JP2018098544A - 画像形成装置、制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】受信したファクスデータの印刷を適切に制御する画像形成装置を提供する。【解決手段】特定のモードにおいてファクスデータを受信した場合、特定のモードに関する設定に応じて、ファクスデータを印刷させ、又は、印刷させずに画像形成装置と異なる装置にファクスデータを転送するよう、ファクスデータの印刷を制御する。【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成処理を行う画像形成装置、制御方法およびプログラムに関する。
コピー機能やプリント機能、FAX機能を備えた画像形成装置においては、ユーザがサービスマンになりすまして課金せずに印刷するといったような使われ方を防ぐことが必要である。そのために、画像形成装置には、サービスマンが装置を使用する、サービスマンに固有のモードが存在する。
特許文献1には、画像形成装置がサービスマンが装置を使用するモードに移行すると、課金カウンタの更新を行わずに、入力された画像に対して特定パターンの画像を重畳して印刷することが記載されている。
サービスマンが装置を使用するモードである間に入力された画像データは、サービスマンが投入したものであるかもしくはユーザが投入したものであるかは区別されない。そのため、ネットワークや電話回線など外部からのジョブの受付を制限しない場合、ファクス受信文書の印刷など、サービスマンのメンテナンス目的でない印刷物に対しても、格子パターン等の特定パターンが意図せずに重畳されてしまうことがある。
それについて特許文献1では、サービスマンが装置を使用するモードであっても、ファクス受信プリントの場合には、特定パターンの画像の重畳を行わず、課金カウンタを更新して印刷する。
しかしながら、画像調整等のためにサービスマンがメンテナンス作業を行っている間にファックス受信した画像を印刷した場合、画質の悪い画像が出力される場合がある。また、サービスマンがメンテナンス作業をしている間にファクス受信プリントが通常に行われるとしても、ファクス受信プリントの枚数によってはサービスマンのメンテナンス作業にとって煩わしいものとなってしまうことがある。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、受信したファクスデータの印刷を適切に制御する画像形成装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、ファクス通信を行うファクス通信手段と、画像形成装置の特定のモードにおいて前記ファクス通信手段によりファクスデータを受信した場合、当該特定のモードに関する設定に応じて、前記ファクスデータを印刷手段に印刷させ、又は、前記印刷手段に印刷させずに前記画像形成装置と異なる装置に前記ファクスデータを転送するよう、前記ファクスデータの印刷を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受信したファクスデータの印刷を適切に制御することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本実施形態における画像形成装置100の構成を示すブロック図である。本実施形態における画像形成装置100は、プリント機能やスキャン機能、ファクス機能等が一体化された、いわゆるMFP(Multifunctional Peripheral)である。図1において、各ブロックは、モジュールを示し、ブロック間の矢印は、データもしくは指示の流れを示している。
画像形成装置100は、印刷部107、読取部109、操作パネル110、回線インタフェース(I/F)112、及び、これらを統括的に制御するコントローラ101を含む。コントローラ101は、画像形成装置100を統括的に制御する。
CPU102は、各種制御プログラムに従って、システムバス105を介して相互に接続された各ブロックを制御する。CPU102は、ROM104のプログラム領域に記憶された各種制御プログラムをRAM103に読み出して実行する。若しくは、CPU102は、ROM104のプログラム領域に記憶され圧縮されたデータをRAM103へ伸張・展開して実行する。また、上記の各種制御プログラム等は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶部123やフラッシュメモリなどの不揮発メモリに圧縮/非圧縮状態で記憶される場合もある。また、記憶部123は、メンテナンス作業のためのデータ、例えば、プリンタエンジンのパラメータ調整を確認するためのテストパターン画像等も記憶する。
