JP2015162696A - 通信機器及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】近距離無線通信を行うとともに、FMラジオ放送波を受信する通信機器において、近距離無線通信の通信周波数の逓倍波によるFMラジオ放送波の受信妨害を低減することができる通信機器を提供する。【解決手段】通信機器100は、通信相手の通信機器との間で、規定の通信周波数を用いて、近距離無線通信を行うNFC回路106、電波の受信域を前記通信周波数の逓倍周波数を含む帯域に調整可能なFM受信回路101、FM受信回路101が前記逓倍周波数を含む帯域を受信する場合、当該帯域の受信レベルを検出するレベル検出回路103、受信レベルが閾値より小さい場合、NFC回路106における送信電力を下げるように、NFC回路106を制御するNFC制御回路107を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、近距離無線通信を行うとともにFMラジオ放送波を受信する通信機器を制御する技術に関する。
電子マネーや乗車券等の機能を有するICカード、住民基本台帳カード、物流管理に用いられるICタグなどにおいて、近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)が用いられている。
NFCは、約10cm以内の間隔をおいた通信機器間において適用される高周波数無線通信の方法の一つである。NFCでは、13.56MHzの周波数の通信波を用いる(特許文献1)。
また、FMラジオ放送においては、76MHzから108MHzまでの周波数帯域が用いられる。
特表2013−515412号公報
NFCにおいて用いられる通信周波数の逓倍周波数は、FMラジオ放送の受信周波数に当たる。例えば、NFCの通信周波数(13.56MHz)の6倍である81.4MHz及びNFCの通信周波数の7倍である94.9MHzは、FMラジオ放送の周波数帯域に含まれる。このため、近距離無線通信を行うとともに、FMラジオ放送波を受信する一台の通信機器が、近距離無線通信中に、81.4MHz又は94.9MHzのFMラジオ放送波を選局すると、当該近距離無線通信により用いられる通信周波数の逓倍波によりFMラジオ放送波の受信が妨害されるという問題がある。
このような問題点を解決するため、本発明は、近距離無線通信を行うとともに、FMラジオ放送波を受信する通信機器において、当該近距離無線通信により用いられる通信周波数の逓倍波によるFMラジオ放送波の受信妨害を低減することができる通信機器及び制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、通信機器であって、通信相手の通信機器との間で、規定の通信周波数を用いて、近距離無線通信を行う近距離無線通信部と、電波の受信域を前記通信周波数の逓倍周波数を含む帯域に調整可能なFM受信部と、前記FM受信部が前記逓倍周波数を含む帯域を受信する場合、当該帯域の受信レベルを検出する検出部と、前記受信レベルが所定の閾値より小さい場合、前記近距離無線通信部における送信電力を下げるように、前記近距離無線通信部を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
この態様によると、近距離無線通信により用いられる通信周波数の逓倍波によるFMラジオ放送波の受信妨害を低減できるという優れた効果を奏する。
本発明に係る一の実施の形態としての通信システム10の構成を示す。 通信機器100の構成を示すブロック図である。 プリセットテーブル141のデータ構造を示す。 通信機器100の動作を示すフローチャートである。 FMラジオ放送の自動選局の動作を示すフローチャートである。 通信機器100における通信処理の動作を示すフローチャートである。 変形例(1)としての通信機器100aの一部分の構成を示すブロック図である。 通信機器100aにおけるプリセットテーブル141aのデータ構造を示す。 (a)通信機器100aにおける通信波161の強度と周波数の関係を示す。(b)通信周波数がずらされた後の通信波163の強度と周波数の関係を示す。 通信機器100aにおける通信処理の動作を示すフローチャートである。 変形例(2)としての通信機器100bにおける通信処理の動作を示すフローチャートである。 変形例(3)としての通信機器100cにおける通信処理の動作を示すフローチャートである。 変形例(4)としての通信機器100dにおける通信処理の動作を示すフローチャートである。
1.実施の形態
本発明に係る一の実施の形態としての通信システム10について説明する。
通信システム10は、図1に示すように、通信機器100及び通信機器200から構成されている。
通信機器100は、一例として、映像及び音声データを記憶している。通信機器100は、NFCを用いて、通信機器200に対して、記憶している映像及び音声データを送信する。通信機器200は、NFCを用いて、映像及び音声データを受信し、受信した映像及び音声データを内部に記憶する。また、通信機器100は、FMラジオ放送を受信する。
通信機器100においては、受信したFMラジオ放送の音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、NFCの搬送波を生成する回路に供給する電圧値を段階的に下げていく。これにより、通信機器100から放射される通信波の送信電力を下げている。この結果、近距離無線通信により用いられる通信周波数の逓倍波によるFMラジオ放送波の受信妨害を低減できる。
1.1 通信機器100
通信機器100は、NFCを用いて、通信相手の通信機器との間でデータの送受信を行い、FMラジオ放送波を受信し、音響として出力する。また、電話機能、電子メール通信機能、映像表示機能等を有してもよい。
通信機器100は、図2に示すように、FM受信回路101、FM制御回路102、レベル検出回路103、記憶部105、NFC回路106、NFC制御回路107、主制御部108、タッチパネル109、入出力制御部110、ボタン操作部111及びその他の回路から構成されている。通信機器100には、イヤホン104が接続される。
通信機器200は、通信機器100と同様の構成を有しているので、詳細の説明を省略する。
なお、一例として、通信機器100及び通信機器200は、それぞれ、携帯電話機であるとしてもよい。
(1)記憶部105
記憶部105は、一例として、不揮発性の半導体メモリから構成されている。
記憶部105は、プリセットテーブル141、FM受信フラグ151、NFC通信フラグ152、映像及び音声データ及びその他のデータ及びコンピュータプログラムを記憶している。
(FM受信フラグ151)
FM受信フラグ151は、FM受信回路101がFMラジオ放送波を受信中であるか否かを示すフラグである。FM受信フラグ151は、「0」及び「1」のいずれか一方の値を取る。「0」は、FM受信回路101が受信中でないことを示す。また、「1」は、FM受信回路101が受信中であることを示す。
(NFC通信フラグ152)
NFC通信フラグ152は、NFC回路106が近距離無線通信を行っているか否かを示すフラグである。NFC通信フラグ152は、「0」及び「1」のいずれか一方の値を取る。「0」は、NFC回路106が近距離無線通信を行っていない状態であることを示す。また、「1」は、NFC回路106が近距離無線通信を行っている状態であることを示す。
(プリセットテーブル141)
プリセットテーブル141は、FM受信回路101により受信可能なFMラジオ放送波の周波数を記憶するためのデータテーブルである。
プリセットテーブル141は、図3に示すように、複数のプリセット情報を記憶するための領域を備えている。各プリセット情報は、一つのFMラジオ放送波に対応している。各プリセット情報は、プリセット番号、受信周波数、逓倍波フラグ及び電圧値を対応付けて含む。
プリセット番号は、当該プリセット番号が含まれるプリセット情報を一意に識別するための識別番号である。
受信周波数は、FM受信回路101により受信可能なFMラジオ放送波の周波数を示す。この周波数の単位は、MHzである。
逓倍波フラグは、対応する受信周波数がNFCの通信周波数(13.56MHz)の逓倍波であるか否かを示すフラグである。逓倍波フラグは、「0」及び「1」のいずれか一方の値を取る。「0」は、対応する受信周波数がNFCの通信周波数の逓倍波でないことを示す。また、「1」は、対応する受信周波数がNFCの通信周波数の逓倍波であることを示す。
電圧値は、NFC回路106の後述する搬送波生成回路138に設定されるべき電圧の値を示す。
