JP4274240B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信方式により無線通信を行う通信装置に関し、特に、一の通信方式による無線通信が、他の通信装置による無線通信と干渉し合う場合でも、一の通信方式による無線通信の状態を良好に維持することができる通信装置に関するものである。
従来より、無線通信によってデータ通信や通話が可能な通信装置が知られている。このような通信装置では、各通信装置の通信方式が異なっていても、無線通信に使用される周波数帯域は重複している場合がある。無線通信に使用される周波数帯域が重複すると、各通信装置の無線通信が干渉し合い、各通信装置は、正常に無線通信を行うことができない。
無線通信は、一般的に通信方式に応じて占有する周波数帯域が決められており、その周波数帯域の中心周波数の違いに応じてチャンネルが認定されている。但し、同じ数値のチャンネルであっても通信方式が異なれば、占有する周波数帯域幅が異なる。以下、説明を簡単にするために、通信装置の無線通信に使用される周波数帯域を示しながら説明を行う。
図6は、無線LANやデジタルコードレス電話により使用される周波数帯域と、同じ周波数帯域を使用して無線通信を行う代表的な規格とを概略的に示したものである。図6に示すように、2.4GHzから2.5GHzまでの周波数帯域は、ISM(Industrial,
Scientific and Medical)バンドと呼ばれており、通信以外の目的で電波を使用する産業・科学・医療などの機器により使用されている。例えばレーザーメス等の医療装置や、テレコントロール等の工場内における遠隔操作装置や、電子レンジなどの調理装置により使用されている。また、2.4GHzから2.497GHzまでの周波数帯域は、Bluetoothと呼ばれるIEEE802.15.1に準拠した無線通信の規格で使用されており、主にパソコンや携帯電話やワイヤレスヘッドフォンを始めとするマルチメディア機器により使用されている。
また、2.4GHzから2.497GHzまでの周波数帯域は、無線LANの規格であるIEEE802.11b/gなどの無線通信の規格で使用されており、主にノートパソコンにより使用されている。この通信規格は、無線通信により端末装置及びアクセスポイントを接続するための規格である。また、2.4GHzから2.4835GHzまでの周波数帯域は、デジタルコードレス電話により使用されており、子機同士や子機と親機との無線通信で使用されている。
このように、同一の周波数帯域が様々な装置の無線通信によって使用されているので、常に無線通信が干渉する恐れがある。例えば、デジタルコードレス電話の親機及び子機が無線通信により通話を行っている場合に、複数の無線LAN端末及びアクセスポイント51により無線通信が行われると、デジタルコードレス電話で使用されている周波数帯域と、無線LANで使用されている周波数帯域とが重複する。この周波数帯域の重複により無線LAN端末とアクセスポイント51との無線通信は干渉し、正常な無線通信によるデータ通信が行えない。また、デジタルコードレス電話の親機と子機との無線通信も干渉し、正常な無線通信による通話が行えない。
上記の問題を解決するために、特許文献1では、各通信装置の無線通信に使用される周波数帯域が重複しないように、通信制御装置は、各通信装置が使用している無線チャンネルや、ノイズなどにより使用困難な無線チャンネルなどの情報を検出する。通信制御装置は、検出した無線チャンネルなどの情報を定期的に各通信装置へ通知し、各通信装置は、その受信した情報に基づいて、無線通信に使用されていない周波数帯域の無線チャンネルを選択する。特許文献1には、上述した技術が記載されている。
特開2003−249973号公報(0054段落など)
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術では、ある通信装置が無線通信を開始する場合に、他の通信装置と重複しない無線チャンネルを選択できれば良いが、他の通信装置と重複せずに使用できる無線チャンネルには限りがある。よって、通信装置の台数が多くなると、他の通信装置の使用する周波数帯域と重複して各通信装置の無線通信が干渉し合い、無線通信に干渉が発生した通信装置は、無線通信を正常に行うことができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、特に、複数の通信方式により無線通信を行う通信装置において、一の通信方式による無線通信が、他の通信装置による無線通信と干渉し合う場合でも、一の通信方式による無線通信の状態を良好に維持することができる通信装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の通信装置は、第1の通信方式により第1の通信装置と無線通信可能な第1の通信手段と、第2の通信方式により第2の通信装置と無線通信可能な第2の通信手段と、前記第1の通信方式の通信規格により定められた所定周波数帯域内で前記第1の通信手段の無線通信で使用し、前記第1の通信装置との無線通信を中継するアクセスポイントと、前記第1の通信手段との間で占有する第1の周波数帯域を設定する第1の周波数設定手段と、前記第2の通信方式の通信規格により定められた前記所定周波数帯域内と重複する周波数帯域内で前記第2の通信手段の無線通信で使用する第2の周波数帯域を設定する第2の周波数設定手段と、前記第2の周波数帯域を移動させるか否かを選択する操作子と、その操作子により移動させると選択された場合は、前記第2の周波数設定手段により設定された前記第2の周波数帯域と前記第1の周波数設定手段により設定された前記第1の周波数帯域とが重複するように前記第2の周波数設定手段を制御する通信制御手段と、前記第1の通信手段による無線通信の送信電力のレベル値を低下させるレベル低下手段とを備えている。
