JP2006061375A - 出力システム及びフットスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に無線通信を行うことが可能で、消費電力が削減可能なフットスイッチを有する出力システムを提供する。
【解決手段】出力システム12のフットスイッチ14は、出力信号を送信するフットスイッチ側伝送手段46a,50aと、フットスイッチ側伝送手段46a,50aから送信される出力信号の信号強度を調節する信号強度調節手段54と、を有する。装置本体20は、フットスイッチ側伝送手段46a,50aから送信された出力信号を受信する本体側伝送手段46b,50bと、本体側伝送手段46b,50bの受信状況を検出する受信状況検出手段56と、を有する。本体側伝送手段46b,50bからフットスイッチ側伝送手段46a,50aへと受信状況が送信され、信号強度調節手段54は受信状況に応じて信号強度を調節する。
【選択図】図2

Description

本発明は、出力を行う装置本体に出力信号を送信するフットスイッチ、及び、このようなフットスイッチと装置本体とからなる出力システムに関する。
従来、フットスイッチを操作して装置本体に出力を行わせる出力システムが用いられている。このような出力システムの一例として、特許文献1の超音波手術装置がある。この超音波手術装置は出力を行う装置本体を有し、この装置本体は電気信号を発生する本体部を有する。この本体部には操作者に把持されるハンドピースが接続されており、本体部からハンドピースに内蔵された超音波振動子に電気信号が出力されて超音波周波数帯の機械的振動(超音波振動)に変換される。この超音波振動はハンドピースに接続されているプローブに伝達される。また、ハンドピースは送水吸引装置に接続され、ハンドピース及びプローブに形成されている送水吸引路を介して、プローブの先端部に形成されている開口から送水吸引を行うことが可能となっている。
実際の手術操作の際には、プローブによって超音波振動を増幅伝達し、プローブの先端部の開口から灌流液を供給しつつ肝臓実質等の組織を破砕乳化し、破砕物を灌流液と共に開口から送水吸引路を介して吸引除去する。また、このような超音波手術装置と共に電気メス装置が用いられることがある。この電気メス装置では、電気メスを本体部に接続し、本体部から電気メスに電気信号を出力して電気メスによって止血等の処置を行う。
このような手術装置においては、操作者はハンドピース、電気メス等の処置具を手で把持して操作する。このため、電気メスによって止血を行う場合等、特にピンポイント即ち直感的な出力操作が要求される場合を除いては、本体部から処置具への出力の操作はフットスイッチによって行うことが適切である。特に、出力状態を長時間維持するためにはスイッチを押下しつづけることが必要であるが、手指で押下状態を維持することは人間工学的に負担が大きいため、体重移動により押下状態を維持できるフットスイッチを用いることが好適である。なお、出力種別の切替や送水吸引動作等はフットスイッチに配設されている複数のペダルを選択することにより操作する必要があるため、複数のペダルを略盲目的に区別可能な優れたユーザーインターフェースのデザインが要求されている。
通常、フットスイッチはケーブルを介して装置本体と電気的に接続されており、フットスイッチのペダルの操作状況はケーブルを介して装置本体に伝達される。ここで、手術操作において超音波手術装置や電気メス装置等の複数の出力システムを用いる場合には、夫々に対応して複数のフットスイッチを用いることになる。この場合には、操作者の足元近辺に複数のフットスイッチを置き、手術操作の進行に応じてフットスイッチの配置を順次入れ替えることになる。このため、フットスイッチのケーブルが混線してフットスイッチの配置の入れ替えが困難になったり、ケーブルが装置本体から抜けたりして、手術操作の中断を招来するおそれがある。特に、術者が手術台周辺を移動しつつ手術を続けることが多いアドバンス手技においては、フットスイッチの配置を術者の移動に応じて順次配置する必要が生じやすいため、ケーブルが混線するおそれが高くなる。
このようなケーブルの混線による手術操作の中断を防止する手術装置の一例が、特許文献2に開示されている、特許文献2の手術装置では、フットスイッチのペダルの操作状況を無線通信によって装置本体に伝達している。このフットスイッチでは、電源として蓄電池が用いられている。そして、蓄電池の放電によって手術操作が中断されるのを防止するため、蓄電池の放電の前の適当な時期に警告表示装置によって警告を行い、警告後に蓄電池を予備蓄電池に切り替えて電力の供給を行うようにしている。
特開平5−23347号公報 米国特許6,074,388号明細書
特許文献2の手術装置では、フットスイッチと装置本体との間で無線通信を行っている。確実に無線通信を行うためにはフットスイッチから充分な信号強度の信号を送信する必要があるが、信号強度を必要以上に大きくするとフットスイッチの蓄電池が速く消耗してしまい、フットスイッチの使用可能時間が短くなる。特許文献2の手術装置では予備の蓄電池を用いてフットスイッチの使用可能時間を増大させているが、信号強度を必要以上に大きくすることが防止されているわけではない。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、確実に無線通信を行うことが可能で、消費電力が削減可能なフットスイッチ、及び、このようなフットスイッチを有する出力システムを提供することである。
請求項1の発明は、出力信号を発生する出力信号発生手段、前記出力信号発生手段を作動するペダル、前記出力信号発生手段によって発生された出力信号を送信するフットスイッチ側伝送手段、前記フットスイッチ側伝送手段に電力を供給する蓄電源、並びに、前記フットスイッチ側伝送手段から送信される出力信号の信号強度を調節する信号強度調節手段、を有するフットスイッチと、前記フットスイッチ側伝送手段から送信された出力信号を受信する本体側伝送手段、前記本体側伝送手段によって受信された出力信号に応じて出力を行う出力部、並びに、前記本体側伝送手段の受信状況を検出する受信状況検出手段、を有する装置本体と、を具備し、前記本体側伝送手段は、前記受信状況検出手段によって検出された前記受信状況を送信可能であり、前記フットスイッチ側伝送手段は、前記本体側伝送手段によって送信された前記受信状況を受信可能であり、前記信号強度調節手段は、前記フットスイッチ側伝送手段によって受信された前記受信状況に応じて前記信号強度を調節可能である、ことを特徴とする出力システムである。
そして、本請求項1の発明では、ペダルを押下して出力信号発生手段に出力信号を発生させ、蓄電源によってフットスイッチ側伝送手段に電力を供給してフットスイッチ側伝送手段から出力信号を送信し、本体側伝送手段によって出力信号を受信して出力部によって出力信号に応じて出力を行うと共に、受信状況検出手段によって本体側伝送手段の出力信号の受信状況を検出し、本体側伝送手段から受信状況を送信してフットスイッチ側伝送手段によって受信状況を受信し、信号強度調節手段によって受信状況に応じて出力信号の信号強度を調節する。
請求項2の発明は、前記受信状況検出手段は、前記本体側伝送手段が受信する前記出力信号の信号感度を検出し、前記信号強度調節手段は、前記信号感度が任意水準よりも小さい場合には前記信号強度を増大させる、ことを特徴とする請求項1の出力システムである。
そして、本請求項2の発明では、受信状況検出手段によって本体側伝送手段が受信する出力信号の信号感度を検出し、信号感度が任意水準よりも小さい場合には信号強度を増大させる。
請求項3の発明は、前記出力信号発生手段は、前記信号強度が規定の上限値よりも大きくなった場合には出力信号を停止することを特徴とする請求項2の出力システムである。
