JP3407597B2 - 液晶表示装置、液晶表示パネルの検査方法および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置、液晶表示パネルの検査方法および液晶表示装置の製造方法

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JP3407597B2
JP3407597B2 JP12270997A JP12270997A JP3407597B2 JP 3407597 B2 JP3407597 B2 JP 3407597B2 JP 12270997 A JP12270997 A JP 12270997A JP 12270997 A JP12270997 A JP 12270997A JP 3407597 B2 JP3407597 B2 JP 3407597B2
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    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置、液
晶表示パネルの検査方法および液晶表示装置の製造方法
に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】電話
機、携帯電話機、ページャ、電子手帳等といった各種の
電子機器において、可視情報を表示するための表示部と
して液晶表示装置が広く用いられている。液晶表示装置
は、液晶表示パネルに液晶駆動用ICが、さらに必要に
応じて、バックライト、ケーシング等といった付帯機器
が装着されてなるものである。液晶表示装置を構成して
いる液晶表示パネルは、対向配置された2枚の基板間に
液晶を封入してなる。
【0003】可視情報を表示する表示面をなす液晶表示
パネルは、近年、画素構成、表示デザイン、製品サイズ
等について極めて多様化されており、多機種のパネルが
製造されている。そして、異機種パネルであっても類似
のものが多く、その識別は困難なものとなっている。こ
のため、液晶表示パネルの製造工程等において、異機種
パネルの混入トラブルが生じていた。これに対し、パネ
ル製造工程等においてパネル機種の確認作業を行ってい
るが、作業は極めて煩雑であり、また必ずしも十分なも
のとはいえないという問題点があった。
【0004】例えば、液晶表示パネルの製品サイズはほ
ぼ同一であり、その表示デザインの一部のみが相違する
パネル機種が複数ある場合、パネル機種の確認作業は、
液晶表示パネルの点灯時に行う必要がある。通常は、実
装工程前のパネル点灯検査工程において、モニター等の
画像認識手段を介して目視によりそのパネル機種確認作
業が行われるが、表示デザインの一部のみの相違を検出
することは困難で、点灯検査時に識別ミスが生じた場合
には、液晶駆動回路の実装工程を経て、製品完成後に異
機種パネルを用いた液晶表示装置として不良と判定され
ることになっていた。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、パネル機種の識別を容易にかつ高い確実性をも
って行うことができ、異機種パネルの混入を防止するこ
とにより不良発生の低減を図ることができる液晶表示装
、液晶表示パネルの検査方法および液晶表示装置の製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る液晶表示装置は、一対の
基板が液晶を挟んで対向し、少なくとも一方の前記基板
に電極極端子群を有してなる液晶表示パネルと、前記液
晶を表示駆動する表示駆動回路と、前記電極端子群と前
記表示駆動回路とを接続するための接続用端子を有する
接続基板とを備える液晶表示装置であって、前記電極端
子群が形成された基板には、前記電極端子群と前記接続
基板との位置合わせをするためのマークであり、かつパ
ネル機種を識別するための識別マークが一つ形成されて
なり、前記接続基板には、前記電極端子群が形成された
基板に形成される識別マークと対応する識別マークが一
つ形成されてなり、前記接続基板に形成される識別マー
クと前記電極端子群が形成された基板に形成される識別
マークの少なくとも一方は透明導電材料で形成されてな
り、前記接続基板に形成される識別マークは、前記電極
端子群が形成された基板に形成される識別マークが二分
割されたうちの一つの形状を有し、前記液晶表示パネル
に取付けられたときに、前記接続基板に形成される識別
マークは、前記電極端子群が形成された基板に形成され
る識別マークの二分の一の外形に重ね合わされてなるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明にあっては、液晶表示
パネルが識別マークを有していることにより、パネル機
種の識別を、表示デザイン等からでなく、マークによっ
て行うことができるので、異機種パネルの識別を容易に