請求項記載の通信装置は、第1の通信方式により第1の通信装置と無線通信可能な第1の通信手段と、第2の通信方式により第2の通信装置と無線通信可能な第2の通信手段と、前記第1の通信方式の通信規格により定められた所定周波数帯域内で前記第1の通信手段の無線通信で使用し、前記第1の通信装置との無線通信を中継するアクセスポイントと、前記第1の通信手段との間で占有する第1の周波数帯域を設定する第1の周波数設定手段と、前記第2の通信方式の通信規格により定められた前記所定周波数帯域内と重複する周波数帯域内で前記第2の通信手段の無線通信で使用する第2の周波数帯域を設定する第2の周波数設定手段と、前記第2の通信手段による無線通信で受信するデジタル信号の符号誤り率を検出するエラー率検出手段と、そのエラー率検出手段により検出された符号誤り率が所定の値以上である場合は、前記第2の周波数設定手段により設定された前記第2の周波数帯域と前記第1の周波数設定手段により設定された前記第1の周波数帯域とが重複するように前記第2の周波数設定手段を制御し、前記符号誤り率が前記所定の値未満となるように前記第1の通信手段による無線通信の送信電力のレベル値を低下させる通信制御手段とを備えている。
請求項記載の通信装置は、請求項1又は2に記載の通信装置において、前記第1の通信手段は、データを通信するものであり、前記第2の通信手段は、音声を通信するものである。
請求項記載の通信装置は、請求項記載の通信装置において、前記第1の通信手段は、無線LANで使用されるアクセスポイントとの無線通信を行い、前記第2の通信手段は、無線デジタルコードレス電話の子機との無線通信を行うものである。
請求項1記載の通信装置によれば、第1の通信方式により第1の通信装置と無線通信可能な第1の通信手段は、第1の周波数設定手段により、アクセスポイントとの無線通信で使用する第1の周波数帯域を所定周波数帯域内で設定する。また、第2の通信方式により第2の通信装置と無線通信可能な第2の通信手段は、第2の周波数設定手段により第2の通信手段の無線通信で使用する第2の周波数帯域を所定周波数帯域内と重複する周波数帯域内で設定する。ユーザの操作子の操作により第2の周波数帯域を移動させると選択されると、通信制御手段は、第2の周波数設定手段により設定された第2の周波数帯域と第1の周波数設定手段により設定された第1の周波数帯域とが重複するように第2の周波数設定手段を制御する。ここで、複数の通信方式による無線通信中に、第2の通信手段が他の通信装置の無線通信による干渉を受けた場合は、ユーザの操作子の操作により第2の周波数帯域を第1の周波数帯域に重複させ、第2の通信手段が、他の通信装置から受けていた干渉を、第1の通信手段から受ける干渉へと変更する。変更後の干渉は、本通信装置の無線通信による干渉であるので、第1の通信手段による無線通信の送信電力のレベル値をレベル低下手段により低下させることで、第2の通信手段が第1の通信手段から受ける干渉を抑制することができる。よって、第2通信手段は、他の通信装置無線通信による干渉を受けた場合でも、通信状態を良好に維持することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、第1の通信方式により第1の通信装置と無線通信可能な第1の通信手段は、第1の周波数設定手段により、アクセスポイントとの無線通信で使用する第1の周波数帯域を所定周波数帯域内で設定る。また、第2の通信方式により第2の通信装置と無線通信可能な第2の通信手段は、第2の周波数設定手段により、無線通信で使用する第2の周波数帯域を所定周波数帯域内と重複する周波数帯域内で設定る。エラー率検出手段により第2の通信手段による無線通信で受信されたデジタル信号の符号誤り率が検出され、その符号誤り率が所定の値以上であると、第2の通信手段他の通信装置の無線通信による干渉を受けたと判断され、通信制御手段は、第2の周波数設定手段により設定された第2の周波数帯域と第1の周波数設定手段により設定された第1の周波数帯域とが重複するように第2の周波数設定手段を制御する。つまり、複数の通信方式による無線通信中に、エラー率検出手段により符号誤り率が所定の値以上であると検出された場合は、第2の通信手段は他の通信装置の無線通信による干渉を受けているので、第2の周波数帯域を第1の周波数帯域に重複させ、他の通信装置から受けていた干渉を、第1の通信手段から受ける干渉へと変更する。変更後の干渉は、本通信装置の無線通信による干渉であるので、エラー率検出手段により検出された符号誤り率が所定の値未満となるように第1の通信手段による無線通信の送信電力を通信制御手段により低下させることで、第2の通信手段が第1の通信手段から受ける干渉を抑制することができる。よって、第2通信手段の無線通信は、他の通信装置無線通信による干渉を受けた場合でも、通信状態を良好に維持することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項1又は2に記載の通信装置の奏する効果に加え、第1の通信手段は、データを通信するものであり、第2の通信手段は、音声を通信するものである。第2の通信手段による無線通信によって通話を行っている時に、他の通信装置の無線通信による干渉を受けた場合は、第2の周波数帯域を第1の周波数帯域に重複させ、他の通信装置から受けていた干渉を、第1の通信手段から受ける干渉へと変更する。