JP4293083B2 - 多機能周辺装置 - Google Patents

多機能周辺装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4293083B2
JP4293083B2 JP2004218757A JP2004218757A JP4293083B2 JP 4293083 B2 JP4293083 B2 JP 4293083B2 JP 2004218757 A JP2004218757 A JP 2004218757A JP 2004218757 A JP2004218757 A JP 2004218757A JP 4293083 B2 JP4293083 B2 JP 4293083B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
sub
main board
specified
specifying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004218757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006041909A (ja
Inventor
大祐 笠松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2004218757A priority Critical patent/JP4293083B2/ja
Priority to US11/188,848 priority patent/US7694028B2/en
Priority to EP05254661A priority patent/EP1622352B1/en
Priority to DE602005020719T priority patent/DE602005020719D1/de
Priority to CN2005100876276A priority patent/CN1728757B/zh
Publication of JP2006041909A publication Critical patent/JP2006041909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4293083B2 publication Critical patent/JP4293083B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00352Input means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00352Input means
    • H04N1/00395Arrangements for reducing operator input
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0083Arrangements for transferring signals between different components of the apparatus, e.g. arrangements of signal lines or cables
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00885Power supply means, e.g. arrangements for the control of power supply to the apparatus or components thereof
    • H04N1/00888Control thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00962Input arrangements for operating instructions or parameters, e.g. updating internal software
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00885Power supply means, e.g. arrangements for the control of power supply to the apparatus or components thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、多機能周辺装置に関し、特に、人為的な入力操作を行うことなく、メイン基板とパネル基板とが正常に動作させるように設定される多機能周辺装置に関する。
ファクシミリ機能など、複数の機能を1台に備えた多機能周辺装置では、近年、機能が多様化したことにより、高機能を有する高級機種から最低限の機能を有する廉価機種まで幅広い機種モデルが生産されている。これらの機種モデルには、各機種モデルに応じた操作パネルが設けられている。この操作パネルは、多機能周辺装置における主な制御を行うメイン基板に接続されたパネル基板により制御されている。
1の機種モデルにおけるメイン基板とパネル基板との組合わせが適切でない場合には、操作パネルが正常に動作しなかったり、ひどい場合には、全く動作しなくなってしまう。多種多様の操作パネル部分が1の機種モデルにおいて正しく実装されるように、例えば、特開平10−311984号公報(特許文献1)には、液晶表示パネルと、その液晶表示パネルと液晶駆動回路とを接続する接続基板とが適切に組み合わせられるように、液晶表示パネルと液晶駆動回路と接続基板とから構成される液晶表示装置の機種を表す位置合わせマークを設けることによって、作業者に適合する機種を視覚的に識別させて、異機種パネルの混合による不良発生の低減を図っている。
一方で、多くの場合、コスト削減の目的で、多機能周辺装置における多数の機種モデルが共通のプログラムで動作するようにされている。このように、共通のプログラムにより複数の機種モデルを動作させる場合には、メイン基板に接続されるパネル基板の種類を特定させる必要があり、従来では、図12を参照して以下に説明するように、作業者による手入力によってメイン基板とパネル基板との対応付けが行われていた。
図12は、従来の多機能周辺装置においてメイン基板とパネル基板との対応付けを作業者の手入力により設定する処理のフローチャートである。この図12に示す処理は、多機能周辺装置に電源が投入されると起動する処理であり、まず、作業者により保守モードに設定されたかが確認され(S101)、保守モードに設定された場合には(S101:Yes)、作業者によって入力された機種モデル情報(即ち、この多機能周辺装置の機種モデルが何であるかの情報)を、多機能周辺装置に内蔵されるEEPROMに書き込み(S102)、この処理を終了する。これによって、EEPROMに機種モデル情報が記憶されているため、以降において、電源投入(又は、再起動)された場合に、S101の処理により確認した結果、保守モードに設定されなければ(S101:No)、EEPROMから機種モデル情報を読み込み(S103)、読み込んだ機種モデル情報に基づいて操作パネル種類を特定し、その操作パネル種類に応じたキーマトリクスを設定する(S104)。S104の処理によってキーマトリクスが設定されると、待機状態へ移行する。その結果として、操作パネルの操作による各種指示は、機種モデルに応じた正常な指示となるので、多機能周辺装置は正常に動作することになる。
特開平10−311984号公報
しかしながら、一般的には、作業者により手入力される機種モデル情報は複数桁(例えば、4桁)の数字コードであるので、その複数桁の数字コードを1つの多機能周辺装置毎に手入力するのは非常に煩雑な作業であるという問題点があった。また、人為的な入力操作であるために、入力ミスによる不良発生を低減させるには限界があるという問題点もあった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、人為的な入力操作を行うことなく、メイン基板とパネル基板とが正常に動作させるように設定される多機能周辺装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の多機能周辺装置は、機種モデルに応じた各種機能を主に制御するメイン基板と、そのメイン基板に接続されて、そのメイン基板から出力される指示に基づいて、前記機種モデルに応じた機能に関する周辺制御を行うサブ基板とを備えたものであって、前記機種モデル毎に決まる前記メイン基板と前記サブ基板との組み合わせを正常に機能させる機能情報を、前記機種モデル毎に記憶する機能情報記憶手段と、前記メイン基板のカテゴリーを示すメイン基板第1識別情報を取得するメイン基板第1識別情報取得手段と、前記機種モデル毎に前記メイン基板が固有に有するメイン基板第2識別情報を取得するメイン基板第2識別情報取得手段と、電源が投入された場合に、前記メイン基板第1識別情報取得手段により取得されたメイン基板第1識別情報と、前記メイン基板第2識別情報取得手段により取得されたメイン基板第2識別情報とに基づいて、前記機種モデルを特定する機種モデル特定手段と、その機種モデル特定手段により特定された機種モデルに対応する前記機能情報を、前記機能情報記憶手段から取得する機能情報取得手段と、その機能情報取得手段により取得された機能情報に基づいて、前記機種モデル特定手段により特定された前記機種モデルにおいて前記メイン基板と前記サブ基板とを正常に機能させる機能制御手段とを備えている。
請求項2記載の多機能周辺装置は、請求項1記載の多機能周辺装置において、前記メイン基板は、前記機種モデルに応じた固有の値の電圧が出力される機種モデル特定用回路と、その機種モデル特定用回路から出力される電圧のAD値を読み取るメイン基板電圧読取手段とを備え、前記メイン基板第2識別情報取得手段により取得されるメイン基板第2識別情報は、前記メイン基板電圧読取手段により読み取られた電圧のAD値である。
請求項3記載の多機能周辺装置は、請求項1又は2記載の多機能周辺装置において、前記サブ基板により制御されるサブ装置毎に、そのサブ基板が固有に有するサブ基板第1識別情報を取得するサブ基板第1識別情報取得手段と、電源が投入された場合に、前記サブ基板第1識別情報取得手段により取得されたサブ基板第1識別情報に基づいて、前記サブ装置を特定するサブ装置特定手段と、そのサブ装置特定手段により特定されたサブ装置と、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが一致するかを判定する一致判定手段とを備え、前記機能情報取得手段は、前記サブ装置特定手段により特定されたサブ装置と、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが前記一致判定手段により一致すると判定された場合に、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルに対応する前記機能情報を、前記機能情報記憶手段から取得するものである。
請求項4記載の多機能周辺装置によれば、請求項3記載の多機能周辺装置において、前記サブ基板は、そのサブ基板により制御されるサブ装置に応じた固有の値の電圧が出力されるサブ装置特定用回路と、そのサブ装置特定用回路から出力される電圧のAD値を読み取るサブ基板電圧読取手段とを備え、前記サブ基板第1識別情報取得手段により取得されるサブ基板第1識別情報は、前記サブ基板電圧読取手段により読み取られた電圧のAD値である。
請求項5記載の多機能周辺装置によれば、請求項3又は4記載の多機能周辺装置において、前記サブ基板のカテゴリーを識別するサブ基板第2識別情報を取得するサブ基板第2識別情報取得手段を備え、前記サブ装置特定手段は、電源が投入された場合に、前記サブ基板第1識別情報取得手段により取得されたサブ基板第1識別情報と、前記サブ基板第2識別情報取得手段により取得されたサブ基板第2識別情報とに基づいて、前記サブ装置を特定するものである。
