JP5970714B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品に関し、より特定的には、3以上のLC並列共振器を備えている電子部品に関する。
従来の電子部品に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の3次元スパイラルインダクタが知られている。該3次元スパイラルインダクタは、積層体内に設けられ、かつ、積層方向に直交する方向に延在する巻回軸の周囲を周回する螺旋状のコイルである。このような3次元スパイラルインダクタは、例えば、ローパスフィルタに用いられる。
3次元スパイラルインダクタが用いられたローパスフィルタは、例えば、3次元スパイラルインダクタ及びコンデンサにより構成される複数のLC並列共振器が直列に接続されて構成される。3次元スパイラルインダクタは、螺旋状をなしているので、渦巻状のインダクタに比べて大きな空芯径を有している。したがって、3次元スパイラルインダクタは、渦巻状のインダクタに比べて、高いQ値を得ることができる。そのため、ローパスフィルタの挿入損失の低減を図ることができる。
ところで、ローパスフィルタでは、3次元スパイラルインダクタは、互いの巻回軸が略一致するように一列に並ぶように配置される。そのため、3次元スパイラルインダクタ同士が近接しすぎて、3次元スパイラルインダクタ同士の電磁気結合が強くなってしまう。そのため、ローパスフィルタにおいて、3次元スパラルインダクタ間を高周波信号が伝送されやすくなる。その結果、ローパスフィルタの通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができない。
特開2006−190934号公報(図16a)
そこで、本発明の目的は、挿入損失の低減を図りつつ、通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができる電子部品を提供することである。
本発明の第1の形態に係る電子部品は、素子本体と、直列に接続されている第1のLC並列共振器ないし第n(nは、3以上の整数)のLC並列共振器と、を備えており、前記第1のLC並列共振器ないし前記第nのLC並列共振器はそれぞれ、第1のインダクタないし第nのインダクタ、及び、第1のコンデンサないし第nのコンデンサを含んでおり、前記第1のインダクタないし前記第nのインダクタは、第1の方向にこの順に並ぶように前記素子本体に設けられており、前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタは、前記第1の方向に沿う巻回軸を周回しており、前記第2のインダクタないし前記第n−1のインダクタの内の少なくとも1つの所定のインダクタは、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿う巻回軸を周回しており、前記所定のインダクタの前記第2の方向の中心は、前記第1の方向及び該第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、前記第1のインダクタの巻回軸及び前記第nのインダクタの巻回軸に対して該第2の方向の一方側に位置しており前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタは、渦巻状をなしており、前記所定のインダクタは、螺旋状をなしていること、を特徴とする。
本発明の第2の形態に係る電子部品は、素子本体と、直列に接続されている第1のLC並列共振器ないし第n(nは、3以上の整数)のLC並列共振器と、を備えており、前記第1のLC並列共振器ないし前記第nのLC並列共振器はそれぞれ、第1のインダクタないし第nのインダクタ、及び、第1のコンデンサないし第nのコンデンサを含んでおり、前記第1のインダクタないし前記第nのインダクタは、第1の方向にこの順に並ぶように前記素子本体に設けられており、前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタは、前記第1の方向に沿う巻回軸を周回しており、前記第2のインダクタないし前記第n−1のインダクタの内の少なくとも1つの所定のインダクタは、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿う巻回軸を周回しており、前記所定のインダクタの前記第2の方向の中心は、前記第1の方向及び該第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、前記第1のインダクタの巻回軸及び前記第nのインダクタの巻回軸に対して該第2の方向の一方側に位置しており、前記所定のインダクタは、前記第3の方向から平面視したときに、前記第2の方向において、前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタから該第2の方向の一方側にはみ出し、かつ、該第1のインダクタ及び該第nのインダクタから該第2の方向の他方側にはみ出していないこと、を特徴とする。
本発明の第3の形態に係る電子部品は、素子本体と、直列に接続されている第1のLC並列共振器、第2のLC並列共振器及び第3のLC並列共振器と、前記素子本体の表面に設けられ、前記第1のLC並列共振器に接続されている入力端子と、前記素子本体の表面に設けられ、前記第3のLC並列共振器に接続されている出力端子と、前記素子本体の表面に設けられている接地端子と、前記入力端子と前記第1のLC並列共振器との接続点と前記接地端子との間、該第1のLC並列共振器と前記第2のLC並列共振器との接続点と該接地端子との間、該第2のLC並列共振器と前記第3のLC並列共振器との接続点と該接地端子との間、又は、該第3のLC並列共振器と前記出力端子との接続点と該接地端子との間に設けられている第4のコンデンサと、を備えており、前記第1のLC並列共振器ないし前記第3のLC並列共振器はそれぞれ、第1のインダクタ、第2のインダクタ及び第3のインダクタ、及び、第1のコンデンサ、第2のコンデンサ及び第3のコンデンサを含んでおり、前記第1のインダクタないし前記第3のインダクタは、第1の方向にこの順に並ぶように前記素子本体に設けられており、前記第1のインダクタ及び前記第3のインダクタは、前記第1の方向に沿う巻回軸を周回しており、前記第2のインダクタは、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿う巻回軸を周回しており、前記第2のインダクタの前記第2の方向の中心は、前記第1の方向及び該第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、前記第1のインダクタの巻回軸及び前記第3のインダクタの巻回軸に対して該第2の方向の一方側に位置しており、前記素子本体は、複数の絶縁体層が前記第3の方向に積層されて構成されており、前記第1のLC並列共振器、第2のLC並列共振器及び前記第3のLC並列共振器は、前記絶縁体層上に設けられている内部導体及び前記絶縁体層を前記第3の方向に貫通する層間接続導体により構成されており、前記第2のインダクタは、前記絶縁体層上に設けられ、かつ、前記第2の方向に並ぶ互いに平行な複数の第1のインダクタ導体と、該第1のインダクタ導体よりも前記第3の方向の一方側に位置する前記絶縁体層上に設けられ、かつ、該第1の方向に沿って延びる第2のインダクタ導体であって、該第3の方向から平面視したときに、該第2の方向の一方側に位置する前記第1のインダクタ導体の一方の端部と一方の端部において重なり、該第2の方向の他方側に位置する前記第1のインダクタ導体の他方の端部と他方の端部において重なる第2のインダクタ導体と、前記第1のインダクタ導体の一方の端部と前記第2のインダクタ導体の一方の端部とを接続する第3の層間接続導体と、前記第1のインダクタ導体の他方の端部と前記第2のインダクタ導体の他方の端部とを接続する第4の層間接続導体と、により構成されており、前記複数の第1のインダクタ導体は、複数の前記絶縁体層に分散して設けられていること、を特徴とする。
本発明によれば、挿入損失の低減を図りつつ、通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができる。
本願発明に係る電子部品10の等価回路図である。 図1Aの電子部品10の外観斜視図である。 電子部品10の積層体12の分解斜視図である。 電子部品10の積層体12の分解斜視図である。 電子部品10の積層体12の分解斜視図である。 電子部品10の積層体12の分解斜視図である。 電子部品10の通過特性を示したグラフである。 第1の変形例に係る電子部品10aの等価回路図である。 第1の変形例に係る電子部品10aの積層体12の分解斜視図である。 第2の変形例に係る電子部品10bの積層体12の分解斜視図である。
以下に本発明の実施形態に係る電子部品について説明する。
