JP5241374B2 - 配信装置、配信方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
この監視システムの環境下において、画像形成装置が故障した時には、画像形成装置から送信される障害情報(エラーコード、アラームコード、ジャムコード)から、障害を検知し、その上でサービスマンを訪問させるようにしていた。
このような技術として、画像形成装置の故障が軽度か重度かを判断し、軽度の故障であれば迅速に修理を行なう為の動画像を故障のあった機器に配信することで、軽度の故障時におけるサービスマンの不必要な派遣をなくす技術がある(特許文献1を参照)。
また、動画像等のコンテンツを部分的に小分けにして配信サーバから端末に配信する技術も提案されている。
このような技術として、サーバやネットワークの負荷を軽減するために、事前にコンテンツの一部を端末にダウンロードしておき、コンテンツの再生時に、当該端末がリアルタイムにコンテンツの残り部分をサーバから取得する技術がある(特許文献2を参照)。
しかしながら、このような動画像を配信した場合、作業者は、動画像を閲覧するために画像形成装置のオペレーションパネルを閲覧することが可能な場所で待機する必要があった。また、巨大な画像形成装置の場合、修理箇所がオペレーションパネル付近とは限らないため、動画像を画像形成装置に配信してオペレーションパネルに表示しても、メンテナンス(修復)時に作業者がオペレーションパネルを常に見ることができない。
また、修理のために画像形成装置の電源をオフ(OFF)すると、オペレーションパネルに動画像が表示されなくなるため、作業者が動画像を見ることができない。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置に対して行うべき作業を表示する画像を従来よりも作業者に確実に見せることができるようにすることを目的とする。
図1は、配信サーバシステムの全体構成の一例を示す図である。
図1において、配信サーバシステムには、複数の販売会社システム101、106が配置されている。
販売会社システム101、106には、販売会社が管轄する地域や、顧客の販売情報や、監視システムに関わる情報を蓄積するためのデータベース103、108が含まれている。また、販売会社のシステム101、106には、データベース103、108へのデータの登録や修正等の制御を行うPC104、109も含まれている。PC104、109は、配信サーバ111が提供するウエブサイトへアクセスし、データを閲覧させるための表示等を行う。また、販売会社のシステム101、106には、配信サーバ111に各種の情報を登録したり、配信サーバ111から各種の情報の配信を受けたりするホストコンピュータ102、107が含まれている。ホストコンピュータ102、データベース103、及びPC104は、LAN105を介して相互に接続されている。また、ホストコンピュータ107、データベース108、及びPC109は、LAN110を介して相互に接続されている。
また、図1では、販売会社システム101、106が、複数の装置から構成されるようにした場合を例に挙げて示している。しかしながら、後述する各機能を達成することができれば、販売会社システム101、106は、図1に示すように構成しなくてもよい。例えば、データベース103、108は、夫々、物理的にホストコンピュータ102、107内に存在してもよい。また、ホストコンピュータ102、107がアクセスすることが可能であれば、インターネット132を経由した別の場所にデータベース103、108が存在していても構わない。つまり、販売会社システム101、106は、複数の装置から構成されるようにしてもよいし、1つの装置から構成するようにしてもよい。
尚、図1では、配信サーバ111及びデータベース112が1つずつ配置された場合を例に挙げて説明した。しかしながら、実際には、多くの画像形成装置及び監視装置から情報を収集したり、ファームウェアを配信する際の負荷分散を行ったりするために、配信サーバ111及びデータベース112の少なくとも何れか一方を複数配置して分散処理をさせるケースもある。
顧客システム114(A社X事業所)においては、LAN118に接続された画像形成装置115、116が、監視装置117により監視される。監視装置117は、インターネット132を経由して配信サーバ111と通信する。一方、顧客システム119(A社Y事業所)においては、LAN128に接続された画像形成装置120、121、124〜127が監視装置122、123により管理されている。具体的に説明すると、監視装置122により、画像形成装置120、121、124、125が管理され、監視装置123により画像形成装置126、127が管理される。監視装置117、122、123は、不図示のデータベースと相互に接続されている。例えば監視装置117は、画像形成装置115、116から収集した情報や、蓄積したデータを加工した結果を、不図示のデータベースに保存すると共に、画像形成装置115、116の監視に関わる設定も不図示のデータベースに保存する。尚、不図示のデータベースは、例えば、LAN118、128、130に接続され、独立して存在したものである。ただし、監視装置117、122、123がアクセスすることが可能であれば、インターネット132を経由した別の場所に不図示のデータベースが存在していても構わない。監視装置117、122、123は、画像形成装置115、116、120、121、124〜127の状態に関する状態情報(例えば障害等の発生)を、当該画像形成装置から受信すると、その都度その情報を配信サーバ111に送信する。
図2は、配信サーバ111のハードウェアの構成の一例を示す図である。尚、ホストコンピュータ102、107のハードウェアの構成も図2に示す構成と同じであるので、その詳細な説明を省略する。