請求項6記載の多機能周辺装置によれば、請求項3から5のいずれかに記載の多機能周辺装置において、前記サブ装置特定手段により特定されたサブ装置と、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが、前記一致判定手段により不一致であると判定された場合に、エラー報知を行うエラー報知手段を備えている。
請求項7記載の多機能周辺装置は、請求項3から6のいずれかに記載の多機能周辺装置において、前記サブ装置が、前記サブ装置特定手段により特定された場合に、前記機種モデルが前記機種モデル特定情報により特定不能であれば、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させる機種モデルを記憶する代替機種モデル記憶手段と、前記サブ装置が、前記サブ装置特定手段により特定された場合に、前記機種モデルが前記機種モデル特定情報により特定不能であれば、前記代替機種モデル記憶手段に記憶される機種モデルを、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させる機種モデル代替手段とを備えている。
請求項8記載の多機能周辺装置は、請求項1から6のいずれかに記載の多機能周辺装置において、前記機種モデルが、前記機種モデル特定手段により特定不能である場合に、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させる機種モデルを記憶する代替機種モデル記憶手段と、前記機種モデルが、前記機種モデル特定手段により特定不能である場合に、前記代替機種モデル記憶手段に記憶される機種モデルを、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させる機種モデル代替手段とを備えている。
請求項9記載の多機能周辺装置は、請求項8記載の多機能周辺装置において、前記メイン基板は、前記機種モデルに応じた固有の値の電圧が出力される機種モデル特定用回路と、その機種モデル特定用回路から出力される電圧のAD値を読み取るメイン基板電圧読取手段とを備え、前記メイン基板第2識別情報取得手段により取得されるメイン基板第2識別情報は、前記メイン基板電圧読取手段により読み取られた電圧のAD値であり、前記代替機種モデル記憶手段に記憶される前記代替させる機種モデルは、最も生産量の多い機種モデルであり、前記メイン基板第2識別情報取得手段により取得されたAD値が不定値であることによって、前記機種モデル特定手段による前記機種モデルの特定が不能である場合に、前記機種モデル代替手段は、前記代替機種モデル記憶手段に記憶される前記最も生産量の多い機種モデルを、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させるものである。
請求項10記載の多機能周辺装置は、請求項1から9のいずれかに記載の多機能周辺装置において、前記サブ装置は、前記機種モデルに応じた操作を指示するための操作部を有する操作パネル装置であり、前記機能情報は、前記操作部の設定を示す情報を含むものである。
請求項11記載の多機能周辺装置は、請求項1から10のいずれかに記載の多機能周辺装置において、前記サブ装置は、前記機種モデルに応じた表示を行うための表示部及び/又は前記機種モデルに応じた報知を行うための報知部を有する操作パネル装置であり、前記機能情報は、前記表示部の設定及び/又は前記報知部の設定を示す情報を含むものである。
請求項1記載の多機能周辺装置によれば、機種モデルに応じた各種機能を主に制御するメイン基板と、そのメイン基板に接続されて、そのメイン基板から出力される指示に基づいて、該機種モデルに応じた機能に関する周辺制御を行うサブ基板とを備えたものであり、機種モデル毎に決まる該メイン基板と該サブ基板との組み合わせを正常に機能させる機能情報が、機能情報記憶手段に記憶されている。
一方で、電源が投入された場合に、メイン基板第1識別情報取得手段により取得された、メイン基板のカテゴリーを示すメイン基板第1識別情報と、メイン基板第2識別情報取得手段により取得された、メイン基板が機種モデル毎に固有に有するメイン基板第2識別情報とに基づいて、機種モデル特定手段により機種モデルが特定される。すると、そのように特定された機種モデルに対応する機種情報が、機能情報取得手段によって、機能情報記憶手段から取得される。
そして、機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおいて、上記のように取得された機能情報に基づいて、機能制御手段により、メイン基板とサブ基板とが正常に機能させられる。
よって、1の多機能周辺装置におけるメイン基板とパネル基板とを、作業者の手入力に頼ることなく、メイン基板のカテゴリーと該メイン基板に固有に有する情報とによって関連付けることができ、その結果として、メイン基板とサブ基板とを正常に機能させることができる。従って、非人為的にメイン基板とサブ基板との対応付けを行うことができるので、作業者による手入力といった煩雑な作業を省略することができるという効果がある。また、非人為的にメイン基板とサブ基板との対応付けがされるので、作業者の入力ミスに基づく誤作動を防止できるという効果もある。さらに、メイン基板第1識別情報とメイン基板第2識別情報との組合わせによって機種モデルが特定されるので、特定させることのできる機種モデルの種類が多くなり、機種モデルが多様化した場合にも詳細な区分で特定できるという効果がある。
請求項2記載の多機能周辺装置によれば、請求項1記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、メイン基板が機種モデル毎に固有に有するメイン基板第2識別情報として、機種モデルに応じて固有の値の電圧が出力される機種モデル特定用回路の電圧のAD値が使用される。よって、ハード的に機種モデルを特定、即ち、メイン基板とサブ基板との対応付けがされるので、作業者による手入力といった煩雑な作業を省略することができ、その結果として、作業者の入力ミスに基づく誤作動を防止できるという効果がある。また、メイン基板第2識別情報を、機種モデル特定用回路から出力される電圧のAD値とすることによって、その電圧を高分解能で検出することができる。その結果として、機種モデルの特定を高精度で行うことができるという効果もある。
請求項3記載の多機能周辺装置によれば、請求項1又は2記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、電源が投入された場合に、サブ基板第1識別情報取得手段により取得された、サブ基板が固有に有するサブ基板第1識別情報に基づいて、サブ装置特定手段によりサブ装置が特定される。すると、そのように特定されたサブ装置と、機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが一致するかが、一致判定手段により判定される。そして、サブ装置特定手段により特定されたサブ装置と、機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが、該一致判定手段により一致すると判定された場合に、機種モデル特定手段により特定された機種モデルに対応する機能情報が、機能情報取得手段により、機能情報記憶手段から取得される。その結果として、メイン基板とサブ基板とが正常に機能させられる。よって、サブ基板から得られる情報に基づいてサブ装置を特定することによって、メイン基板から得られる情報に基づいて特定された機種モデルが正しい情報であるかを確認するので、メイン基板とサブ基板との対応付けを精度良く行うことができるという効果がある。それによって、メイン基板とサブ基板との不適合に起因する誤作動を有効に低減できる。
請求項4記載の多機能周辺装置によれば、請求項3記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、サブ基板が固有に有するサブ基板第1識別情報として、サブ基板により制御されるサブ装置に応じた固有の値の電圧が出力されるサブ装置特定用回路の電圧のAD値が使用される。よって、ハード的にサブ装置を特定できるので、メイン基板から得られる情報に基づいて特定された機種モデルが正しい情報であるかについての確認は、非人為的に行われるので、人為的ミスに基づく誤作動を有効に低減できる。また、パネル基板第1識別情報を、サブ装置特定用回路から出力される電圧のAD値とすることによって、その電圧を高分解能で検出することができる。その結果として、サブ装置の特定を高精度で行うことができるという効果もある。
請求項5記載の多機能周辺装置によれば、請求項3又は4記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、電源が投入された場合に、サブ基板第1識別情報取得手段により取得された、サブ基板が固有に有するサブ基板第1識別情報と、サブ基板第2識別情報取得手段により取得された、サブ基板のカテゴリーを識別するサブ基板第2識別情報とに基づいて、サブ装置特定手段によって、サブ装置が特定される。よって、サブ基板第1識別情報とサブ基板第2識別情報との組合わせによってサブ装置が特定されるので、特定させることのできるサブ装置の種類が多くなり、サブ装置の種類が多様化した場合にも詳細な区分で特定できるという効果がある。
請求項6記載の多機能周辺装置によれば、請求項3から5のいずれかに記載の多機能周辺装置において、サブ装置特定手段により特定されたサブ装置と、機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが、一致判定手段により不一致であると判定された場合に、エラー報知手段により、エラー報知が行われるので、作業者は、この多機能周辺装置が正常に機能しないことを認識できるという効果がある。それによって、作業者は、即座にメイン基板とサブ基板とを再度対応付ける処理や、多機能周辺装置本体をメーカへ修理に出すこと等、適切な対処をすることができる。
請求項7記載の多機能周辺装置によれば、請求項3から6のいずれかに記載の多機能周辺装置において、サブ装置特定手段によりサブ装置が特定されたが、機種モデルが機種モデル特定情報により特定不能であった場合に、代替機種モデル記憶手段に予め記憶されている機種モデルが、機種モデル代替手段によって、機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替される。よって、この代替機種モデル記憶手段に予め記憶されている機種モデルを、例えば、特定されたサブ装置に適合する機種モデルの中で最も多く生産されている機種モデルとすることにより、基本的な機能が全く機能しない可能性を低減することができるという効果がある。基本的な機能が機能することによって、その後の再設定の煩雑さが軽減される。
請求項8記載の多機能周辺装置によれば、請求項1から6のいずれかに記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、機種モデルが機種モデル特定情報により特定不能であった場合に、代替機種モデル記憶手段に予め記憶されている機種モデルが、機種モデル代替手段によって、機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替される。よって、この代替機種モデル記憶手段に予め記憶されている機種モデルを、例えば、最も多く生産されている機種モデルとすることにより、基本的な機能が全く機能しない可能性を低減することができるという効果がある。基本的な機能が機能することによって、その後の再設定の煩雑さが軽減される。
請求項9記載の多機能周辺装置によれば、請求項8記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、メイン基板が機種モデル毎に固有に有するメイン基板第2識別情報として、機種モデルに応じて固有の値の電圧が出力される機種モデル特定用回路の電圧のAD値が使用される。ここで、メイン基板第2情報取得手段により取得されたメイン基板第2識別情報としてのAD値が不定値であることによって、機種モデル特定手段による機種モデルの特定が不能である場合には、代替機種モデル記憶手段に予め記憶されている最も生産量の多い機種モデルが、機種モデル代替手段によって、機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替される。よって、読み取られた電圧のAD値が不定であることにより、機種モデルが特定できなかった場合であっても、最も多く生産されている機種モデルを代替させることにより、基本的な機能が全く機能しない可能性を低減することができるという効果がある。基本的な機能が機能することによって、その後の再設定の煩雑さが軽減される。
