JPWO2004038495A1 - 配線基板の接続構造と液晶表示パネルの接続構造 - Google Patents

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Abstract

本発明の液晶表示装置は、非表示領域(3)に1以上の電極端子(R1)〜(Rn)と一対の基準マーカ(N1)とを備えた液晶表示パネル(1)と、基準マーカに対応するアライメントマーカ(M2)を備えたフレキシブル配線板(FPC1)と、1以上の電極端子(T1)〜(Tn)を有するプリント基板(PCB1)とを具備し、基準マーカがアライメントマーカの内方に位置して液晶表示パネルの電極端子とプリント基板の電極端子とがフレキシブル配線板の配線(P1)〜(Pn)を介して相互に接続された構造を有する液晶表示装置であって、アライメントマーカは、少なくとも一方向に長軸を有する長穴である。

Description

本発明は、液晶表示パネルを搭載する液晶表示装置に関する。
〔技術背景〕
近年、微細加工技術、材料技術および実装技術の進歩により、AV機器、OA機器、車載機器および情報通信機器等の様々な装置においては、ブラウン管に代わる画像表示装置として、軽量、薄型、低消費電力という特徴を有する液晶表示装置が多く用いられるようになった。これらの液晶表示装置には、駆動信号を処理し画像を表示する液晶表示モジュールが搭載されている。
通常、この液晶表示モジュールは、液晶表示パネルとプリント基板とフレキシブル配線板とを備えて構成されており、フレキシブル配線板により液晶表示パネルとプリント基板とが相互に電気的に接続されてなる構成をとっているものが多い。
第12図は、液晶表示モジュールLの一般的な構成を表す模式図である。
第12図に例示した液晶表示モジュールLでは、印加される駆動信号に応じて画像を表示する液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1に駆動信号を伝送するフレキシブル配線板FPC1〜FPC4と、液晶表示パネルLの駆動信号を処理するプリント基板PCB1とを備えて構成されている。液晶表示パネル1には画像を表示する表示領域2が設けられており、この表示領域2の周囲には、非表示領域3が設けられている。そして、この非表示領域3における所定の位置には、液晶表示パネル1を直接駆動するための駆動用半導体素子IC1〜IC5が実装されている。一方、プリント基板PCB1の所定の位置には、液晶表示パネル1を駆動するための駆動信号を処理する駆動用半導体素子IC6〜IC9が実装されている。そして、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とは、それぞれに形成された図示されない電極端子をフレキシブル配線板FPC1〜FPC4で電気的に接続して、一体化されている。ここで、液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1〜FPC4、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4とプリント基板PCB1との電気的な接続は、異方導電性接着剤等により相互の電極端子を電気的に接続することにより行われている。それぞれを接着する順番は、先ずフレキシブル配線板FPC1〜FPC4を液晶表示パネル1に接着し、次にフレキシブル配線板FPC1〜FPC4をプリント基板PCB1に接着する。なお、駆動用半導体素子IC1〜IC5を液晶表示パネル1の表面に実装する方法としては、液晶表示パネル1の表面に設けられた電極端子に駆動用半導体素子IC1〜IC5を直接実装するCOG(hiplass)実装法が多く用いられている。駆動用半導体素子IC1〜IC5を実装する他の実装法としては、例えば、所定の配線パターンが形成されたテープ状のフィルム配線板の表面に駆動用半導体素子IC1〜IC5を実装して得られるフィルム基板を液晶表示パネル1の表面に実装するTCP(apearrierackage)実装法や、プラスチック製のフレキシブル配線板に駆動用半導体素子IC1〜IC5を実装して得られるフレキシブル基板を液晶表示パネル1の表面に実装するCOF(hiplexible)実装法またはCOP(hiplastic)実装法等がある。しかし、液晶表示装置の高精細化が進み液晶表示パネルの駆動信号が多くなった現在では、液晶表示パネル1に形成する電極端子を減らすべく、COG実装法が広く一般的に用いられている。
第13図は、第12図に例示した液晶表示モジュールLについて、フレキシブル配線板FPC1とその周辺部を拡大して示した模式図である。なお、第13図(a)はその平面図であり、第13図(b)は、第13図(a)のA−A’線における断面図である。また、第14図は、第13図に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図である。なお、第14図(a)はその平面図であり、第14図(b)は、第14図(a)のA−A’線における断面図である。
以下、第13図および第14図を用いて、フレキシブル配線板FPC1による液晶表示パネル1とプリント基板PCB1との電気的な接続について説明する。なお、第13図および第14図におけるフレキシブル配線板FPC1は、透視的に表示している。また、第13図および第14図におけるX,Y,Z軸方向(Z軸方向は紙面に垂直な方向)を図に示すように定義する。本実施の形態では便宜上、液晶表示パネル1の表示領域2の長手方向、短手方向を、それぞれX軸方向、Y軸方向に取った。
第13図および第14図に示すように、フレキシブル配線板FPC1は、ここでは矩形に形成され、銅箔をエッチング等により所定の形状に形成した配線パターンP〜Pが、それぞれポリイミド樹脂等の半透明な絶縁樹脂からなるカバーフィルム5とベースフィルム6とによりラミネートされた三層構造となっている。配線パターンP〜Pは、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向と平行な一方の辺から他方の辺に向かって、略一定なパターン幅およびパターン間隙となるように形成されている。そして、配線パターンPおよびPの液晶表示パネル1側の側部からは、フレキシブル配線板FPC1の端から所定の距離を隔てた矩形状の導体パターンPaおよびPaが、相反する方向に延出している。さらに、導体パターンPaおよびPaには、所定の正円形状のアライメントマーカN2、N2が形成されている。そして、第14図(b)に示すように、フレキシブル配線板FPC1では、ベースフィルム6が、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向と平行な二つの辺から所定の距離を隔てかつ略平行な辺を有するような矩形状に形成されている。これにより、配線パターンP〜Pの端部は、外部の電極端子と電気的に接続できるよう露出している。
第13図に示すように、アライメントマーカN2、N2が形成されているフレキシブル配線板FPC1の一方の端部は、液晶表示パネル1の所定の位置に、液晶表示パネル1に対して後述する所定の位置合わせが行われた後に、異方導電性接着剤4Aにより接着されている。第14図(a)に示すように、異方導電性接着剤4Aに覆われる液晶表示パネル1の非表示領域3の表面には、液晶表示パネル1に駆動信号を印加するための矩形状の電極端子R〜Rが、フレキシブル配線板FPC1の配線パターンP〜Pに対応する位置に、相互に略平行に形成されている。従って、フレキシブル配線板FPC1に設けられた配線パターンP〜Pの一方の端部は、対応する液晶表示パネル1の電極端子R〜Rと電気的に接続されている。また、第13図に示すように、フレキシブル配線板FPC1の他方の端部は、プリント基板PCB1の所定の位置に、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とを所定の位置関係となるように配置した後に、プリント基板PCB1に対して特別な位置合わせが行われずに異方導電性接着剤4Bにより接着されている。第14図(a)に示すように、異方導電性接着剤4Bに覆われるプリント基板PCB1の表面には、フレキシブル配線板FPC1へ駆動信号を送出するための矩形状の電極端子T〜Tが、フレキシブル配線板FPC1の配線パターンP〜Pに対応する位置に、相互に略平行に形成されている。従って、フレキシブル配線板FPC1に設けられた配線パターンP〜Pの他方の端部は、対応するプリント基板PCB1の電極端子T〜Tと電気的に接続されている。
以下、液晶表示パネル1にフレキシブル配線板FPC1〜FPC4を接着する際に行われる位置合わせ方法について説明する。
第14図(a)に示すように、液晶表示パネル1には、所定の正円形状の二つの基準マーカN1、N1が、液晶表示パネル1の近接する辺から一定の距離を隔てて形成されている。一方、フレキシブル配線板FPC1には、液晶表示パネル1に設けられた基準マーカN1、N1に対応する位置に、所定の正円形状の二つのアライメントマーカN2、N2が形成されている。そして、フレキシブル配線板FPC1の液晶表示パネル1への位置合わせは、望ましくは第13図(a)に示すように、アライメントマーカN2、N2の中心と基準マーカN1、N1の中心とが一致するように、また少なくとも基準マーカN1、N1がアライメントマーカN2、N2の内方に位置するように、手動もしくは自動アライメント装置等により行われる。なお、液晶表示パネル1にフレキシブル配線板FPC1を接着する際に、相互の位置ずれの発生を防止するためには、アライメントマーカN2、N2の直径は基準マーカN1、N1の直径と略同一であることが望ましい。しかし、そのようにした場合には、基準マーカN1、N1に対するアライメントマーカN2、N2の相対位置の認識が困難となり、その結果、液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1との位置合わせを効率良く行うことが困難になる。そこで、実際には、第13図および第14図に示すように、上述した位置合わせ方法においてフレキシブル配線板FPC1の接着位置がずれた場合にも、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とが電気的に正常に接続される範囲において、アライメントマーカN2、N2を基準マーカN1、N1の直径より若干大きく形成している。