そして、本請求項3の発明では、信号強度を増大させる際には、信号強度が規定の上限値よりも大きくなった場合には出力信号を停止する。
請求項4の発明は、前記受信状況検出手段は、前記本体側伝送手段が受信する前記出力信号の信号感度を検出し、前記信号強度調節手段は、前記信号感度が任意水準よりも大きい場合には信号強度を減少させる、ことを特徴とする請求項1の出力システムである。
そして、本請求項4の発明では、受信状況検出手段によって本体側伝送手段が受信する出力信号の信号感度を検出し、信号感度が任意水準よりも大きい場合には信号強度を減少させる。
請求項5の発明は、前記信号強度調節手段は、前記信号強度を規定の下限値よりも減少させないことを特徴とする請求項4の出力システムである。
そして、本請求項5の発明では、信号強度を減少させる際には、信号強度を規定の下限値よりも減少させない。
請求項6の発明は、出力信号を発生する出力信号発生手段と、前記出力信号発生手段を作動するペダルと、前記出力信号発生手段によって発生された出力信号を出力を行う装置本体へと送信する伝送手段と、前記伝送手段に電力を供給する蓄電源と、前記伝送手段から送信される出力信号の信号強度を調節する信号強度調節手段と、を具備し、前記伝送手段は、前記出力信号を受信する前記装置本体から送信される、前記装置本体の出力信号の受信状況を受信可能であり、前記信号強度調節手段は、前記伝送手段によって受信された前記受信状況に応じて前記信号強度を調節可能である、ことを特徴とするフットスイッチである。
そして、本請求項6の発明では、ペダルを押下して出力信号発生手段に出力信号を発生させ、蓄電源によって伝送手段に電力を供給して伝送手段から出力信号を出力を行う装置本体へと送信すると共に、出力信号を受信する装置本体から送信される、装置本体の出力信号の受信状況を伝送手段によって受信し、信号強度調節手段によって受信状況に応じて出力信号の信号強度を調節する。
請求項7の発明は、出力信号を発生する出力信号発生手段、前記出力信号発生手段を作動するペダル、前記出力信号発生手段によって発生された出力信号を送信するフットスイッチ側伝送手段、並びに、前記フットスイッチ側伝送手段に電力を供給する蓄電源、を有するフットスイッチと、前記フットスイッチ側伝送手段から送信された出力信号を受信する本体側伝送手段、並びに、前記本体側伝送手段によって受信された出力信号に応じて出力を行う出力部、を有する装置本体と、を具備し、前記出力信号発生手段は、パルス状の前記出力信号を発生する、ことを特徴とする出力システムである。
そして、本請求項7の発明では、ペダルを押下して出力信号発生手段にパルス状の出力信号を発生させ、蓄電源によってフットスイッチ側伝送手段に電力を供給してフットスイッチ側伝送手段から出力信号を送信し、本体側伝送手段によって出力信号を受信して出力部によって出力信号に応じて出力を行う。
請求項8の発明は、前記出力信号は、出力トリガと出力停止トリガとからなることを特徴とする請求項7の出力システムである。
そして、本請求項8の発明では、出力部は、出力トリガを入力された場合には出力を開始し、出力停止トリガを入力された場合には出力を停止する。
請求項9の発明は、出力信号を発生する出力信号発生手段と、前記出力信号発生手段を作動するペダルと、前記出力信号発生手段によって発生された出力信号を出力を行う装置本体へと送信する伝送手段と、前記伝送手段に電力を供給する蓄電源と、を具備し、前記出力信号発生手段は、パルス状の前記出力信号を発生する、ことを特徴とするフットスイッチである。
そして、本請求項9の発明では、ペダルを押下して出力信号発生手段にパルス状の出力信号を発生させ、蓄電源によって伝送手段に電力を供給して、伝送手段から出力を行う装置本体へと出力信号を送信する。
本発明によれば、フットスイッチと装置本体との間で確実に無線通信を行うことが可能となっていると共に、フットスイッチ及び出力システムの消費電力が削減されている。
以下、本発明の第1実施形態を図1乃至図9を参照して説明する。図1に示されるように、本実施形態では出力システムとして超音波手術システム12を用いている。この超音波手術システム12は、出力操作を行うためのフットスイッチ14を有する。このフットスイッチ14の前面側には、操作者の足によって押下される第1及び第2のペダル16a,16bが配設されている。また、フットスイッチ14の上面には、異常が発生した場合に警告を発する警告告知手段18としてのブザーが配設されている。さらに、フットスイッチ14の背面には、無線通信を行うためのアンテナ19aが配設されている。
超音波手術システム12は、出力を行う装置本体20を有する。この装置本体20は、操作者の手によって操作されるハンドピース22を有する。このハンドピース22は操作者に把持される把持部24を有し、この把持部24の先端部にはシース26が連設されている。このシース26にはプローブ28が挿通され、プローブ28の先端部はシース26から突出しており、プローブ28の基端部は把持部24の内部に配設されている図示しない振動素子に連設されている。また、シース26の先端部には、プローブ28の先端部と協働して処置対象を凝固及び切開するジョー30が配設されている。このジョー30は、把持部24に配設されているハンドル部32の開閉操作に連動し、プローブ28に対して開閉作動される。
また、把持部24の基端部から、駆動信号を図示しない振動素子に伝達するためのケーブル34が延出されている。このケーブル34の基遠端部にはコネクタ36が配設され、このコネクタ36は装置本体20の本体部37の前面のコネクタ接続部38に接続されている。また、本体部37の前面には、ハンドピース22の出力強度を調節するための出力設定部40が配設されている。この出力設定部40には、出力強度を設定するための出力設定スイッチ40aと、設定された出力強度を表示するための表示部40bが並設されている。一方、本体部37の背面には、フットスイッチ14と無線通信を行うためのアンテナ19bが配設されている。
図2を参照し、フットスイッチ14はフットスイッチ側信号(以下、FSW側信号と称する)を装置本体20に送信し、FSW側信号を受信した装置本体20は本体側信号をフットスイッチ14に送信する。ここで、FSW側信号は、識別ID、開閉信号、及び、本体UP指示信号を有する。なお、識別IDと開閉信号とをまとめて信号情報と称する。識別IDはフットスイッチ14を識別するためのものであり、各フットスイッチに固有のIDが付与されている。また、開閉信号は第1あるいは第2のペダル16a,16bの閉状態(押下状態)と開状態(押下解除状態)とに対応し、閉の場合には装置本体20に出力を行わせ、開である場合には装置本体20に出力の停止を行わせるためのものであり、出力信号としての機能を有する。さらに、本体UP指示信号は、フットスイッチ14が装置本体20からの本体側信号を認識することが困難な場合に、装置本体20に本体側信号の信号強度を増大するように指示するものである。
一方、本体側信号は、識別ID、フットスイッチ指示信号(以下、FSW指示信号と称する)、及び、超音波出力停止信号を有する。本体側信号はFSW側信号に応答するものであり、応答しようとするFSW側信号に付与されていた識別IDと同様の識別IDが本体側信号にも付与される。FSW指示信号は、FSWUP指示信号とFSWDOWN指示信号とを総称したものである。FSWUP指示信号は、装置本体20によって受信されるFSW側信号の信号感度が任意水準OL(Optional Level)(例えば、−50dB)よりも小さい場合に、フットスイッチ14にFSW側信号の信号強度を増大するように指示するものである。一方、FSWDOWN指示信号は、装置本体20によって受信されるFSW側信号の信号感度が任意水準OL以上である場合にフットスイッチ14にFSW側信号の信号強度を減少するように指示するものである。さらに、超音波出力停止信号は、FSW側信号の開閉信号が開である場合にフットスイッチ14に返信されるものである。
