JP2005277912A - チューナモジュール、および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビジョン(TV)放送,FM放送を受信可能なチューナモジュールと電子機器を提供する。
【解決手段】TV放送信号,FM放送信号を基に中間周波信号を生成する高周波回路11と、映像中間周波信号,第1の音声中間周波信号を端子T5に出力し、第1の音声中間周波信号を端子T6に出力するフィルタ13と、中間周波回路12には、第1,第2発振信号を生成する発振回路122,126と、第1の発振信号を基に端子T5を介した信号を検波して映像信号,第2の音声中間周波信号を生成する映像検波器121と、第2の発振信号を基に端子T6を介した第1の音声中間周波信号を第2の音声中間周波信号に変換するFM混合器125と、TV放送信号受信,FM放送信号受信に応じて、映像検波器121またはFM混合器125からの第2の音声中間周波信号を出力するスイッチ127と、第2の音声中間周波信号を検波するFM検波器129とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】TV放送信号,FM放送信号を基に中間周波信号を生成する高周波回路11と、映像中間周波信号,第1の音声中間周波信号を端子T5に出力し、第1の音声中間周波信号を端子T6に出力するフィルタ13と、中間周波回路12には、第1,第2発振信号を生成する発振回路122,126と、第1の発振信号を基に端子T5を介した信号を検波して映像信号,第2の音声中間周波信号を生成する映像検波器121と、第2の発振信号を基に端子T6を介した第1の音声中間周波信号を第2の音声中間周波信号に変換するFM混合器125と、TV放送信号受信,FM放送信号受信に応じて、映像検波器121またはFM混合器125からの第2の音声中間周波信号を出力するスイッチ127と、第2の音声中間周波信号を検波するFM検波器129とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、テレビジョン(TV)放送信号およびFM(周波数変調)ラジオ放送信号等を受信するチューナモジュール、および電子機器に関するものである。
テレビジョン放送信号受信装置には、テレビジョン放送信号の映像や音声を受信するチューナモジュールが受信装置内に備えられている。また、FM放送信号受信装置には、FMラジオ放送信号(FM放送信号ともいう)を受信するチューナ受信回路やチューナモジュールが備えられている。
近年、TV放送受信装置において、FM放送信号も受信可能な受信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、FM放送受信装置において、テレビジョン放送信号も受信可能な受信装置が知られているが、テレビジョン放送信号の音声信号を受信する機能のみで映像信号の受信機能はない。
特開平7−162771号公報
また、FM放送受信装置において、テレビジョン放送信号も受信可能な受信装置が知られているが、テレビジョン放送信号の音声信号を受信する機能のみで映像信号の受信機能はない。
ところで、携帯電話等の小型のモバイル装置でもテレビ放送信号とFMラジオ放送信号を受信したいという要望がある。
このため、テレビジョン放送信号中の映像信号および音声信号、ならびにFM放送信号の音声信号を出力でき、携帯電話等の小型のモバイル装置にも搭載可能な、小型で高性能なチューナモジュールが望まれている。
このため、テレビジョン放送信号中の映像信号および音声信号、ならびにFM放送信号の音声信号を出力でき、携帯電話等の小型のモバイル装置にも搭載可能な、小型で高性能なチューナモジュールが望まれている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、テレビジョン放送信号とFM放送信号の両方の放送電波信号を受信可能で、より小型で高性能なチューナモジュール、および電子機器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の第1の観点のチューナモジュールは、テレビジョン放送信号またはFM放送信号を基に中間周波信号を生成する高周波回路と、前記テレビジョン放送信号受信時には、前記高周波回路が生成した中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を第1の端子に出力し、FM放送信号受信時には、前記中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を第2の端子に出力するフィルタと、前記テレビジョン放送信号検波用の第1の発振信号を生成する第1の発振回路と、前記第1の発振回路が生成した第1の発振信号を基に、前記フィルタから前記第1の端子を介して出力された、前記映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号に第1の検波処理を施して、映像信号および第2の音声中間周波信号を生成する第1の検波回路と、前記FM放送信号検波用の第2の発振信号を生成する第2の発振回路と、前記第2の発振回路が生成した第2の発振信号を基に、前記フィルタから前記第2の端子を介して出力された前記第1の音声中間周波信号を第2の音声中間周波信号に変換する変換回路と、前記テレビジョン放送信号受信時には、前記第1の検波回路が生成した第2の音声中間周波信号を出力し、FM放送信号受信時には、前記変換回路から出力された第2の音声中間周波信号を出力する切替回路と、前記切替回路から出力された前記第2の音声中間周波信号に第2の検波処理を施して音声信号を生成する第2の検波回路とを有する。
さらに、前記目的を達成するために、本発明の第2の観点の電子機器は、チューナモジュールを含む電子機器であって、前記チューナモジュールは、テレビジョン放送信号またはFM放送信号を基に中間周波信号を生成する高周波回路と、前記TV放送信号受信時には、前記高周波回路が生成した中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を第1の端子に出力し、FM放送信号受信時には、前記中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を第2の端子に出力するフィルタと、前記TV放送信号検波用の第1の発振信号を生成する第1の発振回路と、前記第1の発振回路が生成した第1の発振信号を基に、前記フィルタから前記第1の端子を介して出力された、前記映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号に第1の検波処理を施して、映像信号および第2の音声中間周波信号を生成する第1の検波回路と、前記FM放送信号検波用の第2の発振信号を生成する第2の発振回路と、前記第2の発振回路が生成した第2の発振信号を基に、前記フィルタから前記第2の端子を介して出力された前記第1の音声中間周波信号を第2の音声中間周波信号に変換する変換回路と、前記TV放送信号受信時には、前記第1の検波回路が生成した第2の音声中間周波信号を出力し、FM放送信号受信時には、前記変換回路から出力された第2の音声中間周波信号を出力する切替回路と、前記切替回路から出力された前記第2の音声中間周波信号に第2の検波処理を施して音声信号を生成する第2の検波回路とを有する。