本実施形態では、画像形成装置100は、印刷部107に印刷出力させる際に課金を行うことが可能である。例えば、画像形成装置100は、印刷前/印刷後に複数ページを纏めて課金する方式や、一枚印刷するごとに課金を行う方式を実行可能である。ユーザや記録媒体の種類に対応した課金情報等は、課金テーブルとして記憶部123に記憶されている。また、ユーザからの入金情報は、例えば、近距離無線通信等を介して、ユーザの携帯端末から電子マネー情報として取得可能である。また、画像形成装置100と入金装置I/F124を介して接続されたコインベンダ等の入金装置125から取得する場合もある。
ネットワークI/F117は、LAN等のネットワーク119などを介して、PC等のホストコンピュータ120やサーバ122との間の通信処理を行う。ネットワークI/F117とネットワーク119とは、例えばLANケーブル118などの通信媒体を介して接続される。通信媒体は、有線の場合もあり、無線の場合もある。また、ネットワークI/F117がNFC(NearFieldCommunication)メモリやNFCフィールドの検出部等を有する場合には、近接された携帯端末との近距離無線通信が実行可能である。
モデム111は、回線I/F112を介して公衆回線網114と接続し、ファクス(FAX)装置121、または、不図示の他のデータ通信装置や電話機等との間でファクス通信処理を行う。回線I/F112と公衆回線網114とは、電話線113などで接続される。また、受信したデータはROM104に格納され、CPU102により適宜読み出される。
印刷部I/F106は、印刷部107に画像信号を出力するためのインタフェースである。印刷部107は、インクジェット記録方式や電子写真方式等により記録媒体に画像を記録するプリンタエンジンである。また、読取部I/F108は、読取部109からの読取画像信号を入力するためのインタフェースである。読取部109は、画像形成装置100の原稿台に載置された若しくは自動原稿給送装置(ADF)から給送された原稿を光学的に読み取るためのスキャナエンジンである。例えば、画像形成装置100のコピー機能が実行される場合、CPU102は、読取部I/F109から入力された読取画像信号を処理し、記録画像信号として印刷部I/F106へ出力する。
CPU102は、ROM104のフォント領域に記憶されたフォント情報を用いて、操作パネル110の表示部に設定画面等のユーザインタフェース画面を表示したり、操作パネル110上で受け付けたユーザの指示情報や設定情報を取得する。また、ROM104のデータ領域には、CPU102によって画像形成装置100の装置情報やユーザの電話帳情報などが記憶され、また、ユーザの設定画面上での編集操作等に応じて、CPU102によって適宜読み出されて更新される。図1では、読取部109と印刷部107は画像形成装置100の内部にある構成としているが、それらの少なくともいずれかが画像形成装置100の外部にあるように構成されても良い。
本実施形態では、画像形成装置100は、以下の2つの動作モードを有する。1つは、一般ユーザがコピー機能、プリント機能、スキャナ機能、及びファクス機能を使用可能な動作モードである。以降、このモードを「通常モード」と呼ぶ。CPU102は、通常モードでコピージョブやプリントジョブが実行されると、印刷枚数に応じて課金カウンタを更新し、ユーザに対する課金を行う。
また、1つは、サービスマンが画像形成装置100を使用する動作モードである。以降、このモードを「メンテナンスモード」と呼ぶ。「メンテナンスモード」は、サービスマンが画像形成装置100のメンテナンス作業を行うためのモードである。サービスマンは、画像の乱れや色ずれの発生時に、プリンタエンジンやスキャナエンジンのパラメータの設定を確認又は変更するため、又はコピーやプリント、ファクス送受信の各機能の動作確認のために画像形成装置100をメンテナンスモードに移行させる。メンテナンスモードへの移行は、例えばサービスマン固有のID及びパスワードでの画像形成装置100にログイン操作やキー操作により行われる。画像形成装置100のメンテナンスモード時にコピージョブやプリントジョブが実行されると、印刷部107が出力した印刷物には特定のテストパターンの画像が重畳される。その際、CPU102は、課金カウンタを更新せず、ユーザに対する課金を行わない。