図2に示されるように、フットスイッチ14の第1及び第2のペダル16a,16bは開閉状態を制御手段42に出力する。開閉状態を入力された制御手段42は出力信号としての開閉信号を発生する。即ち、制御手段42は出力信号を発生する出力信号発生手段としての機能を有する。なお、制御手段42は、開閉信号にそのフットスイッチ固有の識別IDを付与する。
一方、フットスイッチ14は受信器50aによって本体側信号を受信する。この際、本体側信号は、アンテナ19aによって受信され、分波器48aによってFSW側信号から分離される。そして、本体側信号は復調器52aによって復調されて制御手段42に出力される。制御手段42は、本体側信号を認識することが困難な場合には、本体側信号の信号強度を増大させるための本体UP指示信号を発生する。認識可能か否かの判断基準としては、例えば、誤り率が所定の閾値(例えば、0.03%)以下であるか否かで判断する。
制御手段42は、開閉信号、識別ID、及び、本体UP信号からFSW側信号を形成する。このFSW側信号は、変調器44aで適切な周波数に変調され、送信器46aによって送信される。この際、FSW側信号は、分波器48aによって本体側信号から分離されてアンテナ19aから装置本体20へと送信される。
また、本体側信号を入力された制御手段42は、本体側信号のFSW指示信号に応じて信号強度調節手段としての電源管理手段54を制御する。即ち、制御手段42は、FSWUP信号を入力された場合には、電源管理手段54を制御して蓄電源55から送信器46aへと供給される電力を段階的に増大させて、送信器46aから送信されるFSW側信号の信号強度を段階的に増大させる。一方、制御手段42は、FSWDOWN信号を入力された場合には、電源管理手段54を制御して蓄電源55から送信器46aへと供給される電力を段階的に減少させて、送信器46aから送信されるFSW側信号の信号強度を段階的に減少させる。
装置本体20におけるFSW側信号の信号感度が任意水準OLよりも小さい場合にはFSW側信号の信号強度を増大させることとなるが、FSW側信号の信号強度を増大させていき規定の上限値UV(Upper limit Value)以上となった場合には、異常が発生したと判断してFSW側信号を停止する。この場合には、フットスイッチ14の警告告知手段18によって警告を告知する。本実施形態ではブザーを鳴らすことになる。一方、装置本体20におけるFSW側信号の信号感度が任意水準OL以上である場合にはFSW側信号の信号強度を減少させることとなるが、FSW側信号の信号強度を減少させていった場合には規定の下限値(Lower limit Value)以下とならないように信号強度を制御する。これは、一時的に通信状態が良好になっている場合に信号強度を下げすぎて、通常の通信状態になった際に通信が途切れることを防止するためである。
このように、変調器44a、送信器46a、分波器48a、アンテナ19a、受信器50a、復調器52aによって、FSW側信号を送信し、本体側信号を受信するフットスイッチ側伝送手段が形成されている。
ところで、装置本体20は、フットスイッチ14から送信されたFSW側信号を受信器50bによって受信する。この際、FSW側信号は、アンテナ19bに受信されて分波器48bによって本体側信号から分離される。そして、FSW側信号は、復調器52bによって復調されて、本体側制御手段56に出力される。本体側制御手段56には使用が想定されるフットスイッチの識別IDが記録されている。そして、本体側制御手段56は、入力されたFSW側信号の識別IDが、登録されている識別IDに含まれる場合には、以下のような作動を行う。
本体側制御手段56は、FSW側信号の開閉信号が閉である場合には出力を行う。即ち、本体側制御手段56は発振駆動回路58に発振信号を出力し、発振信号を入力された発振駆動回路58はハンドピース22に駆動信号を出力する。駆動信号を入力されたハンドピース22は、電気的信号を機械的振動に変換して超音波振動を発生する。なお、ハンドピース22は、第1のペダル16aが押下されている場合には最高出力強度、第2のペダル16bが押下されている場合には設定出力強度で出力される。最高出力強度は予め設定されており、設定出力強度は装置本体20の出力設定部40によって設定される。このように、本体側制御手段56、発振駆動回路58、及び、ハンドピース22によって装置本体20の出力部が形成されている。
一方、本体側制御手段56は、FSW側信号の開閉信号が開である場合には、出力を停止し、超音波出力停止信号を発生する。そして、本体側制御手段56は、超音波出力停止信号に、FSW側信号に付与されていた識別IDを付与して本体側信号を形成する。
また、本体側制御手段56は、FSW側信号の信号感度が任意水準OLより小さい場合にはFSWUP指示信号を発生し、任意水準OL以上である場合にはFSWDOWN指示信号を発生する。即ち、FSW側信号の受信状況として信号感度が選択されており、本体側制御手段56は受信状況を検出する受信状況検出手段を形成している。そして、本体側制御手段56は、FSWUP指示信号あるいはFSWDOWN指示信号に、FSW側信号に付与されていた識別IDを付与して本体側信号を形成する。
本体側信号は変調器44bで適切な周波数に変調され、送信器46bによって送信される。この際、本体側信号は、分波器48bによってFSW側信号から分離されてアンテナ19bから装置本体20へと送信される。なお、送信器46bから送信される本体側信号の信号強度は、FSW側信号の本体UP指示信号に応じて調節される。即ち、本体側制御手段56は、FSW側信号の本体UP指示信号を入力された場合には、電源回路60を制御して送信器46bへと供給される電力を増大させて、送信器46bから送信される本体側側信号の信号強度を増大させる。
このように、変調器44b、送信器46b、分波器48b、アンテナ19b、受信器50b、復調器52bによって、FSW側信号を受信し、本体側信号を送信する本体側伝送手段が形成されている。この本体側伝送手段とフットスイッチ14のフットスイッチ側伝送手段とは、共通のプロトコルによる信号伝達を行うものとなっている。また、無線信号としては、必要充分かつ他機器に悪影響を与えない範疇(ISM帯域の2.4GHz帯において特定小電力無線局として位置づけられる10mW以下の空中線電力が想定できる)の任意送信電力の無線電波が用いられる。
次に、本実施形態の超音波手術システム12の作用について説明する。まず、図3を参照して、FSW側信号の信号強度の制御の概要について説明する。フットスイッチ14がFSW側信号を信号強度(1)で送信し、装置本体20がFSW側信号を信号感度(1’)で受信したとする。ここで、信号感度(1’)は任意水準OLよりも大きい。この場合には、装置本体20からフットスイッチ14へとFSWDOWN指示信号が送信され、信号強度は信号強度(1)から信号強度(2)へと減少される。信号強度(2)で送信し信号感度(2’)で受信したとすると、信号感度(2’)は任意水準OL以上であるので、信号強度(2)は信号強度(3)へとさらに減少される。信号強度(3)で送信し信号感度(3’)で受信したとすると、信号感度(3’)は任意水準OLよりも小さいので、装置本体20からフットスイッチ14へとFSWUP指示信号が送信され、信号強度は信号強度(3)から信号強度(4)へと増大される。信号強度(4)で送信し信号感度(4’)で受信したとすると、信号感度(4’)は任意水準OL以上であるので信号強度(4)は信号強度(5)へと減少される。以下、信号感度が任意水準OL近傍で上下するように、信号強度が信号強度(6)、信号強度(7)のように制御される。
