JP2008211731A - 通信装置および子機 - Google Patents

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Abstract

【課題】親機から遠隔に位置する子機を使用するユーザに、親機との無線通信における通信状態を予め推測させることのできる通信装置及びその通信装置で使用される子機を提供すること。
【解決手段】本発明の通信装置によれば、親機が、外部の通信装置と、第2の通信手段による(第2の通信方式による)無線通信を開始した場合には、親機の通信開始通知手段により、通信開始通知が親機から子機へ送信され、その通信開始通知を子機が受信すると、子機の報知手段により、親機が第2の通信手段による外部の通信装置との通信中であることが子機側にて報知される。よって、子機を使用するユーザは、子機と親機とが第1の通信方式による無線通信を行う場合の通信状態を予め推測することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、親機と子機との間で無線通信を行うことのできる通信装置に関し、特に、親機から遠隔に位置する子機を使用するユーザが、親機との無線通信における通信状態を予め推測することのできる通信装置及びその通信装置で使用される子機に関するものである。
従来、本体(親機)と子機との間でデジタルコードレス電話による無線通信と、本体と外部装置との間で無線LANによる無線通信との両方を行うことができる電子機器が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−130096号公報
ところで、一般的に、無線通信は、通信方式(通信規格)に応じて占有する周波数帯域が規定されている。例えば、デジタルコードレス電話では、2.4GHzから2.4835GHzまでの周波数帯域が使用されており、無線LANの規格であるIEEE802.11b/gなどの無線通信の規格では、2.4GHzから2.497GHzまでの周波数帯域が使用されている。
このように、同一の周波数帯域が様々な装置の無線通信によって使用されているので、周波数帯域の重複により互いの無線通信が干渉し、その結果、伝送の誤り率が増加し、通信状態が悪化する恐れがある。
そのため、特許文献1に記載される電子機器において、親機(本体)と子機との間でデジタルコードレス電話の親機及び子機が無線通信により通話を行っているときに、本体と外部装置との間で無線LANによる無線通信が行われると、デジタルコードレス電話で使用されている周波数帯域と、無線LANで使用されている周波数帯域とが重複する。
このように周波数帯域が重複した場合、親機と子機との間で行われるデジタルコードレス電話による無線通信が、無線LANによる無線通信によって干渉されて、通話品質の劣化が生じるという問題点があった。同様に、本体と外部装置との間で行われる無線LANによる無線通信が、デジタルコードレス電話による無線通信によって干渉されて、正常な無線通信によるデータ通信が行えなくなるという問題点があった。
特に、通常、子機は親機から遠隔に位置する。かかる子機は、親機(本体)が外部装置と無線LANによる無線通信を行っているにもかかわらず、その状況を把握できずに親機へデジタルコードレス電話による無線通信を要求してしまう。その結果、デジタルコードレス電話による無線通信と無線LANによる無線通信とが干渉し合う状況が生じるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、親機から遠隔に位置する子機を使用するユーザに、親機との無線通信における通信状態を予め推測させることのできる通信装置及びその通信装置で使用される子機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の通信装置は、親機と子機とを備えたものであって、前記親機は、第1の通信方式により前記子機と無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信方式で使用する周波数帯域と少なくとも一部が重複する周波数帯域を使用する第2の通信方式により外部の通信装置と無線通信を行う第2の通信手段と、前記外部の通信装置と前記第2の通信手段による無線通信を開始した場合に、前記子機へ通信開始通知を送信する通信開始通知手段とを備えており、前記子機は、前記親機と前記第1の通信方式による無線通信を行う子機側通信手段と、前記親機から前記通信開始通知を受信した場合に、前記親機が前記第2の通信手段による前記外部の通信装置との通信中であることを報知する報知手段とを備えている。
請求項2記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記親機は、前記第2の通信手段による無線通信によって前記外部の通信装置からデータを受信した場合に、該データの受信が終了するまでの残り時間を算出する残り時間算出手段と、その残り時間算出手段により算出された残り時間を前記子機へ送信する残り時間通知手段とを備え、前記子機は、前記親機から受信した前記残り時間に基づき、前記親機における前記データの受信完了時を示唆する示唆手段を備えている。
請求項3記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記親機は、前記第2の通信手段による無線通信によって前記外部の通信装置からデータを受信した場合に、該データの受信が終了するまでの残り時間の算出に使用する情報を前記子機へ送信する情報送信手段を備え、前記子機は、前記親機から受信した前記情報に基づき、前記親機が前記データの受信が終了するまでの残り時間を算出する残り時間算出手段と、その残り時間算出手段により算出された残り時間に基づき、前記親機における前記データの受信完了時を示唆する示唆手段とを備えている。
請求項4記載の通信装置は、請求項1から3のいずれかに記載の通信装置において、前記子機は、前記親機と前記外部の通信装置との間で行われる前記第2の通信手段による無線通信の通信速度の変更を要求する変更要求手段を備え、前記親機は、前記子機から前記通信速度の変更が要求された場合に、前記通信速度を変更する通信速度変更手段を備えている。
請求項5記載の通信装置は、請求項4記載の通信装置において、前記親機は、前記子機からの前記通信速度の変更の要求に基づいて前記通信速度が変更された後に前記外部の通信装置からの前記通信速度の変更の要求があった場合に、前記通信速度変更手段による前記通信速度の変更を禁止する変更禁止手段を備えている。
請求項6記載の通信装置は、請求項1から5のいずれかに記載の通信装置において、前記第1の通信手段及び前記子機側通信手段は、音声データを通信するものであり、前記第2の通信手段は、データを通信するものである。
請求項7記載の通信装置は、請求項6記載の通信装置において、前記親機及び前記子機は、それぞれ、デジタルコードレス電話の親機及び子機であり、前記親機と前記第2の通信手段による無線通信を行う前記外部の通信装置は、無線LAN機器である。
請求項8記載の子機は、第1の通信方式及びその第1の通信方式で使用する周波数帯域と少なくとも一部が重複する周波数帯域を使用する第2の通信方式による無線通信が可能な親機と該第1の通信方式による無線通信を行うものであって、前記親機が前記第2の通信方式により外部の通信装置との無線通信を開始したことを示す通知を受信した場合に、該親機が前記第2の通信方式による無線通信中であることを報知する報知手段とを備えている。
請求項9記載の子機は、請求項8記載の子機において、前記親機が前記第2の通信方式による無線通信によって前記外部の通信装置から受信するデータの受信完了までの残り時間を該親機から受信する残り時間取得手段と、その残り時間取得手段により取得された残り時間に基づき、前記親機における前記データの受信完了時を示唆する示唆手段とを備えている。
請求項10記載の子機は、請求項8記載の子機において、前記親機が前記第2の通信方式による無線通信によって前記外部の通信装置から受信するデータの受信完了までの残り時間を、該親機から受信した情報に基づいて算出する残り時間取得手段と、その残り時間取得手段により取得された残り時間に基づき、前記親機における前記データの受信完了時を示唆する示唆手段とを備えている。