高周波回路では、TV放送信号およびFM放送信号を基に中間周波信号が生成される。
フィルタは、TV放送信号受信時には、高周波回路が生成した中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を第1の端子に出力し、FM放送信号受信時には、中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を第2の端子に出力する。
TV放送信号受信時には、第1の検波回路は、第1の発振回路が生成した第1の発振信号を基に、フィルタから第1の端子を介して出力された、映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号に第1の検波処理を施して、映像信号および第2の音声中間周波信号を生成する。
FM放送信号受信時には、変換回路は、第2の発振回路が生成した第2の発振信号を基に、フィルタから第2の端子を介して出力された第1の音声中間周波信号を第2の音声中間周波信号に変換する。
切替回路は、TV放送信号受信時には、第1の検波回路が生成した第2の音声中間周波信号を出力し、FM放送信号受信時には、変換回路から出力された第2の音声中間周波信号を出力する。
第2の検波回路は、TV放送信号受信時およびFM放送受信時に、切替回路から出力された第2の音声中間周波信号に第2の検波処理を施して音声信号を生成する。
フィルタは、TV放送信号受信時には、高周波回路が生成した中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を第1の端子に出力し、FM放送信号受信時には、中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を第2の端子に出力する。
TV放送信号受信時には、第1の検波回路は、第1の発振回路が生成した第1の発振信号を基に、フィルタから第1の端子を介して出力された、映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号に第1の検波処理を施して、映像信号および第2の音声中間周波信号を生成する。
FM放送信号受信時には、変換回路は、第2の発振回路が生成した第2の発振信号を基に、フィルタから第2の端子を介して出力された第1の音声中間周波信号を第2の音声中間周波信号に変換する。
切替回路は、TV放送信号受信時には、第1の検波回路が生成した第2の音声中間周波信号を出力し、FM放送信号受信時には、変換回路から出力された第2の音声中間周波信号を出力する。
第2の検波回路は、TV放送信号受信時およびFM放送受信時に、切替回路から出力された第2の音声中間周波信号に第2の検波処理を施して音声信号を生成する。
本発明によれば、テレビジョン放送信号とFM放送信号の両方の放送電波信号を受信可能で、より小型で高性能なチューナモジュール、および電子機器を提供することができる。
図1は、本発明に係る電子機器のチューナモジュールの一実施形態の機能ブロック図である。
本実施形態に係る電子機器のチューナモジュール1は、高周波回路11、中間周波回路12、フィルタ13を有する。
高周波回路11と中間周波回路12は、フィルタ13を介して接続されている。
高周波回路11は、本発明に係る高周波回路の一例に相当する。フィルタ13は、本発明に係るフィルタの一例に相当する。
本実施形態に係る電子機器のチューナモジュール1は、高周波回路11、中間周波回路12、フィルタ13を有する。
高周波回路11と中間周波回路12は、フィルタ13を介して接続されている。
高周波回路11は、本発明に係る高周波回路の一例に相当する。フィルタ13は、本発明に係るフィルタの一例に相当する。
高周波回路11は、アンテナANTで受信したFMラジオ放送電波およびテレビジョン放送電波に応じた、FMラジオ放送信号(FM放送信号ともいう)、およびTV放送信号(テレビジョン放送信号)を増幅し、中間周波信号を信号S11として中間周波回路12に出力する。高周波回路11は、中間周波信号として、テレビジョン放送信号受信時およびFM放送信号受信時に同一の周波数の中間周波信号を生成する。
つまり、この高周波回路11はチューナの機能を有する。
つまり、この高周波回路11はチューナの機能を有する。
また、本実施形態に係る高周波回路11は、例えばFM放送信号またはテレビジョン放送信号を基に、FM放送信号およびテレビジョン放送信号よりも高い周波数(例えばSHF帯)の第1の中間周波信号に変換し、第1の中間周波信号にイメージ除去処理を施して、第1の中間周波信号よりも低い周波数の第2の中間周波信号を生成する。
例えばSHF(Super High Frequency)帯の周波数は、1GHz〜30GHz程度である。
例えばSHF(Super High Frequency)帯の周波数は、1GHz〜30GHz程度である。
中間周波回路12は、フィルタ13を介して入力された映像中間周波信号を映像検波して映像信号を生成し、その映像信号を出力する。また、中間周波回路12は、フィルタ13を介して入力された音声中間周波信号を音声検波(FM検波)して音声信号を生成し、その音声信号を出力する。
以下、各構成要素を図面を参照しながら、詳細に説明する。
以下、各構成要素を図面を参照しながら、詳細に説明する。
高周波回路11は、例えば図1に示すように、高周波増幅器111、第1混合器112、第1局部発振回路113、バンドパスフィルタ114、第2混合器115、第2局部発振回路116、および中間周波増幅器117を有する。
高周波増幅器111、第1混合器112、フィルタ114、第2混合器115、および中間周波増幅器117は、直列接続されている。第1混合器112には、第1局部発振回路113が接続されている。第2混合器115には、第2局部発振回路116が接続されている。
高周波増幅器111、第1混合器112、第1局部発振回路113、第2混合器115、第2局部発振回路116、中間周波増幅器117は、ICチップ上に集積化されている。
高周波増幅器111は、例えばアンテナANTから端子T1を介して入力された、テレビジョン放送信号、またはFM放送信号等のRF信号を増幅して第1混合器112に出力する。
例えば本実施形態では、テレビジョン放送信号の周波数は、VHF帯90MHz〜108MHz(1〜3ch)、170MHz〜222MHz(4〜12ch)、UHF帯470MHz〜770MHz(13〜62ch)である。また、FM放送信号の周波数は、VHF帯76MHz〜90MHzである。
また、テレビジョン放送信号において、映像信号は、上述した周波数帯の映像搬送波に振幅変調(AM)を施して送信される。
また、テレビジョン放送信号において、音声信号は、上述した周波数帯の映像搬送波と異なる周波数の音声搬送波、例えば映像搬送波よりも4.5MHz高い周波数の音声搬送波に、FM変調(Frequency Modulation:周波数変調)を施して送信される。
また、FM放送信号において、音声信号は、上述した周波数帯の搬送波に、FM変調を施して送信される。
FM変調による周波数偏移はプラスマイナス25kHz程度である。
