JPWO2008143138A1 - 配線基板、半導体パッケージ、電子機器及び配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板、半導体パッケージ、電子機器及び配線基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ソルダーレジストが配線基板上から剥離することを防止すること。【解決手段】主面に金属が露出している基板と、基板上に積層したソルダーレジストとを有する配線基板において、ソルダーレジストの端部が金属の上であることを特徴とする配線基板。絶縁基材層と、絶縁基材層上に形成され、絶縁基材層の端部から第1の距離だけ内部に配置された端部を有する金属層と、金属層上に形成され、金属層の端部から第2の距離だけ内部に配置された端部を有するソルダーレジストとを備えたことを特徴とする配線基板。【選択図】図1

Description

本発明は、配線基板に関し、特に、表面がソルダーレジストによって覆われている配線基板や、製造段階でソルダーレジストを積層する配線基板に関するものである。
配線基板上の電極と配線基板及びリード線などとをはんだによって接続する際に、はんだが隣接する電極へと流出することを防ぐ目的としてソルダーレジストを配線基板の表面に積層することが行われている。
近年、この配線基板の製造方法において、その品質をなるべく均一にできるようにするとともに多量の配線基板を製造するために、1枚の基板上に多数の配線基板を形成する製造方法を用い、最終的にこれらを個片に切断して製品として出荷を行う方法がとられている。
多面付け(同時に製造した母体基板を切断することにより複数の配線基板を得る方法)にて製造した配線基板を個片に切断する際、切断面に銅などの金属が存在すると切断するための刃の磨耗が早くなる。
そこで、刃の磨耗を防ぐため切断部に配線などの銅をエッチングなどにより除去して、切断部になるべく負荷をかけないようにし、その部分を切断パターンとして配線基板を個片に断裁することにした。
ところが、切断パターンを作製した配線基板を断裁する際に、配線基板が薄いことにより変形し、配線基板に積層してあるソルダーレジストが絶縁樹脂から剥がれたり、また、ソルダーレジストを断裁することによりその部分において、ソルダーレジストに亀裂が入ったりしてしまう。
銅箔を除去し配線基板を切断したことにより、銅とソルダーレジストとの密着力に対してソルダーレジストと絶縁樹脂との密着力が弱く、このソルダーレジストと絶縁樹脂との部分から剥離することが理由であることがわかった。
また特に、多層配線基板中にコア基板を持たない基板や、積層された配線基板の総厚みが500μm以下の薄い基板、あるいはフレキシブル基板では、基板に反りが生じやすく、部分的に応力が集中しやすいためにこのようなソルダーレジストの剥離現象が生じやすいという問題があった。
特開平10−22590号公報 特開平11−231522号公報
本発明の課題は、ソルダーレジストが容易に剥離しない配線基板を提供することである。
本発明の請求項1に係る発明は、主面に金属層が露出している基板と、基板上に積層したソルダーレジストと、を有する配線基板において、ソルダーレジストの端部が金属層の上であることを特徴とする配線基板としたものである。
本発明の請求項2に係る発明は、絶縁基材層と、絶縁基材層上に積層した金属層と、金属層上に積層したソルダーレジストと、を有する配線基板において、前記金属層が、前記ソルダーレジストの端部に沿って帯状に形成されていることを特徴とする配線基板としたものである。
本発明の請求項3に係る発明は、絶縁基材層と、絶縁基材層上に形成され、絶縁基材層の端部から第1の距離だけ内部に配置された端部を有する金属層と、金属層上に形成され、金属層の端部から第2の距離だけ内部に配置された端部を有するソルダーレジストと、を備えることを特徴とする配線基板としたものである。
本発明の請求項4に係る発明は、前記絶縁基材層の縁辺に沿って存在し、かつ、前記金属層の縁辺パターンの幅は20μm以上であることを特徴とする請求項2又は3記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項5に係る発明は、前記金属層は、前記絶縁基材層の縁辺に沿ってループ状パターンが形成されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項6に係る発明は、前記金属層は、縁辺に沿って連続に存在せず、下地の前記絶縁基材層が露出した場合、その間隙部分が1mm以下であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項7に係る発明は、前記ソルダーレジストの端部の50%以上が前記金属層上に存在することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項8に係る発明は、前記ソルダーレジストの端部の角において、前記ソルダーレジストの端部の角が前記金属層上にあることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項9に係る発明は、前記ソルダーレジスト端部の金属層と該ソルダーレジストとの重なり合う部分の幅は、少なくとも10μm以上であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項10に係る発明は、前記金属層は銅箔からなる層、銅めっき層及び金属ペーストからなる層のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項11に係る発明は、配線基板の厚みが500μm以下であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項12に係る発明は、多面付けされた配線パターンが形成された配線基板において、基板断裁部分には金属層及びソルダーレジストが存在しないことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項13に係る発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載の配線基板に半導体素子を実装したことを特徴とする半導体パッケージとしたものである。
