JPWO2008143071A1 - 積層帯域通過フィルタ - Google Patents

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Abstract

接地電極形成層(103)の接地電極(109)とキャパシタ電極形成層(102),(104)のキャパシタ電極(111),(112),(113),(114)との間にそれぞれ容量を形成し、ビア電極(131)〜(138)および線路電極(116)〜(119)によって複数のインダクタ電極を構成するとともに、それらのループ面をインダクタ電極の配列方向に見たときにループの面同士が一部で重なるようにして偶数個のLC並列共振器を構成する。また、互いに隣接するLC並列共振器のインダクタ電極によるループの方向を逆にする。さらに、キャパシタ電極(111),(112),(113),(114)の形状および分布[配置]が平面視で点対称となるように形成する。

Description

この発明は、複数の誘電体層と電極層とを積層してなる積層帯域通過フィルタに関するものである。
従来、小型・低廉化に適した高周波の帯域通過フィルタは、誘電体層と電極層とを積層した積層体内に複数のLC共振器を設けることによって構成されている。
このような積層帯域通過フィルタとして特許文献1〜4が開示されている。
特許文献1の積層帯域通過フィルタの構成を、図1を参照して説明する。
図1の(A)はその回路図、(B)はその断面図である。このフィルタは複数のLC並列共振回路を誘導結合(磁気的結合)させたものであり、コイルL1,L2,L3・・・LnおよびコンデンサC1,C2,C3・・・Cnで複数の並列共振器を構成し、それぞれ隣接する共振器間のコイル同士を磁気的に結合させている。
図1の(B)に示すように、第1の層10−1、第2の層10−2、および第3の層10−3には、キャパシタ電極パターン12とコイルパターン13を印刷形成していて、これらの層によって共振器を構成している。すなわち、接地電極11とキャパシタ電極12との間に容量を構成し、2層にわたるコイルパターン13を、ブラインドスルーホール14を介して導通させている。このような共振器を、第4の層10−4から下の層に複数層積層することで互いに隣接するコイルが磁気的に結合するようにしている。
特許文献2は、誘電体層と電極層との積層体の内部に、複数の容量形成電極により形成される複数のキャパシタンスと、これらの複数の容量形成電極がそれぞれ有しているインダクタンスとによって複数のLC共振器を構成し、積層体の内部で互いに隣接するLC共振器を積層体の厚み方向において異なる高さ位置に配置するともに電磁気的に結合させたものである。このように積層体内部に複数のLC共振器を、積層体の厚み方向の異なる高さ位置に配置することによって、バンドパスフィルタの設計上必要とするLC共振器間の物理的距離を確保した状態で部品サイズを小型化できる。
特許文献3の積層帯域通過フィルタは、配線層の一部に互いに平行な一対の線路からなる第1・第2のフィルタ線路を、互いに異なる回路層に平行に対向させるとともに、一端部で電気的に接続し、一対の線路が誘電体層を介して折り返された構造のフィルタ素子を構成するものである。
特許文献4の積層帯域通過フィルタは、共振器を構成する2本のストリップラインを同一層に一定間隔で配置することによって電磁気的に結合させたものである。
特開平4−6911号公報 特開2000−201001号公報 特開2003−198226号公報 国際公開第02/009225号パンフレット
特許文献1の積層帯域通過フィルタでは、各LC並列共振器が有するコイルが2層のコイルパターンで形成されているので、各LC並列共振器間の磁気的な結合が大きくなるという問題がある。また、2層のコイルパターンでコイルを形成しているので、コイルのQ値の劣化により、積層帯域通過フィルタの挿入損失が大きくなるという問題がある。上記問題を解決するために、各LC並列共振器間の距離を十分空ける必要があるが、そのため積層帯域通過フィルタの厚み寸法が大きくなってしまうという問題がある。