ここで、信号強度(9)で送信し信号感度(9’)で受信したとする。信号感度(9’)は任意水準OL以上であるので、信号強度は信号強度(9)から信号強度(10)へと減少される。さらに、信号強度(10)から信号強度(11)、信号強度(12)へと信号強度を減少させていっても、信号感度が信号感度(11’)、信号感度(12’)のようにほとんど減少しない場合がある。この場合、信号強度が規定の下限値LVである信号強度(13)まで減少したら、信号強度の減少を停止する。この後、信号感度が信号感度(13’)、信号感度(14’)のように任意水準OL以上であっても、信号強度(14)、信号強度(15)のように信号強度を減少させない。
ここで、信号強度(16)で送信し信号感度(16’)で受信したとする。信号感度(16’)は任意水準OLよりも小さいので、信号強度は信号強度(16)から信号強度(17)へと増大される。さらに、信号強度(17)から信号強度(18)へと信号強度を増大させていっても、信号感度が信号感度(17’)、信号感度(18’)のようにほとんど増加しない場合がある、この場合、信号強度が規定の上限値UVである信号強度(19)に達したら、FSW側信号を停止して、ブザーを鳴らして異常を告知する。
図4乃至図8のフローチャートを参照して、フットスイッチ14と装置本体20との無線通信による作動を説明する。図4を参照し、ステップS1で、フットスイッチ14の第1あるいは第2のペダル16a,16bを操作する。ステップS2で、制御手段42は、第1及び第2のペダル16a,16bの操作状態に応じて開閉信号を発生し、開閉信号をデジタル化する。そして、ステップS3で、制御手段42は、そのフットスイッチ固有の識別IDを開閉信号に付与して、信号情報を生成する。
後述するように、閉でない開閉信号をフットスイッチ14から装置本体20に送信した場合には装置本体20からフットスイッチ14に超音波出力停止信号が返信されるが、ステップS4で、超音波出力停止信号が受信されているか否か判断する。ステップS4で超音波出力停止信号が受信されていると判断した場合には、ステップS5で超音波手術システム12の作動を終了する。一方、ステップS4で超音波出力停止信号が受信されていないと判断した場合にはステップS6に進む。
ステップS6では、装置本体20からの本体側信号を認識するのが困難である場合に、フットスイッチで生成される本体UP指示信号が生成されているか否か判断する。ステップS6で本体UP指示信号が生成されていると判断した場合には、ステップS7で信号情報に本体UP指示信号を加えてFSW側信号を生成する。そして、ステップS9に進む。一方、ステップS6で本体UP指示信号が生成されていないと判断した場合には、ステップS8で信号情報によってFSW側信号を生成する。そして、ステップS9に進む。続いて、ステップS9で、FSW側信号をフットスイッチ14から装置本体20へと送信する(1)。
図7を参照し、ステップS31で、装置本体20によってFSW側信号を受信する。そして、ステップS32で、本体側制御手段56はFSW側信号が認識可能か否か判断する。ステップS32で、FSW側信号が認識可能でないと判断した場合にはステップS33に進む。FSW側信号を認識できない場合にはFSW側信号からフットスイッチ14のIDを認識することができないため、ステップS33で識別IDとして、登録されている全てのフットスイッチの識別IDを選択する。この後、ステップS39に進む。
一方、ステップS32でFSW側信号が認識可能であると判断した場合には、ステップS34に進む。ステップS34では、本体側制御手段56は、FSW側信号から識別ID、開閉信号、及び、本体UP指示信号の認識を試みる。なお、フットスイッチ14によって本体側信号を認識可能であった場合には、本体UP指示信号はFSW側信号に付与されていない。ステップS35では、本体側制御手段56は認識した識別IDが、登録されている識別IDに含まれているか否か判断する。ステップS35で、識別IDが登録されていないと判断した場合には、想定外のフットスイッチ14からFSW側信号が入力されたことになり、ステップS36で装置本体20の作動を終了する。一方、ステップS35で、識別IDが登録されていると判断した場合には、相互認証がなされたと判断され、ステップS37でFSW側信号の信号感度を導出する。続いて、ステップS38で、信号感度が任意水準OLより小さいか否か判断する。ステップS38で信号感度が任意水準OLより小さいと判断した場合には、ステップS39へと進む。
前述したようにステップS32でFSW側信号が認識可能でないと判断した場合、及び、ステップS38でFSW側信号の信号感度が任意水準OLより小さいと判断した場合には、ステップS39に進むことになる。ステップS39では、本体側制御手段56はFSWUP指示信号を生成する。さらに、FSW側信号に付与されていた識別ID、あるいは、FSW側信号の識別IDを認識できなかった場合には登録されている全てのフットスイッチの識別IDをFSWUP指示信号に付与して、本体側信号を生成する。
そして、ステップS40で、認識可能なFSW側信号に本体UP指示信号が含まれているか否か判断する。ステップS40で本体UP指示信号が含まれていないと判断した場合には、ステップS42に進む。一方、ステップS40で本体UP指示信号が含まれていると判断した場合には、ステップS41で本体側制御手段56は電源回路60を操作して送信器46bに供給される電力を増大して本体側信号の信号強度を増大する。そして、ステップS42に進む。続いて、ステップS42で、FSWUP指示信号と識別IDとからなる本体側信号を装置本体20からフットスイッチ14へと送信する(2)。
一方で、ステップS38でFSW側信号の信号感度が任意水準OL以上であると判断した場合には(3)、図8を参照し、ステップS43に進む。ステップS43では、開閉信号が閉であるか否か判断する。ステップS43で開閉信号が閉であると判断した場合には、ステップS44で超音波出力を行う。そして、ステップS45で、本体側制御手段56はFSWDOWN指示信号を生成し、FSW側信号に付与されていた識別IDをFSWDOWN指示信号に付与して本体側信号を生成する。そして、ステップS48に進む。一方、ステップS43で開閉信号が閉でないと判断した場合には、ステップS46で超音波出力を停止する。そして、ステップS47で、本体側制御手段56は超音波出力停止信号を生成し、FSW側信号に付与されていた識別IDを超音波出力停止信号に付与して本体側信号を生成する。そして、ステップS48に進む。
続いて、ステップS48で、FSW側信号に本体UP指示信号が含まれているか否か判断する。ステップS48で本体UP指示信号が含まれていないと判断した場合には、ステップS50に進む。一方、ステップS48で本体UP指示信号が含まれていると判断した場合には、ステップS41(図7参照)と同様に、ステップS49で本体側制御手段56は本体側信号の信号強度を増大し、ステップS50に進む。続いて、ステップS50で、FSWDOWN指示信号と識別IDとからなる本体側信号、あるいは、超音波出力停止信号と識別IDとからなる本体側信号を装置本体20からフットスイッチ14へと送信する(4)。
図7を参照し、ステップS32で装置本体20によりFSW側信号が認識可能でないと判断した場合、又は、ステップS38でFSW側信号の信号感度が任意水準OLより小さいと判断した場合には、FSWUP指示信号と識別IDとからなる本体側信号が装置本体20からフットスイッチ14へと送信される(2)。
この場合には、図5を参照し、ステップS10で、制御手段42は本体側信号が認識可能か否か判断する。ステップS10で本体側信号が認識可能でないと判断した場合には、ステップS11で制御手段42は本体UP指示信号を生成する。この後(5)、図4を参照し、ステップS4に戻ることとなる。この場合には、ステップS4、ステップS6、ステップS7、ステップS9と進み、信号情報と本体UP指示信号によってFSW側信号が形成されることとなる。
