JPWO2008044300A1 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

選択されたメモリセルの記憶情報に応じて第1信号線(CBL)に現れる変化と第2信号線(CBLdm)に現れる変化との相違を検出する読出し回路(RC)において、第1信号線及び第2信号線は、第2MOSトランジスタ(MN3,MN4)を介して選択的にデータラッチ回路(DL)の入力ノードから分離され、第1MOSトランジスタ(MP1,MP2)のゲートを介してデータラッチ回路の入力ノードに容量結合される。分離状態において第1信号線及び第2信号線とデータラッチ回路の入力ノードを異なる電圧にプリチャージすることにより、第1MOSトランジスタのゲート・ソース間電圧とドレイン・ソース間電圧が第1信号線及び第2信号線の電圧によって制御されるので、読出し動作において第1信号線と第2信号線が変化され且つ前記分離状態が解除されたとき、第1MOSトランジスタは飽和領域で動作を開始し、高速な読出し動作を実現する。

Description

本発明は、メモリを有する半導体装置に関し、例えば相変化メモリ(Phase Change Memory)などの読出し信号量の小さなメモリセルからの高速に読み出しに適用して有効な技術に関するものである。
特許文献1には、読み出し時に低電流動作を行うメモリセルに対して、ビット線をMOSトランジスタのゲートとドレインに接続した構成のプリアンプを用いてビット線対の電位差を増幅し、後段の差動アンプ動作を補助する回路技術が開示されている。例えば差動アンプの一方の差動入力端子に一方のデータ線が接続され、差動アンプの他方の差動入力端子に一方のデータ線が接続され、一方のデータ線はnチャンネル型の第1MOSトランジスタと第2MOSトランジスタの並列回路によってされディスチャージ可能にされ、他方のデータ線はnチャンネル型の第2MOSトランジスタと第2MOSトランジスタの並列回路によってされディスチャージ可能にされる。第1MOSトランジスタのゲートは一方のデータ線に、第2MOSトランジスタは他方のデータ線に接続され、第3MOSトランジスタのゲートは他方のデータ線に、第4MOSトランジスタは一方のデータ線に接続される。読み出し動作の前に双方のデータ線がプリチャージされ、その後、一方のデータ線に接続するメモリセルが選択されると、当該一方のデータ線には選択されたメモリセルのコンダクタンスの相違に応じた電流が流れる。他方のデータ線にはコンダクタンスの相違による中間の参照電流が流れ、双方のデータ線に電位差が形成される。このとき、第1乃至第4MOSトランジスタを回路のグランドに接続してデータ線のディスチャージ経路を形成する。第1乃至第4MOSトランジスタの接続形態より第1及び第2MOSトランジスタに流れる電流と第3及び第4MOSトランジスタに流れる電流は相互に等しくなるので、双方のデータ線間の電位差は電流値の差分の時間累積で増幅される。これにより、読出し信号量が小さい場合にも高速読出しを可能にしようとするものである。
特開2001−216794号公報
相変化メモリにおいて、メモリセルは選択トランジスタと相変化素子とで構成される。相変化素子はその二端子間にスレッショルド電圧以上の高い電圧が印加されると抵抗値が変化する。すなわち、記憶情報が書き換わる。記憶情報の破壊を回避するため、読み出し時にビット線に印加する電圧は制限される。一方、選択トランジスタのドレイン−ノース間の電圧は、相変化素子の抵抗値に従ってビット線電圧が分圧された値になる。このため、相変化素子を構成する材料によって抵抗値が上昇すると、選択トランジスタに印加される電圧が低下し、メモリセル電流が減少する。半導体メモリの読出し動作では、一般的にセンスアンプのMOSトランジスタの閾値電圧のばらつき等を考慮して、ビット線対の電位差が十分な値となってからアンプの活性化が行われる。しかし、相変化メモリのメモリセル電流が微小な場合、ビット線対の電位差が大きくなるまでに時間を要するので、ワード線活性化からセンスアンプ活性化までの遅延時間が増大するという問題がある。
この問題点に対して上記特許文献1の技術を適用することも可能であるが、データ線の電圧それ自体が低い場合には特許文献1の前記第1乃至第4MOSトランジスタによる増幅動作を期待することができないということが本発明者によって明らかにされた。記憶情報の破壊防止のためにビット線電圧を上げることができない場合に単にデータ線電圧のレベルを上げることはできず、高速読出しを行うことができない。
本発明の目的は、ビット線への読出し信号量が小さくてもプリアンプを用いて必要な増幅を短時間で行うことができる読出し回路を備えた半導体集積回路を提供することにある。
本発明の別の目的は、相変化メモリセルの記憶情報が破壊される虞を未然に防止しながら高速読出しを行うことができる読出し回路を備えた半導体集積回路を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
〔1〕本発明に係る半導体集積回路(1,1_A)は、複数のメモリセル(MC11〜MCmn)の中から選択されたメモリセルの記憶情報に応じて第1信号線(CBL、BLT)に現れる変化と他の第2信号線(CBLdm、BLB)に現れる変化との相違を検出して記憶情報を判定する読出し回路(RC、RC_A、RC_B,RC_C)を供える。前記読出し回路は、読出し動作の開始前に前記第1信号線及び前記第2信号線を第1レベルに初期化する第1初期化回路(PC1、PC4、PC5)と、読出し動作において前記第1信号線と前記第2信号線の初期化レベルの変化を夫々増幅して出力するプリアンプ(PA、PA1)と、前記プリアンプの一対の出力を入力ノード(SAIN,SAINB)に受けてラッチ動作を行うデータラッチ回路(DL、DL1、DL2)と、読出し動作の開始前に前記データラッチ回路の入力ノードを第2レベルに初期化する第2初期化回路(PC2、PC6)とを有する。前記プリアンプは、前記第1信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第1信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合し、前記第2信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第2信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合する一対の第1MOSトランジスタ(MP1、MP2、MN14、MN15)と、一方の前記第1MOSトランジスタを前記第1信号線に接続し、他方の前記第1MOSトランジスタを前記第2信号線に接続し、前記初期化の後にオン動作される一対の第2MOSトランジスタ(MN3、MN4、MP14、MP15)とを有する。
