JP4396497B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、妨害信号発生源と同一筐体内に設けられた受信部を有する携帯機器に関するものである。
以下、従来の携帯機器について説明する。従来の携帯機器として例えばテレビ付携帯電話機では以下のようになっていた。即ち、図9に示すように、携帯電話機の送受信部1と、携帯テレビの受信部2とが同一筐体内に実装されており、夫々は別々の制御部3或いは4で単独に制御されていた。
受信部2の構成は、アンテナ5に接続された入力端子6と、この入力端子6に一方の入力が接続されるとともに、他方の入力には局部発振器7の出力が接続された混合器8と、この混合器8の出力が接続されるとともにテレビ放送波21aの帯域幅を有した固定の中間周波数フィルタ9と、この中間周波数フィルタ9の出力が接続された出力端子10とで構成されていた。また、携帯電話機の送受信部1内には、発振器11が設けられていた。なお、12は送受信部1と受信部2とを分離する仕切板である。
以上のように構成された携帯機器において、以下にその動作を説明する。図10(a)において、21はアンテナ5に入力されるテレビ放送波であり、22は混合器8から出力される中間周波数である。そして、23は、テレビ放送波21が入力されたとき、中間周波数22を得るための局部発振器7から出力される発振周波数である。
先ず、制御部4で希望のテレビ放送波21aが視聴できるように局部発振器7の出力を発振周波数23aにする。そうすると、このテレビ放送波21aは、混合器8で発振周波数23aと混合されて中間周波数22に変換される。
そして、テレビ放送波21aの帯域幅を有する固定の中間周波数フィルタ9を通過することにより希望テレビ信号が選局される。選局されたテレビ信号は出力端子10から出力される。そして、この出力端子10から出力されたテレビ信号は図示していないが、復調器を介して映像出力となってブラウン管から出力される。
このように、テレビ放送波21の中から希望テレビ放送波21aを受信するには、発振周波数23aは、中間周波数22に対して希望テレビ放送波21aの周波数だけ高く(或いは低く)設定する。局部発振器7の発振周波数23aを混合器8で混合することにより、中間周波数22が得られ選局が行われるわけである。なお、横軸24は周波数である。
図10(b)に示した25は、携帯電話機内に設けられた送受信部1の発振器11から出力される出力周波数であり、この出力周波数25は受信部2の局部発振器7や中間周波数22を含む周波数となる場合もある。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平5−19131号公報
しかしながらこのような従来の携帯電話機では、携帯電話機の送受信部1と携帯テレビの受信部2とが同一筐体内に実装されており、しかも夫々の周波数は制御部3又は4で独立して制御されているため、以下のような問題が発生した。
即ち、携帯テレビの受信中に携帯電話機が基地局と通信したり、携帯電話がかかってきたりすると、送受信部1内に設けられた発振器11が動作することになる。
そうすると、この発振器11の出力(或いは電力増幅器で増幅された出力)が同一筐体内に設けられた受信部2の局部発振器7や混合器8の出力に妨害を与えることがあった。
このような妨害が局部発振器7に侵入すると局部発振器7のC/N性能が劣化することになる。また、混合器8の出力信号(中間周波数)に侵入するとS/N性能が劣化することになる。これらはともにテレビ受信画面を劣化させるという問題があった。
そこで本発明は、このような問題を解決したもので、同一筐体内に設けられた妨害信号発生源の影響を受けない携帯機器を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の携帯機器は、妨害発生器から出力される発振周波数が第1の局部発振器の発振周波数或いは第1の混合器から出力される中間周波数の帯域内或いはその近傍にある場合においては、制御部で前記第1の局部発振器の発振周波数と第1の中間周波数フィルタの中心周波数を共に移動させて前記妨害発生器から出力される発振周波数外にするものである。
