JP2002077064A - Fm多重内蔵テレビ受信装置 - Google Patents

Fm多重内蔵テレビ受信装置

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JP2002077064A
JP2002077064A JP2000259462A JP2000259462A JP2002077064A JP 2002077064 A JP2002077064 A JP 2002077064A JP 2000259462 A JP2000259462 A JP 2000259462A JP 2000259462 A JP2000259462 A JP 2000259462A JP 2002077064 A JP2002077064 A JP 2002077064A
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JP
Japan
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signal
television
frequency
local oscillation
oscillation frequency
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JP2000259462A
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Masahiko Nakamura
雅彦 中村
Masanobu Kanetani
昌宣 金谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM多重信号受信装置が生成する局部発振周
波信号のテレビ放送への妨害を防止することができるF
M多重内蔵テレビ受信装置を提供すること。 【解決手段】 FM多重内蔵テレビ受信装置100にお
いて、マイクロコンピュータ150が、局部発振器12
2によって生成される局部発振周波信号の発振周波数及
びテレビ信号受信装置140によって受信されるテレビ
信号の周波数帯域が所定の関係にあるとき、局部発振器
122によって生成される局部発振周波信号の発振周波
数を変更するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM多重信号受信
装置を内蔵するFM多重信号受信装置に関し、より詳し
くは、自動車、バス、電車等の車輌に搭載されるFM多
重信号受信装置が生成する局部発振周波信号のテレビ放
送への妨害を防止することができるFM多重内蔵テレビ
受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌に搭載されるFM多重内蔵テ
レビ受信装置として、図6に示すようなFM多重内蔵テ
レビ受信装置900が知られている。
【0003】FM多重内蔵テレビ受信装置900におい
て、FMアンテナ911は、電波を捕らえると、捕らえ
た電波を電気信号に変換し、変換した電気信号をFM多
重信号受信装置920内のFMチューナ921に入力す
る。FMチューナ921は、電気信号が入力されると、
入力された電気信号から所定の周波数の電気信号を選出
し、選出した電気信号を、局部発振器922によって生
成された局部発振周波信号を用いて周波数変換して中間
周波信号を生成する。中間周波信号を生成すると、FM
チューナ921は、生成した中間周波信号からFM多重
デコーダ923を用いてFM多重信号を生成し、生成し
たFM多重信号をFM多重信号受信装置920外に出力
する。
【0004】また、テレビアンテナ931は、電波を捕
らえると、捕らえた電波を電気信号に変換し、変換した
電気信号をテレビ信号受信装置940内のテレビチュー
ナ941に入力する。テレビチューナ941は、電気信
号が入力されると、入力された電気信号から所定の周波
数の電気信号を選出し、選出した電気信号を周波数変換
して中間周波信号を生成し、生成した中間周波信号をS
AW(Surface Acoustic Wave)フィルタ942に入力す
る。SAWフィルタ942は、中間周波信号が入力され
ると、入力された中間周波信号から音声信号に関係する
周波数の中間周波信号を選出し、選出した中間周波信号
を音声検波回路943に入力するとともに、入力された
中間周波信号から映像信号に関係する周波数の中間周波
信号を選出し、選出した中間周波信号を映像検波回路9