行うことができる。しかも、液晶表示パネルが有する識
別マークは、接続基板を取付けるための位置合わせマー
クと兼用とされていることにより、接続基板の実装時
に、この際必ず行われる位置合わせマークの確認と同時
に、パネル機種の識別をも行うことができる。よって、
異機種パネルの識別を容易にかつ高い確実性をもって行
うことができ、異機種パネルの混入による不良発生の低
減を図ることができる。また、位置合わせマークが識別
マークを兼ねることにより、その形成の手間が省ける。
【0008】また、請求項1記載の発明は、前記液晶表
示パネルの識別マークに対して、前記接続基板の識別マ
ーク(つまり、前記液晶表示パネルの識別マークの形状
の二分の一)を重なるように取り付けることによって、
前記電極端子群と前記接続端子が適合する構造にされて
いる。
【0009】さらに請求項1記載の発明にあっては、パ
ネル機種の識別を視覚的にきわめて容易に行うことがで
きる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】請求項1記載の発明にあっては、液晶表示
パネルが有する識別マークと接続基板に設けられた位置
合わせのため識別マーク(前記液晶表示パネルが有する
識別マークの二分の一の形状のマーク)とを適合させる
ことによって、実装時の位置合わせおよび異機種パネル
であるか否かの判定を容易にかつ高確実性をもって行う
ことができる。また、液晶表示パネルの識別マークと全
部一致させる必要がないので、接続領域を狭くすること
ができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明に係る液晶表示パネルの検査方法では、一対の基板
が液晶を挟んで対向し、少なくとも一方の前記基板に電
極極端子群を有してなる液晶表示パネルであって、前記
電極端子群付近に形成され、前記液晶表示パネルを表示
駆動する表示駆動回路と前記電極端子群とを接続する接
続基板を前記基板に取付けるための位置合わせマークと
を有し、前記位置合わせマークは、パネル機種を識別す
るための識別マークである液晶表示パネルの検査方法で
あって、前記液晶表示パネルに対する前記接続基板の取
付け工程前に、前記識別マークを検出する工程と、前記
識別マークが所望のパネル機種の識別マークと異なると
判定された場合には、前記液晶表示パネルを異機種パネ
ルとして排除する工程と、とを含むことを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明に係る液晶表示装置の製造方法では、一対の基板が
液晶を挟んで対向し、少なくとも一方の前記基板に電極
極端子群を有してなる液晶表示パネルと、前記液晶表示
パネルを表示駆動する表示駆動回路と、前記電極端子群
とを接続する接続基板とを有し、前記基板には、前記電
極端子群付近に形成され、接続基板を取り付けるための
位置合わせマークを有し、前記位置合わせマークは、パ
ネル機種を識別するための識別マークである構成の液晶
表示装置の製造方法であって、前記液晶表示パネルに対
する前記接続基板の取り付け工程前に、前記識別マーク
を検出する工程と、前記識別マークが所望のパネル機種
の識別マークと異なると判定された場合は、前記液晶表
示パネルを異機種パネルとして排除することによって、
所望の液晶表示パネルを選別する工程と、前記選別され
た液晶表示パネルに対して、前記接続基板を取り付ける
工程と、を含むことを特徴とする。
【0020】請求項および請求項記載の発明にあっ
ては、液晶表示パネルが接続基板の位置合わせマーク兼
用の識別マークを有することにより、パネル機種の識別
を、表示デザイン等からでなく、マークによって行うこ
とができるので、異機種パネルの識別が容易であるとと
もに、接続基板の実装前に、位置合わせマークの確認と
同時に、パネル機種の高い確実性のある識別をも行うこ
とができる。よって、異機種パネルの混入による不良発
生の低減を図ることができる液晶表示パネルの検査方法
および液晶表示装置の製造方法を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は、本実施の形態に係る液晶表示装置
を示す分解斜視図である。
【0023】液晶表示装置40は、図1に示すように、
液晶表示パネル10と接続基板30を含み構成されてい
て、携帯電話機、電話機、ページャ、電子手帳等といっ
た各種の電子機器に組み込まれて、可視情報を表示する
ための表示部として広く用いられる。
【0024】図5は、液晶表示パネル10を示す断面図
である。液晶表示パネル10は、単純マトリクス駆動液
晶表示パネルであり、可視情報を表示する表示面をな
す。
【0025】液晶表示パネル10は、対向して配置され
た第1基板20と第2基板22を有する。第1基板20
および第2基板22は、例えばポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム等