(電子部品の構成)
以下に、本発明の一実施形態に係る電子部品の構成について図面を参照しながら説明する。図1Aは、本願発明に係る電子部品10の等価回路図である。図1Bは、図1Aの電子部品10の外観斜視図である。図2Aないし図2Dは、電子部品10の積層体12の分解斜視図である。以下、上下方向は、絶縁体層16の積層方向を示す。また、上側から平面視したときに、電子部品10の長辺に沿った方向を前後方向と定義し、電子部品10の短辺に沿った方向を左右方向と定義する。上下方向、前後方向及び左右方向は互いに直交している。
電子部品10の等価回路は、図1Aに示すように、LC並列共振器LC1〜LC3、コンデンサC4〜C7、インダクタLa,Lb及び外部端子14a〜14cを備えている。LC並列共振器LC1は、インダクタL1及びコンデンサC1を含んでいる。LC並列共振器LC2は、インダクタL2及びコンデンサC2を含んでいる。LC並列共振器LC3は、インダクタL3及びコンデンサC3を含んでいる。また、LC並列共振器LC1〜LC3は、外部端子14aと外部端子14bとの間においてこの順に直列に接続されている。また、LC並列共振器LC2の共振周波数は、LC並列共振器LC1の共振周波数及びLC並列共振器LC3の共振周波数よりも低い。
コンデンサC4は、外部端子14aとLC並列共振器LC1との接続点と外部端子14cとの間に設けられている。コンデンサC5は、LC並列共振器LC1とLC並列共振器LC2との接続点と外部端子14cとの間に設けられている。コンデンサC6は、LC並列共振器LC2とLC並列共振器LC3との接続点と外部端子14cとの間に設けられている。コンデンサC7は、LC並列共振器LC3と外部端子14bとの接続点と外部端子14cとの間に設けられている。
インダクタLaは、コンデンサC4,C5と外部端子14cとの間に設けられている。すなわち、インダクタLaは、コンデンサC4,C5に対して直列に接続されている。インダクタLbは、コンデンサC6,C7と外部端子14cとの間に設けられている。すなわち、インダクタLbは、コンデンサC6,C7に対して直列に接続されている。
以上のような電子部品10は、ローパスフィルタとして用いられる。外部端子14aが入力端子として用いられ、外部端子14bが出力端子として用いられ、外部端子14cが接地端子として用いられる。
電子部品10は、図1B及び図2Aないし図2Dに示すように、積層体12、外部端子14a〜14c、インダクタ導体18a〜18r,22a〜22o,26a〜26r,46,48、コンデンサ導体28,30a,30b,32a,32b,34,36a,36b,38a,38b,40a,40b、グランド導体42,44及びビアホール導体v1〜v22を備えている。
積層体12は、図1B及び図2Aないし図2Dに示すように、絶縁体層16a〜16z,16aa〜16iiが上下方向に積層されることにより構成され、直方体状をなしている。また、積層体12は、LC並列共振器LC1〜LC3、インダクタLa,Lb及びコンデンサC4〜C7を内蔵している。
絶縁体層16a〜16z,16aa〜16iiは、図2Aないし図2Dに示すように、長方形状をなしており、例えば、セラミック誘電体により構成されている。絶縁体層16a〜16z,16aa〜16iiは、上側から下側へとこの順に並ぶように積層されている。以下では、絶縁体層16a〜16z,16aa〜16iiの上側の面を表面と称し、絶縁体層16a〜16z,16aa〜16iiの下側の面を裏面と称す。
インダクタL1は、前後方向と平行な巻回軸を周回する渦巻状をなしており、積層体12の前面近傍に設けられている。また、インダクタL1は、インダクタ導体18a〜18r及びビアホール導体v1〜v5により構成されている。インダクタ導体18a〜18cはそれぞれ、絶縁体層16e〜16gの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16e〜16gの前側の短辺の中央から後ろ側に向かってわずかに延在した後、左側に向かって延在しているL字型の導体である。インダクタ導体18a〜18cの左端はそれぞれ、絶縁体層16e〜16gの左前の角近傍に位置している。
インダクタ導体18d〜18fはそれぞれ、絶縁体層16w〜16yの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16w〜16yの前側の短辺に沿って延在している。インダクタ導体18d〜18fの左端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体18a〜18cの左端と重なっている。
インダクタ導体18g〜18iはそれぞれ、絶縁体層16h〜16jの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16h〜16jの前側の短辺に沿って延在している。インダクタ導体18g〜18iの右端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体18d〜18fの右端と重なっている。
インダクタ導体18j〜18lはそれぞれ、絶縁体層16t〜16vの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16t〜16vの前側の短辺に沿って延在している。インダクタ導体18j〜18lの左端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体18g〜18iの左端と重なっている。
インダクタ導体18m〜18oはそれぞれ、絶縁体層16k〜16mの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16k〜16mの前側の短辺に沿って延在している。インダクタ導体18m〜18oの右端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体18j〜18lの右端と重なっている。
インダクタ導体18p〜18rはそれぞれ、絶縁体層16q〜16sの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16q〜16sの前側の短辺の中央近傍から後ろ側に向かって延在している導体である。インダクタ導体18p〜18rの前端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体18m〜18oの左端と重なっている。
ビアホール導体v1は、絶縁体層16e〜16xを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v1は、絶縁体層16e〜16xのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v1は、インダクタ導体18a〜18cの左端とインダクタ導体18d〜18fの左端とを接続している。
ビアホール導体v2は、絶縁体層16h〜16xを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v2は、絶縁体層16h〜16xのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v2は、インダクタ導体18d〜18fの右端とインダクタ導体18g〜18iの右端とを接続している。
ビアホール導体v3は、絶縁体層16h〜16uを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v3は、絶縁体層16h〜16uのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v3は、インダクタ導体18g〜18iの左端とインダクタ導体18j〜18lの左端とを接続している。
ビアホール導体v4は、絶縁体層16k〜16uを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v4は、絶縁体層16k〜16uのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v4は、インダクタ導体18j〜18lの右端とインダクタ導体18m〜18oの右端とを接続している。
ビアホール導体v5は、絶縁体層16k〜16rを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v5は、絶縁体層16k〜16rのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v5は、インダクタ導体18m〜18oの左端とインダクタ導体18p〜18rの前端とを接続している。
ここで、インダクタ導体18a〜18cの一部、インダクタ導体18d〜18oは、上側から平面視したときに、互いに重なり合っている。よって、インダクタL1は、前側から平面視したときに、実質的に同一平面上において、外周側から中心に向かって時計回り方向に周回する渦巻状をなしている。