44に入力する。そして、音声検波回路943は、中間
周波信号が入力されると、入力された中間周波信号から
音声信号を生成し、生成した音声信号をテレビ信号受信
装置940外に出力する。また、映像検波回路944
は、中間周波信号が入力されると、入力された中間周波
信号から映像信号を生成し、生成した映像信号をテレビ
信号受信装置940外に出力する。
【0005】なお、FMチューナ921及びテレビチュ
ーナ941が電気信号を選出するために用いる所定の周
波数は、それぞれ、例えば、操作者等によって予め選択
されるとともに、マイクロコンピュータ950によって
制御されている。
【0006】以上に述べたように、従来のFM多重内蔵
テレビ受信装置900においては、FM多重信号と、映
像信号及び音声信号(以下、映像信号及び音声信号を合
わせて、テレビ信号という。)とを互いに独立して生成
及び出力することができるため、FM多重信号と、テレ
ビ信号とを同時に生成及び出力することができていた。
換言すると、従来のFM多重内蔵テレビ受信装置900
においては、操作者は、テレビを観るのと同時に、FM
多重信号を受信して、VICS(Vehicle Information
and Communication System)等のFM多重放送のデータ
を得ることができていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のFM多重内蔵テレビ受信装置900においては、F
M多重信号と、テレビ信号とを同時に生成及び出力する
際に、FM多重信号受信装置920内の局部発振器92
2によって生成される局部発振周波信号の発振周波数
と、テレビ信号受信装置940によって受信されるテレ
ビ信号の周波数帯域、即ち、テレビチューナ941が電
気信号を選出するために用いる周波数帯域とが互いに所
定の関係にある場合、FM多重信号受信装置920内の
局部発振器922によって生成される局部発振周波信号
が、テレビ信号受信装置940によるテレビ信号の生成
を妨害し、テレビ映像及びテレビ音声を悪化させるとい
う問題があった。
【0008】より具体的に説明すると、例えば、上記従
来のFM多重内蔵テレビ受信装置900においては、F
M多重信号と、テレビ信号とを同時に生成及び出力する
際に、FM多重信号受信装置920内の局部発振器92
2によって生成される局部発振周波信号の発振周波数の
整数倍の周波数が、テレビ信号受信装置940によって
受信されるテレビ信号の周波数帯域内に存在する場合、
テレビ映像及びテレビ音声が悪化するという問題があっ
た。
【0009】そこで、本発明は、FM多重信号受信装置
が生成する局部発振周波信号のテレビ放送への妨害を防
止することができるFM多重内蔵テレビ受信装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のFM多重内蔵テレビ受信装置は、局部発振
周波信号を生成する局部発振手段を有し、前記局部発振
周波信号を用いてFM多重信号を受信するFM多重信号
受信手段と、テレビ信号を受信するテレビ信号受信手段
と、前記局部発振周波信号の発振周波数及び前記テレビ
信号の周波数帯域を関連づけた周波数情報を格納する情
報格納手段と、前記周波数情報に基いて、前記局部発振
周波信号の発振周波数を変更する周波数変更手段とを備
えたことを特徴とするものである。この構成により、本
発明のFM多重内蔵テレビ受信装置は、FM多重信号
と、テレビ信号とを同時に生成及び出力する際に、FM
多重信号受信手段の局部発振手段によって生成される局
部発振周波信号の発振周波数と、テレビ信号受信手段に
よって受信されるテレビ信号の周波数帯域とが互いに所
定の関係にある場合、FM多重信号受信手段の局部発振
手段によって生成される局部発振周波信号の発振周波数
を変更することによって、FM多重信号受信手段の局部
発振手段によって生成される局部発振周波信号の発振周
波数と、テレビ信号受信手段によって受信されるテレビ
信号の周波数帯域とを互いに所定の関係に無いように変
更することができる。したがって、本発明のFM多重内
蔵テレビ受信装置は、FM多重信号受信手段の局部発振
手段によって生成される局部発振周波信号が、テレビ信
号受信手段によるテレビ信号の生成を妨害することを防
止することができるとともに、テレビ映像及びテレビ音
声が悪化することを防止することができる。
【0011】また、本発明のFM多重内蔵テレビ受信装
置は、局部発振周波信号を生成する局部発振手段を有
し、前記局部発振周波信号を用いてFM多重信号を受信