特許文献2の積層帯域通過フィルタは、コンデンサの自己共振を利用するものであり、キャパシタ電極のキャパシタンス成分と、そのキャパシタ電極がそれぞれ有するインダクタンス成分とでLC共振器を構成している。そのため、所望のインダクタンスを持つ共振器を構成できず、低損失な帯域通過フィルタの特性が得られない。
特許文献3,4の積層帯域通過フィルタでは、小型且つ低損失な帯域通過フィルタを得ることができるが、通過帯域からその帯域外への急峻な減衰量特性を得るために共振器を多段化しようとすると、2段のフィルタを積層方向に積み上げてストリップラインを厚み方向で結合させることになり、多段のフィルタを構成する場合に厚み寸法が大きくなるという問題が生じる。
また、このような従来の積層帯域通過フィルタでは、積層体内にキャパシタ電極およびインダクタ電極によるLC並列共振器を配置するとともに、隣接するインダクタ電極間を誘導結合させた場合に通過帯域での通過特性にリップル(偏差)が生じるという問題があった。
そこで、この発明の目的は、上述の問題を解消して、小型・低損失で且つ通過帯域から通過帯域外への減衰が急峻であり、安定した通過帯域特性を有する積層帯域通過フィルタを提供することにある。
(1)複数の誘電体層と、キャパシタ電極および/またはインダクタ電極を含む複数の電極層とで構成された積層体を素体とした積層帯域通過フィルタにおいて、
前記キャパシタ電極と前記インダクタ電極とにより、隣接するLC並列共振器同士で結合する偶数個のLC並列共振器が構成され、
前記偶数個のLC並列共振器のうち入力側のLC並列共振器が接続される入力電極と、出力側のLC並列共振器が接続される出力電極とを備え、
前記偶数個のLC並列共振器のインダクタ電極は、当該インダクタ電極の一方の端部と前記キャパシタ電極との接続点を始点とするループをそれぞれ形成し、互いに結合する前記LC並列共振器のインダクタ電極によるループの面を前記インダクタ電極の配列方向に見たとき、前記ループの面同士が少なくとも一部で重なっていて、
結合する少なくとも2つの前記LC並列共振器のインダクタ電極によるループの方向が前記インダクタ電極の配列方向に見たとき、互いに逆であり、
前記偶数個のLC並列共振器のキャパシタ電極の形状および分布(配置)が平面視で点対称であることを特徴としている。
(2)前記インダクタ電極、前記入力電極、および前記出力電極は、前記キャパシタ電極とともに形状および分布(配置)が平面視で(平面上の共通の1点を対称中心として)点対称の関係となるように構成する。
(3)互いに隣接する前記LC並列共振器の前記インダクタ電極によるループの方向はそれぞれ逆の関係とする。
(4)前記インダクタ電極は、前記誘電体層の積層方向に形成されたビア電極と少なくとも前記誘電体層の積層方向に対して垂直方向に形成された線路電極とでそれぞれコイル状をなし、当該インダクタ電極およびキャパシタ電極は、前記誘電体層および前記電極層が積層される積層方向に対して垂直方向に配列されるものとする。
(5)前記キャパシタ電極は当該複数のキャパシタ電極の配置範囲に広がる共通の接地電極との間にそれぞれ容量を構成する電極とし、当該キャパシタ電極は同一の電極層で形成されたものとする。
(6)前記キャパシタ電極は当該複数のキャパシタ電極の配置範囲に広がる共通の接地電極との間にそれぞれ容量を構成する電極であり、当該キャパシタ電極は前記接地電極を厚み方向に挟んで当該接地電極の両側に設けられている。
この発明によれば、次のような効果を奏する。
(1)偶数個のLC並列共振器のインダクタ電極のそれぞれがループを形成し、互いに結合するLC並列共振器のインダクタ電極によるループの面がそのインダクタ電極の配列方向を見たとき、ループ面同士が少なくとも一部で重なっているため、隣接するLC並列共振器間の結合度(誘導結合)を高めることができ、広帯域化が図れる。
また、キャパシタ電極とは別にインダクタ電極を形成できるので、Q値の高いインダクタを形成して低挿入損失化が図れる。
また、コンデンサの自己共振を使用した共振器ではないので所望のインダクタンスを有する共振器が構成でき、所望の通過帯域で低挿入損失が実現できる。
また、互いに隣接するLC並列共振器のインダクタ電極によるループの方向が逆方向であるので、通過帯域での挿入損失のリップルが抑えられ、良好な帯域通過特性が得られる。
さらに、入力および出力のインピーダンス特性(反射特性)が同特性となるため、フィルタの通過帯域の特性が安定する。