インダクタL3は、前後方向と平行な巻回軸を周回する渦巻状をなしており、積層体12の後面近傍に設けられている。また、インダクタL3の巻回軸とインダクタL1の巻回軸とは、上下左右方向において略一致している。インダクタL3は、インダクタL1と略同じ構造を有している。また、インダクタL3は、インダクタ導体26a〜26r及びビアホール導体v10〜v14により構成されている。
インダクタ導体26a〜26cはそれぞれ、絶縁体層16q〜16sの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16q〜16sの前後方向の中央よりも後ろ側から後ろ側に向かって延在する導体である。インダクタ導体26a〜26cの後端はそれぞれ、絶縁体層16q〜16sの後ろ側の短辺の中央近傍に位置している。
インダクタ導体26d〜26fはそれぞれ、絶縁体層16k〜16mの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16k〜16mの後ろ側の短辺の右半分に沿って延在している。インダクタ導体26d〜26fの左端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体26a〜26cの後端と重なっている。
インダクタ導体26g〜26iはそれぞれ、絶縁体層16t〜16vの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16t〜16vの後ろ側の短辺に沿って延在している。インダクタ導体26g〜26iの右端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体26d〜26fの右端と重なっている。
インダクタ導体26j〜26lはそれぞれ、絶縁体層16h〜16jの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16h〜16jの後ろ側の短辺に沿って延在している。インダクタ導体26j〜26lの左端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体26g〜26iの左端と重なっている。
インダクタ導体26m〜26oはそれぞれ、絶縁体層16w〜16yの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16w〜16yの後ろ側の短辺に沿って延在している。インダクタ導体26m〜26oの右端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体26j〜26lの右端と重なっている。
インダクタ導体26p〜26rはそれぞれ、絶縁体層16e〜16gの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16e〜16gの後ろ側の短辺の左端近傍から右側に向かって延在した後、後ろ側に向かって僅かに延在して絶縁体層16e〜16gの後ろ側の短辺の中央に引き出されているL字型の導体である。インダクタ導体26p〜26rの左端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体26m〜26oの左端と重なっている。
ビアホール導体v10は、絶縁体層16k〜16rを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v10は、絶縁体層16k〜16rのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v10は、インダクタ導体26a〜26cの後端とインダクタ導体26d〜26fの左端とを接続している。
ビアホール導体v11は、絶縁体層16k〜16uを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v11は、絶縁体層16k〜16uのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v11は、インダクタ導体26d〜26fの右端とインダクタ導体26g〜26iの右端とを接続している。
ビアホール導体v12は、絶縁体層16h〜16uを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v12は、絶縁体層16h〜16uのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v12は、インダクタ導体26g〜26iの左端とインダクタ導体26j〜26lの左端とを接続している。
ビアホール導体v13は、絶縁体層16h〜16xを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v13は、絶縁体層16h〜16xのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v13は、インダクタ導体26j〜26lの右端とインダクタ導体26m〜26oの右端とを接続している。
ビアホール導体v14は、絶縁体層16e〜16xを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v14は、絶縁体層16e〜16xのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v14は、インダクタ導体26m〜26oの左端とインダクタ導体26p〜26rの左端とを接続している。
ここで、インダクタ導体26d〜26o及びインダクタ導体26p〜26rの一部は、上側から平面視したときに、互いに重なり合っている。よって、インダクタL3は、前側から平面視したときに、実質的に同一平面上において、中心から外周側に向かって反時計回り方向に周回する渦巻状をなしている。
インダクタL2は、左右方向と平行な巻回軸を周回する螺旋状をなしており、積層体12の前後方向の中央付近に設けられている。すなわち、インダクタL2は、インダクタL1とインダクタL3との間に設けられている。これにより、インダクタL1〜L3は、前側から後ろ側へとこの順に並んでいる。
また、インダクタL2は、積層体12の左面近傍に設けられている。これにより、インダクタL2の左右方向の中心は、上側から平面視したときに、インダクタL1の巻回軸及びインダクタL3の巻回軸に対して左側に位置している。本実施形態では、インダクタL2は、上側から平面視したときに、左右方向において、インダクタL1,L3から左側にはみ出し、かつ、インダクタL1,L3から右側にはみ出していない。インダクタL1,L3の巻回軸とは、インダクタL1,L3を前側から平面視したときのインダクタL1,L3の中心(より正確には、重心)に位置している。
インダクタL2は、インダクタ導体22a〜22o及びビアホール導体v6〜v9により構成されている。インダクタ導体22a〜22cはそれぞれ、絶縁体層16q〜16sの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16q〜16sの前後方向の中央よりも前側から左側に向かって延在している導体である。インダクタ導体22a〜22cの左端はそれぞれ、絶縁体層16q〜16sの左側の長辺近傍に位置している。
インダクタ導体22d〜22fはそれぞれ、絶縁体層16b〜16dの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16b〜16dの左側の長辺に沿って延在している。インダクタ導体22d〜22fの前端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体22a〜22cの左端と重なっている。
インダクタ導体22g〜22iはそれぞれ、絶縁体層16n〜16pの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16n〜16pの左側の長辺に沿って延在している。ただし、インダクタ導体22g〜22iは、右前方向に向かって延在するように前後方向に対してわずかに傾いている。インダクタ導体22g〜22iの後端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体22d〜22fの後端と重なっている。
インダクタ導体22j〜22lはそれぞれ、絶縁体層16b〜16dの表面に設けられている線状の導体層であり、インダクタ導体22d〜22fに対して右側において絶縁体層16b〜16dの左側の長辺に沿って延在している。インダクタ導体22j〜22lの前端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体22g〜22iの前端と重なっている。