上記した手段によれば、第1信号線及び第2信号線は、第2MOSトランジスタを介して選択的にデータラッチ回路の入力ノードから分離され、且つ第1MOSトランジスタのゲートを介してデータラッチ回路の入力ノードに容量結合される。したがって、前記分離状態において第1信号線及び第2信号線とデータラッチ回路の入力ノードを第1電圧と第2電圧の異なる電圧にプリチャージすることにより、プリアンプを構成する夫々の第1MOSトランジスタのゲート・ソース間電圧とドレイン・ソース間電圧が第1信号線及び第2信号線の電圧によって制御されるので、読出し動作においてメモリセルの記憶情報に従って第1信号線と第2信号線が変化され且つプリアンプの第2MOSトランジスタによる分離状態が解除されたとき、第1MOSトランジスタは飽和領域で動作を開始し、第1MOSトランジスタの増幅感度が向上し、高速な読出し動作を実現する。
本発明の具体的な一つの形態として、前記読出し動作において前記第1信号線及び第2信号線は前記第1レベルからディスチャージされ、前記第1レベルは第2レベルよりも低いレベルである。このとき、前記第1レベルは第2レベルとの差電圧の半分よりも低いレベルであり、前記第2MOSトランジスタはnチャンネル型(MN3,MN4)であり、第1MOSトランジスタはpチャンネル型(MP1,MP2)にするのがよい。この形態が上記増幅感度を大きくする一つの望ましい形態になる。この形態の適用例はビット線プリチャージ電圧のような読出し電圧のレベルが低く制限される相変化メモリ若しくは相変化メモリモジュールである。即ち、前記メモリセルは相変化メモリセル(MC11〜MCmn)であり、読出し動作において前記第1信号線には選択された相変化メモリセルの抵抗値に応じてディスチャージ電流が流れ、読出し動作において前記第2信号線には相変化メモリセルの高抵抗値に応じたディスチャージ電流値と低抵抗値に応じたディスチャージ電流値との間のディスチャージ電流が流れる。
上記増幅感度を大きくする別の望ましい形態として、前記読出し動作において前記第1信号線及び第2信号線は前記第1レベルからディスチャージされ、前記第1レベルは第2レベルとの差電圧の半分よりも高いレベルであり、前記第2MOSトランジスタにpチャンネル型(MP14,MP15)を採用し、第1MOSトランジスタにnチャンネル型(MN14,MN15)を採用することができる。この形態の適用例はビット線プリチャージ電圧のような読出し電圧のレベルを電源電圧寄りの比較的高いレベルにするスタティックメモリ若しくはスタティックメモリモジュールである。即ち、前記メモリセルはスタティックメモリセルであり、読出し動作において前記第1信号線及び第2信号線には選択されたスタティックメモリセルの記憶情報に応じて相補的に電流が流れる。
本発明の別の具体的な形態として、前記データラッチ回路(DL,DL2)は前記プリアンプの出力をゲートに受ける入力MOSトランジスタ(MP5、MP6、MN18、MN19)と、前記入力MOSトランジスタを介して動作電源が供給されるスタティックラッチとを有し、前記入力MOSトランジスタのゲートを前記入力ノード(SAIN、SAINB)とし、前記スタティックラッチの入出力端子を前記出力ノード(SAOT、SAOB)とする。これによれば、読出し動作において前記分離状態を解除したとき第1信号線及び第2信号線とデータラッチ回路の入力ノードとの間の電荷移動に対して入力MOSトランジスタが感度良く応答して、データラッチ回路のラッチ動作を高速化するのに寄与する。このとき、前記データラッチ回路の出力ノードを前記第2レベルとは逆極性の第3レベルに初期化する第3初期化回路(PC3、PC7)を採用するのがよい。
本発明の更に別の具体的な形態として、前記データラッチ回路(DL1)は前記入力ノードと前記出力ノードに共通化された入出力端子を有するスタティックラッチから成る、請求項1記載の半導体集積回路。
〔2〕本発明に係る半導体集積回路は、選択された相変化メモリセルの抵抗値に応じて第1信号線(CBL)に流れるディスチャージ電流と、相変化メモリセルの高抵抗に応じたディスチャージ電流値と低抵抗に応じたディスチャージ電流値との間の電流値をもって第2信号線(CBLdm)に流れる参照電流との相違を検出して記憶情報を判定する読出し回路(RC)を供える。前記読出し回路は、読出し動作の開始前に前記第1信号線及び前記第2信号線を第1レベルに初期化する第1初期化回路(PC1)と、読出し動作において前記第1信号線と前記第2信号線の初期化レベルの変化を夫々増幅して出力するプリアンプ(PA)と、前記プリアンプの一対の出力を入力ノード(SAIN,SAINB)に受けてラッチ動作を行うデータラッチ回路(DL)と、読出し動作の開始前に前記データラッチ回路の入力ノードを第1レベルよりも高い第2レベルに初期化する第2初期化回路(PC2)とを有する。前記プリアンプは、前記第1信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第1信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合し、前記第2信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第2信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合するpチャンネル型の一対の第1MOSトランジスタ(MP1,MP2)と、一方の前記第1MOSトランジスタを前記第1信号線に接続し、他方の前記第1MOSトランジスタを前記第2信号線に接続し、前記初期化の後にオン動作されるnチャンネル型の一対の第2MOSトランジスタ(MN3,MN4)とを有する。これにより、第2MOSトランジスタの増幅感度を向上し、高速な読出し動作を実現することができる。
前記データラッチ回路(DL)は、例えば前記プリアンプの出力をゲートに受けるpチャンネル型の入力MOSトランジスタ(MP5,MP6)と、前記入力MOSトランジスタを介して動作電源が供給されるスタティックラッチとを有し、前記入力MOSトランジスタのゲートを前記入力ノード(SAIN,SAINB)とし、前記スタティックラッチの入出力端子を前記出力ノード(SAOT,SAOB)とする。このとき、前記データラッチ回路の出力ノードを前記第2レベルと反対極性の第3レベルに初期化する第3初期化回路(PC3)を更に有するのがよい。