変更後の干渉は、本通信装置の無線通信による干渉であ、本通信装置を制御することによりその干渉を防止することができるので、第2の通信手段は、その音声の通信状態を良好に維持することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項記載の通信装置の奏する効果に加え、第1の通信手段は、無線LANで使用されるアクセスポイントとの無線通信を行い、第2の通信手段は、無線デジタルコードレス電話の子機との無線通信を行うものである。第2の通信手段によって無線デジタルコードレス電話の子機との無線通信を行っている時に、他の通信装置の無線通信による干渉を受けた場合は、第2の周波数帯域を第1の周波数帯域に重複させ、他の通信装置から受けていた干渉を、第1の通信手段から受ける干渉へと変更する。変更後の干渉は、本通信装置の無線通信による干渉であ、本通信装置を制御することによりその干渉を防止することができるので、第2の通信手段は、子機との通話を良好に維持することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1を用いてMFP1と子機31とアクセスポイント51と無線LAN端末A61と無線LAN端末B62との電気的構成を説明する。図1は、本発明の実施形態における通信装置を有した多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)と称す)1と子機3
1とアクセスポイント51との電気的構成を示すブロック図である。このMFP1は、通話機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種の機能を有している。本実施の形態において、MFP1は、主に外部装置や子機31と通話を行うためのデジタルコードレス電話の親機としている。また、MFP1は、無線通信によりアクセスポイント51とデータ通信可能な通信装置である。子機31は、無線通信により親機であるMFP1と通話を行うものであり、また、MFP1を介して外部装置と通話を行うものである。
MFP1は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、操作部15、表示部16、スピーカ部17、無線LAN通信制御部18、無線LAN用アンテナ19、スキャナ部20、プリンタ部21、モデム22、回線制御部23、送受話器24、計時回路25、デジタルコードレス通信制御部26とを主に有し、これらはバスライン28を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12やRAM13やフラッシュメモリ14に記憶される固定値やプログラムに従って、或いは、無線LAN通信制御部18や回線制御部23やデジタルコードレス通信制御部26を介して送受信される各種信号に従って、バスライン28により接続された各部を制御するものである。ROM12は、このMFP1で実行される各種の制御プログラムを記憶する領域である制御プログラム領域12aが設けられた書換不能なメモリであり、例えば、後述する図3のフローチャートに示す通信のメイン処理のプログラムや図4のフローチャートに示す通信設定処理のプログラムなどが記憶されている。RAM13は各種のデータを一時的に記憶するための書換可能なメモリである。
フラッシュメモリ14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このフラッシュメモリ14に記憶されたデータは、MFP1の電源オフ後も保持される。操作部15は、MFP1を操作するための操作入力キーにより構成されている。利用者は、操作入力キーの押下により、電源のオン/オフや、各機能の切り替えなどの操作を行うことができる。表示部16は、MFP1の各種情報を表示する液晶ディスプレイである。操作部15の操作入力キーの押下に対応するメニューや動作状態などが表示される。利用者は、操作部15の操作入力キーを押下することにより、その操作入力キーの押下に対応する情報を表示部16に表示させ、MFP1及びアクセスポイント51の通信状態やMFP1及び子機31の通信状態などの各種情報を確認する事ができる。
スピーカ部17は、操作部15の操作入力キーの操作音やエラー発生時の注意音、着信の呼出音を利用者に報知するものである。無線LAN通信制御部18は、無線LAN用アンテナ19を有し、アクセスポイント51と無線通信により接続されており、アクセスポイント51を介してLAN200に接続されている。MFP1は、LAN200に接続された外部装置とデータ通信を行うことができる。
スキャナ部20は、CPU11からの指示に基づいて、所定の読取位置(非図示)にセットされた原稿から画像の読み取りを行うと共に、その画像を表示部16に表示したりプリンタ部21で印刷可能な画像データを生成するものである。このスキャナ部20により読み取られた画像データは、MFP1がFAXモードやスキャナモードやコピーモードに設定されている場合には、RAM13における所定の記憶領域に格納される。
プリンタ部21は、CPU11からの指示に基づいて、所定の給紙位置(非図示)にセットされた記録紙への印刷を行うためのインクジェット方式のプリンタで構成されている。プリンタ部21は、記録紙を搬送する記録紙搬送用モータ(非図示)と、記録紙へインクを吐出する印字ヘッド(非図示)と、その印字ヘッドを搭載したキャリッジ(非図示)を移動させるキャリッジモータ(非図示)とを有している。