(2)インダクタ電極、入力電極、および出力電極をキャパシタ電極とともに形状および分布(配置)が平面視で点対称となるように構成することにより、入力および出力のインピーダンス特性(反射特性)がさらに揃うことになり、特性に方向性の無い帯域通過フィルタとして用いることができる。
(3)互いに隣接するLC並列共振器のインダクタ電極によるループの方向をそれぞれ逆の関係とすることにより、通過帯域に対して低域側および高域側に減衰極を設計することができることから、低域側減衰量を設計するための入出力間キャパシタが不要となり、入出力共振器を形成するキャパシタ電極を隣接させた構造や、入出力キャパシタ間を接続する電極を配置した構造を採る必要がなく、それらの電極パターンの形成精度に起因する特性ばらつきが生じないので構造的に安定であり、高減衰特性をもつ帯域通過フィルタを得ることができる。
(4)LC並列共振器のインダクタ電極およびキャパシタ電極を誘電体層および電極層の積層方向に対して垂直方向に配列することによって、隣接するインダクタ電極によるループ面の間隔が一定に保てるので、誘電体層と電極層の積層時の面方向のずれが生じても互いに隣接するLC並列共振器のインダクタ電極間のずれをほとんど無くすことができ、特性ばらつきの少ない帯域通過フィルタ特性が得られる。
(5)LC並列共振器のキャパシタ電極を、それらのキャパシタ電極の配置範囲に広がる共通の接地電極との間にそれぞれ容量を構成することによって、隣接するキャパシタ電極間にも容量が生じて、従来、独立して必要とされていたLC並列共振期間の結合用の容量素子を省くことができ、共振器のQ値の向上が図れる。また、キャパシタ電極を形成した層の積みずれや印刷ずれが生じても、接地電極との間に生じる容量および隣接するキャパシタ電極間にも容量に変化が生じないので、そのことによる特性のばらつきが抑えられる。
(6)LC並列共振器のキャパシタ電極を、接地電極を厚み方向に挟んで当該接地電極の両側に設けることによって、隣接するLC並列共振器間を結合させるキャパシタと、離れたLC並列共振器間を飛び結合させるキャパシタとを限られた面積で構成するとができ、全体の小型化が図れる。
特許文献1に示されている積層帯域通過フィルタの等価回路図および断面図である。 第1の実施形態に係る積層帯域通過フィルタの分解斜視図である。 同積層帯域通過フィルタの外観斜視図である。 同フィルタの等価回路図である。 同フィルタの通過特性および反射特性を示す図である。 第2の実施形態に係る積層帯域通過フィルタの分解斜視図である。 同フィルタの等価回路図である。
符号の説明
1−積層帯域通過フィルタ
6−接地端子
7,8−入出力端子
100−積層体
101,203−入出力電極形成層
102,104,202−キャパシタ電極形成層
103,201−接地電極形成層
105,204−線路電極形成層
106,205−外層
109,209−接地電極
111〜114,211〜214−キャパシタ電極
116〜119,216〜219−線路電極
121,122,221,222−入出力電極
131〜138,231〜238−ビア電極
151,152,251,252−接地接続電極
L1〜L5−インダクタ
C1〜C5−キャパシタ
C12,C23,C34,C14−容量
M1〜M4−誘導結合
《第1の実施形態》
第1の実施形態に係る積層帯域通過フィルタについて図2〜図5を参照して説明する。
図2は第1の実施形態に係る積層帯域通過フィルタの分解斜視図、図3はその外観斜視図である。
図2において、接地電極形成層103の上面に接地電極109を形成している。キャパシタ電極形成層102にはキャパシタ電極111,114、キャパシタ電極形成層104にはキャパシタ電極112,113をそれぞれ形成している。入出力電極形成層101には入出力電極121,122を形成している。線路電極形成層105には線路電極116〜119を形成している。線路電極形成層105の上には外層106を設けている。この積層帯域通過フィルタは、6つの誘電体層と5つの電極層とで積層体をなすとともに、その端面に端子電極を形成したものである。