また、テレビジョン放送信号において、音声信号は、上述した周波数帯の映像搬送波と異なる周波数の音声搬送波、例えば映像搬送波よりも4.5MHz高い周波数の音声搬送波に、FM変調(Frequency Modulation:周波数変調)を施して送信される。
また、FM放送信号において、音声信号は、上述した周波数帯の搬送波に、FM変調を施して送信される。
FM変調による周波数偏移はプラスマイナス25kHz程度である。
例えば高周波増幅器111は、アンテナANTから入力された周波数40MHz〜890MHz程度のRF信号を増幅して第1混合器112に出力する。
第1混合器112は、高周波増幅器111が出力するRF信号と、第1局部発振回路113が生成する発振信号に応じて、所定の周波数の第1の中間周波信号に変換し、第1の中間周波信号を端子T2を介してフィルタ114に出力する。
具体的には、第1混合器112は、例えば後述するように、第1局部発振回路113から出力された所定の周波数、例えば周波数1260MHz〜2110MHz程度の第1の発振信号に応じて、高周波増幅器111から出力された周波数40MHz〜890MHz程度のRF信号を、所定の第1の中間周波数、例えば周波数1220MHzの第1の中間周波信号に変換する。
例えば第1混合器112は、周波数890MHzのRF信号を選択する場合には、第1局部発振回路113による発振信号の第1の基準周波数が2110MHzに設定され、その発振信号とRF信号を減算混合して、周波数|2110−890|=1220(MHz)の第1の中間周波信号を出力する。この際、第1混合器112は、イメージの加算混合成分を除去する。
第1局部発振回路113は、上述したように高周波増幅器111から出力されたRF信号を、第1の中間周波信号に変換するための第1の基準周波数の第1の発振信号を発振して、第1混合器112に出力する。
例えば、具体的には、第1局部発振回路113は、周波数1260MHz〜2110MHzの第1の基準周波信号を発振可能である。
例えば、具体的には、第1局部発振回路113は、周波数1260MHz〜2110MHzの第1の基準周波信号を発振可能である。
フィルタ114は、第1混合器112から端子T2を介して入力された第1の中間周波信号から不要な周波数成分を排除し、所望の周波数のみを通過させて、端子T3を介して第2混合器115に出力するバンドパスフィルタである。
例えばフィルタ114は、1220MHz付近の周波数成分のみを通過させる。また、フィルタ114は、例えば上述したICチップの外部に形成されている。例えばフィルタ114は、表面弾性波フィルタ(SAWF)により形成されている。
例えばフィルタ114は、1220MHz付近の周波数成分のみを通過させる。また、フィルタ114は、例えば上述したICチップの外部に形成されている。例えばフィルタ114は、表面弾性波フィルタ(SAWF)により形成されている。
フィルタ114では、コンダクタンス成分を実現するために、例えば短い金属線等が備えられている。これは第1の中間周波信号が1220MHzと高く設定されているために、短い金属配線等によりコンダクタンス成分を実現することができる。このため例えば収容スペースが大きい空芯コイルを用いる必要がない。このため高周波回路11を小型化することができる。
第2混合器115は、フィルタ114から出力された第1の中間周波信号を、第2局部発振回路116から出力された第2の発振信号に応じて、第2の中間周波信号に変換して、その第2の中間周波信号を中間周波増幅器117に出力する。
この際、第2混合器115から出力される第2の中間周波信号と、第1混合器112から出力される第1の中間周波信号の周波数が異なるために、第1混合器112の混合の際に生成される不要なイメージ、例えばRF信号と第1の発振信号の和算混合成分等をさらに除去することができる。
この際、第2混合器115から出力される第2の中間周波信号と、第1混合器112から出力される第1の中間周波信号の周波数が異なるために、第1混合器112の混合の際に生成される不要なイメージ、例えばRF信号と第1の発振信号の和算混合成分等をさらに除去することができる。
第2混合器115は、具体的には、周波数1220MHzの第1の中間周波信号と、第2局部発振回路116から出力された第2の発振信号、例えば周波数1165.75MHzの発振信号を減算混合し、周波数|1220−1165.75|=54.25MHzの第2の中間周波信号を出力する。
第2局部発振回路116は、上述したように第2混合器115に、第2の中間周波信号に変換させるための第2の発振信号を発振する。例えば第2局部発振回路116で発振する周波数は固定されている。
具体的には、第2局部発振回路116は、上述したように音声中間周波信号として、54.25MHzの第2の中間周波信号を、第2混合器115に出力させるために、例えば周波数1165.75MHzの第2の発振信号を生成する。
また、例えば音声中間周波信号の周波数は日本国では54.25MHz、映像中間周波信号の周波数は58.75MHzと規定されている。また、例えば音声中間周波信号は、米国では周波数49.25MHz、欧州では33.4MHzと規定されており、第2局部発振回路116は、第2混合器115が地域に応じた中間周波信号を生成するような周波数の発振信号を生成する。
中間周波増幅器117は、第2混合器115から出力された第2の中間周波信号を増幅する。また、中間周波増幅器117は増幅した第2の中間周波信号を端子T4を介してフィルタ13に出力する。
上述したように、高周波回路11は、テレビジョン放送信号受信時には周波数54.25MHzの音声中間周波信号、および周波数58.75MHzの映像中間周波信号を出力する。
また、高周波回路11は、FM放送信号受信時には、周波数54.25MHzの音声中間周波信号を出力する。
また、高周波回路11は、FM放送信号受信時には、周波数54.25MHzの音声中間周波信号を出力する。
フィルタ13は、高周波回路11から端子T4を介して出力された中間周波信号から不要な周波数成分を除去して中間周波回路12に出力する。フィルタ13は例えば、表面弾性波フィルタにより形成されている。
テレビジョン放送信号受信時には、フィルタ13は、例えば高周波回路11から端子T4を介して出力された中間周波信号を基に、周波数54.25MHzの音声中間周波信号、および周波数58.75MHzの映像中間周波信号を、端子T5を介して中間周波回路12の中間周波増幅器120に出力する。
また、FM放送信号受信時には、フィルタ13は、例えば高周波回路11から端子T4を介して出力された中間周波信号を基に、周波数54.25MHzの音声中間周波信号を、端子T6を介して中間周波回路12のFM混合器125に出力する。
中間周波回路12は、例えば図1に示すように、中間周波増幅器120、映像検波器121、発振回路122、フィルタ123、映像増幅器124、FM混合器125、FM用局部発振回路126、スイッチ(SW)127、フィルタ128、およびFM検波器129を有する。
例えば、中間周波増幅器120、映像検波器121、発振回路122、フィルタ123、映像増幅器124、FM混合器125、FM用局部発振回路126、スイッチ127、フィルタ128、およびFM検波器129のうち、少なくとも2つの回路(構成要素)は、ICチップ上に集積化されている。