請求項10記載の多機能周辺装置によれば、請求項1から9のいずれかに記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、メイン基板とサブ基板との組み合わせを正常に機能させる機能情報は、機種モデルに応じた操作を指示するための操作部を有する操作パネル装置における該操作部の設定を示す情報を含むものである。よって、機種モデル毎に異なる操作パネルの操作部の設定を示す情報を、メイン基板から非人為的に決定することができるので、人為的ミスによる操作パネルの操作部の誤作動を防止し得るという効果がある。
請求項11記載の多機能周辺装置によれば、請求項1から10のいずれかに記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、メイン基板とサブ基板との組み合わせを正常に機能させる機能情報は、機種モデルに応じた表示を行うための表示部及び/又は前記機種モデルに応じた報知を行うための報知部を有する操作パネル装置における該表示部の設定及び/又は該報知部の設定を示す情報を含むものである。よって、機種モデル毎に異なる操作パネルの表示部の設定及び/又は報知部の設定を示す情報を、メイン基板から非人為的に決定することができるので、人為的ミスによる操作パネルの表示部及び/又は報知部の誤作動を防止し得るという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、第1実施例の多機能周辺装置(以下、「MFD(Multi Function Device)」と略す)1の電気的構成について説明する。図1及び図2は、いずれも、本発明の第1実施例におけるMFD1の電気的構成を示すブロック図である。より詳細には、図1は、メイン基板Mがメイン基板M1であるMFD1の電気的構成を示すブロック図であり、図2は、メイン基板Mがメイン基板M2であるMFD1の電気的構成を示すブロック図である。
MFD1は、回線100を介してファクシミリ通信を実現するファクシミリ機能や、回線100を介して音声通話を実現する音声通話機能の他に、プリンタ機能などの各種の機能を1台に備えた多機能周辺装置である。
図1に示すように、MFD1は、メイン基板M(M1)と、パネル基板P(P1)と、スキャナ部22と、プリンタ部24と、モデム26と、回線制御部28と、パラレルI/F40と、USBI/F42と、LANI/F44、とパネルI/F46と、操作部34と、LCD36と、スピーカ部38とを主に備えている。なお、操作部34とLCD36とスピーカ部38とは、操作パネルCPを構成する。
メイン基板Mは、MFD1における主な制御を行う基板であり、MFD1における機種モデルのカテゴリー(例えば、基本的機能のみを有する汎用の機種モデル群、コードレス機能を有する機種モデル群など)に応じたカテゴリーに分類される。図1には、メイン基板Mのカテゴリーの1つであるメイン基板M1を示し、後述する図2では、同じくメイン基板Mのカテゴリーの1つであるメイン基板M2を示している。
図1に示すように、メイン基板M(メイン基板M1)は、MFD1全体の動作を制御するCPU12と、そのCPU12により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するROM14と、CPU12により実行される各種処理に必要なデータやプログラム等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM16と、作業者によって登録又は設定される各種データや各種設定値を不揮発的に記憶し得る書き換え可能なメモリであるEEPROM18と、メイン基板Mのカテゴリーを特定するためのメイン基板カテゴリー特定回路62と、MFD1の機種モデルを特定するためのモデル特定回路64と、そのモデル特定回路64に接続され、モデル特定回路64から出力される電圧値をAD変換するためのADコンバータ66と、集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)52とを主に備えている。
ここで、ROM14は、機能テーブルメモリ14aと代替機種モデルメモリ14bを備えている。機能テーブルメモリ14aは、MFD1において、メイン基板Mとそのメイン基板Mに接続されるパネル基板Pとの組み合わせを正常に機能させるための機能テーブルを、MFD1の機種モデル毎に記憶するメモリである。詳細は図7〜図9のフローチャートを参照して後述するが、本実施例のMFD1においては、メイン基板M及びパネル基板Pにおけるハード的な情報に基づいて、機能テーブルメモリ14aに格納される機能情報の中から機種モデルに応じた機能テーブルを取得でき、その結果として、多種の機種モデルに対して共通のプログラムを用いても、操作パネルCPにおける各部(操作部34、LCD36、スピーカ部38)を正常に機能させることができる。なお、機能テーブルメモリ14aに格納される機能テーブルについては図4を参照して後述する。
代替機種モデルメモリ14bは、メイン基板M及びパネル基板Pにおけるハード的な情報に基づく機種モデルの特定ができなかった場合に代替するための代替用機種モデルを格納するメモリである。この代替機種モデルメモリ14bには、代替用機種モデルとして、最も生産数の多い機種モデルが格納されている。詳細は図7を参照して後述するが、メイン基板M及びパネル基板Pにおけるハード的な情報に基づく機種モデルの特定ができなかった場合に、この代替機種モデルメモリ14bから最も生産数の多い機種モデルを代替させることによって、操作パネルCPにおける基本的な機能が少なくとも機能するような状況を作ることができる。あるいは、パネル基板Pにおけるハード的な情報に基づいて操作パネルCPの特定はされたが、メイン基板Mの特定ができなかった場合に、この代替機種モデルメモリ14bを参照して、特定された操作パネルCPに適合する機種モデルの中で最も生産数の多い機種モデルを代替させることによって、基本的な機能が全く機能しない可能性を低減することができる。そして、基本的な機能が機能すれば、その後の再設定の煩雑さが軽減される。
また、このメイン基板Mにより制御されるスキャナ部22は、CPU12からの指示に基づいて、所定の読取位置(非図示)にセットされた原稿から画像の読み取りを行うと共に、この画像のイメージデータを生成するためのものであり、原稿搬送用モータ(非図示)を備えている。
プリンタ部24は、CPU12からの指示に基づいて、所定の給紙位置(非図示)にセットされた記録紙への印刷を行うためのインクジェット方式のプリンタで構成され、記録紙を搬送する記録紙搬送用モータ(非図示)と、記録紙へインクを吐出する印字ヘッド(非図示)と、その印字ヘッドを搭載したキャリッジ(非図示)を移動させるキャリッジモータ(非図示)とを備えている。
モデム26は、CPU12からの指示に基づいて、スキャナ部22で生成されたイメージデータを変調して回線制御部28を介して回線100に伝送可能な画像信号を生成したり、回線100から回線制御部28を介して入力された画像信号をイメージデータに復調するものである。
回線制御部28は、回線100からの各種信号の入力と、回線100への信号の出力を行うと共に、CPU12からの指示に基づいて、回線100との間で入出力する信号の伝送先及び伝送元となる伝送経路を設定する。この「伝送経路」としては、操作部34により画像を送信する(ファクシミリデータを送信する)ための操作が行われる際、又は、回線100から画像信号を受信した(ファクシミリデータを受信した)際に、モデム26へ向かう経路が設定される。そして、この経路を画像信号が伝達可能な状態となる。一方で、この設定された伝送経路は、モデム26による画像信号の出力が終了した際、又は、回線100からの画像信号の入力が終了した際に解除され、この経路を画像信号が伝送されない状態となる。
メイン基板カテゴリー特定回路62は、直流電源部(非図示)と、その直流電源部とCPU12に設けられたポートA12aとの間に設けられた第1抵抗部(非図示)と、該直流電源部とCPU12に設けられたポートB12bとの間に設けられた第2抵抗部(非図示)と、アース部(非図示)とを少なくとも備えており、それらの構成間の配線様式に応じて、ポートA12a及びポートB12bのそれぞれに対し、出力信号がON(Highレベル)又はOFF(Lowレベル)に設定される。このポートA12a又はポートB12bに対する出力信号のON及びOFFの設定は、メイン基板Mの製造時において設定されるものであり、本実施例では、図5を参照して後述するように、メイン基板Mにおける4つのカテゴリー(メイン基板M1〜M4)に応じて、ポートA12a又はポートB12bに対する出力信号のON又はOFFが特定の組み合わせとなるように設定されている。
モデル特定回路64は、機種モデルに対して固有の電圧値が出力されるように構成されたものである。このモデル特定回路64は、直流電源部(非図示)、アース部(非図示)と、そのアース部と直流電源部との間に直列に設けられた固定抵抗部(非図示)と可変抵抗部(非図示)とを少なくとも備えており、固定抵抗部と可変抵抗部との間のポイントからADコンバータ66へ電圧値が出力される。ADコンバータ66へ出力される電圧値は、可変抵抗部(非図示)の抵抗値を変化させることによって調整可能であり、機種モデル毎にその抵抗値が設定される。よって、機種モデル毎に固有の電圧値がADコンバータ66へ出力されるので、その電圧のAD値を読み取ることによって、MFD1の機種モデルを特定することができる。
図1に示すように、CPU12と、ROM14と、RAM16と、EEPROM18と、ADコンバータ66と、ASIC52と、モデム26とが、メインバス54により互いに接続されている。
また、メイン基板カテゴリー特定回路62は、CPU12に設けられている2つのポート、ポートA12a及びポートB12bに接続されている。
また、ASIC52には、スキャナ部22と、プリンタ部24と、パラレルケーブル経由で外部プリンタ等と接続するためのパラレルインターフェイス部であるパラレルI/F40と、USBケーブルを経由でパーソナルコンピュータやデジタルカメラ等と接続するためのUSBインターフェイス部であるUSBI/F42と、LANケーブル経由でLAN(Local Area Network)に接続するためのLANインターフェイス部であるLANI/F44と、パネル基板Pと接続するためのパネルインターフェイス部であるパネルI/F46と、回線100に接続される回線制御部28と接続されている。また、回線制御部28とモデム26とは、上述した伝送経路によって接続されている。
パネル基板Pは、パネルI/F46を介してメイン基板Mに接続され、そのメイン基板Mから出力される指示に基づいて、操作部34とLCD36とスピーカ部38とから構成される操作パネルCPを制御する基板である。操作パネルCPのカテゴリー(例えば、LCD36が1行表示モデルである操作パネルCPの群、LCD36が2行表示モデルである操作パネルCPの群など)に応じたカテゴリーに分類される。図6を参照して後述するが、本実施例ではパネル基板Pには、パネル基板P1〜パネル基板P4までの4つのカテゴリーが存在する。図1には、これらの4つのカテゴリーの1つであるパネル基板P1を図示している。
図1に示すように、パネル基板Pは、操作パネルCPの各部(操作部34、LCD36、スピーカ部38)の動作を制御するCPU112と、そのCPU112により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するROM114と、CPU112により実行される各種処理に必要なデータやプログラム等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM116と、パネル基板Pのカテゴリーを特定するためのパネル基板カテゴリー特定回路162と、操作パネルCPの種類を特定するためのパネル特定回路164と、そのパネル特定回路164に接続され、パネル特定回路164から出力される電圧値をAD変換するためのADコンバータ166と、入出力ポート142とを主に備えている。