図3において、積層体100は上記誘電体層と電極層との積層体である。この積層体100の4つの側面のうち対向する2つの側面に(端面に)入出力端子7,8を設け、残る2つの側面に接地端子6を設けることによって積層帯域通過フィルタ1を構成している。この積層体100の大きさは、1.6mm×0.8mmで高さは0.5mmである。
前記各層の誘電体層部分は、比誘電率εr=53.5の低温焼結セラミック(LTCC)である。この誘電体層は比誘電率が6以上80以下の範囲内の材料を用いることができる。
また、上記線路電極を含む電極層に積層されている誘電体層、すなわち線路電極形成層105および外層106の比誘電率は6以上80以下の範囲内にある。また、キャパシタ電極形成層の比誘電率は20以上である。各誘電体層は、例えば酸化チタン、酸化バリウム、アルミナ等の成分のうち、少なくとも1つ以上の成分と、ガラス成分とから形成される低温焼結セラミックスである。
各誘電体層を形成する材料は、以降に示す別の実施形態についても同様である。
図2において、接地電極形成層103には、その平面外形より一回り小さな範囲に広がる接地電極109と、この接地電極109に導通するとともに接地電極形成層103の2つの側面にまで延びる接地接続電極151,152を形成している。この2つの接地接続電極151,152は、図3に示した接地端子6に導通することになる。
キャパシタ電極形成層102には、それぞれほぼ矩形状をなし、互いに平行な2つのキャパシタ電極111,114を形成している。また、キャパシタ電極形成層104には、それぞれ矩形状をなし、互いに平行な2つのキャパシタ電極112,113を形成している。これらのキャパシタ電極111〜114は接地電極109との間でそれぞれ容量を構成する。また隣接するキャパシタ電極の間にも容量を構成する。
入出力電極形成層101には、その2つの短辺に接するほぼ矩形状の入出力電極121,122を形成している。この2つの入出力電極121,122は図3に示した入出力端子7,8に導通することになる。
線路電極形成層105には、互いに平行でそれぞれ線路状の線路電極116〜119を形成している。
入出力電極形成層101、キャパシタ電極形成層102,104、接地電極形成層103、および線路電極形成層105には、これらの積層方向に延びるビア電極131〜138を形成している。ビア電極131は線路電極116の一端116A、キャパシタ電極111、および入出力電極121に導通する。ビア電極132は線路電極116の他端116Bおよび接地電極109に導通する。ビア電極133は線路電極117の一端117Aおよび接地電極109に導通する。ビア電極134は線路電極117の他端117Bおよびキャパシタ電極112に導通する。ビア電極135は線路電極118の一端118Aおよびキャパシタ電極113に導通する。ビア電極136は線路電極118の他端118Bおよび接地電極109に導通する。ビア電極137は線路電極119の一端119Aおよび接地電極109に導通する。ビア電極138は線路電極119の他端119B、キャパシタ電極114、および入出力電極122に導通する。
したがって上記各ビア電極と各線路電極とによる各インダクタ電極およびそれらのループ方向は次のような関係となる。
[表1]
________________________________
インダクタ電極 ビア電極 線路電極 ループ方向
________________________________
第1 131,132 116 1
第2 133,134 117 0
第3 135,136 118 1
第4 137,138 119 0
________________________________
インダクタ電極が形成する「ループ」は、キャパシタ電極とインダクタ電極との接続点を始点とした、インダクタ電極の経路により形成される。すなわち、キャパシタ電極とビア電極との接続点を始点とし、当該ビア電極、線路電極、別のビア電極との接続経路によりループは形成される。