の透明で可撓性を有するポリマーフィルムよりなる。こ
れら第1基板20および第2基板22の内側表面には、
それぞれ透明電極14、16が形成されている。これら
の透明電極14、16は、いずれもITO(Indiu
m Tin Oxide)膜その他の透明導電材料によ
って形成され、所定のパターンが加工されている。さら
に、透明電極14、16上には、例えばポリイミド等の
膜が配向層18として形成され、配向処理が施されてい
る。
【0026】第1基板20と第2基板22とは、両基板
間の内周囲に設けられた環状のシール材26によって所
定の間隙、いわゆるセルギャップをもって封着され、こ
の間隙内に液晶100が封入されている。また、一定の
セルギャップを保つために、例えば二酸化ケイ素等の粒
径のそろった微粒子がスペーサ材28として分散されて
いる。
【0027】図5に示されるように、第2基板22の一
方の端部は第1基板20の端部よりも張り出されてお
り、この部分の内側表面には電極端子群12が形成され
ている。
【0028】第2基板22の電極端子群12が形成され
た電極端子群形成面24は、接続基板30の取付け領域
となっている(図1参照)。第1基板20側の透明電極
14と第2基板22側の透明電極16とは、導通材17
によって導通されている。したがって、第2基板22の
電極端子群形成面24に形成された電極端子群12は、
透明電極14、16のそれぞれに接続され、電極端子群
12へ液晶駆動信号を入力すれば、透明電極14、16
のいずれにも液晶駆動信号を送ることができる。
【0029】図1に示すように、電極端子群12は、電
極端子群形成面24に、その両端部側の所定範囲を除い
て形成されている。すなわち、電極端子形成領域は、電
極端子群形成面24上の両端部側を除いた部分となって
いる。そして、電極端子群12を形成されていない一方
の端部25には、接続基板30の取付け位置を合わせる
ための位置合わせマークであり、かつパネル機種を識別
するマークである識別マーク50が形成されている。
【0030】識別マーク50は、パネル機種ごとに固有
の形状とされているもので、本実施の形態においては十
字形状とされている。識別マーク50は、透明電極1
4、16および電極端子群12と同様に、ITO(In
dium Tin Oxide)膜その他の透明導電材
料によって形成されていて、液晶表示パネル10の製造
工程において、第1基板20および第2基板22に透明
電極14、16および電極端子群12を形成する際に同
時に形成される。但し、識別マーク50は入力線を有さ
ず表示点灯はされない。
【0031】接続基板30は、ITO(Indium
Tin Oxide)膜その他の透明導電材料によって
配線パターンが形成された高分子フィルム、例えばポリ
エステルフィルム、上に熱圧着用の樹脂を被覆したフレ
キシブル配線基板32に、駆動用IC34が実装された
TCP(Tape Carrier Package)
をなす。すなわち、液晶表示装置40において、液晶表
示パネル10と表示駆動回路との接続は、いわゆるTA
B(Tape Automated Bonding)
接続方式がとられている。
【0032】接続基板30と液晶表示パネル10との接
続は、接続基板30の接続用端子34と液晶表示パネル
10の電極端子群12とが接続されることにより行われ
る。具体的には、接続基板30の、接続用端子34が形
成された側の一端部である取付部38が液晶表示パネル
本体10の電極端子群形成面24に熱圧着されている。
【0033】このように、接続基板30の取付部38
は、液晶表示パネル10の電極端子群12に対応した接
続用端子36を有し、電極端子群形成面24に取付けら
れるが、取付部38の一方の端部39は、液晶表示パネ
ル10の電極端子群形成面24の一方の端部25と対応
して、電極パターンが形成されていないスペースとなっ
ている。この一方の端部39には、接続基板30を液晶
表示パネル10の電極端子群形成面24に取付けるため
の位置合わせマークであり、かつ液晶表示パネル10の
機種に対応した接続基板30であることを識別するマー
クである識別マーク42が形成されている。
【0034】識別マーク42は、接続基板30が対応す
るパネル機種の識別マークと同一形状とされていて、本
実施の形態においては、液晶表示パネル10が有する識
別マーク50と同一の十字形状をなしている。識別マー
ク42は、配線パターンと同様に、ITO(Indiu
m Tin Oxide)膜その他の透明導電材料によ
って形成されていて、接続基板30の製造工程におい
て、配線パターンを形成する際に同時に形成される。
【0035】液晶表示パネル10が有する識別マーク5
0と接続基板30が有する識別マーク42は、両マーク
を正確に重ね合わせれば、液晶表示パネル10の電極端
子群12と接続基板30の接続用端子36とのそれぞれ