プリセットテーブル141は、図3に示すように、一例として、プリセット情報146を含んでいる。プリセット情報146は、一例として、プリセット番号142「2」、受信周波数143「81.4」、逓倍波フラグ144「1」及び電圧値145「V1」を対応付けて含む。ここで、受信周波数143「81.4」(MHz)は、通信周波数(13.56MHz)の逓倍波である。また、逓倍波フラグ144「1」は、受信周波数143が逓倍波であることを示している。
(2)FM受信回路101
FM受信回路101は、チューニングによって、受信域をNFCの通信周波数の逓倍周波数を含む帯域に調整可能なスーパーヘテロダイン方式のFMラジオ受信回路である。
FM受信回路101は、図2に示すように、アンテナ回路121、RF増幅回路122、混合回路123、局部発振回路124、IF増幅回路125、振幅制限回路126、FM復調回路127、低周波増幅回路128、雑音増幅整流回路129及びスケルチ回路130から構成されている。
アンテナ回路121は、放送波を受信する。ここで、イヤホン104と通信機器100とを接続するケーブルがアンテナ回路121を兼用している。
RF増幅回路122は、FM制御回路102の選局指示により、アンテナ回路121により受信した放送波から、利用者の所望のFMラジオ放送波を選局する。次に、選局されたFMラジオ放送波を増幅して、増幅された高周波信号を混合回路123に出力する。
局部発振回路124は、FM制御回路102の選局指示に応じて、受信したFMラジオ放送波を中間周波数に変換するための局部発振信号を生成する。次に、生成した局部発振信号を混合回路123に対して出力する。
混合回路123は、RF増幅回路122により増幅された高周波信号と局部発振回路124により生成された局部発振信号により、中間周波数の中間周波数信号を生成する。中間周波数は、一例として、10.7MHzである。
IF増幅回路125は、混合回路123により生成された中間周波数信号を増幅する。次に、増幅された中間周波数信号を振幅制限回路126に対して出力する。
振幅制限回路126は、増幅された中間周波数信号から、一定振幅以上の部分を除去する。一定振幅以上の部分が除去された中間周波数信号をFM復調回路127に対して出力する。
FM復調回路127は、一定振幅以上の部分が除去された中間周波数信号をFM復調して、音声信号を生成する。次に、生成した音声信号を低周波増幅回路128に対して出力する。
低周波増幅回路128は、FM復調回路127により生成された音声信号を増幅する。
イヤホン104は、低周波増幅回路128により増幅された音声信号を音響に変換し、音響を出力する。
雑音増幅整流回路129は、振幅制限回路126及びFM復調回路127から雑音信号を受け取る。受け取った雑音信号を増幅し、さらに、整流する。増幅し整流された雑音信号をスケルチ回路130に対して出力する。
スケルチ回路130は、雑音が基準のレベルを超えている場合、低周波増幅回路128を停止させる。
(3)FM制御回路102
FM制御回路102は、主制御部108から、FMラジオ放送の自動選局の指示及び利用者により選局された受信周波数のFMラジオ放送波の受信の指示を受け取る。
(利用者により選局された受信周波数のFMラジオ放送波の受信の処理)
主制御部108から、利用者により選局された受信周波数のFMラジオ放送波の受信の指示を受け取ると、FM制御回路102は、RF増幅回路122及び局部発振回路124に、FMラジオ放送波の選局を指示する。これにより、FM受信回路101により、FMラジオ放送波の受信が行われる。
FM制御回路102は、主制御部108から受信の終了の指示又は別の受信周波数の指定を受け取るまで、FM受信回路101に対して、当該受信周波数のFMラジオ放送波の受信を継続させる。
(FMラジオ放送の自動選局)
FM制御回路102は、FMラジオ放送の自動選局の指示を受け取ると、以下に示すようにして、FM受信回路101に、FMラジオ放送帯の下限周波数76.0MHzから上限周波数108.0MHzに向けて受信周波数をスキャンさせる。受信可能な放送波が検出されると、検出された順に、受信周波数をプリセット番号とともに、プリセットテーブル141に書き込む。
FM制御回路102は、記憶部105に記憶されているプリセットテーブル141を初期化する。
次に、FM制御回路102は、下限周波数76.0MHzから上限周波数108.0MHzまで、0.1MHz毎の受信周波数について、次の処理(a)〜(g)を繰り返す。具体的には、受信周波数76.0MHz、76.1MHz、76.2MHz、76.3MHz、・・・、107.9MHz、108.0MHzの各々について、処理の対象とする。
(a)FM制御回路102は、受信周波数をRF増幅回路122及び局部発振回路124に対して出力する。
(b)FM制御回路102は、FM受信回路101のアンテナ回路121、RF増幅回路122、混合回路123、局部発振回路124、IF増幅回路125、振幅制限回路126、FM復調回路127、低周波増幅回路128、雑音増幅整流回路129及びスケルチ回路130を動作させる。
(c)FM制御回路102は、レベル検出回路103に、音声レベルを検出させる。FM制御回路102は、レベル検出回路103から音声レベルを受け取る。
(d)FM制御回路102は、受け取った音声レベルと選局閾値とを比較する。選局閾値は、FMラジオ放送波を受信できるため十分な音声レベルである。
(d−1)受け取った音声レベルが選局閾値より小さい場合、FM制御回路102は、何もしない。
(d−2)受け取った音声レベルが選局閾値より大きいか又は選局閾値と等しい場合、次の処理(e)〜(g)を行う。
(e)FM制御回路102は、プリセット番号を設定する。ここで、最初にプリセット番号を設定する場合には、プリセット番号を「1」とする。2回目以降にプリセット番号設定する場合には、プリセット番号を、「直前に設定したプリセット番号」+「1」とする。
(f)FM制御回路102は、設定したプリセット番号と受信周波数とを、プリセットテーブル141のプリセット情報に書き込む。
(g)FM制御回路102は、受信周波数が逓倍周波数か否かを判断する。つまり、受信周波数が81.4MHzであるか、94.9MHzであるか、その他の周波数であるかを判断する。
(g−1)受信周波数が逓倍周波数である場合、FM制御回路102は、逓倍波フラグ「1」をプリセット情報に書き込む。
(g−2)受信周波数が逓倍周波数でない場合、FM制御回路102は、逓倍波フラグ「0」をプリセット情報に書き込む。
このようにして、FM制御回路102は、受信可能なFMラジオ放送波について、プリセット番号と受信周波数と逓倍波フラグとからなるプリセット情報をプリセットテーブル141に書き込む。
(4)レベル検出回路103
レベル検出回路103は、以下に示すようにして、FM受信回路101がNFCの通信周波数の逓倍周波数を含む帯域を受信する場合、当該帯域の受信レベルを検出する。
レベル検出回路103は、低周波増幅回路128から出力された音声信号を基にして、受信したFMラジオ放送波の音声レベルを検出する。次に、検出した音声レベルをFM制御回路102に対して出力する。また、検出した音声レベルを、主制御部108を介して、NFC制御回路107に対して出力する。
なお、レベル検出回路103は、検出した音声レベルを、主制御部108を介することなく、直接、NFC制御回路107に対して出力してもよい。
(5)NFC回路106
NFC回路106は、13.56MHzの規定の通信周波数の通信波を用い、通信相手の通信機器との間で、例えば、通信機器200との間で、双方向の近距離無線通信を行う。
NFC回路106は、図2に示すように、アンテナ回路131、受信回路132、復調回路133、デコード回路134、データ処理回路135、変調回路136、エンコード回路137及び搬送波生成回路138から構成されている。
アンテナ回路131は、閉ループのコイルを有しており、このコイルに流れる電流が変化することで、電磁波を出力する。また、アンテナ回路131としてのコイルを通る磁束が変化することで、アンテナ回路131に電流が流れる。
受信回路132は、アンテナ回路131に流れる電流を受信し、同調を行い、復調回路133に出力する。
復調回路133は、受信回路132から供給される信号を復調し、デコード回路134に供給する。
デコード回路134は、復調回路133から供給される信号としての、例えばマンチェスタ符号などをデコードし、そのデコードの結果得られるデータを、データ処理回路135に供給する。