「ループの方向」とは、線路電極の配列方向の一方の方向からループを見たとき、そのループの始点からの回り方向である。例えば、図2を入出力電極121側から入出力電極122に向かって、各インダクタ電極が形成するループを見たとき、第1のインダクタ電極は、キャパシタ電極111とビア電極131との接続点(始点)−ビア電極131−線路電極116−ビア電極132との接続経路でループを形成していて、当該第1のインダクタ電極によるループの方向は左回りである。第2のインダクタ電極は、キャパシタ電極112とビア電極134との接続点(始点)−ビア電極134−線路電極117−ビア電極133との接続経路でループを形成していて、当該第2のインダクタ電極によるループ方向は右回りである。ここで、ループの方向は左回り、右回りの2方向しかないので、一方の方向を「1」,他方を「0」で表す。
このようにして、複数の誘電体層と、キャパシタ電極またはインダクタ電極の少なくとも一方の電極を含む複数の電極層とで構成された積層体によって、キャパシタ電極とインダクタ電極とにより、隣接するLC並列共振器同士が結合する偶数個のLC並列共振器が構成される。
表1に示した4つ(4段)のLC並列共振器の各共振器間の結合の極性は、帯域通過フィルタの入力側から出力側にかけて順に表すと、〈1010〉と表現できる。
以上に示したように、この実施形態で示した積層帯域通過フィルタは、次のような特徴的な構成を備えている。
(1)偶数個のLC並列共振器のキャパシタ電極111〜114の形状および分布(配置)が平面視で点対称である。
(2)各ビア電極131〜138と各線路電極116〜119とによる各インダクタ電極、入出力電極121,122は、キャパシタ電極111〜114とともに形状および分布(配置)が平面視で誘電体層の中心に対して点対称の関係となっている。
(3)互いに隣接するLC並列共振器のインダクタ電極によるループの方向がそれぞれ逆の関係である。
(4)各インダクタ電極は、誘電体層の積層方向に通るビア電極131〜138と少なくとも誘電体層の積層方向に対して垂直方向に延びる線路電極116〜119とでそれぞれコイル状をなし、当該インダクタ電極およびキャパシタ電極は、誘電体層および電極層が積層される積層方向に対して垂直方向に配列されている。
(5)キャパシタ電極は複数のキャパシタ電極111〜114の配置範囲に広がる共通の接地電極109との間にそれぞれ容量を構成し、キャパシタ電極111,114およびキャパシタ電極112,113はそれぞれ同一の電極層で形成されている。
(6)キャパシタ電極は複数のキャパシタ電極111〜114の配置範囲に広がる共通の接地電極109との間にそれぞれ容量を構成する電極であり、当該キャパシタ電極111〜114は接地電極109を厚み方向に挟んで当該接地電極109の両側に設けられている。
(7)入力段および出力段のLC並列共振器のキャパシタ電極111,114に接続されるビアホール131,138が、隣接するLC並列共振器の接地電極109に接続されるビアホール133,136とそれぞれ隣り合うように配置されている。
図4は上記積層帯域通過フィルタの等価回路図である。
図4において、入力端子INは、図2に示した入出力電極121が導通する図3の入出力端子7に対応し、出力端子OUTは入出力電極122が導通する入出力端子8に対応する。インダクタL1は、ビア電極131,132および線路電極116で構成されるインダクタ電極により生じるインダクタンスを記号化したものである。インダクタL2はビア電極133,134および線路電極117で構成されるインダクタ電極により生じるインダクタンス成分を記号化したものである。同様に、インダクタL3はビア電極135,136および線路電極118で構成されるインダクタ電極により生じるインダクタンス成分を記号化したものである。インダクタL4はビア電極137,138および線路電極119で構成されるインダクタ電極により生じるインダクタンス成分を記号化したものである。
また、キャパシタC1〜C4はキャパシタ電極111〜114と接地電極109との間に生じる容量を記号化したものである。キャパシタC23はキャパシタ電極112−113間に生じる寄生容量を記号化したものであり、2段目のLC並列共振器と3段目のLC並列共振器との間の容量結合に寄与する。同様にキャパシタC14はキャパシタ電極111−114間に生じる寄生容量を記号化したものであり、1段目のLC並列共振器間と4段目のLC並列共振器間との間の飛び結合に寄与する。