本実施形態では、中間周波増幅器120、映像検波器121、発振回路122、フィルタ123、映像増幅器124、FM混合器125、FM用局部発振回路126、スイッチ127、フィルタ128、およびFM検波器129が、ICチップ上に集積化されている。
例えば、中間周波増幅器120、映像検波器121、発振回路122、フィルタ123、映像増幅器124、FM混合器125、FM用局部発振回路126、スイッチ127、フィルタ128、およびFM検波器129のうち、少なくとも2つの回路(構成要素)は、ICチップ上に集積化されている。
本実施形態では、中間周波増幅器120、映像検波器121、発振回路122、フィルタ123、映像増幅器124、FM混合器125、FM用局部発振回路126、スイッチ127、フィルタ128、およびFM検波器129が、ICチップ上に集積化されている。
映像検波器121は本発明に係る第1の検波回路の一例に相当し、発振回路122は本発明に係る第1の発振回路の一例に相当し、FM混合器125は本発明に係る変換回路の一例に相当し、FM用局部発振回路126は本発明に係る第2の発振回路の一例に相当し、スイッチ127は本発明に係る切替回路の一例に相当し、フィルタ128およびFM検波器129は本発明に係る第2の検波回路の一例に相当する。
中間周波増幅器120は、例えばフィルタ13から端子T5を介して入力された周波数54.25MHzの音声中間周波信号、および周波数58.75MHzの映像中間周波信号を増幅して、映像検波器121に出力する。
映像検波器121は、フィルタ13から端子T5,中間周波増幅器120を介して入力された、周波数54.25MHzの音声中間周波信号、および周波数58.75MHzの映像中間周波信号を、発振回路122による発振信号により同期検波を行い、映像信号、および第2音声中間周波信号を生成して出力する。
また、映像検波器121は、テレビジョン放送信号受信時には、生成した映像信号をフィルタ123に出力し、周波数4.5MHzの第2音声中間周波信号をスイッチ(SW)127を介して、フィルタ128に出力する。
また、映像検波器121は、例えばPLL同期検波方式等の検波により映像信号を検波する。
また、映像検波器121は、テレビジョン放送信号受信時には、生成した映像信号をフィルタ123に出力し、周波数4.5MHzの第2音声中間周波信号をスイッチ(SW)127を介して、フィルタ128に出力する。
また、映像検波器121は、例えばPLL同期検波方式等の検波により映像信号を検波する。
発振回路122は、映像検波器121が検波する際の基準となる、テレビジョン放送信号検波用の発振信号を生成する。例えば発振回路122は、電圧制御発振器(VCO)の出力と映像中間周波信号の搬送波とを位相検波器で比較する位相ロックループ(PLL)を含み、所定の発振信号を生成して映像検波器121に出力する。
フィルタ123は、映像検波器121から出力された映像信号から不要な成分を除去して映像増幅器124に出力する。例えばフィルタ123は、例えば所定の周波数よりも高周波成分をカットし、低周波成分を通過させるローパスフィルタである。
映像増幅器124は、フィルタ123から出力された映像信号を増幅して出力する。例えば映像増幅器124は、端子Taに接続された不図示の映像処理回路や表示装置に映像信号を出力する。
FM混合器125は、例えばフィルタ13から端子T6を介して入力された音声中間周波信号を、FM用局部発振回路126により生成された発振信号を基に、所定周波数の第2音声中間周波信号を生成し、スイッチ127を介してフィルタ128に出力する。
例えば、FM混合器125は、周波数54.25MHzの音声中間周波信号と、FM用局部発振回路126により生成された58.75MHzの発振信号とを基に混合して、周波数4.5MHzの第2音声中間周波信号を生成する。
例えば、FM混合器125は、周波数54.25MHzの音声中間周波信号と、FM用局部発振回路126により生成された58.75MHzの発振信号とを基に混合して、周波数4.5MHzの第2音声中間周波信号を生成する。
FM用局部発振回路126は、FM混合器125に第2音声中間周波信号に変換させるための、FM放送信号検波用の発振信号を生成し、生成した信号をFM混合器125に出力する。
スイッチ127は、テレビジョン放送信号受信時には、映像検波器121が生成した第2音声中間周波信号をフィルタ128を介してFM検波器129に出力し、FM放送信号受信時には、FM混合器125が生成した第2音声中間周波信号をフィルタ128を介してFM検波器129に出力する。
例えば、スイッチ127は、映像検波器121の出力端に接続された端子127aと、FM混合器125の出力端に接続された端子127bと、フィルタ128に接続された端子127cを有し、テレビジョン放送信号受信時には端子127aと端子127cを接続し、FM放送信号受信時には端子127bと端子127cとを接続する。
スイッチ127は、例えばトランジスタ等により実現される。
スイッチ127は、例えばトランジスタ等により実現される。
フィルタ128は、スイッチ127を介して入力された第2音声中間周波信号から不要な周波数成分を除去し、FM検波器129に出力する。
フィルタ128は、例えば第2音声中間周波信号から、周波数4.5MHz付近の周波数成分を通過させ、その他の成分をカットするバンドパスフィルタである。
フィルタ128は、例えば第2音声中間周波信号から、周波数4.5MHz付近の周波数成分を通過させ、その他の成分をカットするバンドパスフィルタである。
FM検波器129は、フィルタ128を介して入力された第2音声中間信号をFM検波して音声信号を生成し、生成した音声信号を出力する。また、FM検波器129は、生成した音声信号を端子Tbを介して、不図示の音声処理回路や発音装置に出力する。
FM検波器129は、例えば電圧御発振回路(VCO)により生成された4.5MHzの局部発振信号と、第2音声中間周波信号に基づいて、位相ロックループを用いた直交位相検波を行う。また、FM検波器129は、所定のFM検波方式により検波してもよい。
FM検波器129は、例えば電圧御発振回路(VCO)により生成された4.5MHzの局部発振信号と、第2音声中間周波信号に基づいて、位相ロックループを用いた直交位相検波を行う。また、FM検波器129は、所定のFM検波方式により検波してもよい。
以上の構成の動作を説明する。
テレビジョン放送信号受信時には、スイッチ127は、映像検波器121とフィルタ128とを接続状態に、FM混合器125とフィルタ128とを非接続状態に設定する。詳細には例えばスイッチ127は、端子127aと端子127cとを接続し、端子127bと端子127cとを非接続状態に設定する。また、テレビジョン放送信号受信時には、FM用局部発振回路126は信号を発振しない。
テレビジョン放送信号受信時には、スイッチ127は、映像検波器121とフィルタ128とを接続状態に、FM混合器125とフィルタ128とを非接続状態に設定する。詳細には例えばスイッチ127は、端子127aと端子127cとを接続し、端子127bと端子127cとを非接続状態に設定する。また、テレビジョン放送信号受信時には、FM用局部発振回路126は信号を発振しない。