これにより、所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明は、妨害発生器から出力される発振周波数が第1の局部発振器の発振周波数或いは第1の混合器から出力される中間周波数の帯域内或いはその近傍にある場合においては、制御部で前記第1の局部発振器の発振周波数と第1の中間周波数フィルタの中心周波数を共に移動させて前記妨害発生器から出力される発振周波数外にするものであり、第1の局部発振器の発振周波数と第1の中間周波数に妨害発生器から出力される発振周波数の侵入を防いで、その影響を無くすことができる。
従って、同一筐体内に設けられた妨害信号発生源の影響を受けない携帯機器を実現することができる。
また、従来のように、妨害発生器と受信部との間を高周波的に分離する仕切板が不要となり、小型・低価格化が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における携帯機器のブロック図である。本実施の形態における携帯機器は、高周波信号を受信する受信部51と、この受信部51に対して妨害信号となる妨害信号発生部52と、この妨害信号発生部52と受信部51を共に制御する制御部53とが同一筐体内に実装されたものである。
54は、高周波信号を受信するアンテナである。このアンテナ54は受信部51の入力端子55に接続されている。なお、この入力端子55には、アンテナ54の代わりに高周波信号が伝送されるケーブルが接続されても良い。
入力端子55は混合器56の一方の入力に接続されており、この混合器56の他方の入力にはPLL制御された局部発振器57の出力が接続されている。なお、入力端子55と混合器56の一方の入力との間には、高周波信号を通過させるフィルタや高周波増幅器が直列に接続される場合もある。
混合器56の出力は、中間周波数を通過させる中間周波数フィルタとしてのバンドパスフィルタ58を介して出力端子60に接続されている。このバンドパスフィルタ58の帯域幅は、高周波信号の帯域幅と略等しくなっており、その中心周波数はフィルタ制御端子61を介して可変できるようになっている。この中心周波数の可変範囲は、上方と下方に夫々帯域幅の2分の1以上移動させることができる。なお、バンドパスフィルタ58と出力端子60との間には中間周波数増幅器が挿入される場合がある。
62は、選局データ入力端子であり、この選局データ入力端子62は、PLL回路(図示せず)に接続されており、このPLL回路で局部発振器57から出力される発振周波数が制御される。
63は、妨害信号発生部52内に設けられた妨害発生器であり、データ端子64に接続されている。従って、このデータ端子64に供給するデータで妨害発生器63から出力される妨害信号の周波数を制御することができる。
このデータ端子64と選局データ入力端子62とフィルタ制御端子61は、夫々制御部53に接続されている。従って、この制御部53から出力される制御信号で(PLL回路を介して)局部発振器57の発振周波数を制御して希望高周波信号を受信することができる。また、フィルタ制御端子61へ供給するフィルタ制御信号でバンドパスフィルタ58の中心周波数を制御することができる。更に、妨害発生器63の発振周波数を制御することができる。
以上のように本実施の形態における携帯機器は、制御部53で妨害発生器63の発振周波数と局部発振器57の発振周波数を制御している。つまり、制御部53は、妨害発生器63の発振周波数と局部発振器57の発振周波数とが、お互いに妨害を与えないよう管理することができる立場にある。
即ち、アンテナ54から入力された希望高周波信号を受信している場合において、制御部53では、局部発振器57の発振周波数や混合器56から出力される中間周波数は分かっている。また、妨害発生器63から出力される発振周波数も分かっている。
従って、妨害発生器63から出力される発振周波数が、局部発振器57から出力される発振周波数や混合器56から出力される中間周波数に妨害を与えるときには、局部発振器57から出力される発振周波数を移動させることにより、妨害発生器63から出力される発振周波数の影響を無くすことができる。