〔3〕本発明に係る半導体集積回路は、読出し動作において、ワード線で選択されたスタティックメモリセルの記憶情報に応じて第1信号線(BLT)と第2信号線(BLB)に相補的に流れる電流の相違を検出して記憶情報を判定する読出し回路(RC_C)を供える。前記読出し回路は、読出し動作の開始前に前記第1信号線及び前記第2信号線を第1レベルに初期化する第1初期化回路(PC5)と、読出し動作において前記第1信号線と前記第2信号線の初期化レベルの変化を夫々増幅して出力するプリアンプ(PA1)と、前記プリアンプの一対の出力を入力ノードに受けてラッチ動作を行うデータラッチ回路(DL2)と、読出し動作の開始前に前記データラッチ回路の入力ノードを第1レベルよりも高い第2レベルに初期化する第2初期化回路(PC6)とを有する。前記プリアンプは、前記第1信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第1信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合し、前記第2信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第2信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合するnチャンネル型の一対の第1MOSトランジスタ(MN14、MN15)と、一方の前記第1MOSトランジスタを前記第1信号線に接続し、他方の前記第1MOSトランジスタを前記第2信号線に接続し、前記初期化の後にオン動作されるpチャンネル型の一対の第2MOSトランジスタ(MP14,MP15)とを有する。
前記データラッチ回路(DL2)は前記プリアンプの出力をゲートに受けるnチャンネル型の入力MOSトランジスタ(MN18,MN19)と、前記入力MOSトランジスタを介して動作電源が供給されるスタティックラッチとを有し、前記入力MOSトランジスタのゲートを前記入力ノードとし、前記スタティックラッチの入出力端子を前記出力ノードとする。このとき、前記データラッチ回路の出力ノードを前記第2レベルと反対極性の第3レベルに初期化する第3初期化回路(PC7)を更に有するのがよい。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、ビット線への読出し信号量が小さくてもプリアンプを用いて必要な増幅を短時間で行うことができる。また、相変化メモリセルの記憶情報が破壊される虞を未然に防止しながら高速読出しを行うことができる。
本発明による相変化メモリモジュールに適用される読み出し回路を例示する回路図である。 本発明による相変化メモリモジュールを例示する回路図である。 相変化素子の特性図である。 ダミーセルアレイの回路図である。 図2の相変化メモリモジュールにおける読み出し動作のタイミングチャートである。 読み出し回路の詳細な動作タイミングチャートである。 別の相変化メモリセルモジュールを例示する回路図である。 図7の相変化メモリセルモジュールに採用される読み出し回路の詳細を例示する回路図である。 図7の相変化メモリモジュールにおける読み出し動作のタイミングチャートである。 図1の相変化メモリセルモジュールに採用可能な別の読み出し回路Rの詳細を例示する回路図である。 SRAM等に適用可能な読み出し回路を例示する回路図である。
符号の説明
1,1_A 半導体集積回路
MC11〜MCmn メモリセル
CBL、BLT 第1信号線
CBLdm、BLB 第2信号線
RC、RC_A、RC_B,RC_C読出し回路
PC1、PC4、PC5 第1初期化回路
PA、PA1 プリアンプ
DL、DL1、DL2 データラッチ回路
PC2、PC6第2初期化回路
MP1、MP2、MN14、MN15 第1MOSトランジスタ
MN3、MN4、MP14、MP15 第2MOSトランジスタ
MP5、MP6、MN18、MN19入力MOSトランジスタ
SAIN、SAINB入力ノード
SAOT、SAOB 出力ノード
《第1の実施形態》
図2には本発明による相変化メモリモジュール(PCM)1の一例が示される。同図に示される相変化メモリモジュール1は例えばマイクロプロセッサ等のデータ処理LSIにオンチップされた書換え可能な不揮発性メモリであってもよいし、或いは単体の不揮発性メモリLSIであってもよい。
図2には記憶情報の読出し系に着目した構成が例示される。相変化メモリモジュール1はメモリセルアレイ(MARY)2とダミーセルアレイ(MARYdm)3とを有し、読出し動作において、メモリセルアレイから共通ビット線CBLに出力される記憶情報信号とダミーセルアレイ3からダミー共通ビット線CBLdmに出力される参照信号とを読出し回路RCに供給し、読出し回路RCが双方の信号差を増幅して記憶情報を判別して出力する。
メモリセルアレイ(MARY)2はマトリクス配置された正規のメモリセルMC11〜MCmnと、ダミーセルアレイ3における参照信号読出し経路における寄生容量成分との整合を図るためのダミーセル回路DMC1〜DMCmとを有する。ダミーセル回路DMC1〜DMCmについてはダミーセルアレイ3の詳細と共に後述する。
メモリセルMC11〜MCmnの各々は、選択トランジスタCTと相変化素子RPCの直列回路によって構成され、一方が対応するビット線にBL1〜BLmに他方が回路のグランド端子Vssに接続される。選択トランジスタCTのゲートは対応するワード線WL1〜WLnに結合する。ワード線WL1〜WLnはワードドライバWD1〜WDnの出力によって選択される。図示は省略するがワードドライバWD1〜WDnにはXアドレス信号をデコードするXアドレスデコーダから出力されるワード線選択信号が供給される。ビット線BL1〜BLmはYスイッチYSW1〜YSWmを介して共通データ線CBLに接続される。YスイッチYSW1〜YSWmはCMOSトランスファゲートから成り、それを選択的にスイッチ制御するY選択信号YSP1,YSN1〜YSPm,YSNmはYアドレス信号をデコードする図示を省略するYアドレスデコーダが生成する。
相変化素子RPCは、加熱により2つの安定した状態(アモルファス状態と結晶状態)を切り替えられるカルコゲナイドという物質を利用し、カルコゲナイドの抵抗値はアモルファス状態にあると高く、結晶状態にあると低いことから、状態を切り替える(相変化を起こす)ことによって1ビットの情報を記憶する。例えば相変化素子RPCをカルコゲナイド材料の融点以上に熱してから急冷するようなリセットパルスを印加することによりアモルファス状態とし、融点よりも低く且つガラス転移点と同じかそれよりも高い結晶化温度より高い温度に保つようなセットパルスを印加することにより多結晶状態とすることができる。このような温度による相変化特性を有する相変化素子RPCに対する読み出し動作時において、ビット線電圧は過電流を起因として記憶情報が変化しないように低いレベルにしなければならない。