データ処理回路135は、デコード回路134から供給されるデータに基づき、例えば、トランスポート層などのプロトコルで行うべき処理、その他の所定の処理を行う。また、データ処理回路135は、通信相手の通信機器に送信すべきデータを、エンコード回路137に供給する。
エンコード回路137は、データ処理回路135から供給されるデータを、例えば、マンチェスタ符号などにエンコードし、変調回路136に供給する。
搬送波生成回路138は、通信周波数の搬送波を生成し、生成した搬送波を変調回路136に対して出力する。
変調回路136は、搬送波生成回路138から搬送波を受け取る。次に、受け取った搬送波を、エンコード回路137から供給される信号にしたがって変調する。次に、変調された搬送波をアンテナ回路131に対して出力する。こうして、アンテナ回路131は、変調波を通信波として放射する。
ここで、変調回路136における変調方式としては、例えば、振幅変調(ASK(Amplitude Shift Keying))を採用することができる。但し、変調方式は、ASKに限定されるものではない。PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)、その他の変調方式を採用してもよい。
(6)NFC制御回路107
NFC制御回路107は、以下に示すように、レベル検出回路103による受信レベルが可聴閾値より小さい場合、近距離無線通信が可能な範囲内でNFC回路106における送信電力を下げるように、NFC回路106を制御する。
NFC制御回路107は、主制御部108から、NFCによる通信を行う指示を受け取る。NFCによる通信を行う指示を受け取ると、NFC制御回路107は、次に示すようにして、NFC回路106に対して、NFCによる通信を行うように制御する。
NFC制御回路107は、FM受信回路101によりFM放送波の受信中であるか否かを判断する。具体的には、NFC制御回路107は、記憶部105に記憶されているFM受信フラグ151が「0」であるか又は「1」であるかを判断する。FM放送波の受信中でない場合には、NFC制御回路107は、以下に示すNFC回路106から放射される通信波の送信電力の削減の処理を行わない。
FM放送波の受信中である場合、つまり、FM受信フラグ151が「1」である場合、NFC制御回路107は、プリセットテーブル141から、受信中のFMラジオ放送波の受信周波数を含むプリセット情報を読み出す。
次に、NFC制御回路107は、読み出したプリセット情報から逓倍波フラグを抽出する。次に、抽出した逓倍波フラグが「0」であるか又は「1」であるかを判断する。言い換えると、受信中のFMラジオ放送波がNFCの通信波の逓倍波であるか否かを判断する。抽出した逓倍波フラグが「0」である場合には、NFC制御回路107は、以下に示すNFC回路106から放射される通信波の送信電力の削減の処理を行わない。
逓倍波フラグが「1」である場合、NFC制御回路107は、読み出したプリセット情報に電圧値が含まれているか否かを判断する。読み出したプリセット情報に電圧値が含まれている場合、NFC制御回路107は、プリセット情報に含まれる電圧値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する。一方、読み出したプリセット情報に電圧値が含まれていない場合、NFC制御回路107は、予め定められたデフォルト値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する。
ここで、デフォルト値は、NFCによる通信と同時にFMラジオ放送波を受信しない場合、又は、NFCによる通信と同時に、NFCの通信波の逓倍波に相当する受信周波数のFMラジオ放送波を受信しない場合に、NFC回路106の搬送波生成回路138に設定される電圧値である。
次に、NFC制御回路107は、NFC回路106に対して、データ信号が乗せられていない搬送波を放射するように制御する。データ信号が乗せられていない搬送波の放射は、データ信号が乗せられた搬送波の放射の直前まで、継続して行われる。
次に、NFC制御回路107は、レベル検出回路103から、主制御部108を介して、音声レベルを受け取る。NFC制御回路107は、受け取った音声レベルと可聴閾値とを比較する。
ここで、可聴閾値は、一例として、FM受信回路101から出力される音声信号(電圧値)のpeak to peak値の20パーセントの値である。つまり、最大電圧値と最小電圧値との差の20パーセントの値である。
音声レベルが可聴閾値より大きい又は可聴閾値と等しい場合、NFC制御回路107は、電圧値をプリセットテーブル141に書き込む。プリセットテーブル141に書き込まれた電圧値は、次に、現在受信中のFMラジオ放送波の周波数と同一の周波数のFMラジオ放送波を受信するとともに、NFCによる通信を行う際に、用いられる。次に、NFC制御回路107は、データ処理回路135、エンコード回路137、変調回路136、アンテナ回路131及び搬送波生成回路138に対して、データの送信を繰り返すよう、制御する。
音声レベルが可聴閾値より小さい場合、NFC制御回路107は、電圧値を、一例として、10パーセント減らす。次に、減らされた電圧値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する。
次に、NFC制御回路107は、データの乗せられていない搬送波の放射の制御、音声レベルの受け取り、音声レベルと可聴閾値との比較、電圧値の削減及び送信電力の設定を繰り返す。
以上説明したように、NFC制御回路107は、受信レベルが前記可聴閾値に等しく又は前記可聴閾値より大きくなるまで、NFC回路106の送信電力を段階的に下げるように制御する。
(7)主制御部108
主制御部108は、通信機器100を構成するその他の構成要素を制御する。
主制御部108は、具体的には、マイクロプロセッサから構成されている。マイクロプロセッサは、記憶部105に記憶されているコンピュータプログラムに従って動作する。
主制御部108は、タッチパネル109又はボタン操作部111から、利用者の操作に対応する入力信号を受け取る。利用者の操作には、FMラジオ放送の自動選局、FMラジオ放送の受信周波数の選択、NFCによる通信指示及びその他の操作が含まれる。次に、主制御部108は、受け取った入力信号により、利用者の操作の種類を判断する。
利用者の操作がFMラジオ放送の自動選局である場合、主制御部108は、NFC回路106により近距離無線通信が行われているか否かを判断する。この判断は、NFC通信フラグ152を用いて行う。NFC通信フラグ152が「0」であるとき、主制御部108は、FM制御回路102、レベル検出回路103及びFM受信回路101に対して、FMラジオ放送の自動選局の処理を行うように指示する。NFC通信フラグ152が「1」であるとき、主制御部108は、FM制御回路102、レベル検出回路103及びFM受信回路101に対して、FMラジオ放送の自動選局の処理を行うように指示しない。これは、NFC回路106から放射される通信波の影響を避けるためである。
利用者の操作がFMラジオ放送の受信周波数の選択である場合、主制御部108は、FM制御回路102に対して、選択された受信周波数のFMラジオ放送波を受信するように指示する。
利用者の操作がNFCによる通信指示である場合、主制御部108は、NFC通信フラグ152を「1」に設定する。次に、NFC制御回路107に対して、NFCによる通信を行うように指示する。主制御部108は、NFC回路106による近距離無線通信が終了した場合、NFC通信フラグ152を「0」に設定する。
利用者の操作がその他の操作である場合、主制御部108は、その他の処理を行う。
(8)タッチパネル109、入出力制御部110及びボタン操作部111
(タッチパネル109)
タッチパネル109は、タッチパッド部109a及び表示パネル部109bから構成されている。表示パネル部109bは、矩形の表示面を有し、表示面には、タッチパッド部109aが取り付けられている。表示パネル部109bは、一例として、液晶ディスプレイにより構成されている。表示パネル部109bは、主制御部108から、入出力制御部110を介して受信したアイコン等やその他のオブジェクトを含む画面を表示する。タッチパッド部109aは、タッチパネル109の表示面に対する操作体の接触位置を検出し、検出した接触位置を、入力信号として、入出力制御部110に対して出力する。
(ボタン操作部111)
ボタン操作部111は、複数のボタンを備える。各ボタンは、通信機器100の側面又は上面に配置される。各ボタンは、それぞれ、一つの操作を受け付けるために、利用者に押下されることにより、操作される。