するFM多重信号受信手段と、テレビ信号を受信するテ
レビ信号受信手段と、前記局部発振周波信号の発振周波
数及び前記テレビ信号の周波数帯域を関連づけた周波数
情報を格納する情報格納手段と、前記周波数情報に基い
て、前記局部発振周波信号の発振レベルを低下させるレ
ベル低下手段とを備えたことを特徴とするものである。
この構成により、本発明のFM多重内蔵テレビ受信装置
は、FM多重信号と、テレビ信号とを同時に生成及び出
力する際に、FM多重信号受信手段の局部発振手段によ
って生成される局部発振周波信号の発振周波数と、テレ
ビ信号受信手段によって受信されるテレビ信号の周波数
帯域とが互いに所定の関係にある場合、FM多重信号受
信手段の局部発振手段によって生成される局部発振周波
信号の発振レベルを低下させることによって、FM多重
信号受信手段の局部発振手段によって生成される局部発
振周波信号が、テレビ信号受信手段によるテレビ信号の
生成を妨害することを低減することができる。したがっ
て、本発明のFM多重内蔵テレビ受信装置は、テレビ映
像及びテレビ音声が悪化することを防止することができ
る。
【0012】また、本発明のFM多重内蔵テレビ受信装
置は、前記局部発振手段によって生成される前記局部発
振周波信号の発振周波数の整数倍の周波数が、前記テレ
ビ信号の周波数帯域内に存在するとき、前記周波数変更
手段が、前記局部発振手段によって生成される前記局部
発振周波信号の発振周波数を変更することを特徴とする
ものである。この構成により、本発明のFM多重内蔵テ
レビ受信装置は、FM多重信号と、テレビ信号とを同時
に生成及び出力する際に、FM多重信号受信手段の局部
発振手段によって生成される局部発振周波信号の発振周
波数の整数倍の周波数が、テレビ信号受信手段によって
受信されるテレビ信号の周波数帯域内に存在する場合、
FM多重信号受信手段の局部発振手段によって生成され
る局部発振周波信号の発振周波数を変更することができ
る。したがって、本発明のFM多重内蔵テレビ受信装置
は、FM多重信号受信手段の局部発振手段によって生成
される局部発振周波信号が、テレビ信号受信手段による
テレビ信号の生成を妨害することを防止することができ
るとともに、テレビ映像及びテレビ音声が悪化すること
を防止することができる。
【0013】また、本発明のFM多重内蔵テレビ受信装
置は、前記局部発振手段によって生成される前記局部発
振周波信号の発振周波数の整数倍の周波数が、前記テレ
ビ信号の周波数帯域内に存在するとき、前記レベル低下
手段が、前記局部発振手段によって生成される前記局部
発振周波信号の発振レベルを低下させることを特徴とす
るものである。この構成により、本発明のFM多重内蔵
テレビ受信装置は、FM多重信号と、テレビ信号とを同
時に生成及び出力する際に、FM多重信号受信手段の局
部発振手段によって生成される局部発振周波信号の発振
周波数の整数倍の周波数が、テレビ信号受信手段によっ
て受信されるテレビ信号の周波数帯域内に存在する場
合、FM多重信号受信手段の局部発振手段によって生成
される局部発振周波信号の発振レベルを低下させること
ができる。したがって、本発明のFM多重内蔵テレビ受
信装置は、FM多重信号受信手段の局部発振手段によっ
て生成される局部発振周波信号が、テレビ信号受信手段
によるテレビ信号の生成を妨害することを防止すること
ができるとともに、テレビ映像及びテレビ音声が悪化す
ることを防止することができる。
【0014】
〔第1の実施の形態〕
【0015】図1〜図3を用いて本発明の第1の実施の
形態に係るFM多重内蔵テレビ受信装置について説明す
る。
【0016】まず、本実施の形態に係るFM多重内蔵テ
レビ受信装置の構成について、図1を用いて説明する。
【0017】図1において、FM多重内蔵テレビ受信装
置100は、電波を捕らえ、捕らえた電波を電気信号に
変換するFMアンテナ111と、FM多重信号を受信す
るFM多重信号受信手段としてのFM多重信号受信装置
120とを備えており、FM多重信号受信装置120
は、FMアンテナ111によって変換された電気信号が
入力され、入力された電気信号から所定の周波数の電気
信号を選出し、選出した電気信号を周波数変換して中間
周波信号を生成し、生成した中間周波信号からFM多重
信号を生成するFMチューナ121と、FMチューナ1
21が電気信号を周波数変換するために用いる局部発振
周波信号を生成する局部発振手段としての局部発振器1
22と、FMチューナ121がFM多重信号を生成する