請求項1記載の通信装置における親機によれば、第1の通信手段によって、第1の通信方式により該通信装置における子機と無線通信がなされる一方で、該第1の通信方式で使用する周波数帯域と少なくとも一部が重複する周波数帯域を使用する第2の通信方式により、第2の通信手段によって、外部の通信装置と無線通信がなされる。
また、この親機によれば、第2の通信手段によって外部の通信装置と第2の通信方式とによる無線通信を開始すると、通信開始通知手段によって子機へ通信開始通知が送信される。
一方で、請求項1記載の通信装置における子機によれば、第1の通信手段によって、第1の通信方式により親機と無線通信がなされる。また、この子機によれば、親機から通信開始通知を受信した場合に、報知手段により、親機が第2の通信手段による(第2の通信方式による)外部の通信装置との通信中であることが報知される。
よって、この請求項1記載の通信装置によれば、親機が、外部の通信装置と、第2の通信手段による(第2の通信方式による)無線通信を開始した場合には、親機の通信開始通知手段により、通信開始通知が親機から子機へ送信され、その通信開始通知を子機が受信すると、子機の報知手段により、親機が第2の通信手段による(第2の通信方式による)外部の通信装置との通信中であることが子機側にて報知される。
ところで、第2の通信方式による無線通信で使用される第2の周波数帯域は、親機と子機との間で行われる第1の通信方式による無線通信で使用される第1の周波数帯域と少なくとも一部が重複する周波数帯域である。そのため、親機が第2の通信方式による外部の通信装置との通信中は、かかる第2の通信方式による無線通信と、親機と子機との間で行われる第1の通信方式による無線通信とが干渉し合い、親機と子機との間の通信状態及び/又は親機(本体)と外部との通信状態が悪化する恐れが生じる。
しかし、この請求項1記載の通信装置によれば、子機を使用するユーザに、親機から受信した通信開始通知に基づき、親機が第2の通信方式による外部の通信装置との通信中であることを把握させることができる。よって、子機を使用するユーザは、子機と親機とが第1の通信方式による無線通信を行う場合の通信状態を予め推測することができるという効果がある。
その結果、例えば、子機を使用するユーザは、親機が第2の通信方式による外部の通信装置との通信中に、第1の通信方式による該親機との無線通信を行わないという選択をすることができるので、劣悪な通信品質で親機と無線通信をすることを避けることが可能となる。また、親機が第2の通信方式による外部の通信装置との通信中に、第1の通信方式による該親機との無線通信を行わないことにより、親機と外部の通信装置との間で行われる第2の通信方式による無線通信に悪影響を与えることを防止することができる。
請求項2記載の通信装置によれば、請求項1記載の通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。親機が第2の通信手段による無線通信によって外部の通信装置からデータを受信した場合には、親機の残り時間算出手段により、該データの受信が終了するまでの残り時間が算出され、親機の時間通知手段により、子機へ送信される。
子機が、かかる残り時間、即ち、親機において外部の通信装置からのデータの受信が終了するまでの残り時間を受信すると、子機の示唆手段により、該残り時間に基づいて、親機におけるデータの受信完了時が示唆される。
よって、子機を使用するユーザは、かかる示唆に基づき、親機において外部の通信の通信装置からのデータの受信が終了する時期、即ち、親機が第2の通信方式による無線通信を終了する時期を把握することができるという効果がある。
請求項3記載の通信装置によれば、請求項1記載の通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。親機が第2の通信手段による無線通信によって外部の通信装置からデータを受信した場合には、親機の情報送信手段により、該データの受信が終了するまでの残り時間の算出に使用する情報(例えば、親機と外部の通信装置との通信速度や、親機が外部の通信装置から受信する全データ量や、外部の通信装置から親機への転送済みのデータ量など)が子機へ送信される。
子機が、かかる情報、即ち、親機において外部の通信装置からのデータの受信が終了するまでの残り時間の算出に使用する情報を受信すると、残り時間算出手段により、受信した情報に基づいて、親機において外部の通信装置からのデータの受信が終了するまでの残り時間が算出され、子機の示唆手段により、算出された残り時間に基づいて、親機におけるデータの受信完了時が示唆される。
よって、子機を使用するユーザは、かかる示唆に基づき、親機において外部の通信の通信装置からのデータの受信が終了する時期、即ち、親機が第2の通信方式による無線通信を終了する時期を把握することができるという効果がある。
なお、請求項2又は請求項3における「親機におけるデータの受信完了時の示唆」としては、残り時間の表示、全通信時間に対する残り時間の割合の表示、終了予定時刻の表示などの各種形式の表示を、LCDなどの表示装置への文字(数字)や図形によって表示したり、ランプやLEDなどの発光部材を用いてその発光部材の発光色や点滅間隔などによって表示したり、音声などの聴覚的な出力によって通知したりするなどの態様で表示することを挙げることができる。
請求項4記載の通信装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。親機と外部の通信装置との間で行われる第2の通信手段による無線通信の通信速度の変更が、子機の変更要求手段により、親機へ要求される。一方、親機は、子機から通信速度の変更が要求されると、親機の通信速度変更手段により、外部の通信装置との通信速度が変更される。
よって、親機と外部の通信装置との間で行われる無線通信の通信速度を、子機側から変更することができるので、親機と外部の通信装置との間で行われる無線通信の通信速度を、子機を使用するユーザの都合に応じた値に適宜変更することができるという効果がある。
例えば、親機と外部の通信装置との間で行われる無線通信の通信速度を速め、親機と外部の通信装置との間で現在行われているデータ通信の終了時間を早めることにより、自身(子機)が、早期に、第2の通信方式による無線通信によって干渉される恐れのない状況下で、第1の通信方式によって親機と無線通信を行うことを可能とする。
また、親機と外部の通信装置との間で行われる無線通信の通信速度をゼロとする、即ち、親機と外部の通信装置との間で行われる無線通信を中断させることにより、自身(子機)が、直ちに、第2の通信方式による無線通信によって干渉される恐れのない状況下で、第1の通信方式によって親機と無線通信を行うことを可能とする。
請求項5記載の通信装置によれば、請求項4記載の通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。子機からの通信速度の変更の要求に基づいて通信速度が変更された後に、外部の通信装置からの通信速度の変更の要求があったとしても、親機の変更禁止手段により、親機の通信速度変更手段による通信速度の変更が禁止される。
よって、親機と外部の通信装置との間で行われる無線通信の通信速度が子機からの変更要求により変更された場合には、その後、外部の通信装置から通信速度を変更するよう要求されたとしても、その変更は受け入れられず、通信速度は変更されない。つまり、子機側から要求された通信速度が優先的に採用されるので、親機と外部の通信装置との間で行われる無線通信の通信速度を、子機を使用するユーザの都合に応じた値に設定できるという効果がある。
請求項6記載の通信装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。第1の通信手段及び子機側通信手段は、音声データを通信するものであり、第2の通信手段は、データを通信するものであるので、親機と第2の通信手段による外部の通信装置とのデータ通信が原因で、第1の通信手段及び子機側通信手段による無線通信、即ち、親機と子機との間で行われる無線通信によって伝送された音声データの再生時に音声が途切れるなど、再生音声の品質が劣化する恐れがある。
しかし、子機を使用するユーザは、子機と親機との間で音声データを伝送させる際の通信状態や、親機と外部の通信装置とのデータ通信の完了時などの把握などにより、親機が外部の通信装置との通信中に、子機と親機との無線通信を行わないという選択をすることができるので、劣悪な通信品質で親機と無線通信をすることを避けることができ、その結果、劣化した再生音声での通信を回避することができるという効果がある。