テレビジョン放送信号受信時には、高周波増幅器111は、アンテナANTから端子T1を介して入力された、テレビジョン放送信号のRF信号を増幅して第1混合器112に出力し、第1混合器112により、第1局部発振回路113が生成する発振信号に応じて、所定の周波数の第1の中間周波信号に変換し、第1の中間周波信号を端子T2を介してフィルタ114に出力する。
フィルタ114は、第1混合器112から端子T2を介して入力された第1の中間周波信号から不要な周波数成分を排除し、所望の周波数のみを通過させて、端子T3を介して第2混合器115に出力し、第2混合器115は、フィルタ114から出力された第1の中間周波信号を、第2局部発振回路116から出力された第2の発振信号に応じて、第2の中間周波信号に変換して、その第2の中間周波信号を中間周波増幅器117に出力し、中間周波増幅器117は、第2混合器115から出力された第2の中間周波信号を増幅し、端子T4を介してフィルタ13に出力する。
フィルタ114は、第1混合器112から端子T2を介して入力された第1の中間周波信号から不要な周波数成分を排除し、所望の周波数のみを通過させて、端子T3を介して第2混合器115に出力し、第2混合器115は、フィルタ114から出力された第1の中間周波信号を、第2局部発振回路116から出力された第2の発振信号に応じて、第2の中間周波信号に変換して、その第2の中間周波信号を中間周波増幅器117に出力し、中間周波増幅器117は、第2混合器115から出力された第2の中間周波信号を増幅し、端子T4を介してフィルタ13に出力する。
テレビジョン放送信号受信時には、フィルタ13は、高周波回路11から端子T4を介して出力された第2の中間周波信号を基に、周波数54.25MHzの音声中間周波信号、および周波数58.75MHzの映像中間周波信号を、端子T5を介して中間周波増幅器120に出力し、中間周波増幅器120は、その音声中間周波信号、および映像中間周波信号を増幅して、映像検波器121に出力する。
映像検波器121は、音声中間周波信号、および周波数58.75MHzの映像中間周波信号を、発振回路122による発振信号により同期検波を行い、映像信号、および周波数4.5MHzの第2音声中間周波信号を生成して出力する。
フィルタ123は、映像検波器121から出力された信号から、映像信号のみを通過させて映像増幅器124に出力し、映像増幅器124はその信号を増幅して端子Taを介して出力する。
フィルタ123は、映像検波器121から出力された信号から、映像信号のみを通過させて映像増幅器124に出力し、映像増幅器124はその信号を増幅して端子Taを介して出力する。
また、フィルタ128は、映像検波器121からスイッチ127を介して出力された、4.5MHzの第2音声中間周波信号から、4.5MHz付近以外の不要な周波数成分を除去した信号をFM検波器129に出力し、FM検波器129は、フィルタ128を介して入力された第2音声中間信号をFM検波して音声信号を生成し、生成した音声信号を端子Tbを介して、不図示の音声処理回路や発音装置に出力する。
FM放送信号受信時には、スイッチ127は、FM混合器125とフィルタ128とを接続状態に、映像検波器121とフィルタ128とを非接続状態に設定する。詳細には例えばスイッチ127は、端子127bと端子127cとを接続し、端子127aと端子127cとを非接続状態に設定する。
また、FM放送信号受信時には、中間周波増幅器120、映像検波器121、フィルタ123、映像増幅器124等の映像信号処理系の構成要素は、動作を停止する。
また、FM放送信号受信時には、中間周波増幅器120、映像検波器121、フィルタ123、映像増幅器124等の映像信号処理系の構成要素は、動作を停止する。
FM放送信号受信時には、高周波増幅器111は、アンテナANTから端子T1を介して入力された、FM放送信号のRF信号を増幅して第1混合器112に出力し、第1混合器112により、第1局部発振回路113が生成する発振信号に応じて、所定の周波数の第1の中間周波信号に変換し、第1の中間周波信号を端子T2を介してフィルタ114に出力する。
フィルタ114は、第1混合器112から端子T2を介して入力された第1の中間周波信号から不要な周波数成分を排除し、所望の周波数のみを通過させて、端子T3を介して第2混合器115に出力し、第2混合器115は、フィルタ114から出力された第1の中間周波信号を、第2局部発振回路116から出力された第2の発振信号に応じて、第2の中間周波信号に変換して、その第2の中間周波信号を中間周波増幅器117に出力し、中間周波増幅器117は、第2混合器115から出力された第2の中間周波信号を増幅し、端子T4を介してフィルタ13に出力する。
この高周波回路11から出力される音声中間周波信号の周波数は、FM放送信号受信時、テレビジョン放送信号受信時とも同一の周波数である。
フィルタ114は、第1混合器112から端子T2を介して入力された第1の中間周波信号から不要な周波数成分を排除し、所望の周波数のみを通過させて、端子T3を介して第2混合器115に出力し、第2混合器115は、フィルタ114から出力された第1の中間周波信号を、第2局部発振回路116から出力された第2の発振信号に応じて、第2の中間周波信号に変換して、その第2の中間周波信号を中間周波増幅器117に出力し、中間周波増幅器117は、第2混合器115から出力された第2の中間周波信号を増幅し、端子T4を介してフィルタ13に出力する。
この高周波回路11から出力される音声中間周波信号の周波数は、FM放送信号受信時、テレビジョン放送信号受信時とも同一の周波数である。
FM放送信号受信時には、フィルタ13は、高周波回路11から端子T4を介して出力された第2の中間周波信号を基に、周波数54.25MHzの音声中間周波信号、端子T6を介してFM混合器125に出力する。
FM混合器125は、周波数54.25MHzの音声中間周波信号と、FM用局部発振回路126により生成された58.75MHzの発振信号とを基に混合して、周波数4.5MHzの第2音声中間周波信号を生成し、スイッチ127を介してフィルタ128に出力する。
フィルタ128は、その第2音声中間周波信号から不要な周波数成分を除去し、FM検波器129に出力し、FM検波器129は、フィルタ128を介して入力された第2音声中間信号をFM検波して音声信号を生成し、生成した音声信号を端子Tbを介して、不図示の音声処理回路や発音装置に出力する。
フィルタ128は、その第2音声中間周波信号から不要な周波数成分を除去し、FM検波器129に出力し、FM検波器129は、フィルタ128を介して入力された第2音声中間信号をFM検波して音声信号を生成し、生成した音声信号を端子Tbを介して、不図示の音声処理回路や発音装置に出力する。