このように構成された液晶表示モジュールLでは、駆動用半導体素子IC6〜IC9で処理された駆動信号は、プリント基板PCB1に形成された電極端子T〜Tに導かれ、さらにフレキシブル配線板FPC1〜FPC4によって液晶表示パネル1の電極端子R〜Rに達し、駆動用半導体素子IC1〜IC4(ソースドライバ)およびIC5(ゲートドライバ)に入力される。そして、液晶表示パネル1の配設された図示されない配線パターンを経由してソース線およびゲート線に駆動信号が印加されることにより、液晶表示パネル1の表示領域2には、駆動信号に応じた画像が表示される。
ところで、近年、液晶表示装置の画面が高精細になるにつれて、液晶表示パネル1に配設されるソースドライバおよびゲートドライバは増加している。そして、ソースドライバおよびゲートドライバが増加すれば、例えば液晶表示パネル1およびプリント基板PCB1に形成される電極端子R〜RおよびT〜Tが増加することになる。また、それに伴い、プリント基板PCB1と液晶表示パネル1とを電気的に接続する例えばフレキシブル配線板FPC1の配線パターンP〜Pも増加することになる。しかし、その一方で、画像表示装置の小型化を推進すべく、液晶表示モジュールLをよりコンパクトにする要請がある。このため、近年では、液晶表示パネル1およびプリント基板PCB1に設けられる各電極端子を微細化すると共に、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4の各配線パターンを細線パターンとする傾向が強まりつつある。しかしながら、この場合、正円形状の基準マーカN1、N1およびアライメントマーカN2、N2を使用して液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1〜FPC4との位置合わせを行う従来の方法では、Z軸を回転中心とするθ方向に関して許容値以上の回転ずれが発生した場合に、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1との電気的な接続に不具合が発生する危険性がある。以下、第15図を用いて、フレキシブル配線板FPC1に、Z軸を回転中心とするθ方向に関する許容値以上の回転ずれが発生した場合の不具合について、詳細に説明する。
第15図は、第13図に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1との接着時に、フレキシブル配線板FPC1がZ軸を回転中心としてθ方向に許容範囲以上に回転ずれを起こした場合の状態を示した模式図である。なお、第15図(a)はその平面図であり、第15図(b)は、第15図(a)のA−A’線における断面図である。なお、第13図および第14図と同様に、フレキシブル配線板FPC1を透視的に表示している。また、第15図におけるX,Y,Z軸方向(Z軸方向は紙面に垂直な方向)を図に示すように定義する。
第15図において確認出来るように、フレキシブル配線板FPC1がZ軸を回転中心としてθ方向へ大きく回転し、アライメントマーカN2、N2に対して基準マーカN1、N1が内接するように接着された場合には、プリント基板PCB1にフレキシブル配線板FPC1を接着する際において、プリント基板PCB1の電極端子T〜Tとフレキシブル配線板FPC1の配線パターンP〜Pとが電気的に正常に接続されないという問題が発生する場合がある。第15図においては、具体的には、フレキシブル配線板FPC1の導体パターンPおよびPn−1は、プリント基板PCB1上に配設されている異方導電性接着剤4Bの範囲外に位置しており、従って、プリント基板PCB1の電極端子TおよびTn−1に対して電気的に接続されていない。
従って、従来の位置合わせのための正円形状の基準マーカN1、N1およびアライメントマーカN2、N2では、許容値以上の回転方向に関する位置ずれに対しては対処することはできないという問題があった。これは、特に、フレキシブル配線板FPC1がY軸方向に長い場合において、顕著であった。その理由は、フレキシブル配線板FPC1がZ軸を回転中心としてθ方向に回転した場合のX軸方向への位置ずれは、液晶表示パネル1側においては微小であっても、プリント基板PCB1側においては、フレキシブル配線板FPC1のY軸方向における長さに比例して拡大されるからである。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、液晶表示パネルとフレキシブル配線板との回転方向の位置ずれが抑制された液晶表示装置を提供することを目的としている。
そして、これらの目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置は、非表示領域に1以上の電極端子と一対の基準マーカとを備えた液晶表示パネルと、前記基準マーカに対応するアライメントマーカを備えたフレキシブル配線板と、1以上の電極端子を有するプリント基板とを具備し、前記基準マーカが前記アライメントマーカの内方に位置して前記液晶表示パネルの電極端子と前記プリント基板の電極端子とが前記フレキシブル配線板の配線を介して相互に接続された構造を有する液晶表示装置であって、前記アライメントマーカは、少なくとも一方向に長軸を有する長穴である。
かかる構成とすれば、液晶表示パネルに設けられた基準マーカとフレキシブル配線板に設けられたアライメントマーカとの相対位置がアライメントマーカの短軸方向において厳しく規制されるので、液晶表示パネルに対するフレキシブル配線板の回転方向の位置ずれを抑制することができる。
この場合、前記アライメントマーカは、前記長軸が互いに平行となるように配置されている。
また、この場合、前記アライメントマーカは、前記長軸が同一線上に配置されている。
また、この場合、前記アライメントマーカは、前記長軸と平行な少なくとも一対の直線部分を備えている。
また、この場合、前記アライメントマーカは、前記長軸が前記液晶表示パネルの電極端子の一方の軸に対して垂直となるように配置されている。
かかる構成とすれば、液晶表示パネルに設けられた基準マーカとフレキシブル配線板に設けられたアライメントマーカとの相対位置がより一層厳しく規制されるので、液晶表示パネルに対するフレキシブル配線板の回転方向の位置ずれをより一層抑制することができる。
また、上記の場合、前記アライメントマーカは矩形状の長穴である。
また、上記の場合、前記アライメントマーカは平行四辺形状の長穴である。
また、上記の場合、前記アライメントマーカは楕円状の長穴である。
また、上記の場合、前記アライメントマーカは菱形状の長穴である。
かかる構成とすれば、フレキシブル配線板にアライメントマーカを形成する際に、アライメントマーカを容易な方法により形成することが可能になる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
第1図は本発明の実施の形態1に係る液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図であり、第1図(a)はその平面図、第1図(b)は、第1図(a)のB−B’線における断面図である。
第2図は、第1図に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図であり、第2図(a)はその平面図、第2図(b)は、第2図(a)のB−B’線における断面図である。
第3図は、本発明の実施の形態1に係るアライメントマーカM2の形状を模式的に示す平面図である。
第4図は、本発明の実施の形態2に係るアライメントマーカM3の形状を模式的に示す平面図である。
第5図は、本発明の実施の形態3に係るアライメントマーカM4の形状を模式的に示す平面図である。
第6図は、本発明の実施の形態4に係るアライメントマーカM5の形状を模式的に示す平面図である。
第7図は、本発明の実施の形態5に係るアライメントマーカM6の形状を模式的に示す平面図である。
第8図は、本発明の実施の形態6に係るアライメントマーカM7の形状を模式的に示す平面図である。
第9図は、本発明の実施の形態7に係るアライメントマーカM8の形状を模式的に示す平面図である。
第10図は本発明の実施の形態8に係る液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図であり、第10図(a)はその平面図、第10図(b)は、第10図(a)のC−C’線における断面図である。
第11図は、第10図に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図であり、第11図(a)はその平面図、第11図(b)は、第11図(a)のC−C’線における断面図である。
第12図は、従来の液晶表示モジュールLの構成を模式的に示す平面図である。