即ち、妨害発生器63の発振周波数が中間周波数より高く(等しい場合も含む)で、且つバンドパスフィルタ58の帯域内或いはその近傍にある場合には、局部発振器57から出力される発振周波数を中間周波数が低くなる方向に帯域幅の2分の1以上移動させる。また、バンドパスフィルタ58の中心周波数も同じ量だけ低くなる方向に移動させる。
逆に、妨害発生器63の発振周波数が中間周波数より低くて、且つバンドパスフィルタ58の帯域内或いはその近傍にある場合には、局部発振器57から出力される発振周波数を中間周波数が高くなる方向に帯域幅の2分の1以上移動させる。また、バンドパスフィルタ58の中心周波数も同じ量だけ高くなる方向に移動させる。
制御部53でこのような制御をすることにより、希望高周波信号の混合器56以降の中間周波数は、妨害発生器63の周波数と分離することができる。即ち、バンドパスフィルタ58で妨害発生器63の周波数を除去することができる。
以上説明したように、本実施の形態における携帯機器では、受信部51として、AMラジオ、FMラジオ、テレビチューナ、携帯電話機の受信部、トランシーバ、GPS等が考えられ、妨害信号発生部52として、携帯電話機の主に送信部、トランシーバの主に送信部、テレメータ等が考えられる。
従って、このような受信部51や妨害信号発生部52が同一筐体内に実装された携帯機器において効果を奏するものである。
(実施の形態2)
図2は、本発明に用いる中間周波数フィルタの種々の形態を示している。なお、実施の形態1と同じものに付いては同符号を付して説明を簡略化している。図2(a)に示す中間周波数フィルタ71は、フィルタ制御端子61から入力される制御電圧でバリキャップダイオード72の容量値を変化させて、その中心周波数を連続的に可変させるものである。
また、この中間周波数フィルタ71のバンド幅は、高周波信号の帯域幅より若干広くしている。そして、フィルタ制御端子61から入力される制御電圧で中心周波数の高い方と低い方に夫々帯域幅の2分の1以上移動させることができる。71aは中間周波数フィルタ71の入力端子であり、71bは出力端子である。この中間周波数フィルタ71はバリキャップダイオード72を用いているので、中心周波数を連続的に可変させることができる。
図2(b)に示す中間周波数フィルタ73は、フィルタ制御端子61から入力される制御電圧で電子スイッチ74の開放・短絡の制御を行っている。即ち、この電子スイッチ74には中間周波数フィルタ73を構成する固定のキャパシタ73c或いは固定のインダクタ73dが接続されており、この電子スイッチ74の開放・短絡で、通過させる中心周波数帯域を切替えるものである。
なお、キャパシタ73c或いはインダクタ73dはパターンでプリント基板上に形成しても良いし、チップ部品を装着して形成しても良い。
また、固定のキャパシタ73c或いは固定のインダクタ73dを用いて、ローパスフィルタ或いはハイパスフィルタの構成としてもよい。
この中間周波数フィルタ73のバンド幅は、高周波信号の帯域幅より若干広くしている。そして、フィルタ制御端子61から入力される制御電圧で中心周波数の高い方或いは低い方に夫々帯域幅以上移動させることができる。73aは中間周波数フィルタ73の入力端子であり、73bは出力端子である。この中間周波数フィルタ73は、固定のキャパシタ或いは固定のインダクタを用いているので、安定した通過帯域を有する中間周波数フィルタ73を得ることができる。
図2(c)に示す中間周波数フィルタ75は、中心周波数が高周波信号の帯域幅以上異なる2個の独立した中間周波数フィルタ76と77とを並列に配し、フィルタ制御端子61から入力される制御電圧で電子スイッチ78aと78bの切替えを共に行い中間周波数フィルタ76と77の何れかを選択するものである。
この中間周波数フィルタ76、77のバンド幅は、高周波信号の帯域幅より若干広くしている。なお、75aは中間周波数フィルタ75の入力端子であり、75bは出力端子である。この中間周波数フィルタ75は、2個の独立した中間周波数フィルタ76、77を用いるので、減衰特性の優れた中間周波数フィルタ75を実現することができる。
図2(c)に示す中間周波数フィルタ75は、中心周波数が高周波信号の帯域幅以上異なる2個の独立した中間周波数フィルタ76と77とを並列に配し、フィルタ制御端子61から入力される制御電圧で電子スイッチ78aと78bの切替えを共に行い中間周波数フィルタ76と77の何れかを選択するものである。