このようにそれぞれ2つのビア電極と1つの線路電極とによるインダクタ電極がなすループ面をインダクタ電極の配列方向に見たとき、ループの面同士が少なくとも一部で重なるように配置している。そのため、少なくとも隣接するインダクタ電極によるインダクタ同士は誘導結合する。
図中のM1はインダクタL1とL2による誘導結合、M2はインダクタL2とL3による誘導結合、M3はインダクタL3とL4による誘導結合を表している。
図5は上記積層帯域通過フィルタの通過特性(SパラメータのS21特性)および反射特性(SパラメータのS11特性,S22特性)を示す図である。
図5に示すように、この例では3.3〜4.0GHzの周波数帯で通過し、それ以外の周波数帯を遮断する帯域通過フィルタ特性が得られる。また、2.2GHzおよび4.5GHzには減衰極(ポール)が生じていて、この減衰極付近の減衰量を大きく確保している。この減衰極は偶数のLC並列共振器を交互に逆極性の誘導結合で結合させたことによって生じたものである。
また、入出力端子7側の反射特性S11と入出力端子8側の反射特性S22とがほぼ一致している。そのため、フィルタの通過帯域のリップルが少なく安定した特性が得られている。さらに、入力および出力のインピーダンス特性(反射特性)が揃っているので、入出力端子の方向性が無い帯域通過フィルタとして用いることができる。
第1の実施形態によれば、従来の積層帯域通過フィルタとは異なり、ビアホールと線路電極により、90度回転させたコの字型のインダクタを備えたLC並列共振器が横方向に並べられるため、低損失な通過帯域特性がられる。
また、入力段および出力段のLC並列共振器のキャパシタ電極111,114に接続されるビアホール131,138が、隣接するLC並列共振器の接地電極109に接続されるビアホール133,136とそれぞれ隣り合うように配置することにより、最適な電磁結合が得られ、積層体の小型・低背化が可能となる。
また、接地電極109を挟んで接地109にそれぞれ対向する層にキャパシタ電極111,114とキャパシタ電極112,113を分離形成したので、所定の隣接するLC並列共振器間の不要な容量成分による結合(1段目と2段目との容量結合、および3段目と4段目との容量結合)を抑えることができる。それとともに、飛び結合用のキャパシタ電極(111,114)を単一の層で形成できるので、印刷ズレや積み重ねズレがあっても、それらの影響を受けることがなく、飛び結合用の容量の変動を抑えることができる。
また、線路電極116〜119とキャパシタ電極111,112,113,114および接地電極109をビアホール131〜138で接続する構成であるので、誘電体シートのカットズレや積重ねズレがあっても、それらの影響を受けることがなく、共振周波数のばらつきを低減することができる。入出力電極121,122に接続するキャパシタ電極111,114についてもビアホール131,138を介して別層で接続することにより、印刷ズレや積み重ねズレがあっても、それらの影響を受けることがなく、容量の変動を抑えることができる。
しかも、設計構造が点対称の構造であるため、入力および出力からのインピーダンスの特性が同特性となるため、安定した通過帯域特性が得られる。
また、隣り合うLC並列共振器のインダクタ電極によるループ方向をすべて逆〈1010〉の関係で構成することにより、通過帯域に対して低域側および高域側に減衰極を設計できる。このことから、低域側減衰量を確保するために入出力間を結合させるキャパシタが不要となり、キャパシタ電極間の寄生容量の変動が抑えられ、構造的に安定した高減衰特性を有する帯域通過フィルタを得ることができる。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係る積層帯域通過フィルタについて図6・図7を参照して説明する。
図6は第2の実施形態に係る積層帯域通過フィルタの分解斜視図である。
図6において、接地電極形成層201の上面に接地電極209を形成している。キャパシタ電極形成層202にはキャパシタ電極211,212,213,214を形成している。入出力電極形成層203には入出力電極221,222を形成している。線路電極形成層204には線路電極216〜219を形成している。線路電極形成層204の上には外層205を設けている。この積層帯域通過フィルタは、5つの誘電体層と4つの電極層とで積層体をなすとともに、その端面に端子電極を形成したものである。
