JPWO2006059808A1 - 液中プラズマ用電極、液中プラズマ発生装置および液中プラズマ発生方法 - Google Patents
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Abstract
Description
たとえば、国際公開第02/038827号パンフレット(文献1)には、間隔を隔てられた一対の電極が入れられた電解液内に堆積すべき材料の原料を含む泡の流れを生成し、泡領域にプラズマグロー放電を形成して電極上に材料を堆積させる発明が記載されている。
ところが、文献1に記載された発明は、直流グロー放電によるものである。文献1には、マイクロ波や電磁波を照射してグロー放電の発生を補助する旨の記載が一部見られるが、その具体的な内容は何ら記載されておらず、また技術的な観点から不明な点が多く、文献1に記載された技術は純然たる直流グロー放電と考えられる。したがって、反応速度は、気相プラズマと同程度であると考えられる。
さらに、特開2002−301136号公報(文献2)にも容器の外部より液体にマイクロ波を照射して、液体中の有害物を分解することが記載されている。文献2は、容器の外部からマイクロ波を照射して、容器中の液体に含まれる有害物を分解するものであるが、どのような原理で分解するかは説明されていない。したがって、このようなマイクロ波の照射の仕方で液体中にプラズマが発生するとは考え難く、文献2にも液体中にプラズマが発生されたとは記載されていない。仮に液体中でのプラズマ発生が不可能でないとしても、極度に大きな電力を供給する必要があり、その実用性は低い。
そして、特開2003−297598号公報(文献3)および特開2004−152523号公報(文献4)では、ドデカン等の液体の中に超音波発生装置により超音波を照射して気泡を発生させるとともに、電磁波発生装置により当該液体中で気泡が発生している位置に電磁波を照射して気泡中に高エネルギーのプラズマを発生させている。
本発明は、上記問題点に鑑み、水やアルコール等の導電性の液体も含め、広範囲の液体中において簡易にプラズマを発生することができる液中プラズマ用電極、液中プラズマ発生装置および液中プラズマ発生方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る液中プラズマ用電極は、液体中でプラズマを発生させる液中プラズマ用電極であって、前記液体と接触する放電端面を有する導電部材と、該放電端面を少なくとも除く該導電部材の外周を覆う絶縁部材と、を有することを特徴とする。
さらに、前記放電端面をもつ前記導電部材の導電端部の断面が略円形または略矩形であり該断面における短径または短辺の長さをd、前記放電端面と略平行な前記絶縁部材の端面を基準面とし該基準面から該放電端面を含む面までの距離をx、としたときに、−2d≦x≦2dを満たすことが好ましく、−d≦x≦dを満たすことがより好ましい。
ここで、0<xでは、放電端面が絶縁部材の端面(基準面)よりも外側へ突出している。x=0では、放電端面と基準面とが同一の面に存在する。x<0では、放電端面が絶縁部材の端面(基準面)よりも内側へこんでいる。
本発明の液中プラズマ用電極によれば、放電端面を少なくとも除く導電部材の外周に、絶縁部材を設けたことにより、水を含む液体など広範囲の液体において、高エネルギーのプラズマを液中で発生できるという効果をもたらす。さらに、上記dおよびxの関係を適切な範囲とすることで、電極に極度に大きな電力を印可することなく液中でプラズマを発生できる。そのため、電源として大型のものは必ずしも必要でなくなる。また、液中プラズマ用電極の構造も簡単なものであり、後述の液中プラズマ発生装置を簡易なものとすることもできる。
また、本発明に係る液中プラズマ発生装置は、液体を入れる容器と、
前記液体と接触する放電端面を有する導電部材と、該放電端面を少なくとも除く該導電部材の外周を覆う絶縁部材と、を有し、少なくとも端部が前記容器内に設けられる液中プラズマ用電極と、
少なくとも前記導電部材に電力を供給する高周波電源と、
を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る液中プラズマ発生方法は、液体中でプラズマを発生させる液中プラズマ発生方法であって、該液体と接触する放電端面を有する導電部材と、該放電端面を少なくとも除く該導電部材の外周を覆う絶縁部材と、を有する液中プラズマ用電極に、高周波電源によって電力を供給することを特徴とする。