第13図は、第12図に示す液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図であり、第13図(a)はその平面図、第13図(b)は、第13図(a)のA−A’線における断面図である。
第14図は、第13図に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図であり、第14図(a)はその平面図、第14図(b)は、第14図(a)のA−A’線における断面図である。
第15図はフレキシブル配線板FPC1がZ軸を回転中心としてθ方向に許容値以上に回転ずれをおこした状態を示す図であり、第15図(a)はその平面図、第15図(b)は、第15図(a)のA−A’線における断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
実施の形態1
第1図は本発明の実施の形態1に係る液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図である。なお、第1図(a)はその平面図であり、第1図(b)は、第1図(a)のB−B’線における断面図である。また、第2図は、第1図に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図である。なお、第2図(a)はその平面図であり、第2図(b)は、第2図(a)のB−B’線における断面図である。さらに、第3図は、本発明の実施の形態1に係るアライメントマーカM2の一方の形状を拡大して示す平面図である。なお、第1図および第2図においては、フレキシブル配線板FPC1を透視的に表示している。また、第1図および第2図におけるX,Y,Z軸方向(Z軸方向は紙面に垂直な方向)を図に示すように定義する。
本実施の形態に係る液晶表示パネル1およびプリント基板PCB1の構成は、第13図および第14図に示す従来例と同様である。従って、ここでは、本発明の実施の形態を具備するフレキシブル配線板FPC1について詳細に説明する。
第1図および第2図に示すように、フレキシブル配線板FPC1は、ここでは矩形に形成され、銅箔をエッチング等により所定の形状に形成した配線パターンP〜Pが、それぞれポリイミド樹脂等の半透明な絶縁樹脂からなるカバーフィルム5とベースフィルム6とによりラミネートされた三層構造となっている。なお、フレキシブル配線板FPC1の一般的な大きさは、X軸方向においては20〜50mm、Y軸方向においては10〜60mmである。第2図(a)に示すように、配線パターンP〜Pは、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向と平行な一方の辺から他方の辺に向かって、略一定なパターン幅およびパターン間隙となるように形成されている。そして、配線パターンPおよびPの液晶表示パネル1側の側部からは、フレキシブル配線板FPC1の端から所定の距離を隔てた矩形状の導体パターンPaおよびPaが、相反する方向に延出している。さらに、導体パターンPaおよびPaには、長軸および短軸を有する後述する所定の長穴形状のアライメントマーカM2、M2が形成されている。このアライメントマーカM2、M2は、その長軸が配線パターンP〜Pの長手方向と垂直をなしかつ一直線上に配設されるよう形成されている。そして、第2図(b)に示すように、フレキシブル配線板FPC1では、ベースフィルム6が、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向と平行な二つの辺から所定の距離を隔てかつ略平行になるよう矩形状に形成されている。これにより、配線パターンP〜Pの端部は、外部の電極端子と電気的に接続できるよう露出している。
第3図はアライメントマーカM2の一方を拡大して示した平面図である。なお、XY軸方向を第3図に示すように定義する。
第3図に示すように、アライメントマーカM2の長穴形状は、一対の略平行な長辺部分を有する長穴形状である。そして、このアライメントマーカM2の形状は、第13図および第14図で示した従来の正円形状のアライメントマーカN2の形状を利用して、そのY軸方向の上部と下部とを切り取り、第3図に示すY2が第13図および第14図で示した従来の液晶表示パネル1に形成されている正円形状の基準マーカN1の直径Sと同等となるように形成した形状である。
なお、アライメントマーカM2は銅箔等の金属箔をエッチング等することにより形成されており、その内側はポリイミド等の半透明な絶縁樹脂である。これにより、液晶表示パネル1に形成されている基準マーカN1とフレキシブル配線板FPC1のアライメントマーカM2との位置合わせが可能になっている。
なお、第1図および第2図に示すように、本実施の形態では、左右一対のアライメントマーカM2の中心からY軸方向に距離Hを隔てた位置に、従来の正円形状のアライメントマーカN2が設けられている。これは、自動アライメント装置等で液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1との位置合わせを行う場合にも対応出来るようにするためである。
以上のように構成されたフレキシブル配線板FPC1では、液晶表示パネル1の基準マーカN1に対するフレキシブル配線板FPC1のアライメントマーカM2の位置合わせは従来の方法通りであり、アライメントマーカM2の内方に基準マーカN1を位置することにより行えば足り得る。そして、Z軸を回転中心とするθ方向に位置ずれしようとする場合にはY軸方向にも位置ずれする必要があるが、アライメントマーカM2はY軸方向に規制された長穴形状であるため、手動で位置合わせを行う場合でも、Z軸を回転中心とするθ方向に関する位置ずれに関しては、従来に比べ厳しく抑制することが可能となる。なお、自動アライメント装置等で位置合わせを行う場合には、アライメントマーカN2と基準マーカN1の中心の座標を読み取り、アライメントマーカM2の中心からアライメントマーカN2の中心までの距離Hを考慮して位置合わせを行うことにより、液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1との位置合わせを行う。
このように、本実施の形態によれば、手動で位置合わせを行う場合でも、フレキシブル配線板FPC1を液晶表示パネル1に接着するときのフレキシブル配線板FPC1のZ軸を回転中心とするθ方向への位置ずれを極力少なくすることができるという効果が得られる。そして、その結果、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4をプリント基板PCB1に接着するときに、相互を電気的に正常に接続することが可能になり、液晶表示モジュールLの動作不良の発生率を低減することが可能になる。
また、本実施の形態では、フレキシブル配線板FPC1のアライメントマーカM2に直線部分が形成されているため、アライメントマーカM2が設計値通りの形状であるか、また製造ロット毎に寸法バラツキがないかの確認は、アライメントマーカM2の直線部分またはX2およびY2の寸法を測定するだけで管理が可能になるという効果もある。その結果、従来のアライメントマーカN2ように、アライメントマーカが正円形状である場合に比べてカーブRを管理する必要が無くなるので、アライメントマーカの形状の管理が容易に行えることになる。
実施の形態2
第4図は、本発明の実施の形態2に係るアライメントマーカM3の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を第4図に示すように定義する。
本実施の形態に係るフレキシブル配線板FPC1については、アライメントマーカM3の形状以外の構成は第1図および第2図に示す本発明の実施の形態1と同様である。従って、第4図には本発明の特徴的構成であるアライメントマーカM3の一方の形状が示されている。なお、実施の形態3〜7についても同様である。
第4図に示すアライメントマーカM3は、実施の形態1において第3図で示したアライメントマーカM2を、Z軸を回転中心として90°回転した形状である。従って、アライメントマーカM3は、長軸の長さがY3、短軸の長さがX3であり、その長軸が配線パターンP〜Pの長手方向と平行に配設されるよう形成されている。そして、アライメントマーカM3の長軸Y3は、フレキシブル配線板FPC1のY軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM3の短軸X3は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM3の長軸Y3がフレキシブル配線板FPC1のY軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
実施の形態3
第5図は、本発明の実施の形態3に係るアライメントマーカM4の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を第5図に示すように定義する。
第5図に示すアライメントマーカM4は、長軸の長さがX4、短軸の長さがY4である矩形状の長穴の四隅がなめらかに面取りされた形状である。そして、アライメントマーカM4の長軸X4は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM4の短軸Y4は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM4の長軸X4がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
実施の形態4