一方、再び図5を参照し、ステップS10で本体側信号が認識可能であると判断した場合にはステップS12に進む。ステップS12で、制御手段42は本体側信号に付与されている識別IDに自身の識別IDが含まれているか否か判断する。ステップS12で識別IDが含まれていないと判断した場合には、本体側信号はそのフットスイッチ14への送信を意図したものではないので、ステップS13でフットスイッチ14の作動を終了する。ステップS12で識別IDが含まれていると判断した場合には、相互認証がなされたと判断され、ステップS14に進む。
ステップS14では、FSW側信号の信号強度が規定の上限値UVよりも小さいか否か判断する。ステップS14で上限値UVよりも小さくないと判断した場合には、FSW側信号の信号強度をそれ以上大きくせず、ステップS15で制御手段42は異常信号を生成する。そして、ステップS16でブザーを鳴らして異常を告知する。
一方、ステップS14で上限値UVよりも小さいと判断した場合には、ステップS17に進む。ステップS17では、制御手段42は、受信した本体側信号のFSWUP指示信号に基づき、電源管理手段54を制御して蓄電源55から送信器46aへと供給される電力を増大させて、送信器46aから送信されるFSW側信号の信号強度を増大させる。この後(5)、図4を参照し、ステップS4に戻ることとなる。この場合には、ステップS4、ステップS6、ステップS8、ステップS9と進み、信号情報によってFSW側信号が形成されることとなる。
図7を参照し、ステップS32で装置本体20によりFSW側信号が認識可能であると判断され、ステップS38でFSW側信号の信号感度が任意水準OLより大きいと判断した場合には(3)、図8を参照し、ステップS45におけるFSWDOWN指示信号と識別IDからなる本体側信号(ステップS45)、あるいは、超音波出力停止信号と識別IDとからなる本体側信号(ステップS47)が装置本体20からフットスイッチ14へと送信される(4)。
この場合には、図6を参照し、ステップS18へと進むことになる。ステップS18、ステップS19では、本体側信号が認識可能か否か判断し、本体側信号が認識可能でないと判断した場合には、本体UP指示信号を生成する。この後(5)、図4を参照し、ステップS4に戻る。そして、ステップS6、ステップS7、ステップS9と進み、信号情報と本体UP指示信号とによってFSW側信号が形成される。
一方、再び図6を参照し、ステップS18で本体側信号が認識可能であると判断した場合にはステップS20に進む。ステップS20、ステップS21では、本体側信号の識別IDに自身の識別IDが含まれているか否か判断し、識別IDが含まれていないと判断した場合には、フットスイッチ14の作動を終了する。識別IDが含まれていると判断した場合には、相互認証がなされたと判断され、ステップS22に進む。
ステップS22では、本体側信号にFSWDOWN指示信号が含まれているか否か判断する。ステップS22で本体側信号にFSWDOWN指示信号ではなく超音波出力停止信号が含まれていると判断した場合には(5)、図4を参照し、ステップS4に戻る。そして、ステップS4からステップS5に進んで超音波手術システム12の作動を停止する。
さらに、図6を参照し、ステップS22でFSWDOWN指示信号が含まれていると判断した場合には、ステップS23へと進む。ステップS23では、FSW側信号の信号強度が規定の下限値よりも大きいか否か判断する。ステップS23で下限値よりも大きいと判断した場合には、ステップS24で、制御手段42は、受信した本体側信号のFSWDOWN指示信号に基づき、電源管理手段54を制御して蓄電源55から送信器46aへと供給される電力を減少させて、送信器46aから送信されるFSW側信号の信号強度を減少させる。ステップS24でFSW側信号の信号強度を減少させた後(5)、あるいは、ステップS23で下限値以下であると判断した場合には(5)、図4を参照し、ステップS4に戻る。そして、ステップS6、ステップS8、ステップS9と進み、信号情報によってFSW側信号が形成される。
従って、本実施形態の超音波手術システム12は次の効果を奏する。装置本体20の本体側制御手段56は、フットスイッチ14からのFSW側信号を受信して、信号感度を検出している。そして、本体側制御手段56は、検出された信号感度に応じてFSW指示信号を生成し、装置本体20からフットスイッチ14へと送信している。フットスイッチ14の制御手段42は、受信したFSW指示信号に応じて電源管理手段54を作動して送信器46aに供給される電力を調節し、FSW側信号の信号強度を制御している。このような、信号感度に応じて信号強度の制御を行う出力システムにおいては、フットスイッチ14と装置本体20との間の無線通信を確実に行うと共にフットスイッチ14の消費電力を削減するような、FSW側信号の信号強度の調節を行うことが可能となる。
また、信号感度が任意水準OLよりも小さい場合には本体側制御手段56はFSWUP指示信号を生成し、フットスイッチ側信号の信号強度を増大させている。このように、信号感度が小さい場合にのみ信号強度を増大させており、不必要に信号強度を増大させてフットスイッチ14の電力を浪費することが回避されている。
そして、信号強度が規定の上限値UV以上になった場合には、FSW側信号を停止してブザーを鳴らして異常を告知している。このため、何らかの異常により無線通信が妨げられた場合に、FSW側信号の信号強度を必要以上に増大して送信することが回避されており、フットスイッチ14の電力の浪費が防止されている。
さらに、信号感度が任意水準OLよりも大きい場合には本体側制御手段56はFSWDOWN指示信号を生成し、フットスイッチ側信号の信号強度を減少させている。このように、信号感度が必要以上に大きい場合には信号強度を減少させており、無線通信の確実性を担保しつつフットスイッチ14の消費電力を削減することが可能となっている。
加えて、信号強度が規定の下限値以下とならないように、フットスイッチ側信号の信号強度を制御している。このため、一時的に通信状況が良好になっている場合に信号強度を下げすぎて、通常の通信状況になった際に通信が途切れることが防止され、無線通信を一層確実に行うことが可能となっている。
図9乃至図15は、本発明の第2実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態のフットスイッチ14では、開閉信号に代わって、パルス状の出力トリガと出力停止トリガとを用いている。即ち、フットスイッチ14から開閉状態を入力されている制御手段42は、開状態から閉状態へ移行した場合には出力停止トリガをクリアすると共に出力トリガを生成し、閉状態から開状態へ移行した場合には出力トリガをクリアすると共に出力停止トリガを生成する。そして、FSW側信号は、識別ID、出力トリガあるいは出力停止トリガ、及び、本体UP指示信号を有することとなる。
また、本実施形態の装置本体20は、出力トリガを供給されている場合に出力を行う。一方、装置本体20は、出力停止トリガを供給された場合には、出力を停止し、超音波出力停止トリガを生成する。この超音波出力停止トリガは本体側信号に含まれることとなる。
そして、装置本体20は、出力トリガが供給された後、出力トリガも出力停止トリガも供給されない場合には、この時間を信号喪失時間として積算していく。そして、装置本体20は、信号喪失時間が規定時間以上になった場合には出力を停止して、超音波出力停止トリガを生成する。一方、装置本体20は、信号喪失時間が規定時間よりも短い場合には、一時的に通信状況が不良になったと判断してそのまま出力を継続する。本実施形態では、規定時間をパルスの時間間隔によって除した規定回数を用いる。そして、本来受信されるべきであったが受信されなかった喪失パルス数をカウントして、このカウントが規定回数よりも大きいか否か判断することにより、信号喪失時間が規定時間よりも大きいか否か判断する。