図2において、第1CPU201、第2CPU202は、配信サーバ111の各処理を実行する機能を司る。ROM203は、書き換え不可能な不揮発性のメモリであり、配信サーバ111(自機)の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM204は、データを書き換えることが可能なメモリであり、配信サーバ111(自機)の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶する。
配信サーバ111では、後述する処理を実行するプログラムを第1HDD205に記憶している。このプログラムは、RAM204を一時保存領域として使用し、第1CPU201又は第2CPU202によって呼び出され実行されるものである。
入力装置207は、配信サーバ111に対するオペレータの指示入力を受け付けるキーボードやポインティングデバイスである。表示部208は、配信サーバ111の動作状況や、配信サーバ111で実行される各プログラムが出力する情報等を表示する。NetworkI/F209は、LAN113(インターネット132)に接続し、外部装置と情報を交換する。外部機器I/F210は、外部記憶機器等を接続する。以上の要素がシステムバス211により相互に接続され、データをやりとりしている。
図3において、CPU301は、監視装置117、122、123の各処理を実行する機能を有する。ROM302は、書き換え不可能な不揮発性のメモリであり、監視装置117、122、123(自機)の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM303は、データを書き換えることが可能なメモリであり、監視装置117、122、123(自機)の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶する。
入力装置305は、監視装置117、122、123に対するユーザの指示入力を受け付けるキーボードやポインティングデバイスである。表示部306は、監視装置117、122、123の動作状況や、監視装置117、122、123で実行される各プログラムが出力する情報等を表示する。NetworkI/F307は、LAN118、128(インターネット132)に接続し、外部装置と情報を交換する。外部機器I/F308は、外部記憶機器等を接続する。以上の要素がシステムバス309により相互に接続され、データをやりとりしている。
図4において、CPU401は、監視装置117、122、123の各処理を実行する機能を有する。ROM402は、書換え不可能な不揮発性のメモリであり、監視装置117、122、123(自機)の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。FlashROM403は、監視装置117、122、123(自機)の各処理に関わるデータ・一時的なデータ、監視対象の画像形成装置に関する情報、及び画像形成装置から収集した情報等を記憶する。シリアルI/F404は、シリアルケーブルを用いて、端末と相互に接続する。シリアルI/F404は、例えば、監視装置117、122、123で実行されるプログラムがエラーやログを出力する。NetworkI/F405は、LAN118、128(インターネット132)に接続し、外部装置と情報を交換する。以上の要素がシステムバス406により相互に接続され、データをやりとりしている。
NetworkI/F505は、LAN118、128、130(インターネット132)に接続し、外部装置と情報を交換する。CPU506は、画像形成装置の各処理を実行する機能を司る。例えば、CPU506は、画像形成装置(自機)の動作状態を監視し、障害等の特定のイベントが発生した場合には、その状態を示す状態情報を、予め定めた宛先へ送信することをNetworkI/F505に指示する。状態情報の宛先は、例えば、配信サーバ111や監視装置117、122、123等である。
画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131では、後述する後述する処理を実行するプログラムをHDD509に記憶している。このプログラムは、RAM508を一時保存領域として使用し、CPU506によって呼び出され実行されるものである。
操作部510は、画像形成装置(自機)に対するユーザの指示入力を受け付ける。表示部511は、画像形成装置(自機)の動作状況や、操作部510に対する操作に関わる情報を表示する。以上の要素がシステムバス512により相互に接続され、データをやりとりしている。
尚、デバイス自身が、自機の状態を監視するための情報(状態情報)を自発的に配信サーバ111に送信する機能を持つ画像形成装置131では、ROM507或いはHDD509に、状態情報の送出処理に関わるプログラムやデータを記憶している。
図6は、画像形成装置を監視する部分における、配信サーバ111のソフトウェアの構成の一例を示す図である。
図6において、SOAP通信部601は、監視装置117、122、123や、画像形成装置131等の外部装置からNetworkI/F209を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部602に渡す。また、SOAP通信部601は、SOAPメッセージ作成部603により作成されたSOAPデータをNetworkI/F209を介して、監視装置117、122、123や、画像形成装置131等の外部装置に送信する。
収集情報処理部604は、SOAPメッセージ解析部602から渡されたSOAPデータ(監視装置117、122、123や画像形成装置131から受信した情報)をそのまま又は加工し、データベースアクセス部606を介してデータベース112に格納する。