本発明の液中プラズマ発生装置および液中プラズマ発生方法では、上記本発明の液中プラズマ用電極により、水を含む液体など広範囲の液体において高エネルギーの液中プラズマを発生できるという効果を有する。
図1は、本発明の液中プラズマ用電極の一例であって、電極端部の縦断面図である。
図2は、本発明の液中プラズマ発生装置の一例を示す説明図である。
図3は、本発明の液中プラズマ発生装置に用いられる高周波回路の一例を示す回路図である。
図4は、実施例に用いた液中プラズマ発生装置の説明図である。
図5は、実施例の液中プラズマ用電極の一例を示す部分拡大図であって、電極端部の軸方向断面図である。
図6は、実施例の液中プラズマ用電極の一例を示す断面図であって、互いに直交する2つの断面を示す。
図7は、緑色色素の吸光分析結果を示すグラフである。
図8は、赤色色素の吸光分析結果を示すグラフである。
液中プラズマ発生装置は、図2および図3にその一例を示すように、主として、液中プラズマ用電極1と、高周波電源2と、液体Lを入れる容器3と、を備える。そして、液中プラズマ用電極1は、図1にその一例を示すように、導電部材11と絶縁部材16とを有する。なお、図1〜図3は、本発明の液中プラズマ用電極および液中プラズマ発生装置の一例を示す図であって、図に示される形態に限定されるものではない。
本発明の液中プラズマ用電極は、液体中でプラズマを発生させる液中プラズマ用電極であって、導電部材と、その外周に設けられた絶縁部材と、を有する。導電部材は、液体と接触する放電端面をもち、放電端面を少なくとも除く導電部材の外周は、絶縁部材で覆われる。
導電部材は、導電性の材料からなれば、その材質に特に限定はなく、たとえば金属材料であれば、銅(Cu)やCuを含む銅合金、アルミニウム(Al)やAlを含むアルミニウム合金、ステンレスの他、タングステン(W)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、金(Au)、白金(Pt)、炭素(C)等やそれらを含む各種金属材料を用いることができる。また、導電部材の形状にも特に限定はない。
絶縁部材は、樹脂製またはセラミックス製であるのが好ましい。具体的には、樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、シアネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネイト、変性ポリフェニレンエーテル、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、非晶ポリアリレート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケトン、液晶ポリエステル、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリアリルエーテルニトリル、ポリベンゾイミダゾールおよびこれらのポリマーアロイなど、セラミックスとしては、アルミナ、アルミナ−シリカ、ジルコニア、窒化ケイ素‐アルミナ(サイアロン)、マイカ(フッ素金雲母)、ワラストナイト、六方晶窒化ホウ素、窒化アルミ、コージエライト、ペタライトなど、が挙げられる。また、絶縁部材は、放電端面を少なくとも除く導電部材の外周を覆うことができれば、その形態に特に限定はなく、導電端部の形状に応じて適宜選択すればよい。なお、「放電端面を少なくとも除く導電部材の外周を覆う」とは、具体的には、図1の中央の図および右図のように放電端面111以外の導電部材11の表面が覆われている状態の他、図1の左図のように放電端面111および放電端面111と連続する側面の一部を除いた導電部材11の表面が覆われていてもよい。
本発明の液中プラズマ用電極では、放電端面をもつ導電部材の端部(導電端部)周辺の構成に特色をもたせることで、電極に過度に大きな電力を印可することなく液中でプラズマを発生できる。そのため、以下の説明では、液中プラズマ用電極のうち導電端部をもつ電極端部について詳説する。液中プラズマ用電極において、電極端部とは主として液体中に配置される部位であって、電極端部を除く他の部位の構成は、以上説明した実施の形態を逸脱しない限り特に限定はない。