請求項7記載の通信装置によれば、請求項6記載の通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。親機及び子機が、それぞれ、デジタルコードレス電話の親機と子機であり、親機と第2の通信手段による無線通信を行う外部の通信装置が、無線LAN機器(例えば、無線LANで使用されるアクセスポイントや、無線LAN用プリンタなど)であるので、第2の通信手段による無線LAN機器とのデータ通信が原因で、第1の通信手段及び子機側通信手段による無線通信、即ち、親機と子機との間で行われる無線通信によって伝送された音声データの再生時に音声が途切れるなど、再生音声の品質が劣化する恐れがある。
しかし、子機を使用するユーザは、子機と親機との間で音声データを伝送させる際の通信状態や、親機と無線LAN機器とのデータ通信の完了時などの把握などにより、親機が外部の通信装置との通信中に、子機と親機との無線通信を行わないという選択をすることができるので、劣悪な通信品質で親機と無線通信をすることを避けることができ、その結果、劣化した再生音声での通信を回避することができるという効果がある。
請求項8記載の子機によれば、第1の通信手段によって、第1の通信方式により親機と無線通信がなされる。なお、かかる子機と第1の通信方式によって無線通信することができる親機は、該第1の通信方式による無線通信と、その第1の通信方式で使用する周波数帯域と少なくとも一部が重複する周波数帯域を使用する第2の通信方式による無線通信が可能な装置である。
ここで、親機と外部の通信装置とが第2の通信方式による無線通信を開始したことを示す通知を受信した場合には、報知手段により、該親機が第2の通信方式による無線通信中であることが報知される。
ところで、第2の通信方式による無線通信で使用される第2の周波数帯域は、親機と子機との間で行われる第1の通信方式による無線通信で使用される第1の周波数帯域と少なくとも一部が重複する周波数帯域である。そのため、親機が第2の通信方式による外部の通信装置との通信中は、かかる第2の通信方式による無線通信と、親機と子機との間で行われる第1の通信方式による無線通信とが干渉し合い、親機と子機との間の通信状態及び/又は親機(本体)と外部との通信状態が悪化する恐れが生じる。
しかし、この請求項8記載の子機によれば、親機と外部の通信装置とが第2の通信方式による無線通信を開始したことを示す通知に基づいて、子機を使用するユーザに、親機が第2の通信方式による外部の通信装置との通信中であることを把握させることができる。よって、子機を使用するユーザは、子機と親機とが第1の通信方式による無線通信を行う場合の通信状態を予め推測することができるという効果がある。
その結果、例えば、子機を使用するユーザは、親機が第2の通信方式による外部の通信装置との通信中に、第1の通信方式による該親機との無線通信を行わないという選択をすることができるので、劣悪な通信品質で親機と無線通信をすることを避けることが可能となる。また、親機が第2の通信方式による外部の通信装置との通信中に、第1の通信方式による該親機との無線通信を行わないことにより、親機と外部の通信装置との間で行われる第2の通信方式による無線通信に悪影響を与えることを防止することができる。
請求項9記載の子機によれば、請求項8記載の子機の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。親機が第2の通信手段による無線通信によって外部の通信装置から受信するデータの受信完了までの残り時間が、残り時間取得手段により取得(受信)されると、そのように取得された残り時間に基づき、示唆手段により、親機におけるデータの受信完了時が示唆される。
よって、子機を使用するユーザは、かかる示唆に基づき、親機において外部の通信の通信装置からのデータの受信が終了する時期、即ち、親機が第2の通信方式による無線通信を終了する時期を把握することができるという効果がある。
請求項10記載の子機によれば、請求項8記載の子機の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。親機が第2の通信方式による無線通信によって外部の通信装置から受信するデータの受信完了までの残り時間が、残り時間取得手段により、該親機から受信した情報(例えば、親機と外部の通信装置との通信速度や、親機が外部の通信装置から受信する全データ量や、外部の通信装置から親機への転送済みのデータ量など)に基づいて算出される。すると、そのように算出された残り時間に基づき、示唆手段により、親機におけるデータの受信完了時が示唆される。
よって、子機を使用するユーザは、かかる示唆に基づき、親機において外部の通信の通信装置からのデータの受信が終了する時期、即ち、親機が第2の通信方式による無線通信を終了する時期を把握することができるという効果がある。
なお、請求項9又は請求項10における「親機におけるデータの受信完了時の示唆」としては、残り時間の表示、全通信時間に対する残り時間の割合の表示、終了予定時刻の表示などの各種形式の表示を、LCDなどの表示装置への文字(数字)や図形によって表示したり、ランプやLEDなどの発光部材を用いてその発光部材の発光色や点滅間隔などによって表示したり、音声などの聴覚的な出力によって通知したりするなどの態様で表示することを挙げることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、本発明における一実施形態の通信装置の一部である多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称する)1について説明する。図1は、MFP1の外観図である。
図1に示すMFP1は、通話機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種の機能を有する装置である。本実施形態において、MFP1は、主に、子機31(図3参照)、又は電話回線網100(図3参照)を介した外部装置(図示せず)と通話を行うためのデジタルコードレス電話の親機とされている。また、MFP1は、無線LANの規格に基づいた無線通信によりアクセスポイント51(図3参照)とデータ通信可能な通信装置でもある。
図1に示すように、MFP1は、上面開放の略箱状の本体ケース2と、この本体ケース2の一側(図1における左側)に対して、蝶番、ヒンジ部等の回動軸線部(図示せず)を介して上下回動可能に枢着された上部ケース3とを有する。本体ケース2及び上部ケース3は合成樹脂製の射出成形品である。
上部ケース3の正面側(図1における手前側)には操作パネル30が配置されている。操作パネル30には数字ボタンやスタートボタン、機能操作ボタン等から構成される操作部15が設けられている。ユーザはこの操作部15を操作し、MFP1の電源のオン/オフや、各機能の切り替えや、各種動作の指示を行うことができる。
操作パネル30には液晶(LCD:Liquid Crystal Display)等の表示部16が設けられている。この表示部16には、操作部15の操作に応じてメニューや動作状態などが表示される。ユーザは、操作部15を操作することにより、その操作に対応する情報を表示部16へ表示させ、MFP1とアクセスポイント51(図3参照)との通信状態や、MFP1と子機31(図3参照)との通信状態などの各種情報を確認することができる。
上部ケース3には、操作パネル30の後部側(図1における奥側)にスキャナ部20が設けられている。スキャナ部20は、FBS(Flatbed Scanner)として機能する原稿読取台201に対して、自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder)202を有する原稿カバー体203が、背面側の蝶番(図示せず)を介して開閉自在に取り付けられて構成されている。なお、図示しないが、原稿読取台201の上面にはプラテンガラスが配設されており、原稿読取台201の内部には画像読取ユニットが内蔵されている。
一方、本体ケース2には、プリンタ部21が設けられている。プリンタ部21は、スキャナ部20で読み取られた画像データや、外部から入力された画像データに基づいて、選択的にインク滴を吐出することによって、記録用紙上に画像を記録する所謂インクジェット方式の画像記録装置(インクジェット記録装置)である。なお、上記インクジェット方式はプリンタ部21による画像記録方式の単なる一例であり、電子写真方式や熱転写方式などの種々の画像記録装置を採用することができる。