本発明の請求項14に係る発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載の配線基板を備えたことを特徴とする電子機器としたものである。
本発明によれば、ソルダーレジストの端部にその下層として金属層が形成されているために、ソルダーレジストが配線基板上から剥離することを防止する配線基板を提供することができる。さらに、本発明によれば、金属層をソルダーレジストの境界線に沿って帯状に配置することにより、少ない領域で効率的に剥離防止する配線基板を提供することができる。さらに、本発明によれば、金属層がソルダーレジストから露出した領域と、ソルダーレジストに重なった領域とで一定幅を形成することで、積層工程での位置誤差に対応できるため、安定して品質を保つ配線基板を提供することができる。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る配線基板100は、絶縁基材層3上の主面に金属層2を有し、絶縁基材層3上の主面の縁辺にある金属層2上にソルダーレジスト1を有している。なお、図1ではビアや対面の配線等は省略してある。金属層2は、配線パターン21と電極24とを含むものである。
本発明の実施の形態に係る配線基板100は、主面に銅箔を有する金属層2が露出した絶縁基材層3にソルダーレジスト1を積層することが望ましい。配線基板100は、絶縁基材層3と金属層2とをそれぞれ一層以上積層して構成される。図1に示すように、絶縁基材層3を一層とし、金属層2を一層として、これらを互いに積層し、最表面(図1中、上)にソルダーレジスト1を積層したものである。
図2(a)及び図2(b)に示すように、本発明の実施の形態に係る配線基板100は、絶縁基材層3のそれぞれ両面に金属層2とソルダーレジスト1とを形成したものであり、多層構成のものを表している。なお、配線パターン21及びダミー配線パターンは金属層2の一部である。図2(a)及び図2(b)では、絶縁基材層3の両面に金属層2がソルダーレジスト1のパターン端部に沿って形成されているが、絶縁基材層3の片面だけに形成することもできるため本発明はこれに限定されるわけではない。絶縁基材層3と金属層2とをそれぞれ複数層として、これら絶縁基材層3と金属層2とを交互に積層して構成されるビルドアップ配線基板に適用することができる。
本発明の実施の形態に係る金属層2は、銅箔からなる層、銅めっき層及び金属ペーストからなる層等が使用できるが本発明はこれらに限定されるわけではない。銅以外では、アルミ、銀等の配線に用いることができる金属材料を使用することができる。金属箔又は金属めっき層を金属層2として使用する場合には、絶縁基材層3上にこれら銅箔又は銅めっき層を形成した後、エッチングして金属層2を形成することができる。また、金属ペーストを金属層2として使用する場合には、この金属ペーストを所望のパターンに印刷することができる。後述するように、金属層2にはソルダーレジスト1縁辺の端部でその一部がソルダーレジスト1から露出している金属層2を含むことができる。グランド層を含む金属層2の配線パターン21及びダミー配線パターンを同時に形成することにより、金属層2が形成される。
本発明の配線基板100は、主面の縁辺パターンに金属層2を有することを特徴としている。つまり、ソルダーレジスト1の端部の一部は、金属層2上にある。この金属層2は配線パターン21の一部やグランド配線(図示せず)の一部として設けられても良いし、ソルダーレジスト1の端部に金属層2を設けるために、金属層2をダミー配線パターンとしても良い。金属層2上では、ソルダーレジスト1の密着性が、絶縁基材層3の密着性よりもよいため、ソルダーレジスト1の端部下部に金属層2を設けることによって、ソルダーレジスト1の剥離を防ぐことができる。この理由から、金属層2として銅箔又は銅めっき層を利用することが望ましい。
本発明の実施の形態に係るソルダーレジスト1は、電気絶縁性の樹脂であれば特に制限はなく、エポキシ系、フェノール樹脂系、キシレン系、アクリル系、ポリイミド系などの一般的なレジスト材料から選択することができる。感光性樹脂の場合には、レジストを金属層2上に積層した後、露光・現像して、金属層2である配線パターン21やダミー配線パターンを選択的に露出させることができる。他の例としては、熱硬化性樹脂を用いてもよい。スクリーン印刷等の各種印刷法でパターン形成することができる。ソルダーレジスト1の端部が絶縁基材層3上の金属層2である金属箔及び金属めっき層などを積層することで、より剥離しやすいポリイミドなどからなる絶縁基材層3の上を避けることができる。これによってソルダーレジスト1が絶縁基材層3から浮き上がることを防ぐことができる。
本発明の実施の形態に係る絶縁基材層3は、ポリイミド樹脂やガラス/エポキシ樹脂等の有機系絶縁基材のほか、酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体等のセラミック系絶縁基材を使用することができるが本発明ではこれらに限定されるわけではない。
図3に示すように、絶縁基材層3の端部から第1の距離だけ内部に配置された端部を有する金属層(露出部)31aと、金属層(露出部)31a上に形成され、金属層(露出部)31aの端部から第2の距離だけ内部に配置された端部を有するソルダーレジスト1とを備えている。第1の距離とは、金属層(露出部)31aがソルダーレジスト1より露出している幅のことをいう。また、第2の距離とは、金属層(ソルダーレジスト1下部)31bとソルダーレジスト1との重なり合う部分の幅のことをいう。
を有している。
本発明の実施の形態において、金属層、特にダミー配線パターンがソルダーレジスト1の端部に沿った帯状に形成されていることが好ましい。つまり、帯状の金属層上にソルダーレジストのレジストの端部が位置している。本発明の実施の形態の最も簡単な構成は、この帯状の金属層が端部に沿って閉じたループ形状のものであり、どの辺においてもソルダーレジスト1の端部には金属層が存在しているため、ソルダーレジスト1のパターンの端部からの剥離が完全に防止できる。ただし、後述のように、一部で非連続であっても良い。
このように、ソルダーレジスト1の剥離は端部から生じることから、金属層をソルダーレジスト1の端部に沿って帯状に形成することによって、効率的に剥離を防止することができ、また配線基板100内の配線領域を広げられることからも効率的である。