この中間周波数フィルタ76、77のバンド幅は、高周波信号の帯域幅より若干広くしている。なお、75aは中間周波数フィルタ75の入力端子であり、75bは出力端子である。この中間周波数フィルタ75は、2個の独立した中間周波数フィルタ76、77を用いるので、減衰特性の優れた中間周波数フィルタ75を実現することができる。
図2(d)に示す中間周波数フィルタ79は、中心周波数より高いカットオフ周波数を有するハイパスフィルタ79aと中心周波数より低いカットオフ周波数を有するローパスフィルタ79bとを並列に配した並列回路と、この並列回路に直列に接続された高周波信号の帯域幅の2倍以上の帯域幅を有する中間周波数フィルタ79cとを配し、フィルタ制御端子61から入力される制御電圧で電子スイッチ80aと80bの切替えを行い、ハイパスフィルタ79aとローパスフィルタ79bの何れかを選択するものである。
これにより、それぞれ中心周波数の異なる中間周波数フィルタ79を実現できる。この中間周波数フィルタ79のバンド幅は、高周波信号の帯域幅より若干広くしている。なお、80cは中間周波数フィルタ79の入力端子であり、80dは出力端子である。この中間周波数フィルタ79として、例えば中間周波数フィルタ79cにSAWフィルタを用い、ハイパスフィルタ79a、ローパスフィルタ79bには回路素子の少ない回路構成とできる。このように、一つのSAWフィルタと簡単な回路構成で実現できるので、小型で低コストに適している。
なお、中間周波数フィルタ73、75、79では、妨害信号が在る場合のみ切替えを行っている。
(実施の形態3)
図3は、実施の形態3における携帯機器のブロック図である。実施の形態3においては、実施の形態1の受信部51の一例として、テレビ受信機のチューナ51bを用い、妨害信号発生部52の一例として、携帯電話機の送受信部52bを用いて更に具体的に説明している。また、実施の形態3ではバンドパスフィルタ(中間周波数フィルタ)58の出力に第2の混合器と第2のフィルタを接続している点で実施の形態1と相違する。
この相違のために、第2のフィルタによる更なる妨害信号の抑圧が可能になるとともに、出力端子60から出力される周波数は、常に一定にできるという特徴を有するものである。なお、実施の形態1と同じものに付いては同符号を付して説明を簡略化している。
実施の形態3に示す携帯機器は、図3に示すようにテレビ受信機部と携帯電話機部と、この携帯電話機部とテレビ受信機部とを共に制御する制御部53bとから構成されている。
テレビ受信機部は、アンテナ54に接続されたチューナ51bと、このチューナ51bの出力端子60に接続された復調回路部81と、この復調回路部81の出力に接続された信号処理部82と、この信号処理部82の出力に接続された映像表示部83及び音声出力部84とから構成されている。
また、携帯電話機部は、アンテナ85と、このアンテナ85に接続された送受信部52bと、この送受信部52bに接続された信号処理部82と、この信号処理部82に接続された映像表示部83と音声出力部84と音声・データ入力部86とで構成されている。なお、信号処理部82と、映像表示部83と、音声出力部84は、テレビ受信機部と共用している。
チューナ51bの構成は、アンテナ54が接続される入力端子55と、この入力端子55に接続された高周波フィルタ87と、この高周波フィルタ87の出力に接続された高周波増幅器88と、この高周波増幅器88の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には局部発振器57の出力が接続された混合器56と、この混合器56の出力に接続された第1の中間周波数フィルタとしてのバンドパスフィルタ58(中心周波数1200MHzを中心に可変可能、帯域幅は6MHz)と、このバンドパスフィルタ58の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には局部発振器89の出力が接続された混合器90と、この混合器90の出力に接続された第2の中間周波数フィルタとしてのバンドパスフィルタ91(中心周波数は56.5MHzで固定、帯域幅は6MHz)と、このバンドパスフィルタ91の出力が接続された出力端子60と、局部発振器57と89に接続されるとともにPLL制御するPLL回路92と、このPLL回路92に選局データを供給する選局データ入力端子62と、バンドパスフィルタ58に接続されるとともに、その中心周波数を制御するフィルタ制御端子61とから構成されている。