MFP1の正面側、即ち、プリンタ部21の正面側には開口5が形成されている。この開口5内には、その底部に複数枚の記録用紙を堆積状態で載置する給紙カセット211が配置され、この給紙カセット211は、本体ケース2の開口5に対して引き出し可能に構成されている。また、給紙カセット211の上方には、画像が記録された記録用紙が排紙される排紙トレイ212が設けられている。
本体ケース2の内部(プリンタ部21の内部)には、給紙カセット211の奥側から上方へ延びた後に正面側へU字状に湾曲して排紙トレイ212へ連結される用紙搬送経路が設けられている。また、本体ケース2の内部(プリンタ部21の内部)には、給紙カセット211の奥側から1枚の記録用紙を取り出して用紙搬送経路へ供給する給紙ユニット(図示せず)と、用紙搬送経路中に配置され、かかる用紙搬送経路上を搬送される記録用紙の表面にインク滴を吐出して画像を記録するインクジェット方式のプリンタヘッド(図示せず)が設けられている。
また、本体ケース2の左側壁2aには、送受話器24(図3参照)とその送受話器24を待機時に指示する受け部(図示せず)とが配されており、子機31(図3参照)、又は電話回線網100(図3参照)を介した外部装置(図示せず)との通話が可能となっている。
本体ケース2の後部側の右側縁部には無線通信ユニット81が装着されている。この通信ユニット81は合成樹脂製のケーシング82を備え、その内部には、デジタルコードレス通信制御部26(図3参照)を含む通信基板(図示せず)が収容されている。詳細は後述するが、デジタルコードレス通信制御部26は、親機であるMFP1の送受話器24(図3参照)と、MFP1から離れた位置に配置された他の送受話器である子機31(図3参照)との間を無線接続するものであって、ケーシング82から突出する送受信用のコードレス用アンテナ27を有している。
このように、本実施形態のMFP1には、親機であるMFP1に直付けの送受話器24(図3参照)と、デジタルコードレスの子機31(図3参照)に無線接続する無線通信ユニット81とが設けられており、用途に応じて、送受話器24又は子機31を選択的に使用でき、更には、送受話器24と子機31と間において通話もできるように構成されている。
さらに、本体ケース2における4つのコーナ部のうち、デジタルコードレス通信制御部26を含む通信基板を収容する無線通信ユニット81が装着されているコーナ部2Bと、かかるコーナ部2Bの対角に位置するコーナ部2Aには、無線LAN通信制御部18(図3参照)を含む無線ユニット基板(無線LANボード)60や、MFP1に含まれる各装置の駆動を電気的に制御するための主回路基板(図示せず)が配されている。
本実施形態のMFP1では、このように、主回路基板(図示せず)や無線LAN通信制御部18(図3参照)を含む無線ユニット基板60と、デジタルコードレス通信制御部26(図3参照)を含む通信基板(図示せず)を収容する無線通信ユニット81とを離間させて配置することで、無線LAN通信制御部18(図3参照)を含む無線ユニット基板60や、デジタルコードレス通信制御部26(図3参照)を含む通信基板(図示せず)や、主回路基板(図示せず)にノイズがのり難い構成としている。
ここで、図2は、上述した無線ユニット基板(無線LANボード)60の正面図である。図2に示すように、無線LAN通信制御部18(図3参照)を含む無線ユニット基板60は、ガラス・エポキシ材からなる基板60aの片面(表面)に回路モジュール60bを搭載し、この回路モジュール60bの一部に設けたコネクタ60cに配線のためのハーネス60dを着脱可能に接続する。
また、図2に示すように、基板60aの表面には、回路モジュール60bに近接してその一側にメインアンテナ部60eと、上側にサブアンテナ部60fとがそれぞれ形成されている。なお、これらのメインアンテナ部60eとサブアンテナ部60fとが無線LAN用アンテナ19(図3参照)を構成し、かかる無線LAN用アンテナ19(即ち、アンテナ部60e,60f)を介して、無線LAN通信制御部18(図3参照)とアクセスポイント51(図3参照)とが無線接続される。
ところで、ノイズの障害源としては、主として、デジタルコードレス通信制御部26(図3参照)を含む通信基板(図示せず)及び電源基板(図示せず)が挙げられる。そのうち、デジタルコードレス通信制御部26を含む通信基板にはコードレス用アンテナ27が接続されており、かかるコードレス用アンテナ27では強い電波による送受信が行われるため、特に強いノイズ源となり得る。
そのため、かかるデジタルコードレス通信制御部26を含む通信基板(図示せず)と、無線によるデータの送受信が行われる無線ユニット基板(無線LANボード)60とが近接した位置に配置されると、無線ユニット基板60(無線LAN通信制御部18)がノイズを受け正常に機能しなくなる恐れがある。
しかし、本実施形態のMFP1では、本体ケース2における前側の左コーナ部2Aに無線ユニット基板60を配置する一方で、デジタルコードレス通信制御部26を含む通信基板を、コーナ部2Aとは対角をなす位置、即ち、本体ケース2における後部の右コーナ部2Bに配置している。即ち、本実施形態のMFP1では、同一筐体(本体ケース2)内において、無線ユニット基板60が、デジタルコードレス通信制御部26を含む通信基板と可能な限り離間されているので、かかる無線ユニット基板60が、デジタルコードレス通信制御部26を含む通信基板の影響を受け難く、ノイズ対策として有効であり、正常な通信機能を提供することができる。
次に、図3を参照して、本発明における一実施形態の通信装置を構成するMFP1(親機)及び子機31の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、MFP1は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、上述した操作部15、上述した表示部16、スピーカ部17、無線LAN通信制御部18、無線LAN用アンテナ19、スキャナ部20、プリンタ部21、モデム22、回線制御部23、送受話器24、計時回路25、及びデジタルコードレス通信制御部26を主に有しており、これらはバスライン28を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12やRAM13やフラッシュメモリ14に記憶される固定値やプログラムに従って、或いは、無線LAN通信制御部18や回線制御部23やデジタルコードレス通信制御部26を介して送受信される各種信号に従って、バスライン28により接続された各部を制御する演算装置である。
ROM12は、このMFP1で実行される各種の制御プログラムを記憶する領域である制御プログラム領域12aと、優先度テーブル12bとが設けられた書換不能なメモリである。制御プログラム領域12aには、例えば、後述する図5のフローチャートに示す無線LAN通信処理を実行するプログラムが記憶されている。
優先度テーブル12bは、無線LAN通信制御部18とアクセスポイント51との間で無線LAN通信を行う際の通信速度(無線LAN通信速度12b2(図4参照))の優先度を管理するためのテーブルである。
ここで、図4を参照して、この優先度テーブル12bについて説明する。図4は、優先度テーブル12bの内容を模式的に示す模式図である。図4に示すように、優先度テーブル12bでは、優先度12b1と無線LAN通信速度12b2とが対応付けられている。優先度12b1は、「1」から「4」までの値によって4段階に分けられており、優先度「1」に対し、無線LAN通信速度12b2として「高速」が対応付けられており、優先度「2」に対し、無線LAN通信速度12b2として「中速」が対応付けられており、優先度「3」に対し、無線LAN通信速度12b2として「低速」が対応付けられており、優先度「4」に対し、無線LAN通信速度12b2として「中断(即ち、速度ゼロ)」が対応付けられている。
詳細は後述するが、子機31又はPC61から出力(送信)された優先度(本実施形態では「1」から「4」まで優先度12b1)に対応する無線LAN通信速度12b2が、この優先度テーブル12bから取得されて無線LAN通信制御部18に設定される。その結果、無線LAN通信制御部18とアクセスポイント51との間で無線LAN通信を行う際の通信速度が、子機31又はPC61から出力(送信)された優先度に対応する速度に変更される。