の端子ピッチが合って確実に両者の接続が行われる位置
に設定されて形成されている。
【0036】そして、液晶表示装置40は、同一形状を
なす液晶表示パネル10が有する識別マーク50と接続
基板30が有する識別マーク42とが、正確に重ね合わ
されて接続基板30が液晶表示パネル10に取付けられ
ている。
【0037】次に、上述した構成の液晶表示装置40を
製造する製造方法について述べる。
【0038】まず、2枚の基板へのパターン電極形成、
配向層形成、セル組立、セル封着、液晶注入、注入口封
止等の各工程を経て図5に示す液晶表示パネル10を製
造する。これらの諸工程は従来周知であるのでその説明
は省略するが、基板へのパターン電極形成工程におい
て、第2基板22の電極端子群形成面24の端部25に
識別マーク50を形成しておく(図1参照)。液晶表示
パネル10としては、表示デザイン等が相違する種々の
機種のパネルが製造される。
【0039】そして、上述した工程を経て製造された液
晶表示パネル10の点灯検査等の諸検査を行った後、接
続基板30の実装を行う。この接続基板30の実装前
に、以下に示すパネル機種確認の検査工程を含む。な
お、接続基板30は、液晶表示装置40を製造するため
に所望の液晶表示パネルに対応する機種のものとされて
いる。
【0040】ここで、検査が行われる液晶表示パネルを
液晶表示パネル10a、10bとする。まず、接続基板
30の実装前に、モニター等の画像認識手段等を用いて
液晶表示パネル10aの位置合わせマーク兼識別マーク
50aおよび接続基板30の位置合わせマーク兼識別マ
ーク42の検出を行う。この際、図2(A)に示すよう
に、識別マーク50aの形状と識別マーク42の形状と
が一致すれば、液晶表示パネル10aは、接続基板30
と対応した所望の機種のパネルであると判定される。す
なわち、具体的には、図2(A)において識別マーク5
0aおよび識別マーク42は共に十字形状をなし、両者
は一致する。そして、検査後、液晶表示パネル10aの
識別マーク50aに接続基板30の識別マーク42を重
ね合わせることにより位置合わせを行い、接続基板30
の実装が行われる。
【0041】次に、同様にして、モニター等の画像認識
手段等を用いて液晶表示パネル10bの位置合わせマー
ク兼識別マーク50bおよび接続基板30の位置合わせ
マーク兼識別マーク42の検出を行う。この際、図2
(B)に示すように、識別マーク50bは二重丸形状で
あり、十字形状である接続基板30の識別マーク42と
は相違する。この場合には、液晶表示パネル10bは、
接続基板30と対応した所望の機種のパネルではないと
判定され、実装が行われることなく、このパネルは異機
種パネルとして排除される。
【0042】このようにして、液晶表示パネル10の検
査後、接続基板30の実装を行い、液晶表示装置40が
製造される。液晶表示装置40は、携帯電話機、電話
機、ページャ等の各種電子機器の一部品として使用され
る。なお、液晶表示パネル10は、必要に応じて、偏光
板、位相差板、反射板等の付属品を備えていてもよい。
【0043】以上説明したように、本実施の形態に係る
液晶表示装置40およびその製造方法によれば、液晶表
示パネル10がパネル機種固有の識別マーク50を有し
ていることにより、パネル機種の識別を、この識別マー
ク50によって容易に行うことができる。しかも、この
識別マーク50は、接続基板30を取付けるための位置
合わせマークと兼用とされていることにより、接続基板
30の実装時に必ず行われる位置合わせマークの確認と
同時に、パネル機種の識別をも行うことができ、また、
接続基板30の実装前に異機種パネル混入の防止を図る
ことができる。さらに、位置合わせマークが識別マーク
50を兼ねることにより、その形成の手間が省け、識別
マーク50はパターン電極の形成時に同時に形成してい
るので、その形成が容易である。また、識別マーク50
は、パネル機種ごとに固有形状とされているので、その
識別が視覚的にきわめて容易である。
【0044】加えて、接続基板30も対応するパネル機
種の識別マークと同一形状の識別マーク42を有してい
ることにより、検査工程において、液晶表示パネル10
の識別マーク50と接続基板30の識別マーク42を検
出比較すれば、容易にパネル機種の確認を行うことがで
きる。さらに、接続基板30側の識別マーク42も位置
合わせマークと兼用とされているので、実装時の位置合
わせマーク確認と同時に識別が行え、その形成の手間も
省ける。したがって、本実施の形態に係る液晶表示装置
40およびその製造方法によれば、異機種パネルの混入
防止を大変容易に、しかも確実性高く、接続基板30の
実装前に行うことができ、異機種パネルの混入による不
良発生の低減を図ることができる。
【0045】図3(A)および図3(B)は、変形例に
係る液晶表示装置60の要部を示す図であり、同図