例えば図3に例示されるように相変化素子RPCの両端の電圧(二端子間電圧)が閾値電圧Vthよりも高くされることによって結晶状態がアモルファス状態に向けて、或いはアモルファス状態が結晶状態に向けて変化しようとする可能性がある。読み出し動作時における二端子間電圧は閾値電圧Vthよりも低い電圧Vrにしなければならない。
選択トランジスタCTのドレイン−ソース間の電圧は、相変化素子RPCの抵抗値に従ってビット線電圧が分圧された値になるから抵抗値の大きな相変化素子に接続する選択トランジスタCTがワード線によって選択されたとき当該選択トランジスタに流れる電流は相対的に小さい。一方、抵抗値の小さな相変化素子に接続する選択トランジスタCTがワード線によって選択されたとき当該選択トランジスタに流れる電流は相対的に大きい。ダミーセルアレイ3は読出し動作において、抵抗値の小さな相変化素子RPCを介して流れる相対的に大きな電流と抵抗値の大きな相変化素子RPCを介して流れる相対的に小さな電流との間の電流を形成し、それに基づいてダミー共通データ線CBLdmに参照電位(参照信号)を形成する。読出し回路RCはデータ読出し動作において共通データ線CBLとダミー共通データ線CBLdmとの電位差を増幅して、読出しデータの論理値を判定する。
図4にはダミーセルアレイ3が例示される。ダミーセルアレイ3は、1本のダミービット線BLdmに接続された1個のダミーセル回路DMCを有する。ダミーセル回路DMCは、メモリセルの選択トランジスタCTと同等の特性を有するMOSトランジスタCTdmと外部電圧Vbaisによって電流特性を制御するためのMOSトランジスタDCTとの直列回路から成り、ダミーワード線WLdm2にて選択されることにより、抵抗値の小さな相変化素子RPCを介して流れる相対的に大きな電流と抵抗値の大きな相変化素子RPCを介して流れる相対的に小さな電流との間の電流を流すようにされる。ダミービット線BLdmにはメモリセルアレイ2における1本のビット線と同じ寄生容量が得られるようにCTが常時オフ状態にされたn個メモリセルMCと同じセル回路が接続さる。これと同様の観点からメモリアレイ2の各ビット線BL1〜BLmにはダミーセル回路DMC1〜DMCmが接続される。ダミーセル回路DMC1〜DMCmはダミーセル回路DMCと同様にMOSトランジスタCTdmと、電圧VbaisでバイアスされるMOSトランジスタDMCと、の直列回路によって構成される。メモリセルアレイ2のダミーワード線WLdm1はダミーワードドライバWDdm1により常時非選択、ダミーセルアレイ3のダミーワード線WLdm2はダミーワードドライバWDdm2によりワード線WL1〜WLmの選択タイミングに同期して選択される。
ダミービット線BLdmはダミーYスイッチDTSWmを介してダミー共通ビット線CBLdmに接続される。このダミー共通ビット線CBLdmにはメモリアレイ2における共通ビット線CBLの寄生容量と整合するようダミーYスイッチDYSW1〜DTSWm-1が接続される。ダミーYスイッチDYSW1〜DTSWm-1は常時オフ、ダミーYスイッチDYSWmはYスイッチYSW1〜TSWmのオン動作タイミングに同期してオン状態にされる。
図1には読み出し回路RCの具体例が示される。読出し回路RCは、読出し動作において共通データ線CBL及びダミー共通データ線CBLdmのレベルを初期化する第1初期化回路PC1、読出し動作において共通データ線CBLとダミー共通データ線CBLdmとの間の電位差を増幅して出力するプリアンプPAと、プリアンプの出力を増幅してラッチするデータラッチ回路DLと、読出し動作において前記データラッチ回路DLの入力レベルを初期化する第2初期化回路PC2と、読出し動作において前記データラッチ回路DLの出力レベルを初期化する第3初期化回路PC3とを有する。
第1初期化回路PC1は選択的に共通データ線CBL及びダミー共通データ線CBLdmにプリチャージ電圧Vpcを供給するnチャンネル型のプリチャージMOSトランジスタMN1,MN2によって構成される。プリチャージMOSトランジスタMN1,MN2はプリチャージ信号PCEによってスイッチ制御される。プリチャージ電圧Vpcは電源電圧Vddよりも低い電圧である。図3より明らかなように、読出し動作では相変化素子RPCの端子電圧が閾値電圧Vthを超えて記憶情報が破壊されないように、ビット線BLに印加されるプリチャージ電圧は制限されなければならないからである。例えば電源電圧Vdd=1.5のとき、プリチャージ電圧はVpc=0.5Vのような電圧にされる。尚、図においてnチャンネル型MOSトランジスタは基体ゲート(バックゲート)に矢印を付したpチャンネル型MOSトランジスタと区別されて図示されている。
プリアンプPAは夫々直列されたnチャンネル型MOSトランジスタMN3及びpチャンネル型MOSトランジスタMP1と、nチャンネル型MOSトランジスタMN4及びpチャンネル型MOSトランジスタMP2とを有する。MOSトランジスタMP1はゲートが共通データ線CBLに、ソースがデータラッチ回路DLの入力ノードSAINに結合され、MOSトランジスタMP2はゲートが共通データ線CBLに、ソースがデータラッチ回路DLの入力ノードSAINBに結合される。MOSトランジスタMN3はMOSトランジスタMP1と共通データ線CBLとの接続と分離を選択的に行なう。MOSトランジスタMN4はMOSトランジスタMP2とダミー共通データ線CBLdmとの接続と分離を選択的に行なう。MOSトランジスタMN3,MN4はセンスアンプ信号SAEによりスイッチ制御される。
第2初期化回路PC2は選択的にデータラッチ回路DLの入力ノードSAIN,SAINBに電源電圧Vddを供給するpチャンネル型のプリチャージMOSトランジスタMP3,MP4によって構成される。MOSトランジスタMP3,MP4はプリチャージ信号PCEの反転信号(反転プリチャージ信号)PCEBによってスイッチ制御される。
データラッチ回路DLは、pチャンネル型MOSトランジスタMP7,MP8とnチャンネル型MOSトランジスタMN5,MN6から成るスタティックラッチを有し、このスタティックラッチに電源電圧Vddから動作電源を供給するpチャンネル型入力MOSトランジスタMP5,MP6が設けられる。入力MOSトランジスタMP5,MP6のゲートに入力ノードSAIN,SAINBが結合される。