帯状の金属層は、ある線幅(第1の距離)だけソルダーレジスト1外に露出し、ある線幅(第2の距離)だけソルダーレジスト1下部に重なっていることにより、安定した剥離防止作用を得ることができる。つまり言い換えれば、ソルダーレジスト1境界線の外縁と内縁との一定領域にまたがって金属層を配置することで、ソルダーレジスト1のパターンの境界の理想位置からズレが生じている場合でも、目的を達成できることから品質に問題は生じないという作用効果がある。この点から、金属層は、絶縁基材層3の縁辺に沿って形成された縁辺パターンを構成し、縁辺パターンの幅は20μm以上であることが好ましい。縁辺パターンの幅が20μm未満であると製造マージン、とりわけオーバーラップする領域(10μm以上は必要である)を充分にとることができず、またソルダーレジスト1の剥離防止効果が低下するおそれがある。また、縁辺パターンの幅が広くなるとソルダーレジスト1の剥離防止効果が飽和するが、製造マージンは広くとることができる。
図3に示すように、金属層は、配線基板100の縁辺に配置されている。そして、ソルダーレジスト1の端部を金属層の上に形成することで、ソルダーレジスト1が剥離することを防止できる。なお、金属層は、ソルダーレジスト1を積層する前に粗化処理などの表面処理によりアンカー効果を高めることで、さらなるソルダーレジスト1の剥離防止効果が向上する。粗化処理の方法としては、粗化剤による化学研磨や、物理研磨等の粗化方法を用いることができる。
図4に示すように、内部の金属層に影響が出る場合は、金属層の一部やグランド配線(合わせて金属層とする)の一部を縁辺パターンとして使用することができる。本発明の実施の形態に係る金属層は、グランド配線を含む配線パターンと、それ以外のいわゆるダミー配線パターンを含むものである。
図4に示すように、内部の金属層の問題で連続した縁辺パターンを形成できず、ソルダーレジスト1の端部が絶縁基材層3上に存在した場合、その両側にある金属層と金属層との間隙を1mm以下にすることでソルダーレジスト1の剥離防止効果を維持することができる。なぜなら、ソルダーレジスト1の端部において金属層が存在しない場合でも、隣り合う金属層により保護されるためである。しかし間隙の総面積が、本来あるはずの縁辺パターンの半分以上を占める場合は剥離防止部分よりも剥離の可能性のある部分が増えてしまい、剥離防止効果を十分に得ることができなくなるため、ソルダーレジスト1の端部の50%以上は金属層の上にあることが望ましい。
別の観点からは、図5のソルダーレジスト1の角11に示すような部分は、絶縁基材層3の曲げなどの衝撃によりもっともソルダーレジスト1がはがれやすい部分であり、この部分を保護することでソルダーレジスト1の剥離防止効果がある。そのため図5に示すようにソルダーレジストの角11の部分にだけにでも金属層を配置することで角11におけるソルダーレジスト1の剥離防止効果を得ることができる。
図6を例に本発明の別の実施の形態を説明する。図6では、絶縁基材層3の端部の一角に、他の電極と異なる電位を持つ金属層を設けた構成となっている。このような金属層は、下層配線への電磁的影響を遮蔽するシールド層等である。この構成では、他の金属層(配線パターン)から独立した金属層がソルダーレジスト1の端部の一角から第一の距離だけ露出して配置されていることから、剥離防止効果を有する金属層の一辺としての機能も有する。また金属層と電気的絶縁されるように、一定距離を離して、ソルダーレジスト1の端部に沿って帯状の金属層が形成されている。図示していないが、ソルダーレジスト1下層には被覆された金属層が形成されている。
図7に示すように、絶縁基材層3上に複数の配線パターン21を形成し、各配線パターン21の金属層ごとにソルダーレジスト1のパターンが形成された多面付けの配線基板とすることで、点線部で断裁を行うことによりソルダーレジスト1及び金属層に接触せずに断裁できる。
配線基板100を断裁する工程がある場合には、その断裁部分に銅箔などの金属層を除去することにより断裁刃を長持ちさせることができ、その際にソルダーレジスト1を断裁しないことにより剥離のきっかけを防止することができる。
上述した配線基板100に各種電子部品を実装して電子機器を構成することができる。その電子機器としては、ノート型パソコン、携帯電話、PDA、デジタルカメラ及びゲーム機等が例示できる。電子部品としては、たとえば、ボールグリッドアレイ基板も含まれ、配線基板の電極領域25に半導体素子を実装した半導体パッケージとすることができる。
本発明では、配線基板100の総厚みを500μm以下の曲がりやすい状態になっても、ソルダーレスト1を剥離しないようにできる。従って、曲げてもソルダーレジスト1を剥離しないようにできるために、図8に示すロールツーロール方式のように長尺処理が可能な方式で製造する薄型のプリント配線板に好ましく適用できる。従って、本発明の配線基板100は、枚葉の1面付けでも多面付けでも、ロール状の絶縁基材3を用いて連続的に製造することができるため、量産性に優れた配線基板である。
本発明の配線基板の製造方法の例として、ロールツーロール方式を用いた配線基板の製造方法を示す。図8に示すようにロールツーロール方式ではロール又はリールの巻き出し部50及び巻取り部51の間でフィルム基材40を搬送し、加工処理部60において、配線基板の各製造工程を処理する。フィルム基材には、単層あるいは多層の配線パターンが形成された金属層及び絶縁樹脂層、配線パターンの各金属層を接続するビア等が形成される。積層にはサブトラクティブ法、セミアディティブ法等の公知のビルドアップ工法のいずれかあるいはこれらを組み合わせて用いることが可能である。
配線パターンは、基材フィルム上に一列あるいは複数の列で多面付けして形成される。最外層の配線パターンには、多面付けされた配線パターンのブロックごとに、金属層の縁辺パターンが形成され、当該金属層上に端部が来るようにソルダーレジストを積層及びパターン形成する。金属層の縁辺パターンには上述したような本発明各様態のパターンを形成し得る。
最後に、図7に示したように多面付けされた配線パターンのブロックの間隙に金属層及びソルダーレジストが形成されていない領域で裁断することで、生産性よく本発明の配線基板を製造することができる。裁断には、ダイシングソー、抜き型による裁断等の一般的な基板裁断手段を用いることができる。裁断部分の近傍に位置するソルダーレジストの端部では裁断時に応力が掛かりやすいが、ソルダーレジストの端部の下層に金属層が形成されているために剥離を生じさせないで歩留まりの良い配線基板とすることが可能である。