送受信部52bの構成は、アンテナ85に接続される入出力端子93と、この入出力端子93に共通端子が接続されたアンテナスイッチ94と、このアンテナスイッチ94の一方の端子に接続された受信器95と、この受信器95の出力に接続されるとともに信号処理部82に接続される電話用出力端子96と、信号処理部82の出力が接続される電話用入力端子97と、この電話用入力端子97とアンテナスイッチ94の他方の端子との間に接続された送信器98と、制御部53bの出力が接続されるデータ端子64と、このデータ端子64に接続されたPLL回路99と、このPLL回路99でPLL制御されるとともに送信器98と受信器95に接続された局部発振器100とで構成されている。なお、ここで、本実施の形態において局部発振器100は、実施の形態1における妨害発生器63に相当する。
以上のように構成された携帯機器について、以下にその動作を説明する。アンテナ54には、テレビ放送波21が入力される。このテレビ放送波21としては、VHFL帯の90MHz〜108MHzと、VHFH帯の170MHz〜222MHzと、UHF帯の470MHz〜770MHzが入力される。
これらのテレビ放送波21は高周波フィルタ87と高周波増幅器88を通って混合器56で局部発振器57の出力と混合される。このとき、局部発振器57からは、受信希望周波数より高い中間周波数を出力するようにしている。
即ち、本実施の形態における第1の中間周波数を1200MHzに設定している。これは、他の電波との混信が少ないことと、小型化(バンドパスフィルタ58の小型化)等の点で好ましい設定値である。
なお、第1の中間周波数を1200MHzとした場合には、局部発振器57の発振周波数の最低はVHFL帯の90MHzのときであり、その値は1290MHzとなる。また、最高の周波数はUHF帯の770MHzのときであり、その値は1970MHzとなる。
バンドパスフィルタ58には、中間周波数1200MHzに変換された希望周波数(選局周波数)が通過することになる。そして、この希望周波数は混合器90で局部発振器89の出力と混合されて例えば56.5MHzの第2の中間周波数になる。そして、バンドパスフィルタ91を通過する。即ち、選局された全ての周波数は56.5MHzとなって出力されるとともに、妨害波は更にバンドパスフィルタ91で抑圧される。
携帯電話機部の送受信部52bにおいて、PDC800では、940MHz〜958MHzの周波数を用いており、PDC1500では、1429MHz〜1453MHzの周波数を用いている。また、WCDMAでは、1710MHz〜2100MHzの周波数を用いている。更にまた、これらの他の周波数も将来に用いられようとしている。
これらの携帯電話機部の周波数発生源としては、局部発振器100がその中心となる。そして、この局部発振器100はテレビ受信機と同一筐体内に実装されている。従って、チューナ51bにも妨害を与えることが考えられる。この局部発振器100の信号がチューナ51bの第1の中間周波数に侵入するとS/Nが悪化する。また、局部発振器57に侵入するとC/Nが悪化する。いずれにしても、テレビ映像画面の悪化を招くことになる。
このように妨害信号となる局部発振器100の周波数は、制御部53bが管理している。また、局部発振器57の周波数(中間周波数も局部発振器57で決定されるので同様である)も制御部53bが管理している。即ち、制御部53bでは、選局しようとする希望周波数を選んだとき、それを実現するための局部発振器57の周波数と中間周波数も、妨害信号となる局部発振器100も同じ管理下にある。
従って、これらの周波数に近傍の周波数と、送受信部52bの局部発振器100から出力される周波数とを比較することにより、その差が予め定められた範囲内にあるときは、チューナ51bの中間周波数或いは局部発振器57の発振周波数を移動させることにしている。このことにより、送受信部52b内に設けられた局部発振器100から出力される周波数は妨害信号では無くなることになる。