第6図は、本発明の実施の形態4に係るアライメントマーカM5の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を第6図に示すように定義する。
第6図に示すアライメントマーカM5は、長軸の長さがX5、短軸の長さがY5である矩形状の長穴である。そして、アライメントマーカM5の長軸X5は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM5の短軸Y5は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM5の長軸X5がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
実施の形態5
第7図は、本発明の実施の形態5に係るアライメントマーカM6の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を第7図に示すように定義する。
第7図に示すアライメントマーカM6は、長軸の長さがX6、短軸の長さがY6である平行四辺形状の長穴である。そして、アライメントマーカM6の長軸X6は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM6の短軸Y6は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM6の長軸X6がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
実施の形態6
第8図は、本発明の実施の形態6に係るアライメントマーカM7の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を第8図に示すように定義する。
第8図に示すアライメントマーカM7は、長軸の長さがX7、短軸の長さがY7である楕円状の長穴である。この楕円状のアライメントマーカM7は、上記実施の形態1〜5で示した直線部分を有するアライメントマーカM2〜M6の形状に近付けるべく、可能な限り一対の平行な長辺部分を有するよう考慮された形状を有している。そして、アライメントマーカM7の長軸X7は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM7の短軸Y7は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM7の長軸X7がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
実施の形態7
第9図は、本発明の実施の形態7に係るアライメントマーカM8の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を第9図に示すように定義する。
第9図に示すアライメントマーカM8は、長軸の長さがX8、短軸の長さがY8である菱形状の長穴である。そして、アライメントマーカM8の長軸X8は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM8の短軸Y8は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM8の長軸X8がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
実施の形態8
上記実施の形態1〜7では、基準マーカN1、N1は、液晶表示パネル1の近接する端から一定の距離を隔てて一直線上に形成されている。また、アライメントマーカM2、M2〜M8、M8は、フレキシブル配線板FPC1において、基準マーカN1、N1に対応する位置に形成されている。しかし、Z軸を回転中心とするフレキシブル配線板FPC1のθ方向への回転ずれをより一層効果的に抑制するためには、液晶表示パネル1およびフレキシブル配線板FPC1に対して、基準マーカN1、N1およびアライメントマーカM2、M2〜M8、M8を斜めに配置する方が効果的である。
第10図は本発明の実施の形態8に係る液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図である。なお、第10図(a)はその平面図であり、第10図(b)は、第10図(a)のC−C’線における断面図である。また、第11図は、第10図に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図である。なお、第11図(a)はその平面図であり、第11図(b)は、第11図(a)のC−C’線における断面図である。第10図および第11図においても、第1図および第2図と同様に、フレキシブル配線板FPC1を透視的に表示している。また、第10図および第11図におけるX,Y,Z軸方向(Z軸方向は紙面に垂直な方向)を図に示すように定義する。
ここでは、一例として、フレキシブル配線板FPC1にアライメントマーカM2が形成されている場合について説明する。なお、他のアライメントマーカM3〜M8の場合も同様である。
第10図および第11図に示すように、本実施の形態においては、液晶表示パネル1に設けられる基準マーカN1、N1は、一方の基準マーカN1と他方の基準マーカN1とが相互に、ここでは距離Hを隔てるように形成されている。すなわち、基準マーカN1、N1は、液晶表示パネル1に対して斜めに配置されている。一方、フレキシブル配線板FPC1のアライメントマーカM2、M2は、液晶表示パネル1に設けられる基準マーカN1、N1に対応する位置に形成されている。すなわち、アライメントマーカM2、M2は、フレキシブル配線板FPC1に対して斜めに配置されている。その他の点については、実施の形態1と同様である。
このような構成とすれば、基準マーカN1、N1およびアライメントマーカM2、M2が斜めに配置されており、実施の形態1の場合よりも基準マーカN1、N1間およびアライメントマーカM2、M2間の距離が長く形成されているので、実施の形態1と同等以上の効果を得ることが可能である。さらに、実施の形態2〜実施の形態7の場合と同様、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
なお、上記実施の形態1〜実施の形態8では、液晶表示パネル1に基準マーカN1が設けられ、他方、フレキシブル配線板FPC1にアライメントマーカM2〜M8が設けられているが、この関係を逆にして構成しても良い。
また、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4のアライメントマーカM2〜8は銅箔等の金属箔をエッチング等することにより形成されているが、これを金型等で形成する貫通穴で形成しても良い。なお、アライメントマーカM2〜8を銅箔等の金属箔をエッチング等することにより形成する場合の利点は、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4に貫通穴を形成する場合よりもアライメントマーカM2〜8の形状の絶対精度および製造毎のバラツキを少なくすることができることである。一方、アライメントマーカM2〜8をフレキシブル配線板FPC1〜FPC4に形成した貫通穴とする場合の利点は、アライメントマーカM2〜8の位置を容易に変更することができることである。
さらに、上記実施の形態1〜実施の形態8では、画像表示素子として液晶表示パネルを例にとって説明したが、他のものであってもよい。また、相互に電極端子を有する配線基板の接続にも広く適用可能である。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
産業上の利用の可能性
本発明に係る液晶表示装置は、民生用および産業用のノート型パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の情報機器、あるいは携帯型テレビやビデオムービー、カーナビゲーションシステム等の画像表示装置として有用である。
本発明は、液晶表示パネルを搭載する液晶表示装置に関する。
近年、微細加工技術、材料技術および実装技術の進歩により、AV機器、OA機器、車載機器および情報通信機器等の様々な装置においては、ブラウン管に代わる画像表示装置として、軽量、薄型、低消費電力という特徴を有する液晶表示装置が多く用いられるようになった。これらの液晶表示装置には、駆動信号を処理し画像を表示する液晶表示モジュールが搭載されている。
通常、この液晶表示モジュールは、液晶表示パネルとプリント基板とフレキシブル配線板とを備えて構成されており、フレキシブル配線板により液晶表示パネルとプリント基板とが相互に電気的に接続されてなる構成をとっているものが多い。
図12は、液晶表示モジュールLの一般的な構成を表す模式図である。