ここで、ROM114は、機能テーブルメモリ114aを備えている。機能テーブルメモリ114aは、メイン基板M側の機能テーブルメモリ14aに記憶される機能テーブルと同じ構成を有する機能テーブル、即ち、MFD1の機種モデルに応じたメイン基板Mとそのメイン基板Mに接続されるパネル基板Pとの組み合わせを正常に機能させるための機能情報を格納するテーブルを、MFD1の機種モデル毎に記憶するメモリである。この機能テーブル114aがMFD1の機種モデルに適合している場合には、パネル基板Pにより制御される操作パネルCPにおける各部(操作部34、LCD36、スピーカ部38)が正常に機能する。
また、このパネル基板Pにより制御される操作部34は、MFD1で各種機能を実行させるための複数の操作入力キー(ボタンやスイッチなど)から構成されるものであり、LCD36は、MFD1における各種情報を表示する液晶ディスプレイ(以下、「LCD(Liquid Crystal Display)」と称する)であり、スピーカ部38は、スピーカ及びそのスピーカを駆動する駆動回路から構成されるものである。
パネル基板カテゴリー特定回路162は、直流電源部(非図示)と、その直流電源部とCPU112に設けられたポートC112aとの間に設けられた第3抵抗部(非図示)と、該直流電源部とCPU112に設けられたポートD12bとの間に設けられた第4抵抗部(非図示)と、アース部(非図示)とを少なくとも備えており、それらの構成間の配線様式に応じて、ポートC112a及びポートD112bのそれぞれに対し、出力信号がON(Highレベル)又はOFF(Lowレベル)に設定される。このポートC112a又はポートD112bに対する出力信号のON及びOFFの設定は、パネル基板Pの製造時において設定されるものであり、本実施例では、図6を参照して後述するように、パネル基板Pにおける4つのカテゴリー(パネル基板P1〜P4)に応じて、ポートC112a又はポートD112bに対する出力信号のON又はOFFが特定の組み合わせとなるように設定されている。
パネル特定回路164は、操作パネルCPの種類に対して固有の電圧値が出力されるように構成されたものであり、直流電源部(非図示)、アース部(非図示)と、そのアース部と直流電源部との間に直列に設けられた固定抵抗部(非図示)と可変抵抗部(非図示)とを少なくとも備えており、固定抵抗部と可変抵抗部との間のポイントからADコンバータ166へ電圧値が出力される。ADコンバータ166へ出力される電圧値は、可変抵抗部(非図示)の抵抗値を変化させることによって調整可能であり、操作パネルCPの種類毎にその抵抗値が設定される。よって、操作パネルCPの種類毎に固有の電圧値がADコンバータ166へ出力されるので、その電圧のAD値を読み取ることによって、操作パネルCPの種類を特定することができる。
また、図1に示すように、CPU112、ROM114、RAM116、ADコンバータ166とは、それぞれ、入出力ポート142に接続されている。また、この入出力ポート142には、操作部34、LCD36、スピーカ部38、パネルI/F46が接続されている。
図2は、メイン基板Mがメイン基板M2であるMFD1の電気的構成を示すブロック図である。このメイン基板Mがメイン基板M2であるMFD1は、コードレス機能を有する機種モデル群用の回路構成を有する基板である。図2に示すように、このメイン基板M2は、図1に示したメイン基板M1の構成及び構造に加えて、ASIC52に接続された親機I/F48を備えている。この親機I/F48は、アンテナ50aを有するベース親機基板50を接続するためのインターフェイス部である。なお、ベース親機基板50は、アンテナ50aを有しており、このアンテナ50aを介して、外部の子機(非図示)と無線通信される。なお、説明及び図面を簡略化するために、図2では、パネル基板Pの各構成の図示を省略している。
図2に示したメイン基板M2と、図1に示したメイン基板M1とは、メイン基板Mのカテゴリーが異なっているので、図5を参照して後述するように、メイン基板カテゴリー特定回路62からCPU12のポートA12a及びポートB12bへ出力される出力信号のON又はOFFの組み合わせによって、ハード的に区別することができる。
次に、図3を参照して、MFD1における操作パネルCPについて説明する。図3は、MFD1における操作パネルCPの平面図であり、図3(a)は、操作パネルCPの種類の1つである操作パネルCPaの平面図であり、図3(b)は、図3(a)に示した操作パネルCPaとは異なる種類の操作パネルCPである操作パネルCPbの平面図である。
図3(a)及び図3(b)に示すように、操作パネルCPは、操作部34を構成する各種操作入力キー34a〜34gと、LCD36とから構成されている。なお、スピーカ部38もまた、操作パネルCPの構成の一部であるが、図面及び説明を簡略化するために省略している。
操作入力キー34aは、電源ボタンであり、MFD1が電源遮断の状態で押下すると、MFD1に電源が投入され、一方で、MFD1に電源が投入されている場合において、操作入力キー34aが押下されると、MFD1は電源遮断される。また、操作入力キー34bは、MFD1で実行させる機能又は設定値などを、LCD36に表示される選択肢の中から設定させるための十字キー及びメニューセットキーである。また、操作入力キー34cは、MFD1において各種機能(例えば、ファクシミリ機能、コピー機能、スキャナ機能、メディアプリント機能など)を機能させるためのモードを選択させるためのモード選択キーである。また、操作入力キー34dは、テンキーであり、MFD1がFAXモードである場合において、ファクシミリデータを送信する相手側装置の電話番号の入力や設定値の入力等に用いられるものである。また、操作入力キー34eは、設定ボタンであり、各種モードにおける特定の機能(例えば、FAXモードにおけるオンフックダイヤル機能)を実行指示するものである。また、操作入力キー34fは、ストップボタンであり、各種機能を実行している場合に、停止を指示するものであり、操作入力キー34gは、スタートボタンであり、FAXモードやCOPYモードにおいて、それらの機能の実行の開始を指示するものである。
LCD36は、MFD1における各種情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)である。このLCD36では、機能設定時における機能又は設定値等を設定させるための設定表示の他に、例えば、MFD1における動作待機時において、現在の設定状況等が待機情報として表示される。
図3(a)及び図3(b)に示すように、操作パネルCPにおける互いに異なる種類である操作パネルCPa及び操作パネルCPbは、操作部34を構成する操作入力キー34a〜34gの配置が異なると共に、設けられているLCD36の種類が異なっている。
具体的には、図3(a)に示すように、操作パネルCPaの場合は、操作パネルCPa最右方に操作入力キー34aが配置され、その操作入力キー34aの左方に操作入力キー34bが配置されている。また、その操作入力キー34bの下方に操作入力キー34gが配置され、その操作入力キー34gの左方に操作入力キー34fが配置されている。また、操作パネルCPaにおける中央下方には、4つのモードを選択可能とする操作入力キー34cが配置されている。操作入力キー34c及びその上方のLCD36の左方には、操作入力キー34dが配置され、その操作入力キー34dの左方に操作入力キー34eが配置されている。また、操作パネルCPaにおいて、LCD36は1行表示タイプのLCDである。
一方で、図3(b)に示すように、操作パネルCPbの場合は、操作パネルCPbの最右方に操作入力キー34gが配置され、その操作入力キー34gの上方に操作入力キー34fが配置されている。また、操作入力キー34gの左方に操作入力キー34bが配置され、その操作入力キー34bの下方に操作入力キー34eの一部が配置されている。また、操作パネルCPbにおける中央下方には、3つのモードを選択可能とする操作入力キー34cが配置されている。操作入力キー34c及びその上方のLCD36の左方には、操作入力キー34dが配置されている。また、操作入力キー34dの左方に操作入力キー34eの一部が配置され、その操作入力キー34eの上方に操作入力キー34aが配置されている。また、操作パネルCPbにおいて、LCD36は2行表示タイプのLCDである。
操作パネルCPa及び操作パネルCPbを例示して上述したように、操作パネルCPの種類が異なると、操作部34を構成する操作入力キー34a〜34gのそれぞれの配置や、LCD36の表示態様が異なる。よって、MFD1全体を制御するプログラム上において、これらの操作パネルCPa又は操作パネルCPbを正しく認識させるために、本実施例では、後述する図7〜図9のフローチャートで示す処理によって、操作パネルCPの種類(又は、機能モデル)に応じた機能テーブルが、機能テーブルメモリ14a,114aから選択される。
ここで、図4を参照して、機能テーブルについて説明する。図4は、機能テーブルメモリ14b、114bに記憶される1の機能テーブルを模式的に示す図である。この機能テーブルは、操作パネルCPを制御するパネル基板Pとメイン基板Mとの特定の組み合わせにより決まる1の機種モデル毎に1の機能テーブルが対応付けられている。図4に示すように、機能テーブルは、キーマトリクスの設定やLCDの行数設定など、その機能テーブルに対応する機種モデルの操作パネルCPを正常に機能させるための設定が機能情報として格納されている。
この機能テーブルは、図7を参照して後述するメイン基板Mで実行されるメイン処理の結果として、特定された機種モデルに応じて選択される。その結果として、機種モデルに対応する操作パネルCPに応じた機能テーブルが設定されるので、多種の機種モデルを有するMFD1を共通のプログラムによって制御する場合にも、操作パネルCPを正常に機能させることができる。
次に、図5を参照して、メイン基板Mにおけるカテゴリーの特定と機種モデルの特定とについて説明する。図5(a)は、メイン基板Mの4つカテゴリー(メイン基板M1〜M4)とメイン基板カテゴリー特定回路62からの出力結果との関係を示す図である。図5(a)に示すように、第1のカテゴリーのメイン基板Mであるメイン基板M1(図1参照)の場合には、メイン基板カテゴリー特定回路62から、CPU12のポートA12a及びポートB12bの両方に対し、出力信号がOFFとなるように回路が設定されている。よって、後述する図7のフローチャートに示す処理において、CPU12のポートA12a及びポートB12bの両方においてOFFが検出されると、メイン基板Mのカテゴリーはメイン基板M1(図1参照)であると特定される。
同様に、メイン基板カテゴリー特定回路62から、CPU12のポートA12aではONが検出され、一方で、ポートB12bではOFFが検出されると、メイン基板Mのカテゴリーはメイン基板M2(図2参照)であると特定される。また、メイン基板カテゴリー特定回路62から、CPU12のポートA12aではOFFが検出され、一方で、ポートB12bではONが検出されると、メイン基板Mのカテゴリーはメイン基板M3(非図示)であると特定される。さらに、メイン基板カテゴリー特定回路62から、CPU12のポートA12a及びポートB12bの両方においてONが検出されると、メイン基板Mのカテゴリーはメイン基板M4(非図示)であると特定される。
図5(a)に示すように、メイン基板カテゴリー特定回路62に接続された2つのポート12a,12bのそれぞれにおけるON又はOFFの組み合わせにより、メイン基板Mにおける4つのカテゴリー(メイン基板M1〜メイン基板M4)が特定される。
図5(b)は、上述したメイン基板カテゴリ特定回路62からの信号の出力状況に基づいて特定されるメイン基板Mの4つカテゴリー(メイン基板M1〜M4)と、モデル特定回路64から出力された電圧のAD値と、MFD1の機種モデルとの関係を示す図である。図5(b)に示すように、メイン基板カテゴリー特定回路62からの信号の出力状況に基づいてメイン基板Mのカテゴリー(メイン基板M1〜M4)が特定されると、モデル特定回路64から出力された電圧のAD値に応じて機種モデルが特定される。