図7において、SOAP通信部701は、配信サーバ111よりNetworkI/F307、405を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部703に渡す。また、SOAP通信部701は、SOAPメッセージ作成部702により作成されたSOAPデータをNetworkI/F307、405を介して配信サーバ111に送信する。
監視制御部704は、配信サーバ111からの監視設定に従い、情報蓄積部706に保持する"画像形成装置の状態情報"を更新したり、自機の監視下にある画像形成装置の状態情報をSOAPメッセージ解析部703から取得したりしてスケジュール管理を行う。
デバイス情報処理部705は、監視制御部704により管理されるスケジュールにより、自機の監視下にある画像形成装置から自発的に収集した状態情報(カウンタ情報、サービスコール、ジャム、トナー切れ等の情報)を、情報蓄積部706に蓄積する。また、これらの情報の蓄積は、自機の監視下にある画像形成装置の状態の変化等に応じて行われる。
図8において、SOAP通信部801は、配信サーバ111や、監視装置117、122、123より、NetworkI/F505を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部803に渡す。また、SOAP通信部801は、SOAPメッセージ作成部802により作成されたSOAPデータをNetworkI/F505を介して、配信サーバ111や、監視装置117、122、123に送信する。
ネットワーク情報取得部804は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)環境では、DNS(Domain Name System)サーバやゲートウェイサーバからIPアドレスを自動的に取得できる。また、ネットワーク情報取得部804は、操作部510から入力されHDD509に保存されたネットワーク情報が存在する場合には、その情報を取得する。
配信サーバ111はRAM204に、監視装置117、122、123はRAM303又はFlashROM403に、画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131はRAM508にプログラムをロードする。図9は、このときのメモリマップを示す図である。
図10は、画像形成装置の電源ON/OFFされたことと、画像形成装置の基板ボードが抜かれたこととをトリガーにして、画像形成装置から携帯端末に動画像を転送する場合の配信サーバシステムのシーケンスの一例を示す図である。尚、本実施形態では、配信サーバから送信される動画像は、ストリーミング方式で送信されるものとする。
まず、図10を参照しながら、画像形成装置の電源ON/OFFされたことをトリガーにして、画像形成装置から携帯端末に動画像を転送する場合の配信サーバシステムのシーケンスの一例を説明する。尚、ここでは、画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131のうち、画像形成装置131を例に挙げて説明する。また、以下では、携帯端末が携帯電話である場合を例に挙げて説明する。
次に、ステップS1002において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された障害情報に基づいて、最適なメンテナンス用動画像を検索する。
次に、ステップS1003において、配信サーバ111は、検索したメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。尚、メンテナンス用動画像のデータは、障害の内容と相互に関連付けられてデータベース112又は配信サーバ111に予め登録されている。以上のように本例では、例えば、ステップS1003で配信サーバ111がメンテナンス用動画像を配信することにより第1の配信手段の一例が実現される。
次に、ステップS1005において、ユーザが、メンテナンスのために、画像形成装置131の電源スイッチをオフすると、画像形成装置131は、電源をオフしたことを示す電源オフ信号を配信サーバ111に送信し、自機の電源をオフ(OFF)する。そして、配信サーバ111は、画像形成装置131からの情報(自機の電源がオフされる直前にオペレーションパネルに表示されていたオペレーション用動画像を示す情報等)を受け取り、電源オフ信号を受信したときのメンテナンス用動画像の表示状況を判断する。以上のように本例では、例えば、ステップS1005で配信サーバ111が電源オフ信号を受信することにより、画像形成装置131がメンテナンス状態に遷移したと判断し、判断手段の一例が実現される。
次に、ステップS1006において、配信サーバ111は、予めアドレスを登録している携帯電話に、メンテナンス用動画像を配信(転送)する。具体的に説明すると、配信サーバ111は、メンテナンス用動画像のうち、画像形成装置131の電源がオフされる直前にオペレーションパネルに表示されていた時点からの部分を携帯電話に配信する。以上のように本例では、例えば、ステップS1006で配信サーバ111がメンテナンス用動画像を配信することにより第2の配信手段の一例が実現される。
次に、ステップS1008において、画像形成装置131は、メンテナンスが完了し、扉が閉められたことを検知する。また、このとき、作業者は、携帯電話を閉じる等してメンテナンス用動画像の閲覧を終えるための終了操作を行う。
次に、ステップS1011において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された電源オン信号を検知すると、画像形成装置131に、メンテナンス用動画像を配信(転送)する。具体的に説明すると、配信サーバ111は、メンテナンス用動画像のうち、携帯電話に最後に表示した時点からの部分を画像形成装置131に配信する。