(A)は、接続基板70の実装前を示す平面図、同図
(B)は接続基板の実装後を示す平面図である。
【0046】液晶表示装置60は、液晶表示パネル62
と接続基板70を含み構成される。変形例に係る液晶表
示装置60は、液晶表示パネル62が有する識別マーク
66に対して、接続基板70が有する識別マーク72の
一部が適合される点を除けば、上述した実施の形態に係
る液晶表示パネル40と同様である。よって、ここで
は、相違点についてのみ説明を行い、同様に点について
はその説明を省略する。
【0047】図3(A)に示すように、液晶表示パネル
62の電極端子群形成面64の一方の端部65に形成さ
れた位置合わせマーク兼識別マーク66はパネル機種固
有の形状である十字形状をなす。これに対して、接続基
板70の取付部74の一方の端部75に形成された位置
合わせマーク兼識別マーク72は、十字形状を二分割し
た形状をなす。識別マーク72は、対応するパネル機種
である液晶表示パネル62の識別マーク66の電極端子
群68側半分の外形に一致するよう設定されている。そ
して、液晶表示装置60の製造工程において、識別マー
ク66と識別マーク72の検出、判定後、液晶表示パネ
ル62の識別マーク66に対して、接続基板70の識別
マーク72を、識別マーク66の電極端子群68側二分
の一の外形に重ね合わせることにより位置合わせを行
い、液晶表示パネル62に接続基板70の実装を行う
(図3(B)参照)。なお、図3(A)および図3
(B)において、符号76は接続用端子であり、符号7
8は駆動用ICを示す。
【0048】変形例に係る液晶表示パネル60によれ
ば、上述した実施の形態と同様の作用・効果に加え、接
続基板70が液晶表示パネル62の識別マーク66が形
成された領域を全て覆う必要がないので、接続基板70
の実装領域を狭くすることができ、接続基板70の配線
パターンが形成されていない空スペースを小さなものと
することができる。
【0049】本発明は、上記実施の形態および変形例に
限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内におい
て種々の変形実施が可能である。
【0050】例えば、上述した実施の形態において、液
晶表示パネルおよび接続基板がそれぞれ有する識別マー
クは、ITO(Indium Tin Oxide)膜
その他の透明導電材料によって形成されていたが、これ
に限定されず、例えばスタンプ等で識別マークを形成し
てもよい。
【0051】また、上記実施の形態および変形例におい
ては、液晶表示パネルの識別マークと接続基板の識別マ
ークとが少なくとも一部が重ね合わされる形状とされて
いる場合について説明したが、これに限定されず、例え
ば、図4に示すように、液晶表示パネル80が有する識
別マーク82が凹部84を有する形状をなし、対応する
接続基板90が有する識別マーク92が凸部94を有す
る形状となし、識別マーク82の凹部84に識別マーク
92の凸部94が適合するようなものでもよい。
【0052】さらに、パネル機種を識別可能な識別マー
クを液晶表示パネルのみが有し、接続基板側は対応する
パネル機種固有の識別マークを有さず、位置合わせマー
クのみを有するものでもよい。この場合でも、液晶表示
パネルの位置合わせマーク兼識別マークにより、パネル
機種の確認ができ、異機種パネルの混入が防止できる。
【0053】識別マークは、必ずしもパネル機種に固有
の形状でなくともよく、パネル機種ごとの識別が可能で
あるならば、例えば、識別マークの形成位置を機種ごと
に変えたものでもよい。
【0054】また、パネル機種の検査工程は、必ずしも
接続基板の実装工程に付随させて行う必要はなく、所定
の時期に単独で行ってもよい。
【0055】さらに、上述した実施の形態においては、
液晶表示装置を構成する液晶表示パネルとして、単純マ
トリクス駆動液晶表示パネルである例を示したが、これ
に限定されず、パネルを構成する可撓性基板上にスイッ
チング素子を形成できるのであれば、TFTで代表され
る三端子スイッチング素子あるいはMIMで代表される
二端子スイッチング素子を用いたアクティブマトリクス
液晶表示パネルでもよい。さらに、強誘電液晶表示パネ
ル等種々のタイプの液晶表示パネルにも本発明は適用可
能である。
【0056】また、上記実施の形態においては、接続基
板がTCPを用いて構成される例を示したが、液晶表示
パネルと液晶駆動回路が搭載された液晶駆動回路基板と
を、ヒートシールによって接続することによって液晶表
示装置を構成してもよい。あるいは、液晶表示パネルを
筺体としての金属フレームに固定したものを、電子機器
用の一部品である液晶表示装置として使用することもで
きる。さらに、バックライト式の場合には、金属製フレ
ーム内に、液晶表示パネルと、バックライトを備えたラ
イトガイドとを組み込んで、液晶表示装置を構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る液晶表示装置を示す分解斜