以上説明したように、テレビジョン放送信号またはFM放送信号を基に中間周波信号を生成する高周波回路11と、テレビジョン放送信号受信時には、高周波回路11が生成した中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を端子T5に出力し、FM放送信号受信時には、中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を端子T6に出力するフィルタ13と、中間周波回路12には、テレビジョン放送信号検波用の第1の発振信号を生成する発振回路122と、第1混合器112が生成した第1の発振信号を基に、フィルタ13から端子T5を介して出力された、映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号に第1の検波処理を施して、映像信号および周波数4.5MHzの第2の音声中間周波信号を生成する映像検波器121と、FM放送信号検波用の第2の発振信号を生成するFM用局部発振回路126と、FM用局部発振回路126が生成した第2の発振信号を基に、フィルタ13から端子T6を介して出力された第1の音声中間周波信号を周波数4.5MHzの第2の音声中間周波信号に変換するFM混合器125と、テレビジョン放送信号受信時には、映像検波器121が生成した第2の音声中間周波信号を出力し、FM放送信号受信時には、FM混合器125から出力された第2の音声中間周波信号を出力するスイッチ127と、スイッチ127から出力された第2の音声中間周波信号にFM検波処理を施して音声信号を生成するFM検波器129とを設けたので、テレビジョン放送信号の映像信号および音声信号、ならびにFM放送信号の音声信号を出力できるチューナモジュールを提供することができる。
また、テレビジョン放送信号受信時には、端子T5から入力された中間周波信号を処理する、中間周波増幅器120、映像検波器121、発振回路122、フィルタ123、映像増幅器124、フィルタ128、およびFM検波器129により映像信号および音声信号を検波し、FM放送信号受信時には、端子T6から入力された音声中間周波信号を処理する、FM混合器125と、FM用局部発振回路126と、上記テレビジョン放送信号処理系と共通のフィルタ128およびFM検波器129により音声信号を検波するので、例えば共通化したフィルタ128、FM検波器129を共通化した分、チューナモジュールを小型化することができる。
また、FM放送信号受信用の発振信号を生成するFM用局部発振回路126と、FM用局部発振回路126による発振信号を基に、高精度な周波数4.5MHzの第2音声中間周波数を生成するFM混合器125を設けたので、例えばテレビジョン放送信号受信用の発振回路が生成する信号に応じた略4.5MHzの信号により第2音声中間周波数を生成する受信装置と比べて、音声歪率、音声S/N等が高性能である。
また、高周波回路11は、FM放送信号またはテレビジョン放送信号を基に、当該FM放送信号およびTV放送信号よりも高い周波数、例えばSHF帯の第1の中間周波信号に変換し、フィルタ114、第2局部発振回路116、および第2混合器115により、第1の中間周波信号にイメージ除去処理を施して、第1の中間周波信号よりも低い周波数の第2の中間周波信号を生成するので、例えば、インダクタとして空芯コイル等を用いていないので、小型化することができる。
また、FM放送信号受信時とテレビジョン放送受信時とで、FM検波器129およびFM検波器129を共通化しているので、チューナモジュールを小型化することができる。
図2(A)は独立したFM放送受信用回路とテレビジョン放送受信用とを備えるチューナモジュールの一具体例を示す斜視図。図2(B)は、図1に示した本実施形態に係るチューナモジュールの一実施形態を示す斜視図である。
本実施形態に係るチューナモジュール1は、例えば図2(B)に示すように、例えば外からの電磁波を内部の回路に対して遮蔽し、かつ内部の回路からの電磁波を外部に対して遮蔽する電磁シールドカバー100により覆われている。
本実施形態に係るチューナモジュール1は、上述したようにFM放送信号受信時とテレビジョン放送受信時とで、FM検波器129およびFM検波器129を共通化しており、またインダクタとして空芯コイル等を用いていないので、例えば図2(A)に示すような、独立したFM放送受信用回路とテレビジョン放送受信用とを備えるチューナモジュール1zと比べて、小型化、薄型化することができる。
本実施形態に係るチューナモジュール1は、例えば図2(B)に示すように、例えば外からの電磁波を内部の回路に対して遮蔽し、かつ内部の回路からの電磁波を外部に対して遮蔽する電磁シールドカバー100により覆われている。
本実施形態に係るチューナモジュール1は、上述したようにFM放送信号受信時とテレビジョン放送受信時とで、FM検波器129およびFM検波器129を共通化しており、またインダクタとして空芯コイル等を用いていないので、例えば図2(A)に示すような、独立したFM放送受信用回路とテレビジョン放送受信用とを備えるチューナモジュール1zと比べて、小型化、薄型化することができる。
例えば具体的には、例えば図2(A)に示すチューナモジュール1zは、直方体形状の長手方向の長さLzが100mm、短手方向の長さSzが45mm、厚さhzが15mmの大きさであるのと比べて、本実施形態に係るチューナモジュール1は、例えば図2(B)に示すように、直方体形状の長手方向の長さLが25mm、短手方向の長さSが20mm、厚さhが2.8mm程度の大きさである。
このため、本実施形態に係るチューナモジュール1を、携帯電話等の小型のモバイル装置(携帯型情報処理装置)に搭載することができ、携帯型情報処理装置において、テレビジョン放送信号およびFM放送信号を受信することができる。
このため、本実施形態に係るチューナモジュール1を、携帯電話等の小型のモバイル装置(携帯型情報処理装置)に搭載することができ、携帯型情報処理装置において、テレビジョン放送信号およびFM放送信号を受信することができる。
図3は、図1に示したチューナモジュールを含む受信装置を採用した電子機器の一実施形態を示す機能ブロック図である。
チューナモジュール1を含む受信装置200を採用した電子機器300は、例えば図3に示すように、チューナモジュール1、ビデオプロセッサおよびドライバ21、オーディオプロセッサおよびドライバ22、シリアルディジタルインタフェース23、バイアスおよび制御ロジック回路24、および周波数基準25を有する。
例えば、電子機器300は、テレビジョン放送信号とFM放送信号の両方の放送電波信号を受信可能な、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型情報処理装置(モバイル装置)である。
チューナモジュール1を含む受信装置200を採用した電子機器300は、例えば図3に示すように、チューナモジュール1、ビデオプロセッサおよびドライバ21、オーディオプロセッサおよびドライバ22、シリアルディジタルインタフェース23、バイアスおよび制御ロジック回路24、および周波数基準25を有する。
例えば、電子機器300は、テレビジョン放送信号とFM放送信号の両方の放送電波信号を受信可能な、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型情報処理装置(モバイル装置)である。
チューナモジュール1は、例えば図1に示したように、高周波回路11、映像処理系回路1201、音声処理系回路1202、スイッチ127等を主構成要素として有する。