モデム22は、CPU11からの指示に基づいて、RAM13に記憶される送信データを電話回線網100に伝送可能な画像信号に変調し、回線制御部23を介して送信したり、電話回線網100から回線制御部23を介して入力された画像信号を受信し、表示部16に表示したりプリンタ部21で印刷可能な画像データに復調するものである。回線制御部23は、電話回線網100と接続されており、電話回線網100へのダイヤル信号の送出や、電話回線網100からの呼出信号の応答などの制御を行うものである。
送受話器24は、通話を行うための装置であり、マイクロフォンとスピーカとを有している。マイクロフォンは、音声を音声信号に変換して出力するものであり、また、スピーカは、入力された音声信号を音声に変換して報知するものである。送受話器24は、MFP1から取り外す操作(オフフック操作)が行われた際には、回線制御部23またはデジタルコードレス通信制御部36と電気的に接続される。また、送受話器24をMFP1の本体部に戻す操作(オンフック操作)が行われた際には、送受話器24と回線制御部23やデジタルコードレス通信制御部36との接続が解除される。計時回路25は、現在の日時を刻む内部時計を有しており、計時を開始した日時と現在の日時とを比較して所要時間を算出する既知の回路である。
デジタルコードレス通信制御部26は、コードレス用アンテナ27を有している。送受話器24のオフフック操作などにより、送受話器24とデジタルコードレス通信制御部26とが接続されると、無線通信により子機31と無線により接続される。送受話器24からデジタルコードレス通信制御部26に音声信号が送信されると、無線通信用のデジタル信号に変換され子機31に送信される。同様に、子機31から送信された無線通信用のデジタル信号が受信されると、音声信号に変換されて送受話器24に送信される。また、デジタルコードレス通信制御部26は、ビットエラーレート検出部26aを有している。ビットエラーレート検出部26aは、子機31から送信された無線通信用のデジタル信号において、デジタルコードレス通信制御部26が正しく受信できなかったビットを検出し、符号誤り率を算出するものである。MFP1及び子機31の無線通信において、ビットエラーレート検出部26aにより検出された符号誤り率が(一例として)3%以上の場合は、無線通信が干渉しているとし、3%未満の場合は通信状態が良好であるとする。
一方、子機31は、CPU32、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35、操作部36、表示部37、送受話器38、デジタルコードレス通信制御部39とを主に有し、これらはバスライン40を介して互いに接続されている。CPU32は、ROM33やRAM34やフラッシュメモリ35に記憶される固定値やプログラムに従って、或いは、デジタルコードレス通信制御部39を介して送受信される各種信号に従って、バスライン40により接続された各部を制御するものである。
ROM33は、この子機31で実行される各種の制御プログラムを記憶する領域である制御プログラム領域33aが設けられた書換不能なメモリであり、例えば、後述する図5のフローチャートに示す通信のメイン処理のプログラムなどが記憶されている。RAM34は各種のデータを一時的に記憶するための書換可能なメモリである。フラッシュメモリ35は書換可能な不揮発性のメモリであり、このフラッシュメモリ35に記憶されたデータは、子機31の電源オフ後も保持される。
操作部36は、子機31を管理したり、MFP1や外部装置との通話を行う場合に使用するものであり、例えば、数字ボタンなどの入力装置で構成される。表示部37は、子機31を管理したり、MFP1や外部装置との通話を行う場合に、操作部36により入力された電話番号や、通話中の各種情報を表示するものであり、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成される。
送受話回路38は、通話を行うための装置であり、マイクロフォンとスピーカとを有している。マイクロフォンにより音声を音声信号に変換して出力し、また、入力された音声信号を音声に変換してスピーカから報知するものである。操作部36の操作によりオフフック操作が行われた際には、送受話回路38は、デジタルコードレス通信制御部39と接続される。また、操作部36によりオンフック操作が行われた際には、デジタルコードレス通信制御部39との接続が解除される。また、操作部36の操作音やエラー発生時の注意音、着信の呼出音は、このスピーカより報知される。
デジタルコードレス通信制御部39は、コードレス用アンテナ40を有している。操作部36のオフフック操作などにより、送受話回路38とデジタルコードレス通信制御部39とが接続されると、MFP1と無線通信により接続される。送受話回路38からデジタルコードレス通信制御部39に音声信号が送信されると、無線通信用のデジタル信号に変換されMFP1に送信される。同様に、MFP1から送信された無線通信用のデジタル信号が受信されると、音声信号に変換されて送受話回路38に送信される。
アクセスポイント51は、既知の通信装置であり、無線通信により接続された端末装置(61や62)をLAN200へ接続するための中継器である。アクセスポイント51には、MFP1を始め、無線LAN端末A61、無線LAN端末B62など複数の機器が同時に接続されており、それぞれの装置は、LAN200へと接続されている。