図12に例示した液晶表示モジュールLでは、印加される駆動信号に応じて画像を表示する液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1に駆動信号を伝送するフレキシブル配線板FPC1〜FPC4と、液晶表示パネルLの駆動信号を処理するプリント基板PCB1とを備えて構成されている。液晶表示パネル1には画像を表示する表示領域2が設けられており、この表示領域2の周囲には、非表示領域3が設けられている。そして、この非表示領域3における所定の位置には、液晶表示パネル1を直接駆動するための駆動用半導体素子IC1〜IC5が実装されている。一方、プリント基板PCB1の所定の位置には、液晶表示パネル1を駆動するための駆動信号を処理する駆動用半導体素子IC6〜IC9が実装されている。そして、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とは、それぞれに形成された図示されない電極端子をフレキシブル配線板FPC1〜FPC4で電気的に接続して、一体化されている。ここで、液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1〜FPC4、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4とプリント基板PCB1との電気的な接続は、異方導電性接着剤等により相互の電極端子を電気的に接続することにより行われている。それぞれを接着する順番は、先ずフレキシブル配線板FPC1〜FPC4を液晶表示パネル1に接着し、次にフレキシブル配線板FPC1〜FPC4をプリント基板PCB1に接着する。なお、駆動用半導体素子IC1〜IC5を液晶表示パネル1の表面に実装する方法としては、液晶表示パネル1の表面に設けられた電極端子に駆動用半導体素子IC1〜IC5を直接実装するCOG(Chip On Glass)実装法が多く用いられている。駆動用半導体素子IC1〜IC5を実装する他の実装法としては、例えば、所定の配線パターンが形成されたテープ状のフィルム配線板の表面に駆動用半導体素子IC1〜IC5を実装して得られるフィルム基板を液晶表示パネル1の表面に実装するTCP(Tape Carrier Package)実装法や、プラスチック製のフレキシブル配線板に駆動用半導体素子IC1〜IC5を実装して得られるフレキシブル基板を液晶表示パネル1の表面に実装するCOF(Chip On Flexible)実装法またはCOP(Chip On Plastic)実装法等がある。しかし、液晶表示装置の高精細化が進み液晶表示パネルの駆動信号が多くなった現在では、液晶表示パネル1に形成する電極端子を減らすべく、COG実装法が広く一般的に用いられている。
図13は、図12に例示した液晶表示モジュールLについて、フレキシブル配線板FPC1とその周辺部を拡大して示した模式図である。なお、図13(a)はその平面図であり、図13(b)は、図13(a)のA−A’線における断面図である。また、図14は、図13に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図である。なお、図14(a)はその平面図であり、図14(b)は、図14(a)のA−A’線における断面図である。
以下、図13および図14を用いて、フレキシブル配線板FPC1による液晶表示パネル1とプリント基板PCB1との電気的な接続について説明する。なお、図13および図14におけるフレキシブル配線板FPC1は、透視的に表示している。また、図13および図14におけるX,Y,Z軸方向(Z軸方向は紙面に垂直な方向)を図に示すように定義する。本実施の形態では便宜上、液晶表示パネル1の表示領域2の長手方向、短手方向を、それぞれX軸方向、Y軸方向に取った。
図13および図14に示すように、フレキシブル配線板FPC1は、ここでは矩形に形成され、銅箔をエッチング等により所定の形状に形成した配線パターンP1〜Pnが、それぞれポリイミド樹脂等の半透明な絶縁樹脂からなるカバーフィルム5とベースフィルム6とによりラミネートされた三層構造となっている。配線パターンP1〜Pnは、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向と平行な一方の辺から他方の辺に向かって、略一定なパターン幅およびパターン間隙となるように形成されている。そして、配線パターンP1およびPnの液晶表示パネル1側の側部からは、フレキシブル配線板FPC1の端から所定の距離を隔てた矩形状の導体パターンP1aおよびPnaが、相反する方向に延出している。さらに、導体パターンP1aおよびPnaには、所定の正円形状のアライメントマーカN2、N2が形成されている。そして、図14(b)に示すように、フレキシブル配線板FPC1では、ベースフィルム6が、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向と平行な二つの辺から所定の距離を隔てかつ略平行な辺を有するような矩形状に形成されている。これにより、配線パターンP1〜Pnの端部は、外部の電極端子と電気的に接続できるよう露出している。
図13に示すように、アライメントマーカN2、N2が形成されているフレキシブル配線板FPC1の一方の端部は、液晶表示パネル1の所定の位置に、液晶表示パネル1に対して後述する所定の位置合わせが行われた後に、異方導電性接着剤4Aにより接着されている。図14(a)に示すように、異方導電性接着剤4Aに覆われる液晶表示パネル1の非表示領域3の表面には、液晶表示パネル1に駆動信号を印加するための矩形状の電極端子R1〜Rnが、フレキシブル配線板FPC1の配線パターンP1〜Pnに対応する位置に、相互に略平行に形成されている。従って、フレキシブル配線板FPC1に設けられた配線パターンP1〜Pnの一方の端部は、対応する液晶表示パネル1の電極端子R1〜Rnと電気的に接続されている。また、図13に示すように、フレキシブル配線板FPC1の他方の端部は、プリント基板PCB1の所定の位置に、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とを所定の位置関係となるように配置した後に、プリント基板PCB1に対して特別な位置合わせが行われずに異方導電性接着剤4Bにより接着されている。図14(a)に示すように、異方導電性接着剤4Bに覆われるプリント基板PCB1の表面には、フレキシブル配線板FPC1へ駆動信号を送出するための矩形状の電極端子T1〜Tnが、フレキシブル配線板FPC1の配線パターンP1〜Pnに対応する位置に、相互に略平行に形成されている。従って、フレキシブル配線板FPC1に設けられた配線パターンP1〜Pnの他方の端部は、対応するプリント基板PCB1の電極端子T1〜Tnと電気的に接続されている。
以下、液晶表示パネル1にフレキシブル配線板FPC1〜FPC4を接着する際に行われる位置合わせ方法について説明する。
図14(a)に示すように、液晶表示パネル1には、所定の正円形状の二つの基準マーカN1、N1が、液晶表示パネル1の近接する辺から一定の距離を隔てて形成されている。一方、フレキシブル配線板FPC1には、液晶表示パネル1に設けられた基準マーカN1、N1に対応する位置に、所定の正円形状の二つのアライメントマーカN2、N2が形成されている。そして、フレキシブル配線板FPC1の液晶表示パネル1への位置合わせは、望ましくは図13(a)に示すように、アライメントマーカN2、N2の中心と基準マーカN1、N1の中心とが一致するように、また少なくとも基準マーカN1、N1がアライメントマーカN2、N2の内方に位置するように、手動もしくは自動アライメント装置等により行われる。なお、液晶表示パネル1にフレキシブル配線板FPC1を接着する際に、相互の位置ずれの発生を防止するためには、アライメントマーカN2、N2の直径は基準マーカN1、N1の直径と略同一であることが望ましい。しかし、そのようにした場合には、基準マーカN1、N1に対するアライメントマーカN2、N2の相対位置の認識が困難となり、その結果、液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1との位置合わせを効率良く行うことが困難になる。そこで、実際には、図13および図14に示すように、上述した位置合わせ方法においてフレキシブル配線板FPC1の接着位置がずれた場合にも、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とが電気的に正常に接続される範囲において、アライメントマーカN2、N2を基準マーカN1、N1の直径より若干大きく形成している。
このように構成された液晶表示モジュールLでは、駆動用半導体素子IC6〜IC9で処理された駆動信号は、プリント基板PCB1に形成された電極端子T1〜Tnに導かれ、さらにフレキシブル配線板FPC1〜FPC4によって液晶表示パネル1の電極端子R1〜Rnに達し、駆動用半導体素子IC1〜IC4(ソースドライバ)およびIC5(ゲートドライバ)に入力される。そして、液晶表示パネル1の配設された図示されない配線パターンを経由してソース線およびゲート線に駆動信号が印加されることにより、液晶表示パネル1の表示領域2には、駆動信号に応じた画像が表示される。
ところで、近年、液晶表示装置の画面が高精細になるにつれて、液晶表示パネル1に配設されるソースドライバおよびゲートドライバは増加している。そして、ソースドライバおよびゲートドライバが増加すれば、例えば液晶表示パネル1およびプリント基板PCB1に形成される電極端子R1〜RnおよびT1〜Tnが増加することになる。また、それに伴い、プリント基板PCB1と液晶表示パネル1とを電気的に接続する例えばフレキシブル配線板FPC1の配線パターンP1〜Pnも増加することになる。しかし、その一方で、画像表示装置の小型化を推進すべく、液晶表示モジュールLをよりコンパクトにする要請がある。このため、近年では、液晶表示パネル1およびプリント基板PCB1に設けられる各電極端子を微細化すると共に、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4の各配線パターンを細線パターンとする傾向が強まりつつある。しかしながら、この場合、正円形状の基準マーカN1、N1およびアライメントマーカN2、N2を使用して液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1〜FPC4との位置合わせを行う従来の方法では、Z軸を回転中心とするθ方向に関して許容値以上の回転ずれが発生した場合に、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1との電気的な接続に不具合が発生する危険性がある。以下、図15を用いて、フレキシブル配線板FPC1に、Z軸を回転中心とするθ方向に関する許容値以上の回転ずれが発生した場合の不具合について、詳細に説明する。