図3に戻って説明する。RAM13は、各種のデータを一時的に記憶するための書換可能なメモリである。このRAM13には、子機側設定フラグ13aが設けられている。この子機側設定フラグ13aは、無線LAN通信制御部18とアクセスポイント51との間で無線LAN通信を行う際の通信速度が、子機31から出力(送信)された優先度に基づいて変更されたか否かを示すフラグである。
この子機側設定フラグ13aは、後述する無線LAN通信処理(図5参照)において、MFP1への電源投入時及び無線LANによる通信の終了時にオフとされ、子機31から出力(送信)された優先度に基づいて無線LAN通信速度が変更されるとオンされる。即ち、この子機側設定フラグ13aがオンであれば、無線LAN通信制御部18とアクセスポイント51との間で無線LAN通信を行う際の通信速度が、子機31から出力(送信)された優先度に基づいて変更されていることを示す。
フラッシュメモリ14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このフラッシュメモリ14に記憶されたデータは、MFP1の電源オフ後も保持される。また、スピーカ部17は、状況に応じた各種音声(例えば、操作部15の操作音やエラー発生時の注意音、着信の呼出音など)を出力するものであり、かかる音声の放音によってユーザに状況を報知する。
スキャナ部20は、CPU11からの指示に基づいて、原稿読取台201にセットされた原稿から画像の読み取りを行うと共に、その画像を表示部16に表示したりプリンタ部21で印刷可能な画像データを生成するものである。このスキャナ部20により読み取られた画像データは、MFP1がFAXモードやスキャナモードやコピーモードに設定されている場合には、RAM13における所定の記憶領域に格納される。プリンタ部21は、CPU11からの指示に基づいて、給紙カセット211内の記録用紙への印刷を行うものである。
モデム22は、CPU11からの指示に基づいて、RAM13に記憶される送信データを電話回線網100に伝送可能な画像信号に変調し、回線制御部23を介して送信したり、電話回線網100から回線制御部23を介して入力された画像信号を受信し、表示部16に表示したりプリンタ部21で印刷可能な画像データに復調するものである。回線制御部23は、電話回線網100と接続されており、電話回線網100へのダイヤル信号の送出や、電話回線網100からの呼出信号の応答などの制御を行うものである。
送受話器24は、子機31、又は電話回線網100を介して接続された外部装置(図示せず)と通話を行うための装置であり、音声を音声信号に変換して回路制御部23へ出力するマイクロフォン(図示せず)と、回路制御部23から入力された音声信号を音声に変換して外部へ出力(放音)するスピーカ(図示せず)とを有している。
この送受話器24は、MFP1から取り外す操作(オフフック操作)が行われた際には、回線制御部23またはデジタルコードレス通信制御部36と電気的に接続される。また、送受話器24をMFP1の本体部に戻す操作(オンフック操作)が行われた際には、送受話器24と回線制御部23やデジタルコードレス通信制御部36との接続が解除される。また、計時回路25は、現在の日時を刻む内部時計を有しており、計時を開始した日時と現在の日時とを比較して所要時間を算出する既知の回路である。
デジタルコードレス通信制御部26は、上述した通信基板(図示せず)の一部であり、コードレス用アンテナ27が接続されている。送受話器24のオフフック操作などにより、送受話器24とデジタルコードレス通信制御部26とが接続された結果、MFP1と子機31とが無線通信により接続される。
送受話器24からデジタルコードレス通信制御部26に音声信号が送信されると、無線通信用のデジタル信号に変換され子機31へ送信(出力)される。一方で、子機31から送信された無線通信用のデジタル信号が受信されると、音声信号に変換されて送受話器24に出力される。
無線LAN通信制御部18は、上述した無線ユニット基板60の一部であり、無線LAN用アンテナ19(メインアンテナ部60eとサブアンテナ部60f)が接続されている。無線LAN通信制御部18は、かかる無線LAN用アンテナ19を介して、無線LAN機器であるアクセスポイント51に無線接続される。その結果、MFP1は、アクセスポイント51に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)61とデータ通信を行うことができる。
また、無線LAN通信制御部18は、無線LAN用アンテナ19を介して、アクセスポイント51に無線接続され、かかるアクセスポイント51を介してLAN200に接続される。その結果、MFP1は、LAN200に接続される外部装置(図示せず)とデータ通信を行うことができる。
なお、アクセスポイント51は、通信装置として既知の無線LAN機器であり、MFP1やPC61などの各種無線LAN機器と無線接続され、これらの無線LAN機器をLAN200へ接続するための中継器である。
一方、子機31は、図3に示すように、CPU32、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35、操作部36、表示部37、送受話器38、及びデジタルコードレス通信制御部39を主に有し、これらはバスライン40を介して互いに接続されている。
CPU32は、ROM33やRAM34やフラッシュメモリ35に記憶される固定値やプログラムに従って、或いは、デジタルコードレス通信制御部39を介して送受信される各種信号に従って、バスライン40により接続された各部を制御する演算装置である。
ROM33は、この子機31で実行される各種の制御プログラムを記憶する領域である制御プログラム領域33aが設けられた書換不能なメモリである。制御プログラム領域33aには、例えば、後述する図6のフローチャートに示す待機中処理を実行するプログラムが記憶されている。また、RAM34は各種のデータを一時的に記憶するための書換可能なメモリである。
フラッシュメモリ35は書換可能な不揮発性のメモリであり、このフラッシュメモリ35に記憶されたデータは、子機31の電源オフ後も保持される。操作部36は、子機31を管理したり、MFP1や、そのMFP及び電話回線網100を介して接続された外部装置(図示せず)との通話を行う場合に使用するものであり、例えば、数字ボタン(テンキー)や通話ボタンや機能操作ボタン等から構成される。
表示部37は、子機31を管理したり、MFP1や外部装置との通話を行う場合に、操作部36により入力された電話番号や、通話中や待機中の各種情報を表示するものであり、例えば、LCD等の表示装置で構成される。
送受話回路38は、MFP1、又は電話回線網100を介して接続された外部装置(図示せず)と通話を行うための装置であり、マイクロフォン(図示せず)とスピーカ(図示せず)とが接続されている。マイクロフォン(図示せず)は、音声を音声信号に変換して送受話回路38へ入力し、スピーカ(図示せず)は、送受話回路38から入力された音声信号を音声に変換して外部へ出力すると共に、状況に応じた各種音声(例えば、操作部36の操作音やエラー発生時の注意音、着信の呼出音など)を出力する。
この送受話回路38は、操作部36の操作によりオフフック操作が行われた際には、送受話回路38は、デジタルコードレス通信制御部39と接続される。また、操作部36によりオンフック操作が行われた際には、デジタルコードレス通信制御部39との接続が解除される。
デジタルコードレス通信制御部39は、コードレス用アンテナ47を有している。操作部36のオフフック操作などにより、送受話回路38とデジタルコードレス通信制御部39とが接続された結果、子機31とMFP1とが無線通信により接続される。
送受話回路38からデジタルコードレス通信制御部39に音声信号が送信されると、無線通信用のデジタル信号に変換されMFP1へ送信(出力)される。一方で、MFP1から送信された無線通信用のデジタル信号が受信されると、音声信号に変換されて送受話回路38に出力される。