次に、ステップS1013において、作業者は、画像形成装置131に表示されているメンテナンス用動画像を元に画像形成装置131の復旧を確認し、復旧したか否かに応じて操作部510を操作する。画像形成装置131は、この操作の内容を示す復旧確認信号を配信サーバ111に送信する。
配信サーバ111は、復旧確認信号を受信すると、画像形成装置131が復旧したか否かを判定し、復旧した場合には処理を終了する。一方、復旧していない場合には、ステップS1002に戻り、次の対策用のメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。
次に、図10を参照しながら、画像形成装置の基板ボードが抜かれたことをトリガーにして、画像形成装置から携帯端末に動画像を転送する場合の配信サーバシステムのシーケンスの一例を説明する。また、ここでも、画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131のうち、画像形成装置131を例に挙げて説明する。
次に、配信サーバ111は、ステップS1002において、画像形成装置131から送信された障害情報に基づいて、最適なメンテナンス用動画像を検索し、ステップS1003において、検索したメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。以上のように本例では、例えば、ステップS1003で配信サーバ111がメンテナンス用動画像を配信することにより第1の配信手段の一例が実現される。
次に、ステップS1005において、ユーザが、メンテナンスのために、画像形成装置131のネットワークボードを抜くと、画像形成装置131は、ネットワークボードが抜かれたことを示すネットワークボード抜き取り信号を配信サーバ111に送信する。そして、配信サーバ111は、画像形成装置131からの情報を受け取り、ネットワークボード抜き取り信号を受信したときのメンテナンス用動画像の表示状況を判断する。以上のように本例では、例えば、ステップS1005で配信サーバ111がネットワークボード抜き取り信号を受信することにより、画像形成装置131がメンテナンス状態に遷移したと判断し、判断手段の一例が実現される。
次に、ステップS1007において、携帯電話は、画像形成装置131のネットワークボードが抜かれる直前にオペレーションパネルに表示されていた時点以降のメンテナンス用動画像を表示する。作業者は、このメンテナンス用動画像を見ながら、画像形成装置131のメンテナンスを行う。
次に、ステップS1008において、画像形成装置131は、メンテナンスが完了し、扉が閉められたことを検知する。また、このとき、作業者は、携帯電話を閉じる等してメンテナンス用動画像の閲覧を終えるための終了操作を行う。
次に、ステップS1011において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信されたネットワークボード差し込み信号を検知すると、画像形成装置131に、メンテナンス用動画像を配信(転送)する。具体的に説明すると、配信サーバ111は、メンテナンス用動画像のうち、携帯電話に最後に表示した時点からの部分を画像形成装置131に配信する。
次に、ステップS1013において、作業者は、画像形成装置131に表示されているメンテナンス用動画像を元に画像形成装置131の復旧を確認し、復旧したか否かに応じて操作部510を操作する。画像形成装置131は、この操作の内容を示す復旧確認信号を配信サーバ111に送信する。
配信サーバ111は、復旧確認信号を受信すると、画像形成装置131が復旧したか否かを判定し、復旧した場合には処理を終了する。一方、復旧していない場合には、ステップS1002に戻り、次の対策用のメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。
図11は、画像形成装置と携帯電話とが行っている赤外線通信が切れたことをトリガーにして、画像形成装置から携帯端末に動画像を転送する場合の配信サーバシステムのシーケンスの一例を示す図である。尚、ここでも、画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131のうち、画像形成装置131を例に挙げて説明する。
次に、ステップS1102において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された障害情報に基づいて、最適なメンテナンス用動画像を検索する。
次に、ステップS1103において、配信サーバ111は、検索したメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。尚、メンテナンス用動画像のデータは、障害の内容と相互に関連付けられてデータベース112又は配信サーバ111に予め登録されている。以上のように本例では、例えば、ステップS1103で配信サーバ111がメンテナンス用動画像を配信することにより第1の配信手段の一例が実現される。
次に、ステップS1105において、画像形成装置131は、ユーザが移動して、自機と通信していた携帯電話との赤外線通信が途切れると、当該携帯電話との赤外線通信のリンクが切れたことを示す通信遮断信号を配信サーバ111に送信する。そして、配信サーバ111は、画像形成装置131からの情報(赤外線通信が途切れる直前にオペレーションパネルに表示されていたオペレーション用動画像を示す情報等)を受け取り、通信遮断信号を受信したときのメンテナンス用動画像の表示状況を判断する。以上のように本例では、例えば、ステップS1105で配信サーバ111が通信遮断信号を受信することにより、画像形成装置131がメンテナンス状態に遷移したと判断し、判断手段の一例が実現される。