映像処理系回路1201は、例えば図1に示した、中間周波増幅器120、映像検波器121、発振回路122、フィルタ123、および映像増幅器124に相当する。
音声処理系回路1202は、例えば図1に示した、FM混合器125、FM用局部発振回路126、フィルタ128、およびFM検波器129に相当する。
各構成要素は、上述したので説明を省略する。
映像処理系回路1201は、例えば図1に示した、中間周波増幅器120、映像検波器121、発振回路122、フィルタ123、および映像増幅器124に相当する。
音声処理系回路1202は、例えば図1に示した、FM混合器125、FM用局部発振回路126、フィルタ128、およびFM検波器129に相当する。
各構成要素は、上述したので説明を省略する。
ビデオプロセッサおよびドライバ21は、例えばバイアスおよび制御ロジック回路24の制御により、基準となるビデオ基準信号を基に、映像検波器121から出力された信号に映像処理、例えばデジタル化処理、増幅処理やフィルタ処理等を施して、不図示の映像処理回路に映像信号を出力する。
オーディオプロセッサおよびドライバ22は、例えばバイアスおよび制御ロジック回路24の制御により、基準となるオーディオ基準信号を基に、FM検波器129から出力された信号に音声処理、例えばデジタル化処理、増幅処理やフィルタ処理等を施して、不図示の音声処理回路に音声信号を出力する。
シリアルディジタルインタフェース23は、例えばバイアスおよび制御ロジック回路24の制御により、例えば他の構成要素と接続されたシリアルインタフェースバスを介して、例えばシリアルクロックを基準として、シリアルデータの送受信を行う。
バイアスおよび制御ロジック回路24は、受信装置200の構成要素の制御を行う。
具体的には、バイアスおよび制御ロジック回路24は、内部バイアス電圧および電流を定めかつチューナモジュール1内の各回路のステータスおよび制御レジスタを保守する。
具体的には、バイアスおよび制御ロジック回路24は、内部バイアス電圧および電流を定めかつチューナモジュール1内の各回路のステータスおよび制御レジスタを保守する。
周波数基準25は、例えば外部基準クリスタル(発振回路)に同期化される発振器である。また、周波数基準25は、受信装置200の各構成要素に基準となる周波数の信号を供給する。
以上、上述した受信装置200において、周波数基準25の信号を基準として、シリアルディジタルインタフェース23を介して送受信されるデータを基に、バイアスおよび制御ロジック回路24が受信装置200の各構成要素を制御し、例えばチューナモジュール1の映像処理系回路1201から出力された信号が、ビデオプロセッサおよびドライバ21によりデジタル化され映像信号として出力され、チューナモジュール1の音声処理系回路1202から出力された信号が、オーディオプロセッサおよびドライバ22により、デジタル化され音声信号として出力される。
以上説明したように、本発明に係るチューナモジュール1を含む受信装置200を採用した電子機器300は、高周波回路11と、中間周波回路12に映像処理系回路1201と、FM放送信号受信時とテレビジョン放送信号受信時とで共通化された音声処理系回路1202とを設けたので、小型の電子機器300にも、テレビジョン放送信号とFM放送信号の両方の放送電波信号を受信可能なチューナモジュールを搭載することができる。
なお、本発明は本実施形態に限られるものではなく、任意好適な改変が可能である。
例えば、本実施形態に係る中間周波信号、音声中間周波信号、音声中間周波信号等の周波数は、上述した形態に限られるものではない。任意の周波数でよい。
また、上述した電磁シールドやチューナモジュール1の形状等は上述した形態や大きさは、上述した形態に限られるものではない。
例えば、本実施形態に係る中間周波信号、音声中間周波信号、音声中間周波信号等の周波数は、上述した形態に限られるものではない。任意の周波数でよい。
また、上述した電磁シールドやチューナモジュール1の形状等は上述した形態や大きさは、上述した形態に限られるものではない。
また、フィルタ13、映像検波器121、発振回路122、FM混合器125、FM用局部発振回路126、スイッチ127等の構成要素は、上述した形態に限られるものではない。
例えば、テレビジョン放送信号のうちの音声信号と、FM放送信号のうちの音声信号は、FM混合器125を介して処理するセパレート方式でもよい。以下、図面を参照しながら、説明する。
例えば、テレビジョン放送信号のうちの音声信号と、FM放送信号のうちの音声信号は、FM混合器125を介して処理するセパレート方式でもよい。以下、図面を参照しながら、説明する。
図4は、本発明に係る電子機器のチューナモジュールの他の実施形態の機能ブロック図である。
図1に示したチューナモジュール1との相違点を中心に説明する。
例えば図4に示すチューナモジュール1aは、高周波回路11、中間周波回路12a、およびフィルタ13aを有する。
図1に示したチューナモジュール1との相違点を中心に説明する。
例えば図4に示すチューナモジュール1aは、高周波回路11、中間周波回路12a、およびフィルタ13aを有する。
中間周波回路12aは、中間周波増幅器120a、映像検波器121a、発振回路122a、フィルタ123、映像増幅器124、FM混合器125a、FM用局部発振回路126a、スイッチ1271、フィルタ128、およびFM検波器129を有する。
フィルタ13aは、テレビジョン放送信号受信時には、例えば高周波回路11から端子T4を介して出力された中間周波信号を基に、例えば周波数58.75MHzの映像中間周波信号を、端子T5を介して中間周波回路12の中間周波増幅器120に出力し、例えば周波数54.25MHzの音声中間周波信号を端子T6を介して中間周波回路12の中間周波増幅器120に出力する。
フィルタ13aは、FM放送信号受信時には、例えば高周波回路11から端子T4を介して出力された中間周波信号を基に、周波数54.25MHzの音声中間周波信号を、端子T6を介して中間周波回路12のFM混合器125に出力する。
スイッチ1271は、テレビジョン放送信号受信時およびFM放送信号受信時共に、端子127bと端子127cが接続されている。
中間周波増幅器120は、フィルタ13aから端子T5を介して入力された、周波数54.25MHzの音声中間周波信号、および周波数58.75MHzの映像中間周波信号を増幅して、映像検波器121に出力する。
テレビジョン放送信号受信時には、発振回路122aは、映像検波器121aおよびFM混合器125aに発振信号を供給する。
映像検波器121aは、フィルタ13aから入力された映像中間周波信号を検波して映像信号を生成し、映像信号をフィルタ123に出力する。
また、テレビジョン放送信号受信時には、FM混合器125aは、端子T6を介して入力された音声中間周波信号を、発振回路122aによる発振信号を基に、例えば4.5MHzの第2音声中間周波信号に変換し、スイッチ127を介してフィルタ128に出力する。
映像検波器121aは、フィルタ13aから入力された映像中間周波信号を検波して映像信号を生成し、映像信号をフィルタ123に出力する。
また、テレビジョン放送信号受信時には、FM混合器125aは、端子T6を介して入力された音声中間周波信号を、発振回路122aによる発振信号を基に、例えば4.5MHzの第2音声中間周波信号に変換し、スイッチ127を介してフィルタ128に出力する。