ために用いるFM多重デコーダ123とを備えている。
【0018】また、FM多重内蔵テレビ受信装置100
は、電波を捕らえ、捕らえた電波を電気信号に変換する
テレビアンテナ131と、テレビ信号を受信するテレビ
信号受信手段としてのテレビ信号受信装置140とを備
えており、テレビ信号受信装置140は、テレビアンテ
ナ131によって変換された電気信号が入力され、入力
された電気信号から所定の周波数の電気信号を選出し、
選出した電気信号を周波数変換して中間周波信号を生成
するテレビチューナ141と、テレビチューナ141に
よって生成された中間周波信号から音声信号及び映像信
号に関係する周波数の中間周波信号を選出するSAWフ
ィルタ142と、SAWフィルタ142によって選出さ
れた中間周波信号から音声信号を生成する音声検波回路
143と、SAWフィルタ142によって選出された中
間周波信号から映像信号を生成する映像検波回路144
とを備えている。
【0019】また、FM多重内蔵テレビ受信装置100
は、局部発振器122によって生成される局部発振周波
信号の発振周波数及びテレビ信号受信装置140によっ
て受信されるテレビ信号の周波数帯域が所定の関係にあ
るとき、局部発振器122によって生成される局部発振
周波信号の発振周波数を変更する周波数変更手段として
のマイクロコンピュータ150と、マイクロコンピュー
タ150内に格納され、局部発振器122によって生成
される局部発振周波信号の発振周波数を算出するために
用いられる情報格納手段としての情報格納テーブル15
1(図2参照)とを備えている。
【0020】図2は、情報格納テーブル151に格納さ
れた周波数情報の一例を示したものであり、テレビの周
波数帯域と、そのときに選択すべきでない局部発振周波
信号の発振周波数とが、関連づけて記載されている。
【0021】図2において、A及びDは局部発振周波信
号の発振周波数であり、B及びEは整数であり、C及び
Fはテレビ信号の周波数帯域を示す値である。なお、こ
の情報格納テーブル151は、予め各放送局のサービス
範囲から算出するか、実測して作成しておく。
【0022】ここで、マイクロコンピュータ150は、
FMチューナ121及びテレビチューナ141が電気信
号を選出するために用いる所定の周波数のそれぞれを制
御している。
【0023】なお、本実施の形態においては、所定の関
係とは、局部発振器122によって生成される局部発振
周波信号の発振周波数の整数倍の周波数がテレビ信号受
信装置140によって受信されるテレビ信号の周波数帯
域内に存在することであり、その情報が図2に示す情報
格納テーブル151に記載されている。
【0024】次に、本実施の形態に係るFM多重内蔵テ
レビ受信装置の作用について、図1〜図3を用いて説明
する。
【0025】FM多重内蔵テレビ受信装置100におい
て、FMアンテナ111は、電波を捕らえると、捕らえ
た電波を電気信号に変換し、変換した電気信号をFM多
重信号受信装置120内のFMチューナ121に入力す
る。FMチューナ121は、電気信号が入力されると、
入力された電気信号から所定の周波数の電気信号を選出
し、選出した電気信号を、局部発振器122によって生
成された局部発振周波信号を用いて周波数変換して中間
周波信号を生成する。中間周波信号を生成すると、FM
チューナ121は、生成した中間周波信号からFM多重
デコーダ123を用いてFM多重信号を生成し、生成し
たFM多重信号をFM多重信号受信装置120外に出力
する。
【0026】また、テレビアンテナ131は、電波を捕
らえると、捕らえた電波を電気信号に変換し、変換した
電気信号をテレビ信号受信装置140内のテレビチュー
ナ141に入力する。テレビチューナ141は、電気信
号が入力されると、入力された電気信号から所定の周波
数の電気信号を選出し、選出した電気信号を周波数変換
して中間周波信号を生成し、生成した中間周波信号をS
AWフィルタ142に入力する。SAWフィルタ142
は、中間周波信号が入力されると、入力された中間周波
信号から音声信号に関係する周波数の中間周波信号を選
出し、選出した中間周波信号を音声検波回路143に入
力するとともに、入力された中間周波信号から映像信号
に関係する周波数の中間周波信号を選出し、選出した中
間周波信号を映像検波回路144に入力する。そして、
音声検波回路143は、中間周波信号が入力されると、
入力された中間周波信号から音声信号を生成し、生成し
た音声信号をテレビ信号受信装置140外に出力する。