ここで、モデル特定回路64から出力された電圧のAD値は0〜3FFの範囲であり、本実施例では、この0〜3FFの範囲が16分割されている。よって、本実施例では、メイン基板カテゴリー特定回路62からの信号の出力状況と、モデル特定回路64から出力された電圧のAD値とに基づいて、64種類の機種モデル(モデル1〜モデル64)を特定することができる。また、モデル特定回路64から出力された電圧のAD値を用いることにより、モデル特定回路64から出力された電圧を高分解能で検出することができるので、機種モデルの特定を高精度で行うことができる。
図5(c)は、各機種モデルにおけるメイン基板Mと操作パネルCP(パネル基板P)との組み合わせを説明する図である。図5(c)には、モデル1〜モデル16の機種モデルについて例示されている。図5(b)に示したように、モデル1〜モデル16は、いずれも、メイン基板Mのカテゴリーがメイン基板M1である機種モデルである。図5(c)に示すように、モデル1〜モデル16では、メイン基板M1と各機種モデルに応じた種類の操作パネルCP(パネル基板P)とが組み合わされている。例えば、モデル6の場合には、メイン基板はメイン基板M1であり、操作パネルCPとしてはパネル18が用いられている。なお、このパネル18は、後述する図6(b)によれば、カテゴリーがパネル基板P2であるパネル基板Pである。
次に、図6を参照して、パネル基板Pにおけるカテゴリーの特定と機種モデルの特定とについて説明する。図6(a)は、パネル基板Pの4つカテゴリー(パネル基板P1〜P4)とパネル基板カテゴリー特定回路162からの出力結果との関係を示す図である。図6(a)に示すように、第1のカテゴリーのパネル基板Pであるパネル基板P1(図1参照)の場合には、パネル基板カテゴリー特定回路162から、CPU112のポートC112a及びポートD112bの両方に対し、出力信号がOFFとなるように回路が設定されている。よって、後述する図9のフローチャートに示す処理において、CPU112のポートC112a及びポートD112bの両方においてOFFが検出されると、パネル基板Pのカテゴリーはパネル基板P1(図1参照)であると特定される。
同様に、パネル基板カテゴリー特定回路162から、CPU112のポートC112aではONが検出され、一方で、ポートD112bではOFFが検出されると、パネル基板Pのカテゴリーはパネル基板P2(非図示)であると特定される。また、パネル基板カテゴリー特定回路162から、CPU112のポートC112aではOFFが検出され、一方で、ポートD112bではONが検出されると、パネル基板Pのカテゴリーはパネル基板P3(非図示)であると特定される。さらに、パネル基板カテゴリー特定回路162から、CPU112のポートC112a及びポートD112bの両方においてONが検出されると、パネル基板Pのカテゴリーはパネル基板P4(非図示)であると特定される。
図6(a)に示すように、パネル基板カテゴリー特定回路162に接続された2つのポート112a,112bのそれぞれにおけるON又はOFFの組み合わせにより、パネル基板Pにおける4つのカテゴリー(パネル基板P1〜パネル基板P4)が特定される。
図6(b)は、上述したパネル基板カテゴリ特定回路162からの信号の出力状況に基づいて特定されるパネル基板Pの4つカテゴリー(パネル基板P1〜P4)と、パネル特定回路164から出力された電圧のAD値と、MFD1における操作パネルPCとの関係を示す図である。図6(b)に示すように、パネル基板カテゴリー特定回路162からの信号の出力状況に基づいてパネル基板Pのカテゴリー(パネル基板P1〜P4)が特定されると、パネル特定回路164から出力された電圧のAD値に応じて操作パネルPCの種類が特定される。
ここで、パネル特定回路164から出力された電圧のAD値は0〜3FFの範囲であり、本実施例では、この0〜3FFの範囲が16分割されている。よって、本実施例では、パネル基板カテゴリ特定回路162からの信号の出力状況と、パネル特定回路164から出力された電圧のAD値とに基づいて、64種類の操作パネルPC(パネル1〜パネル64)を特定することができる。また、パネル特定回路164から出力された電圧のAD値を用いることにより、パネル特定回路164から出力された電圧を高分解能で検出することができるので、操作パネルCPの種類の特定を高精度で行うことができる。
次に、図7のフローチャートを参照して、上記のように構成されたMFD1において、電源投入後に、機種モデルに応じた機能テーブルを選択し、その機能テーブルを設定する処理について説明する。なお、図7のフローチャートで示す処理を実行するプログラムは、制御プログラムの一部としてROM14に記憶されている。
図7は、第1実施例のMFD1のメイン基板Mで実行されるメイン処理のフローチャートであり、このメイン処理は、操作入力キー34aの操作によって電源が投入されると起動する処理である。
このメイン処理では、まず、ポートA12a及びポートB12bのON又はOFFを読んで、メイン基板Mのカテゴリーを特定し(S1)、ADコンバータ66から出力される値を読む(S2)。S2の処理後、S1で特定されたメイン基板Mのカテゴリーと、S2の処理で読んだAD値とから機種モデルを特定できるかを確認する(S3)。S3の処理により確認した結果、機種モデルが特定できれば(S3:Yes)、MFD1の機種モデルを、S1で特定されたメイン基板MのカテゴリーとS2で読んだAD値とから特定される機種モデルとする(S4)。
一方、S3の処理により確認した結果、S2で読んだAD値が不定値であったことが原因で、機種モデルが特定できなければ(S3:No)、代替機種モデルとして、代替機種モデルメモリ14bに記憶される最も生産数の多い機種モデルをMFD1の機種モデルとする(S5)。
S4又はS5の処理後、パネル基板Pに操作パネル種類特定指示信号と、S4又はS5の処理により特定された機種モデルを示す機種モデル情報とを送信し(S6)、パネル基板Pから操作パネルCPの種類を示す情報(以下、「操作パネル種類情報」と称する)が入力されたかを確認する(S7)。
S6において、パネル基板Pに操作パネル種類特定指示信号が送信されると、その結果として、パネル基板Pでは後述する操作パネル種類特定処理(図9参照)が実行され、その操作パネル種類特定処理により、操作パネルCPの種類が特定されると共に、特定された操作パネルCPの種類に基づく操作パネル種類情報がメイン基板Mへ送信される。
S7の処理により確認した結果、パネル基板Pから操作パネル種類情報が入力されなければ(S7:No)、パネル基板Pから操作パネル種類情報が入力されるまで待機する。一方で、S7の処理により確認した結果、パネル基板Pから操作パネル種類情報が入力されると(S7:Yes)、S4又はS5において特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと、パネル基板Pから入力された操作パネル種類情報の示す操作パネルCPとが適合するかを確認する(S8)。S8の処理において、例えば、S4又はS5において特定された機種モデルがモデル8であった場合に、パネル基板Pから入力された操作パネル種類情報の示す操作パネルCPがパネル51であれば、適合すると判断する(図5(c)参照)。
S8の処理により確認した結果、S4又はS5において特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと、パネル基板Pから入力された操作パネル種類情報の示す操作パネルCPとが適合する場合には(S8:Yes)、S4又はS5において特定された機種モデルに応じた機能テーブルを機能テーブルメモリ14aから選択し(S9)、選択された機能テーブルに従って初期設定を行う(S10)。S10の処理後、選択された機能テーブルを種類を示す機能テーブル種類情報をパネル基板Pに送信し(S11)、待機状態へ移行する。
一方で、S8の処理により確認した結果、S4又はS5において特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと、パネル基板Pから入力された操作パネル種類情報の示す操作パネルCPとが不適合であった場合には、エラー信号をパネル基板Pに送信し(S12)、このメイン処理を終了する。S12の処理の結果として、パネル基板Pにおいてエラー処理が実行されて(図8参照)、操作パネルCPのLCD36やスピーカ部38からエラーが報知される。従って、S4又はS5において特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと、パネル基板Pから入力された操作パネル種類情報の示す操作パネルCPとが不適合であった場合には、作業者に対してエラー報知がなされるので、作業者は、メイン基板Mとパネル基板Pとが正常に機能しない結果としてMFD1が正常に機能されないことを認識することができる。それによって、作業者は、即座にメイン基板Mとパネル基板Pとを再度対応付ける処理や、MFD1をメーカへ修理に出すこと等、適切な対処をすることができる。
次に、図8のフローチャートを参照して、パネル基板PがパネルI/F46を介してメイン基板Mから信号を受信した場合に実行する処理について説明する。なお、図8のフローチャートで示す処理を実行するプログラムは、制御プログラムの一部としてROM114に記憶されている。
図8は、パネル基板Pにおいて実行される受信処理のフローチャートであり、この受信処理は、メイン基板Mから信号又は情報を受信した場合に起動する処理である。この受信処理では、まず、メイン基板Mから受信した信号又は情報は何かを確認する(S21)。S21の処理により確認した結果、メイン基板Mから受信した信号又は情報が、メイン基板Mのメイン処理(図7参照)におけるS6の処理の結果として受信した操作パネル種類特定指示信号及び機種モデル情報であれば(S21:操作パネル種類特定指示信号)、図9を参照して後述する操作パネル種類特定処理を実行し、操作パネルCPの種類の特定を行う。そして、操作パネル種類特定処理の終了後、この受信処理を終了する。
一方で、S21の処理により確認した結果、メイン基板Mから受信した信号又は情報が、メイン基板Mのメイン処理(図7参照)におけるS11の処理の結果として受信した機能テーブル種類情報であれば(S21:機能テーブル種類情報)、受信した機能テーブル情報に従って、メイン基板Mのメイン処理(図7参照)において特定された機種モデルに応じた機能テーブルを機能テーブルメモリ114aから選択し(S23)、選択された機能テーブルに従って操作パネルCPの初期設定を行う(S24)。S24では、例えば、機能テーブルにおけるキーマトリクス設定に従って、操作パネルCPにおける操作部34の配置に応じたキーマトリクスが設定されたり、LCDの行数設定に従って、LCD36の表示設定などが行われる。S24の処理後、この受信処理を終了する。
また、S21の処理により確認した結果、メイン基板Mから受信した信号又は情報が、メイン基板Mのメイン処理(図7参照)におけるS12の処理の結果として受信したエラー信号であれば(S21:エラー信号)、LCD36によるエラーの表示やスピーカ部38によるエラー音の出力など、作業者にエラーを報知するエラー処理が実行される(S25)。従って、メイン基板Mのメイン処理(図7参照)において特定されたMFD1の機種モデルと、後述するパネル種類特定処理(図9参照)において特定された操作パネルCPの種類とが適合しなかった場合には、S25の処理によって、作業者に対してエラー報知がなされるので、作業者は、メイン基板Mとパネル基板Pとが正常に機能しない結果としてMFD1が正常に機能されないことを認識することができる。それによって、作業者は、即座にメイン基板Mとパネル基板Pとを再度対応付ける処理や、MFD1をメーカへ修理に出すこと等、適切な対処をすることができる。S25の処理後、この受信処理を終了する。
さらに、S21の処理により確認した結果、メイン基板Mから受信した信号又は情報が、その他の信号又は情報であれば(S21:その他)、例えば、メイン基板Mのメイン処理(図7参照)におけるS12の処理の結果に基づくエラー信号以外のエラー信号であれば、各処理として、受信した信号又は情報に応じた処理を実行し(S26)、この受信処理を終了する。