次に、ステップS1106において、配信サーバ111は、予めアドレスを登録していた携帯電話であって、画像形成装置131との赤外線通信が切れた携帯電話に、メンテナンス用動画像を配信(転送)する。具体的に説明すると、配信サーバ111は、メンテナンス用動画像のうち、画像形成装置131と携帯電話との赤外線通信が切れる直前にオペレーションパネルに表示されていた時点からの部分を携帯電話に配信する。以上のように本例では、例えば、ステップS1106で配信サーバ111がメンテナンス用動画像を配信することにより第2の配信手段の一例が実現される。
次に、ステップS1108において、画像形成装置131は、メンテナンスが完了し、扉が閉められたことを検知する。また、このとき、作業者は、携帯電話を閉じる等してメンテナンス用動画像の閲覧を終えるための終了操作を行う。
次に、ステップS1110において、画像形成装置131は、自機と赤外線通信を行っていた携帯電話との赤外線通信が再開すると、当該携帯電話との赤外線通信が再開ことを示す通信再開信号を配信サーバ111に送信する。
次に、ステップS1111において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された通信再開信号を検知すると、画像形成装置131に、メンテナンス用動画像を配信(転送)する。具体的に説明すると、配信サーバ111は、メンテナンス用動画像のうち、携帯電話に最後に表示した時点からの部分を画像形成装置131に配信する。
次に、ステップS1113において、作業者は、画像形成装置131に表示されているメンテナンス用動画像を元に画像形成装置131の復旧を確認し、復旧したか否かに応じて操作部510を操作する。画像形成装置131は、この操作の内容を示す復旧確認信号を配信サーバ111に送信する。
配信サーバ111は、復旧確認信号を受信すると、画像形成装置131が復旧したか否かを判定し、復旧した場合には処理を終了する。一方、復旧していない場合には、ステップS1002に戻り、次の対策用のメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。
図12は、画像形成装置の障害発生箇所に応じて、画像形成装置のオペレーションパネルと携帯端末とのうち、適切な方に動画像を配信する場合の配信サーバシステムのシーケンスの一例を示す図である。尚、ここでも、画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131のうち、画像形成装置131を例に挙げて説明する。
次に、ステップS1202において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された障害情報に基づいて、障害発生箇所を特定し、オペレーション用動画像の配信先を判断する。尚、オペレーション用動画像の配信先は、障害発生箇所と相互に関連付けられてデータベース112又は配信サーバ111に予め登録されており、配信サーバ111は、この登録内容から、オペレーション用動画像の配信先を決定することができる。例えば、障害発生箇所が、画像形成装置131のオペレーションパネルから遠い所定の位置である場合には、携帯電話をオペレーション用動画像の配信先として決定する。一方、画像形成装置131のオペレーションパネルから近い所定の位置である場合には、画像形成装置131をオペレーション用動画像の配信先として決定する。図12では、障害発生箇所が、画像形成装置131のオペレーションパネルから遠く、携帯電話をオペレーション用動画像の配信先として決定する場合を例に挙げて示している。以上のように本例では、例えば、ステップS1202で配信サーバ111がオペレーション用動画像の配信先を選択することにより選択手段の一例が実現される。
次に、ステップS1204において、携帯電話は、配信サーバ111から配信されたメンテナンス用動画像を表示する。
図12に示すように、ステップS1202において、携帯電話をオペレーション用動画像の配信先として決定した場合には、ステップS1204の処理が行われると、例えば、図10のステップS1008以降の処理、又はステップS1108以降の処理を行う。一方、ステップS1202において、画像形成装置をオペレーション用動画像の配信先として決定した場合には、ステップS1203の処理が行われると、例えば、図10のステップS1004以降の処理、又はステップS1104以降の処理を行う。
図13は、画像形成装置のログイン情報であるアカウント情報を配信サーバが管理することで、配信サーバがアカウント別に最適の動画像を配信する場合の配信サーバシステムのシーケンスの一例を示す図である。尚、ここでは、画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131のうち、画像形成装置131に動画像を配信する場合を例に挙げて説明する。
次に、ステップS1302において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信されたアカウント情報に基づくアカウントに最適のメンテナンス用動画像を選択する。尚、メンテナンス用動画像のデータは、アカウントと相互に関連付けられてデータベース112又は配信サーバ111に予め登録されており、配信サーバ111は、この登録内容から、最適のメンテナンス用動画像を選択する。例えば、アカウントが耳の不自由な人である場合には、手話を表示するメンテナンス用動画像を選択する。また、アカウントがサービスマンである場合には、詳細なメンテナンス情報を表示するメンテナンス用動画像を選択する。また、アカウントが盲目の人である場合には、メンテナンスの内容を音声で案内するメンテナンス用動画像を選択する。また、アカウントが車椅子を使用する人の場合には、視点の低いメンテナンス用動画像を選択する。以上のように本例では、例えば、ステップS1302で配信サーバ111がメンテナンス用動画像を選択することにより取得手段の一例が実現される。