図2は、操作パネル110の外観図である。操作パネル110は、後述する操作画面を表示するタッチパネル220及び各種のハードウェアキーを含んで構成される。操作パネル110には、タッチパネル220上に表示される画面上の選択肢を選択するためのスクロールキー212、213、214、215と、スクロールキーによって選択された選択肢を決定するためのOKキー211が構成されている。ユーザは、スクロールキー212、213、214、215とOKキー211を用いて、画面上の選択肢から1つの項目を指定することができる。また、ユーザは、タッチパネル220に表示される選択肢を指やスタイラス等のオブジェクトで直接タッチし、選択肢を指定することもできる。
状況確認キー216は、画像形成装置100の状態を確認する状況確認画面を表示するためのキーである。ユーザは、状況確認画面により実行中のプリントジョブの状態を確認することができる。LED等のランプ217及び218は、画像形成装置100の状態をユーザに通知するものである。ランプ217は、電子メールや印刷ジョブの受信中や実行中に点灯し、ランプ218は、画像形成装置100に何らかのエラーが発生した際に点灯する。ストップキー219は、ジョブのキャンセル指示を受け付け、データの受信中/印刷中に処理を中断する場合に用いられる。
また、操作パネル110には、機能ボタン221、222、223、224が構成されている。例えば、各機能ボタンが押下されることにより、タッチパネル220に各機能に対応した設定画面が表示され、ユーザは、その設定画面上で機能の実行を指示することができる。図2では、機能ボタン221〜224はそれぞれ、コピー、ファクス、スキャン、メディアプリントに対応している。
図3(a)は、ファクスの受信転送設定画面300を示す図である。受信転送設定画面300は、メンテナンスモード時のメイン画面中のファクスの初期設定画面から表示されても良い。受信転送設定画面300は、ファクス受信転送設定301を含む。ファクス受信転送設定301がユーザにより選択されると、ファクスの受信転送先を設定するためのファクス受信転送設定画面400が表示される。図3(b)のファクス受信転送設定画面400は、メンテナンスモード中や何らかの問題でファクス受信プリントができない場合に、受信したファクスデータを他の転送先へ転送する緊急転送先設定401を含む。
図3(c)は、画像形成装置100がメンテナンスモードに移行した場合に、タッチパネル220上に表示されるメンテナンスモードメニュー画面500を示す図である。サービスマンが操作パネル110上で特別なキー操作を行うことで、画像形成装置100は、メンテナンスモードに移行する。例えば、サービスマンがIDとパスワードを操作パネル110を介して入力したり、操作パネル110に備えられたキーの長押し又は複数キーの同時押しなどの特別な操作を行うことにより、画像形成装置100はメンテナンスモードに移行する。また、メンテナンスモードにおいてサービスマンが特別なキー操作を行うことにより、画像形成装置100は、メンテナンスモードから通常モードに戻る。これらの特別な操作は、サービスマンのみが知る操作であり、一般ユーザには秘密とされる操作である。
メンテナンスモードメニュー画面500は、サービスマンが行うメンテナンス作業に関するメニューが表示される。例えば、図3(c)の「エラー履歴」が選択されると、画像形成装置100内で発生したエラー履歴情報が表示される。また、「バージョン情報」が選択されると、画像形成装置100のセキュリティポリシー等のバージョン情報が表示される。また、「カウンタ情報」が選択されると、ユーザ毎の課金情報が表示される。また、「画像調整用印刷チャート」が選択されると、プリンタエンジンの状態を確認するための特定のテストパターンの印刷を実行するための画面が表示される。
画像形成装置100がメンテナンスモードに移行している場合、画像形成装置100に対してファクス送信を行う装置は、画像形成装置100がメンテナンスモードに移行しているか否かを認識することができない。そのため、サービスマンが画像が乱れていることを修正するために画像形成装置100をメンテナンスモードに移行させている場合、ファクス受信プリントが実行されてしまうと、受信したファクス画像の読み取りができないことがある。また、それらのファクス受信の印刷結果の不具合を防ぐために、ファクスを電話回線から切断状態にすると顧客からの緊急のファクス受信ができなくなってしまう。そのため、本実施形態では、画像形成装置100がメンテナンスモードに移行した場合、受信したファクスを自装置と異なる転送先に転送する。メンテナンスモードメニュー画面500のメンテナンスモード非課金設定501がONに設定されると、CPU102は、受信したファクスをファクス受信転送設定画面400の緊急転送先設定401で設定された転送先に転送する。