導電端部は、絶縁部材が設けられない放電端面をもつ。放電端面は、たとえば、直方体形状の導電部材であっても、長手方向の両端に位置する端面のうちのひとつの端面の他、その他の面であってもよい。また、放電端面は、平坦な平面の他、曲面や半球面であってもよい。導電端部は、その形状に特に限定はないが、円柱や角柱などの棒状や板状の形状であるとよい。すなわち、導電端部の断面形状が、真円や楕円などの略円形、または、正方形や長方形の略矩形、であるのが好ましい。
また、導電端部は、放電端面の縁部(図1の符号112)に面取り部を有するとよい。面取り部は、曲面状が好ましく、曲率半径Rを0.01mm以上d/2以下(dは後に定義)とするとよい。面取り部を形成することで、局所的な放電が抑制され、液中プラズマ用電極の損傷が低減される。なお、導電部材のうちの導電端部以外の形状について限定はなく、後述の液中プラズマ発生装置に設置しやすい形状であるとよい。
電極端部周辺に位置する絶縁部材は、導電端部の外周に位置すれば、その形態に特に限定はなく、導電端部の形状に応じて適宜選択すればよい。たとえば、絶縁部材の材質にもよるが、導電端部の表面から0.01mm以上の厚さで設けられるとよい。
ここで、図1のそれぞれの図は、本発明の液中プラズマ用電極の一例を示す断面図であって、電極端部10の拡大図である。放電端面111をもつ導電端部110は、絶縁部材16から突出していてもよいし、放電端面111が露出した状態で導電端部110が絶縁部材16に埋設されていてもよい。特に、導電端部の断面が略円形であれば短径の長さ、略矩形であれば短辺の長さをd、放電端面と略平行な絶縁部材の端面を基準面とし該基準面から放電端面を含む面までの距離をx、としたときに、−2d≦x≦2dを満たすとよい。−2d≦x≦2dとすることで、電極に極度に大きな電力を印可することなく液中でプラズマを発生できる。さらに、−d≦x≦dであれば、プラズマ発生に必要な電力を低減できる。前述のように、本明細書では、放電端面が基準面よりも突出している場合にはxを正の値とし、放電端面が基準面よりもへこんでいる場合にはxを負の値とする。
なお、「導電端部」の領域としては、導電部材のうち液体と接触する面をもつ領域を導電端部とし、x≦0の場合には、放電端面をもつ極小さな(薄い)部位を導電端部と見なすことができる。この場合dは、放電端面における短径または短辺の長さとなり、x≦0の場合には、絶縁部材に覆われている部分の形状に限定はない。
また、xの値が−1mm〜1mmの範囲であれば、導電端部の形状にかかわらず、良好にプラズマを発生させることができる。
ここで、放電端面や絶縁部材の端面(基準面)が曲面である場合には、導電部材の中央部から最も離れた頂面や点、絶縁部材の中央部から最も離れた頂面や点、を含む面を放電端面や基準面とすればよい。
なお、導電端部において、導電端部の断面の形状が真円であれば、「d」は直径に等しい。また、導電端部の断面の形状が正方形であれば、「d」は一辺の長さに等しい。一方、導電端部の断面の形状が真円や正方形でない場合は、短径(断面が楕円)や短辺(断面が長方形)の長さが「d」に相当するが、長径や長辺の長さ(以下「w」とする)に特に限定はない。
以上詳説した本発明の液中プラズマ用電極を用いて、液中プラズマ発生装置を構成することができる。液中プラズマ発生装置は、主として、液中プラズマ用電極と、電極に電力を供給する高周波電源と、液体を入れる容器と、を有する。
液体を入れる容器としては、プラズマの発生前後において液体を良好に保持できる容器であれば、その形状や材質に特に限定はない。容器内には、液中プラズマ用電極の少なくとも電極端部が設けられ、電極端部は容器に液体を入れたときに液体中に位置する。なお、図2に示すように、第2電極4が、液中プラズマ用電極1の電極端部10に対向するように容器3内に設けられるとよい。液中プラズマ用電極1および第2電極4は互いに対向していればよいが、電極間距離を0.5〜50mmとするのが望ましい。本明細書において、「電極間距離」とは、上記基準面から第2電極の対向する表面までの距離(図2の符号Dで示す)とする。また、電極1は、図2に示すように、容器3の底部において電極端部10を上向きにして配置される必要はなく、電極端部10が液体Lと接触する状態であれば、下向きであっても水平方向を向いていてもよい。また、図2では、液中プラズマ用電極1が1つ配置されているが、複数個ならべて配置してもよい。
さらに、排気手段を用いて反応容器を含む空間を減圧してもよい。減圧することにより、プラズマの発生を容易に行うことができる。この際の圧力は、1〜600hPaが望ましい。なお、減圧は、気泡およびプラズマの発生の開始時に特に有効であるため、気泡およびプラズマの発生が安定したら、常圧にしても構わない。