次に、図9のフローチャートを参照して、上述したパネル種類特定処理(S22)について説明する。このパネル種類特定処理(S22)では、まず、ポートC112a及びポートD112bのON又はOFFを読み、パネル基板Pのカテゴリーを特定し(S41)、ADコンバータ166から出力される値を読む(S42)。S42の処理後、S41で特定されたパネル基板Pのカテゴリーと、S42の処理で読んだAD値とから操作パネルCPの種類を特定できるかを確認する(S43)。S43の処理により確認した結果、操作パネルCPの種類が特定できれば(S43:Yes)、操作パネルCPの種類を、S41で特定されたパネル基板PのカテゴリーとS42で読んだAD値とから特定される操作パネルCPの種類とする(S44)。
一方、S43の処理により確認した結果、S42で読んだAD値が不定値であったことが原因で、操作パネルCPの種類が特定できなければ(S43:No)、メイン基板Mのメイン処理(図7参照)におけるS6の処理の結果としてパネル基板Pに入力された機種モデル情報の示す機種モデルに適合する操作パネルCPの種類を、操作パネルCPの種類とする(S45)。
S44又はS45の処理後、S44又はS45の処理により特定された操作パネルCPの種類をメイン基板Mに送信する(S46)。S46の処理により、このパネル種類特定処理によって特定された操作パネルCPの種類がメイン基板Mに送信されると、メイン基板Mのメイン処理(図7参照)におけるS8の処理が実行される。S46の処理後、このパネル種類特定処理(S22)を終了する。
次に、図10及び図11のフローチャートを参照して、第2実施例における機能テーブルの設定について説明する。上述した第1実施例では、メイン基板Mのメイン処理におけるS1〜S2の処理の結果として機種モデルが特定できなかった場合に、最も生産数の多い機種モデルを代替するものであったが、この第2実施例では、S1〜S2の処理の結果として機種モデルが特定されなくても、操作パネルCPの種類が特定された場合に、その特定された操作パネルCPの種類に応じて機種モデルを特定する。
なお、この第2実施例において、上記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。また、この第2実施例において、パネル基板Pにおける受信処理については、第1実施例と同一の処理(図8参照)が行われるので、その説明は省略する。
また、第2実施例の代替機種モデルメモリ14bには、代替用機種モデルとして、最も生産数の多い機種モデルと、操作パネルCPの種類毎に、各操作パネルCPに適合する機種モデルの中で最も生産数の多い機種モデルとが記憶されている。
図10は、メイン基板Mにおいて実行される第2実施例のメイン処理のフローチャートであり、この図10のフローチャートで示す処理を実行するプログラムは、制御プログラムの一部としてROM14に記憶されている。このメイン基板Mにおける第2実施例のメイン処理では、まず、第1実施例と同様にS1〜S3の処理を実行する。S3の処理により確認した結果、機種モデルが特定できれば(S3:Yes)、第1実施例と同様にS4,S6の処理を実行する。一方で、S3の処理により確認した結果、機種モデルが特定できなければ(S3:Yes)、S4の処理をスキップし、S6の処理へ移行する。
S7の処理により確認した結果、パネル基板Pから操作パネル種類情報が入力されると(S7:Yes)、機種モデルが特定されているかを確認し(S61)、機種モデルが特定されていれば、S64の処理へ移行する。一方で、S61の処理により確認した結果、機種モデルが特定されていなければ(S61:No)、パネル基板Pから入力されたパネル種類情報において、操作パネルCPの種類が特定されているかを確認する(S62)。
S62の処理により確認した結果、操作パネルCPの種類が特定されていれば(S62:Yes)、代替機種モデルメモリ14bを参照し、MFD1の機種モデルを、特定された操作パネルCPに適合する機種モデルの中で、最も生産数の多い機種モデルをMFD1の機種モデルとする(S63)。S63の処理後、S64の処理へ移行する。S63の処理により、S3の処理において機種モデルが特定できなかった場合であっても、後述するパネル種類特定処理(図11参照)パネル基板Pにより特定されると、そのように特定された操作パネルCPの種類に基づいて特定される。この場合、特定された操作パネルCPに適合する機種モデルの中で、最も生産数の多い機種モデルが、MFD1の機種モデルとして設定されるので、基本的な機能が全く機能しない可能性を低減することができる。そして、基本的な機能が機能すれば、その後の再設定の煩雑さが軽減される。
一方で、S62の処理により確認した結果、操作パネルCPの種類が特定されていなければ(S62:No)、S63の処理をスキップして、S64の処理へ移行する。この場合、機種モデルも操作パネルCPの種類も特定されない状態でS64の処理へ移行することになる。
S64の処理では、機種モデル及び操作パネルの種類がいずれも特定されているかを確認する。S64の処理により確認した結果、機種モデル及び操作パネルの種類がいずれも特定されていれば(S64:Yes)、S4又はS63の処理によって特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと、パネル基板Pから入力された操作パネル種類情報の示す操作パネルCPとが適合するか否かを確認する(S65)。
S65の処理により確認した結果、S4又はS63の処理によって特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと、パネル基板Pから入力された操作パネル種類情報の示す操作パネルCPとが適合する場合には、第1実施例と同様にS9〜S11の処理を実行し、待機状態へ移行する。
一方で、S64の処理により確認した結果、機種モデル又は操作パネルの種類のうちの少なくとも一方が特定されていなければ(S64:No)、代替機種モデルメモリ14bに記憶される最も生産数の多い機種モデルをMFD1の機種モデルとし(S66)、S9の処理へ移行する。S66の処理により、機種モデル又は操作パネルの種類のうちの少なくとも一方が特定されていない場合には、最も生産数の多い機種モデルが、MFD1の機種モデルとして特定されるので、基本的な機能が全く機能しない可能性を低減できる。そして、基本的な機能が機能すれば、その後の再設定の煩雑さが軽減される。
また、S65の処理により確認した結果、S4又はS63の処理によって特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと、パネル基板Pから入力された操作パネル種類情報の示す操作パネルCPとが不適合であった場合には、第1実施例と同様にS9の処理を実行し、この第2実施例のメイン処理を終了する。
図11は、パネル基板Pにおいて実行される第2実施例のパネル種類特定処理のフローチャートであり、この図11のフローチャートで示す処理を実行するプログラムは、制御プログラムの一部としてROM114に記憶されている。この第2実施例のパネル種類特定処理では、まず、第1実施例と同様にS41〜S43の処理を実行する。
S43の処理により確認した結果、操作パネルCPの種類が特定できれば(S43:Yes)、第1実施例と同様にS44,S45の処理を実行し、この第2実施例のパネル種類特定処理を終了する。
一方で、S43の処理により確認した結果、メイン基板Mから、操作パネル種類特定方法と共に入力された機種モデル情報において、機種モデルが特定されているかを確認する(S81)。S81の処理により確認した結果、機種モデルが特定されていれば(S81:Yes)、操作パネルCPの種類をその機種モデルに対応する操作パネルCPとする(S82)。S82の処理後、S45の処理へ移行する。
また、S81の処理により確認した結果、機種モデルが特定されていなければ(S81:No)、S82の処理をスキップしてS45の処理へ移行する。
以上説明したように、第1実施例及び第2実施例のMFD1では、メイン基板Mにおけるメイン基板カテゴリー特定回路62の出力状況とモデル特定回路66から出力されたAD値とに基づいて特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと、パネル基板Pにおけるパネル基板カテゴリー特定回路162の出力状況とパネル特定回路166から出力されたAD値とに基づいて特定された操作パネルCPとが一致した場合に、特定された機種モデルに応じた機能テーブルを取得し、設定するように構成されている。よって、MFD1における1の機種モデルの全体的動作を制御するメイン基板Mと、そのメイン基板Mの指示に基づいて操作パネルCPの動作を制御するパネル基板Pとが正しく対応しているかどうかを精度よく判断することができる。したがって、メイン基板Mとパネル基板Pとの不適合に起因する誤作動を有効に防止できる。
また、第1実施例及び第2実施例のMFD1では、機種モデル及び操作パネルCPが、それぞれ、メイン基板M及びパネル基板Pがハード的に特定され、MFD1において操作パネルCPを正常に機能させる機能テーブルを選択、設定した。よって、多岐にわたる機種モデルを1つのプログラムで制御することができるので、製造コストを抑えることができる。この場合、メイン基板M及びパネル基板Pを特定する際に、これらの基板にそれぞれ設けられたモデル特定回路及びパネル特定回路から出力される電圧のAD値を利用するので、多種の機種モデル及び操作パネルCPの種類を区別して特定することができる。
なお、請求項1記載のメイン基板第1識別情報取得手段としては、図7又は図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS1の処理が該当する。また、請求項1記載のメイン基板第2識別情報取得手段としては、図7又は図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS2の処理が該当する。また、請求項1記載の機種モデル特定手段としては、図7又は図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS3の処理が該当する。また、請求項1記載の機能情報取得手段としては、図7又は図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS9の処理、図8の受信処理におけるS23の処理が該当する。また、請求項1記載の機能制御手段としては、図7又は図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS10の処理、図8の受信処理におけるS24の処理が該当する。
また、請求項3記載のサブ基板第1識別情報取得手段としては、図9又は図11のパネル種類特定処理におけるS41の処理が該当する。請求項3記載のサブ装置特定手段としては、図9又は図11のパネル種類特定処理におけるS43の処理が該当する。請求項3記載の一致判定手段としては、図7のメイン基板Mでのメイン処理におけるS8の処理、又は、図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS65の処理が該当する。
また、請求項4記載のサブ基板第2識別情報取得手段としては、図9又は図11のパネル種類特定処理におけるS42の処理が該当する。また、請求項6記載のエラー報知手段としては、図7又は図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS12の処理、図8の受信処理におけるS25の処理が該当する。
また、請求項7記載の機種モデル代替手段としては、、図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS63の処理が該当する。また、請求項8記載の機種モデル代替手段としては、図7のメイン基板Mでのメイン処理におけるS5の処理、又は、図10のメイン基板Mでのメイン処理におけるS66の処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、メイン基板Mにおけるメイン基板カテゴリー特定回路62の出力状況とモデル特定回路66から出力されたAD値とから機種モデルを特定し、一方で、パネル基板Pにおけるパネル基板カテゴリー特定回路162の出力状況とパネル特定回路164から出力された電圧のAD値とから操作パネルCPを特定し、特定された機種モデルに対応する操作パネルCPと特定された操作パネルCPとが一致した場合に、特定された機種モデルに応じた機能テーブルを取得し、設定するように構成した。