図4は、画像形成装置100のファクス受信の初期設定処理を示すフローチャートである。図4の処理は、例えば、CPU102がROM104に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することにより実現される。図4の処理は、例えば、サービスマンが特定のキー操作により画像形成装置100をメンテナンスモードに移行させている場合に、メイン画面がタッチパネル220に表示された状態において実行される。
S401において、CPU102は、ファクスの初期設定画面において受信転送設定画面300の表示が指示されたか否かを判定する。受信転送設定画面300の表示が指示されたと判定された場合、S402へ進み、指示されていないと判定された場合、S401の処理を繰り返す。
S402において、CPU102は、受信転送設定画面300をタッチパネル220に表示する。受信転送設定画面300上でファクス受信転送設定301が指定されるとS403へ進む。S403において、CPU102は、ファクス受信転送設定画面400をタッチパネル220に表示し、S404へ進む。
S404において、CPU102は、ファクス受信転送設定画面400上で緊急転送先設定401が指定されたか否かを判定する。緊急転送先設定401が指定されたと判定された場合、S405へ進む。一方、緊急転送先設定401が指定されなかったと判定された場合、図4の処理を終了する。
S405において、CPU102は、不図示の緊急転送先設定画面をタッチパネル220に表示し、電話番号等の緊急転送先の入力を受け付ける。ここで、緊急転送先となる電話番号は、画像形成装置100以外の装置を示す宛先情報である。緊急転送先の入力の受付けは、ダイレクト入力でも良いし、リストからの選択によっても良い。CPU102は、緊急転送先の入力および内容の確定指示を受け付けると、その緊急転送先の情報をROM104のデータ領域に設定し、その後、図4の処理を終了する。
図5は、画像形成装置100のファクス文書の受信及び印刷制御処理を示すフローチャートである。図5の処理は、例えば、CPU102がROM104に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することにより実現される。図5の処理は、画像形成装置100がメンテナンスモードである場合に実行される。
S501において、CPU102は、モデム111および回線I/F112によるファクス文書の受信を監視し、ファクス文書を受信したか否かを判定する。ファクス文書を受信したと判定された場合、S502へ進み、ファクス文書を受信していないと判定された場合、S501の処理を繰り返す。
S502において、CPU102は、画像形成装置100のメンテナンスモード非課金設定501がONに設定されているか否かを判定する。メンテナンスモード非課金設定501がONに設定されていると判定された場合、S503に進み、ONに設定されていない(OFFに設定されている)と判定された場合、S505に進む。
S502でメンテナンスモード非課金設定がOFFであると判定されてS505に進んだ場合とは、画像形成装置100がメンテナンスモードであってもファクス文書の印刷を許可する場合である。例えば、サービスマンのメンテナンス作業がプリント機能やファクス機能に関わりのない箇所について行われる場合には、メンテナンスモード非課金設定をOFFとして、メンテナンスモードにおけるファクス文書の印刷を許可する。そのような場合、S505において、CPU102は、受信したファクス文書を、当該ファクス文書に対応するファクスデータに基づいて印刷部107に出力させる。その際、CPU102は、当該印刷について課金を行う。S505の後、図5の処理を終了する。
S502でメンテナンスモード非課金設定がONであると判定されてS503に進んだ場合、S503において、CPU102は、緊急転送先設定401で緊急転送先が設定されているか否かを判定する。緊急転送先が設定されていると判定された場合、S504に進み、緊急転送先が設定されていないと判定された場合、S505に進む。
S502でメンテナンスモード非課金設定がONであると判定され且つS503で緊急転送先が設定されていない場合は、例えば、特にファクス機能に関わる箇所についてのメンテナンス作業によりテストパターンが重畳された印刷出力を必要とする場合である。そのような場合、S505において、CPU102は、受信したファクス文書を、当該ファクス文書に対応するファクスデータに特定のテストパターンが重畳されるように印刷部107に出力させる。その際、CPU102は、当該印刷について課金を行わない。S505の後、図5の処理を終了する。