次に、図2を参照して、MFP1が複数の通信方式により無線通信を行っている場合に、他の通信装置が行う無線通信と干渉しても、MFP1の第2の通信方式による通信状態を良好に維持する方法について説明する。無線LANの規格に基づいた無線通信が「第1の通信方式」であり、デジタルコードレス電話であるMFP1及び子機31の通信規格に基づいた無線通信が「第2の通信方式」である。
図2(a)は、MFP1及びアクセスポイント51が第1の通信方式によりデータ通信を行っている状態を示しており、MFP1及び子機31が第2の通信方式により通話を行っている状態を示している。図2(b)は、図2(a)において、無線LAN端末A61及び無線LAN端末B62がアクセスポイント51と第1の通信方式によりデータ通信を行い、そのデータ通信がMFP1及び子機31の無線通信と干渉している状態を示す。図2(c)は、図2(b)の場合に、第2の通信方式で使用されている周波数帯域を変更し、MFP1及び子機31が通話可能となった状態を示している。各グラフの縦軸は、各通信装置から送信される送信出力を示し、各グラフの横軸は、2.4GHzから2.5GHzまでの周波数帯域を示す。
図2(a)に示すように、MFP1及び子機31は、第2の通信方式による通信を行うために、周波数帯域「CL」を占有し、送信出力をP1として通話を行っている。また、MFP1及びアクセスポイント51は、第1の通信方式によるデータ通信を行うために、周波数帯域「W−MFP」を占有し、送信出力をP1としてデータ通信を行っている。この状態であれば、MFP1及び子機31と、MFP1及びアクセスポイント51とは、共に周波数帯域が重複していないので、干渉することなく無線通信が行える。
図2(b)は、図2(a)において、無線LAN端末A61及び無線LAN端末B62がアクセスポイント51と第1の通信方式によりデータ通信を行い、そのデータ通信がMFP1及び子機31の無線通信と干渉している状態を示す。無線LAN端末A61及びアクセスポイント51は、第1の通信方式によるデータ通信を行うために、周波数帯域「W−LANA」を占有し、送信出力をP1としてデータ通信を行い、同様に、無線LAN端末B62及びアクセスポイント51は、第1の通信方式によるデータ通信を行うために、周波数帯域「W−LANB」を占有し、送信出力をP1としてデータ通信を行っている。
図2(b)に示すように、第2の通信方式で使用されている周波数帯域「CL」及び、第1の通信方式で使用されている周波数帯域「W−LANA」が、周波数帯域「XA」において重複している。同様に、周波数帯域「CL」は、周波数帯域「W−LANB」と周波数帯域「XB」において重複している。無線LAN端末B62は、アクセスポイント51との通信に使用している周波数帯域「W−LANB」のうち、その一部の周波数帯域が重複しているが(周波数帯域「XB」)、このような場合は、無線通信は干渉していても、その影響は通信速度の低下などに留まり通信が行える場合もある。
しかし、無線LAN端末A61のように、アクセスポイント51との通信に使用する周波数帯域「W−LANA」のうち、その全域に渡って重複する場合は(周波数帯域「XA」)、無線通信が干渉し合い正常に通信が行えない。同様に、MFP1は、子機31との通信に使用する周波数帯域「CL」のうち、ほぼ全域に渡って重複しているため(周波数帯域「XA」及び「XB」)、無線通信が干渉し合い正常に通信が行えない。無線LAN端末A61及び無線LAN端末B62とアクセスポイント51とのデータ通信の最中に、このような無線通信の干渉が生じた場合は、通信が正常に行えるようになるまでデータ通信を停止しても良いが、MFP1及び子機31を使用した通話の最中に、このような無線通信の干渉が生じると通話が成り立たず非常に使い勝手が悪い。
そこで、MFP1は、子機31と無線通信が正常に行えない場合には、まず、第2の通信方式で通信可能な周波数帯域が無いか調査する。もし、通信可能な周波数帯域がある場合は、その周波数帯域を使用して、子機31と無線通信を行い通話を行う。一方、第2の通信方式で通信可能な周波数帯域が無い場合は、図2(c)に示すように、MFP1が子機31との通信に使用している周波数帯域「CL」を、MFP1がアクセスポイント51との通信に使用している周波数帯域「W−MFP」に重複させる。すると、MFP1は、子機31との通信に使用する周波数帯域(周波数帯域「CL」)のうち、重複している周波数帯域は、周波数帯域「XC」のみとなる。
MFP1とアクセスポイント51とが接続されていても、データ通信が行われていなければ、周波数帯域「W−MFP」は使用されていない。よって、MFP1及び子機31は、周波数帯域「CL」を使用して無線通信を行うことができる。さらに、MFP1からアクセスポイント51へ送信されている送信出力を、無線LAN通信制御部18によってP1からP2へ低下させる。これにより、周波数帯域「W−MFP」の送信出力がP2に低下するので、MFP1及びアクセスポイント51により無線通信が行われていても、MFP1及び子機31の無線通信では、干渉の影響が最小限に抑えられる。よって、MFP1及び子機31の通信状態を良好に維持でき、通話が可能となる。また、MFP1及びアクセスポイント51の無線通信においても、通信速度は低下するがデータ通信を行うことができる。
次に、図3を参照して、MFP1のCPU11により実行される通信のメイン処理について説明する。図3は、MFP1の通信のメイン処理を示すフローチャートであり、MFP1の電源が投入されてから電源が遮断されるまで繰り返し行われる処理である。