中間周波数の移動は、局部発振器57から出力される周波数を移動させて実現する。また、局部発振器89から出力される周波数も同時に同じ量移動させて、出力端子60から出力される周波数は常に一定にしている。
以下、この点について図4、図5を用いて説明する。図4(a)において、101は、バンドパスフィルタ58の帯域幅(6MHz)であり、102はその中心周波数である。なお、これは第1の中間周波数でもある。
103は、選局された希望信号であり、104は局部発振器100から出力される妨害信号であるとする。このように、妨害信号104がバンドパスフィルタ58の帯域幅101内(特に希望信号103内)にあると、希望信号103に妨害を与えることになる。即ち、S/N性能が劣化する。
そこで、制御部53bでバンドパスフィルタ58の中心周波数102を矢印105の方向に移動させるとともに、希望信号103も同じ周波数だけ矢印105の方向に移動させる。即ち、チューナ51bの局部発振器57の発振周波数を移動させる。
そうすると、図4(b)に示すように、希望信号103は妨害信号104から分離されるとともに、バンドパスフィルタ58の帯域幅101外になり、このバンドパスフィルタ58で妨害信号104のレベルが抑圧される。
なお、この場合、図4(a)に示すように妨害信号104の周波数が中心周波数102より高い場合(等しい場合も含む)には、中心周波数102と希望信号103を共に周波数の低い方向に帯域幅101の2分の1以上移動させる。
逆に、妨害信号104の周波数が中心周波数102より低い場合には、中心周波数102と希望信号103を共に周波数の高い方向に帯域幅101の2分の1以上移動させる。
このことにより、妨害信号104を希望信号103から分離して抑圧することができる。図4(a)において、妨害信号104とバンドパスフィルタ58の中心周波数102との差の周波数106が、図4(b)においては、差の周波数107を大きくできる。なお、横軸108は周波数である。
図5は、バンドパスフィルタ91の出力における妨害信号104と希望信号103の関係である。即ち、この場合においては局部発振器57の発振周波数を移動させ、第1の中間周波数を移動させているので、同じ量だけ局部発振器89の発振周波数も移動させ、第2の中間周波数を元の周波数に戻している。従って、チューナ51bの出力周波数は変わることはなく、56.5MHzとなる。
また、第2の中間周波数フィルタであるバンドパスフィルタ91も固定フィルタで良い。109は、バンドパスフィルタ91の帯域幅(6MHz)である。妨害信号104は、バンドパスフィルタ91の中心周波数102より中心周波数との差111だけ離れて抑圧される様子を示している。
なお、このバンドパスフィルタ91の帯域幅109の両端近傍にトラップフィルタを挿入すると、更なる妨害信号104の抑圧ができる。
(実施の形態4)
図6は、実施の形態4における携帯機器のブロック図である。実施の形態4においては、実施の形態3で用いた可変バンドパスフィルタ58の代わりに、本実施の形態におけるチューナ51cでは固定のバンドパスフィルタ115を用いた点で相違する。即ち、このバンドパスフィルタ115を用いれば、制御部53cで制御する必要は無い。
従って、このバンドパスフィルタ115では妨害信号104は抑圧されない。そのため、この妨害信号104は次にバンドパスフィルタ91で抑圧されることになる。また、実施の形態3と同様、出力端子60から出力される周波数は、常に一定にできるという特徴を有するものである。なお、実施の形態3と同じものに付いては同符号を付して説明を簡略化している。
実施の形態4における携帯機器は、図6に示すようにテレビ受信機部と携帯電話機部と、この携帯電話機部とテレビ受信機部とを共に制御する制御部53cとから構成されている。
図6において、第1の中間周波数フィルタとしてのバンドパスフィルタ115は、混合器56の出力と混合器90の一方の入力との間に設けられている。このバンドパスフィルタ115は固定フィルタであり、制御部53cではバンドパスフィルタ115の中心周波数を制御する必要はない。中心周波数は制御されないのでその代わり帯域幅は希望信号の帯域幅に、局部発振器57の移動幅の2倍以上を加えたものとしている。