S503で緊急転送先が設定されていると判定された場合、S504において、CPU102は、受信したファクス文書のファクスデータを緊急転送先メニュー401で設定された緊急転送先に転送する。その際、CPU102は、当該転送に関して課金を行わない。S504に進む場合とは、例えば、サービスマンのメンテナンス作業がプリント機能に関わる箇所についてである場合であり、外部から受信したファクス文書の印刷を控えたい場合である。S504の処理後、図5の処理を終了する。また、S504において、CPU102は、受信したファクス文書のファクスデータに対して、「現在画像形成装置100がメンテナンス中であるために転送した」ことを示すデータを含めて、緊急転送先に転送するようにしても良い。
以上のように、メンテナンスモード非課金設定501や緊急転送先設定401に応じて、メンテナンスモードにおけるファクス文書の受信及び印刷を柔軟に制御することができる。例えばS504に進む処理では、画像形成装置100がメンテナンスモードである場合にファクス文書を受信すると、そのファクス文書を他の転送先に転送する。その結果、例えばサービスマンがメンテナンス作業を実施中に、大量のファクスが印刷され、メンテナンス作業の効率を低下させてしまうことを防ぐことができる。その結果、トナー等の残量が僅かであるためにサービスマンがメンテナンスモードでトナーのメンテナンス作業を行う場合など、受信したファクス文書を印刷してしまうと画質が乱れる事態を防ぐことができる。
上記の図5の処理において、メンテナンスモード非課金設定項目と緊急転送先設定項目との間に優先順位を設定可能としても良い。例えば、緊急転送先設定項目の方が優先順位が高く設定されているのであれば、S503で緊急転送先が設定されていないと判定された場合、S505において、メンテナンスモード非課金設定に関わらず、受信したファクス文書を通常に課金印刷する。その際、ファクス文書にはテストパターンは重畳されない。
また、他の構成として、S503で緊急転送先が設定されていないと判定された場合に、S505で他の処理が行われるようにしても良い。例えば、S505において、CPU102は、受信したファクス文書のファクスデータを記憶部123に一時的に保持する。そして、画像形成装置100がメンテナンスモードから通常モードに移行した際に、CPU102は、記憶部123からファクスデータを読み出し、通常に課金印刷する。
以下、ファクス文書の他の受信及び印刷制御処理について説明する。
図6は、画像形成装置100のファクス文書の他の受信及び印刷制御処理を示すフローチャートである。図6の処理は、例えば、CPU102がROM104に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することにより実現される。
S601〜S603、S608については、図5のS501〜S503、S505における説明と同じであるのでその説明を省略する。
S603で緊急転送先が設定されていると判定された場合には、S604に進む。S604において、CPU102は、受信したファクス文書のファクスデータを記憶部123に一時的に保持する。
S605において、CPU102は、画像形成装置100がメンテナンスモードに移行してから所定時間が経過したか否かを判定する。例えば、所定時間を経過する前にメンテナンスモードから他のモードへの移行した場合、S606において、CPU102は、受信したファクス文書のファクスデータを印刷部107に出力させる。その際、CPU102は、当該印刷について課金を行う。S606の後、図6の処理を終了する。ここで、メンテナンスモードから他のモードへ移行したとは、例えば、サービスマンによるメンテナンス作業が終了し、サービスマンによる特定のキー操作により画像形成装置100が一般ユーザが使用可能な通常モードに移行した場合である。
一方、S605で画像形成装置100がメンテナンスモードに移行してから所定時間が経過したと判定された場合、S607に進む。S607において、CPU102は、受信したファクス文書のファクスデータを緊急転送先メニュー401で設定された緊急転送先に転送する。その際、CPU102は、当該転送に関して課金を行わない。
以上のように、メンテナンスモード非課金設定がONであり、緊急転送先が設定され、画像形成装置100がメンテナンスモードである場合にファクス文書を受信すると、そのファクス文書を一時的に保持する。そして、所定時間の経過前にメンテナンスモードから他のモードへ移行した場合には、通常に印刷出力する。その結果、例えば、メンテナンス作業にかかる時間が短い場合には、サービスマンは予め所定時間を短く設定しておく。メンテナンスモードにおいて受信したファクス文書のファクスデータを一時的に保持し、メンテナンスモードから通常モードに移行した際に、印刷出力する。その結果、転送の機会を極力低減することができる。