次に、図5を参照して、本実施形態における通信装置の親機であるMFP1が、アクセスポイント51を介してPC61と無線LAN通信を行う場合に実行する処理について説明する。図5は、MFP1で実行される無線LAN通信処理を示すフローチャートである。この無線LAN通信処理は、MFP1への電源投入に伴って起動し、MFP1の電源が投入されている間、繰り返し実行される。
図5に示すように、この無線LAN通信処理では、MFP1への電源投入に伴って起動されると、まず、初期設定として、子機側設定フラグ13aの初期化(オフ)などを行う(S501)。
S502の処理後、PC61からアクセスポイント51を介してデータ(例えば、印刷データ)の受信を開始したかを確認し(S502)、PC61からデータの受信がなければ(S502:No)、PC61からデータの受信を開始するまで、S502による確認を繰り返す。
その後、S502の処理により、PC61からデータの受信を開始したことが確認されると(S502:Yes)、子機31に対し、無線LAN使用開始通知を送信する(S503)。
詳細は後述するが、子機31は、かかる無線LAN使用開始通知の受信により、MFP1において無線LANの使用が開始されたことを認識することができる。そして、子機31が待機中である場合には、この無線LAN使用開始通知の受信に伴い、子機31の表示部37にMFP1において無線LANが使用中であることを表示する。
S502の処理後、データの受信を行い(S504)、そのデータ受信時の通信速度、MFP1がPC61から受信する全データ量、及び、PC61からMFP1への転送済みのデータ量に基づき、データ通信が終了するまでの残り時間を算出する(S505)。
S505の処理後、算出した残り時間を子機31へ送信する(S506)。詳細は後述するが、待機中の子機31が、かかる残り時間を受信すると、MFP1において無線LANによる通信の終了までの残り時間を表示部37に表示する。
S506の処理後、子機31から優先度(本実施形態では「1」から「4」まで優先度12b1)を受信したかを確認し(S507)、子機31から優先度を受信していれば(S507:Yes)、子機側設定フラグ13aをオンする(S508)。
S508の処理後、無線LANの通信速度、即ち、無線LAN通信制御部18とアクセスポイント51との間で無線LAN通信を行う際の通信速度を、優先度テーブル12bに基づいて、子機31から受信した優先度(優先度12b1)に対応する無線LAN通信速度(無線LAN通信速度12b2)に変更し(S509)、S510の処理へ移行する。
一方、S507の処理により確認した結果、子機31から優先度を受信していなければ(S507:No)、PC61から優先度(本実施形態では「1」から「4」まで優先度12b1)を受信したかを確認する(S513)。
S513の処理により確認した結果、PC61から優先度を受信していれば(S513:Yes)、子機側設定フラグ13aがオンであるかを確認し(S514)、子機側設定フラグ13aがオフであれば(S514:No)、無線LANの通信速度を、優先度テーブル12bに基づいて、PC61から受信した優先度に対応する無線LAN通信速度に変更し(S509)、S510の処理へ移行する。
その一方で、S514の処理により確認した結果、子機側設定フラグ13aがオンであれば(S514:Yes)、S509の処理を行うことなく、S510の処理へ移行する。かかる場合には、無線LANの通信速度は変更されない。つまり、PC61から優先度を出力することによって無線LANの通信速度の変更が要求されたとしても、それ以前に、子機31からの出力された優先度により無線LANの通信速度が変更されている場合には、無線LANの通信速度は変更されない。
また、S513の処理により確認した結果、PC61から優先度を受信していなければ(S513:No)、子機31からもPC61からも、優先度による無線LANの通信速度の変更が要求されていないので、そのままS510の処理へ移行する。
S510では、PC61からのデータの受信が終了したかを確認し(S510)、終了していなければ(S510:No)、S504の処理へ移行し、S504〜S509,S513,S514の処理を繰り返す。
よって、上述したS507〜S509,S513,S514の処理により、無線LANの通信速度は、子機31又はPC61から優先度を受信する毎に、受信した優先度に応じて随時変更される。しかし、先に子機31からの優先度に基づいて無線LANの通信速度が変更された場合には、後からPC61からの優先度を受信した場合であっても、無線LANの通信速度は変更されない。
一方、S510の処理により確認した結果、PC61からのデータの受信が終了した場合には(S510:Yes)、子機31に対し、無線LAN使用終了通知を送信する(S503)。
詳細は後述するが、子機31は、かかる無線LAN使用終了通知の受信により、MFP1において無線LANの使用が終了したことを認識することができる。そして、子機31が待機中である場合には、この無線LAN使用終了通知の受信に伴い、子機31の表示部37に表示されていた無線LANが使用中であることを示す表示を消去する。
S511の処理後、子機側設定フラグ13aをオフし(S512)、S502の処理へ移行し、PC61からのデータの受信(無線LANによるPC61との無線通信)が開始されるのを待機する。
次に、図6を参照して、本実施形態における通信装置の子機である子機31が待機状態にある場合に実行する処理について説明する。図6は、子機31で実行される待機中処理を示すフローチャートである。この待機中処理は、子機31が待機状態へ移行したことに伴い起動し、子機31が待機状態にある間に実行される処理である。
図6に示すように、この待機中処理では、まず、子機31が待機状態であるかを確認し(S601)、子機31が待機状態にあれば(S601;Yes)、通常の待機中表示370(図7(a)参照)を表示部37へ表示し(S602)、MFP1から無線LAN使用開始通知を受信したかを確認する(S603)。
S603の処理により確認した結果、MFP1から無線LAN使用開始通知を受信していなければ(S603:No)、S601の処理へ移行し、待機状態が継続されていれば、表示部37における通常の待機中表示370(図7(a)参照)の表示が継続される。
一方で、S603の処理により確認した結果、MFP1から無線LAN使用開始通知を受信していれば(S603:Yes)、通常の待機中表示370(図7(b)参照)に加え、MFP1において無線LANが使用中であることを示す表示370a(図7(b)参照)を表示する(S604)。
このS604の処理の結果、子機31の表示部37には、通常の待機中表示370に加え、MFP1において無線LANが使用中であることを示す表示(使用中表示)370aが表示されることになる(図7(b)参照)。子機31を使用するユーザは、表示部37にかかる使用中表示370aが表示されたことにより、MFP1において無線LAN通信が行われていることを認識することができる。
S604の処理後、子機31が待機状態であるかを確認し(S605)、子機31が待機状態にあれば(S605;Yes)、MFP1から、PC61とのデータ通信が終了するまでの残り時間、即ち、無線LAN通信処理(図5)におけるS506の処理によりMFP1から出力された残り時間を受信したかを確認する(S606)。
S606の処理により確認した結果、MFP1から残り時間を受信した場合には(S606:Yes)、受信した残り時間を、使用中表示370aにおける該当部分370a1(図7(b)参照)に表示し(S607)、S608の処理へ移行する。一方で、S606の処理により確認した結果、MFP1からの残り時間の受信がなければ(S606:No)、S607の処理をスキップして、S608の処理へ移行する。
S608では、優先度がユーザにより入力されたかを確認する(S608)。S608の処理により確認した結果、優先度がユーザにより入力されていれば(S608:Yes)、入力された優先度をMFP1へ送信し(S609)、S610の処理へ移行する。一方で、S608の処理により確認した結果、ユーザにより優先度の入力がなければ(S608:No)、S609の処理をスキップして、S610の処理へ移行する。
S609の処理の結果として、ユーザによって入力された優先度がMFP1へ送信されると、その優先度に基づいてMFPにおける無線LANの通信速度が変更される(図5におけるS509)。