図15は、図13に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1との接着時に、フレキシブル配線板FPC1がZ軸を回転中心としてθ方向に許容範囲以上に回転ずれを起こした場合の状態を示した模式図である。なお、図15(a)はその平面図であり、図15(b)は、図15(a)のA−A’線における断面図である。なお、図13および図14と同様に、フレキシブル配線板FPC1を透視的に表示している。また、図15におけるX,Y,Z軸方向(Z軸方向は紙面に垂直な方向)を図に示すように定義する。
図15において確認出来るように、フレキシブル配線板FPC1がZ軸を回転中心としてθ方向へ大きく回転し、アライメントマーカN2、N2に対して基準マーカN1、N1が内接するように接着された場合には、プリント基板PCB1にフレキシブル配線板FPC1を接着する際において、プリント基板PCB1の電極端子T1〜Tnとフレキシブル配線板FPC1の配線パターンP1〜Pnとが電気的に正常に接続されないという問題が発生する場合がある。図15においては、具体的には、フレキシブル配線板FPC1の導体パターンPnおよびPn-1は、プリント基板PCB1上に配設されている異方導電性接着剤4Bの範囲外に位置しており、従って、プリント基板PCB1の電極端子TnおよびTn-1に対して電気的に接続されていない。
従って、従来の位置合わせのための正円形状の基準マーカN1、N1およびアライメントマーカN2、N2では、許容値以上の回転方向に関する位置ずれに対しては対処することはできないという問題があった。これは、特に、フレキシブル配線板FPC1がY軸方向に長い場合において、顕著であった。その理由は、フレキシブル配線板FPC1がZ軸を回転中心としてθ方向に回転した場合のX軸方向への位置ずれは、液晶表示パネル1側においては微小であっても、プリント基板PCB1側においては、フレキシブル配線板FPC1のY軸方向における長さに比例して拡大されるからである。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、液晶表示パネルとフレキシブル配線板との回転方向の位置ずれが抑制された液晶表示装置を提供することを目的としている。
そして、これらの目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置は、非表示領域に1以上の電極端子と一対の基準マーカとを備えた液晶表示パネルと、前記基準マーカに対応するアライメントマーカを備えたフレキシブル配線板と、1以上の電極端子を有するプリント基板とを具備し、前記基準マーカが前記アライメントマーカの内方に位置して前記液晶表示パネルの電極端子と前記プリント基板の電極端子とが前記フレキシブル配線板の配線を介して相互に接続された構造を有する液晶表示装置であって、前記アライメントマーカは、少なくとも一方向に長軸を有する長穴である(請求項1)。
かかる構成とすれば、液晶表示パネルに設けられた基準マーカとフレキシブル配線板に設けられたアライメントマーカとの相対位置がアライメントマーカの短軸方向において厳しく規制されるので、液晶表示パネルに対するフレキシブル配線板の回転方向の位置ずれを抑制することができる。
この場合、前記アライメントマーカは、前記長軸が互いに平行となるように配置されている(請求項2)。
また、この場合、前記アライメントマーカは、前記長軸が同一線上に配置されている(請求項3)。
また、この場合、前記アライメントマーカは、前記長軸と平行な少なくとも一対の直線部分を備えている(請求項4)。
また、この場合、前記アライメントマーカは、前記長軸が前記液晶表示パネルの電極端子の一方の軸に対して垂直となるように配置されている(請求項5)。
かかる構成とすれば、液晶表示パネルに設けられた基準マーカとフレキシブル配線板に設けられたアライメントマーカとの相対位置がより一層厳しく規制されるので、液晶表示パネルに対するフレキシブル配線板の回転方向の位置ずれをより一層抑制することができる。
また、上記の場合、前記アライメントマーカは矩形状の長穴である(請求項6)。
また、上記の場合、前記アライメントマーカは平行四辺形状の長穴である(請求項7)。
また、上記の場合、前記アライメントマーカは楕円状の長穴である(請求項8)。
また、上記の場合、前記アライメントマーカは菱形状の長穴である(請求項9)。
かかる構成とすれば、フレキシブル配線板にアライメントマーカを形成する際に、アライメントマーカを容易な方法により形成することが可能になる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明は、以上に述べたような手段で実施され、液晶表示パネルとフレキシブル配線板との回転方向の位置ずれが抑制された液晶表示装置を提供することが可能になるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図である。なお、図1(a)はその平面図であり、図1(b)は、図1(a)のB−B’線における断面図である。また、図2は、図1に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図である。なお、図2(a)はその平面図であり、図2(b)は、図2(a)のB−B’線における断面図である。さらに、図3は、本発明の実施の形態1に係るアライメントマーカM2の一方の形状を拡大して示す平面図である。なお、図1および図2においては、フレキシブル配線板FPC1を透視的に表示している。また、図1および図2におけるX,Y,Z軸方向(Z軸方向は紙面に垂直な方向)を図に示すように定義する。
本実施の形態に係る液晶表示パネル1およびプリント基板PCB1の構成は、図13および図14に示す従来例と同様である。従って、ここでは、本発明の実施の形態を具備するフレキシブル配線板FPC1について詳細に説明する。
図1および図2に示すように、フレキシブル配線板FPC1は、ここでは矩形に形成され、銅箔をエッチング等により所定の形状に形成した配線パターンP1〜Pnが、それぞれポリイミド樹脂等の半透明な絶縁樹脂からなるカバーフィルム5とベースフィルム6とによりラミネートされた三層構造となっている。なお、フレキシブル配線板FPC1の一般的な大きさは、X軸方向においては20〜50mm、Y軸方向においては10〜60mmである。図2(a)に示すように、配線パターンP1〜Pnは、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向と平行な一方の辺から他方の辺に向かって、略一定なパターン幅およびパターン間隙となるように形成されている。そして、配線パターンP1およびPnの液晶表示パネル1側の側部からは、フレキシブル配線板FPC1の端から所定の距離を隔てた矩形状の導体パターンP1aおよびPnaが、相反する方向に延出している。さらに、導体パターンP1aおよびPnaには、長軸および短軸を有する後述する所定の長穴形状のアライメントマーカM2、M2が形成されている。このアライメントマーカM2、M2は、その長軸が配線パターンP1〜Pnの長手方向と垂直をなしかつ一直線上に配設されるよう形成されている。そして、図2(b)に示すように、フレキシブル配線板FPC1では、ベースフィルム6が、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向と平行な二つの辺から所定の距離を隔てかつ略平行になるよう矩形状に形成されている。これにより、配線パターンP1〜Pnの端部は、外部の電極端子と電気的に接続できるよう露出している。
図3はアライメントマーカM2の一方を拡大して示した平面図である。なお、XY軸方向を図3に示すように定義する。
図3に示すように、アライメントマーカM2の長穴形状は、一対の略平行な長辺部分を有する長穴形状である。そして、このアライメントマーカM2の形状は、図13および図14で示した従来の正円形状のアライメントマーカN2の形状を利用して、そのY軸方向の上部と下部とを切り取り、図3に示すY2が図13および図14で示した従来の液晶表示パネル1に形成されている正円形状の基準マーカN1の直径Sと同等となるように形成した形状である。
なお、アライメントマーカM2は銅箔等の金属箔をエッチング等することにより形成されており、その内側はポリイミド等の半透明な絶縁樹脂である。これにより、液晶表示パネル1に形成されている基準マーカN1とフレキシブル配線板FPC1のアライメントマーカM2との位置合わせが可能になっている。
なお、図1および図2に示すように、本実施の形態では、左右一対のアライメントマーカM2の中心からY軸方向に距離Hを隔てた位置に、従来の正円形状のアライメントマーカN2が設けられている。これは、自動アライメント装置等で液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1との位置合わせを行う場合にも対応出来るようにするためである。