前記各層の誘電体層部分の材料、比誘電率は、第1の実施形態の場合と同様であり、積層帯域通過フィルタの外観も図3に示したものと同様である。
図6において、接地電極形成層201には、その平面外形より一回り小さな範囲に広がる接地電極209と、この接地電極209に導通するとともに接地電極形成層201の2つの側面にまで延びる接地接続電極251,252を形成している。この2つの接地接続電極251,252は、積層体側面の接地端子に導通することになる。
キャパシタ電極形成層202には、それぞれ矩形状をなし、互いに平行な4つのキャパシタ電極211〜214を形成している。これらのキャパシタ電極211〜214は接地電極209との間でそれぞれ容量を構成する。また隣接するキャパシタ電極の間にも容量を構成する。
入出力電極形成層203には、その2つの短辺に接するほぼ矩形状の入出力電極221,222を形成している。この2つの入出力電極221,222は積層体の入出力端子に導通することになる。
線路電極形成層204には、互いに平行でそれぞれ線路状の線路電極216〜219を形成している。
入出力電極形成層203、キャパシタ電極形成層202、接地電極形成層201、および線路電極形成層204には、これらの積層方向に延びるビア電極231〜238を形成している。ビア電極231は線路電極216の一端216A、キャパシタ電極211、および入出力電極221に導通する。ビア電極232は線路電極216の他端216Bおよび接地電極209に導通する。ビア電極233は線路電極217の一端217Aおよび接地電極209に導通する。ビア電極234は線路電極217の他端217Bおよびキャパシタ電極212に導通する。ビア電極235は線路電極218の一端218Aおよびキャパシタ電極213に導通する。ビア電極236は線路電極218の他端218Bおよび接地電極209に導通する。ビア電極237は線路電極219の一端219Aおよび接地電極209に導通する。ビア電極238は線路電極219の他端219B、キャパシタ電極214、および入出力電極222に導通する。
したがって上記各ビア電極と各線路電極とによる各インダクタ電極およびそれらのループ方向は次のような関係となる。
[表2]
________________________________
インダクタ電極 ビア電極 線路電極 ループ方向
________________________________
第1 231,232 216 1
第2 233,234 217 0
第3 235,236 218 1
第4 237,238 219 0
________________________________
インダクタ電極が形成する「ループ」は、第1の実施形態の場合と同様に、キャパシタ電極とインダクタ電極との接続点を始点とした、インダクタ電極の経路により形成される。すなわち、キャパシタ電極とビア電極との接続点を始点とし、当該ビア電極、線路電極、別のビア電極との接続経路によりループは形成される。
第1の実施形態と異なり、図6に示した例では、4つのキャパシタ電極211〜214を単一の層202に形成し、隣接するキャパシタ電極間にそれぞれ容量を形成するように構成している。
図7は上記積層帯域通過フィルタの等価回路図である。
図7において、インダクタL1は、ビア電極231,232および線路電極216で構成されるインダクタ電極により生じるインダクタンスを記号化したものである。インダクタL2はビア電極233,234および線路電極217で構成されるインダクタ電極により生じるインダクタンス成分を記号化したものである。同様に、インダクタL3はビア電極235,236および線路電極218で構成されるインダクタ電極により生じるインダクタンス成分を記号化したものである。インダクタL4はビア電極237,238および線路電極219で構成されるインダクタ電極により生じるインダクタンス成分を記号化したものである。
また、キャパシタC1〜C4はキャパシタ電極211〜214と接地電極209との間に生じる容量を記号化したものである。キャパシタC12はキャパシタ電極211−212間に生じる寄生容量を記号化したものである。キャパシタC23はキャパシタ電極212−213間に生じる寄生容量を記号化したものである。同様にキャパシタC34はキャパシタ電極213−214間に生じる寄生容量を記号化したものである。