ポリイミド樹脂を用いた絶縁基材層3として両面に銅箔を積層した銅張り積層板を使用して、脱脂、酸洗、洗浄、乾燥の各工程を行った。次に、絶縁基材3の片面に、太陽インキ製造(株)製、商品名「PSR−4000 AUS308」で表示される感光性ソルダーレジスト1を厚さ20μmになるように基板上に暗室内でコーティングし、90℃でソルダーレジスト1を乾燥させた。その後150℃で30分間加熱してソルダーレジスト1を完全に硬化させた。
次に、このソルダーレジスト1を積層した配線基板100に対し、125℃、湿度100%の環境下に168時間放置し加速試験を実施した。
[比較例1]
ポリイミド樹脂を用いた絶縁基材層3上に銅箔を積層せず、ソルダーレジスト1の下層に金属層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様の工程で、配線基板100を形成及び加速試験を行った。
加速試験終了後、碁盤目テープ法を用いソルダーレジスト1と絶縁基材層3との密着性を確認したところ、銅箔を用いた金属層2上のソルダーレジスト1は100点中100点すべてが絶縁基材層3と密着していた。一方、絶縁基材層3上のソルダーレジスト1は100点中6点が絶縁基材層3と密着していたが、残り94点が剥離してしまった。
この結果、ソルダーレジスト1は絶縁基材層3上よりも銅箔を用いた金属層2上の方が剥離しにくく、本発明が有効であることを確認した。
上記碁盤目テープ法は日本工業規格JIS K5400.8.5.2に規定する方法で行ったものである。金属層2上のソルダーレジスト1を1mm角で100マスとなるようにカットし、テープを接着、剥離して、ソルダーレジスト1の各マスの剥離の有無を調べた。
ポリイミド樹脂を絶縁基材層3として両面に銅箔を積層した銅張り積層板を使用し、銅箔上にソルダーレジスト1のパターンを形成し、エッチング、レジスト除去することにより、配線基板100の一角に他の電極と異なる電位を持った金属層と、グランド層以外の金属層と、金属層を囲むようにして帯状のダミー配線パターンとを形成した(図5参照)。ダミー配線パターンは、グランド層と50μmの間隔を開けて配置し、その線幅が100μmとなるようにした。
次に、ソルダーレジスト1として、太陽インキ製造(株)製、商品名「PSR−4000 AUS308」をグランド層とダミー配線パターンとの一部が露出し、厚さ20μmになるように金属層上に暗室内でコーティングし、90℃でソルダーレジスト1を乾燥させた。その後150℃で30分間加熱してソルダーレジスト1を完全に硬化させて、本発明の配線基板100を作製した。
[比較例2]
ダミー配線パターンを形成しなかったこと以外は同じ金属層の配線パターン及び同様の工程で配線基板100を形成した。
日本工業規格JIS Z1522で規定された粘着テープをソルダーレジスト1及び金属層を覆うように各配線基板100に貼り付け、カットせずにグランド層を含む辺の一から剥がした。これ以外の試験条件については、実施例1と同様の条件で試験を行った。
実施例2の配線基板100では、10のサンプルのうち全てについて剥離箇所は存在しなかったが、比較例2の配線基板100では10のサンプルのうち9のサンプルにおいて、ソルダーレジスト1の1又は複数の角の部分で剥離が生じていた。
図8に示すロールツーロール方式で配線基板を作製した。フィルム基材として、両面に銅箔を積層した銅張りポリイミドフィルムを用いて、このポリイミドフィルムの両面に片面銅張りのポリイミドフィルムを順次積層し、6層の配線基板とした。このときの基板の総厚みは250μmであった。金属層はサブトラクティブ法により銅箔からなる配線パターンを形成し、接着層を介してラミネートにより上層のポリイミドフィルムを積層した。
配線パターンは図7に示すように多面付けし、最外層の各配線パターンブロックの外周には幅100μmのループ形状のダミー配線パターンを形成した。各多面付けされた配線パターン上に、ソルダーレジスト1、ソルダーレジストの厚さ20μmになるようにコーティングし、ソルダーレジスト1を乾燥させて電極部分とダミー配線パターンの一部が露出するようにパターン形成した。
以上の工程をロールトゥロール方式で処理した後、断裁機で配線パターンのブロックごとにソルダーレジストの間の金属層のない領域で配線基板を裁断した。裁断された本発明の配線基板100サンプルについてソルダーレジストの状態を調べたところ、剥離を生じたサンプルは存在しなかった。
本発明の実施の形態に係る配線基板の構成を説明する断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板の断裁位置を示す平面図である。 ロールトゥロール方式を説明する模式図である。
符号の説明
1 ソルダーレジスト
11 ソルダーレジストの角
2 金属層
21 配線パターン
24 電極
25 電極領域
3 絶縁基材層
31a 金属層(露出部)
31b 金属層(ソルダーレジスト下部)
34 絶縁基材層(ソルダーレジスト下部)
40 フィルム基材
50 ロール又はリール(巻き出し部)
51 ロール又はリール(巻き取り部)
60 加工処理部
100 配線基板
本発明は、配線基板に関し、特に、表面がソルダーレジストによって覆われている配線基板や、製造段階でソルダーレジストを積層する配線基板に関するものである。
配線基板上の電極と配線基板及びリード線などとをはんだによって接続する際に、はんだが隣接する電極へと流出することを防ぐ目的としてソルダーレジストを配線基板の表面に積層することが行われている。
近年、この配線基板の製造方法において、その品質をなるべく均一にできるようにするとともに多量の配線基板を製造するために、1枚の基板上に多数の配線基板を形成する製造方法を用い、最終的にこれらを個片に切断して製品として出荷を行う方法がとられている。
多面付け(同時に製造した母体基板を切断することにより複数の配線基板を得る方法)にて製造した配線基板を個片に切断する際、切断面に銅などの金属が存在すると切断するための刃の磨耗が早くなる。