第3初期化回路PC3は選択的にデータラッチ回路DLの出力ノードSAOT,SAOBにグランド電圧Vssを供給するnチャンネル型のディスチャージMOSトランジスタMN7,MN8によって構成される。MOSトランジスタMN7,MN8はプリチャージ信号PCEによってスイッチ制御される。
データ読出し動作においてYスイッチによるY選択の後、ワード線選択タイミングの前に、プリチャージ信号PCEにより共通データ線CBL,CBLdmが電圧Vpcによりプリチャージされ、反転プリチャージ信号PCEBにより入力ノードSAIN,SAINBが電圧Vddによりプリチャージされる。この状態においてMOSトランジスタMN3,MN4はカットオフにされており、MOSトランジスタMP1,MP2のゲート・ソース間電圧は、VddとVpcとの差電圧にされる。ワード線が選択されてCTを介してビット線のディスチャージが開始されるとCBLとCBLdmの間に電位差が形成され、その電位差は双方のゲート・ソース間電圧に反映される。MOSトランジスタMN3,MN4をターンオンさせることにより、MOSトランジスタMP1,MP2は夫々の比較的大きなゲート・ソース間電圧に応ずる大きな相互コンダクタンスをもってSAIN,SAINの電荷をCBL,CBLdmに向かって移動させ、これにより、SAINとSAINBは前記電位差を保って比較的大きな電位低下を生ずる。SAINとSAINBの電位低下に従ってMP5,MP6が駆動されることにより、スタティックラッチへの動作電流の供給は左右の出力ノードSAOT,SAOBで相違され、それによってスタティックラッチは読出しデータの論理値に従ったデータをラッチする。
図5には図2の相変化メモリモジュールにおける読み出し動作のタイミングチャートが例示される。Yアドレスデコード結果を受け取ることによりYスイッチYSW1〜YSWmの一つYSWiとダミーYスイッチDTSWmが選択され、それに対応するビット線BLiが共通データ線CBLに接続し、ダミービット線BLdmがダミー共通データ線CBLdmに接続する。この後に、プリチャージ信号PCEが活性化され、共通データ線CBLとビット線BLi、並びにダミー共通データ線CBLdmとダミービット線BLdmが読出し電圧Vpcに充電される。また、同じタイミングにて読み出し回路RC内の出力ノードSAOT,SAOB及び入力ノードSAIN,SAINBに対しても、プリチャージ信号PCE、PCEBを用いてプリチャージが行われる。プリチャージ完了に従いプリチャージ信号PCE、PCEBを非活性化し、同じタイミングでXアドレスデコーダの出力に従いワードドライバを用いてワード線WL1〜WLnの中から1本のワード線WLjとダミーワード線WLdm2が選択レベルに駆動される(t1)。1本のワード線WLj及びダミーワード線WLdm2が選択レベルに駆動されることによって相変化メモリセルMCおよびダミーセル回路DMCには選択MOSトランジスタCTおよびCTdmを介して電流パスが形成され、これによってビット線BLiに蓄積されている電荷の放電経路にある相変化素子RPCが結晶化によって低抵抗状態にある時はビット線BLiの電圧変化は大きく、アモルファス化によって高抵抗状態にある時は電圧変化が小さい。このとき、ダミーセル回路DMCの電流駆動力を制御する電圧Vbiasは、低抵抗状態と高抵抗状態の両方に対して共通データ線CBL、CBLdmの電圧を比較できるように設定されている。共通データ線CBLとダミービット線BLdmの間に読み出し回路RCの安定動作に必要な電位差が形成された後、時刻t2にアンプ活性化信号SAEが活性化され、データラッチ回路DLのラッチ動作が開始される。それによって相補出力ノードSAOT,SAOBの相補出力データが確定される。ここで、ワード線WLjおよびダミーワード線WLdm2を活性化してから共通データ線CBLとダミー共通データ線CBLdmの間に前記安定動作に必要な電位差が形成されるまでの時間をTwaitと明示している。
図6には読み出し回路RCの詳細な動作タイミングが例示される。ここでは“Hデータ”(相変化素子は結晶化により低抵抗状態にある)読出しの場合について例示する。既にワード線選択が行われており、共通ビット線CBLとダミー共通ビット線CBLdmとの間には電位差が形成されている。共通ビット線CBLとダミー共通ビット線CBLdmとの間の電圧差DIFF0が十分大きな値となるタイミングで、アンプ活性化信号SAEがハイレベルにされる(時刻t2)。これにより、プリアンプPA内のトランジスタ対MN3,MN4がオン状態にされ、データラッチ回路DLの入力ノードSAIN,SAINBから共通ビット線CBL,CBLdm、さらにビット線BLi、ダミービット線BLdmの方向に向かって電荷の移動が起こる。データラッチ回路DLの入力ノードSAIN,SAINBの電圧が低下し、その電圧差がDIFF1となるタイミング(t3)で、データラッチ回路DL内のトランジスタ対MP5,MP6がターンオンする。図6にはこれによって生ずるノードSAIN,SAINBと、ND3,ND4と、SAOT,SAOBとの動作波形の詳細が示される。すなわち、MOSトランジスタMN3,MN4がターンオンされると、共通ビット線CBL,CBLdm側の電荷と、ノードSAIN,SAINBの充電電荷とがチャージシェアされ、このチャージシェア動作によって、そのときの共通データ線CBL,CBLdmの電圧差DIFF0よりも大きな電圧差DIFF1がノードSAIN,SAINBに生じる。前述の如く、チャージシェアの直前において共通ビット線CBLとダミー共通ビット線CBLdmは相変化素子における記憶情報の破壊防止を保証できる低い電圧であるプリチャージ電圧Vpcを基点に放電動作が行われており、これに対し電源電圧Vddで動作するデータラッチ回路DL側ではノードSAIN,SAINBが電源電圧Vddにプリチャージされており、その時点でMOSトランジスタMP1,MP2には大きなゲート・ソース間電圧が得られている。したがって、この状態からMOSトランジスタMN3,MN4をオン動作させると、MOSトランジスタMP1,MP2は比較的大きな相互コンダクタンスをもって前記チャージシェアをおこなう。これにより、ノードSAIN,SAINBには即座に電圧差DIFF0よりも大きな電圧差DIFF1が形成される。
MOSトランジスタ対MP5,MP6は、ノードSAIN,SAINBの電圧に応じた駆動能力を有するので、ノードND3,ND4を充電する速度に差が生じる。同図では、ノードND3とND4の電圧差が、ノードSAINとSAINBの電圧差DIFF1よりも大きなDIFF2となったタイミングでデータラッチの出カノードSAOT,SAOBが駆動され始める。即ち、図6の例では充電動作はノードND4よりもノードND3の方が速いので、先にノードSAOTの充電レベルが上昇しようとし、これによってスタティックラッチ回路はノードSAOTをハイレベル、ノードSAOBをローレベルとするラッチ動作を確定する。尚、前記読出し電圧VpcはノードSAINTとSAINBが持つ容量を考慮に入れて、前述のチャージシェア動作によって上昇する共通ビット線CBL,CBLdm、さらにはビット線BL、ダミービット線BLdmの電圧(同図ではVpc’’とされているときの状態)が、相変化素子RPCの抵抗を保つ電圧(すなわち図3に示した二端子間の電圧が閾値電圧Vthよりも低い値)となるように設計されている。