一つのボタンは、一例として、オプションのメニューを表示するために用いられるボタンである。また、別のボタンは、一例として、デスクトップを表示するために用いられるボタンである。さらに、別のボタンは、一例として、電源をON又はOFFにするために用いられるボタンである。
各ボタンが操作されると、ボタン操作部111は、各ボタンに対する操作を示す操作信号を、入力信号として、入出力制御部110を介して、主制御部108に対して出力する。
(入出力制御部110)
入出力制御部110は、タッチパネル109と主制御部108との間で、情報の入出力を中継する。また、入出力制御部110は、ボタン操作部111から入力信号を受け取り、受け取った入力信号を主制御部108に対して出力する。
1.2 通信機器100の動作
通信機器100の動作について説明する。
(1)通信機器100の動作
通信機器100の動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
タッチパネル109又はボタン操作部111は、利用者の操作を受け付ける。タッチパネル109又はボタン操作部111は、操作に対応する入力信号を主制御部108に対して出力する(ステップS100)。
主制御部108は、受け取った入力信号により、操作の種類を判断する(ステップS101)。
操作がFMラジオ放送の自動選局である場合(ステップS101で「FMラジオ放送の自動選局」)、主制御部108は、NFC通信フラグ152が「0」であるか又は「1」であるかを判断する(ステップS102)。NFC通信フラグ152が「1」である場合(ステップS102で「1」)、ステップS100へ戻って処理を繰り返す。NFC通信フラグ152が「0」である場合(ステップS102で「0」)、主制御部108の指示により、FM制御回路102、レベル検出回路103及びFM受信回路101は、FMラジオ放送の自動選局の処理を行う(ステップS103)。次に、ステップS100へ戻って処理を繰り返す。
操作がFMラジオ放送の受信周波数の選択である場合(ステップS101で「FMラジオ放送の受信周波数の選択」)、主制御部108は、FM制御回路102に対して、選択された受信周波数のFMラジオ放送波を受信するように指示する(ステップS104)。次に、ステップS100へ戻って処理を繰り返す。選択された受信周波数のFMラジオ放送波を受信する指示を受け取ると、FM制御回路102は、FM受信フラグ151を「1」に設定する(ステップS111)。次に、FM受信回路101は、FM制御回路102により指定された周波数の放送波を受信、選局、RF増幅、変換、IF増幅、FM復調、低周波増幅及び雑音除去を行う(ステップS112)。放送波の受信、選局、RF増幅、変換、IF増幅、FM復調、低周波増幅及び雑音除去は、FM制御回路102から終了の指示又は別の受信周波数の指定があるまで、継続して行われる。
操作がNFCによる通信指示である場合(ステップS101で「NFCによる通信指示」)、主制御部108は、NFC通信フラグ152を「1」に設定する(ステップS105)。次に、主制御部108は、NFC制御回路107に対して、NFCによる通信を行うように指示する(ステップS106)。次に、ステップS100へ戻って処理を繰り返す。NFCによる通信指示を行う指示を受け取ると、NFC制御回路107及びNFC回路106は、近距離無線通信処理を行う(ステップS121)。
操作がその他の操作である場合(ステップS101で「その他の操作」)、主制御部108は、その他の処理を行う(ステップS107)。次に、ステップS100へ戻って処理を繰り返す。
(2)FMラジオ放送の自動選局の動作
FM制御回路102は、FM受信回路101に、FMラジオ放送帯の下限周波数から上限周波数に向けて受信周波数をスキャンさせる。受信可能な放送波が検出されると、検出された順に、受信周波数をプリセット番号とともに、プリセットテーブル141に書き込む。ここでは、FM受信回路101、FM制御回路102及びレベル検出回路103によるFMラジオ放送の自動選局の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
FM制御回路102は、記憶部105に記憶されているプリセットテーブル141を初期化する(ステップS141)。
FM制御回路102は、下限周波数76.0MHzから上限周波数108.0MHzまで、0.1MHz毎の受信周波数について、ステップS143からステップS150までを繰り返す(ステップS142〜S151)。
FM制御回路102は、受信周波数をFM受信回路101のRF増幅回路122及び局部発振回路124に対して出力する(ステップS143)。
次に、アンテナ回路121は、放送波を受信する。RF増幅回路122は、利用者の所望のFMラジオ放送波を選局し、選局されたFMラジオ放送波を増幅する。局部発振回路124は、局部発振信号を生成する。混合回路123は、中間周波数の中間周波数信号を生成する。IF増幅回路125は、中間周波数信号を増幅する。振幅制限回路126は、増幅された中間周波数信号から、一定振幅以上の部分を除去する。FM復調回路127は、中間周波数信号をFM復調する。低周波増幅回路128は、FM復調回路127により生成された音声信号を増幅する。雑音増幅整流回路129及びスケルチ回路130は、雑音が基準のレベルを超えている場合、低周波増幅回路128を停止させる(ステップS144)。
レベル検出回路103は、低周波増幅回路128から出力される音声信号から音声レベルを検出し、検出した音声レベルをFM制御回路102に対して出力する。次に、FM制御回路102は、レベル検出回路103から音声レベルを受け取る(ステップS145)。
次に、FM制御回路102は、受け取った音声レベルと選局閾値とを比較する(ステップS146)。
受け取った音声レベルが選局閾値より大きいか又は選局閾値と等しい場合(ステップS146で「YES」)、FM制御回路102は、プリセット番号を設定する。次に、設定したプリセット番号と受信周波数とを、プリセットテーブル141のプリセット情報に書き込む(ステップS147)。
次に、FM制御回路102は、受信周波数が逓倍周波数か否かを判断する(ステップS148)。
受信周波数が逓倍周波数である場合(ステップS148で「YES」)、FM制御回路102は、逓倍波フラグ「1」をプリセット情報に書き込む(ステップS149)。
受信周波数が逓倍周波数でない場合(ステップS148で「NO」)、FM制御回路102は、逓倍波フラグ「0」をプリセット情報に書き込む(ステップS150)。
受け取った音声レベルが選局閾値より小さい場合(ステップS146で「NO」)、FM制御回路102は、何もしない。
このようにして、FM制御回路102は、受信可能なFMラジオ放送波について、プリセット番号と受信周波数と逓倍波フラグとからなるプリセット情報をプリセットテーブル141に書き込む。
(3)NFCによる通信処理の動作
通信機器100と通信機器200との間のNFCによる通信処理の動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
NFC制御回路107は、記憶部105に記憶されているFM受信フラグ151が「0」であるか又は「1」であるかを判断する(ステップS171)。
FM受信フラグ151が「1」である場合(ステップS171で「1」)、NFC制御回路107は、プリセットテーブル141から、受信中のFMラジオ放送波の受信周波数を含むプリセット情報を読み出す(ステップS172)。
次に、NFC制御回路107は、読み出したプリセット情報から逓倍波フラグを抽出する。次に、抽出した逓倍波フラグが「0」であるか又は「1」であるかを判断する(ステップS173)。
逓倍波フラグが「1」である場合(ステップS173で「1」)、NFC制御回路107は、読み出したプリセット情報に電圧値が含まれているか否かを判断する(ステップS174)。読み出したプリセット情報に電圧値が含まれている場合(ステップS174で「有り」)、NFC制御回路107は、プリセット情報に含まれる電圧値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する(ステップS175)。
読み出したプリセット情報に電圧値が含まれていない場合(ステップS174で「無し」)、NFC制御回路107は、デフォルト値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する(ステップS176)。
次に、NFC回路106は、NFC制御回路107の制御により、データ信号が乗せられていない搬送波を放射する(ステップS177)。