インダクタ導体22m〜22oはそれぞれ、絶縁体層16q〜16sの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16q〜16sの前後方向の中央よりも後ろ側において左右方向に延在している。インダクタ導体22m〜22oの右端は、上側から平面視したときに、インダクタ導体22j〜22lの後端と重なっている。
以上のように、インダクタ導体22d〜22fとインダクタ導体22j〜22lは、左側から右側へと並び、かつ、互いに平行である。また、インダクタ導体22g〜22iは、インダクタ導体22d〜22f及びインダクタ導体22j〜22lよりも下側に位置する絶縁体層に設けられている。
ビアホール導体v6は、絶縁体層16b〜16rを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v6は、絶縁体層16b〜16rのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v6は、インダクタ導体22a〜22cの左端とインダクタ導体22d〜22fの前端とを接続している。
ビアホール導体v7は、絶縁体層16b〜16oを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v7は、絶縁体層16b〜16oのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v7は、インダクタ導体22d〜22fの後端とインダクタ導体22g〜22iの後端とを接続している。
ビアホール導体v8は、絶縁体層16b〜16oを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v8は、絶縁体層16e〜16oのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v8は、インダクタ導体22g〜22iの前端とインダクタ導体22j〜22lの前端とを接続している。
ビアホール導体v9は、絶縁体層16b〜16rを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v9は、絶縁体層16b〜16rのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v9は、インダクタ導体22j〜22lの後端とインダクタ導体22m〜22oの右端とを接続している。
以上のようなインダクタL2は、左側から平面視したときに、時計回り方向に周回しながら右側に向かって進行する螺旋状をなしている。
コンデンサC1は、コンデンサ導体30a,30b,28により構成されている。より詳細には、コンデンサ導体30a,30bはそれぞれ、絶縁体層16z,16bbの表面に設けられており、絶縁体層16z,16bbの右半分かつ前半分の領域に設けられた長方形状の導体層である。また、コンデンサ導体30a,30bはそれぞれ、絶縁体層16z,16bbの前側の短辺の中央に引き出されている。コンデンサ導体28はそれぞれ、絶縁体層16aaの表面に設けられており、絶縁体層16aaの右半分かつ前半分の領域に設けられた長方形状の導体層である。コンデンサ導体28は、上側から平面視したときに、コンデンサ導体30a,30bと重なっている。これにより、コンデンサ導体28は、絶縁体層16zを介してコンデンサ導体30aと対向し、絶縁体層16aaを介してコンデンサ導体30bと対向している。
コンデンサC2は、コンデンサ導体32a,32b,38a,38b,40a,40bにより構成されている。より詳細には、コンデンサ導体32a,32bはそれぞれ、絶縁体層16dd,16ffの表面に設けられており、絶縁体層16dd,16ffの左半分かつ前半分の領域に設けられた長方形状の導体層である。また、コンデンサ導体38a,38bはそれぞれ、絶縁体層16dd,16ffの表面に設けられており、絶縁体層16dd,16ffの左半分かつ後ろ半分の領域に設けられた長方形状の導体層である。コンデンサ導体40a,40bはそれぞれ、絶縁体層16cc,16eeの表面に設けられており、絶縁体層16cc,16eeの左半分の領域において前後方向に延在する帯状をなす導体層である。コンデンサ導体40a,40bは、上側から平面視したときに、コンデンサ導体32a,32b,38a,38bと重なっている。これにより、コンデンサ導体32a,38aは、絶縁体層16ccを介してコンデンサ導体40aと対向すると共に、絶縁体層16ddを介してコンデンサ導体40bと対向し、コンデンサ導体32b,38bは、絶縁体層16eeを介してコンデンサ導体40bと対向している。
コンデンサC3は、コンデンサ導体36a,36b,34により構成されている。より詳細には、コンデンサ導体36a,36bはそれぞれ、絶縁体層16z,16bbの表面に設けられており、絶縁体層16z,16bbの右半分かつ後ろ半分の領域に設けられた長方形状の導体層である。また、コンデンサ導体36a,36bはそれぞれ、絶縁体層16z,16bbの後ろ側の短辺の中央に引き出されている。コンデンサ導体34はそれぞれ、絶縁体層16aaの表面に設けられており、絶縁体層16aaの右半分かつ後ろ半分の領域に設けられた長方形状の導体層である。コンデンサ導体34は、上側から平面視したときに、コンデンサ導体36a,36bと重なっている。これにより、コンデンサ導体34は、絶縁体層16zを介してコンデンサ導体36aと対向し、絶縁体層16aaを介してコンデンサ導体36bと対向している。
コンデンサC4は、コンデンサ導体30b及びグランド導体42により構成されている。より詳細には、グランド導体42は、絶縁体層16ggの前半分の略全面を覆う長方形状の導体層であり、上側から平面視したときに、コンデンサ導体30bと重なっている。これにより、コンデンサ導体30bは、絶縁体層16bb〜16ffを介してグランド導体42と対向している。
コンデンサC5は、コンデンサ導体32b及びグランド導体42により構成されている。より詳細には、グランド導体42は、上側から平面視したときに、コンデンサ導体32bと重なっている。これにより、コンデンサ導体32bは、絶縁体層16ffを介してグランド導体42と対向している。
コンデンサC6は、コンデンサ導体38b及びグランド導体44により構成されている。より詳細には、グランド導体44は、絶縁体層16ggの後ろ半分の略全面を覆う長方形状の導体であり、上側から平面視したときに、コンデンサ導体38bと重なっている。これにより、コンデンサ導体38bは、絶縁体層16ffを介してグランド導体44と対向している。
コンデンサC7は、コンデンサ導体36b及びグランド導体44により構成されている。より詳細には、グランド導体44は、上側から平面視したときに、コンデンサ導体36bと重なっている。これにより、コンデンサ導体36bは、絶縁体層16bb〜16ffを介してグランド導体44と対向している。
ビアホール導体v15は、絶縁体層16q〜16eeを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v15は、絶縁体層16q〜16eeのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v15は、インダクタ導体18p〜18rの後端とコンデンサ導体28,32a,32bとを接続している。これにより、ビアホール導体v15は、インダクタL1とコンデンサC1,C2,C5とを接続している。
ビアホール導体v16は、絶縁体層16q〜16eeを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v16は、絶縁体層16q〜16eeのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v16は、インダクタ導体22a〜22cの右端とコンデンサ導体28,32a,32bとを接続している。これにより、ビアホール導体v16は、インダクタL2とコンデンサC1,C2,C5とを接続している。
ビアホール導体v17は、絶縁体層16q〜16eeを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v17は、絶縁体層16q〜16eeのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v17は、インダクタ導体22m〜22oの右端とコンデンサ導体38a,38bとを接続している。これにより、ビアホール導体v17は、インダクタL2とコンデンサC2,C3,C6とを接続している。
ビアホール導体v18は、絶縁体層16q〜16eeを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v18は、絶縁体層16q〜16eeのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v18は、インダクタ導体26a〜26cの前端とコンデンサ導体34,38a,38bとを接続している。これにより、ビアホール導体v18は、インダクタL3とコンデンサC2,C3,C6とを接続している。