そこで、刃の磨耗を防ぐため切断部に配線などの銅をエッチングなどにより除去して、切断部になるべく負荷をかけないようにし、その部分を切断パターンとして配線基板を個片に断裁することにした。
ところが、切断パターンを作製した配線基板を断裁する際に、配線基板が薄いことにより変形し、配線基板に積層してあるソルダーレジストが絶縁樹脂から剥がれたり、また、ソルダーレジストを断裁することによりその部分において、ソルダーレジストに亀裂が入ったりしてしまう。
銅箔を除去し配線基板を切断したことにより、銅とソルダーレジストとの密着力に対してソルダーレジストと絶縁樹脂との密着力が弱く、このソルダーレジストと絶縁樹脂との部分から剥離することが理由であることがわかった。
また特に、多層配線基板中にコア基板を持たない基板や、積層された配線基板の総厚みが500μm以下の薄い基板、あるいはフレキシブル基板では、基板に反りが生じやすく、部分的に応力が集中しやすいためにこのようなソルダーレジストの剥離現象が生じやすいという問題があった。
特開平10−22590号公報 特開平11−231522号公報
本発明の課題は、ソルダーレジストが容易に剥離しない配線基板を提供することである。
本発明の請求項1に係る発明は、絶縁基材層と、前記絶縁基材層上の金属層と、前記絶縁基材層上の最表面に積層したソルダーレジストと、を有する配線基板において、前記金属層は、前記絶縁基材層の縁辺に沿って形成されたループ状のパターンを有し、前記ソルダーレジストは、その前記縁辺側の端部が前記パターンに沿って該パターンの一部を露出し、一部を被覆するように形成されていることを特徴とする配線基板としたものである。
本発明の請求項2に係る発明は、絶縁基材層と、前記絶縁基材層上金属層と、前記絶縁基材層上の最表面に積層したソルダーレジストと、を有する配線基板において、前記金属層は、前記絶縁基材層の縁辺に沿って形成された不連続な縁辺パターンを有し、前記ソルダーレジストは、その前記縁辺側の端部が前記パターンに沿って該パターンの一部を露出し、一部を被覆するように形成され、前記ソルダーレジストの端部が形成される前記パターンの不連続部分の間隙は1mm以下であることを特徴とする配線基板としたものである。
本発明の請求項3に係る発明は、前記パターンにはグランド配線を含むことを特徴とする請求項2に記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項4に係る発明は、前記パターンの線幅が20μm以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項5に係る発明は、前記パターンと前記ソルダーレジストとの重なり合う部分の幅は、少なくとも10μm以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項6に係る発明は、前記金属層は銅箔からなる層、銅めっき層及び金属ペーストからなる層のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項7に係る発明は、配線基板の総厚みが500μm以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の配線基板としたものである。
本発明の請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の配線基板に半導体素子を実装したことを特徴とする半導体パッケージとしたものである。
本発明の請求項9に係る発明は、前記請求項1乃至のいずれかに記載の配線基板を備えたことを特徴とする電子機器としたものである。
本発明の請求項10に係る発明は、請求項1乃至7に記載の配線基板の製造方法であって、複数の前記パターンが多面付けされた基板を、該パターン間の前記金属層及び前記ソルダーレジストが存在しない領域で基板を裁断することを特徴とする配線基板の製造方法としたものである。
本発明の請求項11に係る発明は、基板をロール状の絶縁基材層を用いたロールツーロール方式で処理することを特徴とする請求項10に記載の配線基板の製造方法としたものである。
本発明によれば、ソルダーレジストの端部にその下層として金属層が形成されているために、ソルダーレジストが配線基板上から剥離することを防止する配線基板を提供することができる。さらに、本発明によれば、金属層をソルダーレジストの境界線に沿って帯状に配置することにより、少ない領域で効率的に剥離防止する配線基板を提供することができる。さらに、本発明によれば、金属層がソルダーレジストから露出した領域と、ソルダーレジストに重なった領域とで一定幅を形成することで、積層工程での位置誤差に対応できるため、安定して品質を保つ配線基板を提供することができる。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る配線基板100は、絶縁基材層3上の主面に金属層2を有し、絶縁基材層3上の主面の縁辺にある金属層2上にソルダーレジスト1を有している。なお、図1ではビアや対面の配線等は省略してある。金属層2は、配線パターン21と電極24とを含むものである。
本発明の実施の形態に係る配線基板100は、主面に銅箔を有する金属層2が露出した絶縁基材層3にソルダーレジスト1を積層することが望ましい。配線基板100は、絶縁基材層3と金属層2とをそれぞれ一層以上積層して構成される。図1に示すように、絶縁基材層3を一層とし、金属層2を一層として、これらを互いに積層し、最表面(図1中、上)にソルダーレジスト1を積層したものである。
図2(a)及び図2(b)に示すように、本発明の実施の形態に係る配線基板100は、絶縁基材層3のそれぞれ両面に金属層2とソルダーレジスト1とを形成したものであり、多層構成のものを表している。なお、配線パターン21及びダミー配線パターンは金属層2の一部である。図2(a)及び図2(b)では、絶縁基材層3の両面に金属層2がソルダーレジスト1のパターン端部に沿って形成されているが、絶縁基材層3の片面だけに形成することもできるため本発明はこれに限定されるわけではない。絶縁基材層3と金属層2とをそれぞれ複数層として、これら絶縁基材層3と金属層2とを交互に積層して構成されるビルドアップ配線基板に適用することができる。