なお、装置本体20の信号感度の任意水準OLとしては、任意上限水準OUL(Optional Upper limit Level)と任意下限水準OLL(Optional Lower limit Level)とを用いている。即ち、信号感度が任意上限水準OULよりも大きい場合には、本体側制御手段56はFSWDOWN指示信号を生成する。一方、信号感度が任意下限水準OLLよりも小さい場合には、本体側制御手段56はFSWUP指示信号を生成する。そして、信号感度が任意上限水準OULと任意下限水準OLLとの間の適正信号感度帯にある場合には、FSW指示信号を生成しない。
次に、本実施形態の超音波手術システム12の作用について説明する。まず、図9及び図10を参照して、出力制御の概要について説明する。フットスイッチ14を押下すると(図9(A)参照)、出力トリガが時間間隔Δtで生成される。そして、フットスイッチ14から装置本体20へと出力トリガが送信され、図9(B)に示されるように装置本体20によって出力トリガが受信される。信号感度が信号感度(1’)のように適正信号感度帯の下限である任意下限水準OLLよりも小さい場合には、装置本体20からフットスイッチ14へとFSWUP指示信号が送信される。この結果、次に送信されるFSW側信号の信号強度が増大され、信号感度が信号感度(2’)のように増大すると考えられる。
信号感度が信号感度(2’)のように適正信号感度帯の下限である任意下限水準OLLよりも大きくなった場合には、図9(D)に示されるように、装置本体20により超音波出力が行われる。また、図9(B)に示されるように、信号感度が信号感度(2’)のように適正信号感度帯の上限である任意上限水準OULよりも大きくなった場合には、装置本体20からフットスイッチ14へとFSWDOWN指示信号が送信される。この結果、次に送信されるFSW側信号の信号強度が減少され、信号感度が信号感度(3’)のように減少すると考えられる。信号感度が信号感度(3’)のように適正信号感度帯にある場合には、FSW指示信号は生成されず、信号強度は維持される。装置本体20は、出力トリガが供給されている場合には出力を継続する。
図9(A)に示されるようにフットスイッチ14の押下を解除すると、フットスイッチ14から装置本体20へと出力停止トリガが送信される。そして、図9(C)に示されるように、装置本体20によって出力停止トリガが受信される。装置本体20は、出力停止トリガを供給された場合には、図9(D)に示されるように出力を停止する。
また、図10(A)に示されるように、装置本体20には、(7’)、(8’)、(9’)のように喪失パルスが生じる場合がある。図10(A)では、喪失時間は3Δtである。装置本体20は、喪失パルス数が規定回数よりも少ない場合には、図10(B)に示されるように出力を継続する。図10(B)では、規定回数は3よりも大きく、対応する規定時間は3Δtよりも大きい。一方、喪失パルス数が規定回数以上である場合には、図10(C)に示されるように出力を停止する。図10(B)では、規定回数は3であり、対応する規定時間は3Δtである。
図11乃至図15のフローチャートを参照して、フットスイッチ14と装置本体20との無線通信による作動を説明する。図11を参照し、ステップS51で、フットスイッチ14の第1あるいは第2のペダル16a,16bを押下する。ステップS52で、制御手段42は入力された開閉状態をデジタル化する。そして、制御手段42は、ステップS53で出力停止トリガをクリアし、ステップS54で出力トリガを生成する。
後述するように、出力停止トリガをフットスイッチ14から装置本体20に送信した場合、又は、装置本体20で喪失パルス数のカウンタが規定回数以上となった場合には、装置本体20からフットスイッチ14に超音波出力停止トリガが送信されるが、ステップS55で、超音波出力停止トリガが受信されているか否か判断する。ステップS55で超音波出力停止トリガが受信されていると判断した場合には、ステップS56で出力トリガ及び出力停止トリガをクリアする。そして、ステップS57で超音波手術システム12の作動を終了する。一方、ステップS55で超音波出力停止トリガが受信されていないと判断した場合にはステップS58に進む。
ステップS58では、第1あるいは第2のペダル16a,16bの押下が解除されたか否か判断する。ステップS58で押下が解除されたと判断した場合には、ステップS59に進む。ステップS59では、制御手段42は、出力停止トリガを生成し、出力停止トリガに識別IDを付与してFSW側信号を形成し、ステップS63に進む。一方、ステップS58で押下が解除されていない判断した場合には、ステップS60に進む。
ステップS60では、フットスイッチ14により装置本体20からの本体側信号を認識可能でない場合に、フットスイッチで生成される本体UP指示信号が生成されているか否か判断する。ステップS60で本体UP指示信号が生成されていると判断した場合には、ステップS61で出力トリガに識別ID及び本体UP指示信号を加えてFSW側信号を生成し、ステップS63に進む。一方、ステップS60で本体UP指示信号が生成されていないと判断した場合には、ステップS62で出力トリガに識別IDを付与してFSW側信号を生成し、ステップS63に進む。続いて、ステップS63で、FSW側信号をフットスイッチ14から装置本体20へと送信する(10)。
図14を参照し、ステップS81で、装置本体20によってFSW側信号を受信する。そして、ステップS82で、本体側制御手段56は、FSW側信号から識別ID、出力トリガあるいは出力停止トリガ、本体UP指示信号の認識を試みる。そして、ステップS83では、本体側制御手段56は認識した識別IDが、登録されている識別IDに含まれているか否か判断する。ステップS83で、識別IDが登録されていないと判断した場合には、ステップS84で装置本体20の作動を終了する。一方、ステップS83で、識別IDが登録されていると判断した場合には、ステップS85でFSW側信号の信号感度を導出する。
続いて、ステップS86で、信号感度が任意下限水準OLLより小さいか否か判断する。ステップS86で信号感度が任意下限水準OLLより小さいと判断した場合には、ステップS87へと進む。
ステップS87で、本体側制御手段56はトリガが受信されているか否か判断する。ステップS87で、トリガが受信されていないと判断した場合には、ステップS88で喪失パルス数のカウンタを1だけ加算する。ステップS89で、カウンタが規定回数よりも大きいか否か判断する。ステップS89でカウンタが規定回数以下であると判断した場合にはステップS81に戻る。通信不良が継続している場合には、ステップS81からステップS89が繰り返されてカウンタが順次加算される。そして、ステップS89でカウンタが規定回数よりも大きいと判断した場合には、ステップS90で本体側制御手段56は超音波出力を停止する。そして、ステップS91で、超音波出力停止トリガを生成し、超音波出力停止トリガに識別IDを付与して本体側信号を形成し、ステップS93に進む。
一方、ステップS87で、トリガが受信されていると判断した場合には、ステップS92に進む。そして、ステップS92で、制御手段42はFSWUP指示信号に識別IDを付与して本体側信号を形成し、ステップS93に進む。
そして、ステップS93で、FSW側信号に本体UP指示信号が含まれているか否か判断する。ステップS93で本体UP指示信号が含まれていないと判断した場合には、ステップS95に進む。ステップS93で本体UP指示信号が含まれていると判断した場合には、ステップS94で本体側信号の信号強度を増大し、ステップS95に進む。続いて、ステップS95では、超音波出力停止トリガと識別IDとを有する本体側信号(ステップS91)、あるいは、FSWUP指示信号と識別IDとを有する本体側信号(ステップS92)を装置本体20からフットスイッチ14に送信する(11)。