上記読出し回路RCによれば以下の作用効果を得る。第1の点は、プリアンプPAの駆動能力を向上することにより、増幅時間を短縮したことである。共通データ線CBL,CBLdmを第1の電圧Vpcにプリチャージし、プリアンプPAの出力側のノードSAIN,SAINBを第2の電圧Vdd(Vdd>Vpc)にプリチャージを行うことによって、MOSトランジスタ対MN3,MN4がオン状態にされると、プリアンプPA内のトランジスタ対MP1,MP2のソース・ドレイン間に、ほぼVpc−Vddに近い値の電圧が印加される。また、MOSトランジスタ対MP1,MP2のゲート電極は共通データ線CBL,CBLdmの電圧(ここでは、ほぼ読出し電圧Vpcに等しい電圧)が印加される。前述したように相変化メモリでは読出し電圧Vpcは閾値電圧Vthよりも低い電圧に抑制されるので、トランジスタ対MP1,MP2のソース・ドレイン間とゲート・ソース間には、Vpc−Vddに近い値の電圧が印加されている。しがたって、プリアンプAPの活性化直後、すなわちMOSトランジスタMN3,MN4が導通状態となった直後は、トランジスタ対MP1,MP2が飽和領域で動作するので、より多くの電荷を短時間で移動する事ができて、増幅動作の高速化が可能となる。
第2の点は、MOSトランジスタ対MN3,MN4により、プリアンプPAは容量結合型のアンプ機能も有することである。すなわち、センス活性化信号SAEの活性化前は、MOSトランジスタ対MN3,MN4はカットオフ状態にあるので、プリアンプPAの出力側ノードSAIN,SAINBと共通ビット線CBL,CBLdmとは遮断されている。その一方で、プリアンプPAの出力側ノードSAIN,SAINBと共通ビット線CBL,CBLdmは、MOSトランジスタ対MP1,MP2のゲート容量で結合されているので、ワード線活性化中のビット線の電位変動が容量性カップリングによりプリアンプPAの出力側ノードSAIN,SAINBに伝達される。このカップリングによるプリアンプPAの出力側ノードSAIN,SAINBの変動電位の方向はアンプ活性化後の変位と同じ方向であるため、プリアンプPAの増幅作用が向上される。
第3の点は、Pチャネル型MOSトランジスタ対MP5,MP6をゲート入力トランジスタとして用いたゲート入力型のデータラッチ回路DLを採用したことにより、タイミングレスの動作を実現している点である。すなわち、プリチャージ回路PC2を用いてプリアンプPAの出カ側ノードSAIN,SAINBを電源電圧Vddにプリチャージすることにより、待機時のトランジスタ対MP5,MP6をカットオフ状態に保持することができる。また、プリチャージ回路PC3を用いてデータラッチ回路DLの出力側ノードSAOT,SAOBをグランド電圧Vssにプリチャージすることにより、データラッチ回路DLの内部ノードをグランド電圧Vssに固定することができる。以上の構成から、プリアンプPAとデータラッチ回路DLとを一つのアンプ活性化信号SAEで起動することができるので、タイミングマージンを省くことが可能となる。すなわち、読出し回路RCの動作時間を短縮することが可能となる。以上三点の特徴事項により、読出し動作におけるメモリセル電流が小さな相変化メモリの場合においても、僅かの電圧差を短時間で増幅することが可能となる。
《第2の実施形態》
図7には別の相変化メモリセルモジュール1_Aの例が示される。読み出しのためのメモリセルアレイ2_Aの構成が図2とは相違される。この構成の特徴は、下記の二つである。第1に、ビット線BL1〜BLmに平行にソース線SL1〜SLmがそれぞれ配置されている点にある。メモリセルMCR11〜MCRmnは、直列された相変化素子RPCとMOSトランジスタCTが、ビット線とソース線との間に挿入されて構成される。及びダミーメモリセル回路DMC1〜DMCmも同様に配置される。第2に、一本のビット線と一本のソース線を対とした単位で、YスイッチYSWA1〜YSWAmが配置される点にある。YスイッチYSWA1〜YSWAmは、第1のCMOSトランスファゲートTG、第2のCMOSトランスファゲートTG2、及びNチャンネル型スイッチMOSトランジスタMN20から構成され、Y選択信号YSN1,YSP1〜YSNmYSPmで制御される。前記第1のCMOSトランスファゲートTG1は対応するビット線と共通ビット線CBLとの間に挿入され、Y選択信号で選択されたビット線を共通ビット線CBLに接続する。第2のCMOSトランスファゲートTG2はソース線と読出し電圧Vpc端子との間に挿入され、読出し動作時にソース線を読出し電圧Vpcにプリチャージする。スイッチMOSトランジスタMN20はソース線とグランド電圧Vssとの間に挿入され、待機時にソース線SL1〜SLmをグランド電圧Vssに駆動する。ダミーセルアレイ3_Aの基本構成は図4と同じであり、メモリアレイ2に対するメモリセルアレイ2_Aの相違点と同じ相違が反映されている。
図8には図7の相変化メモリセルモジュール1_Aに採用される読み出し回路RC_Aの詳細が例示される。図1との相違点は、下記の二点である。第1の相違点は、プリチャージ回路PC1がPC4に置き換わっている点にある。このプリチャージ回路PC4にて、共通データ線CBL,CBLdmをグランド電圧Vssに駆動する。第2の点は、プリアンプPAの出力側ノードSAIN,SAINBとデータラッチ回路DLとの接続を逆にした点にある。すなわち、出力ノードSAINをデータラッチ回路DLのトランジスタMP6のゲート電極に、出力ノードSAINBをデータラッチ回路DLのトランジスタMP5のゲート電極にそれぞれ接続する。この接続変更は便宜上図5との動作の整合を採るためであり、必須ではない。その他の構成は図1と同様であるのでその詳細な説明は省略する。