これに換えて、パネル基板Pにおけるパネル基板カテゴリー特定回路162の出力状況とパネル特定回路164から出力された電圧のAD値とから操作パネルCPを特定することなく、メイン基板Mにおけるメイン基板カテゴリー特定回路62の出力状況とモデル特定回路66から出力されたAD値とから特定された機種モデルに応じた機能テーブルを取得し、設定するように構成してもよい。この場合、パネル基板Pに、パネル基板カテゴリー特定回路162やパネル特定回路164などを設けなくてもよいので、製造コストを抑えることができる。
また、上記実施例では、メイン基板カテゴリー特定回路62から2つのポート(ポートA12a及びポートB12b)へ出力されるON又はOFF信号を検出して、メイン基板Mのカテゴリーを特定するように構成したが、メイン基板カテゴリー特定回路62から出力されるON又はOFF信号の数を3以上とし、CPU12における対応する数のポートでそのON又はOFF信号を検出するように構成してもよい。この場合、識別できるメイン基板Mのカテゴリーを増やすことができるので、特定可能な機種モデルの数も増やすことができる。同様に、パネル基板Pにおいても、パネル基板カテゴリー特定回路162から出力されるON又はOFF信号の数を3以上とし、CPU112における対応する数のポートでそのON又はOFF信号を検出するように構成してもよい。
また、上記実施例では、パネル基板カテゴリー特定回路162及びパネル特定回路164の出力に基づいて、パネル基板PのCPU112により、操作パネルCPの種類を特定するように構成したが、パネル基板カテゴリー特定回路162及びパネル特定回路164の出力がメイン基板MのCPU12における所定のポートに入力されるように配線し、図7又は図10に示したメイン基板Mのメイン処理の中で操作パネルCPを特定するように構成してもよい。
また、上記実施例では、図1及び図2を参照して、メイン基板Mとパネル基板Pとの一部の組み合わせについて説明したが、メイン基板Mは、他のカテゴリーのメイン基板M(例えば、図1では、メイン基板M2〜M4)に置換することが可能であり、一方で、パネル基板Pもまた、他のカテゴリーのパネル基板P(例えば、図1では、パネル基板P2〜P4)に置換することが可能である。また、図2において、パネル基板Pの構成を省略したが、パネル基板P1〜P4のいずれであってもよい。
また、上記第2実施例では、メイン基板Mにおけるメイン基板カテゴリー特定回路62の出力状況とADコンバータ66から出力されるAD値とから機種モデルが特定できなかった場合でも、パネル基板Pから入力された操作パネル情報により操作パネルCPの種類が特定されていれば、その操作パネルCPの種類に応じて機種モデルを特定する、即ち、図10のフローチャートにおけるS61〜S63の処理を実行するように構成した。これに換えて、このS61〜S63処理を省略し、パネル基板Pから操作パネル情報が入力された後、機種モデルと操作パネル基板とがいずれも特定されていない場合には、MFD1の機種モデルを、最も生産量の多い機種モデルとするように構成してもよい。
あるいは、上記第2実施例において、S61〜S63処理を省略し、パネル基板Pから操作パネル情報が入力された後、機種モデルと操作パネル基板とがいずれも特定されていない場合には、パネル基板Pへエラー信号を出力するように構成してもよい。
本発明の第1実施例における多機能周辺装置の電気的構成を示すブロック図であり、メイン基板が第1のカテゴリーに属するメイン基板であるブロック図である。 多機能周辺装置の電気的構成を示すブロック図であり、メイン基板が第2のカテゴリーに属するメイン基板であるブロック図である。 多機能周辺装置における操作パネルの平面図であり、(a)は、操作パネルの種類の1つである操作パネルの平面図であり、(b)は、(a)とは異なる種類の操作パネルの平面図である。 機能テーブルメモリに記憶される1の機能テーブルを模式的に示す図である。 メイン基板のカテゴリー及び多機能周辺装置の機種モデルについて説明する図であり、(a)は、メイン基板の4つカテゴリーとメイン基板カテゴリー特定回路からの出力結果との関係を示す図であり、(b)は、メイン基板の4つカテゴリーと、モデル特定回路から出力された電圧のAD値と、多機能周辺装置の機種モデルとの関係を示す図であり、(c)は、各機種モデルにおけるメイン基板と操作パネルと組み合わせを説明する図である。 パネル基板のカテゴリー及び操作パネルの種類について説明する図であり、(a)は、パネル基板の4つカテゴリーとパネル基板カテゴリー特定回路からの出力結果との関係を示す図であり、(b)は、パネル基板の4つカテゴリーと、パネル特定回路から出力された電圧のAD値と、操作パネルとの関係を示す図である。 メイン基板により実行される第1実施例のメイン処理のフローチャートである。 パネル基板により実行される受信処理のフローチャートである。 パネル基板により実行されるパネル種類特定処理のフローチャートである。 メイン基板により実行される第2実施例のメイン処理のフローチャートである。 パネル基板により実行される第2実施例のパネル種類特定処理のフローチャートである。 従来の多機能周辺装置においてメイン基板とパネル基板との対応付けを作業者の手入力により設定する処理のフローチャートである。
符号の説明
1 MFD(多機能周辺装置)
14a 機能テーブルメモリ(機能情報記憶手段)
14b 代替機種モデルメモリ(代替機種モデル記憶手段)
34 操作部
36 LCD(表示部)
38 スピーカ部(報知部)
64 モデル特定回路(機種モデル特定用回路)
66 ADコンバータ(メイン基板電圧読取手段)
114a 機能テーブルメモリ(機能情報記憶手段)
164 パネル特定回路(サブ装置特定用回路)
166 ADコンバータ(サブ基板電圧読取手段)
M,M1,M2 メイン基板
P パネル基板(サブ基板)
CP 操作パネル(サブ装置の一部、操作パネル装置)

Claims (11)

  1. 機種モデルに応じた各種機能を主に制御するメイン基板と、そのメイン基板に接続されて、そのメイン基板から出力される指示に基づいて、前記機種モデルに応じた機能に関する周辺制御を行うサブ基板とを備えた多機能周辺装置において、
    前記機種モデル毎に決まる前記メイン基板と前記サブ基板との組み合わせを正常に機能させる機能情報を、前記機種モデル毎に記憶する機能情報記憶手段と、
    前記メイン基板のカテゴリーを示すメイン基板第1識別情報を取得するメイン基板第1識別情報取得手段と、
    前記機種モデル毎に前記メイン基板が固有に有するメイン基板第2識別情報を取得するメイン基板第2識別情報取得手段と、
    電源が投入された場合に、前記メイン基板第1識別情報取得手段により取得されたメイン基板第1識別情報と、前記メイン基板第2識別情報取得手段により取得されたメイン基板第2識別情報とに基づいて、前記機種モデルを特定する機種モデル特定手段と、
    その機種モデル特定手段により特定された機種モデルに対応する前記機能情報を、前記機能情報記憶手段から取得する機能情報取得手段と、
    その機能情報取得手段により取得された機能情報に基づいて、前記機種モデル特定手段により特定された前記機種モデルにおいて前記メイン基板と前記サブ基板とを正常に機能させる機能制御手段とを備えていることを特徴とする多機能周辺装置。
  2. 前記メイン基板は、前記機種モデルに応じた固有の値の電圧が出力される機種モデル特定用回路と、
    その機種モデル特定用回路から出力される電圧のAD値を読み取るメイン基板電圧読取手段とを備え、
    前記メイン基板第2識別情報取得手段により取得されるメイン基板第2識別情報は、前記メイン基板電圧読取手段により読み取られた電圧のAD値であることを特徴とする請求項1記載の多機能周辺装置。
  3. 前記サブ基板により制御されるサブ装置毎に、そのサブ基板が固有に有するサブ基板第1識別情報を取得するサブ基板第1識別情報取得手段と、
    電源が投入された場合に、前記サブ基板第1識別情報取得手段により取得されたサブ基板第1識別情報に基づいて、前記サブ装置を特定するサブ装置特定手段と、
    そのサブ装置特定手段により特定されたサブ装置と、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが一致するかを判定する一致判定手段とを備え、
    前記機能情報取得手段は、前記サブ装置特定手段により特定されたサブ装置と、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが前記一致判定手段により一致すると判定された場合に、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルに対応する前記機能情報を、前記機能情報記憶手段から取得するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の多機能周辺装置。
  4. 前記サブ基板は、そのサブ基板により制御されるサブ装置に応じた固有の値の電圧が出力されるサブ装置特定用回路と、
    そのサブ装置特定用回路から出力される電圧のAD値を読み取るサブ基板電圧読取手段とを備え、
    前記サブ基板第1識別情報取得手段により取得されるサブ基板第1識別情報は、前記サブ基板電圧読取手段により読み取られた電圧のAD値であることを特徴とする請求項3記載の多機能周辺装置。
  5. 前記サブ基板のカテゴリーを識別するサブ基板第2識別情報を取得するサブ基板第2識別情報取得手段を備え、
    前記サブ装置特定手段は、電源が投入された場合に、前記サブ基板第1識別情報取得手段により取得されたサブ基板第1識別情報と、前記サブ基板第2識別情報取得手段により取得されたサブ基板第2識別情報とに基づいて、前記サブ装置を特定するものであることを特徴とする請求項3又は4記載の多機能周辺装置。
  6. 前記サブ装置特定手段により特定されたサブ装置と、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルにおけるサブ装置とが、前記一致判定手段により不一致であると判定された場合に、エラー報知を行うエラー報知手段を備えていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の多機能周辺装置。
  7. 前記サブ装置が、前記サブ装置特定手段により特定された場合に、前記機種モデルが前記機種モデル特定情報により特定不能であれば、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させる機種モデルを記憶する代替機種モデル記憶手段と、
    前記サブ装置が、前記サブ装置特定手段により特定された場合に、前記機種モデルが前記機種モデル特定情報により特定不能であれば、前記代替機種モデル記憶手段に記憶される機種モデルを、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させる機種モデル代替手段とを備えていることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の多機能周辺装置。
  8. 前記機種モデルが、前記機種モデル特定手段により特定不能である場合に、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させる機種モデルを記憶する代替機種モデル記憶手段と、
    前記機種モデルが、前記機種モデル特定手段により特定不能である場合に、前記代替機種モデル記憶手段に記憶される機種モデルを、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させる機種モデル代替手段とを備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の多機能周辺装置。
