するように交互に設けられている複数の第1及び第2の内部電極とを備え、
    前記第1及び第2の内部電極は、前記第1及び第2の面に平行であり、かつ、前記第3または第4の面に露出している一方、前記第5及び第6の面には露出しないように設けられており、
    前記第1及び第2の内部電極のそれぞれの前記第5及び第6の面側の端部の全てには、屈曲部が存在していない、積層型セラミック電子部品。
  2. 前記セラミック焼結体が、長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1,第2の主面と、幅方向及び厚み方向に沿って延びる第1,第2の端面と、長さ方向及び厚み方向に沿って延びる第1,第2の側面とを有し、
    前記第1の方向が長さ方向であり、前記第2の方向が幅方向であり、前記第3の方向が厚み方向であり、前記第1及び第2の面が第1及び第2の主面であり、前記第3及び第4の面が第1及び第2の側面であり、前記第5及び第6の面が第1及び第2の端面である、請求項1に記載の積層型セラミック電子部品。
  3. 前記第1の方向が長さ方向であり、前記第2の方向が厚み方向であり、前記第3の方向が幅方向であり、前記第1及び第2の面が第1及び第2の側面であり、前記第3及び第4の面が第1及び第2の主面であり、前記第5及び第6の面が第1及び第2の端面である、請求項1に記載の積層型セラミック電子部品。
  4. 前記複数の第1の内部電極が前記第3の面に露出しており、第4の面側の端部が第4の面に露出しておらず、前記複数の第2の内部電極が、前記第4の面に露出しており、前記第3の面側には端部が露出しておらず、
    前記複数の第1の内部電極及び前記複数の第7の内部電極のうち少なくとも一方において、前記第4の面または前記第3の面側の端部に、当該内部電極の残りの部分よりも厚みの厚いサドル部が形成されており、
    前記複数の第1の内部電極の複数のサドル部及び前記第2の内部電極の前記複数のサドル部の少なくとも一方において、該複数のサドル部のうちの少なくとも1つのサドル部が残りのサドル部に対し前記第3の方向において重なり合わないように形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層型セラミック電子部品。
  5. 互いに対向する前記第1及び第2の内部電極の間に位置するセラミック層の層厚は、0.3μm〜2μmの範囲内にある、請求項1に記載の積層型セラミック電子部品。
  6. 互いに対向する前記第1及び第2の内部電極の間に位置するセラミック層の層厚は、前記第1及び第2の内部電極の厚みの1倍〜3倍の範囲内にある、請求項1または2に記載の積層型セラミック電子部品。
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