視図である。
【図2】同図(A)(B)は、液晶表示装置の製造工程
における液晶表示パネルの検査方法を示す平面図であ
る。
【図3】変形例に係る液晶表示装置の要部を示す図であ
り、同図(A)は、接続基板の実装前を示す平面図、同
図(B)は接続基板の実装後を示す平面図である。
【図4】変形例に係る液晶表示装置の要部を示す図であ
り、接続基板の実装前を示す平面図である。
【図5】液晶表示パネルを示す断面図である。
【符号の説明】
(実施の形態) 10、10a、10b 液晶表示パネル 12 電極端子群 14、16 透明電極 20 第1基板 22 第2基板 30 接続基板 40 液晶表示装置 42 識別マーク(接続基板側) 50、50a、50b 識別マーク(液晶表示パネル
側) (変形例) 60 液晶表示装置 62、80 液晶表示パネル 66、82 識別マーク(液晶表示パネル側) 68 電極端子群 70、90 接続基板 72、92 識別マーク(接続基板側)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−301048(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1345

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板が液晶を挟んで対向し、少なく
    とも一方の前記基板に電極極端子群を有してなる液晶表
    示パネルと、 前記液晶を表示駆動する表示駆動回路と、 前記電極端子群と前記表示駆動回路とを接続するための
    接続用端子を有する接続基板とを備える液晶表示装置で
    あって、 前記電極端子群が形成された基板には、前記電極端子群
    と前記接続基板との位置合わせをするためのマークであ
    り、かつパネル機種を識別するための識別マークが一つ
    形成されてなり、前記接続基板には、前記電極端子群が形成された基板に
    形成される識別マークと対応する識別マークが一つ形成
    されてなり、 前記接続基板に形成される識別マークと前記電極端子群
    が形成された基板に形成される識別マークの少なくとも
    一方は透明導電材料で形成されてなり、 前記接続基板に形成される識別マークは、前記電極端子
    群が形成された基板に形成される識別マークが二分割さ
    れたうちの一つの形状を有し、 前記液晶表示パネルに取付けられたときに、前記接続基
    板に形成される識別マークは、前記電極端子群が形成さ
    れた基板に形成される識別マークの二分の一の外形に重
    ね合わされてなることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】一対の基板が液晶を挟んで対向し、少なく
    とも一方の前記基板に電極極端子群を有してなる液晶表
    示パネルであって、前記電極端子群付近に形成され、前
    記液晶表示パネルを表示駆動する表示駆動回路と前記電
    極端子群とを接続する接続基板を前記基板に取付けるた
    めの位置合わせマークとを有し、前記位置合わせマーク
    は、パネル機種を識別するための識別マークである 液晶
    表示パネルの検査方法であって、 前記液晶表示パネルに対する前記接続基板の取付け工程
    前に、前記識別マークを検出する工程と、 前記識別マークが所望のパネル機種の識別マークと異な
    ると判定された場合には、前記液晶表示パネルを異機種
    パネルとして排除する工程と、 とを含むことを特徴とする液晶表示パネルの検査方法。
  3. 【請求項3】一対の基板が液晶を挟んで対向し、少なく
    とも一方の前記基板に電極極端子群を有してなる液晶表
    示パネルと、前記液晶表示パネルを表示駆動する表示駆
    動回路と、前記電極端子群とを接続する接続基板とを有
    し、前記基板には、前記電極端子群付近に形成され、接
    続基板を取り付けるための位置合わせマークを有し、前
    記位置合わせマークは、パネル機種を識別するための識
    別マークである構成の液晶表示装置の製造方法であっ
    て、 前記液晶表示パネルに対する前記接続基板の取り付け工
    程前に、前記識別マークを検出する工程と、前記識別マークが所望のパネル機種の識別マークと異な
    ると判定された場合は、前記液晶表示パネルを異機種パ
    ネルとして排除することによって、 所望の液晶表示パネ
    ルを選別する工程と、 前記選別された液晶表示パネルに対して、前記接続基板
    を取り付ける工程と、を含むことを特徴とする液晶表示
    装置の製造方法。
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