高周波電源は、液中プラズマ用電極すなわち導電部材に電力を供給する。高周波電源は、たとえば、図3に示すような高周波回路により制御されるとよい。図3に示すように、高周波電源2から整合器21を通じて共振回路30へと電力が供給される。共振回路30はコイル31、32およびコンデンサ33からなり、共振回路30の接点Cおよび接点Dが、それぞれ液中プラズマ用電極1および第2電極4に接続される。共振回路30は、入力高周波の周波数に共振するよう設定されている。なお、図3では、接点Cの側を接地して第2電極4に接続し、接点Dを液中プラズマ用電極1に接続する。使用する周波数は、液体の種類やプラズマの用途に合わせて適宜選択すればよく、3MHz〜3GHzの範囲で使用するとよい。液体として水を多く含むものを使用する場合、たとえば、工業的に許可された13.56MHzや27.12MHzを使用すると水分子による吸収を受けにくい。
共振回路は必ずしもこの形式である必要はない。直列共振でも構わないし、周波数が高い場合には線路共振器や空洞共振器を利用することもできる。
容器に液体を入れ、高周波電源を作動させて液中プラズマ用電極に電力を供給すると、液中プラズマ用電極の発熱により液体が沸騰して内部で気泡が生じる。同時に、気泡が生じる位置に高周波が照射されることで気泡の内部にプラズマが発生する。気泡の内部は気体状態の液体が高温高圧で存在し、プラズマが発生しやすい状態にある。そのため、電磁波等を照射することにより、気泡の内部にプラズマを容易に発生させることができる。
液体中に気泡を生じさせる手段としては、上記のように液中プラズマ用電極の発熱により液体を加熱して沸騰させる他、発熱体により液体を沸騰させたり液体に超音波を照射する方法などが挙げられる。したがって、気泡を生じさせる手段としては、たとえば、液体を保持する容器内に発熱体や超音波発生装置を配設すればよい。その他、液中プラズマ発生装置に泡を発生させる機能を設け、電極、基板間にマイクロバブル、ナノバブル等の気泡を発生させ、液中プラズマにより活性化された気泡を流してもよい。また、液中プラズマ発生装置に液体を循環させる機能を設け、電極と基板との間の液体を循環させながら気泡を発生させてもよい。
さらに、電極と基板との間に、気泡の発生を助けるアシストガスとして気体を供給してもよい。供給する気体としては、液体がアルコールであれば、メタン、アセチレン等の炭化水素ガス、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガス、水素などの還元ガスであるとよい。
発生するプラズマは高温・高エネルギーであって物質の分解・合成などに効果的なものであるが、一方、液中にあるために巨視的には低温であり安全で取り扱いやすいものである。物質密度が高い液体中のプラズマであるために、反応速度は極めて高い。
本発明の液中プラズマ用電極、液中プラズマ発生装置および液中プラズマ発生方法は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
上記実施形態に基づいて、液中プラズマ発生装置を作製した。以下に、液中プラズマ用電極、液中プラズマ発生装置および液中プラズマ発生方法の実施例を比較例とともに図3〜図8を用いて説明する。
なお、以下の実施例においては、液体プラズマ発生装置として、図3および図4に示す装置を用いた。以下に、下記の実施例において使用した液中プラズマ発生装置を具体的に説明する。また、実施例1〜5、15〜17および実施例6〜14で用いた液中プラズマ用電極1’および1’’の一例を図5および図6にそれぞれ示す。
[液体プラズマ発生装置]
容器3は、石英ガラス製で円筒形状である容器本体と、その下部開口端および上部開口端を閉塞するステンレス製で略円板状の閉塞部材とからなる。下部開口端を閉塞する閉塞部材には、その中心部に液中プラズマ用電極1が固定される。液中プラズマ用電極1は、電極端部10が容器3の内部に突出して配置される。
容器3の内部には、液体Lが満たされ、電極端部10は、液体Lの中に位置する。液中プラズマ用電極1の上方には、第2電極4が、所定の電極間距離Dをもって対向するように保持される。第2電極4は、板状の純アルミニウム(A1050(JIS))であって、全体が液体Lの中に浸されている。