本発明の実施の形態に係る金属層2は、銅箔からなる層、銅めっき層及び金属ペーストからなる層等が使用できるが本発明はこれらに限定されるわけではない。銅以外では、アルミ、銀等の配線に用いることができる金属材料を使用することができる。金属箔又は金属めっき層を金属層2として使用する場合には、絶縁基材層3上にこれら銅箔又は銅めっき層を形成した後、エッチングして金属層2を形成することができる。また、金属ペーストを金属層2として使用する場合には、この金属ペーストを所望のパターンに印刷することができる。後述するように、金属層2にはソルダーレジスト1縁辺の端部でその一部がソルダーレジスト1から露出している金属層2を含むことができる。グランド層を含む金属層2の配線パターン21及びダミー配線パターンを同時に形成することにより、金属層2が形成される。
本発明の配線基板100は、主面の縁辺パターンに金属層2を有することを特徴としている。つまり、ソルダーレジスト1の端部の一部は、金属層2上にある。この金属層2は配線パターン21の一部やグランド配線(図示せず)の一部として設けられても良いし、ソルダーレジスト1の端部に金属層2を設けるために、金属層2をダミー配線パターンとしても良い。金属層2上では、ソルダーレジスト1の密着性が、絶縁基材層3の密着性よりもよいため、ソルダーレジスト1の端部下部に金属層2を設けることによって、ソルダーレジスト1の剥離を防ぐことができる。この理由から、金属層2として銅箔又は銅めっき層を利用することが望ましい。
本発明の実施の形態に係るソルダーレジスト1は、電気絶縁性の樹脂であれば特に制限はなく、エポキシ系、フェノール樹脂系、キシレン系、アクリル系、ポリイミド系などの一般的なレジスト材料から選択することができる。感光性樹脂の場合には、レジストを金属層2上に積層した後、露光・現像して、金属層2である配線パターン21やダミー配線パターンを選択的に露出させることができる。他の例としては、熱硬化性樹脂を用いてもよい。スクリーン印刷等の各種印刷法でパターン形成することができる。ソルダーレジスト1の端部が絶縁基材層3上の金属層2である金属箔及び金属めっき層などを積層することで、より剥離しやすいポリイミドなどからなる絶縁基材層3の上を避けることができる。これによってソルダーレジスト1が絶縁基材層3から浮き上がることを防ぐことができる。
本発明の実施の形態に係る絶縁基材層3は、ポリイミド樹脂やガラス/エポキシ樹脂等の有機系絶縁基材のほか、酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体等のセラミック系絶縁基材を使用することができるが本発明ではこれらに限定されるわけではない。
図3に示すように、絶縁基材層3の端部から第1の距離だけ内部に配置された端部を有する金属層(露出部)31aと、金属層(露出部)31a上に形成され、金属層(露出部)31aの端部から第2の距離だけ内部に配置された端部を有するソルダーレジスト1とを備えている。第1の距離とは、金属層(露出部)31aがソルダーレジスト1より露出している幅のことをいう。また、第2の距離とは、金属層(ソルダーレジスト1下部)31bとソルダーレジスト1との重なり合う部分の幅のことをいう。
を有している。
本発明の実施の形態において、金属層、特にダミー配線パターンがソルダーレジスト1の端部に沿った帯状に形成されていることが好ましい。つまり、帯状の金属層上にソルダーレジストのレジストの端部が位置している。本発明の実施の形態の最も簡単な構成は、この帯状の金属層が端部に沿って閉じたループ形状のものであり、どの辺においてもソルダーレジスト1の端部には金属層が存在しているため、ソルダーレジスト1のパターンの端部からの剥離が完全に防止できる。ただし、後述のように、一部で非連続であっても良い。
このように、ソルダーレジスト1の剥離は端部から生じることから、金属層をソルダーレジスト1の端部に沿って帯状に形成することによって、効率的に剥離を防止することができ、また配線基板100内の配線領域を広げられることからも効率的である。
帯状の金属層は、ある線幅(第1の距離)だけソルダーレジスト1外に露出し、ある線幅(第2の距離)だけソルダーレジスト1下部に重なっていることにより、安定した剥離防止作用を得ることができる。つまり言い換えれば、ソルダーレジスト1境界線の外縁と内縁との一定領域にまたがって金属層を配置することで、ソルダーレジスト1のパターンの境界の理想位置からズレが生じている場合でも、目的を達成できることから品質に問題は生じないという作用効果がある。この点から、金属層は、絶縁基材層3の縁辺に沿って形成された縁辺パターンを構成し、縁辺パターンの幅は20μm以上であることが好ましい。縁辺パターンの幅が20μm未満であると製造マージン、とりわけオーバーラップする領域(10μm以上は必要である)を充分にとることができず、またソルダーレジスト1の剥離防止効果が低下するおそれがある。また、縁辺パターンの幅が広くなるとソルダーレジスト1の剥離防止効果が飽和するが、製造マージンは広くとることができる。
図3に示すように、金属層は、配線基板100の縁辺に配置されている。そして、ソルダーレジスト1の端部を金属層の上に形成することで、ソルダーレジスト1が剥離することを防止できる。なお、金属層は、ソルダーレジスト1を積層する前に粗化処理などの表面処理によりアンカー効果を高めることで、さらなるソルダーレジスト1の剥離防止効果が向上する。粗化処理の方法としては、粗化剤による化学研磨や、物理研磨等の粗化方法を用いることができる。
図4に示すように、内部の金属層に影響が出る場合は、金属層の一部やグランド配線(合わせて金属層とする)の一部を縁辺パターンとして使用することができる。本発明の実施の形態に係る金属層は、グランド配線を含む配線パターンと、それ以外のいわゆるダミー配線パターンを含むものである。
図4に示すように、内部の金属層の問題で連続した縁辺パターンを形成できず、ソルダーレジスト1の端部が絶縁基材層3上に存在した場合、その両側にある金属層と金属層との間隙を1mm以下にすることでソルダーレジスト1の剥離防止効果を維持することができる。なぜなら、ソルダーレジスト1の端部において金属層が存在しない場合でも、隣り合う金属層により保護されるためである。しかし間隙の総面積が、本来あるはずの縁辺パターンの半分以上を占める場合は剥離防止部分よりも剥離の可能性のある部分が増えてしまい、剥離防止効果を十分に得ることができなくなるため、ソルダーレジスト1の端部の50%以上は金属層の上にあることが望ましい。