図9には図7の相変化メモリモジュール1_Aにおける読み出し動作タイミングが例示される。まず、Yアドレスによって選択されたビット線BLiとダミービット線が図8のプリチャージ回路PC4により対応するYスイッチYSAiとダミーYスイッチのCMOSトランスファゲートTG1を介してグランド電圧Vssにプリチャージされ、また、ソース線がSLがCMOSトランスファゲートTG2を介して読出し電圧Vpcに充電される。次にプリチャージ信号PCEが非活性化された後で、1本のワード線WLjとダミーワード線WLdm2が選択される。これにより、ソース線SLの電荷がビット線BLiおよびダミービット線BLdmに流れ込むので、それらの電位は徐々に上昇を始める。相変化素子が結晶状態にある時は、相変化素子の抵抗が低いので、ビット線の電圧変化は大きい。逆に、アモルファス状態にある時は、相変化素子の抵抗が高いので、ビット線の電圧変化は小さい。プリアンプPAの出力側ノードSAIN,SAINBは電位の低い共通ビット線CBL又はCBLdmの側が先に変化することにより、後段のクロスカップル型データラッチ回路DLの出力ノードSAOT,SAOBの電圧が確定する。この構成は図1に比べて読出し回路RC_Aの高速化が促進される。すなわち、ソース線からビット線に電荷を注入して記憶情報を読み出す動作により、プリアンプPAに入力される信号電圧は、実施の形態1より更に低くなる。これにより、プリアンプPA内のトランジスタ対MP1,MP2に印加されるゲート・ソース間電圧及びソース・ドレイン間電圧が、−Vddに近くなるので、トランジスタ対MP5,MP6に対する当初の駆動能力が増す。従って、プリアンプPAの動作時間が更に短縮され、相変化メモリの更なる高速読出しを実現することができる。
《第3の実施形態》
図10には図1の相変化メモリセルモジュール1に採用可能な別の読み出し回路RC_Bの詳細が例示される。図1との相違点は、プリアンプPAの出力をクロスカップル型ラッチアンプDL1のセンスノードに直接接続している点にある。プリアンプPAの出力信号差が最大となるタイミングにて、ラッチアンプ活性化信号LSAEおよびLSAEBを活性化する。この構成においてプリチャージ回路PC3は不要になる。この構成により、読出し回路に用いられるトランジスタ数を低減することができ、小面積で高速な相変化メモリの実現が可能になる。
《第4の実施形態》
図11には更に別の読み出し回路が例示される。同図に示される読出し回路RC_Cは、例えばSRAM(Static Random Access Memory)のように、ビット線を電源電圧Vdd寄りまでプリチャージして読み出し動作を行うメモリ、或いはフラッシュメモリのように読出しディスターブの影響を低減するためにビット線を電源電圧一杯までプリチャージせずに読み出し動作を行うメモリへの適用を想定する。即ち、プリアンプやデータラッチ回路は電源電圧で動作させるがビット線プリチャージは電源電圧よりも低い電源電圧寄りで行なうメモリへの適用を想定する。この場合には図1に対して極性を逆とする構成を備える。すなわち、図1で示した構成例に対してnチャネル型MOSトランジスタの箇所をpチャネル型MOSトランジスタとし、反対にpチャネル型MOSトランジスタの箇所をnチャネル型MOSトランジスタにし、電源電圧Vddの箇所をグランド電圧Vssに、グランド電圧Vssの箇所を電源電圧Vddに接続する。これに応じて、プリチャージ回路の構成と機能も変更されている。プリチャージ回路PC5は、相補ビット線BLT,BLBを読出し電圧Vpcに駆動する二つのPチャンネル型MOSトランジスタMP12,MP13で構成する。ここで、読出し電圧Vpcは電源電圧Vdd寄りの電圧であり、Vddであっても差し支えない。また、プリチャージ回路PC6は、プリアンプPA1の出力側ノードSAIN,SAINBをグランド電圧Vssに駆動する二つのnチャンネル型MOSトランジスタMN16,MN17で構成される。さらに、プリチャージ回路PC7は、データラッチ回路DL2の出力ノードSAOT,SAOBを電源電圧Vddに駆動する二つのpチャンネル型MOSトランジスタMP18,MP19で構成される。
このような構成において、アンプ活性化信号SAEの活性化を行うことによって、プリアンプPA1はビット線にプリチャージされた電荷をプリアンプPA1の出力側ノードSAIN,SAINBへ移動する。ビット線電位の高いプリアンプ出力(例えばノードSAIN〉に対応するデータラッチ回路DL2の出力ノード(例えばSAOT)に、ローレベル(L)データが速く伝達されて、データラッチ回路DL2によるデータラッチ状態が早く確立する。各MOSトランジスタが動作するときは、プリチャージ動作によって各端子に高いバイアス電圧が印加されている事により、多くの電流が流れる。多くの電流が流れることによって、より高速にプリアンプPA1の出力側データが確定する。このように、MOSトランジスタの導電型や電源とグランドへの接続形態のような、回路の極性が変わっても、前述の実施形態と同様の作用及び効果を得えることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は相変化メモリやSRAM等のメモリLSIはもとより、そのようなメモリモジュールを備えてマイクロコンピュータに代表されるデータ処理LSI等に広く適用することができる。

Claims (15)

  1. 複数のメモリセルの中から選択されたメモリセルの記憶情報に応じて第1信号線に現れる変化と他の第2信号線に現れる変化との相違を検出して記憶情報を判定する読出し回路を供え、
    前記読出し回路は、読出し動作の開始前に前記第1信号線及び前記第2信号線を第1レベルに初期化する第1初期化回路と、読出し動作において前記第1信号線と前記第2信号線の初期化レベルの変化を夫々増幅して出力するプリアンプと、前記プリアンプの一対の出力を入力ノードに受けてラッチ動作を行うデータラッチ回路と、読出し動作の開始前に前記データラッチ回路の入力ノードを第2レベルに初期化する第2初期化回路とを有し、
    前記プリアンプは、前記第1信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第1信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合し、前記第2信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第2信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合する一対の第1MOSトランジスタと、一方の前記第1MOSトランジスタを前記第1信号線に接続し、他方の前記第1MOSトランジスタを前記第2信号線に接続し、前記初期化の後にオン動作される一対の第2MOSトランジスタとを有する、半導体集積回路。