S610では、MFP1から無線LAN使用終了通知を受信したかを確認する(S610)。S610の処理により確認した結果、MFP1から無線LAN使用終了通知を受信していなければ(S610:No)、S605の処理へ移行し、MFP1から無線LAN使用終了通知を受信するまで、S605〜S610の処理を繰り返し実行する。
一方で、S610の処理により確認した結果、MFP1から無線LAN使用終了通知を受信していれば(S610:Yes)、表示部37の表示を通常の待機中表示370(図7(a)参照)に戻す、即ち、通常の待機中表示370と共に表示されていた使用中表示370aを消去し(S611)、S601の処理へ移行する。
また、S601又はS605の処理により確認した結果、子機31の待機状態が解除された場合には(S601:No,S605:No)、この待機中処理を終了する。なお、子機31の待機状態、例えば、MFP1から子機31へなされた接続要求を受信した場合や、ユーザにより子機31がオフフック状態とされ、操作部36に設けられたMFP1との通話開始ボタンが押下された場合に解除される。
次に、図7を参照して、上述した待機中処理(図6)の結果として、子機31の表示部37に表示される表示について説明する。図7(a)は、子機31の表示部37に、通常の待機中表示370のみが表示されている状態を示す模式図であり、図7(b)は、子機31の表示部37に、通常の待機中表示370と使用中表示370aとが表示されている状態を示す模式図である。
子機31がMFP1から無線LAN使用開始通知を受信するまでは、即ち、MFP1において無線LANによる通信が行われていない場合には、図7(a)に示すように、表示部37には、通常の待機中表示370のみが表示される。
図7(a)に示すように、この通常の待機中表示370には、子機31の種類(「子機1」)の表示や、その時点における時間情報(日付、曜日、時刻)の表示や、受信電波強度の表示が含まれている。
一方で、子機31がMFP1から無線LAN使用開始通知を受信してから、MFP1から無線LAN使用終了通知を受信するまでの間、即ち、MFP1において無線LANによる通信が行われている間は、図7(b)に示すように、表示部37には、通常の待機中表示370に加え、その下方に、MFP1において無線LANが使用中であることを示す表示(使用中表示)370aが表示される。
図7(b)に示すように、この使用中表示370aには、「W−LAN使用中」との表示や、表示部分370a1に表示される残り時間の表示や、MFP1における現在の無線LANの通信速度に対応する優先度の値の表示や、かかる優先度を変更するかをユーザに問う表示が含まれている。
子機31を使用するユーザは、かかる使用中表示370aが表示部37に表示されたことを視認することにより、MFP1において無線LANが使用中であることを把握することができる。また、使用中表示370aには、MFP1において行われている無線LANによるデータ通信が終了するまでの残り時間の表示が含まれているので、かかる残り時間の表示の視認によって、子機31を使用するユーザは、MFP1における無線LANによるデータ通信の完了時期を認識することができる。
以上説明したように、本実施形態の通信装置によれば、親機であるMFP1は、アクセスポイント51を介してPC61との無線LANによる無線通信を開始すると、その旨を無線LAN使用開始通知によって子機31へ通知する。子機31は、かかる無線LAN使用開始通知を受信することにより、MFP1が無線LANを使用中であることを認識することができる。
ここで、子機31が待機状態にある場合には、表示部37に表示される通常の待機中表示370に加えて、MFP1において無線LANが使用中であることを示す表示(使用中表示)370aが表示されるので、子機31を使用するユーザは、MFP1が無線LANによる通信中であることを把握することができる。その結果、子機31を使用するユーザは、現状において子機31とMFPとの通信を行う場合にどのような通信状態となるかを推測することができる。
MFP1と子機31との間で行われるデジタルコードレス電話による無線通信で使用される周波数帯域と、MFP1とアクセスポイント51との間で行われる無線LANによる通信で使用される周波数帯域とはほぼ重複するので、MFP1が無線LANによる通信中である場合に、MFP1と子機31との間で行われるデジタルコードレス電話による無線通信を行うと、互いの無線通信が干渉し合い、MFP1と子機31との間の通信状態及び/又はMFP1とアクセスポイント51との間の通信状態が悪化する恐れが生じる。
しかし、本実施形態の通信装置によれば、子機31を使用するユーザは、表示部37の表示を確認することによって、子機31から遠隔にあるMFP1が無線LANによる通信中か否かを把握することができ、MFP1が無線LANによる通信中である場合には、MFP1との間においてデジタルコードレス電話による無線通信を行わないという選択をすることができる。その結果、干渉による劣悪な通信品質でMFP1と無線通信をすることを避けることが可能となる。
また、MFP1が無線LANによる通信中である場合に、MFP1と子機31との間でデジタルコードレス電話による通信を行わないことにより、MFP1とアクセスポイント51(及び、そのアクセスポイント51を介して接続されるPC61)との間で行われている無線通信に悪影響を与えることを防止することができる。
また、本実施形態の通信装置によれば、子機31の表示部37に表示される使用中表示370aには、PC61とのデータ通信が終了するまでの残り時間の表示が含まれている。よって、子機31を使用するユーザは、かかる残り時間の表示に基づき、MFP1においてPC61からのデータの受信が終了する時期を把握することができる。
また、本実施形態の通信装置によれば、MFP1における無線LANによる無線通信の通信速度を、子機31から優先度を出力することによって変更することができる。よって、MFP1における無線LANの通信速度を、子機31側から変更することができるので、この通信速度を、子機31を使用するユーザの都合に応じて適宜変更することが可能である。
例えば、MFP1とPC61との間で行われる無線LANによる通信速度を速め、MFP1とPC61との間で行われているデータ通信の終了時間を早めることにより、自身(子機31)が、早期に、無線LANによる無線通信によって干渉される恐れのない状況下で、MFP1とデジタルコードレス電話による無線通信を行うことを可能とする。
また、MFP1とPC61との間で行われる無線LANによる無線通信の通信速度をゼロとする、即ち、MFP1とPC61との間で行われる無線LANによる無線通信を中断させることにより、自身(子機31)が、直ちに、無線LANによる無線通信によって干渉される恐れのない状況下で、MFP1とデジタルコードレス電話による無線通信を行うことを可能とする。
さらに、先に子機31からの優先度に基づいて無線LANの通信速度が変更された場合には、後からPC61からの優先度を受信した場合であっても、無線LANの通信速度は変更されないので、MFP1とPC61との間で行われる無線LANによる無線通信の通信速度を、子機31を使用するユーザの都合に優先させて変更することが可能である。
ここで、特に、MFP1と子機31との間で行われる無線通信は、音声データを通信するデジタルコードレス電話であるので、無線LAN通信制御部18による無線LAN通信時においても、再生音声(受話音声)の品質の劣化を抑制し、高品質な受話音声での通話を維持することが可能となる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、子機31は、MFP1から受信した残り時間(PC61とのデータ通信が終了するまでの残り時間)を表示部37における表示部分370a1に表示する構成とした。即ち、MFP1とPC61とのデータ通信が終了するまでの残り時間は、MFP1において算出するように構成した。
これに換えて、MFP1が、自身(MFP1)とPC61とのデータ通信が終了するまでの残り時間を算出するために必要な情報(例えば、MFP1とPC61とデータ通信における通信速度や、MFP1がPC61から受信する全データ量や、PC61からMFP1への転送済みのデータ量など)を子機31へ送信する情報送信手段を備える構成とし、一方で、子機31が、MFP1から受信した情報に基づいて残り時間を算出する残り時間算出手段を備えている構成としてもよい。即ち、子機31がMFP1から供給された情報に基づいて残り時間を算出し、算出した残り時間を表示部37に表示するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、PC61とのデータ通信が終了するまでの残り時間を「残り×分」という形式で表示部37に表示することにより、MFP1における無線LANによるデータ通信の完了時期を、子機31を使用するユーザに示唆する構成とした。