外部端子14cは、絶縁体層16iiの裏側の中央に設けられている長方形状の導体である。
インダクタLaは、インダクタ導体46により構成されている。インダクタ導体46は、絶縁体層16hhの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16hhの前半分の領域において、略1周している。ただし、インダクタ導体46は、後ろ側の長辺において切断されている。
ビアホール導体v19は、絶縁体層16ggを上下方向に貫通している層間接続導体である。ビアホール導体v19は、グランド導体42とインダクタ導体46の右側の端部とを接続している。
ビアホール導体v20は、絶縁体層16hh,16iiを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v20は、絶縁体層16hh,16iiのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v20は、インダクタ導体46の左側の端部と外部端子14cとを接続している。これにより、インダクタLaは、コンデンサC4,C5と外部端子14cとの間に接続されている。
インダクタLbは、インダクタ導体48により構成されている。インダクタ導体48は、絶縁体層16hhの表面に設けられている線状の導体層であり、絶縁体層16hhの後ろ半分の領域において、略1周している。ただし、インダクタ導体48は、前側の長辺において切断されている。
ビアホール導体v21は、絶縁体層16ggを上下方向に貫通している層間接続導体である。ビアホール導体v21は、グランド導体44とインダクタ導体48の右側の端部とを接続している。
ビアホール導体v22は、絶縁体層16hh,16iiを上下方向に貫通している層間接続導体である。なお、ビアホール導体v22は、絶縁体層16hh,16iiのそれぞれを貫通する複数のビアホール導体が連なることにより構成されている。ビアホール導体v22は、インダクタ導体48の左側の端部と外部端子14cとを接続している。これにより、インダクタLaは、コンデンサC6,C7と外部端子14cとの間に接続されている。
外部端子14aは、図1Bに示すように、積層体12の前面において上下方向に延在するように設けられている。これにより、外部端子14aは、インダクタ導体18a〜18c及びコンデンサ導体30a,30bと接続されている。すなわち、外部端子14aは、インダクタL1及びコンデンサC1,C4と接続されている。
外部端子14bは、図1Bに示すように、積層体12の後面において上下方向に延在するように設けられている。これにより、外部端子14bは、インダクタ導体26n〜26p及びコンデンサ導体36a,36bと接続されている。すなわち、外部端子14bは、インダクタL3及びコンデンサC3,C7と接続されている。
(電子部品の製造方法)
次に、電子部品10の製造方法について図1B及び図2A〜図2Dを参照しながら説明する。
まず、絶縁体層16a〜16z,16aa〜16iiとなるべきセラミックグリーンシートを準備する。次に、絶縁体層16b〜16z,16aa〜16iiとなるべきセラミックグリーンシートのそれぞれに、ビアホール導体v1〜v22を形成する。具体的には、絶縁体層16b〜16z,16aa〜16iiとなるべきセラミックグリーンシートにレーザビームを照射してビアホールを形成する。次に、このビアホールに対して、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などの導電性ペーストを印刷塗布などの方法により充填する。
次に、絶縁体層16b〜16z,16aa〜16hhとなるべきセラミックグリーンシートの表面上に、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などを主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法などの方法で塗布することにより、インダクタ導体18a〜18r,22a〜22o,26a〜26r,46,48、コンデンサ導体28,30a,30b,32a,32b,34,36a,36b,38a,38b,40a,40b及びグランド導体42,44を形成する。なお、インダクタ導体18a〜18r,22a〜22o,26a〜26r,46,48、コンデンサ導体28,30a,30b,32a,32b,34,36a,36b,38a,38b,40a,40b及びグランド導体42,44の形成の際に、ビアホールに対する導電性ペーストの充填を行ってもよい。
次に、絶縁体層16iiとなるべきセラミックグリーンシートの裏面上に、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などを主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法などの方法で塗布することにより、外部端子14cとなるべき下地電極を形成する。なお、外部端子14cとなるべき下地電極の形成の際に、ビアホールに対する導電性ペーストの充填を行ってもよい。
次に、各セラミックグリーンシートを積層する。具体的には、絶縁体層16a〜16z,16aa〜16iiとなるべきセラミックグリーンシートを1枚ずつ積層及び圧着する。以上の工程により、マザー積層体が形成される。このマザー積層体に静水圧プレスなどにより本圧着を施す。
次に、マザー積層体をカット刃により所定寸法の積層体12にカットする。次に、未焼成の積層体12に対してバレル加工を施して面取りを行う。更に、この未焼成の積層体12に脱バインダー処理及び焼成を施す。
最後に、積層体12の表面にAg,Pd,Cu,Auやこれらの合金などを主成分とする導電性ペーストを塗布して、外部端子14a,14bの下地電極を形成する。そして、外部端子14a〜14cの下地電極の表面に、Niめっき/Snめっきを施すことにより、外部端子14a〜14cを形成する。以上の工程を経て、電子部品10が完成する。なお、積層体12にカットした後、バレル加工を行い、その次に導電性ペーストによる外部端子14a〜14cを形成した後、焼成しても構わない。
(効果)
以上のように構成された電子部品10によれば、挿入損失の低減を図ることができる。より詳細には、電子部品10では、インダクタL2を螺旋状のインダクタとしている。螺旋状のインダクタの空芯径は渦巻状のインダクタの空芯径よりも大きいので、インダクタL2のQ値を高くすることができる。更に、螺旋状のインダクタL2のインダクタンス値は渦巻状のインダクタのインダクタンス値よりも大きい。これにより、電子部品10の挿入損失の低減が図られる。
また、電子部品10によれば、以下の理由によっても、挿入損失の低減を図ることができる。より詳細には、電子部品10では、インダクタL2の左右方向の中心は、上側から平面視したときに、インダクタL1の巻回軸及びインダクタL3の巻回軸に対して左側に位置している。これにより、インダクタL2がインダクタL1,L3の中心から左側にずれるので、インダクタL1,L3で発生した磁束をインダクタL2が妨げることが抑制される。その結果、インダクタL1,L3のQ値が大きくなり、かつ、インダクタL1,L3の磁界を妨げないため、インダクタL1,L3のインダクタンス値も大きくできる。その結果、電子部品10によれば、挿入損失の低減を図ることができる。
また、インダクタL1,L3を螺旋状とするのではなく、インダクタL1〜L3の内、前後方向の真ん中に設けられているインダクタL2を螺旋状とすることにより、電子部品10の挿入損失をより効果的に低減できる。より詳細には、インダクタL1の周囲には外部端子14aが存在し、インダクタL3の周囲には外部端子14bが存在する。そのため、インダクタL1,L3を螺旋状とした場合には、インダクタL1,L3と外部端子14a,14bとが対向する面積が増える。よって、インダクタL1と外部端子14aとの間に発生する浮遊容量の増加量が大きくなり、インダクタL3と外部端子14bとの間に発生する浮遊容量が大きくなる。その結果、インダクタL1,L3のQ値が低下してしまう。
一方、インダクタL1〜L3の内、前後方向の真ん中に設けられているインダクタL2の周囲には外部電極が存在しない。そのため、インダクタL2を螺旋状とした場合であっても、インダクタL2と外部電極との間に発生する浮遊容量の増加量が少なくてすむ。更に、インダクタL2を積層体12の左面近傍に設けたとしても、外部電極によってインダクタL2が発生する磁界が妨げられない。そのため、インダクタL2のQ値の低下が抑制され、電子部品10の挿入損失の低減が効果的に図られる。