以下、その様子を図7、図8を用いて説明する。図7(a)において、116は、バンドパスフィルタ115の帯域幅であり、117はその中心周波数である。また、103は選局された希望信号であり通常はこの希望信号103の中心にバンドパスフィルタ115の中心周波数117が存在する。ここで、104は局部発振器100から出力される妨害信号であるとする。
このように、妨害信号104が希望信号103に近接している場合には、希望信号103を矢印118の方向に移動させる。即ち、チューナ51cの局部発振器57の発振周波数を移動させる。そうすると、図7(b)に示すように、希望信号103は妨害信号104から分離される。このように、局部発振器57の発振周波数を移動させることにより、妨害信号104は希望信号103の帯域外になる。
なお、この場合、図7(a)に示すように妨害信号104がバンドパスフィルタ91の中心周波数117より周波数が高い場合(等しい場合も含む)には、希望信号103を周波数の低い方向に希望信号103の帯域幅の2分の1以上移動させる。逆に、妨害信号104が中心周波数117より周波数が低い場合には、希望信号103を周波数の高い方向に希望信号103の帯域幅の2分の1以上移動させる。
このことにより、希望信号103を妨害信号104から分離することができる。図7(a)において、妨害信号104と中心周波数117との差の周波数119であったものが、図7(b)においては、差の周波数120となっている。なお、横軸121は周波数である。
図8は、バンドパスフィルタ91の出力での妨害信号104と希望信号103の関係である。即ち、妨害信号104がある場合においては局部発振器57の発振周波数を移動させ、第1の中間周波数を移動させているので、同じ量だけ局部発振器89の発振周波数も移動させて、第2の中間周波数を元の周波数に戻している。
従って、チューナ51cの出力端子60から出力される出力周波数は56.5MHzで変わることはない。また、第2の中間周波数フィルタであるバンドパスフィルタ91も固定フィルタで良い。109は、バンドパスフィルタ91の帯域幅である。妨害信号104は、バンドパスフィルタ91の中心周波数117から妨害信号104との差の周波数123だけ離れており、バンドパスフィルタ91の帯域幅109外になる。従って、妨害信号104はこのバンドパスフィルタ91により抑圧される。
また、このバンドパスフィルタ91の帯域幅109の両端近傍にトラップフィルタを挿入すると、更なる妨害信号104の抑圧ができる。
なお、実施の形態3、4において、混合器90から56.5MHzが出力されるものとして説明したが、中心周波数が4MHzとしてもよい。この場合には、後段であるA/Dコンバータへの入力周波数が低くなるので、A/Dコンバータの消費電流が小さくできる。
さらに、実施の形態3、4において、混合器90はダイレクトコンバージョンミキサを用いても良い。この場合には、混合器90の他方の入力される局部発振器89の発振周波数は、混合器90の一方の入力に供給される希望周波数とほぼ同じにする。これにより、混合器90からは、低周波の復調された信号が出力されるので、バンドパスフィルタ91にはローパスフィルタが用いられる。
なお、以上の実施の形態1、3において、例えば、デジタル方式を用いた放送信号であって、そのうちの一部の周波数帯を用いて放送される場合においても同様である。例えば、日本においては、13segを用いたデジタル方式のうちの1segあるいは3segを用いたデジタル音声放送がある。この場合には、バンドパスフィルタ58の帯域幅は、1seg、3segの受信信号の帯域幅であるそれぞれ0.429MHz、1.287MHzを通過させる値とすればよい。
以上、実施の形態1〜4で説明したように、たとえ、局部発振器57の発振周波数近傍に妨害信号104が存在し、或いは、混合器56の出力である第1の中間周波数の近傍に妨害信号104が存在しても、その妨害信号104を抑圧することができる。従って、S/NやC/Nを改善することができる。
また、従来のように、妨害発生器63と受信部51との間を高周波的に分離する仕切板12が不要となり、小型・低価格化が実現できる。