ここで、子機31を使用するユーザへの「MFP1における無線LANによるデータ通信の完了時期の示唆」の表示形式としては、残り時間の表示に限定されるものではない。例えば、全通信時間に対する残り時間の割合の表示(一定の長さのバーによる割合表示)や、終了予定時刻の表示などの各種表示形式を使用することができる。
また、かかる示唆の表示態様としては、表示部37への表示に限定されるものではなく、例えば、ランプやLEDなどの発光部材を用いてその発光部材の発光色や点滅間隔などによって表示したり、音声などの聴覚的な出力によって通知したりするなどの各種表示態様を使用することができる。
また、上記実施形態では、MFP1において無線LANが使用中であることを示す使用中表示370aとして、図7(b)に示す表示を例示したが、例えば、「W−LAN使用中」の表示のみにするなど、子機31を使用するユーザがMFP1において無線LANが使用中であることを把握することができる表示内容であれば、図7(b)に例示した使用中表示370aより簡略化された表示としてもよい。また、MFP1における無線LANの使用者がMFP1において特定できる場合には、かかる使用者を子機31に通知し、使用中表示370aに無線LANの使用者を表示させるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、MFP1と無線LAN通信する装置としてアクセスポイント51を例示したが、アクセスポイント51以外に、無線LANを内蔵したパーソナルコンピュータや無線LAN用プリンタなどの無線LANによる無線通信が可能な機器(無線LAN機器)を適用できる。
本発明における一実施形態の通信装置を含むMFPの外観図である。 無線ユニット基板(無線LANボード)の正面図である。 MFP及び子機の電気的構成を示すブロック図である。 優先度テーブルの内容を模式的に示す模式図である。 MFPで実行される無線LAN通信処理を示すフローチャートである。 子機で実行される待機中処理を示すフローチャートである。 (a)は、子機の表示部に、通常の待機中表示のみが表示されている状態を示す模式図であり、(b)は、子機の表示部に、通常の待機中表示と使用中表示とが表示されている状態を示す模式図である。
符号の説明
1 MFP(親機、通信装置の一部)
18 無線LAN通信制御部(第2の通信手段)
26 デジタルコードレス通信制御部(第1の通信手段)
31 子機(通信装置の一部)
37 表示部
370a 使用中表示(報知手段の一部、示唆手段の一部)
370a1 表示部分(示唆手段の一部)
39 デジタルコードレス通信制御部(子機側通信手段)
51 アクセスポイント(外部の通信装置)
S503 通信開始通知手段
S505 残り時間算出手段
S506 残り時間通知手段
S509 通信速度変更手段
S514:No(S514におけるNoの分岐処理) 変更禁止手段
S604 報知手段,示唆手段
S607 示唆手段
S609 変更要求手段

Claims (10)

  1. 親機と子機とを備えた通信装置であって、
    前記親機は、
    第1の通信方式により前記子機と無線通信を行う第1の通信手段と、
    前記第1の通信方式で使用する周波数帯域と少なくとも一部が重複する周波数帯域を使用する第2の通信方式により外部の通信装置と無線通信を行う第2の通信手段と、
    前記外部の通信装置と前記第2の通信手段による無線通信を開始した場合に、前記子機へ通信開始通知を送信する通信開始通知手段とを備えており、
    前記子機は、
    前記親機と前記第1の通信方式による無線通信を行う子機側通信手段と、
    前記親機から前記通信開始通知を受信した場合に、前記親機が前記第2の通信手段による前記外部の通信装置との通信中であることを報知する報知手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記親機は、
    前記第2の通信手段による無線通信によって前記外部の通信装置からデータを受信した場合に、該データの受信が終了するまでの残り時間を算出する残り時間算出手段と、
    その残り時間算出手段により算出された残り時間を前記子機へ送信する残り時間通知手段とを備え、
    前記子機は、
    前記親機から受信した前記残り時間に基づき、前記親機における前記データの受信完了時を示唆する示唆手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記親機は、
    前記第2の通信手段による無線通信によって前記外部の通信装置からデータを受信した場合に、該データの受信が終了するまでの残り時間の算出に使用する情報を前記子機へ送信する情報送信手段を備え、
    前記子機は、
    前記親機から受信した前記情報に基づき、前記親機が前記データの受信が終了するまでの残り時間を算出する残り時間算出手段と、
    その残り時間算出手段により算出された残り時間に基づき、前記親機における前記データの受信完了時を示唆する示唆手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記子機は、
    前記親機と前記外部の通信装置との間で行われる前記第2の通信手段による無線通信の通信速度の変更を要求する変更要求手段を備え、
    前記親機は、
    前記子機から前記通信速度の変更が要求された場合に、前記通信速度を変更する通信速度変更手段を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記親機は、
    前記子機からの前記通信速度の変更の要求に基づいて前記通信速度が変更された後に前記外部の通信装置からの前記通信速度の変更の要求があった場合に、前記通信速度変更手段による前記通信速度の変更を禁止する変更禁止手段を備えていることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 前記第1の通信手段及び前記子機側通信手段は、音声データを通信するものであり、前記第2の通信手段は、データを通信するものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 前記親機及び前記子機は、それぞれ、デジタルコードレス電話の親機及び子機であり、
    前記親機と前記第2の通信手段による無線通信を行う前記外部の通信装置は、無線LAN機器であることを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  8. 第1の通信方式及びその第1の通信方式で使用する周波数帯域と少なくとも一部が重複する周波数帯域を使用する第2の通信方式による無線通信が可能な親機と該第1の通信方式による無線通信を行う子機であって、
    前記親機が前記第2の通信方式により外部の通信装置との無線通信を開始したことを示す通知を受信した場合に、該親機が前記第2の通信方式による無線通信中であることを報知する報知手段とを備えていることを特徴とする子機。
  9. 前記親機が前記第2の通信方式による無線通信によって前記外部の通信装置から受信するデータの受信完了までの残り時間を該親機から受信する残り時間取得手段と、
    その残り時間取得手段により取得された残り時間に基づき、前記親機における前記データの受信完了時を示唆する示唆手段とを備えていることを特徴とする請求項8記載の子機。
  10. 前記親機が前記第2の通信方式による無線通信によって前記外部の通信装置から受信するデータの受信完了までの残り時間を、該親機から受信した情報に基づいて算出する残り時間取得手段と、
    その残り時間取得手段により取得された残り時間に基づき、前記親機における前記データの受信完了時を示唆する示唆手段とを備えていることを特徴とする請求項8記載の子機。



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