次に、レベル検出回路103は、FMラジオ放送波の音声レベルを検出し、検出した音声レベルを、主制御部108を介して、NFC制御回路107に対して出力する。NFC制御回路107は、レベル検出回路103から、主制御部108を介して、音声レベルを受け取る(ステップS178)。
次に、NFC制御回路107は、受け取った音声レベルと可聴閾値とを比較する(ステップS179)。音声レベルが可聴閾値より大きい又は可聴閾値と等しい場合(ステップS179で「YES」)、NFC制御回路107は、電圧値をプリセットテーブル141に書き込む(ステップS182)。
次に、NFC制御回路107は、データ処理回路135、エンコード回路137、変調回路136、アンテナ回路131及び搬送波生成回路138により、データの送信を繰り返す(ステップS183、S184、S185、・・・、S186)。
通信機器200は、データの受信を繰り返す(ステップS183、S184、S185、・・・、S186)。
これにより、NFCによるデータの送受信を終了する。
音声レベルが可聴閾値より小さい場合(ステップS179で「NO」)、NFC制御回路107は、電圧値を10パーセント減らす(ステップS180)。次に、減らされた電圧値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する(ステップS181)。次に、ステップS177へ戻って処理を繰り返す。
FM受信フラグ151が「0」である場合(ステップS171で「0」)、逓倍波フラグが「0」である場合(ステップS173で「0」)、NFC制御回路107は、ステップS183へ制御を移す。
1.3 まとめ
以上述べたように、音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、NFC回路106の搬送波生成回路138に供給する電圧値を段階的に下げていき、放射される通信波の送信電力を下げる。これにより、近距離無線通信により用いられる通信周波数の逓倍波によるFMラジオ放送波の受信妨害を低減できる。
2.変形例(1)
上記の実施の形態の変形例としての通信機器100aについて、説明する。
上記の実施の形態の通信機器100においては、上述したように、音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、NFC回路106の搬送波生成回路138に供給する電圧値を段階的に下げていく。
これに対して、通信機器100aにおいては、以下に説明するように、音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、共振周波数を段階的に変更する。この点において、通信機器100aは、通信機器100と相違している。
通信機器100aは、通信機器100と同様の構成を有している。ここでは、通信機器100との相違点を中心として説明する。
通信機器100aは、通信機器100のNFC回路106に代えて、図7に示すNFC回路106aを有している。また、通信機器100aは、通信機器100のNFC制御回路107に代えて、図7に示すNFC制御回路107aを有している。さらに、通信機器100aの記憶部105は、通信機器100のプリセットテーブル141に代えて、プリセットテーブル141aを記憶している。
2.1 プリセットテーブル141a
プリセットテーブル141aは、プリセットテーブル141と同様に、FM受信回路101により受信可能なFMラジオ放送波の周波数を記憶するためのデータテーブルである。
プリセットテーブル141aは、図8に示すように、複数のプリセット情報を記憶するための領域を備えている。各プリセット情報は、一つのFMラジオ放送波に対応している。各プリセット情報は、プリセット番号、受信周波数、逓倍波フラグ及びキャパシタ値を対応付けて含む。
プリセット番号、受信周波数及び逓倍波フラグは、それぞれ、プリセットテーブル141のプリセット番号、受信周波数及び逓倍波フラグと同一である。
キャパシタ値は、NFC回路106aの後述するアンテナ回路131aに設定される静電容量である。
プリセットテーブル141aは、図8に示すように、一例として、プリセット情報146aを含んでいる。プリセット情報146aは、一例として、プリセット番号142a「2」、受信周波数143a「81.4」、逓倍波フラグ144a「1」及びキャパシタ値145a「C1」を対応付けて含む。
2.2 NFC回路106a
NFC回路106aは、NFC回路106と同様の構成を有している。ここでは、NFC回路106との相違点を中心として説明する。
NFC回路106は、図7に示すように、NFC回路106のアンテナ回路131に代えて、アンテナ回路131aを有している。
アンテナ回路131aは、閉ループのコイルに加えて、可変容量ダイオードを有している。アンテナ回路131aは、NFC制御回路107aの制御により、可変容量ダイオードの静電容量を変化させる。この結果、アンテナ回路131aの共振周波数が変化する。
2.3 NFC制御回路107a
NFC制御回路107aは、NFC制御回路107と同様の構成を有している。
ここでは、NFC制御回路107とNFC制御回路107aとの相違点を中心として説明する。
NFC制御回路107aは、FM放送波の受信中である場合、つまり、FM受信フラグ151が「1」である場合、プリセットテーブル141aから、受信中のFMラジオ放送波の受信周波数を含むプリセット情報を読み出す。
次に、NFC制御回路107は、読み出したプリセット情報に含まれている逓倍波フラグが「1」である場合、読み出したプリセット情報にキャパシタ値が含まれているか否かを判断する。
読み出したプリセット情報にキャパシタ値が含まれている場合、NFC制御回路107aは、プリセット情報に含まれるキャパシタ値により、NFC回路106aのアンテナ回路131aの静電容量を設定する。
一方、読み出したプリセット情報にキャパシタ値が含まれていない場合、NFC制御回路107aは、予め定められたデフォルト値により、NFC回路106aのアンテナ回路131aの静電容量を設定する。この場合におけるアンテナ回路131aの共振周波数は、13.56MHzである。
ここで、デフォルト値は、NFCによる通信と同時に、FMラジオ放送波を受信しない場合、又は、NFCによる通信と同時に、NFCの通信波の逓倍波に相当する受信周波数のFMラジオ放送波を受信しない場合に、NFC回路106aのアンテナ回路131aに設定される静電容量である。
次に、NFC制御回路107aは、NFC回路106aに対して、データ信号が乗せられていない搬送波を放射するように制御する。データ信号が乗せられていない搬送波の放射は、データ信号が乗せられた搬送波の放射の直前まで、継続して行われる。
次に、NFC制御回路107aは、レベル検出回路103から受け取った音声レベルと可聴閾値とを比較する。
音声レベルが可聴閾値より大きい又は可聴閾値と等しい場合、NFC制御回路107aは、キャパシタ値をプリセットテーブル141aに書き込む。プリセットテーブル141に書き込まれたキャパシタ値は、次に、現在受信中のFMラジオ放送波の周波数と同一の周波数のFMラジオ放送波を受信するとともに、NFCによる通信を行う際に、用いられる。次に、NFC制御回路107aは、データ処理回路135、エンコード回路137、変調回路136、アンテナ回路131a及び搬送波生成回路138に対して、データの送信を繰り返すよう、制御する。
音声レベルが可聴閾値より小さい場合、NFC制御回路107aは、キャパシタ値を変化分Δcだけ減らす。次に、減らされたキャパシタ値により、NFC回路106のアンテナ回路131aの静電容量を設定するよう制御する。ここで、変化分Δcは、一例として、アンテナ回路131aの共振周波数を100KHzだけ増やす量に相当する。なお、アンテナ回路131aの共振周波数を100KHzだけ減らすとしてもよい。また、共振周波数の増減量は、これには限定されない。共振周波数の増減量を、50KHz、150KHz、200KHzなどとしてもよい。
NFC制御回路107aは、1MHzの範囲内において、アンテナ回路131aの共振周波数を変化させることができる。
次に、NFC制御回路107aは、データの乗せられていない搬送波の放射の制御、音声レベルの受け取り、音声レベルと可聴閾値との比較、キャパシタ値の削減及びキャパシタ値の設定を繰り返す。
2.4 通信波の特性
ここで、NFC回路106aから放射される通信波について説明する。