また、電子部品10によれば、通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができる。より詳細には、電子部品10では、インダクタL1〜L3は、前側から後ろ側へとこの順に並んでいる。更に、インダクタL1とインダクタL3とは、前後方向に延在する巻回軸を周回している。また、インダクタL2は、左右方向に延在する巻回軸を周回している。よって、インダクタL1,L3の巻回軸とインダクタL2の巻回軸とは直交している。よって、インダクタL1とインダクタL2との電磁気結合、及び、インダクタL2とインダクタL3との電磁気結合が弱くなる。これにより、インダクタL1とインダクタL2との間、及び、インダクタL2とインダクタL3との間において磁気結合が抑制され、通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができる。
また、電子部品10によれば、以下の理由によっても、通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができる。より詳細には、電子部品10では、インダクタL1〜L3は、前側から後ろ側へとこの順に並んでいる。更に、インダクタL1とインダクタL3とは、前後方向に延在する巻回軸を周回する渦巻状をなしている。渦巻状をなすインダクタL1,L3の前後方向の長さは、螺旋状をなすインダクタの前後方向の長さに比べて短い。よって、インダクタL1,L3が螺旋状をなしている場合に比べて、インダクタL1,L3が渦巻状をなしている場合の方が、インダクタL1とインダクタL2との間の距離、及び、インダクタL2とインダクタL3との間の距離が離れる。よって、インダクタL1とインダクタL2との電磁気結合、及び、インダクタL2とインダクタL3との電磁気結合が弱くなる。これにより、通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができる。
ここで、電子部品10において、LC並列共振器LC2の共振周波数をLC並列共振器LC1,LC3の共振周波数よりも低くすることが好ましい。これにより、電子部品10がローパスフィルタとして用いられた場合に、通過帯域の上限において、通過特性が急峻に立ち下がるようになる。図3は、電子部品10の通過特性を示したグラフである。縦軸は通過特性を示し、横軸は周波数を示している。
より詳細には、LC並列共振器LC2の共振周波数をLC並列共振器LC1,LC3の共振周波数よりも低くした場合、LC並列共振器LC2により減衰極P2が形成され、LC並列共振器LC1により減衰極P1が形成され、LC並列共振器LC3により減衰極P3が形成される。減衰極P2の周波数は、減衰極P1,P3の周波数よりも低く、通過帯域の上限近傍に位置している。このような電子部品10において、減衰極P2を形成しているLC並列共振器LC2のインダクタL2を高いQ値を有する螺旋状のインダクタにより構成すれば、減衰極P2近傍における挿入損失が低減される。その結果、図3のA部分に示すように、通過帯域の上限において、通過特性が急峻に立ち下がるようになる。
なお、電子部品10では、以下の理由によっても、通過帯域以外の減衰量を大きくすることができる。より詳細には、ビアホール導体v15は、インダクタL1とコンデンサC5とを接続し、ビアホール導体v16は、インダクタL2とコンデンサC5とを接続している。すなわち、インダクタL1とインダクタL2とは、別々のビアホール導体を介してコンデンサC5に接続されている。仮に、インダクタL1とインダクタL2とが同じビアホール導体を介してコンデンサC5に接続されていると、インダクタL1とビアホール導体とが1つのインダクタを構成し、インダクタL2とビアホール導体とが1つのインダクタを構成する。そのため、ビアホール導体を介してインダクタL1とインダクタL2とが電磁気結合する。その結果、インダクタL1とインダクタL2との結合度が高くなる。
そこで、電子部品10では、前記の通り、ビアホール導体v15は、インダクタL1とコンデンサC5とを接続し、ビアホール導体v16は、インダクタL2とコンデンサC5とを接続している。これにより、インダクタL1とビアホール導体v15とが1つのインダクタを構成し、インダクタL2とビアホール導体v16とが1つのインダクタを構成する。よって、インダクタL1とインダクタL2とが電磁気結合することが抑制される。その結果、インダクタL1とインダクタL2との結合度が低くなる。よって、電子部品10の減衰量を大きくすることができる。なお、同様の原理により、インダクタL2とインダクタL3との結合度も低くなる。
また、電子部品10では、ビアホール導体v15は、インダクタL1とコンデンサC1,C2とを接続し、ビアホール導体v16は、インダクタL2とコンデンサC2,C5とを接続している。同様に、ビアホール導体v17は、インダクタL2とコンデンサC6,C2とを接続し、ビアホール導体v18は、インダクタL3とコンデンサC2、C3とを接続している。これにより、インダクタL1とインダクタL2及びインダクタL2とインダクタL3とをつなぐインダクタ成分が小さくなり、これらの間の磁気結合が抑制され、減衰特性を改善することができる。
また、電子部品10では、インダクタL1〜L3の低抵抗化が図られている。以下に、インダクタL1を例に挙げて説明する。インダクタL1では、インダクタ導体18a〜18cが並列接続され、インダクタ導体18d〜18fが並列接続され、インダクタ導体18g〜18iが並列接続され、インダクタ導体18j〜18lが並列接続され、インダクタ導体18m〜18oが並列接続され、インダクタ導体18p〜18rが並列接続されている。これにより、インダクタL1の低抵抗化が図られている。なお、インダクタL2,L3も同じ理由により低抵抗化が図られている。
また、電子部品10では、インダクタL1〜L3に電流が流れた場合に、インダクタL1における電流の周回方向と、インダクタL3における電流の周回方向とは、逆向きである。これにより、インダクタL1とインダクタL3との電磁気結合を弱くすることができる。
また、電子部品10では、コンデンサC4〜C7が設けられている。LC並列共振器LC1〜LC3を通過する高周波信号の内、通過帯域よりも高い周波数を有する高周波信号がコンデンサC4〜C7を介してグランドへと流れるようになる。これにより、電子部品10のローパスフィルタとしての機能をより向上させることができる。
また、電子部品10では、コンデンサC4,C5と外部端子14cとの間にインダクタLaが設けられ、コンデンサC6,C7と外部端子14cとの間にインダクタLbが設けられている。これにより、コンデンサC4,C5とインダクタLaとがLC直列共振器を構成し、コンデンサC6,C7とインダクタLbとがLC直列共振器を構成する。その結果、図3の減衰極P4が形成されるようになる。
(第1の変形例)
以下に、第1の変形例に係るフィルタの構成について図面を参照しながら説明する。図4は、第1の変形例に係る電子部品10aの等価回路図である。図5は、第1の変形例に係る電子部品10aの積層体12の分解斜視図である。なお、図5は、電子部品10の積層体12の分解斜視図の図2Bに対応している。電子部品10aのその他の分解斜視図は、電子部品10の分解斜視図(図2A、図2C及び図2D)と同じである。
電子部品10aは、コンデンサC8を更に備えている点において、電子部品10と相違する。以下に、かかる相違点を中心に、電子部品10aについて説明する。
コンデンサC8は、図4に示すように、外部端子14aと外部端子14bとの間に接続されている。コンデンサC8は、図5に示すように、コンデンサ導体30a,30b,36a,36b,50a〜50cにより構成されている。コンデンサ導体50a〜50cはそれぞれ、絶縁体層16q〜16sの表面に設けられており、前後方向に延在する帯状の導体層である。コンデンサ導体50a〜50cの前端近傍は、上側から平面視したときに、コンデンサ導体30a,30bと重なっている。コンデンサ導体50a〜50cの後端近傍は、上側から平面視したときに、コンデンサ導体36a,36bと重なっている。これにより、コンデンサ導体30a,30bとコンデンサ導体36a,36bとの間に、コンデンサ導体50a〜50cを介して、コンデンサC8が形成されている。コンデンサ導体30a,30bは、外部端子14aに接続され、コンデンサ導体36a,36bは、外部端子14bと接続されている。したがって、コンデンサC8は、外部端子14aと外部端子14bとの間に接続されている。なお、電子部品10aのその他の構成は、電子部品10と同じであるので説明を省略する。
以上のように構成された電子部品10aによれば、電子部品10が奏することができる効果に加えて、減衰極P1と減衰極P2との間における通過特性が跳ね上がることを抑制できる。