尚、前述した第1〜第4の例の何れかのようにして決定した動画像の配信先に、ここで説明したようにして選択したメンテナンス用動画像を配信するようにすることもできる。例えば、ステップS1303の処理が行われると、例えば、図10のステップS1004以降の処理、又はステップS1104以降の処理を行うことができる。また、ステップS1303において、画像形成装置ではなく携帯端末にメンテナンス用動画像を配信してもよい。
図14は、配信サーバ111の機能的な構成の一例を示すブロック図である。尚、図14では、画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131のうち、画像形成装置131を例に挙げて説明する。
図14において、通信I/F部1402は、画像形成装置131や携帯端末と通信を行う。通信データ制御部1403は、通信I/F部1402から受け取ったデータを制御する。データ制御部1404は、動画像データ、障害データ、ユーザデータ等を制御する。ここで、動画像データとは、メンテナンス用動画像のデータであり、障害データとは、画像形成装置131のエラー、アラーム、ジャム等の障害を示す障害情報のデータである。また、ユーザデータとは、画像形成装置131を使用するユーザの所持する携帯端末のアドレスや、アカウント情報を示す。
図15は、メンテナンス用動画像を配信する際の配信サーバ111の第1の処理例を説明するフローチャートである。ここでは、画像不良により、イエロー/ブラックのみ印刷画像が真っ白になった障害についてのメンテナンス用動画像を配信する場合の処理を例に挙げて説明する。
尚、図15のフローチャートが開始される前に、例えば、図10のステップS1002、図11のステップS1102、図12のステップS1202、図13のステップS1302までの処理が行われているものとする。
ステップS1501において、配信サーバ111は、メインコントローラ回路基板を2枚とも抜き差しすることを指示するメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。
次に、ステップS1503において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された情報に基づいて、問題が解決したか否かを判定する。この判定の結果、問題が解決した場合には、図15のフローチャートによる処理を終了する。一方、問題が解決していない場合には、ステップS1504に遷移する。
次に、ステップS1505において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された情報に基づいて、テストプリントを行うか否かを判定する。この判定の結果、テストプリントを行う場合には、ステップS1506に遷移する。ステップS1506では、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された情報に基づいてテストプリントが完了するまで待機する。そして、テストプリントが完了すると、ステップS1507に遷移する。
一方、テストプリントを行わない場合には、ステップS1506を省略してステップS1507に遷移する。
次に、ステップS1509において、配信サーバ111は、画像形成装置131及び携帯端末の少なくとも何れか一方から送信された情報に基づいて、問題が解決したか否かを判定する。この判定の結果、問題が解決した場合には、図15のフローチャートによる処理を終了する。一方、問題が解決していない場合には、ステップS1510に遷移する。
ステップS1510では、配信サーバ111は、印刷状態がどうなったかを確認するために、テストプリントを促すメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。
一方、テストプリントを行わない場合には、ステップS1512を省略してステップS1513に遷移する。
次に、ステップS1514において、配信サーバ111は、画像形成装置131から送信された情報に基づいて、現象を判定する。この判定の結果、ステップS1513で配信したメンテナンス用動画像がユーザによって閲覧された後、"イエロー/ブラックからシアン/マゼンタに変化"がユーザによって選択された場合には、ステップS1515に遷移する。一方、ユーザによって"その他"が選択された場合には、ユーザが対処できない障害のため、後述するステップS1518に遷移する。
次に、ステップS1516において、配信サーバ111は、問題が解決したか否かを確認するためのメンテナンス用動画像を画像形成装置131又は携帯端末に配信する。
次に、ステップS1517において、配信サーバ111は、画像形成装置131及び携帯端末の少なくとも何れか一方から送信された情報に基づいて、問題が解決したか否かを判定する。この判定の結果、問題が解決した場合には、図15のフローチャートによる処理を終了する。一方、問題が解決していない場合には、ステップS1518に遷移する。
ステップS1518では、配信サーバ111は、ユーザでは、画像形成装置131の復旧が困難とみなし、サービスマンの派遣を促すメンテナンス用動画像を配信し、メール等で、サービスマンの出動要請を行う。
以上のように本例では、例えば、ステップS1507、S1508、S1510、S1513、S1515、S1516、S1518の処理を実行することにより第2の配信手段の一例が実現される。