NFCによる通信と同時に、FMラジオ放送波を受信しない場合、又は、NFCによる通信と同時に、NFCの通信波の逓倍波に相当する受信周波数のFMラジオ放送波を受信しない場合に、NFC回路106aから放射される通信波は、図9(a)に示すような特性を有する。
図9(a)では、横軸に周波数を示し、縦軸に通信波の強度を示す。この図に示すように、通信波161は、中心周波数として、13.56MHzの周波数成分だけでなく、13.56MHzを中心とし、所定閾値以下の周波数帯域幅を有する狭帯域内の周波数を含む。
NFCによる通信周波数は、通信波161の中心周波数162と一致している。通信波161は、中心周波数162においてピーク値を有する。
次に、NFCによる通信と同時に、NFCの通信波の逓倍波に相当する受信周波数のFMラジオ放送波を受信する場合に、上述したように、通信機器100aにおいては、NFC回路106aのアンテナ回路131aの静電容量を段階的に変化させる。この場合、NFC回路106aから放射される通信波は、図9(b)に示すような特性を有する。
図9(b)では、横軸に周波数を示し、縦軸に通信波の強度を示す。この図に示すように、通信波163は、図9(a)に示す通信波161と同様に、狭帯域内の周波数成分を含む。通信波161とは違って、通信波163の中心周波数は、通信周波数13.56MHzからずれている。
NFCによる通信周波数164は、通信波163の中心周波数と一致していない。また、通信波163は、通信周波数164においてピーク値を有しない。
すなわち、通信周波数164において、強度は、ピーク値より低くなる。このため、送信電力を低くすることと同じ効果を奏する。
2.5 NFCによる通信処理の動作
通信機器100aと通信機器200との間のNFCによる通信処理の動作について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図10に示すフローチャートと、図6に示すフローチャートとにおいて、同じステップ番号を付したステップの内容は、同一である。
NFC制御回路107aは、記憶部105に記憶されているFM受信フラグ151が「0」であるか又は「1」であるかを判断する(ステップS171)。
FM受信フラグ151が「1」である場合(ステップS171で「1」)、NFC制御回路107aは、プリセットテーブル141aから、受信中のFMラジオ放送波の受信周波数を含むプリセット情報を読み出す(ステップS172a)。
次に、NFC制御回路107aは、読み出したプリセット情報から逓倍波フラグを抽出する。次に、抽出した逓倍波フラグが「0」であるか又は「1」であるかを判断する(ステップS173)。
逓倍波フラグが「1」である場合(ステップS173で「1」)、NFC制御回路107aは、読み出したプリセット情報にキャパシタ値が含まれているか否かを判断する(ステップS174a)。読み出したプリセット情報にキャパシタ値が含まれている場合(ステップS174aで「有り」)、NFC制御回路107aは、プリセット情報に含まれるキャパシタ値により、NFC回路106aのアンテナ回路131aの静電容量を設定する(ステップS175a)。
読み出したプリセット情報にキャパシタ値が含まれていない場合(ステップS174aで「無し」)、NFC制御回路107aは、デフォルト値により、NFC回路106aのアンテナ回路131aの静電容量を設定する(ステップS176a)。
次に、NFC回路106aは、データ信号が乗せられていない搬送波を放射する(ステップS177)。
次に、レベル検出回路103は、FMラジオ放送波の音声レベルを検出し、検出した音声レベルを、主制御部108を介して、NFC制御回路107aに対して出力する。NFC制御回路107aは、レベル検出回路103から、主制御部108を介して、音声レベルを受け取る(ステップS178)。
次に、NFC制御回路107aは、受け取った音声レベルと可聴閾値とを比較する(ステップS179)。音声レベルが可聴閾値より大きい又は可聴閾値と等しい場合(ステップS179で「YES」)、NFC制御回路107aは、キャパシタ値をプリセットテーブル141aに書き込む(ステップS182a)。
次に、NFC制御回路107aは、データ処理回路135、エンコード回路137、変調回路136、アンテナ回路131a及び搬送波生成回路138により、データの送信を繰り返す(ステップS183、S184、S185、・・・、S186)。
通信機器200は、データの受信を繰り返す(ステップS183、S184、S185、・・・、S186)。
これにより、NFCによるデータの送受信を終了する。
音声レベルが可聴閾値より小さい場合(ステップS179で「NO」)、NFC制御回路107aは、キャパシタ値をΔcだけ減らす(ステップS180a)。次に、減らされたキャパシタ値により、NFC回路106aのアンテナ回路131aの静電容量を設定する(ステップS181a)。次に、ステップS178へ戻って処理を繰り返す。
FM受信フラグ151が「0」である場合(ステップS171で「0」)、逓倍波フラグが「0」である場合(ステップS173で「0」)、NFC制御回路107aは、ステップS183へ制御を移す。
2.6 まとめ
以上述べたように、音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、NFC回路106aのアンテナ回路131aの静電容量を段階的に変化させることにより、NFC回路106aの共振周波数を変化させる。この結果、NFC回路106aのアンテナ回路131aから放射される通信波の通信周波数における送信電力を下げることができる。これにより、近距離無線通信により用いられる通信周波数の逓倍波によるFMラジオ放送波の受信妨害を低減できる。
3.変形例(2)
上記の実施の形態の変形例としての通信機器100bについて、説明する。
上記の実施の形態の通信機器100においては、上述したように、音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、NFC回路106の搬送波生成回路138に供給する電圧値を段階的に下げていく。これにより、放射される通信波の送信電力を下げている。
これに対して、通信機器100bにおいては、以下に説明するように、搬送波生成回路138に供給する電圧値が電圧閾値より小さくならないように、制限している。これにより、放射される通信波の送信電力が制限なく下がることを防いでいる。
通信機器100bは、通信機器100と同様の構成を有している。ここでは、通信機器100との相違点を中心として説明する。
通信機器100bと通信機器200との間のNFCによる通信処理の動作について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
図11に示すフローチャートにおいては、図6に示すフローチャートのステップS180とステップS181の間に、ステップS190及びS191を挿入している。なお、図11に示すフローチャートと、図6に示すフローチャートとにおいて、同じステップ番号を付したステップの内容は、同一である。また、図11に示すフローチャートでは、図6に示すステップの一部の表示を省略している。
ステップS180において、NFC制御回路107は、電圧値を10パーセント減らす。次に、NFC制御回路107は、減らされた電圧値が電圧閾値以上であるか否かを判断する(ステップS190)。
減らされた電圧値が電圧閾値以上である場合(ステップS190で「YES」)、NFC制御回路107は、減らされた電圧値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する(ステップS181)。次に、ステップS177へ戻って処理を繰り返す。
減らされた電圧値が電圧閾値より小さい場合(ステップS190で「NO」)、NFC制御回路107は、減らされた電圧値を、直前の電圧値に戻す(ステップS191)。次に、NFC制御回路107は、直前の電圧値をプリセットテーブル141に書き込む(ステップS182)。この後、通信機器100bと通信機器200との間でデータの送受信が行われる。
ここで、電圧閾値は、NFCによる通信と同時に、FMラジオ放送波を受信しない場合に、NFC回路106の搬送波生成回路138に設定される電圧値の50パーセントの値である。なお、これは、一例であり、電圧閾値は、50パーセントには限定されない。65パーセント、60パーセント、55パーセントなどとしてもよい。
言い換えると、NFC制御回路107は、送信電力と電力閾値とを比較し、送信電力が電力閾値より大きいか又は電力閾値と等しい範囲内において、NFC回路106の送信電力を下げるように制御する。