  9. 前記メイン基板は、前記機種モデルに応じた固有の値の電圧が出力される機種モデル特定用回路と、
    その機種モデル特定用回路から出力される電圧のAD値を読み取るメイン基板電圧読取手段とを備え、
    前記メイン基板第2識別情報取得手段により取得されるメイン基板第2識別情報は、前記メイン基板電圧読取手段により読み取られた電圧のAD値であり、
    前記代替機種モデル記憶手段に記憶される前記代替させる機種モデルは、最も生産量の多い機種モデルであり、
    前記メイン基板第2識別情報取得手段により取得されたAD値が不定値であることによって、前記機種モデル特定手段による前記機種モデルの特定が不能である場合に、前記機種モデル代替手段は、前記代替機種モデル記憶手段に記憶される前記最も生産量の多い機種モデルを、前記機種モデル特定手段により特定された機種モデルとして代替させるものであることを特徴とする請求項8記載の多機能周辺装置。
  10. 前記サブ装置は、前記機種モデルに応じた操作を指示するための操作部を有する操作パネル装置であり、
    前記機能情報は、前記操作部の設定を示す情報を含むものであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の多機能周辺装置。
  11. 前記サブ装置は、前記機種モデルに応じた表示を行うための表示部及び/又は前記機種モデルに応じた報知を行うための報知部を有する操作パネル装置であり、
    前記機能情報は、前記表示部の設定及び/又は前記報知部の設定を示す情報を含むものであることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の多機能周辺装置。
JP2004218757A 2004-07-27 2004-07-27 多機能周辺装置 Expired - Lifetime JP4293083B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004218757A JP4293083B2 (ja) 2004-07-27 2004-07-27 多機能周辺装置
US11/188,848 US7694028B2 (en) 2004-07-27 2005-07-26 Multi-function device with model indentification
EP05254661A EP1622352B1 (en) 2004-07-27 2005-07-27 Multi function device
DE602005020719T DE602005020719D1 (de) 2004-07-27 2005-07-27 Mehrfach-Funktions-Gerät
CN2005100876276A CN1728757B (zh) 2004-07-27 2005-07-27 多功能设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004218757A JP4293083B2 (ja) 2004-07-27 2004-07-27 多機能周辺装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006041909A JP2006041909A (ja) 2006-02-09
JP4293083B2 true JP4293083B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=35262037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004218757A Expired - Lifetime JP4293083B2 (ja) 2004-07-27 2004-07-27 多機能周辺装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7694028B2 (ja)
EP (1) EP1622352B1 (ja)
JP (1) JP4293083B2 (ja)
CN (1) CN1728757B (ja)
DE (1) DE602005020719D1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102119508B (zh) * 2008-06-10 2015-04-08 惠普开发有限公司 将交换机层级结构后面的多功能设备呈现为单功能设备
JP5241374B2 (ja) * 2008-08-07 2013-07-17 キヤノン株式会社 配信装置、配信方法、及びコンピュータプログラム
JP5298795B2 (ja) * 2008-11-18 2013-09-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
KR20130084092A (ko) * 2012-01-16 2013-07-24 삼성전자주식회사 화상형성장치
JP6953927B2 (ja) * 2016-10-27 2021-10-27 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び操作装置
CN207766616U (zh) * 2017-12-04 2018-08-24 欧普照明股份有限公司 产品类别识别系统及照明灯具
JP7251313B2 (ja) * 2019-05-24 2023-04-04 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
CN111322821A (zh) * 2020-02-21 2020-06-23 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种冰箱及其控制板机型的识别方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3319819B2 (ja) 1993-06-25 2002-09-03 株式会社リコー 画像形成装置管理システム
US6204928B1 (en) 1995-10-11 2001-03-20 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus and a method for controlling the apparatus
JP3407597B2 (ja) 1997-05-13 2003-05-19 セイコーエプソン株式会社 液晶表示装置、液晶表示パネルの検査方法および液晶表示装置の製造方法
EP0917006A3 (en) 1997-11-17 2001-05-02 Xerox Corporation Input/output model for multifunction user interfaces
US6298421B1 (en) * 1998-01-12 2001-10-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Data storage device
US6633931B2 (en) * 2000-12-29 2003-10-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Card identification system and method for an input/output interface
JP4083505B2 (ja) 2001-08-27 2008-04-30 株式会社リコー 画像形成装置,プログラム更新方法および記録媒体
JP4121333B2 (ja) 2001-08-27 2008-07-23 株式会社リコー 画像形成装置,プログラム更新方法および記録媒体
JP4279538B2 (ja) * 2002-10-30 2009-06-17 富士ゼロックス株式会社 機器設定方法、機器設定システム、情報処理装置及びコンピュータプログラム
US20040207864A1 (en) * 2003-04-18 2004-10-21 Combs Steven Donald Method for operating a printer and method for operating a printer controller
US20060070055A1 (en) * 2004-09-24 2006-03-30 Hodder Leonard B Method of updating printer firmware and printing device employing the method

Also Published As

Publication number Publication date
CN1728757A (zh) 2006-02-01
US7694028B2 (en) 2010-04-06
EP1622352B1 (en) 2010-04-21
EP1622352A1 (en) 2006-02-01
DE602005020719D1 (de) 2010-06-02
CN1728757B (zh) 2010-08-25
JP2006041909A (ja) 2006-02-09
US20060026306A1 (en) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1777936A1 (en) Multi function peripheral
JP4695915B2 (ja) 処理モードを設定するユーザインタフェース装置及びそのユーザインタフェース装置を備えた画像処理装置並びにユーザインタフェース方法
EP1622352B1 (en) Multi function device
JP4368637B2 (ja) 多機能複合機、サーバ、環境負荷低減方法、および、プログラム
JP4702399B2 (ja) 通信装置および通信装置制御プログラム
JP2008065373A (ja) 操作パネル
JP5164399B2 (ja) 画像形成システムおよび画像形成プログラム
JP5360541B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5085453B2 (ja) 画像形成装置
US20060203839A1 (en) Image forming apparatus and method of controlling the same
US20030043404A1 (en) Control panels for multifunction devices
JP2021083050A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、制御方法、およびプログラム
JP2002366287A (ja) 無線インタフェース接続操作パネル
KR101324178B1 (ko) 화상형성장치 및 화상형성장치의 제어방법
JP4787144B2 (ja) 表示制御装置および表示制御システム
JP2008079162A (ja) 情報処理装置
JP2006146602A (ja) 電子機器及び記憶媒体
JP5402899B2 (ja) 電子機器
JP7293806B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2018098544A (ja) 画像形成装置、制御方法およびプログラム
JP4347587B2 (ja) 電子部品装置並びにこれを備えた印字装置及び複写機
JP2023078221A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JPH09204256A (ja) ファクシミリ複合装置
JP2008211731A (ja) 通信装置および子機
JP2005159516A (ja) Id番号付与方法およびid番号付与装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090330

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140417

Year of fee payment: 5