また、映像検波回路144は、中間周波信号が入力され
ると、入力された中間周波信号から映像信号を生成し、
生成した映像信号をテレビ信号受信装置140外に出力
する。
【0027】なお、FMチューナ121及びテレビチュ
ーナ141が電気信号を選出するために用いる所定の周
波数は、それぞれ、例えば、操作者等によって予め選択
されるとともに、マイクロコンピュータ150によって
制御される。
【0028】以下、本実施の形態に係るFM多重内蔵テ
レビ受信装置の特徴部分の作用について説明する。
【0029】図3に示すように、マイクロコンピュータ
150は、FM多重信号と、テレビ信号とを同時に生成
及び出力する際、局部発振器122によって実際に生成
される局部発振周波信号の発振周波数及びテレビ信号受
信装置140によって実際に受信されるテレビ信号の周
波数帯域が所定の関係にあるか否かを判断する(ステッ
プS181)。
【0030】マイクロコンピュータ150は、ステップ
S181において、局部発振器122によって実際に生
成される局部発振周波信号の発振周波数及びテレビ信号
受信装置140によって実際に受信されるテレビ信号の
周波数帯域が所定の関係にないと判断すると、再び、局
部発振器122によって実際に生成される局部発振周波
信号の発振周波数及びテレビ信号受信装置140によっ
て実際に受信されるテレビ信号の周波数帯域が所定の関
係にあるか否かを判断する(ステップS181)。ま
た、マイクロコンピュータ150は、ステップS181
において、局部発振器122によって実際に生成される
局部発振周波信号の発振周波数及びテレビ信号受信装置
140によって実際に受信されるテレビ信号の周波数帯
域が所定の関係にあると判断すると、局部発振器122
によって実際に生成される局部発振周波信号の発振周波
数を次に示す式(1)のように変更した後(ステップS
182)、再び、局部発振器122によって実際に生成
される局部発振周波信号の発振周波数及びテレビ信号受
信装置140によって実際に受信されるテレビ信号の周
波数帯域が所定の関係にあるか否かを判断する(ステッ
プS181)。
【0031】 Fn=Fo+(Fr−Fo)×2 (1)
【0032】ここで、Fnは変更後の発振周波数、Foは
変更前の発振周波数、FrはFM多重信号の受信周波数
である。
【0033】より具体的に説明すると、例えば、Frが
85MHzのFM多重放送を受信するために、局部発振
器122によって実際に生成される局部発振周波信号の
発振周波数Foを90MHzにして受信していた際に、
Foの整数倍の周波数、即ち、90MHzの整数倍の周
波数がテレビ信号受信装置140によって実際に受信さ
れるテレビ信号の周波数帯域内に存在する場合、マイク
ロコンピュータ150は、局部発振器122によって実
際に生成される局部発振周波信号の発振周波数Fnを
(90MHz+(85MHz−90MHz)×2)、即
ち、80MHzに変更することによって、Fnの整数倍
の周波数、即ち、80MHzの整数倍の周波数がテレビ
信号受信装置140によって実際に受信されるテレビ信
号の周波数帯域内に存在しないようにする。
【0034】なお、本実施の形態においては、マイクロ
コンピュータ150は、ステップS182を実行する度
にFnを算出するようにしていたが、本発明によれば、
Foに対応するFnを予め算出して情報格納テーブル15
1に格納しておき、マイクロコンピュータ150は、ス
テップS182を実行する度に情報格納テーブル151
を参照するようにしても良い。
【0035】以上のように本発明の第1の実施の形態の
FM多重内蔵テレビ装置は、FM多重信号受信手段の局
部発振手段によって生成される局部発振周波信号の発振
周波数と、テレビ信号受信手段によって受信されるテレ
ビ信号の周波数帯域とを互いに所定の関係に無いように
変更することができる。したがって、本発明のFM多重
内蔵テレビ受信装置は、FM多重信号受信手段の局部発
振手段によって生成される局部発振周波信号が、テレビ
信号受信手段によるテレビ信号の生成を妨害することを
防止することができるとともに、テレビ映像及びテレビ
音声が悪化することを防止することができる。 〔第2の実施の形態〕
【0036】図4及び図5を用いて本発明の第2の実施
の形態に係るFM多重内蔵テレビ受信装置について説明
する。
【0037】まず、本実施の形態に係るFM多重内蔵テ
レビ受信装置の構成について、図4を用いて説明する。
なお、本実施の形態に係るFM多重内蔵テレビ受信装置