液中プラズマ用電極1および第2電極4はコイルやコンデンサ等に結線され、高周波が供給される共振回路30(図3)に組み込まれる。第2電極4は、容器3の上部開口端を閉塞する閉塞部材に絶縁体33を介して固定された導電性の保持具に保持される。第2電極4は、この保持具を介して共振回路30に結線される。このとき共振回路30は、コンデンサ33の容量は120pFで、コイル31を0.2μH、コイル32を0.7μH、コイル31とコイル32の抵抗の和を0.5Ωとした。
容器3は、容器3よりも一回り寸法の大きな外部容器91の内部に納められる。外部容器91は、排気通路95を介して外部容器91と連結する真空ポンプ90を有する他は、容器3と同様の構成である。
[液中プラズマ用電極]
液中プラズマ用電極1’は、金属製の導電部材12と絶縁部材17からなる。図5は、実施例1〜5の液中プラズマ用電極1’の一例であって、電極端部10’の軸方向断面図である。導電部材12として、純アルミニウム(A1050(JIS))製で一端に平坦な端面121を有する円柱体(直径3mm(d=3))を使用した。本実施例では、この端面121を放電端面とした。端面121の縁部には、R=0.2mmの面取り部122を形成した。また、絶縁部材17として、円筒形状のセラミックス絶縁管(内径:3mm、外径5mm、長さ25mm)を使用した。絶縁部材17の筒内には導電部材12を挿入した。液中プラズマ用電極1’の電極端部10’では、導電部材12の挿入位置を調整して、端面121と平行な絶縁部材の端面を基準面171とし基準面171から端面121(放電端面)までの距離xを決定した。本実施例では、基準面171から端面121(放電端面)までの距離を5mm(x=5)、1mm(x=1)、0mm(x=0)となるようにした液中プラズマ用電極1’を上記液体プラズマ発生装置に組み付けた。なお、本実施例では、x=5の電極を#1−1、x=1の電極を#1−2、x=0の電極を#1−3とした。
液体Lとして水道水を準備し、液中プラズマ発生装置の容器3に満たした。また、電極間距離D(基準面171から第2電極4の表面までの距離)を2mmとした。
はじめに、外部容器91の内部を減圧して、容器内圧力を200hPaとした。つぎに、高周波電源2からの出力電力の周波数を27.12MHzとして、液中プラズマ用電極1’への供給電力を0〜600Wまで調節し、内部にプラズマが発生した緻密な気泡を液体L中に発生させた。気泡は、放電端面121から液体L中を上昇した。各電極について、プラズマ放電の起こった高周波電力の値を表1に示す。
さらに、x=0の電極(#1−3)を容器内に水平に設置(図4の状態から90°傾けた状態に)して使用したところ、200Wの電力印加で放電した。
[実施例2]
実施例2では、水酸基を含む液体の例として、液体Lにアルコールを用いた。すなわち、液体Lをエタノール、容器内圧力を100hPaとした他は、実施例1と同様にして液中プラズマ発生装置でプラズマを発生させた。この際に用いた液中プラズマ用電極1’は、x=1、x=0、x=−1となるように容器3に組み付けた。各電極について、放電の起こった高周波電力の値を表2に示す。
発生したプラズマは、気泡とともに移動し、液体中に保持された第2電極4の表面に接触した。放電終了後に第2電極4の表面を観察したところ、気泡の内部でプラズマ状態に活性化された炭素が第2電極4の表面に堆積したことが確認できた。
[実施例3]
導電部材12の直径を1.5mm(d=1.5)とし、液体Lをエタノール、電極間距離Dを3mm、容器内圧力を100hPaとした他は、実施例1と同様にして液中プラズマ発生装置でプラズマを発生させた。絶縁部材17の内径も導電部材12の直径に合わせて1.5mmに変更した。この際に用いた液中プラズマ用電極1’は、x=±4、±3、±1、0となるように容器3に組み付けた。各電極について、放電の起こった高周波電力の値を表3に示す。
[実施例4]
導電部材12を純銅製(C1011;無酸素銅(JIS))で直径を4mm(d=4)とし、液体Lをテトラエトキシシラン(TEOS)、電極間距離Dを3mm、容器内圧力を50hPaとした他は、実施例1と同様にして液中プラズマ発生装置でプラズマを発生させた。絶縁部材17の内径も導電部材12の直径に合わせて変更した。この際に用いた液中プラズマ用電極1’は、x=±1、0となるようにした。各電極について、放電の起こった高周波電力の値を表4に示す。
[実施例5]
導電部材12を純銅製(C1011)で直径を0.3mm(d=0.3)とし、液体Lをエタノール、電極間距離を3mm、容器内圧力を50hPaとした他は、実施例1と同様にして液中プラズマ発生装置でプラズマを発生させた。絶縁部材17の内径も導電部材12の直径に合わせて変更した。この際に用いた液中プラズマ用電極1’は、x=±0.5、0となるようにした。各電極について、放電の起こった高周波電力の値を表5に示す。