このようにそれぞれ2つのビア電極と1つの線路電極とによるインダクタ電極がなすループ面をインダクタ電極の配列方向に見たとき、ループの面同士が少なくとも一部で重なるように配置している。そのため、少なくとも隣接するインダクタ電極によるインダクタ同士は誘導結合する。
図中のM1はインダクタL1とL2による誘導結合、M2はインダクタL2とL3による誘導結合、M3はインダクタL3とL4による誘導結合を表している。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の場合と同様の効果を奏する。第1の実施形態とは異なる第2の実施形態特有の効果としては、低域側減衰量を確保するために入出力間を結合させるキャパシタが不要となり、接地電極209をいわゆるベタ電極構成とし、キャパシタ電極211〜214を同一層で形成できるため、積重ねズレによる容量およびキャパシタ電極間の寄生容量の変動が抑えられ、構造的に電気的特性ばらつきが小さくなる。
また、線路電極216〜219とキャパシタ電極211〜214および接地電極209をビアホール231〜238で接続し、且つ入出力端子と接続される入出力電極221,222を線路電極形成層204とキャパシタ電極形成層202との間に配置したことによりLC並列共振器が閉回路で構成でき、高Qの共振器特性を保ちながら帯域通過フィルタを構成することができる。

Claims (6)

  1. 複数の誘電体層と、キャパシタ電極および/またはインダクタ電極を含む複数の電極層とで構成された積層体を素体とした積層帯域通過フィルタにおいて、
    前記キャパシタ電極と前記インダクタ電極とにより、隣接するLC並列共振器同士で結合する偶数個のLC並列共振器が構成され、
    前記偶数個のLC並列共振器のうち入力側のLC並列共振器が接続される入力電極と、出力側のLC並列共振器が接続される出力電極とを備え、
    前記偶数個のLC並列共振器のインダクタ電極は、当該インダクタ電極の一方の端部と前記キャパシタ電極との接続点を始点とするループをそれぞれ形成し、互いに結合する前記LC並列共振器のインダクタ電極によるループの面を前記インダクタ電極の配列方向に見たとき、前記ループの面同士が少なくとも一部で重なっていて、
    結合する少なくとも2つの前記LC並列共振器のインダクタ電極によるループの方向が前記インダクタ電極の配列方向に見たとき、互いに逆であり、
    前記偶数個のLC並列共振器のキャパシタ電極の形状および分布が平面視で点対称であることを特徴とする積層帯域通過フィルタ。
  2. 前記インダクタ電極、前記入力電極、および前記出力電極は、前記キャパシタ電極とともに形状および分布が平面視で点対称である、請求項1に記載の積層帯域通過フィルタ。
  3. 互いに隣接する前記LC並列共振器の前記インダクタ電極によるループの方向がそれぞれ逆である請求項1または2に記載の積層帯域通過フィルタ。
  4. 前記インダクタ電極は、前記誘電体層の積層方向に形成されたビア電極と少なくとも前記誘電体層の積層方向に対して垂直方向に形成された線路電極とでそれぞれコイル状をなし、当該インダクタ電極およびキャパシタ電極は、前記誘電体層および前記電極層が積層される積層方向に対して垂直方向に配列されている、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の積層帯域通過フィルタ。
  5. 前記キャパシタ電極は当該複数のキャパシタ電極の配置範囲に広がる共通の接地電極との間にそれぞれ容量を構成する電極であり、当該キャパシタ電極は同一の電極層で形成されている、請求項4に記載の積層帯域通過フィルタ。
  6. 前記キャパシタ電極は当該複数のキャパシタ電極の配置範囲に広がる共通の接地電極との間にそれぞれ容量を構成する電極であり、当該キャパシタ電極は前記接地電極を厚み方向に挟んで当該接地電極の両側に設けられている請求項4に記載の積層帯域通過フィルタ。
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