図16は、メンテナンス用動画像を配信する際の配信サーバ111の第2の処理例を説明するフローチャートである。ここでは、画像形成装置131又は携帯端末と、配信サーバ111とがインタラクティブに通信を行ってメンテナンス用動画像を配信する場合の処理を例に挙げて説明する。
ステップS1601において、配信サーバ111は、画像形成装置131から障害情報を受信すると、画像形成装置131で障害が発生したことを検知する。以上のように本例では、例えば、ステップS1601の処理を行うことにより検知手段の一例が実現される。
そして、ステップS1602において、配信サーバ111は、画像形成装置131で発生した障害を、障害情報に含まれている"エラーコード、アラームコード、ジャムコード"に基づいて分析する。ここでは、配信サーバ111は、分析の結果、障害A、障害B、障害Cの可能性があると判断する。図18は、エラーコード、アラームコード、ジャムコードの一例を示す図である。
ステップS1605では、配信サーバ111は、障害A用のメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。これにより、画像形成装置131は、オペレーションパネルに、障害A用のメンテナンス用動画像を表示する。ユーザは、この障害A用のメンテナンス用動画像を元にメンテナンスを行う。その後、画像形成装置131は、自機が復旧したかどうかを示す情報を配信サーバ111に送信する。そして、後述するステップS1608に遷移する。
また、ステップS1604の判定の結果、障害内容問い合わせ用動画像1701で(3)が選択された場合には、ステップS1607に遷移する。ステップS1607では、配信サーバ111は、障害C用のメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。これにより、画像形成装置131は、オペレーションパネルに、障害C用のメンテナンス用動画像を表示する。ユーザは、この障害C用のメンテナンス用動画像を元にメンテナンスを行う。その後、画像形成装置131は、自機が復旧したかどうかを示す情報を配信サーバ111に送信する。そして、ステップS1608に遷移する。
以上のように本例では、例えば、ステップS1605〜S1607の処理を行うことにより第2の配信手段の一例が実現される。
ステップS1609では、配信サーバは、次の対策として、新たな障害内容問い合わせ用動画像を、画像形成装置131に配信する。これにより、画像形成装置131は、オペレーションパネルに、図17(b)に示すような障害内容問い合わせ用動画像1702を表示する。ユーザは、画像形成装置131の操作部510を操作して、画像形成装置131で発生している障害に合う選択肢(障害内容問い合わせ用動画像1702に表示されている(1)〜(3))の1つを選択する。画像形成装置131は、選択された内容を示す情報を配信サーバ111に送信する。以上のように本例では、例えば、ステップS1609の処理を行うことにより問い合わせ手段の一例が実現される。
ステップS1611では、配信サーバ111は、画像形成装置131の原稿台ガラスのゆがみを修復することを指示するメンテナンス用動画像を画像形成装置131に配信する。これにより、画像形成装置131は、オペレーションパネルに、画像形成装置131の原稿台ガラスのゆがみを修復することを指示するメンテナンス用動画像を表示する。ユーザは、この画像形成装置131の原稿台ガラスのゆがみを修復することを指示するメンテナンス用動画像を元に、原稿台のゆがみを調整する。その後、画像形成装置131は、自機が復旧したかどうかを示す情報を配信サーバ111に送信する。そして、後述するステップS1613に遷移する。
また、前述したステップS1610の判定の結果、障害内容問い合わせ用動画像1702で(3)が選択された場合にも、ステップS1614に遷移する。
以上のように本例では、例えば、ステップS1611、S1612、S1614の処理を行うことにより第2の配信手段の一例が実現される。
次に、ステップS1615において、配信サーバ111は、メール等で、サービスマンの出動要請を行う。
尚、図16では、画像形成装置131が配信サーバ111と通信を行う場合を例に挙げて説明したが、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、ステップS1602において、配信サーバ111が画像形成装置131と通信することができなくなる場合には、障害内容問い合わせ用動画像を携帯端末に配信してもよい。そして、ステップS1605〜S1607、S1611、S1612、S1614においても、配信サーバ111が携帯端末にメンテナンス用動画像を配信してもよい。
また、本実施形態では、配信サーバ111は、画像形成装置や携帯端末の作業者により選択された障害に応じたメンテナンス用動画像を配信するようにした。すなわち、配信サーバ111は、画像形成装置又は携帯端末と、インタラクティブなやりとりを行うようにした。したがって、常に最適なメンテナンス用動画像を作業者に閲覧させることが可能となる。
また、本実施形態では、メンテナンス用動画像を、ストリーミング形式で配信する場合を例に挙げて説明したが、必ずしもストリーミング形式でメンテナンス用動画像を配信する必要はない。このようにした場合、画像形成装置がメンテナンス状態になるとき以降のメンテナンス用動画像のデータを、画像形成装置から配信サーバ111に送信し、配信サーバ111がそのメンテナンス用動画像のデータを配信サーバ111に転送してもよい。そして、このようにした場合には、画像形成装置がメンテナンス状態になるときの画像形成装置におけるメンテナンス用動画像の表示状況を、配信サーバ111が検出することなく、メンテナンス用動画像の残りの部分を携帯端末に配信することができる。