  2. 前記読出し動作において前記第1信号線及び第2信号線は前記第1レベルからディスチャージされ、前記第1レベルは第2レベルよりも低いレベルである、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1レベルは第2レベルとの差電圧の半分よりも低いレベルであり、前記第1MOSトランジスタはpチャンネル型であり、第2MOSトランジスタはnチャンネル型である、請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記メモリセルは相変化メモリセルであり、読出し動作において前記第1信号線には選択された相変化メモリセルの抵抗値に応じてディスチャージ電流が流れ、読出し動作において前記第2信号線には相変化メモリセルの高抵抗値に応じたディスチャージ電流値と低抵抗値に応じたディスチャージ電流値との間のディスチャージ電流が流れる、請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 前記読出し動作において前記第1信号線及び第2信号線は前記第1レベルからディスチャージされ、前記第1レベルは第2レベルとの差電圧の半分よりも高いレベルであり、前記第1MOSトランジスタはnチャンネル型であり、第2MOSトランジスタはpチャンネル型である、請求項2記載の半導体集積回路。
  6. 前記メモリセルはスタティックメモリセルであり、読出し動作において前記第1信号線及び第2信号線には選択されたスタティックメモリセルの記憶情報に応じて相補的に電流が流れる、請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 前記データラッチ回路は前記プリアンプの出力をゲートに受ける入力MOSトランジスタと、前記入力MOSトランジスタを介して動作電源が供給されるスタティックラッチとを有し、前記入力MOSトランジスタのゲートを前記入力ノードとし、前記スタティックラッチの入出力端子を前記出力ノードとする、請求項1記載の半導体集積回路。
  8. 前記データラッチ回路の出力ノードを第3レベルに初期化する第3初期化回路を更に有し、前記第3レベルは前記第2レベルとは逆極性である、請求項7記載の半導体集積回路。
  9. 前記データラッチ回路は前記入力ノードと前記出力ノードに共通化された入出力端子を有するスタティックラッチから成る、請求項1記載の半導体集積回路。
  10. 読出し動作において、選択された相変化メモリセルの抵抗値に応じて第1信号線に流れるディスチャージ電流と、相変化メモリセルの高抵抗に応じたディスチャージ電流値と低抵抗に応じたディスチャージ電流値との間の電流値をもって第2信号線に流れる参照電流との相違を検出して記憶情報を判定する読出し回路を供え、
    前記読出し回路は、読出し動作の開始前に前記第1信号線及び前記第2信号線を第1レベルに初期化する第1初期化回路と、読出し動作において前記第1信号線と前記第2信号線の初期化レベルの変化を夫々増幅して出力するプリアンプと、前記プリアンプの一対の出力を入力ノードに受けてラッチ動作を行うデータラッチ回路と、読出し動作の開始前に前記データラッチ回路の入力ノードを第1レベルよりも高い第2レベルに初期化する第2初期化回路とを有し、
    前記プリアンプは、前記第1信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第1信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合し、前記第2信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第2信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合するpチャンネル型の一対の第1MOSトランジスタと、一方の前記第1MOSトランジスタを前記第1信号線に接続し、他方の前記第1MOSトランジスタを前記第2信号線に接続し、前記初期化の後にオン動作されるnチャンネル型の一対の第2MOSトランジスタとを有する、半導体集積回路。
  11. 前記データラッチ回路は前記プリアンプの出力をゲートに受けるpチャンネル型の入力MOSトランジスタと、前記入力MOSトランジスタを介して動作電源が供給されるスタティックラッチとを有し、前記入力MOSトランジスタのゲートを前記入力ノードとし、前記スタティックラッチの入出力端子を前記出力ノードとする、請求項10記載の半導体集積回路。
  12. 前記データラッチ回路の出力ノードを前記第2レベルと反対極性の第3レベルに初期化する第3初期化回路を更に有する、請求項11記載の半導体集積回路。
  13. 読出し動作において、ワード線で選択されたスタティックメモリセルの記憶情報に応じて第1信号線と第2信号線に相補的に流れる電流の相違を検出して記憶情報を判定する読出し回路を供え、
    前記読出し回路は、読出し動作の開始前に前記第1信号線及び前記第2信号線を第1レベルに初期化する第1初期化回路と、読出し動作において前記第1信号線と前記第2信号線の初期化レベルの変化を夫々増幅して出力するプリアンプと、前記プリアンプの一対の出力を入力ノードに受けてラッチ動作を行うデータラッチ回路と、読出し動作の開始前に前記データラッチ回路の入力ノードを第1レベルよりも高い第2レベルに初期化する第2初期化回路とを有し、
    前記プリアンプは、前記第1信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第1信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合し、前記第2信号線をゲートに受け入力ゲート容量を介して前記第2信号線を前記データラッチ回路の対応する入力ノードに結合するnチャンネル型の一対の第1MOSトランジスタと、一方の前記第1MOSトランジスタを前記第1信号線に接続し、他方の前記第1MOSトランジスタを前記第2信号線に接続し、前記初期化の後にオン動作されるpチャンネル型の一対の第2MOSトランジスタとを有する、半導体集積回路。
  14. 前記データラッチ回路は前記プリアンプの出力をゲートに受けるnチャンネル型の入力MOSトランジスタと、前記入力MOSトランジスタを介して動作電源が供給されるスタティックラッチとを有し、前記入力MOSトランジスタのゲートを前記入力ノードとし、前記スタティックラッチの入出力端子を前記出力ノードとする、請求項13記載の半導体集積回路。
  15. 前記データラッチ回路の出力ノードを前記第2レベルと反対極性の第3レベルに初期化する第3初期化回路を更に有する、請求項14記載の半導体集積回路。
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