ところで、ステップS86で信号感度が任意下限水準OLL以上であると判断した場合には(12)、図15を参照し、ステップS96へと進む。ステップS96では、FSW側信号に出力停止トリガが含まれているか否か判断する。ステップS96で出力停止トリガが含まれてないと判断した場合には、ステップS97で超音波出力を行い、ステップS98に進む。ステップS98では、信号感度が任意上限水準OULよりも大きいか否か判断する。ステップS98で信号感度が任意上限水準OULよりも大きいと判断した場合にはステップS99へと進む。ステップS99では、FSWDOWN信号に識別IDを付与して本体側信号を形成し、ステップS105に進む。一方、ステップS98で信号感度が任意上限水準OUL以下であると判断した場合にはステップS100へと進む。ステップS100では、識別IDによって本体側信号を形成し、ステップS105に進む。
一方で、ステップS96でFSW側信号に出力停止トリガが含まれていると判断した場合には、ステップS101、ステップS102で超音波出力を停止し、超音波出力停止トリガに識別IDを付与して本体側信号を形成する。そして、ステップS105に進む。
ステップS105、ステップS106では、FSW側信号に本体UP指示信号が含まれていると判断した場合には本体側信号の信号強度を増大する。そして、ステップS107で、FSWDOWN指示信号と識別IDとを有する本体側信号(ステップS99)、識別IDのみを有する本体側信号(ステップS100)、あるいは、超音波出力停止トリガと識別IDとを有する本体側信号(ステップS101)を装置本体20からフットスイッチ14に送信する(13)。
図14を参照し、ステップS86で装置本体20により信号感度が任意下限水準OLL以下であると判断した場合には、ステップS92によるFSWUP指示信号と識別IDとを有する本体側信号(ステップS92)、あるいは、超音波出力停止トリガと識別IDとを有する本体側信号(ステップS91)が装置本体20からフットスイッチ14に送信される(11)。
図12を参照し、この後のステップS64からステップS72までのフローは、第1実施形態のステップS10からステップS17までのフローとほぼ同様である。即ち、ステップS64で本体側信号が認識可能でないと判断した後(14)、図11を参照し、ステップS14に戻る。そして、ステップS55からステップS58へと進んでフローを繰り返す。
一方、図12を参照し、ステップS64で本体側信号が認識可能であると判断した後、ステップS68に進む。ステップS68で、本体側信号にFSWUP信号が含まれるか否か判断する。ステップS68でFSWUP信号でなく超音波出力停止トリガが含まれると判断した後(14)、図11を参照し、ステップS55に戻る。そして、ステップS55からステップS56、ステップS57へと進み、超音波手術装置の作動を終了する。
さらに、図12を参照し、ステップS68でFSWUP信号が含まれると判断した場合には、可能な場合にはステップS72でFSW側信号の強度を増大した後(14)、図11を参照し、ステップS55に戻る。そして、ステップS55からステップS58へと進んでフローを繰り返す。
図14を参照し、ステップS86で装置本体20において信号感度が任意下限水準OLLより大きいと判断した場合には(12)、図15を参照し、FSWDOWN指示信号と識別IDとを有する本体側信号(ステップS99)、識別IDのみを有する本体側信号(ステップS100)、あるいは、超音波出力停止トリガと識別IDとを有する本体側信号(ステップS102)が、装置本体20からフットスイッチ14に送信される(13)。
図13を参照し、この後のステップS73からステップS79までのフローは、第1実施形態のステップS18からステップS24のフローと同様である。即ち、ステップS73で本体側信号が認識可能でないと判断した後(14)、図11を参照し、ステップS14に戻る。そして、ステップS55からステップS58へと進んでフローを繰り返す。
一方、図13を参照し、ステップS73で本体側信号が認識可能であると判断した後、ステップS77に進む。ステップS77で、本体側信号にFSWDOWN信号が含まれているか否か判断する。ステップS77で本体側信号にFSWDOWN信号が含まれていないと判断した後(14)、図11を参照し、ステップ55に戻る。この後、本体側信号が識別IDのみを有した場合には、ステップS55からステップS58へと進んでフローを繰り返す。また、本体側信号が超音波波出力停止トリガと識別IDとを有した場合には、ステップS55からステップS56、ステップS57へと進み、超音波手術装置の作動を終了する。
さらに、図13を参照し、ステップS77で本体側信号にFSWDOWN信号が含まれていると判断した場合には、可能な場合にはステップS79でFSW側信号の強度を減少した後(14)、図11を参照し、ステップS55に戻る。そして、ステップS55からステップS58へと進んでフローを繰り返す。
従って、本実施形態の超音波手術システム12は次の効果を奏する。装置本体20からフットスイッチ14に送信される信号は、パルス状の信号となっている。このため、連続的な信号を装置本体20からフットスイッチ14に送信する場合に比べてフットスイッチ14で消費される電力が削減されている。
また、装置本体20では、出力トリガを受信している際に出力トリガが喪失された場合であっても、信号喪失時間が規定時間内である場合には出力を継続するようになっている。このため、通信状態の極めて短時間の悪化によって出力が中断されることが防止されており、超音波手術システム12の操作性が向上されている。
上述した実施形態では、出力システムとして超音波手術システムを用いているが、本発明は無線式のフットスイッチを用いるあらゆる出力システムに適用することが可能である。例えば、軟性鏡、硬性鏡等の画像機器を用いた出力システムでは、フットスイッチを操作して、フリーズ、記録、GAIN調整、倍率調整、又は、画像回転等を行う。このようなシステムのフットスイッチにおいても、上述したフットスイッチを用いることが可能である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 生体組織を処置可能に設けられた処置具と、ペダルを踏み込むことで出力信号を出力可能となるように設けられた出力信号発生手段と、前記出力発生手段により発生された前記出力信号を送信可能となるように設けられた送信手段と、前記出力信号発生手段と前記送信手段に電力を供給可能となるように設けられた蓄電部と、を備えたフットスイッチと、前記送信手段によって送信された前記出力信号を受信可能となるように設けられた受信手段と、前記受信手段の受信結果に応じて、前記処置具を制御する処置具制御手段と、を備えた装置本体と、前記装置本体に設けられ、前記受信手段での受信状況を判断して、前記出力信号の出力量を指示する受信状況診断部と、前記フットスイッチに設けられ、前記受信状況診断部の前記指示に応じて、前記送信手段の出力を制御する出力制御手段と、を具備することを特徴とする手術システム。
(付記項2) 蓄電源、電源管理手段、制御手段、伝送手段を有し、該伝送手段に供給する電力量を該電源管理手段により多段制御することで信号強度を変化させることを特徴とする手術用フットスイッチ。
(付記項3) 蓄電源、電源管理手段、制御手段、伝送手段を有し、該制御手段からの出力信号強度を出力状態が変化するタイミングで変化させる事を特徴とする手術用フットスイッチ。
(付記項4) 該伝送手段による信号送信に際し、被制御装置とのハンドシェイクが不安定である時、該電源管理手段から該伝送手段に供給する電力量を増加させることを特徴とする、付記項2に記載の手術用フットスイッチ。