以上説明したように、通信機器100bにおいては、上述したように、音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、NFC回路106の搬送波生成回路138に供給する電圧値を段階的に下げていく場合に、電圧値が電圧閾値より小さくなれば、その時点で電圧値を直前の電圧値に戻している。これにより、NFC回路106により放射される通信波の送信電力が制限なく下がることを防いでいる。この結果、通信機器100bと通信機器200との間で、NFCによる近距離無線通信が行えなくなることを防いでいる。
4.変形例(3)
上記の実施の形態の変形例としての通信機器100cについて、説明する。
変形例(2)の通信機器100bにおいては、上述したように、NFC回路106の搬送波生成回路138に供給する電圧値を段階的に下げていく場合に、電圧値が電圧閾値より小さくなれば、その時点で電圧値を直前の電圧値に戻している。
これに対して、通信機器100cにおいては、以下に説明するように、電圧値と電圧閾値との比較に代えて、通信相手の通信機器200からの応答を受信したか否かを判断し、応答を受信しなかった場合に、電圧値を直前の電圧値に戻す。
通信機器100cは、通信機器100bと同様の構成を有している。ここでは、通信機器100bとの相違点を中心として説明する。
通信機器100cと通信機器200との間のNFCによる通信処理の動作について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
図12に示すフローチャートにおいては、図11に示すフローチャートのステップS190〜S191を削除し、S181の後に、ステップS201〜S205を挿入している。なお、図12に示すフローチャートと、図11に示すフローチャートとにおいて、同じステップ番号を付したステップの内容は、同一である。
ステップS181において、NFC制御回路107は、減らされた電圧値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する。
次に、NFC回路106は、NFC制御回路107の制御により、データ信号が乗せられていない搬送波を放射する(ステップS201)。
次に、NFC回路106は、NFC制御回路107の制御により、要求を示すデータ信号が乗せられている搬送波を放射する(ステップS202)。ここで、要求は、通信機器200に対して、応答を求めるものである。
通信機器200は、要求に応じて、応答を示すデータ信号が乗せられている搬送波を放射する(ステップS203)。
NFC制御回路107は、NFC回路106により、通信機器200からの応答を受信したか否かを判断する(ステップS204)。応答を受信した場合(ステップS204で「有り」)、NFC制御回路107は、制御をステップS178へ移す。
応答を受信しなかった場合(ステップS204で「無し」)、NFC制御回路107は、減らされた電圧値を、直前の電圧値に戻す(ステップS205)。次に、NFC制御回路107は、直前の電圧値をプリセットテーブル141に書き込む(ステップS182)。この後、通信機器100cと通信機器200との間でデータの送受信が行われる。
以上説明したように、通信機器100cにおいては、上述したように、音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、NFC回路106の搬送波生成回路138に供給する電圧値を段階的に下げていく場合に、通信機器200から応答が無ければ、その時点で電圧値を直前の電圧値に戻している。これにより、NFC回路106により放射される通信波の送信電力が制限なく下がることを防いでいる。
この結果、通信機器100cと通信機器200との間で、NFCによる近距離無線通信が行えなくなることを防いでいる。
5.変形例(4)
上記の実施の形態の変形例としての通信機器100dについて、説明する。
上記の実施の形態の通信機器100においては、上述したように、音声レベルが可聴閾値と等しくなる又は可聴閾値より大きくなるまで、NFC回路106の搬送波生成回路138に供給する電圧値を段階的に下げていく。このように、通信機器100においては、一つの可聴閾値を用いている。
これに対して、通信機器100dにおいては、以下に説明するように、二つの可聴閾値1及び可聴閾値2を用いている。音声レベルが可聴閾値2以下である場合、電圧値を10パーセント減らす。音声レベルが可聴閾値2より大きく、可聴閾値1より小さい場合に、電圧値を5パーセント減らす。音声レベルが可聴閾値1以上の場合に、電圧値を下げることを停止し、通信機器100dと通信機器200との間において、近距離無線通信を行う。
ここで、可聴閾値1は、可聴閾値2より大きい。また、可聴閾値1は、上記の実施の形態の通信機器100の可聴閾値に等しい。また、可聴閾値1は、よく聞こえるレベルである。また、可聴閾値2は、かろうじて聞こえるレベルである。
通信機器100dは、通信機器100と同様の構成を有している。ここでは、通信機器100との相違点を中心として説明する。
通信機器100dと通信機器200との間のNFCによる通信処理の動作について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
図13に示すフローチャートにおいては、図6に示すフローチャートのステップS179〜S181を削除している。また、ステップS178の後に、ステップS179a、S211、S212、S181を挿入している。なお、図13に示すフローチャートと、図6に示すフローチャートとにおいて、同じステップ番号を付したステップの内容は、同一である。また、図13に示すフローチャートでは、図6に示すステップの一部の表示を省略している。
ステップS178において、NFC制御回路107は、レベル検出回路103から、主制御部108を介して、音声レベルを受け取る。
次に、NFC制御回路107は、受け取った音声レベルと可聴閾値1及び可聴閾値2とを比較する(ステップS179a)。
音声レベルが可聴閾値2以下の場合(ステップS179aで「可聴閾値2以下」)、NFC制御回路107は、電圧値を10パーセント減らす(ステップS211)。次に、減らされた電圧値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する(ステップS181)。次に、ステップS177へ戻って処理を繰り返す。
音声レベルが可聴閾値2より大きく、可聴閾値1より小さい場合(ステップS179aで「可聴閾値2〜可聴閾値1」)、NFC制御回路107は、電圧値を5パーセント減らす(ステップS212)。次に、減らされた電圧値により、NFC回路106の搬送波生成回路138の送信電力を設定する(ステップS181)。次に、ステップS177へ戻って処理を繰り返す。
音声レベルが可聴閾値1より大きい又は可聴閾値1と等しい場合(ステップS179aで「可聴閾値1以上」)、NFC制御回路107は、電圧値をプリセットテーブル141に書き込む(ステップS182)。次に、通信機器100dと通信機器200との間で、近距離無線通信を行う。これにより、通信処理を終了する。
以上説明したように、通信機器100dにおいては、二つの可聴閾値1及び可聴閾値2を用いている。音声レベルが可聴閾値2以下である場合、電圧値を減らす割合を大きくする。音声レベルが可聴閾値2より大きく、可聴閾値1より小さい場合に、電圧値の削減量を小さくする。このように、音声レベルが可聴閾値1に近づくにつれて、電圧値を減らす割合を小さくしている。これにより、音声レベルが可聴閾値1より大きくなった場合に、音声レベルが可聴閾値1を大きく超える可能性を低くすることができる。
この結果、通信機器100dと通信機器200との間において、近距離無線通信を行うことができなくなることを防いでいる。
6.その他の変形例
本発明について、上記の実施の形態及び変形例に基づいて説明しているが、上記の実施の形態及び変形例には限定されない。以下に示すようにしてもよい。
(1)音声レベルに代えて、振幅制限回路126から出力された一定振幅以上の部分が除去された中間周波数信号に対して、増幅及び整流を行って、FMラジオ放送波の受信強度を表す受信強度信号を取り出し、取り出した受信強度信号が所定の閾値以上である場合に、近距離無線通信を行うとしてもよい。一方、受信強度信号が所定の閾値未満である場合に、受信強度信号が所定の閾値以上となるまで、搬送波生成回路138に供給する電圧値を減らすように制御してもよい。また、音声レベルに代えて、上記のFMラジオ放送波の受信強度信号と、雑音増幅整流回路129から出力される雑音信号との比率を用いるとしてもよい。