より詳細には、電子部品10aでは、インダクタL1,L3の巻回軸とインダクタL2の巻回軸とが直交している。更に、インダクタL2の左右方向の中心は、上側から平面視したときに、インダクタL1の巻回軸及びインダクタL3の巻回軸に対して左側に位置している。これにより、インダクタL1とインダクタL2との電磁気結合、及び、インダクタL2とインダクタL3との電磁気結合が弱くなる。その結果、インダクタL1とインダクタL2との間、及び、インダクタL2とインダクタL3との間において磁気結合が抑制され、通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができる。
ただし、インダクタL1,L3で発生した磁束をインダクタL2が妨げることが抑制されるので、インダクタL1とインダクタL3とが磁気結合するおそれがある。その結果、インダクタL1により形成される減衰極P1とインダクタL3により形成される減衰極P3とが離れてしまい、減衰極P1と減衰極P3との間における通過特性が跳ね上がるおそれがある。
そこで、電子部品10aでは、コンデンサC8は、外部端子14aと外部端子14bとの間に接続されている。外部端子14aは、インダクタL1に接続され、外部端子14bは、インダクタL3に接続されている。よって、コンデンサC8が設けられることにより、インダクタL1とインダクタL3との容量結合が強くなり、インダクタL1とインダクタL3との磁気結合が弱くなる。その結果、減衰極P1と減衰極P3とが近付いて、減衰極P1と減衰極P3との間における通過特性が跳ね上がることが抑制される。
(第2の変形例)
以下に、第2の変形例に係るフィルタの構成について図面を参照しながら説明する。図6は、第2の変形例に係る電子部品10bの積層体12の分解斜視図である。なお、図6は、電子部品10の積層体12の分解斜視図の図2Aに対応している。電子部品10bのその他の分解斜視図は、電子部品10の分解斜視図(図2B〜図2D)と同じである。また、電子部品10bの等価回路図は、電子部品10aの等価回路図と同じであるので、図4を援用する。
電子部品10bは、電子部品10aと同じくコンデンサC8を更に備えている点において、電子部品10と相違する。以下に、かかる相違点を中心に、電子部品10bについて説明する。
コンデンサC8は、図4に示すように、外部端子14aと外部端子14bとの間に接続されている。コンデンサC8は、図6に示すように、インダクタ導体18a〜18c,26p〜26r及びコンデンサ導体52a〜52cにより構成されている。コンデンサ導体52a〜52cはそれぞれ、絶縁体層16b〜16dの表面に設けられており、前後方向に延在する帯状の導体層である。コンデンサ導体52a〜52cの前端近傍は、上側から平面視したときに、インダクタ導体18a〜18cと重なっている。コンデンサ導体50a〜50cの後端近傍は、上側から平面視したときに、インダクタ導体26p〜26rと重なっている。これにより、インダクタ導体18a〜18cとインダクタ導体26p〜26rとの間に、コンデンサ導体52a〜52cを介して、コンデンサC8が形成されている。インダクタ導体18a〜18cは、外部端子14aに接続され、インダクタ導体26a〜26rは、外部端子14bと接続されている。したがって、コンデンサC8は、外部端子14aと外部端子14bとの間に接続されている。なお、電子部品10bのその他の構成は、電子部品10と同じであるので説明を省略する。
以上のように構成された電子部品10bによれば、電子部品10aと同様に、減衰極P1と減衰極P2との間における通過特性が跳ね上がることを抑制できる。
(その他の実施形態)
本発明に係る電子部品は、電子部品10,10a,10bに限らずその要旨の範囲内において変更可能である。
なお、LC並列共振器の数は、3つに限らない。LC並列共振器の数は、3以上であればよい。n個のLC並列共振器LC1〜LCnが設けられた場合には、前後方向の両端に位置するLC並列共振器LC1,LCnのインダクタL1,Lnは、前後方向に沿った巻回軸を周回する。また、LC並列共振器LC2〜LCn−1の内の少なくとも1つのインダクタは、左右方向に沿った巻回軸を周回する。
なお、インダクタL1,L3の巻回軸は、前後方向に平行であるとしたが、前後方向に対してわずかにずれていてもよい。すなわち、インダクタL1,L3の巻回軸は、前後方向に沿っていればよい。
なお、インダクタL2の巻回軸は、左右方向に平行であるとしたが、左右方向に対してわずかにずれていてもよい。すなわち、インダクタL2の巻回軸は、左右方向に沿っていればよい。
なお、インダクタL1〜L3に電流が流れた場合に、インダクタL1における電流の周回方向とL3における電流の周回方向とが同じ向きであってもよい。これにより、インダクタL1とインダクタL3との電磁気結合を強くすることができる。
また、電子部品10では、インダクタ導体22d〜22fとインダクタ導体22j〜22lとが同じ絶縁体層16b〜16dに設けられているが、インダクタ導体22d〜22fとインダクタ導体22j〜22lとが異なる絶縁体層16b〜16dに分散して設けられていてもよい。このように、インダクタ導体22d〜22f,22j〜22lの上下方向の位置を変化させることにより、インダクタL2の空芯径を調整することができ、インダクタL2のインダクタンス値を調整することができる。
なお、インダクタL2は、右側から平面視したときに、インダクタL1及びインダクタL3と重なっていなくてもよい。これにより、インダクタL2がインダクタL1,L3が発生した磁束を妨げることがより効果的に抑制されるようになる。
なお、インダクタL1,L3は、螺旋状をなしていてもよい。また、インダクタL2は、渦巻状をなしていてもよい。
なお、インダクタL1の巻回軸とインダクタL3の巻回軸とは、上下左右方向において一致していなくてもよい。
なお、外部端子14a,14bの形成後に積層体12に対してバレル加工を施してもよい。
また、コンデンサC4〜C7は、少なくともいずれか1つが設けられていればよい。
なお、電子部品10,10a,10bの構成を任意に組み合わせてもよい。
本発明は、電子部品に有用であり、特に、挿入損失の低減を図りつつ、通過帯域以外の帯域において十分な減衰量を得ることができる点において優れている。
C1〜C8 コンデンサ
L1〜L3,La,Lb インダクタ
LC1〜LC3 LC並列共振器
v1〜v22 ビアホール導体
10 電子部品
12 積層体
14a〜14c 外部端子
16a〜16ii 絶縁体層
18a〜18r,22a〜22o,26a〜26r,46,48 インダクタ導体
28,30a,30b,32a,32b,34,36a,36b,38a,38b,40a,40b,50a〜50c,52a〜52c コンデンサ導体
42,44 グランド導体

Claims (14)

  1. 素子本体と、
    直列に接続されている第1のLC並列共振器ないし第n(nは、3以上の整数)のLC並列共振器と、
    を備えており、
    前記第1のLC並列共振器ないし前記第nのLC並列共振器はそれぞれ、第1のインダクタないし第nのインダクタ、及び、第1のコンデンサないし第nのコンデンサを含んでおり、
    前記第1のインダクタないし前記第nのインダクタは、第1の方向にこの順に並ぶように前記素子本体に設けられており、
    前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタは、前記第1の方向に沿う巻回軸を周回しており、
    前記第2のインダクタないし前記第n−1のインダクタの内の少なくとも1つの所定のインダクタは、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿う巻回軸を周回しており、
    前記所定のインダクタの前記第2の方向の中心は、前記第1の方向及び該第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、前記第1のインダクタの巻回軸及び前記第nのインダクタの巻回軸に対して該第2の方向の一方側に位置しており
    前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタは、渦巻状をなしており、
    前記所定のインダクタは、螺旋状をなしていること、
    を特徴とする電子部品。
  2. 前記所定のインダクタは、前記第3の方向から平面視したときに、前記第2の方向において、前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタから該第2の方向の一方側にはみ出し、かつ、該第1のインダクタ及び該第nのインダクタから該第2の方向の他方側にはみ出していないこと、
    を特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記所定のインダクタは、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタと重なっていないこと、
    を特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  4. nは3であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子部品。