以上のように構成されたフレキシブル配線板FPC1では、液晶表示パネル1の基準マーカN1に対するフレキシブル配線板FPC1のアライメントマーカM2の位置合わせは従来の方法通りであり、アライメントマーカM2の内方に基準マーカN1を位置することにより行えば足り得る。そして、Z軸を回転中心とするθ方向に位置ずれしようとする場合にはY軸方向にも位置ずれする必要があるが、アライメントマーカM2はY軸方向に規制された長穴形状であるため、手動で位置合わせを行う場合でも、Z軸を回転中心とするθ方向に関する位置ずれに関しては、従来に比べ厳しく抑制することが可能となる。なお、自動アライメント装置等で位置合わせを行う場合には、アライメントマーカN2と基準マーカN1の中心の座標を読み取り、アライメントマーカM2の中心からアライメントマーカN2の中心までの距離Hを考慮して位置合わせを行うことにより、液晶表示パネル1とフレキシブル配線板FPC1との位置合わせを行う。
このように、本実施の形態によれば、手動で位置合わせを行う場合でも、フレキシブル配線板FPC1を液晶表示パネル1に接着するときのフレキシブル配線板FPC1のZ軸を回転中心とするθ方向への位置ずれを極力少なくすることができるという効果が得られる。そして、その結果、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4をプリント基板PCB1に接着するときに、相互を電気的に正常に接続することが可能になり、液晶表示モジュールLの動作不良の発生率を低減することが可能になる。
また、本実施の形態では、フレキシブル配線板FPC1のアライメントマーカM2に直線部分が形成されているため、アライメントマーカM2が設計値通りの形状であるか、また製造ロット毎に寸法バラツキがないかの確認は、アライメントマーカM2の直線部分またはX2およびY2の寸法を測定するだけで管理が可能になるという効果もある。その結果、従来のアライメントマーカN2ように、アライメントマーカが正円形状である場合に比べてカーブRを管理する必要が無くなるので、アライメントマーカの形状の管理が容易に行えることになる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係るアライメントマーカM3の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を図4に示すように定義する。
本実施の形態に係るフレキシブル配線板FPC1については、アライメントマーカM3の形状以外の構成は図1および図2に示す本発明の実施の形態1と同様である。従って、図4には本発明の特徴的構成であるアライメントマーカM3の一方の形状が示されている。なお、実施の形態3〜7についても同様である。
図4に示すアライメントマーカM3は、実施の形態1において図3で示したアライメントマーカM2を、Z軸を回転中心として90#回転した形状である。従って、アライメントマーカM3は、長軸の長さがY3、短軸の長さがX3であり、その長軸が配線パターンP1〜Pnの長手方向と平行に配設されるよう形成されている。そして、アライメントマーカM3の長軸Y3は、フレキシブル配線板FPC1のY軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM3の短軸X3は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM3の長軸Y3がフレキシブル配線板FPC1のY軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係るアライメントマーカM4の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を図5に示すように定義する。
図5に示すアライメントマーカM4は、長軸の長さがX4、短軸の長さがY4である矩形状の長穴の四隅がなめらかに面取りされた形状である。そして、アライメントマーカM4の長軸X4は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM4の短軸Y4は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM4の長軸X4がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係るアライメントマーカM5の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を図6に示すように定義する。
図6に示すアライメントマーカM5は、長軸の長さがX5、短軸の長さがY5である矩形状の長穴である。そして、アライメントマーカM5の長軸X5は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM5の短軸Y5は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM5の長軸X5がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5に係るアライメントマーカM6の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を図7に示すように定義する。
図7に示すアライメントマーカM6は、長軸の長さがX6、短軸の長さがY6である平行四辺形状の長穴である。そして、アライメントマーカM6の長軸X6は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM6の短軸Y6は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM6の長軸X6がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
(実施の形態6)
図8は、本発明の実施の形態6に係るアライメントマーカM7の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を図8に示すように定義する。
図8に示すアライメントマーカM7は、長軸の長さがX7、短軸の長さがY7である楕円状の長穴である。この楕円状のアライメントマーカM7は、上記実施の形態1〜5で示した直線部分を有するアライメントマーカM2〜M6の形状に近付けるべく、可能な限り一対の平行な長辺部分を有するよう考慮された形状を有している。そして、アライメントマーカM7の長軸X7は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM7の短軸Y7は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM7の長軸X7がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
(実施の形態7)
図9は、本発明の実施の形態7に係るアライメントマーカM8の形状を拡大して示す平面図である。なお、XY軸方向を図9に示すように定義する。
図9に示すアライメントマーカM8は、長軸の長さがX8、短軸の長さがY8である菱形状の長穴である。そして、アライメントマーカM8の長軸X8は、フレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、また、アライメントマーカM8の短軸Y8は、基準マーカN1の直径Sと同等となるよう形成されている。
このような構成としても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることが可能である。さらに、アライメントマーカM8の長軸X8がフレキシブル配線板FPC1のX軸方向への位置ずれのみを考慮した長さとされ、実施の形態1におけるアライメントマーカM2の長軸X2よりも長くなるよう形成されているため、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
(実施の形態8)
上記実施の形態1〜7では、基準マーカN1、N1は、液晶表示パネル1の近接する端から一定の距離を隔てて一直線上に形成されている。また、アライメントマーカM2、M2〜M8、M8は、フレキシブル配線板FPC1において、基準マーカN1、N1に対応する位置に形成されている。しかし、Z軸を回転中心とするフレキシブル配線板FPC1のθ方向への回転ずれをより一層効果的に抑制するためには、液晶表示パネル1およびフレキシブル配線板FPC1に対して、基準マーカN1、N1およびアライメントマーカM2、M2〜M8、M8を斜めに配置する方が効果的である。
図10は本発明の実施の形態8に係る液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図である。なお、図10(a)はその平面図であり、図10(b)は、図10(a)のC−C’線における断面図である。また、図11は、図10に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図である。なお、図11(a)はその平面図であり、図11(b)は、図11(a)のC−C’線における断面図である。図10および図11においても、図1および図2と同様に、フレキシブル配線板FPC1を透視的に表示している。また、図10および図11におけるX,Y,Z軸方向(Z軸方向は紙面に垂直な方向)を図に示すように定義する。
ここでは、一例として、フレキシブル配線板FPC1にアライメントマーカM2が形成されている場合について説明する。なお、他のアライメントマーカM3〜M8の場合も同様である。