(2)通信機器100は、スピーカを備えているとしてもよい。また、通信機器100は、FMラジオ用のアンテナを備えているとしてもよい。
(3)通信相手は、通信機器200には、限定されない。
通信機器200は、鉄道の乗車券の券売機、鉄道の自動改札機、商店に設置されているレジスタ、イベント会場のゲート制御装置、タバコ、缶コーヒー、缶ジュースなどの商品の自動販売機及びPC(パーソナルコンピュータ)であるとしてもよい。
(4)通信機器100においては、プリセットテーブル141を用いている。しかし、これには限定されない。プリセットテーブル141を用いることなく、利用者がFMラジオ放送波を選局し、その都度、そのFMラジオ放送波の受信周波数が逓倍波であるか否かを判断してもよい。
(5)上記の実施の形態及び各変形例において、NFC回路106の搬送波生成回路138に供給する電圧値を下げ、放射される通信波の送信電力を下げる場合に、NFC制御回路107は、通信波の送信電力を下げる旨を示す信号を主制御部108に出力してもよい。主制御部108は、当該信号を受け取り、当該信号に基づいて、通信波の送信電力を下げる旨を表したアイコン又はメッセージを生成し、生成したアイコン又はメッセージをタッチパネル109に対して出力する。タッチパネル109の表示パネル部109bは、受け取ったアイコン又はメッセージを表示する。また、通信機器100は、その正面に露出するように、LED(Light Emitting Diode)を備え、主制御部108は、前記信号に基づいて、LEDを点灯又は点滅してもよい。このようにして、通信波の送信電力を下げる旨を利用者に通知する。
また、上記の実施の形態及び各変形例において、FMラジオ放送波の受信周波数が、NFCの通信波の逓倍波である場合に、つまり、FMラジオ放送波の受信周波数と、NFCの通信波の逓倍波とが干渉している場合に、NFC制御回路107は、干渉が発生している旨を示す信号を主制御部108に出力してもよい。主制御部108は、当該信号を受け取り、当該信号に基づいて、干渉が発生している旨を表したアイコン又はメッセージを生成し、生成したアイコン又はメッセージをタッチパネル109に対して出力する。タッチパネル109の表示パネル部109bは、受け取ったアイコン又はメッセージを表示する。また、通信機器100は、その正面に露出するように、LEDを備え、主制御部108は、前記信号に基づいて、LEDを点灯又は点滅してもよい。このようにして、FMラジオ放送波の受信周波数とNFCの通信波の逓倍波との間で干渉している旨を利用者に通知する。
(6)各装置は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムである。前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
また、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、ブルーレィディスク、半導体メモリなどに記録されているとしてもよい。
また、前記コンピュータプログラムを、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するとしてもよい。
また、前記コンピュータプログラムを前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記コンピュータプログラムを、ネットワーク等を経由して、移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実行するとしてもよい。
(7)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明にかかる通信機器は、NFCの通信周波数の逓倍波によるFMラジオ放送波の受信妨害を低減できるという優れた効果を奏し、近距離無線通信を行うとともに、FMラジオ放送波を受信する通信機器を制御する技術として有用である。
10 通信システム
100、100a、100b、100c、100d、200 通信機器
101 FM受信回路
102 FM制御回路
103 レベル検出回路
104 イヤホン
105 記憶部
106、106a NFC回路
107、107a NFC制御回路
108 主制御部
109 タッチパネル
110 入出力制御部
111 ボタン操作部
121 アンテナ回路
122 RF増幅回路
123 混合回路
124 局部発振回路
125 IF増幅回路
126 振幅制限回路
127 FM復調回路
128 低周波増幅回路
129 雑音増幅整流回路
130 スケルチ回路
131、131a アンテナ回路
132 受信回路
133 復調回路
134 デコード回路
135 データ処理回路
136 変調回路
137 エンコード回路
138 搬送波生成回路

Claims (8)

  1. 通信機器であって、
    通信相手の通信機器との間で、規定の通信周波数を用いて、近距離無線通信を行う近距離無線通信部と、
    電波の受信域を前記通信周波数の逓倍周波数を含む帯域に調整可能なFM受信部と、
    前記FM受信部が前記逓倍周波数を含む帯域を受信する場合、当該帯域の受信レベルを検出する検出部と、
    前記受信レベルが所定の閾値より小さい場合、前記近距離無線通信部における送信電力を下げるように、前記近距離無線通信部を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする通信機器。
  2. 前記制御部は、前記受信レベルが前記所定の閾値に等しく又は前記所定の閾値より大きくなるまで、前記送信電力を段階的に下げるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記制御部は、さらに、前記送信電力と電力閾値とを比較し、前記送信電力が前記電力閾値より大きいか又は前記電力閾値と等しい範囲内において、前記送信電力を下げるように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信機器。
  4. 前記近距離無線通信部は、
    前記通信周波数の搬送波を生成する生成回路と、
    前記通信相手の通信機器に対して送信すべきデータを用いて、前記搬送波を変調する変調回路と、
    変調された前記搬送波を通信波として放射するアンテナ回路とを備え、
    前記近距離無線通信部は、前記生成回路に対する供給電圧を下げることにより、前記送信電力を下げる
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信機器。
  5. 前記近距離無線通信部は、前記通信周波数を中心とする狭帯域内の周波数を含む前記通信波を放射し、
    前記制御部は、前記狭帯域の中心周波数をずらすよう、前記近距離無線通信部を制御することにより、前記送信電力を下げる
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信機器。
  6. 前記近距離無線通信部は、
    前記通信周波数の搬送波を生成する生成回路と、
    前記通信相手の通信機器に対して送信すべきデータを用いて、前記搬送波を変調する変調回路と、
    変調された前記搬送波を通信波として放射するアンテナ回路とを備え、
    前記近距離無線通信部は、当該アンテナ回路の静電容量を変化させることにより、前記狭帯域の中心周波数をずらす
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信機器。
  7. 前記制御部は、前記受信レベルが所定の閾値より小さい場合、前記近距離無線通信が可能な範囲内で前記近距離無線通信部における送信電力を下げるように、前記近距離無線通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  8. 通信相手の通信端末との間で、規定の通信周波数を用いて、近距離無線通信を行う近距離無線通信部と、電波の受信域を前記通信周波数の逓倍周波数を含む帯域に調整可能なFM受信部とを備える通信機器を制御する制御方法であって、
    前記FM受信部が前記逓倍周波数を含む帯域を受信する場合、当該帯域の受信レベルを検出する検出ステップと、
    前記受信レベルが所定の閾値より小さい場合、前記近距離無線通信部における送信電力を下げるように、前記近距離無線通信部を制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
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