  5. 前記第2のLC並列共振器の共振周波数は、前記第1のLC並列共振器の共振周波数及び前記第3のLC並列共振器の共振周波数よりも低いこと、
    を特徴とする請求項4に記載の電子部品。
  6. 前記電子部品は、
    前記素子本体の表面に設けられ、前記第1のLC並列共振器に接続されている入力端子と、
    前記素子本体の表面に設けられ、前記第3のLC並列共振器に接続されている出力端子と、
    前記素子本体の表面に設けられている接地端子と、
    前記入力端子と前記第1のLC並列共振器との接続点と前記接地端子との間、該第1のLC並列共振器と前記第2のLC並列共振器との接続点と該接地端子との間、該第2のLC並列共振器と前記第3のLC並列共振器との接続点と該接地端子との間、又は、該第3のLC並列共振器と前記出力端子との接続点と該接地端子との間に設けられている第n+1のコンデンサと、
    を更に備えていること、
    を特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記載の電子部品。
  7. 前記第n+1のコンデンサと前記接地端子との間に設けられているインダクタを、
    更に備えていること、
    を特徴とする請求項6に記載の電子部品。
  8. 前記素子本体は、複数の絶縁体層が前記第3の方向に積層されて構成されており、
    前記第1のLC並列共振器ないし前記第3のLC並列共振器は、前記絶縁体層上に設けられている内部導体及び前記絶縁体層を前記第3の方向に貫通する層間接続導体により構成されていること、
    を特徴とする請求項6又は請求項7のいずれかに記載の電子部品。
  9. 前記第1のLC並列共振器と前記第2のLC並列共振器との接続点と前記接地端子との間に前記第n+1コンデンサが設けられており、
    前記電子部品は、
    前記第1のインダクタと前記第n+1コンデンサとを電気的に接続する第1の層間接続導体と、
    前記第2のインダクタと前記第n+1コンデンサとを電気的に接続する第2の層間接続導体と、
    を更に備えていること、
    を特徴とする請求項8に記載の電子部品。
  10. 前記第1のインダクタないし前記第3のインダクタの少なくともいずれか1つは、複数の内部導体が並列に接続されることにより構成されていること、
    を特徴とする請求項8又は請求項9のいずれかに記載の電子部品。
  11. 前記第2のインダクタは、前記絶縁体層上に設けられ、かつ、前記第2の方向に並ぶ互いに平行な複数の第1のインダクタ導体と、該第1のインダクタ導体よりも前記第3の方向の一方側に位置する前記絶縁体層上に設けられ、かつ、該第1の方向に沿って延びる第2のインダクタ導体であって、該第3の方向から平面視したときに、該第2の方向の一方側に位置する前記第1のインダクタ導体の一方の端部と一方の端部において重なり、該第2の方向の他方側に位置する前記第1のインダクタ導体の他方の端部と他方の端部において重なる第2のインダクタ導体と、前記第1のインダクタ導体の一方の端部と前記第2のインダクタ導体の一方の端部とを接続する第3の層間接続導体と、前記第1のインダクタ導体の他方の端部と前記第2のインダクタ導体の他方の端部とを接続する第4の層間接続導体と、により構成されており、
    前記複数の第1のインダクタ導体は、複数の前記絶縁体層に分散して設けられていること、
    を特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の電子部品。
  12. 前記第1のインダクタないし前記第nのインダクタに電流が流れた場合に、該第1のインダクタにおける電流の周回方向と、該第nのインダクタにおける電流の周回方向とは、逆向きであること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の電子部品。
  13. 素子本体と、
    直列に接続されている第1のLC並列共振器ないし第n(nは、3以上の整数)のLC並列共振器と、
    を備えており、
    前記第1のLC並列共振器ないし前記第nのLC並列共振器はそれぞれ、第1のインダクタないし第nのインダクタ、及び、第1のコンデンサないし第nのコンデンサを含んでおり、
    前記第1のインダクタないし前記第nのインダクタは、第1の方向にこの順に並ぶように前記素子本体に設けられており、
    前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタは、前記第1の方向に沿う巻回軸を周回しており、
    前記第2のインダクタないし前記第n−1のインダクタの内の少なくとも1つの所定のインダクタは、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿う巻回軸を周回しており、
    前記所定のインダクタの前記第2の方向の中心は、前記第1の方向及び該第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、前記第1のインダクタの巻回軸及び前記第nのインダクタの巻回軸に対して該第2の方向の一方側に位置しており
    前記所定のインダクタは、前記第3の方向から平面視したときに、前記第2の方向において、前記第1のインダクタ及び前記第nのインダクタから該第2の方向の一方側にはみ出し、かつ、該第1のインダクタ及び該第nのインダクタから該第2の方向の他方側にはみ出していないこと、
    を特徴とする電子部品。
  14. 素子本体と、
    直列に接続されている第1のLC並列共振器、第2のLC並列共振器及びのLC並列共振器と、
    前記素子本体の表面に設けられ、前記第1のLC並列共振器に接続されている入力端子と、
    前記素子本体の表面に設けられ、前記第3のLC並列共振器に接続されている出力端子と、
    前記素子本体の表面に設けられている接地端子と、
    前記入力端子と前記第1のLC並列共振器との接続点と前記接地端子との間、該第1のLC並列共振器と前記第2のLC並列共振器との接続点と該接地端子との間、該第2のLC並列共振器と前記第3のLC並列共振器との接続点と該接地端子との間、又は、該第3のLC並列共振器と前記出力端子との接続点と該接地端子との間に設けられている第4のコンデンサと、
    を備えており、
    前記第1のLC並列共振器ないし前記第のLC並列共振器はそれぞれ、第1のインダクタ、第2のインダクタ及びのインダクタ、及び、第1のコンデンサ、第2のコンデンサ及びのコンデンサを含んでおり、
    前記第1のインダクタないし前記第のインダクタは、第1の方向にこの順に並ぶように前記素子本体に設けられており、
    前記第1のインダクタ及び前記第のインダクタは、前記第1の方向に沿う巻回軸を周回しており、
    前記第2のインダクタは、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿う巻回軸を周回しており、
    前記第2のインダクタの前記第2の方向の中心は、前記第1の方向及び該第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、前記第1のインダクタの巻回軸及び前記第のインダクタの巻回軸に対して該第2の方向の一方側に位置しており
    前記素子本体は、複数の絶縁体層が前記第3の方向に積層されて構成されており、
    前記第1のLC並列共振器、第2のLC並列共振器及び前記第3のLC並列共振器は、前記絶縁体層上に設けられている内部導体及び前記絶縁体層を前記第3の方向に貫通する層間接続導体により構成されており、
    前記第2のインダクタは、前記絶縁体層上に設けられ、かつ、前記第2の方向に並ぶ互いに平行な複数の第1のインダクタ導体と、該第1のインダクタ導体よりも前記第3の方向の一方側に位置する前記絶縁体層上に設けられ、かつ、該第1の方向に沿って延びる第2のインダクタ導体であって、該第3の方向から平面視したときに、該第2の方向の一方側に位置する前記第1のインダクタ導体の一方の端部と一方の端部において重なり、該第2の方向の他方側に位置する前記第1のインダクタ導体の他方の端部と他方の端部において重なる第2のインダクタ導体と、前記第1のインダクタ導体の一方の端部と前記第2のインダクタ導体の一方の端部とを接続する第3の層間接続導体と、前記第1のインダクタ導体の他方の端部と前記第2のインダクタ導体の他方の端部とを接続する第4の層間接続導体と、により構成されており、
    前記複数の第1のインダクタ導体は、複数の前記絶縁体層に分散して設けられていること、
    を特徴とする電子部品。
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