このメイン処理では、まず、初期化処理を行う(S1)。初期化処理として、CPU11やRAM13の初期化や、各機能の初期化などの処理を行う。次に、無線LANを使用するために、無線によりアクセスポイント51に接続し、アクセスポイント51より指示された周波数帯域を用いてデータ通信を開始する(S2)。次に、ユーザにより子機31に対して接続要求が入力されたかを判断する(S3)。S3の処理における接続要求とは、ユーザによりMFP1の送受話器24がオフフック状態とされ、操作部15に設けられた子機31との通話開始ボタンが押下されることである。S3の処理において、ユーザにより子機31に対して接続要求が入力された場合は(S3:Yes)、MFP1から子機31に対して接続要求を送信する(S4)。S4の処理における接続要求とは、MFP1及び子機31が通信を開始するために、まず、子機31がMFP1へ接続してくるように通知するものである。一方、S3の処理においてユーザにより子機31に対して接続要求が入力されていない場合は(S3:No)、S5の処理へ移る。
次に、子機31からMFP1に対して通信開始要求があるかを判断する(S5)。S5の処理において、子機31からMFP1に対して通信開始要求がある場合は(S5:Yes)、通信を開始するに当たって、まず自装置(MFP1)に対して、子機31との通信可能な周波数帯域を使用するように設定し(S6)、次に子機31に対して、その通信可能な周波数帯域を使用して通信を行うように指示する(S7)。
そして、通信処理を開始する(S8)。この通信処理は、主にデジタルコードレス通信制御部26により行われる。例えば、送受話器24から送信されてきた音声信号を、無線通信用のデジタル信号に変換して子機31に送信したり、子機31から送信された無線通信用のデジタル信号が受信して、音声信号に変換して送受話器24に送信する処理を行う。また、子機31から送信された無線通信用のデジタル信号において、ビットエラーレート検出部26によりデジタルコードレス通信制御部26が正しく受信できなかったビットを検出し、符号誤り率を算出するなどの処理を行う。一方、S5の処理において、子機31からMFP1に対して通信開始要求が無い場合は(S5:No)、S3の処理に戻る。
次に、子機31との通信において、検出された符号誤り率が3%以上であるかを判断する(S9)。S9の処理では、子機31との通信において、検出された符号誤り率が3%以上である場合は(S9:Yes)、通信設定処理を行い(S10)、検出された符号誤り率が3%未満である場合は(S9:No)、S11の処理へ移る。この通信設定処理について、詳細は図4を参照して後述する。
次に、子機31との通信が終了したかを判断する(S11)。S11の処理において、子機31との通信が終了している場合は(S11:Yes)、S12の処理に移り、子機31との通信が終了していない場合は(S9:No)、S9の処理に戻る。
そして、子機31との通信に、MFP1の無線LANと重複する周波数帯域を使用していたかを判断する(S12)。S12の処理において、子機31との通信に、MFP1が使用する無線LANと重複する周波数帯域を使用していた場合は(S12:Yes)、無線LANの送信出力を通常値に戻し(S13)、S3の処理に戻る。一方、S12の処理において、子機31との通信に、MFP1が使用する無線LANと重複する周波数帯域を使用しなかった場合は(S12:No)、S3の処理に戻る。この図3のフローチャートの処理により、MFP1は子機31との無線通信が、他の通信装置から干渉を受けているかを判断して、干渉を防止する後述の通信設定処理を実行することができる。
次に、図4を参照して、MFP1のCPU11により実行される通信設定処理について説明する。図4は、通信設定処理を示すフローチャートである。まず、子機31と通信可能な周波数帯域があるか判断する(S21)。S21の処理において、子機31と通信可能な周波数帯域がある場合は(S21:Yes)、MFP1は自装置(MFP1)に対して、子機31と通信可能な周波数帯域を使うように設定する(S22)。そして、子機31に対して、その通信可能な周波数帯域を使用して通信を行うように指示し(S23)、処理を終了する。
一方、S21の処理において、子機31と通信可能な周波数帯域がない場合は(S21:No)、子機31との通信に、MFP1の無線LANと重複する周波数帯域は使用されていないかを判断する(S24)。S24の処理において、子機31との通信に、MFP1の無線LANと重複する周波数帯域が使用されていない場合は(S24:Yes)、MFP1は自装置(MFP1)に対して、子機31との通信に、MFP1の無線LANと重複する周波数帯域を使用するように設定する(S25)。そして、子機31に対して、そのMFP1の無線LANと重複する周波数帯域を使用して通信を行うように指示し(S26)、処理を終了する。
一方、S24の処理において、MFP1の無線LANと重複する周波数帯域が使用されている場合は(S24:No)、MFP1の無線LANの送信出力を低下させることができるか判断する(S27)。予め無線LANの送信出力の下限値を決めておき、無線通信中の送信出力を検出して、送信出力を低下させることができるかを判断する。送信出力は、所定の間隔で段階的に低下させても良い。S27の処理において、MFP1の無線LANの送信出力を低下させることができる場合は(S27:Yes)、MFP1の無線LANの送信出力を低下させ(S28)、MFP1の無線LANの送信出力を低下させることができない場合は(S27:No)、処理を終了する。この図4のフローチャートにより、MFP1は子機31との無線通信が、他の通信装置から干渉を受けている場合に、MFP1が子機31との無線通信に使用している周波数帯域を、MFP1がアクセスポイント51との無線通信に使用している周波数帯域に重複させることで、他の通信装置から受けていた干渉を、無線LAN通信制御部18による無線通信から受ける干渉へと変更する。変更後の干渉は、無線LAN通信制御部18を制御して、子機31との干渉を防止することができる。また、MFP1は、無線LAN通信制御部18を制御してアクセスポイント51へ送信する送信出力を低下させることで、さらに子機31との干渉を防止することができる。