(付記項5) 該伝送手段による信号送信に際し、待機状態が任意時間以上経過した後は、該伝送手段に対し電源管理手段により供給する電力量を一時的に減少させることを特徴とする、付記項2に記載の手術用フットスイッチ。
(付記項6) 該伝送手段による信号送信に際し、信号品質が任意に設定された規準値を超える信号品質(S/N)が確保されているとき、伝送手段に供給する電力量を電源管理手段により規準値付近まで減少させることを特徴とする、付記項2に記載の手術用フットスイッチ。
(付記項7) 前記信号送信に際し、被制御装置から出されるハンドシェイク信号を受信するまでは、制御手段の状態変化を示す信号送信を繰り返し行う事を特徴とする、付記項3に記載の手術用フットスイッチ。
(付記項8) 前記ハンドシェイク信号は、送信対象を特定する為の固有情報を鍵の一部とするパリティチェック信号を混入させるとともに、受信側で信号を復元する事で他信号との混信を防止する事を特徴とする、付記項3に記載の手術用フットスイッチ。
本発明は、確実に無線通信を行うことが可能で、消費電力が削減可能な、出力を行う装置本体に出力信号を送信するフットスイッチ、及び、このようなフットスイッチを有する出力システムを提供する。
本発明の第1実施形態の超音波手術システムを示す斜視図。 本発明の第1実施形態の超音波手術システムを示すブロック図。 本発明の第1実施形態の超音波手術システムにおける、フットスイッチから装置本体に送信されるフットスイッチ側信号の信号強度、及び、装置本体によるフットスイッチ側信号の信号感度を示す図。 本発明の第1実施形態の超音波手術システムのフットスイッチ側の第1のフローチャートを示す図。 本発明の第1実施形態の超音波手術システムのフットスイッチ側の第2のフローチャートを示す図。 本発明の第1実施形態の超音波手術システムのフットスイッチ側の第3のフローチャートを示す図。 本発明の第1実施形態の超音波手術システムの装置本体側の第1のフローチャートを示す図。 本発明の第1実施形態の超音波手術システムの装置本体側の第2のフローチャートを示す図。 (A)は本発明の第2実施形態の超音波手術システムにおけるフットスイッチのペダルの操作を示す図、(B)は同実施形態の装置本体によるフットスイッチ側信号の出力トリガの信号感度を示す図、(C)は同実施形態の装置本体によるフットスイッチ側信号の出力停止トリガの信号感度を示す図、(D)は装置本体による超音波出力を示す図。 (A)は本発明の第2実施形態の超音波手術システムの装置本体によるフットスイッチ側信号の出力トリガの信号感度を示す図、(B)は信号喪失時間が規定時間よりも短い場合の装置本体による超音波出力を示す図、(C)は信号喪失時間が規定時間よりも長い場合の装置本体による超音波出力を示す図。 本発明の第2実施形態の超音波手術システムのフットスイッチ側の第1のフローチャートを示す図。 本発明の第2実施形態の超音波手術システムのフットスイッチ側の第2のフローチャートを示す図。 本発明の第2実施形態の超音波手術システムのフットスイッチ側の第3のフローチャートを示す図。 本発明の第2実施形態の超音波手術システムの装置本体側の第1のフローチャートを示す図。 本発明の第2実施形態の超音波手術システムの装置本体側の第2のフローチャートを示す図。
符号の説明
12…出力システム、14…フットスイッチ、16a,16b…ペダル、19a,44a,46a,48a,50a,52a…フットスイッチ側伝送手段、19b,44b,46b,48b,50b,52b…本体側伝送手段、20…装置本体、22,56,58…出力部、42…出力信号発生手段、54…信号強度調節手段、55…蓄電源、56…受信状況検出手段。

Claims (9)

  1. 出力信号を発生する出力信号発生手段、
    前記出力信号発生手段を作動するペダル、
    前記出力信号発生手段によって発生された出力信号を送信するフットスイッチ側伝送手段、
    前記フットスイッチ側伝送手段に電力を供給する蓄電源、並びに、
    前記フットスイッチ側伝送手段から送信される出力信号の信号強度を調節する信号強度調節手段、を有するフットスイッチと、
    前記フットスイッチ側伝送手段から送信された出力信号を受信する本体側伝送手段、
    前記本体側伝送手段によって受信された出力信号に応じて出力を行う出力部、並びに、
    前記本体側伝送手段の受信状況を検出する受信状況検出手段、を有する装置本体と、を具備し、
    前記本体側伝送手段は、前記受信状況検出手段によって検出された前記受信状況を送信可能であり、
    前記フットスイッチ側伝送手段は、前記本体側伝送手段によって送信された前記受信状況を受信可能であり、
    前記信号強度調節手段は、前記フットスイッチ側伝送手段によって受信された前記受信状況に応じて前記信号強度を調節可能である、
    ことを特徴とする出力システム。
  2. 前記受信状況検出手段は、前記本体側伝送手段が受信する前記出力信号の信号感度を検出し、
    前記信号強度調節手段は、前記信号感度が任意水準よりも小さい場合には前記信号強度を増大させる、
    ことを特徴とする請求項1の出力システム。
  3. 前記出力信号発生手段は、前記信号強度が規定の上限値よりも大きくなった場合には出力信号を停止することを特徴とする請求項2の出力システム。
  4. 前記受信状況検出手段は、前記本体側伝送手段が受信する前記出力信号の信号感度を検出し、
    前記信号強度調節手段は、前記信号感度が任意水準よりも大きい場合には信号強度を減少させる、
    ことを特徴とする請求項1の出力システム。
  5. 前記信号強度調節手段は、前記信号強度を規定の下限値よりも減少させないことを特徴とする請求項4の出力システム。
  6. 出力信号を発生する出力信号発生手段と、
    前記出力信号発生手段を作動するペダルと、
    前記出力信号発生手段によって発生された出力信号を出力を行う装置本体へと送信する伝送手段と、
    前記伝送手段に電力を供給する蓄電源と、
    前記伝送手段から送信される出力信号の信号強度を調節する信号強度調節手段と、を具備し、
    前記伝送手段は、前記出力信号を受信する前記装置本体から送信される、前記装置本体の出力信号の受信状況を受信可能であり、
    前記信号強度調節手段は、前記伝送手段によって受信された前記受信状況に応じて前記信号強度を調節可能である、
    ことを特徴とするフットスイッチ。
  7. 出力信号を発生する出力信号発生手段、
    前記出力信号発生手段を作動するペダル、
    前記出力信号発生手段によって発生された出力信号を送信するフットスイッチ側伝送手段、並びに、
    前記フットスイッチ側伝送手段に電力を供給する蓄電源、を有するフットスイッチと、
    前記フットスイッチ側伝送手段から送信された出力信号を受信する本体側伝送手段、並びに、
    前記本体側伝送手段によって受信された出力信号に応じて出力を行う出力部、を有する装置本体と、を具備し、
    前記出力信号発生手段は、パルス状の前記出力信号を発生する、
    ことを特徴とする出力システム。
  8. 前記出力信号は、出力トリガと出力停止トリガとからなることを特徴とする請求項7の出力システム。
  9. 出力信号を発生する出力信号発生手段と、
    前記出力信号発生手段を作動するペダルと、
    前記出力信号発生手段によって発生された出力信号を出力を行う装置本体へと送信する伝送手段と、
    前記伝送手段に電力を供給する蓄電源と、を具備し、
    前記出力信号発生手段は、パルス状の前記出力信号を発生する、
    ことを特徴とするフットスイッチ。
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