[実施例6〜14]
本実施例では、液中プラズマ用電極1の形状を変更し、導電部材および絶縁部材の材質、液体Lの種類、電極間距離、容器圧力を表6〜表14に示した値に変更して、実施例1と同様にして液中プラズマ発生装置でプラズマを発生させた。以下に、各実施例において用いた液中プラズマ用電極1’’について図6を用いて説明する。
本実施例の液中プラズマ用電極1’’は、金属製の導電部材13と絶縁部材18とからなる。図6は、実施例6〜14の液中プラズマ用電極1’’の一例であって、液中プラズマ用電極1’’の長手方向断面図(図6の右図)および長手方向に垂直方向の断面図(図6の左図)である。導電部材13として、純アルミニウム(A1050)または純銅(C1011)製でx=0のとき30mm×10mm×2mm(d=2)の板状体135と角柱状の保持体136とを使用した。板状体135のうち10mm×2mmの平坦な端面131を放電端面とした。端面131の縁部には、R=0.2mmの面取り部132を形成した。端面131と背向する他端部は、その中央の一部が、幅2mmの溝を有する保持体136の溝に挿入されている。また、絶縁部材13として、セラミックス製またはガラスファイバー混入エポキシ樹脂製の絶縁カバーを使用した。絶縁カバーは、端面131を少なくとも除く、導電部材13(板状体135および保持体136)の表面を覆うように設けた。電極端部10’’において、絶縁カバーの厚さは3mmであった。
液中プラズマ用電極1’’の電極端部10’’では、絶縁部材18の寸法を調整して、端面131と略平行な絶縁部材の端面を基準面181とし基準面181から端面131(放電端面)までの距離xを決定した。本実施例では、基準面181から端面131(放電端面)までの距離をx=±4、±3、±2、±1、0のいずれかとなるように容器3に組み付けられた。各電極について、放電の起こった高周波電力の値を表6〜表14に示す。
また、実施例6〜実施例8では、−2d≦x≦2dの範囲としたことで、極度に大きな電力を印可することなく液中でプラズマを発生できた。さらに、−d≦x≦dであれば、プラズマ発生に必要な電力を低減できた。
実施例9および実施例10では、液体Lとしてエタノールを用いたが、エタノール中であってもプラズマを発生させることが出来た。
実施例12および実施例13は、端面131(放電端面)から第2電極4の表面までの距離を一定(2mm)とした実施例である。こうした条件においても、x=6では600Wに達しても放電が発生しなかったが、−2d≦x≦2dさらには−d≦x≦dの範囲で、過度に大きな電力を印可することなく液中でプラズマを発生できた。また、エポキシ樹脂の絶縁カバーを用いた実施例12の方が、低電力で効率よくプラズマを発生させることが出来た。
また、実施例6〜実施例14では、導電部材13として純アルミニウムまたは純銅を用いたが、いずれの場合であっても良好にプラズマを発生させることができた。さらに、実施例14のように液体Lが水道水であっても、良好にプラズマを発生させることができた。
発生したプラズマは、気泡とともに移動し、液体中に保持された第2電極4の表面に接触した。また、実施例6〜13において、放電終了後に第2電極4の表面を観察したところ、気泡の内部でプラズマ状態に活性化された炭素が第2電極4の表面に線状に堆積したことが確認できた。
[実施例15]
実施例1の液中プラズマ用電極1’において、導電部材12の素材として様々な金属(具体的には、高純度のモリブデン(Mo)、銀(Ag)、アルミニウム(Al:A1050)、タングステン(W)、銅(Cu:C1011))を使用して放電を起こす電力の比較を行った結果を表15に示す。液中プラズマ用電極1は、導電部材12の直径をd=0.7mm、基準面171から端面121(放電端面)までの距離をx=2mmとした。各電極について、放電の起こった高周波電力の値を表15に示す。
[実施例16]
本発明の液中プラズマ発生方法を水溶液に適用した実施例について説明する。液中プラズマ用電極1’には、導電部材12としてd=0.7の純銅(C1011)を使用し、液体LとしてNaCl1%水溶液またはミョウバン0.5%水溶液を用い、第2電極4は液体Lに浸さない(これは整合を取ることを目的としている)ほかは、実施例1と同様とした。また、基準面171から端面121(放電端面)までの距離をx=−2mmとした。