200の構成は、以下に述べる点を除いて第1の実施の
形態に係るFM多重内蔵テレビ受信装置100の構成と
ほぼ同様である。
【0038】FM多重内蔵テレビ受信装置200は、第
1の実施の形態に係るFM多重内蔵テレビ受信装置10
0における情報格納テーブル151の替わりに情報格納
テーブル151と同様な情報格納テーブル161を備え
ている。
【0039】また、FM多重内蔵テレビ受信装置100
は、第1の実施の形態に係るFM多重内蔵テレビ受信装
置100におけるマイクロコンピュータ150の替わり
に、局部発振器122によって生成される局部発振周波
信号の発振周波数及びテレビ信号受信装置140によっ
て受信されるテレビ信号の周波数帯域が所定の関係にあ
るとき、局部発振器122によって生成される局部発振
周波信号の発振レベルを低下させるレベル低下手段とし
てのマイクロコンピュータ160を備えている。ここ
で、情報格納テーブル161は、マイクロコンピュータ
160内に格納されており、マイクロコンピュータ16
0は、FMチューナ121及びテレビチューナ141が
電気信号を選出するために用いる所定の周波数のそれぞ
れを制御している。
【0040】なお、本実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様に、所定の関係とは、局部発振器122
によって生成される局部発振周波信号の発振周波数の整
数倍の周波数がテレビ信号受信装置140によって受信
されるテレビ信号の周波数帯域内に存在することであ
る。
【0041】次に、本実施の形態に係るFM多重内蔵テ
レビ受信装置の作用について、図4及び図5を用いて説
明する。なお、本実施の形態に係るFM多重内蔵テレビ
受信装置200の作用は、以下に述べる点を除いて第1
の実施の形態に係るFM多重内蔵テレビ受信装置100
の作用とほぼ同様である。
【0042】図5に示すように、マイクロコンピュータ
160は、FM多重信号と、テレビ信号とを同時に生成
及び出力する際、局部発振器122によって実際に生成
される局部発振周波信号の発振周波数及びテレビ信号受
信装置140によって実際に受信されるテレビ信号の周
波数帯域が所定の関係にあるか否かを判断する(ステッ
プS211)。
【0043】マイクロコンピュータ160は、ステップ
S211において、局部発振器122によって実際に生
成される局部発振周波信号の発振周波数及びテレビ信号
受信装置140によって実際に受信されるテレビ信号の
周波数帯域が所定の関係にないと判断すると、再び、局
部発振器122によって実際に生成される局部発振周波
信号の発振周波数及びテレビ信号受信装置140によっ
て実際に受信されるテレビ信号の周波数帯域が所定の関
係にあるか否かを判断する(ステップS211)。ま
た、マイクロコンピュータ160は、ステップS211
において、局部発振器122によって実際に生成される
局部発振周波信号の発振周波数及びテレビ信号受信装置
140によって実際に受信されるテレビ信号の周波数帯
域が所定の関係にあると判断すると、局部発振器122
によって実際に生成される局部発振周波信号の発振レベ
ルを所定レベル低下させた後(ステップS212)、再
び、局部発振器122によって実際に生成される局部発
振周波信号の発振周波数及びテレビ信号受信装置140
によって実際に受信されるテレビ信号の周波数帯域が所
定の関係にあるか否かを判断する(ステップS21
1)。
【0044】なお、マイクロコンピュータ160が、局
部発振器122によって実際に生成される局部発振周波
信号の発振レベルを所定レベル低下させるときの、所定
レベルは情報格納テーブル161にデータとして格納さ
れていて、マイクロコンピュータ160は、局部発振器
122によって実際に生成される局部発振周波信号の発
振レベルを、情報格納テーブル161にデータとして格
納されている所定レベルに応じて低下させる。
【0045】以上のように本発明の第2の実施の形態の
FM多重内蔵テレビ装置は、FM多重信号受信手段の局
部発振手段によって生成される局部発振周波信号が、テ
レビ信号受信手段によるテレビ信号の生成を妨害するこ
とを低減することができる。したがって、本発明のFM
多重内蔵テレビ受信装置は、テレビ映像及びテレビ音声
が悪化することを防止することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のFM多重
内蔵テレビ受信装置によれば、FM多重信号受信装置が