図10および図11に示すように、本実施の形態においては、液晶表示パネル1に設けられる基準マーカN1、N1は、一方の基準マーカN1と他方の基準マーカN1とが相互に、ここでは距離Hを隔てるように形成されている。すなわち、基準マーカN1、N1は、液晶表示パネル1に対して斜めに配置されている。一方、フレキシブル配線板FPC1のアライメントマーカM2、M2は、液晶表示パネル1に設けられる基準マーカN1、N1に対応する位置に形成されている。すなわち、アライメントマーカM2、M2は、フレキシブル配線板FPC1に対して斜めに配置されている。その他の点については、実施の形態1と同様である。
このような構成とすれば、基準マーカN1、N1およびアライメントマーカM2、M2が斜めに配置されており、実施の形態1の場合よりも基準マーカN1、N1間およびアライメントマーカM2、M2間の距離が長く形成されているので、実施の形態1と同等以上の効果を得ることが可能である。さらに、実施の形態2〜実施の形態7の場合と同様、手動によるアライメントがより容易に行えるという効果も得られる。
なお、上記実施の形態1〜実施の形態8では、液晶表示パネル1に基準マーカN1が設けられ、他方、フレキシブル配線板FPC1にアライメントマーカM2〜M8が設けられているが、この関係を逆にして構成しても良い。
また、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4のアライメントマーカM2〜8は銅箔等の金属箔をエッチング等することにより形成されているが、これを金型等で形成する貫通穴で形成しても良い。なお、アライメントマーカM2〜8を銅箔等の金属箔をエッチング等することにより形成する場合の利点は、フレキシブル配線板FPC1〜FPC4に貫通穴を形成する場合よりもアライメントマーカM2〜8の形状の絶対精度および製造毎のバラツキを少なくすることができることである。一方、アライメントマーカM2〜8をフレキシブル配線板FPC1〜FPC4に形成した貫通穴とする場合の利点は、アライメントマーカM2〜8の位置を容易に変更することができることである。
さらに、上記実施の形態1〜実施の形態8では、画像表示素子として液晶表示パネルを例にとって説明したが、他のものであってもよい。また、相互に電極端子を有する配線基板の接続にも広く適用可能である。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明に係る液晶表示装置は、民生用および産業用のノート型パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の情報機器、あるいは携帯型テレビやビデオムービー、カーナビゲーションシステム等の画像表示装置として有用である。
本発明の実施の形態1に係る液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図であり、図1(a)はその平面図、図1(b)は図1(a)のB−B’線における断面図である。 図1に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図であり、図2(a)はその平面図、図2(b)は図2(a)のB−B’線における断面図である。 本発明の実施の形態1に係るアライメントマーカM2の形状を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係るアライメントマーカM3の形状を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係るアライメントマーカM4の形状を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態4に係るアライメントマーカM5の形状を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態5に係るアライメントマーカM6の形状を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態6に係るアライメントマーカM7の形状を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態7に係るアライメントマーカM8の形状を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態8に係る液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図であり、図10(a)はその平面図、図10(b)は図10(a)のC−C’線における断面図である。 図10に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図であり、図11(a)はその平面図、図11(b)は図11(a)のC−C’線における断面図である。 従来の液晶表示モジュールLの構成を模式的に示す平面図である。 図12に示す液晶表示モジュールLの要部を模式的に示す図であり、図13(a)はその平面図、図13(b)は図13(a)のA−A’線における断面図である。 図13に示した模式図に関し、液晶表示パネル1とプリント基板PCB1とをフレキシブル配線板FPC1を介して一体化する前の状態を示した模式図であり、図14(a)はその平面図、図14(b)は図14(a)のA−A’線における断面図である。 フレキシブル配線板FPC1がZ軸を回転中心としてθ方向に許容値以上に回転ずれをおこした状態を示す図であり、図15(a)はその平面図、図15(b)は図15(a)のA−A’線における断面図である。
符号の説明
1 液晶表示パネル
2 表示領域
3 非表示領域
4A 異方導電性接着剤
4B 異方導電性接着剤
5 カバーフィルム
6 ベースフィルム
IC1〜IC9 駆動用半導体素子
FPC1〜FPC4 フレキシブル配線板
PCB1 プリント基板
1a 導体パターン
na 導体パターン
N1 基準マーカ
N2 アライメントマーカ
M2〜M8
1〜Pn 配線パターン
1〜Rn 電極端子
1〜Tn 電極端子
L 液晶表示モジュール
【請求項1】
非表示領域に1以上の電極端子と一対の円形状の基準マーカとを備えた液晶表示パネルと、前記基準マーカに対応するアライメントマーカを備えたフレキシブル配線板と、1以上の電極端子を有するプリント基板とを具備し、
前記基準マーカが前記アライメントマーカの内方に位置して前記液晶表示パネルの電極端子と前記プリント基板の電極端子とが前記フレキシブル配線板の配線を介して相互に接続された構造を有する液晶表示装置であって、
前記アライメントマーカは、少なくとも一方向に長軸を有する長穴であり、
前記長穴の前記長軸方向の穴径が前記基準マーカの直径より大きくかつ前記長軸と交差する短軸方向の穴径が前記基準マーカの直径と同等であることを特徴とする、液晶表示装置。
そして、これらの目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置は、非表示領域に1以上の電極端子と一対の円形状の基準マーカとを備えた液晶表示パネルと、前記基準マーカに対応するアライメントマーカを備えたフレキシブル配線板と、1以上の電極端子を有するプリント基板とを具備し、前記基準マーカが前記アライメントマーカの内方に位置して前記液晶表示パネルの電極端子と前記プリント基板の電極端子とが前記フレキシブル配線板の配線を介して相互に接続された構造を有する液晶表示装置であって、前記アライメントマーカは、少なくとも一方向に長軸を有する長穴であり、前記長穴の前記長軸方向の穴径が前記基準マーカの直径より大きくかつ前記長軸と交差する短軸方向の穴径が前記基準マーカの直径と同等である(請求項1)。

Claims (9)

  1. 非表示領域に1以上の電極端子と一対の基準マーカとを備えた液晶表示パネルと、前記基準マーカに対応するアライメントマーカを備えたフレキシブル配線板と、1以上の電極端子を有するプリント基板とを具備し、
    前記基準マーカが前記アライメントマーカの内方に位置して前記液晶表示パネルの電極端子と前記プリント基板の電極端子とが前記フレキシブル配線板の配線を介して相互に接続された構造を有する液晶表示装置であって、
    前記アライメントマーカは、少なくとも一方向に長軸を有する長穴であることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記アライメントマーカは、前記長軸が互いに平行となるように配置されている請求の範囲第1項記載の液晶表示装置。
  3. 前記アライメントマーカは、前記長軸が同一線上に配置されている請求の範囲第1項記載の液晶表示装置。
  4. 前記アライメントマーカは、前記長軸と平行な少なくとも一対の直線部分を備えている請求の範囲第1項記載の液晶表示装置。
  5. 前記アライメントマーカは、前記長軸が前記液晶表示パネルの電極端子の一方の軸に対して垂直となるように配置されている請求の範囲第1項記載の液晶表示装置。
  6. 前記アライメントマーカは矩形状の長穴である請求の範囲第1項乃至5項のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 前記アライメントマーカは平行四辺形状の長穴である請求の範囲第1項乃至5項のいずれかに記載の液晶表示装置。
  8. 前記アライメントマーカは楕円状の長穴である請求の範囲第1項乃至5項のいずれかに記載の液晶表示装置。
  9. 前記アライメントマーカは菱形状の長穴である請求の範囲第1項乃至5項のいずれかに記載の液晶表示装置。
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