FM放送信号受信時には、発振回路122aは例えば機能を停止し、FM用局部発振回路126はFM混合器125aにFM放送検波用の発振信号を出力する。
FM放送信号受信時には、FM混合器125aは、端子T6を介して入力された音声中間周波信号を、FM用局部発振回路126から入力された発振信号を基に、例えば4.5MHzの第2音声中間周波信号に変換し、スイッチ127を介してフィルタ128に出力する。
FM放送信号受信時には、FM混合器125aは、端子T6を介して入力された音声中間周波信号を、FM用局部発振回路126から入力された発振信号を基に、例えば4.5MHzの第2音声中間周波信号に変換し、スイッチ127を介してフィルタ128に出力する。
以上説明したように、フィルタ13aによりテレビジョン放送信号の映像中間周波信号と音声中間周波信号を分離し、その音声中間周波信号をFM混合器125aにより第2の音声中間周波信号に変換して処理してもよい。
また、映像検波器の検波方式や、FM検波器129の検波方式は上述した形態に限られるものではない。
本発明に係るチューナモジュールおよび電子機器を、例えば、携帯電話やPDA等の小型の携帯型情報処理装置(モバイル装置)に適用することができる。
1…チューナモジュール、11…高周波回路、12…中間周波回路、13…フィルタ、111…高周波増幅器、112…第1混合器、113…第1局部発振回路、114…バンドパスフィルタ、115…第2混合器、116…第2局部発振回路、117…中間周波増幅器、120…中間周波増幅器、121…映像検波器、122…発振回路、123…フィルタ、124…映像増幅器、125…FM混合器、126…FM用局部発振回路、127…スイッチ(SW)、128…フィルタ、129…FM検波器、200…受信装置、300…電子機器。
Claims (6)
- テレビジョン放送信号またはFM放送信号を基に中間周波信号を生成する高周波回路と、
前記テレビジョン放送信号受信時には、前記高周波回路が生成した中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を第1の端子に出力し、FM放送信号受信時には、前記中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を第2の端子に出力するフィルタと、
前記テレビジョン放送信号検波用の第1の発振信号を生成する第1の発振回路と、
前記第1の発振回路が生成した第1の発振信号を基に、前記フィルタから前記第1の端子を介して出力された、前記映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号に第1の検波処理を施して、映像信号および第2の音声中間周波信号を生成する第1の検波回路と、
前記FM放送信号検波用の第2の発振信号を生成する第2の発振回路と、
前記第2の発振回路が生成した第2の発振信号を基に、前記フィルタから前記第2の端子を介して出力された前記第1の音声中間周波信号を第2の音声中間周波信号に変換する変換回路と、
前記テレビジョン放送信号受信時には、前記第1の検波回路が生成した第2の音声中間周波信号を出力し、FM放送信号受信時には、前記変換回路から出力された第2の音声中間周波信号を出力する切替回路と、
前記切替回路から出力された前記第2の音声中間周波信号に第2の検波処理を施して音声信号を生成する第2の検波回路と
を有するチューナモジュール。 - 前記高周波回路は、前記FM放送信号または前記テレビジョン放送信号を基に、当該FM放送信号およびテレビジョン放送信号よりも高い周波数の第1の中間周波信号に変換し、前記第1の中間周波信号にイメージ除去処理を施して、前記第1の中間周波信号よりも低い周波数の第2の中間周波信号を生成し、
前記フィルタは、前記テレビジョン放送信号受信時には、前記高周波回路が生成した第2の中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を第1の端子に出力し、FM放送信号受信時には、前記第2の中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を第2の端子に出力する
請求項1に記載のチューナモジュール。 - 前記第1の発振回路、前記第1の検波回路、前記第2の発振回路、前記変換回路、前記第2の検波回路、および前記切替回路のうち、少なくとも2つの回路は、1チップに集積化されている
請求項1に記載のチューナモジュール。 - チューナモジュールを含む電子機器であって、
前記チューナモジュールは、
テレビジョン放送信号またはFM放送信号を基に中間周波信号を生成する高周波回路と、
前記テレビジョン放送信号受信時には、前記高周波回路が生成した中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を第1の端子に出力し、FM放送信号受信時には、前記中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を第2の端子に出力するフィルタと、
前記テレビジョン放送信号検波用の第1の発振信号を生成する第1の発振回路と、
前記第1の発振回路が生成した第1の発振信号を基に、前記フィルタから前記第1の端子を介して出力された、前記映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号に第1の検波処理を施して、映像信号および第2の音声中間周波信号を生成する第1の検波回路と、
前記FM放送信号検波用の第2の発振信号を生成する第2の発振回路と、
前記第2の発振回路が生成した第2の発振信号を基に、前記フィルタから前記第2の端子を介して出力された前記第1の音声中間周波信号を第2の音声中間周波信号に変換する変換回路と、
前記テレビジョン放送信号受信時には、前記第1の検波回路が生成した第2の音声中間周波信号を出力し、FM放送信号受信時には、前記変換回路から出力された第2の音声中間周波信号を出力する切替回路と、
前記切替回路から出力された前記第2の音声中間周波信号に第2の検波処理を施して音声信号を生成する第2の検波回路と
を有する電子機器。 - 前記高周波回路は、前記FM放送信号または前記テレビジョン放送信号を基に、当該FM放送信号およびテレビジョン放送信号よりも高い周波数の第1の中間周波信号に変換し、前記第1の中間周波信号にイメージ除去処理を施して、前記第1の中間周波信号よりも低い周波数の第2の中間周波信号を生成し、
前記フィルタは、前記テレビジョン放送信号受信時には、前記高周波回路が生成した第2の中間周波信号のうち映像中間周波信号および第1の音声中間周波信号を第1の端子に出力し、FM放送信号受信時には、前記第2の中間周波信号のうち第1の音声中間周波信号を第2の端子に出力する
請求項4に記載の電子機器。 - 前記第1の発振回路、前記第1の検波回路、前記第2の発振回路、前記変換回路、前記第2の検波回路、および前記切替回路のうち、少なくとも2つの回路は、1チップに集積化されている
請求項4に記載の電子機器。
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