次に、図5を参照して、子機31のCPU32により実行される通信のメイン処理について説明する。図5は、子機31の通信のメイン処理を示すフローチャートであり、子機31の電源が投入されてから電源が遮断されるまで繰り返し行われる処理である。このメイン処理では、まず、初期化処理を行う(S31)。初期化処理として、CPU32やRAM34の初期化や、各機能の初期化などの処理を行う。
次に、MFP1から子機31に対して接続要求を受信したかを判断する(S32)。S32の処理において、MFP1から子機31に対して接続要求を受信した場合は(S32:Yes)、呼出音を鳴らす(S33)。一方、MFP1から子機31に対して接続要求を受信していない場合は(S32:No)、S34の処理へ移る。次に、ユーザによりMFP1に対して接続要求が入力されたかを判断する(S34)。S34の処理における接続要求とは、ユーザにより子機31がオフフック状態とされ、操作部36に設けられたMFP1との通話開始ボタンが押下されることである。
S34の処理において、ユーザによりMFP1に対して接続要求が入力された場合は(S34:Yes)、MFP1に対して、通信開始要求を送信する(S35)。すると、MFP1から子機31に対して通信に関する指示が送信されるので、MFP1より指示された周波数帯域を使用してMFP1と通信を開始し(S36)、通信処理を開始する(S37)。この通信処理は、主にデジタルコードレス通信制御部39により行われる。例えば、送受話回路38から送信されてきた音声信号を、無線通信用のデジタル信号に変換してMFP1に送信したり、MFP1から送信された無線通信用のデジタル信号が受信して、音声信号に変換して送受話回路38に送信する処理を行う。一方、S34の処理において、ユーザよりMFP1に対して接続要求が入力されていない場合は(S34:No)、S32の処理に戻る。
次に、MFP1から子機31に対して、通信に使用する周波数帯域を変更するように指示されたかを判断する(S38)。S38の処理において、MFP1から子機31に対して、通信に使用する周波数帯域を変更するように指示された場合は(S38:Yes)、MFP1に指示された周波数帯域を使用して通信を行い(S39)、MFP1から子機31に対して、通信に使用する周波数帯域を変更するように指示されていない場合は(S38:No)、S40の処理に移る。
次に、MFP1との通信が終了したかを判断し(S40)、MFP1との通信が終了した場合は(S40:Yes)、S32の処理に戻り、MFP1との通信が終了していない場合は(S40:No)、S37の処理に戻る。この図5のフローチャートの処理により、子機31は、MFP1から指示された周波数帯域を使用することにより、親機であるMFP1との無線通信が、他の通信装置から干渉を受けている場合でも、通信状態を良好に維持することができる。
本実施の形態により、MFP1は子機31の無線通信が、他の通信装置から干渉を受けた場合に、MFP1が子機31との無線通信で使用している周波数帯域を、MFP1がアクセスポイント51との無線通信で使用している周波数帯域に重複させることで、他の通信装置から受けていた干渉を、無線LAN通信制御部18による無線通信から受ける干渉へと変更する。変更後の干渉は、無線LAN通信制御部18を制御して、子機31との干渉を防止することができる。また、MFP1は、無線LAN通信制御部18を制御してアクセスポイント51へ送信する送信出力を低下させることで、さらに子機31との干渉を防止することができる。よって、MFP1は子機31との無線通信の状態を良好に維持することができる。
なお、請求項に記載の第1の周波数設定手段は、図3に示すフローチャートのS2の処理が該当し、第2の周波数設定手段は、図4に示すフローチャートのS22,S23の処理が該当し、通信制御手段は、図4に示すフローチャートのS24〜S28の処理が該当し、エラー率検出手段は、図3に示すフローチャートのS9の処理が該当し、レベル低下手段は、図4に示すフローチャートのS28の処理が該当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、MFP1の無線LANの無線通信と、MFP1及び子機31の無線通信とにおいて、重複する周波数帯域を使用する場合には、無線通信の干渉の影響を最小限に抑えるために、周波数帯域「W−MFP」の送信出力を、無線LAN通信制御部18によってP1からP2に低下させたが、MFP1及び子機31の通話に影響しなければ周波数帯域「W−MFP」の送信出力を低下させなくても良い。
また、上記実施形態では、MFP1及び子機31の無線通信で使用する周波数帯域を、MFP1の無線LANで使用している周波数帯域に重複させる場合は、エラー率検出手段により検出される符号誤り率の値に基づいて重複させたが、重複させるか否かを選択する操作子をMFP1に設けて、ユーザの操作により、MFP1の無線LANで使用している周波数帯域に重複させても良い。同様に、MFP1の無線LANの送信出力を低下させるか否かを選択する操作子をMFPに設けて、ユーザの操作により、MFP1の無線LANの送信出力を低下させても良い。