別の観点からは、図5のソルダーレジスト1の角11に示すような部分は、絶縁基材層3の曲げなどの衝撃によりもっともソルダーレジスト1がはがれやすい部分であり、この部分を保護することでソルダーレジスト1の剥離防止効果がある。そのため図5に示すようにソルダーレジストの角11の部分にだけにでも金属層を配置することで角11におけるソルダーレジスト1の剥離防止効果を得ることができる。
図6を例に本発明の別の実施の形態を説明する。図6では、絶縁基材層3の端部の一角に、他の電極と異なる電位を持つ金属層を設けた構成となっている。このような金属層は、下層配線への電磁的影響を遮蔽するシールド層等である。この構成では、他の金属層(配線パターン)から独立した金属層がソルダーレジスト1の端部の一角から第一の距離だけ露出して配置されていることから、剥離防止効果を有する金属層の一辺としての機能も有する。また金属層と電気的絶縁されるように、一定距離を離して、ソルダーレジスト1の端部に沿って帯状の金属層が形成されている。図示していないが、ソルダーレジスト1下層には被覆された金属層が形成されている。
図7に示すように、絶縁基材層3上に複数の配線パターン21を形成し、各配線パターン21の金属層ごとにソルダーレジスト1のパターンが形成された多面付けの配線基板とすることで、点線部で断裁を行うことによりソルダーレジスト1及び金属層に接触せずに断裁できる。
配線基板100を断裁する工程がある場合には、その断裁部分に銅箔などの金属層を除去することにより断裁刃を長持ちさせることができ、その際にソルダーレジスト1を断裁しないことにより剥離のきっかけを防止することができる。
上述した配線基板100に各種電子部品を実装して電子機器を構成することができる。その電子機器としては、ノート型パソコン、携帯電話、PDA、デジタルカメラ及びゲーム機等が例示できる。電子部品としては、たとえば、ボールグリッドアレイ基板も含まれ、配線基板の電極領域25に半導体素子を実装した半導体パッケージとすることができる。
本発明では、配線基板100の総厚みを500μm以下の曲がりやすい状態になっても、ソルダーレスト1を剥離しないようにできる。従って、曲げてもソルダーレジスト1を剥離しないようにできるために、図8に示すロールツーロール方式のように長尺処理が可能な方式で製造する薄型のプリント配線板に好ましく適用できる。従って、本発明の配線基板100は、枚葉の1面付けでも多面付けでも、ロール状の絶縁基材3を用いて連続的に製造することができるため、量産性に優れた配線基板である。
本発明の配線基板の製造方法の例として、ロールツーロール方式を用いた配線基板の製造方法を示す。図8に示すようにロールツーロール方式ではロール又はリールの巻き出し部50及び巻取り部51の間でフィルム基材40を搬送し、加工処理部60において、配線基板の各製造工程を処理する。フィルム基材には、単層あるいは多層の配線パターンが形成された金属層及び絶縁樹脂層、配線パターンの各金属層を接続するビア等が形成される。積層にはサブトラクティブ法、セミアディティブ法等の公知のビルドアップ工法のいずれかあるいはこれらを組み合わせて用いることが可能である。
配線パターンは、基材フィルム上に一列あるいは複数の列で多面付けして形成される。最外層の配線パターンには、多面付けされた配線パターンのブロックごとに、金属層の縁辺パターンが形成され、当該金属層上に端部が来るようにソルダーレジストを積層及びパターン形成する。金属層の縁辺パターンには上述したような本発明各様態のパターンを形成し得る。
最後に、図7に示したように多面付けされた配線パターンのブロックの間隙に金属層及びソルダーレジストが形成されていない領域で裁断することで、生産性よく本発明の配線基板を製造することができる。裁断には、ダイシングソー、抜き型による裁断等の一般的な基板裁断手段を用いることができる。裁断部分の近傍に位置するソルダーレジストの端部では裁断時に応力が掛かりやすいが、ソルダーレジストの端部の下層に金属層が形成されているために剥離を生じさせないで歩留まりの良い配線基板とすることが可能である。
ポリイミド樹脂を用いた絶縁基材層3として両面に銅箔を積層した銅張り積層板を使用して、脱脂、酸洗、洗浄、乾燥の各工程を行った。次に、絶縁基材3の片面に、太陽インキ製造(株)製、商品名「PSR−4000 AUS308」で表示される感光性ソルダーレジスト1を厚さ20μmになるように基板上に暗室内でコーティングし、90℃でソルダーレジスト1を乾燥させた。その後150℃で30分間加熱してソルダーレジスト1を完全に硬化させた。
次に、このソルダーレジスト1を積層した配線基板100に対し、125℃、湿度100%の環境下に168時間放置し加速試験を実施した。
[比較例1]
ポリイミド樹脂を用いた絶縁基材層3上に銅箔を積層せず、ソルダーレジスト1の下層に金属層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様の工程で、配線基板100を形成及び加速試験を行った。
加速試験終了後、碁盤目テープ法を用いソルダーレジスト1と絶縁基材層3との密着性を確認したところ、銅箔を用いた金属層2上のソルダーレジスト1は100点中100点すべてが絶縁基材層3と密着していた。一方、絶縁基材層3上のソルダーレジスト1は100点中6点が絶縁基材層3と密着していたが、残り94点が剥離してしまった。
この結果、ソルダーレジスト1は絶縁基材層3上よりも銅箔を用いた金属層2上の方が剥離しにくく、本発明が有効であることを確認した。
上記碁盤目テープ法は日本工業規格JIS K5400.8.5.2に規定する方法で行ったものである。金属層2上のソルダーレジスト1を1mm角で100マスとなるようにカットし、テープを接着、剥離して、ソルダーレジスト1の各マスの剥離の有無を調べた。
ポリイミド樹脂を絶縁基材層3として両面に銅箔を積層した銅張り積層板を使用し、銅箔上にソルダーレジスト1のパターンを形成し、エッチング、レジスト除去することにより、配線基板100の一角に他の電極と異なる電位を持った金属層と、グランド層以外の金属層と、金属層を囲むようにして帯状のダミー配線パターンとを形成した(図5参照)。ダミー配線パターンは、グランド層と50μmの間隔を開けて配置し、その線幅が100μmとなるようにした。