また、本実施形態では、画像形成装置を対象としたが、メンテナンス用動画像を表示でき、外部装置と通信を行うことができる電子機器(デバイス)であれば、必ずしも画像形成装置を対象とする必要はない。
前述した本発明の実施形態における配信装置を構成する各手段、並びに配信方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
111 配信サーバ
112 データベース
132 インターネット
115、116、120、121、124〜127、131 画像処理装置
117、122、123 監視装置
Claims (11)
- 画像形成装置から送信されてきた障害に関する情報に基づいて、当該画像形成装置に対するメンテナンス作業が必要であることを検知する検知手段と、
前記検知手段によりメンテナンス作業が必要であることが検知された画像形成装置に、当該作業に関する画像を表示するためのデータを配信する第1の配信手段と、
前記第1の配信手段がデータを配信した画像形成装置からの当該画像形成装置の電源がオフされたことを示す情報、所定のボードが当該画像形成装置から抜かれたことを示す情報、及び当該画像形成装置と当該画像形成装置の作業者の作業端末との通信が途切れたことを示す情報のいずれかの情報に基づいて、当該画像形成装置の状態が電源オフ、所定のボードが抜かれた状態、及び当該画像形成装置と前記作業端末との通信が途切れた状態のいずれかの状態に遷移したことを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記画像形成装置が前記いずれかの状態に遷移したと判断した場合、当該画像形成装置が該状態に遷移なるまでに表示していた前記作業に関する画像の続きの部分を表示するためのデータを、前記メンテナンス作業を継続するために端末装置に配信する第2の配信手段とを有することを特徴とする配信装置。 - 前記検知手段によりメンテナンス作業が必要であることが検知された画像形成装置に対する当該作業を行う箇所に基づいて、当該作業に関する画像を表示するためのデータの配信先として、当該画像形成装置及び前記端末装置の何れかを選択する選択手段を有し、
前記第1の配信手段は、前記選択手段により、データの配信先として端末装置が選択されると、前記端末装置に前記データを配信することを特徴とする請求項1に記載の配信装置。 - 前記作業者の属性情報を取得する取得手段を有し、
前記第1の配信手段は、前記取得手段により取得された属性情報に関連付けられてデータベースに登録されているデータを配信することを特徴とする請求項1又は2に記載の配信装置。 - 前記画像形成装置又は前記端末装置に、当該画像形成装置の状況を問い合わせる問い合わせ手段を有し、
前記第2の配信手段は、前記問い合わせ手段により問い合わせられた状況に応じたデータを配信することを特徴とする請求項1又は2に記載の配信装置。 - 前記第2の配信手段が配信対象とする端末装置は、前記作業者の作業端末であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の配信装置。
- 画像形成装置から送信されてきた障害に関する情報に基づいて、当該画像形成装置に対するメンテナンス作業が必要であることを検知する検知ステップと、
前記検知ステップによりメンテナンス作業が必要であることが検知された画像形成装置に、当該作業に関する画像を表示するためのデータを配信する第1の配信ステップと、
前記第1の配信ステップによりデータを配信した画像形成装置からの当該画像形成装置の電源がオフされたことを示す情報、所定のボードが当該画像形成装置から抜かれたことを示す情報、及び当該画像形成装置と当該画像形成装置の作業者の作業端末との通信が途切れたことを示す情報のいずれかの情報に基づいて、当該画像形成装置の状態が電源オフ、所定のボードが抜かれた状態、及び当該画像形成装置と前記作業端末との通信が途切れた状態のいずれかの状態に遷移したことを判断する判断ステップと、
前記判断ステップが前記画像形成装置が前記いずれかの状態に遷移したと判断した場合、当該画像形成装置が該状態に遷移なるまでに表示していた前記作業に関する画像の続きの部分を表示するためのデータを、前記メンテナンス作業を継続するために端末装置に配信する第2の配信ステップとを有することを特徴とする配信方法。 - 前記検知ステップによりメンテナンス作業が必要であることが検知された画像形成装置に対する当該作業を行う箇所に基づいて、当該作業に関する画像を表示するためのデータの配信先として、当該画像形成装置及び前記端末装置の何れかを選択する選択ステップを有し、
前記第1の配信ステップは、前記選択ステップにより、データの配信先として端末装置が選択されると、前記端末装置に前記データを配信することを特徴とする請求項6に記載の配信方法。 - 前記作業者の属性情報を取得する取得ステップを有し、
前記第1の配信ステップは、前記取得ステップにより取得された属性情報に関連付けられてデータベースに登録されているデータを配信することを特徴とする請求項6又は7に記載の配信方法。 - 前記画像形成装置又は前記端末装置に、当該画像形成装置の状況を問い合わせる問い合わせステップを有し、
前記第2の配信ステップは、前記問い合わせステップにより問い合わせられた状況に応じたデータを配信することを特徴とする請求項6又は7に記載の配信方法。 - 前記第2の配信ステップが配信対象とする端末装置は、前記作業者の作業端末であることを特徴とする請求項6〜9の何れか1項に記載の配信方法。
- 請求項6〜10の何れか1項に記載のステップをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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