液体LがNaC水溶液、ミョウバン水溶液のどちらの場合であっても、250Wの電力を印加で放電が始まった。すなわち、液体Lが水溶液でも、液中で放電を得ることが出来た。特に、NaCl水溶液では、NaのD線である橙色の発光が見られた。
[実施例17]
本発明の液中プラズマ発生方法を物質の分解に適用した実施例について説明する。本実施例では食用色素の分解について示す。液中プラズマ用電極1’には、導電部材12としてd=2.8の純銅(C1011)を使用し、液体Lとして0.1g/Lの濃度の緑色(青色1号1%、黄色4号3.5%、澱粉94%)または赤色(赤色102号10%、澱粉90%)の色素を含む水溶液を300cc用いたほかは、実施例1と同様とした。また、基準面171から端面121(放電端面)までの距離をx=2mmとした。
緑色色素の場合は、500Wで緑色色素を含む液体Lが放電し、500Wを3分間印加(反射200W)して液体Lを放電にさらした。反応前に比べると、反応後の水溶液の色は薄くなり、色調も変化した。この変化を定量的に明らかにするため、吸光分析を行った。結果を図7に示す。630nm付近のピークの高さは45%減少しており、対応する化学物質が45%分解したことを示している。410nm付近のピークも反応により、極めて小さくなっており、630nmに対応する化学物質(青色)より、早い反応をしていることが明らかである。
一方、赤色色素の場合は300Wを3分間印加し(反射100W)、水溶液を放電にさらした。反応前後の吸光スペクトルは図8のようであり、反応前のピーク(508nm、0.342Abs)は反応後に小さくなり(0.194Abs)、長波長側へシフトしている。このシフトは脱水素などによる共役系の拡張などの構造変化を示唆している。以上、条件を制御することにより、本発明は化学反応炉として使用できる。
さらに、本発明の液中プラズマ発生方法によれば、液中には高温・高エネルギーのプラズマが発生しているものの、熱容量の大きな液体に取り囲まれているため、耐熱性の低い材料の表面への蒸着加工に利用できる。
Claims (12)
- 液体中でプラズマを発生させる液中プラズマ用電極であって、
前記液体と接触する放電端面を有する導電部材と、該放電端面を少なくとも除く該導電部材の外周を覆う絶縁部材と、を有することを特徴とする液中プラズマ用電極。 - 前記放電端面をもつ前記導電部材の導電端部の断面が略円形または略矩形であり該断面における短径または短辺の長さをd、前記放電端面と略平行な前記絶縁部材の端面を基準面とし該基準面から該放電端面を含む面までの距離をx、としたときに、−2d≦x≦2dを満たす請求の範囲第1項記載の液中プラズマ用電極。
- 前記dおよび前記xは、−d≦x≦dを満たすものである請求の範囲第2項記載の液中プラズマ用電極。
- 前記放電端面と略平行な前記絶縁部材の端面を基準面とし該基準面から該放電端面を含む面までの距離をx、としたときに、−1≦x≦1(単位はmm)を満たす請求の範囲第1項記載の液中プラズマ用電極。
- 前記導電端部の断面は、真円または長方形である特許請求の範囲第2項〜第4項のいずれかに記載の液中プラズマ用電極。
- 前記xは、x<0である請求の範囲第2項〜第4項のいずれかに記載の液中プラズマ用電極。
- 前記xは、x=0である請求の範囲第2項〜第4項のいずれかに記載の液中プラズマ用電極。
- 前記xは、0<xである請求の範囲第2項〜第4項のいずれかに記載の液中プラズマ用電極。
- 液体を入れる容器と、
前記液体と接触する放電端面を有する導電部材と、該放電端面を少なくとも除く該導電部材の外周を覆う絶縁部材と、を有し、少なくとも端部が前記容器内に設けられる液中プラズマ用電極と、
少なくとも前記導電部材に電力を供給する高周波電源と、
を有することを特徴とする液中プラズマ発生装置。 - さらに、前記液中プラズマ用電極の端部と対向する第2電極を有する請求の範囲第9項記載の液中プラズマ発生装置。
- 液体中でプラズマを発生させる液中プラズマ発生方法であって、該液体と接触する放電端面を有する導電部材と、該放電端面を少なくとも除く該導電部材の外周を覆う絶縁部材と、を有する液中プラズマ用電極に、高周波電源によって電力を供給することを特徴とする液中プラズマ発生方法。
- 前記液体として水を含むものを使用する請求の範囲第11項記載の液中プラズマ発生方法。
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