次に、ソルダーレジスト1として、太陽インキ製造(株)製、商品名「PSR−4000 AUS308」をグランド層とダミー配線パターンとの一部が露出し、厚さ20μmになるように金属層上に暗室内でコーティングし、90℃でソルダーレジスト1を乾燥させた。その後150℃で30分間加熱してソルダーレジスト1を完全に硬化させて、本発明の配線基板100を作製した。
[比較例2]
ダミー配線パターンを形成しなかったこと以外は同じ金属層の配線パターン及び同様の工程で配線基板100を形成した。
日本工業規格JIS Z1522で規定された粘着テープをソルダーレジスト1及び金属層を覆うように各配線基板100に貼り付け、カットせずにグランド層を含む辺の一から剥がした。これ以外の試験条件については、実施例1と同様の条件で試験を行った。
実施例2の配線基板100では、10のサンプルのうち全てについて剥離箇所は存在しなかったが、比較例2の配線基板100では10のサンプルのうち9のサンプルにおいて、ソルダーレジスト1の1又は複数の角の部分で剥離が生じていた。
図8に示すロールツーロール方式で配線基板を作製した。フィルム基材として、両面に銅箔を積層した銅張りポリイミドフィルムを用いて、このポリイミドフィルムの両面に片面銅張りのポリイミドフィルムを順次積層し、6層の配線基板とした。このときの基板の総厚みは250μmであった。金属層はサブトラクティブ法により銅箔からなる配線パターンを形成し、接着層を介してラミネートにより上層のポリイミドフィルムを積層した。
配線パターンは図7に示すように多面付けし、最外層の各配線パターンブロックの外周には幅100μmのループ形状のダミー配線パターンを形成した。各多面付けされた配線パターン上に、ソルダーレジスト1、ソルダーレジストの厚さ20μmになるようにコーティングし、ソルダーレジスト1を乾燥させて電極部分とダミー配線パターンの一部が露出するようにパターン形成した。
以上の工程をロールトゥロール方式で処理した後、断裁機で配線パターンのブロックごとにソルダーレジストの間の金属層のない領域で配線基板を裁断した。裁断された本発明の配線基板100サンプルについてソルダーレジストの状態を調べたところ、剥離を生じたサンプルは存在しなかった。
本発明の実施の形態に係る配線基板の構成を説明する断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線基板の断裁位置を示す平面図である。 ロールトゥロール方式を説明する模式図である。
1 ソルダーレジスト
11 ソルダーレジストの角
2 金属層
21 配線パターン
24 電極
25 電極領域
3 絶縁基材層
31a 金属層(露出部)
31b 金属層(ソルダーレジスト下部)
34 絶縁基材層(ソルダーレジスト下部)
40 フィルム基材
50 ロール又はリール(巻き出し部)
51 ロール又はリール(巻き取り部)
60 加工処理部
100 配線基板

Claims (14)

  1. 主面に金属層が露出している基板と、
    前記基板上に積層したソルダーレジストと、を有する配線基板において、
    前記ソルダーレジストの端部が前記金属層の上であることを特徴とする配線基板。
  2. 絶縁基材層と、
    前記絶縁基材層上に積層した金属層と、
    前記金属層上に積層したソルダーレジストと、を有する配線基板において、
    前記金属層が、前記ソルダーレジストの端部に沿って帯状に形成されていることを特徴とする配線基板。
  3. 絶縁基材層と、
    前記絶縁基材層上に形成され、前記絶縁基材層の端部から第1の距離だけ内部に配置された端部を有する金属層と、
    前記金属層上に形成され、前記金属層の端部から第2の距離だけ内部に配置された端部を有するソルダーレジストと、
    を備えることを特徴とする配線基板。
  4. 前記金属層は、前記絶縁基材層の縁辺に沿って存在し、かつ、前記金属層の縁辺パターンの幅は20μm以上であることを特徴とする請求項2又は3記載の配線基板。
  5. 前記金属層は、前記絶縁基材層の縁辺に沿ってループ状パターンが形成されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の配線基板。
  6. 前記金属層は、縁辺に沿って連続に存在せず、下地の前記絶縁基材層が露出した場合、その間隙部分が1mm以下であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の配線基板。
  7. 前記ソルダーレジストの端部の50%以上が前記金属層上に存在することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の配線基板。
  8. 前記ソルダーレジストの端部の角において、前記ソルダーレジストの端部の角が前記金属層上にあることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の配線基板。
  9. 前記ソルダーレジスト端部の金属層と該ソルダーレジストとの重なり合う部分の幅は、少なくとも10μm以上であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の配線基板。
  10. 前記金属層は銅箔からなる層、銅めっき層及び金属ペーストからなる層のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の配線基板。
  11. 配線基板の厚みが500μm以下であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の配線基板。
  12. 多面付けされた配線パターンが形成された配線基板において、基板断裁部分には前記金属層及び前記ソルダーレジストが存在しないことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の配線基板。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の配線基板に半導体素子を実装したことを特徴とする半導体パッケージ。
  14. 前記請求項1乃至12のいずれかに記載の配線基板を備えたことを特徴とする電子機器。
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