また、メンテナンス作業に時間を要する場合などには、受信したファクス文書を他の転送先へ転送する。その結果、例えばサービスマンがメンテナンス作業を実施中に、大量のファクスが印刷出力され、メンテナンス作業の効率を低下させてしまうことを防ぐことができる。なお、上記の所定時間については、図5(c)のメンテナンスモードメニューが面において設定可能としても良い。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置: 102 CPU: 103 RAM: 104 ROM: 111 モデム: 107 印刷部
Claims (12)
- ファクス通信を行うファクス通信手段と、
画像形成装置の特定のモードにおいて前記ファクス通信手段によりファクスデータを受信した場合、当該特定のモードに関する設定に応じて、前記ファクスデータを印刷手段に印刷させ、又は、前記印刷手段に印刷させずに前記画像形成装置と異なる装置に前記ファクスデータを転送するよう、前記ファクスデータの印刷を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記画像形成装置と異なる装置が転送先として設定されている場合、前記ファクスデータを前記転送先に転送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記ファクスデータの転送に対して課金を行わないことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記印刷手段での印刷に対して課金するように設定されている場合、前記ファクスデータを前記印刷手段に印刷させることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記印刷手段での印刷に対して課金しないように設定されている場合、前記印刷手段での印刷に対して課金するように設定されている場合の印刷と異なる印刷結果を得るように、前記ファクスデータを前記印刷手段に印刷させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記印刷手段での印刷に対して課金しないように設定されている場合、前記ファクスデータにテストパターンを重畳して前記印刷手段に印刷させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記印刷手段での印刷に対して課金しないように設定されている場合であっても、前記画像形成装置と異なる装置が前記転送先として設定されているのであれば、前記ファクスデータを前記転送先に転送することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記画像形成装置が所定時間、前記特定のモードの状態であれば、前記ファクスデータを前記転送先に転送することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記画像形成装置が前記所定時間を経過するまでに前記特定のモードの状態でなくなった場合、前記ファクスデータを前記印刷手段に印刷させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記特定のモードとは、前記画像形成装置のメンテナンスを行うためのモードであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- ファクス通信を行うファクス通信手段を備える画像形成装置において実行される制御方法であって、
画像形成装置の特定のモードにおいて前記ファクス通信手段によりファクスデータを受信した場合、当該特定のモードに関する設定に応じて、前記ファクスデータを印刷手段に印刷させ、又は、前記印刷手段に印刷させずに前記画像形成装置と異なる装置に前記ファクスデータを転送するよう、前記ファクスデータの印刷を制御する制御工程、
を有することを特徴とする制御方法。 - 請求項11に記載の制御方法の各工程をコンピュータに動作させるためのプログラム。
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JP2021041536A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム |
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