生成する局部発振周波信号のテレビ放送への妨害を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るFM多重内蔵
テレビ受信装置の内部構成のブロック図
【図2】図1に示したFM多重内蔵テレビ受信装置の情
報格納テーブルの概念図
【図3】図1に示したFM多重内蔵テレビ受信装置の作
用を説明するためのフローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るFM多重内蔵
テレビ受信装置の内部構成のブロック図
【図5】図4に示したFM多重内蔵テレビ受信装置の作
用を説明するためのフローチャート
【図6】従来のFM多重内蔵テレビ受信装置の内部構成
のブロック図
【符号の説明】
122 局部発振器(局部発振手段) 120 FM多重信号受信装置(FM多重信号受信
手段) 140 テレビ信号受信装置(テレビ信号受信手
段) 151、161 情報格納テーブル(情報格納手
段) 150 マイクロコンピュータ(周波数変更手段) 100、200 FM多重内蔵テレビ受信装置 160 マイクロコンピュータ(レベル低下手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K020 AA02 BB08 CC03 DD03 DD05 EE04 GG04 GG21 MM00 MM05 NN10 5K052 AA02 BB03 BB04 DD16 FF06 GG57 5K061 AA10 BB00 BB04 BB07 BB17 CC14 JJ06 JJ07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部発振周波信号を生成する局部発振手
    段を有し、前記局部発振周波信号を用いてFM多重信号
    を受信するFM多重信号受信手段と、 テレビ信号を受信するテレビ信号受信手段と、 前記局部発振周波信号の発振周波数及び前記テレビ信号
    の周波数帯域を関連づけた周波数情報を格納する情報格
    納手段と、 前記周波数情報に基いて、前記局部発振周波信号の発振
    周波数を変更する周波数変更手段とを備えたことを特徴
    とするFM多重内蔵テレビ受信装置。
  2. 【請求項2】 局部発振周波信号を生成する局部発振手
    段を有し、前記局部発振周波信号を用いてFM多重信号
    を受信するFM多重信号受信手段と、 テレビ信号を受信するテレビ信号受信手段と、 前記局部発振周波信号の発振周波数及び前記テレビ信号
    の周波数帯域を関連づけた周波数情報を格納する情報格
    納手段と、 前記周波数情報に基いて、前記局部発振周波信号の発振
    レベルを低下させるレベル低下手段とを備えたことを特
    徴とするFM多重内蔵テレビ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記局部発振手段によって生成される前
    記局部発振周波信号の発振周波数の整数倍の周波数が、
    前記テレビ信号の周波数帯域内に存在するとき、前記周
    波数変更手段が、前記局部発振手段によって生成される
    前記局部発振周波信号の発振周波数を変更することを特
    徴とする請求項1に記載のFM多重内蔵テレビ受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記局部発振手段によって生成される前
    記局部発振周波信号の発振周波数の整数倍の周波数が、
    前記テレビ信号の周波数帯域内に存在するとき、前記レ
    ベル低下手段が、前記局部発振手段によって生成される
    前記局部発振周波信号の発振レベルを低下させることを
    特徴とする請求項2に記載のFM多重内蔵テレビ受信装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015162696A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 京セラ株式会社 通信機器及び制御方法

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JP2015162696A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 京セラ株式会社 通信機器及び制御方法

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