本発明の携帯機器は、受信部の局部発振器や中間周波数の近傍に直接妨害信号が侵入しても、その妨害信号を抑圧することができるので、妨害信号発生源が同一筐体内に設けられた携帯機器に適用することができる。
本発明の実施の形態1における携帯機器のブロック図 (a)は同、実施の形態2における携帯機器に用いるフィルタの第1の例によるブロック図、(b)は同、第2の例によるブロック図、(c)は同、第3の例によるブロック図、(d)は同、第4の例によるブロック図 同、実施の形態3における携帯機器のブロック図 (a)は同、第1の中間周波数と妨害信号の第1の状態図、(b)は同、第2の状態図 同、第2の中間周波数と妨害信号の状態図 同、実施の形態4における携帯機器のブロック図 (a)は同、第1の中間周波数と妨害信号の第1の状態図、(b)は同、第2の状態図 同、第2の中間周波数と妨害信号の状態図 従来の携帯機器のブロック図 (a)は同、受信部の周波数関係図、(b)は同、妨害信号の周波数関係図
符号の説明
51 受信部
52 妨害信号発生部
53 制御部
55 入力端子
56 混合器
57 局部発振器
58 バンドパスフィルタ
60 出力端子
63 妨害発生器

Claims (8)

  1. 高周波信号を受信する受信部と、この受信部に妨害を与える妨害発生器が内蔵された妨害信号発生部と、この妨害信号発生部と前記受信部を共に制御する制御部とが同一筐体内に実装された携帯機器であって、前記受信部は、高周波信号が入力される入力端子と、この入力端子に入力された前記高周波信号が一方の入力に供給されるとともに、他方の入力には第1の局部発振器の出力が接続された第1の混合器と、この第1の混合器の出力が接続された第1の中間周波数フィルタと、この第1の中間周波数フィルタの出力が供給される出力端子とを有し、前記妨害発生器から出力される発振周波数が前記第1の局部発振器の発振周波数或いは前記第1の混合器から出力される中間周波数の帯域内或いはその近傍にある場合においては、前記制御部で前記第1の局部発振器の発振周波数と前記第1の中間周波数フィルタの中心周波数を共に移動させて前記妨害発生器から出力される発振周波数外にする携帯機器。
  2. 妨害発生器の発振周波数が第1の中間周波数フィルタの中心周波数より高い場合には、第1の中間周波数を高周波信号の帯域幅の2分の1以上低くなる方向に移動させ、妨害発生器の発振周波数が第1の中間周波数フィルタの中心周波数より低い場合には、第1の中間周波数を高周波信号の帯域幅の2分の1以上高くなる方向に移動させる請求項1に記載の携帯機器。
  3. 第1の中間周波数フィルタの中心周波数の移動は、バリキャップダイオードの容量変化を用いて中心周波数を移動させる請求項1に記載の携帯機器。
  4. 第1の中間周波数フィルタの中心周波数の移動は、固定インダクタ或いは固定キャパシタを電子的スイッチで短絡或いは開放することにより移動させる請求項1に記載の携帯機器。
  5. 第1の中間周波数フィルタと並列にこの第1の中間周波数フィルタの中心周波数に比べて中心周波数が高周波信号の帯域幅の2分の1以上離れた位置に中心周波数を有する第2の中間周波数フィルタを設け、前記第1の中間周波数フィルタと前記第2の中間周波数フィルタを切り替える請求項1に記載の携帯機器。
  6. 第1の中間周波数フィルタの帯域幅を高周波信号の帯域幅に対して2倍以上とし、前記第1の中間周波数フィルタと出力端子との間には、中心周波数より高いカットオフ周波数を有するハイパスフィルタと中心周波数より低い周波数にカットオフ周波数を有するローパスフィルタとが並列に接続された並列回路を接続し、前記ハイパスフィルタと前記ローパスフィルタを切り替える請求項1に記載の携帯機器。
  7. 第1の中間周波数フィルタの出力と出力端子との間に、前記第1の中間周波数フィルタの出力が一方の入力に接続された第2の混合器と、この第2の混合器の他方の入力に接続された第2の局部発振器とを設け、第1の局部発振器の発振周波数を移動させた分、前記第2の発振周波数も移動させる請求項1に記載の携帯機器。
  8. 第2の混合器の出力と出力端子との間にフィルタを挿入した請求項7に記載の携帯機器。
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