また、上記実施形態では、MFP1及び子機31の無線通信で使用する周波数帯域を、MFP1の無線LANで使用している周波数帯域に重複させる場合は、エラー率検出手段により検出される符号誤り率の値に基づいて重複させたが、重複させるか否かを選択する操作子を子機31に設けて、ユーザの操作により、MFP1の無線LANで使用している周波数帯域に重複させても良い。同様に、MFP1の無線LANの送信出力を低下させるか否かを選択する操作子を子機31に設けて、ユーザの操作により、MFP1の無線LANの送信出力を低下させても良い。デジタルコードレス電話の親機と子機とでは、一般的に小さくて持ち運べる子機が頻繁に使用されるので、その子機に各操作子を設けることで、ユーザは親機まで移動して設定することなく、手元で簡単に周波数帯域を重複させるか否か及び送信出力を低下させるか否かを選択することができる。
本発明の実施形態における通信装置を有したMFP及び子機と、MFP及び アクセスポイントとの電気的構成を示すブロック図である。 MFP及び子機の無線通信と、MFP及びアクセスポイントの無線通信と、 その他の通信装置の無線通信との通信状態を概略的に示した図である。 MFPの通信のメイン処理を示すフローチャートである。 MFPの通信設定処理を示すフローチャートである。 子機の通信のメイン処理を示すフローチャートである。 無線LANやデジタルコードレス電話により使用される周波数帯域と、同じ 周波数帯域を使用して無線通信を行う代表的な規格とを概略的に示した図である。
1 MFP(通信装置)
18 無線LAN通信制御部(第1の通信手段)
26 デジタルコードレス通信制御部(第2の通信手段)
26a ビットエラーレート検出部(エラー率検出手段)
31 子機
51 アクセスポイント
S2 MFPの通信のメイン処理(第1の周波数設定手段)
S6、S7 MFPの通信のメイン処理(第2の周波数設定手段の一部)
S9 MFPの通信のメイン処理(エラー率検出手段)
S22、S23 MFPの通信設定処理(第2の周波数設定手段の一部)
S28 MFPの通信設定処理(レベル低下手段)
S24、S25、S26、S27、S28 MFPの通信設定処理(通信制御手段)

Claims (4)

  1. 第1の通信方式により第1の通信装置と無線通信可能な第1の通信手段と、
    第2の通信方式により第2の通信装置と無線通信可能な第2の通信手段と、
    前記第1の通信方式の通信規格により定められた所定周波数帯域内で前記第1の通信手段の無線通信で使用し、前記第1の通信装置との無線通信を中継するアクセスポイントと、前記第1の通信手段との間で占有する第1の周波数帯域を設定する第1の周波数設定手段と、
    前記第2の通信方式の通信規格により定められた前記所定周波数帯域内と重複する周波数帯域内で前記第2の通信手段の無線通信で使用する第2の周波数帯域を設定する第2の周波数設定手段と、
    前記第2の周波数帯域を移動させるか否かを選択する操作子と、
    その操作子により移動させると選択された場合は、前記第2の周波数設定手段により設定された前記第2の周波数帯域と前記第1の周波数設定手段により設定された前記第1の周波数帯域とが重複するように前記第2の周波数設定手段を制御する通信制御手段と、
    前記第1の通信手段による無線通信の送信電力のレベル値を低下させるレベル低下手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 第1の通信方式により第1の通信装置と無線通信可能な第1の通信手段と、
    第2の通信方式により第2の通信装置と無線通信可能な第2の通信手段と、
    前記第1の通信方式の通信規格により定められた所定周波数帯域内で前記第1の通信手段の無線通信で使用し、前記第1の通信装置との無線通信を中継するアクセスポイントと、前記第1の通信手段との間で占有する第1の周波数帯域を設定する第1の周波数設定手段と、
    前記第2の通信方式の通信規格により定められた前記所定周波数帯域内と重複する周波数帯域内で前記第2の通信手段の無線通信で使用する第2の周波数帯域を設定する第2の周波数設定手段と、
    前記第2の通信手段による無線通信で受信するデジタル信号の符号誤り率を検出するエラー率検出手段と、
    そのエラー率検出手段により検出された符号誤り率が所定の値以上である場合は、前記第2の周波数設定手段により設定された前記第2の周波数帯域と前記第1の周波数設定手段により設定された前記第1の周波数帯域とが重複するように前記第2の周波数設定手段を制御し、
    前記符号誤り率が前記所定の値未満となるように前記第1の通信手段による無線通信の送信電力のレベル値を低下させる通信制御手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
  3. 前記第1の通信手段は、データを通信するものであり、前記第2の通信手段は、音声を通信するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記第1の通信手段は、無線LANで使用されるアクセスポイントとの無線通信を行い、
    前記第2の通信手段は、無線デジタルコードレス電話の子機との無線通信を行うことを特徴とする請求項記載の通信装置。
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